キリングバイツ

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キリングバイツ
ジャンル バトルアクションSF青年漫画
漫画
原作・原案など 村田真哉
作画 隅田かずあさ
出版社 ヒーローズ
掲載誌 月刊ヒーローズ
レーベル ヒーローズコミックス
発表号 2014年1号 - 連載中
巻数 既刊8巻(2017年10月5日現在)
アニメ
原作 村田真哉、隅田かずあさ
監督 西片康人
シリーズ構成 朱白あおい
キャラクターデザイン 渡邊和夫
音楽 高梨康治
アニメーション制作 ライデンフィルム
放送局
放送期間 2018年1月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

キリングバイツ』は原作を村田真哉、作画は隅田かずあさによる日本漫画作品。『月刊ヒーローズ』(ヒーローズ)にて2014年1号より連載。裏社会で行われる、人知を超えた「獣人」同士の決闘「牙闘(キリングバイツ)」を描いている。

登場人物[編集]

※声優はオーディオドラマ版。

主要人物[編集]

宇崎 瞳(うざき ひとみ)
声 - 雨宮天
本作第1章の主人公。「蜜獾(ラーテル)」の名を持つ獣闘士。可愛らしい外見に似合わず、かなり凶暴な性格。だが他人に対する情がない訳ではなく、恩人である祠堂の命令には従い、彼の命令とはいえ野本を手に掛けたことには涙を流していた。
獣化すると猫耳に似た耳・体毛・爪が生え、長くなった体毛によってあらゆる攻撃に耐えながら、爪でカウンター攻撃する「蜜獾斬(スラッシュ)」を得意とする。更に毒に対する耐性も持っている。尚、通常時も大学生を一発で殴り倒す攻撃能力と常人より優れた回復力を持つ。戦闘時は下着姿になることが多い。
彼女の獣人としての能力は手術によるものではなく生まれ持っていた能力であり、物心ついたころには香港の片隅で食い物を中心に盗みを働きながら暮らしていた(当時の呼び名は「畜生(チェーシェン)」)。真の能力が発揮されたときは肌が褐色になり体毛も白く変化する。性格も普段以上に破壊的なものになっている。香港にいた頃はこの姿であり、現在の獣化形態は「人間性が生じて変化した形態」とも言える。
第2章では牙闘に参加することもなく獣人特区内の学校に在籍していたが、目についた新人・純が野本と共に牙闘に参加し獲座曰く「よほど相性がいい」と聞いて本人にも理解不能な不快感を感じている。
野本裕也(のもと ゆうや)
声 - 羽多野渉
何ごとにも流されやすい気弱な性格の平凡な大学生だったが、知人の犯罪計画[1]に巻き込まれて瞳と出会ったことで牙闘の存在を知る。半ば強制的に瞳の出資者とされ「牙闘獣獄刹」では瞳のプレイヤーとして参加する。瞳の要求に従った指示を出す形だったが、その中で「自分の決断から逃げない強さ」に気づく。「牙闘獣獄刹」終了後、3億円もの配当を受け取って日常に戻ったものの、瞳に呼び出され初戦で戦った埋立地にて殺害された。
第2章では尊の下で何らかの形で保護されて存命していたことが判明する。依然と比べて飄々とした態度に変化しており、試闘に参加した純に目を付けて出資者として援助する。犬笛を使用した指示出しで純の戦いをバックアップする。獣人の戦闘速度に合わせて指示を出せるなど能力の変化もみられる。
戌井 純(いぬい ぴゅあ)
本作第2章からの主人公で「媚戌(ビーグル)」の名を持つ獣闘士。天真爛漫かつ能天気な少女。15歳。
捨て子だったため幼少期に施設で過ごし、友達も少ない。犬の言葉が理解できる。そこで飼われていたビーグル犬「ヌヌーピ」と一緒に過ごす時間が多かったが、ある日不慮の事故に遭い、祠堂のいる病院に運び込まれ一緒に事故に遭った「ヌヌーピ」を手術ベースとして使われ獣化手術によって命を取り留めた。そしてその10年後に「牙闘獣」への参加に決意する。
ヌヌーピの分まで強く生きると決意し、小中学校時代の長期休暇は飛騨山中で過ごし野犬や熊と戦った経験があるが、宿題をまったくやらずにいたため勉強は苦手。出資者となった野本による調教訓練を受け、犬笛による指示に条件反射レベルで反応することで第3者視点からの戦いを行う。
ヌヌーピ
純が引き取られた養護施設で飼われていたビーグル犬。純の話し相手だったが、共に施設の外に出た際に交通事故に遭う。純の獣化手術のベースとされるが、その後も純とだけ会話が成立している。犬ではあるが純よりもよっぽど大人。

