ノーゲーム・ノーライフ

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ノーゲーム・ノーライフ
ジャンル 世界征服ファンタジー
小説
著者 榎宮祐
イラスト 榎宮祐
出版社 KADOKAWA メディアファクトリー
レーベル MF文庫J
刊行期間 2012年4月 -
巻数 既刊9巻 (2016年8月25日現在)
漫画
原作・原案など 榎宮祐
作画 柊ましろ・榎宮祐
出版社 KADOKAWA メディアファクトリー
掲載誌 月刊コミックアライブ
発表号 2013年2月号 -
巻数 既刊1巻
アニメ
原作 榎宮祐
監督 いしづかあつこ
シリーズ構成 花田十輝
脚本 花田十輝、あおしまたかし
下山健人、榎宮祐
キャラクターデザイン 大舘康二
音楽 SUPER SWEEP
アニメーション制作 マッドハウス
製作 ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
放送局 放送局参照
放送期間 2014年4月9日 - 6月25日
話数 全12話
インターネットラジオ:ノーラジオ・ノーライフ
ゲーマー兄妹がラジオをするそうです。
配信期間 2014年4月8日 - 12月30日
配信サイト HiBiKi Radio Station
配信日 隔週火曜更新
配信回数 全26回
配信形式 ストリーミング
パーソナリティ 松岡禎丞茅野愛衣
提供 ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

ノーゲーム・ノーライフ』(NO GAME NO LIFE)は、榎宮祐による日本ライトノベルイラストも榎宮自身が手掛けている。MF文庫JKADOKAWA メディアファクトリー)より、2012年4月から刊行されている。略称は「ノゲ」や「ノゲラ」、「ノゲノラ」など様々なものがある。

概要[編集]

”全てがゲームで決まる”という異世界に召喚された天才ゲーマー兄妹が一癖も二癖もあるゲームに挑み、奇想天外な方法を駆使して攻略していく様をコメディタッチで描いたゲームファンタジー小説。

漫画家・イラストレーターとして活躍する榎宮のライトノベル作家デビュー作で、本文・イラスト共に同一人物が手掛ける珍しい作品である。いつも挿絵を描いている側だったため、著者側のあとがきをいつか書いてみたいという想いが、本作の実現に至った[1]

元 は漫画用に起こした原作で、別の人物が作画を担当する予定だった。その人物の要望もあり、バトル漫画という要素が排除され、「バトル出来ないファンタジー世界」というコンセプトが生まれ、榎宮自身が仕事以外の全てを捧げているゲームを組み合わせることで神により闘争が禁じられ、“全てがゲームで決まる” 異世界の物語が構築された[1]

宝島社「『このライトノベルがすごい!』2013年版」にて作品部門ランキング16位、新作部門2位にランクイン、2014年版では作品部門ランキング10位にランクインしている。また、2014年4月28日時点でシリーズ累計発行部数は135万部を突破している[2]

メディアミックス展開として漫画版が『月刊コミックアライブ』2013年2月号から連載されている。また2013年7月にはアニメ化が発表され[3]2014年4月より放送されている。日本国外においては、小説が東立出版社台湾)より[4]、漫画が尖端出版(台湾)よりそれぞれ翻訳版が刊行されている[5]。 2014年12月から漫画と小説、同時にNewPOP Editoraがブラジル版を刊行されている[6]。 アニメ劇場版がMF文庫J夏の学園祭2016で発表された。

物語[編集]

『  』(くうはく)――それはあらゆるゲームで連勝を重ね、どんな手段を使っても勝てないとされる天才ゲーマーの名前だ。あらゆるゲームで無敗の記録を持つことから一部では都市伝説とされている。その『  』の正体であるは、ある日「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」と書かれたメールを受け取る。世界を「クソゲー」と呼ぶ『  』の答えを聞いたメールの送り主・テトは『  』を自分の世界へ召喚する。そこは『  』が夢見ていた、この世の全てが単純なゲームで決まる世界――盤上の世界(ディスボード)だった。異世界に飛ばされた『  』は偶然降り立った地に暮らす元王族のステファニー・ドーラから人類種の現状を聞かされる。人類種は他種族から追い詰められ、最後の都市・エルキアを残すのみとなっていた。

現実世界ではひきこもりだった『  』。果たして『  』は異世界で人類種の救世主となることができるのか。――"さあ、ゲームをはじめよう。"

登場人物[編集]

『  』(くうはく)[編集]

「『  』に敗北はない」と「ゲームは始める前に終わっている」が信条であり、あらゆるゲームで不敗を誇り、ツールアシスト、チートを使っても勝てないとされる都市伝説にまでなったゲーマー。

その正体は空と白の2人組の義兄妹。

唯一神テトにゲーム(ネットチェス)で勝ったことによって異世界へと召喚される。

一人ではコミュニケーションを取ることもできないコミュ障なので、いつもお互いが認識できる範囲にいる。(もっとも、スマホ同士のビデオチャットを利用すれば多少離れても平気な模様。)

280を超えるゲームで頂点に立ったが、『リアル人生ゲーム』と『リアル恋愛ゲーム』の2つだけはルールも理解できずまともにプレイしたことがない。またドラッグオンド○グーンには深甚なトラウマを持っている。 一度、住所を特定され大急ぎで引っ越した経験もある。また、初期の頃はゲームセンターにクレーンゲームをしに行くなど全く外出をしない訳ではない。

現在はエルキアの国王・女王で人類種の全権代理者。

ジブリール曰く、"構造上は確かに人類種"だが、ディスボードの生物なら遍く体内に宿しているはずの精霊が"一切"感知できず、それをもってジブリールは2人を"未知"と定義している。

対神霊種戦の中で、『大戦』を再現した"戦略シミュレーションゲーム"をジブリールに仕掛けられた際、敗者が死ぬルールにされてしまい、誰も死なせない為の方法を選んだ事で初の敗北を喫した[注 1]。(なお、首都を共有しての敗北ならびに、ゲーム盤の破壊を行ったために厳密にはドロー。負けと言ったのは、『  』に“反則技”を使わせたためである。)

空(そら)
声 - 松岡禎丞
本作の主人公。18歳。無職・童貞・非モテ・コミュニケーション障害・ゲーム廃人・白の義兄(再婚の父親の連れ子)。
ゲームにおける役割分担は文型分野。歴史や社会、経済、政治、法律(ルール)などの人(意思の介在する存在)[注 2]に対する分野(第一哲学)が得意。そのため、ゲーム理論から修辞学レトリックなどを駆使し、ひたすら相手を“欺く”ことによって勝利を齎す。ただし、自分自身に対しては絶対に嘘はつかない。[注 3]
自分自身に才能(強さ)はないため、徹底的に相手を自分の独壇場(底辺)に引き摺り下ろす戦法を磨いた結果として、これらのスキルを身につけた。
駆け引き・読みあい・揺さぶり合い等の「不確定要素」を見抜くことに非常に長け、その卓越した先読みは、すでに未来予知に近いものとなっている。その上相手のあらゆるイカサマを見切る洞察力の持ち主で、コールドリーディングを得意とする。ただし、不完全な勝利や、相手も楽しめないようなゲームを嫌う傾向にある。
だが18年間童貞を続けているだけあって、恋愛に関しては非常に鈍感。
白に出会う以前は他人の顔色を伺い(誰に対してもまったく同じ笑顔を向ける)ながら生きていたため、10歳にして前述のを駆使し、『天才』の白と互角の戦いを演じた。
人類は自分を含めて無能だと思っているが、その中に存在する“天才(ホンモノ)”の可能性は信じている。
白と離れることができず、趣味と実益を兼ねて全年齢と18禁の境目を模索している。
テト(後述)とゲームをするため、他種族国家の同盟である“エルキア連邦”の形成を計画している。
また、海棲種の国オーシェンドを併合し種の駒を取った際に女王のライラとの間に娘を儲けている[注 4]
7巻では「裏切りあい・騙しあい双六」に白とステフを連れて参加。ゲーム開始時の記憶を奪われてなおも、「なぜそれを承知で“盟約に誓って”ゲームを了承したのか?」という考察から、ゲームの全容と自分自身が仕組んだ必勝法を再構築する。
8巻では「大戦」を再現したゲームの最中に、人類種がなぜ生き残り、「大戦」を終らせたのか考察する。結果独力で「大戦」終結の謎を発き出した。
「なぜ、人類が勝ったのなら、人類種が唯一神ではないのか?」
「機凱種がアルトシュを倒したなら、なぜ他の種族はやり返さなかったのか?」
「なぜ、十六種族の一種族も“絶滅”することなく終結したのか?」
「そもそも、なぜ今まで繰り返し殺し殺されてたのがアルトシュで終ったのか?」
これらの疑問と、自身が操作している人類種のユニットを鑑み、リクたちの存在を白とともに認知する。
「大戦」を再現したゲームにおいて、空はリクとは異なる選択肢として「二人だけで逃げる」ことを選ぶ。
こんな世界滅びればいいと、敗北が決まった後にリクが「勝ちと勝ちが拮抗した“引き分け(ステイルメイト)”」を目指したのに対して、「負けと負けが拮抗した“引き分け(ステイルメイト)”」を選択。
そこに込められた意思もメッセージも全く異なるが、偶然にも全種族を欺き同士討ちさせ、無限進化した機凱種で“星を穿つ(ゲーム盤を壊す)”という最後はリクやシュヴィたちと共通していた。
双六を勝利した後に、ゲームマスターの神霊種の問いに初めて答えを返した。
9巻では、機凱種の生き残り全員からプロポーズされ、困惑。
空が予測した種族の中で「一番負ける可能性の高い種族」であったからだ。
しかし、彼等が帆楼のアイドル活動における“舞台演出装置”として使えることから相手をする。
『  』の持つ論理と非論理を同時に扱う機凱種に苦戦するも、「心」をもっている事に着目し、彼等の真意を発いて戦略的に勝利を勝ち取る。
白(しろ)
声 - 茅野愛衣
本作のヒロインにして、もう1人の主人公。11歳。不登校・友達なし・いじめられっ子・対人恐怖症・ゲーム廃人・空の義妹(再婚の母親の連れ子)。
真っ白な髪と赤い瞳が特徴。
ゲームにおける役割分担は理型。数学物理の演算から、ゲーム理論を用いてチェスを「○×ゲーム」と断じる。数学で記述できる事象や、論理が介入するもの。あるいは自然法則など“意思の介在しない分野(第二哲学)”が得意。
兄とは違い天才少女だったため、周りに理解されず孤立する。1歳にして言葉を発し、その言葉を聞いた母親を恐怖させ、『白い壁の建物』にて3歳までの2年間を過ごし、「知能検査」と称したゲームを全て「計測不能」している。
チェスなどの二人零和有限確定完全情報ゲームFPSを得意とし、チェスではグランドマスターを完封したコンピュータープログラムに先手後手入れ替えで20連勝した。[注 5]
ゲームにおいては数学を主体とした計算式による演算を行い、空とは別の手段で先読みを行う。
そのため、自由意志[注 6]が介入しないゲームにおいて、(チート、ツールアシストを用いても)白に勝てるものは存在しない。
空に初めて出会った時は彼を『空っぽ』と言った[注 7]
そんな彼と初めて行ったゲームで人生初めての引き分けをし、生まれて初めてゲームの楽しさを感じる。
また、空に兄以上の感情を抱いているが、バレないよう隠蔽工作をしているため、空本人はまだ気付いていない。(『巫女』とプラム、イミルアインはそのことに勘付いてる模様)
7巻では、神霊種(帆楼)とのゲームの中で一時的に18歳を超える年齢になったが、身長等はあまり変わらないことが分かった。
サイコロを振る時の乱数表は白が用意したものであり、どの乱数を引き当てるのかを解析し、乱数調整を行ってサイコロの出目操った。
また、双六盤の上のコピペされたエルヴンガルドの風呂にて、サイコロの数と年齢差を利用し空を誘惑。あと一歩のところを記憶を喪失したジブリールに邪魔されてしまい失敗に終る。
8巻では食糧生産や戦術狭義、兵器の情報などの数式を担当。空とともにゲーム盤を砕いて、ゲームそのものを破綻させた。
9巻では機凱種に対してヤキモチを焼く一面も。しかし、オカズフォルダを機凱種に教えるなど、塩を贈る一面までも。[注 8]

“人類種(イマニティ)”[編集]

種の駒はキング。十六種族の中で唯一創られることも望まれるくもなく、自力で進化してきた知的生命。

位階序列では最下位にあたる十六位。身体能力も低く、魔法を使えず感知する力もないため、他の種族全てから蔑みの対象になっている。

【十の盟約】以後、「惑星を死の星に変えかねない程の大火力が投入され続け、『霊骸』という死の嵐が吹き荒れていた『大戦』の中を人類種が生き残り、【十六種族】に入る事が出来たという事実」は最大の謎とされている。

当初は唯一残された国はエルキアしかないほど追い詰められていた。

大戦時は名の無い種族としてただ「人間」と呼ばれていたが、唯一神になったテトにより「免疫(immunity」を意味する『イマニティ』と名付けられた。

ステファニー・ドーラ
声 - 日笠陽子
人類種のお姫様(元王族のため爵位は公爵)。通称ステフ[注 9]
空と白には馬鹿だと言われてイジられてるが、実際にはエルキアの最高のアカデミーを首席で卒業するほど優秀で、政治・経済・法律などの国家運営に関わるプロフェッショナルである(実際、『  』もステフが居なければ自分達の作戦や構想は上手く行かない事を述べている)。18歳。3サイズは89、58、89。盟約により空に強制的に惚れさせられている[注 10]。本作のいじられキャラにして数少ない常識人。
内政を全くしない(知識や技術は伝えている)兄妹に代わって国の政治を執り行っており、行政権に加え立法権も委託されている、事実上エルキア王国を支配しているのは彼女である(立法兼行政は、現代社会においては総統の地位に等しい)。そのせいで過労で精神がハイになったり突如気絶するなどの行動が増えている。
祖父を大切に思っており、その思いを踏みにじる者には怒りをあらわにする。概して直情径行な性格であり、そのため心理戦や駆け引きには滅法弱い(ゲーム向きの性格ではない)。その為、特に対国家・対種族戦のゲームでは戦力外とされるが、一方でそれ以外の面では空白の二人からなんだかんだと非常に信頼されている。
『  』に対し毎日のようにゲームを挑むも負け続け、ゲームの賭け金として度々全年齢と18禁の境目を模索する実験台にされている。とはいえ成果としてゲームの技術は向上し、普通の人類種では相手にならない程に上達している[注 11]
本来、相手をどうハメるかという戦略に長けた『  』と異なり、「いかにして相手を納得させるか?」「どうすれば、平等になるか?」「どうすれば不満が一番少ないか?」などの方面の戦略には優れるために、そういったノウハウを期待され現在絶賛デスマ中である。
クラミー・ツェル
声 - 井口裕香
国王を決めるゲームを行っている際、ステファニーが敗れた相手。森精種と手を結んでいた。18歳。
黒いベールで顔を覆っており暗い印象を与えるが、緊張の糸が切れるとすぐに泣き出す子供のような一面もある。またパットを入れて誤魔化すくらい胸が小さい。
位階序列七位・森精種の名家であるニルヴァレン家に隷属する状態が曾祖父の時代から続いている。その為、人類種であるが所属はエルヴン・ガルド。
『  』との2回目のゲームに敗北してからは空に協力するようになり、今はエルヴン・ガルドを内部から切り崩しにかかっている。
空との2回目のゲームにて彼の記憶を受け取っており、彼女曰くまともでいられるのが不思議な体験をしているという。
記憶を共有したために、空という人物に対して深い信頼と敬意を持つようになる。(ただし、プライドがあるため表面上は否定している。)
それ以降人類の可能性を信じ、彼らを超えることを目標にしている。
現代は、エルヴン・ガルドの切り崩しに加担した全てを『  』に告発され、エルキア連邦に亡命中である。
亡命後もエルヴン・ガルド領を獲得するなど、現代進行形で切り崩しの真っ最中である。
ノーゲーム・ノーライフです!2巻ではチョコチップアイスを現代のエルキアで作るために、フィーと二人で尽力し体重が増える。
先王
声 - 福島潤
ステファニーの祖父。死後、遺言により『次期国王選出』のギャンブル大会を開催させる。
他種族との数々のゲームに負け続け領土を奪われたため、民から『愚王』と罵られた。が、実際は他種族のゲームの手の内を暴くために尽力し、名誉、名声、誇りの全てを捨てて人類の可能性を信じ、最後まで戦った。その気概・気迫は雰囲気として隠し書斎に残されており、空白のみならずジブリールすら神妙にさせる程だった。
先王が残した記述は、空たちの他種族とのゲームにおける勝利にかなり貢献している。
DVDにおける副音声では、感情は愚か獣人種すらも欺けるほどの自己心理の操作もできるほどの天才っぷりを『  』に披露。
自身すら欺き、嘘を見抜けなくしたり、忘れることで嘘を隠蔽するために空でさえも感情が読み取れなかった。
そのため空よりも嘘やブラフ・駆け引きに優れてもいるが、逆に「自身に嘘を付く」一点があるために、そこに意味は無いと断じるのであった。
人類種に足りない情報を獲るために、あらゆる種族のゲームを「解析」することに一生を賭す。

