盾の勇者の成り上がり

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盾の勇者の成り上がり
ジャンル 異世界ファンタジー
小説
著者 アネコユサギ
イラスト 弥南せいら
出版社 KADOKAWA
掲載サイト 小説家になろう
レーベル MFブックス
連載期間 2012年10月29日 -
刊行期間 2013年8月23日 -
巻数 既刊18巻(2017年7月現在)
小説:槍の勇者のやり直し
著者 アネコユサギ
イラスト 弥南せいら
出版社 KADOKAWA
掲載サイト 小説家になろう
レーベル MFブックス
連載期間 2014年4月1日 -
刊行期間 2017年9月25日 -
巻数 既刊1巻(2017年9月現在)
漫画:盾の勇者の成り上がり
原作・原案など アネコユサギ(原作)
弥南せいら(キャラクター原案)
作画 藍屋球
出版社 KADOKAWA
掲載誌 コミックフラッパー
レーベル MFコミックス フラッパーシリーズ
発表号 2014年3月号 -
巻数 既刊9巻(2017年9月現在)
漫画:槍の勇者のやり直し
原作・原案など アネコユサギ(原作)
弥南せいら(キャラクター原案)
作画 にぃと
出版社 KADOKAWA
掲載サイト ComicWalker
ニコニコ静画
発表号 2017年8月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

盾の勇者の成り上がり』(たてのゆうしゃのなりあがり)は、アネコユサギによる日本ライトノベル。イラストは弥南せいら。2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載中。また、2013年からMFブックス(KADOKAWA)より書籍化されている。既刊18巻(2017年7月現在)。

コミックフラッパー』(KADOKAWA)にて2014年3月号より、藍屋球による漫画版が連載されている[1]

あらすじ[編集]

大学生の岩谷尚文は盾の勇者として異世界召喚された。そこには、剣の勇者・天木錬、弓の勇者・川澄樹、槍の勇者・北村元康も召喚されていた。国王より(次元の亀裂から魔物が大量に這い出てくること)から世界を守ることを命ぜられた四人は、それぞれの武器を鍛えるため供を連れて旅をすることになるが、尚文の供になったのはマインのみであった。しかし、マインはすぐに裏切り、尚文は冤罪をかけられる。名声や金銭を失った尚文は一人で旅に出るが、盾の勇者は攻撃できないため、攻撃力として奴隷亜人の少女ラフタリアを買い、二人での旅を始める。


登場人物[編集]

声優はアニメ / ドラマCD、声優名1人の場合は、原則アニメ版のみであることを示す。

メインキャラクター[編集]

四聖[編集]

異世界において最高位の聖武器4つに選ばれた勇者たち。だが数代前に盾の勇者が人族と対立する亜人に味方したため、他3人の勇者を神格化した「三勇教」という宗教が成立しており盾の勇者だけは一段低くみられるならいい方で、極端な三勇教関係者からは悪魔呼ばわりされている。

今代の勇者は尚文以外の3人が元の世界で近似した設定のゲームをプレイしていたため、自身の持つ常識に固執して互いに重要な情報を明かさないなど信頼関係が最初からなかった。

岩谷 尚文 (いわたに なおふみ)
声 - - / 鈴木達央
本作の主人公。四聖勇者、盾の勇者
20歳の大学生。オタク趣味で、某ネットゲームでは3番目に大きい複合ギルドの首脳陣をしている。図書館で「四聖武器書」という本を読んでいると、気が付いたら異世界に盾の勇者として召喚された。
波に備えてそれぞれの武器を鍛えるために国が用意した仲間とともに旅立つが早々にマイン(マルティ)に裏切られ、冤罪で強姦魔の烙印を押されてしまう。味覚をなくすほど人間不信に陥ったが、攻撃力がない盾の勇者ではソロでの限界を感じて奴隷商から捨て値で売られていた少女ラフタリアを購入する。メルロマルク2回目(勇者召喚後1回目)の波の後にラフタリアの開放を求めて無理矢理元康と決闘をさせられ、攻撃力がないながら善戦するもマルティの横やりで敗北。マルティの不正も姫の立場を利用し封殺され、カースシリーズが解放されるほどの怒りと不信感にのまれるが、 奴隷から開放されたラフタリアが自分の意思で尚文の元に戻ってきたことで救われ、失われていた味覚も戻った。
その後は盾の勇者の身分を隠し、卵から孵化した馬車を引く鳥型の魔物フィトリアルのフィーロを使って、調合した薬や彫金したアクセサリーを売り歩く行商を始め、神鳥の聖人として名を馳せる。盾の勇者を悪魔として迫害した三勇教の主導で迫害が続くも勇者らと教皇を倒し、メルロマルクの女王の帰還で名誉回復がなされる。
波に代わり四霊・霊亀が暴れ始めるが、これを操っていた別の異世界の眷属器の勇者キョウと戦い、これを撃退するも霊亀のエネルギーを持って自分の世界に逃走。逃走したキョウを追って別の異世界に渡り、異世界の四聖・風山絆と出会い、彼女らと協力してキョウを倒して霊亀のエネルギーを取り戻し、絆たちとは休戦協定を結び帰還する。
自分が元の世界に帰ってもラフタリアが生活できる場所を作るため、霊亀討伐の恩賞でラフタリアの故郷の領地と伯爵の地位を貰い、元ラフタリアの村の住人を中心に奴隷を集め、村の復興と四霊・鳳凰に向けて私兵の育成を行う。尚文本人は奴隷をコキ使って狩りや行商をさせていると言っているが、過度なことはさせていないので待遇は良く村の奴隷からは慕われている。霊亀に敗北して評価が地に落ちた他の勇者たちを捕縛し、説得・和解した。
戦力を整えて鳳凰に挑むも七星の鞭の勇者タクトに横やりを入れられ被害を受ける。激怒した尚文らはタクトらに挑むが、盾の聖武器を奪われて敗北。叡智の賢王から杖の眷属器を借りて再戦し、勇者を僭称したタクトを倒し、復讐を果たす。
村で保護された絆の仲間エスノバルトの要請で、再び異世界に渡るも敵の妨害で盾の機能が封じられる。以前助けた鏡の眷属器の力を借りて、一時的に鏡の勇者になる。
戦闘スタイルはその名の通り盾役。群を抜いて高い防御力とスキルで敵の前面に立ち味方を守り敵の動きを阻害する。その代わり攻撃力はほぼなく、関節技も使えない所まで徹底されている(本人は呪いとまで愚痴っている)。
魔法適正は回復と援護。こちらも攻撃能力は一切ない。勇者専用魔法は味方の全ての能力を上昇させる「オーラ」。カースシリーズは「憤怒」が発現しており、高い防御力と他の盾にない攻撃手段も得ることができるが、呪いの代償で精神汚染や長期間ステータスダウンがかかる。
冤罪事件の前はお調子者で、人並に女性への興味も持っていたが、事件後はやさぐれ、口も悪くなり、疑り深い性格となった。敵に対して容赦がなく、必ず報復を与えようとする。その相手が苦しんでいる様子を見て喜ぶところもある。時には邪道な行為も躊躇いなく行う事もある。
一方で本質的な優しさは失われておらず、ラフタリアをはじめとした奴隷達に対して、戦いを嫌がった場合は奴隷紋を発動したりはするものの、それ以外で扱いを悪くしたりはせず、むしろ丁重に面倒を見ており、戦いでも怪我をしないように立ち回っている。そのため奴隷や仲間達から強い信頼を寄せられている。疑り深く人間不信になった反面、ラフタリアやエルハルト等の自分を信じ、親切にしてくれた相手に対しては、信頼する気持ちが強く、受けた恩を返そうとする。また、敵対関係となっていた者(三勇者やグラス達、クズ等)でも、相手がきちんと反省している、改心している場合は、和解し受け入れる器量の良さもある。しかし、尚文本人は奴隷を行使し、悪行を平然とする悪人だと思っており、時に奴隷たちに対して罪悪感を感じる事がある。
このようにいい意味でも悪い意味でもやられたらやり返す性格であり、相手を映す鏡のような性分から鏡の眷属器に選ばれる要因となる。また盾と似たような形状から本の眷属器にも鏡ほどではないが適正はある。
冤罪事件で女性にハメられたトラウマで女性に対して一定の距離を置いており、性的思考が一切なくなっている。仲間に女性も多いが恋愛関係は考えておらず、煩わしいので平和になるまで村で恋愛を禁止している。また、悪人の自分が所帯を持つのはあり得ないとも思っている。冤罪に対しては他人事でも見過ごせず、リーシアの冤罪も我が事のように怒っている。
特技は料理。尚文自身は料理上手の自覚はなく、元の世界でも趣味程度だった言っているが、一度食べた物を再現したり、満腹でも食欲を促進させる料理チート。フィーロや村の奴隷たちからはご飯を作ってとせがまれるが、面倒なので極力避けている。「盾が鍋の蓋に見える」「飯の勇者」「鏡がトレイに見える」等言われるが、本人はそのように呼ばれるのを嫌う。周りに勘違いされがちだが、尚文自身は美食家ではない。
召喚以前から乗り物酔いや酒で酔ったことがなく、乗り心地が最悪評判のフィーロの引く馬車の中でも調合を行い、普通の人なら1粒食べたら卒倒するルコルの実(水樽に一粒混ぜて飲める酒の素)を平然と食べ続けるほど酔いに強い。異能力のあった世界から来た樹からは酔い無効(C~Dクラス)の能力者だと推察されている。またアニマルフレンズ(動物に自然と好かれる)のダブルスキルとも言われている。
外伝の『槍の勇者のやり直し』では、強姦容疑の際に元康に助けられる。常に元康が信頼してくれるのでやさぐれず、口調も穏やか。奴隷を使役することにも強い抵抗を覚えるなど本編の尚文とはまるで別人である。
フィロリアル好きになった元康からの呼称は(フィーロたんの)「お義父さん」。
天木 錬 (あまき れん)
四聖勇者、剣の勇者
16歳の高校生。尚文とは異なりVRMMOが存在する日本から召喚された。尚文と違い、巷を騒がす殺人事件に運悪く遭遇して一緒に居た幼馴染を助けようとして脇腹を刺された所で召喚されている。この異世界に良く似たVRMMO、ディメンションウェーブをプレイしていたため、死んでゲームの世界に来たと思っている。浅瀬でも溺れてしまう程のカナヅチである。
初期は仲間とは別行動のソロプレイが多く、一匹狼というよりも人付き合いが苦手な性格で、ゲーム感覚で経験値稼ぎや討伐クエストを行っていたが、元康や樹と比べると多少は理性的に物事を判断する傾向はあった。しかしプライドが高く、少々蔑んだ態度を取っており、後の本人曰く「世界で一番強く、他の勇者は出し抜くだけの連中と自惚れていた」。そのため、紹介された時のラフタリアや勇者の指南役となったエクレールに対して強さを見下す発言をしていた。東の村のドラゴンの二次災害を聞いた時は、自分のせいで大きな被害を出してしまった事に素直に謝罪する一方、自信がカナヅチである事やエクレールとの決闘でルールを破って反則負けした際は認めようとしなかったりと、自身の見栄に関して意地になる傾向がある。メルロマルク3回目とカルミラ島の波でグラスらに敗北。パワーアップのため、ゲームでは弱かった霊亀に挑み仲間が全滅する。その後キョウに霊亀のエネルギー源として捕まってしまう。
助け出された後は、自身の失敗を認めらずにいた所に尚文から説得を受けるが、その直後にビッチ(後述)に唆され、尚文と対立、尚文から罪から逃げていると図星を衝かれ激高しその場から転移で逃亡する。その後、ヴィッチに全財産を奪われて絶望の末、盗賊に身を窶す。元康と戦っていた所に、自身を捕まえに来た尚文とエクレール達が現れ、エクレールを二度目の決闘の末に自らの過ちを諭されて敗北する。尚文と和解した後は尚文の村で修行するようになり、仲間を重視する傾向になった。そのためか仲間を強く信頼することで出る「仲間の剣」という武器を発現された。また、元々武器に興味があった事もあり、エルハルト達の鍛冶を手伝うようになる。助けて貰ったエクレールの事が好きであり、また父親を殺してしまったウィンディアに責任を取りたいとも思っている。しかし、エクレールは恋愛事に興味がなく、ウィンディアからは疎ましく思われている。
魔法適正は水と援護。勇者専用魔法は味方や敵の魔法を付与できる魔法剣「マジックエンチャント」。カースシリーズは「暴食」と「強欲」が発現しており、呪いの代償は暴食が経験値が入らず、強欲が触れた物を劣化させる。
北村 元康 (きたむら もとやす)
四聖勇者、槍の勇者
21歳の大学生。尚文とは異なる日本から召喚された。元康は二股していた女にナイフで刺された後に召喚されている。この異世界に良く似たネットゲーム、エメラルドオンラインをプレイしていて、ゲームの世界に来たと思っている。
4人の中で一番イケメンでフェミニスト。女の子が大好きで女の子は皆天使だと思っている。見境なくナンパをしており、仲間も全員女。好み外見は人間体のフィーロ。元の世界で刺されたことを教訓に女の子を信じ抜こうとしている。そのため尚文の強姦疑惑に対しても一方的にマルティの嘘を疑いもせず、良いように利用される。そんな元康でも元の世界で刺されたことでヤンデレ気質の女は苦手としている。
当初はゲームの知識を活かしてギルドの依頼をこなしつつ、ハーレムを形成するべき行動していた。女の仲間は援護と声援だけで一切戦闘に参加させず、敵は元康だけで倒すワンマンプレイ。仲間に王女もいたため、勇者の中でも特に贔屓されていた。錬と同様にメルロマルク3回目とカルミラ島の波でグラスらに敗北し、霊亀で挽回を図るも敗北。ビッチら仲間からは見捨てられ絶望して無気力になっていた所をフィーロに励まされる。このことが切っ掛けでフィーロたんとフィロリアルをこよなく愛する自称・愛の狩人になる。最愛のフィーロの育て親である尚文を「お義父さん」と慕うようになり、絶対服従を誓っている。しかし、フィーロからは嫌われており、尚文も疎ましく感じている。また全ての女性を豚としか認識できなくなっており、外見どころか言葉も通じない。例外としてフィロリアル・クイーンの人間形態、女性の獣人、フィーロの関係者(例:ラフタリアはフィーロのお姉さん)は豚にはならず会話も通じる。口調も「~ですぞ」になっている。その後自身でもフィロリアルを育成し、クー、マリン、みどりと峠で走り屋をしていたが、尚文とフィーロに負けて走り屋を止め、多数のフィロリアルを連れて尚文の村に居候になる。
魔法適正は火と回復。勇者専用魔法は敵の魔法を無効化して吸い取れる「アブソーブ」。カースシリーズは「色欲」と「嫉妬」が発現しており、呪いの代償は「テンプテーション」が色欲、「ルサンチマン」が嫉妬の感情。しかし元康は色欲が突き抜けているため目に見えた変化はなく、元康自身は代償に気付いていない。
外伝『槍の勇者のやり直し』の主人公。龍刻の長針の能力「時間遡行」で四聖の誰かが死ぬ度に異世界召喚初日に戻る。物語終盤から時間遡行しており、記憶(一部混濁有り)やステータスは引き継がれいる。所謂強くてニューゲーム状態なのだが、元康の行動理念がフィーロたんの飼い主になることとお義父さん(尚文)を助けることで、常軌を逸した行動も多い珍道中。その中で、裁縫の才能がある事や、ギャルゲーのような人生を歩んでいた事が判明する。
川澄 樹(かわすみ いつき)
四聖勇者、弓の勇者
17歳の高校生。尚文とは異なり異能力のある日本から召喚された。錬や元康と同様に、ダンプカーにはねられた所を召喚されている。この異世界に良く似たコンシューマーゲーム、ディメンションウェーブをプレイしていて、ゲームの世界に来たと思っている。命中の能力者(Eクラス)で高精度で狙撃ができる。異能力を持っていたもののランクが低くコンプレックスを持っており、さらに周囲からも見下されていたため現実を忘れるためにゲームにのめり込んでいた。
正義感が人一倍強く、初期はメルロマルク内で正体を隠しながら悪人を潰して回っている。しかし勇者という立場を明かさない上、被害者側の言い分しか聞いていないため被害が悪化した案件もある。強姦魔の免罪を受けた尚文に対しても、悪と決めつけて糾弾していた。それらの件に関しては、自分とは関係がないと言う等、無責任なところがある。経験値稼ぎの狩りの際にもコンシューマーゲームの感覚で横取り行為をして自身の非を認めない所があった。自身の仲間であるリーシアを弱いという理由(かつての見下されてきた自分と重なるという事もある)で免罪にかけて追放しており、それが原因で尚文と対立し、元康よりも軽蔑されるようになる。
錬と同様に霊亀に挑み敗北した後、仲間に縛られて逃げられ、キョウに霊亀のエネルギー源として捕まってしまう。尚文やリーシア達に助け出された後、仲間のマルド達やヴィッチ(後述)に唆されてゼルトブルのコロシアムでパーフェクト=ハイド=ジャスティスというリングネームで賞金稼ぎをしていたが、稼いだ賞金は豪遊に使われ借金を置いて逃げられる。コロシアムでリーシアとの一騎打ちの末に敗れ、その後、ヴィッチに逃げられた事を知り絶望するも、見捨てたはずのリーシアから諭され説得を受ける。尚文からも借金を肩代わりしてもらい、尚文の村でリーシアの介護を受けて生活する。リーシアに対して、カースの呪いを受けている中、少しだけ元の表情に戻り、今までの事に対して涙ながら謝罪する。それ以降は、以前のような傲慢さや自己弁護がなくなり、宮地に対して悪事を働く理由を問いただす等、精神的に成長する。絆達の異世界での宮地との戦いの後、尚文に自信がもう既に完全に元に戻った状態となっている事を明かす。そして波が終わっても異世界に残り、これまでの事を償い続け、みんなの力になれるように頑張りたいと語った。
異能力がある世界なため評価されてなかったが、音楽の才能があり一度聞いた音楽なら再現可能で、異世界の知らない楽器でも即興で弾くことができる。尚文に同行して絆達の異世界に渡るも敵の妨害で弓の機能が封じられた際には一時的に楽器の勇者になる。
魔法適正は風と土。勇者専用魔法は敵の全ての能力を低下させる「ダウン」。また、音楽の才能から絆達の世界の高度な音楽魔法をすぐに習得し、草笛で楽器の眷属器を持つ宮地と渡り合えるほどの実力をみせた。カースシリーズは「傲慢」が発現しており、呪いの代償は意思の欠落、無表情となり、相手の言うことを何でも聞いてしまう等、決断力が低下してしまう。

