ひきこまり吸血姫の悶々

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ひきこまり吸血姫の悶々
ジャンル コメディファンタジー
小説
著者 小林湖底
イラスト りいちゅ
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2020年1月11日 -
巻数 既刊7巻(2022年1月現在)
漫画
原作・原案など 小林湖底
作画 りいちゅ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ビッグガンガン
発表号 2022年Vol.01 -
発表期間 2021年12月25日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル ライトノベル漫画

ひきこまり吸血姫の悶々』(ひきこまりきゅうけつきのもんもん)は、小林湖底による日本ライトノベル。第11回GA文庫大賞優秀賞受賞作であり[1]GA文庫SBクリエイティブ)より2020年1月から刊行されている。

メディアミックスとして、原作イラストを担当するりいちゅによるコミカライズが『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2022年Vol.01から連載中[2][3]

あらすじ[編集]

世界には吸血種のムルナイト帝国、獣人種のラペリコ王国、神仙種の夭仙郷、翦劉種のゲラ=アルカ共和国、蒼玉種の白極連邦、和魂種の天照楽土、以上の六国が存在する。現代社会では、無限に魔力を生み出し再生する力を持つ特級神具魔核の恩恵の元で、それぞれの威信をかけたデモンストレーションとして国同士の戦争が行われていた。