大戦中の人物[編集]

リク・ドーラ
大戦時の人間であり、当時は2000人弱の集落を率いていた。シュヴィと出会った時の年齢は18歳。容姿は空と似ている。
龍精種と機凱種の交戦時、『焉龍』アランレイヴが放った『崩哮』を逸した結果故郷に直撃し、壊滅。その際に当時7歳のリクは両親を喪っている。その後はコローネのいた集落にたどり着くが、その集落も後に壊滅する。そして、僅か13歳にして1000人を超える集落の長を任された。
集落を生き残らせるために48人に死ぬことを命じており[注 12]、その行為に矛盾を抱え日々苦悩していた。
普段は本心を隠し、偽りの自己を形成して凌いでいるが、自分の部屋の中でだけは感情を爆発させる。
シュヴィによって自分の本心(誰にも死んで欲しくない)を暴かれ、シュヴィと177の「幽霊」を率いて大戦を終わらせるための大謀を計略する。
大戦を終わらせる決意をした後にシュヴィに求婚し、(おそらく史上初である)異種族間での結婚をした。
最終的にはシュヴィを始めとする犠牲を出しながらも星の核を貫くことで『星杯』を出現させ、大戦を終わらせたが、リク自身はその余波で消滅してしまう。
テトはリクとシュヴィを現時点の『  』よりもずっと強いと評している(『  』が攻略を保留にしてるリアル人生ゲームに真っ向から挑んでいる点を踏まえて)。
空との違いは、生涯“一度もゲームに勝ったことが無い”こと。そして、“自分自身すら欺く”大人としての要素を持ち合わせていることである。
大人と子供の両側面を持つが故に空よりも勝るが、それ故に片方の自分に嘘をつくことになり、大戦終了時には後悔を残しながら死ぬこととなる。
また、リクは最後まで“カッコよく生きる”のに執着していたが空は最初から“最高にダさく生きる”ことを根本に据えているために対比になっている。[注 13]
コローネ・ドーラ
集落の住人の1人であり、リクの義理の姉(コローネがリクを弟にすると言い出した)。リクからはコロンと呼ばれている。
自称、滅びた国の王族の一人であると主張している。
異種族の使う望遠鏡を直したり、『星杯』の仕組みを1度聞くだけで理解するなど、頭はいい。
遠征時に中から折れた道具を地精種の「遠距離望遠鏡」であることを瞬時に見抜き、犠牲覚悟で持ち帰ることを提案するなど、観察力と洞察力はかなり高い。かつ、それを試行錯誤の末に、精霊で駆動しない手動式に改造してしまうという才女。
シュヴィが人間でないことに気づいても黙っているほどリクのことを信頼している。
リクとシュヴィの結婚式の仲人になり、書類の代わりに祖父から継いだ宝石の裏面に3人の名前を刻んだ[注 14]
リクが大戦終結に動き始めたため、彼に代わって集落をまとめる立場になり、大戦終了後にはエルキアを建国して女王となり人類種を導いた。後のエルキアにおいては、「生涯泣いた姿を見た者はなく、知性と笑顔に溢れた才女」であったと伝えられており、ドーラ家の誇りであるとステフは語っている。
王族であるステフおよび先王の遠い先祖である。
イワン
集落の住人の1人。リク、アレイとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。
リクやアレンより1回り年上。面倒見がよく、リクの世代の者でイワンに借りがない者はいなかったという。
下位の妖魔種に遭遇し、囮となって死亡した。
後に彼が持ち帰った情報により得た戦略図によって、『幽霊』たちは地精種の『髄爆』の情報を得る。
そして、さらに森精種の『虚空第零加護』の試験炉を発見するなど、大戦終結の遠因となってゆく。
アレイ
集落の住人の1人。リク、イワンとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。
イワンより1回り若い。獣人語を完璧に話すことができ、大戦終結を狙うリクの「ゲーム」に「幽霊」の1人として参加した。
獣人語の血壊固体に対して、地精種の『髄爆』実験の情報を与える。
その際、『霊骸』を大量に服用し獣人種に襲われないようにした。
獣人種を誘導した後は、血清を使用し2日間痙攣したが完治した。
マルタ
集落の住人の1人。イワンの妻。
とても良い女だったと描かれる。
ノンナ
集落の住人の1人。イワンとマルタの娘。
イワンに似て、真直ぐで正直に育っている。幼くして、リクの嘘を見抜いている。
サイモン
集落の住人の1人である、年かさの男。

“天翼種(フリューゲル)”[編集]

種の駒はクイーン[注 15]。 位階序列六位。『神に創られた、神を殺すための尖兵』であり、戦神アルトシュによって編まれた一種の魔法そのものでもある。頭上に幾何学模様を描き回る光輪を掲げ、腰部より一対の翼を生やした、まさしく「天使」という容姿をしている。 機凱種がアルトシュを倒すまでは、神霊種同士を除いて唯一“神殺し(神降し)”を成し遂げた種族でもあった(一回目の“神殺し”)。 空中都市アヴァント・ヘイム[注 16]を拠点とする。

兵器として創造されているために、戦闘行為ひとつひとつに「名前」は付いていない。しかし、唯一『天撃』だけはその威力の大きさと代償から名前がつけられている。[注 17]

現在は8人の代表者と1人の全権代理者からなる政府機関”十八翼議会”の合議により政策等を決定している。

【十の盟約】以前の大戦中は首の収集を行っており、それぞれの種族の首にレア度を付けて競い合いもしていた。【十の盟約】以後は国取りギャンブルには興味が無いと参加せず、強い知識欲から、本に代表される知識の収集に尽力しており、種族の方針以外にも個人個人がその活動をしているようである。[注 18]

近年、知識の重複を避けるという名目の下に全天翼種が相互に本の貸し借りを義務とする法案が僅差で可決され、それがジブリールが出奔する原因となる。

天翼種が伝統的に行うゲームは「具象化しりとり」のみである。[注 19]

ジブリール
声 - 田村ゆかり
十六種族序列第六位、天翼種の少女だが6407歳。天翼種の中では最後に生みだされた最終番個体で、スペックは天翼種の中で一番高い。戦闘力は極めて高く、全力の5パーセントの力で海を割り、100パーセントで海を蒸発させる。また、自分より上位の存在である幻想種、龍精種、巨人種を単独で倒したことがある[注 20]
空曰く「異常知識欲者」。前述の法案には反対派だったが、議席は4対4の引き分けになり、最終決定権を有する全翼代理が可決したため、単身で故郷を飛び出し、エルキアの国立図書館を先王とのゲームに勝って奪った[注 21]
非常に血の気が多く、自分より下位の種族をしばしば見下している[注 22]
エルキア図書館にて『  』に具象化しりとりで敗れ、2人の所有物となった。それ以降彼らのことを「マスター」と呼ぶ。“十八翼議会”の一対であったが、空と白の所有物になったことで議席からは外されている模様(影響力は健在)。空に至っては神格化され、亡き神に変わる存在として崇めている[注 23]。彼女が放つ殺気は人間を恐怖で竦ませるほどだが、発狂した白を落ち着かせようとするなど、敵に対しては容赦ないが味方に対しては思いやりのある優しい人物で、全くの未知である異世界(空と白のいた世界)の知識をタブPCから得て、東部連合とのゲームで見事に銃さばきを見せるなど、非常に思考も柔軟である。[注 24]
【十の盟約】以前における「大戦」では、森精種が張り巡らせた飛行妨害魔法によって墜落し、たんこぶが出来たという理由で『天撃』によって首都を壊滅させ目に付いた魔導書を根刮ぎ強奪、『通行規制(アイン・ヴイーク)』設置中のシュヴィに対し「首」を狩る[注 25]ために交戦、【王】の名を冠する個体「レギンレイヴ」の従龍(フォロワー)と対決[注 26]、造物主アルトシュとの謁見の際に全力の『天撃』を放つなど、現代以上に過激な気質を持っていることが伺える。
【十の盟約】以後、空と白に出会うまで未知を既知にするという目的で知識を集めていたが、既知を未知に変える2人を見て変化に対し「学習」し「対応」することを学ぶ。十六位の人類種でありながら(正確には異世界人)自分を降した空と白(特に空)には尊敬を抱いているが、それ以外の人類種は歯牙にもかけていなかったが、空の「人間が持つ可能性」を信じる姿勢と、愚王と呼ばれたステファニーの祖父が六位の自分にすら出来なかった獣人種とのゲームの記憶を維持させ続けるという偉業に心を打たれ、徐々に見直すようになっていく。
『  』とアズリールとのゲームでは、空たちから教わった「次につなげること」をアズリールに伝えるべく行動し、勝負後、アズリールの考察から人類種の大戦時の動向に疑問を抱く。
7巻では、神霊種の用意した「裏切り会い、殺しあう双六」のルールに“あえて乗る”ことで、間接的に空と白を「支援」していた。
しかし8巻において、双六ゲームのルール『サイコロ消失による「質量存在時間の消失」』は、「生物」なら「肉体は消えて魂だけが残る」という結果になるだけだが、魂がそのまま物理的に形作っているような「生命」である天翼種では意味が異なる事になり、これが空や白ですら考え至らなかった大誤算を招くこととなる。つまり記憶も含めて魂が消え去るという事であり、ジブリールは自己の消失、そして『  』に出会ってからの輝くような記憶を失っても何も感じずにいるであろう「自分ではない自分」[注 27]に対し恐怖を始めて実感[注 28]、本気で『  』に挑むこととなる。
双六のルールを利用し、「大戦」を模したゲームに“勝利するためには相手の死亡”を条件に引きずり込んだ。ワンサイドゲームになるかと思われたが、空が「操作しているユニット(NPC)」にも意思が存在することに気づいたために形勢が逆転する。ジブリールは記憶喪失の恐怖に、自害を空たちに言上するも却下され、そして逆に「自分の弱さ」を認めて何故素直に「怖い」と自分達に言ってくれなかったのかと怒鳴り散らされ、諭される事になる。ゲームそのものは結果として『  』を戦術的敗北に追い込んだが、サイコロを全て失い神霊種との双六ゲームからも退場することとなる。全ての記憶を失う事になったが、自身の記憶と『  』の意志の残る日誌を胸に抱いたその顔はとても嬉しそうな笑顔であった。[注 29]
スピンオフの「ノーゲーム・ノーライフです!」によれば、この事がキッカケでしきりに『  』からプライベートでゲームのお誘いがあるようだ。自作のゲームを作ったりもしていた。[注 30]
ちなみに、エイプリルフール当日、ノーゲーム・ノーライフの公式ページが「殺戮天使ジブリール」という題名のアニメ・イラストに差し替えられるサプライズが行なわれ、ファンの間で話題を呼んだ。[7]
アズリール
自称「ジブリールの姉」。天翼種の中で最初に生まれた第一番個体にして全翼代理。年齢は2万6千歳。語尾に「ニャ」とつける。
アヴァント・ヘイムと意思疎通ができ、その力を使うことができるが、『  』とのゲームの影響で人類種と同程度の能力に制限されている。
アルトシュが死んでから『主が死んだ道具』の存在意義を見つけるために生きていた。しかし頭が堅いためジブリールがそれを伝えようとしても理解するのに時間がかかったが、『  』とのゲームでようやくそれを理解した。『  』とのゲームで人類種の本質を目の当たりにし、大戦時になぜ自分たちが人類種たちに関心を向けなかったかに疑問を持ち、大戦時の人類種の痕跡が一切残されていないことなどから、アルトシュの死を含めた大戦の戦況を人類種が影で操っていたのではないかと疑念を抱く。
大戦期には天翼種の実質的な長として活動しており、アルトシュの遺志を天翼種全体へと代弁する重要なポジションに就いていた。現在でも一言で天翼種の全個体(ジブリールを除く)を集合させたように、一線を画す影響力を持っている模様。
造物主のアルトシュに対する敬意と信仰、また、「神撃」発動後にも僅かなりとも動けるなど、与えられた能力の高さが伺える。
本来は移動のために使う「転移」を攻撃に使うなど、器用な面もある。
9巻にて、エルキアの機凱種と対峙。アルトシュを本当に殺したのかどうかを問いただす。
しかし、アルトシュの最後の言葉を聞いたアズリールは機凱種を滅ぼすよりもむしろ、主が殺されて泣いていただけの自身を恥じ、新たな一歩を踏み出すことを決意する。
ノーゲーム・ノーライフです!では、ジブリールがアヴァント・ヘイムとエルキアの空間を切り取り多様体としてくっつけたため、エルキアに現れいずなやステフとゲームをしている。
初めこそ、以前の癖から下位の種族を馬鹿にしていたものの、理解が進み2巻では完全に人類種たち下位の種族に理解を示している。

“森精種(エルフ)”[編集]

種の駒はルーク[注 15]。位階序列七位。神霊種「カイナース」によって創られた。現在は世界最大の大国エルヴン・ガルドとしてまとまっている。 連邦制により、各貴族が「州」を治めている。 多種族連邦でもあるために、龍精種や妖精種などとも密接な関わりがある。 国家として奴隷制を推奨しており、昔にゲームで負けた人類種の子孫たちが奴隷として存在している。 文化としては、「森精種」と呼ばれるだけあり植物を主体とした建物や乗り物をもっている。 貿易船ですら、空を浮かぶ花や森と形容されるほど自然と密着した生活様式をもっている。 そのため、独自の美学や思想を持ち、“美しさ”を優先するという気質を持つのはそのため。[注 31]

高度な術式編纂に長け、魔法を編むという1点に関しては上位の天翼種(フリューゲル)を上回る[注 32]

粘着質で、恨みは何十代かけても晴らすと噂されている(由来はニルヴァレン家)。

【十の盟約】以前は、魔法を以って他種族に対抗していたようだが、飛行妨害魔法の展開によって墜落したジブリールによって首都に『天撃』を打ち込まれて魔導書が根刮ぎ奪われ、そのとき失った魔法体系を取り戻すのに800年かかった。[注 33]

