ようこそ実力至上主義の教室へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ようこそ実力至上主義の教室へ
ジャンル 学園群像劇サスペンス
小説:ようこそ実力至上主義の教室へ(第1期)
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(第2期)
著者 衣笠彰梧
イラスト トモセシュンサク
出版社 KADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 第1期:2015年5月25日 - 2019年9月25日
第2期:2020年1月24日 -
巻数 第1期:全14巻(1~11.5巻)
第2期:既刊2巻(2020年6月現在)
漫画
原作・原案など 衣笠彰梧
作画 一乃ゆゆ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックアライブ
レーベル MFコミックス アライブシリーズ
発表号 2016年3月号 -
発表期間 2016年1月27日 -
巻数 既刊9巻(2020年1月現在)
漫画:ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北
原作・原案など 衣笠彰梧
作画 サカガキ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックアライブ
レーベル MFコミックス アライブシリーズ
発表号 2017年8月号 - 2018年7月号
巻数 全2巻
話数 全11話
アニメ
原作 衣笠彰梧
監督 岸誠二×橋本裕之
シリーズ構成 朱白あおい
キャラクターデザイン 森田和明
音楽 高橋諒
アニメーション制作 Lerche
製作 ようこそ実力至上主義の教室へ
製作委員会
放送局 AT-XTOKYO MXほか
放送期間 2017年7月 - 9月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

ようこそ実力至上主義の教室へ』(ようこそじつりょくしじょうしゅぎのきょうしつへ、Classroom of the Elite)は、衣笠彰梧による日本ライトノベル。イラストはトモセシュンサクMF文庫JKADOKAWA)より2015年5月から刊行されている。略称は『よう実』。シリーズ累計発行部数は2020年6月現在で380万部突破。

あらすじ[編集]

最新設備が使用でき、毎月1ポイント1円相当の電子マネー(pr、プライベートポイントと称される)が10万円分支給され、髪型や私物の持ち込みも自由であり、希望する就職、進学先にほぼ100 % 応える全国屈指の名門校・高度育成高等学校を舞台に繰り広げられる新たな学園抗争。新入生のひとりとして入学した主人公・綾小路清隆は平凡な学園生活を望みながらも、その天才的な能力と才覚、自身の出自ゆえ、ポイントや権力・利害を巡り権謀術数うごめく校内のクラス間の激しい攻防や対立、クラス内の陰謀や策略に否応無く巻き込まれてゆく。

1年生編[編集]

小説第1巻(入学 - 1学期中間試験)
入学時に振り込まれた10万prという大金をDクラスの大半の生徒は使い果たし、5月初日を迎えたが、毎月1日に振り込まれるはずである10万prがDクラスの生徒には1prも振り込まれていなかった。実はクラスの生活態度やテストの成績に応じて支給される金額が決定されることが知らされ、遅刻欠席・授業中の私語や携帯電話の使用を繰り返した結果、振り込まれるはずのprを全て失ってしまった。来月からの支給ポイントを1prでも上げるために、平田洋介堀北鈴音はそれぞれ中間試験に向けた勉強会を開く。鈴音の上から目線の物言いに一時は頓挫しかけるも、清隆の助言で勉強会は復活。また清隆は鈴音の兄で生徒会長の堀北学との縁ができる。試験1週間前の勉強会が軌道に乗ってきた頃、中間試験の範囲変更を担任の茶柱佐枝が伝え忘れていたことが発覚し、Dクラス一同は死に物狂いの試験対策を強いられる。担任の言動や職員室の様子に違和感を覚えた清隆は過去問の存在を確信し、櫛田桔梗とともに3年Dクラスの生徒に接触すると、プライベートポイントの譲渡を交渉材料に一昨年の試験問題の入手に成功する。試験前日、印刷した過去問を桔梗の手柄という体でクラスに配布することで赤点回避に大きく貢献するが、英語の過去問を覚えきれなかった須藤健のみが僅か1点の差で赤点を取ってしまい、担任から無情にも退学を言い渡される。しかし、清隆と鈴音は担任に交渉し、須藤の英語の得点1点を10万prで購入することで彼の退学を救った。
小説第2巻(校内暴行事件)
Cクラスの男子生徒3人が須藤に暴行を受けたとして学園に訴えた。Cクラスに嵌められたと言い張る須藤を救うために清隆たちは動き出すことになる。鈴音は須藤を救うことに消極的だったが、清隆と櫛田の説得により協力することを決断する。清隆たちは事件の目撃者を探すことになるが、鈴音の情報により、目撃者がクラスメイト佐倉愛里であることが判明し、清隆たちは彼女と接触を図ろうと試みる。当初は避けられていたが、櫛田の行動により愛理との距離を縮め協力させることに成功する。愛理は暴行事件を目撃したと証言するが、須藤の無罪の決定的な証拠とはならず、審議はお互いの主張が完全に食い違う水掛け論になってしまう。Cクラス担任の坂上数馬は訴えた男子生徒の一人である石崎大地の暴行歴などを鑑みて双方の停学処分を提案するが、鈴音が須藤の無罪を主張したことで、日を改めて再審議となる。清隆の誘導により、鈴音はBクラスの一之瀬帆波と協力し、事件現場に偽の監視カメラを設置。石崎たちを呼び出し、学園側は最初から事件の真相に至っていたという偽の事実を半ば強制的に信じさせると、退学を恐れた石崎たちは訴えを取り下げざるを得なくなり、事件は幕を下ろした。
小説第3巻(無人島特別試験)
学園の所有する無人島への2週間のバカンス旅行ということで豪華客船での移動中から多くの生徒が浮足立つも、待っていたのは「自由」がテーマの特別試験。クラスごとに分かれ、1週間のサバイバル生活が始まるが、Dクラスは仮設トイレを巡る男女間の口論や日頃から傍若無人な言動を繰り返す高円寺六輔の身勝手なリタイアなど前途多難。キャンプ経験の豊富なクラスメイト池寛治の知識もあり、平田がまとめ役となることで何とか集団生活も軌道に乗る。クラスからの追放を装ってDクラスに潜入していたCクラスの伊吹澪がリーダーを探る目的で密かに荷物を物色した結果、クラスメイト軽井沢恵の下着が紛失する事件が発生。クラスの女子たちが男子たちに容疑を掛けたことで纏まりかけたDクラスは再び分裂する。キーカードを伊吹に盗まれた鈴音は一人追いかけるも試験前から続く体調不良で惜しくも地に伏して意識を失うと、伊吹はDクラスのリーダーの情報をCクラスのリーダー龍園翔とAクラスの葛城康平に渡してリタイア。清隆は急患を理由に鈴音を強制的にリタイアさせてリーダーを自分へと変更することで、水面下で蠢いていたと推察される龍園の策略からDクラスを守り、クラスを圧勝へと導いた。
小説第4巻(船上特別試験)
船上特別試験の開始に伴いクラス混合でのグループ分けが行われる。清隆は恵と同じグループとなるが、傍若無人に振る舞う恵の行動によりグループは険悪な雰囲気になってしまう。女子同士の諍いの中、恵が隠してきた壮絶な過去が流出しかけるという事態に発展、暴力による解決を訴えた恵は平田からも愛想を尽かされてしまう。窮地を救った清隆は恵を駒として庇護下に置き、自身の目指す平穏な学園生活に欠けていた政治力を手に入れた。
小説第4.5巻(夏休み後半)
清隆は思わぬ形で伊吹や葛城と親交を深めることになる。「Dクラスの3バカ」主導で計画された女子更衣室盗撮計画も事前に阻止したことで恵からの信用を得ることに成功、高度育成高等学校ならではの夏休みを経験する。
小説第5巻(体育祭)
体育祭でのポイント獲得を目指すDクラスはリーダーとなった須藤の独断専行なやり方で行き詰ってしまう。孤立した須藤は自暴自棄に陥るも鈴音の説得によって復活、バラバラになりかけたDクラスを再びまとめあげることに成功する。そして清隆は生徒会長である学と対決、ついに感情の赴くままに実力の一端を披露する。体育祭終了後、清隆を呼び出したAクラスの坂柳有栖は清隆が「ホワイトルーム」にいたことを知っていると明かした。
小説第6巻(2学期期末試験)
体育祭で凄まじい身体能力を見せつけた清隆はそれまでの交友関係から孤立してしまう。同時に清隆の実力の一部が知れ渡ったことで多くの人間から注目されるようになる。流れに任せてDクラスの試験勉強に協力する中、思いがけない形で綾小路グループという繋がりが発生する。
小説第7巻(2学期終了間際)
Dクラスの真の支配者に辿り着くべく、遂に龍園が動く。恵を心身共に追い詰める計画が実行される中、満を持して清隆が参戦する。圧倒的な武力で龍園たちを制圧したことによりDクラスとCクラスにおける戦況は思いがけない形で一定の決着を迎える。
小説第7.5巻(クリスマス)
クラスメイトの佐藤麻耶とデートをすることになった清隆はダブルデートという形で恵たちと街を歩き、佐藤の恋を終わらせる。元Cクラスリーダーとなった龍園と元生徒会長となった学との対話を経て、清隆は櫛田を退学させることを密かに計画する。
小説第8巻(林間合宿)
DクラスからCクラスとなった清隆たちは混合合宿へと出発する。学年もクラスも入り混じったメンバー同士の共同生活により、それぞれの思いがけない一面を互いに知る機会となる。新生徒会長の南雲雅も本格的に行動を開始、橘茜を退学者にすることで元生徒会長である学に宣戦布告した。その後橘はクラスポイントにより救済措置が取られる。
小説第9巻(3学期中盤)
坂柳は一之瀬への誹謗中傷を学園中へと広め精神的に追い詰める作戦を開始、一之瀬に過去の罪を告白させることでBクラスの団結を損わさせようと図る。しかし、清隆によって罪を克服していた一之瀬は罪悪感に押し潰されることはなく、Bクラスも彼女が今後もリーダーとして率いることを受け入れ坂柳たちを退けた。
小説第10巻(クラス内投票)
3学期末試験時点で歴史上初めて退学者を出さなかった結果、1年全クラスに追加の特別試験である「クラス内投票」が実施される事になった。生徒自身によって退学者を決めなくてはならないという非情な内容によって、Cクラスは分裂。清隆がターゲットにされて退学者に決められそうになる。Aクラスでは早々に退学者を決め、Dクラスでは龍園の可能性が高まり、Bクラスでは退学者を出させない為に一之瀬が生徒会長の南雲と取引しようとしていたが、南雲からは自分と付き合うようにという条件を提示される。だが、鈴音の発言でクラス内で一番不利益な存在を選ぶ空気となり、清隆を陥れようとした山内春樹が退学者となる。清隆も裏で手を回し、龍園が所持していたポイントをBクラスに渡す事でBクラスからは退学者が出ず、龍園もBクラスからの賞賛票で退学を免れる。結果、Aクラスは戸塚弥彦が、Cクラスは山内が、Dクラスは真鍋志保が退学となり、Bクラスは退学者無しとなった。一方、学校側にも大きな変化が起こる。高度育成高等学校理事長である坂柳の父親に不正の証拠が見つかり、坂柳理事長は謹慎を命じられる。坂柳理事長の代理として赴任した月城理事長代行は実は清隆の父親の息のかかった人物であり、この試験も清隆を退学にさせるために行われたものであることが明かされる。月城理事長代行は密かに坂柳に「綾小路を退学にさせるように」との指令を送っていたようだが、坂柳の裏切りによって失敗する。
小説第11巻(選抜種目試験)
初めて出された退学者の衝撃が冷めやらぬ中、一年最後の特別試験「選抜種目試験」がついに告知された。内容は総合力が問われるもので、事前に各クラスは勝てると思う種目を10種選抜し、本番では1クラスを相手にランダムに選択された7種目で勝敗を決することとなる。また各クラスは1人の司令塔を用意せねばならず、試験で勝てばその者は豪華な報酬が得られる反面、負ければペナルティとして退学となる。清隆はCクラスの司令塔として自ら立候補。くじ引きの結果、清隆率いるCクラスの対戦相手はAクラスとなる。試験が開始し、拮抗していたAクラスとCクラスの対決の雌雄は最終種目まで持ち越された。清隆はAクラスの司令塔坂柳との一騎打ちとなり激戦を繰り広げていたが、月城理事代行の極秘強制介入により惜しくも敗北、4勝したAクラスの勝利に終わる。一方、Bクラス対Dクラスの行方は龍園が筆頭となったDクラスが一之瀬を圧倒し快勝。クラスポイントの変動により清隆のクラスは龍園に追い抜かれDクラスに降格。再び龍園が他クラスの脅威として台頭する試験となる。敗北した2クラスの司令塔である一之瀬と清隆は、クラス内投票で獲得したプロテクトポイントを使用したことで退学措置を無効化。ここでも月城理事長代行の清隆を退学にさせるという目的は達成出来なかったが、清隆のプロテクトポイントを奪うことに成功する。特別試験では退学者を出さずに、彼らは一年の課程を修了した。
小説第11.5巻(春休み)
学校側の介入というアクシデントがあったものの、1学年の最終試験を退学者なしで乗り越えたCクラスであった。そして最期の行事、卒業式を迎える。学は無事Aクラスのまま卒業した。兄である学との最後の接触に踏ん切りのつかない鈴音にアドバイスを与えつつ、清隆は月城理事長代行対策に動き始める。清隆は坂柳理事長に連絡をし、後ろ盾となってもらう。1年Aクラスの担任の真嶋、Dクラス担任の茶柱と秘密裏に接触し、交渉に成功し協力をあおることに成功した。鈴音は学と最後に話すことに成功、そこで鈴音はロングヘアーだった髪をバッサリと切り、ショートヘアーになった姿を見せる。そこで鈴音は兄である学を目標にするのではなく自分の道は自分で考え、切り開いていくという意思を見せたことにより、学は鈴音の成長に安心し二人は和解する。春休み終盤、恵を自身の部屋に呼び出した清隆は恵に告白する。恵は承諾し、二人は恋人関係になった。

2年生編[編集]

小説第1巻(特別試験)
清隆たちは2年生に進級し、新たに南雲が発案した生徒個人の能力を数値化するアプリ(OAA)が導入される。また、新入生たちが新しく入って来るが、その中には月城理事長代行の陰謀で清隆を退学させるためのホワイトルーム出身者が含まれていた。清隆は正体不明のその生徒を警戒するも、4月の特別試験で2年生は1年生とペアを組まなくてはいけなくなる。しかし、新入生は龍園に並ぶと言われる凶暴な宝泉和臣、櫛田や鈴音と同中学出身の八神拓也、清隆たちにパートナー探しの勝負を仕掛ける天沢一夏など、癖がある者ばかり。鈴音や清隆は試験を乗り切るために1年Dクラスの七瀬翼と協力関係を築こうとするが、宝泉が原因で難航する。最終的に宝泉の企みを破った清隆は彼の協力を取り付け、どうにか特別試験を切り抜けた。
小説第2巻(夏休み前)
数学の試験で満点を取ってしまった清隆は案の定クラスメイトから疑問の目を向けられるが、鈴音と平田の機転でどうにか難を逃れ、崩壊しそうだった綾小路グループの仲も修復される。そして鈴音は南雲のいる生徒会へ入ることとなった。ホワイトルーム生の正体が不明なまま時間は流れ、1年生時にも行われた無人島特別試験が発表される。上位者が得られるポイントも膨大かつ、今回は3年生や1年生も参加するという大がかりなサバイバルを前に、生徒らはそれぞれがグループを結成。Dクラスでは高円寺が本気を出すと宣言し、1学期の終業式を終えた。