第1巻
ムルナイト帝国の名家に生まれた吸血鬼の少女コマリことテラコマリ・ガンデスブラッドは、学校でのいじめが原因で3年前から引きこもり生活を送っていた。ある日、コマリは自分が父親のコネで帝国軍の将軍・七紅天に就任したことを知る。小説家志望のコマリはこれを断ろうとするが、皇帝との契約により職務を全うできない場合は爆発して死に、コマリが吸血鬼としての能力を欠いていることがバレた場合はほぼ確実に下克上で殺されることを告げられる。魔核によって蘇生できるとはいえ、痛いことを嫌うコマリは、メイドのヴィルことヴィルヘイズのサポートのもとで、実力を偽りながら七紅天の仕事に臨むが、虚勢や運の良さ、周囲の勘違いが重なり、第七部隊の部下や世間からは殺戮の覇者として認識されるようになる。
七紅天に就任してしばらく経ったころ、皇帝主催の立食パーティーにて、コマリはテロリストグループ「逆さ月」に所属する少女による襲撃を受ける。その少女は、かつてコマリをいじめ引きこもりに追い込んだ張本人ミリセント・ブルーナイトだった。ミリセントとの再会でコマリは再び引きこもるようになるが、ヴィルが手紙に記した彼女の過去とコマリへの思いを知る。さらに自分が部下から内面的な部分においても慕われていることを自覚して再起し、コマリは単独でミリセントに攫われたヴィルの救出に向かう。ラ=ネリエント街の廃城に着いたコマリは、コマリへの復讐に燃えるミリセントと対峙。魔弾や神具によって重傷を負いミリセントに殺されかけるが、自力で拘束を解いたヴィルに血を飲まされたことによって、無自覚に所有していた異能烈核解放孤紅の恤が発動し、コマリはミリセントを倒す。
第2巻
ミリセントによる事件から約1か月後、ムルナイト宮殿ではテロリストによる要人暗殺が横行していた。皇帝はコマリに、新しく七紅天に就任した少女サクナ・メモワールと協力してテロリストを捕縛するよう命じる。コマリはサクナの趣味や境遇を知って親近感を抱き彼女と親交を深めるが、一方でコマリの実力に疑問を抱いている七紅天フレーテ・マスカレールは、コマリの不信任決議案を提出し七紅天会議で彼女を罷免しようとする。会議当日、コマリはヴィルのサポートによってその場での罷免は免れるが、七紅天の一人オディロン・メタルが七紅天闘争の開催を提案し、最下位となった七紅天は辞任させられることになる。一方、「家族」を人質に取られながら逆さ月のスパイとして要人暗殺を行なっていたサクナは、偶然訪れたブルーナイト邸にて元同僚のミリセントと再会。事情を話し、彼女から助言を受ける。
七紅天闘争では、フレーテの挑発を受けた第七部隊は開戦早々「古城に設置された紅玉の奪い合い」というルールを無視してフレーテ率いる第三部隊を襲撃し、放置されたコマリとヴィルはデルピュネー率いる第四部隊の襲撃を受ける。ヴィルはデルピュネーの凝血魔法によって重傷を負いながらもコマリに血を飲ませ、【孤紅の恤】を発動したコマリは光撃魔法によって古城一帯を更地にし参加者の大半を虐殺。辛うじて生き残っていたフレーテは紅玉を破壊されたことに激怒し、烈核解放の効果が切れたコマリを殺そうとするが、同じく生き残っていたサクナによって惨殺される。サクナは自身の素性を明かしコマリを殺そうとするが、彼女の説得を受けて思いとどまる。そこへサクナを脅迫していた逆さ月の構成員であるオディロンが姿を現し、用済みとなったサクナもろともコマリを神具で殺そうとする。サクナはコマリを助けるためにオディロンと交戦し重傷を負うが、ミリセントからの助言を思い出しコマリに血を飲ませる。再び【孤紅の恤】を発動したコマリは、ゲラ=アルカ支部のアジトまで逃走したオディロンを追跡しこれを撃破。結果的に七紅天闘争はオディロンが失格扱いとなり、殺害人数が最多となったコマリが優勝する。
第3巻
七紅天闘争終盤にコマリが逆さ月のアジトを壊滅させるために半径1キロ圏内を凍土にしたことにより、ムルナイト帝国とゲラ=アルカ共和国の関係は緊張状態にあった。そんな中、コマリと第七部隊はゲラ=アルカ共和国八英将の一人ネリア・カニンガムから、緊張緩和という名目で核領域にあるオープン前のリゾート夢想楽園での茶会に招待される。しかし茶会当日、ビーチフラッグスでホテルを目指していた第七部隊の部下たちによる突撃が進軍とみなされ、ホテル手前の駐屯地に駐在していたネリアの部隊と交戦、これを全滅させた上にホテルを爆破したことによって両国の関係が決定的に悪化する。コマリたちの帰国から数日後、夢想楽園がゲラ=アルカによる核領域支配を目的とした軍事拠点であると見定めた天照楽土から、五剣帝の一人であるアマツ・カルラが同盟の使者としてムルナイトにやってくる。ゲラ=アルカへの牽制と夢想楽園の調査を目的としていたカルラは先日の夢想楽園での騒動を知るが、最終的に皇帝に脅迫される形で同盟を成立させる。
後日、ゲラ=アルカ共和国から宣戦布告を受けたムルナイト帝国と天照楽土の部隊は、ゲラ=アルカが狙うとされる核領域のムルナイト領城塞都市フォールにて、ゲラ=アルカから協力を要請された白極連邦軍の部隊による奇襲を受ける。皇帝はゲラ=アルカの大統領ゲラ・マッドハルトから降伏を勧告されるが、マッドハルトの誘いに他国が消極的であることを看破していたためこれを拒否。同盟軍の戦力を2つに分けて、一方の防御グループにはゲラ=アルカ軍の迎撃を、もう一方の攻撃グループには夢想楽園の襲撃を命じる。攻撃グループに割り振られたコマリ、カルラ、サクナ、デルピュネーの部隊は夢想楽園付近への【転移】を試みるが、フォールを目指すゲラ=アルカの八英将パスカル・レインズワースとネリアが率いる部隊との交戦中に、ゲラ=アルカを裏切ったネリアがコマリを戦場から【転移】させる。転移先にて、ネリアが母ユーリン・ガンデスブラッドの教え子であり、ゲラ=アルカの改革を目的としていることを打ち明けられたコマリは、マッドハルト打倒のためのネリアからの協力要請を承諾し、ネリアのメイドであるガートルードと転移に巻き込まれたヴィル、カルラの5人で夢想楽園を目指す。
ムル天同盟軍の奮闘によってゲラ=アルカ軍が劣勢に立たされるなか、ゲラ=アルカ国内ではマッドハルトへの不信感からデモが勃発していた。一方で夢想楽園に到達したコマリたちは、そこで魔核を利用した非人道的な実験が行われていたことを突き止めるが、直後に八英将としての素性を隠していたガートルードによる裏切りに遭い、さらに追いかけてきたレインズワースから、マッドハルトが他国の制止を無視して、夢想楽園で教育を施された五千人の精鋭楽園部隊を投入したことを知らされる。その事実にネリアは消沈するが、コマリの必死の説得で再起するとともに烈核解放尽劉の剣花を獲得。カルラと六国新聞が電影箱を通じて夢想楽園の秘密を世界中に暴露する一方で、ネリアは囚人を解放してガートルードを撃破した後、コマリの実態を推し量った上で楽園部隊に対抗するためにコマリを説得し自身の血を飲ませる。コマリの【孤紅の恤】による膨大な魔力によって世界中が震撼し、ゲラ=アルカ打倒のために他国の軍が動き始める。最終的に楽園部隊は崩壊し、指揮を取っていたレインズワースも撃破されて八英将が全滅したことにより、マッドハルトは敗北を認め、六国を巻き込んだ大戦は終結する。
第4巻
六国大戦後、ゲラ=アルカはアルカ共和国と名を改め、六国間では平和友好の機運が高まっていた。季節は夏から秋に変わり、コマリは天照楽土の国主である大神が主催する平和祈念のための核領域でのパーティーに招待される。パーティーに六国の要人が集う中、大神は五剣帝のレイゲツ・カリンとカルラを候補とした次期大神を決めるための天舞祭の開催を宣言。今回の天舞祭は各国から将軍を一人ずつ選出してどちらかの陣営についてもらう全世界参加型だと説明され、コマリは自分がカルラ陣営として呼び出されていたことを知る。祭りの項目に殺し合いがあることを知ってコマリは参加を拒否しようとするが、実家が出版事業を行なっているカルラからコマリの小説を出版することを提案される。世間ではカルラは宇宙最強の将軍と謳われており、コマリもそれを信じていたために最終的に参加を決意。しかし実際のカルラは親のコネで五剣帝に就任させられただけで戦闘の才能は皆無であり、六国大戦で規格外の強さを見せたコマリを当てにしていた。
天舞祭の一週間、天照楽土に滞在することになったコマリは、カルラが大神ではなく和菓子職人を目指しており、それゆえに先代の大神である祖母と確執があることを知る。天舞祭のプログラムのひとつである討論会は、大神から許可をもらったと主張するカリン陣営のフーヤオ・メテオライトが司会を務め、実は運営がカリン陣営に肩入れして当日の会場の観客を選別していたという、なぜかカルラにとって明らかに不利な条件で行われる。幼いころからカルラを敵視していたカリンは討論の議題を無視してカルラの非難に終始する上にカルラの夢を貶すが、それを受けたコマリが怒りを露わにして反論、コマリに触発されたカルラは自身の夢について告白し、カリンを大神に就任させないために天舞祭で勝つことを宣言する。討論会を終えたカルラは、大神の助言とコマリの協力もあって、お菓子屋になることを祖母に認められる。討論会やカルラの祖母との話し合いを経て信頼を築いたコマリとカルラは互いに自身の境遇を明かすが、直後にカルラの祖母がフーヤオに襲撃され、神具によって重傷を負う。翌日、カルラの祖母の暗殺未遂の容疑でカルラとコマリが指名手配を受ける。逮捕令状を出したのがカルラの夢を後押ししたはずの大神だと知らされたコマリたちはその真偽を確かめるべく大神のいる桜翠宮に向かい、そこで待ち受けていたカリンとフーヤオから、天舞祭開催前に本物の大神を葬ったというフーヤオが自身の烈核開放で大神に成り代わり権力を行使していたことを告げられる。カルラは、天舞祭で勝った後で大神を辞任するという討論会での発言を撤回し、自身が大神になる決意を固める。
天舞祭最終日、核領域にて最後のプログラムである死闘が行われるが、その最中に逆さ月としての本性を露わにしたフーヤオは、立ちふさがったコマリに神具で致命傷を与えた後、自身の素性と天舞祭中の所業を明かし、カリンを拷問にかけて突き止めたという天照楽土の魔核の破壊を宣言する。和魂種たちが混乱する中で、今際の際においてもカルラを気にかけるコマリに感化されたカルラは、自身の使命を自覚したことで烈核解放逆巻の玉響の制御に成功する。【逆巻の玉響】によって蘇生したコマリは、カルラからの頼みでカルラの血液を摂取して【孤紅の恤】を発動、魔核があるとされる東都に向かったフーヤオを追い、カルラと協力して撃破する。その後、カリンが立候補を辞退したことでカルラの勝利が確定し、天舞祭は終結する。
第5巻
季節が秋から冬に変わり、ムルナイトの帝都では神聖教の布教活動が活発化していたころ、核領域の聖都にいる神聖教の教皇スピカ・ラ・ジェミニが皇帝との会談のためにムルナイトを訪れることになった。しかし会談の当日、なぜか皇帝が行方不明となっていたため代理としてコマリとフレーテがスピカとの会談に臨み、第七の国と呼ばれるほどの軍事力を持つ聖都との戦争を回避すべく穏便に事を済ませようとするが、その意に反して第七部隊が非礼を働いたためにスピカの怒りを買い、報復としてコマリはヴィルを引き渡すように要求される。神聖教についての諜報活動を行うよう皇帝から事前に勅命を受けていたヴィルはこれを承諾し、コマリには事情を伏せてムルナイトを去る。しかしヴィルに勅命を授けた皇帝はムルナイトに侵入したフーヤオが化けた偽物であり、すべてはムルナイトの魔核を奪取し逆さ月のボスである神殺しの邪悪を新たな皇帝に据えることを目論む、逆さ月の幹部朔月の1人であるトリフォン・クロスの計画だった。
数日後、スピカの扇動で帝都内にいる神聖教の信者による暴動が発生。帝国軍が暴動の鎮圧に臨む中で、ムルナイトは神聖教と逆さ月が共謀していることを突き止める。スピカと和解するために、コマリとサクナ、七紅天になったミリセントは聖都に潜入するが、神聖教の軍隊聖騎士団に見つかり交戦に入ったため失敗。大聖堂地下でトリフォンによる拷問を受けていたヴィルを辛くも救出してムルナイトに帰還するが、別の経路から聖都に潜入した第七部隊は聖騎士団に制圧され、帝都は全勢力を投入した逆さ月によって陥落寸前だった。
コマリとヴィルはそれぞれ烈核解放を発動し、トリフォンと“神殺しの邪悪”としての正体を表したスピカと対峙するが、戦いの最中にコマリのペンダントが破損し、コマリとヴィル、トリフォンの3人は忽然と姿を消す。ムルナイトの魔核の正体は、コマリがユーリンから託されていたペンダントだった。常世と呼称される謎の異空間に転移させられたコマリとヴィルはトリフォンを撃破し、帝都にいる逆さ月の構成員の大半は駆けつけたネリアやカルラの部隊によて一掃、捕縛され、のちに吸血動乱と名付けられる事件は終息する。常世から帰還したコマリとヴィル、皇帝の3人は、自分たちを帝都に送り返した人物が、行方不明となっていたユーリンである可能性を考えるようになる。
第6巻
年が明け、ムルナイトの復興が進むなかで、コマリはヴィルが福引で当てたという核領域のフレジール温泉街への2泊3日の旅行に、他にもサクナと新たに第七部隊に配属されたエステル・クレールを連れて4人で行くことになる。エステルの実家である温泉宿紅雪庵にて、コマリは病に冒されているエステルの妹モニク・クレールと仲良くなるが、会話の中でモニクから「コマリはに殺されるかもしれない」旨を告げられる。その後、コマリは客として来ていたネリアやカルラたちと再会し、偶然だというネリアたちの主張を疑うこともなく旅行を満喫するが、フレジールが数年に一度の大吹雪に見舞われるなか、紅雪庵ではネリアたちが何者かによって次々と殺害されていく事件が発生する。
孤立したコマリは、殺人現場に現れた謎の影の後を追った先で、モニクの主治医であるクーヤがモニクを殺そうとする場面に遭遇する。クーヤが逆さ月の残党であり、治癒と偽って神具でモニクの病を悪化させていたことを知ったコマリは、モニクの血を飲むことで【孤紅の恤】を発動しクーヤを退ける。