尚文の仲間[編集]

ラフタリア
声 - - / 堀江由衣
異世界の眷属器、刀の勇者。天命。
タヌキ系の亜人。ラクーン種と言われているが実際は異なる。尚文が最初に購入した奴隷。メルロマルクのルロロナ村で生活していたが、メルロマルクの最初の波に巻き込まれ両親を亡くし、奴隷に身を窶していた。購入した当初は10歳の少女だったが、亜人はLv上昇に合わせて急成長するため外見年齢は18歳くらいの美少女に育っている。
購入当初は波のトラウマで夜泣きが激しく、さらに奴隷時代の拷問や親友の死等の辛い経験で心身共に弱っていた。尚文に対しても怯えており、戦いも嫌がっていた。しかしちゃんとした食事や薬を与えられ、夜泣きの際も一晩中抱き抱えあやし続けるといった尚文の不器用ながらの優しさによって心を開いていく。そして両親を殺した魔物と似た双頭黒犬との戦いでトラウマを再発するが尚文の言葉を聞き、共に倒した事でトラウマを克服する。
尚文に対しては、当初は「ご主人様」と呼んでいたが、双頭黒犬との戦い後、初めて名前を聞いて以降は「ナオフミ様」に変わる。性格は真面目であくどい事や変なことをする尚文に対するツッコミ役となっている。しかし尚文の影響を受け過ぎて、ふざける尚文に笑顔で威圧する、アクセサリーを作る際デザインより効果を気にする等、年頃の女の子としては質実剛健過ぎる性格になっており、尚文や他の人物から唖然とされる事がある。尚文に異性として好意を持っているが、当の尚文は冤罪のトラウマで女性不信で性的関係を嫌悪しており、あまつさえ娘扱いされているので進展がない。それどころか波と戦う使命優先で恋愛を嫌っているとすら思われている。
絆の異世界に渡った際に逃げ出してきた刀の眷属器に見出され刀の勇者になる。勇者になったことで奴隷紋は消えている。本人は最初、立場的に尚文達と敵対する勇者になる事に嫌がっていたが、グラス達と和解した事と、刀の眷属器がキョウの尚文達の異世界に対して行った蛮行に責任を取ろうとし、離れようとしなかったため、そのまま元の世界に持って帰った。
本人は知らされていないが東方のクテンロウの天命(王族)の末裔で、巫女服がかなり似合っており、絆の異世界で着た際に尚文に気に入られる。尚文の趣味で巫女服を着せた事で革命の意思ありと判断され襲撃を受ける。怒った尚文が安全確保のため仲間を引き連れてクテンロウを制圧し、天命に就任する。本人は巫女服に関して尚文に褒めてくれる事は嬉しいが、尚文やクテンロウの民にあまりの大きな反応をされる事に理解できず、ややうんざりしている。またクテンロウの統治者である天命就任に関してはあまり乗り気ではなく、尚文の剣でルロロナ村の村娘で充分であると語っている。
フォーブレイでのタクトの襲撃では撤退の際に殿を務め、ポータルで脱出しようとする中、仲間を逃がすために自分だけ残りタクト一派の足止めをした。その後捕らえられるが、拷問される直前で刀の眷属器によって絆達の異世界に飛ばされる。そこで危機的状況だったグラス達と共に裏切り者の勢力と戦い、後に救援に駆け付けた尚文達と合流する。
魔法適正は光と闇。幻惑魔法が得意でまた同様に見破ることも可能。剣を武器としており、魔法剣も習得する。堅実な戦いと幻惑魔法によるトリッキーな遊撃を担当している。刀の勇者になった以降はスキルを主体とした戦闘スタイルとなった。しかし、魔法の向上を疎かになってしまい、過去の天命から注意を受ける。就任の儀式を受けた後に、過去の天命との戦いで天命の技を身に着ける。
元康からの呼称は(フィーロたんの)「お姉さん」。
ラフちゃん
声 - - / 堀江由衣
絆の世界でラフタリアの毛髪から作られた式神。外見はアライグマ。鳴き声は「ラフー」。クテンロウ編で「タリー」とも鳴くようになる。
ラフタリアを動物化したような外見とノリのよい性格から尚文にかなり気に入れられている。一方、ラフタリアからはそのことで苦手意識を持たれている。
ラトの助言を受けた尚文により能力項目の変異性が上がって以降は今までなかったLvの項目が出る等徐々に進化をし始める。村の魔物達のクラスアップの際には、同じような姿の魔物となる特殊なクラスアップができるようになり、その魔物達は「ラフ種」と名付けられ、本格的に新種の魔物扱いとなった。
魔法適正はラフタリアと同じく光と闇で幻惑魔法を得意とする。幻惑で敵を惑わせたり、ラフタリアの魔法補助などのサポートを行う。また、頭に乗る事でその人物は魂が見えたり、幻惑を見破れるようになる。尚文とラフタリアと魔力で繋がっているため離れていても二人の様子がわかり、何かあった際には知らせる事ができる。
web版は誕生の経緯が全く異なる。
フィーロ
声 - - / 井口裕香
白と桜色を基調としたフィロリアル・クイーン。アリア種。尚文の事は「ごしゅじんさま」と呼ぶ。
奴隷商(魔物商)のところで魔物の卵くじで購入した卵から孵化した鳥型の魔物フィロリアル。四聖勇者である尚文に育てられたことで上位種のフィロリアル・クイーンになり、金髪で背中には羽を生やした天使のように見える少女に変身できる。現女王のフィトリアから次期女王候補とされている。人間形態時の服は魔力で作られたものであり、フィロリアル形態の際は消えてリボンは首輪となる。
食欲旺盛でフィロリアルの特性上、馬車を引くのが大好き。行商の馬車を引いてメルロマルク各地を回っていた際には神鳥と呼ばれている。また歌うことも好きであり、人々を魅了する腕前を持ち、後にアイドル活動もするようになる。
最初はかなり我が侭だったが、尚文のしつけにより文句は言うものの言いつけはちゃんと守るようになった。かなり食いしん坊で腐ったドラゴンの肉を見た際も美味しそうと言っていた。ただ尚文の美味しい料理を食べ続けた事で舌が肥えており好き嫌いはしないが、味の感想を聞かれると尚文の料理以外は「ごしゅじんさまのより美味しくない」と答えてる。
育ての親である尚文に対しては実の子供のように懐いているが、尚文にどれくらい好きかと聞かれた際は番の相手になってほしいくらい好きと答えている。親友であるメルティに対してはとても仲良しであり、彼女が危機的状況の時はすぐに助けようとする。また、自分の身が危険な時はこの二人に助けを呼んでいる。元康の事は普通のフィロリアルだった頃に馬鹿にされたことで嫌っていて、会う度に蹴飛ばしている。ただ仲間に裏切られた落ち込んでいる元康には励ましてあげる一面もある。しかし気まぐれに慰めたことで壊れた元康から「フィーロたん」と呼ばれてストーカーのごとく追い回されており更に嫌いになっている。
得意魔法は風。フィロリアル形態と人型形態のどちらでも戦闘が可能。俊敏で高い攻撃力を持つメインアタッカー。当初は戦闘の際は常にフィロリアル形態で戦っていたが、フィトリアから大柄で的が大きいため使い分けて戦うように言われ、人型形態の戦い方も教わり、以降は基本的に魔物や大柄の人間にはフィロリアル形態、人間相手には人型形態で戦うようになる。また、フィトリアとの稽古で気を使えるようになる。武器は爪を使っており、フィロリアル形態は足、人型形態は手に装備する。またゼルドブルで当たると火柱が出るモーニングスターを手に入れ、隠し武器として扱う。後にロミナによってボーラに改造される。
絆の異世界に渡るとフィロリアルからハミングフェアリーに変化し、空を飛ぶようになり魔法を中心に戦い、歌で援護する。
リーシア=アイヴィレッド
七星勇者、投擲具の勇者
メルロマルクの没落貴族の娘。見た目は14歳前後だが17歳。悪徳貴族によって身売りされそうになったところを樹の正義の世直しで助けられ、感銘を受け彼の仲間になるが、いくらレベルを上げても弱かった事とカルミラ島の波で活躍した事で樹とその仲間から冤罪をかけられ解雇される。自殺しそうな所を尚文に諭され樹に認めて貰えるほど強くなるため尚文の仲間になる。
性格は気弱で何かあると「ふぇええ」と情けない声を上げる。一方で鋼のように真っ直ぐな精神があり、樹のパーティ内で使い走りにされたり、冷遇されても樹のために頑張ろうとしたほど。助けてもらった樹に対して一途に思っており、解雇の際に冷たく突き放され、尚文の仲間になった後もその思いは変わらなかった。そして正義感はかなり強く、許せない悪を見ると怒り、隠された力を覚醒し、普段とは見違えるほど勇敢に戦うようになる。
波が来るまでフォーブレイの学校に通っており、頭もかなり良く別の異世界の言語も数日勉強して完全に覚えたほど。謎であった霊亀の使い魔の正体をつかんだり、波の秘密が書かれた文書の解読を任されたりと知識面でも活躍する。
コロシアムで賞金稼ぎをしていた樹と対峙して、弓の聖武器に認められ投擲具の眷属器に選ばれる(投擲具はタクトが不正所持しているため正式所持はタクト討伐後)。その後は呪いの後遺症を患った樹の世話係になる。
魔法適正は火、水、風、土。本来は後衛型の適性を持っていたが、前衛を欲していた樹によってクラスアップで近接の資質を上げたことで中途半端なステータスになってしまう。ステータスは尚文に同情されるほど低く、グラスには土下座され絆からは波に挑むのは無謀だと言われている。ただ、変幻無双流のババアからは気を集め留める資質が人一倍高く、100年に1人の逸材と言われているほど才能があり、許せない悪と対峙した際には覚醒して低ステータスとは思えない活躍を見せる。ステータスに関しては大器晩成型で2つの世界を合算した際のステータスは同Lv帯のフィーロを上回る。変幻無双流の習得と投擲具に選ばれたことで遠近をこなせる万能型となった。投擲具に選ばれる前は剣を武器にしていた。武器を選ぶ際、弓は仲間に当てそうと言っていたが、実際は敵に剣や札を投げつけた際に確実に当てるなど命中精度は高く、投擲具に選ばれる程の素質があった。
元康からの呼称は(樹の)「ストーカー豚」。

メルロマルク[編集]

王族[編集]

ミレリア=Q=メルロマルク
メルロマルク女王。メルロマルクは女王制の国で正当な王。
世界を旅してきた事もあり、博識で広い視野で物事を見ており、人間至上国であるメルロマルクの統治者であるが、亜人に対しての差別意識はなく、亜人との共存政策を進んでいた。他国からは「メルロマルクの雌狐」と呼ばれ、すさまじい交渉術を持ち、外交のためメルティと共に出張中にオルトクレイと三勇教の暴走で四聖勇者が召喚され、各国の代表を相手に戦争を回避するために動いていた。四聖勇者召喚で糾弾される中、戦争を回避し、四聖勇者全員を抱え込む事ができた。尚文達の異世界で一応は戦争が起きないのは彼女の手腕によるところが大きい。
娘のメルティの事は次期女王として期待しているが、マルティの事は全く信用していない。夫のオルトクレイは「英知の賢王」としての知略と強さに惚れていたが、今の落ちぶれた姿に幻滅している。しかし家族思いの性格でもあるため、マルティを改心させようとしたり、オストクレイにかつての「英知の賢王」に戻る事を期待している。二人の処罰に関しても、尚文に遠回しで命までは取らないよう頼んだ。
帰還後、三勇教の教皇との戦いで助太刀し、勝利に貢献した。尚文の意識が戻った後、オルトクレイとマルティを改名の処罰をし、尚文にこれまでの非礼を謝罪し、協力を約束する。金銭面や素材提供等でバックアップし、波や守護獣との戦いでは兵士の全体の指揮として戦いに参加している。
魔法適正は火と水。主に氷の魔法を使っている。
クズ(オルトクレイ=メルロマルク32世)
七星勇者、杖の勇者
メルロマルクの王だが、メルロマルクは女王制のため不在時の代理の王。
三勇教と共謀して四聖召喚を行い、盾の勇者である尚文に様々な迫害を行う。女王の帰還後は王族の権利を剥奪され、尚文に「クズ」と改名させられる。その後も相変わらず盾の尚文に反抗心を持つが、亡くなった妹ルシアに瓜二つのアトラを見て沈静化する。
旧姓は「ルージュ=ランサーローズ=フォーブレイ」。若い頃に両親らがシルトヴェルトのハクコ種に皆殺しにされており、亜人とその神である盾の勇者を憎んでいる。亜人と敵対するメルロマルクにて頭角を表し、七星の杖に選ばれて「英知の賢王」として名を馳せる。しかし、現在はその面影がないほどに落ちぶれ、尚文にしてきたような愚かな蛮行をするようになってしまう。その事で杖に半場見放されてしまい、姿を現さなくなってしまう。そのこともあり、尚文からは影武者が成り済ましていると思われている。波や守護獣の戦いでも加勢しようとせず、勇者と発覚した後も杖の強化方法を尚文に教えようとしなかった。
ヴィッチ(マルティ=S=メルロマルク)
メルロマルク第一王女。王位継承権第二位。
最初尚文の唯一の仲間マインとして旅立つが、全財産と装備を奪い取った後、尚文を強姦魔にでっち上げた張本人。その後槍の勇者の仲間として旅立つ。贅沢や人を騙して陥れることが好きな醜悪な性格。女王から全く信頼されなかったため第一王女だが王位継承権はメルティの方が上であり、三勇教の起こした事件ではメルティに心配するふりをして便乗して暗殺しようとした。父親であるクズとは違い、他者を憎み蔑む明確な理由がある訳でもないのにどんな罰を受けても行いを改めることのない筋金入りのエゴイスト。
女王の帰還後は王族の権利を剥奪され、尚文に名前を「ビッチ」、冒険者名は「アバズレ」と改名させられる。更に魔女の意味も込めて「ヴィッチ」と命名する。その後も全く反省せず尚文に逆恨みをする。
霊亀戦までは元康に付いていたが、元康が負けて落ち目になると捨てて錬に取り入る。その後錬から金品を奪って捨てた後、樹に賞金稼ぎをさせて貢がせた後で借金を押し付けて姿を晦まし、タクトに取り入って奴隷紋を解除した。その後、絆の異世界に渡ってセインの姉らと協力関係にある。
魔法適正は火と風。裏切られ女性を豚としか認識できなくなった元康からの呼称は「赤豚」。
メルティ=メルロマルク
メルロマルク第二王女。王位継承権第一位。フィーロからは「メルちゃん」、フィトリアからは「メルたん」と呼ばれている。
姉とは異なり王族としての責任感があり、友達を大切にする性格。そのため王位継承権は姉より上。見聞を広めるために王の下で学んでいた。女王の命でオストクレイの盾の勇者に対する差別を辞めさせるためにメルロマルクの帰還中、偶然尚文一行と出会う。そしてフィーロと仲良くなり親友となる。
尚文とオストクレイとの間に和解のための話し合いの場を設けようとするが、尚文からは碌に話を聞いてもらえず、さらに父親であるオルトクレイを罵倒したため激怒する。謝らせようと追いかけたが三勇教所属の護衛の騎士に暗殺されそうになったところを尚文一行に助けられ、しばらくの間同行することになる。
三勇教の教皇を倒し、尚文の冤罪が晴れてからは、尚文達との旅の最中、メルロマルクの貴族の亜人奴隷に対する残酷な仕打ちを見た事で、メルロマルクを人間と亜人が仲良くできる場所にしたいと決意する。霊亀事件後は領主となったエクレールの補佐をしていたが復興事業等ほとんど任せきりとなっている。
助けてくれた尚文に対して異性として意識しているが、尚文からは子ども扱いされたり、ややぞんざいな扱いを受けており、その度に怒りを露わにする。しかし、実際は自分が元の世界に帰った後、フィーロを預けたいと思うほど強く信頼されている。
フィロリアルが大好きでフィロリアルに関する知識量も高く、元康からフィーロの婚約者として扱われる。
魔法適正は水と土。特に髪の色に出ているように水魔法の資質が高い。
元康からの呼称は(フィーロたんの)「婚約者」。