登場人物[編集]

声は特記がない限りテレビアニメ版。クラス分けは「優秀さ」「実力」でAクラスから順に振り分けられているが、何をもって「実力」とするかや生徒の配属理由は未だ不明瞭である。本記事での登場人物の表記が各人で異なっているが、主に原作で呼称される割合が高いものを表記している。なお同じ苗字の登場人物が複数人存在している場合は、苗字で呼称される割合が高い場合でも、曖昧さ回避のため苗字ではなく名前で表記している。

主要人物[編集]

綾小路 清隆 (あやのこうじ きよたか)
声 - 千葉翔也[1] / 花江夏樹(2015年PV)
本作の主人公狂言回し。本記事では、「清隆」と表記する。
Dクラスの男子生徒で、クラス内でも特に目立たず、やる気のない性格をしており、抑揚のないしゃべり方をする。何事にも動じず、常に冷静に物事を見極めながら、場の空気に合わせて多数派の中に溶け込んでいる。一見すると無気力で特徴のない人間のようだが、実は「ホワイトルーム」の出身者であり、実際には常人ではたどり着けないほどの優秀な学力や身体能力を持つ。入学当初は生活用品の物価などの常識をはじめ「一般的な高校生」の実態を知らなかったため、普通の高校生を演じるのに苦戦していた。
知力はテストの点数配分を理解しスコアを制御できるだけでなく、他者の陰謀を把握したうえで、掌上で躍らせて自分のために貢献させるなど、常軌を逸した次元での深謀遠慮を行える。身体能力も高く、たった一人で龍園をはじめとしたCクラスの武闘派生徒を相手にしても無傷で圧勝するほどである。その一方で常識に欠ける点から交友関係が薄く、自分に対する協力者が限られているのが弱点。とはいえ、鈴音や平田のほかにAクラスの坂柳、Bクラスの一之瀬、Cクラスの龍園といった各クラスの中心人物と独自のチャンネルを形成しており、これらを活かして様々な交渉や策略、相手の狙いを見抜くなど、コミュニケーション能力が全く無い訳ではない。
孤立気味で他の生徒から大きな注目を浴びたりはしないが、一部の人間は清隆の本質に興味を抱いている。クラス内では男子たちとは絡む機会が意外に多く、女子たちからは普段の言動から「人畜無害そう」と警戒されていない。そのため、クラス内で男女の間に溝が深まった際も、普段通りに女子とコミュニケーションを取った。1年生の春休みには恵に告白し、彼女と恋人関係になる。
堀北 鈴音(ほりきた すずね)
声 - 鬼頭明里[1] / 大西沙織(2015年PV)
本作のヒロインの1人。本記事では、「鈴音」と表記する。
清隆のクラスメイトで、隣の席の美少女。学力的にはAクラスに配属されても問題ないレベルであるが、他人に対する配慮や思いやりに欠け人間関係を疎かにしていたためDクラスに配属されたと推察されている。
当初は周りとの関係を作ろうとせず、ただAクラスに上がりたいという一方的な野心のため、クラスメイトとの交流を避けていたが、例外的に清隆とは何度かコミュニケーションを取るようになる。清隆と関わる過程で、彼にはなにか秘密があるのではという疑心と興味が芽生え、それが徐々に信頼に繋がっていく。櫛田とは、当初から彼女の自分に向ける悪意に直感的に気づいており互いに嫌悪していた関係だったが、彼女の他人を味方につける力と自分を追い詰めた知略と覚悟を認め、櫛田から敵対宣言をされている状況にも関わらず彼女に歩み寄りを見せようとしている。
学園の生徒会長の堀北学の妹であり、兄妹仲は険悪になっているが、それでも学を慕おうとしており、「学と肩を並べたい」という願望を持つ。しかし、学からは拒絶的な言動を取られ、清隆からも「周りを否定する性格をどうにかしないとAクラスには上がれない」と諭される。その後、体育祭で完全な敗北を喫し周りとの協力が不可欠だと気付き、今までの考え方を改める。それ以降クラスの代表格である平田と全面的に連携を取り、今までの経験から正攻法だけでなく試験の抜け道を洞察して利用するなど強かさを身につけDクラスのリーダーとして手腕を発揮するようになる。期末試験でのペーパーシャッフルでは須藤たちを指導し、結果Cクラスに勝利して3学期以降のCクラス昇格を確実なものにする。その最中に自分を敵視する櫛田に対し、兄である学を証人に自らの退学と櫛田の協力、あるいは妨害をしないことを賭けた勝負を仕掛け、櫛田と龍園の裏をかいて勝利する。勝利後も、櫛田のコミュニケーション能力を高く買っており、その危険性を知りながらもAクラス昇格に必要な人材として味方につけようとして接するようになる。清隆からは、櫛田を味方につけようとするなど独自に動いたりすることがあるためか、信用できないと評されている。一方で清隆は、卒業間近の学との会話から鈴音の将来性に興味を持ち彼女を変えてみようと決意している。
クラス内投票では、清隆の根回しのもとクラスを裏切った山内を糾弾し、最もクラスに不要であるとして退学に追い込み、特殊な立場にいた清隆や高円寺、須藤など有能な生徒たちの退学を防いだ。選抜種目試験でも平田不在の中でCクラスを指揮する立場に立ち、種目決めなどの中心となった。また坂柳の狙いを読み取った綾小路からチェスの指導を受け、同じく坂柳から指導を受けた橋本を相手に善戦して優勢のまま清隆にバトンを繋いだ。その際にクラスのために勝ちたいという本心を吐露している。
「須藤の暴行事件騒動を解決したのは鈴音」だという噂が学園中に広まると、須藤からは恩義を通り越した好意を持たれ、暴行事件を起こさせた黒幕の龍園からも興味を持たれたが、本人にとっては鬱陶しいという感情しかない。しかし体育祭で須藤と打ち解けてからは多少ではあるが態度は軟化しており、彼を更生・成長させるために色々なプランを考えている。
2年生編では清隆との約束および現生徒会長の南雲の監視をする意味から生徒会へと入る。
軽井沢 恵(かるいざわ けい)
声 - 竹達彩奈[2]
本作のヒロインの1人。本記事では、「恵」と表記する。
Dクラスのヒエラルキー最上位にいる、不良っぽい雰囲気のギャル系美少女。Dクラスの女子は彼女と櫛田のツートップになっている。入学後早々に平田と交際するが、実際はクラスのまとめ役であるという彼の地位を利用して"寄生"しているだけで恋愛関係ではない。
中学時代、いじめを受けていて、この秘密を守るためなら何でもするという程のトラウマとなっている[注 1]。また左脇腹付近に、いじめグループから暴行を受けた際に負った深い傷跡が残っており、これが心身ともに彼女を苦しめている。平田と行動を共にできない場合にはその場限りの庇護者を即座に求め取り入る癖が染みついており、自身の影響下にない女子や男子の多くから疎まれている。いじめを受ける側に回らない為に過去に自分をいじめていた人間の傲慢なキャラを真似ており、無人島試験においては男女の協力体制が崩壊しかけた混乱の中で男子に無断でクラスポイントを消費して快適な生活を送るなど、高円寺同様に自分中心の行動を取っているが、清隆曰く、本質的には暴力的、威圧的な手段を取る子ではない。
船上の特別試験中、Cクラスの真鍋達にいじめられっ子であったことを見破られた際には激しく動揺し、過呼吸に陥っている。真鍋達に暴行を加えるよう平田に懇願するも、平田から拒絶されたことに激昂したため、危うく平田からも愛想を尽かされかけ窮地に陥る。清隆の策略で真鍋達から暴行を受けた後、清隆にその過去の事で脅迫されると、彼の協力者となり、"寄生"先を平田から清隆へと変える。ただし、表面上は体裁を繕うため平田と付き合ったフリはやめていない。清隆の駒として行動を共にする中で、彼の常人離れした洞察力や冷酷な判断を厭わない本質を知る。清隆曰く、鈴音は信用出来ないが恵は信用に値する。2学期の体育祭の時期から平田のことを「洋介くん」と呼び、清隆のことを(表向きは苗字呼びだが)「清隆」と呼んでいる。
2学期末に恵と策士Xの繋がりを確信した龍園から標的にされ、過去に受けたいじめを再現する形でXの正体を尋問される。その際、船上での真鍋達の暴行が清隆により仕組まれたという事実を突きつけられ、助けられた気になっていた自分が清隆に陥れられていたことを知り絶望する。しかし彼の駒として共に行動していたことを楽しかったと感じており、彼の平穏の助けになれるならそれでいいと考え、たとえ学校に居場所がなくなろうとも彼を裏切らなかった。その直後に清隆が助けに来た際には今まで受けたいじめの恐怖が消え、清隆を守るためなら自分がいじめられていた過去を自ら話そうとするなど、清隆を絶対的に信頼するようになる。またこの件以降、辛い過去を乗り越えたためか自身の体に残った傷跡についても以前ほど気にならなくなっており、過去受けていた虐めに関しても、思い出して呆れる程度のものとなっている。
屋上での一件以降清隆への好意を自覚するも当初は頑なに認めようとせず、清隆に好意を寄せる佐藤の願いを聞き、2人を近づける計画を立てる。ダブルデート後に佐藤の告白を断った清隆が、恵の利用価値を損なうことを嫌ったためであることを聞き、(薄々気づいてはいたが)彼が基本的に相手を道具としか見ていないことを指摘する。その後南雲下ろしのため、パートナーとして共に桐山と対面し、改めて清隆への協力を約束する。その際平田と別れることを決断し、平田の呼び方を名前から再び苗字に戻した時、変わらず清隆のことを「清隆」と呼び続けてることを指摘され、清隆から「自分も恵と呼ぶ」と宣言され、あえなく彼への好意を認めざるを得なくなる。
混合合宿では清隆から、女子グループと朝比奈の調査を頼まれる。その際、清隆に名前で呼ばれて遊ばれている。3学期から清隆に宣言した通りに平田と別れ、対外的には平田が恵の体面を守るため、恵から別れを切り出した形となっている。平田と別れても、クラス内での評価は変わっていない。
バレンタインに清隆にチョコを渡すが、橋本に関係を疑われごまかすとなぜか告白される。清隆の人生初の女子へのプレゼントとなるハートのネックレスを彼から誕生日に贈られ、取り乱しながらそのセンスを酷評するが、内心では喜んでおりネックレスを着けて2人で出かけることを望んでいる。春休みに清隆に呼び出され、告白される。恵は受諾し二人は恋人関係となる。
一之瀬 帆波(いちのせ ほなみ)
声 - 東山奈央[1]
本作のヒロインの1人。本記事では、「一之瀬」と表記する。
Bクラスのリーダーを務める女子で、ロングヘアでスタイルの良い美少女。明朗快活で社交的な性格から櫛田と並びクラスメイトに限らず多くの同級生(主にDクラス)と幅広く交友関係を持っている。Aクラスの坂柳や葛城に匹敵する高い能力を有していて、担任教師からの信頼も非常に厚いが、中学時代の長期間の欠席のためにBクラスへの配属となる[注 2]。天然か故意か分からない言動を清隆にしている。鈴音から「本当の善人」と評価された際には動揺を見せ「買い被り過ぎ」と否定している。通常では考えられないほどの大量のプライベートポイント[注 3]を所有しているが、その入手方法は不正によるものではない[3]。そのことについて坂柳はBクラス全員のポイントを預かる「金庫番」のような役割を果たしているのではないかと推理している。
船上特別試験では清隆と同じ兎グループになり、グループの話し合いでは発言しなかったが、清隆の作戦を見破っている。次期生徒会長である南雲がかつてはBクラスの生徒で、自力でAクラスに昇格した事を知り、彼に憧れて生徒会入りを希望する。一度は彼の影響下に入るのを危惧した学に見送られたが、南雲本人の勧誘により入る事が出来た。南雲によって生徒会長(堀北学)がクラスなどの肩書を重視する人物だという認識を植え付けられ、さらにBクラスになった原因を問われ、自らの秘密を伝える形となる。
中学生時代に万引きに手を染めたことで大騒動を起こしてしまい、罪悪感から半年間引きこった過去をもつ。一之瀬自身はこの経歴からBクラス配属となった理由だと推察しており、生来の気質に加え過剰なまでに他人を慮る善人のような行動もこの事件から立ち直ろうとしているためである。母と妹の3人家族で生活に余裕がなかったこと、自分の為でなく妹への誕生日プレゼントだったこと、妹の我儘と母の入院に追い詰められての万引きであったこと、真相を知った母親が即座に盗品を返品し謝罪したことなどが考慮され、罪には問われてない。こういった過去を南雲に伝えてしまったことで、後に坂柳に情報が漏らされて自滅しかけるが、事実を知る清隆に促され自身の行いを告白し立ち直る。その後清隆にバレンタインチョコを渡すがその際、緊張した様子を見せている。万引き騒動の一件後、清隆と会話する際に目を合わせる事を避け、エレベーターで一瞬目が合って時には、言葉が乱れたり、慌てて開閉ボタンを連打するなどの清隆を意識した描写がある。また、彼女が密かに使い始めたシトラスの香水も清隆を意識したものらしく、ランニング後の早朝に、バレンタインのお返しをポストに入れに来た清隆と偶然会ったときには「油断した」と後悔している。
坂柳 有栖(さかやなぎ ありす)
声 - 日高里菜[1]
本作のヒロインの1人。本記事では、「坂柳」と表記する。
Aクラスを統率する二大巨頭[注 4]の一人である小柄な女子生徒。父親は高度育成高等学校の理事長。先天性心疾患を患っているため医師から一切の運動を禁じられ、歩行時には杖の使用を学校から許可されている。普段は淑やかで言葉遣いは誰に対しても丁寧な一方、本性は冷酷であり、葛城とは対照的に非常に攻撃的な思考をしている。天才的な頭脳を駆使して敵対者を退け続けている。特に、葛城が指揮を執っていた特別試験で仲間を介して度々妨害工作をすることで、彼をクラスのリーダー争いの舞台から引きずり落ろす。その身体の事情から体を使う試験には参加できず必然的にペナルティを受けざるを得ないハンデを抱えているが、それを帳消しにする以上の頭脳で選抜種目試験頃には独裁体制を確立している。
ホワイトルームの関係者であり、清隆の過去を知る数少ない人物の1人。実父が清隆の父親と接点を持っており、実父と共にホワイトルームにいる清隆を目撃するなど、過去に彼と面識があった模様。清隆の存在を認識してからは表向き無関係を装いながらも神室を使って彼を尾行させたり、龍園のDクラスに対する工作に配下と共に割って入り妨害行動を取ったりするなど、清隆に自分の手で勝利することにこだわり、他人に彼の本性が認識されることを避けようとしている。
学年合同試験では山内の不注意で転んでしまうが、一人で立ち上がった際に「可愛いけど、どんくさい」と山内に言われている。
3学期に清隆に宣言した通りに、一之瀬潰しを実行に移す。その際清隆と同じCクラスの山内に接触し、何らかの工作を行っている。南雲から得た一之瀬の弱点となる情報をもとに、彼女への悪評を流し、精神的に追い込むも、一方で神室を使い、清隆が介入するための手がかりを与える。結果として期待通りに清隆により策略を無効化され、それをもとに清隆をおびき出し、彼に改めて自分と勝負するよう宣戦布告を行う。その際に条件として自分が負けた際に退学することを理事長である父親に証明させてもいいと告げる。
クラス内投票では山内を利用してCクラスを調べさせた。その際、山内にAクラスの票を回すと宣言。しかし実際には清隆に票を回して退学を回避させ、逆に利用した山内を退学に追い込んだ。
選抜種目試験では前々からの約束通り清隆との直接対決にこぎ着ける。勉強面で優れるAクラスを指揮し、狙い通り最終種目のチェスで一騎打ちに持ち込む。最終的に坂柳が辛勝し、Aクラスとしても勝利に終わったが、後にそれが月城代行が操作した結果であると知って激昂し、今後は父と清隆を脅かす月城代行を下ろすことを目標にすることを明言した。その際に、ホワイトルームでチェスをする清隆を見てからずっとチェスで戦うことを夢見ていたこと、自分の興味は全て清隆へのものであることを伝え、2人きりで帰路に着いた。
身体のことは本人も気にしているらしく、歩くのが遅いことなどは申し訳なく思っているようである。また、高円寺や龍園に「リトルガール」と煽られた際には珍しく怒りを見せており、合宿の際に自分を転ばせ失礼な態度をとった山内を退学にまで追い込んでいる。龍園や清隆が得意とする腕力は彼女の一番の弱点であり、普段は数人のクラスメイトを同行させカバーしているが、清隆とともに月城代行の攻撃を受けた際には清隆の足を引っ張る形となっている。

