終末のワルキューレ

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終末のワルキューレ
ジャンル バトルダーク・ファンタジー宗教
漫画
原作・原案など 梅村真也(原作)
フクイタクミ(構成)
作画 アジチカ
出版社 コアミックス
掲載誌 月刊コミックゼノン
レーベル ゼノンコミックス
発表号 2018年1月号 -
発表期間 2017年11月25日 -
巻数 既刊12巻(2021年9月18日現在)
漫画:終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝
原作・原案など 『終末のワルキューレ』
作画 オノタケオ
出版社 コアミックス
掲載誌 月刊コミックゼノン
レーベル ゼノンコミックス
発表号 2019年12月号 -
発表期間 2019年10月25日 -
巻数 既刊4巻(2021年6月18日現在)
アニメ
原作 アジチカ、梅村真也、フクイタクミ
監督 大久保政雄
シリーズ構成 筆安一幸
キャラクターデザイン 佐藤正樹
音楽 高梨康治
アニメーション制作 グラフィニカ
製作 「終末のワルキューレ」製作委員会
配信サイト Netflix
発表期間 2021年6月17日 -
話数 第1期:全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

終末のワルキューレ』(しゅうまつのワルキューレ、英題:Record of Ragnarok)は、梅村真也原作、フクイタクミ構成、アジチカ作画による日本漫画[1]コアミックス(旧ノース・スターズ・ピクチャーズ)の月刊誌『月刊コミックゼノン』にて、2018年1月号より連載中[1]

概要[編集]

神々による人類滅亡の決議に待ったをかけた戦乙女が、人類史上最強の英傑たちを選出して戦いを挑む様を描いたバトル作品。連載開始直後から話題となり、2018年5月に発売された単行本第1巻は発売直後から品薄となったため、大量重版となった[2][3]。また、同年9月に単行本第2巻が発売された際には、作者のアジチカが第1話をすべてTwitterで公開したことから、読者を大きく増やした[2]。2021年9月時点で累計発行部数は900万部を突破している[4]

『ゼノン』2019年12月号からは、第1回戦で登場した呂布奉先を主人公としたスピンオフ作品終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』(作画:オノタケオ)の連載が開始された。また、同号には錦ソクラ[注 1]の漫画『3年B組一八先生』(『近代麻雀』掲載)との読みきりコラボレーション漫画も掲載された[5]

あらすじ[編集]

人類の誕生から700万年。進歩の兆しがない人類を見限った神々は、1000年に1度開かれる「人類存亡会議」にて、人類に「終末」を与える決議を行った。そこに戦乙女(ワルキューレ)の長姉ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、超特別条項に基づく神VS人類最終闘争(ラグナロク)で人類の行く末を決めることを提案する。当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にプライドを傷つけられたことでラグナロクの開催が決定。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」で神器と化した戦乙女たちを伴う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。