セーアエット領[編集]

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エクレール=セーアエット
女騎士。メルロマルクの剣術大会で上位入賞する猛者。
領主であった父親が波によって亡くなった後、奴隷狩りを行った騎士や兵士を罰した罪で捕らえられ、衰弱していたが女王の帰還後に無罪放免で釈放された。治療を終えた後、勇者達の稽古の戦闘顧問として尚文やラフタリア達と出会う。霊亀事件では尚文達と共に行動し、共に戦った。
霊亀事件後、父に代わり領主に就任するが、復興事業は上手くいっておらず派遣されてきたメルティに任せきりになっている。
非常に生真面目で実直な性格。ラフタリアとは領地を守れなかった事を謝罪して以降(ラフタリア自身はしょうがない事情があったと気にしていなかった)は共に剣の稽古をしたりと親しくなる。尚文に対してはやや非道な言動に注意したり頭を抱えたりするが、尚文が復興させているルロロナ村の方が復興が進んでいると思っており、領主として(非道な行動は)必要な事なのかと思い悩んでいる。
魔法適正は光と援護。ただし防御の光魔法と速度上昇しか使えない。また魔法剣も使える。変幻無双流のババアの指導を受け変幻無双流も使えるようになる。
元康からの呼称は「エクレア」。フィーロからもエクレアお姉ちゃんと呼ばれている。
変幻無双流のババア
変幻無双流の伝承者。女王が招集した戦闘顧問。
高齢で死に瀕していたが行商時代に尚文がイグドラシル薬剤を飲ませて治療したことで治癒。その経緯もあり尚文のことを「聖人様」と呼ぶ。メルロマルクの3回目の波が近隣の村で起こったため、戦闘に参加し尚文たちと共闘する。昔の感を取り戻すためカルミラ島の奥地で修行し、メルロマルク女王の要請で四聖勇者の戦闘顧問に就任する。四聖勇者とその仲間に変幻無双流を伝授するが、努力嫌いな尚文以外の勇者は逃亡。その後の霊亀戦では尚文の元で行動を共にする。
尚文が村の開拓を始めると、隣町でリーシアや村の奴隷たちの訓練を一任され、アトラなどの特殊な人員を除き変幻無双流を伝授する。尚文にも気の扱い方や修行方法の相談に乗る等、戦闘顧問として大いに活躍し、尚文の要請で戦闘にも参加する。
年の離れたやや影の薄い息子がいるがWeb版によれば養子であるとの事。
Web版ではフォーブレイでのタクトの襲撃の際に殿を務め、仲間を逃がすために残り、その後戦死する。書籍版ではラフタリアが残った事で生き延びている。
エクレールの父
セーアエット領の元領主。亜人保護地区として領地内にルロロナ村があり亜人からの人望も厚かった。内政も優秀で女王の右腕として補佐していたが、メルロマルク最初の波にて死亡。
尚文の村[編集]
キール
犬の亜人/獣人。ラフタリアの幼馴染。
中性的な顔立ち、親の教育で自身が男だと思っているが実は女。クレープが大好物。
ラフタリアと同じくメルロマルクの最初の波の後、ラフタリアと同様に奴隷にされる。かつてラフタリアを虐待した貴族の屋敷の地下にとらわれていたが、尚文とラフタリア達によって助け出される。優男の貴族に保護された後、カルミラ島から帰った尚文一行と再会し、強くなり波と戦うために仲間になる。霊亀事件では、一匹で飛んでいた霊亀の使い魔を一人で倒そうとして負傷してしまい、治療を受けることになり離脱する。治療が終え、尚文達が絆達の異世界から帰ってきた後は、波で戦うためと村の復興のためにLv上げと行商を行う。
サディナに教えられ獣人化できるようになる。本人はかっこいいと思っているが、姿は小型のシベリアンハスキーであったため、周りからは可愛いと言われる。ふんどしを着用しているため、尚文から「ふんどし犬」と呼ばれることがある。なお元康は性別を偽っていても通常のキールを豚(女)と認識できるため、獣人化しないと会話が成立しない。
サディナ
シャチ系の亜人/獣人。ルカ種と言われているがサカマタ種。23歳。
一人称は「お姉さん」で口癖は「あらー」。相手にはちゃん付けで呼ぶ。お酒が好きで陽気な掴み所がない性格。村では漁師とサルベージをしている。
クテンロウの元・水竜の巫女兼殺戮の巫女。ラフタリアの両親がクテンロウを離れる際に護衛として同行してメルロマルクのルロロナ村で生活をする。ラフタリアからは姉のように慕われている。最初の波では遠洋に出かけていたため村にはいなかった。その後ラフタリアを探すため、ゼルトブルのコロシアムで「ナディア」と偽名を使い、戦闘奴隷として賞金を稼ぎ、村の奴隷を集めていた。コロシアムの下見をしていた尚文と出会いコロシアムの事について教える。その後コロシアムで尚文一行と戦うもお互い目的が同じだった事がわかり協力し合う事になる。ルロロナ村では常に獣人の姿で生活していたが、ゼルドブルでは亜人の姿をしていたため、コロシアムでの戦いで本気を出すために獣人化するまではラフタリアから気付かれなかった。
以前よりお酒が強い人が好きと言っており、ルコルの実を食べる事ができ、さらに村を復興しようとする尚文に惚れている。尚文に積極的に迫るが疎まれている。しかし、尚文がアトラの望みをかなえるためにと迷走したまま関係を持とうとした際は、真面目な表情で窘めた。
クテンロウにいた頃は幼い頃から巫女の仕事をさせられ、すぐに急成長させられる。様々な武術の稽古を受け、恐れられるほどの強さを身に着けるが、信託の才能がなかったため、その事を自分の両親や当時の天命に罵倒されており真面目に悩んでいた。そのこともあり、両親との関係は冷え切っている。殺戮の巫女としての罪人の処刑も決闘という形をとり、罪悪感を薄めていた。そんな中ラフタリアの父親に励まされており、国外逃亡した後もラフタリアの両親に親代わりをしてもらっていたため、二人やその子供のラフタリアを生きる意味というほど大切に思っている。
戦闘能力は非常に高く、銛を武器として扱い、水と水生亜人には珍しい雷魔法の資質を持つ。また合唱魔法の指揮も上手い。水竜から加護を受けており龍脈法を使用する。観察力も優れており、アルトが女である事に気付いたり、見ただけで転生者を見抜ける事ができる。盾の獣化補助でシャチに変身する。
元康からの呼称は「お姉さんのお姉さん」。
フォウル
声 - - / 増田俊樹
七星勇者、小手の勇者
ハクコ種の亜人/獣人。アトラの兄。シルトヴェルトの王族の末裔だが、人族との混血で迫害される。
アトラの治療費を稼ぐためにコロシアムで戦っていたが、尚文にアトラ共々奴隷として買われる。極度のシスコンだが元気になったアトラには煙たがれ、手のひらに転がされているようなところがある。またアトラに慕われている尚文に対して嫉妬しているが、アトラを救ってくれたことを感謝し認めているところもある。クテンロウでラフタリアにアトラに対する自分の考えの間違いを指摘され、以降ラフタリアの舎弟になり「姉貴」と呼ぶ様になる(実際はフォウルの方が年上であり、そのことを指摘されるが「そんなことは関係ない!」とのこと)。
肉弾戦を得意としており当初は戦力として買われたが、才能を開花させたアトラの方が強くなってしまい、やや頼りない印象であった。しかしシルトヴェルトで父の仇に相対して獣人化に覚醒し、更に盾の獣化補助で白虎に変身できるまで強くなる。変幻無双流の修行も行い、鳳凰戦で小手の勇者に選ばれる。
元康からの呼称は「虎男」。
アトラ
声 - - / 三上枝織
ハクコ種の亜人。フォウルの妹。シルトヴェルトの王族の末裔だが、人族との混血で迫害される。クズの妹に瓜二つの外見。
遺伝性の病を患って目も見えず歩けなかったが、尚文が最高クラスの治療薬のイグドラシル薬剤を飲ませたことと盾の力で完治。目は見えないままだが気の流れを読み行動し、戦闘にも参加。類まれなる才能を持っており、気の流れを見て的確に急所を突いたり、変幻無双流を見聞きしただけで再現する等、尚文に兄貴より強いと言わしめる。ただなぜかLvが上がっても肉体が成長している様子がない。
尚文を心底慕っており何度も寝込みを襲おうとして、フォウルとラフタリアに阻まれている。尚文の盾として守りたいと思っており、尚文の剣であるラフタリアとはライバル関係となっており、よく言い争いとなる。聡い性格ではあるが、尚文を第一に考えているため、かなり過激な言動をとっている。兄のフォウルに対しては兄として大切に思ってはいるものの、元気になってからはややぞんざいに扱っている。
ウィンディア
犬系の亜人。竜帝のガエリオンに育てられたが、錬に討伐され、親を亡くした所奴隷狩りにあい最終的に尚文に買われる。そのため錬のことを嫌っている。魔物が好きで子ガエリオンを父親のように育てるのが目標。魔物は戦って強くさせるのが一番と考えており、ラトとは意見がぶつかるも、強くさせる方法を共に模索する同士関係である。しかし学が足りないため、ラトに遊ばれていることが多い。
竜帝のガエリオンに加護を受けており、龍脈法が使えるが通常魔法は覚えていない。
元康からの呼称は(ラトの)「助手」。
ラトティル=アンスレイア
通称「ラト」。錬金術師。
かつてフォーブレイで強い魔物を創造して戦力として認めさせる研究をしていたが、タクトがライバルだった錬金術師の肩を持ち、また研究内容でぶつかっていたため追放される。霊亀を調べに来た所、尚文の村の魔物に興味を持ち村で研究を始める。魔物の育成で貢献しており、魔物は改造してこそ強くなると考え、ウィンディアと意見がぶつかるも、強くさせる方法を共に模索する同士関係である。ラフちゃんを新種の魔物として定着したいと思っていた尚文に能力項目の変異性を上げることを助言し、後にラフ種を生み出す事となる。
元康からの呼称は(フィーロたんの)「主治医」。
イミア=リュスルン=リーセラ=テレティ=クーアリーズ
ルーモ種の亜人。通称「イミア」。
手先が器用で行商用の服やアクセサリーを作る。少々気弱な性格。
アクセサリー作りに力を入れており、アクセサリー商の指導を受けた事で尚文以上の腕を身に着け、テリスをも驚嘆させるほどのアクセサリーを作り上げた。
元康からの呼称は「モグラ」。
トーリィネミア
ルーモ種の亜人。イミアの叔父。通称「トーリィ」。
鍛冶師。エルハルトと一緒に鍛冶の修行をしていた。エルハルトと同じ師匠の下で修業し、免許皆伝の手前で実家にトラブルがあったらしく、途中で抜けている。
ゼルドブルの奴隷地下市場で奴隷として売られていたところを尚文にイミアの叔父と判明したため同郷の者たちとともに買われた。その後、姪のイミアと再会し、修行仲間だったエルハルトの店で働くこととなった。
セイン=ロック
絆達の世界とはまた別の異世界の眷属器、裁縫道具の勇者
裁縫道具の勇者らしく裁縫が得意である。様々な世界を渡っており、絆達の異世界にも行った事がある。ゼルトブルのコロシアムでマーダーピエロというリングネームで仮面を被り、傭兵として戦っていた。尚文一行とはコロシアムのエキシビションマッチでマーダーピエロとして戦う。その後、雇い主に解雇され、護衛として雇われるために素顔で村に訪れる。尚文の用心深さから一度は断られるも宿敵勢力に襲われていたところを助けた事で仲間になる。平時はゼルドブルでお金を稼いでいる。
セインの世界は既に消滅しており、眷属器の機能が一部壊れている。翻訳機能が壊れているため言葉に雑音が混じってしまい会話が困難であった。後に倒した宿敵勢力が持っていた翻訳機能が付いたアクセサリーによって使い魔に通訳してもらう事で会話が可能となった。
自分の世界を滅ぼした宿敵勢力を恨んでおり、その勢力に寝返った自分の姉に対しても、対峙した際に強い怒りを露にした。
戦闘では鋏で切りつけたり、糸で拘束したりする。変幻無双流にはない守りの気を使うことができ、尚文達にも教えている。人形やぬいぐるみを使い魔として使役する事ができる。コロシアムでマーダ―ピエロをして戦っていた頃は人形だったが、尚文の仲間になってからは獣人化したサディナやキールを模したぬいぐるみをなっている。ラフちゃんのぬいぐるみもあったが人の言葉をしゃべらせたため、尚文に却下され、その後尚文の私物となる。
シルディナ
シャチ系の亜人/獣人。サディナの妹で、クロンロウの現水竜の巫女。サディナも持っていない信託の才能を持つ。
サディナがラフタリアの両親と共にクテンロウから出た後に後釜として生まれた。サディナに匹敵する強さにするために、地獄を見たと語るほどの仕打ちを受けている。そのためサディナを恨んでいたが、口癖が「あちゃー」で、お酒が好きで、お酒が強い威勢が好みである等、姉に似ている面がある。極度の方向音痴であり得ない所に行ってしまうことがある。マキナに甘い言葉をかけられており、慕っていたが実際には陰で馬鹿にされていた。実際はまだ幼いがLv上げによって成長させられており、絆の世界に来た際はLv1となり幼い外見となる。
立場上クテンロウを侵攻する尚文達とは敵対関係であったが、敵側の天命であるラフタリアのパレードに下見目的で訪れ、道に迷っているところに尚文とセインに出会い、エルハルトの師匠によって飲み会をする事になる。その場では「ゾディア」と名乗り、尚文のルコルのみを平然と食べる強酒ぶりに惚れ込む。サディナとの決闘の際、切り札として過去の天命を降ろすも、体を乗っ取られてしまう。ラフタリアによって助けられた後に和解し、サディナと共に非道な事をした故郷の集落を襲撃する。
その後はルフトと共にルロロナ村で暮らすようになる。サディナとはライバル意識は残しつつも、一緒に行動することが多くなり関係が改善される。札遊びやカードゲームを好んでおり、同じ趣味を持つセインとは遊び友達のような関係となる。
サディナと同様に戦闘力は高く、水と風魔法の資質を持つ。信託によって物の残留思念や魂を降ろすことができ、戦闘法や魔法をトレースできる。しかし、魂が修復されてからは力が弱くなる。また魂を見ることができるため、肉体と魂が異なる転生者を見抜くことができる。カードゲーム好きであるためか、絆達の異世界の札魔法を気に入り、使用するようになる。
ルフトミラ
元天命。ラフタリアの従兄弟。通称「ルフト」。
マキナ達に傀儡として利用され、クテンロウの腐敗を招いてしまう。また魔物が好きであり、魔物退治を罰する生類憐みの令のような法を作ったり、封印されていた危険な魔物の封印を解いてしまう。
マキナ達に利用されていたが、利発な性格をしており、尚文に自分がしてきた事で国民を苦しめていたことを告げられ、強い責任を感じている。そのため利用されていたこともあり、表向きは処刑にされたことにして国から追放される。そして償うためと見聞を広めるためにシルディナと共にルロロナ村に暮らし始める。尚文からはラフタリアがクテンロウの統治を嫌がった際の保険として統治者として育てたいと思っていたが、タクトによって尚文達が傷つく状況を見て強くなりたいと思うようになり、勉強をしつつもレベル上げに積極的になる。
魔物の中ではフィロリアルが一番好きであったが、尚文のフィーロを使った罰と元康が育てたフィロリアル達に尚文と共にもみくしゃにされたことでトラウマを持つようになる(ただしトラウマの発端となったフィーロに対しては、怖がりつつも普通に接する場面がある)。尚文にラフちゃんを紹介された際にとって代わるように気に入り、後に生まれるラフ種も嫌がるラフタリアとは異なり気に入る。そのため尚文とは、ラフちゃんとラフ種と語り合う友達同士になる。
村の魔物[編集]
ガエリオン
村に寄贈された卵から孵ったオスのドラゴン。ウィル種。
ウィンディアから父親と同じ名前を名付けられた。尚文が女の子の魔物のフィーロがいたため、オスとして生まれるようにした。飼い主の尚文や育ての親的存在のウィンディアに懐いている。かまってちゃんな性格で、尚文にかまってもらうためにいたずらをしたりする。尚文の飛行移動手段となっており、地上の移動手段でフィロリアルのフィーロとは仲が悪い。
尚文が所持していた腐竜(親ガエリオン)と魔竜の二つが合わさった核石を取り組んだことで暴走し、魔竜に意識を乗っ取られる。自力で魔竜から脱出した後は、大きな姿と小さな姿に切り替えることができるようになる。
絆達の異世界に救援に行く際のメンバー選びで、尚文達の異世界に残った尚文の仲間に、限界突破のクラスアップさせるために残されることになるも、そのことが不服で尚文が返却する予定だった魔竜の核石に自身の人格の上書きを企てる。
元康からの呼称は(フィーロたんの)「ライバル」。
親ガエリオン
最弱の竜帝。ウィンディアの親。錬に倒された後も竜帝の欠片に魂があり、子ガエリオンが欠片を取り込んだことで同化。二重人格となっている。 ウィンディアの自立を促すため、親の意識があることを秘密にしている。
尚文ら龍脈法を授けて、タクトの仲間の竜帝の欠片を取り込んだことで世界で一番の竜帝に登りつめる。また成長限界であるLv100の限界突破の方法を得たことで、尚文の仲間に限界突破のクラスアップを施している。
ヒヨちゃん
薄紫色フィロリアル。フィーロの眷属第一号。尚文の希望でフィーロによってクイーン化させていない。
元康が村に居ついてからはクイーン化しており、元康が連れて来たクー、マリン、みどり以外のフィロリアルの纏め役となっている。しゃべっている姿は尚文は見た事がない。
キャタピランド
奴隷商より購入した芋虫の魔物。行商で馬車を引く他にも増えすぎたバイオプラントの幹を倒している。
デューン
奴隷商より購入したミミズの魔物。バイオプラントの土壌整備を行う。
旧ルロロナ村[編集]
リファナ
イタチ系の亜人。ラフタリアやキールの幼馴染。
将来は亜人を大切にした盾の勇者のような人と結婚したいと語っていた。メルロマルクの最初の波の後、ラフタリアと同様に奴隷にされ、拷問に合って死亡。遺体は屋敷の地下牢にそのまま放置されていたが、敵を取ったラフタリアによって回収され、ラフタリアの両親と同じ墓に埋葬された。
元康からの呼称は「お姉さんの友人」。
ラフタリアの父
クテンロウの次期天命候補だったが、次期天命争いに巻き込まれるのを恐れて、サディナを連れて国外に脱出しメルロマルクに流れつく。メルロマルクの最初の波でラフタリアを庇って死亡。
ラフタリアの母
城で女中の仕事をしていた遠縁のラクーン種。メルロマルクの最初の波でラフタリアを庇って死亡。

