コンテナ船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コンテナを満載し海を行くコンテナ船。原材料から精密部品、食料や雑貨など、日常生活に必要な物資のほとんどがコンテナ船で輸出入されている
埠頭に設けられたガントリー・クレーンで貨物コンテナの積み下ろしをするコンテナ船

コンテナ船(コンテナせん, Container ship)とは、ISO 668により規格化された海上コンテナを輸送する貨物船タンカーと並んで、海上貨物輸送の主流を占めている。

コンテナ船を運行する会社は海運貨物会社である。多くの荷主は海運貨物会社に直接依頼するのではなく、NVOCCフォワーダー)を通して貨物を依頼している。

21世紀初頭現在、海上輸送で流通している貨物コンテナにはISO 6346に従い、すべてに固有の記号が与えられており、コンテナ外面に表示されている。コンピューターはこの番号によって個別のコンテナを把握して、セルへの積付けや配送の順番を決めている。

分類[編集]

コンテナ輸送専用船をフルコンテナー、在来の貨物船の形態とコンテナ設備を併設するものはセミコンテナーという[1]。貨物コンテナと他の一般貨物を混載する混載貨物船には、貨物コンテナ専用の船艙を持つ「分載型」と、専用の船艙を持たずに同一スペースを共用して搭載する「混載型」がある。

冷凍コンテナへの給電設備が多くの船に備わっており、一部の船では水冷の配管設備を船艙深部にまで備えている。また、冷凍ユニットの運転状況を監視する装置が備わっている船もある。

輸送と荷役[編集]

アメリカン・プレジデント・ラインズのコンテナ船
香港のコンテナ用はしけ

コンテナは規格化されているため、天候に関係なく機械化された荷役が可能で、積付や陸揚もコンピュータで迅速に行うことができる[1]

コンテナ船は国際間の貨物輸送の主要な輸送手段として、日用品、工業製品、精密機器、加工済み食品、製材済みの木材や金属インゴットのような原材料などドライカーゴと呼ばれる物のほとんどを運んでいる。冷凍食品も冷凍コンテナによって運搬される。

コンテナ船での輸送に不適なものに、バラ積みやタンク輸送に適した貨物や、高速・短時間で運搬しなければならないものがある。

  • ばら積み貨物:鉱石石炭穀物などは、それぞれ鉱石運搬船、石炭運搬船、穀物運搬船等の専用運搬船、またはそれらの共用運搬船といったばら積み貨物船で運ばれる。
  • 石油類やLNG、LPG:それぞれ専用のタンカー(油槽船)で運ばれる。
  • 高い鮮度が求められる生鮮食料品や高額な半導体製品、航空郵便物は航空貨物として運ばれる。

TEU[編集]

コンテナ船の積載能力はTEUという単位で表現され、ISOによって規格化され海運業界の標準となっている20フィートコンテナの1個分に相当する。例えば 4,000TEUであれば、20フィートコンテナを4,000個積める大きさの船ということになる。

コンテナライゼーション[編集]

貨物輸送を全てコンテナを使って行うことをコンテナライゼーション(containerization)という。コンテナは商業貨物の輸送方法として最も一般的手段となっており、陸上ではセミトレーラ貨物列車で運ばれ、海上ではコンテナ船に運ばれ、工場から店舗倉庫などへ一貫輸送されている。

航路[編集]

フィーダー航路を行くフィーダー船。大型コンテナ船と比べると小さい

コンテナ船には、設備が整った世界各地の基幹港湾ハブ港)だけを結び深い海路を進む大型船と、ハブ港から地方港湾を結ぶフィーダー路線を進む小型船とがある。

世界の大型ハブ港湾にはロッテルダムコペンハーゲンシアトルオークランドロサンゼルスシンガポール香港上海高雄釜山などがあり、日本の地方港湾は釜山や上海からの支線が延びるフィーダー港湾に当たる。

