川柳少女

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川柳少女
ジャンル 少年漫画
ラブコメディ
学園漫画
4コマ漫画
漫画
作者 五十嵐正邦
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
レーベル 講談社コミックス
発表号 2016年47号 -
発表期間 2016年10月19日[1] -
巻数 既刊4巻(2018年2月現在)
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川柳少女』(せんりゅうしょうじょ)は、五十嵐正邦による日本少年漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)において、2016年から連載中。

本作は川柳を題材としたラブコメディであり[2]、話数も「第○句」という表記になっている。物語は基本的に4コマ漫画形式で描かれるが[3]、各話の最後は大ゴマを使った絵で締められる[4]

あらすじ[編集]

本作の主人公・雪白七々子は、短冊に川柳を書くことで自分の意思を伝える少女である。中学3年生のクリスマス、七々子は川柳の句会に参加し、同い年の元ヤンキー・毒島エイジと出会う。そしてエイジの優しさに触れ、彼に好意を抱く。

その後、七々子とエイジは同じ高校に合格し、文芸部に入部する。そして、文芸部の部長・片桐アマネ、エイジの姉貴分・大月琴、美術部員・矢工部キノ、占い師・花買タオと行動を共にするようになる。

登場人物[編集]

雪白 七々子(ゆきしろ ななこ)
本作の主人公[5]。柄井高校の1年生で、部活動は文芸部。
口下手で、伝えたいことがあるときは短冊に川柳を書いている。やや天然なところがある美少女で、男子生徒から密かに人気を集めているが、本人はエイジに恋しており、彼に積極的にアプローチしている[3]。また、見た目に似合わず健啖家である[6]
父・吉彦、母・千冬、弟・ヒロと4人で暮らしており、特に父親からは溺愛されている。
毒島 エイジ(ぶすじま エイジ)
柄井高校の1年生で、七々子の同級生。部活動は文芸部。
七々子の隣の中学校の出身[7]。強面のため中学時代はよく喧嘩を申し込まれていたが、ある日、喧嘩相手に言い放ったセリフが偶然五・七・五のリズムだったことをきっかけに川柳を詠むようになる[3]。外見に反して心は優しいが[6]、一方でデリカシーに欠ける一面もある。
父・アキラ、母・一枝、妹・ハナビと4人で暮らしている。妹のことを溺愛しており、また妹からも慕われている。
片桐 アマネ(かたぎり アマネ)
柄井高校の2年生で、文芸部の部長。「北金まりあ」のペンネームで小説家としても活動している[6]
他人の恋愛を観察することが好きで[8]、観察する際にはサングラスをかける。七々子とエイジの言動によくツッコミを入れるが、アマネ自身もしばしば残念な言動を見せる。
大月 琴(おおつき こと)
柄井高校の3年生で、エイジの幼馴染。エイジの姉貴分であり、彼からは「琴姉」と呼ばれる。部活動はアメリカ陸軍格闘術部。
グラマラスなスタイルをしており、またしばしば性的に際どい言動をする。
矢工部 キノ(やこべ キノ)
柄井高校の1年生。部活動は美術部。
人前で表情を作るのが苦手で[9]、伝えたいことがあるときはスケッチブックに絵を描いている[8]。また、一人っ子で姉の存在に憧れており[10]、七々子のことを姉のように慕っている。
花買 タオ(はなかい タオ)
柄井高校の1年生。休日は占い師として活動している。
占いの腕は良いが、自分が行動する際も占いに頼りがちな傾向がある[6]。また占い師としてはミステリアスなイメージで売っており[11]、そのイメージの維持に躍起になっている。
明司 五町(あかし こまち)
柄井高校の1年生。
エイジと同じ中学校の出身で、エイジに好意を抱いている。文学少女だが、エイジの気を引くためにヤンキーのような振る舞いをしている。

作風[編集]

本作は川柳でコミュニケーションを取る少女を主人公とした4コマ漫画であるが、この設定は、表現に制約を設けた方が面白いネタを作りやすいという作者の考えから生まれた[12]。作中に登場する川柳については、事前に「面白そうなフレーズや五・七音の単語」をネタ帳にまとめておき、そのネタ帳を基に作者が自作しているという[4]

作者は、本作の芯は「七々子をカワイく描く」ことである、と述べている[13]。七々子については透明感を強く意識しつつ、男性読者の理想像を目指して描いているといい[14]おたぽるのレビューでは、口下手で川柳でしか会話できないというキャラクターのため、エイジに積極的にアプローチしてもあざとさを感じさせず、むしろ奥ゆかしささえ感じさせると評されている[3]

書誌情報[編集]

出典[編集]

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  1. ^ 櫻井孝宏&安元洋貴の「DAYS」対談がマガジンで、新連載「川柳少女」開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年10月19日). 2017年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。
  2. ^ 今週の新刊:「恋は雨上がりのように」が登場 アニメ化の「セントールの悩み」も”. MANTANWEB. 毎日新聞社 (2017年7月9日). 2018年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。
  3. ^ a b c d 白子しろこ (2017年5月5日). “『川柳少女』川柳でしか喋らない美少女の青春恋愛物語にニヤニヤが止まらない!「マガジン」期待のラブコメ”. おたぽる. サイゾー. p. 1. 2017年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月22日閲覧。
  4. ^ a b 日常を五・七・五にのせて”. 週刊読書人ウェブ (2017年11月29日). 2018年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月22日閲覧。
  5. ^ 『マガジン』19号巻頭カラーに『川柳少女』登場! 4人の漫画家によるイラストギャラリーに「どの七々子も可愛すぎるだろ!」と絶賛の声”. ダ・ヴィンチニュース (2017年4月16日). 2018年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。
  6. ^ a b c d 五十嵐正邦 『川柳少女 4』 講談社、2018年、2-3頁。ISBN 978-4-06-510968-7
  7. ^ 五十嵐正邦 『川柳少女 1』 講談社、2017年、89頁。ISBN 978-4-06-395885-0
  8. ^ a b 白子しろこ (2017年5月5日). “『川柳少女』川柳でしか喋らない美少女の青春恋愛物語にニヤニヤが止まらない!「マガジン」期待のラブコメ”. おたぽる. サイゾー. p. 2. 2018年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。
  9. ^ 五十嵐正邦 『川柳少女 1』 講談社、2017年、127頁。ISBN 978-4-06-395885-0
  10. ^ 五十嵐正邦 『川柳少女 2』 講談社、2017年、46頁。ISBN 978-4-06-510061-5
  11. ^ 五十嵐正邦 『川柳少女 3』 講談社、2017年、113頁。ISBN 978-4-06-510309-8
  12. ^ ターザン山本 川柳少女に出会う”. 週刊読書人ウェブ (2017年11月29日). 2018年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月22日閲覧。
  13. ^ 五十嵐正邦 『川柳少女 4』 講談社、2018年、142頁。ISBN 978-4-06-510968-7
  14. ^ 透明感女子と不器用なヤンキー”. 週刊読書人ウェブ (2017年11月29日). 2018年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月22日閲覧。

講談社コミックプラス[編集]

以下の出典は『講談社コミックプラス』(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 川柳少女 (1)”. 2018年2月21日閲覧。
  2. ^ 川柳少女 (2)”. 2018年2月21日閲覧。
  3. ^ 川柳少女 (3)”. 2018年2月21日閲覧。
  4. ^ 川柳少女 (4)”. 2018年2月21日閲覧。

外部リンク[編集]