城下町[編集]

エルハルト
メルロマルク城下で武器屋を営む男性。尚文からは「武器屋の親父」と呼ばれており、13巻で本名が明かされる。
冤罪容疑をかけられた尚文に対しても味方をしてくれた数少ない存在。尚文も親父の店を贔屓にし、ラフタリアの次に信用している。オーダーメイドの蛮族の鎧を作ったり、尚文が持ってくる様々な素材で盾や武器を作る等、装備の面で尚文の大きな助けになった。これはエルハルトの師匠が「広い視野で武具の制作にあたれ」と言われたことから、どんな武具も作る事ができるため。しかし蛮族の鎧のデザインについては尚文にはあまり好まれていない。冒険所業をしていた事もあり、腕っぷしはある程度自身があり、ラフタリアや錬、村の奴隷達に剣の使い方を教えていた。
若かりし頃は鍛冶師としての見聞を広めるために、冒険者として色んな国を巡っていた。ある日立ち寄った武器屋で凄い武器を見て、その武器を作った後の師匠に弟子入りをした。イミアの叔父のトーリィネミアとはその頃からの修行仲間。師匠のダメっぷりに振り回されつつも修行し、半端夜逃げに近い形で免許皆伝を受けた。クテンロウで師匠と再会し、師匠に鍛冶の技術を鍛えてもらうと同時に、彼のダメな行動の抑え役となる。
奴隷商
メルロマルク城下で奴隷の売買を行っている男。表向きは魔物商として魔物も取り扱っている。 語尾に「~です、ハイ」をつけるのが口癖。
免罪を欠けられ、仲間が得られなかった尚文の前に現れ奴隷購入を進める。尚文の商才を気に入り一目置いている。彼の元からラフタリアやフィーロの卵は買われ、ルロロナ村復興の際には元村人たちの捜索や復興に必要な奴隷を売ったりと、色々と贔屓しているものの尚文からは言動のうさん臭さから苦手意識を持たれている。奴隷の売買という商売や色々とあくどい言動をとるなど善人とは呼べない人物であるが、本人は「(他の奴隷商人と比べて)健全に商売を行っている」と語っており、実際に拷問を受けてひどい状態で売られたラフタリアの姿に嘆く言葉を述べて薬と食べ物を分け与えており、このこともあり、ラフタリアも「確かにマシな方ではある」と語っている。
薬屋
メルロマルク城下で薬屋を営んでいる男
いつも渋い顔をしているが口調は優しい人物。リユート村の親戚が波の際に尚文達に助けられた事で、そのお礼として薬の中級レシピの本を与えた。尚文が気の修行に行き詰った際には、気を回復させる薬の「名力水」のレシピを教え、結果的にリーシアの気の修行に貢献した。
魔法屋
メルロマルク城下で魔法を覚えるための本等を売っているおばさん。
リユート村にいる孫が波の際に尚文達に助けられた事で、そのお礼として尚文とラフタリアの魔法適正を診断し、初級の魔法が載っている魔法書を与えた。フィーロの服の問題の際には、変身の際に消え、人間に戻ると出現する魔力の糸を使った服の事を教え、その糸を作るための鉱石の取れる洞窟に尚文達と同行し魔物との戦いでも加勢する。鉱石入手後は魔力の糸を作る作業を行った。
教皇
三勇教の教皇。四聖勇者召喚や盾の勇者の迫害に加担したが、他の三勇者が各地で問題を起こすので処分に乗り出した。聖武器4つすべての能力をもつ複製(後述)と儀式魔法、それと信徒を身代わりにした幻覚を使い追いつめるが、尚文に倒された。

その他[編集]

メルロマルクの秘密警護部隊「影」。王族の警護や変装して影武者を演じることもある。尚文が主に相手にするのは「ごじゃる」口調の影。
エレナ
元康の元仲間。
霊亀戦で元康が敗北して逃亡。実家に戻り嫌々ながら家業の商売を始める。
裏切られ壊れた後の元康からの呼称は「怠け豚」。
レスティ
元康の元仲間。ヴィッチの学生時代の友達。
霊亀戦で元康が敗北してヴィッチと逃亡し行動を共にする。その後今週の敵(結界使いの転生者)の取り巻きとして登場し、尚文に対して贅沢ができなくなった事に対しての恨み言を吐くも言い返される。最後は尚文と魔竜によって焼き殺され、魔竜に魂を食われる。
マルド
樹の元仲間。
全身鎧の男で、メルロマルクの貴族。傲慢で身勝手な性格をしており、贅沢や権力欲しさに常に勝ち馬に乗ろうとする。尚文からは名前を憶えられておらず「鎧」と呼ばれている。最初は錬の仲間として同行していた。その後、樹に付いていたが、ヴィッチとともに裏切り行方を晦ます。活躍により地位を向上して行く尚文に対して妬んでおり、勝手な理屈をつけて、悪魔や魔王呼ばわりして正義の行いと称して敵対している。また樹に対しては当初は慕っていたが、霊亀に敗北してからは偽物呼ばわりする。
絆の異世界に渡り、セインの姉に協力している。眷属器を操るアクセサリーによって、斧の眷属器を強引に従わせている。
元康からの呼称は「燻製」。Web版ではメルロマルクのクーデターの罪でファラリスの雄牛によって処刑され、その様が燻製作りに似ていたためそう呼ぶが、書籍版ではクーデターがないため、何故かファラリスの雄牛の刑にしてやりたい気がしたためそう呼ばれるようになった。
ウェルト、バクター、テルシア、ファリー
錬の仲間だった者達。
錬の方針もあり、錬とは別行動が多く、指示された狩場でLvを上げる等をしていた。尚文に仲間にならなかったことに対して謝罪する等まともな人達。錬が霊亀に無謀に挑んだ事で全員戦死する。錬とは距離感があるようだが、彼らは錬に対して慕っていたようで、錬も死を受け入れられず、弱かったせいで死んだと言い逃れしつつ彼らの死に強い罪悪案を感じ、尚文と和解後は彼らのために世界の平和の世界を取り戻す事を誓う等それなりに思われていたようである。
アクセサリー商
尚文の商才に惚れ込み、アクセサリーの技術や採掘場の斡旋を行う。稼ぎ時や稼ぎ場所を嗅ぎつける勘が鋭く、後述の詐欺商のスポンサーにもなっている。
優男の貴族
セーアエット領の元領主と同じく亜人穏健派の貴族。かつて尚文が作ったアクセサリーを購入したことがある。逃走中の尚文とメルティを匿ったり、キールを保護するなど良識人。
隣町の貴族
亜人排斥派の貴族。亜人奴隷の拷問を趣味としており、ラフタリア、キール、リファナが買われて拷問されたことがある。尚文達に追い詰められ、過去の勇者が封印した魔物の封印を解く。
詐欺商
カルミラ島で粗悪なアクセサリを隠蔽し高値で売っていた商人。尚文から、どうせ吹っ掛けるなら相手が喜ぶ嘘を吐けと「このアクセサリを買えばLvアップが上手くいく」というジンクスをでっち上げるという助言を受ける。売り上げが向上した結果、品物の品質も上げられるようになり本人も「客が喜ぶ商売」を楽しむようになった。

フィロリアル[編集]

フィトリア
世界のフィロリアルを統括する女王。遥か昔に四聖勇者が育てた伝説のフィロリアル。白と空色を基調とした外見で、本来のフィロリアル体では全長は6mになる。瞳の色は赤。人間体はフィーロと同程度の背格好であり、その他に通常のフィロリアルにも擬態できる。
フィロリアルの聖域に住み、人里離れた龍刻の砂時計を中心に波に対処しており、霊亀とタイマンで戦えるほど戦闘能力に優れている。
クイーンになったフィーロの実力を知るためと勇者の内情を知るために封印から解かれた魔物と戦う尚文一行の前に現れる。四聖がいがみ合い、メルロマルク以外の各地の波を放置して居ることに呆れ果て、場合によっては現四聖を処分して、新しい四聖を召喚させようと考える。フィーロの試練が終えた後は実力を認め、冠羽と祝福を与える。そして現四聖処分を保留にし、尚文に他の勇者と和解し、協力し合うことを約束させる。その後はフィーロの冠羽を介して監視と連絡を行う。
霊亀事件では独断専行した他の勇者を追うために協力を求めるも、尚も好き勝手する勇者たちを見放してしまう。しかし、キョウによって霊亀が守護獣としての役割が果たせなくなったため、霊亀の足止めのために駆け付ける。
フィロリアルであるためドラゴンとは犬猿の仲であり、フィロリアルシリーズを全解放させる素材を渡すも裏でドラゴン系統の武器のロックをかけている。
霊亀戦で馬車を変化させたり、資質上昇もできることからWeb版と同様に馬車の勇者と思われる。
元康からの呼称は「大きなフィロリアル様」。後に「フィトリアたん」。元康はフィーロの次に好きと言っているが、フィトリアからはフィーロ同様に嫌われている。
クー
愛の狩人になった元康が育てた赤色のフィロリアル・クイーン。戦闘スタイルは爪と火を吐く。
元康からの呼称は「クーちゃん」。
マリン
愛の狩人になった元康が育てた青色のフィロリアル・クイーン。戦闘スタイルは魔法と羽根投げ。
元康からの呼称は「マリンちゃん」。
みどり
愛の狩人になった元康が育てた緑色のフィロリアル・キング。戦闘スタイルは人型で斧使い。
元康からの呼称は「みどり」。

やり直し[編集]

クロ
外伝で元康が孵化させた黒色のフィロリアル・キング。厨二病。
元康からの呼称は「クロちゃん」。オスなのにちゃん付けであったが、漫画版にて男の娘だと明らかになっている。
ユキ
外伝で元康が孵化させた白色のフィロリアル・クイーン。元康がフィロリアル生産者から買った卵の中で唯一血統が良い。リーダー的存在。
元康からの呼称は「ユキちゃん」。
サクラ
外伝で元康が孵化させた桃色のフィロリアル・クイーン。尚文に懐いていて主に尚文の護衛を担当。
元康からの呼称は「サクラちゃん」。
コウ
外伝で元康が孵化させた黄色のフィロリアル・キング。好奇心と食欲が旺盛。
元康からの呼称は「コウ」。

ゼルトブル[編集]

奴隷商の親戚
ゼルトブルに拠点を置く奴隷商の親戚。奴隷商と瓜二つ。
ラーサズサ
パンダの獣人。ゼルトブルの傭兵で普段はコロシアムで稼いでいる。
尚文がコロシアムの下見に来た時の試合でエルメロと戦っており勝利している。タクトとの戦争ではサディナに味方するために駆けつける。傭兵であるためかお金や宝、それに関わる物事が大好きであり尚文からは気が合いそうだと思われている。戦争後はルロロナ村にたまに訪れるようになる。
元康からの呼称は「パンダ」。サディナからは「ササちゃん」
エルメロ
ゾウの獣人。ゼルトブルの傭兵で普段はコロシアムで稼いでいる。
尚文がコロシアムの下見に来た時の試合でラーサズサと戦っており敗北している。タクトとの戦争ではサディナに味方するために駆けつける。試合の時には強気な口調をしていたが、盾の勇者である尚文の前ではかなり緊張していた。戦争後はルロロナ村にたまに訪れるようになる。
サディナからの呼称は「エルちゃん」

シルトヴェルト[編集]

ヴァルナール
シュサク種の亜人。
盾の勇者である尚文に対し、仰々しくも誠意を示す。人間とのハーフのハクコ兄妹に対して穢れた血と言い見下していたが、アトラの真のシルトヴェルトの民らしい振る舞いと、ジャラリスとの戦いで態度を改めた。
ゲンム種の翁
ゲンム種の亜人。
六十歳前後の小太りな老人。シルトヴェルトの有名な貴族で一線は引いているが良識があり、発言力もある。
ジャラリス
ライオンの獣人。
盾の勇者である尚文に対して、女を差し向け既成事実を作ろうとしたり、食事に毒を混ぜたりと陥れようとする。尚文に慇懃無礼な態度を取り、内心見下している。自分の野望を達成するためにハクコ兄妹と決闘を行う。
戦争の際、敵国と内通しており、窮地を演出し自分が活躍しようとしていたところをフォウルとアトラの父であるタイランによって逆転していたため憎んでおり、後ろから刺して暗殺した。そのためハクコ兄妹に取って父の敵であると同時に、自分達を奴隷に身を落とす要因を作った相手でもある。盾の勇者を廃して、自分がシルトヴェルトの次の神になるという野望を抱いていた。
決闘に負けそうになったため、謎の勢力から与えられた薬を飲み、怪物となり暴走、最後はアトラと獣化したフォウルによって倒される。
タイラン
ハクコ種。フォウルとアトラの父。故人。
自分の父を超える才能を持っていたが、幼少期は本が読むのが好きで、戦いを極力避ける人物。尚文曰く優男系。しかし一度戦うと雄々しい戦いを見せていた。メルロマルクと和平を結ぼうとしたが和平派を殺した罪を擦り付けられる。戦場でジャラリスに暗殺される。
経緯は不明だがクズの妹のルシアと結ばれ、フォウルとアトラが生まれる。フォウルとは戦うことに否定的だったため、関係は良くなかったが内心は慕われていた。
ルハバート=ワーバルト
七星勇者、ツメの勇者。ワーフル種。
青い毛並みの美しく整った顔立ちと引き締まった筋肉を持つ狼男の亜人/獣人。シルトヴェルトの猛者で修行の旅に出ており、しばらくシルトヴェルトやフォーブレイに帰ってこなかった。一度集中すると滅多な事では他に気が回らない性格らしい。実はタクトによってツメを奪われ殺されており、尚文との会談ではトゥリナが成り済ましていた。
14.5巻のあらすじだと名前が「ハルバード」になっている。

クテンロウ[編集]