作中設定[編集]

魔核関連[編集]

魔核(まかく)
六国がそれぞれひとつずつ所持する特級神具[4]。無限に魔力を生み出し無限に再生する力を持っており[5]魔泉(ません)に自身の血を流す儀式を行った者は[6]魔核の効果範囲にいる限り死んでも完全な形で蘇生するようになる[注 1]。ただし、魔核と同格の存在である神具で傷つけられた場合は魔核による補助を受けることができず[7]、死亡した場合は蘇生できない。魔核の形状・所在地などの情報は国家機密として秘匿されており[6]、専門の官吏でさえ実物を知らないとされる[6]
核領域(かくりょういき)
六国の魔核の効果範囲が重なる特殊な領域[9]。この核領域を利用して、国同士の威信をかけたデモンストレーションとしての戦争が行われる[9]
烈核解放(れっかくかいほう)
通常の魔法とは異なる特殊能力。アマツ曰く「ひとたび行使すれば大地を穿ち星をも動かす力」[10]。普段は魔核の魔力によって封じられているが、条件を満たすことによって魔核とのパスが切断されて発動する[注 2]。先天的に備わっている確率は低いが、アマツ曰く「心の在りようが深く関係している」ため[11]、後天的にも発現させることは可能とされる。
常世
別次元に存在する異界[12]。魔核を破壊することによって往来が可能になる[13]。核領域の中心にある温泉街フレジールは常世に最も近い場所とされており、自然災害が起きると常世の街が青空に投影される黄泉写しという現象が起こる[14]

種族[編集]

吸血種 / 吸血鬼
血を栄養源とする種族。
獣人種
動物の特徴を有する種族。完全に動物の姿をしている者もいれば、ヒトに動物の耳や尻尾が生えた姿の者もいる[15]
蒼玉(そうぎょく)種
極寒の地に適した頑丈な身体を持つ種族[16]
翦劉(せんりゅう)種
刀剣を自在に操る戦闘民族。身体の一部も金属でできているとされる[17]。翦劉という言葉が「敵を殺すための武器」を意味するとおり[18]、欲しいものは戦いで手に入れるという伝統があり、殺すことに特化している[19]
和魂(わこん)種
目立った特徴はないが、時間に対して鋭敏な感性を持っているとされる種族[20]
神仙(しんせん)種
長命な種族[21]

勢力[編集]

将軍の名数が大きい国家ほど、軍事力が高いとされている[22]

ムルナイト帝国
吸血種による国。魔核の正体はコマリがユーリンから託されたペンダントだが、コマリはそのことを知らない[23]
七紅天(しちぐてん)大将軍
国家の軍事活動を任されているムルナイト帝国の7人の将軍。名前は「天を赤く染める将軍」に由来する[24]。3か月に一度は他国との戦争に勝利することが最低限の責務で[25]、果たせない場合は契約違反として身体が爆発し死ぬことになる。また、実力至上主義のムルナイト帝国では下克上が黙認されており、部下に殺害された場合は七紅天を解任される。戦争に100回勝利することによって次期皇帝候補の地位を得ることができる[25]
帝国軍第七部隊
七紅天としてコマリが率いる部隊。総勢約500人で[26]、ヴィルが班長を務める第一班・工作班、カオステルが班長を務める第二班・広報班、ベリウスが班長を務める第三班・破壊班、ヨハンが班長を務める第四班・特攻班、メラコンシーが班長を務める第五班・遊撃班、吸血動乱後にエステルが班長を務める第六班・特殊班からなる[27][28]。隊員のほとんどが何らかの問題を起こして他の隊から左遷されてきた者たちであり[29]、アウトローぶりから「血濡れの軍団」と揶揄されている[29]。今まで隊長を務めてきた七紅天が男だったこともあって、隊員の大半は美少女であるコマリのことを崇拝している。
ゲラ=アルカ共和国→アルカ共和国
翦劉種による国。将軍の呼び方は八英将(はちえいしょう)。
アルカ王国の滅亡後に共和制に移行し、国名は初代大統領に就任したマッドハルトのファーストネームをとってゲラ=アルカ共和国に改められた経緯を持つ[30]
その実態は世界の覇権を狙うマッドハルトによる独裁国家で、少しでも反抗する姿勢を見せた者や他国から拉致してきた者を、リゾート施設と偽って核領域に違法造営した夢想楽園の地下に収容し、魔核や烈核解放に関する非人道的な人体実験に利用している。六国大戦にてマッドハルト政権の危険性が六国中に露見し、マッドハルトは蒸発。国名はアルカ共和国に改められ、その後の選挙ではネリアが大統領に就任する[31]
魔核の正体は黄金の鞘に包まれた短剣で、六国大戦後にネリアの父からネリアへ譲渡される[32]
アルカ王国
ゲラ=アルカ共和国の前身。最後の国王はネリアの父親。戦争中に妻を神具で失ったことに起因する国王の過剰な平和主義によって、将軍を二英将まで削減するなど軍備縮小が行われたことで[33]、国民は不満を募らせていた[18]。国王による白極連邦への売国行為の露呈後、当時の二英将だったマッドハルトがクーデターを起こし、王侯貴族が捕縛・幽閉されたことで滅亡した[34]
天照楽土(てんしょうらくど)
和魂種による国。将軍の呼び方は五剣帝(ごけんてい)。国主の大神については、候補者が討論会や演説会、死闘などによって競い合い、最終的に国民投票を行う選挙天舞祭によって決める[35]。歴史上、大神はアマツ家とレイゲツ家のどちらかから輩出されており、そのことで両家は対立関係にある[36]
魔核の正体は時習鈴(じしゅうりん)[注 3]という名称の鈴で、天舞祭後にカルラの祖母からカルラへ譲渡される[37]
ラペリコ王国
獣人種による国。将軍の呼び方は四聖獣(しせいじゅう)。
白極連邦(はっきょくれんぽう)
蒼玉種による国。将軍の呼び方は六凍梁(ろくとうりょう)。
夭仙郷(ようせんきょう)
神仙種による国。将軍の呼び方は三龍星(さんりゅうせい)。
六国新聞
完全中立を主張する一方で、捏造記事によってどの勢力にも喧嘩を売っており[38]、その憂き目にあったコマリからは全く信用されていない[39]
神聖教
核領域の聖都レハイシアに大聖堂を構え[40]、六国や核領域のあらゆる場所で信仰される一神教[41]。第七の国と評される一大勢力で、全盛期のアルカを上回る軍事力を有している[42]
逆さ月
「死こそ行ける者の本懐」というスローガンを掲げ、六国の魔核破壊を目論むテロリストグループ[43]神殺しの邪悪ことスピカを筆頭に[44]、幹部の朔月(さくげつ)[注 4]と末端の構成員からなる。

