神は遊戯に飢えている。
神は遊戯に飢えている。 | |
---|---|
ジャンル | ファンタジー |
小説 | |
著者 | 細音啓 |
イラスト | 智瀬といろ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | カクヨム |
レーベル | MF文庫J |
連載期間 | 2020年9月1日 - |
刊行期間 | 2021年1月25日 - |
巻数 | 既刊6巻(2023年1月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 細音啓(原作) 智瀬といろ(キャラクター原案) |
作画 | 鳥海かぴこ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コミックアライブ |
発表号 | 2021年10月号 - |
発表期間 | 2021年8月27日 - |
巻数 | 既刊1巻(2022年3月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | ライトノベル・漫画・アニメ |
『神は遊戯に飢えている。』(かみはゲームにうえている。)は、細音啓による日本のライトノベル。WEB版や書籍第1巻の副題は『神々に挑む少年の究極頭脳戦』。イラストは智瀬といろ。カクヨムにて2020年9月から連載中で、MF文庫J(KADOKAWA)より2021年1月から刊行されている。
神々が作ったゲームに挑む天才少年と元神様の少女を描くファンタジー[1]。
第1巻の発売に併せて雨宮天がレーシェの声とナレーションを担当するPVが公開され、ゲーム業界やラノベ業界より総勢30名から推薦コメントが寄せられた[2]。
メディアミックスとして、鳥海かぴこが作画を担当するコミカライズが『月刊コミックアライブ』(KADOKAWA)にて2021年10月号から連載中[3]。2022年1月には宮下早紀のナレーションによるPVでアニメ化企画が発表された[4]。
あらすじ[編集]
![]() | この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
登場人物[編集]
- フェイ・テオ・フィルス
- 本作の主人公[5]。
- 現17歳。使徒として認定されてから、瞬く間に「神外の遊び」で3勝を積み上げた、近年最高ルーキーとして名高い少年。
- 大のゲーム好きかつゲームが強く、使徒に与えられた特殊能力・神呪(アライズ)を殆ど使用しない[5]。
- 竜神レオレーシェ
- 本作のメインヒロイン。
- 現??歳。3000年の眠りから目覚めた「元神さま」。神に戻るため、フェイと一緒に「神々の遊び」に挑戦する。フェイと同様に大のゲーム好き[5]。
- 本作の設定上、一番最初に出来上がったキャラクターとなっている[5]。
- パール・ダイアモンド
- 現16歳。フェイと同期で使徒に採用され、当時は優秀なテレポーターとして期待されていた。
- ネル・レックス
- 男勝りな性格の女性[5]。
- ダークス・ギア・シミター
- フェイのライバルを自称する男性[5]。
- 著者の細音啓は「ゲームを楽しむという姿を誰よりも体現できているキャラクター」と表現する[5]。
- ケルリッチ・シー
- ダークスと同じゲーミングチームに所属している補佐役。
- アスタ・カナリアル
- フェイの三期上、二十歳の長髪の女生徒。フェイとは過去にゲームで居合わせたことがある仲。
- ウロボロス
- 無限神ウロボロスがフェイにゲームの再戦を伝えるため人間の姿で現れる。
- パフー
- 迷宮ルシェイメアのモンスター。ふかふかとした毛で、人間が近づくと怖がって攻撃をしかけてくる。
- 冥界神アヌビス
- 迷宮ルシェイメアのラスボスである神。
- アニータ・マンハッタン
- 神秘法院ルイン支部所属。15歳でチーム『女帝戦線』を設立。
- 海神ポセイドンちゃん
- 海の迷路アトランティスを司る神。
- 人獣神ミノタウロス
- 地下遺跡を徘徊する人獣神。
用語・世界観[編集]
ゲーム[編集]
- 『自己紹介神経衰弱』VSレオレーシェ
- 名前、年齢、出身、性別、趣味、夢、など2枚一組のカードが合計八十枚用意されている。
- 神経衰弱の要領で2枚選択し、そろった項目を相手に聞ける。回答側は嘘をつけない。
- 『神ごっこ』VS巨神タイタン
- ビルが立ち並ぶ異空間内で巨大なタイタンと鬼ごっこをするというものだが、ただの鬼ごっこではなく将棋やリバーシのような、いくつかの隠しルールが存在する。
- 『禁断ワード』VS無限神ウロボロス
- 無限神ウロボロスに「痛い」と言わせると勝利。体長は十キロメートル、背中の横幅だけで三百メートルあり、急所を探し出さなければならない。
- カード戦略系すごろく『Mind Arena』
- すごろくに似た要領でゴールマスを目指すものだが、罠や魔法カードによってプレイヤーのライフをゼロにすることでもゲームに勝利できる。
- 『太陽争奪リレー』VSマアトマ2世
- 大まかにいうと一人に一つ花を配られての「花争奪戦」。花に種類があり、「太陽の花」を持ってゴールに到達できると勝利。
- 『三つの奇術』VSグレモワール
- 3つのゲーム、①コインの裏表当て、②ポーカー、③ババ抜きのプレー中に相手が繰り出す“イカサマ”を見破るゲーム。
- 『迷宮脱出ゲーム』VSアヌビス
- 迷宮の最奥にいるラスボスを撃破することで勝利。
- 『神樹の実バスケットボール』VS神樹の森の守人たち
- 重さに差があるボールを相手陣地のゴールに入れて50点先取で勝利。
- 『迷宮迷信ゲーム-そしてみんないなくなった-』VSポセイドン
- 迷宮内で4人+自分たちと瓜二つな4人がゴールを目指し、偽物より先にゴールすることで勝利となる。ただしゴール時、計8人の真偽を言い当てる必要がある
作風とテーマ[編集]
