転生したらスライムだった件

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転生したらスライムだった件
ジャンル ファンタジー
小説
著者 伏瀬
イラスト みっつばー
出版社 マイクロマガジン
掲載サイト 小説家になろう
レーベル GCノベルズ
連載期間 2013年2月20日 - 2015年10月30日
(外伝含む)
刊行期間 2014年5月30日 -
巻数 既刊14巻
その他 WEB版:本伝全249話、
外伝2篇完結済み、
全話無償公開。
漫画
原作・原案など 伏瀬
作画 川上泰樹
出版社 講談社
掲載誌 月刊少年シリウス
レーベル シリウスKC
発表号 2015年5月号 -
発表期間 2015年3月26日 -
巻数 既刊11巻
アニメ
原作 川上泰樹、伏瀬、みっつばー
監督 菊地康仁
シリーズ構成 筆安一幸
脚本 筆安一幸
キャラクターデザイン 江畑諒真
音楽 Elements Garden
アニメーション制作 エイトビット
製作 転スラ製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 第1期:2018年10月 - 2019年3月
第2期:2020年 -
話数 第1期:全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

転生したらスライムだった件』(てんせいしたらスライムだったけん)は、伏瀬による日本小説作品。略称は『転スラ』。小説投稿サイト『小説家になろう』にて2013年2月20日から連載されていたWEB小説を大筋プロットとして大幅に改訂し、2014年5月よりマイクロマガジン・GCノベルズからが刊行されているほか、本作を原作とする漫画や外伝漫画、漫画版を元にしたアニメなどのメディアミックス展開が行われている。

目次

概要[編集]

作者の伏瀬がWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していたWEB小説が関連全作品のベースになっている。

その後、外伝執筆・公開の傍らでWEB小説を元として大幅に加筆・修正を加えた商業小説版の執筆が開始され、商業版第6巻発売と同時に川上泰樹の執筆による漫画版の少年シリウス連載(メディアミックス)が決定し、連載開始後には単行本も発売されている。さらには、監修を伏瀬、作画を岡霧硝がそれぞれ担当したスピンオフ漫画『転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方』が、マイクロマガジン社のウェブコミック配信サイトコミックライド」で連載開始された[7]

同じく「小説家になろう」で人気のあった作品『オーバーロード』から多大な影響を受けていることを、伏瀬は明かしている[8]。また、主人公のスライムはゲーム『ドラゴンクエスト』ではなくテーブルトークRPGに登場する厄介な魔物のイメージから作られている[9]ほか、伏瀬の学生時代のTRPGプレイ体験に起因して『ソード・ワールド』『ウィザードリィRPG』『ガープス』などからの影響も受けている[10]

書籍化の話は「なろうコン」に応募中の2013年11月で、評価ポイントは高くとも問題が山積みで練習のつもりで書いていた本作にオファーが来るとは思っていなかったことを、伏瀬は明かしている[11]。また、書籍化にあたっては担当編集者から大幅な指摘を受けつつ改稿しており、巻が進むにつれてWEB連載版と整合性が取れなくなっていったため、WEB連載版はプロットとして考えるようになったことを明かしている[12]

関連書籍を含めたシリーズ累計発行部数は2017年3月の時点で200万部[13]、アニメ化が決定した2018年3月の時点で450万部[14]、アニメ第1期が放送中である11月の時点で1,000万部[15]、2019年3月の時点で1,200万部突破の告知を14巻の帯に載せている。『このライトノベルがすごい!』では、2017年版で単行本・ノベルズ部門8位、2018年版で同6位、2019年版で同5位に入っている。

あらすじ[編集]

通り魔に刺されて死んだ会社員、三上悟(みかみ さとる)は、異世界の洞窟でスライムとして転生する[16]

以下の節タイトルは「転生したらスライムだった件 公式設定資料集8.5」(2016年)に従ったものである。また、内容についてはWEB版を除く全媒体版の基本となっている書籍小説版を元に構成し、各媒体版それぞれの相違点については節を分けてまとめる。

地位向上編[編集]

スライムとして転生した異世界の洞窟で「ヴェルドラ」と名乗る巨大な竜と出会い[16]、ヴェルドラは主人公にリムルの名を贈り、主人公はヴェルドラと自分に「テンペスト」のファミリネームを名づけて友達となる[17]

ヴェルドラは過去の勇者によって洞窟内に封印されていたが、リムルは転生したときに身に付けた能力、”捕食者”で封印結界ごとヴェルドラを収納[17]。洞窟を出て旅に出ることを決める[17]

洞窟があった「ジュラの大森林」にて、最初に出会ったゴブリンの集落を牙狼族から救った縁から集落の救世主となったリムルをゴブリンたちは崇め、リムルもゴブリンたちを守り養うために街づくりを行うことになる[18]。この街づくりの過程で、ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」で刀鍛冶をしていたドワーフのカイジン、その弟子のガルム、ドルド、ミルド三兄弟、ドワーフ王国警備隊長のカイドウ、ドワーフ王国大臣ベスター、ドワーフ国王ガゼル・ドワルゴなどと縁が出来る[19][20]

その後、森の洞窟周辺の調査を依頼されたカバルたち3人の冒険者にかつて爆炎の支配者と呼ばれたシズが同行[21]。ジュラの大森林にて魔物に追われていたところをリグル率いる警備隊に助けられ、リムルたちの作った街に案内される[21]。カバルたちとの対話中、シズが不意に苦しみだし、身体に宿らせていた炎の精霊であるイフリートが暴走する[21]。リムルの活躍によりイフリートを捕食者によってシズから引き離し、暴走を抑えることに成功[21]。しかし、イフリートの生命力によって維持されていたシズの体は急速に老い始める[21]。今際の際、「あなたの見せてくれた懐かしい故郷の景色のなかで、眠りたい…」とシズがリムルに願ったことで死後に遺体を捕食者で取り込む[21]。そのことで、リムルはその後「取り込んだ対象を再現出来る」という捕食者の力によりシズの姿で人間に変身する能力を得る[22]

節出典:[23][24]

森の騒乱編[編集]

新しい街づくりが続く中で、リムルたちは突如6人の大鬼族(オーガ)たちから襲撃を受ける[25]。しかしそれはリムルがオーガたちの暮らしていた里を滅ぼした仲間という誤解から発したもので、誤解が解けた後はリムルに名付けられて鬼人族(キジン)へ進化、リムルの配下となる[25]

オーガたちの里を滅ぼした豚頭帝(オークロード)ゲルド[26]に率いられたオークの軍団は20万のオーク軍となってジュラの森の中央部にある蜥蜴人族(リザードマン)の支配する湿地帯方面へ進軍しており、リザードマンの首領はこれに対抗するためには援軍が必要と判断、息子のガビルを使者としてゴブリンの集落へ援軍要請に送り出す[27]。自分たちの集落を守ることで利害の一致したリムルたちとリザードマンは協力することになったが、ガビルは強すぎる自尊心により父親もリムルたちをも侮っており、反乱を起こして首領を監禁、リザードマン反乱軍単独でオーク軍に挑む[28]

しかし、オーク軍は強く、相対したリザードマン反乱軍は惨敗してしまい、軍を率いていたガビルも殺されそうになったところをリムルたちに救出される[28]。リムルはオークロード・ゲルドとの一騎討ちに勝利し、ゲルドの消滅と同時にオーク軍は瓦解する[29]

オーク軍の侵略目的が飢餓であったことを知ったリムルは森に集う多数の種族が相互に協力し助け合う「ジュラの森大同盟」を提案、会議の参加者の全会一致をもって、リムルを頂点とする大同盟が成立する[29]

節出典:[30][31]

魔王来襲編[編集]

リムルを始めとするジュラの大森林の新戦力出現により謀略に失敗した魔王クレイマンは、同じく十大魔王のミリム、カリオンを利用してリムルたちへの牽制と情報収集を行う新たな謀略を発案する[32]。クレイマンの真の思惑に気づかないまま、ミリムとカリオンは退屈しのぎに策に乗ってリムルたちの作った魔物の町の情報収集を行うことにする[33]

ちょうどそのころ、リムルら新興魔物勢力が敵対しないかどうかの見極めのため、魔物の町にドワーフ王国の国王ガゼル・ドワルゴが武装国家ドワルゴンの騎士団である天翔騎士団(ペガサスナイツ)を率いて到着する[33]。剣戟を経て、ガゼルはリムルを信用に値する魔物と判断、ジュラ・テンペスト連邦国と武装国家ドワルゴンとの正式な友好関係を締結するに至る[33]

ガゼルとの対話が一段落したころ、前述のミリムが町へと到着する。子供のように純真で単純なミリムの性格を見抜いたリムルによりあっさりとミリムは懐柔され、友達となって以後は出来たばかりの町の中をリムルの案内により堪能し、魔物の町にそのまま居着く[34]

続いて同じく町の調査を目的として魔王カリオンの部下フォビオも到着するが、フォビオは高すぎる自尊心を持つ故に最初から魔物の町の住人を見下しリムル配下のリグルドに暴力を振るう[35]。それが理由となり魔王ミリムの逆鱗に触れて制裁されることとなり、それを屈辱に感じたフォビオはミリムに憎しみを抱く[35]。フォビオはそのまま、国元へ戻らずテンペスト周辺に潜んで復讐の機会を伺うことにする[35]

同時期、ブルムンド王国の自由組合支部長フューズも魔物の国に興味を抱き、部下にカバルらを引き連れ魔物の国へ向かう[35][36]。テンペスト到着前に森の中の戦闘で知り合ったヨウムがリムルの口車に乗り、「オークロードを倒した英雄」として祭り上げられることとなった際もこれを後押しする[35][36]

テンペスト周辺にいたフォビオの元に、「中庸道化連」を名乗る道化師の風体をした男女の魔人、フットマンとティアが訪れる[37]。フットマンとティアはミリムに復讐する手段として災厄級の魔物「暴風大妖渦(カリュブディス)」の力を取り込めると唆し、策に乗ったフォビオはカリュブディスに取り込まれて依代になり体を乗っ取られてしまう[37][36]。巨大な魔物カリュブディスに変化したフォビオはミリムへの復讐心を動機にミリムが滞在しているテンペストへ向かい、リムルを始めとするテンペストの面々および滞在中のガゼルらペガサスナイツが迎え撃つこととなる[37]。ほぼ一昼夜を費やす激戦[36]の末に、カリュブディスに変化したフォビオの目的が魔王ミリム個人にあることが判明[37]。戦闘の主導権をミリムに交代すると、ミリムはカリュブディスを一撃で葬る[38]

フォビオがカリュブディスから分離されて生き延びたことで、リムルらはこれが魔王クレイマンの思惑の内にあることを知り、魔王クレイマンを敵と認識しその動向に注意を払うこととなる[38]

クレイマンはミリム、カリオンとの会談の場に呼んでいた天翼族を支配する魔王フレイの悩みが天敵であるカリュブディスの復活が近いことだったことに気づき、これを自身の策で早期復活させ完全体となる前に滅ぼすことで恩を売り、更に先の謀略に組み込むためにフレイの持つ力を利用する算段を行う[33][38]

節出典:[36][39]

人魔交流編[編集]

国家として成立したテンペストは西方諸国と外交を行うようになり、獣王国ユーラザニアとは農作物と酒類の交易、ドワーフ王国とは回復薬ポーションを主軸とする販売路整備と技術交換、ブルムンド王国では回復薬の販売契約、相互安全保障条約、通行許可協定などを締結する。

またブルムンド王国ではリムルが正体を隠し人間として振る舞う際の身分証として自由組合で冒険者登録を行う。その後リムルはブルムンド王国を離れ、シズが暮らしていたイングラシア王国に住む、シズの教え子である自由組合総帥(グランドマスター)であり同郷人と目する神楽坂優樹(ユウキ・カグラザカ)の元へ向かう。

イングラシア王国ではユウキの保護していた不完全召喚により短命の運命を背負っていた、シズの心残りであった5人の子供たちと出会い5人を教導することにし、さまざまに反抗されながらも子供たちの信頼を掴むことに成功する。

教師として子供らに接しつつ子供らの運命を変える方策を探っていたリムルは国民全員が呪術者[40]であるウルグレイシア共和国に「精霊の棲家」があることを知り、子供らを連れて同地へ赴く。精霊の棲家を支配していた魔王ラミリスの課した危険な試練を経て、子供たちはリムルのサポートを受けながらその身に上位精霊を宿らせることで、体内で暴走していた魔素を制御させることに成功し短命の運命から解き放たれる。しかし、その最後の順番であった子供クロエ・オベールには上位精霊以上の力を持つ謎の存在が召喚され、ラミリスの警告も虚しくあっという間にクロエに憑依してしまう。

その後、リムルは子供らと別れ単身テンペストへの帰途へ就いたが、ユウキと同じくシズの教え子だった坂口日向(ヒナタ・サカグチ)の放った結界に捕らえられる[41]。ヒナタはリムルがシズを殺害したと思い込んでいるほか、ヒナタの所属する西方聖教会には魔物の存在そのものを認めない教義があり交渉が成り立たず[41]、リムルは多くの能力を封じ込まれた状態でヒナタとの一騎討ちの末、意識が途絶える[41]

節出典:[40][42]

魔王覚醒編[編集]

魔王クレイマンの配下である魔人ミュウランはクレイマンの命令により人間を装って冒険者ヨウムのパーティの一員としてパーティに加わり、テンペストに入り内部から偵察を続けていた。そのうちにミュウランとヨウムは互いに愛し合うようになるが、そのときクレイマンよりテンペスト全体に魔法結界を張るという命令を受け、即座に正体がばれてしまうことで自身の身の危険を感じるも、愛する者への害意をほのめかされたミュウランは命令に逆らうことが出来なかった。

西方諸国でも大国のファルムス王国では国王エドマリス以下の王侯貴族たちがテンペストのもたらす新技術、貿易路を脅威と感じ、また魔物の国家であることから謀略により大義名分を得てテンペストを侵略しようと画策を始めており、3人の残忍な性格を持つファルムス王国所属の異世界人はテンペストに赴き魔物相手に痴漢冤罪を手段として諍いを始める。

異世界人3人とテンペストの魔物たちとの戦端が開かれたその瞬間にミュウランによる魔法無効結界が展開、更にその上に西方聖教会の大司教レイヒムが封魔結界を重ねられたことでテンペストの魔物たちは大幅に戦闘力を削がれ、シオンを始めとする一部の幹部が死亡または重傷を負い、また魔物の住民100名ほどが犠牲となって死亡する。

ヒナタに襲われたリムルは分身体を放つことで生き延びており、急ぎテンペストへ帰国したが既にシオンらが死亡した後で、三日間茫然自失の日々を過ごす。その後エレンにより「おとぎ話」として「ペットの竜を失った少女が怒りにより大量虐殺を行った際に魔王進化が起こり、魂の繋がりがあった竜も死亡後の状態に関わらず進化し蘇生した」という物語が語られる。リムルはそれを聞き、同様に自身が魔王に覚醒すればシオンらが蘇る可能性があると考え、大賢者に計算させたところ蘇生成功率3.14%の計算結果を得る。 また今回の住民蹂躙の直接の原因として自身の人間への対処の甘さを認識し「敵対する者とは徹底的に戦う」という新たな方針を打ち出す。仲間たちは皆それに賛同し、ファルムス王国との戦争を決意、ベニマル以下の幹部らはテンペスト周辺に展開する異世界人3人を含むファルムス王国の兵士らを殺害、リムルは1人でファルムス王国の軍隊2万人に相対、国王エドマリス、大司教レイヒム、王宮魔術師ラーゼンを捕虜として捕獲、それ以外の全員を完全に虐殺する。

大量の魂を得たリムルは予定通りに魔王への進化を開始、アルティメットスキル2つを獲得するなど能力に大幅な進化を得、配下にもその進化の影響が及んだことから死亡していた幹部、住人全員が蘇る。

喜びに湧くテンペスト住民たちだったが、そのとき獣王国ユーラザニアより避難民がテンペストへ到着し、獣王国ユーラザニアが魔王ミリムの手により滅んだことを知らされる。また、同時期についに竜種ヴェルドラを捕らえていた結界の解析が完了したため、リムルはヴェルドラを復活させる。

対ファルムス王国戦後の戦後処理、一連の事件の黒幕であることが確実となった魔王クレイマンへの対処、西方諸国への対応などに頭を悩ませつつ、リムルはテンペストに味方する者たちを集め大会議を開き、リムル自身と仲間たちの力を確認しつつ第一にクレイマンへの対処、第二に西方聖教会の順で対処を行うことを決定する。

節出典:[43][44]

八星輝翔編[編集]

中庸道化連の集まる中で、ラプラスはルベリオスの奥の院で魔王ヴァレンタインがいたことを「謎の少年」に報告する。謎の少年はクレイマンが王と仰ぐ「呪術王(カースロード)カザリーム」を全盛期の力を持たない不完全状態ながらも現世に女性の肉体を持って復活させた人間であり、カザリーム復活を餌にクレイマンが各地を暗躍させたり、ミリムを操るための魔術道具「支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)」をカザリームに作らせクレイマンに与えたりしていた影の黒幕だった。

ラプラスの報告により中庸道化連の今後の計画の障害となる魔王ヴァレンタインの排除を画策した結果、少年たちは全魔王を魔王達の宴(ワルプルギス)に集中させることで魔王ヴァレンタインを奥の院から宴へおびき出し、魔王不在となった隙をついて奥の院内部の調査を行うこととする。

そのころ、リムルたちは後に「人魔会談」と呼ばれることとなる諸外国代表を集めた国際大会議を開いていた。そこで聖騎士ヒナタへの対策、ヨウムを擁立した(ファルムス王国に代わる)新国家樹立の工作などを話し合う。そこに魔王ラミリスが現れ、魔王達の宴の主催となるクレイマンの思惑が魔王カリオンとリムルの抹殺であることを告げる。リムルたちは戦の準備を開始、またリムル自身は魔王達の宴に参加しクレイマンと宴の場で直接対決することを決定する。

クレイマン軍と魔国連邦・獣王国ユーラザニア連合軍との間で戦端が開かれたが、内容は連合軍の一方的な殲滅戦となり、クレイマン配下は最終的に追い詰められクレイマンの事前布石により配下のひとりがカリュブディスに強制変化させられたりもしたが、ベニマルの「黒炎獄(ヘルフレア)」により一撃で焼き尽くされ戦闘は連合軍の勝利で終了する。

また、別働隊としてシュナ、ソウエイ、ハクロウはクレイマンの本拠地傀儡国ジスターヴの城へ潜入する。そこは「死霊の王(ワイトキング)アダルマン」が守護しており3人は苦戦を強いられたものの、シュナ対アダルマンの一騎討ちでシュナが勝利したことによりアダルマンとその部下たちはカザリームから受けていた呪縛から解き放たれ自由の身となりシュナに忠誠を誓う。

魔王達の宴の場ではクレイマンの一人芝居を経て最古の魔王ギィの命令によりリムル対クレイマンの戦いにより決着をつけることとなる。クレイマンは支配の宝珠を用いて支配している魔王ミリムを配下として用いることで勝利は揺るぎないものと信じていたが、実はミリムは操られている演技をしていただけで支配されておらず、またミリムの手にかかって死亡したはずの魔王カリオンも生存しており、クレイマン自身の戦闘力もリムルたちより全く劣っており勝機はなく、追い詰められたクレイマンはさまざまな手段を講じてあがいたものの、最後は悔恨の念と共にリムルに捕食され魂も含め完全に消滅する。

クレイマンの消滅後、魔王フレイと魔王カリオンは魔王の座を退き魔王ミリムの下につくことを宣言、魔王ギィに認められて魔王の総数は8人となる。紆余曲折のあと、8人の魔王の総称は8番目の新魔王となった「新星(ニュービー)リムル」の命名によって「八星魔王」と決定される。

節出典:[45][46]

聖魔対立編[編集]

リムルからファルムス王国攻略を一任されたディアブロは周到な計略を練り、行動を開始する。行動に際しては対ファルムス王国戦で捕虜にした国王エドマリス以下3名を使役し、ファルムス王国貴族会議をテンペストの有利に導く。

そのころ、ヒナタはテンペストへの対処について、神(魔王)ルミナスよりテンペストとの戦いは避けるようにとの指示に対し、東の商人の思惑によってリムルたちと敵対するように誘導されていたことに気づいたこともありテンペストと敵対する意志は既になかった。しかしヒナタら聖騎士団と法皇直属近衛師団との合同会議の場に届いたリムルのメッセージは何者かに改竄されており、ヒナタとの一騎討ちを望むかのようにしか聞こえないものとなっていた。ヒナタは前回リムルを襲った責任を考え、単身でテンペストに赴く意志を伝え、西方聖教会の最高顧問である「七曜の老師」たちはヒナタへ「竜破聖剣(ドラゴンバスター)」を授け送り出す。しかし、単身で出立したヒナタを心配したヒナタを慕う複数名の聖騎士たちはヒナタの後を遅れて追いかけ、またその更に後を七曜の老師たちの命令により100名の聖騎士たちが追っていた。

このとき、西側諸国を経済面から牛耳っていたグランベル・ロッゾ以下五大老は自身の戦略の邪魔になるヒナタとリムル以下テンペストを排除する目的から七曜の老師、ヒナタ部下の聖騎士、東の商人と密かに通じ抹殺に向けて水面下で動いており、手始めにファルムス王国大司教の地位にあったレイヒムを殺害しテンペスト勢の仕業に見せかける。

ヒナタはテンペストに到着しリムルと話し合いでの解決を試みたが、七曜の老師の命令によって後続していた100名の聖騎士たちが戦闘を仕掛けたことからなし崩しに開戦、リムルと一騎討ちになる。ヒナタは苦戦し最大の奥義を破られ敗北し、最後には七曜の老師から授かった竜破聖剣が爆発、咄嗟にリムルを庇ったヒナタは瀕死の重体となる。

ファルムス王国でもディアブロの策略通り新王対前王の様相で戦闘準備が進んでいたが、ディアブロは大司教レイヒム殺害の新犯人を暴くため単身でその軍勢を止めることにし、相対した人間たちも圧倒的な悪魔公(デーモンロード)の力量を目の当たりにしたことで、恐らく真犯人は七曜の老師であることに気づく。そのとき七曜の老師たちのうち3名が真実を知った人間たちを抹殺するためにその場へ現れる。

同時期、リムルとヒナタの元にも七曜の老師たちの2名が現れ、ヒナタの引き渡しを要求したが思念伝達によりディアブロから報告を受けていたリムルはこれを拒絶。戦闘になるがリムルは七曜の老師たちの攻撃をことごとく跳ね返し、またその場に遅れて登場した魔王ルミナスにより七曜の老師たちは粛清され、ヒナタはルミナスによって癒される。

ファルムス王国へ現れた七曜の老師たちもディアブロによって殺害され、新王エドワルドはディアブロに怯えつつ英雄ヨウムに新王の譲位を約束しファルムス王国の戦後処理は終了する。

最後に残っていた七曜の老師のまとめ役、日曜師グランも聖騎士枢機卿ニコラウスによって殺害され、七曜の老師たちの悪事は潰えたかに見えた。しかし日曜師グランはグランベル・ロッゾの精神体に憑依され操られており、肉体を失ったグランベル・ロッゾは元の肉体に戻り生存していた。本体へ戻ったグランベル・ロッゾに、孫娘であり転生体であるマリアベル・ロッゾは「魔物の町はロッゾ一族にとって危険な存在であり、潰さなければならない」と告げる。

節出典:[47][48]

領土掌握編[編集]

リムル、ルミナス、ヒナタらはテンペストに滞在しこれまでの経緯をお互いに説明、和解し今後について話し合いを行い、

  1. 神聖法皇国ルベリオスはジュラ・テンペスト連邦国を正式に国家承認する
  2. 神聖法皇国ルベリオスはジュラ・テンペスト連邦国と100年の友誼を結ぶ
  3. ルミナス教の「魔物の生存を認めない」という教義を撤廃する

