BLACK LAGOON

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BLACK LAGOON
ジャンル ガンアクション、青年漫画
漫画
作者 広江礼威
出版社 小学館
掲載誌 月刊サンデージェネックス
レーベル サンデーGXコミックス
発表号 2001年4月号
2002年5月号 - 2010年6月号
2013年2月号 - 2014年2月号(隔号)
2017年6月号 - 連載中
巻数 既刊11巻(2018年11月現在)
その他 最初の1話(#0)は読み切り。
小説
著者 虚淵玄
イラスト 広江礼威
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
刊行期間 2008年2011年
巻数 既刊2巻
アニメ:BLACK LAGOON
BLACK LAGOON The Second Barrage
BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail
原作 広江礼威
監督 片渕須直
シリーズ構成 片渕須直
脚本 片渕須直
キャラクターデザイン 筱雅律
メカニックデザイン 木村雅広
アニメーション制作 マッドハウス
製作 BLACK LAGOON製作委員会
放送局 UHF各局
放送期間 2006年4月8日 - 6月24日(第1期)
2006年10月2日 - 12月18日(第2期)
2010年7月17日 - 2011年6月22日
話数 全24話(第1・2期)/ 全5巻(OVA)
テンプレート - ノート
ポータル 漫画アニメ

BLACK LAGOON』(ブラック・ラグーン)は、広江礼威による日本漫画、またそれを原作としたアニメ作品。

概要[編集]

タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げるクライムアクション作品爆弾などが頻繁に登場し、一部のシーンにかなり残酷な描写、一部の人物の言動に表現上の問題、そして社会的な問題描写も見られる。作中年代は登場人物の経歴や台詞から、1990年代後半であることが示唆されている。猥語や俗語が頻繁に飛び交い、銃撃戦での殺戮及び格闘戦を盛り込んだ暴力描写の活劇要素、舞台となる島での勢力構図から他愛無い日常で発生するスラップスティック、(主に)アメリカのTVドラマやハリウッド映画作品の引用まで、娯楽要素満載の構成となっている。

物語は主にロアナプラを舞台に展開するが、東京が舞台になったこともある。

月刊サンデージェネックス』(小学館2001年4月号に読み切りで最初の1話(#0)が掲載された後、2002年5月号より同誌にて連載が開始された。「The Wired Red Wild Card」編に入ってからは長期休載が多く、これまで約3年の長期休載を2回取っている。

休載中に発行された作者自身による同人作品は、「BLACK LAGOON」という映画の中のストーリーであったというコンセプトで、各キャラクターの撮影中の様子やメイク前の容姿などが描写されている。

累計発行部数は単行本10巻の時点で700万部を超えている。

2008年2011年に、小学館のガガガ文庫よりノベライズ作品2作が刊行されている。いずれも虚淵玄によって執筆された、オリジナルストーリーである。

『ジェネックス』2018年8月号にて連載開始から100話目を迎え、同年11月に前巻から4年半ぶりとなる第11巻が発売されることも告知された。

あらすじ[編集]

ごく普通の日本人サラリーマン岡島緑郎は、東南アジアで海賊ラグーン商会」に遭遇して拉致される。「ホテル・モスクワ」こと元ソ連軍の精鋭部隊から構成されるロシアン・マフィアの女ボスバラライカから依頼され、緑郎の勤める旭日重工の密輸に関わるディスクを奪ったラグーン商会は、チンケな報酬のタシにしようと彼を身代金目的で掠ったはいいが、交渉の手筈もない。それは、頭は悪いが銃の腕は超一流で“二丁拳銃”(トゥーハンド)の異名を持つ中国系アメリカ人のレヴィが先走ったためだった。緑郎はマッチョでタフで博識だが変人というラグーン商会の黒人ボスダッチにより、娼婦・ヤク中・傭兵殺し屋マフィアが集う背徳の都ロアナプラに案内される。ラグーン商会には、FBIとマフィアに追い回されてレヴィに拾われたインテリ白人ベニーもいた。「ホテル・モスクワ」は旭日重工と”交渉”するが、上司たちは緑郎を簡単に切り捨てると、ディスク奪還に傭兵部隊を送り込む。こうして世界の現実を知った緑郎は、ネクタイを絞めた海賊ロックを名乗る。撃ち合いも争い事も大嫌いだが交渉能力に長けたロックはラグーン商会の一員としてロアナプラの住人となり、育ちも性格も正反対のレヴィとは次第に互いにない部分を補い合う「相棒」に就く。

ロアナプラはさまざまなマフィアの利権が絡んだ厄介な街だった。特に、かつて派手にやり合った間柄である香港三合会タイ支部のボスとバラライカは、お互いの利益の一致で街に揉め事の種を持ち込ませないために幹部会を開いての協調体制という名の危うい冷戦状態にあり、利害がかち合えば死体の山がすぐできるという次第だった。ロックはロアナプラで生き抜くためのルールを飲み込んでいくが、厄介事は引き寄せられる虫の如くロアナプラに迷い込む。誘拐された南米十三家族のお坊ちゃんガルシア・フェルナンド・ラブレス奪還のために「世界一凶悪な狂犬メイド」ロベルタが乗り込む、ルーマニアから闇社会に売られた孤児でイタリアマフィアに児童ポルノとスナッフフィルム愛好家への商品兼掃除係に使われるうちに頭と心が壊れた双子の殺人マシンヘンゼルグレーテルが暴れ回る、色ボケ・下世話・強欲かつ実はラングレー(CIA)というシスターエダが「懺悔を聞くかわりに鉛玉をくれる」教会兼武器販売所(麻薬も扱う)の通称暴力教会が絡むなど、ラグーン商会は数々の面倒事に巻き込まれる。

そんな中、ロックはバラライカの“ビジネス”に応じて彼女の通訳として帰国した日本で、純真可憐な女子高校生鷲峰雪緒が組長を務める鷲峰組と「ホテル・モスクワ」の戦争に遭遇し、雪緒から「カタギ」と「スジモノ」の狭間に立っていると指摘される。だが、ロックはすでに「ただの日本人」には戻れないことを自覚しており、それを契機に「悪党」として覚醒し始める。NSAの意向で大恩ある当主ディエゴを暗殺され、それを実行した米軍を敵に回してロアナプラを再訪したロベルタを、ガルシアの依頼で「彼や後輩メイドのファビオラと共に帰国させる」ことを請け負ったロックは、レヴィをも持ち駒として「米軍部隊に死者を出させず、ロベルタを止める」作戦を成功させて張の鼻を明かすが、ガルシアとファビオラには見損なわれる。一方、ベニーは偽札職人にしてハッカー集団の女リーダーかつ色情狂のインド人ジェーンから、熱烈に愛されるようになる。そんなジェニーによって祖国から命を狙われる身となった人民解放軍電網部隊の女兵士李欣林に、ロックはかつての自分を重ね合わせ、不本意ながらも彼女の命の保証を請け合う。

登場人物[編集]

ラグーン商会[編集]

ロック
- 浪川大輔
本作の主人公。本名は岡島 緑郎(おかじま ろくろう)。昭和49年8月(アニメ版では昭和45年8月21日)生まれ。東京都出身で、1年浪人して国立大学を卒業後、一流企業である旭日重工の資材部東南アジア課に勤務していたが、父や兄は中央省庁の官僚で、同じ進路を望んでいた家族の期待を裏切ったものだと認識しており、家族仲は非常に悪かったと語っている。ラグーン商会の件で会社に見捨てられたことをきっかけに本名を捨てて「ロック」(命名はダッチ)を名乗ると、そのまま商会のメンバーとなる。
銃器は一切使えないが、いざという時の肝は据わっており、作戦においては頭脳労働が中心の参謀役。過去の取引相手の家族構成まで把握しているほど記憶力が良いうえに機転にも優れ、サラリーマン時代の知識や情報を交渉や判断材料にするなど役立てている。常時ネクタイを欠かさないホワイトカラースタイルを貫き、ロアナプラでも「ネクタイを締めた海賊」と認知されている。
英語には堪能で、日本編(「Fujiyama Gangsta Paradise」)においてはバラライカたちとヤクザたちとの通訳を務めるほどである。また、多少のフランス語もたしなむ。
当初はくだらない日常への嫌気と、斬った張ったの世界に対する憧れで商会に入ったが、ロアナプラの不条理に馴染めない自分と現実の葛藤を経て、自分が商会に参加した答えを見出していく。絶望的な境遇から屈折した成長を遂げたレヴィに対しても「人は生きていれば誰だって辛い目には遭う」と、自分と彼女の間にあった心の壁を一蹴している。
非情な世界に生きながらも常に正論を主張し、レヴィなどと対立することも多いが、その青臭さゆえ逆に一目置かれることも多い。その一方、自身や他者を危険に晒す賭けのような行為に嬉々とした様子で挑むなど、どこか自分を試そうとする一面も持ち合わせている。そのことをベニーから指摘されており、バラライカからは「いい悪党になれる」と気に入られる一方、ファビオラからは「この町で一番のくそ野郎」と罵られている。
喫煙者で、サラリーマン時代はマイルドセブンを吸っていたが、商会に入ってからはアメリカンスピリットを吸っている。ただし、日本編の後に再びマイルドセブンを吸っている描写がある。
レヴィ
声 - 豊口めぐみ
本作のもう1人の主人公。本名はレヴェッカ・リー。得物は「ソード・カトラス」[注 1]と呼んでいるベレッタM92FS Inox(の海外製コピー品)のカスタムモデルで、バレルを6インチに延長して象牙製のグリップに髑髏と2本のカトラスで構成されたエンブレムを埋め込み、スライドの左には「9mm SWORD CUTLASS」、右にはタイ語の刻印が施されている[注 2]。それを2挺同時に使うことから付けられた「二挺拳銃(トゥーハンド)」の異名を持つ、凄腕の銃使い。
米系華人の娘で、過去のことに触れられたり思い出すと虚ろで胡乱な目つきになるが、銃撃戦のような命のやり取りの際には水を得た魚の如く、生き生きと駆け回る。トレーニングを怠らず、銃撃しながら船から船への跳躍もできるほど、身体能力は抜群に高い。また、スクーバダイビングも得意で、ダッチに「泳ぎに天性の勘がある」と絶賛されている。
かなりの短気な性格かつトラブルメーカーであり、ロックの正論に反発しては2人で口論になることが多い一方、彼のことを心配して庇うことを常とする。金にもうるさく、そのためなら単独行動に出ることも少なくない。性格も口調も男勝りの男言葉で、一人称は「あたし」、まれに「あたい」、一人称複数では「あたしら」「あたいら」。首筋から右肘にかけ、トライバル系の刺青を入れている。過去にはNYPD27分署の管轄内で相当の犯罪歴があり、刑務所への入所経験もある。
アニメ版では、羽毛枕を消音用に使って誰かを射殺したと思しき少女時代のレヴィが描かれている。
タバコはラッキーストライクを吸っている。
原作では黒髪で、白人の血が入っているとのイメージでも描かれるが、アニメ版では赤味かがった茶髪に描かれている。なお、読み切り版(#0)では目がかなり細く、古典における中国系を意識したような顔付きだったが、次の第1話(#1)からはデザインし直されている。
ダッチ
声 - 磯部勉
ラグーン商会のボスであり、「ブラック・ラグーン号」の船長。ベニーいわく「タフで知的で変人」な筋骨隆々の大男で、常に冷静を保ちサングラスを外さず、腕力が強いうえにここ一番という時の度胸も据わったインテリの黒人。ロアナプラでは相当の人望があるらしく、バラライカや張、ヨランダといった各勢力の重鎮にも一目置かれており、彼らと常にタメ口で喋る。周囲の者にあだ名を付けることを好んでおり、緑郎のこともすぐに「ロック」と名付けた。
ベトナム戦争に従軍していた経歴があり、河川哨戒部隊TF116に所属していたと公言しながら、キャクストンの放ったGIスラングを理解できないなど、不自然な点を見せていたが、実際にはフランス外人部隊に属していた。
愛用の拳銃S&W M29の6.5インチモデルで、これを片手で軽々と扱う。タバコはアメリカンスピリットを吸っている。
ベニー
声 - 平田広明
ラグーン商会の情報系統とダッチの参謀役を担当する。ユダヤ系アメリカ人の白人。PCなど電子機器の扱いに長けたウィザード級のハッカーであり、「ケビン・ミトニック級の腕前」を自認している。自分の機器に並々ならぬ愛着を持っており、他人に機器を触らせることを徹底的に拒む。自動車の運転にも長けており、移動の際にはそのほとんどを担当している。ロックと比較的近い価値観を示すが、ロアナプラで生きていくために不条理なことが身近で起きても干渉せず、静観を貫いている。愛車は1968年型プリムス・ロードランナーだったが、ロベルタとのカーチェイスの影響で大破。その後1965年型ポンティアック・GTOに乗り換えたが、それもフォンを狙った四兄弟の襲撃によって大破した。
大学在学中、「遊び」が過ぎてFBIマフィアの両方から追われていたところをレヴィに助けられ、そのまま商会で働くこととなった。第7巻のおまけ漫画では、歯に矯正器具を付けた12歳当時の姿で登場し、ロックに「いじめられっ子オーラが出てる」と評されている。
アニメ版では偽札編(「Greenback Jane」)で登場したジェーンとかなり良い雰囲気になり、日本編の最中に彼女から送られてきた画像付きメールが確認できるが、「The Wired Red Wild Card」では、ジェーンの性的な積極性にたじろぐ場面も見せる。
喫煙描写があるが、タバコの銘柄は不明。

