コブラ科

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コブラ科
L14cobra.jpg
アスプコブラ Naja haje
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: コブラ科 Elapidae
学名
Elapidae
F.Boie1827

(本文参照)

コブラ科(コブラか、Elapidae)は、ヘビの一つ。

分布[編集]

アフリカ大陸オーストラリア大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸南部、インドネシアスリランカ日本南西諸島)、パプアニューギニアフィリピン台湾太平洋インド洋

形態[編集]

最大種はキングコブラで最大全長570cm。頭部の鱗は大型。

毒牙はあまり大型ではなく、固定されている。毒牙には溝があり、毒液はこの溝を通り傷口から獲物の体内へ送りこまれる。種によっては開口部が前を向き、圧力をかけることで毒液を噴出させることができる。

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本科の構成種は、神経毒という毒を持っている。即効性で神経の放電を塞ぐことで、麻痺しびれ呼吸心臓の停止、ひいてはに至る。こうして獲物の動きを止めた後に捕食することができる。中にはタイパンのように、出血毒を持つものもいるが、それでも主成分は神経毒である。がかまれた場合、小動物よりは効き目は遅いが、出血毒を持つクサリヘビ科に噛まれた場合に比べると早いので、速やかに医療機関に連絡し、救急搬送してもらうこと。なお、この毒は成分が蛋白質で構成されている事から「そのまま口にしても単に養分として体内に吸収されてしまい害はない」ともされているが、口腔内や上部消化管にキズや出血性の潰瘍を生じていた場合、毒素が体内に取り込まれる場合があり、毒を口で吸い出す際は注意が必要である。

生態[編集]

草原、森林、海洋(ウミヘビ類)等の様々な環境に生息する。

食性は動物食で、爬虫類、鳥類哺乳類等を食べる。

繁殖形態は卵生卵胎生の種が共にいる。

分類[編集]

コブラ亜科[編集]

コブラ亜科 Elapinae は2つのに分けられる[1]

Hemibungarini 族
主にアフリカに分布するが、アマガサヘビ属キングコブラ属フードコブラ属Hemibungarus 属の4属はアジアにも分布する。
Calliophini 族
アジアからアメリカにかけて分布する。新大陸に分布するコブラ科は全てここに属し、セイブサンゴヘビ属サンゴヘビ属Leptomicrurus 属の3属のみである。

ウミヘビ亜科(広義)[編集]

ウミヘビ亜科 Hydrophiinae には、東南アジアからオーストラリアに分布する地上棲種と、インド太平洋に分布する海棲種が含まれる。伝統的な分類では後者のみがウミヘビ亜科、またはウミヘビ科とされていた。卵生種と卵胎生種がおり、海棲のウミヘビは卵胎生種から進化したと考えられている[2]。この群の特徴として、口を開けた時に口蓋翼状骨に対して立ち上がらない (Palatine dragger) ことが挙げられる[3]

卵生種
エラブウミヘビ属は一般的にはウミヘビとされるが、真のウミヘビ類とは形態・生態がかなり異なるため、この群に含められる。
卵胎生種
ほぼ全種がオーストラリア固有である[2]
ウミヘビ亜科(狭義)
およそ20属50種ほどからなるグループで、水棲生活に適応している。

脚注[編集]

  1. ^ TODD A. CASTOE, ERIC N. SMITH, RAFE M. BROWN, CHRISTOPHER L. PARKINSON (2007). “Higher-level phylogeny of Asian and American coralsnakes, their placement within the Elapidae (Squamata), and the systematic affinities of the enigmatic Asian coralsnake Hemibungarus calligaster (Wiegmann, 1834)”. Zoological Journal of the Linnean Society 151 (4): 809–831. doi:10.1111/j.1096-3642.2007.00350.x. 
  2. ^ a b c d e J. Scott Keogh, Richard Shine, Steve Donnellan (1998). “Phylogenetic Relationships of Terrestrial Australo-Papuan Elapid Snakes (Subfamily Hydrophiinae) Based on Cytochrome b and 16S rRNA Sequences”. MOLECULAR PHYLOGENETICS AND EVOLUTION 10 (1): 67–81. doi:10.1006/mpev.1997.0471. 
  3. ^ J. Scott Keogh (1998). “Molecular phylogeny of elapid snakes and a consideration of their biogeographic history”. Biological Journal of the Linnean Society 63 (2): 177–203. doi:10.1111/j.1095-8312.1998.tb01513.x. 

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、145頁。
  • クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、森光社、2000年、178-183頁。
  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、130-133頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、129-133頁。

外部リンク[編集]