水竜
クテンロウで祭られている海のドラゴン。作中で直接は登場していない。
クテンロウの結界の維持の役割をしており、国の監視者や守り神のような存在。クテンロウの腐敗した現状に嘆いており、国の本来の役割を果たすために、クテンロウを目指していた尚文、ラフタリア、サディナ、ガエリオンをクテンロウ側がいじった結界で足止めを受ける事もあり、自身の隠れ家に招き、竜帝の欠片にメッセージで自身の役割や目的を伝えた。
ラルヴァ
シュン種の亜人。
ラフタリアの父親の派閥の人間であり、かつてラフタリアの両親とサディナの逃亡の手助けをした。クテンロウに侵入した尚文達に接触し革命の協力を求めた。
エルハルトの師匠
刀鍛冶。犬系の亜人。エルハルトとトーリィの師匠。
鍛冶の腕は一流だが女好きで、昔の元康を彷彿させるため尚文から元康二号と呼ばれている。
女好きの半面、男に対する扱いは悪く、特にハーレムを囲っている(様に見える)尚文を嫌っている。しかし、錬に対しては武器づくりに興味があったからと非モテオーラをしているという理由で気に入っている。
女好きで多くの借金をして逃げるというダメ人間ぶりだが、気を感じることができ、鍛冶の際に意図的に使う事ができる。気を使って素材の声を聞き、屈服させて武器を作っているらしく、呪いを帯びた剣を怒鳴っただけで瘴気を霧散させ、平然と持つ事ができる。
過去の天命
シルディナの信託で降ろされた過去の天命。語尾に「だの」をつける。以前の鎚の勇者だったらしく、鎚の眷属器らしきもので戦う。ラフタリア以上の戦闘力と幻覚魔法、天命の技を持っている。
最初に降ろされた際に、クテンロウの腐敗の元凶であるマキナ達を殺そうとしたため、危険な切り札という扱いだった。サディナとの決闘の際に降ろされ、好機としてそのままシルディナの体を乗っ取り、マキナ達を殺害する。その後、天命として未熟なラフタリアに対して、シルディナの体をかけた決闘と称した過激な稽古を行う。シルディナの体による全力を出し、勝利したラフタリアに及第点をやり、天命として後を託し消滅した。
ラフちゃん二号
ラフちゃんやラフ種の儀式によってラフ種として転生した過去の天命。他のラフ種と異なり、鳴き声は語尾を彷彿とさせる「だふー」。
断片的な人格でしかなく、記憶もそこまでないらしい。一時的に過去の天命の姿になることができるも維持するには燃費が悪い上、馴染んでいないため長時間は変える事ができない。
自分を蘇らせたラフちゃんに呆れつつ、そのままルロロナ村で住む事となる。
マキナ
クテンロウの腐敗を招いた元凶。
元々はシルトヴェルトの宣教師であったが、ラフタリアの祖父にあたる先々代の天命に気に入られ、国の実権を握り始めた。天明一族の暗殺などの悪行を行い、ルフトを傀儡として利用していた。ヴィッチに似た性格の悪女であり、尚文からは他人とは思えないと述べた。
革命によって追い詰められ、逃げようとするもシルディナの体を乗っ取った過去の天命によって殺される。悪霊となり、シルディナの体を乗っ取ろうとするも、勇者達のソウルイーター素材の武器による攻撃と過去の天命の攻撃によって消滅する。

フォーブレイ[編集]

フォーブレイの王
女を快楽のために拷問するのが大好きで、フォーブレイの王に嫁ぐことが女貴族の処刑方法になっている。タクトの革命によって殺される。
元康からの呼称は「豚王」。

タクト一派[編集]

タクト=アルサホルン=フォブレイ
七星勇者、鞭の勇者
フォーブレイの末席の王子で、若年にして多くの分野で実績を持つ天才で、鞭の七星武器に選ばれる。正体は転生者で実際は鞭に選ばれたわけではなく、眷属器の精霊を不正な力で無理矢理従わせている。また他の勇者を殺害して眷属器を奪い取っており、鞭以外に鎚、爪、斧、投擲具の計5つの眷属器を所有している。本来波の尖兵は一つしか武器を操れないが、タクトは複数所持できる。鞭の勇者と言われているが、戦いではほとんど爪を使っていた。
フォーブレイの学校の旧友だったヴィッチに唆され、鳳凰と戦っていた尚文達連合軍に横やりを入れ、全滅させようとした。その後フォーブレイの王を殺して国家反逆。さらにフォーブレイに来た尚文達を襲撃して盾の聖武器を奪う。尚文達が撤退した後、全世界に宣戦布告し世界征服に乗り出す。
高レベル者による飛行機や飛行船の空爆で攻め続けメルロマルクに進軍するが、英知の賢王として覚醒したクズの策略によって撃墜される。砦での戦いでは、杖の眷属器を借りた尚文と交戦するが、以前の戦いとは異なり、強力な援護魔法を使った事でまったく歯が立たず一方的にやられる。あまりに余裕だったため、尚文と合流したフォウルが、杖と小手をわざと奪わせた事で(一般的に知られている範囲で)七聖武器全てを手に入れるが、それでも敵わず二人によってボコボコにされる。そして、盾の精霊とアトラとオストの援護を受けた尚文の権利剥奪によって、奪った武器が全て解き放たれ、武器による力を全て失う。
敗北後、偽勇者の烙印を押され、世界征服に乗り出した事等多くの罪によって処刑されることになる。その際、自身の秘密を吐き出すために暴力による尋問を受けたり、拘束された状態で自分の目の前で仲間の女達の処刑を見せられる等、尚文でも引くような拷問を受ける。そして秘密を話そうとするも、口封じのために頭が破裂して死亡し、魂も消される。
Lvは本人によれば350とされるが、レベルにものを言わせた戦い方をしており、尚文からはキョウの方が強いと感想を述べていた。
トゥリナ
九尾の狐。普段は幼い外見の年寄り臭い喋り方のロリババアの外見をしている。
権力者に取り入り、悪さをしていたが、過去の天命によって封印されていた。過去の天命を恨んでおり、過去の天命や子孫であるラフタリアに対して「ラクーンのブス」と罵っている。龍脈法や特殊能力を使った幻覚魔法や火の魔法を使う。
幻覚魔法によってシルトヴェルトの爪の勇者のルハバートに化け、尚文達を欺けようとするもラフタリアとラフちゃんに見破られ交戦する。数的に不利な状況であったためその場は撤退する。その後フォーブレイでタクトの仲間として尚文達に襲い掛かった。砦での戦いでは、幻覚魔法で仲間を援護しようとするもラフちゃんに無効化される。過去の天命が姿を現した際、復讐のために襲い掛かるも、過去の天命とラフちゃんの連携攻撃によって倒される。
Web版ではラフタリアと戦い、武器が解放された事で槌の勇者となったラフタリアに止めを刺される。
また、やり直しではweb版・書籍版ともにシルトヴェルトの爪の勇者のルハバートに化けている際に、ビーストランスが自動発動して一撃で倒されている。
ネリシェン
アオタツ種の族長でシルドフリーデンの代表。
種族の宿敵であるハクコ種のフォウルに対して敵視している。シルトヴェルトの純血主義に異を唱えて建国したシルドフリーデンの代表であるのに、人間との混血であるフォウルを蔑んだ発言をした為、フォウルから苦言される。風と水の魔法を使い、大きな東方の龍に変身できる。
砦での戦いでは、フォウルと戦う。最期は頭を吹き飛ばされ死亡する。
シャテ
ノイド種とクシャ種の混血の亜人/獣人。人魚みたいな姿とサメっぽい獣人の姿を持つ。
ルカ種に対して恨みを持っており、サディナをルカ種と勘違いして敵視する。銛を武器をして扱う。
砦での戦いでは、サディナと戦う。シルディナ諸共倒すと発言をするも獣化し、シャチの姿となったサディナに八つ当たり相手として一方的にやられ、雷の魔法で感電死する。
レールディア
竜帝。多くの竜帝の欠片を所持している。
Lv100越えのクラスアップができる儀式の記憶が入った欠片を所持しており、それによってタクト達はLv100を超えていた。人間態はトカゲみたいな女の姿。本来の姿は親ガエリオンよりも更に大きいドラゴンで、守護獣と同じような気配を放っており、尚文からも「一番強そう」と言われている。
砦での戦いでは、錬とガエリオンと戦う。ガエリオンの欠片を奪おうとするも敗北し、欠片を渡す事を拒絶したためガエリオンに止めを刺され、欠片を奪われる。
アシェル
人間の姿になれるグリフィン。
フィロリアルを敵視しており、女王種であるフィーロを倒そうとする。
砦での戦いでは、フィーロとシルディナと戦う。シルディナが風の魔法でフィーロを飛ばしている事に気付かず、絶滅した空飛ぶフィロリアルと勘違いする。フィーロに追い詰められ、最期はシルディナの風の檻によって細切れにされる。
Web版では、武器が解放された事でツメの勇者となったフィーロに止めを刺される。やり直しでは彼女の父親のグリフィンが登場するが、元康に瞬殺されている。
エリー
タクトの幼馴染のファーストヒロイン的な存在。メイド服を着ており、銃を武器としている。
砦での戦いでは、セインと戦うも、尚文のタクトに放ったスキルに巻き込まれ消滅した。
メルリス
フォーブレイの影。
タクトと戦っていた尚文から回復アイテムのルコルの実を奪おうとしたが、尚文が誤って潰して出た滴に当たって千鳥足となり、セインによって縛り上げられる。
ナナ
タクトの妹。
フォーブレイに来ていたメルティに絡み、流していたメルティを人形姫と呼んでいた。Lvは130で戦場でメルティに襲い掛かるも、兄同様Lvにものを言わせた無駄な動きで突っ込むだけであったため生け捕りにされる。兄であるタクトの悪行を知っても兄は悪い事だとは微塵も思っておらず、処刑場で暴言を吐き続けていた。最期は串刺し刑に処された。

四霊[編集]

霊亀 (れいき)
山のように大きな亀。多くの人間を殺害して回る。キョウによって封印を解かれ、操られている。
実際は波から世界を守る守護獣で多くの魂(世界の人口の2/3)を犠牲にすることで結界を張ることができる。
オスト=ホウライ
尚文に霊亀討伐を要請してきた女性。霊亀の使い魔で本来は封印されている国に取り入り、封印の解き方を教える存在であったが、キョウによって霊亀を乗っ取られ、守護獣としての役割が果たせなくなったため、尚文達に討伐を依頼してきた。
国を取り入っていた際は嫌な女を演じていたらしいが、本来は健気で献身的な性格。自らが傷ついても尚文達に助力し、自分の弱さを嘆いていたリーシアを励ます等しており、尚文からも信頼を得ていた。一方、面識のあった女王からは驚かれていた。こぼれ話によれば、国が内戦で危ういところを本人が首をかしげる形で解決したり、治水工事に力を入れて住民の生活水準を向上したりと、世界を守るためとは言え、いずれ人間を虐殺する存在がするとは思えないような事をしていた。また鏡の前で勇者が来た時の予行練習もしていたらしい。
土と援護の魔法と龍脈法を使う事ができ、尚文に使い方を教え、加護を与えた。そしていずれ覚えてもらうために、自分の力を貸した状態でリベレイションの魔法を唱えさせた。
実際は霊亀そのもので人の形として具現化した者。霊亀の討伐は自分の死を意味するにも関わらず、世界や全ての命を守るために人々に憎まれながら死ぬ運命を受け入れている。願いを聞いた尚文によって霊亀のコアを破壊され、本来は誰にも感謝される事なく憎まれながら死ぬはずだったが、尚文達に仲間としてその死を悲しんでくれた事に満足して消滅した。
その後タクトによって重傷を負わされ意識を失い、盾の世界に来た尚文の前に盾の精霊として現れ、助言を与える。
鳳凰 (ほうおう)
2体1対の魔物。2体同時に討伐しないと大爆発を起こし、復活する。
麒麟 (きりん)
2体1対の魔物。タクト一行によって倒されたらしい。
応竜 (おうりゅう)
竜帝に封印されている。

絆達の世界[編集]

「波」によって接触している尚文たちが召喚されたのとは別の異世界。魔物を送り込んでくる侵略者だと思われていたが、彼らも「その世界の勇者」であり、自らの世界を守るために戦っていた。しかし、彼らの中にも意見の相違や後述の転生者を含めて私欲を優先する者もおり、揉め事が起こっている。

絆の仲間[編集]

風山 絆 (かざやま きずな)
異世界の四聖勇者、狩猟具の勇者
外見年齢13歳くらいだが、実年齢18歳の少女。一人称は「オレ」。尚文たちとはまた別の日本で、姉の奏と妹の紡とVRHMMOのディメンションウェーブに参加した所異世界に召喚された。
人当たりの良い真っ直ぐな優しい性格をしており、例え敵でも苦しんでいる者は助けようとする。ぐれる前の尚文と似た性格。能天気な釣り大好きの釣りバカで誰も見た事がない大物を釣り上げるのが夢。釣りに対する異常な信念に仲間達から病気扱いされている。
波ではなく魔竜討伐のため召喚され、召喚から数年経っている。魔竜を倒した後も異世界に残っており、自分達の勢力と関係の悪い国によって無限迷宮という牢獄に数年閉じ込められていた所、異世界に渡った尚文と出会う。そして尚文の機転により共に脱出し、後にグラス達仲間と再開する。他の異世界を滅ぼして自分達の世界を生き残らせるグラス達のやり方に反対し、そうしなくてすむ方法を探すべきだと言い、グラス達の異世界侵攻を止めさせた。その後、キョウ討伐のために尚文に協力する。討伐後は尚文達と同盟関係を結ぶ。
元仲間の裏切り者の転生者によって連れ去られ、アクセサリーにより怠惰のカースを強制的に発動させられたまま石化状態となる。後に宮地によって連れ去られるも、救援に駆け付けた尚文やグラスたちによって救出される。石化も解かれ、アクセサリーも破壊された後、釣り人としてのやる気を出された事で、怠惰のカースが解き戦線に復帰する。
狩猟具の聖武器の特性で対人戦能力が一切ない代わりに対魔物では圧倒的な強さを持つ。怠惰のカースが解かれた後は解放に使われた薬を素材として出た「0の狩猟具」によって波の尖兵らの不正な力を断つ事ができるようになる。
同作者の小説になろうの作品である「ディメンションウェーブ」の主人公がモデルであり、そちらではネット内では女性で本当は男という設定であったが、こちらでは正真正銘の女の子。
クリス
絆とグラスで作ったペンギンの式神。
対人戦闘ができない絆の護衛のために作られ、絆とグラスの居場所を感じ取る事ができる。絆が無限迷宮に閉じ込められていた間は、最初はグラスが面倒を見ており、忙しくなった際はエスノバルトが預かっていた。何もない時は木の札になっている。絆に相当強化されているらしく、絆曰く「相手にもよるけど怪我じゃすまないかもしれない」との事。絆が連れ去られた際には、弱い自分に憂いており、自分より強くなった同じ式神のラフちゃんによって様々な技能を習得したらしく、宮地との戦いでは巨大化ができるようになった(グラスはかなりショックを受けていたが)。
グラス
異世界の眷属器、扇の勇者
スピリット。見目麗しい和風美少女。武人肌で真面目な性格をしている。
自分らの世界を守るため、異世界に乗り込み要である四聖勇者を狙う。尚文一行とはメルロマルクの三回目の波で対峙し、その後カルミナ島の波で、尚文一行がラルクとテリスと戦っていた際に現れ交戦する。錬、元康、樹が弱すぎて勇者を語る偽物と勘違いしている。自身を強化できる魂癒水を求め、ラルク達と尚文達の異世界に来ていた際、眷属器の要請を受け、虐殺は望んでいなかったため、霊亀を使って暴れるキョウとは敵対し、尚文らと共闘する。絆に再開した後、他の世界の四聖勇者を殺そうとした事を窘められて異世界への侵攻を止めた。そして絆を助けた尚文に感謝し和解する。
絆の親友であり、普段は能天気な絆を窘めている。以前はとある流派の門下生をしており、出生の関係で見下されたらしい。扇の眷属器の選定を受けて扇に選ばれる。竜退治の試練の途中、隣国の草原で魔物と戦っていたところに絆と出会い意気投合する。絆が世界を守りたいといったため自分の世界を愛おしく思えるようになったらしい。普段は冷静だが絆の事になると感情的になりやすくなるため、尚文からはレズっ気があると思われている。実際に絆と仲良くするツグミに嫉妬する等、友情を超えた感情を持っている節がある。
似たような性格と立場をしているためか、ラフタリアとは和解後、一緒に稽古をしたり情報交換したりと親しくなっている。また魂が取り込める信託が使えるシルディナに対してはソウルイーターと対峙している時と同じ気配がするため苦手としている。
ラルクベルク
異世界の眷属器、鎌の勇者
通称「ラルク」。絆たちの異世界では一国の王であり「若」と呼ばれている。
絆やグラスの仲間。見た目は二十代後半の青年であり、面倒見が良くノリも良い頼れる兄貴分的な性格をしている。年下の男性には「○○の坊主」、女性には「○○の嬢ちゃん」と呼んでいる。長年人を見ていたため、人の本質を見抜けることができ、尚文の事も悪い奴ではないとすぐに分かった。半面、尚文が盾の勇者である事や他の四聖がいることに気付けなかったりと抜けている所もある。スケベな所があり、温泉で元康と結託して女湯を覗こうとしていた。テリスに惚れており、慕われている尚文に対して嫉妬している時がある。
グラス同様自分らの世界を守るため、四聖勇者を狙っていた。敵対関係である尚文達の異世界を知るために訪れ、カルミラ島に出向する船で偶然尚文一行と出会う。自己紹介した際に、尚文から盾の勇者だと名乗られているが、グラスから聞いた話と三勇教の広めた悪い噂から盾の勇者は悪人と思っていたため信じなかった。その後も何かと世話を焼いたり、一緒に魔物狩りに出たりと交友を深めるが、その過程で尚文が盾の勇者であると気付く。カルミラ島の波でボスの魔物を倒した後、自分達の正体と目的を話し尚文らと相対する。霊亀事件ではキョウと敵対し尚文達と共闘する。絆の帰還後は元々殺害に気が進まなかった事もあり、尚文達と和解する。
裏切り者の転生者によって鎌の眷属器を奪われるが、救援に駆け付けた尚文達の助力によって鎌を取り戻す。
テリス=アレキサンドライト
晶人。額に宝石が埋まっている。宝石から力を借りて魔法を使用する。普段はお淑やかな女性であるが、宝石やアクセサリー作りの事となると目の色を変える(同じ晶人のロミナの態度から、これは彼女固有の性格であると思われる)。
ラルクと共に尚文達の異世界に来た際、尚文一行と出会う。尚文達の異世界には晶人がいないため、ティアラで額の宝石を隠していた。ラフタリアから尚文は細工が得意と聞き、アクセサリー作りを依頼する。その出来から、尚文の細工技術に惚れ込み、名工と慕うようになる。自分達の世界を守るためラルク達と共に尚文達と敵対するが、キョウとの戦いで共闘し、絆の帰還後に和解する。
宝石から力を借りて魔法を使用する。宝石やアクセサリーの出来が良いほど強力になる。また、四聖武器や眷属器の意思を感じることができる。眷属器と連動する事で翻訳機能を使う事ができる。
裏切り者の転生者によって危機的状況になるも、尚文からもらったアクセサリーによって危機を脱する。その後救援に駆け付けた尚文からイミアが作ったアクセサリーを借り、より強い力を得る。
エスノバルト
異世界の眷属器、船の勇者
図書兎(ラルクの国ではライブラリーラビット)の魔物で迷宮古代図書館の館長。十五歳で人化すると少年の姿になる。尚文達の異世界に来た際はウサピルのレッシュアント種になっていた。
代々時期館長が飲むはずの薬を再現したものを飲んでいたため、勇者に育てられたわけではないのに話せたり人に変身する事ができた。様々な魔法を覚えているが、図書兎の資質でレベルによる補正を殆ど受けず、戦闘能力は低い。そのため船の眷属器の転異能力で貢献していた。絆達の役に立ちたいと思っており、歯がゆい気持ちを持っていたが、尚文の説教と同じように弱くても頑張るリーシアを見て感銘を受けて強くなるための鍛錬を積極的に行うようになる。
自身の世界が追い詰められたことで、救援要請のために以前尚文に渡した錨のアクセサリーで転移し、タクト戦後にボロボロになった状態で尚文達に接触する。帰還の時期を待つ間、レベリングと龍脈法の加護を受け、変幻無双流の修行を行う。尚文の分析通り、変幻無双流のババアからリーシアと同じ資質を持つことが明かされる。宮地との戦いで才能を開花させ、宮地撃破に貢献する。絆のカース解除のために迷宮古代図書館に行った際に薬を見つけ、その薬を飲んだことで真の館長となる。
敵対者に船の眷属器を奪われており、現在新たに本の眷属器に選定され本の勇者になっている。
ロミナ
晶人。絆たちが贔屓している鍛冶師。尚文一行も絆の世界に訪れた際には世話になっている。
アルトレーゼ
商人。通称「アルト」。
絆とは一緒に商売をした間柄。儲け話に目聡く、絆曰くお金のためなら何でもするらしく絆達とは比較的ドライな関係。魂癒水を売っていた尚文に接触する。その際に波に関する文献を提供する。
華奢で中性的な外見をしているが、実は女であり、シャチ姉妹に見抜かれている。隠しているらしく否定しており、グラスやエスノバルトも知らなかった。
魔竜
絆達の世界の竜帝。世界征服をしようとした所、勇者として召喚された絆とその仲間に討伐される。
尚文が異世界に渡った際にロミナに作成された防具に腐竜の核石(ガエリオンの竜帝の欠片)と魔竜の核が使われており、核を持ったまま帰還する。その後子ガエリオンが核石を取り込んだ際に暴走し復活を遂げるも尚文らに討伐される。その後再び異世界に渡った尚文によって返却され、レベル限界突破の方法を得るべく復活させる。ガエリオンによって意識を上書きされかけたらしい。
復活した魔竜は紫色のメスのドラゴンで、親は絆。色違いのガエリオンみたいな外見。ガエリオンの上書きの影響と尚文の憤怒の感情が心地よかったため、尚文を好いている。