ホテル・モスクワ[編集]

バラライカ
声 - 小山茉美
タイ支部の頭目を任されている大幹部。「バラライカ」の名は組織内でのコードネームで、本名は「ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ」である。ウェーブのかかった金髪にブルーグレイの瞳が特徴。髪型はポニーテールである。顔の他、首筋や胸元、腕などにソ連アフガン侵攻時に負った大きな火傷跡が幾つもあるため、「火傷顔(フライフェイス)」と呼ばれることもある。ソ連軍時代の最終階級大尉(カピターン)。また、当時からバラライカをボスとする一個小隊は「遊撃隊(ヴィソトニキ)」と呼ばれているが、ソ連軍時代の正式名称は「第318後方撹乱旅団・第11支隊」である。愛用の拳銃スチェッキン・マシンピストル。普段はさばさばとしたキャリアウーマン調の口調であるが、怒った際や遊撃隊メンバーとの会話時は軍人らしい強い口調へと変化する。
好戦的かつ非情な性格で、街一つを容易に吹き飛ばせる力と冷酷さを持つが、かつて張との抗争時にダッチに命を助けられた恩は忘れていないうえ、ロックには何かと目を掛けており、彼から商社マン時代の情報を提供してもらうこともある。組織の構成員を使い捨てにすることも厭わず、特に「チェーカー嫌い」を公言しており、KGBGRU出身のホテル・モスクワのメンバーを数多く謀略にかけて失脚させている。しかし、アフガニスタンという極限の戦場を潜り抜けてきた遊撃隊とは非常に強い結束で結ばれており、そのメンバーに対してのみ大変な部下思いである。それに伴い、軍人としての矜持から、マフィアに堕ちたことを憂いることもある。また、組織の力によりロシア大使館にすらコネを持ち、ヴラディレーナの偽名を用いて来日したこともある。
原作での生い立ちはほとんど不明で、アフガニスタンにおいて本来は国際法違反である越境作戦中の命令違反行為(難民キャンプの子供を助けたこと)を記者にスクープされてしまったことが原因で軍籍を剥奪されたことが語られた程度であるが、アニメ版や小説での生い立ちによると、父親が失脚したので一家の復権のため、ピオネールの団員だった少女時代に得意だった競技射撃の腕を生かそうと、オリンピック射撃種目の選手を目指してその選考に有利になるように軍を志願した。特殊部隊であるスペツナズの第318後方撹乱旅団・第11支隊(遊撃隊)の一員としてアフガンに派遣され、射撃技術は「第二のルドミラ・パブリチェンコ」とまで言われていたが、ソ連がロサンゼルスオリンピックをボイコットしたために選手団には入れなかった。その後、ムジャヒディン捕虜となり、全身の肌を寸刻みで焼き潰すという拷問を1か月も受け、今のような火傷だらけの身体となったために一時は本国へと戻り、遊撃隊が解散してからもアフガンに残した戦友のために大尉へ昇進して再びアフガンの地を踏む。1989年にアフガニスタンからソ連が撤退したことで祖国へ戻ったものの、バラライカのようなアフガン帰還兵(アフガンツィ)はソ連の崩壊により部隊ごと軍籍を剥奪されてしまい、困窮してしまった当時の部下たちを見捨てられず、共にホテル・モスクワに参加したとされている。
なお、作中では葉巻を吸っているシーンが多く見られるが、パーラメントを喫煙していることもある。
ボリス
声 - 楠大典
バラライカの副官として、その片腕を務める実直な男。ソ連軍時代の階級は軍曹。顔に大きな傷がある。常に無表情かつ寡黙であり、有事の際にはバラライカの命令を忠実に実行するが、平常時の性格は至って温厚であり、ロックなどからはそのことで親しまれている節さえある。
第7巻のおまけ漫画によると、16歳当時は美少年であったが「もやしっ子」と罵られたために軍隊で鍛えられ、その面影をまるで残さない現在の容貌になったという。

三合会(トライアド)[編集]

張 維新(チャン・ウァイサン)
声 - 森川智之
三合会タイ支部の大哥。二つ名は「金義潘(カンイファン)の白紙扇(バックジーシン / 軍師の意[注 3])」。フルネームは小説『シェイターネ・バーディ』で判明。香港のスターフェリーポート(天星碼頭)で同僚全員を皆殺しにした元警察官であるが、組織には信用されており、長らく重用されている。飄々とした好人物であるが、内面は二つ名通りの冷徹な策士である。作中における最近では管理職的な仕事が多く、実戦に出ることは少ないが、レヴィと同じく二挺拳銃の使い手で、強気な彼女が「かなわない」と弱音を吐いてしまうほど腕が立つ。ベイヴという現役時代のあだ名があるが、本人は気に入っていない。サングラスを外した素顔は、そのあだ名に違わぬ可愛らしい顔立ちをしている。あらゆるセンスが一流であるが、ジョークのセンスだけは最悪と評される。
バラライカとは全面抗争の際、ロアナプラの波止場で銃撃戦による一騎討ちの末に痛み分けに終わった過去があり、その後は互いの性格を理解しているため、好戦的な彼女には三合会まで被害が及ばないように別の組織を潰させるなど、一種の方向性を与えることで対等に接しており、組織としても比較的良好な関係を築いている。
愛銃は競技用拳銃であるベレッタM76のカスタムモデル(象牙のグリップに龍と『天帝』の刻印が施されている)で、二挺総じて「天帝双龍(ティンダイションロン)」と呼ばれる。作者には「ギャグだけでなく銃のセンスも最悪なのかも」と言われているが、原作の「Bloodsport Fairy tale」とアニメ版の「Goat, Jihad, Rock'N Roll」では、部下から借りたAMTハードボーラーを使っている。タバコはジタン・カポラルを吸っている。
彪 如苑(ビウ・ユエン)
声 - 逢坂力
張の腹心。

コーサ・ノストラ[編集]

ヴェロッキオ
声 - 銀河万丈
ロアナプラでのコーサ・ノストラのボス。上層部からの圧力に苦慮し、ロアナプラでの影響力を拡大しようとして、バラライカと対立する。彼女を抹殺すべく、ヘンゼルとグレーテルを送り込むが、2人は彼の思惑通りに動かず暴走、マフィアの部下ごと彼らに惨殺されてしまう。アニメでは「Chase for ring-ding ships」にも登場し、バラライカと誼を通じているダッチを「魚雷艇野郎」と評している。
ロニー
声 - 柿原徹也
ヴェロッキオの後任。他人を不愉快にさせる軽薄な言動が多く、特にバラライカにはタメ口でよく突っかかる。その反面、バラライカ相手にまったく臆することなくそういう態度を取る。軽薄そうな見た目に反して凶暴な面を備えている。作中に登場するマフィアの中では比較的男前だが、歯に矯正器具を付けており、徒名は「ロニー・ザ・ジョーズ」。攻撃的な姿勢から悪名高く、レヴィをして「ホテル・モスクワより少しだけマシ」と評される。
トマーゾ
ロニーの友人。正確にはナポリの別組織カモッラの一員。ロニーとともに会議に主席し、一見ただの友達付き合いに見せつつコーサ・ノストラとカモッラの二大勢力の連携を暗示するという、高度な腹芸を見せる。

マニサレラ・カルテル[編集]

アブレーゴ
声 - 江川央生
ロアナプラに存在するコロンビアマフィア「マニサレラ・カルテル」タイ支部のボス。本部がFARCと手を組んだため、賞金首であるロベルタの命を狙っている。バラライカとは過去に問題を起こして酷い目に遭ったのか、ホテル・モスクワにある種の恐れを抱いている。
アニメ版では、「Rasta Blasta」に登場したメデジン・カルテルのリーダー格と同一人物と設定されている[注 4]。ラブレス家の騒動に関わっており、主人であるガルシアを取り戻しに来たロベルタに翻弄された挙句、ホテル・モスクワの面々によって袋叩きにされている。2度目の幹部会に際してはロベルタを賞金首とするFARCが商売仲間になり、彼女の首を持ってくる指令を首領直々に受け、「邪魔する者は容赦はしない」と幹部達の前で啖呵を切る貫禄を見せたが、ロベルタ・FARC・キャクストン隊の三つ巴の死闘を御せるはずもなく、次第に雲行きが先細った果てにグスターボに見限られ、射殺されたことが示唆されている。
グスターボ
声 - 西嶋陽一
アブレーゴの部下。組織の中では兄貴分だが、悪党としては小物。

暴力教会[編集]

ヨランダ
声 - 竹口安芸子(29歳の頃 - 佐々木優子
大シスター。右目を失っている隻眼でアイパッチをしており、穏やかながらも百戦錬磨の風格を漂わせた老女。使用銃はエングレーブ(彫刻)入りゴールドメタリックのデザートイーグル.44マグナム仕様である。紅茶に目がない。今では面影はないが、第7巻のおまけ漫画によると若い頃は妖艶な美女であった。
ロアナプラでは三合会認可のもと、武器売買を行っている。大戦時にはナチスで活動を繰り返してきたベテラン諜報員。裏ではCIANSAにもコネクションを持ち、ホテル・モスクワや三合会にも気付かれぬまま麻薬の密売をも行う切れ者。
エダ
声 - 唐沢潤
シスター。ヨランダの片腕的存在。本名はイディス・ブラックウォーター。ストレートの長い金髪で、修道服姿の時でも常にフォックススタイルのサングラスを着用し、銃器を身に付けている。オフの時はラフな服装での男漁りをしている。よくレヴィとロックの仲をからかっており、レヴィとは喧嘩友達のような間柄。大型のアメリカンバイクを乗りこなす。
実はCIAの工作員であり、アジア地域に不安定を持ち込み、アメリカの利益誘導をしていたという事が後に判明する。工作員としての彼女は理知的かつ冷徹かつ傲慢であり、張やロベルタにも手加減なく接する。工作員の時はサングラスを外し、本国に帰還した時はリクルートスーツに縁なしの眼鏡をかけている。小説版ではこれによってCIA工作員である「私」と暴力シスターである「あたし」の意識を使い分けているという設定だが、漫画版では明確な区分がなく、サングラス姿の「私」や眼鏡姿の「あたし」も登場し、口調もその都度変わっている。NSAともコネがある様子がみられる。
サングラスと拳銃グロック17L)は、原作の掲載当時に一世を風靡した映画『マトリックス』に出てくるキャラクターの真似。また、8万ドル(当時の相場で640万円相当)の賞金が懸かった双子との対峙の際には、見逃し金として15万ドル(1200万円相当)をチラつかされて慌てふためくなど、軽薄な一面も見せる。
第7巻のおまけ漫画によると、17歳当時はチアリーダーをやっていた模様。作中ではマルボロを吸っている。
リカルド
声 - 柿原徹也
新人の神父見習いとして「Greenback Jane」から登場している。南米人のような風貌の調子の良い優男。エダを「姐さん」と呼んでは怒られている。M60機関銃を使用する。

ロアナプラの住人たち[編集]

