在日ベトナム人

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在日ベトナム人
Người Việt tại Nhật Bản
ベトナムの旗日本の旗
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Prof. Tran Van Tho in Tet Festival 2008 in Tokyo.jpg
総人口
448,053人
(2020年12月末現在、出入国在留管理庁調べ)[1]
居住地域
関東地方愛知県大阪府兵庫県他全国各地
言語
ベトナム語日本語
宗教
主に仏教キリスト教カトリック教会[2]

在日ベトナム人(ざいにちベトナムじん、ベトナム語: Người Việt tại Nhật Bản/𠊛越在日本)は、日本に一定期間在住するベトナム国籍の人々である。

日本に帰化や亡命した人およびその子孫で日本国籍を取得した者のことを、ベトナム系日本人(ベトナムけいにほんじん)と言う。

概要[編集]

日本国出入国在留管理庁によれば、2020年の時点で448,053人のベトナム人が日本に合法滞在している。同年における日本の外国人では、中国国籍の778,112人に次いで2番目に多い[3]

毎年増加しており、特に近年では在日外国人の中でも最も多い増加数を示している。また、ベトナム戦争でのインドシナ難民の子の2世や日本国籍の取得者を含めると、さらに多い人数となる。

歴史的には19世紀末から20世紀初頭の東遊運動によりベトナム人留学生が日本に在住していた。そして、1970年代のベトナム難民の受け入れから始まり、その多くが難民収容施設のあった神奈川県や兵庫県に定住し1万人規模での受け入れとなった。定住促進センターは兵庫県姫路市と神奈川県大和市に設置された。その中では現在でも永住者や定住者として居住している他、日本国籍を取得したものも少なくない。その後1990年代の外国人労働者の増加の波に合わせてベトナム人も増加したが、それでも2000年にその数はわずか16,908人に過ぎなかった。その後、技能実習生の導入によりベトナム人が急増しはじめ、その数は2010年の41,781人からわずか8年間で約30万人の増加となる330,835人にまで激増した。

在留資格別でみると在日ベトナム人には「技能実習生」が半数を占めており、国籍別では最多となっている。次いで「留学生」が多く[4][5]、高等教育機関への留学生数は、2020年時点で中国(12万1845人)に次いで多い6万2233人である[6]

居住地域[編集]

2018年末時点の統計によると、都道府県別では東京都が36,914人と最も多く、次いで愛知県の31,614人、大阪府の25,641人、埼玉県の22,912人、神奈川県の20,225人の順となっている。留学性は首都圏中京関西地方圏や福岡県等の大都市圏に集中しているが、技能実習生は愛知県に最も多いものの、比較的全国各地に散らばっている。また、永住者、定住者はインドシナ難民の定住先となった神奈川県と兵庫県に多い。

全国の自治体で見ると最も多いのは大阪市(大阪府)の5264人、次いで名古屋市(愛知県)の3958人、以下横浜市(神奈川県)3838人、神戸市(兵庫県)3736人、東京都港区3216人、福岡市(福岡県)2756人、東京都豊島区2606人、姫路市(兵庫県)2254人となっており、西日本の自治体に比較的多く在住している。

ベトナム人労働者[編集]

2020年のベトナム人労働者は日本における外国人労働者の中で最大のグループであり約44万人あった。これは全体の25%ほどである[7]

外国人実習生として日本に滞在するベトナム人は多く、在日ベトナム人の半数を占めている。ベトナム人労働者の約半数が技能実習生である[8]

悪質ブローカーを仲介させた強引なベトナム農村部での労働者集め、日本での実習先での劣悪な就労環境から来る失踪等、様々な問題が生じている[9]。この実習制度は人権侵害や現代の奴隷制度であると世界的に批判を浴びているが、この制度を利用した外国人はベトナム人が中国人を大きく引き離して最多を占めている。

統計[編集]

在留資格別(10位まで)
順位 在留資格 人数
1 技能実習2号ロ 85,050
2 留学 81,009
3 技能実習1号ロ 73,010
4 技術・人文知識・国際業務 34,752
5 永住者 16,043
6 家族滞在 15,301
7 定住者 5,509
8 特定活動 4,897
9 技能実習3号ロ 4,156
10 日本人の配偶者等 3,837
都道府県別(10位まで)
順位 都道府県 人数
1 東京都の旗 東京都 36,914
2 愛知県の旗 愛知県 31,614
3 大阪府の旗 大阪府 25,641
4 埼玉県の旗 埼玉県 22,912
5 神奈川県の旗 神奈川県 20,225
6 兵庫県の旗 兵庫県 18,314
7 千葉県の旗 千葉県 18,267
8 福岡県の旗 福岡県 14,712
9 広島県の旗 広島県 11,127
10 静岡県の旗 静岡県 9,305

著名な人物[編集]

脚註[編集]

  1. ^ 令和2年末現在における在留外国人数について - 出入国在留管理庁
  2. ^ Shingaki, Masami; Asano, Shinichi (2003), “The lifestyles and ethnic identity of Vietnamese youth residing in Japan”, in Goodman, Roger, Global Japan: The Experience of Japan's New Immigrant and Overseas Communities, ラウトレッジ, pp. 165–176, ISBN 0-415-29741-9 
  3. ^ 令和2年末現在における在留外国人数について”. 出入国在留管理庁. 2021年3月31日閲覧。
  4. ^ 【最新海外事情レポート】一層の拡大を見せる日越間の人的交流(ベトナム)”. 日本商工会議所 (2015年8月21日). 2015年8月22日閲覧。
  5. ^ 【第3表】 国籍・地域別,在留資格別在留外国人数(令和2年末)”. 出入国在留管理庁. 2021年3月31日閲覧。
  6. ^ 2020(令和2)年度外国人留学生在籍状況調査結果”. 日本学生支援機構. 2021年4月1日閲覧。
  7. ^ 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】”. 厚生労働省. 2021年1月30日閲覧。
  8. ^ [別表1]国籍別・在留資格別外国人労働者数”. 厚生労働省. 2021年1月30日閲覧。
  9. ^ 低賃金に逃げ出す技能実習生、「強制労働」と米報告書-爆買い無縁”. ブルームバーグ (2016年2月23日). 2016年4月20日閲覧。

関連項目[編集]