…の3点が決定された。

テンペストはリムルの魔王就任を祝賀する「開国祭」の式典を行うことになり、各国首脳部へ招待状を送付したが西方聖教会筆頭騎士ヒナタが魔王リムルに敗北したというニュースも同時期に西方諸国へ伝わっており、各国は対応に苦慮していた。しかし武装国家ドワルゴン国王ガゼルはリムルが人類に敵対するはずがないと信じ、引き続きテンペストとの友好関係を続けることを宣言、神聖法皇国ルベリオスの国交も正式に開かれ、また魔導王朝サリオンも皇帝自らがテンペストへ外遊することが決定する。

リムルがテンペストへ帰国すると魔王ラミリスがテンペスト移住を強行しようとしている現場に遭遇、リムルは呆れつつもラミリスの持つ「迷宮創造」の能力で冒険アトラクションを作成出来る可能性に気づき、建設途中の闘技場の地下に作成することを決定する。これにより、

  1. ラミリスとその配下にテンペストへの移住を認めること、迷宮運営者として給金を与えること
  2. 迷宮という別次元の分離空間最下層に竜種ヴェルドラの居住地を作成することでヴェルドラが他者の害毒となる魔素の開放を我慢せず行えるようになること
  3. ヴェルドラの放出する魔素により自然発生する魔物を迷宮内部で徘徊するモンスターとして活用すること
  4. 下層階層ボスとしてアダルマンら配下のほか、魔王ミリムが捕獲してきた竜族を配置すること
  5. クロベエの武具試作(失敗作)品を各所に配置すること

などにより「金銭を支払って迷宮に潜り、アイテム類の取得を目的とする迷宮アトラクション」として仕上げられていく。

その後ブルムンド王国から豪商ミョルマイルが開国祭運営、テンペスト武闘大会運営の責任者としてテンペストへ移住し、正式にテンペストの幹部となる。同時期、ジュラ大森林の各部族代表たちが魔王リムルへの謁見に首都リムルを訪れる中、長鼻族(テング)の現族長カエデが幹部ハクロウの妻であり、またカエデの娘であるモミジがハクロウの娘であることが明らかになる。

謁見終了後、リムルはソウエイに命じて調査させていた「ジュラ大森林に住むエルフを強制連行しエルフ奴隷として奴隷売買を行っていた犯罪組織」について報告を受けたが、この奴隷商会が「勇者マサユキ」と名乗る者によって滅ぼされ、勇者マサユキは救出したエルフたちを連れてテンペストへ訪れる、とのことであった。しかし勇者マサユキは魔王討伐を行う心づもりであるという噂もあり、マサユキの名前から召還者であることを予測したリムルは話し合いの場で解決することを望み一切の手出しを禁じる。

節出典:[49][50]

魔都開国編[編集]

節出典:[51][52]

魔人暗躍編[編集]

節出典:[53][54]

勇者覚醒編[編集]

節出典:[55][56]

戦争前夜編[編集]

節出典:[57][58]

登場人物[編集]

公式参考資料集8.5に記載のあるキャラクターについては名前横に記載ページ数を記した参考文献として付記し、以下の各解説文末注記からは省いた。

また、国家の下に各国所属(または在籍)人物を置くことで登場人物を分類した。

声の項は、テレビアニメ版の声優を指す。

ジュラ・テンペスト連邦国(魔国連邦)[編集]

リムル=テンペスト[59] / 妖魔族(スライム)[60] ⇒ 魔粘性精神体(デモンスライム)→竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)
声 - 岡咲美保[61]
主人公。異世界の人間(日本人)である三上悟(みかみ さとる)(声 - 寺島拓篤[62])という37歳のサラリーマンが通り魔に刺されて死亡し、スライムに転生した。その後、この世界で最初に縁を持った同郷人である井沢静江(シズエ・イザワ)を吸収したことによりシズの姿をやや幼くした容姿として人化する能力を身につけた[63][注 1]。人化した際は銀髪金眼の愛くるしい少女寄りの中性的な容姿となり、黒を基調とした獣毛獣皮のコートなどを身につける[注 2]
転生した洞窟でヴェルドラと出会った後、ゴブリンの村落を助けたことを皮切りに多くの魔物たちと知り合い、やがてジュラの森を拠点とした多民族国家「ジュラ・テンペスト連邦国」の盟主となる。
基本的には剽軽で温厚な平和主義者であり、サラリーマン時代も含めて頼られると嫌と言えない性格の持ち主[65]。名付けした配下の魔物たちを家族のように思っており、配下が1人でも欠けると精神のバランスを崩す可能性が高いことが配下の一人であるシュナから指摘されている[注 3]。そんなリムルの性格は日本人としての記憶持ちなこともあり、基本的には平和主義。しかし現在では自分のなかまを傷つける者には容赦しないだけの非情さも身につけた。また、基本的に行動理念は「種族問わず楽しく快適に過ごせる国を作りたい。」そうした要望のままに突き進んだ結果、魔国連邦の衣食住は、いまやほとんどの国の比べても引けを取らないレベルにまで達している。外見はぷよぷよしたおまんじゅうであり女性たちからは人気である。人化すると、ぱっちりとした瞳、うっすら青みがかった銀髪の美少女姿だかスライムには性別がないため、変身後の姿も中性体である。[67]
交友関係として、暴風竜ヴェルドラとは互いに名を送り合い魂の回廊を繋いだ義兄弟のような関係、魔王ミリムとは親友(マブダチ)の間柄を持っている。
呼吸を必要とせず、周囲の魔素を取り込んで活動している。スライム状態では五感のうち、触覚以外を持ち合わせていないため、魔力感知で知覚している。
以下にこの世界への転生時に獲得した能力を記す。
種族「スライム」
死亡時に血が足りなくなると人は死ぬということを考えていたために「血液が不要な身体」であるスライムへ転生することになった[65][68]
溶解、吸収、自己再生の固有スキルを内包しているが、後に「捕食者」の機能である「擬態」と統合されて消失[69]
大賢者(エイチアルモノ[70]
声 - 豊口めぐみ[61]
死亡時に童貞であったため、「30歳まで童貞だったら魔法使いになれる」という俗説から、もうすぐ賢者、大賢者も夢じゃないなどと考えていた結果、修得した[65][68]
本来は疑問や会話の応答などは出来ないが、自己改造を行い、進化時などに響く【世界の言葉】の機能の一部を流用することで応答をすることが可能となった[17]。このスキルは、知覚速度を通常の千倍に加速させる『思考加速』、対象の解析や鑑定を行うことができる『解析鑑定』、解析したい事象を自分の思考と切り離して演算を行うことができる『並列演算』、呪文の詠唱が必要な魔法等を無詠唱で行使できるようになる『詠唱破棄』、この世界において、隠されていないあらゆる事象を網羅する『森羅万象』を内包する。会話、応答はするものの、機械的で自我は持たない[65]。一方で自我があるかのような発言を見せる場合がある[21][71]。のちにシズを捕食した際に獲得した『変質者』を統合し、自我を持つ究極能力(アルティメットスキル)『智慧之王(ラファエル)』に進化した[70]
捕食者(クラウモノ)
同じく童貞由来で習得。対象を体内に取り込む「捕食」、取り込んだ対象を解析、研究、またアイテムを創造する「解析」、捕食対象を収納したり、解析で作成したものを収納する「胃袋」、取り込んだ対象のうち、解析に成功したものを再現する「擬態」、解析の及ばない有害な効果を収納し、無害化の後に魔力に還元する「隔離」の効果を有する[17]。オークディザスター・ゲルドを捕食した際に得たスキル「飢餓者(ウエルモノ)」と統合したことで『暴食者(グラトニー)』に進化する。ファルムス王国と西方聖教会の連合軍によるテンペスト襲撃により激しい憎悪を抱き、殺害されたシオンたちを復活させるため魔王への覚醒へと到り、襲撃者たちを惨殺する過程で得たスキル『心無者(ムジヒナルモノ)』を『暴食者(グラトニー)』に統合し、大罪系究極能力(アルティメットスキル)『暴食之王(ベルゼビュート)』へと進化した。
刺突耐性、物理攻撃耐性、痛覚無効
死因が刺殺だったことから獲得。
電流耐性、麻痺耐性
死に際にハードディスクを水に沈めて電気を流して消去して欲しいという願いから代行措置として獲得。
熱変動耐性
死に際に傷口が熱いと思ったことから「耐熱耐性」を、だんだん体が寒くなっていったことから「耐寒耐性」を獲得[65]。両特性を獲得したことからスキルが進化し、獲得した[65]。炎の巨人(イフリート)が放った炎系最上位範囲攻撃を無効とする防御力を持つが[21]、「無効」ではない。
サトル
人間形態のリムルがたまに名乗る偽名。リムルとしての正体を隠し人間界で活動する場合に使用される。
「魔物の国の歩き方」ではフラメアの上司として登場し、西側諸国の商人たちがフラメアを籠絡しようとしていたのに釘を差していた。

幹部[編集]

ベニマル(紅丸)[72][73] / 大鬼族(オーガ) ⇒ 鬼人族(キジン) ⇒ 妖鬼(オニ
声 - 古川慎[61]
元はジュラの森にあったオーガ一族の里を治めていた族長の息子で、シュナの兄。
オークロードの侵攻によって故郷を滅ぼされ、脱出して来た先でリムルと出会い黒幕と誤解して戦闘、敗北しさまざまな利害を考慮した末に一族全てを率いリムルに忠誠を誓う。オーガ族の再興の目的を持つが[74]、リムルの器の大きさに対して心酔しており、心からの忠誠を誓っている。戦闘では太刀による剣技の他に、炎熱による攻撃を用いる[75]
指揮統率に優れたユニークスキル「大元帥(スベルモノ)」を持ち、侍大将としてオーガ300名の戦闘集団「紅炎衆(クレナイ)」と、ホブゴブリン3000名の強襲打撃部隊「緑色軍団(グリーンナンバーズ)」を率いる。地位と実力に加え、精悍な美男子であり、モミジ[76]やアルビス[77]を始め、多くの女性からアプローチを受けている。
ソウエイ(蒼影)[78][73] / 大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 江口拓也[61]
元オーガ一族の家臣でリムル直属の隠密集団「藍闇衆(クラヤミ)」首領。情報収集に長け、二刀流の小太刀や『粘鋼糸』を使っての戦闘力も高い。性格は冷酷でリムルの「雑魚であっても無闇に殺すな」という指示を、「徹底的に甚振ったのちに回復薬を与えて放逐する」という手順で実行している。基本的にリムルと自国の仲間のこと以外には興味がない。
シオン(紫苑)[79][73] / 大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 悪鬼(オニ)[47]
声 - M・A・O[61]
元オーガ一族の家臣でリムルの筆頭秘書。外見は、黒曜石のような一本角を持ち長い髪をポニーテールにした巨乳のクールビューティーという感じだが、実際には暴走しやすく、何でも実力行使で解決したがる悪癖を持つ。そのため秘書としての実務能力はシュナに劣る。和装が基本のオーガ出身メンバ―の中で、唯一リムルからデザインを伝えられたパンツスタイルのレディススーツを着ている。
戦闘時には「剛力丸」と名付けた身の丈ほどの大太刀を愛用している。他の刃物に浮気するのは躊躇われると包丁を使わず料理にすら使用するほどであるが[70]、腕前は戦闘とは雲泥の差。知らずにシオンの淹れた「お茶らしきモノ」を飲み込んだゴブタは「毒耐性」のスキルを獲得している[80]。その後、手料理を供する場合はベニマルに許可を得るように厳命され、試食を続けたベニマルはゴブタ同様に毒耐性が身に付いた[80][70]
ファルムス王国配下の異世界人による襲撃を受けた際に非戦闘員を含む住民と共に死亡するが、魔王進化中のリムルの意を受けた智慧之王(ラファエル)に蘇生処置を施された結果、不死身の半精神生命体となる。以後自身同様に蘇生された約100名の不死の戦闘集団「紫克衆(ヨミガエリ)」を率いる。復活後に過程を省いて結果を導き出す能力「確定結果」を内包したユニークスキル「料理人(サバクモノ)」を獲得する。このスキルを使用することで料理の味は良くなったが、見た目や食感が怪しい謎物質なのは変わっていない[70]
作中でシオンのみ「妖鬼ではなく悪鬼」となっている[47]
シュナ(朱菜)[81][73] / 大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 千本木彩花[61]
元はオーガ一族の姫で、ベニマルの妹にあたる。白磁の二本角を備えた薄桃色の髪に真紅の瞳をした美少女。
高い洞察力と解析スキル、『解析者(サトルモノ)』を持ち、格上であるアダルマンを魔法スキルの効率的な運用、魔物でありながら神聖魔法の駆使などで下し勝利を収めている[82]
ほとんど役に立たない秘書であるシオンに代わって秘書業務を全て管理している他、料理や裁縫などのスキルも高く、織物に関しては生産事業の指揮を執る立場にいる才女。リムルを慕っており、よくシオンとリムルの取り合いをしている。
基本的に心優しく控え目な性格の持ち主だが怒ると怖く、笑顔のまま怒気を発するタイプ。
ハクロウ(白老)[83][73] / 大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 大塚芳忠[61]
オーガ一族の家臣。比類なき剣技の達人で剣鬼の異名を持ち、朧流の異世界人であった荒木白夜(ビャクヤ・アラキ)の孫[49]。普通のオーガの3倍は生きており、寿命も残りわずかであったが、リムルからの名付けを受けたことで鬼人に進化した際に老人から初老くらいの年齢まで若返った[30]
魔国連邦の幹部以外にもドワーフ王ガゼル・ドワルゴなど、さまざまな者に剣技を指南する「指南役」を務めている。
後に実子となる娘モミジがいることが判明、新たな弟子のひとりとして加えることとなった[84]。剣術のみならず、料理にも造詣が深く魚の解体や寿司を握るなどの板前技能も持っている[51]
ゲルド[85] / 豚頭将軍(オーク・ジェネラル) ⇒ 猪人族(ハイ・オーク) ⇒ 猪人王(オークキング)
声 - 山口太郎
元はリムルに敵対・敗北した豚頭帝(オークロード)から豚頭魔王(オークディザスター)へ進化した魔王ゲルド(声 - 乃村健次)の息子で、名付けの際にリムルが敗北した父親「ゲルド」の名前を引き継がせた。ハイオーク5000名からなる「黄色軍団(イエローナンバーズ)」を率いる。「胃袋」を共有できるというユニークスキル「美食者(ミタスモノ)」を持つ。
真面目で義理堅く職人肌で、魔国連邦から各国に伸びる道路敷設業務ほか国家建築事業関係を一手に引き受けており決して欠かすことの出来ない人材となっているほか、戦闘ではオーラを実体化させて触れた対象を腐食させるスキル「混沌喰(カオスイーター)」や、防御特化のユニークスキル「守護者(マモルモノ)」で、恐ろしく硬い防御力を活かした壁役を担う戦い方を行う。
現在はリムルが設計し、魔王ミリム、元魔王フレイ、元魔王カリオンの居城とある摩天楼高層建築物の建築に従事しており[86]、リムルらから「戦闘には参加させない、与えられた職務を優先して欲しい」という願いから以後戦闘参加していない[47]。しかし、帝国との戦争では軍団長を任され、そこで監査役としてつけられたカレラと意気投合する。迷宮攻略に失敗し、アゲーラの勧告を否定して徹底抗戦をしてきたカリギュリオたち帝国兵との闘いで、カレラが核撃魔法で10万もの軍勢をほとんど消滅させたときにはその強さに呆れ交じりに畏怖を示した[87]
ディアブロ[88] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))[43]
声 - 櫻井孝宏[89]
魔王ギィ・クリムゾンと同格・同郷の悪魔で、かつては「原初の黒(ノワール)」と呼ばれた悪魔系統の筆頭。
「個々の強さを最強とすることに執着する戦闘狂である悪魔族」でありながら、強さに執着がない、という珍しい悪魔系統[47]
リムルの魔王覚醒直前に配下2名と共に現世に召喚され、後にシオンたち死亡者蘇生のために配下2名を提供したことからリムルに名を与えられた。
主であるリムルに心酔し凄まじいまでの執着を見せ、秘書の座を巡りシオンと日々しのぎを削っている。リムルを信奉するものには寛大だが、敵対するものには迷わず排除しようとし、その方面で意気投合するシオンと共にリムルを辟易させている。
ユニークスキル「誘惑者(オトスモノ)」を所持しており、リムルが覚醒前に習得したスキル「心無者(ムジヒナルモノ)」と同様自分に屈した相手の生殺与奪を握り、半強制的に従属させることが可能。
強さとしてはリムルに次ぐ実力で、名付けの際に「覚醒魔王として魔人のころより10倍に達した(リムルの)魔素の半分をごっそり持って行かれた」とあり、他の幹部たちとは一線を画している。11巻では原初の悪魔「白(ブラン)」「黄(ジョーヌ)」「紫(ヴィオレ)」の三人とそれらの配下を勧誘してきた[90]
勇者クロノアの騒動の後、ルミナス、レオン、ギィ、ディーノ、ラミリスとの魔王会談でリムルと知り合った経緯を嬉々として語りだし、そこで自分がシズと縁があり、彼女の死期を察知して様子を見ていたときにリムルと(一方的に)出会ったこと、リムルの最初の召喚の際に自身の眷属であるベレッタに先を越されてしまったこと、以来次にリムルに呼び出される機会をずっと伺っていたことを明かした。さらに自分より先にリムルに召喚されたベレッタに嫉妬し、リムルに隠れて粛清しようとしたが、ベレッタの肉体がリムルが造ったものであることから手が出せず、ベレッタ本人からも自分の身体はリムル様のお手製であるから手を出せば不興を買うと言い放たれ、断念したという[91]
アニメ24話にてシズ(井沢静江)と知り合う経緯が語られた。フィルトウット王国に巣くう上位魔将(アークデーモン)・オルトスによって致命傷を負わされながら逃げ延びた銀嶺という冒険者の片割れに召喚され、彼女の魂と引き換えにフィルトウット王国に巣くう悪魔達の殲滅を請け負う。クロという呼称で活動する中、フィルトウット王国から悪魔討伐の依頼を受けた冒険者の一人であるシズと対決することになり、イフリートの力を高度に操るシズの実力に目を見張った。それでも自身にとって脅威ではなかったが、彼女に止めを刺そうとしたとき、彼女の仮面に阻まれ片腕を飛ばされる。その仮面の時間圧が無限であることに驚愕し、時を超えた代物であることを看破してシズへの興味を強め一時その場を去る。後に本性を現したオルトスにシズが追い詰められているところに姿を現し、下位悪魔たちの憑依した騎士たちや、魔族に寝返っていた国王や大臣を悉く殺害、アークデーモンであることを鼻にかけ自らを下賤な悪魔と侮るオルトスを魂もろとも滅ぼした。事態が終息した後はシズに自身が王国を滅亡させた悪魔であり、それをシズが討伐したと口裏を合わせるよう持ち掛け、その取引と引き換えにシズに対して狙うことはしないと約束し、その場を去った。そして、シズの死期を感じ、その様子を観察しているときにリムルを知り、無限の時間圧に守られているはずの仮面が割れたことで、リムルがその仮面の創造に関与する人物だと確信し、リムルこそ自らを真理に導く存在であると以降リムルの下に馳せ参じる機会を伺っていた。
名前の由来はスーパーカーシリーズ[92]より、ランボルギーニ・ディアブロ
テスタロッサ / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))[90][93][94]
「原初の白(ブラン)」と呼ばれていた女性型の悪魔。魔国連邦の発展に伴い、新たに責任者が必要な状況に対してディアブロが勧誘してきたのだが、その実ディアブロ自身がリムルの側を離れたくないという理由で仕事を押し付けるために連れてこられた。リムルを直に見たことで臣従を決め、配下の悪魔・700体と共に名付けを受けたのち受肉。魔国連邦最大の戦力にして恐怖の象徴「黒色軍団(ブラックナンバーズ)」となる。その悪魔達のリーダー格として自らを含む原初の3人はそれぞれの副官と共に官職に就く。核撃魔法などといった人間や通常の魔人では儀式魔法としてでなければ使えない魔法を個人で使用できる。
白銀の髪に赤い瞳を持ち、気品あふれる令嬢のごとき美女。原初の悪魔の中でも誇り高く、彼女が誰かに臣従した事実は同じ原初であり、世界最強の一角である魔王ギィをも驚かせた。淑やかな外見に反し、好戦的で苛烈な性格で、戦闘では黒・ディアブロと並んで厄介と言われるほどの技量。[55]
魔国連邦においては副官のモス、シエンを従えて評議会に出向する外交武官となる。
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[90]より、フェラーリ・テスタロッサ
ウルティマ / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))[90][93][94]
「原初の紫(ヴィオレ)」と呼ばれていた女性型の悪魔。テスタロッサ同様ディアブロに勧誘され、リムルを目にしたことで忠誠を誓った。
魔国連邦においては副官のヴェイロン、ゾンダを従えて検察庁検事総長となる(立場上はログルドの部下)。ログルドに対してはおっちゃんと呼び懐いており、ログルドのほうも正体をしらないため、嬢ちゃんと呼び可愛がっており、関係は仲のいい親子のようなもの。
紫の髪をサイドポニーテールにした少女で、一見可愛げのある明るい少女であることから、原初の悪魔三人娘の中でもちゃんづけやお嬢ちゃんと呼ばれ可愛がられている。しかし、ルミナスやディアブロなど彼女を知るものからすると、本性は陰気で陰湿で残虐非道の代名詞のような存在と言われている。そのことを裏付けるように、帝国との戦争でファラガ少将の飛行艇に乗り込んだ際、自分を侮辱したファラガを最後まで残し、彼の部下たちを情報を抜き取るついでに平然と虐殺し、最後の一人になったところを核撃魔法「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」を抱え込ませ飛行艇ごと蒸発させた[95]
カレラとは職務内容から食事のメニューまで何かと張り合ってケンカになり、賭けの対象とされるなど町の名物となっているが、(リムルを除けば)実力で止められる唯一の存在であるディアブロはその仲裁に駆り出される破目になっている[96]
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[90]より、ウルティマ・GTR英語版
カレラ / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))[90][93][94]
「原初の黄(ジョーヌ)」と呼ばれていた女性型悪魔。テスタロッサ同様ディアブロに勧誘され、リムルを目にしたことで忠誠を誓った。
魔国連邦においては副官のアゲーラ、エスプリを従えて司法府最高裁判所長官となる(立場上はルグルドの部下)。
武人のような考えの性格で、補佐としてついたゲルドとは良好な関係を築いた。一方で、魔王レオンや部下のアゲーラからブレーキのついてない暴走車と称されるほど周りの被害に頓着せず、自分のやりたいという理由だけで核撃魔法を放つなど、刹那的な享楽を求める性格。テンペストに来る前までは、レオンの支配区域にてレオンに対し遊び半分で核撃魔法を打ち込んで挑発を行い、レオンも彼女を脅威として対応に頭を悩ませていた。そのため、彼女がリムルの配下となった事態はひどく驚愕させた[91]
帝国との戦闘では、アゲーラの降伏勧告に対し抗戦に応じた帝国兵たちを核撃魔法「重力崩壊(グラビティコラプス)」で殲滅し、同じ戦場にいたゲルドやモミジ、アルビスを驚愕させた[97]
名前の由来はディアブロと同じくスーパーカーシリーズ[90]よりポルシェ・カレラGT
リグルド[98] / 小鬼族(ゴブリン) ⇒ 人鬼族(ホブゴブリン
声 - 山本兼平[99]
最初にリムルに接触したゴブリン一族の村長で、最初にリムルに忠誠を誓い配下となった最古の家臣で最古の幹部。
初登場時には老人だったが名付けにより若返り、大柄な壮年の大男となったほか、一族全員が種族進化しホブゴブリンとなった。
ゴブリンロード、後にゴブリンキングにランクアップ。主に行政を中心とした責任者として力量を発揮し、司法・立法・行政・生産管理を担当する4人のゴブリンロード(ルグルド〈声 - 佐原誠〉、レグルド、ログルド、リリナ)と共に魔国連邦をまとめている。
ゴブタ[100] / 小鬼族[40] ⇒ 人鬼族
声 - 泊明日菜[99]
ゴブリン村に住んでいたゴブリンのひとりで、リムルの名付けの際にホブゴブリンへ進化したが進化後も見た目がさほど変わっていない[101]
脳天気で褒められるとすぐに調子づくお調子者だが、やるべき時を見誤らない頑張り屋でもある[101]
周囲からはムードメーカーとして可愛がられており、嵐牙狼の召喚術を最初に成功させる、専用武器である魔法武器を使いこなすなどその才能を見せている。
ランガ配下の分身体と自身の配下のホブゴブリン部隊がたまたま同数に近かったことから1人1匹のコンビを組むことになり[18]、その結果狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)の隊長の座に就いた[101]。後には街の警護、戦闘時の露払い役として働いている[101]
リムルの部下であり悪友のような立場で仕えている[102]
ランガ(嵐牙)[103] / 牙狼族 ⇒ 嵐牙狼族(テンペストウルフ)⇒ 黒嵐星狼(テンペストスターウルフ)
声 - 小林親弘[104]
常にリムルの影の中に潜んで護衛している強力な狼型の妖獣。外見は5メートルを超える巨大かつ威圧的な体躯を持つが、大きさは自由に調節することが可能で普段は3メートルほどの大きさで居るようにリムルから命令されている[18]。少し抜けているところがある[18]。リムルからはペットとして扱われることがあるが、本人は気にしていない。
リムルとの最初の縁は当時の牙狼族のボスであった父(声 - 間宮康弘)に率いられ、リグルドが治めるゴブリン村を襲ったことから[18]
この村の防衛にリムルが助力し、父が敗北・死亡したことから一族の長となり、リムルに服従することを選び一族もろともに絶対の忠誠を誓う[18][105]。リムルに父が倒されたことに関しては思うところはあるものの恨んではおらず、むしろ村を襲ったことを許されて名付けまでしてもらったことに感謝している[105]
牙狼族は「全にして個」で同族はすべて繋がっており、ランガのみの名付けで牙狼族は嵐牙狼族へ進化した[18]
ガビル[106] / 蜥蜴人族(リザードマン) ⇒ 龍人族(ドラゴニュート)
声 - 福島潤[107]
初登場時は「名付き」ながらリムル以下幹部全員を下に見る実力を計れない小物として登場。ジュラの森の水辺に領土を構えるリザードマン王国の首領の息子[30]。同じくリザードマン族のソーカは妹。
そのお調子者で傲慢な性格から、ゲルミュッドに唆され、リザードマン王国で内乱を起こした挙句オークロード軍に敗走[108]。後に父アビルから勘当を申し付けられ故郷を追放されたため、リムルを頼って魔物の町に定住し現在に至る[109][110]
ガビル及び共に来たリザードマン戦士団の全員がリムルによる名付けによって龍人族(ドラゴニュート)へと進化を果たし、戦闘力と防御力が大幅に向上した[110]。ガビル配下はリザードマンをベースにし、龍のような翼と角が生えた個体へ、蒼華配下は人間のような外見にガビル配下の龍人達と同じく翼と角が生えた個体へ変化した[110]。なお漫画版のおまけ小説においてヴェルドラの語った所によると、双方は同じ種族なので、慣れればどちらの外見にもなれるらしい[111]
ちなみに、リムルは彼にもう少し反省させるため、すぐには新たに名付けるつもりはなかったが、名前を呼んだことで命名主が上書きされた[110]。実はこれは大賢者による実験だったようで、ヴェルドラはおろか試行した大賢者ですらできるとは思っていなかった[111]
調子に乗ってバカな失敗をすることもあるが、後に開発部門担当として幹部に認められた[112]
リムルの配下になってからユニークスキル「調子者(ミダスモノ)」に目覚める[113]
ガルドミョルマイル[114] / 人間
声 - 青山穣[115]
初登場時はブルムンド王国王都の一角に屋敷を持つ大商人[116]で、強かな商人だが、けが人を助けるために走り、自分以外の者を逃がすことを優先するなど、根は善良。リムルの作った回復薬を縁にフランチャイズを始めとした様々な新商売に手を広げる。後にリムルからも誘われたことで首都リムルへ移住し、テンペストの財務統括部門と広報宣伝責任者として幹部に取り立てられることになる。
作中、人間として初の幹部就任であり初の文官であることからさまざまなトラブルが心配されたが、ミョルマイルの持つ人心掌握術の前では全て杞憂だった[49]