石田財閥[編集]

瞳が「牙闘獣獄刹(キリングバイツ・デストロイヤル)」にて参加の名目上所属している財閥。4財閥中もっとも資産が乏しい。

尊 聖羅(ソン・セイラ) 
石田財閥に属している獣闘士の岡島のプレイヤーで株式会社ソンバンク代表取締役夫人。単純な勝ち負けより大事なものがあると語り、配下の獣闘士に対しても「命を捨てるような考え」を窘める。
「牙闘獣獄刹」の決着からの2年後では最高顧問になっており前章にて瞳に殺害されたと思われていた野本を保護していた。
岡島壱之輔(おかじま いちのすけ)
石田財閥に所属している獣闘士。相撲取りのような体格と、九州弁が特徴。獣闘士になることで家族が救われた来歴を持つ。
獣闘士「河馬(ヒポポタマス)」の名を持ち、獣化すると頭部がカバそのものになり皮膚も分厚い装甲で覆われてるかのように硬くなる。だが、その分自重が増えるため、水中以外での戦いは相当不利になる。
「牙闘獣獄刹」の決着からの2年後では管理局に所属して区立学校に派遣されている。
稲葉初(いなば うい)
声 - 上坂すみれ
石田財閥に属している獣闘士。
獣闘士「兎(ラビ)」の名を持ち、獣化すると頭部にウサギの耳が生え、下半身がウサギそのものとなる。
地下の土を掘り進んで、巨大な迷路や落とし穴を築き、それらを使用して戦闘や逃走を行う。戦闘力という点では獣闘士中でも最低ランクだが、紆余曲折の末に「牙闘獣獄刹」に優勝してしまう。
第2章では表舞台から退いて裏牙闘「忍陣畠(キャロットフィールド)」を主催。その顔役となっているが、2年前の戦いが結果しか伝わっていないため、うわさに尾ひれが付きまくりとんでもない実力者だと思い込まれている。そのことに思うところはあるが、カミングアウトするタイミングもなく状況に合わせて更にハッタリを重ねてしまっている。箔を付けようと男物のスーツを着ているが壊滅的に似合っていない。
尊 正義(ソン・セイギ)
石田財閥運営会総務で株式会社ソンバンク代表取締役。バーコード頭の中年で、他の財閥代表に対して腰の低い態度だったが、祠堂や八菱と組んだ造反の際には、陽参を「老害」と切り捨てた。

三門財閥[編集]

豊富な資産を持ち、その資産力でもって多くの強豪獣闘士を抱えている。それによって牙闘の勝利をほぼ独占して日本経済を私物化。深刻な停滞を招いたと「牙闘獣獄刹」直後に石田と八菱の造反に遭い会長の陽参が殺害される。その結果、獣化手術と牙闘合法化の際には非合法に行われていた牙闘は三門が行っていたことにされた。

