エースコンバット7 スカイズ・アンノウン

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ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN
エースコンバット 7
スカイズ・アンノウン
ジャンル フライトシューティング
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Steam
開発元 バンダイナムコスタジオ
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
シリーズ エースコンバットシリーズ
人数 未定
発売日 [1]日本の旗[PS4/XBOne]2019年1月17日
世界の旗[PS4/XBOne]2019年1月18日
[Windows(Steam)]2月1日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBT(13歳以上)[2]
コンテンツ
アイコン
[ESRB]Language,Mild Blood,Violence[2]
デバイス [PS4]PlayStation VR対応
必要環境

[Steam]
OSWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 (64ビット)
プロセッサIntel Core i3-7100
(推奨:Intel Core i5-7500
メモリ:4GB以上
(推奨:8GB以上)
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 750Ti 2GB
(推奨:NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB)
DirectX:Version 11
ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続必須
ストレージ:50GB以上必要

サウンドカード:DirectX 11 sound card
エンジン Unreal Engine 4
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エースコンバット 7 スカイズ・アンノウン』(ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN)は、バンダイナムコエンターテインメントより2019年1月17日Windows版は、Steamにて2月1日)に世界同時発売[3]PlayStation 4(VRモードのミッションのみPSVR対応)、Xbox OneWindowsSteamで提供)用フライトシューティングゲーム。12年振りに発売されたナンバリング作品[4]で、エースコンバットシリーズ国内第15作である。

概要[編集]

本作のキャッチコピーは「願い、救い、痛み、恐怖、空はひとつにつながらない。」。

片渕須直が、『エースコンバット04』及び『5』以来のシナリオを担当する[5]。シリーズ集大成として、シリーズ内で起きた過去の様々な戦争もストーリーに組み込んでいる。本作品の制作に際して、徐々に近づきつつある2040年を舞台とするエースコンバット3に繋がるような伏線も随所に散りばめられている[6]。本件に関して、エースコンバット全般のブランドプロデューサーを務める河野一聡は、「『エースコンバット3』はエースコンバットフランチャイズとして出しているので,『エースコンバット7』にもいろいろと影響しています」と公式に回答した[7]

本作を発表した当初、プラットフォームをPlayStation 4のみとしていたが、2017年1月26日Xbox OneWindows版も発売することが発表された[8]。日本では初めてのPC向けにも対応したエースコンバットシリーズとなる[注 1]PlayStation 4のみVRに対応しているが、VR専用のモードが本編とは別に用意されており[9]、本編は他のプラットフォームと同じくVR非対応である。また、Windows版は他のPCゲームと同様に、8Kスーパーサンプリングと無制限フレームレートに対応しており、最も高画質である[10]PlayStation 4における「VRモード」は、フライトシューティングにおけるVRの未来をプレゼンテーションするために用意されたデモという位置付けであり、おまけ的な要素である[11]

今作では、販売形態及びパッケージが多岐にわたって設定されている[12]

パッケージ版はPS4版とXBOne版のみで、PS4版のみコレクターズボックスや「ACES at WAR A HISTORY 2019」等が付いたコレクターズエディションが設定される。

ダウンロード版は全プラットフォームで通常版とシーズンパス(追加ミッションと追加機体、ミュージックプレイヤーモード追加、歴代シリーズの人気エンブレム)等が付属したデラックスエディションが設定される。また、ダウンロード版に限り「F-104C -Avril-」(フリーフライトモード専用)が付く。

早期購入特典は全プラットフォーム共通で、プレイアブル機体のF-4E PhantomIIと歴代シリーズ人気機体スキン3種(F-14D -Razgriz-、F-15C Eagle -Pixy-、Su-37 Terminator -Yellow13-)、PS4版はそれに加え『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』をPS4に移植したダウンロード版とPS4用ダイナミックテーマ、XBOne版は『エースコンバット6 解放への戦火』をXBOneに上位互換させたダウンロード版がそれぞれ付属する。

ストーリー[編集]

1999年の小惑星ユリシーズ(『大陸戦争』参照)による災禍から20年後の2019年、ユージア大陸最大の国家エルジア王国(旧エルジア共和国)と、オーシア大陸最大の国家オーシア連邦は、宇宙開発における利権問題で緊張状態にあった。オーシアによる開発利権独占に反発したエルジアは無人機によるテロと軌道エレベーターの占拠、並びに宣戦布告を行い両国は「第二次大陸戦争」(灯台戦争)へと突入する。軍事大国でもあるオーシアに対しエルジアは無人機で応戦、オーシアはユージア大陸からその勢力圏を駆逐されようとしていた。また、無人機を用いた正確無比な攻撃で非戦闘員を巻き込まないエルジア軍に対し、オーシア軍は撃墜機を民間人の居住区へ墜落させてしまうことによる二次被害をもたらし、さらには誤爆を繰り返したことで、世論すらもエルジア側に傾いてしまう。もはや有人機は日ごとに数を減らし、戦場から消えようとしていた。エルジアの無人機のAIデータの元になったのは、エルジア軍実験部隊ソル隊のエースパイロットミハイ・ア・シラージ(別名:ミスターX)の戦闘データであった。

本作のストーリーは複数の人物の視点から描かれており、主人公(=プレイヤー)のトリガー、オーシア軍懲罰部隊の整備兵エイブリル、エルジアの無人機開発者シュローデルの三人の視点をメインとしてストーリーが進行していく。

IUN国際停戦監視軍(IUN-PKF)フォートグレイス島基地飛行隊に所属する主人公トリガーは、エルジアに占領された軌道エレベーターから、オーシア連邦前大統領であるビンセント・ハーリングを脱出させる作戦に参加していたが、護衛対象であったハーリングの搭乗する輸送機を誤射して、ハーリングを死亡させてしまい、懲罰部隊であるオーシア国防空軍第444航空基地飛行隊に送られる。懲罰部隊では罪の重さに比して尾翼に線が引かれることとなっており、トリガーは3本の線を引かれることとなる。 詐欺師、政治犯、ギャンブル中毒者といった腕は立つが素行に問題があり、与えられた任務に対しても真面目に向き合わず協調性もない堕落した飛行隊の面々に対して、トリガーは卓越した腕前で頭角を現しつつ黙々と任務をこなして戦果を上げていく。 インシー渓谷での友軍の撤退支援の際のミハイとの戦闘を経て、味方からはいつしか「トリガーについていけば生き残れる」と信頼されるようになり、次第に隊の結束も高まって行く。 やがて444飛行隊はこれまでの活躍が認められ全員が恩赦によって正規軍に復帰、要所であるタイラー島の奪還作戦へと投入されることとなるが、エイブリルの手回しで、転属する司令官の護衛に就いたトリガーは護衛の途中に現れたエルジアのプロトタイプ無人機を撃墜したことにより、詐欺師のカウントと共に、オーシア空軍の長距離戦略打撃群(通称:ロングレンジ部隊)に編入され、トリガーはその中の小隊の一つであるストライダー隊の小隊長となる。 この際、トリガーは自機の尾翼に引かれていた三本の罪線を、爪痕のマークにアレンジして使い続ける。

ロングレンジ部隊は、エルジア主力艦隊であるニヨルド艦隊の撃破や、ストーンヘンジによるアーセナルバード狙撃作戦といった重要作戦を成功させ、戦局をオーシア有利へと導いていき、トリガーは敵と味方の双方から「三本線」と呼ばれて畏怖される存在へとなっていく。 ロングレンジ部隊が切り開いた進撃ルートの元、オーシア軍はエルジア首都ファーバンティへと侵攻、攻略作戦は順調に進み、エルジアのハッキングによって乗っ取られたオーシアの軍事衛星の破壊作戦も開始されるなか、ミハイ率いるソル隊の出現により戦況は一変、ミハイによってファーバンティを攻略していたオーシア軍の部隊は次々と撃破されていく。これを食い止めるべく、ロングレンジ部隊はソル隊に挑み、部隊長のワイズマンの戦死という犠牲を払いながらもミハイを追い詰めるが、突如として衛星経由の一切の通信とデータリンクがダウンし、ファーバンティの攻略には成功するも、ミハイを取り逃してしまう。 一切の情報・通信が途絶したのは、オーシアとエルジアの双方が偶然にもほぼ同時に互いの保有する衛星を破壊したために、それによって生じた破片が無関係な衛星までをも破壊してしまったことが原因であった。これにより、ユージア大陸全土に於いて大規模な通信の途絶が発生し、ユージアは情報的なブラックアウト状態へと陥ることとなる。

通信途絶の結果として、エルジア側ではかつてエルジアに併合された諸国に駐留する部隊が独立を図って蜂起し、オーシア側は指揮系統を巡っての混乱と「囚人部隊が反乱を起こして味方を攻撃している」という噂によっての方面軍同士の対立と同士討ちが発生するようになり、ユージア大陸全土が混乱状態となり、最早戦争継続どころでは無くなってしまう。