配下・国民[編集]

幹部以下の住人および各幹部の配下。

リグル[117] / 小鬼族(ゴブリン) ⇒ 人鬼族(ホブゴブリン
声 - 石谷春貴[99]
リグルドの息子で警備隊長。「リグル」は元々牙狼族との戦いで戦死した兄の名で、リムルの名付けによって引き継いだ。ベニマルと共に獣王国への使者も務める。その後は警備隊長の座をコブタに譲り父であるリグルドの補佐に回っている。
ソーカ(蒼華)[118] / 蜥蜴人族 ⇒ 龍人族
声 - 大久保瑠美
ガビルの妹で元リザードマン王国の首領親衛隊長。ソウエイを敬愛しており、ガビルの監視役として魔物の町へ移住した際に自ら配下になることを希望しソウエイの副官となる。開国祭では武闘大会の実況をノリノリで務めていた。
兄であるガビルと会えば必ず言い争う様子を見せるが、実際は仲の良い兄妹である。漫画版では、彼女と部下4名「トーカ(東華・女)、サイカ(西華・女)、ホクソウ(北槍・男)、ナンソウ(南槍・男)」も人間寄りの姿に進化している[119]
アビル[120] / 蜥蜴人族 ⇒ 龍人族
声 - 志村知幸
ガビル、ソーカの父でありリザードマン王国の首領。オークロードとの戦いの後にリムルからの名付けを受ける[121]。その後、人の姿に近い龍人族へと進化する[84]。以後、リザードマンの中から龍人族が誕生するようになる[121]
戦端に際して反旗を翻したガビルを勘当したが、大罪である反逆罪にもかかわらず一族追放で済ませ、餞別に家宝の魔槍を持たせたことから息子への深い愛情が見て取れる。後にリムルの魔王就任祝いに首都リムルを訪れた折、リムルの計らいもあり親子二人での話し合いをすることができた[84]
カイジン[122] / ドワーフ
声 - 斧アツシ[99]
元武装国家ドワルゴンの鍛冶師であり、制作物は超一級品で人間の国にも名が知れ渡っている鍛冶職人。庶民出身[123]
王宮騎士団工作団団長を務めていたが、副官であったベスターの独走によって失敗し頓挫した魔装兵計画の責任を押し付けられ、軍を去ることになる[123][19]
リムルが武装国家ドワルゴンを訪れた際に縁があり、ベスターとのいざこざを機に職人を探していたリムルの元に身を寄せることを決め、追随するように幼馴染であるガルム、ドルド、ミルド三兄弟も付いていくことを決めた[19]。王国追放後、テンペストでは生産関係の取りまとめを行う職務についている。
ガルム、ドルド、ミルド三兄弟[122] / ドワーフ
声 - 相馬康一(ガルム)、杉崎亮(ドルド)、野川雅史(ミルド)
ドワーフ王国居住時に採掘作業従事中の事故で負った致命傷をリムルが提供した回復薬によって救命されたことに恩義を感じており、その縁からドワーフ王国を追放されたことを機にテンペストへ移住した。
ガルムは防具職人で移住後は衣類生産担当、ドルドは細工職人で移住後は道具生産担当、ミルドは建築・芸術担当で都市計画担当。
ガルムはシュナに惚れているが、漫画版ではリムルの人型時の姿にときめいては煩悶している。
クロベエ(黒兵衛)[124][73] / 大鬼族 ⇒ 鬼人族 ⇒ 妖鬼
声 - 柳田淳一[104]
元オーガ一族の鍛冶師。戦闘能力もあるが基本的には能力の指向は生産方面に向いており、一族の持つ刀は全てクロベエが打ったもの。
テンペストではリムルの刀を打ったりとカイジンと共に生産関係を担っている。
同じ鍛冶師であるカイジンとは気が合い、共同でさまざまな魔法剣を開発したりといった技術開発、および弟子の育成による生産力向上を行っている。
名付けによる進化の際も他の同族とは違い戦闘力ではなく生産に特化した能力『研究者』などを獲得した。リムルの収穫祭の祝福により『研究者』は『神職人』に進化し、その鍛治の腕はカイジンを越している。
タクト / 小人族(ハーフリング[125]
魔国連邦の軍楽隊指揮者。体力も知力もなく、まともな仕事ができないと落ち込んでいたが、歌が上手くて人を励ます能力があり、リムルから名付けを受けて軍楽隊に推薦された[125]。神聖皇国ルベリオスとの文化交流に関しては重要人物となっている[55]
ベスター[123] / ドワーフ
声 - 津田健次郎[126]
カイジンと同郷であり、カイジンが故郷を追われる原因を作った元悪辣大臣。貴族出身。幼少のころ、凱旋するガゼルに憧れて将来仕えることを心に誓う[127]
王宮騎士団工作団の副官であったころ、魔装兵計画にてカイジンと意見が衝突し、焦って独走の後に失敗。その責任をカイジンになすりつけたうえ、軍の幹部まで抱き込んで嘘の証言までさせ、カイジンを軍から去らさせた[19]
その後もカイジンへの嫌がらせは続き、陥れるようと画策していたが、ドワーフ王であるガゼルには魔装兵計画時点も含めた全ての企みがバレており、またドワーフを上回る技術力を持つリムルを武装国家ドワルゴンより追放してしまうことにもなったため、責任を問われ免職、王宮への立入禁止となった[19]
後に才気ある者を遊ばせておくのを惜しんだガゼル王によって、ドワーフ王国とジュラ・テンペスト連邦国の相互技術提供の約束を取り付けたあとに連れてこられる[110][128]。これまでの全てを反省してリムルとカイジンに謝罪し、和解[128]。開発職としてテンペストで生きる道を選んだ[128]
元々は精霊工学を専門とした研究肌の職人で[128]、権力闘争などより研究している方が向いていた人物。研究員となってからは以前とは見違えるように生き生きとしており、テンペスト開国祭ではガビルと共同でフルポーションに関する研究発表をしているほか、リムルのアイデアを元にカイジン、クロベエ、ベスターの3人が共同開発した品々はテンペストの発展に欠かせないものとなっている。
また武装国家ドワルゴンへの連絡役としての側面も持っており、武装国家ドワルゴン直通の連絡水晶球操作担当でもある。貴族としての教養を活かして魔国連邦の迎賓館を始めとした宿泊設備の接客指導も行っている[129]
モミジ[76] / 長鼻族(テング)
長鼻族長老カエデの娘で長の代理を務める。漢字では「紅葉」と表記[130]
リムルの魔王就任後、クシャ山脈の天狗の隠れ里へリムルの名代として訪れたベニマルを出迎えた。
ベニマルの失態からの騒動の後、母親であるカエデがベニマルの提案を呑む条件としてカエデとの結婚を提案するも、ベニマルは本案件を一旦持ち帰ることとなった[131]
後にリムルとの会談のために首都リムルへ来た折、実の父であるハクロウと対面の後、弟子入り。その後、ベニマルの妻となる決意を表明。ベニマルに好意を寄せているアルビスらと妻の座巡る攻防の幕開けとなった[132]
カエデ[76] / 長鼻族
テング族の長老でありモミジの母。漢字では「楓」と表記[133]
300年ほど前にオーガ族の里でハクロウに一目惚れし、一夜の契りを結んだ結果、モミジが誕生した。
モミジを長期間胎内で育てて力の大半を託し、15年ほど前に産んで"名"を与えたため、膨大な魔素量の殆どをモミジに託すこととなった。そのため死を待つだけの身となり、普段は床に臥せっている[134]
モス、シエン[135] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)(モスのみ))
テスタロッサ配下の悪魔族。
モスは先史種で、数万年敗北を知らぬ、原初に次ぐ実力者である悪魔界の大侯爵。外見は小学5、6年生の少年のような姿。戦闘だけでなく小さく分離させた分身体を各地に飛ばして情報収集を行うことができ、それを利用した情報収集と情報伝達を行える。これによりソウエイと協力して諜報活動も行っており、その利便性の高さからテスタロッサだけでなくディアブロなどからも使われている。外交武官を任されたテスタロッサの副官として評議会に出席している。テスタロッサに対しては彼女の冷酷かつわがままな振る舞いの中で一万年もの間従者を務めあげており、テスタロッサとその主たるリムルに高い忠誠を誓っている。
シエンは魔国連邦加入時点で三百年無敗の男爵級。評議会にてギィ配下の悪魔たちが襲撃したときには、その迎撃を担っていた。
ヴェイロン、ゾンダ[135] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード)(ヴェイロンのみ))
ウルティマ配下の悪魔族。
ヴェイロンは先史種で、四千年以上生きる老獪な侯爵。モスに何度か敗北を喫し、転生を続けている。ウルティマの執事として仕えている。外見はカイゼル髭が特徴的な紳士といった見た目で、常に背筋をピンと張った姿勢でウルティマに付き従う。戦場でも紅茶を用意し、完璧にサーブしてみせる。帝国との戦闘ではゾンダと共に、機甲部隊の中の強者を狙い撃ちし討ち取っていた。
ゾンダは三百年間無敗の男爵級だが、何度か転生を繰り返している悪魔。ウルティマの宮廷料理人を務め、普段から特注のダブル使用のコックコートを着用し、気品あふれる洗練された動きで戦場でも極上の料理を提供する。しかし、ウルティマからはよくダメ出しをされており、シュナや吉田を見習うよう要求されており、ガビルからもテスタロッサやウルティマたちが自分たちのように人目を気にせず食事を取ることができないであろうことを指摘されている。
アゲーラ、エスプリ[135] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン))
カレラ配下の悪魔族。
アゲーラは三百年前カレラに下って以来無敗で、近世種でありながら子爵級の特殊個体。暴走車のごとき性格のカレラに常識を教えようと日々努力する苦労人。悪魔にしては珍しく魔法ではなく刀を武器としており、ハクロウの祖父であり師であった荒木白夜にそっくりだという。
エスプリは魔国連邦加入時点で五百年無敗の子爵級で、何度か転生を繰り返している。愛らしい顔だちの少女であるが、性格は悪く、カレラの暴走に追従するのみで諫めようともせず、そんな役割をアゲーラに押し付け自分はカレラの太鼓持ちに徹している。
フラメア[7] / 兎人族(ラビットマン)
スピンオフ漫画作品「魔物の国の歩き方」の主人公[136]。ジュラの森に住む兎人族の娘[49]
詳細は後述スピンオフ漫画にて。
カリス[90] / 炎の巨人(イフリート) ⇒ 炎の精魔霊王(フレイムロード)
シズに憑依していた炎の巨人がリムルの『捕食者』によって『胃袋』へ隔離され、ヴェルドラの願いから復活し「名付け」が行われた姿。
助手を欲したヴェルドラが、イフリートの復活をリムルへ頼み込み、最後まで責任を持つことを条件に許可。復活に際して『胃袋』内でヴェルドラの妖気を長く浴びていたため、「擬似魂」ではなく「暴風大妖渦(カリュブディス)の魔核の抜け殻」の方が具合がいいだろうという事からこれを核とし、依代には魔鋼にヴェルドラの魔素を過剰に込めて変異した竜気魔鋼(ドラゴタイト)の骨格を使用し、復活させた。この復活にはヴェルドラの影響が色濃く出ており、深紅であった髪色は漆黒の割合が多くなり、炎だけではなく風の系統も使えるようになった。またヴェルドラの意向やカリュブディスが女性型であったことなどが影響し、女性型として復活した。
その後ヴェルドラ主導で「カリュブディス」の面影が色濃く残る名、「カリス」の名を与えられ[注 4]、魔王級の力を持つ「炎の精魔霊王(フレイムロード)」へと進化した。この時、進化時の願望を叶える力がヴェルドラの影響を上回り、髪色などの影響は残したままではあるものの男性型へ変化した。なお、進化に伴って外見の変化は自身の意志で行えるようになった。
レオンのことは偉大な魔王であるとの認識は変わらないが、リムルの『胃袋』内から見続けたリムルの行動やヴェルドラとの遊び・学習、大賢者も加わった特訓[137]を経てレオンへの忠誠心と呼べるようなものはなくなっており、仕えたいと感じているのはヴェルドラであると意思表示している。
その後はヴェルドラとラミリスの助手として活動している。
三崎剣也(ケンヤ・ミサキ)、関口良太(リョウタ・セキグチ)、アリス・ロンド、ゲイル・ギブスン[138] / 人間
声 - 朝井彩加(ケンヤ)、石上静香(リョウタ)、白石晴香(アリス)、佐藤元(ゲイル)[115]
不完全召喚された子供達。不完全召喚であることから手に入れた膨大な魔素量をコントロール出来ず、大人になる前に死んでしまう身体だった[40]
後にリムルがユウキの許を訪れた折、クロエを含めた5人の教師役を努め[139]ラミリスの支配する精霊迷宮で上位精霊[注 5]を宿らせたことで、延命することが出来た[40]
その後ユウキを疑ったリムルが開国祭を名目にしてクロエを含めた5人を魔国連邦に連れ出して、そのまま返さずに引き取った[140]
クロエ・オベール[141][142] / 人間
声 - 田所あずさ[115]
西方諸国によって不完全に召喚されてしまった5人の子供達の一人。常に本を手放さずおとなしい。他の4人の子供と違いクロエのみ元から上位精霊と並ぶほどに突出した魔素量を持っており、また精霊迷宮で召喚した精霊も他の子供らが身に宿らせた精霊と比較して非常に特殊で、リムルの大賢者でも測定不能なエネルギーを持っており上位精霊以上の存在で、ラミリスが危機感を持って戦闘を行おうとした[40]
リムルとの別れ際に[注 6]シズの形見である抗魔の仮面のオリジナルを譲り受ける。実はこの世界において歴史上もっとも有名な「勇者クロノア」であり、ヴェルドラを封印した他にもルミナスにとって最も重要な友人。未来において破局を迎える度に過去の自分に大まかな流れの記憶が宿ることを繰り返していた。グランベルの霊子崩壊からクロエを庇って死亡した日向の魂を取り込んで保護し、装備ごと2000年以上の過去に跳ぶことで記憶を取り戻す。ルミナスに会い、ヴェルドラの襲来や未来の出来事を伝えて友人となる。勇者として活動したのちにこの世界に過去の自分が転移してくることから意識を保てなくなりルベリオスで眠りに就いた[143][注 7]
召喚により不安定な肉体の魔素にていずれ肉体を崩壊させる状況にあったが、リムルに救われたことから彼に好意を抱くようになり、先生と呼び慕っている。普段は控え目な性格だが、リムルの前では無邪気さと積極性を見せる。リムルを巡って友人であるアリスと争うこともある。上記の時間跳躍にてそれぞれ違う未来を体験してきたが、その時間軸においてもリムルに好意を抱くほど彼に対する想いは強い[142]。帝国の侵攻で、刺客であったマサユキの仲間、ジウがリムルの命を狙った際にはそれを察知し、彼女の前に立ちふさがった[97]
ユニークスキル「時間旅行(トキノタビビト)」にて時間に干渉する権能を持ち、その力により過去に跳躍して勇者として活動していた。ヒナタと共に現在の世界線に到達し、クロノアの魂の中に眠る日向を救うためにリムルの干渉を受け入れる際に究極能力「時空之王(ヨグソートス)」を発現する[143]。無限の輪廻からの復帰後は戦闘時に幼い姿から大人の姿になるほか、リムル、ルミナス、レオン、ギィの魔王会談にてギィが腕試しのために仕掛けた際には時空之王の力にて時間を停止するという規格外の能力を見せた[91]。しかし、非常に制御が難しく、まだ長時間に及ぶ行使はできない[97][142]
クロノア
クロエが過去で勇者として活動する際に名乗った変名であり、クロエの別人格。名付け主は日向で、その際に日向のスキルを吸収している。すべてを破壊する意志と言われるが、その衝動の理由は「リムルが死んだ」という別世界の記憶が元であり、リムルと再会したことで鎮静化した[143]。無限の輪廻からの復帰後は一つの肉体にクロエとクロノアの双方の自我があり、両者が交互に会話すると傍目には一人二役を演じているように見える。
本条正幸(マサユキ・ホンジョウ)[141][144][145] / 人間
勇者マサユキまたは閃光のマサユキと呼ばれる自由組合所属の冒険者。イングラシア王国で特に人気が高く、西側諸国最強と言われている。
作中時間で初登場の一年ほど前、高校入学直後の16歳のときにこの世界にやって来た転移者。学校帰りに“青い髪の北欧系美女”に気を取られたら、次の瞬間すでにこの世界に来ていた。ロシア系の血を引くそこそこ整った顔立ち以外は完全な一般人で途方に暮れるが、密かに嗜んでいた漫画やライトノベルからくる英雄願望から獲得したユニークスキル「英雄覇道(エラバレシモノ)」の効果で、実力もともなわず口しか出さないのに周りが持ち上げてくる立場になってしまう。閃光の異名も、スキルの効果で相手が勝手に降参するのを周りが閃光のように見えない攻撃をしていると誤認したことから。
前述の通り、完全な一般人にも関わらず英雄と奉られ、同行する仲間たちも自分を持ちあげるばかりで話が通じない状況に辟易していた。魔王と呼ばれるリムルが異世界から転生した同郷人と知り、自分のスキルに影響されない強者であることから自身の庇護を申し込む。
リムルらが迷宮を運営した際にはチュートリアルや宿屋を用意することを提案し、自身は仲間たちと共に迷宮に挑むことで広告塔となった。
東の帝国との戦争に際しては人間の割合が大きい義勇兵団の軍団長に抜擢されたが、実態は住民の説得が役目[146]

迷宮(ラビリンス)[編集]