第1回戦
北欧の最強神トールが出場する初戦に、ブリュンヒルデは中華史上最凶かつ最狂の戦士と謳われる呂布奉先をぶつける。生まれてから最強の名を独り占めにしてきた呂布は自分と互角に渡り合うトールに歓喜し、トールもまた、戦乙女の四女ランドグリーズが神器錬成した方天戟で自身に傷をつけた呂布を好敵手と認め、戦いを楽しむ。呂布はトールのヤールングレイプルを方天戟で破壊するも、それは封じ込まれていたトールの全力を引き出すことになった。トールの秘技「覚醒雷槌」によって両脚を破壊された呂布は、闘技場に乱入してきた愛馬の赤兎馬に跨がり、生前に最強の敵との邂逅を信じて完成させた一撃「天喰」で逆転を狙う。全力での打ち合いにの末に、呂布は神器もろとも右腕を失うが、全てを出し尽したことに歓喜しながら消滅する。
第2回戦
人類に勢いを取り戻すべく、ブリュンヒルデは原初の人類アダムを次鋒に送り込む。対する天界は、神々の長たるゼウスが自身の出番を待ち切れずに名乗りを上げる。アダムは戦乙女の七女レギンレイヴが神器錬成したメリケンサックスと、あらゆる攻撃を一瞬で模倣する「神虚視」によって優位に立ち回り、その強さを認めたゼウスは最強形態「阿陀磨須」で対抗する。「阿陀磨須」の攻撃をも模倣するアダムだったが、これらの力はどちらも自らの身体に大きな負荷をかけるものであり、試合は相手の限界を待つ我慢比べとなる。そして遂にアダムが「神虚視」の高負荷による失明を迎えて敗北の危機を迎えるが、アダムは敢えて攻撃を受け続けることでゼウスを捕捉し、人類のために拳を振るい続ける。壮絶な殴り合いの末、最後はゼウスが耐えきれずに尻をつくものの、アダムが殴り合いの最中に既に死んでいたことが判明し、試合は神側に軍配が上がる。
第3回戦
2連敗で後がないブリュンヒルデは、神側の第3鋒が神すら恐れるポセイドンだと分かると対戦者を決めかねていた。そこに「史上最強の敗者」こと佐々木小次郎が名乗りを上げ、ブリュンヒルデは死後も岩流の技を進化させてきた小次郎に望みを見出す。小次郎は最速の先読み「千手無双」で真っ向から渡り合うが、底知れぬ強さを見せるポセイドンによって、戦乙女フリストが神器錬成した備前長光三尺余寸をへし折られる。勝負ありと思われた直後、小次郎はフリストの能力で折れた刀を大小二本の刀へと「神器再錬」することに成功し、加えて生前に戦った剣士達の技術を駆使する「二天岩流」でポセイドンに再び挑む。対するポセイドンは全力の攻撃によって小次郎の心を折りにかかるも、自身を信じる幾多の剣士達の鼓舞で奮起した小次郎は神の手すらも完璧に先読みする「萬手無双」に開眼。ポセイドンの攻撃を躱し続けた小次郎は奥義「双燕斬虎万刃撩乱」によってポセイドンを倒し、小次郎と人類はついに悲願の初勝利を飾る。
第4回戦
ポセイドンの消滅を目にした神々は人類の強さとブリュンヒルデの本気を再認識し、ギリシャ神敗北の借りをギリシャ神で返したいとするゼウスらの要望でヘラクレスを出場させる。一方ブリュンヒルデは、当初からヘラクレスの対戦相手と決めていた殺人鬼ジャック・ザ・リッパーを選出し、ジャックの要望をヘラクレスが了承したことで両者は19世紀ごろのロンドンの街並みを再現した闘技場で激突する。ヘラクレスは、序盤からジャックの変幻自在な攻撃を真っ向から迎え撃ち、「十二の災禍と罪過」の御業で追い詰める。しかしジャックは、戦乙女フレックを強制的に神器錬成させた手袋によって触れた物体を神器へと変化させ、幾重にも巡らせた策謀によってヘラクレスを欺いた末にその左腕を切り落とす。劣勢になりながらも衰えず、人類に抱く愛をもってジャックの過去やそれに由来する歪みと向き合うヘラクレスと、その純粋な心を絶望に染めたいジャックの戦いは激しさを増し、最後はジャックが瀕死になりながらも手袋に自身の血を纏わせ、神器と化した手刀「Dear GOD」にてヘラクレスの身体を刺し貫くことに成功する。しかし最後までヘラクレスの心は変わることなく、勝利したジャックもヘラクレスの心を絶望に染められなかった自身の負けを認める。ヘラクレスは人類の救済をブリュンヒルデに託して消滅し、ジャックは自身が経験のない感情を覚えながら第四戦は幕を閉じる。
第5回戦
四試合を終えて2勝2敗とイーブンになった状況で、兄のように慕っていたヘラクレスへの思いを押し殺したブリュンヒルデは、最強の力士雷電為右衛門を選出して勝ち越しを狙う。一方負け越しを許容できない神側は、インド神話最強の破壊神シヴァを出場させ、第五戦は両者による真っ向からの格闘戦となる。
時を同じくして、これまでの試合を観戦していた神側の代表ロキは、神々に拮抗する人類に対して抱いた疑問から、同じ代表である釈迦を裏切り者と疑う。両者は一触即発の状況となり、その場に毘沙門天率いる天界処刑人の七福神、試合を終えた小次郎、さらに人類側の代表として順番を待つ沖田総司と近藤勇が乱入したことで場外乱闘の機運が高まるが、ゼウスとオーディンの介入によりそれぞれに遺恨を残す形で、事態は収まった。
一方試合は、スルーズが神器錬成した超筋外骨締廻によって本来の力を発揮した雷電がシヴァの腕を一本握り潰す波乱の展開を迎えていたが、仲間の思いを受けてシヴァが秘技「輪廻舞踊」(ターンダヴァ)による怒涛の連撃を繰り出したことで、シヴァ優位となる。シヴァの強さを体感した雷電は本気で相撲が取れることを喜び、封印していた鉄砲を神器の能力で昇華させた技「八咫烏」でシヴァの両腕をちぎれ飛ばし、大ダメージを与える。大技の反動で壊れ始める身体に構わず本気の一番を取ろうとする雷電と、自身を信じるインド神のために最後の秘技「輪廻舞踊・灰塵」(ターンダヴァ・カルマ)を発動させたシヴァは互いに限界を超えて命を削り合うが、結果としてシヴァが雷電の右腕を破壊する。力士の意地を貫き転倒を防ぐも余力を失った雷電は、全力の相撲を満足するまで取れたことをシヴァに感謝し、シヴァも最後まで膝をつかなかった雷電を褒め称えた後にその首を斬り落とし、神側は3勝目を手にする。
第6回戦
5回戦終了後、ゼウスは第6回戦の神代表に釈迦を選ぶが、釈迦は闘技場に現れるや否や、人類側からの出場を宣言する。動揺と怒りを覚える神々であったが、ゼウスは釈迦の申し出を認め、その相手として毘沙門天を選ぶ。毘沙門天は他の七福神らと一つとなり、本来の姿である零福へと変化し、混乱の中、試合が始まる。

主な登場キャラクター[編集]

声の項は特記が無い限りアニメ版の声優、演の項は舞台版の俳優を示す。

戦乙女(ワルキューレ)[編集]

北欧の半神で、天界の危機に備え地上の人類を神兵候補として天に召す「魂の運び手」を担う13人の姉妹。人間の戦士たちと心を通わすことで、自らの身体をその戦士に最も適した神器に変化させる能力神器錬成(ヴェルンド)をもつ。ラグナロクにおいては、所有者と運命を共にする「一蓮托生」の関係になることで、神々に拮抗する力を神殺しの13人たちに与えるが、代償としてダメージの有無にかかわらず所有者が死亡すると、共に消滅する。

ブリュンヒルデ
声 - 沢城みゆき[6] / 演 - 飯窪春菜[7]
戦乙女の長姉。かつて身体を人間にまで落とされた経験から人類との繋がりが深く、神々にラグナロク開催を提唱する。普段は凛とした佇まいをしているが、感情が高ぶると粗暴な表情や口調を見せ、動揺すると特製のサルミアッキパイをやけ食いする。
ラグナロクでは人類代表の闘士達の出場の出番や、彼らの相棒となる戦乙女達の采配を行う。戦乙女達の消滅を見ても哀しみをあらわにすることは無く冷酷なまでに振る舞うが、一人になると消滅した者たちを思い涙する一面を見せる。ラグナロクが決まる前から密かに準備をしており、釈迦へ一蓮托生を教わりに行っていた。
ゲル
声 - 黒沢ともよ[6] / 演 - 田上真里奈[7]
戦乙女の末妹で、見習い戦乙女。長姉であるブリュンヒルデに付き従っている。ボクっ娘で、語尾に「っス」とつける特徴がある。
ランドグリーズ
声 - 川上彩[8]
戦乙女の四女。初戦がトールであると思ったブリュンヒルデの命によって呂布の方天戟に神器錬成し、「盾を壊す者」の名の通り、ヤールングレイプルの片方を砕く力を発揮するが、トールの覚醒雷槌によって破壊され、呂布と共に消滅した。
レギンレイヴ
声 - 川口莉奈[8]
戦乙女の七女。名前は「神々の残された者」を意味する。アダムのメリケンサックに神器錬成し、ゼウスとの闘いをほぼ無傷で切り抜けるが、アダムが死亡したことでアダムと共に消滅する。
フリスト
声 - 小林ゆう[8]
戦乙女の次女。「震える者」と「轟かす者」の2つの意味と力を持った唯一の戦乙女であり、前者の物憂げな姿と、後者の荒々しい姿の2面性を持つ。第3戦で神器練成で佐々木小次郎の備前長光三尺余寸へと神器錬成し一度は折られるが、神器再錬によって「震える者」と「轟かす者」の両方の力を秘めた二本の刀へと変化し、勝利に貢献する。小次郎の勝利後は元の姿に戻り、満身創痍の小次郎に肩を貸しゲルの呼びかけにも応じ、小次郎と共に闘技場を後にした。
フレック
戦乙女の十一女。名前は「武器をガチャつかせる者」を意味する。ブリュンヒルデの命でジャックのパートナーに選ばれたことに不服を申し立てるが、突如現れたジャックによって心を恐怖で染められ、触れた物全てを神器に変える手袋へ神器強制される。ジャックの勝利後は元の姿に戻り、哀しみの感情を知らないジャックに憐れみを見せ、ジャックよりも先に闘技場を後にした。
スルーズ
戦乙女の三女。名前は「強き者」を意味する。戦乙女のなかで最も身長が高く体格もいいが、雷電の言葉にトキメク乙女心も持っている。
雷電の制御不能な筋肉を抑え、自在にコントロール出来る超筋外骨締廻に神器錬成する。八咫烏の反動で雷電の肉体が壊れ始めている状態の中で雷電に付き従い、雷電の敗北が決定的になっても運命を共にすると決め、共に消滅する。