道具[編集]

通信用鉱石
魔力を込めることによって相手と通信できる魔鉱石。
電影箱(でんえいばこ)
六国新聞が所有する希少な神具。高性能な大型のカメラで[45]、六国新聞が世界中の都市に設置した専用のスクリーンに、写した映像をリアルタイムで映し出す[46]

登場人物[編集]

声の項はPVナレーションを担当した声優。

主要人物[編集]

テラコマリ・ガンデスブラッド
声 - 楠木ともり[47]
本作の主人公。ガンデスブラッド家の次女として生まれた吸血鬼の少女。愛称はコマリ。七紅天の1人でムルナイト帝国軍第七部隊隊長。六戦姫[注 5]の1人でもある。第1巻時点で15歳[49]。誕生日は2月18日[50]
嫌いなものは吸血鬼の栄養源である血(理由は後述)。そのため「魔法が使えない」「運動音痴」「背が小さい」と、並の吸血鬼よりも能力が劣っている。将来の夢は小説家[51]。小心者である反面お人好しで正義感が強く、大切な人が窮地に立たされた際には自分より強い相手にも屈しない強さを持つ。
烈核解放は孤紅の恤(ここうのとむらい)。皇帝曰く「帝国千年の歴史にも類を見ない至高の烈核解放」で[52]、発動条件は他人の血液を摂取すること。摂取した相手の種族によって発揮する能力は異なるが[53]、いずれも規格外の力を発揮する[注 6]。一方で、【孤紅の恤】発動後のコマリは全身の魔力が抜け落ちる現象に見舞われるため、その度に入院を余儀なくされる[58]。コマリは七紅天就任前に【孤紅の恤】によって暴走を起こしており、この力を恐れたアルマンによって血が嫌いになるように催眠誘導を施された[59]。当初のコマリは【孤紅の恤】発動時は意識がないためこの異能を自覚していなかったが、吸血動乱後は発動中の記憶が朧げながら残っていたために自覚するに至る[60]
名前のテラコマリは、めちゃくちゃ困っている感を名前から出していくために設定された[61]。当初の設定では現在よりもアクティブだったが、変遷を経て引きこもり気質なキャラクターになった[61]。本編のコマリは金髪だが、原案では銀髪だった[62]
ヴィルヘイズ
声 - 鈴代紗弓[47]
本作のメインヒロイン[63]。コマリのメイドを務める青髪の吸血鬼の少女。愛称はヴィル。ムルナイト帝国軍第七部隊の第一班・工作班の班長で、階級は特別中尉[27]
コマリをムルナイト帝国の次期皇帝にすることが目的で[64]、基本的にはクールに仕事をこなすが、ややズレた感性の持ち主で[65]、コマリの意に反した行動を取るたびにコマリをやきもきさせている。コマリのことは「宇宙でいちばん愛している」と明言し[66]、「愛情表現[67]」と称して頻繁にセクハラしている。コマリからは「変態メイド」と辟易される一方で、有事の際のサポートの甲斐もあって信頼を得ている。
出身は帝都の下級区とされているが、実際は幼いころに記憶喪失で雷雨の森の中を彷徨っていたところを当時の七紅天クロヴィス・ドドレンズに保護された過去を持つ[68]。帝立学院時代に後述する烈核解放を獲得し、そのことを妬んだミリセントにいじめられていたところをコマリに助けられたが、代わりに虐められるようになったコマリに何もできなかったことを悔やんで強くなろうと特訓に励み[69]、学院卒業後はガンデスブラッド家のメイドとして雇われ、コマリの七紅天就任時に彼女のサポート役に立候補し再会に至る。
烈核解放はパンドラポイズン。自分の血を飲ませることによって、飲んだ相手の未来を視ることができる。吸血動乱ではコマリを支えていく決意を新たに固めたことで進化を果たし[70]、物体を未来に転移させることが可能となる[71]
引きこもりであるコマリを外に引っ張り出すための、コマリありきのキャラクターとして設定された[61]

ムルナイト帝国[編集]

カレン・エルヴェシアス
ムルナイト帝国の今上皇帝。第2巻時点で38歳[72]だが外見は金髪巨乳の美少女で、何十年も前から姿が変わっていない[73]。「雷帝」の二つ名を持つ。作中では主に皇帝と表記されており、本名は2巻で判明した[72]
自由奔放な性格。生粋の同性愛者として知られており、コマリにも頻繁にセクハラしている。人が互いに助け合える世界を作ることを目的としており、そのための力と思想を持っているコマリに目をかけている[74]。一方でアルマンからは「ユーリンと同じ運命を辿らせようとしているのではないか」と危惧されている[75]
ブーケファロス
七紅府の近くの厩舎で管理されている紅竜。幼女趣味で、幼女以外の人間には将軍であっても心を開かない[76]。騎獣を見繕うために厩舎に訪れたコマリに懐き、彼女から「ブーケファロス」と命名される。敏捷性に優れているほか、鉄製の剣をも弾く鱗を持つ[77]

七紅天大将軍[編集]