バオ
声 - 斎藤志郎
アウトロー達が集うが、どの勢力にも属さない中立の酒場『イエロー・フラッグ』の主人。ベトナム人で、元南ベトナム政府軍兵士。ダッチやレヴィなど常連には荒くれ者が多く、度々事件に巻き込まれては店を壊されており、本人も頭を痛めている。7巻における本人の言によると、1978年に仲間と店をオープンして以来、半壊が15回、ほぼ全壊が6回あった。そのため、店のカウンターを防弾仕様にして身を守っている。小心な印象が強いが、凄む福建省マフィア・布袋幇の陸韜相手に全く一歩も引かず陸韜から「三途の舟の渡し役」と認識されるなど肝が座っている。第7巻のおまけ漫画では、軍服を着てヘルメットを被った22歳当時の姿で出てきたが、それほど容姿に変化はない。トリシア・オサリバン曰く「髪切ってお仕着せを身につけたフーマンチュー」。
ローワン・"ジャックポット"・ピジョンズ
声 - 相沢正輝
ラチャダストリートにある風俗バーの主人。アフロヘアーのノリの軽い黒人。「おピンク屋のローワン」とも呼ばれている。バーの他、ポルノビデオやスナッフビデオなど裏の商品も秘密裏に扱っている。レヴィを「SMプレイ」の名手と見込んでおり、度々バーに勧誘している。
ワトサップ
声 - 塚田正昭
タイ警察ロアナプラ署の署長。賄賂で大抵のことには目をつぶり、上層部への報告をわざと怠る悪徳警察官で、ロアナプラがマフィアの巣窟でいられる要因のひとつ。市場で騒ぎを起こしたレヴィに対して「見えないところで好きにやれ」と言い放ち、マフィアのマンハントにも参加するなど、実際そこらのアウトローと何ら変わりはない。ソ連の知識階級出身のバラライカなどは、その下品さにはうんざりしている。
反面、家族は大切にしているようで、家族サービスでバカンスに出かけたこともある。
セーンサック
ワトサップの部下で警官だが、警察官としての役職は不明。
シェンホア
声 - 佐々木優子
ロアナプラで活動するフリーランサー。主に三合会に雇われている。「シェンホア」とは中国語で「鶴」を意味する(中国では「仙鶴」でシェンホアと発音)。台湾本土出身の本省人で、作中では日本語表記で、不自然に敬語が混ざったり語尾が「〜ですだよ」になったりするなど、文法がおかしい英語を話す。その事からレヴィには「ですだよ姉ちゃん」とからかわれ、よく衝突している。ただし、張や陸韜とは北京語で話すため普通の喋り方になる。道教信者。
銃器や防具の類を好まず、高い身体能力と嗜好からか、紐付の柳葉刀飛刀などを武器とする。常に自分を鍛えるためにどのような場所であってもピンヒールを履いており、それを脱ぐことは「本気で戦う」ことを意味する。偽札編などの描写では周囲からは名のある実力者と認識されている様子が見られる。
笑い声は「にゃはは」。子供時代は貧困に苦しんでいたようであり、暴力団の子飼い娼婦だった事がある。本人は否定気味だが面倒見の良い性格で、紆余曲折あった後も自分の家に居候を決め込んでいるロットンと、特に必要もないのに同じく居候しているソーヤーとは半ば同居状態にある。レヴィに関しては衝突こそあるものの腕は認めているが、ロックに関しては「軟弱」「腰抜け」と評しており、レヴィの相棒でいられることを不可解に思っている。
ソーヤー
声 - 矢口アサミ
ロアナプラで死体処理を行っている「掃除屋」の女。特殊清掃も手がける。英国出身。本名はフレデリカ・ソーヤー。まだ死体になっていない場合でも、見せしめにするためバラやミンチにするといった依頼主の注文に応じた方法でも始末している他、条件が揃うか興味が向いた時にはチェーンソーを武器に自らフリーランサーの殺し屋や戦闘員としても働きに出る。小柄ながら身の丈ほどもある大型チェーンソーを軽々と振り回し、尚且つ機敏に動くなど身体能力は高い。“新鮮”な死体を活用した臓器の売買・転売も商っており、副次収入としている。死体愛好症の気有り。名前は映画『悪魔のいけにえ』でチェーンソーを振り回す殺人鬼レザーフェイスの本名に由来する。
普段は手術衣とマスクを着用しているため、素顔を知る者は少ない。外出時の私服はゴスパンク系を好む。基本的に陰気で、鬱病持ち故に情緒不安定。過去に恋愛上の過ちで喉笛を切り裂かれ、声帯が潰れているために電動人工声帯を使って発声する。ハンディの人工声帯を落として失くしたせいで酷い鬱状態に陥った事もあり、「El Baile de la muerte」での再登場時以降は落とすことのないよう首輪型のものに替えた。本人はその機械的なデスヴォイスを割と気に入っているらしい。両手首に複数の自傷痕がある。
現在はシェンホア宅に居候しており、よくロットンとテレビゲームで遊んでいる。格闘ゲームの知識に明るい。レヴィのことはその品の無さのために非常に嫌っており、ロックに関しては「レヴィの諫め役」「ロアナプラにて他人の心配をする珍しい存在」と認識している。
「The Wired Red Wild Card」に登場した際には人工声帯を携帯せずに外出し、ロックへの背中文字で会話をしている描写があるので、声を出せない事による情緒不安定はある程度克服したと思われる。
ロットン・“ザ・ウィザード”
声 - 杉田智和
ロアナプラに最近やって来たフリーランサー。銀髪とサングラスが特徴の美丈夫で、黒いロングコートを着用し、常に大仰な台詞回しを好む2枚目風の優男。武器は二挺のモーゼル M712
筋金入りのナルシシストかつフェミニストで若干の厨二病の傾向がある。いかなる鉄火場であろうと、高所に上りポーズをつけながら名乗り文句を上げようとするなど、ダークヒーローを気取った登場に固執する。しかしビールで吐くほどの下戸である上に、名乗りの途中に撃たれてしまうなど間の抜けた3枚目としての印象が強く、シェンホアには「可哀相な子」「少し気の毒な子」と称され、ロアナプラの住人からも「スタイリッシュ電波男」(ダッチ)や「魔術師と言うよりは道化師」(エダ)と変人扱いされている。ロアナプラに渡る際に新しく誂えたモーゼルを非常に気に入っており、戦闘時においては、生死を賭けた極限状態で訪れる『詩想』のみが、愛銃に相応しい名を見出せると考えているため発砲の前にそれらに名前をつける『命名の儀』を心の中で行っているのだが、右手の銃は『elegy』と決まっているものの、左手の銃にふさわしい名前が浮かばず発砲する機会を度々逸しており、原作・小説版問わず一切発砲シーンはない。ロングコートの下にフラックジャケット、股間にファールカップを着用するなど非常に用心深い上に、見栄えにこだわった行動が何故か決まって本人に良い方向に働く剛運で、一発の弾丸さえ費やしていないにも拘らずどんな修羅場でもほぼ無傷で生き残る。戦闘的な見せ場がほとんどないため腕前のほどは不明だが、雨に濡れた鉄骨の上でシャドーファルコンの攻撃を終始捌き続けたことから、動体視力や身体能力自体は非常に優れている。
ロアナプラでの初陣の際、負傷したシェンホアとソーヤーを助け、病院に運んだ事から彼女らと親しくなり、以降ソーヤーと共にシェンホアの部屋に居候。仕事がない時には一日中テレビゲームをしている。小説版第2巻ではメインキャラを務め、相変らずのトリックスター振りを発揮、シャドーファルコンと一騎討ちをするも、やはり一発も撃つことなく引き分けという形で生還する。
ロックに関しては自分のスタイルを貫いている部分に共感し、評価している。レヴィに対しては同じ二挺拳銃使いということで、自分を“氷”、彼女を“炎”と勝手に対比し一目置いている。

ストーリー毎のキャラクター[編集]

Black Lagoon[編集]

E.O.社傭兵部隊大尉(氏名不詳)
声 - 田中正彦
傭兵派遣会社「エクストラ・オーダー」(E.O.)社の大尉。殺し合いをゲームのように楽しむ男。顔に大きな傷がある。ロックのアイデアで空中から発射された魚雷により、搭乗していたMi-24攻撃ヘリコプターごと爆破された。
景山(かげやま)
声 - 中田譲治
旭日重工株式会社資材部部長。ロックの上司。会社の違法行為の機密保持のため、傭兵部隊を雇ってロックを消そうと目論む。テレビアニメ版では、仕事で見せる怜悧冷徹さとは裏腹に、家庭では居場所をなくしている様子が描写されていた。
藤原(ふじわら)
声 - 諸角憲一
旭日重工株式会社資材部課長。ロックの上司。

Chase for ring-ding ships[編集]

陳(チン)
声 - 十日市秀悦
ロアナプラの悪党の一人。人間的には非常に小者で、バラライカが憚っているために商売が上手く行かないと、彼女と手を組んでいるラグーン商会を逆恨みし、罠を仕掛ける。しかし結局は失敗に終わって、逃亡を図ろうとしていたところをホテルモスクワ一行に見つかり、バラライカがダッチへ電話している時に「いかしたミュージック」として爆殺される。
ルアク
声 - 内田直哉
陳に唆されてPBRの船団を率い、ラグーン号に攻撃を仕掛ける。運び屋、海賊としての商売敵らしく、過去にもダッチらに襲いかかって返り討ちに遭ったことがあるらしい。レヴィにより仲間もろとも殲滅された。

Rasta Blasta[編集]

ガルシア・フェルナンド・ラブレス
声 - 伊倉一恵
南米十三家族の一つに数えられる「ラブレス家」の11代目当主・ディエゴの嫡男。
年端もいかぬ少年ながらも聡明で高潔な次期当主。実家とマニサレラ・カルテルのトラブルが元で誘拐され、カルテルに雇われたラグーン号に乗せられてロアナプラへ孤児という名目で移送される。ロアナプラの騒動の中で、自分を取り戻しに来たハウスメイドのロベルタの凶悪な過去を知ってしまうが、過去を捨てた現在の彼女を尊重し、共に家に戻ることになる。
「El Baile de la muerte」で再登場、政治的思惑によって謀殺された父の死を悲しむ中12代当主に就任した彼は、もはや無邪気な子供でいることは許されず、精神的に大人に成らざるを得なかった。無断で出奔したロベルタを連れ戻すために再びロアナプラを訪れるが、復讐と自責の念に狂い壊れた彼女を目の当たりにしてショック状態に陥り、父の命を奪った実行班『グレイ・フォックス部隊』に保護されることとなって、父の仇であるキャクストンと対面するが復讐に手を染めないと決心。後、一時はロベルタを残しての帰国を考えるが、ロベルタを生きた状態で連れて帰り、彼女がどんな状態に変貌したとしても共に暮らしていくことを再決意、ロックの奸計と助言に自ら加担する事を選び、ロベルタに銃を向け、かつ彼女に自身を撃たせ互いが生きて実在している事を受け入れさせ、ロベルタに口づけを施し報復の連鎖から下ろす事に成功、ベネズエラの荘園へと戻った。
ロベルタ
声 - 富沢美智恵
ラブレス家のメイド長(婦長)。本名 ロザリタ・チスネロス
ベネズエラ出身の白肌のヒスパニック系で、アイスブルーの瞳と黒い長髪が特徴。仕事中はメイド服、ロザリオの首飾り、丸い伊達眼鏡、後ろ髪は左右に分けた三つ編みのおさげ。
革命の理念の下、平和な明日を夢見てFARCへ参加。キューバ暗殺訓練を受けゲリラ兵として活動し、戦闘や破壊活動に従事し、「フローレンシアの猟犬」と渾名されるほどの活動成果を揚げFARC司令官の側近を務めるまでに至る。組織在籍時には「第二のカルロス・ザ・ジャッカル」とも評価され、「人の皮をかぶった肉食獣」と呼ばれるほどの実力であったが、FARCが麻薬カルテルと協力関係を結んだ事によって思想理念に失望し組織から脱営。結果、国際指名手配犯のテロリストで麻薬カルテルからは賞金首がかけられるお尋ね者となった。
潜伏先にて亡父の親友であったディエゴ・ラブレスに身柄を匿われ同家の使用人として仕える事を申し出る。この経緯からラブレス父子に深い恩義と絶対の忠誠を誓い、住み込みのメイドとして転身する。心底ガルシアに尽くしており、自分の首輪に縄を付ける主はガルシアのみであると決めている。家事全般、特に料理のセンスこそ全く無いが、愛情を込めた奉仕のためガルシアには大変懐かれている。安穏で穏やかな潜伏生活を送る内、テロリスト時代に自ら手を下した日本人技術者に対する罪悪感が日が経つにつれ肥大化する事となり、抗鬱剤を服用しながら平静を保ち、ガルシアには正体を伏せて女中としての日々を送る。
ラブレス家が所有する土地を巡るトラブルに巻き込まれたガルシアがコロンビアマフィアに拉致され、誘拐された”若様”の身柄を奪還すべく武器一式を携えて独断でロアナプラへと赴く。一夜の大乱闘の末、ホテル・モスクワの介入によりラブレス家への脅威は排除されガルシアと共にベネズエラへと戻った。
強靭な肉体と二つ名である「猟犬」さながらの高い索敵能力と戦闘能力とを兼備しており、重量が13kg近いバレットM82対物ライフルにアンダーバレルタイプのCAW リボルバーランチャー似のグレネードランチャーを装着したものを片腕で楽々と扱い、アニメ版ではロアナプラ市街におけるカーチェイスの際、巨漢のダッチを運転席越しに片腕で車から引きずり出そうとするなど、かなりの怪力の持ち主でもあり、その戦闘能力は超人・達人の少なくない本作の中でも特段に突出した設定となっている。
2丁のインベル M911(インベル社製のガバメント・クローン)に加え、初登場時にはフランキ・スパス12を仕込んだ防弾繊維や、トランクに仕込んだミニミ軽機関銃とテストン ブリントン MP37 グレネードランチャーを武器に用いる。その極めて高い戦闘能力と圧倒的な迫力は、立ち並ぶレヴィとバラライカも含めて皆を畏怖し、「地球で一番おっかない女の上位三人」とベニーに評された。彼女が大暴れしたため、ロアナプラでは「メイド」は禁句になってしまっている。
「El Baile de la muerte」で再登場。ディエゴ暗殺を実行したグレイ・フォックス部隊を追い、ガルシアに無断で単身ロアナプラに潜入。憎悪と怒りから来る衝動を抑えるため多量のリタリンを服用するようになり、日本人技術者の幻視(彼女の良心とトラウマにより発生した第三者的な視点)が頻繁に現れ、その幻聴に追い詰められていく。ロアナプラでは、FARCとマニサレラカルテルからの追手を殲滅したものの標的を取り逃がしたが、CIAの誘導でグレイ・フォックス部隊を追って黄金の三角地帯へと足を踏み入れ、部隊と死闘を繰り広げる。しかし、ガルシアの体を張った説得で正気を取り戻し、殺戮と報復、死と復讐の円環を超克する。ガルシアと共にベネズエラに帰国し、現在ではガルシアの恋人として彼とファビオラと共に静かに生活している。原作では後遺症もなく生活しているが、OVAでは戦闘の末に左腕・右足及び右手の人差指と中指が欠損。アニメ版での登場BGMでは、ボレロ調のギターの音色が奏でられる。