世界各国の代表的な港湾や、横浜港神戸港など日本のスーパー中枢港湾は、超大型コンテナ船が立ち寄るハブ港から外されないよう、大型投資や制度改善、国内外の集荷力強化などを進めている。

港別のコンテナ取扱量[編集]

世界の海上貨物コンテナの取扱量を港湾ごとに見ると、2008年の統計では中国の港が20位までに8港も入っている。上位の8位まではすべてアジアの港である。日本の港は2008年で東京が24位で横浜が30位となっている。1970年代神戸ロッテルダムが世界のトップであったことを考えれば、産業構造の変化が進んでいることがわかる。中国でも、特に上海港の伸びが著しく、後背地での生産や消費の激増と洋山深水港の開港などにより取扱量が増え、シンガポールや香港を抜いて1位となった。

世界の主要コンテナ港湾トップ20(2016年)[2][注釈 1][3][4]
2016年
順位
2015年
順位
港湾名 取扱量
単位:百万TEU
増減率
1 1 上海 中華人民共和国 37.13 1.6 %
2 2 シンガポール シンガポール 30.90 -0.1 %
3 3 深圳 中華人民共和国 23.97 -1.0 %
4 4 寧波舟山 中華人民共和国 21.60 4.7 %
5 6 釜山 大韓民国 19.85 2.1 %
6 5 香港 香港(中華人民共和国) 19.81 -1.3 %
7 8 広州 中華人民共和国 18.85 9.5 %
8 7 青島 中華人民共和国 18.01 3.1 %
9 7 ジュベル・アリ ドバイアラブ首長国連邦 15.73 0.8 %
10 10 天津 中華人民共和国 14.49 2.7 %
11 12 ポート・クラン マレーシア 13.20 11.0 %
12 11 ロッテルダム オランダ 12.38 1.2 %
13 14 高雄 台湾中華民国 10.46 1.9 %
14 13 アントワープ ベルギー 10.04 4.0 %
15 15 大連 中華人民共和国 9.61 1.7 %
16 16 厦門 中華人民共和国 9.61 4.7 %
17 18 ハンブルク ドイツ 8.91 1.0 %
18 19 ロサンゼルス アメリカ合衆国 8.86 8.6 %
19 17 タンジュンペラパス マレーシア 8.28 -9.0 %
20 20 京浜(東京港横浜港川崎港 日本 7.61 1.2 %
シンガポール港のコンテナターミナル。

構造[編集]

大型コンテナ船の設計においては以下の点が留意される。

  • 高速航行性と耐航性を備える船型の開発・設計
  • 上甲板の大開口と船体強度の確保
  • 積付けの迅速性

セル構造[編集]

コンテナ船の船艙を見下ろしたところ。コンテナが左右にずれない様にするためのセルガイドという鋼鉄製の枠が走っている
ガントリークレーン等がない港でも荷役出来る、船上に備え付けられた門形クレーン。

ほとんどのフル・コンテナ船や多くのセミ・コンテナ船では、貨物コンテナの搭載にセル構造をとっており、船体の動揺時のコンテナ保持と荷役作業の効率化のために、コンテナ四隅の位置にセル・ガイトと呼ばれる垂直レールを備えてコンテナを横方向に動かないよう固定する構造がとられている。レールの最上部にはエントリー・ガイドと呼ばれる斜体が付いていてガントリークレーンなどを使った搭載時に容易にはめ込めるようになっている。この構造全体がセル(Cell)構造やセルラー(Cellular)構造と呼ばれ、セル構造を持つ船倉はセルラー・ホールド(Cellar Hold)と呼ばれる。

クレーン[編集]

比較的大きなコンテナ船やフル・コンテナ船では、場所や重量の節約のために船上に荷役機器(クレーンなど)を備えない船が多く、コンテナの積み卸しは、埠頭に設置されているコンテナ専用のガントリー・クレーンで行う場合が多い。しかし、2,900 TEU以下の比較的小さなコンテナ船では、揚荷施設の未整備な港での積み下ろしなどのために自らクレーンを備えている傾向がある[5]

