ラブコメディ

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ラブコメディ(英語化表記:Love Comedy)は、日本における漫画アニメゲーム小説等のジャンルの一つ。主に恋愛を主題にしたコメディ(喜劇)の要素が強い作品が当てはまる。略称はラブコメ

語源[編集]

ラブコメディは、和製英語である。直接的には英語で「愛」を意味するLoveの日本語への借用形「ラブ」と「喜劇」を意味するComedyの日本語への借用形「コメディー」を結合して造語された単語である。

しかし、究極的には前者がドイツ語Liebeとも同語源のゲルマン語固有語であるのに対し、後者はラテン語Comoediaを経由して、ギリシャ語のkomodiaに由来する。

概要[編集]

米英系のロマンティック・コメディ(romantic comedy)が非日常の特殊な状況における主人公たちの恋愛心理の機微を一回性の物語で描くのに対して、むしろシチュエーションコメディの要素を積極的に取り込み、現実にありそうな日常の設定の一部分を極端に逸脱した状況を仮想設定したうえで主人公の恋愛関係に焦点をあて、毎回異なった状況下で周囲を巻き込んだ事件や混乱が繰り返されるドタバタ喜劇(スラップスティックコメディ)的要素の強い作品が主流を占める。

元来少女漫画の世界で、ドタバタ喜劇的要素を伴った恋愛漫画〔特に「おくさまは18歳」(原作・1969年)は典型的なスタイルを生み出した作品とされる〕を指していた用語だったが、1970年代の終わりから1980年代の前半に入ると、『うる星やつら』(1978年連載開始)や、『翔んだカップル』(1978年連載開始)や、『タッチ』(1981年連載開始)などの作品によって少年漫画の世界にも近似の手法が確立された時代に、“ラブコメ”の略称と共に広く一般に定着した。なお、作品によっては格闘スポーツなどの、他の要素が融合している(例えば、『うる星やつら』(SFとラブコメの融合)や、『タッチ』(スポーツ{野球}とラブコメの融合)や、『らんま1/2』(格闘とラブコメの融合)などはこれに該当する)場合もある。また、他のテーマを主題とする漫画において、作品に明るい雰囲気を付けるためにラブコメディ的要素を持ち込むこともある。中国ではラブコメディを中国語化した“愛情喜劇”の名で呼ばれている。その他にも『きまぐれオレンジ☆ロード』(1984年連載開始)などもラブコメディジャンルに該当される。

「ラブコメ」と称される漫画には前述のようにギャグ漫画的な要素の強いスラップスティックコメディやシチュエーションコメディをベースとする作品から、ギャグ要素は少なくストーリー性の強い青春活劇をベースとする作品まで幅広く存在するが、恋愛ハッピーエンドという要素を含んでいるという点では共通しており、安定的に人気の高いジャンルの一つとなっている。また、少しでもこれらの要素が含まれていればラブコメの範疇に含める場合もあるため、すべての作品がコメディ要素を含んでいるわけでは無い。

関連項目[編集]