1年生→2年生[編集]

2年生編において進級する。

Dクラス[編集]

1年時3学期(8巻)時点でCクラスに昇格するも、選抜種目試験終了(11巻)時点でDクラスに降格する。

綾小路 清隆(あやのこうじ きよたか)
綾小路 清隆を参照。
堀北 鈴音(ほりきた すずね)
堀北 鈴音を参照。
軽井沢 恵(かるいざわ けい)
軽井沢 恵を参照。
櫛田 桔梗(くしだ ききょう)
声 - 久保ユリカ[4] / 高橋未奈美(2015年PV)
本記事では、「櫛田」と表記する。
男女共に絶大な人気を誇るDクラスのアイドル的存在である美少女。コミュニケーション能力や人心掌握能力が高く、「学園中のみんなと友達になる」という目標を持つ。第9巻ではクラス内の人間関係を詳細に語り、入学して1年足らずで他クラスの生徒の秘密を握る描写がある。
表向きは善人だが、本性は極度の承認欲求を持ち傲慢で利己的な性格であり、周囲の人間を嘲笑し見下している。幼い頃は周囲より学業と運動両面で優れた成績を残していたが成長するにつれ埋没し、その後はクラスの中心となり相談役になることで承認要求を満たしていた。上述の本性が災いしてストレスを貯めてしまい、それを他者への悪態を陰で吐く事で発散していた。中学生時代、現在のように他人の悪口を声に出すのではなく、匿名ブログに記載する形でストレス発散をしていたことがクラスメイトに発覚し、逆上の末にブログに書いていなかったクラスメイトの秘密を暴露し学級崩壊を招いた過去を持つ。この一件に関する情報が高校側に伝わり、Dクラスに配属される。入学当初は孤立する鈴音を気にかけるが、実際には同じ中学の鈴音から自身の過去及び本性が他者に知れ渡る可能性を危険視しており、鈴音が退学すればDクラスに貢献しAクラスを目指してもいいと清隆に語る。
鈴音への悪口を一人で吐き出すところを清隆に目撃され、彼に強引に胸を触らせて「約束を守らなければ強姦されそうになったと叫ぶ」と脅す。清隆を嫌悪しているが、秘密を知られた後も表面上は清隆と親しく接し続ける。自身の本性を知っている可能性がある鈴音を陥れるため、船上の特別試験以降、影で龍園と手を組みDクラスを裏切り続けていた。その後、体育祭での裏切り行為を清隆に看破され、彼も標的にする。
2学期の期末テストにて鈴音から勝負を持ち掛けられ、堀北学前生徒会長の立ち合いのもと、鈴音の退学と櫛田の鈴音への妨害行動の禁止を賭け期末テストの数学の点数で勝負することになる。その際、別室で清隆を呼び出し自身の過去を暴露する代わりに清隆の退学も要求する。そして鈴音たちの勉強会に参加する最中、鈴音より先に鈴音たちの予定と違う問題を先に提出し、代わりに龍園からCクラス側の問題を提供させることで鈴音との勝負に確実に勝てるよう仕向ける。しかし、鈴音からは行動を読まれたうえで自分の問題を採用されないよう茶柱に手が回されており、さらにその情報をもとに清隆が、龍園が櫛田に提供した問題文と解答の開示、もしくは問題の大幅な変更を要求したことで、Cクラスからの問題が想定の問題から変えられてしまったことで鈴音に敗北する。鈴音への妨害工作を行わないことを宣言するも、同時に綾小路への妨害を行うことを言外に示唆する。勝負が終わった後、龍園に自分を裏切ったことを問い詰めるも自分が裏を掛かれていた事を指摘される。
鈴音との勝負に負けて以降は目立った行動を控えるが、龍園に恵の番号を伝えるなどまだ繋がりは持っている。冬休みに清隆に呼び出された龍園の話で、鈴音を退学させるために龍園にコンタクトを取っていることが明かされ、その鈴音からは、冬休みにテストで勝った優位性を盾に、人目のつく場所で積極的に交流を迫られている。学と取引を交わした清隆から、妹の鈴音の退学を狙っていることが自分の学校生活の障害になると判断され、退学させることを目論まれている。3学期に坂柳による一之瀬潰しが行われた際に、その騒動を利用した清隆から、彼女の握る情報の量と質を確かめる目的で、表面上櫛田から退学にされないよう利益を与えるという名目で、今後入手するプライベートポイントの半分を差し出すことを提案され、清隆からの協力関係を受け入れる。
2年生編では自分を知る後輩の八神が入学してきたことから、彼もいずれ消す(退学させる)ことを目論む。
佐倉 愛里(さくら あいり)
声 - M・A・O[1]
本記事では、「愛里」と表記する。
目立つことを嫌う気弱な美少女。小柄ながらもバスト96のFカップという優れたプロポーションを持っているが、着痩せと猫背のせいで気づく人は少なく、地味な少女として振舞っている。写真撮影(自撮り)が趣味。こういった他人とのコミュニケーション能力に欠ける点は高校生になる前から問題視されていたらしく、彼女がDクラスとなる原因となる。
偶然1人で写真撮影をしていた時に、Cクラスの3人と須藤が喧嘩をしてる現場を撮影してしまう。気弱さ故に証言ができず、ずっと抱え込んでいたが、清隆と櫛田の説得により、自分がデジカメで撮影した写真(アニメではメモリーカード)を審議に提出し、須藤の無実を証明する。
芸能界ではグラビアアイドルの雫(しずく)として活躍している。生徒と学外との連絡の一切を禁じているため在学中はアイドル活動は休止中だが、インターネットは対象外で、ネット上で画像を公開するなどして活動中らしい。熱狂的なファンがおり、そのファンからストーカー被害を受ける。その後、清隆と一之瀬に助けられて以降、清隆に好意を抱いている。だが内向的な性格故に他の人が来たら恥ずかしさのあまり逃げ出してしまう。それでも、清隆に自ら話しかける、彼からの誘いは進んで受ける、デートに誘う練習をする等陰ながらアプローチをするようになる。
2学期の期末試験時に清隆が啓誠・明人・波瑠加たちと勉強会を始めた際は自分もひそかについて行っており、彼らがグループを作ろうとしたときに自分も仲間に入れてほしいと頼む。それ以降綾小路グループの一員として仲間たちと行動するようになり、波瑠加の提案から綾小路を始め仲間たちを下の名前で呼んでいる。自由気ままな性格の波瑠加とも「波瑠加ちゃん」と呼んで親しくなっている。
平田 洋介(ひらた ようすけ)
声 - 逢坂良太[1]
本記事では、「平田」と表記する。
Dクラスのまとめ役を果たしているサッカー部の男子で、男女関係なくクラスメイトからの信頼が厚い。成績も人柄も優秀であり、なぜDクラスに配属されたかは当初は不明だった。入学後早々に恵と交際し始める。
中学時代にいじめを受けた友達が自殺未遂をするが、翌日から別の生徒へのいじめが始まったことで最下位になる者が変わるだけということに気付き、その後学年全体を自らの暴力による恐怖で支配する。自分以外の全員を最下位にすることでいじめをなくしたものの同時に笑顔も失われ、このことが平田のトラウマとなり人格形成に影響している。
無人島の特別試験においてもDクラスを指揮していたが、下着盗難事件と放火事件が連続して発生した際には精神的に追い詰められて一時放心状態に陥り、完璧かと思われた彼の心の弱さが露になったが、清隆の声掛けにより我に返り、何とか事なきを得る。
恵が真鍋たちに因縁をつけられたときには、恵だけでなく真鍋たちにも手を差し伸べようとして、恵の要求を受け入れずに清隆に任せようとする。その際、清隆の本性の一端を目撃しており、それにより後に鈴音の影で動いている人物が清隆であると確信する。それ以降、恵と共に清隆や鈴音と接触する機会が多くなる。清隆に対しては初めから地味な印象に反ししっかりとした自己を持っていると評価している。清隆の暗躍により結果的にクラスの雰囲気が向上したこと、偽りの彼氏となってまで救おうとした恵を立ち直らせたことに感謝しており、クラスメイトのみーちゃん(王美雨)に清隆のことを「頼りになる」と活き活きとして語るなど、クラスメイトの中でも特別に清隆への信頼を抱いている。
進級前に起きたクラス内投票ではクラスメイトの退学を前提とする試験内容に追い詰められ、清隆にたびたび相談を持ち掛ける。鈴音の演説によってクラスの前で山内の裏切りが発覚させられたが、それを理由に山内を退学にすべきと主張し、クラスの空気を誘導した鈴音のやり方を受け入れられず、怒りのあまり今までの温和な性格からかけ離れた粗暴な口調と行動を起こしクラスを唖然とさせた。そんな中でそれぞれ相手に対し批判票を入れるよう要求してくる鈴音と山内と違い、自身も批判票候補とされてるにも関わらず自分を含む批判票対象者に票を入れ、クラスに判断を仰がせるというアドバイスを行った清隆に対しさらに信頼を抱くようになった。投票最終日に冷静さを取り戻し、以前の暴言を根拠にクラスに愛想が尽きたかのように振る舞い自身に批判票を入れるよう要求したが、清隆の指示を受けていた恵により匿名で「平田が自分を犠牲にしようとしているから称賛票を入れてあげて」というメッセージが広まったことで目論見は頓挫し、結果的に山内が退学となったことで無人島のとき以上の放心状態となってクラスメイトから心配された。
その後しばらく立ち直ることが出来ず、クラスメイトの欠けたCクラスなどどうでもいい、しかし誰にも迷惑はかけたくないという矛盾した感情に悩まされ、意図的にクラスの輪から外れた無気力な日々を送る。しかし何度邪険に扱っても諦めずに励まし続けたみーちゃんや、目的は不明だが今の平田が間違っていると指摘する高円寺との絡みの後、清隆の「ただ出来もしないことを大言して語るだけの薄っぺらい無能な生徒」という一見冷酷な発言とそれを助けてくれるクラスメイトがいることを言われ、涙を流しながら立ち直る決意をした。その際に、先述した過去の本当のことを語っている。
須藤 健(すどう けん)
声 - 竹内栄治[1]
本記事では、「須藤」と表記する。
バスケ部に所属する、不良っぽい見た目の男子。学力的には高度育成高等学校に入学することが疑問視されるほど問題があるが、中学生の時点で高校生レベルのバスケット選手として頭角を現していたことが評価されている。
ちょっとしたことで人に手を上げるという「落ちこぼれ」を象徴するような生徒として、他のクラス(主にCクラス)からからかわれていた。しかし運動能力は学年全体でもトップクラスである。1学期中間テストの英語で赤点を取ったことで担任の茶柱に退学を言い渡されたが、本人に内証で清隆と鈴音が10万プライベートポイントで担任から1点分を買ったことで退学は免れる。
荒っぽい性格ではあるが、根っからの不良というわけでもなく、バスケにかける思いは本物である。いつの間にか清隆達と(外面的には)友人関係になっている。鈴音が暴行事件を解決したと思いこみ、鈴音に対し深い感謝と好意的な感情を持つようになる。
体育祭では持ち前の運動能力を見込まれリーダーとして振る舞うも龍園の策で追い詰められたことに激怒、成果を出せないクラスメイトに暴力を振るいかねない剣幕で迫ったことで信頼を失い、怒りに任せて途中で指揮を投げ出してしまう。怒りと後ろめたさに悩む中、清隆から叱咤された鈴音の説得を受け体育祭に復帰、クラス全員を前に謝罪し再び陣頭指揮にたつなどして信頼を回復する。鈴音と以前以上に互いに分かり合うようになり、体育祭での一件のご褒美として彼女を名前で呼ぶことを許される。以降は鈴音のボディガードのような立ち位置を自主的に取っており、鈴音がクラス間での騒動で行動する際には必ず同行をしている。鈴音の役に立ちたいという思いを抱いており、彼女が清隆によく相談していることに若干の嫉妬を抱いている。
体育祭で清隆の俊足ぶりが発覚してからは、山内や池と同じく距離を置いており部屋に入り浸るといった習慣もなくなった。基本的に粗暴な面は変わらないがこれまでの自身の言動が鈴音をはじめクラス全体に度々迷惑をかけてきたことは自覚するようになったらしく、物事を力づくで解決する性格を抑えるように努力している。学業面は相変わらず芳しくないが、鈴音の指導もあり以前のような赤点状況からは脱しつつある。
2年生編では学力向上もしたことから、総合力が啓誠や明人以上に伸び、清隆とも親しい関係を築いている。
山内 春樹(やまうち はるき)
声 - 岩中睦樹[1]
本記事では、「山内」と表記する。