三門陽湖(みかど ようこ)
声 - 潘めぐみ
三門財閥の令嬢であり「牙闘獣獄刹」では所属している獣闘士である城戸のプレイヤーとして参加している。
当事者故に、「牙闘」の裏事情のことはかなり詳しく、「牙闘獣獄刹」開始数日前に野本に対し参加を辞退するように警告をしたことがある。
石田と八菱の造反の際、配下であった獅子にも見限られて奴隷として手籠めにされる。
三門陽参(みかど ようざん)
声 - 柴田秀勝
三門財閥の会長で陽湖の祖父。祠堂と組んだ石田と八菱の造反の際、角供の会長と共に獅子に殺害される。陽湖いわく、祠堂の野心に惑わされて人が変わったと言うが実情は不明。
谷優牛(たに ゆうご)
陽湖に随伴する優男。本来での「牙闘獣獄刹」では陽湖の駒として彼が参加するはずであったが、瞳との初戦での敗退で受けた傷が元で参加ができなくなってしまっている。
獣闘士「獅子((レオ)」の名を持ち、獣化すると上半身がライオンそのものの姿になる。巨躯から繰り出す爪の攻撃だけでなく、彼の放つ雄叫び「獅子咆哮(ローリング・レオ)」は本能的な恐怖心で身を強張らせ動きを封じる。
「牙闘獣獄刹」終了直後に石田と八菱の造反に加担。陽参や角供雅を殺害した。第2章では合法化後の牙闘大会で危なげなく優勝を果たし王者となっている。
城戸剛(きど たけし)
今回の「牙闘獣獄刹」での陽湖の駒で、獣闘士。獣化していない状態でも戦闘能力が高い。
獣闘士「穿山甲(パンゴリン)」の名を持ち、獣化すると上半身がセンザンコウ形態の鱗に覆われ、鱗に覆われた長い尾も生える。鱗は鎧のように固い。
普段は口数は少なく温厚だが、自然崇拝者(ナチュラリスト)のため自然物を破壊するものに対して容赦はしないという二面性のある性格をしている。
ジェロム本郷(ジェロムほんごう)
三門財閥に所属する獣闘士。元は人気も高く、実力も「幕下最強力士」と呼び声の高い外人力士だったが、3年前のある事件がもとに角界を去り三門の下に獣闘士となった。
獣闘士「熊(ベア)」の名を持ち,獣化すると上半身が熊そのものになり、その体格から繰り出す強力な張り手「熊掌(ベア・パーム)」を攻撃手段とする。
矢部正太(やべ しょうた)
三門財閥に所属する獣闘士。小柄な眼鏡男で一見知的とも言える外見通り、大河に対しての竜二の戦い方から角供の別の動きがあると微かに感じ取っていた。
獣闘士「巨猩羅(ゴリラ)」の名を持ち,獣化すると二の腕が身長より大きく肥大化したゴリラの腕と化す。肥大化した腕は攻撃だけでなく移動手段にも使用している。
元はいじめられっ子だったようで、弱い相手に対しては過去のトラウマが刺激されてより攻撃的になる。

八菱財閥[編集]

三門に次いで資産が豊富であり、前回の獣獄刹にて優勝を収めている。

中西大河(なかにし たいが)
八菱財閥に所属する獣闘士で前回の優勝者。獲座の兄でもある。獅子を宿敵と認めており、対戦を望んでいる。
獣闘士「虎(ティガ)」の名を持ち、獣化すると体中に虎に似た縞模様や猫耳が現れ、二の腕は虎の腕となる。森林地帯での戦闘ではかなり強力。
第2章では「牙闘獣獄刹」の結果に思うところがあったのか大会を欠場して旅に出ている。
中西獲座(なかにし えるざ)
声 - 内田真礼
八菱財閥に所属する獣闘士で大河の妹。
獣闘士「狩猟豹(チータ)」の名を持ち、部分獣化の状態でも、獣化している瞳の攻撃をほぼ至近距離から回避し、高速走行状態のまま急反転できるほど高い瞬発力を発揮することができる。獣化すると猫耳と掌が小さめの猫グローブのような形状になる。
第2章では兄である大河が旅に出ているため、牙闘から遠ざかっていた。
六条香織(りくじょう かおり)
声 - 浅川悠
八菱財閥に所属する獣闘士。
獣闘士「麝香猫(シベット)」の名を持ち、獣化すると下半身がジャコウネコのような毛が生え、足にはかぎ爪ができる。フェロモン「シベトン」を高濃度で圧縮して空気中に散布する「霊猫包香(シベトンラップ)」で戦闘で高まった熱気を獣欲に転化し、相手の闘争心を奪う。
岩崎弥心(いわさき やしん)
八菱財閥総帥兼八菱グループ会長。野心家として三門陽参からも警戒されていたが、祠堂・石田と組んで造反を起こした。