敵対国[編集]

キョウ=エスニナ
異世界の眷属器、本の勇者
顔の作りはいいが根暗で陰湿な雰囲気を持つ少年。幼馴染のヨモギからは少しひねくれた発想をするが、たくさんの人達を救ったいい人と思われていた。実際には非人道な研究を行う身勝手で卑劣な性格で、自分が思い通りにならないと癇癪を起こす。人助けも美少女達のみで、男や彼氏持ちの女は見捨てていた。ヨモギを含む一部の仲間の女にはこの暗黒面を隠していた。ヨモギの事を疎ましく思っており、霊亀のエネルギーで作った自爆機能付きの剣を誘導して持たせ、尚文達諸共殺そうとした。リーシアに対しては、幾度も立ちはだかり、追い詰められるきっかけを作った事で、尚文以上に恨みを持っている。
尚文らの世界で霊亀を操って人々を殺し、エネルギーを集めて回っていた。その際もどうせ滅びる世界だからと大量虐殺に何とも思わず高笑いしており、むしろ素晴らしい考えだと思っていた。霊亀に敗れた錬、元康、樹を捕らえ、人質兼霊亀のエネルギー源にしていた。霊亀のエネルギーによって強力な力を身に着けていた。霊亀のコアのある部屋で尚文達と対峙し、尚文達とグラス達の活躍で自身の世界に逃走する。その後追ってきた尚文達に幾多の罠を張り追い詰めるも最終的に倒され、魂も魂食いに食われる。本の眷属器を強引に従わせており、そのため多くの武器の強化方法を知っていたが力を出し切れていなかった。正体は波の尖兵であり、魂と外見が一致しない転生者。魂はガリガリの三十代っぽい姿をしていた。
ヨモギ=エーマール
キョウの仲間の女で幼馴染。正義感が強く、猪突妄信な性格をしている。過去に助けてくれたキョウを信じ慕っていたが、内心疎ましく思われていた。
尚文達の異世界から帰ってきたキョウに誘導され、霊亀のエネルギーで作った自爆機能付きの剣を持って、尚文や絆達に襲撃する。自爆で諸共殺されそうになった所を助けられ、キョウの悪行を明かされ、真実を知るために絆達に同行する。キョウの研究所でキョウに詰問するも激しく罵られ、本性を目の当たりにする。そして絆達を信じなかった罪滅ぼしとしてキョウ討伐に力を貸す。キョウが倒された後は絆達の仲間となり、ツグミと共にロミナの工房の隣に拠点の道場を建て、キョウがいた国の親善大使になる。
クズ二号
刀の眷属器のある国で天才術師と呼ばれており、無詠唱の魔法を使ったり、絆達の異世界の転移スキルの再現を実現した。クズ二号は身勝手な性格で、尚文からクズ(オストクレイ)に似ているという理由で名付けられる。本名を言う場面があるが、その都度尚文が聞き流してきたため明かされていない。
鏡の眷属器の国で転移スキルの再現をしていた所を尚文と絆達と遭遇、捕らえようとするも逃げられる。その後、刀の眷属器の選定に挑戦するも眷属器に逃げられ、観衆にいたラフタリアが選ばれると盗人として追いかけ、眷属器を奪うため殺そうとする。仲間の女たちと国の決戦兵器である白虎のクローンを引き連れ追いかけるも、合流した尚文や絆達によって追い詰められ、ラフタリアに切られ敗北。忠告を無視して、去ろうとする彼らを追おうとして傷口が開き死亡する。死んだ時のために予備の体のホムンクルスの研究をしており、死後魂が入ろうとしたがキョウによって魂食いのエサにされる。死体とホムンクルスはキョウに利用され操られ、最後はグラスとテリスによって燃やされる。尚文から眷属器を奪おうとした事に疑問視されるが、後に正体は武器を奪える転生者である事が推測された。
Web版では終盤に刀の眷属器を持った転生者が登場するが、同一人物かは不明。
ツグミ
クズ二号の仲間の女。クズ二号とは幼馴染で慕っていたが、内心強引なやり方に疑問を持っていた。
クズ二号と共にラフタリアを狙うが敗北しクズ二号が殺される。その後キョウによって国が占領され絶望していた所をキョウに、復讐の機会とクズ二号を生き返らせると唆され、体をまだらの白虎の獣人姿に改造され、さらに霊亀のエネルギーで作った自爆機能付きの槍を持たされ、復讐のためにラルクの城に襲撃する。改造による暴走と槍によって危険な状態となるが、尚文と絆によって助けられる。治療を受けられ、クズ二号がしてきた事を考えるようにと尚文に諭され、身勝手をした罰が当たったと諦めた形でおとなしくなる。元の異世界に変える尚文達を見送る際は、恨み言を言いつつ助けた事と死んでなお利用されたクズ二号を解き放ったことに礼を言う。
その後絆達の仲間をなり、ヨモギと共にロミナの工房の隣に拠点の道場を建てる。また絆から妹の紡に名前が似て、妹よりかわいいからと懐かれ、遊び相手をなるが、グラスに嫉妬され恐々としている。
アルバート
異世界の眷属器、鏡の勇者
キョウに倒され、国を占領された上に魂を欠けられ鏡を繋がれたまま操られる。尚文と絆の援護スキルによって四倍となったリーシアの攻撃で倒される。
初登場の時点で理性を失っていたが、こぼれ話によれば生前の性格はキョウやクズ二号よりはましだが、グラス達との和解は無理らしい。複数の女を囲っており、鏡をいいように使っていたらしく、尚文からキョウ二号(波の尖兵)だったのではと思われている。
絆の元仲間の裏切り者
絆達の仲間だった人格に難のある腕の立つ人物。クズ二号同様名前を言う場面はあるが、尚文が聞こえなかったため本名は不明。
四聖殺害を行った眷属器持ちの粛清の会議でラルクに襲い掛かり鎌の眷属器を奪った。絆達の前で捕縛した聖武器を見せ付け、絆を誘拐した。その後仲間の女達と共にラルク達の城に襲撃しラルクを殺そうとするも、救援に駆け付けた尚文によって強化されたグラスによって細切れにされ、魂はラフちゃんによって消された。正体は転生者と思われる。
Web版でも終盤に鎌の眷属器を持った転生者が登場するが、同一人物かは不明。
宮地秀正
異世界の眷属器、楽器の勇者
四聖勇者召喚に巻き込まれて召喚されたとされる日本人。眷属器を持っていない状態で異世界語を話せていたらしく、姿を消した後に楽器の眷属器を引き抜いた。四聖の殺害に加担し、絆の裏切り者の国から絆を誘拐し監禁していた。知的に振る舞うが四聖を強くて調子に乗っていたからという理由で殺したりと身勝手な性格。
正体は不正の力で楽器の眷属器を強引に従わせている転移者の波の尖兵。強引に従わせているのと、修行をまともにしていなかったため力を出し切れてなく、楽器が弱いせいだと不満を持っていた。
尚文達との戦いでは、マルドやセインの姉らと共に他世界の聖武器を抑え込む技術とによって優位に立つも、本と鏡の眷属器の助太刀と樹の演奏妨害によって追い込まれ、エスノバルトによって眷属器を操るアクセサリーを破壊されたことで楽器を解放される。その後マルドから斧を奪おうとするも殺され、魂もカッコつける動作に巻き込まれ消滅する。
セーヤ
とある町でセーヤ飯店という会員制の店を経営している料理人。
とてつもなくうまい料理人という噂だが、実際には手頃のインスタント料理やアクセサリーによる調合ばかりで、しかも命の危険がある中毒のある料理を出しており、この料理によって町を支配していた。また近隣の町の料理店で店の看板や権利、財産をかけた料理勝負をしているが、審査員の買収等の不正によって勝ち続け、店を大きくしてきた。いずれは国の重鎮を魅了させ自分の国を作ろうとしていた。正体は転生者であり、怪しい料理の他、武器を奪う能力も持っていた。
噂を聞きつけてやってきた尚文達が料理を不評したり、尚文の料理の方がおいしいと言った事で尚文と料理勝負をするが、不正行為を諸共しなかったため敗北する。敗北を認めず観客を先導し、さらにパワーアップするスープを店員に飲ませ襲い掛かるも返り討ちに合う。その後見逃す代わりに、執筆によって背後関係を教えようとするもタクトと同じく頭が破裂して死亡する。
今週の敵
義勇兵を集めていた尚文達の前にセインの姉やレスティに連れられて現れた転生者。尚文によって適当に名付けられる。
攻撃性能がある透明の壁のような結界を使う能力があり、防御の他に切断攻撃や押し潰し攻撃を行う。攻撃のカテゴリーであるため防御無視や比例攻撃の効果がない。尚文のスキルと魔竜の魔法により仲間の女諸共焼き殺され、魔竜に魂を食われる。
Web版でも同じような能力を使う転生者が登場しており、そちらでは仲間の女に「シェル」と呼ばれていた。

他の世界[編集]

セインの姉
セインの宿敵の勢力の1人。眷属器と思われる鎖を武器として扱う。本名は不明。
絆たちの世界の聖武器を捕らえ抑え込み、他世界の聖武器を抑え込む技術を持つ。戦いではほとんど本気を出していないが、尚文達を一瞬で吹き飛ばすほどの力を持つ。
自分が元居た世界を裏切り、宿敵勢力についたらしく、妹のセインからはそのことで恨まれている。セインを甚振り煽ったり、自分の世界が消滅する様を嬉々として語る等の悪女の振る舞いをするが、サディナからは本心を隠していると指摘されている。実際、尚文達に自分達の内情を話したり、忠告をする等不可解な行動を取る。

用語[編集]

勇者[編集]

伝説の武器の所持者のことを指す。聖武器の所持者(四聖勇者)は異世界からの召喚者のみがなることが可能である。それに対して眷属器の所持者(七星勇者)は召喚者の他にもその世界の人もなることができる。聖武器・眷属器にはそれぞれ精霊がついており、所持者に様々な恩恵と制限が与えられている。聖武器に関してはある程度の解析は行われており、同様の能力を持つ複製品も造られているが、オリジナルと比べて稼働させるのに数百人から数千人分の魔力を必要とするなどコストパフォーマンスが悪すぎるため量産には至っていない。
  • 武器は破損・破壊されることがなく、武器のどこかに宝石がついている
  • 所持者は武器の精霊が選んでおり、所持者の意思で手に入れたり捨てることはできない。その代わり、見た目のサイズや形状を変えて隠すことはできる。
  • 武器の所有者は他の武器を一切使うことが出来ない(戦闘の意思がなければ包丁などは可)
  • 既製品でも同じ系統の武器を手にすることでコピー可能
  • 魔物や素材を吸わせることで新しい武器を開放することができる
  • 武器ごとに装備ボーナスがあり、一定の熟練で永続的なボーナスを得る
  • 勇者専用のステータス「SP」を使用して詠唱を必要としないスキルが使用可能
  • 武器の力で自動で引き出されるエネルギーがあり常時展開している。強化方法の認識で勇者専用のステータス「EP」が発現
  • レベル上限がない(Lv40とLv100で上限があり通常100が限界値)
  • 聖武器の所持者同士が近くにいる場合経験値が入らない
  • 聖武器は世界の要であり所持者が死亡することで波の激しさは増し、全員の死亡で世界は崩壊する
  • 聖武器の所持者を新たに召喚することはできないが、眷属器の所持者は別の者が認定されることがある
  • 基本的に聖武器の所持者は異世界に渡ることができないが、特例で数人行くことは可能(2人OK、4人NG)
  • 最上級魔法のリベレイションが使用可能
  • 武器ごとに様々な強化方法があり、強化方法を共有することで何倍もの力を得られる
尚文達の異世界の武器と強化方法
武器 現所持者 強化方法 備考
聖武器 尚文 他の聖武器や眷属器の強化方法の共有 強化方法の認識前後で倍率上昇
信頼し信頼されることで能力上昇 無意識下でも補正有
エネルギーブースト 常時展開しているエネルギーをスキルや魔法、攻撃に混ぜて放つことが可能
熟練度 ステータスボーナス、上限100
エネルギー付与 熟練度リセットから手に入るエネルギーを使い武器を覚醒させ、秘められた力を開放
レアリティ 同じくエネルギーを使用することでレアリティを引き上げる、失敗有り
元康 精錬 精錬用の鉱石を使用して強化、失敗有り
スピリットエンチャント 魔物の魂を武器に吸わせて特別な力を得る
ステータスエンチャント アイテムを武器に吸わせてステータスの増加付与、効果はランダム
強化 特定の鉱石を装着させて強化、回数制限はあるが失敗無し
アイテムエンチャント 武器に吸わせたアイテムからエネルギー抽出、失敗有り
ジョブLv 吸わせた特定の魔物やアイテムでステータス上昇、武器に依存しない強化
眷属器 小手 フォウル スキル強化 最大10段階で強化、スキル名後にⅠ~Ⅹが付く
クズ 魔法強化 最大10段階で強化、魔法名後にⅠ~Ⅹが付く
投擲具 リーシア 金銭によるオーバーカスタム 精錬の強化失敗無効など金銭の使用で他の強化の補助
(マルド)
馬車 フィトリア


絆達の異世界の武器と強化方法
武器 現所持者 強化方法 備考
聖武器 狩猟具 武器に経験値が入り強化
札を武器に付けて能力を与える
他の聖武器や眷属器の強化方法の共有 14巻で尚文が同じ強化方法を見つけた際、絆が似たような事を言ったとある。
鈍器
眷属器 ラフタリア 精錬
グラス 倒した相手の魔力を吸い取って強化
ラルクベルク スピリットエンチャント
(敵対者) 武器に入れたアイテムの種類でボーナス
尚文 食事Lv 食物を食べる事で強化、勇者が仲間に料理を食べさせる事で仲間にも強化できる
楽器 金銭 お金でステータスを買う
エスノバルト レアリティ
※()は非正規の所持者。