Das Wieder Erstehen Des Adlers[編集]

ラッチマン
声 - 仲木隆司
アメリカネオナチ政党「白人社会主義団結党」の指揮官。アルフレードから援助と世界反共連盟英語版への紹介を報酬に、ニコバル諸島付近で撃沈されたVIIC型攻撃潜水艦U-234の艦内に眠る「ブリュンヒルデに導かれし十二人の騎士」なる絵画のサルベージを依頼される。しかし、同じくブリュンヒルデを狙って現れたラグーン商会と衝突し、最終的にはレヴィから(「反撃か自決か」という賭けとして)渡された弾が抜かれた拳銃をダッチに向け、2人に射殺される。
ブリッツ・スタンフォード
声 - 西嶋陽一
白人社会主義団結党の行動隊長。顕示欲が強いせいか、前口上が長い。ルガーP08をカスタムした「鉄血帝国(アイゼルン・ライヒ)ルガー・スペシャル」(詳細はルガーP08#漫画・アニメを参照)を愛銃とする。聞かれてもいないのに愛銃のスペックを詳細に語るが、レヴィに「こんなもん(銃)は撃てて当たればいいんだよ」と一蹴され1発も発砲することなく射殺される。
作者によると、双子に次いで殺すのが惜しかったらしい。
クルッペンフェラー
声 - 成田剣
白人社会主義団結党のサルベージ隊長。スキンヘッドの大男。沈没したU-234に侵入した際、先にロックを伴って潜入していたレヴィと銃撃戦になる。一度はレヴィ達からナチスの遺産を奪取したものの、その後に襲撃してきたレヴィによって殺される。
原作では、サルベージへ向かう際に党員一同による党歌「ホルスト・ヴェッセル・リート」の斉唱で送り出されたが、アニメ版ではその曲は用いられずに似た内容のオリジナル党歌が制作され、斉唱された。
アルフレード
声 - 松岡文雄
ナチス親衛隊の老人。徹底したアーリア人至上主義者で、オデッサ(ODESSA)創設メンバーの一人。物腰は穏やかだが、本性は冷酷かつ辛辣。経済的成功者を自称するだけあって、武装した調査船や仕事の報酬などで金に糸目はつけない。
「通過儀礼と保険を兼ねた、愉快で最良の方法」として、ラッチマンとラグーン商会双方に同じ依頼を行い、彼らの衝突を図る。計画の落着を見届けると、人種としては蔑みつつも、ダッチの知力や能力を高く評価する。

Bloodsport Fairy tale[編集]

ヘンゼルとグレーテル
声 - 南央美(ヘンゼル)、金田朋子(グレーテル)
揃って喪服のような黒い服を着用したプラチナブロンドの髪を持つ可愛いらしい男女の幼い双子。極めて危険な殺し屋で、ヴェロッキオの依頼によりバラライカ暗殺のためやってきたが、ヴェロッキオの意図に反し、標的以外をも殺し回ったためロアナプラに恐怖と狂騒をもたらすことになる。互いのことはそれぞれ「兄様」「姉様」と呼び、髪型や服装を交換することで声や人格をも入れ替えることができる[注 5]が、2人とも自分の本来の性別や性格がどちらにあるのか自覚していない様子が見られる。「兄様」が2本の戦斧、「姉様」がBARを得物に戦う。
生まれはルーマニアニコラエ・チャウシェスクが支配した共産党政権時代のルーマニアにて、無計画な人口増加政策の煽りで孤児になった、いわゆる「チャウシェスクの落とし子ルーマニアの孤児英語版)」。チャウシェスク時代には国立孤児院で暮らしていたが、その後の政変の影響で、多くの子供達と共に施設から闇社会に売られ、シチリアチャイルドポルノに出演させられた挙句、スナッフフィルムへの加害者としての出演、その後始末の片棒まで担がされて精神が歪み、殺しを「遊び」と称す倫理観のない快楽殺人者となりはて、殺さなければ生き延びられなかった境遇から、「殺した分だけ自分たちの寿命を延ばせる」という思想を持つようになる。「ヘンゼル」「グレーテル」という名はチャイルドポルノ上での通称であり、本名は不明。「姉様」の陰部が壮絶な過去を物語っているようで、お礼として見せられたロックは彼らを襲った悲劇を嘆いていた。
エピソードの終盤には「姉様」がロックに歌を聞かせるシーンがあるが、ダッチが「声だけは天使」と評するほどに「姉様」は歌が得意で、原作では映画『シャイニング』の挿入歌でもある「Midnight, the Stars and You」を、テレビアニメ版ではオリジナル曲の「The World of midnight」を歌った。
「兄様」はバラライカを襲撃するために姿を現したところを、ホテル・モスクワの狙撃により右膝と左手を砕かれて失血死。「姉様」はロアナプラを脱出し、ラグーン商会の船から降りたところを、逃がし屋であるエルロイに頭を撃たれて死亡する。作者は、この作品でもっとも死亡退場を悩んだキャラクターだと語っている。なお、後に死亡退場するメンバー同様に単行本おまけ漫画では度々登場している。
メニショフ
声 - 三宅健太
ホテル・モスクワの構成員。元の階級伍長。サハロフと共に集金に来た「カリビアン・バー」で待ち伏せていた双子の襲撃に遭い、拉致される。その後、双子に布袋を頭に被されたまま釘を打ち込まれるという凄惨な「遊び」の道具にされ、死亡する。
サハロフ
声 - 西嶋陽一
メニショフと同じくホテル・モスクワの構成員。元の階級は上等兵。メニショフと共に集金に来た「カリビアン・バー」で待ち伏せていた双子の襲撃に遭い、殺害される。
モレッティ
声 - 中村悠一
ヴェロッキオファミリーの構成員。ヴェロッキオから双子の世話を任されていたが、メニショフを使った凄惨な「遊び」を目の当たりにしたため、双子を嫌悪し恐怖している。その後、騒ぎが拡大したために双子の始末を進言したものの、ヴェロッキオから拒絶された上に半殺しの憂き目に遭う。
エルロイ
声 - 池田勝
バラライカやダッチとも馴染みがあるプロの逃がし屋。ダッチの手引きで「姉様」の逃亡を引き受けるが、バラライカからの大金と引き換えにグレーテルを射殺。顧客を裏切ることは仕事上の信用を失う行為であるが、息子が若くして癌に侵されたために厭世的になっており、この件を最後に逃がし屋を廃業すると宣言している。名前の由来は作家のジェイムズ・エルロイ

Goat, Jihad, Rock'N Roll[編集]

タケナカ
声 - 佐々木勝彦
本名は竹中 正洋(たけなか まさひろ)。東京都足立区の出身と自称。1960年代の学生運動から新左翼に傾倒する。「人民総決起、世界同時革命」を志して日本を脱出し、中東にて赤軍派テロリストとなった。日本では指名手配中の扱いで、交番には彼の顔写真付きの手配書が貼り出されており、日本人から「どこかで見たことがある」と指摘されると「大地康雄似だから」(アニメ版では「健さん似だから」)と言ってごまかしている。
飄々としているが、かなりの切れ者で、イブラハのテロリスト集団の作戦参謀として辣腕を振るう。
ヘビースモーカーで、作中ではハイライトを吸っている。愛車は、原作ではジープ・グランドチェロキー、アニメ版では日産・パトロール、仲間と共にレガーチとのカーチェイスに使ったのはジープ
イブラハ
声 - 山口健
ヒズボラ(アニメ版ではイスラム過激派)の実行部隊のリーダー。かなり短気で気性が激しい。1987年のイスラエル軍によるベイルート赤十字キャンプ襲撃で息子を殺されて以来、テロリストとして活動し始めるようになった。ロックを奪還したレヴィ達を追撃中、タケナカの制止を聞かず米軍駐屯地まで部下に無謀な追撃をさせようとしたため、彼に射殺される。
レガーチ
声 - 大森章督
三合会が雇った逃がし屋で、運転を担当。アイルランド系。自他共に認めるヤク中でありながら、どんなにラリっても運転は確かと誇っているものの、端から見ていると相当に危なっかしい。愛車のジープ・チェロキーのシートを汚されることを非常に嫌っており、警告の時だけは正気に返る。
「Greenback Jane」では、ヤク中の症状が悪化して精神科医の下で暮らしている事が、シェンホアの口から明かされた。

Fujiyama Gangsta Paradise[編集]

鷲峰 雪緒(わしみね ゆきお)
声 - 桑島法子
関東和平会「鷲峰組」前組長・鷲峰龍三(わしみね りゅうぞう)の娘。
ハイデッガーなどの哲学関係の書籍を好むごく普通の読書家の女子高生だったが、共同戦線を敷くはずだった「ホテル・モスクワ」と鷲峰組が袂を分かったことなどから事件に巻き込まれ、やがて自ら組長の座に就くことを決意する。アニメ版では、あらかじめ渡されていたトカレフの代わりにスチェッキン自動拳銃を手にする。銀次とレヴィの壮絶な決闘の後、鷲峰組組長としてホテル・モスクワとの抗争を終わらせるけじめをつけるため、散った銀次の刀で自らの喉を突いて自決する。
松崎 銀次(まつざき ぎんじ)
声 - 梁田清之
鷲峰組の若頭代行。白鞘日本刀を武器に拳銃相手でも圧倒的な戦い振りを見せる凄腕の剣術使いで、発砲されて飛来する弾丸を切り捨てるという神業的な芸当もできる。かつては「人斬り銀次」と呼ばれ、近在の極道者を震え上がらせたが、現在はテキ屋が主な仕事。誰よりも雪緒の身を案じ、鷲峰龍三亡き後、雪緒の保護者役をしていた。雪緒が裏社会に関わらずにすむよう、カタギの人生を歩めるようにしてきた。料理が得意。
レヴィとの決闘では最後の最後で迷いが生じ、結果的に命を落とすこととなったものの、互角以上の戦いでレヴィにいくつもの切傷を負わせて戦闘不能に追い込み、事実上の敗北宣言とも取れる台詞を引き出した。また、その戦闘でレヴィの「ソード・カトラス」の片方を真っ二つに斬っている。
坂東 次男(ばんどう つぎお)
声 - 西村知道
鷲峰組の若頭。先代没後、圧力を強める親の「香砂会」から組を守るため、先代が嫌っていた「外道」を進んで行う。さらにホテル・モスクワと手を結び香砂会に対する巻き返しを図るが、そのホテル・モスクワが暴走を始めたため、結果的に敵を増やすこととなってしまう。その落とし前を付けるために単身バラライカに挑み、命を散らす。
雪緒が普通の生活を送れるよう、生活費や高校の学費などあらゆる工面を行ってきたらしい。もともと関西の組織に属してきたが、なんらかのトラブルで関東に流れてきたところを鷲峰組先代に保護され、受けた恩義を返そうと行動していたことが作中の本人の台詞からうかがえる。第5巻のおまけ漫画では関西出身であることが判明しており、それに先んじて本編での「なんどいや?」という言葉遣い[注 6]から、兵庫県姫路市出身であることがうかがえる。
吉田(よしだ)
声 - 三宅健太
鷲峰組の構成員。義理人情に厚く、坂東の弟分。第5巻のおまけ漫画で、関西出身であることが判明。
坂東亡き後の鷲峰組を銀次と共に任されたが、チャカの暴走・造反により、殺害される。
チャカ
声 - 高木渉
鷲峰組の構成員。ホスト風の派手な格好で、鷲峰組の酒場の経営者。日常会話程度の英語を話せる。普段は人懐っこい表情を見せ、チーマー暴走族といった不良たちを手下にしているが、本性は軽薄下劣でキレると何をしでかすか分からない。早撃ちを得意とするガンマンでもあり、レヴィに興味を持つが彼女からは西部劇を気取ったスタイルから、「見栄っ張りの大馬鹿」「クソ袋」などと酷評される。愛銃はスタームルガー・ブラックホークダブルアクションしているため、スタームルガー・レッドホークの可能性もある)。
鷲峰組とホテル・モスクワが対立し始めたことを知ると、組をあっさり裏切って手下たちとともに雪緒を誘拐してボウリング場に立て篭もるが、手下をレヴィと銀次に皆殺しにされ、レヴィに決闘を申し込むも拒絶された挙句、彼女の挑発に誘導された形で銀次と決闘する。しかし、撃った銃弾を日本刀で真っ二つに切られたうえ、両手を切断されてプールに突き落とされ、溺死する。
岡崎(おかざき)
声 - 奈良徹
チャカに率いられる不良の1人。ボウリング場の銃撃戦でレヴィに命乞いをするも、聞き入れられず射殺される。
花田(はなだ)
声 - 中村悠一
チャカに率いられる不良の1人。些細なことで雪緒に執拗に暴力を振るうなど、グループの中でも特に粗暴な青年。ボウリング場での銃撃戦で金属バットでレヴィに殴りかかるが避けられ、銀次に斬殺される。
香砂 政巳(こうさ まさみ)
声 - 田中正彦
関東和平会香砂会会長。ホテル・モスクワと共闘を持ちかけるが、バラライカの「気が変わった」ため、射殺される。
両角(もろずみ)
声 - 中田雅之
香砂会構成員で、香砂政巳のボディーガード。バラライカに銃を見せるよう迫られ、丸腰の状態で射殺される。
スタームルガー P85アキュ・テック HC-380を持っていたが、同士討ちに偽装するべく、それぞれボリスとバラライカによって構成員殲滅に使われた。
ヴァシリ・ラプチェフ
声 - 小島敏彦
ホテル・モスクワ日本支部の頭目で、元KGB。実力より上納金でのし上がってきた男で、日本での勢力拡大や他の組織との抗争も満足にできず、バラライカに「こんな場所ひとつ治められないのか」と呆れられている。そのバラライカが情報部上がり嫌いということもあり、派遣されてきた彼女と対立を深めた結果、バラライカの裏工作によって大頭目に切り捨てられた挙句、銀次らの襲撃で部下を全滅させられ、本人も斬殺される。
真希(まき)
声 - 河原木志穂
雪緒の後輩。漫画では「まきちゃん」とひらがなで呼ばれている(漢字はアニメ版のスタッフロールより)。雪緒が鷲峰組を継ぎ、高校を去る際に何が起こったか分からず、ただ泣き崩れるだけだった。