池、須藤と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれている男子。彼女を作って学園生活を送るのが夢。自分を誇張してしまうのが癖。愛里に好意的な感情を抱いているが、清隆に「佐倉のメールアドレスを教えてあげる代わりに堀北を汚せ」と言われた時、その事を真に受けて何の疑いも躊躇いも無く、鈴音を平然と汚す程のストーカーに近い感情を抱いている。夏休みに清隆の協力で告白するも撃沈。そこで自分が愛里を真剣に好きになっていなかったことを自覚し、「もう適当な恋はしない」と振り切る。後に坂柳に誘われた際にはあっさり応じている。
体育祭で清隆の俊足ぶりが発覚してからは、池と共に彼を遠ざけるようになる。同じ「Dクラスの3バカ」である須藤と池が少しずつとはいえ精神的に成長していく中でも特に変化はなく、坂柳にぶつかっても謝罪もせず「可愛いけど、どん臭い」と皮肉を言う、恵に振られた(という形になっている)平田を冷やかす、鈴音の忠告に配慮せず坂柳からの誘いに乗るなど幼稚な行動を繰り返している。一之瀬潰しに乗じたクラスメイトの悪評が流された際、巻き込まれた篠原を誹謗中傷、篠原を庇った池の好意も冷やかしたため池から本気の怒りを買うことになってしまう。
坂柳の誘いに乗った時から彼女にたびたび接触を受けるようになり、坂柳と付き合えるのではないかという甘い考えでそれに応じてしまう。進級直前に行われたクラス内投票では自身の退学阻止と坂柳から交際をちらつかされ唆されたことで、櫛田たちを利用して清隆を退学に追い込もうとした。しかし林間学校でのことを根に持っていた坂柳に利用された上、鈴音に真相を暴かれたことでクラス内の評判を大きく落とし、坂柳から約束された称賛票も反故にされ、結果的に最低得票数を獲得して2年を迎えることなく退学となった。
池 寛治(いけ かんじ)
声 - 阿部大樹[1]
本記事では、「池」と表記する。
成績が平均以下で、須藤、山内と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれているが、コミュニケーション能力は高く、アウトドアが得意。実は須藤と同じく高度育成高等学校に入学することが疑問視されるほど学力的に問題されていた一人であるが、面接時に披露したコミュニケーション能力の高さを評価されたため、かろうじてDクラスの生徒になる。
無人島の特別試験では、初日に簡易トイレの使い方で篠原を始めとするクラスの女子たちと揉めたが、その日の夜には自身の幼い頃の経験を思い出して、素直に自分の非を認めて謝っている(だが、Cクラスの伊吹の策略で下着泥棒の濡れ衣を着せらそうになった時は、後始末を清隆に押しつけた)。櫛田に好意を持っていて、無人島への渡航時の超豪華客船内で彼女に告白すると宣言したが、実際は下の名前で呼び合うことの了承を取っただけだった(池本人はそれで満足している)。
体育祭で清隆の俊足ぶりが発覚してからは、山内と共に彼を遠ざけるようになる。冬休みに篠原が3年の女子に絡まれているときに機転を利かせ助け出し、それが縁で彼女からお礼をかねて遊びの約束をされる。かつては篠原のことを「ブス」などこき下ろしていたが、その後はまんざらでもない反応をしている。
バレンタインが近付いている時、篠原に対して好意を抱いていることを須藤達にからかわれる。もともとのコミュニケーション能力の高さもあって、平田が恵に振られたと話題になった際には須藤と共に彼を気遣い、平田にまったく配慮せず面白半分にからんできた山内を諫める。また、一之瀬の噂に便乗する形で、篠原の悪評が流された際に、またも周囲への配慮を考えようともせず、ヘラヘラと噂を問い詰める山内に対し初めて怒りを向ける。
高円寺 六助(こうえんじ ろくすけ)
声 - 岩澤俊樹[1]
本記事では、「高円寺」と表記する。
「高円寺コンツェルン」の一人息子であるオールバックの髪型の男子。性格はまさに唯我独尊そのもので、普段から「自分さえ良ければいい」と考え、そうした態度を隠そうともしない言動ゆえ協調性も非常に乏しく、クラス内では完全に孤立しているが、本人は気にもかけていない。Dクラスに配属されても「学園が自分の能力を測りきれなかっただけに過ぎない」と発言する程に自身の能力を誰よりも確信している。性格に難があるも、それ以外においては明晰な頭脳と鍛え上げられた肉体の持ち主であり、船上特別試験で自身のグループの優待者を1回の話し合いで見抜いたり、50メートル自由形を23秒台[注 5]で息も切らさずに泳いだりと、学力・身体能力ともに卒業生と比較しても屈指の実力を持つ。
無計画に行動しているように見えて全てを緻密に計画しており、入学当初に遊んでいた女性陣との会話を通して卒業時にAクラス所属となる方法に辿り着いている。南雲でさえも警戒し高円寺が辿り着いた方法を封じるほどであるが、すでに卒業時にAクラス所属となる方法を複数見つけ出しているため何も問題はないと豪語している。教員の間で存在する裏のSシステム、Sシステムのルール自体の常時変更にも気づいており、卒業直前の時点までの過程ではどれほどポイントを貯めても大した意味はもたないという真相を見抜いている。混合合宿では清隆たちと同じグループ。
2年生編では再びの無人島サバイバルを前に、自身が好成績を取れば卒業まで自由にさせて欲しいと鈴音に述べ、条件付きでそれを認められる。
幸村 輝彦(ゆきむら てるひこ) / 幸村 啓誠(ゆきむら けいせい)
声 - 郷田翼[1]
本記事では、「啓誠」と表記する。
トップクラスの学力を持っているが運動は苦手。学力のみで人を判断する傾向があったが、クラスの足を引っ張るだけだった体育祭をきっかけにクラスメイトを見下すのをやめ、進んで協力するようになる。自分たちを置いて出ていった母親を卑劣な人間と嫌悪しており、母親につけられた下の名前(「輝彦」)で呼ばれるのが嫌で、「綾小路グループ」において、下の名前で呼び合うことになったときに、「啓誠」[注 6]と呼ぶように求めている。混合合宿では清隆たちの小グループの責任者になる。
2年生編では清隆が数学で満点を取り、実力を隠していたことに憤るも、鈴音や平田の擁護で怒りを収め、一応は和解する。
三宅 明人(みやけ あきと)
声 - 鈴木崚汰
本記事では、「明人」と表記する。
弓道部所属。波瑠加とテストでの苦手分野が全く同じであり、間違えた部分まで一緒であった。群れることよりも一人を好む。
性格は実直で不良と言われることもあるが、基本的に自分から喧嘩を売ることはせず、他人がトラブルを起こしているときは率先して止めに入るなど良識的。また、一人でいることが多いためかクラス内で話題に上がることはないものの、ルックスも悪くないため、バレンタインにチョコレートを貰っていたりしている。
中学時代では治安の悪い地区の中学校に通っており、そのトラブルによく巻き込まれる形で喧嘩慣れしている。また、同じ地区の中学には龍園もいた模様。
長谷部 波瑠加(はせべ はるか)
声 - 巽悠衣子
本記事では、「波瑠加」と表記する。
端正な顔立ちの女子で、左目の泣きほくろが特徴。愛里に負けない巨乳だと池や山内から噂される程のスタイルの持ち主。友達と認めた相手のことをあだ名で呼ぶ癖がある。櫛田や恵等、ある程度の友人関係は築いているが、基本的には一人を好む。
自分の感情・好き嫌いに素直に行動するため、時に他人から不興を買うこともあるが、基本的に悪気はなく自分の振る舞いが不快にさせたと感じたときには素直に謝罪している。三宅とは以前から交流があるのか、明人のことを「みやっち」と呼んでいる。綾小路グループを結成した際には久々に仲良くできそうだと感じており、メンバーに下の名前で呼び合うことをルールとして提案する。啓誠のことは「ゆきむー」、清隆のことは「きよぽん」[注 7]、愛里のことは「愛里」と呼んでいる。
佐藤 麻耶(さとう まや)
声 - Lynn
本記事では、「佐藤」と表記する。
恵の友人の一人で彼女と同じギャル系の女子。池曰く、間違いなく男慣れしている(実際は交際経験はなく、デートの経験もない旨を恵に告白している)。 体育祭のリレーでの清隆の走りを見て以降、彼に好意を寄せている。告白すると周りの女子に宣言しているが、現時点では連絡先を交換したに留まる。勉強会で腕を組むなど積極的にアプローチをしている。
冬休みに清隆から遊びに行く約束を取り付け、クリスマスにデートの約束をし、恵にデートの助言を乞う。平田を交えたダブルデートで綾小路に告白するも、清隆からは恵ほどの価値はないと判断されたため「現時点で好意を持っていないから付き合えない」と真っ向から断られてしまい、涙を浮かべて走り去る。
2年生編では恵が清隆と付き合っていることを見抜き、一悶着はあったものの、彼女と和解する。
篠原 さつき(しのはら さつき)
声 - 香田沙織
本記事では、「篠原」と表記する。
恵の友人の一人で料理部に所属している。強気かつ独善的な性格の持ち主。無人島特別試験時に簡易トイレを巡って池や啓誠と口論になる。更にCクラスの伊吹の策略により恵の下着が盗まれた時、一方的に男子が犯人と決め付け、証拠が見つからなかったにも関わらず、男子と女子のエリアを分けろと恵や佐藤等の仲間と迫ったり、清隆が伊吹を罠に嵌める為に起こした放火を男子が下着泥棒を隠蔽する為にやったと疑う。
外村 秀雄(そとむら ひでお)
声 - 川辺俊介
本記事では、「博士」と表記する。
太めの外見で周りからは「博士」と呼ばれている。入学初日に8万ポイントするパソコンを買っている。普段は侍口調であるが、かなりアニメオタクで、アニメのキャラの口調を真似して喋る。
混合合宿以降は口調が普通になり、清隆や波瑠加からは「個性がなくなった」と評される。
松下 千秋(まつした ちあき)
声 - 田澤茉純
本記事では、「松下」と表記する。
恵の友人の一人。恵・佐藤・篠原とよく連んでいる。無人島試験では彼女達と共にDクラスのチームワークを乱す言動を取る。学力や能力はクラス内では目立っていないが実は綾小路同様自分の実力を表に出しておらず、実際は運動能力や学力はクラス内トップクラス。洞察力に優れており、綾小路が自分と同様実力を隠しているのではないかと疑い春休みに綾小路の調査のために跡をつけたがあっさりと綾小路にバレて誤魔化されたため確信はもてないでいる。綾小路と恵との関係もうっすら気づいている。
井の頭 心(いのがしら こころ)
声 - 下地紫野
本記事では、「井の頭」と表記する。
櫛田の友人の一人。入学初日の自己紹介では緊張をしていたが、櫛田の声掛けによって落ち着きを取り戻す。
王 美雨(ワン メイユイ)
声 - 桜木アミサ
本記事では、「みーちゃん」と表記する。
櫛田や井の頭と仲が良い中国の女子で中学一年生のときに日本に移住してくる。堪能な英語を生かしたコミュニケーションにより周囲に適応し、高校入学時点で完璧に日本語を習得している。櫛田を初めとする仲の良い女子からは「みーちゃん」[5]と呼ばれている。また、混合合宿を機にひよりと親しくなる。
混合合宿では一之瀬のグループに参加している。
清隆に平田の事について相談する。
森 寧々(もり ねね)
櫛田や恵といったクラスの女子の中心人物達と仲が良い。
清隆が櫛田に協力関係を持ち掛けた際、櫛田の情報で一緒に行動するグループから裏で嫌われていることが発覚する。
沖谷 京介(おきたに きょうすけ)
Dクラスの生徒の一人で、ショートボブの青髪の男子。華奢な身体の持ち主で、容姿も口調もどちらかというと女子に近く、女子に免疫のない男子なら惚れてしまいそうな雰囲気を漂わせている[注 8]。1学期の中間試験対策の鈴音の勉強会の際、顔を赤らめながらも参加を申し出る。
前園(まえぞの)
原作のみに登場する女子生徒。口と態度が悪く、愛里と相容れないタイプの女子。
市橋 瑠璃(いちはし るり)
原作のみに登場する女子生徒。普段は大人しいが、強気な女子。
小野寺 かや乃(おのでら かやの)
水泳部に所属していて、4月中の体育の授業で行われた50メートル自由形競争では櫛田や鈴音に大差を付けて1位を取る。