著者の細音啓は自身の別作品『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』や『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』では主人公が使命や宿命を強く意識しており、本作のフェイやレオレーシェにも当てはまる。しかし、本作はそれらと違って使命感に焦点を当てるのではなく、純粋に世界やゲームを楽しむという姿をモットーにしているという。また、著者は本作を執筆する上でeスポーツを意識しており、例えば人類と神のゲーム中に多くの観客が登場する点が他作品との違いではないかとしている[5]。
制作背景[編集]
著者はこれまでMF文庫Jでは『世界の終わりの世界録』や『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』を刊行しており、それらの作品を執筆する中で頭脳寄りの物語を挑戦してみたら面白いのではと担当編集者との打ち合わせで話に挙がったことが本作を執筆するきっかけとなっている[5]。
既刊一覧[編集]
小説[編集]
- 細音啓(著)・智瀬といろ(イラスト) 『神は遊戯に飢えている。』 KADOKAWA〈MF文庫J〉、既刊6巻(2023年1月25日現在)
- 2020年1月25日発売[6]、ISBN 978-4-04-680165-4
- 2021年5月25日発売[7]、ISBN 978-4-04-680396-2
- 2021年8月25日発売[8]、ISBN 978-4-04-680700-7
- 2022年1月25日発売[9]、ISBN 978-4-04-681098-4
- 2022年8月25日発売[10]、ISBN 978-4-04-681584-2
- 2023年1月25日発売[11]、ISBN 978-4-04-682111-9
漫画[編集]
- 鳥海かぴこ(漫画)・細音啓(原作)・智瀬といろ(キャラクター原案) 『神は遊戯に飢えている。』 KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉、既刊1巻(2022年3月23日現在)
- 2022年3月23日発売[12][13]、ISBN 978-4-04-681226-1
脚注[編集]
- ^ 「『キミ戦』の細音啓の最新作『神は遊戯に飢えている。』に、三河ごーすとの最新作『義妹生活』などなど新シリーズが盛り沢山! 新作&人気作が目白押しのMF文庫J、1月新刊は1月25日発売!!」『PR TIMES』、KADOKAWA、2021年1月25日 。2022年1月21日閲覧。
- ^ 「人気声優・雨宮天出演のPV公開中! 細音啓がおくる最新作、MF文庫J『神は遊戯に飢えている。』は、神々と人類の遊戯(ゲーム)を描く超頭脳バトル!」『PR TIMES』、KADOKAWA、2021年1月25日 。2022年1月21日閲覧。
- ^ “「キミ戦」「なぜ僕」の細音啓によるファンタジー頭脳バトルをマンガ化、アライブで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月27日) 2022年1月21日閲覧。
- ^ “『神は遊戯に飢えている。』アニメ化企画が進行中”. ラノベニュースオンライン (Days). (2022年1月21日) 2022年1月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “独占インタビュー「ラノベの素」 細音啓先生『神は遊戯(ゲーム)に飢えている。』”. ラノベニュースオンライン. (2021年8月25日) 2022年6月7日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。1 神々に挑む少年の究極頭脳戦”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年1月21日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。2”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年1月21日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。3”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年1月21日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。4”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年1月25日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。5”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年8月25日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。6”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2023年1月15日閲覧。
- ^ “神は遊戯に飢えている。1(漫画)”. KADOKAWAオフィシャルサイト. KADOKAWA. 2022年3月23日閲覧。
- ^ “神々との究極バトルに、人類最高の頭脳&元神さまが挑む! 「神は遊戯に飢えている。」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月23日) 2023年2月19日閲覧。
外部リンク[編集]
- 神は遊戯に飢えている。 - カクヨム
- 神は遊戯に飢えている。丨MF文庫J特設サイト
- 神は遊戯に飢えている。公式 (@kami_to_game) - Twitter