大戦末期には、シンク・ニルヴァレンが龍精種の『崩哮』の原理を解析し、より巨大な幻想種に用いた兵器「虚空第零加護」を発明。 地精種(ドワーフ)の“髄爆”とともに、決戦兵器として用いられることとなる。 その術式数は186にも上り、造物主のカイナースの加護を用いて初めて駆動する。

現在は、クラミーとフィールの暗躍が告発されたことによって国内は情勢不安になっている。 9巻では、領土の一部がエルキア王国に切り崩される結果となった。

フィール・ニルヴァレン
声 - 能登麻美子
エルヴン・ガルド上院議員代行。見た目は10代半ばだが、実年齢は52歳。胸が大きい。愛称は「フィー」。「〜なのですよぉ」というほんわかしたしゃべり方。
ニルヴァレン家はクラミーの主に当たり、彼女を隷属させている。だがフィールは『奴隷制度』を採用する現在のエルヴン・ガルドには辟易しており、クラミーを守るためなら国が滅んでもかまわないと言うほど、彼女を大切に思っている。そのため陰でこっそり泣いているクラミーをいつも気にかけている。
高位魔法の術式を編むことに長け、その腕は上位の天翼種であるジブリールですら認めるほど。周囲からは補助具による二重術式が限界の落ちこぼれと思われているが、実際は同時に6つの魔法を発動させることができる六重術者で、ジブリールの力を制御する術式を編めるほどの超一流の術者。空が一目置くほど頭の回転が速い。
エルヴン・ガルドが負けるように空に改竄された東部連合のゲーム内容をエルヴン・ガルドに報告してからは、エルヴン・ガルドを中から切り崩すため、クラミーとともに暗躍。
しかし8巻にて、暗躍したすべてを空たちに告発されエルキア王国に亡命することとなる。
ノーゲーム・ノーライフです!ではチョコレートとアイスクリームを作るためにエルキアでは難しい「冷却」を始めとした製造のほとんどを担当した。(本人はクラミーのためなら無限に力が湧いてくると言っていた。)
材料確保のために、エルヴン・ガルドの商船や領土から材料を分捕ってきた。
ロン・バルテル
エルヴン・ガルドの貴族。傲慢な性格で、人類種や落ちこぼれだと思われていたフィールを見下している。地精種に対して精霊を凝縮した違法麻薬を密売していた。
違法麻薬を嗅ぎ付けたフィールたちに奴隷解放の証拠を提示しゲームを行い彼女を手に入れようとしたが、クラミーとフィールに見抜かれ敗北し、彼女たちへの忘却と服従を誓わされる。
フリッツ
バルテルの執事。主を陰で呼び捨てるなど忠誠心はない。巨乳好きで女は乳がすべてだと思っている。
バルテルのゲームをイカサマによって支援していたが、クラミーに扮したフィーにゲームを挑まれ敗北。違法行為を白状することを誓わされる。

大戦中の人物(エルフ)[編集]

シンク・ニルヴァレン
「大戦」時の当代一の術者で、伝説の域にあると言われた八重術者。対外的には「ニーナ・クライヴ」と名乗っている。
大戦期は「霊壊術式」と呼ばれる、造物主カイナースの加護を用いて発動する大魔法の理論提唱者。
「霊壊術式」は判明しているだけで2種類。幻想種の核を自壊させて兵器にする「虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)」、天撃すら完全に防ぎきる「久遠第四加護(クー・リ・アンセ)」である。
普段は普通に話しているが、本来はフィールのような話し方をする。しかし、性格はフィールより凶暴で残酷。
神霊種の正体に独力で回答を導き出した数少ない人物の一人。
作中よく見かける神霊種の解説文「我を得た概念」は彼女の発言からの引用。[注 34]
ジブリールによって失われた魔法大系を一代で超えるほどの卓越した頭脳を持つ。
『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』の開発に至っては、森精種ながら地精種の“触媒”を用いた炉を使うなど、思想・思考も柔軟である。[注 35]
『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』
龍精種が自己の生命と引き換えに存在そのものを攻撃に転じる「崩哮(ファークライ)」からヒントを獲た切り札。『霊壊術式』のひとつ。
幻想種の核を強制的に“書換える”ことによって、大規模な破壊を引き起こす。この爆発に触れた精霊は誘爆されるために、巻き込む対象と精霊保有量が多いほど大規模な破壊となる。
「生命」と定義される上位の存在が食らったが最後、跡形もなく消滅させることができる[注 36]
『久遠第四加護(クー・リ・アンセ)』
時空間的多元性を断つことで、時間的 空間的な『断絶』を発生させ、一切の攻撃を遮断する大魔法。空間そのものが断裂しているために、物理的な攻撃は一切届かない。SFにおける、ステイシスシールドのような効果に加え、時間的連続性すらも遮断するために、万が一空間を越えることすら完全に封殺する。『霊壊術式』のひとつ。
時空間的多元性が断たれることで、“今の現象を無かったことにして貫通”や、“過去へタイムスリップして攻撃”“未来へ攻撃を飛ばして貫通”“平行世界を経由してのすり抜け”“世界線収束による未来のシフト”などの一切の行為すら完封できる『絶対防御の盾』。理論的な根幹は時空間の“封印魔法”。(9巻にて、帆楼が指摘した「時間的連続性を断たねば、たんなる“筒”じゃ!」といったジブリールの防御魔法の欠点すらも完備している。)
龍精種が「多元時空間生命体」であり「時空間の反響」が、その正体であることに着目して応用レベルまで底上げした理論。
その理論上、『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』『髄爆』『真典・星殺し(ステイルメーター)』の直撃にすら耐えられる。上位の「生命」たちへの対策も織り込んだ、最強の絶対防御であった[注 37]

“獣人種(ワービースト)”[編集]

種の駒はポーン。 位階序列十四位。卓越した五感を持つ。純粋な身体能力に限れば、全種族の中で最強。多くの異種族が存在していたため内戦が続いていたが、獣人種の女性である『巫女』によってまとめられ現在の世界第3位の大国“東部連合”[注 38]が結成された。

エンパイア・ステート・ビルに匹敵する高層ビルや電子(テレビ)ゲームを作ることができる技術力を持つ。ファンタジー世界が主体のディスボードにおいて、現段階唯一の「近未来国家」である。

精霊回廊接続への適性は低く魔法を使うことは出来ないが探知は可能。また、種の中には体内精霊を暴走させることで物理限界を超える身体能力を一時的に発揮させる獣人種天性の能力『血壊』を用いる個体もいる(魔法を使えない場においては【十六種族】最強とされる)。『血壊』使用の際、身体能力は物理限界に迫るとされる。

血の気の多さは天翼種と並んで【十六種族】で最上位。 なお、その身体能力を支えるために、体内の密度が人類種と異なり水に浮くことができないという。

初瀬 いづな(はつせ いづな)
声 - 沢城みゆき
黒髪黒目でフェネックのような大きく長い耳と尾を持つ。見た目年齢は1桁台の幼女。在エルキア東部連合大使。
祖父・初瀬いのの影響か、間違った丁寧語を使う。
『  』と紙一重の勝負ができるほどの天才的ゲーマーで、しかしゲーム以外のことにはからっきしであり、そのことから空と白には同族として懐いている。負けず嫌いな一面を持ち、空と白にはたびたび勝負を挑んでいる。
他国とのゲームに関してはいのから引き継いでからは常に彼女が戦っていたようで、国を守るために戦おうする使命から、楽しむということはほとんどなかった。
数少ない『血壊』個体で、対エルキア戦においてはその力を全て出し切り空たちと戦った。その中でゲームの本当の楽しさというものに触れていく。
空と白以外にいづなの喉を鳴らさせた撫でスキル持ちはテトしかいない。
6巻にてリクとシュヴィの「語られない神話」を唯一テト本人から聞かされたという、とても貴重な人物でもある。
8巻冒頭にて、リクが努力した世界も結局は暴力が支配する世界なのだと勘違いし、一度はテトを「嘘つき」と蔑む。
だが、『  』によって真実を知った後に謝罪している。
スピンオフ作品「ノーゲーム・ノーライフです!」の主人公の一人。
初瀬 いの(はつせ いの)
声 - 麦人
初老の白髪に狼の耳を持つ。98歳。在エルキア東部連合次席大使。数少ない『血壊』個体。いづなの祖父で彼女のアドバイザー。東部連合の外交長官を務めている。
対外的には礼儀正しい振る舞いをするが、敵対者などには辛辣な発言などで敵対心を隠そうともせず、キレると乱暴な言葉づかいになる。空とは犬猿の仲でたびたび言い争いをしている。
ゲームでは、いづなに外部から戦況の情報を伝えるという役目を担っている。
空の謀略に幾度となく驚かされるが、策謀をめぐらすその頭脳には一種恐怖の念を抱いている。
東部連合初期から巫女を支えており、その手腕は巫女も認めている。
妻が30人居るが、ライラとのリアル恋愛ゲームでは出会い頭に早々土下座で情交を詰め寄り、周囲をドン引きさせたが、フラれるまで土下座を貫いた姿勢から、空には男として見直される。
続く7巻にて「裏切りあい、殺し合いの双六」に参加。人質とされている『巫女』を救出するために『  』を率先して裏切ってゆく。
8巻にて、『巫女』と初めて出会ったときの回想が流れた。どうやら内戦時代から女性の獣人種を“囲って”いたようである。
『  』に負けたために脱落者となってしまう。その時に本心を吐露する。「なぜ、私ではなかったのか?」と……
『  』はゲームってのは、“自分がされて嫌なことをするものだ”と返し、間接的に巫女さんを大切に思っている故であると告げる。
その答えを聞いた後に、『  』に全てを託し、質量存在時間を失った。
しかし、その実体は死ではなく「魂だけ」の状態になって存在しており一転して空に対する殺意を向ける。
同じ部屋にいたクラミーとフィールたちをバーチャルゲームに招き、NPCすべてを空に変えて殺戮の限りを尽くした。[注 39]
9巻では機凱種の『求愛成功状況構築兵器(ラブ・サクセス・シチュエーション・フォルメ)』試作型の猛攻に成すすべない空に、的確なアドバイスと情報を提供。本作では珍しく、空を精神的にもゲーム的にも助けるポジションとなっている。
『巫女』
声 - 進藤尚美
金髪金眼に狐の耳と2つ尾を持ち、巫女服に似た服を着ている。東部連合の全権代理者で事実上の獣人種の『女王』。京都弁でしゃべる。
『血壊』個体であり、発動中は半径500メートル以内の全てを知覚でき、20気圧にも耐え、僅かな時間なら水上も空中をも走る。
本名は誰も知らず(本人でさえも忘れている)、内戦状態にあった多くの獣人種を纏め上げ、東部連合を世界第3位の国に押し上げた、獣人種にとっての現人神のような存在。
頭の回転が速く、常にリスクと利益を天秤にかけ、常に獣人種のことを第一に考えている。優雅で気品のある振る舞いだが、獣人種らしく好戦的な面もある。
自身の体に『イカサマ』の神髄を宿している。
かつて、“大きな能力があるにも関わらず、諦観と傍観に徹し、不貞腐れた者達”が居るために世界には限界があると諦めた“大人”の一人。
閉じた心を再び、『  』(くうはく)に開かれる。
だが、自身の体の中にいる神霊種は“神髄”に従って心を頑なに開かないがために、『  』に全てを委ねることにした。
7巻から8巻に続くゲームを最初に提案した理由はそこにある。
かつて『  』がやったように、昔の弱かった自分も“定石破り”を行うことでディスボードのゲームを勝ち進み、テトを下せると考えた。獣人種を統一させるまでは上手くいった。しかし、彼女は“定石破り”には限界があると思ってしまった。
ルールを乗り越え、逆手にとっていった先に「皆が争わなくてもよい方法」があると信じて“定石破り”を続けた。どんな複雑なゲームであろうと、単純にしていけば破れないこともない、必勝の手があると信じて。
だが、果てはあった。ゲームを単純に単純にしていった結果、根本的に破れない定石があったのだ。複雑なゲームも単純化して考えてゆけば『○×ゲーム』にまでなる。しかし、『○×ゲーム』は突き詰めると“先手必勝”なのである。
同じように、ディスボートのゲームには絶対的な“先手”を打たれていたのである。“神霊種”が全権代理者を不在にしている限り、どんなに勝ち進んでもそこで止まってしまう。それ以上は勝ち進められない。攻略不可能のゲームとかつての巫女は“勘違い”した。
自らの体の中に神髄を宿すことによって、それを覆そうともした。しかし、無駄であった。“神霊種”は動かなかったのだ。
全能の力を持ちながら不貞腐れ、なにもしない。全能の存在が諦め、動かないことによって、何もできない。つまりは、“つまらない世界”になってしまったのだ。
「だが」と『  』は返した。
○×ゲームが先手必勝だからそこが終点だと? 笑わせる。
だったら、今度は「どっちが先行をとるか?」って新しいゲームが始まるだけだろ。そこで終らねぇよ……
「さぁ、ゲームをはじめよう。」
かくして歴史上3度目の「神殺し(神降し)」である、対神霊種戦のゲームが始まった。
『  』が対神霊種戦に勝利できたのは、巫女さんが神髄を有して、神霊種を倒す準備(布石)をしていたからであった。
9巻では地精種とのゲーム中に、『  』とジブリールが押しかけて来こられた際に登場。
ゲーム片手に悲鳴をあげる空たちの会話を聞き流していたが、機凱種の『偽典・真愛(エロアポクリフェン)』を前に意外な弱点と側面を見せる。
また、帆楼のライヴに顔を出すなど細かい仕事もこなしている模様。[注 40]
要江ちとせ
鎮海探題府・霞樂海所属一等事務官、有能さと麗しさを兼ねた背の低い栗鼠族の娘。
いのにヘッドハンティングされ、いのの個人秘書になるかもしれない人物。

“吸血種(ダンピール)”[編集]

位階序列十二位。口には牙、背に蝙蝠のような小さな翼が生えている。『隠密と幻惑』の魔法を得意とする。

種族名通り、他の十六種族から吸血を行い、そこに含まれる魂を吸わないと生存できない。牙による吸血を行うと吸血種の特徴の一つである『直射日光に当たると死ぬ』という特殊な病気を対象に感染させる。吸血される側にとっては、この特殊な病気に罹るというデメリットのみで【十の盟約】以降は吸血「される」事を当然の様に拒否した為、生命維持そして成長に必須な吸血行為が出来ずに「ひっそり滅びた」と思われていた。

血液以外の体液(精液、汗等)でも一応生命維持は可能だが、あくまで一時しのぎ。ただし「美味い」体液を吸うことで一時的に強い力を発揮することも可能。大戦時は森精種の血を吸った吸血種は魔法の特性と合わさって最悪の暗殺者・情報識者となり、それなりに手強かったとされる。(なお、血を力に出来るのは生物である七位までで六位である天翼種の血を吸うとあまりのエネルギーに吸血種側が蒸発する) 現代においては弱点だらけであるが、その弱点を補ってあまりある情報の攪乱能力は他に類を見ず、全盛期であれば『先手必勝の種族』であった。[注 41](大戦期は太陽の光すら、“霊骸”で遮断されていたので、実質的にノーリスクに等しい。)

【十の盟約】により、吸血が出来なくなった結果滅びに瀕した吸血種は、当時、同じく【十の盟約】による制限で遠からず滅びる運命にあった海棲種に対し、見事に双方の問題を解決する内容の同盟を持ちかけ、双方納得の下での八百長ゲームを行い【十の盟約】のルールを逆手に同盟を締結しようとするが、状況を理解していなかった海棲種が普通にゲームに臨み、吸血種側が敗北。彼女らの繁殖や海棲種の都の維持管理など搾取される羽目になってしまう、今では男性が1人しか残っておらず滅亡寸前に追い込まれている。これらの事情から十の盟約で一番被害を被った種族とされる。