神々[編集]

ヘイムダル
声 - 野津山幸宏[9]
「終末の番人」と謳われる北欧神話の神。闘士の紹介と試合の司会進行を務める。彼の吹くギャラルホルンが試合開始の合図となる。6回戦の時に釈迦によってギャラルホルンが壊されたが、予備のギャラルホルンをいくつか懐に隠し持っていた。
ヘルメス
声 - 諏訪部順一[9]
オリュンポス12神の第10柱に名を連ねるギリシャ神話の伝令神で、燕尾服を着た美青年の姿をしている。普段は父ゼウスの執事として仕えており、ゼウスの出陣時には自ら無数のバイオリンで「G戦場の大殺戮」を奏でた。ラグナロクはアレスと共に観戦している。狡猾な曲者で、かつての叔父アダマスの謀反にも与していたなど[注 2]、トリックスターの一面も持っている。
アレス
声 - 田所陽向[9]
オリュンポス12神の第6柱に名を連ねるギリシャ神話の軍神で、屈強な肉体を持つ美青年の姿をしている。
かつての人類存亡会議にて人類を戒める意見が出て、その場所がテーバイであったため、自身の庭ともいえるテーバイに、自ら軍を率いて攻め入ったところ、神軍を止めようとしたゼウスの力を手に入れたヘラクレスと対峙し互角にわたりあうが、最後は乱入したゼウスによって止められた。今ではヘラクレスの足元にもおよばないが、かつてのヘラクレスとの戦いを誇らしいと自慢げに語り、ヘラクレスに絶対的な信頼を持っており、自身の最高の神友であると言っている。
アダマス
本作オリジナルの征服神でゼウスとポセイドンの兄。名前はクロノスの鎌の原料であるアダマスに由来する。ゼウスの最終形態「阿陀磨須」はゼウスが初めてこの状態になった時に、ポセイドンがアダマスと勘違いしたことに由来する。
末弟であるゼウスが最高神となったことに不満を抱き謀反を企てたが、ポセイドンに殺害される。
ルドラ
インド神話の暴風神でありシヴァの幼少の頃からの幼なじみで唯一無二の友で相棒的存在。かつてはシヴァと共に印度神界の片田舎で暮らしいた。
印度神界に絶対神がいない群雄割拠の時代に「印度神界の頂上に立ちたい」と言う夢を叶えようとシヴァを自身の夢に誘い、印度神界の神々との戦いに明け暮れる。
印度神界の最強神らとの激闘の末にシヴァと共に印度神界の頂上に君臨したが、印度神界の絶対神を決めようとしシヴァに戦いを挑む。双方互角の果てしない死闘の中で劣勢になっていくも幾度となく立ち上がるルドラの夢を叶えようとシヴァが降参しようとするが、それを遮り降参を宣言する。シヴァに印度神界を任せ自身の腕の紋様を託して姿を消した。
ラグナロクではシヴァの戦いを観客席では無く通路で見ており、かつて死闘を繰り広げたインドラやヴィシュヌらと共に見届けた。勝利後には疲労困憊のシヴァを出迎えた。

神々の闘士[編集]