Cクラス[編集]

3学期(8巻)時点でDクラスに降格するも、選抜種目試験終了(11巻)時点でCクラスに昇格する。2年生編(1巻)ではBクラスへ昇格する。

龍園 翔(りゅうえん かける)
声 - 水中雅章[1]
本記事では、「龍園」と表記する。
Cクラスのリーダーを務める男子。頭の回転が速く、手段を選ばずに様々な奇策で標的を陥れることを得意としており、目的の為なら暴力や器物破損等の校則違反も行うため、他のクラスからは危険視されている。一方、Cクラス内では彼を恐れつつも能力の高さを疑う者はおらず、クラスメイトの大半は彼に忠実に従っており、彼自身もクラスメイトの事をそれなりに大事に思っている節がある。本人は「努力が嫌い」と公言しているが、勝利への執着は非常に強く、そのためには労を惜しまない[注 9]
小学生のときの遠足で蛇が現れたとき、周りが恐れるなか平然と蛇を殺し、そこで初めて相手を屈服させる快感を覚える。恐怖への耐性が非常に高く、勝負に関しても負けを知らないわけでなくむしろ数多くの敗北を経験しているが、恐怖で心が折れることなく相手を倒す手段を模索し、最終的に相手を屈服させて勝利をつかんできており、この精神力が龍園の自信の源と言える。
退学などポイントが下がるとどうなるかを見極めるサンプルとして、潰すのも視野に入れて度々最下位であるDクラスに手を出しており、その目的が達成した後はBクラス、そしてAクラスに狙いを定めており全クラスに様々な工作を仕掛けている。葛城や一之瀬についてはいつでも潰せると発言しているが、坂柳に対してはそう簡単にはいかない存在だと考えている様子。
2学期期末試験後にDクラスの策士Xの正体(清隆)を突き止めようと行動を開始する。2学期最終日に過去のトラウマを利用して恵を尋問するが、登場した清隆の身体能力の強さと、相手を一蹴しても何ら感情を抱かない姿に生まれて初めて恐怖を感じる。その後、清隆に敗北しCクラスの負い目になる状況となった責任をとり退学しようとするが、まだ利用価値があると判断した清隆の入れ知恵により、石崎等の取り巻きと伊吹の説得でCクラスのリーダーは辞任したが、そのまま在学することになった。その後は基本的に一人で行動するようになっている。
冬休みに清隆に呼び出された際にAクラスがBクラスへの攻撃を仕掛けている情報を受け、金田たちCクラスに根回しすることで清隆と取引をする。そして清隆の計らいで堀北学と引き合わされ、南雲降ろしの計画について聞かされる。清隆が櫛田の退学を目論んでいることを聞かされた際には痛快だったらしく、クラスメイトの退学に伴うデメリットを意にも介していない発想には珍しく素直に称賛する。
自身が表舞台から降りた後も、表向きクラス内で最も発言力のある石崎から慕われている。選抜種目試験では、Dクラスと相性がいいのはBクラスであると冷静に分析し、Bクラス打倒案を石崎等の取り巻きに提示。くじ引きで金田がBクラスに宣戦布告した最大の要。試験当日では金田に代わり司令塔の役割をも担う。だが、これらの行動の真の動機は同情からではなく、清隆への未練があるかどうかを知りたいという好奇心からのもの。未練がなければわざと負けることも出来るが、結果として強引な手段を行使しながらも、Dクラスを勝利に導きCクラスに昇格させた。2年生の最初の特別試験においてAクラス同様上手く立ち回ることでCクラスをBクラスに昇格させた。
伊吹 澪(いぶき みお)
声 - 小松未可子[1]
本記事では、「伊吹」と表記する。
Cクラスでは成績トップクラスにいるクールな女子で、男勝りで単独行動を好む。身体能力に優れ、特に格闘技術に長けている。クラスメイトの大半が入学後に龍園に忠実に従うようになった中で抵抗を示していたが、同時に龍園が最もAクラスに近い男だと認め、反抗心を抱きながらも龍園の方針に従う等、彼に対して複雑な感情を抱いている事が窺える。一方で石崎や真鍋等、他のクラスメイトに対しては露骨に嫌悪感を示している。夏休みに占いに足を運ぶ等、年相応の少女らしい面もあり、このときの服装については清隆曰く「なかなか清潔感ある私服で好感が持てる」。また、嘘をつくときに無意識に相手の目を見て話す癖があると清隆から分析されている。
無人島特別試験では龍園に従い、方針に異論を唱えた結果暴行を受けて追い出されたという一芝居を打つことでDクラスに潜入し、キーカードを持ち出すスパイの役割を担う。清隆とは無人島での邂逅の他に夏休みで成り行きから共に占いを行ったことから繋がりがあり、当初綾小路がDクラスの黒幕Xとして容疑者に浮上した際にはそうは見えないとして否定する。恵の尋問の時に清隆が姿を見せたときも当初は頑なに清隆がXであることを認めようとしなかったが、石崎やアルベルトが清隆に一蹴されたこと、龍園の作り出した状況が清隆によって仕組まれていたことを明かされ認めざるを得なくなり「分からないけどムカつく」と取り乱していたことから内心自覚してないながらも清隆を信頼していた節が見られる。
龍園が策士X探しのため、過去のトラウマを利用して恵に尋問したときは嫌悪感を表しながらも止めることはしていない。清隆が正体を現し、石崎・アルベルトと共に清隆に挑むも敗北する。リーダーの龍園も敗北し、さらに自分たちの問題行動がDクラスに有利な形で証拠を握られていることで龍園が自ら退学をすることで清算しようとした際には呆然としており、翌日龍園に本心をぶつけた後、龍園を殴り倒して帰路につく。しかし寮に戻ることをせず、姿を見せた石崎・アルベルトと出くわし、しぶしぶお茶に誘われることになる。そこで龍園の退学を阻止したことを聞かされ、同時に龍園の行動を止められず結果として龍園が一度失脚することになったことに責任を感じていることを自覚する。そのことを石崎たちにも察知されており、励まされていることに苛立ちを抱く[6]。冬休みには、石崎たちと合流する前に映画館に来たところで綾小路と鉢合わせることになり、自分を騙していたこと、心の中で嘲笑っていたことに突っかかり、成り行きで清隆に勝負を仕掛ける。再戦するもまるで歯が立たず、降参し以後個人的に関わらないことを約束した。その際、龍園の8億ポイントを貯める作戦について清隆に質問をする。
椎名 ひより(しいな ひより)
本記事では、「ひより」と表記する。
1人を好む物静かな性格の女子。茶道部に所属。授業態度は真面目で高い知性を持ち、性格に難がある生徒が多いCクラスの生徒の中では数少ない良識派だが、協調性に欠ける。龍園が"X"について探る目的でDクラスの勉強会に現れた際に同行し、疑わしい生徒を観察している。読書が趣味で、図書館で偶然再会した清隆と意気投合しており、そこで彼と同席する形で初めて学食を利用しており、その後も清隆を気にかけている。
石崎からは何故か敬語を使われていて、龍園からも下の名前で呼ばれている。龍園から評価されるほどに頭がキレるが、争いごとを嫌うため手駒としてはあまり重要視されていない。しかし、清隆に敗北しリーダーの座を降りた龍園から自分の後任として名前を挙げられている。
金田 悟(かねだ さとる)
声 - 堀川誉
美術部所属。学力が高く、性格も落ち着いていて、龍園の事を「氏」付けで呼んでいる。無人島特別試験では、伊吹と同様の過程でBクラスに潜入し、リーダーの情報を龍園に伝えることに成功する。ひよりと共に龍園の後任として彼から名前を挙げられている。林間合宿ではリーダーを降りた龍園の代わりにCクラスの男子をまとめている。
山田 アルベルト(やまだ アルベルト)
声 - Ricky
高校生離れした体躯を持つ日本人と黒人のハーフ。喧嘩の実力は龍園よりも上で3戦3勝している。入学当初は龍園に反抗していたが、最終的には屈する。それ以降は龍園に心酔するようになり、彼のボディーガード的存在として、失態を犯した生徒や龍園に歯向かう生徒に対して暴力による制裁・折檻を行う。ただし本人自身は争いごとが嫌いで、龍園の指示以外で暴力をふるうことはない。
石崎 大地(いしざき だいち)
声 - 帆世雄一
中学時代から喧嘩などの不良行動を起こしていた問題児の男子。アルベルトと同様に最初は龍園に反抗していたが、彼に屈した後は忠実に従うようになり、召使いのようにこき使われている。龍園の命令で、同じく彼の手下である小宮や近藤と共に意図的に須藤と揉め事を起こし、暴力を受けたとして彼を訴えたが、最終的に鈴音の提案を受け入れて訴えを取り下げる。
龍園に酷使される形でたびたび使えないとやり玉に挙げられるも、本人は龍園の実力を認め彼をリーダーとして仰いでおり、龍園が清隆に敗れ退学を宣言したときには、アルベルトと共に自らの退学を賭けることで龍園の退学を阻止した。龍園からは叱責され更に殴打される結果となったが、本人は龍園の退学を阻止したことに満足し受け入れた。以降屋上での一件に関わっていない小宮たちCクラスのメンバーには龍園の筋書き通り龍園と仲たがいをしたように振る舞っている。
2年生編では過去の件から清隆への態度を大きく改め、親友のように明るく話しかけるなど、仲を深める。
真鍋 志保(まなべ しほ)
本記事では、「真鍋」と表記する。
船上の特別試験で伊吹と共に清隆と同じ兎グループになった女子。龍園等自分より強い人物には弱腰だが、自分より弱い人物には威圧的な態度を取り、気に入らなければ脅迫したり暴行を加えたりする卑劣な性格で、伊吹からも軽蔑され嫌悪されている。
夏休み前、仲間の諸藤と揉めた恵への反感から同じく仲間である藪や山下と共に彼女を脅迫し暴行を加えるが、啓誠に止められる。その後、清隆に唆されて、諸藤を加えた仲間と共に再度恵に暴行を加えたが、その光景を彼に撮られ、その事をネタに脅迫され、裏切りを強要される。
3学期末のクラス内投票によって退学者に選ばれ、学園を去る事になった。
山脇(やまわき)
図書館で綾小路達Dクラスの生徒を侮辱し挑発したが、一之瀬に注意される。だがこの一件で鈴音達は試験範囲が変更されていたことを知ることとなる。
西野 武子(にしの たけこ)
本記事では、「西野」と表記する。
龍園がスパイを探す目的で学生証端末を確認しようとした際、真っ先にプライベートの侵害だとして拒む。
2年生編ではクラス内で孤立していることを石崎に心配されていた。

Bクラス[編集]

2年生編(1巻)ではCクラスに降格する。

一之瀬 帆波(いちのせ ほなみ)
一之瀬 帆波を参照。
神崎 隆二(かんざき りゅうじ)
声 - 若山晃久[1]
一之瀬と同様の高い能力を持つクールな男子で、身体能力はクラス内トップクラス。Aクラス候補であったが、消極的な言動や態度からBクラスに配属となった。人付き合いが苦手で、女子と話すのも苦手だが、同じ志を持つ仲間として一之瀬と協力し、Aクラスを目指している。須藤の暴力事件の際も一之瀬と共に情報収集に協力している。
船上の特別試験では鈴音や櫛田と同じ龍グループになる。
白波 千尋(しらなみ ちひろ)
声 - 白城なお
美術部所属。一之瀬の友人の一人で彼女とよく行動を共にしている。実は一之瀬には気付かれていなかったが彼女に恋愛感情を抱いていて、告白するも交際を断られる。しかしそれ以降も一之瀬とは良好な関係を保っている。
無人島の特別試験ではBクラスのリーダーを務める[注 10]
柴田 颯(しばた そう)
本記事では、「柴田」と表記する。
平田と同じサッカー部に属する男子。走力だけなら平田以上にサッカーが上手く、須藤に並ぶ学年内トップクラスの身体能力を持つ。恵によると女子からかなりモテるらしい。
体育祭ではMVPになる。

Aクラス[編集]

坂柳 有栖(さかやなぎ ありす)
坂柳 有栖を参照。
葛城 康平(かつらぎ こうへい)
声 - 日野聡[1]
本記事では、「葛城」と表記する。
Aクラスを統率する二大巨頭[注 4]の一人である大柄な男子。病気により若くして頭髪を失っている。
病気を患った過去を持ちながら優れた知性で高校入学前でも成績優秀で、生徒会にいた経験を持つ。高校においても生徒会に入ろうとしたが、南雲の影響下に入る事を危惧した学により入る事は出来なかった。慎重な性格で、基本的には真面目で良識のある紳士的な人物だが、傲慢な面も少々見られる[注 11]。攻勢による圧勝よりも確実な勝利を維持する防戦的な作戦が特徴。
学園の規則により双子の妹への誕生日プレゼントを贈ることができず、生徒会に相談するも聞き入れられなかったが、清隆の提案で学園の外に出る機会のあった須藤を介してプレゼントを内密に贈ることに成功する。以降、清隆とは見かけると世間話をする程度の関係となる。
リーダー争いにて坂柳に敗れた後は大人しく引き下がるも、考えの違いから坂柳には非協力的な姿勢を示す。
2年生編では無人島サバイバルを前に龍園に呼び出され、Bクラスへの移籍を誘われる。
戸塚 弥彦(とつか やひこ)
声 - 本橋大輔
本記事では、「戸塚」と表記する。
葛城派の男子。際立った能力はないが、葛城を慕い、彼からも慕われている。だが、Aクラスの生徒としてのプライドが高く、下位クラスの生徒を見下す傾向があり、特にDクラスの生徒を「不良品」「クズ」と平然と侮辱する。また、無人島試験で発見したスポットをすぐに占有するという慎重さに欠ける行動を取ったりする等、Aクラスの生徒としての自覚に欠ける軽率な一面がある。更に、3学期の混合合宿において綾小路たちと同じグループになるも、石崎と高円寺の諍いに対し事態の収拾を図った橋本と違い、感情的な石崎をDクラスに落ちたことを揶揄して侮辱するなど、性格の問題から上述のプライドのみに囚われそれにふさわしい行動や実績を示せていない。橋本に対しては坂柳派として葛城の妨害を行ったことが原因で嫌っている。
混合合宿では清隆たちと同じグループになる。
3学期末のクラス内投票で坂柳によって狙われ、退学者にさせられ学校を去った。
神室 真澄(かむろ ますみ)
声 - 佐倉綾音
本記事では、「神室」と表記する。
学力・身体能力ともに平均的だが、口数が少なく協調性に乏しい女子。落ち着いた雰囲気でサイドテールの髪型が特徴的。
万引きの常習犯であり、高度育成高等学校に入学して直後にコンビニでアルコール缶を万引きし、それを坂柳に目撃される。話を聞いた清隆からは「誰にも必要とされてなかった」ことに闇を抱えていたと分析している。
体育祭が終わった後に清隆を特別棟へと呼び出すなど、坂柳の右腕として動いている様子。しかし、彼女に上述の弱味を握られて仕方なく従っているだけでおよそ忠誠心は無く、本人は今すぐにでも解放されたいと願っている。しかし、上述での心の闇から万引きを繰り返してきた彼女にとって、坂柳から手駒扱いであれ必要とされていることには、坂柳の冷酷さへの不満とは別に充実感も持っている模様。
坂柳による一之瀬潰しが行われた際、一之瀬が自分と同じ万引き経験があることを知ると、坂柳を止めてほしいと清隆に頼み、自分の握られている秘密を話す。しかしそれは坂柳の命令で、彼に一之瀬潰しへの介入の手がかりを与えるためであった。
橋本 正義(はしもと まさよし)
声 - 阿座上洋平
本記事では、「橋本」と表記する。
坂柳派の男子でテニス部に所属している。総合的に高い能力を持ち、集団に溶け込むのが得意。坂柳には忠実だが、根底は有利な陣営に属していたいというものであり、約束されたAクラスを手に入れるためならば坂柳も裏切ることを示唆している。
無人島の特別試験では、Aクラスのリーダーの情報を龍園に流す。混合合宿において清隆たちと同じグループになり、高円寺に振り回されながらも石崎や啓誠のフォローを行いグループの秩序を維持するなど高い能力を見せる。その裏で龍園に接触し、彼の失脚について探ると共に、彼に自らの思惑を語り、約束されたAクラスを手にするため龍園にも取り入ろうとする姿勢を見せる。そこで高円寺、須藤、啓誠の能力を評価しその対処も考慮していたが、偶然鉢合わせた南雲と学との会話で清隆の名前を出され、困惑しながらも清隆に若干の疑念を抱き始める。
混合合宿以降も清隆への疑念は消えず、情報を手に入れるために清隆を尾行し、バレンタインに清隆と恵が二人きりのところに出くわして関係を疑う。関係を否定した恵に対して、清隆への揺さぶりのために彼の眼前で告白する。しかし清隆が何の反応も見せなかったため、恵への興味を無くすも、清隆の連絡先を手に入れることに成功する。
鬼頭 隼(きとう はやと)
本記事では、「鬼頭」と表記する。
坂柳派の男子。ロングヘアーで、人相が悪い。クラス内では武闘派であり、神室や橋本と共に坂柳の側近として行動することが多い。選抜種目試験ではバスケットボールで須藤と対決し、バスケ経験者であることを見抜かれている。

2年生→3年生[編集]