7巻、8巻ではプラムが“全盛期”の能力を披露する機会があったが、生物最上位の森霊種(エルフ)、しかも当代トップクラスの術者であるフィールの大魔法「四重の瞬間編纂」すらも何事も無かったように無効化する等、すさまじいものだった。空が用意した“切り札”が無ければあのままプラムが戦略的に勝利していた可能性は最も高い。魔法特性からも最も『  』に近い戦い方をする種族である。

プラム・ストーカー
吸血種の男の娘で、吸血種の全権代理者。「〜ですぅ」という口癖がある。
滅亡寸前の吸血種を救うために空の元へやって来た。一見幼女のような顔立ちと服装で空達も女性と間違えるほどの中性的な容姿をしている。
嘘を一切つかずに空たちの行動を誘導するほど策略に長けていたが、空たちを侮っていたため失敗に終わった。テトへの挑戦権の条件にも気づいている。勝負後は海棲種が人類種に下ったことから、自らも吸血種として人類種に協力する(しかし現状を覆すことを諦めてはいない)。
空と白の体液は相当美味しいらしく、汗を舐めさせてくれるなら躊躇なく土下座する。
7巻8巻では早々にドロップアウト。サイコロを失って魂だけになるが、実はそれが狙い。
デメリットである肉体を消失し、主催者の神霊種によって、魔法は使い放題という全盛期の能力をフルに使えるようになる。
この能力を用いて、東部連合とエルヴンガルドの両国を切り崩す戦略をもって、空たちに勝利しようとする。
しかし、「裏切ることを前提」にしていた『  』を前に“切り札”を出され、たった1手で状況は一転。
続く、エルキア王国の国璽と王の国印章と捺印まで入った『外交書』にいのやクラミーともどもブチ切れる。
神霊種の双六が終るまで、ドロップアウトしたみんなでゲーム三昧してる中、クラミーとイタチごっこを楽しんだ。

“海棲種(セーレーン)”[編集]

位階序列十五位。腿から下が魚の尾ひれになっており、海から長時間離れることができない。そのため、海底都市『オーシェンド』に住んでいる。

女性体しかおらず、繁殖には異種族の男性が必要で、男性は絞り尽くされて死ぬため、十の盟約によって滅亡の危機にあった(他者を害する行為が禁止されたため)。しかしかつて【十の盟約】を理解せず、それによって自らの種が滅亡の危機にあるのを自覚していなかったため同じく滅亡の危機にあった吸血種から共存を持ちかけられた際に引き分けならば両者にとって益になるはずのゲームで一方的に勝ちを収めてしまった。この出来事は伝説となり世界共通でのバカの代名詞となっている。策謀や謀略を得意とする吸血種の天敵であり、最も苦手とする“真正のアホ”として相補的かつ対照的である。

ただし1世代に1人出現する水精の保有量の多い個体は他の種の男性を殺すこと無く僅かな魂から子供を作ることが出来るため、女王が健在ならば本来は種の滅亡の心配自体はあまりない。

体内に『水精』と呼ばれる精霊を保有しており、そのため、海にいる限り精霊を惹きつけ、ひいては精霊を体内に保有する他の生物をも惹きつける。この能力があるため優れた力も魔法もなく、異種族の男を捕まえていた。

ライラ・ローレライ
海棲種の女王である全権代理者。地精種の御伽噺を読んで感動しゲームを始めるが、不備の多さからゲームがクリアされずに800年眠り続け、吸血種と海棲種の二種族を滅亡の危機に陥れた海棲種のバカさを集めたような存在。
本人からすれば簡単な問いかけのつもりであったが、その馬鹿馬鹿しさ故に『  』を始め多くの種族を苦しめる難解なゲームを生み出してしまうことになる。ゲームそのものがプラム、アミラ、『  』達が行ったように合理的な目的論をもって思考するとクリア条件が全く不明になり、更には【十の盟約】による制限、彼女が保有する大量の水精の影響が加味され事実上、ゲームの攻略は不可能であった。
水精の保有量が圧倒的に多く、水さえあればたとえ上位種の『生命』であるジブリールですら惹きつけてしまう。いわく、魔法による幻惑の類ではなく、精霊そのものの特性であり、法則のため十の盟約には抵触しない。相手の男性を殺さず子供を作ることのできる唯一の個体であり、髪の毛数本から子供を作ることができる。
圧倒的な水精の多さのために、森精種が魔法を発動させたとしても、魔法を発動させている精霊すら引き寄せてしまい魔法を問答無用で無効にしてしまうと言われている。かつ、王族として生まれたために初めから全てが手に入ってしまいアノミー状態にあった。このため自分に決して惚れない人を探すためにゲームを始め、目覚めてからは空に踏んでもらうのが悦びである
8巻では対神霊種戦にて、『  』の切り札として登場。ステフによってオーシェンドからドロップアウト部屋に運ばれてきた。
完全に空の味方であり、吸血種の真の能力を復活させていたプラムを抑える唯一の対抗手段であった。
アミラ
海棲種の女王代理。人類語を話せるなど、海棲種の中では知能は高い方。非常に軽い馬鹿っぽい喋り方をするが、実際はかなり強かで空たちとの初邂逅では獣人種の五感を封じる水中で嘘を付いて油断を誘い、共謀者のプラムの裏切りさえ織り込み済みで、人類種を次なる搾取対象にしようとしていた。
海棲種がバカだと思われていることすら利用し、バカを演じて『  』に接触。勝利条件を“隠蔽する”ことによって必勝のゲームと化した女王のゲームをもって、人類種を狩ろうとした。あのプラムすらも、この手で出し抜いている。海棲種にしてはとても思慮深く学のあるストラテジスト。
800年眠り種族に滅亡の危機をもたらしたライラに対しては非常に怒っており、目覚めさせる方法が判明した後は空たちに全面協力し彼女を「馬鹿女」と呼び、夢の中で全力のジブリールたちによる阿鼻叫喚に巻き込まれる光景を見て他の水棲種たちと共に歓喜し(ゲーム開始前には女王の痛覚遮断に反対さえしていた)、彼女が目覚めた後も殺意を露わにしている。

“機凱種(エクスマキナ)”[編集]

位階序列十位。生物ではなく、機械でできた種族。太古の昔に不活性化した神霊種に創られた種族。人の形をしているが、体中に機械のような装備が付いている。

大戦時は「連結体(クラスタ)」という群で行動していた。機凱種が受けた攻撃を解析し、その攻撃と同等の能力の武装を瞬時に設計したり、その攻撃を模倣して自分たちのものとすることができる。それ故に、理論上無限に強くなることができる。また、模倣以外にも原理を解析し解決策となる応用兵器も開発可能である。

敵に攻撃されれば反撃はするが、敵対しなければ攻撃してこないので、他種族から接触してはならないとされた。[注 42]

大戦期には、他種族から天翼種と双璧をなす存在とされ危険視されていた。 確認されているだけでも「観測体(ゼーア)」「解析体(プリューファ)」「設計体(ツァイヘン)」「戦闘体(ケンプファ)」「指揮体(ベフェール)」(+ 「遺志体(プライヤー)」)の6種が存在し、解析からの新兵器製造までを一瞬にして済ませる故に、アズリールは彼らを倒せたにも拘らず倒さなかった[注 43]。 なお、この6種とは異なり“道具を扱う者”であるリクを「意志者(シュピーラー)」と呼ぶ。また9巻で『  』に負けてからは空の事を「遺志者(シュピーラー)」ではなく「継ぐ者(フォーツェンサー)」と定義を改めている。(本人たちから直接受け継いだのではなく、独自に過去の人間に迫ったためと思われる。)

動力は、疑似精霊回廊接続神経から精霊回廊の精霊を吸い上げて扱う。そのため、擬似精霊回廊接続神経は常に露出させておく必要がある。戦闘をする際には、精霊回廊から大量の精霊を吸い上げ殺すことで霊骸を排出する。これが機凱種の武器の動力となる。 大戦後は十の盟約により精霊の殺害も不可になったため、別の動力源に変えている。また、個体ではなく群体という扱いのためエクスマキナ同士なら危害を加える事が可能。(全体で一つの個体であるため、口論や喧嘩をもって“悩んでいる”と判定され、他個体の破壊は“自傷”となるためである。)

9巻にて空のスマホに干渉。異世界の二進法言語を解読し、あまつさえリアルタイムで変化する暗号すらも一瞬で割り出し、「通信端末」であることすら解析する恐ろしい離れ業を披露。

本来の理論に理論を重ねる機械の演算、戦神アルトシュとの交戦経験に基づく最強の戦闘能力、さらには非論理たる「人間の心」すら獲得した強敵となってエルキア王国に現れた。

現代想定されている、「神託機械」すら超越するその演算能力から、作中では「超越演算機」と空は称するほどである。 あらゆる言語や言外の意図すら汲み取り、「肯」か「否」以外の「それ以外」という意図を空やステフの感情から解析する異形である。 空お得意のペテンであるレトリックすら即座に見破り、文中の「本当」と「嘘」の部分を判別し情報を抜き出している。 全クラスタを連結した時の演算回数はRayo(3↑↑3)回に上るという、本来ならば“あらゆる機械が無条件でカンストする”ほどの演算回数をやってのけた。 (Rayo(n)とはラヨ数で有名なラヨ関数であり、「3↑↑3」の「↑」はクヌースの矢印表記、Rayo(10^100)はラヨ数で計算不能クラスに該当する巨大数である。)


本来、二人零和有限確定完全情報ゲームであったチェスに「ランダム」要素を組み込まれ、あまつさえ“最悪手”の読み合いと化した電撃戦チェスの全てのパターンを暴き、読み切るという不可能を可能にした。[8]

その凄まじいオーバーテクノロジーは、エロ漫画から異世界の技術や文化・文明を再現するまでに正確無比である。『  』をして“正面から挑んで負ける可能性が一番高い種族”と言わしめている。

大戦末期において、焉龍「アランレイヴ」と交戦した事をキッカケに大戦終結に大きく関わってゆくこととなる。

武装

機凱種は創造された際に、「問いに答える相手」として“対応”し“答え”を導くように生み出されている。[注 44]。そのため、外部からの反応に対応して反応を返すように成長し続けた結果[注 45]、大戦期には受けた攻撃を一瞬で模倣したり、解析結果から新しい兵器を新造する事も可能となった。(本来の創造目的から、問いかけに関する返答も可能。真実を語るために、論理的な思考や言葉遣いをする。) 大戦期に使われた兵器のほとんどは、精霊を殺すことを推進力とする。精霊が十六種族(イクシード)に加わったことで殺傷ができなくなり、現代は使う事はできない。しかし、元々もっていた精霊を殺さない回路を変化させることで、現代においても大戦期と同等かそれ以上の戦闘を行うことは事実上可能である。 武装の総数は27451にものぼり、戦闘を役割としない解析体(プリユーファ)ですら47を固体単位で保有する。 武装を含め、保有する道具を使う場合【典開(レーゼン)】を行い、連結しているクラスタから武装を典開する。固体で保有している場合は、連結している必要はない。武装を典開する場合、個人にしろクラスタ動機にしろ精霊を使用する。 模倣した武装の場合【偽典・〜(〜アポクリフェン)】[注 46]。決戦兵器として独自に開発した兵器には【真典・〜】とつける。

遊戯001『チェス』

精霊を用いて、チェス盤を実体化させるもの。 手の平から地面に光を照射して、そこにチェス盤を実体化させる。 この【典開】は設計体(ツァイヘン)を介さず、シュヴィが作り上げたものでもある。[注 47]

『偽典・森空囁(ラウヴアポクリフェン)』

森精種(エルフ)の魔法を再現した兵器。すべてを切り裂く真空の刃を無数に放つ。 また機凱種のコントロール能力をもってすれば、肉体に傷をつけず、衣類だけを引き裂くのにも使うことができる。

『通行規制(アイン・ヴィーク)』

龍精種(ドラゴニア)の【王】焉龍「アランレイヴ」との戦いの際にシュヴィが解析提案した武装。 龍精種の【王】の個体と、その従龍(フォロワー)7体すべての『崩哮(ファークライ)』を防御不可能と判断し、 “逸らす”ことを目的として新造された武装。[注 48]。 大戦末期には、連合の全火力をまげて誘導し、大戦を終らせる重要な役割を果たす。

『一方通行(ウイン・ヴィーク)』

長距離移動のための武装。空間そのものを強引に破壊し、穴が塞がる0.000046秒の間に裂け目に飛び込んで、一気に100km彼方へと移動する。 大戦末期に天翼種の『天移』を模倣するまでは、この手段を使って移動していた。

『制御違反(オーヴァ・ブースト)』

機凱種が有するブースター。精霊を一気に吸い込み殺し、霊骸を指向性を持たせて一気に排出することによって超スピードを得ることができる。 連続使用すれば、ジェット機のように摩擦熱で表面がプラズマ化するほどの超速度に達する。

『全方交差(アシュート・アーマ)』

前述の『制御違反(オーヴァ・ブースト)』の応用で、霊骸に指向性を持たせず全方位に排出することで防御に応用したもの。 一種の防御フィールドと言える。

『偽典・焉龍哮(エンダーアポクリフェン)』

龍精種の【王】アランレイヴが自己崩壊を代償に放つ『崩哮(ファークライ)』の43.7%を再現した火器。 碧い閃光とともに、着弾地点の地面を地殻ごと蒸発させ、数千度に達する土砂を成層圏まで吹き飛ばす強烈な火器である。 43.7%の再現率とはいえ、これを自己崩壊なしで繰り返し発射できる。 戦闘体(ケンプファ)に比べ、32%未満の解析体(プリユーファ)が放った場合でも並の天翼種ならば一撃で屠ることができる。 アヴァント・ヘイム制圧の、主力武器として機凱種全機がこの武装で襲撃。 多数の天翼種や地精種の戦艦を屠り猛威を振るった。

【全典開(アーレス・レーゼン)】

機凱種有する全部武装、全火力、全装置を限界まで同時典開するもの。 その数々の武装は、遠目から見ると巨大な翼に見える。 この使用許可は、各個体の所属するクラスタの指揮体(ベフェール)から無制限使用承認を受けることで可能とされる。

『進入禁止(カイン・エンターク)』

本来は、防御用の武装だが、シュヴィは全出力を半径12mmに収束させることで「婚約指輪」を守ることに成功した。

『偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)』

天翼種の『天撃』を模倣する武装。 こちらも、天翼種の『天撃』とは異なり、一度撃つと6年の間幼児化するデメリットは存在しない。

『偽典・天移(シュラポクリフェン)』

天翼種の空間転移(シフト)である『天移』を模倣する武装。 アヴァント・ヘイム制圧時に、アズリールと交戦した際、彼女が『天移』を攻撃に転用。 空間を歪め、機凱種の数体が破壊されるも、一瞬にして解析され模倣された。

Org.000『真典・星殺し(ステイル・マーター)』

戦神アルトシュの『神撃』、森霊種の『虚空第零加護』全弾18発、地精種の『髄爆』全弾12発、龍精種8体の『崩哮(ファークライ)』8発の“全エネルギー”の72.8%を再現する切り札[注 49]。 実体化させた『真典・星殺し』は銃の形をしているが、あまりに巨大すぎて塔のように聳え立っていたと言う。 本来の神撃や決戦兵器とは異なり、その再現したエネルギーをたった一点に収束させることによって、連合火力の誘導では不可能だった星殺しを可能にした。