そのような状況の中、トリガー達ロングレンジ部隊は、事前に策定されていた作戦命令に従って、エルジア軍の穏健派に属するラバルト将軍がオーシアとの和平交渉の為に脱出するのを支援する。ラバルトは脱出の最中、今回の戦争を引き起こしたのがエルジア軍内の若手将校を中心とした急進派であること、エルジア軍の無人機開発・運用にはかつてのベルカ公国の技術が使われていることやハーリングの死亡はIFFを偽装したエルジア機による攻撃だったことなどを明かす。敵味方の識別もまともに出来ない状況下ではあったものの護衛は成功し、ラバルトは無事に迎えのオーシア軍のヘリに乗り込むが、ストライダー隊の作戦区域外で別のオーシア軍部隊に攻撃されて死亡し、和平の道は潰える。

一方、タイラー島奪還作戦に投入されたエイブリルら元444飛行隊の面々は、泥沼化した戦況によって航空機を調達できずに歩兵として島内で戦っていたが、搭乗していた輸送機が島に不時着したことによって、反政府軍に捕らえられていたエルジアの王女コゼットを偶然にも救出し、行動を共にすることとなり、友軍を探して島に飛来したロングレンジ部隊の支援のもと、難民達と共に島を脱出して再びユージア大陸へ渡る。

トリガーはシラージ城上空での戦闘で、X-02Sを駆るミハイを撃墜。ミハイは墜ちていく最中にトリガーに対して、自らが飛び続けようとするあまりに最悪の無秩序(=無人機群)を世に放ってしまったと後悔の言葉を述べると共に、無人機の供給元を絶つようにと告げる。

大陸に渡り、無人機工場と化した軌道エレベーター支援施設の一つへと辿り着いたエイブリル達は、そこでエルジアの無人機開発の第一人者だったシュローデルと出会い、そこでミハイの全てのデータをインストールされた無人機が、大陸内のどこかの工場で2機作られることや、尚も無人機を量産して戦争を継続しようとするエルジア政府軍主戦派の事を聞き、無人機工場群へと電力を供給している軌道エレベーターを破壊することを決意、一部が復旧した民間回線を用いて大陸全土に、残る一機のアーセナルバードの撃墜と軌道エレベーター破壊の手助けを呼び掛ける。 この呼び掛けに応えたオーシア軍とエルジア反政府軍の部隊による有志連合が組まれ、ロングレンジ部隊もこれに参加する。斯くして軌道エレベーター周辺で有志連合とエルジア政府軍の戦闘が開始され、有志連合は多大な犠牲を出しながらもアーセナルバードの撃墜と、軌道エレベーターの送電を停止させることに成功する。 しかし、直後に戦域にこれまでとは異なる強力な二機の無人機が飛来し、有志連合の戦闘機を次々に落としていく。ロングレンジ部隊も被害を受け、どうにか生き残った有志連合の航空隊はオーシア空母「アドミラル・アンダーセン」へと退避する。 エイブリルによって、二機の無人機はミハイの戦闘データをインストールされたADF-11という機体であり、自らのデータを軌道エレベーターの通信設備を利用して大陸全土の無人機工場に送って増殖しようとしている事が明かされる。 星を無人機に明け渡すような事になりかねない事態を食い止めるべく、有志連合航空隊は出撃、トリガーによって、二機のADF-11は撃墜されてデータの送信は食い止められ、オーシアとエルジアの戦争は一先ず終結を迎える事となる。 戦後、難民達の町となった軌道エレベーターの下で、遥かな高空に手を伸ばすコゼットの後ろ姿で物語は幕を閉じる。

システム[編集]

テーマを『空の革新』[13]としておりゲームエンジンにUnreal Engine4を採用、Simul Softwareの『trueSKY』により複雑な天候をリアルタイムで描写しており[14][注 2]、以下の新システムが加わる[15]

    • 中に入ると視界が悪くなり、ミサイルの追尾性能が低下する。また、BGMやSEがこもったような音になる。
  • 水滴表現
    • 雲の中に突入したり、雨の中を飛行したり、水しぶきを浴びたりするとキャノピーに水滴が付着する。
  • アイシング
    • 雲の中など悪天候の状況下で飛行を続けると、アイシング現象と呼ばれる着氷が発生する。視界を奪われるだけでなく、機体性能の低下も招く。
  • 落雷
    • 落雷に遭遇すると衝撃で機首が下を向き、FCS(Fire Control System)や機体制御に不具合が発生する。
  • 気流
    • 悪天候の場合は気流が発生し機体が流されるため、姿勢制御が難しくなる。

一部の戦闘機には上級者向けの空中戦闘機動としてコブラやクルビットなどのポストストールマニューバ(失速下機動)が実装され、背後に付いた敵を躱すことが可能となった[13]。また失速時の挙動変化も再現されている[13]

PS4版にはPlayStation VRを使用し、パイロット視点で操縦や機体の鑑賞ができる「VRモード」と「エアショーモード」が収録される[16][17]。VRコンテンツの制作にはサマーレッスンのスタッフが関わっており、開発時の知見が生かされているほか、3D酔い対策も徹底されている[17]

新たな機体及び特殊兵装の購入、機体強化パーツ入手は「インフィニティ」同様の機体ツリー(本作ではAIRCRAFT TREEと呼称)で行う。出撃(キャンペーン及びオンラインモード)ごとに貯まるポイントを使い、機体や兵装、強化パーツを購入して強化していく。

その他

プレイベントとして、2018年8月26日の松島基地航空祭では格納庫内にあるF-2Bの実機の横に試遊台が設置された。ゲームズコム2018に出展されたロムを使用しているが、松島基地にはF-2の教育課程(第21飛行隊)があることから特別にF-2Aが使用出来るように調整された[18]。同様のプレイベントは同年12月2日の新田原基地航空祭でも実施され、F-15J実機4機の横に試遊台が設置された[19]

用語集[編集]

国家・組織など[編集]