Greenback Jane[編集]

ジェーン
声 - 長沢美樹
本名はジャネット・バーイー。インド系で金髪と褐色肌の女性。仲間と共に偽札を製作、発行している。基本的に自己中心的で空気の読めない言動が目立つ。ロアナプラへは仕事でやってきており、街の流儀がわからず馴染めていなかった。
エルヴィスの依頼で偽札を製作していたが、その出来に満足が出来ずに延々彼らを待たせた結果、共に仕事をしていた仲間のテオが射殺され、テオが管理していた偽札の原版のデータを取り出す術が見つからず、エルヴィスたちの元から暴力教会へと逃走。エダに偽札原版データを提供する条件で、ラグーン商会に逃してもらうことになる。「The Wired Red Wild Card」ではグループでのハッカーの仕事のため、ロアナプラを再訪する。
ベニーと馬が合い、彼をキュートと評し、後に恋愛関係へと発展する。ベニーからは「ハニー」または「チョコパイ」と呼ばれる。性に対してかなり奔放な性格で、レヴィから「色情狂」と評された。
エルヴィス
声 - 辻親八
フロリダに本拠地を置くジェローラモ・ファミリア傘下のアメリカ系マフィア、ヌエヴォ・ラレド・カルテルの幹部。短気で激しい気性の持ち主で思慮に欠けている。フロリダの出身でロアナプラの悪党の流儀のことはよく分かっていない。逃げ出したジェーンを追い、ロボスの忠告を無視して暴力教会に銃を向けてしまい、居合わせたレヴィとエダの怒りを買って負傷。病床からその怒りのままにラッセルにジェーンの捕獲を命じる。アニメ版では、三合会やホテル・モスクワとの利害関係を無視し本国から兵隊を呼ぼうとしたために、ロボスに始末されたことを示すシーンが存在する(原作ではエダが予測した顛末を語っているのみ)。
ロボス
声 - 鈴木清信
ロアナプラの地元マフィアで、エルヴィス達とは同郷。逃げたジェーンを追うエルヴィスを暴力教会に案内した。ロアナプラの流儀をよく分かっており、エルヴィスをたしなめようとするが、怒り狂ったエルヴィスに困り果てている。ダッチとも長い付き合いらしい。気弱な風貌だが、現地の殺し屋達にも一目置かれている。
ラッセル
声 - てらそままさき
カウボーイ風のエルヴィスの部下で、二つ名は自称「グルーヴィ・ガイ」。カルテルのトラブルバスターを自負している。エルヴィスの命令でロアナプラ中の殺し屋を集めて1人頭千ドルでジェーンの捕獲に乗り出した。しかし、ロアナプラの流儀をやはり知らないため、殺し屋たちからは完全に軽く見られている。
エピソードの終盤で、エダの警告を無視してワシントンD.C.工作員としてのエダの姿を見たことを喋り続けたがために、彼女に正体をそれとなく明かされた[注 7]直後、射殺された。
クロード・“トーチ”・ウィーバー
声 - 西嶋陽一
ロットン同様ロアナプラに最近やって来た殺し屋。武器は火炎放射器で、“トーチ”の異名もこれに由来する。
小太りでメガネをかけており、外見からすると心優しい中年男性のように見えるが、実際は妻を自ら焼き殺したこともあるほどの性格異常者。また外見に似合わず、身体能力は決して低くない。宗教上の理由で、酒は飲まない。ダッチの操船で船上から振り落とされたところをレヴィに撃たれ、火炎放射器の燃料タンクを貫通した弾丸が燃料に引火、空中で爆死した。
"ミソッ歯"ジョニー
声 - 柿原徹也
ラッセルによって集められた殺し屋の1人。頭は悪そうで、その名の通り前歯が何本か欠けている。
「Bloodsport Fairy tale」でも名前だけ登場しており、その時は双子の正体を知らず、暴力教会に象撃ち用ライフルを注文して呆れられていた。ボートまで追撃してきてレヴィを討ち取ろうとするが、投げつけられた鉄器が頭に直撃して海へ落ち退場する。

El Baile de la muerte[編集]

ディエゴ・ホセ・サン・フェルナンド・ラブレス
声 - 大林隆介
ガルシアの実父にして南米十三家族の一つである、ベネズエラのラブレス家第11代当主。ロベルタの父とは親友であり、FARCから脱営してきた彼女を保護し、以後は住み込みの使用人として匿っている。
不正を嫌う実直な紳士で、第五共和国運動の支持者でもあるために十三家族の中では最も没落が激しく、一時期は使用人すら雇えないほどであった。地所から発掘されたレアアースが、マニサレラ・カルテルに目を付けられたためにトラブルとなり、ガルシアを誘拐されてしまったが、事件の後はロベルタを含めて5人の使用人を雇っていることから景気が上向いてきた様子がうかがえる。しかし、1997年の第五共和国運動結成記念式典において、政治的謀略による爆破工作で暗殺される。
ファビオラ・イグレシアス
声 - ゆきのさつき
ラブレス家雑役女中の少女。深緑で描写される豊かで長い髪の毛が特徴。カラカス郊外にある貧民街の出身で、縁あってラブレス家に従事。11人家族の貧しい家庭環境のため給金と修学の機会を求め同家女中として雇用された。ロベルタの事を婦長様と呼んでおり、口調もロベルタに準じている。衣装も同じくメイド服であるが、下着はスパッツを着用。ロベルタと同じく、彼女もガルシアに友情を超えた想いを抱いているが、ロベルタとの複雑な関係を理解しつつ2人を支える。
ロアナプラには、ロベルタを探すガルシアに随伴する形で同行。ガルシアの指示でロックを迎えに来た初登場場面では、グスターボと接触してしまったためイエロー・フラッグを全損させる大立ち回りをやってのけるほどに戦闘による破壊力があり、我流のカポエイラを操る。使用する銃器は2丁のMAG-7とポンプアクション式の超大型グレネードランチャー US EX-41だが、銃の選択に関しては、一撃必中というほどの実力ではないことを踏まえたロベルタの勧めによる。
意志が強く心優しい性格で向学心もあり快活で道義もわきまえている。基本的には真面目であるが、臨機応変にことに対処することもでき、トー・チーに対しては、レヴィに続いてある事無い事を早口でまくし立て、彼を誤魔化す事に成功するなど、歳に見合わぬ有能さを発揮して、ガルシアを助けている。しかし7巻ではヨットハウスのプールを見て、はしゃぎ過ぎて頭からプールに落ち、その後も、こっそり買った水着と浮き輪とビーチサンダルを使って、プールで寛いだりするなど、まだ遊びたい盛りの年頃らしい顔も見せる。
ラグーン商会の助力と、ガルシアの命をかけた行動でロベルタを生きて帰国させることに成功するが、当事者達が常に命の綱渡りをするシナリオであったにも関わらず、作戦終了時に立案者のロックが能天気かつ善意を押し売りするかのような事を言ったために激昂、彼に対して作戦の重要な道具だった空包を撃ち、彼の偽善や欺瞞を指摘する。また理想や人間の善意を全否定するレヴィに対しても、その根底にある寂しさと甘えを指摘する辛辣なセリフを投げかけている。
第9巻のおまけ漫画では貧乳である事、さらにそこから男の子と間違われる事を気にしていると述べている。
リッチー・リロイ
声 - 逢坂力
「インサイド・ツーリスト」の通り名を持つ、ロアナプラではかなり名の知れた情報屋。以前のストーリーでも苗字だけ登場している。小説版での名前はオズワルド・リロイ。ロアナプラに身を隠したロベルタと通じ、彼女の注文を聞く形でいろいろと行動していたが、落ち合い場所を彼女に潰され、依頼料の半分を貰い損ねてしまう。
プライヤチャット
声 - 小柳基
ロアナプラに住む腕利きのガンスミスで、一見の客は相手にしない職人気質の老人。レヴィのソードカトラスは彼が修理、作成している。バオの紹介で来店したロベルタが持ち込んだ18世紀のスペインフリントロック式ライフル弾丸が発射可能な状態に改造した。
トー・チー
声 - 江川央生
ロアナプラに住む火薬爆弾専門の売人。重度のヘロイン中毒者で、常日頃から幻覚に苛まれる偏執狂。「宇宙人が自分を殺しに来る」という被害妄想を抱いているため、住居付近には爆薬によるトラップを仕掛けていたり、ドアに何重ものロックを設置している。
シェーン・J・キャクストン
声 - 小川真司
アメリカ陸軍少佐国防総省諜報機関NSA(国防総省国家安全保障局)の指示の元で活動するSOCOM所属の不正規戦特殊部隊、第56施設任務大隊の隊長。同部隊は、JCS(統合参謀本部)の幕僚から「グレイ・フォックス襲撃群(グレイフォックス・コマンドグループ)」と呼ばれているが、これは、情報支援隊(ISA)として知られている組織の以前の名称である。大統領部外指令「第117号」実行のため地元組織の爆弾テロに偽装して第五共和国運動の結成式典舞台上に集まったメンバーを爆殺した後、黄金の三角地帯クン・サ指揮下であるシュエ・ヤン将軍を捕縛しアメリカ本国へ連行するため、将軍の巡回先であるロアナプラへ潜入する。
過去にベトナム戦争少尉として従軍していた経験があり、タン・ヌ地区では、同じ部隊に所属している悪徳軍人のラーキンからベトナム人の少女を救っている。その後は、米陸軍の特殊部隊、デルタフォース(第1特殊作戦部隊デルタ分遣隊)の隊員として、米軍の失敗した作戦の1つであるイーグルクロー作戦にも参加しており、前進基地デザート1からの生還組[注 8]。ロアナプラでラグーン号に乗り込んだ際、ダッチとの与太話で彼がベトナム帰還兵でないことを見抜いており、その事をベニーに伝えている。
黄金の三角地帯で部隊が「対象R」(=ロベルタ)の襲撃を受け、自らが投降することで、部下を救おうとする。しかし、復讐心を超克しようとしたガルシアに命を救われ、彼の心意気を尊重して、部下に対してもロベルタへの攻撃の停止を命じ、命令を無視した腹心の部下のレイを射殺した(OVAでは彼が命令を無視する展開にはならないため、射殺していない)。
レイモンド・マクドガル
声 - 福田信昭
SOCOM所属の不正規戦特殊部隊、第56施設任務大隊の副隊長。キャクストンと共にディエゴ・ラブレス暗殺を実行する。キャクストンの長年の相棒とも言える存在で、愛称は「レイ」。ベトナム戦争時代からスプリングフィールドM14を愛用しており、現在はスコープを追加している。
ベトナム戦争時代に他の兵士達がベトナム人少女の輪姦に関わろうとし、彼自身も懐柔されかけたところ、キャクストン一人が彼女を守ったことから彼に加勢、彼に敬慕をいだくに至ったという過去がある。
キャクストンが部下に対してロベルタへの攻撃を停止した時に、ここまで部下たちを血祭りに上げてきたロベルタへの憤懣を抑えることができずに彼女に銃口を向け、キャクストンに射殺される(OVAでは反発する展開にはならず、射殺されていない)。
ラーキン
声 - 川原慶久
ベトナム戦争時代の米陸軍の兵士。キャクストンと同じ部隊に所属していた。自分の欲望に忠実で、キャクストンに「戦争を言い訳にして悪事を楽しみ、合衆国の名誉に泥を塗る小悪党」と酷評される。タン・ヌ地区にて南ベトナム解放民族戦線のシンパがいたという理由を付けて見境なく住民を虐殺。一人だけ残した少女を仲間と共に輪姦しようとしていたが、キャクストンとレイによって阻止され、射殺される。
リチャード・レヴンクロフト
声 - 喜多川拓郎
CIA情報本部第二課長で、エダの直属の上司で恩師にもあたる。現場からたたき上げのベテラン。ホットケーキが出来るくらいの砂糖とミルクを入れたコーヒーを良く頼む。腕利きのスパイではあるものの、そんな彼でさえ暴力教会のヨランダからすれば若造の扱いとエダは見ている。
アルベルト・カマラサ
声 - 小杉十郎太
ロベルタ抹殺のためにFARCから派遣された特殊部隊「スマサス旅団」のリーダー。キューバ海軍特殊作戦班(FEN)所属で兵士達の教官も務めており、自らが仕込んだロベルタの戦術や癖は熟知している。対ロベルタの切り札として選抜されただけはあって戦闘力は非常に高く、それまで無傷で敵対者を一方的に屠る大立ち回りを演じたロベルタを圧倒、「正面からの戦闘では勝ち目がない」と悟らさせたほど。ロベルタの才能を惜しんでそのまま殺すことを良しとせず、FARCのトップの意向とは裏腹に彼女を連れ戻そうとするが、投降する振りをしたロベルタにバックルピストルで不意打ちされ、撲殺された。
ブレン“ザ・ブラックデス”
殺人代行組合の元締めで、つば付き帽にサングラスとロングコートを着用し、顎鬚をたくわえている長身の男性。リロイから依頼を受け、ロベルタに使い捨ての兵力を貸し与える。事務所はロアナプラに構えているが、通常は利害関係を慮って街の中での仕事はしていない(OVAには登場せず)。
フィラーノ
ブレンの仕事仲間。いかにも裏社会風といった風体のブレンに対し、眼鏡をかけた小太りのナード風の外見をしており、事故に見せ掛けた暗殺が得意で、作中では雇い入れた手下に直接指示を下している。背中に『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹の刺繍が入ったパーカーを着ている(OVAには登場せず)。
『亡霊』
声 - 大林隆介
ロベルタが見る幻覚で、狂気に駆られていくロベルタに、ガルシアの元へ戻るように語りかけ続ける亡霊。その正体は、大正電工マグダレナ営業所の日本人技術者の1人で、7年前に当時FARCのメンバーだったロベルタに殺されている。OVAでは名前は「佐藤浩伸」となっている。彼を処刑する時に、ロベルタは彼の家族の写真を破り捨て、そのことが後々まで彼女を苦しめることとなった。

