なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?

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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?
ジャンル ファンタジー
小説
著者 細音啓
イラスト neco
出版社 KADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 2017年7月25日 -
巻数 既刊7巻
漫画
原作・原案など 細音啓(原作)
neco(キャラクター原案)
作画 ありかん
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックアライブ
レーベル MFコミックス アライブシリーズ
発表号 2018年4月号 -
発表期間 2018年2月27日 -
巻数 既刊3巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学漫画

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』(なぜぼくのせかいをだれもおぼえていないのか)は、細音啓による日本ライトノベル。イラストはnecoMF文庫JKADOKAWA メディアファクトリー)より、2017年7月から刊行されている。略称は「なぜ僕」。メディアミックスとして、月刊コミックアライブでのコミカライズ、RPGアツマールでのゲーム化が決定した。2018年4月号よりコミカライズの連載が、2018年10月25日よりゲームが公開がされた[1]。第6巻発売の時点で23万部突破。

あらすじ[編集]

地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わってから100年後。人類庇護庁に所属するカイは、ある日目の前で世界が「上書き」される場面を目撃する。書き換えられた世界は英雄シドの不在により人類が五種族大戦に敗れた世界だった。

「上書き」された世界(別史)で、「上書き」される前の世界(正史)での同僚に出会ったカイは、そこで自身が全ての人間から忘れられた存在になっていることを知る。

別史に存在するはずのない「墓所」で神秘の少女リンネと出会ったカイは、この書き換えられた運命を打ち破ることを決意し、英雄のいない世界で、英雄の剣と武技を継承し、地上に君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

カイ・サクラ=ヴェント[Kai]
本作の主人公。人類庇護庁に所属する兵士であり、サキやアシュランとともに墓所の監視を行う任務に就いていた。
過去に墓所の内部に落下したことがある。そのときに内部に封印されていた悪魔の驚異を目の当たりにしたため、いつか他種族が封印を破って外に出たときに備え、鍛錬を怠らなかった。
目の前で世界が書き換えられることを目撃し、正しい歴史を取り戻すために奔走する。
リンネ[Rinne]
別史に存在するはずのない墓所の内部で囚われていた少女。
様々な種族の特徴を合わせ持ち、天魔と呼ばれる存在。助けてくれたカイに好意を寄せている。
カイと同じく正史の記憶を持っている。
ジャンヌ・E・アニス[Jeanne]
正史でのカイの幼なじみ。カイの隣の家に住んでいた。王都への出向が決まるほどのエリートであるが子供らしい一面もあり、カイと仲が良かった。
女性だが別史では男装をして性別を偽っている。「霊光の騎士」と呼ばれる人類の希望であり、ウルザ人類反旗軍の指導者。

人類[編集]

アシュラン・ハイロール
正史でのカイの同僚で、長身の青年。
別史ではウルザ人類反旗軍の傭兵をしている。
サキ・ミスコッティ
正史でのカイの同僚で、オレンジ色の髪の少女。
別史ではウルザ人類反旗軍の傭兵をしている。
花琳・リナ・ユビキタス(ふぁりん・リナ・ユビキタス)
ジャンヌの護衛。
並外れた強さを誇るウルザ連邦最強の戦士。
ダンテ・ゲルフ・アリギエーリ
イオ人類反旗軍の指導者。
かつてのイオ連邦王家の血を引くことから、自らを指揮官ではなく皇帝と自称している。
バルムンク[Balmung]
ユールン人類反旗軍の指揮官。獅子王と呼ばれる。
獅子を思わせる金色の髪とあごヒゲを蓄えた大男。
ミンストラウム・シュルテン・ビスケッティ
シュルツ人類反旗軍の指揮官。14,5歳ほどの小柄な体格の少女。
元々は父親が指揮官をしていたが、父親が幻獣族との戦いで負傷したため、その後継として指揮官になった。
テレジア・シド・フェイク[Theresia Sid Fake]
預言神のひとりである運命竜ミスカルシェロに導かれし少女。この世界のシドのひとり。「人間兵器」と呼ばれる。
人間でありながら強力な法術を扱える奇蹟の少女。
アーカイン・シド・コラテラル[Archine Sid Collateral]
預言神のひとりである光帝イフに導かれし男。この世界のシドのひとり。「荒野の傭兵王」と呼ばれる。
預言者シド(よげんしゃシド)[Sid]
100年前に起こった五種族対戦を終わらせた人類の英雄。
カイの時代ではシドが使ったといわれる「光を放つ剣」や戦いの記録が残っていないことから、実在が疑われている。