2年生編において進級する。

南雲 雅(なぐも みやび)
本記事では、「南雲」と表記する。
Aクラスに所属する生徒会元副会長(堀北学生徒会長時代)で、現生徒会長(第6巻で正式に就任)。金髪でラフな外見。口調は軽いが自信家な発言が多く、自身の先輩とも言える学に対しても挑戦的な発言を取る。自信家を超えて傲慢さも目立っており、生徒会に引き入れた女子生徒を自分の「私物」と言い放つなど、女性蔑視している部分もある。学から生徒会入りを断られた一之瀬を生徒会に引き入れたのも、自分の私物とするためだが、後に清隆により妨害される。反面、実力を持ち、自分に刃向かうほどの気骨を持つ生徒に対しては面白いと評価する所もある。しかし、一番評価するのは、プライドが高い人物より、プライドを捨ててでも周りを利用し、のし上がろうとする人物である。
元Bクラスの生徒であり自力でAクラスに上がる。そのことから一之瀬から憧れを抱かれており、目標にされている。生徒会長になった暁には究極の実力主義の学校にすると言っているが、どのような改革かは現時点では不明。しかし現在の学校の制度をろくに退学者を出さない甘い制度と語っており、学から彼の政策が実行されると、前代未聞の退学者を出すと危惧されている(南雲に逆らった2年生17人を退学に追い込んだと噂されているが、実際に南雲が関わった形跡もあるため、真相を知る生徒からは警戒されている)。現在の2年生において自身が所属するAクラスのみならず全てのクラスを掌握する等、坂柳や一之瀬、龍園ですら成し遂げられなかった相当難しい戦略を簡単に成功させている。女性関係については、クラスメイトの女子との電話での会話からかなり奔放に行動している事が窺える。
3学期の特別試験の時点で2年生をほぼ掌握するだけにとどまらず、全ての2年生のポイントさえも自由に使えるまでの政治力を有していることは判明する。元生徒会長である学の影響力を削ぐこと、まだ残っている反乱分子をいたぶるべく、混合合宿にて橘を退学者にすることに特化したグループを作り彼女を退学処分に追い込む。
桐山 生叶(きりやま いくと)
本記事では、「桐山」と表記する。
Bクラスに所属する男子生徒。南雲の生徒会の副会長を務める。以前はAクラスだったが、南雲の率いるクラスに敗れ、Bクラスに落ちる。学と同様に学校の伝統を守ることを信条としており、それを覆そうする南雲に反発し、表向きは従いながらも学と結託し、南雲の失脚を狙っている。
堀北学の手引きにより、清隆、恵と接点を持つも、学と違い、清隆の能力などについて懐疑的。そのため桐山からの積極的な接触がないため、一之瀬潰しを利用して清隆から一之瀬を救う計画を聞かされ、半ば強制的に協力者に仕立て上げられる。
朝比奈 なずな(あさひな なずな)
本記事では、「朝比奈」と表記する。
Aクラスに所属する女子生徒。恵に似たラフな外見と口調に反し、性格は義理堅く恩義を忘れないと評判。南雲と親しい間柄だが、南雲を崇拝しているわけではなく、その点で南雲に支配された2年生の中で「1番まとも」と評価されている。南雲に対しては同学年に止められる者がいないことを良いことに好き勝手に行動していることに不満を覚えており、学をはじめとする誰かに懲らしめてもらいたいと思っている。
冬休み前に電話で南雲と話しているときに清隆とすれ違い、そのときにお守りを落とし、それを清隆が学校に届けたことで縁ができる。清隆から南雲との親しさとそれに反し南雲に崇拝しているわけではないこと、上記の義理堅い性格から南雲の情報を集めるための情報源として、清隆から偶然を装い接触を受ける。
朝比奈はお守りを届け出てくれた清隆に感謝をしており、南雲の鼻を明かしてやりたいという思いから清隆が南雲打倒に(ある程度)本気であることがわかると、教えられる範囲の情報を彼に提供する。清隆に対してはお守りを届けてくれた恩義と、意外にも生意気な言動に好感を抱いており、お守りによって生まれた縁ということもあって、彼との縁を大事にしてみたいという思いがある。
鬼龍院(きりゅういん)
2年生編より登場。Bクラスに所属する女子生徒。全学年で唯一、OAAで学力・身体能力共にA+の評価を受けている。反面、単独行動ばかりでクラス内では異端として見られており、上位クラスを目指すというシステムにも興味を持たない。高度育成高等学校を選んだのも気まぐれだからとのこと。クラスメイトの桐山は清隆に「高円寺に似ている」と述べるなど、彼女を嫌悪している。南雲にすら興味を抱かなかったが、清隆に目を付ける。

3年生→卒業生[編集]

11.5巻にて卒業した。

堀北 学(ほりきた まなぶ)
声 - 梅原裕一郎[1]
本記事では、「学」と表記する。
Aクラスに所属する生徒会長。歴代生徒会長の中で最高と言われるほど優秀である。厳格な性格ゆえに在校生から向けられる視線も畏怖に満ちている。鈴音の兄だが、鈴音には冷淡な態度で接する上、鈴音への虐待同然の制裁を平然と行う。頭脳明晰だけでなく武術の類などにも長けている。名声や人望に加え組織を率いるにふさわしい才覚の持ち主であり、人の本質を見極め評価するなどの器も持つが、意外にも保守的で大義がなければ大胆な決断ができないなど内面的には弱い部分がある。故に己の才幹と行動の正しさを疑わない南雲との相性は非常に悪く、彼との権力争いにおいては後手に回る結果となる。また、冷厳な態度とは裏腹にクラスで一人の退学者を出さずに導くことが理想の指導者であるという信念を持ち、クラスメイトを救うためには労力を惜しまないなど、指導者としては平田や体育祭以降の鈴音と同様仲間を重視する善良さを持っている。
校内で自分に追いすがる鈴音をコンクリの地面に叩きつけようとした際、清隆に止められ未遂に終わる。清隆に向けて技を繰り出すも、どれも決まらず途中で止めて見逃している。その後、DクラスとCクラスの暴力沙汰事件を無かった方向にするきっかけを作った清隆に興味を抱き始め、彼を生徒会に勧誘するなどという行動に出ている。
生徒会長として学校の方針や伝統に納得し固持してきたが、自身の後継者として育てた南雲が自身と違いその伝統を打ち壊す方向に行ってしまい、彼の政策によって前代未聞の退学者が出ることを懸念している。生徒会に志願した一之瀬と葛城については評価していたものの、南雲の影響下に置かれることを危惧し採用を見送らせたが、南雲の勧誘によって一之瀬が引き抜かれてしまう。清隆を勧誘していたのも南雲の件が最大の理由で、2学期終了間際に清隆の部屋に赴き、表舞台に立つことを拒否する彼に対し鈴音を利用する形で行動するよう再度説得する。その際、龍園と決着をつけるための証人として協力する代わりに清隆と取引を成立させる。その後、清隆との計らいで龍園とも南雲下ろしの協力者(現状龍園は関与するつもりがない)として対面する。手を結んで以降は下述の混合合宿をはじめに清隆と密かに連絡を取り合い情報を提供しあっている。
3学期の特別試験である混合合宿にて南雲に勝負を挑まれ、自分以外の人間に手を出させない意図もあって勝負を受ける。南雲と同じグループに所属している清隆から情報を収集し、何も行動を起こさない南雲に不審を覚えながらも万全の体制で勝負に勝利したが、南雲が自分以外の生徒への妨害をしないという約束を反故にしたことで、橘に退学処分を下されてしまう。橘を大量のクラスポイント、プライベートポイントと引き換えに救済することを選択し、自分からの信頼を捨て宣戦布告を行ってきた南雲との対立が明確のものとなる。結果的に南雲からの攻撃を凌ぎ、無事にAクラスでの卒業を迎えた。
橘 茜(たちばな あかね)
声 - 小原好美[1]
本記事では、「橘」と表記する。
Aクラスに所属する生徒会書記。学を誰よりも信頼しているが、清隆を生徒会へ勧誘した際は動揺を隠せなかった。以降学に対しぞんざいな態度を見せる清隆に対して厳しい態度を取っている。
3学期の特別試験である混合合宿にて南雲の策略に嵌り、責任者であるBクラスの猪狩から退学処分を下され、学により多くのクラスポイント、プライベートポイントと引き換えに救済される。

新1年生[編集]

2年生編より登場する新入生達。

宝泉 和臣(ほうせん かずおみ)
本記事では、「宝泉」と表記する。
Dクラスに所属する男子生徒。中学時代に番長格として龍園と並ぶほど名を馳せていた。粗暴な性格で、上級生や龍園に対しても全く遠慮がない。龍園からは「ゴリラ」と呼ばれる。既にクラスのリーダー格になっており、七瀬と共に2年Dクラスを訪れ、鈴音や清隆らに「パートナーとして手を組んでやってもいい」と上から目線で述べる。クラスメイトには安易にパートナー選びをしないよう指示するなど頭も回る。協調を嫌い、他人のことは全く信用していない。
七瀬 翼(ななせ つばさ)
本記事では、「七瀬」と表記する。
Dクラスに所属する女子生徒。宝泉と行動することが多い。一人称は「私」または「ボク」。明るい性格で、鈴音や清隆たちにも親しく振る舞う。宝泉の暴力にも屈さない信念を持ち、鈴音ら2年Dクラスと協力関係を結んで互いのクラスのために立ち回り、特別試験を乗り切ろうとする。反面、時折鋭い眼光を放ったり、清隆に対して何か含むものを抱くといった、なんらかの裏があるような様子も見せる。
椿 桜子(つばき さくらこ)
本記事では、「椿」と表記する。
Cクラスに所属する女子生徒。清隆に対し、特別試験のパートナーの話を持ちかけた。清隆に断られた後はあっさりと引き下がった。
その後も宇都宮と行動しており、清隆からは宇都宮よりも椿のほうが頭脳係ではないかとの思いを抱かれている。
宇都宮 陸(うとみや りく)
本記事では、「宇都宮」と表記する。
Cクラスに所属する男子生徒。椿のために彼女のパートナー探しを手伝っていた。椿とは違って既にパートナーの方は決まっている。
波田野というクラスメイトが退学となった件で、原因を宝泉が作ったと睨んでおり、無人島でのサバイバルを利用して宝泉の退学を企む。
八神 拓也(やがみ たくや)
本記事では、「八神」と表記する。
Bクラスに所属する男子生徒。鈴音や櫛田と同じ中学校出身。鈴音は彼のことを覚えていなかった。櫛田に対し、特別試験のパートナーに選んで欲しいと告げる。
その後はBクラスのリーダー格となり、清隆に対して南雲から清隆の退学話を持ちかけられたことを明かしている。
天沢 一夏(あまさわ いちか)
本記事では、「天沢」と表記する。
Aクラスに所属する女子生徒。清隆や鈴音、須藤に接触し、特別試験のパートナーになっても良いと語り、当初は腕っ節の勝負、続いて料理勝負を持ちかける。清隆側が勝てば彼女が須藤のパートナーになるという条件で料理勝負を行い、清隆の作った「トムヤムクン」を認めたことで結果的に清隆綾小路側の勝ちとなった。後にヘアゴムを探しに清隆の部屋を訪れたことで、たまたま彼と一緒にいた恵とも知り合いになる。本性はずる賢く、裏で宝泉に協力する。

教職員[編集]

茶柱 佐枝(ちゃばしら さえ)
声 - 佐藤利奈[1]
本記事では、「茶柱」と表記する。
Dクラス担任教師。担当教科は日本史。生徒に対して常に辛辣な態度を取ったり、自分のミスを指摘されても悪びれない等、教育者としてやや相応しくない言動と態度が目立つ。高度育成高等学校のOGで、かつてはDクラスに在籍していた。Bクラス担任の星之宮とAクラス担任の真嶋とは高校時代からの付き合い。
高校時代にDクラスとしてAクラスを目指していた時、自らのミスでAクラスへの目標が失われたことにずっと負い目を感じており、Dクラスの担任を任されている今でも自分の担当するDクラスをAクラスにすることに鈴音以上の情熱を抱いている。今までは生徒に恵まれなかったため表向きには野望を封じていたが、坂柳理事長から清隆の話を聞き、さらに同クラスに鈴音・櫛田・平田・高円寺などの人材が揃ったことで自らの野望を再燃させ、自分同様Aクラスにこだわる鈴音を利用して綾小路がAクラスを目指すよう仕向ける。
当初は清隆がいつまでも行動を起こさないまま最初の特別試験を迎えたことで焦り、理事長から聞かされていた情報を盾に綾小路を脅迫することで無理やり彼にAクラスを目指すように仕向ける。しかし、現実に綾小路の父親が学校に接触してきたことで嘘を見抜かれてしまい、現在のDクラスの快進撃もあって逆に綾小路に抑え込まれてしまう。その後は傷心気味であったが清隆が考える平穏な学校生活に協力することで清隆がDクラスの向上に助力すること、清隆自身は裏側に徹し代役を表舞台に出すことなど一定の協力関係を継続してもらえることになる。
坂上 数馬(さかがみ かずま)
声 - 山本兼平
本記事では、「坂上」と表記する。
Cクラス担任教師。龍園による独裁を容認している節があり、更には生徒と共謀しDクラスを陥れようとする等、茶柱同様教育者らしからぬ性格の持ち主。
星之宮 知恵(ほしのみや ちえ)
声 - 金元寿子[1]
本記事では、「星之宮」と表記する。
Bクラス担任教師。普段は保健医をしている。教師というより同級生や先輩のような接し方をするフレンドリーな性格で慕われている。一方で酒好きで二日酔いのままホームルームを行うなどだらしない面もあり、生徒から呆れられることも。茶柱とは高校時代からの付き合い。Dクラスの生徒では茶柱が気にかける清隆に注目していて、それとなく一之瀬にアドバイスをしている。男性との関係はシンプルで、本人曰く「関係が深くなったら一気にさめるタイプで、やることやったら男は捨てる」(真嶋からは「それは男のセリフなんだがな」と突っ込まれている)。茶柱からは「高校時代常に自分(茶柱)の前に立たないと不満だった」と指摘されている。
真嶋 智也(ましま ともなり)
声 - 杉崎亮
本記事では、「真嶋」と表記する。
Aクラス担任教師。船上で無人島における特別試験の説明を行うなど、役割は学年主任に近い。茶柱・星之宮とは高校時代の同級生で時々彼女たちの下の名前を呼んでいる。
司馬 克典(しば かつのり)
本記事では、「司馬」と表記する。
2年生編より登場。新1年生のDクラス担任教師。
坂柳理事長(さかやなぎ りじちょう)
高度育成高等学校の理事長。Aクラスに在籍している坂柳有栖の実父。40代で口調は柔らかいが権力者にも臆さない度量と信念を持っている。7、8年前に父親から理事長の座を引き継いでいる。綾小路清隆の父親と面識があり、彼を「綾小路先生」と呼んでいる。理事長に就く前は清隆の父親と接点があり、その経緯からホワイトルームで育てられていた清隆をガラス越しに目撃している。高度育成高校の理事長を引き継いでからは清隆の父とは会っていなかったようで、自身も父親と学校の考えに賛同して学校運営に専念している。本来清隆は学園の入学者リストに無く不合格となるはずだったが、清隆を昔から知る坂柳理事長は彼がこの学園へ入学希望を出すことの事情を察知し、独断で彼の入学を手配する。清隆の父が学園にやってきて清隆の退学を迫ったときも毅然とした態度で対応した。清隆の推理では、彼をDクラスに配属させたのは担任の茶柱が表向きクラス競争に無関心に見えたからだとしている。そのため茶柱に対してはある程度清隆の事情を説明している。
理事長に就く前、清隆の父と接点があった頃は彼の考えに賛同しており、理事長に就いて父親と学園の考えに賛同した現在でも清隆の父に対して尊敬の念を抱いている。彼の息子である清隆にも好意的であり、彼が学園の生徒である限りは彼を守ることを清隆に約束しエールを送っている。不正の証拠が見つかり現在は理事長職を謹慎中(不正の証拠は清隆の退学に反対した報復として、清隆の父により偽装されたとの見方が濃厚)。坂柳理事長謹慎中は月城理事長代行が赴任している。
月城理事長代行(つきしろ りじちょうだいこう)
不正発覚により謹慎中の坂柳理事長に変わって赴任した理事長代行。高度育成高等学校の在り方に疑問を呈し、学外から人を招いた文化祭の開催を目論むなど大きく改革しようとしている。実は清隆の父の息のかかった人物であり、清隆に自主退学を迫るものの相手にされなかった。そのため退学の可能性を大きく含んだ特別試験の追加や、1年生最後の試験へ極秘で介入するなどの強硬手段に出る。