角供財閥[編集]

4財閥の中でかなりの異質ともいえる存在であり、所属する獣闘士もはぐれものばかりである。三門と八菱の共倒れを狙って漁夫の利を得ようとしている。尚、今回の獣獄刹で参加させている獣闘士のベースは爬虫類をベースとしたものとしており、その特性が故、他の獣闘士以上に桁外れに高い回復力を持っていた。

石田と八菱が管理局に抱き込まれているとして「牙闘獣獄刹」終了直後に結果を覆そうとしたが、逆に管理局に現場を押さえられ、会長の雅は獅子に殺害される。

椎名竜次(しいな りゅうじ)
角供財閥に所属する獣闘士。「鰐(クロコダイル)」の名を持ち、獣化すると上半身が丈夫な鱗が浮き出て頭もワニそのものに変化する。
ワニの特性のため、3人の中で回復力が異常に高く、太い尻尾による打撃攻撃「鰐鎚(デスメイス)」、そしてワニの持つ強力な噛み付き「鰐噛(デスバイツ)」を持つ。
元は「霊腑帝愛(レプティア。電いわく、関東最狂の愚連隊)」のリーダー。
大沼電(おおぬま でん)
角供財閥に所属する獣闘士。「壷舞螺(コブラ)」の名を持ち、部分獣化すると下半身が巨大なヘビそのものに変化し獣化すると手の生えたコブラそのものの姿へと変わる。完全に獣化すると、片目が潰された状態でいながらも舌のセンサー能力で死角にいる対戦相手の位置を察知し、「壷舞螺毒霧(コブラミスト)」を散布することで対戦相手の行動を封じる。
竜次の舎弟であるチンピラ。女性を嬲ると言う後述の「山荒(ラウディ)」の女とは違った意味でのサディストとも言える性癖を持っており、獣獄刹開催前のパーティでの最中でもその様子を垣間見ることができる。
風間楓(かざま かえで)
声 - 本田貴子
角供財閥に所属する女性獣闘士で、獣闘士「守宮(ゲッコー)」の名を持つ。ボンデージ風の戦闘服を着ている。部分獣化すると尾が生え、掌が巨大なヤモリの掌に変化し、獣化すると頭髪の生えた直立歩行する巨大なヤモリに変化するが、彼女の美意識に反するため多用はしたがらない。尾と掌に備わる、掴まれた相手は決して自力で引き剥がせないと言う能力「分子間力超吸着掌(ファンデルスラップ)」で相手を捕えながらの接近戦を得意とする。獣化時は足にもその能力が備わるため、壁や天井を足場とした立体的な戦闘も行える。
元は香港マフィアの用心棒だったが、獣闘士となって勝ち星を重ねたことで表向きは角供生命社長秘書となっている。

「牙闘」管理局[編集]

祠堂零一(しどう れいいち)
「牙闘」管理局長で獣人研究の第一人者、そして7年前(第1章時点)に香港にて生まれ持った獣人である瞳を発見し保護した者でもある。研究材料とはいえ、対象の信頼を得るために身体を張る程度の気概は持ち合わせており、そのため瞳は彼に対してだけは従順である。
元々は遺伝子研究を行う企業を経営していたが、10年前(第1章時点)に管理局に吸収されている。
柴山(しばやま)
祠堂の部下でボディーガードも兼ねる。管理局に吸収される前からの付き合いらしく、祠堂を「社長」と呼ぶこともある。
篠崎舞
声 - 赤﨑千夏
ポニーテールで眼鏡をかけた女性。「牙闘獣獄刹」ではハイテンションなノリで進行役を務めるが、その本来の職務は祠堂の秘書。戦闘能力は高く稲葉を暗殺するために潜ませていた角供財閥の避役(カメレオン)暗殺者を生身であるにも関わらず叩き伏せる程である。純が獣化手術を受けた際にも祠堂に付きしたがっていたなど柴山同様に古い付き合いで祠堂を「社長」と呼ぶこともある。