ラミリス[147][148] / 精霊族 ⇒ 妖精族(ピクシー)
声 - 春野杏[115]
元精霊女王で八星魔王のひとり。過去に魔王ギィ・クリムゾンと魔王ミリム・ナーヴァの争いを仲裁した際、力の大半を失って堕天し定期的に記憶を保ったまま転生する妖精に堕ちた。
最も古い魔王の一人であり年齢は数千歳以上。原初の魔王であるギィ、ミリムは当然のこと、第二世代以下の多くの現魔王も過半が友達という交友関係を持っているが、転生後は記憶を引き継ぐとはいえ、幼い容姿に精神が引きずられ言動も行動も幼くなってしまう。
初めて魔国連邦を訪れた際にヴェルドラが読んでいた漫画の魅力に取り憑かれ、ヴェルドラを漫画の師匠として慕うようになる。
出自が精霊であったことから精霊工学に詳しい。
リムルと初めて出会ったウルグレイシア共和国にあった自身の管理する迷宮で、最強と自負していた自慢の護衛ゴーレムを破壊された際にリムルに代わりの護衛を作成させる約束を取り付け、その後悪魔を宿らせた魔鋼人形であるベレッタを作成させることに成功している[149]
リムルが魔王となって以降、魔国連邦に魅了されていたこともあって、配下のベレッタを引き連れ改めて移住を敢行。そこでリムルから自身の能力に目をつけられ、能力により迷宮を作り出し、アトラクションとして運営を行うことで、移住のみならず、職務とその報酬を得られることとなった。その過程で、ミリムが連れてきたドラゴンロードたちを含め配下を増やしていき、リムル、ヴェルドラ、ミリムとも迷宮をゲームとして楽しむ仲間、友人のような関係となり、特にヴェルドラとは上記の漫画以外にも、迷宮を住処として提供し、代わりに迷宮の進化に協力を受けるなど、高い共存関係を築き、テンペスト国内ではほぼ一緒に行動するなど名コンビと化している。
ユニークスキル「迷宮創造(チイサナセカイ)」では、地下100層に及ぶ迷宮を創造し、その中では魂を持つものであれば生死すらも自由自在にできるなど、自らの領域において何でもできるほどの万能さを持つ。その力で自分の配下になった者に対し、迷宮内において不滅の存在とすることができるため、迷宮内においては無敵ともいえる戦力を発揮する。リムルと出会う前までは一人であったため、迷宮の中を自在に変化させる程度のことしかできなかったが、リムルと出会ったことでベレッタを始め、精霊女王時代の配下であるドライアドたちも再び配下に戻り、迷宮づくりの一環としてミリムがテイムしてきたドラゴンロードたちや、ヴェルドラを始めリムルが迷宮のボスとして配置した迷宮十傑と呼ばれる者たちの協力も経て、現在では魔国連邦の切り札の一つともいえる戦力を保有するまでになった[146]
ラミリスの配下[編集]
ベレッタ[150] / 悪魔族 ⇒ 魔将人形(アークドール)[40] ⇒ 聖魔人形(カオスゴーレム)
護衛を失ったラミリスのためにリムルが造形した、魔鋼製の球体関節人形へ召喚した上位悪魔を宿らせることで誕生した人形の戦士。普段は仮面によって素顔は隠されている。
魔王達の宴(ワルプルギス)の際に忠誠心がラミリス、リムルの双方へ向いていることを魔王ギィに見透かされ、半ば強要される形でラミリスへの忠誠を誓った。しかし、本人としてはラミリスを通じてリムルに貢献するつもりであったため、特に気にしていない。また、その時にギィから実力を認められ、名前で呼ぶことを許される。
名前の由来は拳銃[151]ベレッタ 92
トレイニー、トライア、ドリス[152] / 樹妖精(ドライアド) ⇒ 霊樹人形妖精(ドリュアス・ドール・ドライアド)
声 - 田中理恵(トレイニー)[99]阿澄佳奈(トライア)
ジュラの森を管理するドライアドの種族で森林内での出来事を樹木経由で全て把握している。本体は大霊樹(ドリュアス)であり思念分身体を動かすことで自在に動いていたが消耗が激しくあまり長期間本体から離れることが出来なかった。
魔国連邦の前身となる、オークロード侵攻の危機の際に出来た「ジュラの森大同盟」の締結時に盟主リムルに忠誠を誓い配下の一員となった。
魔王ラミリスが精霊女王だった時代には配下であった縁で、トレイニーのみラミリスの配下として魔王達の宴に参加した。その際にリムルが作った精霊魔核に本体霊体を移し、抜け殻となり枯死した元本体の大霊樹を素材に人間サイズの木人形に核を宿らせることにより霊樹人形妖精となり自在に移動可能となった[153]
魔王ラミリスの魔国連邦移住の際には姉妹3人全員がラミリスの作った迷宮に移住し正式にラミリス配下への移籍がなされた[49]。後に全員が霊樹人形妖精となった[90]
迷宮のボス[編集]
ゼギオン[154] / 蟲型魔獣(インセクト)
ジュラの森にて弧刃虎との戦闘で瀕死の怪我を負いながらも同じく瀕死のアピトのそばを離れず守護する姿に感動したリムルが2体とも助けて名付けした[155]。身体の半分程度を失っていたため、リムルが自分の細胞を与えて補い、外骨格は魔鋼で補った[155]。容姿はカブトムシとクワガタを足して割ったような外見をしている[155]。この時に命じられた仕事はアピトが花の蜜を集めるのに必要な地を守護すること[155]
その後、アピトと共にラミリスの作った迷宮へと移り、80階層の階層守護者となる[156][157]
二つ名は蟲皇帝(インセクトカイザー)[157]
助けられた時にリムルの細胞を分け与えられて怪我を修復したことから魂の回廊がつながっており、桁違いの肉体性能に目をつけた『智慧之王(ラファエル)』によってリムルの知らない間に超最適化(フルチューンナップ)を施された[97]。また、ヴェルドラに師事しており、ベニマルに自分より強い可能性が若干あると言われるほどの強さになっており、また、蟲型魔獣は悪魔族に有利なことから原初の悪魔であるテスタロッサ、ウルティマ、カレラの三人であってもゼギオンに勝ったことはなく、ディアブロであっても下手をすれば敗北しそうになるほどの強さを身につけている[97]。迷宮内ではヴェルドラに次ぐ強さを誇る[157][注 8]
アピト[154] / 軍団蜂(アーミーワスプ) ⇒ 女王麗蜂(クイーンワスプ)
軍団蜂の最上位種である女王麗蜂。ゼギオンと共にリムルに助けられた[155]。この時に命じられた仕事は、森で集めた希少花のみを選んで花蜜を集めること[155]。集められた蜂蜜は不治の病をも完治する特級万能薬となる[154] 。また、ミリム来襲時にはリムルが食べさせて引き分けをなどの条件を引き出すほどの美味であることが語られている[155]
その後、アピトと共にラミリスの作った迷宮へと移り、蜂蜜の採集場を作った[156]。また、79階層の領域守護者となった[157]
二つ名は蟲女王(インセクトクイーン)[157]
クマラ[154] / 妖狐
元は魔王クレイマンの配下で「母指の九頭獣(ぼしのナインヘッド)」と呼ばれていた妖獣。ワルプルギスでの対クレイマン戦の最中にリムルによって支配の呪法を解呪され保護された[158]。リムルに名付けられた際に3本だった尾が九尾まで進化し、その後はラミリスが作った迷宮の90階層の階層守護者となった[157]廓言葉を喋る。
二つ名は九頭獣(ナインヘッド)[157]
帝国軍による迷宮への侵攻にて、故郷である妖魔郷を滅ぼして自身をクレイマンに売り飛ばした、母や妖魔郷の皆の仇であるカンザスを見つけ、自分の待つ階層へと送り込ませた。戦闘中に尾獣を呼び出したところ、カンザスがユニークスキル「略奪者(ウバウモノ)」にて母とその配下の尾獣たちの遺体を闇の獣として召喚し一時押されるも、自身の尾獣を呼び戻して全力を持って闇の獣を一蹴。その勢いのままカンザスを粉微塵にしたことで復讐を果たした[97]
アダルマン[154][159] / 死霊(ワイト)
元々は神聖法皇国ルベリオンの枢機卿だったが七曜の老師の謀略により落命したが、親友ガドラから輪廻転生の魔法実験を受けていたため蘇生したが、死者の怨念に囚われて死霊へ転生し[160]、生前の仲間も不死系魔物(アンデッド)になった。その後魔王カザリームに発見されて拠点の防衛機構に組み込まれ、カザリームの死後は拠点と共にクレイマンに受け継がれた。クレイマンに支配されていたときは「示指のアダルマン」と呼ばれており、幾多の不死系魔物を従える死霊の王(ワイトキング)だった。
自分が神聖魔法を使えれば不死系魔物になった仲間を浄化できると以前から嘆いていたが、クレイマンの拠点に攻め込んだシュナ達と対峙した際に「生前が司教だったため、死後に死霊と化した後でも神聖魔法が使える」という特技を持つことをシュナに気付かされた[161]。自分に覚悟が足りなかったことに気づき、カザリームの呪縛で自殺ができなかった為に自分ごと巻き込む目的でシュナに神聖魔法を放つが、シュナに魔法を上書きされ敗北する。支配からは逃れるも自身と一部の仲間は浄化しきらず、残った部下と共にリムルの配下に下った。この時点では下級の死霊にまで力が落ちていた。
「見た目が死霊そのままのため、夜に出会うと驚く」「リムルを神、シュナを神に仕える姫巫女として崇める[154]ため鬱陶しい」といった理由により、部下と共に迷宮内のボスとして隔離された[49]。当初は下級の死霊にまで力が落ちていたが、リムルから装備を与えられたことで期待に応えるために努力を続け、迷宮の魔素の高さもあって死霊の王に再進化しただけでなくクレイマンに支配されていたときを超えるほどの力を手に入れた。その功績を以て迷宮十傑の一人として迎えられる。死霊としての弱点である神聖魔法をルミナスから詫びとして贈られたスキル「昼夜反転」をもとに生み出した「聖魔反転」により、自らとその配下を聖属性とすることで克服し、弱点が存在しない状態となる。帝国侵攻の前に親友であったガドラと再会し、彼の亡命に対し、自ら身元を引き受けることを承諾。かつての旧交を温めあった[57]
二つ名は不死王(イモータルキング)[157]
アルベルト[154][159] / 死霊(ワイト)
生前アダルマンを警護していた元聖騎士。忠誠心は変わらず今もアダルマンを守り続けている。最初は口の聞けない「死霊騎士(デスナイト)」、リムルの配下に下ったときは「骸骨剣士(スケルトン)」に退化していたが、進化して「死霊聖騎士(デスパラディン)」となった。それにより魔素により骸骨の姿から元の爽やかな青年の姿となる。剣の腕はハクロウと互角に斬りあえるほどの腕前。
二つ名はそのまま死霊聖騎士[157]
ガドラ[162] / 人間
古くから異世界を知り、自らの世界に渡ってきた異世界人たちを保護してきた東の帝国随一の大魔法使い。ファルムス王国の大魔法使いラーゼンの師匠。神秘奥義「輪廻転生(リインカーネーション)」にて千年以上生き続ける怪人。公には尊大に振る舞うが、根は優しく意外とノリが軽い。また自ら忠誠心がないと豪語する自己中心的な性格で、自分や親しい人物が楽しく暮らせていればそれでいいという帰属心に捕らわれない性格で、それ故いくつもの国を渡り歩いて魔導の知識を蓄えていった。また、かつて暴風竜ヴェルドラと対峙した経験も持っている。
千年以来の親友であるアダルマンが七曜の老師に謀殺されたことでルミナス教を恨み、復讐のため東の帝国に渡り、地位を築き上げた。侵攻の際にリムルの情報を集めるべく弟子であるシンジ、マーク、シンの異世界人3人を迷宮へ派遣し、自身はファルメナス王国に渡りかつての弟子ラーゼンから情報を収集した。そこでアダルマンの仇である七曜の老師がリムルに滅ぼされたことを知り仇討という目的を失う。さらにかつて帝国を震撼させた原初の白を始めとする原初の悪魔が多数在籍していることからリムルの脅威を実感し、先に派遣していたシンジたちと共に魔国連邦への亡命を希望した。そこでかつての親友アダルマンとの再会を果たした。また、魔国連邦にて皇帝ルドラと同じ顔と覇気を持つマサユキを見て内心驚愕し、その正体を考察していた。
亡命後はアダルマンと共に帝国の侵攻の際に迷宮十傑の一人に暫定として抜擢され、60階層のボス「デモンコロッサス」の操縦士として帝国を迎え撃った。帝国との戦争に際してもマイペースを貫くヴェルドラとラミリスに皇帝ルドラに並ぶ器量を感じとり、またそんな二人をまとめるリムルに畏敬の念を抱いた。
二つ名は魔導王(ルーンロード)[157]
ヴェルドラ=テンペスト
#竜種参照。

ミリム領[編集]

失われた竜の都[編集]

ミリム・ナーヴァ[163] / 竜魔人(ドラゴノイド)
声 - 日高里菜[61]
最古の魔王の一人で、ヴェルドラの兄である最初の竜種「星王竜」ヴェルダナーヴァが人間との間に作った子供[164]。長い髪をツインテールにした少女の姿をしている。性格は天真爛漫そのもの。
数千年前に人間(あるいはエルフ[140])の手により最愛のペットを失った悲しみから暴走し世界を滅ぼしかけ、それを止めようとした魔王ギィ・クリムゾンと七日七夜戦った[164]
後に退屈しのぎに魔王クレイマンの謀略に協力していたが、テンペストを訪れた折にリムルとの間で友情が生まれ親友(マブダチ)となれたことを嬉しく思っており、リムルから贈られた拳に装着するアイテムである「ドラゴンナックル[注 9]」がお気に入りでとても大切にしている[166]
リムルと一度別れた後、クレイマンがテンペストに対し妨害工作を行おうとしていることに勘付き、テンペストが害されることを良しとせず、フレイと協力してクレイマンに支配されているかのように振る舞いクレイマンを出し抜いた。魔王達の宴(ワルプルギス)にてクレイマンに操られているふりをしてリムルに戦いを挑んだときに、自らの叔父とも言えるヴェルドラと邂逅し、彼の漫画の知識から出た必殺技に驚愕。リムルがクレイマンを倒した後、ヴェルドラが持っていた漫画に目が釘付けとなっていた[167]
テンペストの開国祭にてリムルがヴェルドラとラミリスと共にアトラクションとして迷宮づくりを行っていることを直感にて嗅ぎ付け、自身も強引に参加した。そこで、ドラゴンロードになる前の4体のドラゴンをテイムし、迷宮のボスとしてラミリスに与えた。ラミリスとは同じ最古の魔王として仲が良かったが、迷宮づくりを通じてリムル、ヴェルドラ、ラミリスたちと迷宮(ゲーム)仲間として良好な関係を築く[168]。リムルが作った擬似魂によって赤いスライムのアバターを作成し、自身もリムルたちと共に迷宮攻略や侵入者の排除などを行い楽しんでいる[169]
マリアベルの策略で友達であったペットのカオスドラゴンが復活し、友達を殺すことができずリムルに助けを求め、彼の手腕により、擬似魂によりカオスドラゴンの心核を保護し、ミリムからガイアの名前を与えられた[170]。その後、ドラゴンとして生まれ変わったガイアと再会し、大いに喜び、ガイアの育成を踏まえて迷宮での攻略に勤しむ[171]
ミッドレイ、ヘルメス[172] / 龍人族(ドラゴニュート)
竜の都を統治する神官団の神官長と神官。
ミッドレイは豪放磊落を絵に描いたような人物だが、固定観念に凝り固まった部分も強く、ミリムからは嫌われている。後にテンペストの開国祭でシュナに諭され自らの過ちを認めた[51]
ヘルメスはミッドレイの側近だが、他国を旅したことがあり、自国が停滞していること、ミリムが自分たちに「我慢して付き合っていること」に気づいている。

獣王国ユーラザニア[編集]

カリオン[173] / 獣人族(ライカンスロープ[174]
声 - 内匠靖明[115]
獅子王(ビースト・マスター)。豪快な体育会系だが、物事を見抜く洞察力も高い。魔王ミリムと戦い敗北し、魔王として立つ力量が自分にないことを認め魔王の座を降り、臣下共々魔王ミリムの配下となる道を選んだ。
グルーシス
#ファルムス王国 ⇒ ファルメナス王国参照。
フォビオ[36][35][175] / 獣人族
声 - 山下誠一郎
黒豹の獣人で三獣士の一人。三獣士中唯一の男性獣人。獣王国ユーラザニアより調査及びスカウトのために首都リムルに乗り込んで来たが、リグルドを殴った場に居合わせたミリムに沈められた。その後、復讐心を中庸道化連に利用され、作中最初の暴風大妖渦(カリュブディス)の依り代にされた。
解放後は自らを救ったリムルに恩義を感じ、カリオンに忠誠を誓いつつもリムルに恩返ししようと動いている。また利用される原因となった直情的な性格を恥じて冷静さを身に付けようと努力している。
スフィア[175] / 獣人族
白虎の女性獣人で三獣士の一人。他の三獣士と共に現在はカリオンの配下でありつつ大恩あるリムルに従っている。血気盛んで怖いもの知らず。
アルビス[77] / 獣人族
女性の上半身に黒い大蛇の下半身を持つ半人半蛇の獣人で、獣王国ユーラザニアの最高幹部三獣士のまとめ役。カリオン配下だが、他の三獣士と共に開国祭開催まで首都リムルに滞在しリムルを助けている。クレイマンの策略で暴風大妖渦(カリュブディス)と対峙した際にベニマルの圧倒的な力に助けられた際にベニマルに惚れ、以来ベニマルの妻となるために努力している。
また、同様にベニマルの嫁になると宣言したモミジに対しては即座に攻撃を仕掛けた[49]
フォス / 獣人族
「異聞 ~魔国暮らしのトリニティ~」の主人公。カリオンの密命で「ジュラ=テンペスト連邦国を訪れ、旅人として魔国連邦の内情を探る」ことを命じられた。長期滞在となるため、生活費を稼ぐ目的で警備隊に入隊し、ゴブタらの配下として活動している。

天翼国フルブロジア[編集]

フレイ[86] / 有翼族(ハーピィ)
有翼族の女王であり魔王の一人だった。自らの力不足を感じ、リムルの魔王就任を機に魔王の座を返上し、カリオンと共にミリムの配下に入った[176][177]。ミリムの配下にはなったが国王としての経験は伊達ではなく、仕事を放り出してはテンペストで遊んでいるミリムにとってはリムルとは別の意味で勝てない相手となっている。

武装国家ドワルゴン[編集]

ガゼル・ドワルゴ[178][179] / ドワーフ
声 - 土師孝也[126]
ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」の3代目国王。深層意識まで読み取る読心スキルを有する。当初は心を読まれているとは知らないのに表層意識までしか読めないリムルを「暴風竜のような怪物」と認識して警戒していたが、魔国連邦と最初に国交を結び、以後も最後まで同盟国として全ての面で味方に付きリムルを後押しした。見返りとして回復薬を初めとする魔国連邦の技術力を相互提携する技術交換条約を締結したほか、ドワーフ王国とテンペストを結ぶ街道の整備を、全額テンペスト負担で敷設・整備させている。
子供のころにジュラの森で迷った際に剣鬼ハクロウと出会い剣技を学んだ過去があるため、同じくハクロウを剣指南役として剣技を学んでいるリムルをことごとに「弟弟子」と呼ぶ。
ユニークスキル『独裁者(ウエニタツモノ)』を所持しており、その効果で上記の深層意識まで読み取るスキルを持つ。また、ハクロウから施された剣術と英雄覇気を合わせた戦法を得意とし、英雄王と称されその実力は異世界人にて英雄と呼ばれた井沢静江に匹敵する実力者。
バーン、ドルフ、アンリエッタ、ジェーン[180] / ドワーフ
ガゼル王に仕える武装国家ドワルゴンの幹部達。
バーンは漆黒の重鎧を纏う、ドワルゴンの軍部の最高司令官(アドミラルパラディン)。ガゼルに次ぐ実力者で、良き友人でもあり、私的な場面では砕けた口調で王に接する。やや堅い性格であるが、ガゼルが信用するリムルのことを自身も信用している。
ドルフはドワルゴンが誇る最強戦力の秘密部隊、天翅騎士団(ペガサスナイツ)の団長を務める純白の騎士。バーン同様、ガゼルとは親しい間柄だが、やや堅い性格で、普段は文官を装っている。リムルとは盟約を結んだ後、復活した暴風大妖渦(カリュブディス)を倒すため、天翅騎士団を率いてリムル率いるテンペストの軍勢と共闘した。
アンリエッタはドワルゴンの暗部の長(ナイトアサシン)を務める美女。リムルがベスタ―との一件でカイジンと共にドワルゴンを追われた際、ガゼルの密命によりリムルを監視していた。鬼人であるソウエイがリムルの配下となった際、自身の抱える諜報員たちがソウエイに軒並み追い払われた苦い経験があり、テンペストとの盟約の場でソウエイと火花を散らしていた。
ジェーンは宮廷魔導師(アークウィザード)を務める老婆で、バーン達と同様にガゼルと親しい。ガゼルのことを信用しているとはいえ、リムルの規格外の行動にたびたび驚き、ガゼルに警鐘を鳴らす。テンペストと東の帝国の戦いを映像にて確認した際、テスタロッサとウルティマの規格外の強さを目の当たりにし、ガゼルからディアブロを始め複数の原初がリムルの配下に就いたと聞かされたときは珍しく興奮し、黙っていたガゼルを責めた。

ブルムンド王国[編集]

フューズ[181][182] / 人間
声 - 成田剣[126]
ブルムンド王国自由組合の支部長(ギルドマスター、ギルマス)。カバルたち3人の冒険者の直属上司。
元冒険者でA-ランクの実力者でもある。魔物の町を作ったリムルを警戒しテンペストを訪れたが、滞在するうちに信用するようになり心からの協力関係を結んで動くようになった。
カバル、ギド、エレン
#魔導王朝サリオン参照。
ベルヤード[183][182] / 人間
声 - 山本格[184]
ブルムンド王国の男爵。頭脳明晰で先見の明に長けた大臣として、王からの信頼も厚い。魔導列車の中継地をブルムンド王国に誘致する際には、その影響を正確に予想しリムルを驚かせた。流通拠点としてブルムンド王国を開放し、魔導列車の開通に備えることを約束した。
ドラム国王、ブルムンド王妃[182] / 人間
ブルムンド王国国王。一見して温厚で無害な人のようだが、リムルへの協力を打算あってのことと伝えたり、リムルの人魔共栄圏構想におけるブルムンド王国への要望を聞いてその野心を燃え上がらせるなど計算高さと野心を持っており、リムルからは判断力に優れたギャンブラー気質だと評価された。王妃とはおしどり夫婦として知られており、王妃もまた計算高さと高い知性にて王と共に小国であるブルムンドを支えている。打算を持ちながらリムルとの協力関係に大国であるファルムス王国との戦争を覚悟するほどの義理堅さを示し、リムルから高い信用を得ている。

ファルムス王国 ⇒ ファルメナス王国[編集]