ペトローズ・カラマリア
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第一部隊隊長。外見は小柄な少女だが[78]、七紅天としての経歴は現役の中では最も長い吸血鬼[79]。無気力な雰囲気とは裏腹に、ヴィル曰く「オディロンに輪をかけて脳筋」[80]。一度訪れたことのある場所であればいつでも爆破できるという烈核解放を持っており[81]無軌道爆弾魔の異名を持つ[82]
ヘルデウス・ヘブン
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第二部隊隊長。神聖教の神父であり、孤児院も経営している。エキセントリックな言動が目立つが七紅天としての実力は本物であり、サクナの烈核解放を無効化している。
サクナの父親とは学院時代からの親友で[83]、彼の家族が逆さ月によって惨殺されたのちに生き残ったサクナを孤児院に引き取る。サクナが逆さ月の構成員としてオディロンに利用されていることを知り苦悩しながらも、自ら復讐を望むサクナを「神とは逆境を跳ねのけようとする心に宿るもの[84]」という信念に従って見守り、サクナと2人きりの時のみ彼女の烈核解放に操られたふりをして、サクナの父親として振る舞い彼女の支えとなるよう努めていた。
フレーテ・マスカレール
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第三部隊隊長。木耳のように艶やかな髪が特徴的な貴族然とした女性。第2巻時点で20歳[85]。「黒き閃光」の二つ名を持つ暗黒魔法の使い手で、今上皇帝によって七紅天に任命された実力者[79]
「英邁なる七紅天」を自称する通り七紅天であることに誇りを持っており[85]、七紅天としての自覚に欠けた言動をするコマリのことはよく思っていない。
デルピュネー
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第四部隊隊長。異国風の仮面を被った性別不明[注 7]の吸血鬼。物静かな性格で、凝血魔法の使い手[87]
オディロン・メタル
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第五部隊隊長。正体は逆さ月の構成員で、七紅天闘争にて公となる。
ミリセント・ブルーナイト
逆さ月の元構成員。オディロンの後任の七紅天でムルナイト帝国軍第五部隊の新隊長。
サクナ・メモワール
本作のヒロインの1人[88]。七紅天の1人でムルナイト帝国軍第六部隊隊長。母方の祖母が蒼玉種のクォーターで[89]、白い肌に白銀の髪が特徴的な吸血鬼の少女。第2巻時点で16歳[90]
魔法の練習中にたまたま七紅天を爆殺したことが下克上と見なされ[注 8]、ヘルデウスが強く推薦したことによって七紅天に就任した。基本的には気弱だが優しい性格。神聖教の神父だった父の影響で星に詳しく[92]、人の精神構造を星座として捉えることができる[93]。七紅天の先輩にあたるコマリのことを慕っており、良好な関係を築いているが、一方で15体の自作の等身大人形をはじめとした総勢100個のコマリのグッズを自宅に所持するストーカーでもある[94]
正体は逆さ月のスパイ。幼いころに、後述する烈核解放に目をつけたオディロンによって家族[注 9]を神具で惨殺され、家族を取り戻す方法を教えてもらうことを条件に逆さ月の一員となった過去を持つ。それ以来、任務に失敗した罰として「家族」を神具で殺される度に「家族と精神の形が類似した人間を殺し、烈核解放でサクナの家族の記憶を植え付ける」ことによって「家族」を作り直し、表ではオディロンに従いながらも裏では復讐心を燃やしてきた。七紅天闘争後、逆さ月のスパイだったことが公となったため要人暗殺の罪に問われるが、情状酌量により軽罰で済み[96]、「家族」を作り直すこともやめて七紅天を続けている。
烈核解放はアステリズムの廻転。殺した相手の記憶を操作する精神干渉系の異能力で、記憶を盗み見たり改竄したりすることができる。
テラコマリ・ガンデスブラッド
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第七部隊隊長。

帝国軍第七部隊[編集]

カオステル・コント
枯れ木のような体躯の吸血鬼。幼女誘拐の疑いで第七部隊に左遷されてきた[97]。第二班・広報班の班長で、階級は中尉[27]
空間魔法の使い手で、第七部隊では実質的なまとめ役を務めることもある。コマリが率いる第七部隊の知名度をあげることを目的に、コマリのグッズを制作し販売する。
ベリウス・イッヌ・ケルベロ
狼の頭を持つ大柄の獣人[注 10]。第六部隊に所属していたが、殺人の罪で第七部隊に左遷されてきた[97]。第三班・破壊班の班長で、階級は中尉[27]
真面目な性格で、第七部隊の吸血鬼の中では比較的常識人。下級区出身で[99]、貴族に対してはあまりいい印象を抱いていなかった。
メラコンシー
チャラチャラしたラッパーの吸血鬼。宮殿爆破未遂で第七部隊に左遷されてきた[100]。第五班・遊撃班の班長で、階級は大尉[27]
常にラップ調で喋り[注 11]、無神経なことを言うたびに同じ隊の吸血鬼たちから殴られている。
ヨハン・ヘルダース
金髪の吸血鬼の少年。第四班・特攻班の班長で、階級は中尉[27]。火炎魔法の使い手で、“獄炎の殺戮者”の二つ名を持つ[102]。第七部隊の中でも特に血の気が多い反面、コマリが弱いことを他の吸血鬼と違い最初から正しく認識している。
実力もなくコネによって七紅天になったコマリのことをよく思わず彼女に決闘を申し込むが、決闘当日にヴィルがヨハンの昼食に遅効性の毒を混ぜた上、闘技場に落とし穴や地雷を仕掛けていたために敗北[103]。その後一時的に軍を離れ、テロリストであるミリセントにも協力したが、ヴィルを助けるために単身でミリセントに立ち向かったコマリの勇気と人の良さを認め、コマリを守ることを条件に軍に復帰する。作中では特に死亡回数が多く、コマリからは「死神に愛された吸血鬼」と評される[104]。【孤紅の恤】を発動したコマリのことを知らない。
ヴィルヘイズ
コマリのメイド。第一班・工作班の班長で、階級は特別中尉。
エステル・クレール
本作のヒロインの1人[88]。吸血動乱後に第七部隊に配属され、第六班・特殊班の班長となった吸血鬼の少女。階級は少尉[105]
軍学校ではいずれの科目を一等を保持し、首席で卒業した真面目な優等生[106]。実家は核領域のフレジール温泉街にある温泉宿紅雪庵(こうせつあん)で[107]、六国大戦時に故郷を救われて以来、七紅天のコマリに憧れている[108]。第七部隊の実情を知らないまま志願して入隊し、当初は班員を統率できず手を焼くが、コマリの許可を得て戦闘能力の高さを示したことで班長として認められる[106]

ガンデスブラッド家[編集]

アルマン・ガンデスブラッド
コマリの父親。ムルナイト帝国の宰相である長身の吸血鬼。皇帝の学生時代の後輩でもある[109]
親馬鹿かつ過保護であり、3年前にコマリを虐めていたミリセントの一族に国家反逆の濡れ衣を着せて国外に追放したことがある[110]
ユーリン・ガンデスブラッド
コマリの母親。どの種族にも分け隔てのない心優しい人物[111]。コマリが七紅天になる5年前の時点では七紅天の1人で[112]、次期皇帝と目されていたが[113]、あるとき戦場で姿を消し、死亡扱いとなっている[114]
ロロッコ・ガンデスブラッド
コマリの妹。コマリには妹のほかにも兄と姉がいる[115]。能天気かつ飽きっぽい性格だが、姉のコマリよりも多才な人物[116]。コマリにたびたびちょっかいを出しており、コマリからは内心で天敵あつかいされている[117]

ゲラ=アルカ共和国 / アルカ共和国[編集]