ハッチカバー[編集]

大型セルコン船では、ハッチを閉じるハッチカバーは、旧型船では油圧駆動のヒンジ式等が使われていたが、21世紀の現在はポンツーン型で岸壁のクレーンによって開閉するようになっている。鋼製のポンツーン型ハッチカバーも最初はゴムガスケットで水密が考慮されていたが、貨物がコンテナだけなので現在では船首の1番ハッチ以外は特にガスケットは付けられない場合が多い。また、ハッチの固定締め付けも、その上に積載されるコンテナ重量とコンテナの固縛で押さえられるためにほとんどの船で省かれている。

ラッシング・ブリッジ[編集]

ギャングと呼ばれるコンテナの固縛作業やその解除を行う専門作業チームがラッシング作業を安全・迅速に行えるように上甲板上のコンテナ間に足場となるラッシング・ブリッジを持つ大型フルコンテナ船が登場している。また、ラッシングに加えて、従来船艙内だけだったセルガイドを上甲板上にまで伸ばしたセルガイド延長コンテナ船が登場している。このような設計ではハッチカバーそのものが無いため、海水や雨水が直接船倉内に侵入するので、排水装置が必要になり、消火設備も特に備えなければならない。船尾甲板上の係留作業用デッキの上にまで固定セル構造を備えた船もある。

エンジン[編集]

コンテナ船のメインエンジン

コンテナ船はディーゼルエンジンスクリュー・プロペラを回して推進力を得ている。また乗組員は20人から40人である。

船橋、居住区画、機関室は小型船ではほとんどが船尾に配置されているアフト・エンジン形式であるが、1,000 TEUを越えるフルコン船では船尾に近い船長の1/4-1/3程の位置に配置したセミアフト・エンジン形式が多くなる。

オイルショックにより原油価格が高騰した後、21世紀初頭の現在でも燃費優先の推進機関が選択されており、大きな船ほどより大きく低速で回転するディーゼル・エンジンを1軸直結の1軸推進器で駆動している。

口径1m近いシリンダーを100回転/分程度で回転させて、12気筒そろえて合計10万馬力程度のターボ過給のディーゼル・エンジンが大型コンテナ船で標準的に採用されている。船体が大型であると同時に、一般に船速が25ノット程度と一般商船の中では最速の部類であり、そのためタンカーなどと比べても大型の主機を搭載している。

減揺装置[編集]

横揺れによるコンテナの荷崩れを防止するために、アクティブな減揺装置としてフィン・スタビライザー、パッシブな減揺装置として減揺水槽(アンチローリング・タンク)、を持つ船が現れている。

コンテナの荷役[編集]

荷役の流れ[編集]