国際軌道エレベーター(International Space EleVator, ISEV)
小惑星ユリシーズによる災厄からの復興基盤となる宇宙太陽光発電事業。赤道上空高度36000kmの静止軌道に建造された太陽光発電衛星からマイクロ波で地上のレクテナで送電、ユージア大陸全土へエネルギー供給を行う。
2011年より港湾都市セラタプラ沖20kmクレーター部にて開発拠点となる人工島アースポートの建造が開始され、70ヶ月の工期を経て全施設が完成。宇宙関連技術に長けたオーシア連邦が初期投資費用を受け持ち、ユージア大陸各国も共同で出資した。
当時のオーシア連邦大統領であるビンセント・ハーリングが推し進めた事業であり、オーシアが費用の多くを出資していたことに加えて、大陸戦争後の国際停戦監視軍の大半をオーシア軍が占めていたことから、エルジア王国においてはオーシアによる搾取体制の象徴と見なされ、各種衝突の火種となった。
オーシア連邦
北オーシア大陸西部の大国。首都はオーレッド。2010年の環太平洋戦争においてユークトバニア連邦共和国との停戦に成功した国家。過去の戦争を経て、世界の平和を維持する事が自国の役割だと考えるようになっており、世界各地に軍を駐留させている。エルジア軍の無人機によって襲撃を受けたことをきっかけに戦争に突入するが、民間区域への誤爆を繰り返した事から中立国をはじめとした世論の支持を失ってしまう。詳細は「オーシア連邦」を参照。
ノースオーシア・グランダー I.G
オーシア信託統治領ノースオーシア州に位置する航空機メーカー。エルジアの無人機射出コンテナ、生産工場などにもロゴが描かれている。ベルカ戦争時代は南ベルカ国営兵器産業廠といい、敗戦後の領地割譲に伴ってオーシアの企業となった。南ベルカ国営産業廠時代からADFX-01/02ADF-01といったADFシリーズの有人/無人戦闘機を開発している。
エルジア王国
ユージア大陸西部の大国。首都はファーバンティ。難民問題を切っ掛けとして、2003年から2005年にかけて行われた大陸戦争において、エルジアと中立国であったサンサルバシオン以外のユージア大陸の諸国すべてが加入していた独立国家連合軍(ISAF)に敗北した国家。大陸戦争当時は共和国制を取っていたが、戦争終結後3年の暫定自治政府を経て、王政復古により王国制へ戻る事となった。
シラージ自治州
ミハイの出身地。かつてシラージ王国による王政が敷かれていた時代には急激な民主化革命を成し遂げるも、すぐに共和制移行前のエルジア王国に併合される。その元来の独立志向は現在でも変わらず、通信網崩壊後は駐留部隊がかつての隣国であったボスルージ出身の将校の協力を得てエルジアからの独立を目論み蜂起する。
ボスルージ
ボスルージ共和国。数十年前エルジアに併合された国の一つであり、現在は消滅している。隣国であったシラージの独立運動に対し協力していることから、望郷の念と敬意によりソル隊隊員は共和国空軍時代のワッペンをつけている。
EASA
正式名称はエルジア航空宇宙局。王国制へ移行した後も国家防衛と外貨獲得のため存続。実験基地を持ち、エルジア軍の無人機開発を行っている。モデルはNASAだと思われる。エースコンバット3に登場する政府宇宙管理機構(EASA)とは関係がない[7]
フリーエルジア
エルジア軍の急進派。若いエルジア軍将校達によって構成され、無人戦闘機で戦力を拡充しようと目論んでいる。第二次大陸戦争の発端となった勢力であり、VRモードでの敵対勢力となる。エースコンバット5アーケードモードで登場したクーデター組織「自由エルジア軍」の名を継承している。
FCU(中央ユージア連合)
ユージア大陸中央部の国家。2003年から2005年にかけて勃発した大陸戦争において、独立国家連合軍(ISAF)の組織を主導した国家。IUN停戦監視軍が駐留しており、フォートグレイス島基地などが登場する。
ボルゴデレスト
ユージア大陸東部に位置する国家。エルジア領内にある親オーシア国で国境沿いに壁を築いている。バンドック曰く「周囲に望まれない独立をした」とのこと。
ノースポイント
ユージア大陸極東部にある国家。メビウス1の所属基地がある他、懲罰部隊司令官マッキンゼー他、基地司令部要員がこの地にある基地へ転属する予定であった。勢力図を見る限りエースコンバット5の時代同様に中立国であることが伺える。
ベルカ公国
北オーシア大陸北部の国家。オーシア連邦の北東に位置する。技術力と権謀術数に優れ、1995年のベルカ戦争、2010年の環太平洋戦争を引き起こしたことからベルカ人は混乱の源、陰謀家であると語り草になっていた。
第二次大陸戦争においてはエルジアにIFF偽装や無人戦闘機開発の技術を提供した。
IUN(International United Nation)
ユージア大陸に展開している国際組織。初出はエースコンバット04の公式サイトで、ユリシーズ落下以前から存在している。停戦協定履行監視のため、ユージア大陸各地に国際停戦監視軍を展開する。現実世界の国際連合(United Nation)に相当する組織だと思われる。
IUN国際停戦監視軍(International United Nation Peace Keeping Force)
大陸戦争停戦協定の履行を監視するために展開している軍事組織。大半がオーシア軍で構成される他、ISAF解体に伴い第118戦術航空隊「メビウス」、「ヴァイパー」、「オメガ」等の元ISAF部隊も編入されている。エルジア王国および周辺国の目には「オーシアによる支配」として写り、不満が蓄積している。略称は「IUN-PKF」だが会話中では「IUPF」と略されている。これはエースコンバットX2のセルフオマージュである。
ユークトバニア連邦共和国
ユージア大陸の東、ベルーサ大陸の北東部にある大国。今回の戦争で発生した難民に対し援助物資を積んだ輸送機で空挺投下するなど人道援助を行っている。
オーレリア連邦共和国
レサス民主共和国
どちらもオーシア大陸の南半球側にある国。開戦時のニュースでわずかに登場する。
有志連合
本作では無人機生産を阻止するエイブリルに呼び掛けられたオーシア軍とエルジア保守派勢力が連合した組織となり、アーセナルバード破壊作戦を決行。無人機生産に賛同するエルジア急進派勢力及びアーセナルバード、ADF-11部隊と交戦する。
直前まで交戦中であった敵勢力の部隊が共同している都合上、作戦中の通信がオープンチャンネルで行われる、オーシア軍のAWACSからエルジア軍機への情報提供にラグが生じるなどの問題を抱えていた[注 3]が、参加部隊の士気・技量は非常に高い。

部隊名[編集]

オーシア連邦[編集]

オーシア国防空軍第508戦術戦闘飛行隊「メイジ」
国際停戦監視軍に所属するオーシア空軍の部隊。FCUのフォートグレイス島基地に所属。トリガーはメイジ2として活躍する。
オーシア国防空軍第506戦術戦闘飛行隊「ゴーレム」
国際停戦監視軍に所属するオーシア空軍の部隊。FCUのフォートグレイス島基地に所属。メイジ隊と共に作戦に参加する。F-16C 4機で編成されている。
オーシア国防空軍第616戦術戦闘飛行隊「ガーゴイル」
国際停戦監視軍に所属するオーシア空軍の部隊。F-14Dで編成されている。フォートグレイス島基地とは別の基地の所属部隊であり、共同作戦中は指揮系統が混乱している。
オーシア国防空軍第178戦術戦闘飛行隊「スケルトン」
国際停戦監視軍に所属するオーシア空軍の部隊。F/A-18Fで編成されている。フォートグレイス島基地とは別の基地の所属部隊。アーセナルバードとの初戦で全滅する。
オーシア国防空軍第444航空基地飛行隊「スペア」
ユージア大陸の僻地ザップランドを拠点とする懲罰部隊。Mission05以降より主人公が所属することとなる。
正規の部隊ではないため隊員は皆員数外の扱いであり、正規軍の弾除け代わりにされる、強引な威力偵察を強いられるとあくまでも捨て駒でしかない[注 4]うえ、司令官のマッキンゼーの気まぐれで理不尽な言いがかりをつけられて独房入りさせられることが常態化している。
機体はエイブリルがスクラップから再生した機体で賄われており、垂直尾翼にはテールコードに塗り重ねる形で罪線と呼ばれる線が引かれる。線の本数はパイロットの罪状の重さに準じ、犯した罪が重いほど多くなる。
前述の事情から隊の規律は荒れていたが、トリガーが活躍し始めたことで、最終的に彼を中心にまとまりを見せ始める。その後、正規軍として軌道エレベータ奪還の橋頭堡となるタイラー島奪還作戦へ投入される。
長距離戦略打撃群(Long Range Strategic Strike Group)
通称ロングレンジ部隊(LRSSG)。愛称としては後述の戦術に由来する渡り鳥部隊。無人機による自動邀撃システムの穴を突き、目標地点の遥か遠くから空中給油を繰り返して飛来し、電撃的な奇襲をかけることを目的としたオーシア国防軍の特殊部隊。サイクロプス、ストライダーの2小隊で編成される。
オーシア国防空軍第122戦術戦闘飛行隊「サイクロプス」
4機のF-15Cで編成される。小隊長はワイズマン。スペア隊解散後はカウントが2番機を務める。
敵地からの撤退戦でスペア隊の援護を受ける、ADFX-10の追跡任務を遂行するなど作中ではトリガーとの接点は多い。
オーシア国防空軍第124戦術戦闘飛行隊「ストライダー」
スペア隊から異動したトリガーが小隊長を務める。ファーバンティ攻略作戦後の再編成で最終的には2番機をカウント、3番機をイェーガー、4番機をフーシェンが務める。トリガー以外は必ずF-15Cで編成されている。

エルジア王国[編集]

第68実験飛行隊「ソル」
ミハイが所属する部隊。EASA実験基地に所属し、シュローデルと共に無人機開発の実験を行っている。ミハイが搭乗するSu-30SMと護衛機Su-30M2 4機の計5機で編成される。機体スキンはセルジュコフカラーをモデルとしている。隊員はミハイを含め、エルジアに接収された亡国の出身者で構成されている。隊長のミハイは当然ながら、他の隊員もエース級の実力を持つ、本作におけるエルジア軍最強の飛行隊。
ニヨルド艦隊
エルジア海軍の主力機動艦隊で空母ニョルズを中心にイージス艦フレイ、ヘーニル、ミサイル巡洋艦スカジの他、駆逐艦やフリゲート等多数の艦船で構成されており、ユージア大陸東部を攻撃するためスナイダーズトップ周辺の海域に展開していた。しかし、トリガー率いるロングレンジ部隊の奇襲により壊滅的な被害を受ける。

IUN国際停戦監視軍[編集]

オーシア国防空軍第508戦術戦闘飛行隊「メイジ」
オーシア国防空軍第506戦術戦闘飛行隊「ゴーレム」
オーシア国防空軍第616戦術戦闘飛行隊「ガーゴイル」
オーシア国防空軍第178戦術戦闘飛行隊「スケルトン」
第118戦術航空隊「メビウス」
大陸戦争、オペレーション・カティーナを戦い抜いた元ISAFのエース部隊。ISAFが解体された後は、空中管制機スカイアイと共にIUN国際停戦監視軍へ編入されている。
「ヴァイパー」
メビウス隊と同じくISAFから編入された部隊。
「オメガ」
メビウス隊と同じくISAFから編入された部隊。

架空機/架空兵器[編集]

今作においては無人機の存在がテーマのひとつとなっており、トレーラー公開当初よりクローズアップされているほか、ストーンヘンジなど過去作の兵器も登場している[20]

航空機[編集]