The Wired Red Wild Card[編集]

馮 亦菲(フォン・イッファイ)
本名は李 欣林(リー・シンリン)。湖北省神農架林区出身で、メガネを着用している若い女性。中国人民解放軍総参謀部第三部(技術偵察部)の五級士官。中国人民解放軍上層部の馬上校に命じられ、網軍(単純に言えばサイバー戦争軍)創設[注 9]を躍進させる技術を会得するために、名前と経歴を偽ってジェーンの紙幣偽造グループに近付く。しかし諜報員であることを簡単に見抜いたジェーンとそのハッカー仲間の罠に嵌まって利用され、組織の情報を盗まれた上、重大な不利益につながる状況をもたらしてしまったため、事態を収拾するためのスケープゴートとして、組織にダブルスパイのレッテルを貼られ命を狙われることになる。
窮地に陥った彼女に対し、前回のラブレスに関する事件の顛末を引きずっているロックの煮え切らない状態を打開する可能性をみたレヴィが手を差し伸べ、ラグーン商会とつながりを持つ事になった。家族との冷淡な関係性や組織によって切り捨てられた状況が類似するロックと共に、問題の解決に向けて行動することになったが、自分がこのまま生き残れるとは考えておらず、ただ組織から処分されるのでなく、死に方を自分で決めることが今の自分にとって「生きる」ということだと語っている。
呑み競べでレヴィを人事不省に追い込めるほど、異常に酒に強い。

小説版の登場人物[編集]

シャドーファルコン
東洋の神秘「甲賀デスシャドー流」を駆使する、自ら名乗るべき名を持たぬ影の男。シャドーファルコンの名は通販サイトでのハンドルネームでもある。黒装束を身に纏い、忍者の如き風貌をしているが、金髪碧眼で日本人ではない。巨体の身で壁を駆け回る圧倒的な身体能力に加え、模造刀や玩具の改造品の手裏剣撒菱吹き矢などの忍具の扱いも達人並みであり、シェンホアとレヴィすら退けるほどの戦闘能力を持つ。その戦い振りから、レヴィは彼を「本物の忍者」と断じる。
その正体は三合会ニューヨーク支部の悪質通販ブランドのインチキ忍術指南書によって騙された被害者だが、本人はまったくその事に気付いていない。逆にそれに記されていた嘘っぱちの修行を実践した結果、超人的な戦闘力を本当に身に付けてしまい、昂じて暗殺者となってしまった。また、出鱈目ながらも茶道を嗜み、点てた茶はロックもうなるほど美味である。さらには催眠術さえも修得しており、これは適当な日本語を並べただけのデタラメなものながらも、効果を発揮する。
変装が非常に下手で全く似てないにもかかわらず、「完璧だ」とつぶやき、ロックを呆れさせ、三合会の構成員を爆笑させた。性格は温厚で礼儀正しく、仁義の心を持った好漢であるが、ピザ喰う亀の話題には激しい憎悪を見せる。
「悪の巨魁」として張の命を狙い、ロックに変装し熱河電影公司ビルに潜入するが完全に見破られており、張の「私はお前と同門のニンジャ、シャドードラゴンである」との芝居にまんまと騙され、最終的にグレーターニンジャの称号を授与され、張に言われるがまま三合会の一員となって香港へと渡った。
しかし、小説第2弾では「優秀だが平素の取り扱いに困る」として送り返され、張の下で働くようになる。刺客としてだけでなく間諜にも長ける。ロットンとは交戦を経て格闘ゲーム友達となる。

シェイターネ・バーディ[編集]

スタン
本名はスタニスラフ・カンディンスキー。兵役上がりの狙撃手シベリアヤマロ・ネネツ自治管区出身でネネツ人のクォーターで、都会出身者が多くを占める遊撃隊の中では数少ないシベリア出身者。バラライカの元部下でソ連軍時代の階級伍長。重度のヘロイン中毒者で、その風貌は死相が浮かんでいる。SVDを武器に神業級の狙撃技術を持ち、風を聞き、風を読み取り、風を扱い、人を狩るその姿から人々は彼を「悪魔の風(シェイターネ・バーディ)」と畏怖する。
ジェイク
通称「U.C.J(アルティメット・クール・J)」。殺人ブログ「デッドリー・ビズ」の管理人。ヒップホップグループのMCのようなファッションで着飾った珍奇な風体の男だが、レヴィが認めるほどの腕利きの拳銃遣いでもある。
コルト・ガバメントをベースとした改造銃「UCカスタム」を愛銃としており、自身のウェブサイトのアップ用に銃口視点の画像を撮影するためにレーザーサイト型CCDカメラが装着されている。サイトは一部のマニアの間では有名であり、キャロラインもアクセスしていた。暗殺の他にネット上のアフェリエイトで収入を得ており、ネットでのファンからの喝采は彼の拠所となっている。
暗殺の仕事においては多くの仲間を引き連れて対象を消耗させて最後に自身が止めを刺す方法をとっており、その辺から他者の心を寄せつけたり集団の統率にも長けているのが伺える。基本的には調子のよい男を装う冷酷な性格だが、ヘロインの過剰摂取を行うスタンを窘める一面もある。
レヴィを気に入り、その銃撃戦の様子をサイトに載せる際、表情を弄りバストを強調するなど面白おかしく紹介したために彼女の怒りを買ってしまい、ベニーにブログをクラックされ、今までに作り上げた「U.C.J」というキャラクターを完膚なきまでに破壊されてしまう。騒動の後、茫然自失して暗路を彷徨い歩いているときにレヴィに決闘を挑まれ、ネット上の英雄ではなくガンスリンガーとしての矜持を取り戻して奮い立ち、早撃ちで対決するも敗北、最期はレヴィの女傑ぶりを讃えつつ死亡した。
キャロライン・モーガン
自称「海賊卿ヘンリー」の子孫。女海賊を気取るグラマーな女性で、前近代的な海賊衣装を身に纏い、先祖代々のサーベルを携える。実家はかなりの資産家。自身の配下を数名引き連れており、「トルチュ団」と名乗る。海賊という仕事に誇りを持っており、無駄な人殺しは外道の在り方と説いて反対するが、前近代的な海賊のイメージそのままな言動の数々に呆れたジェイクによって眉間を撃ち抜かれて死亡。配下からは金払いの良さは評価されていたものの奇人と見られており人望は全くなく、あっさりとジェイクの下についているが、全滅している。
アロンゾ、ペドロ
元トルチュ団。キャロラインの部下だったが彼女の変人ぶりに辟易しており、死後あっさりとジェイクについた面々の生き残り[注 10]。剣呑とした雰囲気のアロンゾと神経質なインテリ風の風貌のペドロからなる。ペドロはS&W オートとスタンのSVDを使用していた。
タチアナ・ヤコブレワ
「ホテル・モスクワ」タイ支部に逗留中の会計監査官。元KGB。ごく基本的な化粧品だけで顔の印象を決定的に変化させる技術に長けている。
KGB及びGRU出身者の総意を受けて邪魔者であるバラライカを罠に陥れるべく画策し、スタン、シャドーファルコン、トルチュ団、ラグーン商会を雇い策略を弄するものの、結果的に失敗し、バラライカたちによって始末された。
アルボンディガ三兄弟
シェンホアと共に三合会に雇われたヒスパニック系の3人組。長男ウノ、二男ドス、三男トレスの3名からなる。シェンホアを「姉御」と呼んでいる。元はタンゴ歌手であったが売れないため殺し屋になった。場の空気を読まず、兄が歌うタンゴに弟が合いの手を入れるという『だんご3兄弟』を彷彿させる言動で鬱陶しがられる。ドスはストライカー自動ショットガン、トレスはモスバーグを得物としている。なお、アルボンディガとはスペイン風肉団子のことである。シャドーファルコン単独によって三人とも殺害される。
キャサリン・モーガン
キャロライン・モーガンの妹。姉によく似た容姿と趣向の持ち主。ラグーン商会を姉の仇と誤解から狙うと同時にラグーンが狙っていた積み荷を強奪しようと襲いかかった。
チガーノフ
アフガン時代のバラライカの部下。階級は曹長。アフガンにて戦死した。

罪深き魔術師の哀歌[編集]