ネリア・カニンガム
本作のヒロインの1人[118]。ツーサイドアップにした桃色の髪が特徴の翦劉種の少女[119]。第3巻時点で15歳[120]。八英将の1人でゲラ=アルカ共和国軍第一部隊隊長[121]月桃姫の異名を持ち、六戦姫[注 5]の1人でもある。
アルカ王国元国王の一人娘[122]。幼いころは過剰な平和主義者だった父の反動で、マッドハルトの自国至上主義に染まりかけていたが、のちに家庭教師となったユーリンとその娘のコマリに感化されて他者を思いやる心を持つようになった[123]。アルカ王国の滅亡後は、王族としての権利を剥奪され父とも離れ離れになるが投獄は免れ、独裁者となったマッドハルトを打倒しアルカを改革すべく実力で八英将まで上り詰め、六国大戦にてコマリに協力を求める[123]。マッドハルトの蒸発後、六国大戦での活躍により国民から支持を集め[124]、選挙を経てアルカ共和国大統領に就任[125]。人手不足により八英将と兼任で国の立て直しに従事する[126]
烈核解放は尽劉の剣花(みなごろしのけんか)。六国大戦で獲得する。あらゆるモノを切断する能力で、一つしかないモノを分かち合うネリアの利他的な精神に基づいている[127]
ガートルード・レインズワース
ネリアのメイド。第3巻時点で15歳[128]。ドジな一面もあるが感情豊かな性格で、いつもニコニコと笑顔を浮かべている。
正体はパスカル・レインズワースの妹[129][注 12]。世間に公表されていない八英将の最後の1人でゲラ=アルカ共和国軍第八部隊隊長[130]。アルカ王国の崩壊後に兄の命令でネリアの監視役となったが[131]、虐待をしていた兄と違い自分に優しく接してくれるネリアを慕うようになった[132]。周囲から虐げられながらもアルカの改革を望むネリアを不憫に思い、諦めさせるために夢想楽園では素性を明かしてネリアと敵対する[133]。マッドハルトの蒸発後、ネリアと和解して引き続きメイドを務める[134]
パスカル・レインズワース
八英将の1人でゲラ=アルカ共和国軍第四部隊隊長。トカゲのような顔をした翦劉種の男[135]
かつて故郷を白極連邦に売り渡されたことで蒼玉種からの迫害を受け、強くなるために妹を連れて王都に出向きアルカ王国軍に仕官した過去を持つ[136]。翦劉種を至上とするマッドハルトの思想が根付いており、他種族を見下してはばからない[137]。仕官の際に助けてくれたネリアに対して歪な恋慕と執着心を抱いており、ネリアが利他的な思想を持ちアルカの変革を望むことをよく思わず、マッドハルトのもとで六国を支配することによってネリアの心を手に入れようと画策する[138]。六国大戦での敗北後はアルカの法に基づいた重罰を受けたが、人手不足もあってネリアに能を買われてアルカ共和国八英将に就任する[139]
烈核解放は快刀金剛(かいとうこんごう)。発動することで自身の肉体を強化し、鉄壁の防御を誇るようになる[140]。夢想楽園での苦渋の日々の中で獲得した[140]
ゲラ・マッドハルト
ゲラ=アルカ共和国の大統領。容姿に特徴のない翦劉種の男[141]。かつてはアルカ王国の二英将の1人だったが[142]、のちに日和見の過ぎた国王に対してクーデターを起こし、選挙で国民の支持を得てゲラ=アルカ共和国の初代大統領に就任した[34]
翦劉の伝統を第一とする自国至上主義者で[143]、元首となってからは権力を濫用する独裁的な姿勢によって、次第に国民の反感を買うようになった[144]。ゲラ=アルカによる六国の支配を目論み、手始めとしてムルナイト帝国の魔核を掌握すべく他国に協力を要請し、ムル天同盟に宣戦布告する[145]。大統領府の爆破に触発された国民によるデモの勃発後、楽園部隊を出撃させ武力を見せつけることで全世界を屈服させようとするが、コマリたちによって阻止され、大戦後に蒸発する[146]

天照楽土[編集]

アマツ・カルラ(天津 迦流羅)
本作のヒロインの1人[88]。五剣帝の1人で天照楽土軍第五部隊隊長。第3巻時点で15歳[22]六戦姫[注 5]の1人でもある。
世間では実力のある将軍として知られているが[147]、実際は戦闘の才能は皆無で、「アマツ家は士の一族だから」という理由で親のコネで五剣帝に就任させられた[148]。将来の夢は京いちの和菓子職人で[149]、現在は東都の外れで甘味処風前亭(ふうぜんてい)の店主を務めている[注 13]。コマリについては、出会った当初はすれ違いによって殺人鬼と誤解するが[151]、天舞祭を通じて互いの事情を知り友人になる。天舞祭での勝利後、和菓子屋の副業という名目で大神に就任する[152]
烈核解放は逆巻の玉響(さかまきのたまゆら)。カルラの意志力によって対象の時間を巻き戻す異能で[153]、作中では通常の回復魔法では治癒できない神具による傷を回復させるだけでなく、自分以外の全ての時間を巻き戻すほどの力を発揮しており、皇帝からは【孤紅の恤】にも匹敵すると目されている[154]。カルラは幼少のころから【逆巻の玉響】の片鱗を見せていたが制御不能であったため、カルラの従兄がコルネリウスに作らせた神具時習鈴(じしゅうりん)[注 3]によってこの異能を封印されていた[155]。天舞祭にて祖母やコマリ、天照楽土が窮地に陥る中で、カルラが「大切な人が無残に失われていく汚い世界をきれいな色に変える」という自身の使命を自覚したことによって制御可能になる[156]
峰永 こはる(みねなが こはる)
カルラが抱える忍者集団鬼道衆(きどうしゅう)の長を務める少女[149]。天邪鬼であり[157]、カルラのことはぶっきらぼうな態度を取りながらも大切に思っている。
レイゲツ・カリン(玲霓 花梨)
五剣帝の1人で天照楽土軍第三部隊隊長[158]
突出した才能がないことを自覚しながらも、先々代の大神である祖父の教育を受けながらレイゲツ家の人間として努力を重ねてきた[159]。カルラのことは人徳があるにも関わらず士としてのやる気を見せないため敵視しており、カルラが大神になることで天照楽土が滅ぶことを危惧し、カルラを倒して大神になることを目的としている。祖父の死後は、カルラの従兄に逆さ月との繋がりがあることを突き止めた祖父の遺言によって、その決意はより強固なものとなった[160]
天舞祭では、独断で卑怯な手段を使うフーヤオを制御できないまま求心力が低下し、自身が大神の器ではないことを痛感。最終日の死闘後、カルラには自分が持っていない強い心があることを認め[161]、立候補を辞退する[162]。天舞祭後、五剣帝と兼任で右大臣に就任し、大神となったカルラをサポートする[163]
フーヤオ・メテオライト
カリンの食客の獣人種。正体は逆さ月の構成員で、天舞祭後に逃走する。
アマツ・カヤ(天津 神耶)
カルラの祖母でアマツ家の当主[164]。第4巻時点で68歳[165]。将軍時代は地獄風車の異名で知られていた先代の大神[164]
元々は放任主義だったが、自身が大神を引退してからはカルラを次期大神にするために厳しく教育するようになった[166]。カルラが和菓子屋の夢をもつきっかけとなった人物でもあり[167]、内心ではカルラの夢自体は否定していなかったが、和菓子屋を目指しつつ国のことを憂うカルラを案じていた[168]
大神
天照楽土の国主。上質な着物に身を包み、顔に巨大なお札を貼り付けている女性[169]。第4巻時点で27歳[170]。アマツ分家の者だとされており[36]、天舞祭の10年前にカルラの祖母から大神の座を譲られた[171]
正体は2年後の未来からやってきたアマツ・カルラ。天舞祭でカリンが大神となったことによってフーヤオら逆さ月に天照楽土を滅ぼされた未来を変えるべく、【逆巻の玉響】 [注 14]で自分以外の時間を10年前まで巻き戻し、カルラに使命を自覚させた上で大神にするために、祖母の協力を得てカルラに試練を与えていた[171]。天舞祭後は皇帝とネリアに素性を明かして六国の未来を託し、【逆巻の玉響】の代償によって消滅する[171]