ラッシング・ブリッジにギャングの2人が立っている。甲板上のコンテナは鉄製のバーやターンバックルで固定する。

以下は一般的な荷役を時系列に並べたものであるが、港によって多少異なる。

  1. コンテナターミナルに搬入されたコンテナは、大きさ、種別、向け地別に大まかに分類され、仮置きされる。
  2. 船積みするコンテナごとの種類・向け地・重量などのデータを細かく計算し、本船への積付けプランを作成する。この重要な作業を行う者をプランナーと呼ぶ。
  3. 積付けが決まったら、電話やFAX又は本船が他港に停泊中であればその港の船内荷役会社(ステベ)を通して一等航海士と事前に打ち合わせをし、変更点があれば修正する。これはコンテナ船のスケジュールが分刻みで定められており、荷役当日のトラブルを極力回避するためである。またコンテナヤードではスムーズに船積みできるよう、積みつけプランに基づき仮置きされたコンテナの配置替えを行う。
  4. 本船が着岸すると作業員は速やかに乗り込み、当該箇所のコンテナ固定器具を解除して船卸しの用意に取りかかる。同時に荷役責任者は一等航海士とプランの最終確認および出港時刻などの打ち合わせを行う。この荷役責任者のことをフォアマンとよぶ。
  5. 荷役は通常、船卸しから始められる。岸壁では次々と揚がってくるコンテナの番号、シール番号と外装を検数員がマニフェスト(Manifest、積荷目録)に基づくデータと対査し、問題がなければ専用シャーシに乗せられトレーラーヘッドに引かれてコンテナヤードに搬入される。
  6. ヤード内ではストラドル・キャリアやトランステナーなどの荷役機器によって段積みで蔵置される。また冷凍コンテナや危険品は専用の区画へ蔵置される。
  7. 船積みは船卸しと逆の要領である。ヤード内から船側(せんそく)に運ばれたコンテナは、積付けプランに従って本船に積み込まれる。通常船艙にはセル・ガイドという横ずれ防止用の枠があるので特に強固に固定する必要はないが、上甲板上に積む際には上下のコンテナ同士を「ツイストロック」又は「オートロック」などの器具で固定するほか、1-3段目までのコンテナを「ラッシングバー」「ターンバックル」などの頑丈な器具で厳重に固定する。
  8. 出港時刻は本船が着岸する前に既に決まっていることが多く、定められた時間までに荷役を終わらせて、本船は次の港へと出港していく。

特殊な荷役[編集]

RO-RO船

コンテナ船の中にはRO-RO船というものもあり、フェリーのようなランプウェイを備えている。ランプウェイから貨物コンテナを積んだセミトレーラーが船内に入り、トレーラーヘッド(トラクタ)を切り離して後部のセミトレーラー部をそのまま積載するROトレーラ式とフォークリフトなどで積み替えるROコンテナ式がある[5]

RO-RO船は、コンテナ用クレーンを備えていない小規模港湾を結ぶ航路に投入されており、荷役の簡単さと早さからコンテナの末端輸送手段として使われている。

コンテナ化による荷役作業の効率化[編集]

ドライコンテナ(扉面)
扉の右上にGLDUで始まるコンテナ番号(ISO 6346)が読み取れる。

荷役を行う荷役作業員はチームを組んで作業を行い、このチームは「ギャング」と呼ばれる。従来型の荷役作業では1ギャングが15名前後で組まれていたが、コンテナ化によって1ギャングは8名程度になり、1名のクレーン操作員を加えても9名で1台のガントリー・クレーンごとでの荷役を行っている。この9名程のチームで1時間に30-35個のコンテナを荷役できる。従来型の荷役に比べて作業員あたりの荷役効率は40倍前後になる。

大型コンテナ船では1度に複数台のガントリー・クレーンを使って荷役を行うのでさらに荷役効率は高まり、このことがコンテナ船の大型化を可能にした。

コンテナの固定[編集]

21世紀初頭の現在では、大型フルコン船でコンテナを固定する場合で甲板に相当するポンツーンカバー(ハッチカバー)上の固定は、個々の貨物コンテナ間の上下の四隅を国際規格のツイストロックを挿入・固定した上で、1段-3段をまとめてX型に掛けたラッシング・ロッドによって甲板上に固定される。

20ftコンテナと40ftコンテナの数でいえばほぼ同数であるが、40ftコンテナの方が場所としては多くなる。また、今後も40フィートのものが増えることが予想されるためもあり、全ての船倉を40ftコンテナの搭載に設定しているフルコン船が増えている。これらの船で、20ftコンテナと40ftコンテナを同じ船倉に積付ける場合は、2個分の20ftコンテナの上に40ftコンテナを積んでいく。ただ積んだのでは、40ftコンテナの下の2個の20ftコンテナがジャックナイフのようにくの字にずれる恐れがあるため工夫が必要になる。船倉の底に取り外し可能な「スタッキングコーン」を20ftコンテナの位置に取り付けてその上に20ftコンテナを積んでいく。何段かの20ftコンテナすべての間は脱着式下向きスタッキングコーンでずれを防いでいる。その上の40ftコンテナはセルのレールで固定される。こういった工夫によって20の上に40を積む方法は、「ロッシアンストウェージ」と呼ばれる。

