いずも (護衛艦)

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いずも
DDH-183 いずも(2).jpg
横須賀に入港した「いずも」
基本情報
建造所 ジャパン マリンユナイテッド 横浜事業所磯子工場
運用者  海上自衛隊
種別 護衛艦
艦級 いずも型護衛艦
経歴
計画 平成22年度計画
発注 2010年
起工 2012年1月27日
進水 2013年8月6日
竣工 2014年9月22日 (公試)
就役 2015年3月25日
要目
基準排水量 19,500トン
全長 248.0m
全幅 38.0m
深さ 23.5m
吃水 7.1m[1]
機関 COGAG方式
主機 IHILM2500IEC型ガスタービン 4基
推進 2軸
出力 112,000 馬力 (82 MW)
最大速力 30ノット
乗員 520名(うち司令部要員50名)+長期宿泊可能者450名[1]
搭載能力 貨油 3300kL
3 1/2tトラック × 50台
兵装 高性能20mm機関砲(CIWS)
× 2基
SeaRAM 近SAMシステム
× 2基
搭載機 SH-60J/K哨戒ヘリコプター 7機
MCH-101輸送ヘリコプター 2機
最大14機[1]
C4ISTAR OYQ-12 戦術情報処理装置
レーダー OPS-50 対空
OPS-28 対水上
OPS-20 航海用
ソナー OQQ-23 ソナーシステム
電子戦
対抗手段
NOLQ-3D-1 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 6基
OLQ-1 魚雷防御装置 × 1式
その他 作業艇
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いずもローマ字JS Izumo, DDH-183)は、海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)いずも型護衛艦の1番艦。艦名は令制国出雲国に由来し、旧海軍出雲型装甲巡洋艦出雲」に続き日本の艦艇としては二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。太平洋戦争期の正規空母雲龍型航空母艦蒼龍を若干ながら上回る規模と排水量を有し、2015年現在、2番艦の「かが」と共に海上自衛隊では最大の護衛艦。建造費用は1,139億[2]

艦歴[編集]

「いずも」は、平成22年度装備調達計画に基づく平成22年度計画19,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦として、ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で2012年1月27日に起工し、2013年8月6日進水[3]2014年9月22日公試開始[4]2015年3月25日に就役し、第3護衛隊群舞鶴基地)に編成替えとなった「ひゅうが」に替わり、第1護衛隊群第1護衛隊に編入された。定係港は横須賀

2016年4月に発生した熊本地震により就役後、初となる災害派遣任務にあたった。任務は被災地支援にあたる陸上自衛隊を輸送するため4月19日北海道小樽港に入港し、陸上自衛隊北部方面隊第1高射特科団を主力とした隊員約160人と車両40両を積載し、同日出港した[5]


歴代艦長[編集]

歴代艦長(特記ない限り1等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
艤装員長
吉野 敦 2013.8.6 - 2015.3.24 広修大
36期幹候[6]
おおなみ艦長 いずも艦長
艦長
1 吉野 敦 2015.3.25 - 2016.3.27 広修大・
36期幹候
いずも艤装員長 護衛艦隊司令部勤務
2 甲斐義博 2016.3.28 - 防大31期 統合幕僚学校教育課
第1教官室学校教官
 

艦名[編集]

命名前は、平成22年度(2010年度)予算で建造される護衛艦であることから、年度にヘリコプター護衛艦を意味する記号の「DDH」を付け、「22DDH」と呼ばれていた。

命名進水式で艦名が公表されることになっていたが、式についての案内を記載した海上幕僚監部2013年7月16日のプレスリリースにおいて、黒塗りしていた本艦の艦名がパソコン上の操作によって見られる状態になっていた。海幕はミスに気づいて当該文書ファイルをすぐに差し替えた[7][8]

本艦の艦名においては、旧海軍戦艦に使用されていた「長門」の名前を継ぐ「ながと」を推す声もあったが、日本国内外で波紋を呼ぶ可能性があることから見送られた[9]。なお、旧海軍の艦船では装甲巡洋艦出雲」があり、「いずも」の艦内には装甲巡洋艦「出雲」との比較図が飾られている。一部の中国メディアは、装甲巡洋艦「出雲」が日中戦争時に第三艦隊の旗艦として上海に派遣された経歴のある艦であったことを理由に、この命名を批判的に報じた[10]

その他[編集]

海上自衛隊としては初となる衛生士が配属された(衛生員は以前より存在していた)[11]。初配置された衛生士は女性であり[11]、准看護師と臨床検査技師の資格を持ち、部下として看護師、レントゲン技師、救命救急士の資格を持つ衛生員が乗艦した[11]。艦内には艦名にちなんで出雲大社が祭られており賽銭箱も置かれている[11]

命名後に「いずも」のロゴマークが公募され、「ヤマタノオロチ天叢雲剣」をモチーフにしたものが選出された[12]

就役直後の「いずも」(22DDH)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 月刊「世界の艦船」2015年5月号(通巻816号)p.2
  2. ^ 防衛省 (2012年). “平成23年度 行政事業レビューシート 事業番号0036 護衛艦(DDH) (PDF)”. 2015年4月13日閲覧。
  3. ^ 其山史晃 (2013年8月6日). “海自最大の「ヘリ空母」進水 護衛艦いずも全長248m”. 朝日新聞. http://digital.asahi.com/articles/TKY201308060259.html 2013年8月6日閲覧。 
  4. ^ Ridzwan Rahmat (2014年9月28日). “Japan puts helicopter carrier Izumo on sea trials”. IHS Jane's Defence Weekly. http://www.janes.com/article/43775/japan-puts-helicopter-carrier-izumo-on-sea-trials 2014年9月29日閲覧。 
  5. ^ 海自最大艦「いずも」、初の災害派遣任務 陸自輸送で北海道・小樽出港 産経ニュース 2016年4月20日
  6. ^ 防大29期相当
  7. ^ 海上幕僚監部 (2013年7月16日). “平成22年度護衛艦の命名・進水式について (PDF)”. 2013年7月16日閲覧。
  8. ^ 防衛省:新艦名、命名式前にネット流出 サイト、黒塗り「解除」”. 毎日新聞 (2013年7月17日). 2013年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月20日閲覧。
  9. ^ 護衛艦:「長門」命名を見送り 旧海軍の象徴 毎日新聞 2013年7月27日
  10. ^ 新護衛艦「かが」に中国反発必至か 大きな「加賀」という艦名
  11. ^ a b c d MAMOR VOL.107 2016年1月号 扶桑社 10-20頁
  12. ^ 海上自衛隊ホームページ・護衛艦「いずも」ロゴマークの募集について

関連項目[編集]