求愛成功状況構築兵器(ラブ・サクセス・シチュエーション・フォルメ)「真典・空落とし(チェック・マーター)」Prt.0001〜0010

大戦末期にシュヴィから引き付いだ特定のエラー群『心』と、対未知対応アルゴリズムを用いて、空のオカズ(8.23GB)を解析して新造した兵器。 後述の『偽典・真愛』と異なり、オカズの解析の後に空の反応をリアルタイムで反映し続け、作中合計で0001〜0010のプロトタイプを設計し投入している。

『偽典・真愛(エロアポクリフェン)』

空のオカズ(8.23GB)フォルダに収められていた情報を“模倣(コピー&ペースト)”したものを、画像データとして出力し全て典開してゆく兵器。 模倣した時に、空のタブレット内のデータは破損してしまい見れなくなっている。[注 50]

シュヴィ・ドーラ
機凱種の少女。見た目は十歳ほどの黒髪の少女だが、実年齢(製造経過年数)はリクと出会った時点で210歳。容姿は白と似ている。
機体個体識別番号は「Üc(ユーバクラスタ)207番機Pr(プリューファ)型4f57t9機」であり、シュヴィという名は彼女自身が提案した『シュヴァルツァー』という名をリクが改めたもの[注 51]。ちなみに「シュヴァルツァー(schwarzer)」はドイツ語で「黒」の比較級。
「心」を知るためにリクを押し倒し、その後共に行動するようになる。
機凱種の中でも平均以下の性能しかない『解析体(プリューファ)』である。(しかし、馬で5日かかる距離を数秒で移動したり、鋼鉄の扉を腕力だけで破壊するなど、並外れた能力ではある。)
焉龍アランレイヴとの交戦の際、被害の解析を行うために、滅びた人の里を訪れた際のリクと遭遇。その真直ぐな目線の原因を解明するために、独自に観察を開始する。(人類を初めて観察対象とした種族と言えるかもしれない。そのため、実はリクの行動は最初の時点からシュヴィに観察されていたことになる。)しかし、機凱種の文化として非論理を認めないことが災いし、『心』の解析を続けたシュヴィは所属するユーバ・クラスタの連結を解除された。
問われればそのまま事実を答える機凱種の性質により、リク自身の心の中に土足で踏み込んでしまい、その事がキッカケとなり固く閉ざされていたリクの心を唯一開ける存在となる。
大戦を終わらせるために行動を始めるのと同時期にリクと結婚する。
また、シュヴィの体内を流れる体液には霊骸を除染できる効果があるらしく、“幽霊”たちの行動に大きく貢献している。
「星杯」を顕現させるための「通行規制(アイン・ヴィーク)」設置中にジブリールと遭遇。完全なる弱者ではなく、強者として生まれたために交戦せずやり過ごすことに失敗。固有の兵装の全力をもって“逃走”を謀るも失敗する。
リクとの約束を破らないために、悪手ではあるが、クラスタに再連結を提言する。
通信を受けたユーバ・アインに再連結を行い、自分自身の『心』を同期することをにする。

シュヴィは『心』と、『対未知用戦闘アルゴリズム』を機凱種の全クラスタに同期するのに4分11秒もかかってしまい、その間【全典開(アーレス・レーゼン)】によって、全機凱種の武装・火器・装備を駆使してジブリールに対抗する。最後は、ジブリールの全力の「天撃」を受け、指輪を残して消滅した。

なお、ジブリールはシュヴィの名を覚えてはいるが、シュヴィは「ドーラ」とは名乗らなかったため、別人と思っている。
ユーバ・アイン

シュヴィの所属するユーバ・クラスタの指揮体(ベフェール)。再連結を申請した際に通話に応じた固体。 シュヴィの行動に疑問を持ちながらも、貴重なサンプルデータでると“取り繕って”シュヴィに再連結を許可し、『心』を受け取ることを決定する。 本来は、どんな情報も3秒未満でインストールされるのだが、「心」が非論理の集まり(エラー群)であるために4分11秒もかかってしまった。 しかし、最終的に全クラスタに同期を完了させ、シュヴィに別れを告げた。 彼のユーバ・クラスタもアヴァント・ヘイム制圧に参加している。

アインツィヒ(全連結指揮体)
機凱種の全連結指揮体である男らしき姿の機凱種。死亡し、「遺志体(プライヤー)」となったシュヴィから託された遺志を果たすため、リクと接触した。
シュヴィが欠けた後の計画補正し、実行する。
大戦終結のためにアルトシュと交戦し、その「神髄」剥離に成功する(正確には「成功したということになっている」と記述されており、アルトシュの「神髄」が消滅した理由についてはあいまいになっている)。
機凱種の歴史上、アルトシュを目視で確認し情報を最初に記録した固体でもある。
作中にて、初めて人間に嘘をつくという行動に出た機凱種。
9巻にて再登場。13体の機凱種とともに空を意志者(シュピーラー)として訪れる。その際は燕尾服姿。耐用限界を5982年超過しているとのこと。
6巻時点での外見は不明であるが、9巻で登場した際には「リク」の外見に似た姿で現れている。
彼のみ、新造機構の方法が“穴”ではない。
空を、リクが死んで以降初めて表れた『遺志者(シュピーラー)』と判断し、残る全種族13機を率いて求愛行動に出る。
だが、空の事を『遺志者(シュピーラー)』とは呼ぶものの、一度も名指しで呼ばない事。誰も、「〜を愛した……」とは呼ばない事。また、もし仮に戦神アルトシュを倒して大戦を終らせたのが機凱種であるならば、なぜ勝利後に自分達が作り上げた世界のルールを壊すような真似をするのか? など疑問も多かった。
その謎を逆に、利用され『  』を相手に敗北を喫した。
敗因は機凱種の「精度」の値を高める一方、「確度」を著しく低下させられた事である。
無限に対応し、無限に学習を行う機凱種は回数をこなす度に「精度」を高めると同時に、その標本(サンプル)の母集団を計測して「確度」の計測も行う。
ところが、心を得て空という人物を正面から見ず、バイアスをもって見ている事を逆手に取られる。
目の前の自分や白を無視して、一方的に今は亡き『遺志者(シュピーラー)』だと“勘違い”した上で計算を行った結果。
“計算の答えは間違いない”が“実用に耐えることができない”答えしか出なくなってしまった。
認めたくない事実を前に、一時は戦意を喪失してしまうが『  』の激励によって最終戦にて復帰。
最後の一試合、正面を向いて目の前の『  』を全力で倒しにかかるも敗北。
現代は耐用年数を超過している、自身の後継機を目下最優先で作らせている。
空に対する愛情は全クラスタ共通のため、彼も未だに有しており、改めて味方となることを確認しあった。
イミルアイン(アエルト・イミル・クラスタ・アイン)
十代半ばほどの人間の少女のような見た目の機凱種。役称は『旧E連結体第一指揮体』。識別番号はEc001Bf9O48a2。空によってイミルアインと名付けられる。メイド服姿であらわれ、あやめ色の髪を持つ。
彼女のクラスタは、『真典・星殺し(ステイル・メーター)』製造のために連合火力を受け壊滅。彼女はその生き残りである。[注 52]
アルトシュ討伐にも参加しており、その際に生存している。
“穴”により魂を摂取して新しい個体を製造するサンプルを回収する。
ジブリールの断絶空間を自力で破り侵入できる、天移した箇所を一瞬で割り出すといった手腕。
電撃戦チェスにおいて観客をシラけさせれば即勝利するという、悪手を思いつき、帆楼のライヴのMCに乱入する。指揮体として設計されているために大局的な判断もすなど、手ごわいことこの上ない。
自身の役称が長く空により'イミルアイン'と愛称で呼ばれたためそれを『"愛"を"称"えた』と解釈。空と夫婦であると思い込んでおったが勘違いだと気付かされ"なかったことにさせて"という彼女の願いはアインツィヒ達によって、無慈悲に却下される。
それによりひどく傷心し自爆許可申請,逃亡許可申請をするほど。だがどれも却下させる。
『  』に惚れ直した後に、ステフの進言から解析した方法を実践。自分自身の心を正直に空にぶつけることで、正攻法で空をオトしにかかる。
女性型の機凱種であり、『星殺し(ステイル・マーター)』製造のために滅びたクラスタの生き残りであることから、6巻にてリクに伝令をしていた機凱種がこのイミルアインである可能性がある。

“神霊種(オールドデウス)”[編集]

位階序列一位。概念が「神髄」を得て実体化したようなもの。理論上無限に存在するが、活性化しなければ実在しない。 作中でシンク・ニルヴァレンは「我を得た概念」と呼んだ。 その性質上、厳密な意味での死を迎えることはなく”神髄”を失うことで不活性化する。 本体が概念そのものという、特殊な性質によりリクはアルトシュを無力化する(『神髄』を剥離する)ことを余儀なくされた[注 53]。 作中で度々触れられる大戦を引き起こした張本人たちであり、当事は星杯(スーニアスター)無しで様々な創造行為を行っていた。しかし、増えすぎた神々が独自に創造を行うことで、逆に不自由や不和・争いなどが生じたため『創造』というメリットが無くなってしまった。 神々は“唯一創造を行える神”の座を設定し、それが誰かを競う事となる。それが後の“大戦”である。[注 54]。 【十の盟約】が制定される前は願われ祈られれば「神髄」を得て生まれることができた。【十の盟約】後は新しい神霊種は生まれていない[注 55]。 また、不活性化した「神髄」は物質として残るために他の種族たちによって蒐集されることもある。地精種に至っては、「神髄」が活性化するときの莫大なエネルギーを爆弾へと転用した兵器『髄爆』として、“神殺し”の切り札としていた。 集団を作らないため、全権代理者は存在していない。


テト
声 - 釘宮理恵
かつて《遊戯の神》と呼ばれた神。『星杯』出現後に誕生した最後の……、そして“最弱”の神霊種。
不戦勝で唯一神になった[注 56]
自分にゲームを挑む条件を全く整えない十六種族に飽きたため、異世界のネット世界で『  』(くうはく)と呼ばれ、都市伝説と化していた空と白を呼び出す[注 57]
力を制約することで他種族になることができる(どうやら体質から変化するらしく、人類種になった際に数日寝食をせずに行き倒れていた)。
リク・ドーラの思い描いたゲームの神様が具現化した存在で、リクとシュヴィの信じる心が神髄となって活性化し生まれた。リク達の偉業から人類種に深い感慨を抱き、"人類種"に『免疫(イマニティ)』と名を授けた。
大戦末期に、アルトシュを殪したことで彼が取り込んでいた精霊回廊の源潮流のエネルギーが星へと戻った。これを『真典・星殺し(ステイルメーター)』をもって穿った結果「星杯(スーニアスター)」顕現に匹敵するエネルギーが吹き上がる。
このタイミングでリクが、神に祈りを捧げたため、神霊種顕現の条件である『顕現に必用なエネルギー』と『願い』が揃い神髄を得て活性化した。(「星杯」の創造能力による顕現ではない。テトが顕現したときにリクはまだ「星杯」は顕現はしていても、手に入れてはいなかったから。)
顕現した直後ただちに、リクの願いを叶えて「星杯」を手する。すかさず世界を再構成。大戦を「星杯」の力をもって強制終了させた。
あらゆる種族が願った、争いの無い世界を実現させるために「ゲームで全てが決まる世界」を制定するに至る。
7巻、8巻においてテトをただ「殺す手続きが1つ増えただけ」や「結局世界は変わっていない」と誰もが嘆いたが、テトが制定したのは『ルールの絶対性』であった。[注 58]
争いを無くすことはできない。というのも、そもそも“競争”や“闘争”を消すことなど不可能であるからだ。(もっとも『星杯』を使えば可能であろうが、それでは大戦で犠牲になった奴等が浮かばれないばかりか、全種族の権利を恒久的に犯すこととなる。)
それを平和的に解決するために、『手段』として「殺し合い」から「ゲーム」にシフトさせた。
世界は変わったが、変わっていないの答えがそこにある。
テトは全種族の「心」や「権利」といった概念までも書換えてルールを“強制”はしなかった[注 59]ために、他の種族たちは6000年もの間、一部を除いてテトに挑みに来るに至らなかった。
最初の時点で既に察していたテトは、挑発の意味も込めて宣言時に「知性在りしと“自称する”ものたち」と宣言している。
いづなに泣かされたことがある。
アニメHPの企画では、ディスボードに存在しない「醤油」を“最初から存在したことにして”空たちにプレゼントしたことがある。(ただし、テトは醤油(ソイソース)を“ソース”と間違えていた模様。)
アルトシュ
大戦期において強勢を誇った神霊種。天翼種の創造主であり、「最強」の概念である戦神。
力が最盛であった大戦末期には並び立つ者がいないとされ、事実上最強であった。[注 60]
しかし誕生そのものは大戦終盤と、比較的新しい神でもある。(“戦い”と言う、抽象性の高い概念が実体を持つのに時間がかかったため。)
自身が最強であり、完全であるが故にいずれは敗れることを予感していた[注 61]
この懸念はブックレットにて終竜ハーティレイヴと対峙した際にも言及されており、ハーティレイヴは彼の事を「満ちた杯」と形容した。
その神格が強くなるにつれて、戦う相手が居なくなり、戦神でありながら戦う機会そのものが減ってしまった。
戦わない『最強』とは、本当に『最強』なのか?永遠の絶頂の中で、アルトシュは退屈にまどろむようになってゆく。
唯一の技は、全天翼種(フリューゲル)の「天撃」、および精霊回廊の源潮流から汲み上げた魔法を純粋な“破壊”のため束ねて放つ”神撃”である。[注 62]
大戦末期には総戦力を用いて戦ったが、機凱種の全兵力によって討たれた事になっている。
性格はまさしく傲岸不遜・豪放磊落の“王”であり、同時に思慮深い賢者のようでもある。(だが、泣き付くアズリールに語尾に“にゃ”を付けて質問に答えるなどお茶目な面もある。)
ブックレットではアズリール、ラフィール、ジブリールを可愛がったりする。謁見に際に全力の天撃を放ったジブリールを「戦果の褒美」に許すなど、特にかわいがっている。
アルトシュが倒された理由は明確になっていないが、『“強いもの”を斃すのが、常に“強いもの”』であることを“最弱(リク)”が否定し、概念そのものを穿ったのが大きいと思われる。(他には、『偽典・焉龍哮』や『偽典・天撃』の一斉掃射も考えられるが、“最強の神髄”を穿つのに十分とは言い切れない。くしくも“無限に続く戦い”を征したのが、『最弱』という……“循環論法”をもって大戦を終らせていると考えると、興味深い。)
“神撃”
アルトシュ唯一の技。天翼種と同じく本来は、彼の一挙一動すべてが戦闘行為となりえるために名前は無い。
精霊回廊の源潮流から直接精霊を汲み上げ、純粋な破壊として放つ一撃。その破壊力の大きさも計り知れないながら、仮にこの攻撃に拮抗する攻撃を放ったとしても、アルトシュ自身の“神髄”の効果によってそれを飲み込みさらに巨大化し、これを遮るものはあらゆる法則を捻じ曲げ突破する。
無想の一撃。これは理論の限りを尽くして構築された『絶対防御の盾』たる『久遠第四加護(クー・リ・アンセ)』すら突破する。(カードゲームで言うルール破壊のようなもの。)
戦の神であるアルトシュが、“最強”の前任者である龍精種のハーティレイヴを倒したことで“神髄”が最強の概念を帯びた。
そして、星中のすべての種族が戦争をし、戦争を絶対的な解決手段と疑わない(信仰している)状態でアルトシュが放ったために、規格外の破壊力を獲得している。