トール
声 - 緑川光[6] / 演 - 山口智也[7]
オーディンの息子で、北欧神話最強と謳われる戦神にして「雷の狂戦士」の異名を持つ雷神。武器は身の丈を上回る巨大な戦槌・ミョルニル。普段は鉄製の手袋・ヤールングレイプルを身に着けて使用しているが、神話で伝えられるようトールの身を守るものではなく、覚醒する前のミョルニルをトールが握り壊さないための役割を果たしている。
かつて天界のアースガルズに侵攻して来た巨人軍66体を単独で殲滅するが、その時すら退屈を覚える程。自身の全力を振るう機会を得られずに退屈を覚えていたが、自身と互角に戦う呂布の強さの前に自身の好敵手と認め、全力を出せることに笑みを浮かべ喜び戦った。呂布に勝利した後、乱入した陳宮(声 - 濱野大輝)や赤兎馬ら呂布軍の兵士達が挑んできた際にも、自身が友と認めた呂布への手向けとするために全力で迎え撃ち、これを葬った。闘い後は自身の部屋に戻っており、釈迦の人類側での出場表明の映像を見ると笑みを浮かべていた。
ゼウス
声 - 高木渉[6] / 演 - 加藤啓、関本大介、鯨井謙太郎[7]
ギリシャ神話の最高神で、神々の中でも屈指の権力を持っており、ヴァルハラ評議会の議長も務めている。「全宇宙の父(ゴッドファーザー・オブ・コスモス)」という異名を持つと同時に神々の中でも一、二を争う戦闘狂であり、「戦闘愛好嗜虐変態神(エロジジイ)」とも呼ばれてる。
本来は最後の試合に出場予定だったが順番を待ちきれずに出場予定だったシヴァに駄々をこねて譲ってもらい第2回戦に出場した。第6回戦で釈迦が神側ではなくて人類側での出場を宣言した時には、動揺や憤激する神々の中で真っ先にラグナロクのルール上では問題ないと、釈迦の人類側での出場を認めた。釈迦へ自身が再度戦いたいと言う本心を言うも、釈迦の相手として6回戦の神代表に毘沙門天を選んだ。
普段は細身で小柄の老人だが、戦闘時は筋肉が肥大し見上げるほどの巨漢へと変貌する。武器は使用せずに自身の身体のみで闘い、その拳は音速を超える。肥大化した筋肉を自ら絞り上げ、極限まで圧縮することにより「阿陀磨須」という最終形態になれる。
ポセイドン
声 - 櫻井孝宏[9] / 演 - 相馬圭祐[7]
ゼウスの兄の一人で、オリュンポス12神に名を連ねる海洋神。「大海の暴君」「海のゼウス」(ゼウス・エナリオス)とも呼ばれている。老体なゼウスとは対照的に整った顔立ちの美青年として描かれる。武器はトライデント。アレスやヘルメスから「最も神らしい神」と称されるほどに傲岸不遜。見下した相手には視線も合わせず、戦闘でも自らは動かず向かってきた相手、間合いに入った敵を一撃で迎撃する。原初より完全無欠な存在である神には仲間も謀も不要と考えており、かつてその思想に反した実兄アダマスを殺害した挙句に最初から存在しなかったことにしたこともあり、他の神々からも恐れられていて「最怒神」とも呼ばれている。このため、他の神々とは違って最後まで対戦者を認めることもなく、その消滅もヘラクレスほどに惜しまれることもなかった。
ヘラクレス
ギリシャ神話の半神半人。爽やかな好青年で、ワルキューレ達からも「兄様」と呼ばれ神々からもヒーロー的存在として慕われている。半神半人であるが故に、人類の終末には反対しており、ラグナロクでが自身が神代表として勝った際は人類を守るべく働きかけるつもりでいる。かつてヘラクレスと戦ったことのあるアレスからは、ヘラクレスの強さの本質は神であるアレスのみならず、ゼウスにすら不屈を通した「強靭な心」であると言われており、何者にも屈せずに何度でも立ち上がることから「不屈の闘神」と呼ばれている。
神になる直前に十二の難業を成し遂げたことで、十二の神技である「十二の災禍と罪過(エルキュール・エグゾダス)」を体得しており、身体にある入れ墨は、十二の神技を使用するたびに身体に広がるが、1ミリメートル広がるだけでも普通の神でも失神するほどの痛みが身体に襲いかかり、全身に広がると死に、完全消滅する。武器はライオンの頭部の形をした棍棒。棍棒は「十二の災禍と罪過」を使用すると、頭部がその御技に対応している動物へと変形する。
人間の頃はアルケイデスと言う名前でテーバイで暮らしており、少年の頃から「正しき者の味方でいたい」という信念を貫き通して生活を送っていた。アレスによるテーバイへの侵攻時に、神軍に対抗するためテーバイの神殿にあったゼウスの血を飲み、アムブロシアに耐え抜いたことで神であるゼウスの力を得た。神軍の先鋒を単独で壊滅させ、軍を率いていたアレスとも互角に渡り合うが、ゼウスによって戦いが止められた。ゼウスから神になるよう提案されると、神になる条件として、今後二度と人類に仇なさないことをゼウスに約束させた。このことから、アレスからの信頼はとても厚い。
対戦相手であるジャックのことは、多くの人間の生命を弄んだクズだと考え、自分の相手として選んだブリュンヒルデに怒りを露わにしていた。しかし戦いの中でジャックが貧苦や裏切りから絶望に負けて快楽に染まってしまったことを知り、戦いの中でジャックが持つ苦しみからジャックを救うことを決めた。戦いの末にジャックを大したやつと称賛した。
シヴァ
声 - 鈴木達央[9]
薄紫の肌に4本の腕、額と目の下合わせて5つの目を持っている。
インド神話の破壊と創造の神であり、「宇宙の破壊神」と呼ばれている。印度神界の絶対神であり印度神1117神の頂点。ゼウスと同じく武器は使用せずに自身の身体で戦う。自身の秘技で"印度神界の秘宝"と呼ばれる独特なリズムによる予測不能な絶え間ない連撃と、それによって身体が超燃焼する必殺舞踊「輪廻舞踊(ターンダヴァ)」がある。更には最後の秘技として、自身の心臓を手で直接刺激し強制的に心拍を上げることで自身の生命を元に身体を燃焼させ、筋肉を瞬時に炭化させる超高熱の炎を纏わせる「輪廻舞踊・灰塵(ターンダヴァ・カルマ)」がある。
本来なら第二回戦に出場する予定であったが、駄々をこねたゼウスに対して先輩であるからと貸しを作る形で出番を譲る。次いで四回戦に出場しようとするもギリシャの借りはギリシャで返したいというゼウスの要望で辞退し、満を辞して第五回戦で出場。
かつては印度神界ではほぼ無名の神で将来は「踊りの王」(ナラタージャ)になろうとしていたが、親友であるルドラ神の「印度神界の天辺に立つ」という願いに自身も付き合い始め、闘いの日々を送る。ついには印度神界の強神1115柱の神々全てを倒し、ルドラと共に印度神界の天辺に共に立つ。ルドラからの提案で印度神界の絶対神である最強の1人を決めるため戦う。序盤こそ互角だったが次第にシヴァが優勢になるもルドラは折れず、彼の夢を叶えるために降参しようとするが全力で闘う相手に手を抜かれることを嫌ったルドラが先に降参、彼に夢を託される形で印度神界の頂点に立つこととなる。この一件より印度神から絶大な信頼を得ている。
雷電に勝利した後ルドラと再会し、戦いで失った腕の治療をしている。
釈迦
仏教の開祖。タンクトップにサンダル、サングラスに大きな耳飾り、全体的にユルい服装をしている。棒付きキャンディーやフーセンガムなどの菓子を好んでおり、菓子は他の神にも譲ることはない(ただし、自分からあげる時もある)。かつては人間としてシャキータ族の王子として生まれるが、煩悩に喘ぐ人間を救うために、城と家族と煩悩と六情を捨てて真理を追い求め、ただ独りで歩み真理に達した。人々に道を示し仏として散ったため神々からは「人類史上最強のドラ息子」と呼ばれており、人類からは敬意を込めて釈迦と呼ばれている。
神器練成による神器の能力の強さを唯一可能にする方法である「一蓮托生」が仏界の物であることからロキから裏切り者と疑われるが、本人もそれを否定しなかった。第五回戦後にゼウスから第六回戦に出場するよう頼まれ出場することになるが、神側のゲートから登場するとそのまま人類側のゲートの前まで進み、神々らに自身の人類側での出場を宣言した。
ゼウスやブリュンヒルデをちゃん付けで呼んだり、何処か抜けた緊張感のない緩い性格であるが、他人の意思では決して動かず善悪や敵味方や人類神などは関係なしに、自身の行動は自身で決める「天上天下唯我独尊」を地で行く性格である。
ブリュンヒルデが人類存続会議の前に自身に一蓮托生を教わりに来た際、ブリュンヒルデがずっと前から密かにラグナロクに向けて準備をし、その頃から自身を神と闘わせようとしいてると感じつつも、自身の意思で人類側で神と闘うことを決めたことから、ブリュンヒルデに戦慄を覚えさせ「恐ろしい」と言わしめた。また彼女からは「天界で仏陀以上の神嫌いはいない」と言われている。
武器は先端にマニ車が付いた「六道棍」。六道に対応する観音の加護が込められており、釈迦の感情に反応して六つの形状に変化する。
毘沙門天
七福神の一柱。七福神は天界処刑人を名乗っている。裏切り者には神であろうと天誅を加えようとする一方で無益な殺生は好まない性格である。人類側の代表となった釈迦の相手としてゼウスが第六回戦の神代表として選んだ。
本来七福神は七柱の七神では無く、一柱の一神であり、毘沙門天を除く他の六神(大黒天、寿老人、福禄寿、布袋尊、恵比寿、弁財天)が毘沙門天と一つに成る事で、本来の存在である「降臨すると天絶え福が消え、大いなる災いをもたらす」と呼ばれる神・零福へとなる。
零福
七福神が合体した姿で本作オリジナルの神。長髪の子供という姿で凶神系の神代表になる。
もとは福神で、不幸をその身に吸い取ることで人々を幸せにしようとしていた。そのため吸い取った不幸によって身も心もすさんでいったが、その意に反して、不幸を吸い取ってもらったはずの人々は幸福になることができず助けた少年にすら邪険にあしらわれたことに絶望してしまう。たまたま人間時代の釈迦に出会い、幸せとは他人がするものではなく自らが望むもの、不幸も幸福の一部であると否定された上に、釈迦の方法が零福よりも人々を幸福にさせている事実に発狂。裏返って凶神になってしまったが本分に反するため、本来の福神としての役割を果たすために7つに分裂したのが、七福神の誕生である。
武器は巨大な斧の「斧爻(ふこう)」。零福が自分にとっての不幸を感じるたびに、その不幸を吸うことで威力が増し、形状が変化・巨大化していく。
ロキ
声 - 松岡禎丞[9]
北欧神話の狡知の神であり、変身能力がある。飄々とした少年のような風貌であり軽い感じであり、変身能力や言動で他の神を揶揄ったりするが、ゼウスの全力と戦えるアダムを羨むなど、戦闘狂な面も持っている。
4回戦後に釈迦を呼び出し、神器練成による神をも殺せる神器の能力の高さに疑問を持ち、それを唯一可能に出来る方法から、釈迦に裏切り者かどうか問い詰めたがゼウスとオーディンによって場を後にした。
そして、6回戦で案の定というべきか釈迦が人類側で出ると宣言した瞬間、今までの飄々さが掻き消え、神々の誰よりも憤激した。
アポロン
スサノヲノミコト
アヌビス
オーディン
声 - 速水奨[9]
北欧の最高神であり、髪の長いオールバックに眼帯、両肩にフギン(声 - 中野泰佑[9])とムニン(声 - 山口智広[9])を乗せている。
ベルゼブブ