魔法[編集]

ステータス魔法
自分のステータスを確認する事ができる全異世界共通の魔法。
どの異世界の人間でも使う事ができ、魔力の概念が理解できていない召喚者にも使うことができる。視界の端のアイコンに意識を集中する事でステータスの画面を見ることができる。自分のLvや装備品、攻撃力や防御力や敏捷、覚えている魔法やスキル、勇者の強化項目や開放した武器等を確認することができる。またわからない事があればヘルプの項目で確認できるが、疑いの心を持っていたりすると本来ある項目が現れない事がある。Lvを上げる事でゲームのように能力が上がり強くなれるが、それを生かし使いこなせる技術や経験が必要となる。そのためLvが高くても技術が未熟で弱いといったケースがある。この魔法の存在とシステムによって、召喚された勇者はゲームの世界だと勘違いを起こす要因にもなっており、技術を蔑ろにする事がある。
なお、原作者の意向から、登場人物のLvや登場した武器や装備品の効果等は作中で明らかにする事はあるが、ステータスの能力の具体的な数値等は明らかにされていない(一応この登場人物はこの能力が強いといった事はある程度決まっているらしい)。
通常魔法
一般的に使用されている魔法。
下から順番に「ファスト」「ツヴァイト」「ドライファ」「リベレイション」の4つにランク分けされ、名前は基本的には「ファスト・○○」という風になる。最上級のリベレイションは勇者専用であるためドライファが最上級の扱いとなっている。複数の相手に効果がある魔法は、名前の最初に「アル」が付く。
習得には魔法が秘められた魔法書と水晶玉で可能。魔法書での習得は魔力を感じることで読める魔法文字を覚える必要があるため難しいが、多くの魔法を覚える事ができるようになり、威力を調整できる。反対に水晶玉での習得は簡単だが、高価で水晶玉一つで魔法一つしか覚えることができず、威力が低く増減が難しい欠点がある。また過去の勇者が残した勇者専用魔法が書かれた石碑があり、魔法文字を覚えた勇者が読むと使えるようになる。
妨害魔法
相手の魔法を妨害する魔法。「魔法妨害」や「詠唱妨害」等とも呼ばれており、名称が一定していない。
相手の魔法のパターンやシステムを解析し相殺する魔法。相手の魔法が自分の適正とは異なる魔法でも使用できる。詠唱に時間が掛かる上位魔法ほど妨害ができやすく、時間が掛からない下位魔法ほど難しくなる。名前は「アンチ・(妨害する魔法)」という風になる。また、複数人で発動する合唱魔法と儀式魔法、他のものから力を借りて発動する龍脈法は妨害できない。
合唱魔法
術者同士が協力して唱える事で発動する魔法。
最低二人以上必要で、一人で発動する通常魔法よりも強力な魔法。その半面、複雑で息があっていないと発動できない。
儀式魔法
合唱魔法の上位の魔法。
合唱魔法よりも大人数で発動する強力な魔法で、戦争の際によく使用されている。また詠唱された範囲では転移スキルは使用できない。
魔法剣
剣に自分の魔法の効果を付与する技。勇者ではない者が使用できるスキルに似た必殺技。便宜上魔法剣と書かれているが、剣以外の武器にも付与は可能。
龍脈法
ドラゴンやその加護を受けた者が使用する魔法。
自分の魔力から発動する通常の魔法とは違い、周囲の物や生物などの力を借りて発動する。媒体によって効果が変わり、発動ごとに異なる詠唱になるため難易度が高い。自分自身の力を引き出す事もできるが、加減しなければ力を全て吐き出してしまい最悪死んでしまうため、通常魔法の方が効率がいい。
加護を受けた後に修練して習得するが、通常魔法を覚えていると自分の魔力を混ぜてしまうため習得が難しい。また、ウィンディアの例もあり、その逆も同様と思われる。通常魔法と併用して唱える事は通常はできない。
他のものから力を借りて発動するため、習得する事で、相手を解析して行う妨害魔法、他者と調和して発動する儀式魔法や合唱魔法を簡略化できるようになる。
リベレイション
通常魔法の最上級の魔法。
通常魔法と龍脈法を併用して発動する勇者専用魔法。通常魔法と龍脈法は両方覚えられても、水と油のように混ぜて唱える事ができないが、勇者専用の項目のSPとEP(気)によって混ぜ合わせることができる。
双方の性質の違い等から両方を習得するのは至難の技となる。
魔術
絆達の異世界の魔法。
尚文達の異世界の通常魔法にあたる魔法らしい。劇中にもそれらしい魔法が登場するが、18巻時点で詠唱や魔法名が省略されており、通常魔法の明確な違い等は不明。
宝石魔法
絆達の異世界の魔法。明確な名称は不明。
晶人が使用する宝石から力を借りて発動する魔法。宝石の種類や宝石の研磨、アクセサリーの出来等によって効果や威力が変わる。
他の物から力を借りて発動する龍脈法と似た性質ではあるが異なっており、龍脈法と同じ要領で発動すると宝石に無理をさせているため威力や効果が低くなり連発もできない。
札の魔法
絆達の異世界の魔法。明確な名称は不明。
札に込められた魔法を詠唱によって具現化させる事で発動する。魔力を込めるように放てば威力が上がる。札は武器として扱われるため、勇者は制約に引っ掛かる事がある。
演奏魔法
絆達の異世界の魔法。「歌」や「楽器魔法」等とも呼ばれ名称が一定していない。
歌を歌ったり、楽器を使って演奏する事で発動する。演奏の出来によって威力や効果が変わる。尚文達の異世界の妨害魔法を受けても発動できる。不協和音を奏でることで魔法を妨害できる。
竜魔法
絆達の異世界の魔法。
18巻で名称のみ登場。詳細不明。

変幻無双流[編集]

過去の勇者を参考に勇者の力であるEP(エネルギーブースト)を再現した流派。弱者が理不尽な強さを持つ強者を倒すために生まれた流派でもある。体内外から気(エネルギー)を集め留め、攻撃に載せて放つ。変幻無双流に特定の武器は無く、どんな物であろうとも武器として活用し敵を殲滅する万能の戦闘術。変幻無双流の真髄を理解した後は自分に合った武術を習得することが望ましい。勇者は強化方法を知らなくてもすでにEPで能力を上げている事とSPの存在によって習得は難しいとされる。しかし習得する事でスキルに混ぜて効果を上げたり、EPをうまく使いこなせるようになる。数世代に一度生まれる天才(転生者)によって内部分裂を起こし一度滅んだが、尚文によって変幻無双流のババアが元気になり、彼らに流派を教えた事で復活する。

変幻無双流の型の一つ。強固な鎧に身を固めたものに放つ型とされる。
相手の内部に気をねじ込み、相手の内部の硬さを利用して暴れさせる型で、防御力の高い相手や結界に対して効果を発揮する防御比例攻撃を放てる。相手の気が暴れる前に、力によって体内から流す事で回避できる。作中でも多く使用されている。
無双活性
辺りの気を吸収し、自信を強化する技。

世界・国・土地[編集]

尚文達の異世界[編集]

主人公の岩谷尚文が召喚された異世界。人間の他に亜人や獣人が住んでいる世界。過去に人間側と亜人、獣人側に分かれて戦争をしており、現在でも差別や宗教による大きな溝が残っている。メルロマルクの女王の外交により、各国はひとまずは互いに争わずに波の対処を行う方針を取っている。絆達の異世界と比べると波に関する記録も少なく、波の尖兵等によって重要な情報が紛失している事が多い。そのため当初は、波を単に魔物が大量に出現する災害だと思われていた。この世界では眷属器の事を七星武器と呼ばれている。魔物はフィトリアによって統制されており、当初は人里以外の土地の波の対処をしていた。

聖武器は盾、剣、槍、弓。眷属器(七星武器)は槌、斧、爪、杖、小手、鞭、投擲具。

守護獣は霊亀、鳳凰、麒麟、応龍。

メルロマルク
尚文達四聖を召喚した国であり、主な活動の場となる国。杖の勇者であるクズ(オストクレイ)が所属している国。
見た目は中世のイギリスのような国。城下町にはエルハルトの武器屋や奴隷商の店もある。女系王族の国であるため女王の方が立場があり、後継者も女王が決める習わしとなっている。剣・槍・弓の勇者のみを信仰する三勇教が国教なため、盾の勇者である尚文は当初疎まれていた。亜人、獣人の国であるシルトヴェルトとは長年敵対関係であり、亜人を差別する人間至上国であるため亜人を奴隷にする傾向が強く、亜人の肩身が狭い。しかし女王の亜人との共存の方針もあり、女王の右腕をしていた貴族の領地のセーアエット領で、友好の懸け橋となる村を作る等の活動もしていた。しかし、最初の波でその貴族が亡くなり、考えを同じくする者はクズによって左官されていた。
三勇教によって勇者召喚の儀式に必要な聖遺物のすり替えや、四聖勇者を勝手に召喚。さらににメルロマルクの人間族の住む土地以外の波に関しては放置していたため、他国への賠償として杖の勇者であるクズを除く七星勇者の権限を全て破棄している。
女王が外交から帰還した後、様々な問題を起こした三勇教は邪教指定を受け、国教も盾を含めた四聖の勇者を等しく信仰する四聖教に変わり、少しづつだが亜人と盾の勇者への差別がなくなっていく。後にシルトヴェルトと同盟を組み、連合軍を作った。タクト一派の世界征服の際はシルトヴェルトと共に戦い勝利し、クズが考えを改めた事もあり、完全に過去の溝がなくなる。そしてフォーブレイが敗戦国となったことで世界で一番大きな国となる。
ルロロナ村
ラフタリアの故郷だったセーアエット領の村。元々はメルロマルクの亜人友好のための村だったが、波の災害で廃村になっていた。
尚文の村
ラフタリアの故郷ルロロナ村を尚文が霊亀討伐の報酬として授かり、復興させた村。物語中盤の拠点。
旧ルロロナ村の住人を中心に集めており、勇者補正をかけるため大半が尚文の奴隷。表向きは波に対応する私兵の育成としているが、尚文がいなくなった後にラフタリアの居場所を作るためである。尚文の指導で行商や彫金等をさせており、畑ではバイオプラント製の植物で食料生産をしている。
リユート村
メルロマルクの街頭の先にある村。鉱石が採れる廃坑寸前の炭鉱があり、波が来る前は若干活気があった。尚文にとっての最初(メルロマルクにとっては二回目)の波があった場所で、尚文によって村が守られたことで村人たちは尚文に対して信用するようになる。その後ヴィッチによって村長が解雇され、復興特別税をでっち上げ徴収されそうになった所を尚文に助けられ、その礼として行商の役に立つ商業通行手形を与えた。
カルミラ島
正式名はカルミラ諸島。メルロマルクの近海に位置し、経験値上昇の活性化現象の舞台である火山島。ハワイのような所らしい。
伝説の先住民であるペックル、ウサウニー、リスーカ、イヌルトが開拓したとされる。四聖勇者が残した勇者専用魔法が秘められた碑文が残されている。重度の呪いを癒す効能がある温泉があり、和風な造りの露天風呂となっている。島の奥にはストーンヘンジのようなオブジェとその中心にレンズ状の黒い球体があり、そこから先住民を模したような魔物のボスとファミリアが出現する。また、海の底には龍刻の砂時計がある水中神殿がある。
霊亀の国
封印されていた霊亀の上にあった東側にある国。正式な名称不明。
百年以上前から鎖国気味な国であり、中華風な街並みをしていたらしい。オストによって治水工事に力を入れていた。霊亀の絵と過去の勇者の恵一が書いた霊亀の詳細が書かれた壁画があったが、かなり掠れており、あまり読める状態ではなかった。過去に国自体が危うくなる内乱があったがオストによって解決したらしい。霊亀が復活した事で壊滅する。
ゼルトブル
傭兵の国。斧の勇者が所属していた国。
石造りの建物が多い国。冒険者業の統括を行っているギルドとも深いパイプを持ち、武器防具の流通から薬などの消耗品も一挙に引き受ける商業都市の側面も持っている。王は存在せず、大商人が議員となって運営している。戦争にはゼルトブルの影ありと言われているほど闇の深い国でもある。国の名物として様々な場所で開催されるコロシアムがあり、腕試しや賞金目当てで参加する冒険者や傭兵が多く、賭博も行われている。他にも大食い大会やフィロリアルレースも行われている。三勇者のゲーム知識によれば、この国の武器屋の武器は優秀らしい。
タクト一派の世界征服の際は、斧の勇者が殺された事もあり、メルロマルク・シルトヴェルトの陣営に協力していた。戦争後は闇ギルドによるタクト一派の大々的な処刑が行われた。
シルトヴェルト
北東に位置する亜人や獣人の国。ツメの勇者が所属していた国。
盾の勇者を信仰する事によって建国した国。メルロマルクと長年戦争を続けてきた国で、メルロマルクとは逆に盾の勇者を神と崇める盾教が国教となっている。亜人至上主義であり人間を奴隷としている。また伝承にわずかに出て来るためか、弓の勇者に対しては盾の勇者ほどではないが寛大となっている。様々な種類の亜人がいるため種族ごとに建築様式を変えており、野性的な雰囲気がある。血筋が重要視し、最上層にハクコ、アオタツ、シュサク、ゲンムという四神に似た亜人がいる。しかしハクコは過去の大戦の責任を負って勢力的に弱体化し、アオタツ種は過去のハクコ種が追い出した事で権力は低く、現在はシュサク、ゲンム種が仕切っている。双方とも穏健派であるため、尚文の方針もあり、メルロマルクに対して昔ほどの敵視はない。鎖国していたクテンロウと交易関係にあった。
不遇な扱いを受けていた尚文を勧誘しようとしたが、当時の尚文は極度の人間不信となり「俺に関わるな」と言われたため、その発言を忠実に守っていた。その後も奴隷商等を通して間接的に接触を図っていた。しかし一方で、敵国のメルロマルクに召喚されてから、いつまでもやってこない事に不満を持ったり、勢力争いに利用しようとしたり、暗殺しようとする勢力もいる。その勢力の中心のような存在のジャラリスが倒されて以降は、尚文に全面的に協力するようになり、仇敵のメルロマルクと連合軍を組む事になる。
タクト一派の世界征服の際はメルロマルクと共に戦い勝利し、クズが考えを改めた事もあり、完全に過去の溝がなくなる。
クテンロウ
シルトヴェルトから東にある島国。ラフタリアの両親やサディナの故郷。
天命と呼ばれる国主によって統治されている国で、日本の江戸風の街並みや風景となっており、国民は和風な着物を着ている。しかし中国っぽい山があったり、竹のような植物を使った建物もあったりと完全に日本というわけでもない。「桜光樹」という国のエネルギーを生産する桜のような植物が生えている。和風の国らしく魔物や亜人も妖怪のような種族がいる。また国の守り神のような存在である海のドラゴンの水竜を称えている。フィーロと同じ白と桜色を基調としたフィロリアルが神鳥として天命に掲げており、尚文は過去に訪れたフィトリアが、桜光樹の花の色によって、色が異なって伝えられたのではないかと予想していた。
鎖国をしており、船でなければ行けない海域が続いており、海流も複雑で入る事ができない。さらに国全体にかけられた結界によって水に強い亜人でも入れず、空からの侵入もできない。入国手段はクテンロウと交易関係にあるシルトヴェルトの、海流を抜けられるランタンが付いた交易船のみとなっている。結界は桜光樹と代々の天命によって封印された魔物の力によって張られ、水竜や水竜の巫女によって維持されており、外部の侵入者だけでなく転生者の魂の侵入を防ぐ役割もある。
天命は聖武器や眷属器(この国では勇者の武器を「精霊具」と呼んでいる)の所持者である勇者の調停者の役割を持っており、役割を放棄し悪行等をする勇者に調停し裁く権利がある。そのための天明独自の技があり、武器の使用を制限したり、過度の負荷をかける技などがある。また桜天命石という勇者に特化した鉱物があり、それを基に作った武器によって戦う。国内外で危険な魔物の討伐や封印も行っている。このような特殊な役割もあり、鎖国し入国を制限する結界が張られており、勇者は許可がない限りは容易に入れなくなっている。逆に天命が悪行に走れば、尚文達の一件のように侵入や討伐などが許可される。代々の天命が住む都で天明就任の儀式が行われており、以前はそこが首都であったがマキナによって別の場所が首都となり、旧都と呼ばれるようになった。他に水竜を祭る水竜の巫女と天明の威光を示すための処刑等の汚れ仕事を行う殺戮の巫女の役割を兼用する一族もいる。
シルトヴェルトから来たマキナによって国が荒らされ、天明一族がラフタリアとルフト以外は壊滅してしまう。そしてルフトが傀儡にされ、さらに国を荒らされていたが、尚文達による革命や過去の天命によって黒幕達は討ち取られ、シルトヴェルトと共同で国内の制度の改善が行われるようになる。
鳳凰の国
鳳凰が封印されている西側の土地の国。小手の眷属器がある国でもある。
シルトヴェルトとも異なる中華風の国。一昔前は小手の勇者の伝説によって繁栄を極めていた。霊亀の騒動もあり、住民や国王が逃げ出し、当代は少年の王が即位している。オストのような国に取り入る鳳凰の使い魔らしい人物は確認されなかったとの事。山水画に出て来るような山に鳳凰が封印されている。鳳凰を倒した勇者の日記等の資料は残されているが、残されているが肝心なところが抜けてたり、解読不能な状態だった。寺院に残された鳳凰の書かれた壁画はちゃんと残されており、どのような攻撃があるのかを知ることができる。小手の眷属器が埋め込まれた石碑がある寺院があり、新たな勇者を選ぶため一般に公開され、挑戦者を募っている。
フォーブレイ
尚文達の異世界で一番大きい国。近隣に麒麟が封印された地がある。
スチームパンクっぽい近代化した街並みの国。古来より王族は四聖、七星勇者の血筋を取り入れる習わしがあり、王族には勇者の末裔が多い。勇者に対して信仰心も厚く、国力も発言力もあり世界の中心とも言える国。タクト等の転生者によって技術が一番発展しており、車や飛行船、銃器等があり、路面の舗装もされている。四聖教によるものかメルロマルクよりも亜人と人間の扱いの差は無い。四聖教会と七星教会には勇者が生存と選定者が現れた事を証明するステンドグラスがある。鞭のタクト、ツメのルハバート、槌、斧、投擲具5人の七星勇者を抱えているが、正確には各国へ援助・派遣をして、指示等をする連合軍のような体制をしている。
王子であるタクトがクーデターを起こし、フォーブレイの王や自身の派閥以外の王族、ツメ、槌、斧、投擲具の勇者は殺害される。その後メルロマルクに戦争を仕掛けるがタクト一派が敗北した事で敗戦国となる。権力を失い、フォーブレイの王族の血を引くクズに支援を受ける事となる。
シルドフリーデン
南東に位置する人間と亜人の国。槌の勇者が所属していた国。作中では一度も訪れたことがない。
シルトヴェルトの血筋重視に異を唱えた亜人達によって建国した。設立して百年かそこらの新参の国で、シルトヴェルトからは下賎な種族が伝統な方針に従えず国を出て建国したとやや見下されている。国内で昔、人間と亜人で奴隷戦争を行い、表面上は差別が無い国となっている。亜人であるアオタツ種の族長が国の指揮を執っている事もあり、やり直しの尚文からは本当なのか怪しまれていた。フロンティア精神の名のもとに移民先の原住民を虐殺して土地を奪って作り上げる等血塗られた歴史を歩んでいる。召喚された尚文を勧誘しようとしていたが、やり直しでは断られると、使者が態度を悪くしており、シルトヴェルトに比べて盾の勇者に対する信仰心はないと思われる。
現在の族長がタクトのハーレムメンバーのネリシェンであるため、フォーブレイの次に科学力がある。そしてタクト一派の世界征服に便乗するが、ともに敗戦国となり、上層部で責任の擦り付け合いが行われる。信用を失い、尚文からは今後も金銭を請求され続けられるだろうと予想された。