逆さ月[編集]

スピカ・ラ・ジェミニ
本作のヒロインの1人[172]。常に血液でできた飴を携帯している吸血鬼の少女。年齢不詳[173][注 15]
神聖教第99代教皇で、通称はユリウス6世[173]。可憐な容姿や丁寧な物腰とは裏腹に熱心な宗教者であり、無神論者には聖騎士団を利用した暴力的な制裁も厭わない強硬派として知られている[175]
正体は神殺しの邪悪の通称で知られる逆さ月のボス[176]。前述した人物像は演技で、隠れ蓑である教皇としての地位はアマツやトリフォンの尽力によって得たものである[176]
アマツ・カクメイ(天津 覺明)
“朔月”の1人である和魂種の男で、組織のナンバー2[177]。カルラの従兄にして天照楽土の元五剣帝だが[178]、天舞祭の8年前に出奔しており[179]、実家には逆さ月の構成員であることは知られていない。その一方で、逆さ月の意に反した不可解な行動を取ることもある底の知れない人物[180]
ロネ・コルネリウス
“朔月”の1人にして技術部長である翦劉種。引きこもり気質で、普段は自室で研究に没頭したり、官能小説を執筆したりしている[177]。烈核解放を持っている[181]
トリフォン・クロス
“朔月”の1人である蒼玉種の男[182]。表向きはレハイシア聖騎士団の団長を務める[183]。白極連邦政府によって追放されたところをスピカに救われた過去を持つ[184]
烈核解放は大逆神門(たいぎゃくしんもん)。触れた物体を任意の座標に瞬間移動させる異能で、トリフォンの「人間同士は分かり合えない」という思想に基づいている[185]。また、スピカやフーヤオ、ヴィルが烈核解放を発動すると転移先の座標にズレが生じ機能不全になるとされる[186]
フーヤオ・メテオライト
カリンの食客で、狐の耳と尻尾を生やした獣人種の少女[187]。陽気で人を食ったような性格だが、時折何かが切り替わったように武人然とした振る舞いを見せる。
正体は逆さ月の構成員で、トリフォンの部下。出身はラペリコにある魔核のない田舎で[188]、故郷をユーリンによって焼き払われて以来、強さを求めるようになった[189]。トリフォンの指示で天照楽土の魔核を獲得すべくカリンに近づき、天舞祭ではカリンを大神にするために暗躍するが、コマリとカルラによって阻止される。天舞祭後はかろうじて逃げ延び、【孤紅の恤】による東都での破壊行動が自身の功績として認められ、4人目の“朔月”となる[190]
烈核解放は水鏡稲荷権現(みずかがみいなりごんげん)。他人の声も姿も完璧に模倣する変身能力。かつては色々な人物を演じた副作用で人格が多数に分裂していたが、現在は前述した武人らしい本来の人格ともう一つの人格だけとなっている[191]
ミリセント・ブルーナイト
逆さ月に所属する吸血鬼の少女で、コマリを引きこもりに追いやった張本人。初級光撃魔法【魔弾】を得意とする[192]
11歳の頃から、烈核解放の発現を望む父親とアマツによる虐待同然の修練を課され、強さに固執する嗜虐的な性格が形成されていく。ある時、自分が父から厳しくされる原因は彼が敵視するアルマンの娘のコマリであることを知り、学院でコマリをいじめるようになる。しかし図らずも烈核解放を発動したコマリによる大量虐殺の後、アルマンによってその事件の濡れ衣を着せられ国外に追放される。その後はアマツの勧誘を受け、コマリへの復讐心から逆さ月の構成員となる。
コマリが七紅天に就任したことを知り、彼女を神具で殺すべく襲撃するが、【孤紅の恤】の力には敵わず殺害される。蘇生後は帝国軍に拘束され牢獄に入れられていたが、皇帝が手を回したことによって[193]外出を許可される。以降はブルーナイト家の再興を目的とし、六国大戦の前後で功を挙げて罪を償うよう命じられ[194]、ムルナイト帝国軍第五部隊を率いる七紅天となる[195]
オディロン・メタル
七紅天の1人でムルナイト帝国軍第五部隊隊長。威圧感を醸し出している筋骨隆々の巨漢。
正体は逆さ月のスパイでゲラ=アルカ共和国デリストル州にあるアジトの支部長。帝都の下級区出身で、貴族によって家族を失い核領域の荒野で生死の境をさまよっていたところを“神殺しの邪悪”に助けられた過去を持つ[44]。傍若無人な性格で、サクナをはじめとした逆さ月の部下のことも自分の道具としか見ていない。
七紅天闘争にて素性が公となり七紅天を解任される[54]
サクナ・メモワール
オディロンの部下。七紅天闘争後に逆さ月を脱退する。
クーヤ
お団子ヘアが特徴の神仙種。職業は魔核社会においては珍しい医者で、モニクの主治医[196]
正体は逆さ月の構成員。生まれつき病弱だったことから医者を志すが、魔核社会ゆえに理解を得られず迫害を受け、路頭に迷っていたところをスピカに助けられた過去を持ち、逆さ月を自分のホームとして大切に思っている[197]

その他の人物[編集]

プロヘリヤ・ズタズタスキー
白極連邦六凍梁の1人[198]六戦姫[注 5]の1人でもある蒼玉種の少女。蒼玉種らしからぬ寒がりで、常に防寒着を着用する[199]。理不尽な暴力や悪意を嫌う[200]、強い正義感の持ち主。一方でシロクマのぬいぐるみに執着する子供っぽい一面がある[201]
名前は3巻の執筆時に即席で設定されたものだが、キャラクター自体はメインに絡むことを想定されていた[202]
ピトリナ・シェレーピナ
プロヘリヤの部下で、階級は少佐[203]。白極連邦の情報機関連邦保安委員会のメンバー[203]。プロヘリヤを敬愛しており、彼女の前では緊張から模範的な連邦軍人として振る舞い、本来のおてんばな性格がバレて失望されないように周囲に口止めを行なっている[204]
書記長
白極連邦の国主で、共産党書記長[205]。長身の蒼玉種[206]。柔和で社交的な印象を与えるが、実際は自国の利益を第一とする計算高い人物。
リオーナ・フラット
ラペリコ王国四聖獣の1人で、猫の耳と尻尾を生やした獣人種の少女[15]六戦姫[注 5]の1人でもある。獣人種の中でも比較的理性的な人物で、国際的な発言力の低いラペリコの地位向上のために努めている[207]
ハデス・モルキッキ
ラペリコ王国軍に所属するチンパンジー。四聖獣の1人で[208]、階級は中将[209]。野蛮な性格で、コマリ率いるムルナイト帝国軍第七部隊に敗北を喫して以降、コマリに報復するために度々宣戦布告している。
アイラン・リンズ
本作のヒロインの1人[210]。夭仙郷三龍星の1人で次期天子[211]六戦姫[注 5]の1人でもある。目を合わせただけで相手の心臓を爆発させる魔法を持つとされる[211]
メルカ・ティアーノ
蒼玉種の少女で、六国新聞の記者。押しが強く、物怖じしない性格。「ペンで世界を創る」と豪語し、そのためなら記事の捏造や犯罪行為も厭わない[212]
ティオ・フラット
猫耳の少女で、六国新聞の新人記者[213]。第2巻時点で18歳[214]。においを感じ取る魔法を得意としているが、それ以外の能力は劣っている[215]。コンビを組んでいるメルカにいつも振り回され、退職を視野に入れつつ仕事に努めている。リオーナの双子の姉で、自分より多才な妹を嫌っている[216]
モニク・クレール
エステルの妹。黄泉写しを目撃して以来、常世に行く夢を持っていたが[217]、現在は消尽病という心の病気によってほとんど寝たきりとなっている[218]。姉と同様に七紅天のコマリのファンで、病気のモニクを元気づけることがエステルの目的の一つとなっている[108]