人類[編集]

神殺しの13人(エインヘリャル)[編集]

ブリュンヒルデが自ら選出した人類最強の13人の出場者。

呂布奉先
声 - 関智一[6]矢野奨吾(子供)、津田健次郎三国志大戦) / 演 - 郷本直也[7]
個の強さでは三國時代最強と謳われる「中華最強の英雄」。ブリュンヒルデ曰く、自身が戦場であった中で最強かつ最恐の武人。武器はランドグリーズが神器錬成した方天戟。幼少期から最強を求め、愛馬の赤兎と共に強者との闘いを欲しユーラシア大陸を駆け巡り、立ち塞がる多くの猛者や野獣を討ち取り勝利を収めてきた。次第に立ちはだかる者は居なくなり、最強を求めて30余年のおよぶ旅路の果てに己の時代で己が最強になったと気付く。天下において己の最強を悟り、退屈になってしまい絶望。退屈になってしまった人生に終止符を打つため曹操孟徳に敗れ、処刑される。生前に己が時代最強だと悟るも、いずれ出逢うであろうまだ見ぬ最強の敵との邂逅を信じ、さらなる強さを求め続け「天喰」を完成させた。神器錬成のよって作られた自身の全力を出しても壊れない武器、全身全霊で戦える相手が揃ったラグナロクに歓喜している。
アダム
声 - 斉藤壮馬[9] / 演 - 大平峻也[7]
全人類の父」。股間を木の葉一枚で隠しているのみの、ややあどけなさの残った童顔で引き締まった筋肉質の美青年。武器はレギンレイヴが神器錬成したメリケンサック。かつて楽園で不自由なく過ごしていたが蛇神の姦計で無実の罪を着せられエデンの園からの追放処分となったイヴ(声 - 小松奈生子)を守るべく、神々の目前で善悪の実を喰らった上で彼女を貶めた蛇神に報復し、楽園を去った。闘技場では人類で最も神を憎んでいると言われていたが当の本人は神への憎悪など一切なく、闘士として出場したのは己の子どもである全人類を守るためであった。神を模倣して創られた存在故に、自身が目にした神の技を全て模倣できる「神虚視(かみうつし)」という特殊能力を持つが絶え間無く使い続けると神経回路に過負荷が掛かり、やがて目から出血し失明する。
佐々木小次郎
声 - 山路和弘[9]寺島拓篤(子供・若き日) / 演 - 中河内雅貴[7]
宮本武蔵(声 - 最上嗣生)との巌流島での決闘で知られる剣士。武器はフリストが神器錬成した備前長光三尺余寸。エインヘリャルとなった者たちは亡くなった歳に関係なく全盛期の姿になるが、小次郎は死後も数百年たゆまずに岩流の進化と剣の道を磨き続けたことにより死亡時より老いた老人の姿での出場となった。本人は「今刻が全盛期」と自信満々に断言する程。
生前は越前国の富田道場に通い、寝坊したり負けそうになると降参するなどお荷物と思われていたが敗けるたびに勝利のための術を追求し一人で学び鍛錬を続ける才を持っている。後に自身を超えたと分かった師匠の富田勢源から、朝倉家の剣術指南役に推挙を受けるがそれを拒み、越前藩を出て全国の有名な強い剣士達を相手に負け続けては、その剣士達を越える方法を1人追求し続ける旅をしていった。生前は一度も勝利したことはなかったが、後に戦った相手を頭の中で構築化し何度も戦い、その相手を超え続けたことで「史上最強の敗者(ルーザー)」と呼ばれた。
数多の剣士と頭の中で何千回も刀を交えたことにより初見の相手でも呼吸や歩き方といった僅かな情報を元に相手を完璧に頭の中で構築して戦い、前もって攻撃パターンを経験出来る「千手無双」という境地に達する。さらにポセイドンの攻防の果て、己を信じ己を成長させてくれた数多の剣士の応援の果てに、空気の流れや地面の振動といった森羅万象を読み、神の一手ですら完璧に先読みが出来る「萬手無双」を開眼する。岩流の技だけでなく、自らが生前に戦った剣士達の技や戦い方も「千手無双」で経験し覚えることで使うことが可能であり、幾多の剣士達の技や闘い方の集大成でもある「二天岩流」は武蔵が天下無双と断言した。
ポセイドンに勝利後は治療を受けていたが、ロキと七福神対釈迦らによる一触即発の場へ。多勢に無勢が好きでは無いからと釈迦の側に加わった。その後は沖田と近藤の控えの間で試合観戦をしている。
ジャック・ザ・リッパー
19世紀の英国を震撼させた「霧の殺人鬼」。右眼にモノクルを掛けた、貴族階級を思わせる老紳士の姿をしており、自らも紳士と称する。ブリュンヒルデからは「人類の中で一番キライなクソ中のクソのゲボカス野郎」と酷評されているが、その一方で神々も恐怖を覚えるジャックの持つ悪意や狂気を高く評価している。ブリュンヒルデが最初からヘラクレスの対戦相手として決めていた。紅茶を好んでおり、シェイクスピア作品の言葉を度々引用する。
左右で眼の色が違うオッドアイであり、右眼で見た相手の感情を様々な色によって判別する能力がある。本人はこの能力を悪意の中を生き抜くために「神がくれたたった一つのgift」と言っている。
自身が希望した戦いの場である倫敦の街中に様々な罠を仕掛け、ナイフを使用した飛び道具での攻撃や、紐を取り付けてあるアンカー付きの二丁拳銃、街中にピアノ線を張り巡らせそれを利用した立体起動、自身の言動や様々な伏線で対戦相手や神々ですら騙すなど多彩で老獪な闘い方をする。一方で自身の持つ戦闘技術も高く、ヘラクレスの攻撃を傘で受け流したり、自身が投擲したナイフの軌道を自在に変化させるなどロキも認めるほどの体術を持つ。
試合開始直後は分解して片手剣としても使える巨大な金鋏が神器練成した神器だと言い、その金鋏が破壊された後は両腰に着けている神器を創出できる2つの袋が神器練成した神器だと発言していたが、真の神器はフレックが神器錬成した両手の手袋である。手袋で触れた瓦礫や建物や血といったあらゆるものが神器となる。神器を袋と偽っていた際には袋から創出した物を手袋で触れることで神器にし、袋が神器であると誤認させていた。