ヨウム[185] / 人間
声 - 細谷佳正[186]
ジュラの大森林と接する領地を持つ貴族・ニドル伯爵が組織した調査団団長。元は軽犯罪を犯して矯正施設という騎士団の雑用係をさせられていた。しかし人を惹きつける魅力と確かな統率力を持っている。当初は「大森林で豚頭帝の軍勢に見つかり全滅した」ということにしてメンバー全員が姿をくらまし、他国へ渡ろうとしていた[187]。しかし、リムルによってオークロードを倒した英雄へなることを言いくるめられ、それに見合う最低限の強さを手に入れるために新たな装備とともにハクロウに預けられ、英雄と呼ぶに相応しいだけの強さを身につけることとなった[187]。その後、ファルムス王国へオークロードの報告を済ませた後はテンペストを拠点としてファルムス各地を巡って人助けを行い、数カ月後にはAランクの上位魔人と互角に戦えるほどの力を得て、英雄として上り詰めていく[187][129]
英雄となるまでの過程で一生を添い遂げることになる魔人ミュウランと縁を結んだほか、生涯の親友となる魔人グルーシスとも知り合った。ディアブロによって篭絡したエドワルドから王権を禅譲される。即位と共に国名をファルムスからファルメナスと改め、自身も「ヨウム・ファルメナス」と名乗る[188]
ミュウラン[189] / 人間 ⇒ 魔人
魔王クレイマンの元部下で「薬指のミュウラン」と呼ばれていた[190]。クレイマンの指示でヨウムパーティの一員して魔国連邦に潜入するが、当初はただのバカと見ていたヨウムを愛するようになる[191]。そして自身の死を厭わず愛するヨウムを助けようと、クレイマンの命令に従順に従ったことがシオンらテンペスト住人が犠牲となる原因となったが[192]、リムルによりクレイマンに死亡したと思わせる策略でクレイマンの呪いから解放されリムルに忠誠を誓った[193]
ヨウム以外にもグルーシスからも愛を語られている他、ヨウムの仲間たちからも慕われている。国王として即位したヨウムと結婚。王妃となり「ミュウ・ファルメナス」と名乗る[188]。その後、ヨウムの子を身籠り[171]、女児ミームを出産したことが明かされている[194]
グルーシス[195] / 獣人族
狼の獣人で、獣王国ユーラザニア使節団代表の一人としてリムルの元に訪れた。いろいろあってヨウムPTの重要職として潜入中であったクレイマン配下のミュウランに惚れ、またミュウランが惚れた相手であるヨウムと親友の間柄になる。
ヨウムが王位に就いた際に欠員のできたファルメナス王国騎士団長に就任する[188]
ミュウランがヨウムの子を身籠ったときはショックで落ち込んでいたが[171]、出産後はミームを自分の娘と呼んでいる[194]
ロンメル[195][187] / 人間
声 - 堀江瞬
ニドル伯爵が組織した調査団のお目付け役として同行する法術師(ソーサラー)。魔法学院を卒業したばかりの新米で世間知も低い。命令で掛けた「契約魔法」を伯爵の腹を読んだヨウムに脅される形で無断で解除してしまったが、その後はヨウムのカリスマ性に心酔している[187]。調査団が逐電する際にはロンメルだけが戻って全滅したとの報告及び警告、依頼料を受け取って後に職を辞して合流する手筈だったが、リムル発案の「ヨウム英雄化計画」から、一足先にファルムスに帰還してヨウムによる豚頭帝退治を盛りまくって報告した[187]
エドマリス、エドワルド[196] / 人間
エドマリスはファルムス王国を治める強欲な国王で、ジュラの大森林に侵攻したことでリムルの怒りを買い2万の軍勢全てを失った挙句、復活したシオンの手で肉塊に肉体改造されファルムス王国へ送還される。その後肉塊状態を治療したディアブロの傀儡となり王座を降り、英雄ヨウムを後継者に指名した。
エドマリスの弟であるエドワルドは王座を求める野心を七曜の老師グラン、三巨頭ダムラダに利用され一度は王座に着いたものの、ディアブロへの恐怖によりヨウムへ譲位することを承認した。その後は正体を隠してファルメナス王国の顧問となり、ヨウムを支えている[171]
エドガー[188][171] / 人間
ヨウムの従者。エドマリスの息子で本来は王族。王様らしくないヨウムに苦労しているが、それ以上に彼を慕っている。
ヨウムはエドガーを次の王にと考えているが、エドガーはヨウムとミュウランの御子が王を継ぎ、その方に仕えることが夢であると宣言している。
ラーゼン、レイヒム、フォルゲン[196] / 人間(ラーゼンのみ魔人)
ラーゼンは他人の体に憑依しつつファルムス王国へ何百年も仕えている宮廷魔術師長で、ファルムス王国へ召喚された異世界人であった田口省吾(ショウゴ・タグチ)の肉体を乗っ取り魔人になったが部下の殺害に怒り狂うリムルへの脅威によって最終的にはファルムス王国を捨てテンペストへ恭順する意志を示した。その後は新たな王として擁立されたヨウムを助けている。また、東の帝国に所属していた魔法使いガドラの高弟の一人でもあり、帝国の侵攻の前にやってきた師と再会し、西側諸国での出来事を伝え、同時に魔王リムルとテンペストの脅威を伝え、敵対せぬよう強く忠告した[194]
レイヒムは元々は西方聖教会に属しニコラウスに仕える立場で、西方聖教会ファルムス王国最高司祭の立場にあったが、ジュラの大森林への侵攻の際にエドマリスらと共にリムルに捕らえられ捕虜となった挙句、ディアブロの計画を邪魔するために七曜の老師に暗殺された。
フォルゲンはかつてラーゼンにより召喚された異世界人であり、ファルムス軍騎士団長の立場かつラーゲンの親友であったがテンペスト侵攻時にリムルによって殺害された[66]
田口省吾(ショウゴ・タグチ)、橘恭弥(キョウヤ・タチバナ)、水谷希星(キララ・ミズタニ)[197] / 人間
ファルムス王国によって数年前に召喚された日本人の異世界人で、凶暴、快楽殺人者など全員が対人欠陥を持つ[43]
テンペスト侵攻時にシオンらを殺害した実行犯たちだったが、後にテンペストの幹部たちと相対した際に全員が死亡した[注 10]
なお、持っていた特殊能力はそれぞれ「乱暴者(アバレルモノ)」「切断者(キリサクモノ)」「狂言者(マドワスモノ)」で効果はそれぞれ武器破壊効果付与&身体硬化、思考加速&擬似刀剣生成、魔力波による思考誘導。
また田口省吾は死にかけた際に水谷希星を殺すことで新たに「生存者(イキルモノ)」を獲得し、高速再生能力を得た。それによりこの三人の中で唯一生き延びたが味方だと信用していたラーゼンによって精神を破壊され、身体をその身に宿る能力ごと乗っ取られた[66]

イングラシア王国[編集]

井沢静江(シズエ・イザワ)[198] / 人間 ⇒ 炎の魔人[199]
声 - 花守ゆみり[61]
リムルの人型時の姿の元となっている儚げな美少女の姿を持っていた元日本人の女性。劇中ではシズと名乗る[200]
東京大空襲下の炎上する東京から魔王レオン・クロムウェルによりこの世界に召喚された[201]。この時、焼夷弾によって全身に大火傷を負った状態で召喚されたため、『炎熱操作』『炎熱攻撃無効』のスキルを獲得した[201]
レオンは一度は見放したものの、炎への適正を見抜いたため上位精霊である炎の巨人(イフリート)を召喚し、肉体を与えるために憑依させた。生き延びるためにイフリートが憑依することを許可したものの、身体を奪われるのを嫌ったことで『変質者』を獲得し、身体は支配されたものの、自我を保つことが出来た[201][200]。このことから自分を人間として見ていないレオンへの強い憎しみを持つこととなった[201]
数年後、自分の意志である程度動けるようになったため、イフリートとの共生がうまくいっていると思っていたが、イフリートが暴走[200]。仲良くなった少女ピリノ(声 - 本泉莉奈)とピリノとシズから一文字ずつとって名付けた風狐ピズを炎によって灰も残らず焼き尽くしてしまい、人並みの幸せも叶えられないことに絶望する[200][199]
後にレオンの城の一つにやって来た女勇者に保護され、イフリートを抑え込む効果を期待できる抗魔の仮面を贈られた。その仮面を被ることで魔人の力を自分の意志で使いこなせるようになり、勇者とともに冒険者として活動し、いつしか「爆炎の支配者」という異名を持ち尊敬を集める[202][203][199]
シズを残して勇者が旅立ったあとは、勇者と同じように苦しんでいる人を助けたいと諸国を巡り、英雄と呼ばれるまでの存在となる[202]
しかし、肉体的には加齢していなかったが、精神力は衰えており、ドラゴンに襲われた町を助けるためにイフリートを呼び起こしたところ、代償として一週間もの昏睡状態に陥ってしまった[202]。このまま力を使用すれば、支配力に抗って暴れるイフリートを抑えきれずに解き放たれ、少女と風狐を灰にしてしまったあの惨劇をまた引き起こすかもしれないという恐怖から、冒険者を引退し、イングラシア王国にて戦闘技術を教える教導官として活動することを決めた[202]
数年後、同郷の出であるユウキとヒナタという生徒を迎え入れた[21]。どこか境遇が似ていたヒナタに共感を持っていたが、必要な技術を身に着けたヒナタは早々に去ってしまった[21]。追いかけたほうが良いかと思ったものの、ユウキが国と冒険者互助組合の相互扶助関係の構築が佳境を迎えていたため、ヒナタを見送り、ユウキを支えていくことを選んだ[21]。その後は裏方として支えてきたユウキが自由組合総帥となったことで、やるべきことを全て達成したと満足し、唯一の心残りを果たそうと旅にでることを決意した[21]
魔王レオンの居城へ行く途中、旧知のもとへ寄るとヴェルドラが消失したことで調査隊が出るため、森を抜けるなら一緒に行くといいという話を聞き、この折にカバルたちと合流、騒動の末にリムルに出会った[21]
最終的に暴走したイフリートをリムルが『捕食者』で取り込んだことにより暴走は収まったが、シズの生命力の維持にもイフリートが使用されていたこともあり、急速に衰えた生命力は回復の見込みがなく、シズは自らの意志でリムルの中で眠ることを望んだ[21]。そして、シズの持っていたスキルと容姿、レオンへの憎しみ(想い)はリムルへ受け継がれることとなった[204][63]
死後、リムルに吸収された後も意志や魂がリムルの中で生きているようにリムルは感じており、リムルの夢の中に登場するなどしている[63]。勇者クロノアが封印から解き放たれ暴走し、リムルが魂に干渉した際にはリムルの中の幻影として心象風景に登場。そこで勇者の正体が教え子であるクロエとヒナタであることを知り、自分を助けてくれたヒナタに感謝し再会を喜んだ。また、レオンの本心も知ることができ、リムルが約束通りレオンを一発殴ってくれたおかげで、レオンに対する恨みやこの世界に対するわだかまりから解放されることとなった[143]
炎の巨人(イフリート)
声 - 八代拓 [205]
魔王レオンによって召喚され、シズへ憑依した男性の姿をした炎系の上位精霊[198]。リムルとの戦いで『捕食者』によって『胃袋』へ隔離される際にヴェルドラの干渉によってと同じ空間へ取り込まれた[21][90]
ヴェルドラとの対話から自身はレオンを崇拝しており、よってレオンを憎むシズとの相性は最悪で、わかり合うことなどできず、シズはスキルでイフリートの力を制御していただけであったことが語られている[206][90]。これが原因でシズの強さが中途半端になり、イフリートの暴走を許したのだろうとヴェルドラは推察している[206]。また、共に心が通っていれば、力は数倍になり、寿命もここで尽きるということもなく、違う道を行くこともできたであろうと推察されている[206][90]
復活後については#カリス参照。
神楽坂優樹(ユウキ・カグラザカ)[139] / 人間
声 - 花江夏樹[115]
元日本人の異世界人で、自由組合総帥(グランド・マスター)。異世界転移時に能力を全く獲得出来なかった代償として加齢しない肉体を得ており、高校生の外観を保っている[40]。また、魔法を一切使えない体質となっている[40]
元の世界への帰還方法を生涯の課題として探索している[40]。という建前のもと、西の自由組合・東の犯罪組織「三巨頭」のリーダーとなり世界征服の計画を練っている[53]
ヒナタと同時期にシズに弟子入りしており、シズの心残りであった召還失敗の犠牲者である5人の子供をイングラシア王国自由組合本部近くの学校に置いて保護している。
実は魔王レオンとの闘いに敗れ、スピリチュアルボディとして漂っていた魔王カザリームが自身の復活のため、体を奪い取るために召喚されており、その際に下記のユニークスキル「創造者」を習得し、封殺能力(アンチスキル)にてカザリームに勝利。彼を配下として加え、魔導王朝サリオンで作成されたホムンクルスの身体を入手し、自身の副官である「カガリ」としてカザリームを復活させる。その過程で、カザリームの所属する中庸道化連に対してもカザリームの復活を報酬に協力を依頼しており、カザリームを復活させた後も、中庸道化連のボスとして彼らを直属の部下として使っている。中庸道化連の一人であるクレイマンの魔王としての立場を利用し、彼に指示を与えながら勢力の拡大を図っていた。
世界を渡る前、地球においても念動力などの超能力を扱うなど、格別の才能を有していた。中学生になったばかりのころに両親が事故死し、その原因が社会の欠陥から生まれたが故の不幸という理不尽に対し怒りを覚える。社会への報復として社会の破壊を検討するも、大勢の人間を不幸にする選択までは割り切れず、政治家として国家を社会を自分の思い通りに改善するという方策を出しその実行を行うか悩んでいたが、決断する前にカザリームにてこの世界に召喚される。その才能にてこの世界の仕組みを理解し、自分がこの世界を支配し正しい方向に導くという思想のもと、世界征服へと動き出した[207]
テンペストの開国祭の折にリムルからクレイマンの黒幕であることを看破され、自身もリムルから疑われたことに勘付く[140]。マリアベルの起こした事件を利用し、マリアベルのユニークスキルを奪い殺害し、彼女に精神支配を受けていたという体を装ったが、リムルの智慧之王を誤魔化すことはできなかった(ユウキは見抜かれていたことに気づいていない)[208]。以降自身の行ってきた悪行をロッゾ一族になすり付け、拠点を東に移すことを画策したが、グランベルの策略に嵌り、勇者クロノアの解放に利用されてしまい、そこでリムルやその場に居合わせたレオン、ルミナスに正体を明かしてしまうこととなった[94]。その場を逃走し、西側での立場を捨て東の帝国に逃亡を図ったが、それを快く思わなかった魔王ギィの襲撃を受け応戦。自慢のアンチスキルや、聖人として進化させた力を以てしても全く歯が立たず、仲間であるラプラスに庇われることになり、大きな挫折を味わう。それでも折れずにギィに取引を持ち掛け、東の帝国を内側から崩壊させ、力を蓄え改めてギィに挑戦するという宣告にギィの関心を買うことができ、一時的にギィを含む魔王勢と休戦協定を結んだ。闘いの後、スキルにはまだ先があることを理解し、ユニークスキル「強欲者」を究極能力「強欲之王」として進化させた[207]
リムルと出会ったときに上記のように異世界転移時に能力を獲得できなかったと語っていたが、実際のところは能力を隠し持っている。
一つはユニークスキルを生み出すユニークスキル「創造者(ツクルモノ)」。これにより外部からの魔力の効果を任意で打ち消す「封殺能力(アンチスキル)」を作り出した[207]。能力や魔法を攻撃・防御問わずすべて無効化するため近接戦においては魔王となったリムルとも互角の戦いをする[170]
二つ目は対象の能力を奪うものでこれは条件が厳しいのかマリアベルから特殊能力「強欲者」を奪う時にしか使われていない[170]。ユウキ本人も例外的なものだと認めるような発言している[注 11]
三つ目は上記の「強欲者」を奪った際にそのスキルに宿った意思を屈服させ、進化させた究極能力「強欲之王(マモン)」[207][209]
三崎剣也(ケンヤ・ミサキ)、関口良太(リョウタ・セキグチ)、アリス・ロンド、ゲイル・ギブスン、クロエ・オベール[138] / 人間
イングラシア王国 ⇒ 魔国連邦を参照。

神聖法皇国ルベリオス[編集]

ルミナス・バレンタイン[210] / 吸血鬼(ヴァンパイア)
覚醒魔王であり、唯一神ルミナスとしてルベリオスに君臨する神でもある。吸血鬼族の真祖の姫。
吸血する対象である人間が幸福感を得れば得るほど、その血液が美味となることから人間を保護している。吸血に際し人間を死に至らしめるほどの量は必要なく、ほんの少しの血液だけで済む。
皇国の実際の維持管理は全て配下が行っており、ルミナス自身は普段は「奥の院」に隠遁しており、外出する際には身代わりを務める部下(ロイ、ルイ)に付いたメイドに扮している。
2,000年前に当時の首都でありルミナスが建造した夜薔薇宮(ナイトローズ)を破壊したヴェルドラに対して未だに怒りを抱いている。そのため、ヴェルドラに対しては強く当たっているが、同時に破壊の権化であったヴェルドラがリムルと友人になったことで他人に寄り添う様を見せるようになっていることには内心驚愕していた[211]
また、ヴェルドラの一件で自分たちを救ってくれたクロエとヒナタとはかけがえのない友人となり、クロエとヒナタの魂が眠りについたときには、クロノアのみとなったクロエの肉体を聖櫃に封印した。同性愛の一面もあるようで、友人であるクロエとヒナタに情欲を抱くほどの情愛を向けており、魔物である自分にとって毒となる聖櫃に封じられたクロエを自身の身体が聖櫃によって焼かれようともまったく意に介さずに愛撫したり[212]、開国祭でヒナタと共に温泉に入ったときにヒナタの裸体を魔力感知を使ってまで観賞し、リムルが果実酒を言葉巧みにヒナタに飲ませてほろ酔い状態にさせたときには内心リムルを天才と称賛するなど、強い親愛と情愛を向けている[211]
ユニークスキル「色欲者(ラスト)」を所持し、生死を司る権能を所持していた。また、グランベルにより一度ヒナタが殺害され、時間跳躍によりヒナタの魂が消失した際には、ヒナタを救えなかった無念さから、究極能力「色欲之王(アスモデウス)」に進化した[94][213]
ルイ・バレンタイン、ロイ・バレンタイン、ギュンター[214] / 吸血鬼
それぞれ魔王ルミナスに仕える「三公」の一人で、1,500年に渡ってルミナスの影武者として魔王代理や法皇、執事の役を勤めていた。
ロイが魔王、双子の兄であるルイが法皇として存在することで「魔王の脅威から人々を守る皇国」としてのマッチポンプで人々の信仰を得ておいた。
ロイは奥の院に侵入したラプラスの実力を見誤り、あっけなく殺された。
ギュンターはルミナスに侍る執事。雑事が主ではあるが奥の院である「夜想宮廷(ナイトガーデン)」の仕切りを任されている。
坂口日向(ヒナタ・サカグチ)[215] / 人間
異世界から呼び出された元日本人[40]。剣技は人間の最高位に近い能力で一度はリムルを死の瀬戸際まで追い込んだ。西方世界最強の剣士と呼ばれ[注 12]、法皇直属近衛団筆頭騎士と聖騎士団長を兼任している[40]
ユウキと共にシズの教え子であり敬愛していた。15歳で召喚され、リムルとの緒戦時には20歳前後の外見となっている[40]
後に七曜の老師の陰謀に巻き込まれリムルと戦い敗北、死亡寸前の負傷を負ったが魔王ルミナスの手により癒され事無きを得た。その後リムルが人類に対し全く害意がないことをさまざまな事例で見せつけられ、呆れつつも味方となることを約束している[49]
性格は生真面目で合理主義なため、一見して冷酷だと見られがちだが、規律を重んじ困っている人には手を差し伸べるなど優しい性格。子供らしい部分も持ち合わせており、開国祭で祭りの屋台を下見をしてまで遊びつくしたり、ハクロウの握った寿司をワサビ抜きで頼んだりしている。食事に関しても強い関心を見せリムルの作り出した元の世界の食べ物を呆れつつもしっかり堪能し、自分のものを横取りした部下たちをしっかり制裁するなどかなりの食通[216]
夜想宮廷を襲ったグランベルの放つ霊子崩壊からクロエを庇って死亡。日向の魂と装備はクロエごと2000年以上の過去に跳ぶ。クロエの身体に宿った状態で過ごし、300年前には身体を借りてヴェルドラを封印した。その後、過去のクロエが転移してきたためルベリオスで眠りに就いたが、2000年のほとんどをクロエの中で過ごしていたため、クロエが覚醒した時には自我が消えかけていたところをリムルとルミナスによって引き戻され、元の身体に蘇生された[143]
七曜の老師[210] / 人間 ⇒ 仙人
「日曜師」を筆頭とする7人のルベリオス大幹部だった。西方聖教会の最高顧問であり人類の守護者、偉大なる英雄などと呼ばれ尊敬されていたが、最後は魔王ルミナスの寵愛を独占しようとさまざまな謀略を巡らせた挙句、リムル、ルミナスらの手によって滅ぼされた[47]

魔導王朝サリオン[編集]

エラルド・グリムワルト[217][218] / 耳長族(エルフ
魔導王朝サリオンの重鎮であり大物貴族で、サリオン皇帝エルメシアの叔父にあたる。
頭脳明晰、政治・魔法知識も深い知的な男性エルフだが、実子エレン(エリューン)が絡む事柄には全てにおいて親馬鹿となる。
ドワーフ王国国王ガゼル・ドワルゴとは親友でありプライベートでは罵り合える間柄。
サリオン皇帝のエルメシアとは血縁関係もあって公私共に重用されており、彼女の気まぐれに振り回され、ガゼルなどから同情されている。
エルメシア・エルリュ・サリオン[217][219][218] - 風精族(ハイエルフ)
魔導王朝サリオン皇帝。見た目は絶世の美少女だが、実年齢は叔父であるエラルドより遥かに年上。その年はサリオンの歴史よりも古いと言われ、約二千歳を超えると推定されている。そのため、ドワルゴンのガゼル王に対しても坊や呼ばわりし、十三王家の貴族たちを小僧と呼び子ども扱いするなど計り知れない貫禄を持つ。しかし、年齢のことについて追及するのは禁忌である[218]
対外的には常に冷酷な無表情で接するため、冷酷な印象を持たれているが、本性は気ままな性格。十三王家の中で唯一血縁関係にあるエラルドに対しては自身の素顔を見せるほど信頼しており、奔放な振る舞いとわがままで彼を振り回している。リムルが魔王になった際に自分に黙ってリムルと会談を行ったことに拗ね、ネチネチと小言をぶつけた。血縁上従妹にあたるエレンとは仲が良く。エレンからエルちゃんと呼ばれており、本来の喋り口調も似通っている[220]
魔国連邦の開国祭にてリムルに興味を抱いていたことから自ら魔国連邦に赴き各国を騒がせた。そこでかの国の予想をはるかに上回る技術と文化に感激し、サリオンの皇帝として自ら魔国連邦との盟約を結んだ。魔国連邦の首都に別荘の購入や、魔導列車などの技術の買い取り、異世界人の菓子職人である吉田の新作スイーツの買い取りなどかなり懇意にしており、リムルに対して開国祭のときのように何か企画するときは自分も混ぜろと要求しリムル、ミョルマイルと共に悪だくみ三人組としてガゼルやエラルドを震え上がらせた。その際リムルの執事として傍にいたディアブロを原初だと見抜きリムルに対応を問いただしたが、リムルが何の気負いもなく自分がディアブロの暴走を止めると言ってのけたことから余計リムルを気に入っていた(リムルはこの時点でディアブロが原初だと知らず、いつもシオンと共に暴走気味な行動を取るので、エルメシアの真意を理解していなかった)[220]
魔王レオン・クロムウェルとは彼が勇者だったころからの知り合いで、彼の本質を理解する数少ない友人でもある[94]
カバル、ギド、エレン[221][222] / 人間(エレンのみ耳長族(エルフ))
声 - 高梨謙吾(カバル)、木島隆一(ギド)、熊田茜音(エレン)[126]
ブルムンド王国自由組合に所属し、フューズを直属の上司とする3人組の冒険者(通称三馬鹿)。カバル(重戦士)をリーダーとしてギド(盗賊)、エレン(本名エリューン、法術師)の構成。ランクはBランク。
魔物の町を調査するためにジュラの大森林を冒険中、同行を申し出たシズと共に出会ったモンスターと戦闘中にリムルの仲間たちに救われ縁を持った[21]
その後のシズの暴走にも関わっているが、シズが死亡しリムルに吸収される場面には立ち会っていない[21]
実はエルフの魔導王朝サリオン大公爵家の令嬢であるエリューンとその護衛である人間のパーティで、エレンは薬で外見を人間に変え、護衛であるカバル、ギドはサリオンの守護騎士、魔法士団(メイガス)の一員で魔法の指輪で能力を制限することで[223]本来の実力を隠しBランクと偽っている。しかし遭遇した魔物の巣を正体の確認もせずに剣を突っ込んで追い回される、道を惑わす花に引っ掛かって道に迷うなど、熟練のはずなのに冒険者としては抜けているところが多い[21][224]。リムルと知り合ってからはジュラの森の町や街道を整備中の副産物として得た素材の余剰分を譲ってもらい、それを組合に納めて実績を上げていた[225]
エレンはシオン死亡後、リムルが覚醒魔王になるきっかけとなる重要情報を与えた。同時に、魔王誕生の原因を作った者が冒険者を続けると自由組合に迷惑がかかるうえ、恐らくサリオンにも情報が伝わって連れ戻されるので、魔国連邦へ所属を移したいと申し出た[193]。なおエレンが魔王誕生に関わったことはエラルドが情報を握りつぶしたのでサリオンではエルメシアしか知らず、更にリムルが魔王になったことも正当防衛だと公表することになったので[226]、所属の移動についてどうなったかは明言されていない。少なくとも冒険者は続けており、魔国連邦の開国祭の時点ではB+ランクに昇進し、ヨウムを助けるために旧ファルムス王国自由組合を回り、その後エラルドにばれぬように開国祭に参加した[227]。リムルの指示でヨウムを助けたような説明もされているが、設定資料集ではその後もブルムンド王国自由組合を拠点にしているとある。

傀儡国ジスターヴ[編集]