X-02S ストライクワイバーン(Strike Wyvern)
『04』等に登場したX-02をベースに戦闘攻撃機への改修を行った機体。複座型コックピットを採用しており、ウェポンベイ、エンジンの形状が変化しているのが特徴。またダークファイア対空ミサイルの他に戦闘機搭載型レールガン(EML)も装備が可能になった。キャンペーンではシラージ城上空での戦闘でミハイが搭乗し、最後の決戦を挑んでくる。プレイヤーもキャンペーンクリア後に隠し機体として使用できる。

無人兵器[編集]

無人機は、接近時にいずれも明らかに他の有人機から発生するものと違うエンジン音(羽音のようなパルス音である)を聞き取れる。また、一部の既存機体を無人機として改修した機体も登場する。
アーセナルバード
今作の超兵器である大型無人全翼機。「ジャスティス」と「リバティ」の2機が建造されている。[21]動力はマイクロ波送電によるメイン2基・サブ6基の電動二重反転プロペラ
軌道エレベータ防衛のための兵器としてオーシア軍主導で開発されるも、開戦直後に軌道エレベータを鎮圧され、そのままエルジア軍に接収される。
兵装は対地・対空ミサイルやレーザー砲を多数搭載する他、後述のMQ-101の母艦として機能し、加えて自己防衛機構として電気エネルギーを瞬間的に放電することで飛来物を撃破する偏向シールドを有する。
MQ-101
アーセナルバード下部に80機搭載される小型無人航空機。X-47Bに酷似している。
母機から投下後、空中で翼を展開し飛行する。運用としては母艦の防御のほか、先行して目標地点に展開、露払いとしての役割を果たす。
母機に対する攻撃の射線上に割り込み盾となるほか、敵機に急接近し纏わりつくような軌道を描いて飛行することで誤爆を誘発させるといった無人機ならではの動きをとる。
ヘリオス
アーセナルバードに搭載される長距離ミサイル。一定範囲内の目標を熱と衝撃で破壊する。炸裂時の青白い閃光が特徴的。
サプライシップ
アーセナルバードに搭載される兵装及びMQ-101の航空燃料・兵装の無人補給機。
マスドライバーによって打ち上げられ、ピギーバック輸送されるドッキングモジュールをアーセナルバード下部に連結。アーセナルバード内部の機構を通じて各所へ補給される。
MQ-99
エルジアにおいて運用される小型無人航空機。形状はEADS バラクーダに酷似している。
コンテナ格納型であり、その展開・隠蔽能力の高さから開戦直後に貨物船に積載された機体を射出、オーシア大陸各地の軍港への奇襲を行なっている。
ADF-11/ADF-11F レーベン(Raven)
グランダーI.G.社製の大型無人戦闘機。作戦行動に合わせて複数種類のウイングユニットから適したものを選択、装備することで、制空戦闘機から対地爆撃機、電子偵察機など任務遂行に最適な派生型をその場で構築する多用途性獲得を企図した設計になっている。ノーズユニットのストレーキ部分が主翼として展開し、単独飛行可能な小型戦闘機となる機構を有している。本来はダメージコントロールとして損害が著しい場合にウイングユニットを切り離し、独力で後方の安全地帯まで離脱することで戦闘AIが学習した実戦データの消失を防ぐために考案された機構である。機首部分にはADF-01と同じく戦略レーザー砲を装備。さらに、自律行動可能な武装ユニットを切り離すことで同時攻撃を仕掛けることもできる。作中では格闘戦仕様のRAW-Fウイングユニットを装着した「フギン」「ムニン」の2機のプロトタイプが落成、軌道エレベーターを使い自らの設計データと戦闘AIが学習した実戦データをユージア大陸各地の無人工場に送信し、「自己成長を繰り返しつつ自分自身を大量生産する」計画を企てるが、エイブリルたちが軌道エレベーターの電力供給を絶ったことでデータ送信が不可能となり、復旧するまでの間にストライダー隊1番機トリガーと2番機カウントにより撃墜され、阻止された。
設定上では有人仕様も存在しており、機首部分の分離機構が廃止され、歴代ADFシリーズにも見受けられた「COFFINシステム」を採用している。
WEAPON UAV
ウイングユニットに懸架される小型UAV。MQ-99をダウンサイジングしたような形状をしている。母機と連携しており、パルスレーザーで放たれたミサイルを撃墜するなどの挙動を見せる。
ADFX-10[注 5]
ADF-11/11Fのノーズユニットである小型無人戦闘機のプロトタイプ。機体形状に差異はないが、機体色が完成機の黒に対し、こちらは白に各所の赤いマーキングが施されている。
高速・高機動での試験飛行中を長距離戦闘打撃群のサイクロプス隊により捕捉され、半ば泳がし気味に追跡されていたところで輸送機を護衛中のトリガーに遭遇・交戦し、撃墜された。
有人機用無人制御ユニット(名称不明)
F/A-18Fなどの有人機のコックピット座席にマウントされた球体型の無人制御ユニット。その球体がパイロットのヘルメットを思わせている。キャノピーの左右にはライン状のランプが発光しているのが特徴で、交戦モード・非交戦モードによって発光色が変化する。有人機とのデータリンクを行うことで有人機に同行するスレイブモードに切り替えることも可能。作中ではワイアポロ山脈上空でオーシア軍のIFFに偽装してスペア隊を攻撃したり、アンカーヘッドではシュローデルが乗る連絡機の護衛を行っていた。ミハイが乗る機体の後部座席にも同様のユニットが装備されている。

地上兵器[編集]

ストーンヘンジ
『04』で登場した8基の超巨大レールガンからなる施設群。小惑星ユリシーズ迎撃のために建造された。大陸戦争時に旧エルジア共和国軍が接収、戦略兵器へと転用するもISAF軍の空爆を受け破壊された。
作中の2019年では施設は完全に放棄されていたが、隕石によりダメージを受けて整備中だった4号砲だけはISAFの空爆を逃れて残っており、第二次大陸戦争開戦後にアーセナルバードへの対抗策として目をつけたオーシア軍によって秘密裏に接収された。
10年以上メンテナンスが行われず放置された末の経年劣化は無視出来るものではなく、一部基盤システムを復旧出来た程度であり、稼働用の原子炉及び弾道計算のスーパーコンピュータの代わりに電源車による外部からの電力供給と測量員によって機能を補っている。復旧の際に装填機構や砲身冷却設備の修復も諦められており、あくまでも1発限りの切り札として考えられていた。
メガリス
かつてエルジアがユージア大陸南西部に位置するトゥインクル諸島に開発していた巨大要塞。大陸戦争末期に継戦派の将校達によって占拠されるも陥落、戦争終結のきっかけとなった。
本作では名称のみ登場。ブリーフィング時の地図に確認できる。

艦艇[編集]

空母ケストレルII
オーシア国防海軍が運用する最新鋭空母。開戦時のエルジア軍による奇襲攻撃により国際停戦監視軍の艦艇が大きな損害を受ける中、ケストレルIIは航行中であったため、被害を免れた。艦載機部隊がエルジア王国首都ファーバンティを攻撃し、民間人にも被害を与えたことがエルジア王国国内メディアで大きく取り上げられる。ファーバンティを再度攻撃するも被弾沈没した。
空母アドミラル・アンダーセン
エースコンバット5で活躍した空母ケストレルの艦長、ニコラス・A・アンダーセンの名を冠した空母。開戦時はまだ艤装中の状態であり、艦載機を積んだ状態で座礁し放置されていたが、ADF-11の奇襲を受けたトリガーとカウントが緊急着艦。損傷が軽微だったため、短期間で修復され最終作戦において前線基地として使用された。積まれていた艦載機及び空軍機がエイブリルの手で復活し、トリガーに委ねられる。
空母アルバトロス
キャンペーンモードおよびVRモードで登場。VRモードではメビウス1、オメガ11を発艦させた。キャンペーンモードではフォートグレイス島基地に停泊していたが、エルジア軍の空襲を受け撃沈された。
空母ヴァルチャー
宣戦布告直後、カンター湾に在伯していたが、航空隊を喪失しつつも湾からの退避に成功する。その後、フォートグレイス島基地所属飛行隊と合流する。エースコンバット5にも同名の空母が存在するが、シンファクシ級潜水空母「シンファクシ」によって撃沈されており、同名の別艦てあるのか同艦をサルベージして修復したものなのかは不明。
揚陸艦ワッグテイル
オーシア海軍の揚陸艦で泥沼の戦場と化したタイラー島から味方の上陸部隊やエルジアの逃亡兵らを回収するため沿岸部に待機する(モデルはサン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦)。
ミサイル駆逐艦ドレーク、ラーク、旗艦スターリング
アーセナルバードを破壊するために集まった艦艇の一部。アーセナルバードに対し攻撃を行うが偏向シールドによって防がれ、その直後に反撃を受けドレーク、ラーク(ズムウォルト級ミサイル駆逐艦がモデル)が撃沈され、旗艦であるスターリングもレーザー攻撃が直撃し大破する。

架空特殊兵装[編集]