売春婦の母を持ち、幼少期は街の売春宿で育つ。過酷な環境を右眼の能力で生き抜き、眼で母の純粋で綺麗な感情の色を見るのが好きな少年であった。売春宿で貧困な環境にも関わらず幸せを感じて生活していたが、母は自分の父かもしれない作家との関係を結ぶためだけに自分を産み育てたのであり、自分に向けられていると思っていた愛情がそうでないことを知ってしまう。濁った哀しみの色に染まる母を救おうと首を絞めた時に、初めて見る「恐怖」という感情の色を美しい感じ、とっさにナイフで首を刺して他の感情の色を押し除け恐怖の色のみに染まっていく姿に美しさを覚え感動する。母を殺したその夜に自身の父かもしれない男を殺し、街の雑踏に消える。自身の右眼で見る他人の感情の色を自身だけが創造出来る芸術作品として、死の間際の「恐怖」の色一色に染まっていく美しさを創るためだけに数多くの人物を殺してきた。
ラグナロクでは戦う相手が今までとは違い人ではなく神であることから、神を殺すことに興奮しており、死ぬ瞬間の感情の色がどんなものなのか楽しみにしている。ヘラクレスとの死闘の最中、ヘラクレスの感情からかつての母の感情が偽物であり、本物の真実の愛の美しさを知る。真実の愛を持つヘラクレスを自身好みの色に染めようとし、死闘の末に満員創痍となりながらも勝利をするが、最後まで変わる事の無かったヘラクレスの心の前に自身の負けを認めた。ヘラクレスの消滅を見届けると自身が識らない「初めての感情」を持っていることに気付き、その感情が哀しみだと神器から元に戻ったフレックから教えられる。満身創痍の状態で闘技場を去る最中に、可能ならヘラクレスにもう一度逢いたいと願っていた。
勝利後は治療を受けており、治療室にてゲルと七福神の騒動に紅茶を勧める形で介入し、ゲルを助ける。彼らが七福神と呼ばれている存在だとゲルから聞くと、自身の右眼で七福神を見て、何かに気づいた。自身を案じるゲルの優しさから、ゲルにヘラクレスの面影を感じている。
雷電為右エ門
江戸時代に活躍した力士。筋肉質な体型。相撲の2000年の歴史の中で誰しもが認める史上最強の力士で、そのあまりの強さ故に張り手・てっぽう・鯖折りの四つの技が禁じ手となるも勝ち続け、20年以上もの間土俵の帝王として存在した。事実上の無敵の存在となっていたため「無類力士」と呼ばれている。
神器はスルーズが神器練成した「超筋外骨締廻」であり、後述の自身の制御不能な暴走筋肉を自由自在に操り、身体の筋力を腕や脚に集中させることが出来る。生まれながらに筋肉が異常発達する特異体質で、幼少期はその暴走する筋肉の圧によって自身の骨を折るほどだったが、その強大すぎる筋肉を抑え込むために「百閉」という新たな筋肉を作り上げることで辛うじて肉体の均衡を保っていた。そのため生前は本来の力や全力を出して戦うことが出来なかった。
「百閉」で筋肉を封じ込めていた状態でも人間離れした怪物じみた力を発揮しており、それを見た周りの子供から「化け物」と恐れられ、自身の身体を他の子達と同じく普通にしなかった神を恨むが、母の言葉でその力を弱いもののために使うことに決め、村の人からも愛される心優しい性格になり平和に暮らしていた。しかし浅間山大噴火による天明の大飢饉によって飢饉になった信濃の自身の村を自身の力で救うために江戸で力士になることを決め、村を出て江戸へ旅立つ。浦風部屋での谷風梶之助との初めてのぶつかり稽古で幾度も倒される中で相撲に楽しさを感じる。その後師匠となった谷風の元で徹底した稽古に打ち込み、生まれて初めて全力でぶつかることが出来る相撲という存在に全力で取り組んでいった。初土俵を迎えると、一撃で相手を倒す圧倒的な強さによる勝利の連続に観客からは歓声を浴び、故郷に金と食料を送ることができた。だが、ある取り組みで自身を怖がる力士の表情から、「化け物」と恐れられていた幼少期を思い出してしまい、敗北してしまう。その夜、自身の敗けを非難しようとした谷風に、自身が知らない内に昔と同じく弱い者イジメをしていたことを知ってしまったと言い、それでも自身が唯一故郷に金を送る手段である相撲を辞めることは出来ず、相手を壊さないためと弱いものを傷つけないようにするために、自身が最も得意とするてっぽうや張り手ら四つの技を自ら封じることを決めた。四つの技を封印しても尚勝ち続け、故郷に金を送っていった。
ラグナロクでは、相撲以外の様々な格闘技も使っており、自身を圧倒するシヴァの強さを体感すると本気で思う存分相撲を取れることに満面の笑みを浮かべ、自身が封印していた「四禁」の技を含む相撲を解放した。
始皇帝
中華統一を始めて成し遂げた「始まりの王」。『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』で本編に先立ち登場した。
レオニダス王
ニコラ・テスラ
沖田総司
日本の幕末の時代に活躍した新撰組の一番隊組長。原作者の代表作『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の沖田と同一人物[10]
ラグナロクを人類代表の自身の控えの間で近藤勇と共に観戦しており、試合を見て自身の知らない強い人達がまだまだいることに驚きを見せ、自身の出番が早く来るのを待ち望んでいる。ロキと七福神対釈迦らによる一触即発の場へ、多くの神々の力を察知して近藤勇とその場へ行き、戦いが起こると察知すると、自身も介入しようと、佐々木と近藤と共に釈迦の側へと加わった。その後介入したオーディンの肩に乗っているわたりガラスを「しゃべる鳥」と言っていた。
グレゴリー・ラスプーチン
ミシェル・ノストラダムス
シモ・ヘイヘ
冬戦争で活躍し、ソビエト赤軍から「白い死神」と恐れられたフィンランドの軍人。
本編には未登場だがキャラデザイン公開投票第一位になりイラストのみ先行公開された。
坂田金時