歴史[編集]

パレット船[編集]

甲板にクレーンのある古いタイプのコンテナ船

貨物輸送におけるコンテナの登場は、パレット輸送を経由して発展してきた。海上輸送では長年その荷物の積み下ろしに個々の貨物をデリッククレーンで扱ってきたが、昔からパレットに積みつけることで貨物の取り扱いを簡便にする工夫が行われていた。

第二次世界大戦後に一定サイズのパレットによって貨物船の船艙への積み下ろしを能率的に行えるように工夫された船が登場した。これらの船では荷物を固縛した一定のパレットを陸上のフォークリフトによって舷側の開口ハッチから取り入れ、船内のエレベーターやローラーコンベヤーで扱い、所定位置へ搭載するものであった。この後、パレットの利便性のままに互いに積み上げることも出来る貨物コンテナが登場して、パレット船は姿を消して貨物コンテナが主流となっていく。

当初、貨物コンテナを扱う専用船、つまりコンテナ船はあまり存在せず、様々な貨物船で貨物コンテナを輸送していた。バルクキャリアの空荷時に甲板上や船艙内にコンテナを固縛して輸送していた。こういった元々バルクキャリアで貨物コンテナの輸送も行うようになった船は「コンバルカー」と呼ばれた。現在のセミコン船の先祖であるが、コンテナ搭載の専用設備をほぼ備えないため、分類上はセミコン船ではない。

バージキャリア[編集]

1960年代末から、コンテナ船とは少し異なった「バージキャリア」という船が登場した。バージキャリアは元々米英海軍の上陸用舟艇の舟艇母艦から生まれてきたもので、1隻のバージキャリアで数十艇のバージ(はしけ)を搭載するというものである。

バージキャリアではバージを搭載する方法によって「LASH」(ラッシュ船)や「Seabee」といった形式があり、いずれも船尾部でバージを引き上げて取り込むという点は共通である。バージには貨物コンテナが積まれている場合もあった。

貨物コンテナによって貨物をユニット化して扱うのに対して、バージという浮力体まで含めたユニットを扱うバージキャリアは、重量・体積的に貨物コンテナに劣っており陸上輸送との連携も悪いため、海上貨物輸送の主流にはなれなかった。

多用途貨物船[編集]

1970年代になると、それまで世界中で不定期貨物船として活躍してきた米国製「リバティ船」が大量に引退を始めたため、これに代わる新たな「多用途貨物船」が世界の造船メーカーで作られた。幅広の甲板ハッチを持ち、性能の良い荷役装置を備え、スクラップメタルやドライバルクと共に貨物コンテナも積める多くの多用途貨物船が建造された。

貨物コンテナの利用が増えていく過程では、世界各地で独自の大きさ、規格の貨物コンテナが使用され互いの運用に支障が発生していた長い期間があり、ISOの場を中心とする標準化の努力によって徐々に規格が絞られ、21世紀初頭現在では国際的な海上物流で扱う貨物コンテナではほぼ標準化が済んだといえるが、今でも少ないながら独自規格のコンテナが外航貨物船で扱われている。

最初のコンテナ船[編集]

T2タンカー「ハットクリーク号」、こうしたタンカーがアメリカで第二次世界大戦中に500隻近く建造され、戦後余っていた

世界最初のコンテナ船は、第二次世界大戦後に余った軍用タンカー(アメリカで戦時大量生産されたT-2 タンカー)を改造して建造された。全米有数の陸運業者の経営者で、船にもトラックに積めて海陸一貫輸送ができる「コンテナ」というアイデアの発案者だったマルコム・マクリーン(Malcom McLean)は、アイデアを実現すべく自らのマクリーン・トラッキング社を売って船会社パンアトランティック・スチームシップ社を買収し、T-2タンカーを買ってコンテナ船「Ideal-X」に改造し、1956年の4月に58個の金属製コンテナを積んでニュージャージー州ニューアークからテキサス州ヒューストンまでの区間を航行させた。