本作に登場する架空特殊兵装は、年代設定が2019年まで進んだ影響か架空機に搭載される隠し要素としてではなく、F-15CやSu-33など一部の実在機にも装備可能な特殊兵器として用意されている。そのため、通常の機体獲得手順に付随して購入可能となっている。

PLSL(PuLSe Laser/パルスレーザー)
機体に懸架されたポッドから高出力レーザーを短時間で断続的に連続照射する。使用感覚は過去作品におけるMGP(Machine Gun Pod/機関砲ポッド)に類似しており威力と命中範囲に優れているが、弾数と発射レートで劣る。
搭載可能機体:F-15C, MiG-31B, Su-57
EML(Electro Magnetic Launcher/汎用レールガンユニット)
航空機搭載型の小型レールガン。動作はCFA-44に搭載された物に酷似しているが、機体内蔵式ではなく機体下部に吊り下げ式の装備としてユニット化され、開閉式のフェアリングを備えるなど外観も洗練された。弾速は極めて速く威力も大きいが、無誘導兵器であるため対空兵器としての使用は困難であり射撃技術を要する。
搭載可能機体:F/A-18F, Su-33, X-02S
TLS(Tactical Laser System/戦略レーザーシステム)
光速の高出力レーザーを目標に照射し続ける特殊兵装。外観はADFX-01/02に搭載された物に酷似しており、機体下部に吊り下げ式で搭載できるよう細長いシルエットへと改良されている。歴代作品の同名兵器同様、ピンク色に近い赤色のレーザーを発射し、射撃目標には照射時間に比例したダメージを与える。
搭載可能機体:F-15E, Su-37

登場人物[編集]

オーシア連邦[編集]