絆達の異世界[編集]

風山絆が召喚された異世界。人間の他に亜人の魂人(スピリット)、晶人(ジュエル)、草人(エルフ)、ドワーフが存在する。以前は魔竜が自らの支配権で人間を奴隷のように酷使していたが、召喚された絆に討伐される。迷宮古代図書館があるおかげか波の伝承が多く残されており、尚文もこの世界に来て波の真相を知った。ドロップ機能や波発生時に現場へ転移できるアクセサリー、転移スキルの再現等勇者の武器の機能に関しての研究が進んでいる。波の発生時は各地にいる絆の仲間や波の魔物の素材目当ての冒険者によって対処されている。しかしその一方、絆以外の四聖勇者はゲーム感覚で波に真剣に取り組まず、挙句使命を放棄して逃げ出している。眷属器の勇者も絆の仲間以外は覇権争いに躍起になり、さらに波の尖兵でもあるため波を蔑ろにしている。他国の首脳陣も魔物の強さが上がり、経験値が増え、国力の増加がしやすくなったとメリットしか見ず、波で世界が滅ぶと思っていない。

伝承の中に、他の異世界を滅ぼせば延命する事ができるとあったため、グラス達は当初尚文達の異世界の四聖を狙っており、敵対関係であった。さらに異世界の四聖勇者の居場所を特定する道具の開発も進められていた。絆の帰還後はそのことを咎められた事で侵攻を止め、尚文と休戦協定を結んだ。その後、絆以外の四聖が敵の眷属器の勇者に殺され、波の間隔が二週間周期になってしまう。さらにセインの敵対勢力の異世界に攻め込まれ、窮地に立たされるが、尚文達の救援で何とか立て直した。

聖武器は狩猟具、玉、鈍器、札。眷属器は扇、刀、楽器、銛、鎌、船、鏡、本。

守護獣は玄武、朱雀、白虎、青龍。

ラルクベルクの国
ラルクが納める国。絆達の主な拠点で異世界から来た尚文も拠点にしている。
中世のドイツのような感じの国。国の重鎮は絆達に対して礼儀正しい態度をとっている。城下町にはロミナの鍛冶屋があり、尚文達の一度目の帰還の後は、その隣にヨモギとツグミの道場が建てられる。漁港がある隣町には絆とグラスの家があり、尚文達もここで寝泊まりをしている。
迷宮古代図書館
図書兎が生息、管理する特殊ダンジョン。
無限迷宮に近いどこまでも続く迷宮で、絆達の異世界の知恵が自然と集まる本の行きつく先と言われている。絆達の異世界では、この場所から波に関する資料が見つかっており、他にも多くの本や資料があるアカシックレコードのような場所。アルトが資料発掘のためにスポンサーとなって冒険者達に探索を促している。迷宮内では本の姿をした魔物が生息している。また、火の魔法の使用が禁止されており、使用すると、最初は文字が浮かび上がって警告、次にしばらく魔法が封印され、それを無視すると警報が鳴り強力な魔物が寄ってきて、それでも破ると強制退場となり、しばらく迷宮に入れなくなる。迷宮の奥には図書兎の館長室があり、波に関する壁画と真の館長になるための特殊な薬がある。館長室の奥にもさらに迷宮は続いている。
鏡の眷属器の国
鏡の勇者だったアルバートがいた国。
平安京のような和風の国。絆達とは関係が悪い国で、絆を捕らえ無限迷宮に入れた。関所を何度も通らなければならず、上方に行くのは簡単で、下方に出ようとすると面倒であるらしく、出入りが厳しい。絆達が国から脱出した後はキョウにアルバートを殺され、本の眷属器の国に占領された。キョウの敗北後は反乱を起こしたが、本と刀の国と共に痛み分けとして、ラルクベルクの国に渋々同盟を組んだ。
無限迷宮
鏡の眷属器の国にある特殊な迷宮。
過去の魔術師が城塞にするために空間を操作する魔法を使用し、空間と魔力の暴走によって出られない空間と化した遺物。一度は入ったら二度と出られないと言われる異世界に等しい迷宮。ここに入ると転移スキルや波による転移ができない。様々な場所の空間がつながっており、シャボン玉の膜があるアーチを潜る事で他の空間に移動する。中には他の異世界に行く事ができる所もある。自力で出口を見つけ脱出するのは難しいが、空間内の許容できる物質の質量が越えてしまうと持ちこたえられなくなり、出口に排出される仕組みになっており、たまに大きく育った魔物が外に出現することがある。
刀の眷属器の国
刀の眷属器があった国。天才呪術師のクズ二号やツグミの所属する国。
絆達とは関係が悪い国で、本の眷属器の国とは同盟関係。和風の幕末のような格好の住民が多く、中途半端に文明開化したような建物が多い。鏡の眷属器の国と比べて国境以外の関所がないため出入りは緩い。隣国とは険悪な関係ではないため流れの冒険者が多い。国の首都の重要建築物に刀の眷属器が厳重に管理され、所持者の選定は安易にできなかった。クズ二号によって技術が発展し、守護獣の白虎を複製したクローンを決戦兵器としている。
絆や尚文達が鏡の眷属器の国から脱出後、クズ二号が所持者の選定に挑戦しようとしたが、ラフタリアが選ばれ、奪おうとしたクズ二号は返り討ちに遭って殺され、刀を持っていかれる。その後、同盟関係であった本の眷属器の国に占領される。キョウの敗北後は反乱を起こしたが、本と鏡の国と共に痛み分けとして、ラルクベルクの国に渋々同盟を組んだ。
本の眷属器の国
鏡の勇者だったキョウがいた国。
キョウによって技術が発展していた国。首都から外れた地方に、過去に封印された屋敷を作り替えたキョウの研究所がある。研究所周辺には侵入者を追い出す迷いの霧が張られている。
尚文達が仲間と合流している間、鏡と刀の国を占領して技術を吸収し、絆達が所属している国に戦争を仕掛けようとした。キョウ敗北後は白虎のクローンが暴走し後処理に追われ、技術力は大きく減退し、挙句、占領した鏡と刀の国に反乱を起こされる。その後、鏡と刀の国と共に痛み分けとして、ラルクベルクの国に渋々同盟を組んだ。眷属器の現在はヨモギが親善大使を務めている。
楽器の眷属器の国
楽器の勇者だった宮地の所属していた国。
フォーブレイのような洋風で機械類が多いスチームパンク風な街並み。町の地下には冒険者が訪れる地下迷宮がある。宮地達は迷宮の構造を知っていたのか絆の監禁場所にしていた。また、地下迷宮は無限迷宮や迷宮古代図書館のような特殊ダンジョンではない。
宮地が四聖勇者殺害や絆監禁を行い、さらにセインの敵対勢力とつながりを持っていたため尚文やグラス達と敵対関係となる。宮地の敗北後、樹が新たに楽器の勇者となったことで戦意を喪失、ラルクと樹が国の代表達と交渉し占領に近い形で同盟を結んだ。
セーヤがいた町
セーヤが「セーヤ飯店」を開いていた町。
セーヤが中毒料理によって支配されていた中世風の町。町人はセーヤの中毒料理を食べていた影響で、セーヤ飯店に入りびたりとなっており、自分達で料理をしようとしなくなっている。また、町人達はセーヤ飯店の料理を食べるために勝った魔物や畑で取れた農作物等をセーヤ飯店に献上している。その影響とセーヤが他の料理屋をつぶしていたため、他の料理店どころか食料店すらなくなっている。町の設備も元々は良かったが、蔑ろにしてきたためか悪くなっている。代わりに雑貨や武器、札の店が幅を利かせている。町人達は料理の影響で力が上がっている代わりに寿命を縮めており、急死する人たちが出てきているが誰も疑問に思っていない。
セーヤが尚文に敗れ死亡した後、中毒症状によって体がボロボロになった町人達に中毒に効く料理を振る舞うことで回復し、その後初心に帰って料理をはじめ、後に料理の町と呼ばれるほど発展すると尚文が語られている。
セーヤ飯店
セーヤの開いている料理店。会員制となっており、良い食材の持ち込みや金銭の援助、どれだけ通ったかで階級が上がり、その分良い料理が食べられる。初回は無料で食べられるとの事だが、実際には料理で中毒症状となった客に会員となるために全財産を要求してくるというぼったくりとなっている。料理も中毒によって評価されたものであり、中毒が通じなかった尚文は「レトルト食品みたいな味」「普通」と評価しており、尚文の料理で舌が肥えていたグラス、ラルク、ツグミからはかなり酷評されていた。近隣の料理店に店の権利と全財産をかけた不正な料理勝負で勝ち続けたことで店を吸収し大きくしている。
セーヤが尚文に料理勝負に敗北した事で潰れる。

セインの敵対勢力の異世界[編集]

かつてセインのいた世界を滅ぼした勢力のいる世界。具体的にどのような異世界なのかは現時点では不明。この世界の勢力は、世界を滅ぼした事で多くの経験値や死に戻り等の特殊技能(この世界の眷属器持ちはボーナスと呼んでいるらしい)を手に入れている。異世界を滅ぼす波の戦いを楽しんでいる様子であり、まともな説得を聞き入れる様子ではなかった。異世界の言葉がわかるようになるアクセサリーや担当外の異世界にいる聖武器の機能や魔法を封じる手段、汚染した聖武器を核にした改造魔物等の独自の技術が存在している。

死に戻りは一度殺されても、死体は消え、具体的な場所は不明だが、どこかで復活する事ができる。ただし呪いなどの影響で地場が乱れ、転移ができないような場所では、殺されても魂がとどまってしまう。その際に魂を攻撃することができる武器で攻撃すれば完全に倒す事ができる。

詳しい状況は不明だが、セインの姉によると、この異世界では四聖勇者は一人しか残っていなく、拘束して監禁しているらしい。またその人物を殺そうとするテロリストがいるらしい。尚文とセインの姉が出会う前に殺されかけたがヴィッチ達によって危機を脱したらしい。

現時点では、聖武器は不明、眷属器は鎖が登場している。また尚文達の異世界の眷属器の槌、斧、爪、鞭と、絆達の異世界の聖武器の玉、鈍器、札を拘束し所持している。

地球・日本[編集]

尚文達召喚された勇者や波の尖兵の元居た世界。作中では日本人のみ登場しているためか、主に「日本」と呼ばれている。様々な異なる世界の日本から来ており、錬のVRRPGのある世界や、樹の異能力者が存在する世界等がある。異世界では召喚された勇者や波の尖兵によって日本の技術や食べ物、風習等が伝えられており、日本語は「勇者文字」と呼ばれている。

アニメ[編集]

2017年7月1日にロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2017」にてアニメ化が発表された[2]

スタッフ[編集]

  • 監督 - 阿保孝雄[2]
  • シリーズ構成 - 小柳啓伍[2]
  • キャラクターデザイン - 諏訪真弘[2]
  • アニメーション制作 - キネマシトラス[2]

既刊一覧[編集]

単行本[編集]

巻数 タイトル 初版発行日 発売日 ISBN
1 盾の勇者の成り上がり 1 2013年8月 ISBN 978-4040664903
2 盾の勇者の成り上がり 2 2013年10月 ISBN 978-4040660493
3 盾の勇者の成り上がり 3 2013年12月 ISBN 978-4040661667
4 盾の勇者の成り上がり 4 2014年2月 ISBN 978-4040663210
5 盾の勇者の成り上がり 5 2014年4月 ISBN 978-4040667188
6 盾の勇者の成り上がり 6 2014年6月 ISBN 978-4040667904
7 盾の勇者の成り上がり 7 2014年9月 ISBN 978-4040669960
8 盾の勇者の成り上がり 8 2014年11月 ISBN 978-4040671802
9 盾の勇者の成り上がり 9 2015年1月 ISBN 978-4040673554
10 盾の勇者の成り上がり 10 2015年3月 ISBN 978-4040674858
11 盾の勇者の成り上がり 11 2015年6月 ISBN 978-4040676982
12 盾の勇者の成り上がり 12 2015年9月 ISBN 978-4040677873
13 盾の勇者の成り上がり 13 2015年11月 ISBN 978-4040679655
14 盾の勇者の成り上がり 14 2016年2月 ISBN 978-4040681214
15 盾の勇者の成り上がり 15 2016年9月 ISBN 978-4040686387
16 盾の勇者の成り上がり 16 2017年1月 ISBN 978-4040690513
17 盾の勇者の成り上がり 17 2017年3月 ISBN 978-4040691909
18 盾の勇者の成り上がり 18 2017年7月 ISBN 978-4040693545

スピンオフ[編集]

巻数 タイトル 初版発行日 発売日 ISBN
1 槍の勇者のやり直し 1 2017年9月 ISBN 978-4040695020

漫画[編集]

巻数 タイトル 初版発行日 発売日 ISBN
1 盾の勇者の成り上がり 1 2014年6月 ISBN 978-4040665931
2 盾の勇者の成り上がり 2 2014年10月 ISBN 978-4040668833
3 盾の勇者の成り上がり 3 2015年3月 ISBN 978-4040668833
4 盾の勇者の成り上がり 4 2015年9月 ISBN 978-4040678092
5 盾の勇者の成り上がり 5 2016年1月 ISBN 978-4040678795
6 盾の勇者の成り上がり 6 2016年6月 ISBN 978-4040682808
7 盾の勇者の成り上がり 7 2016年11月 ISBN 978-4040685809
8 盾の勇者の成り上がり 8 2017年4月 ISBN 978-4040691541
9 盾の勇者の成り上がり 9 2017年9月 ISBN 978-4040694146

ドラマCD[編集]

盾の勇者の成り上がり 14.5 ドラマCDブックレット (2016年9月23日発売) 品番:B01HFSM5YI
キャスト

出典[編集]

  1. ^ 「盾の勇者の成り上がり」を藍屋球がフラッパーでマンガ化”. コミックナタリー (2014年2月5日). 2017年7月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e 『盾の勇者の成り上がり』など、4作のアニメ化決定をAXで大発表”. アニメイトタイムズ (2017年7月2日). 2017年7月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e 盾の勇者の成り上がり 14.5 ドラマCDブックレット”. ヨムゾンボックス:公式サイト. 2017年9月3日閲覧。

外部リンク[編集]