トリシア・オサリバン
アメリカの大富豪オサリバン家の令嬢で、このエピソードでの騒動の元凶。非常に我儘である上に「恋に恋している」ような思慮浅い女性。占いサイトの内容を真に受け「運命の出会い」を求めてサンフランシスコからロアナプラにやってきた。イビキがダッチをも呆れさせるほどに大きく、「アヒルの遠吠え」と名づけられた。ロックを「ナンパヤッピー」、レヴィを「ガラの悪い刺青女」と評している。
フィリップ・オサリバン
アメリカの大富豪オサリバン家の当主でトリシアの父。サンフランシスコ波止場の積み込み人夫から一代で財をなし得た人物。中国の大物・會舜天とはこの頃からの付き合いで国家やイデオロギーを超えた親友同士。
ダリル・ランシング
CIA作戦本部副部長。CIA復権のためにオサリバン家と會家の関係を破綻させようと目論み、そのためにトリシアとロアナプラを利用。ついにはロアナプラをCIAの謀略の最終処理場にしようとした。策略を駆使してトリシアをロアナプラに誘導しシェリンガムを派遣、ロアナプラでの策動をエダに命じる。しかしロアナプラは彼の力ではどうしようもないくらいの存在である上に本国でのオサリバンの説得に失敗してしまい、計画はとん挫。最終的には降格の憂き目にあった。エダやレブンクロフトからは辛辣な評価をされている。
カーディナス・シェリンガム
CIAがトリシア誘拐を依頼した外部エージェントで、コードネームは“魔術師”。戸籍上はオランダ国籍の28歳。誘拐のプロともいうべき人物で、相手をストックホルム症候群にさせることに長けている。その通り名や特徴からエダがロットンと勘違いし、今回の騒動の発端となった。実はトリシアがロアナプラに到着する前日にバンコクで交通事故に遭い、死亡していた。
會 舜天(ツェン・シュンティエン)
中国の大物政治家で外交のスペシャリスト。過去に福建省から一家でアメリカに渡り、その時同じ勤労青年同士だったフィリップ・オサリバンと親友同士となる。その後第二次世界大戦時の抗日戦線に参加するために帰国。その後は失脚を経験しながらも中国共産党の大物政治家となる。一方で地元・福建省を本拠地とするマフィア布袋幇(プウタイバン)を傘下に持ち、布袋幇構成員からは「操偶老」と崇拝されている。
陸韜(ルタオ)
福建省に本拠を持つ中国系マフィア布袋幇の構成員で、三節棍及び詠春拳を使いこなす手練。人数分以上のピストルアサルトライフルを用意し、解放軍出身者を含む選抜きの手下を14名つれてトリシアを連れ戻すためにロアナプラに送り込まれた。短気で粗暴な人物だが思慮深く、部下思いの一面もある。
會 克敏(ツェン・カーミン)
親同士が決めたというトリシアの許婚の青年で舜天の孫。美形。
まだあどけなさを顔に残しつつもテーラードスーツを隙無く着こなし、張をうならせるほど今時珍しいくらいに礼節と仁義を弁えた青年。
ディック・クルーグランド
陸たちをロアナプラに案内する水先案内人の米国人男性。陸をして「うすらデカイのが取り柄の役立たず」だったが、実はシャドーファルコンの変装した姿であった。
ジベール
ロアナプラの住人。かつては腕利きの兄貴分と共に羽ぶり良い時期を過ごしていたが、その兄貴分をレヴィに殺されてからは転落の一途をたどっており、彼女及びラグーン商会を非常に憎んでいる。

用語[編集]

勢力[編集]

ラグーン商会
いわゆる運び屋。社長にダッチを据え、ロアナプラに拠点を置き、所有する魚雷艇第二次世界大戦で使われたアメリカ製エルコ 80フィート級PTボートの改造型)を用いた海上輸送を主とする。輸送賃さえ支払われれば荷の中身にはこだわらず、法に触れるような荷を運ぶことも多い。
ホテル・モスクワ
ロシアン・マフィアで、モスクワの「大頭目(スレヴィニン)」ピョートルを筆頭に「頭目(ヴォール)」と呼ばれる幹部が世界各地にある支部の長についている。タイ支部はロアナプラのサータナム・ストリートに事務所を構えており、表向きは「ブーゲンビリア貿易」と称している。同支部は頭目バラライカを含む中枢構成員がアフガニスタン帰還兵(アフガンツィ)で構成されている。それ故に、彼らの言動や作戦行動は軍事色が濃く、また互いの呼称が当時の階級であるなど、その名残が見られる。こと戦闘力においてはロアナプラでも随一であり、街での抑止力ともなっているため、アニメ版の日本編でバラライカらが離れた間のロアナプラは、タガが外れたかのように銃声が飛び交う無法地帯となっていた。移動に使う車はメルセデス・ベンツ・Sクラス
三合会(トライアド)
香港系の国際マフィア。アニメ版では「さんごうかい」と呼称(香港には「三合会」という同名の犯罪組織が実際に存在する)。小説版によると、三合会の総主は香港の「龍頭」荘戴龍(ツゥン・ダイロン)。タイ・ロアナプラの支部は、表向きはケーブルテレビ配給会社「熱河電影公司(イツホウディンインゴンシ)」本社を装っている(ただし、芸能関係の実務は全てバンコク出張所で行っている)。ロアナプラにおける勢力版図はホテル・モスクワをも上回っており、1993年にはロアナプラを舞台にホテル・モスクワと全面抗争を行い痛み分けに終わった経緯がある。
コーサ・ノストラ
イタリアン・マフィア。ロアナプラで多くの権利を持つ「黄金夜会」の一大勢力。
マニサレラ・カルテル
コロンビアマフィア。ロアナプラで多くの権利を持つ「黄金夜会」の一大勢力。
暴力教会
「暴力教会」は通称で、正式名称は「リップオフ教会」。表向きはバチカンにも登記されている普通の教会だが、裏ではロアナプラで唯一武器の売買を公認されている手配屋。その名にふさわしく、攻撃してきたものには容赦なく銃をぶっ放して反撃する。

地名[編集]

ロアナプラ
タイの片田舎に存在するという設定の、架空の港湾都市。作中の漢字表記は「路南浦」。35年前までは寂れた港町に過ぎなかったが、1993年に起きた三合会とホテル・モスクワの全面抗争など幾多の危機を乗り越え、複数の国際犯罪組織が共同支配する「悪徳の街」として繁栄するに至った。
かつては同地にフランス租界が存在し、当時の植民地風の建造物が今も残されている。「El Baile de la muerte」においては、キャクストンがロアナプラと1969年当時の旧南ベトナム・サイゴン(後のホーチミン市)との近似に言及しており、サンカンパレスホテル(モデルはマジェスティック・ホテル)などサイゴン市街を思わせる建物や風景が描写されている。
OVA版では、太平洋戦争中に日本軍軍港とするために開発し、戦後は麻薬の一大密輸港になったという設定が追加されている。また、バンコクから高速バスで行ける。

書籍[編集]

単行本[編集]

巻数 発売日(初版) 図書コード 表紙
第1巻 2002年12月12日 ISBN 978-4-09-157201-1 レヴィ
第2巻 2003年7月19日 ISBN 978-4-09-157202-8
第3巻 2004年4月19日 ISBN 978-4-09-157203-5 バラライカ
第4巻 2005年7月19日 ISBN 978-4-09-157204-2 シェンホア
第5巻 2006年3月17日 ISBN 978-4-09-157020-8 鷲峰雪緒
第6巻 2006年11月17日 ISBN 978-4-09-157075-8 ロベルタ
第7巻 2007年10月19日 ISBN 978-4-09-157113-7 エダ
第8巻 2008年7月18日 ISBN 978-4-09-157140-3 ファビオラ
第9巻 2009年10月24日 ISBN 978-4-09-157189-2 ロベルタ
第10巻 2014年5月24日 ISBN 978-4-09-157375-9 馮亦菲
第11巻 2018年11月24日 ISBN 978-4-09-157551-7 レヴィ


第10巻発売時にはほぼ5年ぶりの新刊ということもあり、レヴィや馮亦菲が登場する新作短編アニメを交えたTVCMが制作され、『名探偵コナン』など小学館のスポンサー枠で放送された。ナレーションはレヴィ役の豊口めぐみが担当している。

小説[編集]

以下のどちらも著者は虚淵玄、刊行元はガガガ文庫

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ
2008年7月18日初版 ISBN 978-4-09-451079-9
ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌つみぶかきウィザードのバラード
2011年1月18日初版 ISBN 978-4-09-451249-6

テレビアニメ[編集]

これまでに2つのシリーズを連続テレビアニメとして全24話制作、独立局を中心とした各局で放送(当時の言い方だと「UHFアニメ」)。監督は片渕須直(シリーズ構成・脚本・OVA版の同セクションも担当)。本放送以後もTOKYO MXで、しばしばリピート放送が続けられている(直近では2017年6月より放送)。

第1期『BLACK LAGOON』
2006年4月から6月まで放送された(サンテレビのみ7月からの放送)。全12話。
第2期『BLACK LAGOON The Second Barrage』
2006年10月から12月まで放送された。全12話。
オープニングやエンディング、アイキャッチおよび話数は、第1期からの継続扱いとなっており、第1期のDVD版#12の最後には第2期#13の次回予告が収録されている。ただし、オープニングアニメーションには随所に「The Second Barrage」のロゴが入っている。
全放送局で一部台詞を削除して放送されたが、DVD版では完全収録されている(TOKYO MXでは後の第1期・第2期計24話一挙放送などで台詞カットなしバージョン〈DVD版ではない〉を放送している)。
メ〜テレでは、第10話(#22)のAパート冒頭にて音声処理を行っていることをテロップで表示した。また、第11話と第12話(#23と#24)にて番組開始時に「社会上不適切と思われる表現がありますが、制作側の意図を尊重しそのままの形で放送します」という内容の静止画フリップを5秒間表示した。
第11話(#23)では、制作中に発生した事故により作画クオリティが大いに低下し、それを放送せざるを得なかった状況についてスタッフが謝罪していた(スタッフによる公式ブログ[1]上で発表。事故の内容については不明)。DVDには作画修正版が収録されている。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 広江礼威(小学館刊『月刊サンデージェネックス』連載)
  • 監督・シリーズ構成・脚本 - 片渕須直
  • 助監督 - 川村賢一
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 筱雅律
  • メカニックデザイン・プロップデザイン - 木村雅広
  • 美術監督 - 金子英俊
  • 色彩設計 - 角本百合子
  • 撮影監督 - 増元由紀大
  • 編集 - 木村佳史子
  • 音楽 - EDISON
  • 音響監督 - 本田保則
  • エグゼクティブプロデューサー - 都築伸一郎、丸田順悟、後藤秀樹
  • アニメーションプロデューサー - 松尾亮一郎
  • プロデューサー - 西村潤、小倉充俊、岡本順哉
  • アニメーション制作 - マッドハウス
  • 製作 - BLACK LAGOON製作委員会(ジェネオンエンタテインメント、小学館、GENEON ENTERTAINMENT (USA) INC.)

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Red fraction」(#24では使用されず)
作詞 - MELL / 作曲・編曲 - 高瀬一矢 / 歌 - MELL
エンディングテーマ
「Don't Look Behind」(#15・#24を除く)
作曲・演奏 - EDISON
「The World of midnight」(#15)
作詞・作曲・歌 - Minako "mooki" Obata
本曲におけるエンディングの映像は、「Don't Look Behind」と同じように真っ暗な海岸を歩く足元から始まるが、徐々に明るくなりヘンゼルとグレーテルが青空を見上げるシーンで終わるという、本編ラストの余韻を残すものとなっている。このエンディングだけで「ちょっとしたTVアニメの本編1本分の3分の1にもあたる作画枚数」[2]を費やしている。
「Peach Headz Addiction」(#24)
作詞・作編曲・演奏 - breath frequency

上記の他、#21では原作を踏襲してギターウルフの「環七フィーバー」が劇中音楽として使用された。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 原作エピソード
BLACK LAGOON
#1 The Black Lagoon 西村聡 川村賢一 菅野利之 Black Lagoon
#2 Mangrove Heaven 川村賢一 加藤やすひさ
#3 Ring-Ding Ship Chase 片渕須直 片渕須直
荒木哲郎
Cindy. H. YAMAUCHI Chase for ring-ding ships
#4 Die Rückkehr des Adlers 室井ふみえ Das Wieder Erstehen Des Adlers
#5 Eagle Hunting and Hunting Eagles 香月邦夫 奥田佳子
#6 Moonlit Hunting Grounds そえたかずひろ 川村賢一 立石聖、木村雅広
香月邦夫、室井ふみえ
日向正樹、そえたかずひろ
井上英紀
#7 Calm Down, Two Men 駒井一也
片渕須直
川村賢一
まつもとよしひさ
渡辺章 Calm Down, Two Men
#8 Rasta Blasta 荒木哲郎 井上英紀 Rasta Blasta
#9 Maid to Kill
#10 The Unstoppable Chambermaid 日向正樹
#11 Lock'n Load Revolution 川村賢一 朝来昭子
そえたかずひろ(アクション)
Goat, Jihad, Rock'N Roll
#12 Guerrillas in the Jungle 荒木哲郎 濁川敦 日向正樹
そえたかずひろ(アクション)
BLACK LAGOON The Second Barrage
#13 The Vampire Twins Comen 片渕須直 下田久人 渡辺純子 Bloodsport Fairytale
#14 Bloodsport Fairytale 吉本毅 井上英紀
そえたかずひろ(アクション)
#15 Swan Song at Dawn 室井ふみえ 柳伸亮
そえたかずひろ(アクション)
#16 Greenback Jane 中村亮介
片渕須直
川村賢一 Kim. Ki Doo Greenback Jane
#17 The Roanapur Freakshow Circus 片渕須直 鈴木孝典 阿部望
そえたかずひろ(アクション)
#18 Mr. Benny's Good Fortune 下田久人
金澤洪充
日向正樹
そえたかずひろ(アクション)
#19 Fujiyama Gangsta Paradise 岡本英樹
川村賢一
立石聖、日向正樹
そえたかずひろ(アクション)
Fujiyama Gangsta Paradise
#20 The Succession 平木耕一郎 川村賢一 日向正樹
そえたかずひろ(アクション)
#21 Two Father's Little Soldier Girls 香月邦夫
片渕須直
香月邦夫 斎藤和也、日向正樹
そえたかずひろ(アクション)
#22 The Dark Tower 阿保孝雄 井上英紀
#23 Snow White's Payback 片渕須直 今村大樹、森田岳士
森前和也
そえたかずひろ(アクション)
#24 The Gunslingers 日向正樹、朝来昭子
室井ふみえ、奥田佳子
浦谷千恵、井上英紀
筱雅律
そえたかずひろ、香月邦夫
(アクション・エフェクト)