帆楼(ほろう)
『巫女』の神髄より生じた神霊種。
東部連合首都"巫鶴"にて巫女より顕現した。
幼女の容姿で豪華絢爛な和式の半被を着ていて無数の巻物が傍を漂っている。さらに、空も見惚れるほどの美少女。自身がなんのために存在するか分からず模索している。
空達の挑戦を受けディスボードをそのまま"コピペ"した巨大双六盤を作り、空達を戦わせ合った。その後空白によって命名された。
『神髄』は人型の方ではなく近くにある墨壺(座標は13次元+iRのテンソル座標系に存在する。)。原初の世界で最初に『心』を持ったために全てが判らず"話し相手"を求めて機凱種を造ったがその知性故に逆に問われた。
他の人物が機凱種を「生物ではない」と(機凱種本人たちを含め)語るのに対し、9巻では唯一「無機生命体」と語る人物。[注 63]
唯一自身の存在を示す手段として「死ぬ」事を選択し、少なくとも「死ぬ(消える)」ことができれば自信が存在したと証明できると確信し一度は自害を行う。しかし若き日の『巫女』に剥離した『神髄』を再活性化させられ、再び実体化する。
「死ぬ」ことによって自身の存在を証明した筈が、再活性化したことで再び自身の存在に疑問を抱くようになる。その様を若き日の『巫女』に見初められ互いに、相互協力の形をとって『巫女』を寄代とした。
東部連合の急速な技術革新は、帆楼の持つ能力をもって行われた。機凱種を創造するほどの技術を、『巫女』は獣人種の国を統一するために利用する。ただ、その中でも帆楼は自身の問いに関する答えを出すことができなかった。そして、協力関係に間隙が生じ始める。問いに答えることができないがために、『巫女』は『  』に答えを託し心を開こうとする。『  』の出した答えは『かくして、全ては一周する。』。
帆楼の悩みは ミュンヒハウゼンのトリレンマにおける 無限背進であるが故に論理破綻していることを『  』によって暴かれる。[注 64]
無限に続く問いは、実は無限に続いているのではなく、どこかでループが生じていると論破(循環論法)。それに対し、「なぜそれが正しいと言いきれるのか?」聞き返せば、もう一つの解決策である 独断論で説き伏せる。(また、戦いのあとの回答として、帆楼の出してきた問いそのものを使った反論も行っている。→ルイス・キャロルのパラドックス)
全ての問いに答えをくれた『  』から、最後に帆楼(ホロウ:虚ろ、空白)と言う名前を貰ってゲームに負けた。
(“神髄(概念)”を穿つというよりは、定義を変えたことによって、一度帆楼を殺した(降した)と言うこともできる。)
『  』が暴き出した“神髄”『狐疑』と、ゲームによって帯びた新たな『請希』の神故に、『  』が他の種族に疑惑を増やせば増やすほど……、導く種族に希望を与えれば与えるほどにその神格は増してゆく。
そのため、『  』が他の種族に対して行っているブラフやイカサマ。そしてアイドル活動で希望をばら撒くことで、より帆楼の神格を極限まで上げることができる。
全権代理を持たない神霊種の全権代理者を“僭称”することによって、賛同しない神霊種たちをあぶり出し倒すことで、帆楼が神霊種全権代理者として、“つまらない世界”を破る突破口となることを『  』から言われ賛同している。
9巻では、『  』が対外的に行っている「ブラフ」に一役買ってもらうために、偶像(アイドル)としてエルキア国民の象徴となるべくアイドル活動を強要されている。しかし、それは表向きの理由。本当は、アイドル活動を通して、帆楼“自身”の気持ちを出させて成長させるための活動でもあった。エルキア王宮でのライヴの後、アインツィヒを「かつて自分が創り出した機械」だと気付く。自分の気持ちを表現することを覚えた帆楼と、自分を偽ることを止めた機械はかつて果たせなかった約束を果たした。
カイナース
森神。自然の概念が実体化した神霊種。
森精種を創造した神霊種。
シンク・ニルヴァレンの「虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)」の発動に必用な力すべてを供給している。
大戦末期の3大勢力の内、唯一本来の目的である星杯(スーニアスター)の顕現のために努力した神でもある。
『虚空第零加護』や『久遠第六加護』のエネルギーを供給している。これらの大魔法はカイナースの神の御業故である。
オーケイン
鍛神。地精種を創造した神霊種。

“幻想種(ファンタズマ)”[編集]

位階序列二位。ジブリール曰く、各個体それぞれが「独立した一つの世界そのもの」との事。ストーリーが進行している現在、存在が確認されているのは天翼種の拠点も兼ねているアヴァント・ヘイムのみで、全権代理者や現存数等は不明。「大戦」中には『魔王』と称される個体も在し、妖魔種を生み出した。 大戦中には、森精種の『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』により爆弾にされたりもした。

大戦時の切り札は『壊放融界(アルマ・クォリア)』。
アヴァント・ヘイム
アルトシュの使徒である幻想種。天翼種が棲む空中都市でもある。見た目は極めて巨大な岩で出来た鯨で、現在は自身の全権をアズリールに託している。
魔力のある場所ならどこへでも行くことができる。また一個世界を内包しているため都市内の環境を自由に変えることが可能で、大戦期はより戦闘に向いた形状をしていた。
いまだにアルトシュの死に納得しておらず神霊種を探して放浪しており、神霊種の気配を感じる朱い月に少しでも近づこうとするが、魔力のない宇宙空間にはいけず涙を流す。[注 65]
長年居場所が不明だった機凱種達がエルキアに姿を現した際、主アルトシュを討ち果たした真意を正す為に、アズリールら天翼種達と共に多大なる殺意を抱いてエルキアに来襲した。
魔王
妖魔種を創造した造物主。神霊種ではなく、“幻想種”である点が特異である。
本来“幻想種(ファンタズマ)”は自我に乏しい種でもあるが、独自に“我”を獲得している点から突然変異種と呼ばれる。
ブックレットでは対天翼種用の、妖魔種を創造したりもしたがジブリールたちに瞬殺された模様。
どうやら、知能や能力が著しく顕著である訳ではないようだ。
大戦末期はどの勢力にも与せず。南の大陸に籠もって様子見をしていた。
再現された大戦シミュレートゲーム時には妖魔種は切り札として『始祖主転生(ブラッドボーン)』を用いている。

“龍精種(ドラゴニア)”[編集]

位階序列四位。命を代償にして放つ『崩哮(ファークライ)』という攻撃を持つ
世界最古の神霊種が死んだ後に分裂して生まれた種族であるため、最も古い種族の1つである。
そのため、彼ら固有の「龍精語」はそれそのものが創造神の言語であり、言語そのものが一種の魔法となっている。
言語そのものが魔法のため、現在は無闇矢鱈に話される事はない。
神髄や概念すら無く、「生命」として存在するために、魔法適性こそ位階序列4位だが、神霊種よりもずっと高位な存在とも言える。
かつてのアルトシュが最強の概念を獲得するに至った戦いにおいて、2位の幻想種、3位の精霊種を飛び越えてハーティレイヴに挑んだほどである。
龍精種は存在そのものが、世界最古の神霊種の分裂体であるため、下位の神霊種よりも高次な存在とも言える。神霊種と同じく、時空間に「点」として存在する存在ではなく「面」で存在する。「現在」という地点に縛られずに、“複数の時間に跨った「面」”として存在するために、「現代」の地点に存在する固体を倒しても、「未来」や「過去」の地点に存在する固体からの『収束時空』によって容易に蘇生する。(ジブリールが“天撃”を加えて、鱗を剥がしたとしても、瞬時になにごとも無かったかのように戻る。これは時空間の因果律の作用による。)
この、「過去」や「未来」にも跨って「面」として存在する特性によって、神霊種と同じく未来視や過去視などが可能となる。
このような『多元時空生命体』であるために、小山ほどの巨大質量を“空間を歪める”ことで移動(飛行)することが可能。かつ、理論上無限に等しいエネルギーを引き出すことが可能となる。
正体が「時空間の反響」という性質上、龍精種の討伐とは……力で純粋にねじ伏せるのではなく、『龍精種自身のエネルギーを暴走させた自爆』によってのみ成立する。
この性質に着目したエルフは、この時空間に関する理論を応用して最後の「霊壊術式」である『久遠第四加護(クー・リ・アンセ)』を編み出して、天翼種の“天撃”への絶対防御とした。
『崩哮(ファークライ)』は、後に森霊種たちが開発する“神殺し”の切り札である『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』のアイディアとなる。
ハーティレイヴとアランレイヴの行動は、後の大戦集結に重大かつ直接的な影響を与えるに至っている。
『崩哮(ファークライ)』
「時空間の反響」である龍精種が、その反響(エネルギー)を暴走させ、自身ですら制御不能なほど増幅させて放つ攻撃。
自己崩壊を代償とする理由はそこにある。複数の字空間に跨って「面」として存在できる龍精種は、理論上は無限のエネルギーを引き出せる。
しかし、自身の“扱える”範囲には上限がある。これを超えることによってしか龍精種を討伐することはできない。
故に、自分自身で時空間の無限反響により、エネルギーを無限に発散させ指向性をもって放つ。
これが『崩哮(ファークライ)』である。


『焉龍』アランレイヴ
大戦中の人物であり、龍精種の【王】を冠する3体の1つ。
12年前の機凱種との大規模交戦で『従龍(フォロワー)』7体を率いて戦うも、斃された。
だが、自己崩壊を代償に最後に放った『崩哮』によって機凱種3496機中1468機を破壊した。
この戦いはリクとシュヴィが出会うきっかけとなったほか、大戦末期に機凱種の扱う武装を生み出すなど、のちの大戦終結にも影響を与えた。
『終龍』ハーティレイヴ
榎宮のツイッターのツイート内にて登場した、「現段階では」設定上の龍精種。
【王】の名を冠する龍精種の一体である事以外設定は明かされていない。
同名のモンスターが榎宮の作品「グリード・パケット∞」にて登場している(単行本第1巻1話のみ登場。4巻では5階層(ファイブ・セクター)干渉魔法で召喚していることが明かされる)。
DVD特典ブックレットの中に、アルトシュと対峙した状況が描かれた。
ハーディレイヴはアルトシュが生まれるまで『最強』と呼ばれる存在として君臨していた。
しかし、アルトシュが強さを増すに従い挑戦を引き受け倒れる事になる。
アルトシュを圧倒するほど頭も良く思慮深い人物で、最強に関する哲学をアルトシュと手合わせ前に語っている。
その段階において『最強』を名乗った自分がいずれ倒される事、そしてアルトシュも同じ運命をたどる事を示唆している。
彼がアルトシュの挑戦に応じて倒れたことが、結果として番外固体のジブリールを創造するキッカケとなっている。
『智龍』レギンレイヴ
DVD特典ブックレットにて判明した【王】の名を関する個体。
大戦で『アランレイヴ』『ハーティレイヴ』を失った現在において、【王】の名を冠する龍精種の全権代理者でもある。
白龍
ジブリールと戦闘を行ったレギンレイヴの従龍(フォロワー)。ジブリールを5度屠るも、“弱者”に徹したジブリールに弑される。

“月詠種(ルナマナ)”[編集]

位階序列十三位。現在も紅い月に月詠種(ルナマナ)を創った神霊種(オールドデウス)と共にいる模様。

ディスボードの天空に浮かぶ、赤い月が本拠である。イメージとしては天上人が近い。

大戦時は月全域に住んでいたが星から見て表側は戦争の流れ弾で全滅したため、現在は裏側のみとしている。

榎宮氏の作品は同人時代から、商業連載の『エアリセ』『グリード・パケット∞』などを通して『月』の存在が特別な意味を持っている。 そのため、今後の展開が期待される種族である。

“精霊種(エレメンタル)”[編集]

位階序列第三位。本拠地は人類種のエルキア領の最東端から更に東に行った湿った高原にある。精霊の森、通称『不可侵領域』(サンクチュアリ)と呼ばれる地帯が事実上の領土になっている。この世界における魔法とは精霊、つまりは精霊種を「運用」することによって行われている。前述の通り、人類種には知覚できない。大戦時、特に大規模な魔法を使用する際は世界を漂う精霊種を搾取する方法が採られており、その結果生じる精霊種の死骸は全ての生物にとって猛毒となる『霊骸』と化し、大戦中はその『霊骸』があちこちに降り注いでいた。

“妖精種(フェアリー)”[編集]

位階序列第九位。大戦末期より現在まで森霊種との関係が続いており、大戦時は森霊種との同盟関係、現在では種族自体が森霊種への隷属状態に近い模様。関係のきっかけはリクの森霊種側への意図的な情報リークと『幽霊』達の暗躍による。再現された大戦シミュレートゲーム時には切り札として『洛園堕とし(スプライトトゥーン)』を用いた。

用語[編集]

十の盟約(じゅうのめいやく)
唯一神の座を手にした神、テトが作ったこの世の絶対法則。
知性ある【十六種族(イクシード)】に対し一切の戦争を禁じた盟約――即ち。
【一つ】この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
【二つ】争いは全てゲームにおける勝敗で解決するものとする
【三つ】ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる
【四つ】“三”に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない
【五つ】ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する
【六つ】“盟約に誓って”行われた賭けは、絶対遵守される
【七つ】集団における争いは、全権代理者をたてるものとする
【八つ】ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす
【九つ】以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする
【十】みんななかよくプレイしましょう
十六種族(イクシード)
異世界《ディスボード》における知性あるものとされる生物。
順位は魔法適性値の高さ=位階序列。
種族を跨ぐ混血は存在しない[注 66]
第六位以上と第七位以下では天地ほどの差があり、第六位以上は『生命』、第七位以下は『生物』とされる。
神霊種以外の十六種族は人類種(=人間)を除き、全て神霊種によって創られている。(六巻でテトはそう言っているがおそらく形容しているだけと思われる。なぜなら同六巻の序盤に登場する妖魔種は“魔王(幻想種)”によって創られている。また龍精種は世界最古の神霊種が分裂した結果生じたものである。おそらく、人類種以外の種族は神霊種を“起源に持つ(単系統)”という事であろう。)
【第一位】神霊種(オールドデウス)
【第二位】幻想種(ファンタズマ)
【第三位】精霊種(エレメンタル)
【第四位】龍精種(ドラゴニア)
【第五位】巨人種(ギガント)
【第六位】天翼種(フリューゲル) 国家名:アヴァント・ヘイム
【第七位】森精種(エルフ) 国家名:エルヴン・ガルド
【第八位】地精種(ドワーフ) 国家名:ハーデンフェル
【第九位】妖精種(フェアリー)
【第十位】機凱種(エクスマキナ)
【第十一位】妖魔種(デモニア)
【第十二位】吸血種(ダンピール) 国家名:オーシェンド
【第十三位】月詠種(ルナマナ)
【第十四位】獣人種(ワービースト) 国家名:東部連合
【第十五位】海棲種(セーレーン) 国家名:オーシェンド
【第十六位】人類種(イマニティ) 国家名:エルキア
星杯(スーニアスター)
唯一神の座にして絶対支配権の概念装置。形状は星形の正十二面体。
種の創造を行えるレベルの魔法を行使できる神霊種を1人に限定するため[注 67]に設定された概念装置であり、これを顕現させるために『大戦』が起きた。
神霊種たちは他の神霊種の『神髄』を破壊し、相手の力を取り込むことで自身の力を増幅し、これを顕現させようとしていたが、リクが星そのものを破壊することで顕現した[注 68]
大戦末期において、リクが“星殺し”によって噴出すエネルギーをもって顕現を試みたが、既にアルトシュが精霊回廊の源潮流の大半を取り込んでいた(約52%ほどと推測される)。この状態で星を殺すと、リクの元に噴出すエネルギー量よりもアルトシュ自身に引っ張られるエネルギー量が勝ってしまう可能性が高かった。そのために、リクはやむをえずアルトシュ討伐を行う理由となっている。
現在の所有者はテト。