悪魔族[編集]

「冥帝」ヴァネッサ(めいていヴァネッサ)[Vanessa]
悪魔族の英雄。サキュバスでありながら誰よりも好戦的で、強大な法術を操る。
ハインマリル[Hinemarill]
英雄級の悪魔族。悪魔族ではヴァネッサに次ぐ実力を持つサキュバス。

蛮神族[編集]

「主天」アルフレイヤ(しゅてんアルフレイヤ)
蛮神族の英雄。幾重もの結界を自身に施しており、強力な加護をまとっている。通称「不沈の天使」。
レーレーン・レイル・レーチェリエル[Reiren]
エルフ族の巫女。
豹変したアルフレイヤにエルフ族の大長老が囚われたことからカイたちと共闘する。
アルフレイヤの身に起きたことを探るため、蛮神族を代表してカイたちに同行することを命じられる。

聖霊族[編集]

「霊元首」六元鏡光(れいげんしゅ・りくげんきょうこ)[Rikugen Kyoko]
聖霊族の英雄。スライム状の肉体を持ち、人間の少女大の大きさからビル一つ呑み込む程の大きさまで肉体を変えられる。
正史では人間の言葉を発した記録はなかったが、別史では人との会話が可能な程の知性を有しており、後に「世界の賢者」と称される存在となる。
幻獣族に対抗するため、人類反旗軍と共闘する。

幻獣族[編集]

「牙皇」ラースイーエ(がおうラースイーエ)[Rath=IE]
幻獣族の英雄。マンティコアの突然変異体であり、筋肉肥大や超回復力を備えた「進化しすぎた個体」。

その他[編集]

切除器官(ラスタライザ)
「墓所」で眠っていたリンネを救出したあと、突如として現れた異形。幾度となくカイたちの前に現れその命を狙う。

用語[編集]

五種族大戦
悪魔族、蛮神族、聖霊族、幻獣族、人類の5つの種族が争っていた時代の総称。
正史では100年前に預言者シドの活躍によって人類が勝利したが、別史では大戦が続いている。
墓所
五種族大戦に勝利した人類が他の四種族を封印した建造物。
黒いピラミッドのような見た目をしており、正史では人類庇護庁が定期的に巡回している。
人類庇護庁
正史にのみ存在する。
五種族対戦に勝利した人類が、有事を想定して設立した対他種族機関。他種族の封印が解かれたときに備え、兵器の開発や道路、鉄道などのインフラ構築を世界各国に代わって請け負っている。
兵役制度があり、誰もが人類庇護庁の兵士として、2年間訓練に参加することが定められている。
人類反旗軍(レジスト)
別史にのみ存在する。
他種族の支配に抵抗する人類の組織。世界各地に存在するが、それぞれが連邦ごとに分断されており、横の連携はあまり取れていない。
世界座標の鍵(コードホルダー)
預言者シドの伝説にある「光を放つ剣」。
カイが別史の墓所で手に入れたが、子供の頃に正史の墓所でも見つけている。

漫画版[編集]

月刊コミックアライブ』2018年4月号より連載。作画はありかん。 「ComicWalker」「ニコニコ静画」にも掲載している。

既刊一覧[編集]

小説[編集]

巻数 初版発行日付 ISBN
1 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣 2017年7月25日 ISBN 978-4-04-069351-4
2 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?2 堕天の翼 2017年10月25日 ISBN 978-4-04-069509-9
3 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?3 神々の道 2018年2月24日 ISBN 978-4-04-069739-0
4 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?4 神罰の獣 2018年6月25日 ISBN 978-4-04-069955-4
5 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?5 鋼の墓所 2018年10月25日 ISBN 978-4-04-065239-9
6 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?6 天魔の夢 2019年2月25日 ISBN 978-4-04-065530-7
7 なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?7 禍の使徒 2019年8月24日 ISBN 978-4-04-065799-8

漫画[編集]

巻数 発売日 ISBN
1 2018年6月23日 ISBN 978-4-04-069991-2
2 2018年11月21日 ISBN 978-4-04-065324-2
3 2019年5月23日 ISBN 978-4-04-065657-1

無料ゲーム[編集]

2018年10月25日より、RPGアツマールで無料ブラウザゲームが公開がされた。ジャンルはクリッカー&オートバトルRPG。制作はたつとり、シナリオはmt.saji。他、複数の協力スタッフ。一部音声があるが、フルボイスではない。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]