その他[編集]

「山荒(ラウディ)」の女(仮称)
山荒(ラウディ)」の名を持つ獣闘士。元々は財閥の所属の獣闘士ではない。普段は露出狂の風貌で男を誘い寄ってきたところを腕の部分を部分獣化して虐めるサディストと露出狂が同居したような性癖を持っている。
獣化すると髪の毛は硬質化した巨大な針に変化し、更に体中に無数の針が生える。攻撃技は、針を無数に飛ばす「山荒嵐(ラウディストーム)」。
乃塒押絵(のどぐろ おしえ)
単行本巻末おまけマンガでの主人公であり、学校での瞳のクラスの同級生である。百合気の強いショートヘアの眼鏡娘。ちなみに獣人ではない。
黒井佑(くろい たすく)
牙魔猫(タスマニアデビル)」の名を持つ獣闘士。第2章にて登場し、試闘での純の相手。純と対戦するが、野本の干渉によって無効試合となる。その後、野本から純と共に出資され獣闘士となる。
特区区立学校でも札付きの不良少女だが、自分に対してまったく物怖じしない純とチームメイト兼友人となる。
護藤ハイジ(ごとう ハイジ)
第2章から登場。「山羊(アイベックス)」の名を持つ獣闘士。普段は気だるげな態で、生身の運動能力も高くはない。純、佑とチームを組みキリングバイツに参加する。獣化すると脚が変化し、頭部から角が生える。
大神陸(おおがみ りく)
第2章から登場。「(ウルフ)」の名を持つ獣闘士。還暦間近という年齢で現在は「忍陣畠」の運営スタッフ。しかしその実力は高く管理局から送り込まれた人材発掘特派員でもある。
井川千代松(いがわ ちよまつ)
第2章から登場。特区区立第二高等学校社会科教師。「麒麟(ジラフ)」の名を持つ獣闘士。獣闘士と認定された生徒には牙闘による生徒指導を行う。獣化すると首含めて4mに達する長身から繰り出す空爆の如き踏み付け「踏狂大空襲」を使用する。

用語[編集]

牙闘(キリングバイツ)
獣人同士の決闘による賭け試合。最低1000万円の出資金を元金として行われ、オッズにもよるが一勝するだけでも莫大な配当金を得ることも可能。
牙闘獣獄刹(キリングバイツデストロイヤル)
牙闘のイベントのひとつで同じフィールドに複数の獣闘士が投入され、投入された獣闘士が最後の一人になるまで戦う生き残り戦。フィールドをチェス盤に見立ててプレーヤーと呼ばれる出資者が振ったダイスの目に従って移動し、同じ升目に入った者が戦って勝負をつける。
獣人 / 獣闘士(ブルート)
獣化手術を受けることで特定の「獣」の能力を得た人間。施術者は人の姿から獣の特性を持った姿に変身する「獣化」が可能。その戦闘力から施術者は体質的な適性以上に人格面での厳正なチェックを受けていたが、祠堂が局長になった際に基準が大幅に緩和された。手術を受けるために必要な獣化因子は保持者が「10万人に1人」という割合だが、手術の結果どのような特性を持てるかは個々人の内面に関わっており、けして戦闘向きではない特性となる者もいる。爬虫類・両生類など、本来哺乳類である人類から遠い特性に適応する者は犯罪者などの反社会的かつ原始的凶暴性を持つ者が多い。初期の時点では成功率も高くはなかったが、第2章では健康診断の血液検査で適性値を調べられるようになり、爆発的に数を増やしている。
獣人としての特性によって戦闘力はピンキリな上、明らかに格上の相手には本能的に委縮してしまう一面もある。合法化以降は獣闘士に限らず牙闘の実況アナウンサーなどの運営スタッフや牙闘の宣伝タレントになる者も多い。
獣化手術(じゅうかしゅじゅつ)
個々人の遺伝子中に持つ獣のゲノム特性を引き出し強化する手術。第1章では不法手術だったが、1章終盤から2章までの2年間で「獣化法」という形で合法化される。
獣化法(じゅうかほう)
正式名は「特定遺伝子組換改革法」。4大財閥のテコ入れで農作物・家畜などの品種改良を隠れ蓑に獣化手術を合憲合法化した法律。これによって獣化手術と牙闘を合法的な産業・ビジネス化した。
試闘(オーディション)
合法化以降に獣闘士としてデビューするために出資者を募る試合で3ヶ月に一度行われている。このイベントはあくまで出資者が獣闘士を見定めるためのものであり、試合の結果に関係なく出資者がいればデビューは可能。未成年の場合、合格すれば特区区立学校に奨学金付きで入学・入寮できる。
獣人特区(じゅうじんとっく)
正式名は「政令指定獣人解放特別区域」。獣化法の施行によって獣人に関する規制を緩和する(獣人を隔離する意味もある)ために作られた人工島。牙闘の開催地であり、未成年が通う学校も設立されている。獣人同士の私闘は禁止されているが、獣闘士として認められていれば話し合いの延長として問題を牙闘で解決することが容認されており、特区学校では牙闘による生徒指導も行われている。
島内の番外地では資格を問わず参加できる裏牙闘「忍陣畠」も行われている。