既刊一覧[編集]

小説[編集]

MF文庫Jより刊行中。日本国外においては、東立出版社台湾)より翻訳版が刊行されている[4]

タイトル 発売日[9] ISBN 表紙
1 ノーゲーム・ノーライフ1
ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
2012年4月25日 ISBN 978-4-8401-4546-6
ISBN 978-4-04-066432-3
白・空
2 ノーゲーム・ノーライフ2
ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです
2012年9月25日 ISBN 978-4-8401-4819-1
ISBN 978-4-04-066433-0
ジブリール
3 ノーゲーム・ノーライフ3
ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……?
2013年1月25日 ISBN 978-4-8401-4958-7
ISBN 978-4-04-066434-7
いづな
4 ノーゲーム・ノーライフ4
ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました
2013年6月25日 ISBN 978-4-8401-5185-6
ISBN 978-4-04-066469-9
プラム
5 ノーゲーム・ノーライフ5
ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです
2013年11月25日 ISBN 978-4-04-066080-6 アズリール
6 ノーゲーム・ノーライフ6
ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです
2014年4月25日 ISBN 978-4-04-066382-1 テト
7 ノーゲーム・ノーライフ7
ゲーマー兄妹たちは定石を覆すそうです
2015年7月24日 ISBN 978-4-04-067494-0 巫女
8 ノーゲーム・ノーライフ8
ゲーマーたちは布石を継いでいくそうです
2015年12月25日 ISBN 978-4-04-067952-5 神霊種(帆楼)
9 ノーゲーム・ノーライフ9
ゲーマー兄妹は一ターン休むそうです
2016年8月25日 ISBN 978-4-04-068457-4 イミルアイン

 

漫画版[編集]

『月刊コミックアライブ』にて2013年3月号(1月27日発売)より連載[10]。日本国外においては、尖端出版(台湾)より翻訳版が刊行されている[5]。原作・キャラクター原案は榎宮祐で、漫画は柊ましろと榎宮祐が担当する[10]。なお漫画のアシスタント(下書きまで)は榎宮祐が担当している[10][11]。このため榎宮は今回の漫画が事実上の漫画家業への復帰作と述べている[12]

タイトル 発売日[13] ISBN 表紙
1 ノーゲーム・ノーライフ1 2013年11月22日 ISBN 978-4-04-066114-8 白・空

『月刊コミックアライブ』にて2015年7月号より連載。原作・キャラクター原案は榎宮祐で、漫画はユイザキカズヤが担当する。

タイトル 発売日[14] ISBN 表紙
1 ノーゲーム・ノーライフ、です!1 2016年1月23日 ISBN 978-4-04-067878-8 いづな
2 ノーゲーム・ノーライフ、です!2 2016年8月23日 ISBN 978-4040685250 いづな・ステフ

読み切り作品[編集]

原作者の著作のうち、MF文庫Jの単行本への収録が予定・予告されていない小説作品を挙げる。

SPECIAL NOVEL
アニメ版Blu-ray、DVDの各巻の初回生産特典である「キャラクターデザイン・大舘康二描き下ろし表紙付きスペシャルブックレット」のSIDE.Aとして収録されている短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[I]スリーフォールド・レビテーション
第1巻の初回生産特典ブックレットに収録。ステフを中心にした短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[II]ワンペア・オア・ハートストレートフラッシュ
第2巻の初回生産特典ブックレットに収録。フィールとクラミーを中心にした短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[III]ハイカード・オール・レイズ【前編】
第3巻の初回生産特典ブックレットに収録。ジブリールを中心にした短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[IV]ソロプレイ・コーププレイ
第4巻の初回生産特典ブックレットに収録。イズナを中心にした短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[V]ハイカード・オール・レイズ【後編】
第5巻の初回生産特典ブックレットに収録。ジブリールを中心にした短編。
『幕間(オミット・エピソード)』[VI]パーペチュアル・スプレッド・ゲーム
第6巻の初回生産特典ブックレットに収録。『  』(くうはく)を中心にした短編。
『幕外(コミット・エピソード)』[I]チキ・チキ・ガン・タン
『お正月限定原作・榎宮祐書き下ろしSS』としてアニメ公式サイトにて2014年1月1日から2014年1月6日まで限定公開。その後、第6巻の初回生産特典ブックレットに収録。『  』(くうはく)を中心にした短編。
『幕外(コミット・エピソード)』[II]ステフ・ファニー・バレンタイン
『バレンタインデー限定!原作・榎宮祐書き下ろしSS』としてアニメ公式サイトにて2014年2月14日から2014年2月16日までアニメ限定公開。その後、第6巻の初回生産特典ブックレットに収録。ステフを中心にした短編。

テレビアニメ[編集]

2014年4月から6月まで放送された。2013年7月28日に行われた『MF文庫J 夏の学園祭2013』にてアニメ化が発表された[3]。この他に4作品が併せてアニメ化を発表した。また、発表に合わせて公式サイトも開設された[15]

第1話および第3話には、日本チェス協会が協力としてクレジットされている。

第7話の劇中で使われた魔法陣の一部が無断使用であったとして、謝罪と共にBDDVDでは該当箇所を修正することを発表している[16]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
This game」(第2話 - 第8話、第10話)
作詞 - 深青結希 / 作曲 - 若林充 / 編曲 - eba / 歌 - 鈴木このみ
第1話・第12話ではエンディングテーマとして使用。第9話では未使用。
「おねがい☆すにゃいぱー」(第11話)
作詞 - 辻純更 / 作曲 - 鈴木一史 / 編曲 - y0c1e / 歌 - 初瀬いづな(沢城みゆき
エンディングテーマ「オラシオン」(第2話 - 第11話)
作詞・作曲・編曲 - ナスカ / 歌 - 白(茅野愛衣
第1話・第12話では未使用。第8話は本編展開に合わせ映像のカットや曲に音飛び、ノイズが入った特別仕様になっている。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 登場したゲーム 使用原作
第1話 素人(ビギナー) 花田十輝 いしづかあつこ 大舘康二 チェス
ポーカー
第1巻
第2話 挑戦者(チャレンジャー) 渡邉こと乃 池端隆史 小関雅 じゃんけん
第3話 熟練者(エキスパート) 細川ヒデキ 日向正樹 チェス
第4話 国王(グランドマスター) 細川ヒデキ
渡邉こと乃
中村近世 阿部千秋、山本径子 -
第5話 駒並べ(ウィークスクエア) あおしまたかし 佐山聖子 佐々木純人
渡邉こと乃
市野まりあ、永吉隆志 ブラックジャック
あみだくじ
第2巻
第6話 一手(インタレスティング) 下山健人 細川ヒデキ 濱田邦彦 しりとり
第7話 死に手(サクリファイス) あおしまたかし 渡邉こと乃 稲葉友紀 原田理恵、牙威格斗 -
第8話 起死回生(フェイクエンド) 榎宮祐 清水明 鈴木伸一、山本径子
第9話 解離法(スカイ・ウォーク) 花田十輝 浅香守生 青木弘安 日向正樹 オセロ 第3巻
第10話 指向法(ブルー・ローズ) 下山健人 佐山聖子 白石道太 市野まりあ、永吉隆志
木下由美子
-
第11話 誘導法(キリング・ジャイアント) 藪田修平 細川ヒデキ 日向正樹
第12話 収束法(ルール・ナンバー・10) 花田十輝 いしづかあつこ
渡邉こと乃
渡邉こと乃 大舘康二、濱田邦彦 コイントス 第3巻[注 70]

放送局[編集]

日本国内[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本全域 AT-X 2014年4月9日 - 6月25日 水曜 21:30 - 22:00 CS放送 製作委員会参加
リピート放送あり
東京都 TOKYO MX 2014年4月10日 - 6月26日 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) 独立局
兵庫県 サンテレビ
京都府 KBS京都 木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜)
愛知県 テレビ愛知 木曜 3:05 - 3:35(水曜深夜) テレビ東京系列
日本全域 BS11 2014年4月11日 - 6月27日 金曜 23:30 - 土曜 0:00 BS放送 ANIME+』枠
ニコニコ生放送 2014年4月12日 - 6月28日 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) ネット配信
ニコニコチャンネル 土曜 1:00 更新(金曜深夜)
ニコニコ動画 2014年4月13日 - 6月29日 日曜 0:30 更新(土曜深夜)
バンダイチャンネル 2014年4月19日 - 7月5日 金曜 0:00 更新(木曜深夜)
GyaO!
DMM.com
J:COM オン デマンド
Rakuten SHOWTIME 金曜 15:00 更新 [注 71]
PlayStation Store 2014年4月23日 - 7月9日 水曜 更新
dアニメストア 2014年4月25日 - 7月11日 金曜 12:00 更新

日本国外[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
中国 PPTV[17] 2014年4月11日 - 金曜 0:00 更新(木曜深夜) ネット配信 中国語字幕あり
北米 Crunchyroll[17] 金曜 0:30 更新(木曜深夜) 英語字幕あり
中南米
スペイン語圏 スペイン語字幕あり
ポルトガル語圏 ポルトガル語字幕あり
韓国 ANIPLUS[17] 金曜 22:30 - 23:00 CS放送IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
韓国語字幕あり
フランス J-One Channel[17] 2014年4月12日 - 土曜 22:30 - 22:55 ケーブルテレビ フランス語字幕あり

ミニOVA[編集]

BDとDVDの各巻に収録された映像特典。

  • 脚本 - おおしまたかし
  • 絵コンテ・演出 - 渡邉こと乃
  • 作画監督 - 大舘康二
巻数 サブタイトル
I 妄想《ワイルド・ファンシー》
II 監督《ディレクター》
III 復讐《リベンジ》
IV 人形《ドレスアップ・ドール》
V 成長《グロース》
VI 食欲《アベタイト》

関連番組[編集]

空と白のニコ×2ライフ さぁ――生でゲームをはじめよう
2014年3月27日にニコニコ生放送にて放送された、本作の情報番組[18][19]。出演は松岡禎丞・茅野愛衣[18][19]
2014年4月24日に2回目、2014年5月29日に3回目、2014年6月25日に4回目(最終回)を放送した。
2回目にはゲストに日笠陽子(ステファニー・ドーラ役)が登場した。
1回目は開始前や番宣中に音声が入る、3回目はオープニングトーク中に放送が止まるといったトラブルがあった。
ノゲ杯☆最強ゲーマー決定戦
2014年4月2日より5月7日までAT-Xにて放映(毎週水曜 20:45 - 21:00、リピート放送あり)。公式サイトおよびYouTubeにおいても同年4月4日より5月12日まで配信(毎週土曜更新)。全6回。
出演は松岡禎丞(空役)、茅野愛衣(白役)、日笠陽子(ステファニー・ドーラ役)、井口裕香(クラミー・ツェル役)の4名。

関連商品[編集]

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2014年6月25日 第1話 - 第2話 MFXN-0025 MFBN-0019
2 2014年7月30日 第3話 - 第4話 MFXN-0026 MFBN-0020
3 2014年8月27日 第5話 - 第6話 MFXN-0027 MFBN-0021
4 2014年9月24日 第7話 - 第8話 MFXN-0028 MFBN-0022
5 2014年10月29日 第9話 - 第10話 MFXN-0029 MFBN-0023
6 2014年11月26日 第11話 - 第12話 MFXN-0030 MFBN-0024
BOX 2016年2月24日 第1話 - 第12話 MFXN-9002 -

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2014年5月21日 This game ZMCZ-9306(初回盤)
ZMCZ-9307(通常盤)
オラシオン ZMCZ-9308

インターネットラジオ[編集]

ノーラジオ・ノーライフ ゲーマー兄妹がラジオをするそうです。』のタイトルで、2014年4月8日から毎週火曜日にHiBiKi Radio Stationより配信されていた[18][20]。パーソナリティは、松岡禎丞(空役)と茅野愛衣(白役)。7月8日の第14回にて終了したが、7月20日に秋葉原UDX&AKIBA SQUAREの『MF文庫J 夏の学園祭2014』にて公開録音が行われ、隔週放送で復活することが発表された。復活放送は、7月29日から12月30日まで隔週火曜日に配信された。2015年3月21日、第1回アニラジアワードにて、当番組が「RADIO OF THE YEAR 最優秀ラジオ大賞」と「BEST RETURN HOPE RADIO 復活希望ラジオ賞」を受賞した[21][22]。5月12日に特別回が1カ月間配信された。2016年7月17日にEBiS303の『MF文庫J 夏の学園祭2016』にて公開録音が行われた。

  • 番組内で現在決められた十の盟約は以下の通り。
    • 一つ、「番組のあいさつは、こんニート」
    • 二つ、「みんな仲良くしましょう。」
    • 三つ、「リスナーのことは、ノゲラーと呼ぶ」
    • 四つ、「番組スタッフのことは、『ステフ』と呼ぶ」
    • 五つ、「敗者の罰ゲームを達成できなければ、次回鼻メガネ」
    • 六つ、「番組内で仕掛けられた勝負は受けて立つ」
    • 七つ、「遅刻をしてしまった者は、次の収録時に菓子折りを持ってくる。」
    • 八つ、「2人で1つのコーナーで、2人の答えがそろうと、ハイタッチをする!」
    • 九つ、「番組最終回の終わりに一本締めをすること!!」
    • 十、「ノーゲームノーライフのことをいつまでも忘れない」
  • 以上をもってステフの名のもと絶対不変のルールとする。

コーナー[編集]

番組冒頭ゲーム対決
ラジオの冒頭にて松岡と茅野がゲーム対決し、敗者には番組中に何かを行うルール(罰ゲーム)が科せられる。
コミュ障脱却プログラム
本作の主人公である空と白は、1人ではコミュニケーションを取ることができない重度のコミュ障。そこでパーソナリティの2人が「◯◯なシチュエーションの時、どう行動すればいいですか?」というお題をリスナーから募集し、空と白のためにコミュニケーションの取り方のお手本をみせるコーナー。
茅野が小芝居を始め、小芝居を通して松岡がお題に答えようとするのが定番となっている。
ふたりの『十の盟約』
唯一神テトが作った「十の盟約」。番組でもオリジナルの『十の盟約』を作っていこうというコーナーで、リスナーがこの世界に作ってほしいルールを募集する。
番組の挨拶はこんニート、リスナーのことはノゲラーと呼ぶ、番組スタッフのことはステフと呼ぶことが決まっている。
エルキア連邦大臣求む!
作中の人類種の国であるエルキア連邦を盛り上げるべく、ラジオ版エルキア連邦の大臣を任命するコーナー。リスナーから自己推薦のメールを募集し、松岡と茅野が「あなたは○○大臣」と認定する。
『  』は二人でひとつ
作中ではいつもふたりでいる『  』(くうはく)。パーソナリティのふたりも『  』同様に息を合わせていくため、「◯◯といえば?」という質問をリスナーから募集しふたりが息を合わせて同じものを答えていくというコーナー。ふたりが答える際は「ふたりは『  』!」、質問の読み上げ、「せーの。」と掛け声を言ってから問題の答えを言う。
ノーインフォメーション・ノーライフ
ノーゲーム・ノーライフの最新情報を紹介するコーナー。