書誌情報[編集]

  • 原作:梅村真也・作画:アジチカ・構成:フクイタクミ 『終末のワルキューレ』 ノース・スターズ・ピクチャーズゼノンコミックス〉、5巻
    1. 2018年5月19日発売、ISBN 978-4-19-980495-3
    2. 2018年9月20日発売、ISBN 978-4-19-980517-2
    3. 2019年3月20日発売、ISBN 978-4-19-980557-8
    4. 2019年7月20日発売、ISBN 978-4-19-980581-3
    5. 2019年11月20日発売、ISBN 978-4-19-980603-2
  • 原作:梅村真也・作画:アジチカ・構成:フクイタクミ 『終末のワルキューレ』 コアミックス 〈ゼノンコミックス〉、既刊12巻(2021年9月18日現在)
    1. 2020年4月1日発売[11]ISBN 978-4-86720-114-5
    2. 2020年4月1日発売[11]ISBN 978-4-86720-115-2
    3. 2020年4月1日発売[11]ISBN 978-4-86720-116-9
    4. 2020年4月1日発売[11]ISBN 978-4-86720-117-6
    5. 2020年4月1日発売[11]ISBN 978-4-86720-118-3
    6. 2020年4月20日発売[11]ISBN 978-4-86720-119-0
    7. 2020年6月19日発売[11]ISBN 978-4-86720-155-8
    8. 2020年9月19日発売[11]ISBN 978-4-86720-168-8
    9. 2020年12月19日発売[11]ISBN 978-4-86720-187-9
    10. 2021年3月18日発売[11]ISBN 978-4-86720-204-3
    11. 2021年6月18日発売[11]ISBN 978-4-86720-240-1
    12. 2021年9月18日発売[11]ISBN 978-4-86720-263-0
  • 原作:『終末のワルキューレ』・作画:オノタケオ 『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』 コアミックス 〈ゼノンコミックス〉、既刊4巻(2021年6月18日現在)
    1. 2020年4月20日発売[11]ISBN 978-4-86720-120-6
    2. 2020年9月19日発売[11]ISBN 978-4-86720-169-5
    3. 2020年12月19日発売[11]ISBN 978-4-86720-188-6
    4. 2021年6月18日発売[11]ISBN 978-4-86720-243-2

賞歴[編集]

Webアニメ[編集]

第1期は2021年6月17日よりNetflixにて配信開始[16]。ナレーションは石井康嗣[8]および沢城みゆき

第2期は第1期のテレビ放送決定と同時に発表された[17]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「KAMIGAMI-神噛-」[6]
マキシマム ザ ホルモンによる第1期オープニングテーマ。作詞・作曲はマキシマムザ亮君。
「不可避」[9]
島爺による第1期エンディングテーマ。作詞・作曲は島爺、編曲はナナホシ管弦楽団

各話リスト[編集]