マクリーンは1960年、パンアトランティック社を「シーランド(Sea-Land Service)」と改名してコンテナ船の運航やコンテナ専用埠頭の運営に乗り出し、海外にも進出した。やがて各国の船会社が追従し(日本では日本郵船が1968年に建造した「箱根丸」が初)、1970年代には港運のコンテナ化が急速に進んだ。ユニット化されたコンテナをガントリークレーンで積み下ろすことは、作業員や小型クレーンがバラ積み貨物を積み下ろしするよりも早く済むため、在来貨物船に比べ定時運航や速達性に優れたコンテナ船が貨物船の主流となっていった。

大型コンテナ船、Cosco Xiamen

第二次世界大戦後、コンテナ船を初めとする多くの貨物船では世界的な高速物流の時代に入り多くの高速・大出力の船を建造してきたが、1973年10月に始まった第四次中東戦争以後のオイルショックによって、燃料単価が高く燃料消費量の多いガスタービン船は数を減らし、ディーゼル船も主流はより低出力・低燃費なものに変わって行き、低速回転で駆動軸数も少なく船速の遅いものになっていった。日本郵船の「黒部丸」では34,800馬力のディーゼル2基で2軸推進だったものを26,320馬力ディーゼル1基で1軸推進に大きく改造することで、船速は25.6ノットから20.5ノットに下がり燃費は220トン/日から71トン/日に向上した例や、同じく日本郵船の「春日丸」での40,000馬力2基2軸推進を26,800馬力2基2軸推進へ換装することで船速は26.5ノットから23.95ノットへ少し遅くになったものの、燃費は366.3トンから165.6トンへと半減以下へと改善された例がある。

コンテナ化による貨物船の大型化[編集]

貨物船は大型化によって運送効率が向上するが、定期貨物船は大型化によって荷役に何日も掛かるようになり効率が悪化するため、規模拡大に制限があった。1960年代では、油槽船が20万トンを越える大型船が登場するようになっても、定期貨物船は1万数千トンどまりであった。

コンテナの使用によって定期貨物船の荷役が迅速化されたため、定期貨物船も規模の経済を追求できるようになり、コンテナを多数搭載する超大型の貨物船が登場した。初期には従来型の定期貨物船の船倉や甲板にコンテナを並べるだけであったが、やがて、一般貨物の船倉とは別に、コンテナを並べる専用の区画を備えるセミ・コンテナ船が現れた。主要な港での荷役設備もコンテナ専用のガントリークレーンが備えられ、それに伴って一般貨物を扱わず、コンテナだけを専門に運搬するコンテナ船、フル・コンテナ船(フルコン船)が登場した。

建造当時世界最大級のコンテナ船であったエマ・マースク。大型化は年々進んでいる。

船会社はコンテナ1個あたりの運送コストを減らして運賃を抑え競争に勝つために、荷役効率の限度内で極力多くのコンテナを積める大型船を導入しようとしている。1980年代以後、パナマ運河を通過できるサイズ(パナマックス)より大きなオーバー・パナマックス船が登場したが、その後も巨大化が進み、2000年代には水深16mのスエズ運河を通れるぎりぎりの大きさ(スエズマックス:これまではタンカーの大きさの限度だった)に近いコンテナ船も現れた。スエズマックスは、コンテナ積載数14,000 TEU、最大積載量137,000 DWT(載貨重量トン)、船の全長400m、幅50m、喫水15m以内、速度25.5ノットの時に出力は85MW以上という基準だが、2006年に進水した世界最大のコンテナ船エマ・マースクはこのスペックにほぼ達している。