クレイマン[228] / 妖死族(デスマン[229][230][228]
声 - 子安武人[107]
中庸道化連の一人「喜狂の道化(クレイジーピエロ)」であり十大魔王であった頃の元魔王の一人。他人を一切信用せず、「五本指」と呼ばれる配下にも冷酷に接するが、本来の仲間である中庸道化連の面々に対しては親しく接していて、特に親代わりであったカザリームに心酔していた。
同じ魔王であったミリム、フレイ、カリオンなどに、また新興勢力であったリムルらにさまざまな謀略を仕掛けたが、あの方から渡された「支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)」を渡され、それでミリムを支配しようとしたことが失墜のきっかけとなってしまう。ミリムが操られたフリをしたことでミリムの力を自分のものにしたと思い込み、増長し、今までの慎重さを失い仲間であるはずのラプラスの助言にさえまともに耳を傾けなくなってしまう。真なる魔王への覚醒のためにファルムス王国の扇動とミュウランを暗躍させテンペストへの被害を拡大させたことでリムルたちの怒りを買い、ミリムを操りユーラザニアを滅ぼしたこと、その片棒を担がせ弱みを握り、高圧的な態度に出たことでカリオンとフレイも敵に回すことになる。自身の真なる魔王への覚醒へのための計画が失敗続きになっていることに焦り、仲間たちの忠告を無視してワルプルギスを開催する裏で再度ユーラザニアとテンペストへの侵攻を秘密裏に実行するも、ベニマル率いるテンペストとユーラザニアの連合軍により軍勢を壊滅させられ、拠点もシュナたちによって墜とされてしまう。ワルプルギスにおいて嘘の証言でリムルを始末しようとするも逆に嘘を暴かれ全魔王からの信用を失い、最後にはクレイマン自身によって開催されたワルプルギスの場でリムルとシオンによって討ち取られ魂も残さずリムルに吸収され消滅、死亡退位した[231]
ゲルミュッド[232] / 魔人
声 - 河西健吾[233]
自身が覚醒魔王になるための計画の一環としてクレイマンに雇われた魔人。正式にはクレイマンの配下ではなく、ジュラの森に干渉するために雇った使い捨ての駒に過ぎなかった。リグルの兄やガビルに名付けを行っていた。最後まで自分が利用されていることに気づかないまま計画の実現に奔走したが、最後は自身が育てたオークロードに食われ死亡した。
ヤムザ[232] / 魔人
クレイマンの幹部"五本指"の筆頭である「中指のヤムザ」。五本指の中で唯一自ら忠誠を誓いクレイマンの配下となっていた。氷結魔剣(アイスブレード)を操る剣士であり、性格は残忍で同じ五本指のミュウランからも下種と呼ばれ、自分より弱いものに傲慢な態度を取る。クレイマンを敬愛はしていても、彼が自分を道具としてしか見ていないことも承知しており、命を捧げるほどの忠誠心は無く、敗北により自身の立場が危うくなると、配下を見捨て逃げ出そうとするなどあくまで自身のための忠誠である。
クレイマンを覚醒魔王とするため、ワルプルギスの最中にユーラザニアに侵攻したが、ベニマル率いる連合軍に敗北し、自身もアルビスに敗れ降伏しようとしたところ、その感情を引き金にクレイマンの支配によりカリュブディスの欠片を取り込まされ、核として魂まで取り込まれ消滅した。カリュブディスと化した本体もベニマルによって跡形もなく焼き尽くされた。

シルトロッゾ王国[編集]

グランベル・ロッゾ[234] / 元人間
表向きはシルトロッゾ王国を束ねるロッゾ一族の長[235]。実態は西方諸国評議会の創設者であり、西方諸国を裏から牛耳る五大老のまとめ役で、自由組合にも高額出資を行っており事実上の西方諸国の真の支配者。
目的が競合する新興勢力であるテンペストとヒナタ率いる聖騎士団の相打ちを目論んで東の帝国所属のダムラダらと共に裏工作を行い、神聖法皇国ルベリオスの高位魔術師「七曜の老師」7人を束ねる「日曜師」グランに精神体を憑依させ操り、リムルら魔物たちとヒナタたち騎士団を相打ちにさせようと裏で手を引いていた[235]
日曜師グランはその後、悪事に気づいたヒナタの部下である枢機卿ニコラウスによって一撃で殺害された[47]がグランベルは精神体を元の肉体へ戻して生存している[235]
最愛の女性であったマリア・ロッゾがなくなって以降精神が綻んでいき、人類の平穏をいつしか上位者による管理という支配と同じ方法で実現しようとしていた。その中で自分の後継者と呼べる存在である孫のマリアベルと協力し、様々な謀略を行ってきたが、マリアベルが死んだことによって正気の戻った模様。
マリアベルの死後ユウキと手を組み、勇者クロノアを復活させた。神聖法皇国ルベリオスに攻撃を仕掛け究極能力に覚醒するも同じく究極能力に覚醒したルミナスに敗れる。世界の守護者である勇者クロノアに自らの希望を託し、ルミナスに看取られながら消滅した[143]。死後はどこかの世界で妻のマリアと再会。自らの人生を長く悲しい物語と称したが、最期に希望の光を見たと語り、マリアと共に友であるラズルのいる場所へと並んで歩んでいった[236]
ユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」を所持し、ルミナスとの闘いでマリア、ラズルの魂を糧に究極能力「希望之王(サリエル)」へと進化した。能力はルミナス同様生死を司る権能[143][237]
マリアベル・ロッゾ[234] / 人間
グランベル・ロッゾの孫娘で、容姿は10歳にも満たない転生者[235]。グランベルの妻、マリア・ロッゾの転生体でもあった[238]
経済面で世界を支配するロッゾ一族の構想が新興勢力のリムルらと全く同一であることに気づき[47]、祖父グランベルにリムルらを警戒し滅ぼすことを提案する[47][235]
元の世界でも金融で世界の頂点に君臨し、栄華を極めていた。そのため、自身の栄華のために他者を踏みにじることに何らの疑問も覚えない。
様々な謀略でリムルを失墜させようとするも失敗し、ついには自分の手でリムルの抹殺に動くも予想外のリムルの強さに歯が立たず、最期は支配していたと思っていたユウキに嵌められたことを知り、彼により自らのユニークスキルを奪い取られ死亡した[170]
死後はどこかの世界でマリア・ロッゾとしてグランベルと再会。マリアベルとしての自分をとてもわがままな少女であったと称し、なぜスライム(リムル)の手を取らなかったのかと疑問に思うなど、人格はマリアベルとは別物。グランベルと語り合い、彼が人生に満足していることに素直に喜び、二人で共に歩んでいった[236]
ユニークスキル「強欲者(グリード)」を所持し、相手の欲望に干渉し精神支配する能力を持つ[238]

黄金郷エルドラド[編集]

レオン・クロムウェル[239][240] / 種族:人間 ⇒ 人魔族(デモノイド)
声 - 福山潤[107]
シズを異世界召喚した張本人、かつイフリートを宿らせた当人。
当時の魔王カザリームに戦争を仕掛けられ、単身返り討ちにしたことで魔王に覚醒したという変わった経歴を持つ。
かつてラミリスの配下だった光の精霊と契約し、勇者だったこともある。元々は異世界から渡ってきた人間だった。
長い金髪が目立つ女性のような顔立ちの美丈夫だが戦闘能力は古き魔王ギィに匹敵するほどで、ギィからは親友として認められている。
西側諸国にて特定召喚の方法を広め、特定の人物の召喚を目的としている。その一環で東の商人であるダムラダや、ユウキら中庸道化連とも取引をしており、ギィに対し人生の目的とまで語っている。シズを召喚したのもその目的の一環であった。
「白金の悪魔(プラチナデビル)」、「白金の剣王(プラチナムセイバー)」とも呼ばれる[201][240]
実はリムルが保護していた子供のうちの一人、クロエ・オベールと幼馴染の関係で、共に異世界に渡るも、クロエが再び姿を消してしまい、それ以来ずっと彼女を探し求めていた。子供のころはラミリスから泣き虫だったと言われており、クロエと再会するために、悪行と理解しながらこの世界に現れた異世界人の子供を集めるために上記の手段を行っていた。原初の黄がリムルの配下になった影響で自分の支配地から姿を消したこと、レオンの目的を探るための策略で流されたリムルのもとにいる異世界人の子供の情報をもとにある予感を感じ、行動を起こす。旧交のあったエルメシアの情報で、リムルの保護した子供たちの中にクロエがいることを確認し、リムルと子供たちが滞在していたルベリオスに赴く。そこで、グランベルの襲撃が行われており、グランベルの策略で自分の悪行を暴露され、リムルとの対決を差し向けられるも、リムルの一撃をあえて受けたことで、リムルから逆に信用され共闘することとなる。その場でクロエと再会を果たすも、グランベルにより致命傷を負わされたヒナタの魂と共にクロエが時空を渡ったことで再び見失ってしまう[94]。さらに復活したクロノアを相手にリムルと共に抑え込み、リムルとルミナスの活躍によりクロエとヒナタが復活し、クロエと再会することができた[143]。その後、日を改めてテンペストにて事件に関わったリムル、ルミナスたちと魔王会談を開き、クロエに何が起こったのか説明を受ける。そこで、クロエが勇者として覚醒したことや、自分の支配地を脅かしていた原初の黄がカレラという名を得てリムルの配下になっていたことを知る。途中で参加したギィから中庸道化連たちの動向を知らされるも、途中で勇者となったクロエに目をつけたギィが腕試しと称してクロエに斬りかかったときにはギィ相手にも強く抗議を行った[91]
幼馴染のクロエに対しては最愛の女性と認識しており、彼女に対して恥ずかしげもなく「超絶美少女」と言い放つなど、ラミリスに対するトレイニー以上の甘さを見せる。しかし肝心のクロエからは自分に執着しすぎとまったく相手にされておらず、そのクロエがリムルに好意を寄せていることには納得しておらず、リムルに対しては話の通じる魔王として高く評価しているが、クロエが絡むと打って変わって辛辣な態度を見せる。リムルからはマサユキとは逆で誤解を受けやすいタイプだと本質を見抜かれており、クロエに相手にされない不憫さから内心同情されている[143]
クロード[241] / 種族:種族不明
黒騎士卿と呼ばれる黄金郷エルドラド最強とされるレオンの側近で、礼儀正しく気の回る武人。同僚のアルロスと共にギィと面識がある。シズの剣の師匠でもある。
アルロス[241] / 種族:種族不明
銀騎士卿と呼ばれるレオンの配下筆頭。

白氷宮[編集]

ギィ・クリムゾン[242][243] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
最古の魔王。ミリムと七日七夜戦った伝説のほか、呼び出された国家の願いを叶えて敵国を滅ぼし、その後呼び出した国家を滅ぼし2国を地上から消し去った、などの伝説も語られている。召喚される前は原初の悪魔「原初の赤(ルージュ)」であった。
冷酷かつ残虐な魔王として周知されているが、意外に良識も持ち合わせており、実力を認めた者には寛大な対応を見せる。かつて自身と引き分け認めた原初の黒、ディアブロが魔王リムルの配下に就いたことでリムルに興味を抱く。グランベルのルベリオス襲撃においてディアブロと再会するも、マイペースかつ世界情勢などまったく考慮していない奔放すぎる振る舞いに頭を痛めてたり、隙あらば主であるリムルを自慢しだす有様に「もう病気」と呆れかえっていた[94]。そして自身と同じ原初を4人も従え、名を与えたリムルの異常性を感じ取り、グランベルとの闘いの後、リムル、ルミナス、レオン、クロエの会談に途中で強引に参加し、自身の計画を崩したリムルや監視要員として送りながら全く役に立っていないディーノを厳しく追及した。その際ディアブロの語るリムルの理想に理解を示し、西側諸国の運用をリムルに任せることを認めた。また、そこでディーノが働いていることをラミリスから聞かされ驚愕し、思わずリムルに何をしたのか原因を問いただした[91]
ヴェルザード[242]
#竜種参照。
ミザリー[242][244] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ギィ配下の暗紅色のメイド服を着た緑髪の美女。原初の悪魔の一柱「原初の緑(ヴェール)」。ギィが受肉した際に雑用を任せるためにレインと共に召喚された。自身を神として信奉する「緑の使徒(ヴェルト)」たちのような人間を利用して人間社会の監視と情報収集を行っている。魔王達の宴ではギィの命によりラミリスとリムルを迎えに現れた。
グランベルのルベリオス襲撃に合わせてギィの命により緑の使徒を利用し西方評議会に侵入し、議員たちの殺戮により西側諸国に魔王の恐怖を植え付けようとしたものの、魔国連邦の外交武官として出席していたテスタロッサに阻まれる。
名前の由来は「苦痛に歪む人間の表情」。
レイン[242][244] / 悪魔族(上位魔将(アークデーモン) ⇒ 悪魔公(デーモンロード))
ギィ配下の暗紅色のメイド服を着た青髪の美女。原初の悪魔の一柱「原初の青(ブルー)」。ギィが受肉した際に雑用を任せるためにミザリーと共に召喚された。法と秩序を重んじ、表情を変えることがない。かつてギィと引き分け、実力を認められたにも関わらず、さらなる強さを求めず悪魔の願望である受肉による地上への現界すらも笑い飛ばして自由に振る舞うディアブロに嫉妬していた。魔王達の宴では進行役として議題の内容を説明した。
グランベルのルベリオス襲撃に合わせて自らもギィと共にルベリオスに出向。ディアブロを誘い出し、彼女のスキルである『偏在(ミスト)』よって分身体にてディアブロと戦うもあえなく敗北してしまう。ディアブロに対して悪魔公になったばかりということで侮っていたが、ディアブロからは逆にその固定観念に捕らわれた思考を指摘され、進化前のテスタロッサより張り合いがないと一蹴される。ギィとディアブロの会話では終始空気として扱われており、途中ミザリーの報告でテスタロッサ、ウルティマ、カレラの三人がリムルの配下に加わったことで、パワーバランスが完全に崩壊したことに青ざめる。
名前の由来は「血の雨」。

東の帝国[編集]

ルドラ・ナム・ウル・ナスカ[245] / 人間
東の帝国・ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝。
魔王ギィとの世界をチップに人と魔物を駒にしたゲームを長きに亘り続けるために、何世代にも渡り、自我と記憶を自らの子に継承させてきた。
切り札である「天使之軍勢(ハルマゲドン)」の力を所有しており、最大まで力が上がっている状態だが、そのせいで精神が疲弊している。灼熱竜ヴェルグリンドを元帥として長く覇道を共にしている[245]
ヴェルグリンド[246]
#竜種参照。
近藤達也(タツヤ・コンドウ)[247] / 人間
帝国でもほとんど知られていない情報局を束ねる日本出身の異世界人。元の世界でも軍人で、七十年前に特別攻撃作戦に参加し、死の間際に世界を渡り、帝国の秘密庭園で寛ぐ皇帝ルドラと出会い、その縁と実力で現在の地位に至る。皇帝に心の底からの忠誠を誓い、帝国にて全ての情報を握るなど、帝国の闇として恐れられている。
その実力からユウキからも帝国で警戒すべき人物として挙げられ、近藤もユウキがクーデターを企てていることを見抜き、警戒している。
ダムラダ[234][248] / 元人間
東の帝国に拠点を持つ犯罪組織「三巨頭(ケルベロス)」を取り仕切る頭領のひとり。ジュラの大森林に接する西側諸国周辺で暗躍している東の武器商人を装っている。「"金"のダムラダ」の異名を持つ。
中庸道化連、魔王レオン、ファルムス王国、シルトロッゾ王国にまで情報をばら撒いてさまざまな謀略に関わっている。
帝国を裏切り、テンペストに寝返ったガドラを近藤と共に始末しようしており、その情報をガドラから受けたユウキによって皇帝側のスパイであることが疑われ、事実としてダムラダが手配した勇者マサユキの仲間、バーニィとジウは皇帝近衛騎士のひとけた数字(ダブルオーナンバー)だった[249][97]
ミーシャ、ヴェガ[248] / 人間
それぞれ三巨頭(ケルベロス)の頭領のひとりで、「"女"のミーシャ」、「"力"のヴェガ」の異名を持つ。

中庸道化連[編集]

謎の少年[250] / 不明[250]
中庸道化連の会長カザリームを復活させたことで、中庸道化連を率いる存在となった謎の少年。東の帝国にある三巨頭の総帥でもある[251]
正体は神楽坂優樹[140]。世界征服を目論んでおり、西方諸国の裏でさまざまな謀略を巡らせて暗躍している。
カザリーム[250] ⇒ カガリ[252] / 耳長族(エルフ) ⇒ 黒妖耳長族(ダークエルフ) ⇒ 妖死族 ⇒ 人造生命[252](ホムンクルス[250]
中庸道化連の会長で、かつて呪術王(カースロード)と呼ばれた元魔王。当時魔王狩りをしていたレオンを襲って返り討ちとなり死亡、魔王となったレオンと入れ替わりに魔王の座を死亡退位した。
しかし肉体は失っても魂は生き延びており、自身の復活のために肉体を奪い取る目的で十年前に謎の少年を召喚した。ところが謎の少年にも敗北し、彼の肉体に憑依したまま配下となる。十年経って謎の少年が入手した魔導王朝サリオン製のホムンクルスの身体に魂を定着させて復活したが、この肉体が女性だったため女言葉を使っている。レオンへ復讐する機会を伺っているが、クレイマンの死を受けてカザリームの名を復讐を遂げるまで封印する決意をして「カガリ」と名乗る。
ユウキが西側にいたときは彼の部下として表向きは自由組合の副総帥(サブマスター)を務めていた。副総帥としてリムルらと共に遺跡調査に赴いた際に、ユウキを疑っていたリムルはミリムのスキルで彼女について確認してもらったが、特に怪しい点は見つからなかった[170]
元々はエルフの王族だったが、所属していた国が魔王になる前のミリムの怒りを買って滅ぼされ、呪われてダークエルフになり、そこから妖死族に進化した経緯を持っている[140]
ラプラス[250] / 魔人
声 - 中井和哉[107]
中庸道化連の副会長で、享楽の道化(ワンダーピエロ)の異名を持つ。親友クレイマンの魔王覚醒のため、ジュラの大森林周辺の各種族・周辺国家に不和の種を蒔いて裏工作を行っていた。
魔王ルミナスの配下ロイ・ヴァレンタインを瞬殺した[214]が、仲間には様々な要因が重なったことで勝てた[253]とその事実を隠している。
クレイマン
#傀儡国ジスターヴ参照。
フットマン[232] / 魔人
声 - 川田紳司
中庸道化連の一人で、怒った道化(アングリーピエロ)の異名を持つ。ベニマルらの故郷であるオーガの里を滅ぼしたり、獣人フォビオが暴風大妖渦(カリュブディス)に取り込まれ復活する契機を作るなどの実行犯として動いていた。
ティア[232] / 魔人
声 - 本渡楓
中庸道化連の一人で、涙目の道化(ティアドロップ)の異名を持つ。フットマンと共に暴風大妖渦(カリュブディス)復活の手伝いをし、ジュラの大森林に混乱を呼んだ。

魔王の一覧[編集]

八星魔王(オクタグラム)[編集]

名前二つ名読み
1.ギィ・クリムゾン - 暗黒皇帝 - ロード・オブ・ダークネス[254]
2.ミリム・ナーヴァ - 破壊の暴君 - デストロイ[255]
3.ラミリス - 迷宮妖精 - ラビリンス[255]
4.ダグリュール - 大地の怒り - アースクエイク[255]
5.ルミナス・バレンタイン - 夜魔の女王 - クイーン・オブ・ナイトメア[255]
6.ディーノ - 眠る支配者 - スリーピング・ルーラー[255]
7.レオン・クロムウェル - 白金の剣王[256] - プラチナムセイバー[257]
8.リムル=テンペスト - 新星 - ニュービー[255]
ギィ・クリムゾン
#北大陸参照。
ミリム・ナーヴァ
#失われた竜の都参照。
ラミリス
#迷宮(ラビリンス)参照。
レオン・クロムウェル
#黄金郷エルドラド参照。
ディーノ[258] / 種族:堕天族
少年のような風貌で、2本の剣を腰に差している。ワルプルギスに出席した際は挨拶もそこそこに寝てしまいリムルを驚かせた。
ラミリスとは砕けた会話を行う間柄。
ワルプルギスの時点ではダグリュールの元に居候していたが、後に追い出されてギィの勧めで魔国連邦へと向かい、ラミリスの下で働くこととなった。更には目の前でリムルが原初3柱に平然と名を与えたことに驚く[90]。ギィは監視要員として送りこんだが、その面では役に立たなかった[91]
ダグリュール[258] / 種族:巨人族
大きな体を持つ巨人族で、古き魔王の一人。戦闘力も高く、ヴェルドラと何度も戦っているが未だに決着がついていない。
戦闘力だけではなく冷静な判断力を持ち、物静かな人格者でもある。
後に騒動を起こした3人の息子ダグラ、リューラ、デブラを修行のため首都リムルへと向かわせた[49]

元魔王[編集]

名前二つ名解説
  •  
カザリーム - 呪術王(カースロード) - #中庸道化連参照
  •  
クレイマン - 人形傀儡師(マリオネットマスター[228]、パペットマスター[40] - #傀儡国ジスターヴ参照
  •  
フレイ - 天空女王(スカイ・クイーン)[86] - #天翼国フルブロジア参照
  •  
カリオン - 獅子王(ビースト・マスター) - #獣王国ユーラザニア参照
  •  
ロイ・ヴァレンタイン - 鮮血の覇王(ブラッディーロード) - #神聖法皇国ルベリオス参照

竜種[編集]

竜種は世界に4体しか確認されていない世界最上位、最強種で不老不滅の存在[164][259][260]。だが、不死ではなく、一度死ぬとどこかで別の人格を持った竜となり、蘇る[261]。竜の姿の肉体も仮の姿であり、実態は精神生命体である[262][259]

ヴェルダナーヴァ
種族:竜種
世界最上位、最強種である竜種の長兄[259]。この世界を創造した最初の竜種であり[259]、「星王竜」の異名を持つ[164]
魔王ミリムの父だが、ルドラの妹であるルシアとの間にミリムを成した後は力の大半を失い、ドラゴンなどの「竜族」の始祖となり、最終的には消滅した[164]
しかし竜種は完全には滅びない存在のため、ヴェルダナーヴァもいずれ復活すると考えられているが[164]、その兆候は確認されていない[260]
ヴェルザード[242]
種族:竜種
ギィの居城に住む竜種で、「白氷竜」「氷の女帝」などの異名を持つ。ヴェルドラ、ヴェルグリンドの姉[263][264]。ギィ・クリムゾンの相棒。
ヴェルグリンド[264]
種族:竜種
「灼熱竜」の異名を持つ。ヴェルドラの姉、ヴェルザードの妹。東の帝国にて代々総帥に指名されてきた皇帝ルドラの側近。
ヴェルドラ=テンペスト[265]
声 - 前野智昭[61]
種族:竜種
リムルが最初にこの世界に出現した洞窟内で最初に言葉を交わした魔物[17]であり、その際は300年前に戦った勇者によって「無限牢獄」に封印されていた[17][262]。リムルの名を名付け、またリムルと苗字を交わしてこの世界で最初のリムルの友達となった[17]。「暴風竜」の異名を持つ。
性格は単純で調子に乗りやすく、また無能ではないが思ったことを思ったまま口にしてしまうためトラブルメーカーとなってしまうことが少なくない[263]。また非常に好奇心が旺盛[263]。また、リムルからは人間好きで寂しがりな所があると認識されている[17]
その好奇心に由来するのか対象の情報を知るスキル『究明者(シリタガリ)』を持つ[263]。ただし、大賢者のように最初から知っているのではなく、知ろうとしなければ知ることができない力である。後、リムルの魔王への進化に伴い『究明之王(ファウスト)』へと進化している。
性別的には雄であり、リムルの分身体を依代として復活した際は、金髪かつ褐色肌でがっしりとした体格の青年となっており、リムルを男性型に特化した感じの姿になっている[70][266]。生殖能力については、本人曰く「個にして完全なる者」であるため必要ないとしている[263]
ときどき魔素を発散開放しないと暴発してしまう危険性があり、実際迷宮で全力発散させた際にはラミリスが身の危険を感じたほど[49]
後にリムルがラミリスの協力により闘技場の地下に作り上げた100階層の迷宮の最奥に、本来の竜の姿で魔素を発散し続けても地上まで影響を及ぼさない居室を作ったことで気軽に過ごせるようになる[49]
リムルたちの街づくりを見て折角建設したものを破壊されて怒る気持ちをある程度理解を示すようになっており、かつてルミナスの都・夜薔薇宮を破壊したことに関しては機会があれば謝るつもりでいた[267]。しかし、書籍7-8巻では騎士団員の前でルミナスの正体をバラしてしまった上、まったく謝罪にならない発言で尚更怒らせてしまった。
漫画版の巻末おまけ小説では、その巻におけるヴェルドラ視点の感想を知ることができる。リムルの異空間に身を置いているがその魔力を駆使して多少感覚にアクセスできるようになっており、見聞きした情報を共有している(リムルは知らない)。究明者を持つ彼でさえ知らなかった自律型スキル「大賢者」によるサポートをリムルが意識的に行っていると思い込んでおり、若干過大評価中。リムルの常識を超えた行いの数々を観察することで、感心したりかつての行いを反省したりしている。また、暇つぶし相手として取り込まれたイフリートを自身のいる亜空間に誘い込んでおり、一緒にリムルの言動を観察したり、記憶の中にある書物(漫画などのサブカルや参考書など)や将棋といったゲームを嗜んでいる。その過程で、イフリートも賢くなっている様子(ヴェルドラに対する敬意の減少も見られるが)[268]
名づけに伴う膨大な魔素はヴェルドラからも徴収されており、それによる最大魔素量の減少を危惧していたが、後に大賢者の計算によって最大魔素量の減少無く完全復活可能な程度に徴収される形となった。