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督
第1期
第1話ラグナロク 大久保政雄山本靖貴
  • たなべようこ
  • 坂上怜司
佐藤正樹
第2話好敵手 北久保弘之坂上怜司
第3話必殺技 鹿谷拓史
  • 佐藤正樹
  • 赤堀重雄
第4話歓喜 於地紘仁山田弘和
佐藤正樹
第5話File No.00000000001 山本靖貴
  • たなべようこ
  • 大籠之仁
飯田史雄
第6話華麗なる模倣 大久保政雄於地紘仁
  • つなきあき
  • 北條裕之
  • 林怡君
第7話楽園追放 於地紘仁雄谷将仁
  • 中島渚
  • 菊池陽介
第8話あふれる愛 大久保政雄宇根信也
-
第9話大海の暴君 山田弘和
  • 川島尚
  • 松下清志
第10話最強の敗者 山本靖貴真野玲
  • たなべようこ
  • 関崎高明
第11話燕が見た深淵 於地紘仁
第12話そしてラグナロクはつづく 大久保政雄
  • 於地紘仁
  • 所俊克
  • 西野理恵
  • 坂上怜司
  • 大籠之仁
  • たなべようこ
  • 飯田史雄
  • STUDIO DAFFODIL
佐藤正樹

テレビ放送[編集]

2021年10月よりTOKYO MXほかにて放送予定[17]。全ての放送回で、出演声優によるオーディオコメンタリーが聴ける副音声放送が実施される[18]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[19]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [20] 備考
2021年10月2日 - 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) TOKYO MX 東京都
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
土曜 2:55 - 3:25(金曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 製作参加
2021年10月3日 - 日曜 22:00 - 22:30 カートゥーン ネットワーク 日本全域 CS放送 / リピート放送あり

舞台[編集]

『終末のワルキューレ』〜The STAGE of Ragnarok〜」のタイトルで、2021年11月27日から12月5日にかけて、こくみん共済coopホール(全労済ホール) / スペース・ゼロにて開催予定[7]

スタッフ(舞台)[編集]

  • 原作 - 『終末のワルキューレ』作画:アジチカ、原作:梅村真也、構成:フクイタクミ[7]
  • 演出 - 加古臨王[7]
  • 脚本 - Spacenoid Writers' Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青、伊藤栄之進[7]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 同誌では2017年から『今日からシティーハンター』を連載中。
  2. ^ アダマスの謀反に与した理由は面白いと思ったからであり、さらにこの一件をゼウスに伝えたところゼウスも兄であるアダマスとの戦争に乗り気だった始末で、一連の騒動の一部始終を聞いたアレスは、ついてゆけんと呆れていた。

出典[編集]

  1. ^ a b 偉人13名が人類存亡を懸けて神と闘う「終末のワルキューレ」ゼノン新連載”. コミックナタリー (2017年11月25日). 2019年7月20日閲覧。
  2. ^ a b 日販 ほんのひきだし編集部 芝原 (2018年12月11日). “【第1話無料公開】漫画『終末のワルキューレ』が面白い!神vs人類の激アツタイマン勝負【前編】”. ほんのひきだし. 2019年7月20日閲覧。
  3. ^ 発売後、即重版! 神と人類とのタイマン勝負を描く『終末のワルキューレ』が話題!”. ダ・ヴィンチニュース (2018年5月30日). 2019年7月20日閲覧。
  4. ^ “「終末のワルキューレ」 飯窪春菜 主演にて舞台化決定!”. (2021年9月15日). https://www.excite.co.jp/news/article/Rooftop_49080/ 2021年9月20日閲覧。 
  5. ^ 「終末のワルキューレ」呂布奉先外伝開始、麻雀マンガ「一八先生」とのコラボも”. コミックナタリー (2019年10月25日). 2020年4月20日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 漫画『終末のワルキューレ』来年アニメ化 出演は沢城みゆき、黒沢ともよ、関智一、緑川光、高木渉”. ORICON NEWS. oricon ME (2020年12月19日). 2020年12月19日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l アニメ「終末のワルキューレ」新キービジュ到着、今冬に飯窪春菜主演で原作を舞台化”. コミックナタリー (2021年9月15日). 2021年9月15日閲覧。
  8. ^ a b c d 『終末のワルキューレ』追加キャストに川上彩、川口莉奈、小林ゆう ナレーションは石井康嗣”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年5月25日). 2021年5月25日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l アニメ『終末のワルキューレ』斉藤壮馬、田中理恵ら12名のキャスト発表”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2021年3月15日). 2021年3月15日閲覧。
  10. ^ 【公式】基本無料で読める、ちるらん 沖田総司ダイジェスト|終末のワルキューレ参戦決定!”. マンガほっとアプリ. 2020年9月9日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 書籍情報”. コアミックス. 2021年9月18日閲覧。
  12. ^ 日販 ほんのひきだし編集部 芝原 (2018年12月12日). “【第1話無料公開】漫画『終末のワルキューレ』が面白い!神vs人類の激アツタイマン勝負【後編】”. ほんのひきだし. 2019年7月20日閲覧。
  13. ^ 全国書店員が選んだおすすめマンガ2019、1位は芥見下々「呪術廻戦」”. コミックナタリー (2019年2月1日). 2019年7月20日閲覧。
  14. ^ コミックス部門 結果発表 - 次にくるマンガ大賞 2019”. 2019年11月1日閲覧。
  15. ^ 大賞は『来世は他人がいい』!第2回マンガ新聞大賞、本日結果発表〜2019年2月14日(木)授賞式開催〜”. マンガ新聞 (2018年12月21日). 2019年7月27日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n 「終末のワルキューレ」初回配信日は6月17日、川上彩、川口莉奈、小林ゆうも出演”. コミックナタリー (2021年5月25日). 2021年5月25日閲覧。
  17. ^ a b アニメ「終末のワルキューレ」第2期が制作決定、第1期のテレビ放送も”. コミックナタリー (2021年8月18日). 2021年8月18日閲覧。
  18. ^ TV放送にて豪華キャスト陣によるオーディオコメンタリーが聴ける副音声が公開決定!”. アニメ『終末のワルキューレ』公式サイト (2021年9月15日). 2021年9月20日閲覧。
  19. ^ ONAIR”. アニメ『終末のワルキューレ』公式サイト. 2021年9月15日閲覧。
  20. ^ テレビ放送対象地域の出典:

外部リンク[編集]