21世紀初頭の現在では、港にガントリークレーンが複数備えられて、これら3~5基のクレーンが同時に1隻のコンテナ船への荷役に使用できるようになると、大型コンテナ船での荷役効率が飛躍的に向上し、10万トンに達するような大型フルコン船も登場した。コンテナ船は様々な貨物を運ぶ目的で建造され、その大きさは、貨物船の中では原油を輸送するための超大型タンカーに次ぐものとなっている。

21世紀初頭、フルコン船が大きくなり船腹が広がって搭載貨物コンテナが横22列のものが登場したが、港でコンテナ荷役を行うクレーンが未整備であるため港での制約が生まれている[5]。2010年代後半には、20000TEU級のメガコンテナ船が登場。今治造船丸亀工場などでも建造されているが、2019年現在、日本に着岸できる港はなく海外航路で使われている[6]

コンテナ船の将来[編集]

2012年に竣工した、エマ・マースクを超える大型コンテナ船、CMA CGM マルコ・ポーロ(16,020TEU)。一方、マースクはこれよりも大きなマースク・トリプルE級(18,000TEU)の建造を進めている

スエズマックスの先には、一番浅いところで水深25mとなるマラッカ海峡を通ることのできるマラッカマックスという基準がある。マラッカマックスは、コンテナ積載量18,000TEU、最大積載量200,000 DWT、船の全長470m、幅60m、喫水20m以内、速度25.5ノットの時に出力は100MW以上となる。これ以上の大きさになると、スエズ運河もマラッカ海峡も通れないため世界のコンテナ航路の大規模再編が必要となる。

この規模を実現する大きな制約の1つだったエンジン出力は、デンマークの重機械企業 MAN B&W が製造した2サイクルのディーゼル・エンジン、MAN B&W K108ME-C の登場によってクリアされようとしている。最大の問題はこの出力を伝達することのできる直径10m、重さ130トンのプロペラを作ることのできる会社がないことである。また港での荷役に掛かる時間が長くなる、通ることのできる航路が限られるなど、スーパータンカーの大きさを制限しているのと同じ問題にコンテナ船も直面しようとしている。

大きなフルコン船での、甲板上に高く積まれたコンテナによる視界不良と前からの波浪を防ぐために、船橋は船首部に配置が検討される。これにより、船首船橋直後から後部までコンテナ・クレーンのジブの上げ下げなしで動けることになる。またハッチレス船の導入がますます進むほか、事故発生時の環境に与える影響に配慮して、二重船殻の内側に燃料タンクを備えるようになる可能性もある。

21世紀初頭近年の燃料高騰が今後も続けば、巨大化するフルコン船に搭載されるエンジンは、ますます低燃費な物が求められ、おそらく高馬力での高速航行へは戻らないと思われる[5]

リスク[編集]

作業に失敗し破損したコンテナ
2011年10月、ニュージーランドタウランガ沖で座礁し荷崩れと油流出を起こしたコンテナ船「レナ」。ギリシャのコンテナ船会社コスタマーレの子会社が所有していた。船上で燃料油の抜き取りとコンテナ撤去が行われたが、船体は亀裂が入っており、最終的には2つに裂けて沈没した

船体構造としては上部甲板を含めて甲板と呼べる部分をほとんど持たないセル構造の大型フルコン船では、元々構造的な弱さを持っている。高波浪下で満載航行時には強い縦曲げモーメントを受けるため、十分な縦強度が求められるが、船艙内コンテナ積付け横列数を増やすためにハッチ間の縦通材を廃止したり、舷側二重構造の幅を狭めたりと年を経るに従い、強度面からは厳しい設計を行っている。もちろん、両舷にほんの少し残された甲板やハッチコーミング部とその周囲の部材、最上部の舷側板には5,000 TEUを越えるポストパナマックス船で50mm前後の高張力鋼を使い、10,000 TEUクラスの船では70mm程度にする、両舷上端をボックスガーダーとするなどの縦強度不足を補う設計が行われているが、強度面からは厳しいものとなっている。