トリガー(Trigger)
キャンペーンモードの主人公であり、プレイヤー自身である。TACネームのトリガー(Trigger)は「引き金」の意。パーソナルマークはリボルバー拳銃を咥えた狼。
オーシア国防空軍に所属するパイロット[22]。ゲーム開始当初は、オーシアなど各国軍がユージア大陸の平和維持活動を目的として加盟している「IUN国際停戦監視軍」、その中のフォートグレイス島基地所属「メイジ隊」2番機として、着任早々今回の戦争に参戦するが、オーシア前大統領救出作戦の最中に当の前大統領を誤射し死亡させるという事件(実際にはエルジア軍の策略でIFF偽装による同士討ちが起こっていた)をきっかけとして、オーシア空軍第444航空基地飛行隊、通称「懲罰部隊」に左遷され、「スペア隊」15番機として、危険度の高い任務に数多く就く事を強いられる。しかしその中で次第にエースパイロットとしての頭角を表していきマッキンゼイ司令官の護衛任務を経てオーシア国防空軍長距離戦略打撃群(LRSSG)に異動して正規軍に復帰。ストライダー隊1番機として小隊を率いる事になる。ストライダー隊への転属後は懲罰部隊時代の罪線を爪痕のようにアレンジしたエンブレムを使用し、敵味方双方から「3本線」と呼ばれるようになる。が、(プレイヤーの操縦により)たびたび無茶な機動を行うため、主にエイブリルを筆頭に仲間内からは「大馬鹿野郎」呼ばわりされる。
エイブリル・ミード(Avril "Scrap Queen" Mead)(日本語音声:ゆきのさつき[23]
オーシア側の語り部を務めるオーシア国防空軍第444航空基地エンジニア。複葉機が飛んでいた時代から四世代にかけて空を飛んでいた家系の生まれで、数多くの機体をレストアさせ、その腕前から、「スクラップ・クィーン」の異名を取る。根っからの個人主義者[24]。祖父から聞いていた「ダークブルーの空を見る」という夢を叶えるために、祖父とその友人たちと一緒に8年以上の歳月をかけて復元したF-104Cに搭乗し初離陸に成功するが、無人機を追跡していたオーシア空軍所属のF-15Cからの機銃攻撃を受け、墜落。生還するものの戦時航空法違反で逮捕され、オーシア空軍第444航空基地の整備兵として徴用される。このときの怪我の後遺症か、右足に歩行補助用の装具を付け、引きずるような歩き方をする。兵士としての扱いを受けているものの、元々は軍属ではないため、戦闘機の操縦ライセンスも持っておらず、前述のF-104は無免許操縦である。
逮捕後は他の懲罰部隊の面々同様に無気力な毎日を過ごしていたが、ハーリング殺害の罪で収監されたトリガーの戦果と腕前に興味を持ち、彼の無茶な操縦に機体が耐えられるよう「魔法をかけてやる」と称してチューンアップを施したり、異動の辞令を受けて基地を離れるマッキンゼー司令官の護衛にトリガーが就くように、祖父経由で得たコネクションを使ってオーシア空軍の上層部に根回しをしたりと、何かとトリガーに世話を焼く。軍事衛星の破壊による混乱後にコゼットとシュローデルに出会い、無人機の脅威を取り除くために軌道エレベーターに赴き、電力供給を断つことで戦闘データの拡散を防ぐことで、アーセナルバードやADF-11と戦うトリガーたちを間接的に支援する。
祖父はオーシア空軍の元中将であり、その関係でオーシア空軍上層部との太いコネクションを持つ。父親も同空軍のパイロットであったが、環太平洋戦争において友軍の撤退を支援する殿軍を務めて戦死した。このことから、環太平洋戦争の主導者であるハーリング元大統領に対して悪感情を持っており、トリガーの収監当初は「あたしはコイツに感謝すべきなんだろうか」と独白している。
エイブリルの祖父(日本語音声:宮崎敦吉
かつてオーシア空軍中将を務めた人物。本編開始時点では既に故人だが軍内部に友人が多く、これがエイブリルに間接的ながら参謀本部にさえ通じるパイプとなって遺されている。息子を戦死させたオーシア軍への不信や無人機を始めとした技術の進歩への警戒、そしてダークブルーの空への希望など、エイブリルの人格形成に大きな影響を与えた人物でもある。
ノッカー(Knocker)(日本語音声:関口雄吾[23]
ゴーレム隊1番機。厳しくも部下思いな人物で、手柄を立てるよりも生還する事を第一に考える。想定外とはいえ結果的にブラウニーを死なせてしまった時は自身の指示を後悔していた。
ブラウニー(Brownie) (日本語音声:相川奈都姫[23]
ゴーレム隊2番機。アーセナルバードとの初戦闘時に被弾していたため撤退を命令されたが、撤退途中に後詰めとして現れたミハイと遭遇、撃墜され戦死した。
クラウン(Clown)(日本語音声:北田理道[23]
メイジ隊1番機。トリガー(主人公)の上官であり、戦場でペアを組む。F-16Cに搭乗する。トリガーがハーリングを撃墜したと思われた現場にも居合わせ、当初は「無人機がハーリングの輸送機にしつこく絡んでいた」と釈明し、トリガーの冤罪を晴らそうとするが、多くの目撃証言と状況から庇いきれず、やむなくトリガーの責任だと認めてしまう。
カウント(Count)(日本語音声:中村章吾[23]
スペア隊2番機。詐欺罪で懲罰部隊に送られた。通称は「伯爵」で、エイブリルからは「伯爵殿」と呼ばれ、パーソナルマークは羽根の付いたシルクハット。
パイロットとしての素質はあるが、他者への信頼や仲間との協調を軽視する傾向があり、戦果を水増ししたり作戦中エルジア管轄地域に侵入し無人機を呼び寄せたりと素行が悪い。
後にトリガーと共にLRSSGに配属され、「サイクロプス隊」2番機となる。サイクロプス隊隊長のワイズマンの事を表向きには煙たがっているが、内心では信頼しており彼がミハイに撃墜され戦死した際には激しく動揺した。444飛行隊ではSu-33、サイクロプス隊ではF-15Cに搭乗する。部隊再編成後はストライダー隊2番機となる。
当初からトリガーには対抗心をむき出しにしており、撃墜数で競おうとするなど何かと突っかかってくるが、ロングレンジ部隊として共に戦ううちに態度も軟化していき、ミハイとの戦闘やワイズマンの戦死を経てストライダー隊2番機となってからは相棒に近い関係となる。最終作戦ではADF-11を追ってトリガーと共に海底トンネルから軌道エレベータ基部に突入。ADF-11の撃墜に成功するが、直前の被弾によって機体が損傷し胴体着陸する。機体の爆発で死亡したと思われたが、トリガーを見上げながら生存報告しており、のちに救助された。
なお,英語の「Count」には「伯爵」の意味も含まれている.
フルバンド(Full band)(日本語音声:矢野智也[23]
スペア隊6番機。スペア隊一の情報通であり、444航空隊基地の兵士に賄賂を渡すことで様々な情報を引き出しており、内容を隊員達にひけらかすことも多い。乗機はF/A-18F。
IFFを味方側に偽装したエルジア空軍戦闘機と戦う際に、バンドッグに誤って敵機と識別され、状況を把握していなかったカウントに撃墜され死亡する。[注 6]
ハイローラー(High Roller)(日本語音声:高瀬右光[23]
スペア隊7番機。博打頭と称されるほどのギャンブル狂であり、部隊内で行われる様々な賭けの胴元を務める。乗機はF-16C。ロカ・ロハにあるエルジア軍基地の空爆作戦に従事中、迎撃に現れた無人機に撃墜され戦死した。[注 7]
チャンプ(Champ)(日本語音声:木村雅史[23]
スペア隊8番機。トリガーに次いで多い2本の罪線から分かるように一番の問題児であり、管制塔の指示を無視して強引に離陸したり、444航空基地が空爆を受けて喝采して大喜びするなど血の気が多い。しかし本心は気が小さく、粗暴な挙動はそれを誤魔化すためのふりである。乗機はMiG-29A。
サイクロプス隊の撤退を支援した直後に現れたミハイの操るSu-30SMに撃墜され死亡する。
タブロイド(Tabloid)(日本語音声:川田紳司[23]
スペア隊11番機。両親がベルカ人であるためベルカ語が喋れるが、彼自身はオーシア出身のオーシア人。乗機はミラージュ2000-5。
エイブリルに「政治犯野郎」と呼ばれつつ、常に笑顔を絶やさない素振りや態度が罪状と矛盾するとも評価されている。本人は「くそみたいな戦争が終わらないのは、国境なんて物があるからだ」と叫びながら石を投げたら投獄されたと話している。サイクロプス隊の撤退任務でミハイ機の襲撃を受けた際、トリガーとエレメントを組まされ、無事に生き残った事でその腕前を隊で最も早く認めた人物となった。
懲罰部隊の隊員という事もあり模範的な軍人とは言えないがスペア隊の面々の中では常識的な部類で性根は優しく、ベルカ人の難民に気さくに声をかけたり、エルジア人の子供を身を挺して救う場面も見られた。
物語中盤からはトリガーが正規軍に復帰するのと同時期に機を降り、エイブリルに同行する形で無政府状態となったエルジア領内を転戦。その過程でコゼット王女やシュローデルと出会い、最終局面では軌道エレベータでの作戦に地上から参加。コントロールを失い落下する無人機から難民達を庇うかたちで死亡した。
ワイズマン(Wizeman)(日本語音声:三宅健太[23]
サイクロプス隊1番機。偵察任務からの帰投途中に無人機およびミハイと遭遇するが、スペア隊の救援とトリガーの奮闘により難を逃れる。このことからミハイとドッグファイトを繰り広げながらも生き延びたトリガーに興味を持つ。その後アンノウン(ADFX-10)のデータ収集任務中にマッキンゼイ司令を護衛してきたトリガーと再会、同行していたカウント共々ロングレンジ部隊に引き抜いた。トリガーが異動してくるまではロングレンジ部隊のエースであり、トリガーが異動してきてからは彼と共に「オーシア軍の2つ頭」と並び称された。
パイロットとしての技量だけでなくリーダーとしての能力も高い極めて優秀な軍人だが、ファーバンティの戦いにおいてミハイを惹きつける囮となって奮戦し戦死する。
フーシェン(Húxiān)(日本語音声:鶏冠井美智子[23]
サイクロプス隊4番機。貧しい環境で育ったことが本人の口から語られる。男勝りで荒っぽい口調の女性で、口も悪いが手も早いとは本人談。
部隊再編成後はストライダー隊の4番機を務める。ワイズマンと同じくトリガーに撤退を助けられ、ミハイとの戦闘を見ていたことからトリガーのことは当初から認めていたが、撃墜されることを恐れて撤退した懲罰部隊の機体もあったことから、カウントに対しては「お前があの時逃げていた機体だったなら、覚悟しておけ」とかなり辛辣に接する。その後徐々に認めていったのかファーバンティ攻略戦でのワイズマンの戦死に伴いカウントが指揮を引き継いだ時は素直に従っており、軽口をたたき合う関係になる。最終作戦でトリガーとカウントが共に海底トンネルに突入したときも他の面々がトリガーの生還に沸く中、真っ先にカウントの生死を心配している。
イェーガー (JAEGER) (日本語音声:玉野井直樹)
ストライダー隊3番機を務めるベテランパイロット。ワイズマン、フーシェンと同様にトリガーの実力を当初から認めていた人物。息子がおり、家に帰ってトリガーの活躍を自慢することを楽しみにしている子煩悩さが度々垣間見える。ベテランらしく知識と経験は豊富であるが故に、ワイズマン戦死後はLRSSGパイロット達の実質的なリーダー的立場となり、カウントを叱咤激励したり、ミッション17より司令官に代わって作戦立案及びブリーフィングの進行役も担当する。
スカルド(Skald)(日本語音声:高瀬右光)
ストライダー隊2番機。ワイズマン戦死後は新生サイクロプス隊に転属する。
ランザ(Lanza)(日本語音声:後藤光祐
ストライダー隊4番機。ワイズマン戦死後は新生サイクロプス隊に転属する。
フェンサー(Fencer)(日本語音声:佐野康之
サイクロプス隊3番機。ワイズマン戦死後は再編された新生サイクロプス隊の1番機を務める。
テイラー(Taylor)(日本語音声:木島隆一
ワイズマン戦死後に再編成された新生サイクロプス隊の3番機。
マッキンゼイ司令官(Commander McKinsey)(日本語音声:向井修[23]
オーシア空軍第444航空基地司令官。スペア隊の戦果を自身の出世のダシにし、保身しか頭にない典型的な無能指揮官。理不尽な理由で懲罰部隊を独房入りにするため、隊員からは常に恨まれている(ミッションに失敗して死亡すると喝采が起きたり、AWACSであるバンドッグにすら「守る価値があったとは思えん」と言われる程)。囚人を有効活用して本部に栄転してみせると豪語していたが、囚人たちへの理不尽なふるまいが問題視されたためか、あるいは本人の過剰な戦果の喧伝が裏目に出てか、希望とは正反対の最前線へと左遷される。
長距離戦略打撃群司令官(LRSSG Commander)(日本語音声:宮本淳[23]
オーシア空軍「長距離戦略打撃群(LRSSG)」の司令官。機体や戦果よりも隊の人員の生命を重視する、マッキンゼイとは正反対の良識的な人物。しかしファーバンティ攻略戦における衛星破壊の混乱によるショックで執務室に篭り泣き出してしまうなど、極度の非常事態には慣れていないようで、タイラー島への移動時直前には言動が不明瞭になる等、心労と不安によってすっかり消耗しきってしまっていた。
AWACS「スカイ・キーパー」(AWACS "Sky Keeper")(日本語音声:高橋英則[23]
メイジ隊所属時のAWACS管制官。事務的に指示を出すが、軌道エレベータでのハーリング救出作戦ではレーダー網を単機突破するトリガーにハーリングのファンであることを明かし、救出成功を託す。トリガーが懲罰部隊に移動して以降は登場しない。
AWACS「バンドッグ」(AWACS "Bandog")(日本語音声:松田健一郎[23]
スペア隊所属時のAWACS管制官。ハイローラー主催の賭けに参加したりと素行は良いとは言えないが、独断でスペア隊に交戦許可を出したり、本来正規軍にしか認められていない補給や整備を許可するなど作戦遂行に関しては柔軟な部分もある。
一方でスペア隊の隊員の生命に関しては全く重視しておらず、むしろ悪意を持って積極的に彼らを使い潰すかのような指示・発言が多いが、先に述べた柔軟な部分もあってかAWACSとしての仕事自体はきちんとこなしている場面が多い。故に全く仕事をしないマッキンゼイを軽んじている節がある。
またトリガーに対しても当初は軽んじる発言が多いものの最悪の環境下でも結果を出し続けるトリガーの力を目の当たりにし毒を交えつつも賞賛の言葉を送り、懲罰部隊から正規軍に復帰した際には「せいせいした」としつつも最大限の激励を送っている。それ以降は登場しない。
AWACS「ロング・キャスター」(AWACS "Long Caster")(日本語音声:乃村健次[23]
長距離戦略打撃群のAWACS管制官でトリガー率いるストライダー隊とサイクロプス隊の管制を担当する。食べる事が好きらしく、「腹が減ると判断力が鈍る」という理由で作戦中に軽食を取っていたり無線での会話も何かと食べ物の話題や例えを挟む。好物はサンドイッチとハンバーガー、酒類はワインを好む。軌道エレベーターでの最終決戦ではオーシア・エルジア保守派による有志連合の管制も担当し最後までトリガー達をサポートし続けた。
AWACS「アルガス」
オーシア空軍のAWACSでアンカーヘッドにて味方部隊にエルジア空軍のラバルト将軍を暗殺するよう指示をする。
ヴィンセント・ハーリング元大統領(Former President "Vincent Harling")
エースコンバット5にも登場した元オーシア連邦大統領。平和主義者であり、2010年代に入ってからも未だユリシーズの被害から立ち直れずにいたユージア諸国の復興支援のために国際軌道エレベーター事業を行うことを決定した人物。2012年に任期を満了し、2019年現在では元大統領となっている。
第二次大陸戦争開戦時は軌道エレベーターの視察中であり、エルジアによる占拠直後に安否不明となっていたが、ボディーガードのジョンソン大佐の機転により内部で潜伏していた。
IUNによる救出作戦は、トリガーによる輸送機への誤射とされる攻撃[注 8]でハーリングは死亡するが、直前に彼自ら輸送機を軌道エレベーター側に反転させており、その行動はのちに「ハーリングは軌道エレベーターを守ろうとしたのか、壊そうとしたのか」という『ハーリングの鏡』と称される両国間の意見の対立を引き起こした。
ハーリングの鏡
前述のハーリングの行動についての「オーシア、エルジア両国間の意見の対立」または「解釈」。この言葉を最初に発言したのはコゼットだが、言葉のニュアンス的には「他人は自分(自身)を映す鏡である」からきていると思われる。
ナガセ・ケイ(Kei Nagase)(日本語音声:吉田聖子[23]
宇宙船ピルグリム1号の船長。[24]。地球軌道に接近しつつある小惑星の破壊任務に従事していた。
シリーズ中に同名の人物は複数登場するが、本作の彼女はエースコンバット5に登場した人物と同一人物である。