その他[編集]

綾小路先生(あやのこうじ せんせい)
綾小路清隆の父親。外見は40代。下の名前や職業は一切明かされていないが、日本という国に対してほぼ全ての場所に手を回すことのできるほどの権力を持っている。政府の運営する高度育成高等学校を、少なからず敵地と呼んでいるため、政府の関係者ではない模様。清隆とは互いに親子という認識を持っておらず、互いに淡泊な対応をしている。
自分が絶対主義だと確信する程の傲慢さと、敵対する人間を一切の躊躇なく破滅させる非情さを併せ持つ性格。坂柳理事長曰く「(清隆の両親・祖父母含み)天才やエリートというわけではないが、その精神力で敵をねじ伏せてきた」とのこと。とある計画・野望を遂行しており、ホワイトルームを稼働させ、自分の意思を継ぐ多くの人間に学問・武術などあらゆる教育を施している。中でも息子の清隆は「自身の最高傑作」として自負しており、彼を「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と呼んでいる。しかし、ある事情からホワイトルームを1年中断せざるを得なくなってしまい、それがきっかけで清隆が高度育成高等学校に逃げ込む事態を招いてしまう。その際、清隆の管理を任せていた執事の松雄を懲戒免職にした上で、息子ともども制裁を加え満足な生活も送れないように仕向け、結果として松雄を自殺に追い込んだと述べている。
その後、坂柳理事長を攻撃して一時休職に追い込み、自身の手駒である月城を理事長代理として学園に送り込み清隆の退学を画策している。
松雄(まつお)
綾小路家の執事。清隆に高度育成高等学校に逃げ込むというアイデアを出した人物とされている。
清隆が高度育成高等学校に逃げ込むことに成功した後は動向は不明、雇い主である綾小路先生からは自害したと清隆に告げられているが、清隆からは自身を自主退学させるための作り話の可能性を指摘されている。
綾小路先生の話では、清隆の逃亡を手助けした罰として解雇、その後の再就職も徹底的に妨害され路頭に迷うことになったとされている。優秀であると自慢だった息子も、綾小路先生によって有名私立高校を辞めさせられ、その後の学業も徹底的に妨害。就職も妨害され、日雇いの仕事でさえも即座に解雇されるという悲惨な日々を送らされている模様。せめて息子だけでも許してほしいと謝罪する松尾の頼みを綾小路先生が拒絶したことで人生に絶望したと、綾小路先生の口から語られているが真偽は不明。
楠田 ゆきつ(くすだ ゆきつ)
声 - 森訓久
家電量販店店員。愛里にストーカー行為をしており、彼女が一人でいた所に襲い掛かるが、清隆と一之瀬の手で防がれ、駆けつけた警備員に連行された。

用語[編集]

高度育成高等学校
舞台となる国立高校。最新設備を備え、毎月電子マネーが支給される特典があり、卒業生は希望する進路をほぼ100%認められるというふれこみで有名。
生徒をA〜Dクラスに分け、Sシステムという制度によって競争させる特殊な体制をしいている。実際には希望する進路が用意されるのはAクラスであり、Sシステムをはじめ制度を理解しない状態で生徒が入学している状態にある。町一つに相当する広大な敷地を有しており、その中で生徒に生活させるかわりに外部との連絡を禁じている。校内には監視カメラが配置されており、生徒の言動を監視している。各クラスの生徒の入れ替えは3年間ない。クラス分けは現時点での本人の能力よりも本人の抱える問題点や過去の言動などが重視されているらしく、たとえ成績優秀者であってもDクラスに振り分けられることがある。これに伴い周囲から人格者とみなされる生徒、もしくは問題児とみなされている生徒でも配属されたクラス次第では本性が正反対の者もいる。ちなみに清隆は、「たとえ能力が優秀でも何らかの問題点(過去)を持つ者はDクラスになる」と推測しており、実際に平田・鈴音・櫛田などはそれが当てはまる。
生徒は中学から推薦のあった者を対象に高度育成高等学校が徹底的に調査して入学対象者と見做された者だけが選ばれている。このため推薦されていない時点で入学は不可能となっている。実際に行われている学力試験と面接試験は単なる見せかけの入学試験であり、合否には一切関係していない。
Sシステム
各クラスを統制するために設けられている点数制度。クラスの成績によって変動し、三年次修了の時点でもっとも点数の高かったクラスのみ進路を保証される。
教員の間で存在する裏のSシステム、Sシステムのルール自体の常時変更など生徒には明かされていない部分も非常に多く、そういったシステムそのものの実態を知ることが高度育成高等学校で生き抜く鍵となっている。
クラスポイント
クラスに属する生徒達を評価したポイント。テスト結果や授業態度だけでなく、授業時間外での行動などを含め総合的に評価される。これにより優秀な生徒がいても不真面目な生徒がいればクラスポイントは減点されていくため、クラス全体がクラスポイントを意識して協力し合う姿勢が必要となる。クラスポイントの最低点は0。
プライベートポイント
月頭のクラスのクラスポイント×100円に相当する電子マネーが支給される。これをプライベートポイントという。プライベートポイントは、学校の敷地内での衣服の購入、飲食、娯楽などに用いることができる。また、校則の範囲内で賄賂などに利用することが黙認されており、その通用する範囲は秘匿されている。生徒間のプライベートポイントの授受は自由であるが、IDによって管理された学生証カードを通さなければ出納ができず、現金化は不可。学生寮、制服、教科書類は無料で支給されるほか、敷地内の商店では数量・品種限定で特売品や無料品が並び、食堂でも無料のメニューが用意されるなど、プライベートポイントが0になった場合でも最低限の衣食住は保障される。
pr
プライベートポイント (private point) の単位。
特別試験
クラスポイントが大きく変動する試験。通常の学力試験とは大幅に異なり、クラス内のチームワークや作戦、クラス間の駆け引きで結果が決まる内容になっている。
生徒会
一部の生徒によって運営される組織。生徒間の紛争を調停する裁判所の機能をある程度担っている。権限の全体は不明。
ホワイトルーム
清隆の父親がある計画のために運用している施設。外部と隔離し、子供に英才教育を施す施設であり天才を作り出す事を目的としている。
清隆も含め様々な子供を教育・競争させサンプルとすることで天才を作り出す教育システムを確立することを目的としている。計画の詳細は現時点で不明。
清隆は物心ついたときからホワイトルームにいたため、外界つまりは世間に対しての常識を体験せずに育った。また、上層部は完全な一枚岩でもなく世代といったおそらく年齢ごとの管理をされており、中でも清隆は最高傑作と評されているため、他の世代は「綾小路清隆を超えろ」といわれ続けているため、月城理事長代理曰く「綾小路清隆に憎しみを抱いている」とのこと。
綾小路グループ
メンバーは綾小路清隆、幸村輝彦、三宅明人、長谷部波瑠加、佐倉愛里。清隆の実力の一端を知り、須藤・池・山内が清隆を遠ざけたこと、櫛田と友好関係を築こうとする鈴音が清隆からの信頼を失ったことで、清隆が孤立無援となった際、勉強会をきっかけに結成された。お互いに強制や干渉しない緩いつながりであることを明言しているが、放課後や休日には皆で出かけるなど次第に絆が深まりつつある。清隆からはいざという時は切り捨てる面子と当初から判断されていたが、互いの関係が深まるにつれ有用性を見出したらしく、窮地に陥った際には助け船を出してもいい存在と認識を変えていくことになる。現状では恵に次ぐ駒として清隆の庇護下に置かれている。
プロテクトポイント
退学処分となった生徒をこのポイントを身代わりとして処分を取り消すことができるポイント。クラス内投票で賞賛票が1番多かったものに与えられた。ポイントの譲渡はできない。
OAA
2年生編から新しく導入された携帯アプリ。”over all ability”の略である。全生徒の能力値を学力、身体能力、機転思考力、社会貢献性、総合力の五科目で数値化したものを閲覧することが出来る。数値は学年ごとで評価がくだされる。また、全生徒に向けたオープンチャットを送ることも出来る。

既刊一覧[編集]

小説[編集]

1年生編
タイトル 発売日 ISBN
1 ようこそ実力至上主義の教室へ 2015年5月25日[7] 978-4-04-067657-9
2 ようこそ実力至上主義の教室へ 2 2015年9月25日[8] 978-4-04-067778-1
3 ようこそ実力至上主義の教室へ 3 2016年1月25日[9] 978-4-04-068008-8
4 ようこそ実力至上主義の教室へ 4 2016年5月25日[10] 978-4-04-068338-6
5 ようこそ実力至上主義の教室へ 4.5 2016年9月23日[11] 978-4-04-068629-5
6 ようこそ実力至上主義の教室へ 5 2017年1月25日[12] 978-4-04-069017-9
7 ようこそ実力至上主義の教室へ 6 2017年5月25日[13] 978-4-04-069231-9
8 ようこそ実力至上主義の教室へ 7 2017年10月25日[14] 978-4-04-069458-0
9 ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5 2018年1月25日[15] 978-4-04-069675-1
10 ようこそ実力至上主義の教室へ 8 2018年5月25日[16] 978-4-04-069861-8
11 ようこそ実力至上主義の教室へ 9 2018年9月25日[17] 978-4-04-065157-6
12 ようこそ実力至上主義の教室へ 10 2019年1月25日[18] 978-4-04-065506-2
13 ようこそ実力至上主義の教室へ 11 2019年5月25日[19] 978-4-04-065739-4
14 ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5 2019年9月25日[20] 978-4-04-064007-5
2年生編
タイトル 発売日 ISBN
1 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1 2020年1月24日[21] 978-4-04-064329-8
2 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 2020年6月25日[22] 978-4-04-064664-0

漫画[編集]

『ようこそ実力至上主義の教室へ』
一乃ゆゆ(漫画)・衣笠彰梧(原作)・トモセシュンサク(キャラクター原案)
本編ルートのコミック化。2016年1月27日発売の「月刊コミックアライブ」2016年3月号から連載開始。
KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉、既刊9巻(2020年1月23日現在)
  1. 2016年9月23日発売[23]ISBN 978-4-04-068550-2
  2. 2017年1月23日発売[24]ISBN 978-4-04-069039-1
  3. 2017年3月23日発売[25]ISBN 978-4-04-069120-6
  4. 2017年7月22日発売[26]ISBN 978-4-04-069303-3
  5. 2017年11月22日発売[27]ISBN 978-4-04-069532-7
  6. 2018年4月23日発売[28]ISBN 978-4-04-069747-5
  7. 2018年11月21日発売[29]ISBN 978-4-04-065321-1
  8. 2019年6月22日発売[30]ISBN 978-4-04-065704-2
  9. 2020年1月23日発売[31]ISBN 978-4-04-064297-0
『ようこそ実力至上主義の教室へ√堀北』
サカガキ(漫画)・衣笠彰梧(原作)・トモセシュンサク(キャラクター原案)
本編のIfストーリーとなるスピンオフコミック。「月刊コミックアライブ」2017年8月号から[32]2018年7月号まで連載された。綾小路と鈴音に焦点を当てたIFストーリーとなっており、展開が異なる[33]
  1. 2017年11月22日発売[34]ISBN 978-4-04-069642-3
  2. 2018年6月23日発売[35]ISBN 978-4-04-069825-0

テレビアニメ[編集]

2017年7月から同年9月までAT-Xほかにて放送された[36]。内容は原作小説の1巻から3巻のエピソードを中心にアニメ化されている。また原作4巻、4.5巻の一部内容もアニメ化されているが、原作とは時系列や内容が大きく異なっている。原作とアニメの相違点については下記にて記載。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 衣笠彰梧[37]
  • キャラクター原案 - トモセシュンサク[37]
  • 監督 - 岸誠二橋本裕之[1]
  • 助監督 - 木野目優[37]
  • シリーズ構成 - 朱白あおい[1]
  • キャラクターデザイン - 森田和明[1]
  • サブキャラクターデザイン - 前川舞、近響子[37]
  • プロップデザイン - 廣瀬智仁、小柏奈弓[37]
  • 美術監督 - 羽根広舟[37]
  • 美術設定 - 九重勝雄[37]
  • 色彩設計 - 加口大朗[37]
  • CGディレクター - 内山正文[37]
  • 撮影監督 - 平川竜嗣[37]
  • 編集 - 坂本雅紀[37]
  • 音響監督 - 飯田里樹[37]
  • 音楽 - 高橋諒[37]
  • 音楽制作 - ランティス[37]
  • 音楽プロデューサー - 佐藤純之介、吉江輝成
  • プロデューサー - 田中翔、池本昌仁、芦立春貴、飯塚彩、伊藤英生、鶴田美栄子、柏原雄太、尾形光広
  • アニメーションプロデューサー - 比嘉勇二
  • アニメーション制作 - Lerche[1]
  • 製作 - ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会[1]

主題歌[編集]

「カーストルーム」[38]
オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲・歌はZAQ
「Beautiful Soldier」[38]
エンディングテーマ。作詞・歌はMinami、作曲はZAQ、編曲は中土智博

各話リスト[編集]