書誌情報[編集]

コンピュータゲーム[編集]

フィールズ[2]よりPlayStation 4およびPlayStation Vita用ゲームソフトとして発売予定だったが、2017年に開発の中止が発表された[3]

ゲームオリジナルのキャラクター[編集]

犬神小夜
原作には登場せずゲームオリジナルの獣闘士で手術ベースは「シベリアオオカミ」。
獣化すると耳を立てた犬耳とふさふさした尻尾と腕には銀色の毛と鋭い爪が生える。
心の闇を持っており、どこからか獣化手術の噂を聞き自ら被検体に志願した。
鎧塚万葉
原作には登場せずゲームオリジナルの獣闘士で手術ベースは城戸と同じ「センザンコウ」。
獣化すると黒光する鱗が両腕と足に覆われ、臀部も太く鱗で覆われた尻尾も生え、両手も鋭く太い爪が生える。
元々は剣道道場の跡取り娘であったが兄が獣化を使い父を殺害後失踪、その失踪した兄を追うが、その中で「牙闘」の情報を得てそれに参加するため、自ら被検体に志願し獣闘士となる。
足羽響
原作には登場せずゲームオリジナルの獣闘士で手術ベースは「ヒクイドリ」。
獣化すると両腕が羽毛に覆われ、両足が大きな三本指となり巨大な爪が生える。
父親が経営してるボクシングジムの買収を防ぐため獣闘士に。男っぽい性格で、曲がったことが嫌いな性格。喧嘩っ早い反面、女の子らしさに憧れている。
黒夜愛
原作には登場せずゲームオリジナルの獣闘士で手術ベースは「コウモリ」。
獣化すると眉から触覚が伸び、両腕と両脚が黒い皮膜に覆われ、手足には鉤爪が生える。
ハニートラップを得意とする女泥棒。とあるターゲットに接近する過程で牙闘の存在を知り、獣闘士となる。表面上は明るく闊達、人の懐に入るのが上手い。

テレビアニメ[編集]

2017年3月1日発売の『月刊ヒーローズ』4月号にてアニメ化が発表され[4]、2018年1月より放送予定[5]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 知人と言っても一年以上前に短期バイトで知り合った程度。大学では漫画研究会に所属しているが、これも同級生に押し負けて入会したようなもの。
  2. ^ 発表当初の発売元は子会社のネクスエンタテインメントであったが、同社の解散に伴い移管された。
  3. ^ PS4/PS Vita『キリングバイツ』開発中止が発表”. Game'sTalk.net (2017年9月27日). 2017年9月27日閲覧。
  4. ^ “獣人バトルマンガ「キリングバイツ」アニメ化!原作・村田真哉は新連載開始”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年3月1日). http://natalie.mu/comic/news/222713 2017年3月1日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f g 獣人バトルアニメ「キリングバイツ」来年1月放送!制作はライデンフィルム”. コミックナタリー (2017年9月30日). 2017年9月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]