世界設定・用語[編集]

この世界の物理法則は基本的にリムルの元の世界である日本のある世界と共通しているが、魔物、魔法の存在など異なる部分も多く、また物質世界とは別に精霊、悪魔、天使といった精神生命体が住む精神世界が存在している[269]

文明・技術レベルは中世ヨーロッパレベルながら、オーバーテクノロジーとしてこの世界で独自に発展してきた精霊工学の存在がある[269]

世界法則が変更される際には謎の存在である「世界の声」がコミュニケーション不可の変更を告げる一方的な宣言を行う[269]

気候もほぼ元世界と同様となっている[269]

以下は公式設定資料集8.5、13.5にて解説された設定・用語のほか、書籍から判る設定を抜粋し解説する。

国家、地名[編集]

ジュラの大森林[270]
主人公リムルの転生地域であり、暴風竜ヴェルドラが封印され、森林の守護神として祀られていた。
ジュラの大森林を挟んで東西の諸国を東側諸国、西側諸国と呼称されている。東西以外にも、ジュラの大森林より北の大陸、南西の大陸にも一部の魔王の支配地域がある。
ジュラの大森林は人間、魔王、魔物などの各勢力から暗黙の不可侵領域として緩衝地帯の役割を果たしていたが、全域を支配地域とする魔王リムルの登場によりそのような垣根が取り払われつつある。
ジュラ・テンペスト連邦国
略称:魔国連邦(テンペスト)は魔人リムルを盟主としてジュラの森に住む魔物種族の集落が連携・同盟した大同盟国家[271]
ジュラの大森林全域を領土とするテンペストは世界の中心に位置している[270]
また、テンペストは人間と魔物の友好を目的としている[270]
首都リムル[272]
魔国連邦テンペストの首都で、「中央都市リムル」とも呼ばれる。
整然と区画整理され上下水道も完備されている。
東西南北に門があるが、魔法結界で防御されているため城壁は建造されていない。
門と中央広場を繋ぐ十字の道筋を基幹として、中央部に行政府としての執務館があるほか、居住区画、農地、中央広場、幹部用住居区画、迎賓館、工業区画、倉庫街、公共施設区画などに区分けされている。
また首都リムルからの道はいくつかの国家へ伸長しており、街道はさまざまな技術で整備・守護されている。
迷宮(ラビリンス)
テンペストに移住した魔王ラミリスは闘技場の地下に自身の力が及ぶ限り配下が不滅となる特殊な全100階層の迷宮を作り出した[168]。以後、ここにラミリスの配下が住むことになった[168]。また、この迷宮の最下層にヴェルドラの棲家が配置され、集客用の冒険を行うダンジョンとして使われている[49]
95階層の街は迷宮都市(ラビリンス)と呼ばれ、エルフや樹人族などが住まい、ダンジョンの休憩所や多目的ホール、研究施設などが存在する[49]
武装国家ドワルゴン
ドワーフが集まって建国された王国で、洞窟内に建国されているため食料自給率に難があることから、これをドワーフ固有の技術力を背景とした高い技術力により加工製品の生産輸出によって補っている武装中立国家[273]
失われた竜の都
魔王ミリム・ナーヴァが支配する領地で、首都「竜の里」にはミリムの住む神殿が建っている[274]
住民は龍人族の末裔で、ミリムを信奉する「竜人教(ドラーム)」の教徒からなっており、また住民全員が(成人なら)Cランクに相当する戦闘力を持つ武闘派集団でもあり、神殿守護のための神聖魔法を扱える[275]神官騎士団も別個に存在している[274]
ただし、ミリムを崇拝するあまり、挑戦することを忌避し無為に世代交代するだけの民族と成り果てたことからミリムには嫌われている[274]
獣王国ユーラザニア
魔王カリオンが支配していた獣人族中心の国家[176]。魔王カリオンが魔王の座を辞し、魔王ミリムの臣下となったことでミリム領に併合された[276]。また、その際に戦禍復興支援をリムルが申し出たことから、テンペストとは永世友好国となった[277]
天翼国フルブロジア
魔王フレイが支配していた有翼族(ハーピィ)中心の国家[176]。魔王フレイが魔王の座を辞し、魔王ミリムの臣下となったことでミリム領に併合された[276]
傀儡国ジスターヴ
魔王クレイマンが支配していた黒妖耳長族(ダークエルフ)などの魔物種族が住む国家[278]。元々は魔王カザリームの支配地で、その配下であったクレイマンが引き継いだ[278]
クレイマンの死後はミリム領に併合されたともテンペストの管轄下になっているとも説明されていたが[167][278]、後に現在はテンペストが管理しているがいずれはミリム領に併呑する予定[188]、ミリム領とテンペストの共同管理[279]と説明が改められた。
ブルムンド王国
ジュラの大森林に接する小国で、西方評議会の加盟国である[116]。テンペストに最も近い人間の国で、ドワルゴンに続いてテンペストの友好条約を締結した[116]
ファルムス王国→ファルメナス王国
西方諸国の中でも最上位に近い大国である[280]。西方諸国とドワーフ王国を結ぶ交易路の玄関口に位置し、貿易中心国家として栄えていたがテンペストへの侵略戦争を行い敗北したことにより、戦争主導者であったエドマリス王の退位を含む混乱が発生している[280]。後に王権を禅譲されたヨウムの即位とともにファルメナス王国へと改められた[188]
イングラシア王国
大陸のほぼ中央に位置しており、西側諸国の交易路の要所であり、自由組合の本部、西方聖教会の実務拠点などが置かれている[281]
神聖法皇国ルベリオス
大陸西部に位置する宗教国家で、国民のほぼ全員が唯一神ルミナスを信奉するルミナス教徒である[282]
神ルミナスが魔王ルミナス・バレンタインであることを知る者はごく限られた人間のみであり、また皇都夜想宮庭ナイトガーデンには皇国貴族である吸血鬼族以外が住むことを禁止されており、ごく限られた人間以外は立ち入ることも禁止されている[283]
ルミナス教の教団である西方聖教会の中央本部、また中央本部から各地へ派遣される神殿騎士団(テンプルナイツ)などがある[284]
その後七曜の老師の私欲による陰謀を粉砕したことでテンペストを正式に国家として認め、100年の国交を結ぶに至った[285]。またその際、「善良な魔物」を認めるに際して障害となっていた「魔物の生存を認めない」というルミナス教の教義の成立経緯がルミナスら吸血鬼族の各人より明かされたことから便宜上の方便であったことが分かり、これを機に撤廃されることとなった[286][47]
シルトロッゾ王国
ファルムス王国とイングラシア王国の間、北海に面した小国で、グランベル・ロッゾを頂点とするロッゾ一族が支配している[287]
シルトロッゾ王国の最終目標は経済面からの全人類支配[234]
魔導王朝サリオン
エルフ十三王家を従える古いエルフ王朝を主軸に置いた王朝国家で、カバル、エレンたちの出身国でもある[219]
魔法研究を盛んに行っており、ドワーフ王国とも技術交流している[219]
首都はエルミン・サリオンで「神樹に抱かれた都市」の異名の通り、巨大な神樹の内側に大都市を形成している[219]
東の帝国
正式名称は「ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国」だが、あまりにも正式名称が長いため通称「東の帝国」と呼ばれている。最も古き国家の一つでその歴史は古く、二千年前には既に帝国の基礎として国家を運営していたと言われている。小国であったナスカ王国が長き年月をかけて、大国であるナムリウス魔法王国とウルメリア東方連合を吸収し、現在の帝国が生まれた。その、圧倒的な迄の軍事力を背景にしてこの二千年。一切の反乱を許さずに、強固なまでの権勢を誇っている。統一皇帝、ルドラ・ナム・ウル・ナスカという絶対支配者による完全なる統治国家群。また、帝国皇帝は覇権主義であり圧倒的な武力により、近隣国家を統合してのけた戦闘集団を祖に持つ、純血の戦闘狂。故に『力こそ全て』という理念の下、実力があれば出世出来る特殊な形態を持つ軍を所有している[251]
北大陸
「白氷宮」を居城としている魔王ギィ・クリムゾンの支配地である[288]。力の弱い生物は生存できない過酷な環境になっており、悪魔族や魔王級の人物以外は入ることも出来ない[288]
黄金郷エルドラド
魔王レオン・クロムウェルの支配する大陸。海を隔てた別大陸で、オーストラリアより大きな島で、レオンはその全てを支配しているが、大陸の位置や人口、種族構成など詳細は不明。中央に大きな火山があり、年中噴火。その近くに美しい中央都市とレオンの住む王城が聳えるが、魔法的な気流操作により都市に噴煙や火山灰が降り注ぐことはない。付近に豊かな金属鉱床があり、金鉱脈も豊富で、人間社会と密かに取引を行なっており、非常に栄華を極めている。レオンには黒騎士卿クロードや銀騎士卿アルロスといった忠実にして強力な配下の他、青騎士団なる精強な軍団が支えている。その詳細は不明だが、領内にある地獄門から現れる悪魔たちを阻むため戦力を割いているようだ。また原初の悪魔であるジョーヌ(後のカレラ)が昔住んでいた。[289]

組織[編集]

西方評議会[270][290]
西側諸国内でさまざまな紛糾を調停する緩やかな国際機関であると同時に、東の帝国に西側諸国が対抗するための連合国家の側面も持つ。評議会に参加していない小国、帝国もある。
テンペスト建国以前に西側諸国の中心として機能していたイングラシア王国に設置されている。
中立公平を謳っているが国力の大きいファルムス王国、イングラシア王国の発言力が優遇されており実態と乖離している。
自由組合[290]
元々存在していた冒険者互助組合が、神楽坂優樹の手により改変され各国首脳との交渉権や相互互助規定を確立した民間国際組織。
主な活動形態は所属冒険者(組合員)によって行われるアイテム類の採取、現地の調査、魔物の討伐の3つに大別されるほか、国家協定に基づき動員令を受けると所属組合員の一定人数が国家の指揮下に入る傭兵集団の側面も持っている。
後に総帥と副総帥が東の帝国へ出奔したことで混乱が発生している[291]
中庸道化連
中庸道化連として、謎の少年が率いる不可解な戦力として世界で暗躍している様子が示されている[292]。中庸道化連は何でも屋を自称する道化の格好をした魔人の集団[292]

種族[編集]

人間と魔物・魔王は基本的には敵対関係にあるが、積極的に争うのではなく相互不干渉の雰囲気が維持されている[270]

人間以外の種族は全て、人間側の視点から便宜上の区別がされており、人間と友好的で人類の一員と見なされているドワーフや耳長族(エルフ)などの人間と交配している人間に近しい種族を「亜人(デミヒューマン)」、それ以外の人類に敵対する一般動物以外の種族の総称が「魔物(モンスター)」とされている[293][17]。また、魔物のうち、知性が高く生殖能力のある種族を「魔族」と呼び、その中でも強大な力を持つ魔物を「魔人」と呼ぶ[293][17]

例として子鬼族(ゴブリン)や豚頭族(オーク)などは、ドワーフなどと同じく妖精族の末裔ではあるものの、人間と敵対しているため魔物(魔族)であるとされているが[293]、異種交配は可能であるとされる[17]。「上位魔人」の代表的な種族としては巨人族(ジャイアント)、吸血鬼族(ヴァンパイア)、悪魔族(デーモン)などの長命種族が挙げられるが、人間が魔人となるレオンのようなケースも存在する[293][17]

魔物は人間に対する危険度の大きさで自由組合による危険度ランク付けがなされている[294]。ランク内での強弱をプラス、マイナス記号を付記しB-、C+のように表記することがある[18]

危険度解説分類される種族など
1.特S(天災級(カタストロフ)) - 人類が国家の枠組みを超えて協力し人類全体の命運を賭けて戦うレベル。 - 竜種、一部の古き魔王
2.S(災禍級(ディザスター)) - 大国の総力を結集し、やっとのことで対処可能なレベル。 - 魔王など
3.特A(災厄級(カラミティ)) - 国家転覆規模のレベル。 - 上位魔人、暴風大妖渦(カリュブディス)など
4.A(災害級(ハザード)) - 町に甚大な被害を及ぼすレベル。 - 上位精霊(A+)[70]など
5.B - 単独相手で村が滅ぶレベル。 - ブラックスパイダー、大鬼族(オーガ)など
6.C - 戦闘訓練を受けた職業兵士より強いレベル。 - 蜥蜴人族(リザードマン)、天馬(ペガサス)、牙狼族など
7.D - 一般的な大人が数人がかりで当たって殺害される可能性のあるレベル。 - 豚頭族(オーク)など
8.E - 個体単位なら一般的な大人より若干弱いが、数が多いレベル。 - 子鬼族(ゴブリン)など
9.F - 戦闘能力なし

また、人間などの肉体を持つ生き物は「星幽体(アストラルボディ)」「精神体(スピリチュアルボディ)」「物質体(マテリアルボディ)」の3つの位相体から成る種族であり、このうち物質体を持たないものを精神生命体(悪魔、天使、精霊など)として設定されており、精神生命体は召喚されるなどの行為により物質体を得る(受肉)ことで肉体を持った存在として強化される[295]。竜種は精神生命体ではあるものの、魔素を用いて自力で物質体を形作ることで受肉することができる[262][259]

魔族(魔人)は成長の果てに「魔王種」へと至ることがある[296]。この時点でも他の魔王達に承認されれば魔王を名乗ることができる[297]。そして、一定の条件を満たしたものは「真なる魔王」として覚醒し、魔王種とは一線を画する強さを得る[92][298]。一方で、人間もまた過酷な修練の果てに「仙人」へと至ることが可能。さらに進化を果たすと「聖人」へと至り、「覚醒魔王」に匹敵するとされる[97]。ただし人間は魔物と違って進化しても身体がすぐには適応できず、長い年月をかけて馴染ませる必要がある[93]。完全な「聖人」に至れば精神生命体と等しくなり、肉体に囚われなくなり呼吸の必要もなくなる[207]

能力、技術[編集]

能力(スキル)[299]
何らかの成長を世界が認めた時に獲得することがある能力。獲得の契機は進化や、強い意志によるものなど様々。また、契機が訪れたとしても、本人の資質や運など偶発的な要素が絡むため、獲得が保証されるということはない。その他、種族特性として先天的に獲得しているともある。また、複数のスキルを獲得した場合に統合されて新たなスキルとなる場合もある。
スキルの種類としては大まかに、共通能力(コモンスキル)、特別能力(エクストラスキル)、特殊能力(ユニークスキル)、究極能力(アルティメットスキル)の4つに分類される。
技術(アーツ)[300]
個体が自らの努力と修練で獲得する後天的な技術で、武術や魔術などがこれに該当する。アーツとスキルは複合させて使用することができる。
魔法[301]
魔法は「何らかの効果を生じさせるイメージ」を、特定の法則によって具現化するもの、と解説されている。
魔法属性は「地>空>風>水>火>地…」という相克関係になっている。
また、「元素魔法」「精霊魔法」「神聖魔法」「召喚魔法」の4つに大別できる。この大別により、魔法を使う職業の名前も「法術師(元素魔法系)」「呪術師(精霊魔法系)」「召喚術師(召喚魔法系)」などの相違がある。
擬似魂(ギジコン)
リムルが開発したデバイスで、魂の器の代用として働く。
これを核とし魔精核で形作った魔物に埋め込むことで、本来の身体とは別の「仮魔体(アバター)」を持つことが可能となる。作中ではリムルやラミリス、そして強すぎて活躍の場が限定されるヴェルドラやミリムが、仮魔体を利用して迷宮内の魔物側「遊撃パーティ」として活動するのに使用している[169]ほか、カオスドラゴンの魂を擬似魂に吸わせることで別の魔物へ復活させることにも使われた[170]
東の帝国との戦争では、奪い取った魂から抜き取った情報子を含ませた擬似魂を遺体に埋め込むことで殺した帝国将兵を蘇生させている。擬似魂で蘇生された者は普通に生きていく分には問題ないが、スキルは魂と強く結びついたものなので擬似魂では使用できない[302]

用語[編集]

転生者、召喚者、異世界人[303]
転生者」は転生前の記憶を引き継いで転生した者全てを指す。「前世の記憶を持ったまま元の世界から次元を渡り別種族に転生する例(別種族への転生者かつ異世界人)は非常に稀」とされており、リムルはこれに該当するが、世界の年齢とほとんど同年月を生きているヴェルドラですら聞いたことがない珍しい事例であることが説明されている[17]
召喚者」は転生者とは別に、元の世界で自身が持っていた肉体を失うことなく召喚術によりこの世界へやって来た者を指す。主に魔物へ対抗するための兵器として喚ばれる場合が多く、召喚主に逆らえぬよう呪いを刻まれる場合も多い。
召喚術は一度召喚すると一定期間は再召喚が行えなくなる時間制限、召喚自体の成功率についての諸問題、不完全に召喚された人間の寿命が短命になるなど多数の問題点がある。
来訪者」は召喚術によるものではなく、偶発的な要因により元の世界からこちらの世界へ迷い込んで来た物を指す。
異世界人」については、現実世界と異世界の間に開いた裂け目やゲートなどに落ちたことで次元移動してしまった来訪者と、この世界から故意による召喚儀式で元の生活を強制的に奪い無理やり呼び出された召喚者をまとめて指す。どちらの場合でも自力で元世界へ帰還することは不可能となっている。界を渡る際に浴びる魔素の影響でユニークスキルなどの強力な能力を得る場合が多い。そのスキルの影響は当人の性格、人格などにも後天的に及ぶ。
魔素[304]
この世界の魔法の根幹となる物質で、主に高い魔力を持つ魔物の個体から放射されるほか、空気中に存在する魔素を用いて魔法として行使出来るような性質を持つ。魔素濃度の高い場所ではヒポクテ草(回復薬の原料)などが発生・栽培できるほか、「魔素溜まり」と呼ばれるポイントからは魔物が発生することもある。
魔物に限らず人間でも、種族または個人能力により耐えられる分量に限界点があり、限界を超えると死に至ると説明されている。
また魔法行使の際のエネルギー源となることから魔素が染み込んだ食品は魔力回復剤としての性格も持つ[305]
思念伝達
物語の根幹を成す固有能力で、魔物であれば全員が苦もなく使いこなすとされている。名無し魔物同士の個別認識のほか、意志を乗せて話せば言語が違っても相互理解可能、肉声が届かないほど距離が離れても通話可能、などの特徴がある。
名付け[306]
主に名無し魔物に名前を付ける儀式を指す。上位の魔物が下位の魔物に名付けした場合のみ効力が発揮され、名付けられた魔物は名付けた魔物から所有魔素を奪うことにより進化する。魔素は生命力と同義であることから子を成す行為によって生命力を子に奪われた親が死亡することもあり簡単[49]に行われる行為ではない。
影空間
主な使用者はランガ、ソウエイで、影の中に潜むことで移動距離を無視して常に側に居られる別空間待機所(ランガ)、影から影へ繋がる異空間を通過することにより移動距離をゼロにしてしまう空間能力(ソウエイ)として活用されている。
遠隔の温泉地より鉱泉を引き常時入浴出来る露天風呂の源泉輸送経路として活用されている[307]
後にリムルの発案として影空間と魔鋼を利用した世界規模での通信伝達網構築構想が語られた[49]
魔王達の宴(ワルプルギス)
魔王3人以上の合意により開催される魔王集会。魔王視点で世界に関わる様々な合意が必要な事項が話し合われるほか、新しい魔王の就任も認定されるなどの側面を持つ。
なお、「魔王の総称」を決定するための会合でもあり、十大魔王となる以前は「名称を決定するたびに(魔王の数が)増減した」という理由で何度も開催された上、結局は人間側の呼称によりなし崩しに決定となり魔王たちの命名に関する数年以上に及ぶ努力は全て無駄になったとされている[308]

各版の相違点[編集]

ここでは全版の大筋プロット版として無償公開されているWEB版と、その他の媒体でのそれぞれの描写相違点を列挙する。ただし、物語の進行にほとんど影響しない細かい相違点についてはあらかじめ省いた。

巻数が進むにつれWEB版との相違点が増えていくため、最終的には全てを列挙する事が困難になることも考え得る。

また、書籍版以下の出版物媒体は書籍版を下敷きにしているため、特別に個別変更点がなければ書籍版のみ記載し以下は記述を省略した。

シオンらが殺害される主原因が違う
WEB版:西方聖教会の信徒に殺害される[309]
書籍版:ファルムス王国所属の異世界人3人に殺害される[310]
田口省吾、橘恭弥、水谷希星[197]
WEB版には登場しておらず、書籍版で初出(外部リンクWEB版参照)。
魔王レオンの二つ名が違う
WEB版:金髪の悪魔(プラチナデビル)[311]
書籍版:白金の剣王(プラチナムセイバー)[256]、白金の悪魔(プラチナデビル)[201][239]
漫画版にのみシズの故郷回想がある
講談社コミックプラスのインタビューにて作者伏瀬が漫画版2巻の追加点として語っている[312]
5人の子供を引き取る経緯が違う
WEB版:シズの幻影からシズとヒナタがユウキから思考操作を受けていたと聞かされたリムルはイングラシア中がユウキの影響下にある可能性を考え、フューズに自由組合内部の思考操作の進行具合を確かめるように内偵を依頼する[313]。しかしその間にヒナタが子供達の救出に向かってユウキと一戦交える[314]
書籍版:リムルはユウキと子供達を開国祭に誘い[188]、そのまま子供達を返さずに[140]転校手続きをした[223]
悪魔の設定にて色(原初)が追加され、「七柱」存在する[315][316][94]
黒(ノワール)ディアブロ
赤(ルージュ)ギィ・クリムゾン
青(ブルー)レイン
緑(ヴェール)ミザリー
白(ブラン)テスタロッサ
黄(ジョーヌ)カレラ
紫(ヴィオレ)ウルティマ

書誌情報[編集]

小説『転生したらスライムだった件』[編集]

マイクロマガジン社(GCノベルズ)よりソフトカバー版、電子書籍版と合わせて続刊中。また、英語版、中国語版、韓国語版も他出版社より続刊している。

発売日ISBNKindle版
1. 2014年5月30日ISBN 978-4-89637-459-9Kindle版:ASIN B00L33R6K0
2. 2014年8月30日ISBN 978-4-89637-473-5Kindle版:ASIN B00N3M8TIC
3. 2014年12月24日ISBN 978-4-89637-488-9Kindle版:ASIN B00RKOBE22
4. 2015年4月30日ISBN 978-4-89637-502-2Kindle版:ASIN B00WW2WUES
5. 2015年5月30日ISBN 978-4-89637-507-7Kindle版:ASIN B00Z5XY562
6. 2015年10月30日ISBN 978-4-89637-538-1Kindle版:ASIN B017CM3FO6
7. 2016年4月28日ISBN 978-4-89637-561-9Kindle版:ASIN B01EWHMS60
8. 2016年8月30日ISBN 978-4-89637-577-0Kindle版:ASIN B01L6OVR3M
9. 2016年11月30日ISBN 978-4-89637-600-5Kindle版:ASIN B01N0IW95R
10. 2017年4月7日ISBN 978-4-89637-630-2Kindle版:ASIN B06Y24MLK8
11. 2017年12月8日ISBN 978-4-89637-678-4Kindle版:ASIN B077XBM4TQ
12. 2018年3月9日ISBN 978-4-89637-698-2Kindle版:ASIN B07B9SMNYK
13. 2018年9月28日ISBN 978-4-89637-816-0Kindle版:ASIN B07HR8H5QG
14. 2019年3月29日ISBN 978-4-89637-862-7Kindle版:ASIN B07PFPKLYG