エルジア[編集]

ローザ・コゼット・ド・エルーゼ(Rosa Cossette D'Elise)(日本語音声:潘めぐみ[23]
エルジア王国の王女。平民に近い家の出身であったが、大陸戦争後の王政復古により、先ず父のいとこ、次いで父がエルジア王となる[24]。私生活では一匹の大型犬を飼っており、非常によく懐かれている様子が確認できる。
エルジア国民に対するプロパガンダ放送に出演し、その声はラジオを傍受しているオーシア国民にも知られている。庶民に近い視点を持ち、ユーモアも交えた言動により国内外での人気も高い。
オーシア軍のファーバンティー攻略作戦に伴う通信インフラの破壊によりエルジア内部が無政府状態となったことで、味方であるはずのエルジア軍からも戦争主導者として狙われるようになる。脱出には成功したものの輸送機の被弾によってタイラー島に不時着し、陸路で行軍していたエイブリル達に保護される。以降もエイブリル達と共に行動し、最終作戦でも地上からの軌道エレベータ破壊に参加した。
ミハイ・ア・シラージ(Mihaly A. Shilage)(日本語音声:菅生隆之[23]
エルジア実験部隊のエースパイロット。Su-30SMに搭乗する。戦闘中の無線画面においてはTACネームであるアルシャンジュ(Archange)と表記されるが、後述の経歴から隊員にはキング、オーシア軍からはミスターXと呼ばれている。先の大陸戦争はもとより数多くの戦場で長きに渡り、敵勢力の実力あるパイロットを葬ってきた絶対的エース[24]
正式な本名はミハイ・ドゥミトル・マルガレータ・コルネリウ・レオポルド・ブランカ・カロル・イオン・イグナチウス・ラファエル・マリア・ニケタス・ア(アルシャンジュ)[注 9]・シラージ(Mihaly Dumitru Margareta Corneliu Leopold Blanca Karol Aeon Ignatius Raphael Maria Niketas Archange Shilage)であり、小国シラージの王族であった。シラージがエルジアに占領された際に王族としての扱いを受けることも出来たが、それをあえて拒んで一兵卒としてエルジア空軍に従軍、戦闘機パイロットとなった。空中戦による追跡は敵に捕食者を想像させ、狙われた物は強い恐怖を感じるという。
自らの手で空を飛ぶことを愛しており、それゆえに自分の戦闘データで無人機が生み出されていることを苦々しく思っている。そんな折に無人機を凌駕するトリガーと出会い、彼に興味を持ち熾烈なドッグファイトを繰り広げる。しかし、老齢に加えて高高度の厳しい環境で酷使され続けた肉体は既に限界に近く、シュローデルが特別に誂えた耐Gスーツのおかげで辛うじて活躍できているのが現状である。
シラージ城上空での戦いではSu-30SMからX-02Sに乗り換えて出撃し、トリガーに挑むが敗北。墜落の間際に「自身が飛ぶ道と引き換えに、最悪の無秩序を解き放ってしまった」と、無人機の性能向上に手を貸してしまったことを詫びると同時に、無人機の生産を断つことをトリガーに託す。この戦闘でも一命はとりとめるものの静養の身となりパイロットを引退。一連の戦闘が終結した後は空への憧憬を抱きつつも孫娘達と共に穏やかな余生を送ることになる。
イオネラ・ア・シラージ(Ionela A. Shilage)(日本語音声:早見沙織[23]
ミハイの孫娘。15歳。ローザの学友でもある[24]
実験として祖父を苦しめ、またベルカ人として兵器の開発を行い戦争を推し進めるシュローデルに対しては良い感情を抱いていない。
シュローデル達と輸送機で移動中にアンカーヘッド市上空でトリガーと出会う。トリガーのことはミハイから聞いていたらしく、機体の3本線に反応した。
アルマ・ア・シラージ(Alma A. Shilage)(日本語音声:早見沙織[23]
イオネラの妹。10歳。いつもクマのぬいぐるみを抱いている。[24]
ドクター・シュローデル(Dr. Schroeder)(日本語音声:木下浩之[23]
EASA実験基地でエルジア軍の無人機開発に関わる人物。典型的な科学者気質の持ち主[24]。エルジアのエースであるミハイの戦闘能力データを無人機のAIに反映する研究を行っている。その正体はベルカ公国出身の人間であり、グランダーI.Gの主席研究員。自社の無人機生産技術をエルジア軍に提供したことにより、エルジア軍の無人機開発及び生産能力を急速に成長させた張本人である。エルジア側の語り部を務める。
マーサ(Martha)
ドクター・シュローデルの助手。ミハイの孫娘達と年が近い。
エースコンバット3でゼネラルリソース所属の研究者として登場した、1999年生まれのマーサ・ヨーコ・イノウエとの関連性は不明である。
エデュアール・ラバルト(Edouard Labarthe)(日本語音声:木村雅史
エルジア空軍の穏健派に属する将軍。オーシア側からはファーバンティ制圧後の停戦交渉の為の重要人物として見られ、開戦当初より秘密裏に連絡を取りあっていた。実際にファーバンティが制圧された際は前述の衛星攻撃により音信不通に陥ったが、かねてよりオーシア陸軍より派遣されていた護衛のカール大尉と共にエルジア領内のアンカーヘッド市郊外に潜伏していた。
ロングレンジ部隊とエルジア軍穏健派の支援によって市外への脱出に成功。今回の戦争の発端が若手将校を中心とした急進派であること、そしてベルカの技術協力が存在したことを告白する。その後停戦交渉へ赴くためヘリに搭乗するも、作戦終了後に現れたアルガス管轄下のオーシア軍機により撃墜され死亡した。
ヴィト (Wit)
ソル隊2番機。ボスルージ出身の家系で、協力関係にあるシラージ出身のミハイを尊敬している。ボスルージがエルジアに吸収された後に育ったため、祖国の古い言葉を理解できない事を悔いている。
シラージ城上空でトリガー達ロングレンジ部隊と交戦するもミハイの命令に従い撤退、直後に行われたアーセナルバード破壊作戦では「ボスルージ共和国空軍」として有志連合に参加、トリガーと共闘する。アーセナルバード撃破後は生き残った有志連合の航空部隊と共にADF-11と交戦するが、脱出する隙もなく撃墜され機体は爆発、死亡した[注 10]
シーモア (Seymour)
ソル隊3番機。ヴィトと同じくボスルージ家系出身の優秀なパイロット。アーセナルバード破壊作戦では、ヴィトと共にトリガーと共闘する。
ハーマン (Hermman)
ソル隊4番機。シラージ城上空での戦闘ではトリガーに撃墜されるが、ベイルアウトしている。
ロアルド (Roald)
ソル隊5番機。シラージ城上空戦でトリガーに撃墜され脱出する。
ジョルジュ (Georg)(日本語音声:高瀬右光
エルジア領タイラー島にてエイブリルの一行と同行する事となった男性。泥沼の戦場となった同地から共に本土へと脱出するが、その際彼をベルカ人と見抜いたタブロイドからベルカ語で「ゲオルグ」と呼びかけられている。
軌道エレベータにおける最終決戦でも彼女達と行動を共にしている他、戦争終結後は難民キャンプでユークトバニアからの支援物資を管理・配給する仕事に就いている。


IUN国際停戦監視軍[編集]

メビウス1
VRモードの主人公であり、プレイヤー自身である。IUN国際停戦監視軍ノースポイント基地所属。 エースコンバット04エースコンバット5アーケードモードの主人公でもあった。本作では所属していたISAFが解体され、IUN国際停戦監視軍に編入される。

