恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-
ジャンル 異世界ファンタジー[1]恋愛[1]アクション[2]
小説
著者 永野水貴
イラスト とよた瑣織
出版社 TOブックス
掲載サイト 小説家になろう
連載期間 2020年11月20日 - 2022年9月28日
刊行期間 2021年9月10日 -
巻数 既刊5巻(2023年12月現在)
漫画:恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-@COMIC
原作・原案など 永野水貴(原作)
とよた瑣織(キャラクター原案)
作画 家守まき
出版社 TOブックス
掲載サイト コロナEX
レーベル コロナ・コミックス
発表号 2022年6月6日 -
巻数 既刊3巻(2023年12月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学漫画

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』は、永野水貴による日本ライトノベル。正式名称は『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-』。略称は「恋した人は[3]。イラストはとよた瑣織が担当。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2020年11月20日から[4]2022年9月28日まで連載された[5]後、10月1日に同サイトでは非公開となった[6]。書籍版がTOブックスより2021年9月から刊行されている[7]。また、TOブックスのWebコミックサイト「コロナEX」にて家守まきによるコミカライズ版が2022年6月6日から連載されている[8]

「次にくるライトノベル大賞2021」では総合部門で12位、WEB発単行本部門で7位[9]、「次にくるライトノベル大賞2022」では単行本部門で9位をそれぞれ獲得している[10]。。『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルス部門では2023年版で6位[11]、2024年版で1位[12]を獲得。2024年1月時点でシリーズ累計発行部数は45万部を突破している[13]

あらすじ[編集]

元伯爵令嬢のウィステリアは、公爵家の幼なじみ・ブライトに片思いをしていた一方、当のブライトはウィステリアの義妹・ロザリーに思いを寄せていた。 ウィステリアは魔法を使うことができない彼のため、魔法の根源に関わる《未明の地》を研究していた。ある日、ロザリーが《未明の地》の番人に選ばれる。それはいけにえになることを意味しており、ウィステリアはブライトの頼みで、《未明の地》の番人としての務めを果たす。それから23年後のある日、ウィステリアは、ブライトに似たロイドという男と出会う。

登場人物[編集]

ウィステリア・イレーネ
本作の主人公[1]。《未明の地》にて23年間番人を務める女性で、喋る聖剣サルティスと行動を共にしている[14]。実年齢は40を超えているが[15]、以前から外見の変化はない[14]。元の世界では「魔女」と恐れられているらしい[14]
『このライトノベルがすごい!』女性キャラクター部門では2024年版で3位を獲得している[16]
聖剣サルティス
神話の時代から存在している意思を持った剣[14]。《未明の地》にてウィステリアと行動を共にしている[14]。強大な力と自我を持っていたことから、長い間主となる人物がいなかった[14]
ロイド・アレン=ルイニング
《未明の地》にやってきた青年[15]。ブライトとロザリーの息子[15]。ウィステリアを倒し、聖剣サルティスを手中に収めると宣言するも、彼女に弟子入りを申し込む[15]
『このライトノベルがすごい!』男性キャラクター部門では2024年版で4位を獲得している[17]

既刊一覧[編集]

小説[編集]

  • 永野水貴(著)・とよた瑣織(イラスト) 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-』 TOブックス、既刊5巻(2023年12月1日現在)
    1. 2021年9月10日発売[18]ISBN 978-4-86699-322-5
    2. 2021年11月10日発売[19]ISBN 978-4-86699-366-9
    3. 2022年7月9日発売[20]ISBN 978-4-86699-568-7
    4. 2023年5月20日発売[21]ISBN 978-4-86699-853-4
    5. 2023年12月1日発売[22]ISBN 978-4-86794-018-1

漫画[編集]

  • 永野水貴(原作)・とよた瑣織(キャラクター原案)・家守まき(作画) 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-@COMIC』 TOブックス〈コロナ・コミックス〉、既刊3巻(2023年12月1日現在)
    1. 2022年10月1日発売[23]ISBN 978-4-86699-322-5
    2. 2023年5月15日発売[24]ISBN 978-4-86699-366-9
    3. 2023年12月1日発売[25]ISBN 978-4-86794-018-1

脚注[編集]

  1. ^ a b c このラノ2024 (2023), p. 64.
  2. ^ このラノ2024 (2023), p. 68.
  3. ^ 2021年2月12日
  4. ^ 永野水貴 [@nagano_mizuki] (2020年11月20日). "というわけでなろうで連載はじめました。". X(旧Twitter)より2023年11月26日閲覧
  5. ^ 永野水貴 [@nagano_mizuki] (2022年9月28日). "『恋した人は、 妹の代わりに死んでくれと言った。』 【202話】 これにて三部終了です。". X(旧Twitter)より2023年11月26日閲覧
  6. ^ お知らせ+少し追記”. 小説家になろう. 永野水貴の活動報告 (2022年10月1日). 2023年11月26日閲覧。
  7. ^ TOブックス公式サイト特設ページ”. 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。. 2023年11月25日閲覧。
  8. ^ 毒に満ちた異界で番人をすることになった“魔女”の恋物語、コロナEX新連載”. コミックナタリー. Natasha (2022年6月6日). 2023年11月24日閲覧。
  9. ^ ““次にくるライトノベル大賞2021”の結果が発表! 大賞に輝いたのは!?”. 電撃オンライン. (2022年2月18日). https://dengekionline.com/articles/119296/ 2024年3月24日閲覧。 
  10. ^ 「次にくるライトノベル大賞2022」受賞作特集”. キミラノ公式サイト. 2024年3月24日閲覧。
  11. ^ このラノ2023 (2022), p. 58.
  12. ^ このラノ2024 (2023), p. 56.
  13. ^ 2024年1月25日
  14. ^ a b c d e f このラノ2024 (2023), p. 66.
  15. ^ a b c d このラノ2024 (2023), p. 69.
  16. ^ このラノ2024 (2023), p. 87.
  17. ^ このラノ2024 (2023), p. 93.
  18. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  19. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら- 2”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  20. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら- 3”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  21. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら- 4”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  22. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら- 5”. TOブックス. 2023年12月1日閲覧。
  23. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-@COMIC 1”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  24. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-@COMIC 2”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。
  25. ^ 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-@COMIC 3”. TOブックス. 2023年11月25日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2023』宝島社、2022年12月10日。ISBN 978-4-299-03647-6 
  • 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2024』宝島社、2023年12月9日。ISBN 978-4-299-04899-8 

外部リンク[編集]