ラジオCD[編集]

ラジオCD「ノーラジオ・ノーライフ」Vol.1
  • 2014年7月30日発売
  • 新規収録 + 過去配信回収録(第1回 - 第7回)
ラジオCD「ノーラジオ・ノーライフ」Vol.2
  • 2014年9月24日発売
  • 公開録音回収録 + 過去配信回収録(第8回 - 第14回)
  • 特別版ゲスト:井口裕香(クラミー・ツェル 役)
ラジオCD「ノーラジオ・ノーライフ」Vol.3
  • 2015年2月11日発売
  • 新規収録(DVD) + 過去配信回収録(第15回 - 第26回)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ゲームそのものに勝つことは可能だった。しかし本人達は敗北(と敗北に等しい勝利)しかないゲームを仕掛けられた時点で負けだと言ってる
  2. ^ いわゆる、自然人ではなく法人のこと。
  3. ^ ここが、リクとの最大の違いである。
  4. ^ 娘は人類種ではなく海棲種である(空はこのことについて、「子供を持った自覚が持てない」という父親特有のブランクに陥っていた)。なお空の抜け毛に残った魂(の残骸)を利用して作られたライラ・ローレライのコピーであり、血の繋がりも無く、正しくは親子でもない。
  5. ^ 勘違いされがちだが、機械を“完封”できるのが白の持ち味である。
  6. ^ ゲーム内において、規則性を持たない人の意思に近しいもの。
  7. ^ 名前の『空』と『空』っぽ(他人の顔色を見て動く彼を指した)を掛けたダブルミーニングである。
  8. ^ タブレット内の今後の戦略・戦術に必須になるであろう知識を誤って機凱種に破損されないように、極めて冷静に損切りした面もある。
  9. ^ ジブリールには「ドラちゃん」、いづなには「ステ公」、帆楼には「【仮称】”ステ”」と呼ばれている。
  10. ^ 恒久的なものでないにも関わらず好意を抱き続けており、ときおり空を祖父と重ねるときがある
  11. ^ 内政とゲームの補助として同行していた、いの曰く、ゲームの手口が空に似てきている、との事
  12. ^ チャド、アントン、エルマー、コリー、デール、シリス、エド、ダレル、デイヴ、ラークス、ヴィン、エリック、チャーリー、トムスン、シンタ、ヤン、ザザ、ザルゴ、クレイ、ゴロー、ピーター、アーサー、モルグ、キミー、ダット、セロ、ヴィジー、ヴォリー、ケン、サベッジ、リロイ、ポポ、クートン、ルト、シグレ、シャオ、ウルフ、バルト、アッソー、ケンウッド、ペイル、アハド、ハウンド、バルロフ、マサシ、メメガン、カリム。そしてイワンを含め48人。
  13. ^ リク自身は、死の間際にダさい自分自身を受け入れており現在の空に近い境地に達している。
  14. ^ その宝石は家宝として受け継がれており、現在はステフが所持している。名を刻んだ事をコローネは秘密にしたようで、ステフは何か書かれている事自体知らなかった。
  15. ^ a b 種の駒の割り振りがリクの決めたものと同じなら。
  16. ^ 非常に巨大な空飛ぶ幻想種の背中に築かれた都市であり、その幻想種の個体名でもある
  17. ^ 戦神アルトシュの『神撃』を小型化したようなもので、自身を構成する魔法すべてを攻撃のため精霊回廊接続神経に変貌させ、精霊回廊の源潮流から力を込めて撃ち込む天翼種最強の一撃である。ただし、一度放つと数年は反動で幼児体型になってしまう副作用がある。
  18. ^ 主アルトシュを失った兵器(天翼種)が「何故失う事になったのか、今後どうすればいいのか」を考える為の材料が欲しいというのが大きな理由で、喪失感からの自害を予防する為のアズリールの策でもある。一方でジブリールは大戦中からシンプルかつ純粋に知識欲を満たす為に活動していた。
  19. ^ ルールはしりとりであるが、相手が知る知らないに関わらず実在するものなら口にしたものが「その場にあれは消え」、「無ければ出現する」というゲームである。ジブリールは勝敗の付け方として『「既出の言葉を口にする」「三十秒答えない」「継続不能」のいずれかで”負け”』とした。
  20. ^ だが、それを成すまでに何度も敗れている。
  21. ^ ジブリールが所有してから図書館の本の量が百倍以上になり、本棚の配置も重力を無視したようなものになっている。
  22. ^ これは人類種以外にはよく見られる傾向である。
  23. ^ 『盟約に誓って』のゲームで「“空”化する」という条件で4人が遊んだときは、8枚の翼に自分のものより大きい光輪、中二病全開の空になった。
  24. ^ 尚、空と白に所持されてから、Mに目覚め始めている。
  25. ^ 天翼種の間で、機凱種の首は非常にレア度が高くなっていたという理由
  26. ^ DVD特典ブックレットより。龍精種を倒すために、地精種の短剣、アズリールの空間を歪める事による”天撃”の一点集中。そして、後に”虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)”と呼ばれる、森精種の理論。その全てを利用し編み出した「絶撃」と呼ばれる捨て身の技で、龍の首をハネた。
  27. ^ 存在の核となっている術式が消える訳では無いので、仮に魂まで完全消失しても再起動、再生するだけではあるが、「この自分」ではない「ジブリールの形をした天翼種」として起動するという事に思い至った。
  28. ^ もともと極めて強大な「生命」であるために、死などの恐怖感が極端に薄い
  29. ^ その後、神霊種との双六ゲームが正しくクリアされた事もあり、記憶は全て元通りに戻っている。
  30. ^ 生贄(デバッガー)にステフといずな、アズリールを巻き込んでいた模様。
  31. ^ このため、魔法理論に入り込んだ邪魔な思想を廃し、純粋に理論美を追求したのがフィールの祖先にあたる、シンク・ニルヴァレンである。
  32. ^ 天翼種は元から保有する魔法のポテンシャル故に、魔法を高度に発展させる必要性が無かったためとされる。
  33. ^ もっとも、大戦期の魔法の大半はシンク・ニルヴァレンが作り上げたものであり、他人を殺傷することができない現在においてはそのまま利用できない。
  34. ^ 全文は「我を得た概念、それは本当に神なのですかぁ?」から。6巻五章267ページ 参照
  35. ^ 機凱種のシュヴィによると、森精種が道具(触媒)を使う魔法に該当が無いという。天翼種が攻撃した都市の地下には、道具を用いない筈の森霊種の施設に『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)・理論検証試験炉』と書かれたプレートが残っていた。6巻二章129ページ 参照
  36. ^ 唯一の例外が戦神アルトシュ。裏を返せば、それ以外の全存在を消し去ることができる。まさしく切り札であった。
  37. ^ こちらも例外が戦神アルトシュの『神髄』、および『星杯』による“書き換え”。それ以外に関しては完封できるから、リアルチートである。
  38. ^ ここ数十年で急速に台頭してきた国家。
  39. ^ 3巻で行ったゲーム時の空のデータを用いて複製して作った。
  40. ^ 帆楼自身が気になるのもあるが、“東部連合”のアイドル業界の視察も兼ねて仕事として招待されている。
  41. ^ 先手で幻術をもらうと、後の行動すべてが幻術により操作され実質手も足も出なくなる。
  42. ^ なお、最初にアンタッチャブル判定を下したのは地精種。6巻より
  43. ^ 驚異と思っていたと言うよりは、造物主であるアルトシュを模倣されることを忌避しての判断であった。
  44. ^ 8巻における、帆楼の回想 より
  45. ^ 機凱種は、全体でひとつのため厳密な意味では“進化”ではなく“個体発生”。すなわち“成長”と表現するのが適切。もし「進化」ならば、変化前と変化後の固体に断絶がなければならない。
  46. ^ 本来アポクリファとは「外典」と言う意味であり、聖書に採用されなかった書物に対して用いられる。偽典はスーダッピグラファと言い、前者と異なり偽モノの文章である。この使用方法はダブルミーニングだと思われる。
  47. ^ 連結解除されたシュヴィがチェスを作り上げているために、機凱種の個体ごとに各種類の能力を潜在的に持っていると推測される。
  48. ^ この時逸らした攻撃が、リクの故郷を滅ぼすことになる。
  49. ^ 戦神アルトシュの神撃は、天翼種の天撃も束ねている。さらに森精種と地精種のバックには神霊種カイナースとオーケンが居るため、5つの種族の全火力が衝突したことになる。
  50. ^ “盟約に誓って”行われたゲームで、空から譲渡されたデータのため破損しても盟約に違反しない。
  51. ^ リクが改めたのは、『シュヴァルツァー』では、長い、難解、名前っぽくないという理由から。
  52. ^ リクに『真典・星殺し』を託した女性型の機凱種が彼女なのかもしれない。だとすれば、9巻における発現も現実味を帯びてくる。
  53. ^ 作中にて機凱種の全クラスタを連結して計算した結果、アルトシュが神髄を有している状態で星を殺すと”星杯”はアルトシュの手の中に52パーセントの確率で顕現するとある。
  54. ^ これは、榎宮さん曰く実際の神々の歴史および宗教の歴史を躊躇しているとのこと。
  55. ^ テトが最後の神霊種となっている。
  56. ^ 不戦勝になった理由は星が原型を留めなかったためであり、「星杯(スーニア・スター)」顕現時とほぼ同時に生まれたためでもある。
  57. ^ 自身をネットチェスで負かしたのも理由に含まれる。
  58. ^ これは第1巻の、前書きに“現実世界”と“ゲーム世界”の違いとして語られている。
  59. ^ 【十】みんななかよくプレイしましょう
  60. ^ 星中の全てのものが戦争をしていたため、星に住まう者達すべてに“戦い”は信仰されていたと言い換える事ができる。神々でさえ、終戦の手段として“戦い”こそが唯一と信じていたために、その神格は計り知れない。リクをして「もはや精霊回廊の源潮流の大半を占める」と言わしめたほどである。
  61. ^ これが“最終番個体”ジブリールを創造するきっかけとなった。
  62. ^ もっとも、この“神撃”は……待ち望んだ最弱(てんてき)を前にして、その邪魔をする連中(森精種、地精種、龍精種、アルトシュ以外の神霊種)を一掃し力を誇示するために放った意味合いが強い。その証拠に、人類種は「ざこども」と「痴れ者」に含まれていない。
  63. ^ 9巻第二章157ページ 参照
  64. ^ Aを証明するには、Bを証明しなければならない。Bを証明するにはCを……と無限に続くことを指す。無限に終り無く続く問いに決着をつけるためには、どこかでループを作り出し……Cを証明するには”Aが成り立つ必用がある”と『循環理論』へとシフトさせなければならない。また、『循環理論がなぜ正しいのか?』に対して『  』はもう一つの解決策『独断論法』を用いた。
  65. ^ 海棲種の女王ライラとのリアル恋愛ゲーム中だった空は、その姿を見て「主が恋しくて主従愛もある。恋も愛も分かるのに俺には分からない」と嘆いている。
  66. ^ ただし、海棲種など異種族間でなければ子孫を残せない種も存在し、この際に生まれる子供は混血ではなくどちらか一方の種族となる。
  67. ^ 【十の盟約】が存在する以前は、神霊種はそれぞれ勝手に種の創造を行っていたため。
  68. ^ 「星杯」そのものが、精霊回廊の源潮流のエネルギーの具現であるためである。神霊種はこのエネルギーを他の神を殺して奪い取り、自身のエネルギーを高めることで顕現させようとした。だが、精霊回廊を持たないリクは星を穿って源潮流を解放すれば神霊種と同等かそれ以上のエネルギーが引き出せると考えた。
  69. ^ 細江率いる、ゲームミュージック制作集団。
  70. ^ 第6巻より一部使用。
  71. ^ 見放題サービス利用者は全話見放題。

出典[編集]

  1. ^ a b 第1巻あとがきより。
  2. ^ 『ノーゲーム・ノーライフ』@公式 (2014年4月28日). “ngnl_anime: 【速報】ノーゲーム・ノーライフ1~6巻の再重版が今朝決定!シ ...”. Twitter. 2014年5月16日閲覧。
  3. ^ a b MF文庫Jが誇る5大タイトルがアニメ化決定! アニメ化記念PVも公開中!!”. MF文庫J編集部ブログ. メディアファクトリー. 2013年7月31日閲覧。
  4. ^ a b NO GAME NO LIFE 遊戲人生”. 東立Online. 東立出版社. 2013年11月15日閲覧。
  5. ^ a b NO GAME NO LIFE 遊戲人生(01)”. 尖端出版SPP網站. 尖端出版. 2014年4月18日閲覧。
  6. ^ NO GAME NO LIFE”. Portal Genkidama. 2015年5月18日閲覧。
  7. ^ スピンオフアニメ「殺戮天使ジブリール」が、4月1日放送開始!?”. アニメイトTV (2014年4月1日). 2014年7月29日閲覧。
  8. ^ 組み合わせ論的に、機械での計算がほぼ不可能となる次元の計算である。天文学的数、指数関数的数、熱力学的数など巨大数は数あれど、もっとも大きいのは“組み合わせ論的数”である。故に彼等は機械としての限界すら、この時に突破したと言うことができる。
  9. ^ MF文庫J ノーゲーム・ノーライフ 作品紹介”. MF文庫J. メディアファクトリー. 2013年10月13日閲覧。
  10. ^ a b c コミカライズ決定!『ノーゲーム・ノーライフ』、月刊コミックアライブで2013年1月から連載開始!”. MF文庫J編集部ブログ. メディアファクトリー (2012年12月28日). 2014年5月16日閲覧。
  11. ^ クロックワーク・プラネット講談社ラノベ文庫)小説第1巻あとがき(榎宮)より。
  12. ^ 小説第4巻あとがきより。
  13. ^ コミックアライブ ノーゲーム・ノーライフ作品紹介”. コミックアライブ. メディアファクトリー. 2013年11月25日閲覧。
  14. ^ コミックアライブ ノーゲーム・ノーライフ、です!作品紹介”. 2016年4月8日閲覧。
  15. ^ 『ノーゲーム・ノーライフ』公式サイト”. MF文庫J. メディアファクトリー. 2013年7月31日閲覧。
  16. ^ アニメーション本編映像に登場する魔法陣に関するお詫びと今後の対応”. 『ノーゲーム・ノーライフ』公式サイト. メディアファクトリー. 2014年5月28日閲覧。
  17. ^ a b c d 「100万部と言ったな。あれは嘘だ」ノーゲーム・ノーライフ、新刊重版で110万部突破(。・ω・。)/コミックアライブふろくはノゲノラ原作イラスト集!”. MF文庫J編集部ブログ. メディアファクトリー (2014年4月21日). 2014年4月25日閲覧。
  18. ^ a b c 【AnimeJapan2014】『ノーゲーム・ノーライフ』公式サイトで「人類向け 頭脳バトル」ゲームスタート!ニコ生、WEBラジオも続々展開”. OKMusic. 2014年3月27日閲覧。
  19. ^ a b メディアファクトリー アニメチャンネル”. ニコニコ生放送. ニワンゴ. 2014年3月27日閲覧。
  20. ^ ノーラジオ・ノーライフ ゲーマー兄妹がラジオをするそうです。 ラジオ公式サイト”. HiBiKi Radio Station. 2014年3月22日閲覧。
  21. ^ 『第1回アニラジアワード』ついに結果発表” (2015年3月21日). 2015年3月24日閲覧。
  22. ^ 『第1回アニラジアワード』結果”. 二次元男子に萌える女子向けアニメ情報サイト!. 2015年3月24日閲覧。

外部リンク[編集]