ダウンロードコンテンツ[編集]

追加機体[編集]

  • F-4E PhantomII - 早期購入特典機体。後日有料配信も予定されている。

特殊機体[編集]

  • F-104C -Avril- - エイブリルが8年以上の年月を掛けて修復した機体。兵装を一切持たないため、利用できるのはフリーフライトモードのみ[12]。ダウンロード版購入特典だが、後日有料配信も予定されている。

その他[編集]

  • シーズンパス - 今後配信が予定されている追加機体3種・追加ミッション3つ及びミュージックプレーヤー機能を事前購入するパス。各プラットフォームのダウンロード版デラックスエディションには標準付帯する。
  • ダイナミックテーマ - PlayStation4版のみ。早期購入としてPS Store購入限定で付帯するが、後日有料配信も予定されている。
  • 歴代シリーズ人気エンブレム8種 - ゲーム中で使用できる過去のシリーズ(04,5,X,6)に登場した部隊のエンブレム4種(黄色中隊、ウォードッグ隊、グリフィス隊、ガルーダ隊)×2タイプ。デラックスエディション購入特典だが、有料配信も行われている。

沿革[編集]

  • 2015年
    • 12月6日 - PlayStation Experience 2015にてPS4用ソフト『ACE COMBAT 7』として初発表。アナウンストレーラー公開
  • 2016年
    • 12月5日 - PlayStation Experience 2016にてPSX2016出展用トレーラー公開。PSVRによる試遊デモも同時に出展
  • 2017年
    • 1月26日 - 正式なタイトルを『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』とし、XBOne、Steamでの発売を発表
    • 5月16日 - 発売を2018年に延期することを公式ページ及び公式Twitterで発表[3]
  • 2018年
    • 8月21日 - 各プラットフォームでの発売日を正式発表[1]
  • 2019年
    • 1月17日 - PS4及びXBOne版発売。
    • 2月1日 - SteamでのWindows版発売。

派生商品[編集]

本作に完全対応したフライトスティックが各社から発売されている。いずれもHOTAS仕様準拠。T-Flight Hotas 4/One エースコンバット7 エディションは、PROJECT ACESがキー割り当てを最適化している。いずれもPCでの使用にも対応する。

メーカー 製品名 PS4対応 XBOne対応 PC対応 発売日 備考
HORI 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』フライトスティック for PlayStation4 - 2019年1月[25][26] PS3も対応。
MSY T-Flight Hotas 4 エースコンバット7 エディション - 2019年1月16日[27] PS4使用時はPROJECT ACESが最適化した割当を自動適用。
MSY T-Flight Hotas One エースコンバット7 エディション - 2019年1月16日[28] Xbox One及びWindows公式ライセンス取得。Hotas 4同様PROJECT ACESが最適化した割当を自動適用。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 過去作であるエースコンバット アサルト・ホライゾンではPC向けも発売されていたが、日本では発売されていない。
  2. ^ Unreal Engine4のプラグインが提供されている。
  3. ^ ゲーム中ではレーダー画面などで敵味方の識別に間違いが生じることはないが、味方側エルジア軍機であっても無線通信の発信者名が敵勢力を表す赤文字で表示される
  4. ^ これらは表向きこそ贖罪としての奉仕活動とされているが、真の目的は自動邀撃システムの穴を突くための瀬踏みであり、長距離戦略打撃群編成のための布石であった。この事実は「栄転」することとなるトリガー、カウントの2人を除いて知ることはなかった
  5. ^ MUSIC PLAYERでの同機との戦闘時のBGMより。型番に関しては作中では一貫してunknown表示
  6. ^ IFF更新時にフルバンドだけ位置を確認していること、フルバンドへの返事の最後に含み笑いらしき声が聞こえることから故意とも受け取れるが、バンドッグ自身はこれを強く否定し「事故」と主張しており作中真実は明かにされない。
  7. ^ この際の賭けは彼の生死であり、本人も生き残る側に賭けていたが、撃墜され胴元がいなくなったことからもちろん無効となった
  8. ^ 実際にはIFFをオーシア軍機と偽装した上で無人機で攻撃し暗殺。その罪をトリガーに擦り付けた事がミッション16で語られている。
  9. ^ アルシャンジュ(Archange)とは現実の地球におけるフランス語で『大天使』を意味する単語であり、人名での使用例は現職(2019年時点)の中央アフリカ共和国大統領フォースタン=アルシャンジュ・トゥアデラ等が存在する。
  10. ^ ヴィトが撃墜される前にADF-11を撃墜することも可能。その場合ヴィトは生き残る

出典[編集]

  1. ^ a b 発売決定を伝えるツイート エースコンバット公式(Twitter) 2018年8月21日ツイート 2018年8月21日閲覧
  2. ^ a b 英語版公式サイトより
  3. ^ a b エースコンバット7 発売時期変更に関するお知らせ エースコンバット7公式サイト 2017年5月16日
  4. ^ エースコンバット7公式サイト” (日本語). エースコンバット7 スカイズ・アンノウン|バンダイナムコエンターテインメント. 2019年1月16日閲覧。
  5. ^ 【インタビュー】「ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN」、今作で「AC」が帰ってきたことを実感してほしい! GAME Watch 2017年6月16日
  6. ^ 『エースコンバット7』ロングインタビュー…最新作のテーマや『エレクトロスフィア』への繋がりを語る【TGS2018】” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2019年1月16日閲覧。
  7. ^ a b Inc, Aetas. “[TGS 2017]「エースコンバット7」の物語は単純な善悪の戦いではない――河野Pにストーリーの概要や登場キャラクターの関係などを聞いた” (日本語). www.4gamer.net. 2019年1月16日閲覧。
  8. ^ ツイート内容 エースコンバット公式(Twitter) 2017年1月27日
  9. ^ エースコンバット7公式サイト” (日本語). エースコンバット7 スカイズ・アンノウン|バンダイナムコエンターテインメント. 2019年1月17日閲覧。
  10. ^ PC版『エースコンバット7』8Kスーパーサンプリングと無制限フレームレートに対応することを公表” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2019年1月17日閲覧。
  11. ^ Inc, Aetas. “[TGS 2018]「エースコンバット7」VRモードの詳細を主要開発スタッフに聞く。「サマーレッスン」チームが挑んだ“本物のパイロット体験”とは” (日本語). www.4gamer.net. 2019年1月17日閲覧。
  12. ^ a b PRODUCTS エースコンバット7公式サイト 2018年9月22日閲覧
  13. ^ a b c 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』PS4/Xbox One版の発売日が2019年1月17日に決定。対応フライトスティックも発売 AUTOMATON 2018年8月21日
  14. ^ 『エースコンバット7』、美しい空を表現するために『DRIVECLUB』『ARK』『DayZ』などで用いられているtrueSKYテクノロジーを採用 AUTOMATON 2015年12月7日
  15. ^ FEATURES”. エースコンバット7公式サイト. バンダイナムコエンターテインメント. 2018年9月20日閲覧。
  16. ^ ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN COMING TO XBOX ONE AND PC BANDAINAMCOAmerica
  17. ^ a b 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』VRモードに懸けた想いとは!? ファミ通.com 2018年9月13日
  18. ^ ツイート内容 エースコンバット公式(Twitter) 2018年8月25日
  19. ^ 自衛隊宮崎地方協力本部のtwitter(@miyazaki_pco)のツイートより”. 2019年1月20日閲覧。
  20. ^ [gamescom]「エースコンバット7」の河野一聡氏&下元 学氏にインタビュー。「Dark Blue」トレイラーの内容についていろいろ聞いてみた 4Gamer.net 2018年8月25日
  21. ^ 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』河野BDインタビュー! アーセナルバードは2機存在する!?【E3 2018】 ファミ通com 2018年6月18日
  22. ^ 発売日が決定した「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」。登場人物やプレイアブル機体などの情報が新たに公開 4Gamer.net 2018年8月30日
  23. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 『ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN』スペシャルステージ 876TV(バンダイナムコエンターテインメント公式YouTubeチャンネル) 2018年9月23日閲覧[リンク切れ]
  24. ^ a b c d e f g WORLD エースコンバット7公式サイト
  25. ^ ホリ、「『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』対応フライトスティック for PlayStation 4」発売決定 GAME Watch 2018年8月22日
  26. ^ 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』フライトスティック for PlayStation4 - HORI 2018年11月4日閲覧
  27. ^ 「エースコンバット7」公式ライセンス取得済みのThrustmaster製ジョイスティックが2019年1月16日発売 - 4gamer.net 2018年10月31日(2018年11月4日閲覧)
  28. ^ 「エースコンバット 7」向けのフライトスティックがThrustmasterから、公式ライセンス品 - AKIBA PC Hotline! 2019年1月16日(2019年1月16日閲覧)

外部リンク[編集]