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
第1期
千葉県 チバテレビ 2006年4月8日 - 6月24日 土曜 26:35 - 27:05 独立UHF局
東京都 東京MXテレビ 2006年4月9日 - 6月25日 日曜 23:30 - 24:00
京都府 KBS京都 2006年4月11日 - 6月27日 火曜 25:30 - 26:00
神奈川県 tvk 火曜 25:45 - 26:15
中京広域圏 メ〜テレ 火曜 27:23 - 27:53 テレビ朝日系列
長野県 長野朝日放送 2006年4月12日 - 6月28日 水曜 25:30 - 26:00
奈良県 奈良テレビ 水曜 25:40 - 26:10 独立UHF局
栃木県 とちぎテレビ 2006年4月13日 - 6月29日 木曜 25:50 - 26:20
愛媛県 あいテレビ 木曜 25:55 - 26:25 TBS系列
群馬県 群馬テレビ 2006年4月14日 - 6月30日 金曜 25:45 - 26:15 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 金曜 26:00 - 26:30
宮城県 仙台放送 2006年4月17日 - 7月3日 月曜 25:59 - 26:29 フジテレビ系列
福岡県 九州朝日放送 月曜 26:25 - 26:55 テレビ朝日系列
長崎県 長崎文化放送 2006年4月19日 - 7月5日 水曜 26:45 - 27:15
石川県 石川テレビ 2006年4月26日 - 7月12日 水曜 25:40 - 26:10 フジテレビ系列
兵庫県 サンテレビ 2006年7月6日 - 9月21日 木曜 26:05 - 26:35 独立UHF局
第2期
宮城県 仙台放送 2006年10月2日 - 12月18日 月曜 25:59 - 26:29 フジテレビ系列
福岡県 九州朝日放送 月曜 26:25 - 26:55 テレビ朝日系列
兵庫県 サンテレビ 2006年10月3日 - 12月19日 火曜 25:10 - 25:40 独立UHF局
京都府 KBS京都 火曜 25:30 - 26:00
神奈川県 tvk 火曜 25:45 - 26:15
中京広域圏 メ〜テレ 火曜 26:43 - 27:13 テレビ朝日系列
長野県 長野朝日放送 2006年10月4日 - 12月20日 水曜 25:30 - 26:00
奈良県 奈良テレビ 水曜 25:40 - 26:10 独立UHF局
石川県 石川テレビ 水曜 26:40 - 27:10 フジテレビ系列
栃木県 とちぎテレビ 2006年10月5日 - 12月21日 木曜 25:35 - 26:05 独立UHF局
愛媛県 あいテレビ 木曜 25:55 - 26:25 TBS系列
群馬県 群馬テレビ 2006年10月6日 - 12月22日 金曜 25:45 - 26:15 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 2006年10月7日 - 12月23日 土曜 26:00 - 26:30
千葉県 チバテレビ 土曜 26:05 - 26:35
東京都 TOKYO MX 2006年10月8日 - 12月24日 日曜 23:30 - 24:00
長崎県 長崎文化放送 2006年10月11日 - 12月27日 水曜 26:45 - 27:15 テレビ朝日系列

映像特典[編集]

HDマスター版で発売された第1期&第2期BDにのみ収録。原作単行本の巻末オマケ漫画をアニメ化した短編で、全7話。第8巻には第3期予告編を収録。

話数 サブタイトル 絵コンテ / 演出 作画監督 作画
1 BLACK LAGOON 高校編 かとうやすひさ ひなたまさき まえだよしひろ
2 BLACK LAGOON 魔法少女編 かわいさやか
3 BLACK LAGOON バラライカの憂鬱 むろいふみえ
4 BLACK LAGOON 男の子女の子編 かとうやすひさ ひなたまさき
かとうやすひさ
おおしまひろゆき
かわいさやか
たまきりえ
かとうやすひさ
5 BLACK LAGOON 納涼 怖い話編 むろいふみえ ひなたまさき おおやこうじ
たまきりえ
6 BLACK LAGOON ビバ!ヤング編 かとうやすひさ いまむらたいき
たまきりえ
かとうやすひさ
7 BLACK LAGOON めざせお笑いグランプリ むろいふみえ ひなたまさき いまむらたいき
ひなたまさき

DVD・BD[編集]

DVDは各巻2話ずつ収録。BDはHDマスター制作で各巻3話ずつ収録。BD-BOXは第1期・第2期・OVA全話収録。発売元:ジェネオンエンタテインメント小学館

DVD
  • 『BLACK LAGOON 001』 2006年7月26日発売
  • 『BLACK LAGOON 002』 2006年8月30日発売
  • 『BLACK LAGOON 003』 2006年9月27日発売
  • 『BLACK LAGOON 004』 2006年10月25日発売
  • 『BLACK LAGOON 005』 2006年11月29日発売
  • 『BLACK LAGOON 006』 2006年12月27日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 001』 2007年1月31日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 002』 2007年2月28日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 003』 2007年3月28日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 004』 2007年4月25日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 005』 2007年5月30日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage 006』 2007年6月27日発売
BD
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray 001 BLACK LAGOON』 2009年12月23日発売
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray 002 CIGARETTE KISS』 2009年12月23日発売
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray 003 ROBERTA』 2010年2月10日発売
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray 004 PUBLIC ENEMY』 2010年2月10日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage Blu-ray 005 TWINS』 2010年2月24日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage Blu-ray 006 GREENBACK』 2010年2月24日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage Blu-ray 007 TOKYO WAR』 2010年3月25日発売
  • 『BLACK LAGOON The Second Barrage Blu-ray 008 TOKYO ABYSS』 2010年3月25日発売
BD-BOX
後述のOVAシリーズも含めた全話を収録。
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray BOX』 2013年6月26日発売
  • 『BLACK LAGOON Blu-ray BOX』 スペシャルプライス版 2016年12月21日発売

CD[編集]

  • 『BLACK LAGOON ORIGINAL SOUND TRACK』 2006年8月30日発売

OVA[編集]

アニメ第3期として、2010年7月17日から2011年6月22日まで発売された。全5巻。タイトルは『BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail』(ブラック・ラグーン ロベルタズ・ブラッド・トレイル)。収録時間は第1巻のみ35分、第2巻 - 第5巻は各30分。

話数表記は第2期からの継続扱いで、#25 - #29となっている。

2010年6月下旬には第1巻の発売に先駆け、テレビ先行放送が実施された。ほとんどの放送局では30分枠で、過激な描写の自主規制や枠内に収めるための再編集を行ったショートバージョンが放送されたが、シリーズ初放送の毎日放送では35分枠で、それらを施さなかったロングバージョンが放送された。

2012年2月10日、BSデジタル放送のWOWOWにてテレビシリーズ1・2期とともにテレビ初放送。同年12月末には、TOKYO MXで全5話を2時間枠(実質1時間45分)に編集した特別編集版が放送された。

スタッフ(第3期)[編集]

  • 原作 - 広江礼威(小学館刊『月刊サンデージェネックス』連載)
  • 監督・シリーズ構成・脚本 - 片渕須直
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 筱雅律
  • プロップ&メカデザイン - 木村雅広
  • 美術監督 - 金子英俊
  • 色彩設計 - 角本百合子
  • 撮影監督 - 藤田賢治
  • 編集 - 木村佳史子
  • 音楽 - EDISON
  • 音響監督 - 本田保則
  • 制作プロデューサー - 豊田智紀
  • プロデューサー - 小倉充俊、岡本順哉
  • アニメーション制作 - マッドハウス
  • 製作 - BLACK LAGOON製作委員会(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、小学館)

主題歌(第3期)[編集]

オープニングテーマ「Red fraction IO drive mix
作詞 - MELL / 作曲・編曲 - 高瀬一矢 / 歌 - MELL
エンディングテーマ
When Johnny Comes Marching Home
編曲・演奏 - EDISON
「This moment 〜prayer in the light〜」(#29)
作詞・作曲・歌唱 - Minako "mooki" Obata各話リスト(第3期) 第4期アニメ
TOKYO MXにて現在毎週火曜日放映中。
巻数 話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 原作エピソード 発売日
1 #25 Collateral Massacre 片渕須直 室井ふみえ 筱雅律、日向正樹
浦谷千恵、木村雅広
今村大樹、加藤やすひさ
El Baile de la muerte 2010年7月17日
2 #26 An Office Man's Tactics 香月邦夫 筱雅律、今村大樹
木村雅広、日向正樹
朝来昭子
2010年9月30日
3 #27 Angels in the Crosshairs 片渕須直 加藤やすひさ 筱雅律、今村大樹
朝来昭子、日向正樹
浦谷千恵(アクション)
2011年1月7日
4 #28 Oversaturation Kill Box 香月邦夫 筱雅律、加藤やすひさ
木村雅広
浦谷千恵(アクション)
2011年3月11日
5 #29 Codename Paradise,Status MIA 片渕須直
浦谷千恵
筱雅律、朝来昭子
今村大樹、日向正樹
2011年6月22日

放送局(第3期)[編集]

放送地域 系列 放送局 放送日 放送時間 備考
#25先行放送局
神奈川県 独立UHF局 tvk 2010年6月26日 土曜 24:30 - 25:00
近畿広域圏 TBS系列 毎日放送 土曜 27:28 - 28:03 アニメシャワー第4部
千葉県 独立UHF局 チバテレビ 2010年6月27日 日曜 23:30 - 24:00
埼玉県 テレ玉 日曜 25:00 - 25:30
兵庫県 サンテレビ 2010年6月28日 月曜 24:00 - 24:30
京都府 KBS京都 月曜 25:00 - 25:30
愛知県 テレビ東京系列 テレビ愛知 2010年6月29日 火曜 25:28 - 25:58
東京都 独立UHF局 TOKYO MX 火曜 26:00 - 26:30
本放送
日本全域 BSデジタル放送 WOWOW 2012年2月10日 金曜 24:00 - 27:30 リピート放送あり
アニメ専門CS放送 AT-X 2013年9月8日
2013年9月15日
日曜 22:45 - 23:30(#25)
日曜 21:00 - 23:30(#26 - #29)

パチンコ・パチスロ[編集]

パチンコ
  • CRブラックラグーン(2011年、タイヨーエレック
  • CRブラックラグーン2(2014年、タイヨーエレック)
パチスロ
  • ブラックラグーン(2012年、スパイキー
  • ブラックラグーン2(2015年、スパイキー)
  • ブラックラグーン3(2017年、七匠)

アプリ[編集]

  • パチンコ・パチスロ『ブラックラグーン』は携帯電話向けにアプリ化されている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ プライヤチャットが作成したことから、「Fujiyama Gangsta Paradise」では「プライヤチャット・ソード・カトラス」と紹介している。
  2. ^ ただし、原作の絵では刻印の配置が不安定で、描かれていないことすらある。
  3. ^ 「白紙扇」に当てられるルビは、漫画版では「バックジーシン」、小説版では「パクツーシン」である。いずれも広東語の発音に近似するカナを当てたもの。
  4. ^ その為、外見も原作と異なり、メデジン・カルテルのリーダーのものに変更されている。
  5. ^ アニメではロングヘア―ウィッグを付けてる状態では金田朋子が、付けていないショートヘアを南央美が演じているがシーンによっては一人で交互に喋ることもある
  6. ^ 単行本第4巻68ページにおける台詞。
  7. ^ 出身が「ヴァージニア州ラングレー⇒自分はCIA」である事を暗に示した。
  8. ^ 正確にはこの作戦では戦闘はなく、ヘリコプターのトラブルにより作戦中止となった事から機体の移動を行っていた最中にヘリコプターが強風に煽られて輸送機に激突・炎上し、8名が死亡したものである。
  9. ^ 史実上では中国人民解放軍戦略支援部網絡系統部中国語版2016年に創設。
  10. ^ 残りはレヴィと張に殺されている。

出典[編集]

外部リンク[編集]