漫画『転生したらスライムだった件』[編集]

講談社(シリウスKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。また、英語版、中国語版、韓国語版も他出版社よりそれぞれ続刊している。

発売日ISBNKindle版
1. 2015年10月30日ISBN 978-4-06-376578-6Kindle版:ASIN B017TYYQU4
2. 2016年4月28日ISBN 978-4-06-390623-3Kindle版:ASIN B01FD2DGH8
3. 2016年11月30日ISBN 978-4-06-390666-0Kindle版:ASIN B01N2HI1FP
4. 2017年4月7日ISBN 978-4-06-390693-6Kindle版:ASIN B06XW6B6Q1
5. 2017年9月8日ISBN 978-4-06-390728-5Kindle版:ASIN B07567RK43
6. 2017年12月8日ISBN 978-4-06-510505-4Kindle版:ASIN B0784FPQVG
7. 2018年3月9日ISBN 978-4-06-511098-0Kindle版:ASIN B079ZSFD6R
8. 2018年6月8日ISBN 978-4-06-511672-2Kindle版:ASIN B07D7SSNY9
9. 2018年9月28日ISBN 978-4-06-512742-1Kindle版:ASIN B07HC7WF6G
10. 2018年12月7日ISBN 978-4-06-513916-5Kindle版:ASIN B07KY17X64
11. 2019年3月29日ISBN 978-4-06-514780-1Kindle版:ASIN B07PPMYR62


公式設定資料集[編集]

  • 原作:伏瀬、編集:GCノベルズ編集部『転生したらスライムだった件 8.5 公式設定資料集』マイクロマガジン社、2016年8月30日。ISBN 978-4896375800 / Kindle版:ASIN B01L6OVR5A
    本誌には以下の外伝小説が掲載されている。リンクは同内容のWEB無償公開版。
    • 蓑虫ゴブタ(書籍1巻 ゲーマーズ特典)
    • 夜の蝶(書籍1巻 とらのあな特典)
    • とある冒険者達の日常(書籍1巻 アンケート回答特典)
    • 着せ替え(書籍2巻 ゲーマーズ特典)
    • 温泉(書籍2巻 とらのあな特典)
    • 釣り(書籍3巻 ゲーマーズ特典)
    • 桃色の景色(書籍3巻 とらのあな特典)
    • ゴブタの修行(書籍4巻 ゲーマーズ特典)
    • ミリムと蜂蜜(書籍4巻 とらのあな特典)
    • ゲルドと仕事(書籍5巻 ゲーマーズ特典)
    • 好敵手(書籍5巻 とらのあな特典)
    • リムルの手記(書籍6巻 限定小冊子)
    • 美食の道(書籍7巻 限定小冊子)
    • 聖騎士たちの敗北(書き下ろし)
  • 原作:伏瀬、編集:GCノベルズ編集部『転生したらスライムだった件 13.5 公式設定資料集』マイクロマガジン社、2019年1月30日。ISBN 978-4896378450 / Kindle版:ASIN B07N5ZFJ2N
    本誌には以下の外伝小説が掲載されている。
    • 魔物の国の給与事情(書籍11巻 限定小冊子)
    • 常世の国の女神様(書籍12巻 限定小冊子)
    • 紅に染まる湖畔事変(書き下ろし)

テレビアニメ[編集]

スタッフ[317][318]
原作 川上泰樹、伏瀬、みっつばー
監督 菊地康仁
副監督 中山敦史
シリーズ構成・脚本 筆安一幸
キャラクターデザイン 江畑諒真
モンスターデザイン 岸田隆宏
色彩設計 斉藤麻記
美術監督 佐藤歩
美術設定 藤瀬智康、佐藤正浩
撮影監督 佐藤洋
グラフィックデザイナー 生原雄次
編集 神宮司由美
音響監督 明田川仁
音楽 Elements Garden
音楽制作 ランティス
音楽プロデューサー 吉江輝成
プロデューサー 杉本紳朗、伊藤洋平
アニメーションプロデューサー 小菅秀徳
アニメーション制作 エイトビット
製作 転スラ製作委員会

第1期は2018年10月から2019年3月まで、TOKYO MXほかにて原作者描き下ろしのオリジナルストーリーや閑話(総集編)を含めた全25話が放送された[89][319]。第2期は2020年より放送予定[320]

第9話の放送直前の2018年11月26日には、読売新聞(全国版)の朝刊に全面広告が掲載され、新章の開幕が報じられた[321]

制作[編集]

作品は、漫画版が原作となっている。

コミックナタリーによる原作者の伏瀬とオープニングアーティストの寺島拓篤へのインタビューによれば、伏瀬がアニメ化の話を関係者内で最後に聞いたうえ、コミカライズの時点ですでに話が動いていたらしく、正式に伝えられた際には嬉しいを通り過ぎて原稿の締め切り1週間前だったこともあって執筆に集中できなくなり、締め切りを10日ほど延ばしてもらったという。寺島はコミカライズ版から原作に入り、バナー広告で知った原作をまったく内容も知らないまま読み始め、早く続きをと思いながら読み返したという。また、コミカライズ版の作画担当の川上泰樹も、伏瀬と最初に会った際に原作のファンであることを言ってくれたという[322]

リムルの前世の三上悟については、原作で最初に挿絵がついた時点で野暮ったさに難色を示した伏瀬から「すごくカッコよくして」との指示があり、コミカライズ版の時点でさらに「『東京BABYLON』 (CLAMP) に出てくる桜塚星史郎みたいな感じのカッコいいサラリーマンで」との指示を経て、アニメ化の際には「ナイスガイを自称するが本当にナイスガイであることへのツッコミ待ちにしたい」という考えからリテイクを繰り返し、決定に至ったという[323]

アニメの出来については、伏瀬は「もうこれ以上は望めないぐらいにいい出来になった」「自分では想像していなかったよさが生まれた」と絶賛しており、第1話のアフレコを見学してヴェルドラ役の前野智昭や悟役の寺島、リムル役の岡咲美保の演技を見て、「これはもういけるな」「これで大丈夫だ」と思ったという。また、伏瀬は全話を監修した脚本についても「かなり良い出来」と評しており、コミカライズの際に描けずあえて外していたシズのシーンもシリーズ構成の筆安一幸が上手に取り入れてくれたため、シズ役の花守ゆみりの演技で絶対泣いてしまうという[324]

制作開始当初は第2期が決まっておらず、全体の構成もそのようにしていたため、脚本会議では尺の関係で飛ばさざるを得ないシーンは第2期があったらそこで回収しよう、ということで決まった[325]

第1期第4話では、リムルの妄想シーンに『ロードス島戦記』(角川スニーカー文庫)風の極端に耳が長いエルフが登場しているが、これは漫画家・ことぶきつかさが制作の「アラフォーが妄想する90年代風のエルフ」という依頼に応じて描いたものである。同作側の許可を得たことがエンディングでクレジットされており、本放送後にはインターネットで話題になったという[326]

第1期は第23話までが本編であり、第24話は外伝、第25話は総集編となる[89][319][327][325]。第24話「外伝:黒と仮面」は伏瀬が書き下ろしたもので、ディアブロとシズが邂逅した過去を描くアニメオリジナルストーリーが展開する[328][329]。このストーリーは担当が営業をかけた先で必ず「ディアブロは出るんですか?」という質問があり、それを勘案して制作委員会ではディアブロの登場シーンまでを考えていたが、尺を考えると無理があったため、伏瀬が苦し紛れにディアブロの話を書き下ろして出演させる方法を担当に伝えたところ、どのような話にするかの問い合わせもないまま採用され、制作が決定した[325]。第2期が無いことを前提にシナリオを考えていたため、ディアブロの名前が先行して明かされている[325]。当初、第24話までの予定だったところに急遽制作が決定した第25話「閑話:ヴェルドラ日記」はいわゆる総集編として制作され、リムルに取り込まれたヴェルドラとイフリートの視点から、本編映像を振り返る形で進行する[325][330]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
「Nameless story」[331](第1話 - 第14話)
作詞・歌 - 寺島拓篤 / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤田淳平
第1話では本編後にオープニングが挿入された。
「メグルモノ」[332](第15話 - 第24話、閑話)
作詞・歌 - 寺島拓篤 / 作曲 - 桑原聖 / 編曲 - 坂井拓也
エンディングテーマ
「Another colony」[333](第2話 - 第13話)
作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 中野領太 / 編曲 - BBC / 歌 - TRUE
「リトルソルジャー」[332](第14話 - 第24話、閑話)
作詞 - きみコ / 作曲 - 新田目駿 / 編曲 - 堀江晶太 / 歌 - 田所あずさ
挿入歌「僕の中の君へ」(第23話)
作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 山下洋介 / 歌 - TRUE

各話リスト[編集]

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督総作画監督
第1期
第1話暴風竜ヴェルドラ 菊地康仁中山敦史米澤優江畑諒真
第2話ゴブリンたちとの出会い 小島正士井之川慎太郎
  • 吉田龍一郎
  • 是本晶
第3話ゴブリン村での戦い 金崎貴臣登坂晋
  • 和田伸一
  • 二宮奈那子
高岡じゅんいち
第4話ドワーフの王国にて 吉田泰三谷澤篤金
  • 吉田正幸
  • 塚本歩
  • 柳瀬譲二
桂憲一郎
第5話英雄王ガゼル・ドワルゴ 高岡じゅんいち森義博高岡じゅんいち
第6話シズ 小島正士伊藤康裕
  • 吉田龍一郎
  • 小島彰
  • 藤田正幸
  • 石井かおり
桂憲一郎
第7話爆炎の支配者 中山敦史米澤優
第8話受け継がれる想い 寺東克己堂山卓見小澤早依子豆塚隆
第9話大鬼族の襲撃 登坂晋
  • 酒井秀基
  • 吉田正幸
  • 和田伸一
高岡じゅんいち
第10話オークロード 名村英敏谷澤篤金
  • 塚本歩
  • 柳瀬譲二
  • 二宮奈那子
桂憲一郎
第11話ガビル参上! 吉田泰三笹原嘉文
  • 松井啓一郎
  • 小澤早依子
豆塚隆
第12話狂いゆく歯車 名和宗則森義博
  • 梶浦紳一郎
  • 小林利充
  • 糸島雅彦
  • 山内則康
  • 豆塚隆
  • 桂憲一郎
第13話大激突 頂真司中山敦史
  • 吉田正幸
  • 吉田龍一郎
  • 塚本歩
桂憲一郎
第14話全てを喰らう者 小島正士伊藤康裕
  • 柳瀬譲二
  • 和田伸一
  • 小島彰
  • 伊藤康裕
豆塚隆
第15話ジュラの森大同盟 寺東克己山田晃
  • 上原史也
  • 原田峰文
高岡じゅんいち
第16話魔王ミリム来襲
  • 菊地康仁
  • 小島正士
名和宗則
  • 小島彰
  • 南伸一郎
  • 和田伸一
  • 門智昭
  • 酒井秀基
  • 吉田龍一郎
桂憲一郎
第17話集う者達 小島正士登坂晋
高岡じゅんいち
第18話忍び寄る悪意
  • 小島正士
  • 菊地康仁
森義博
  • 山内則康
  • 小林利充
  • 糸島雅彦
  • 猿渡聖加
桂憲一郎
第19話暴風大妖渦カリュブディス
  • 菊地康仁
  • 吉田りさこ
中山敦史
  • 富岡隆司
  • 吉田正幸
  • 塚本歩
  • 大西陽一
  • 清水博幸
  • 和田伸一
  • 中島美子
  • 吉田龍一郎
  • 小島彰
豆塚隆
第20話ユウキ・カグラザカ 小島正士谷澤篤金
  • 度會竜司
  • 森悦史
  • 今岡大
  • 伊藤智子
  • 八木澤修平
  • 二宮奈那子
高岡じゅんいち
第21話シズさんの教え子達 寺東克己安川央里
  • 吉田和香子
  • 米澤優
  • 鵜池一馬
  • 松本弘
  • 松井理和子
  • 門智昭
  • 斉藤和也
豆塚隆
第22話迷宮攻略 頂真司深瀬重
  • 清水拓磨
  • 柿畑文乃
  • 王悦春
  • 瀧澤茉夕
  • 金海淑
酒井秀基
第23話救われる魂 小島正士登坂晋
  • 小島彰
  • 清水博幸
  • 塚本歩
  • 中島美子
  • 吉田龍一朗
  • 和田伸一
高岡じゅんいち
第24話外伝:黒と仮面 頂真司名和宗則
  • 江畑諒真
  • 菊地康仁
  • 富岡隆司
  • 吉田正幸
  • 梅田貴嗣
  • 二宮奈那子
  • 鵜池一馬
  • 大西陽一
  • 門智昭
  • 高岡じゅんいち
  • 小島彰
  • 度會竜司
江畑諒真
閑話ヴェルドラ日記 中山敦史(ディレクター)

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[334]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [335] 備考
2018年10月2日 - 2019年3月26日 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) TOKYO MX 東京都
BS11 日本全域 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠
火曜 1:00 - 1:30(月曜深夜) テレビ神奈川 神奈川県
2018年10月3日 - 2019年3月27日 水曜 3:30 - 4:00(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 アニメ特区』第3部
日本国内 インターネット / 第1期 放送期間および放送時間[334]
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年10月3日 - 2019年3月27日 水曜 12:00 更新
水曜 23:00 - 23:30 ニコニコ生放送
2018年10月10日 - 2019年4月3日 水曜 12:00 更新

BD / DVD[編集]

発売日[336] 収録話 規格品番
BD
1 2019年1月29日 第1話 - 第6話 BCXA-1411
2 2019年3月26日 第7話 - 第12話 BCXA-1412
3 2019年5月24日 第13話 - 第18話 BCXA-1413
4 2019年7月26日予定 第19話 - 第24話 BCXA-1414
DVD
1 2019年1月29日 第1話 - 第3話 BCBA-4931
2 2019年2月26日 第4話 - 第6話 BCBA-4932
3 2019年3月26日 第7話 - 第9話 BCBA-4933
4 2019年4月26日 第10話 - 第12話 BCBA-4934
5 2019年5月24日 第13話 - 第15話 BCBA-4935
6 2019年6月25日予定 第16話 - 第18話 BCBA-4936
7 2019年7月26日予定 第19話 - 第21話 BCBA-4937

Webラジオ[編集]

リムル役の岡咲美保とリグルド役の山本兼平がパーソナリティーを務める『転生したらスライムだった件 ジュラの森放送局』が、2018年9月27日から2019年4月4日まで毎週木曜日にHiBiKi Radio StationとFRESH LIVE響チャンネルより配信された[99]

BS11 ANIME+ 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜)枠
前番組 番組名 次番組
転生したらスライムだった件(第1期)



スピンオフ漫画[編集]

本作品は、本編設定を元にした外伝的作品(スピンオフ漫画)が複数存在する。

転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方[編集]

作画岡霧硝による、webコミック、コミックライド連載中のスピンオフ漫画。時系列はヴェルドラ復活やディアブロ加入後となっている。

あらすじ[編集]

好奇心が旺盛な兎人族フラメアは、一緒にやってきた父親とは別行動で魔国連邦を探索していたところ[49]、審美眼と解析に特化したユニークスキル『好事家(モノズキ)』を持つことをリムルに着目され[337]、リムルより「魔国連邦のガイドブック作成」を頼まれる[338]

登場人物[編集]

フラメア
本作の主人公でウサギの耳を持つ兎人族。
かつてリムルが魔王就任後に忠誠を誓った兎人族族長の実娘でもある[49][339]
兎人族の中では唯一の「名付き」で、名付けをしたのはルミナスである[340][341]

書籍情報[編集]

マイクロマガジン社(ライドコミックス)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。

発売日ISBNKindle版
1. 2017年4月7日ISBN 978-4-89637-628-9Kindle版:ASIN B06Y2PGKNN
2. 2017年12月8日ISBN 978-4-89637-684-5Kindle版:ASIN B0785HM6D3
3. 2018年3月9日ISBN 978-4-89637-701-9Kindle版:ASIN B07BDKDP16
4. 2018年9月28日ISBN 978-4-89637-820-7Kindle版:ASIN B07HY3THZW
5. 2019年3月29日ISBN 978-4-89637-865-8Kindle版:ASIN B07PGV1VDK

転スラ日記 転生したらスライムだった件[編集]

作画 による、webコミック水曜日のシリウス連載中の、4コマ形式のスピンオフ漫画。
時系列は本編漫画の連載を超えない範囲で描かれており、魔国連邦テンペストでの日常がコミカルに、時々シリアスに描かれている。
また本編ではあまり触れられないサブキャラも深く掘り下げられているのが特徴である。

書籍情報[編集]

講談社(シリウスKC)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。

発売日ISBNKindle版
1. 2018年9月28日ISBN 978-4-06-512744-5Kindle版:ASIN B07HCF36W8
2. 2019年3月29日ISBN 978-4-06-514857-0Kindle版:ASIN B07PRVXRXR

転生したらスライムだった件 異聞 魔国暮らしのトリニティ[編集]

作画 戸野タエによる、webコミック水曜日のシリウス連載中のスピンオフ漫画。

あらすじ[編集]

獣人国ユーラザニアと魔国連邦テンペストが友好を深めた直後、魔王カリオンの密命を受けて狐獣人族の少女フォスがテンペストの実態調査に乗り出すが、成り行きでテンペストの警備隊に加入することになる。そして他の国からも密命で来た二人の少女と出会い、巻き起こる様々な物語。

登場人物[編集]

フォス
獣人国ユーラザニア出身の、狐の獣人族(ライカンスロープ)。テンペスト入国後は持ち金が足りず街道整備のバイトに名乗り出たが、そこで警備隊に遭遇、以後は隊員として行動することになる。
語尾に「~です」を付ける独特の口調で話す。(行くです、任せるです、等)
ステラ
魔王ミリムの支配領域、竜を祀る民の出身。神官長の命を受けてテンペストにやってくる。やや尊大な性格。後にゴブイチの所でミリムのための料理づくりを教わることに。
ネム
魔王フレイの天翼族フルブロシア出身。フレイの命でテンペストに出むく。寝るのが大好きな怠け者だが手先が器用。織物工場に服の肌触り目当てに不法侵入し、罰としてシュナの織物工場で働くことになったが、その才能を見込まれてそのまま従業員になる。
ゴブエモン
フォスの警備隊の上司でゴブリン。

ゲーム[編集]

転生したらスライムだった件〜魔国連邦創世記(ロードオブテンペスト)〜』が2018年10月30日にスマートフォン向けゲームアプリとして、キック・アスとゲームゲートから配信開始された。基本無料の一部アイテム課金あり。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 通常の擬態とは異なりスライムの細胞のまま人間へ擬態している。黒霧が発生しないため魔素を消費せず、また、脳から黒霧で補った部分への命令伝達のタイムラグが発生しないため、スライム時と同等の反応速度を保っている[64]
  2. ^ 生殖の必要が無いため、性別はない。魔素を消費し黒霧で足りない部分を補うことで見た目の年齢含めて男寄り・女寄りに変化可能[64]
  3. ^ 配下のうち幹部クラスであるシオンが死亡した際は著しく感情起伏が乱高下し、原因である国家の首謀者3名以外の軍隊2万人を皆殺しにしている。[66]
  4. ^ リムルは「イフリート」と「カリュブディス」で「イリス」の方が良かったのではないか、と内心では思っている[90]
  5. ^ 剣也が「光の上位精霊」、他の3名はリムルのスキルによって統合された「擬似上位精霊(水風、空、地)」。光の精霊(声 - 村中知)の宿った剣也は将来「勇者」になれる可能性も示唆された[40]
  6. ^ リムル自身にも理解できないながら、なぜか自然にクロエが持っているのが当然、と考えた結果[40]
  7. ^ 彼女の記憶ではイングラシアでの別れの際にリムルは空間転移でテンペストに帰還しており日向と遭遇しなかった。抗魔の仮面もそれから5年後に東の帝国が侵攻を開始した際に譲られた。その時にリムルが戦死し、突如として復活したヴェルドラの大暴れによって帝国もテンペストも滅びる。クロエは日向、ルミナスと共にヴェルドラに挑むが、何者かに日向が殺されたことでクロエは覚醒し、過去へ跳ぶという流れだった[143]
  8. ^ 格闘戦だけであればヴェルドラと互角以上に渡り合うことができる[97]
  9. ^ 芯に使われている魔鋼に「減速」「脱力」の効果を刻印魔法で施されており、拳撃の威力を「1/10程度に弱める効果」を持っている[165]
  10. ^ 水谷希星のみ、仲間であった田口省吾によりスキルを奪う目的のため殺害された[197]
  11. ^ 普通は他人の能力を奪うなんて出来ないというカガリの発言を認めたうえで、今回は「強欲者」そのものがより欲望が大きい自分を選んだと返している[208]
  12. ^ リムルに敗北したことで最強の座は勇者マサユキに移動した[47]

出典[編集]

  1. ^ 「That Time I Got Reincarnated as a Slime」の名で発売されている。1巻 ISBN 978-0316414203
  2. ^ 「關於我轉生變成史萊姆這檔事」の名で発売されている。1巻 ISBN 978-986-366-753-7
  3. ^ 「전생했더니 슬라임이었던 건에 대하여」の名で発売されている。1巻 ISBN 979-1-15-710127-6
  4. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 978-1632365064
  5. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 978-986-470-203-9
  6. ^ 小説版と同タイトルで発売されている。1巻 ISBN 979-1-15-710324-9
  7. ^ a b 設定資料集8.5, p. 190.
  8. ^ 設定資料集8.5, p. 288.
  9. ^ 設定資料集8.5, p. 289.
  10. ^ 設定資料集8.5, p. 290.
  11. ^ 設定資料集8.5, p. 291-292.
  12. ^ 設定資料集8.5, p. 292-294.
  13. ^ GCノベルズ刊『転生したらスライムだった件』がシリーズ累計200万部を突破”. ラノベニュースオンライン (2017年3月22日). 2017年4月1日閲覧。
  14. ^ 「転生したらスライムだった件」2018年秋、TVアニメ化決定! 「なろう」4億PVの人気作”. アニメ!アニメ! (2018年3月9日). 2018年3月9日閲覧。
  15. ^ 『転生したらスライムだった件』が企業とのコラボを続々展開するワケ 1000万部突破の人気作”. 現代ビジネス. 講談社 (2018年12月5日). 2018年12月7日閲覧。
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  19. ^ a b c d e 書籍1巻, 第三章 ドワーフの王国にて.
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  22. ^ 書籍1巻, 第五章 受け継がれる姿.
  23. ^ 書籍1巻.
  24. ^ 設定資料集8.5, p. 10-15.
  25. ^ a b 設定資料集8.5, p. 16.
  26. ^ 設定資料集8.5, p. 19.
  27. ^ 設定資料集8.5, p. 17.
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  31. ^ 設定資料集8.5, p. 16-21.
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  44. ^ 設定資料集8.5, p. 34-39.
  45. ^ 書籍6巻.
  46. ^ 設定資料集8.5, p. 40-45.
  47. ^ a b c d e f g h i j k 書籍7巻.
  48. ^ 設定資料集8.5, p. 46-51.
  49. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 書籍8巻.
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  93. ^ a b c d 書籍11巻, 第三章 不穏な気配.
  94. ^ a b c d e f g h i 書籍11巻, 第四章 西方動乱.
  95. ^ 書籍13巻, 第二章 蹂躙の始まり.
  96. ^ 書籍12巻, 第二章 成果と準備.
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  109. ^ 書籍2巻, 第七章 ジュラの森大同盟.
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外部リンク[編集]