作風・制作背景[編集]

帝国の将軍になってしまった引きこもりの主人公と、主人公を取り巻くキャラクターとのギャップや温度差を描くコミカルファンタジー[61]。作者の小林は本作がゆるふわ+殺伐な空気感になるように心がけている[63]

大学時代に執筆した前漢張子房による始皇帝暗殺未遂事件の逸話を再構成した短編小説の感想を受けて、自分の得意分野を把握した小林は「西洋チックで底抜けに明るいライトノベル」として本作の執筆に至る[219]。本作の着想は主人公から始まり、主人公を魅力的に描くために本作のジャンルを決め、周囲の設定は後から固められていった[61]

吸血種以外の種族や国については、3巻で初めて肉付けされた[220]。作中に登場するどの種族も現実の地球における「別の国に住んでる人」という程度の差異しかなく、本作の吸血鬼も「太陽のもとを闊歩して海でバカンスを楽しんで時と場合によっては十字架でチャンバラをするような吸血鬼モドキ」であり、他作品ほど異形の存在に寄せられているわけではない[220]

第5巻までが序盤戦で[63]、第6巻は5巻までの後日談と7巻以降のプロローグとなっている[221]

評価[編集]

このライトノベルがすごい!2021』では、本作が文庫部門で第28位に、新作部門で第17位になり[222]、女性キャラクター部門ではコマリが第37位になった[223]

既刊一覧[編集]

  • 小林湖底(著)・りいちゅ(イラスト)『ひきこまり吸血姫の悶々』SBクリエイティブGA文庫〉、既刊7巻(2022年1月14日現在)
    1. 2020年1月31日初版第一刷発行(2020年1月11日発売[224])、ISBN 978-4-8156-0465-3
    2. 2020年5月31日初版第一刷発行(2020年5月14日発売[225])、ISBN 978-4-8156-0551-3
    3. 2020年9月30日初版第一刷発行(2020年9月11日発売[226])、ISBN 978-4-8156-0743-2
    4. 2021年1月31日初版第一刷発行(2021年1月14日発売[227])、ISBN 978-4-8156-0890-3
    5. 2021年5月31日初版第一刷発行(2021年5月13日発売[228])、ISBN 978-4-8156-0985-6
    6. 2021年9月30日初版第一刷発行(2021年9月14日発売[229])、ISBN 978-4-8156-1203-0
    7. 2022年1月31日初版第一刷発行(2022年1月14日発売[230])、ISBN 978-4-8156-1378-5

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ そのため作中の現代社会には医者がほとんどおらず[7]、死体安置所が病院として扱われている[8]
  2. ^ そのため発現中に死亡すると蘇生できない。
  3. ^ a b カルラが携帯する鈴は天照楽土の魔核と形状および名称が同一の神具で、魔核のフェイクとしての役割も兼ねている[37]
  4. ^ アマツ、コルネリウス、トリフォンの3人。天舞祭後はフーヤオを加えた4人。
  5. ^ a b c d e f 六国で活躍の目覚ましいコマリ、ネリア、カルラ、プロヘリヤ、リオーナ、リンズの6人[48]
  6. ^ 吸血種の場合は尋常でない量の魔力と超人的な身体能力[54]、蒼玉種の場合は鋼のように頑丈な肉体と強力な回復魔法および氷結魔法[54]、翦劉種の場合はあらゆる武器を生成しコントロールする力[55]と物質を黄金に変化させる力[56]、和魂種の場合は森羅万象の時間を加速させる力[57]を獲得する。
  7. ^ 声が高いため[86]、コマリは女性だと考えている。
  8. ^ コマリがサクナの味方になってくれることを期待したヘルデウスの作戦であり、サクナは七紅天闘争後に真相を知る[91]
  9. ^ 父・母・姉の3人。姉の名前はコマリ・メモワール[95]だった。
  10. ^ ベリウスはムルナイトの魔核に登録されている[98]
  11. ^ コマリから普通に喋るようツッコミを入れられた際にはその通りにしている[101]
  12. ^ 初登場時点ではガートルードのファミリーネームは判明していなかった。
  13. ^ こはるが営業許可申請の手続きを忘れていたため違法営業だったが、カルラは天舞祭前までそのことを知らなかった[150]
  14. ^ 大神は自身の【逆巻の玉響】が現代のカルラのものとは細部の性質が異なる可能性を示唆している[154]
  15. ^ スピカ本人はヴィルに対して、自身は吸血種と神仙種の混血であり年齢は約600歳だと主張している[174]

出典[編集]

  1. ^ “第11回GA文庫大賞「優秀賞」受賞作『ひきこまり吸血姫の悶々』を含む後期受賞3作品が1月15日に一挙刊行へ”. ラノベニュースオンライン (Days). (2020年1月13日). http://ln-news.com/archives/104951/post-104951/ 2020年7月13日閲覧。 
  2. ^ “深見真×真じろう「剣仙鏢局」連載開始、「ひきこまり吸血姫の悶々」マンガ版も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月25日). https://natalie.mu/comic/news/459197 2021年12月25日閲覧。 
  3. ^ “『ひきこまり吸血姫の悶々』のコミカライズ連載がビッグガンガン2022年Vol.1より開始”. ラノベニュースオンライン (Days). (2021年12月26日). https://ln-news.com/articles/113026 2021年12月26日閲覧。 
  4. ^ 小説1巻, p. 61.
  5. ^ 小説1巻, p. 62.
  6. ^ a b c 小説2巻, p. 199.
  7. ^ a b 小説1巻, p. 188.
  8. ^ 小説1巻, p. 143.
  9. ^ a b 小説1巻, p. 63.
  10. ^ 小説1巻, p. 230.
  11. ^ 小説1巻, pp. 230, 308.
  12. ^ 小説6巻, p. 282.
  13. ^ 小説6巻, p. 283.
  14. ^ 小説6巻, pp. 281–282.
  15. ^ a b 小説4巻, p. 42.
  16. ^ 小説2巻, p. 192.
  17. ^ 小説3巻, p. 40.
  18. ^ a b 小説3巻, p. 183.
  19. ^ 小説3巻, p. 249.
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  • 小林湖底『ひきこまり吸血姫の悶々6』SBクリエイティブ〈GA文庫〉、2021年9月30日。ISBN 978-4-8156-1203-0
  • 『このライトノベルがすごい!2021』『このライトノベルがすごい!』編集部、宝島社、2020年12月6日。ISBN 978-4-299-01056-8

外部リンク[編集]