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督総作画監督サブタイトル引用元
第1話悪とは何か――弱さから生ずるすべてのものだ。
Was ist schlecht? - Alles, was aus der Schwäche stammt.
朱白あおい木野目優
  • 成川多加志
  • 金子美咲
  • 藤田亜耶乃
市川美帆F・W・ニーチェアンチ・クリスト
第2話才能を隠すのにも卓越した才能がいる。
C'est une grande habileté que de savoir cacher son habileté.
風埜隼人齋藤徳明鈴木芳成
藤田亜耶乃ラ・ロシュフコー考察あるいは教訓的格言・蔵言』あるいは『蔵言集』(蔵言 No.245)
第3話人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない
Man is an only animal that makes bargains: no dog exchanges bones with another
江嵜大兄鎌田祐輔
  • 廣瀬智仁
  • 杉本里菜
  • 樋口博美
市川美帆アダム・スミス国富論
第4話他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから。
Il ne faut pas s'offenser que les autres nous cachent la vérité, puisque nous nous la cachons si souvent à nous-mêmes
朱白あおい福岡大生福井洋平
  • もりやまゆうじ
  • 樋上あや
  • 樋口博美
藤田亜耶乃ラ・ロシュフコー『考察あるいは教訓的格言・蔵言』あるいは『蔵言集』(蔵言 No.11)
第5話地獄、それは他人である。
l'enfer, c'est les autres
風埜隼人笹原嘉文
  • 金子美咲
  • 成川多加志
市川美帆ジャン=ポール・サルトル出口なし
第6話嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。
Il y a deux sortes de mensonges : celui de fait qui regarde le passé, celui de droit qui regarde l'avenir.
江嵜大兄木野目優伊藤史夫
  • 樋口博美
  • 堀江由美
  • 山田勝
  • 成川多加志
  • もりやまゆうじ
藤田亜耶乃ジャン=ジャック・ルソーエミール、または教育について
第7話無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。
Rien n'est si dangereux qu'un ignorant ami ;Mieux vaudrait un sage ennemi.
朱白あおい仁昌寺義人鈴木芳成
市川美帆ラ・フォンテーヌ寓話』――正確には『寓話詩
第8話汝等ここに入るもの、一切の望みを捨てよ。
Lasciate ogni speranza, voi ch'entrate
江嵜大兄大橋明代鎌田祐輔
  • もりやまゆうじ
  • 堀江由美
  • 祝部由香
  • 村松尚雄
  • 樋口博美
  • 小沼克介
  • 中城悦雄
藤田亜耶乃ダンテ・アリギエーリ神曲』地獄篇第3歌第9行。
第9話人間は自由の刑に処されている。
L'homme est condamné à être libre.
風埜隼人夕澄慶英!
  • もりやまゆうじ
  • 小柏奈弓
  • 小沼克介
  • 市川美帆
  • 成川多加志
  • 杉本里菜
  • 樋口博美
  • 金子美咲
  • 藤田亜耶乃
市川美帆ジャン=ポール・サルトル『実存主義とは何か
第10話裏切者の中で最も危険なる裏切者は何かといえば、すべての人間が己れ自身の内部にかくしているところのものである。
Den farligste Forræder blandt alle er den, ethvert Menneske har i sig selv.
江嵜大兄福井洋平
  • もりやまゆうじ
  • 堀江由美
  • 小沼克介
  • 市川美帆
  • 成川多加志
  • 杉本里菜
  • 樋口博美
  • 祝部由香
  • 金子美咲
藤田亜耶乃キェルケゴール『愛と生命の摂理』あるいは『愛の業
第11話しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。
Was aber die Leute gemeiniglich das Shicksal nennen sind meistens nur ihre eigenen dummen Streiche.
風埜隼人大橋明代間島崇寛
  • もりやまゆうじ
  • 渡辺真由美
  • 小沼克介
  • 成川多加志
  • 杉本里菜
  • 樋口博美
  • 金子美咲
市川美帆ショーペンハウアー余録と補遺;哲学小論集』
第12話天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。
Das Genie wohnt nur eine Etage höher als der Wahnsinn.
朱白あおい
  • 夕澄慶英!
  • 福岡大生
  • 鈴木芳成
  • 夕澄慶英!
  • 殿水敦子
  • もりやまゆうじ
  • 中城悦雄
  • 小沼克介
  • 市川美帆
  • 成川多加志
  • 杉本里菜
  • 樋上あや
  • 樋口博美
  • 渡辺真由美
  • 金子美咲
  • 森田和明
藤田亜耶乃

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[39]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [40] 備考
2017年7月12日 - 9月27日 水曜 23:30 - 木曜 0:00 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2017年7月13日 - 9月28日 木曜 1:05 - 1:35(水曜深夜) TOKYO MX 東京都
KBS京都 京都府
木曜 1:30 - 2:00(水曜深夜) サンテレビ 兵庫県
木曜 2:35 - 3:05(水曜深夜) テレビ愛知 愛知県
TVQ九州放送 福岡県
2017年7月14日 - 9月29日 金曜 23:00 - 23:30 BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年7月13日 - 9月28日 木曜 1:05 - 1:35(水曜深夜) AbemaTV
木曜 12:00 更新 dアニメストア
2017年7月19日 - 10月4日 水曜更新
日本国外 インターネット / 放送期間および放送時間
配信期間 配信時間 配信サイト 対象地域 備考
2017年7月13日 - 9月28日 木曜 1:00 (CST)(水曜深夜)更新 ビリビリ動画 中国大陸 中国語簡体字)字幕あり / 無料放送

BD / DVD[編集]

発売日[41] 収録話 規格品番
BD DVD
1 2017年10月4日 第1話 - 第3話 ZMXZ-11371 ZMBZ-11381
2 2017年11月8日 第4話 - 第6話 ZMXZ-11372 ZMBZ-11382
3 2017年12月6日 第7話 - 第9話 ZMXZ-11373 ZMBZ-11383
4 2018年1月10日 第10話 - 第12話 ZMXZ-11374 ZMBZ-11384

Webラジオ[編集]

ようこそ実力至上主義のラジオへ』は、2017年7月11日から10月10日まで音泉にて毎週火曜に配信された番組[42]。パーソナリティは堀北鈴音役の鬼頭明里と櫛田桔梗役の久保ユリカ

原作とアニメ版の相違点[編集]

• 清隆の性格が原作序盤では高校生らしい描写(台詞に感情がこもっている、友達が欲しいと思っている、鈴音にセクハラ紛いの発言をする等)が見られ、徐々にその描写が薄くなっていくのに対し、アニメ版では序盤から無気力・無感情であるかのような描写が見られる。

• 原作5巻で初登場する坂柳がアニメ版では既に登場している(名前のみそれ以前から登場している)。原作5巻は2020年現在もアニメ化されていない。

• 原作5巻で初めて「ホワイトルーム」の存在が明らかになるが、アニメ版では既に「ホワイトルーム」内で教育を受ける清隆の過去が描写されている。

• クラスの人数が原作では各クラス40人に対し、アニメ版では各クラス25人となっている(原作、アニメ版ともに物語開始時の人数)。

• 原作では登場人物の所持prの具体的な数値化はされていなかったが、アニメ版ではEDのキャスト欄の横に各話終了時点の所持prが具体的に数値化されている。なお劇中においても清隆や一之瀬の残prが具体的に描写されている。

• 小宮(Cクラス生徒)や真嶋(Aクラス担任)等の一部の登場人物のビジュアルが、原作とアニメ版で異なる(アニメ放送後に初めてビジュアルが判明したため)。

• みーちゃん(王美雨)が原作ではやや大人しめで心優しい人物として描かれているが、アニメ版では原作より性格が明るい人物として描かれている。またアニメ版第10話で池に対し、一言ではあるが辛辣な言葉を放つ描写が見られる。

• 清隆と鈴音が互いに自己紹介をするタイミングが、原作では入学式当日の教室、アニメ版では入学式当日の放課後のコンビニとなっている。

• 原作1巻でクラス生徒による自己紹介で井の頭が最初に自己紹介を行ったが、アニメ版ではカットされている。

• 原作1巻の水泳授業のエピソードは5月のpr支給前であるが、アニメ版ではpr支給後となっている。なおアニメ版では水泳授業の際にpr支給日当日のエピソードが回想されている。

• 原作1巻の5月のpr支給日当日に茶柱が1年D組生徒に「希望の進学・就職先を叶えるためにはAクラスに上がるしかない」と告げているが、アニメ版ではカットされている。

• 原作1巻では最初の勉強会に沖谷が参加しているが、アニメ版では参加していない。

• 原作1巻で櫛田の裏の顔が明らかになるエピソードは最初の勉強会後で場所は校舎の屋上だが、アニメ版では中間試験の祝勝会後で場所は川沿いの道となっている。

• 原作1巻で須藤が山脇ほか数名から挑発を受けているが、アニメ版では龍園が参加している。また原作ではその際に、茶柱が中間試験の範囲変更を1年D組生徒に伝えていなかったことが発覚し、後に清隆が須藤の赤点による退学阻止への交渉材料に使用する描写があるが、アニメ版では全てカットされている。

• 原作2巻の時系列とアニメ版第4~6話(原作2巻の内容に相当)の時系列が全体を通して、エピソードの根幹に影響を及ぼさない範囲で相違している。

• アニメ版第4話で龍園が石崎に「計画通りに実行しろ」と指示を送るアニメオリジナルが加えられている(原作では龍園が裏で糸を引いていたことが一之瀬から語られている)。

• 原作2巻で茶柱が1年D組生徒に「2000万prを支払えば、好きなクラスに移動できる」と告げているが、アニメ版ではカットされている。

• 原作2巻で茶柱が部活動への貢献度によってprやクラスポイントが上昇する旨を1年D組生徒に伝えていなかったことが発覚したが、アニメ版ではカットされている。

• 原作2巻で暴力事件に巻き込まれた須藤を救うために偽の監視カメラが存在すると石崎ほか2名を脅迫したのは原作では清隆と一之瀬だが、アニメ版では清隆と鈴音となっている。また原作では鈴音が一之瀬に偽の監視カメラを設置するためのprの貸与をお願いしている描写があるが、アニメ版ではその描写がないため、偽の監視カメラを用意した方法は不明である。

• 原作2巻で事件解決後、龍園と思われる人物が清隆と鈴音の前に現れ宣戦布告を行う描写があるが、アニメ版ではカットされている。またアニメ版第6話で作戦に失敗した石崎ほか2名に龍園が制裁を加え、龍園たちの前に現れた坂柳に対して龍園が宣戦布告を行うアニメオリジナルが加えられている。

• 原作2巻の終了直前に、清隆が自身の望んだ学園生活と現状とのギャップに溜息を漏らす描写がされているが、アニメ版ではカットされている。

• アニメ版第8話は原作の時系列では3巻の序盤に相当するが、アニメ版では原作3巻の序盤と原作4巻の一部内容を元にしたアニメオリジナルとなっている。

• 原作3巻の時系列とアニメ版第9~最終話(原作3巻の内容に相当)の時系列が全体を通して、エピソードの根幹に影響を及ぼさない範囲で相違している。

• 原作3巻で茶柱が清隆に自身の過去について話す描写があるが、アニメ版ではカットされている。

• アニメ版最終話の終盤は基本的に原作準拠だが、一部アニメオリジナルの内容が加えられている。

• 原作では3巻の無人島試験終了後に清隆が鈴音に「Aクラス昇格のために協力する代わりに、オレの詮索をするな」と告げているが、アニメ版では原作2巻の終盤に相当する第6話で同様の内容を告げている。

• アニメ版第7話(原作4.5巻の内容に相当)が原作とは時系列が異なる(原作ではアニメ版最終話より後のエピソード)。

• アニメ版第7話で登場した学、龍園、龍園の取り巻き(アルベルト、小宮、近藤、本名不明の生徒数名)、坂柳、坂柳の取り巻き(神室、橋本、鬼頭、本名不明の生徒数名)は原作では登場せず、原作4.5巻で初登場した南雲はアニメ版では登場していない。

• 原作4.5巻で1年D組の男子数名による女子更衣室盗撮作戦を未然に防いだのは清隆と恵だが、アニメ版では清隆と鈴音となっており、鈴音が各クラスの生徒の前で演説するアニメオリジナルが加えられている。また解決後に清隆にプールに突き飛ばされるのは原作では恵だが、アニメ版では鈴音となっている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 平田には、彼との間に偽りの関係を結ぶ際、寄生先として確実に利用するために小・中学校の9年間と嘘を付いていた。後にその事をクリスマスに清隆に告げている。
  2. ^ 本人はBクラスの生徒達は優しいという理由で満足しており、更に彼等と一緒にAクラスに昇格するという強い願望を抱いている。
  3. ^ アニメ版の無人島特別試験終了時点で260万pr以上。
  4. ^ a b ペーパーシャッフルの前まで。
  5. ^ 50m自由形の実際の日本記録 に匹敵する。
  6. ^ 父親が付けようとしていた名前で、母親が家を出た日から、自分自身ではそう名乗っている。
  7. ^ 最初は「あやのん」と呼んでいたが微妙ということで清隆の下の名前を聞いた際に改めて名付けた。
  8. ^ 清隆も「こいつが男でなけば危なかった」と言っている。
  9. ^ 実際、無人島特別試験では作戦遂行のため、クラスメイトのリタイア後の1週間近くを単独かつポイント不使用のまま乗り切っている。
  10. ^ アニメ版のみ。小説ではBクラスのリーダーについて言及されていない。
  11. ^ アニメ版では、葛城の傲慢さが強調されている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』声優21名が公開!”. アニメイトタイムズ (2017年5月15日). 2017年5月15日閲覧。
  2. ^ TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』声優21名が公開!”. アニメイトタイムズ (2017年5月15日). 2017年5月15日閲覧。
  3. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 6 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2017年5月25日). 2017年10月1日閲覧。
  4. ^ TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』声優21名が公開!”. アニメイトタイムズ (2017年5月15日). 2017年5月15日閲覧。
  5. ^ 原作3巻p242 及び 橋本裕之 (@lainnet01) - Twitter2017年7月26日の投稿。 2017年9月30日閲覧。
  6. ^ 月刊コミックアライブ12月号付録『ようこそ実力至上主義の教室へSS』より
  7. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  8. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 2 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  9. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 3 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  10. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 4 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  11. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 4.5 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  12. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 5 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  13. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 6 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  14. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 7 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  15. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  16. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 8 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  17. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 9 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  18. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 10 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2019年1月25日閲覧。
  19. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 11 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2019年5月25日閲覧。
  20. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2019年9月25日閲覧。
  21. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2020年1月25日閲覧。
  22. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 衣笠彰梧”. KADOKAWA. 2020年6月25日閲覧。
  23. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 1 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
  24. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 2 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
  25. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 3 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
  26. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 4 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年7月23日閲覧。
  27. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 5 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年11月27日閲覧。
  28. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 6 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  29. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 7 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2018年11月25日閲覧。
  30. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 8 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2019年6月22日閲覧。
  31. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ 9 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2020年1月27日閲覧。
  32. ^ Ifの物語を描くスピンオフコミック『ようこそ実力至上主義の教室へ√堀北』の連載が本日発売のコミックアライブ8月号より開始”. ラノベニュースオンライン. 2017年10月28日閲覧。
  33. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker 2017年7月20日 閲覧
  34. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北 1 サカガキ”. KADOKAWA. 2017年11月27日閲覧。
  35. ^ ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北 2 サカガキ”. KADOKAWA. 2018年9月25日閲覧。
  36. ^ 大人気コンビの話題作「ようこそ実力至上主義の教室へ」TVアニメ化決定!”. WebNewtype. KADOKAWA (2017年5月1日). 2017年5月1日閲覧。
  37. ^ a b c d e f g h i j k l m n スタッフ&キャスト”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月24日閲覧。
  38. ^ a b 音楽情報”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月24日閲覧。
  39. ^ 放送日・放送時間決定!”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月12日閲覧。
  40. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  41. ^ Blu-ray&DVD”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月26日閲覧。
  42. ^ ようこそ実力至上主義のラジオへ”. 音泉. タブリエ・コミュニケーションズ. 2017年6月24日閲覧。

外部リンク[編集]