21世紀初頭現在の巨大なフルコン船は船艙内に搭載するものとほぼ同数の貨物コンテナを甲板上に並べており、重心が高く(パナマックス船で復原性能B/D比:1.35)、風を受ける面積が大きい。船艙ハッチレス・フルコン船は船艙が完全に上に対して開放されており、船体上部からの雨水以外の水の浸入に対して全く考慮されていない[5]

2017年に登場した最新のコンテナ船は、21,000 TEUという桁外れに大きなものが登場してきているが、この場合一隻の積む貨物の総額は数億USドルにも達することがある。こうした大型船が絶えず世界の海を航行しているため(常時、500万から600万個のコンテナが海を行き交っている)それに伴うリスクも非常に大きい。 リスクの中には荷役に関わるものもある。コンテナ積載時に税関へ提出するマニフェスト(積荷目録)以外に、コンテナの中身を知る手段はない。それぞれの船が非常に大量に、行き先の違うコンテナを積んでいるため、コンテナの荷役の際は紛失や積み間違いが起こらないよう細心の注意を要する。またコンテナを積みおろしするガントリークレーンは中身を守るためにできるだけコンテナを揺らさないようにしなければならない。安全に、しかも効率的に積み下ろしをするためには、クレーンのオペレーターには熟練した作業員を当てる必要がある。またコンテナ埠頭やコンテナ船の甲板上で働く作業員は、トレーラーやコンテナ荷役機械などの大型車や、コンテナを積む際のバランスや転落、コンテナの下敷きなどに注意しなければならない。

海上では暴風雨がコンテナ船を襲い、甲板上のコンテナを波で奪い去ってしまう危険がある。1個でも流されれば大きな損失となる。またコンテナ内の高価な商品は海賊たちの標的になりうる。マラッカ海峡インドネシアなどでは海賊が脅威となっている。コンテナは禁制品(武器麻薬など)の密輸密航者の入国に使われることもある。

海運業界[編集]

海運貨物市場[編集]

船の規模別コンテナ船チャーター料金(1TEU,1日あたりに換算)

貨物を運ぶために船を雇うことを用船契約(チャーター)という。国際連合貿易開発会議(UNCTAD)では、コンテナ船便の運賃の統計を取得している。

コンテナ海上運送の料金(UNCTAD)[7]
中国上海発の運賃
(米ドル/TEU)
2009 2010 2011 2012 2013 2014
米国西海岸 1372 2308 1667 2287 2033 1970
米国東海岸 2367 3499 3008 3416 3290 3720
北欧 1395 1789 881 1353 1084 1161
地中海 1397 1739 973 1336 1151 1253
南米(サントス) 2429 2236 1483 1771 1380 1103
東アフリカ(ダーバン) 1495 1481 991 1047 805 760
シンガポール 318 210 256 231 233
東日本 316 337 345 346 273

海運貨物会社[編集]

世界のコンテナ船運航会社トップ(2022/04/14時点) [8]
順位 企業 本部 総TEU 船数 市場シェア 脚注 海運
アライアンス
1 Mediterranean Shipping Company スイスの旗 スイス/イタリアの旗 イタリア 4,339,852 663 17.1% [注釈 2] 2M
2 Maersk デンマークの旗 デンマーク 4,245,962 729 16.7% [注釈 3] 2M
3 CMA CGM フランスの旗 フランス 3,261,052 578 12.8% [注釈 4] Ocean Alliance
4 中国遠洋海運集団 (COSCO) 中華人民共和国の旗 中国 2,927,413 474 11.5% [注釈 5] Ocean Alliance
5 ハパックロイド ドイツの旗 ドイツ 1,742,598 247 6.9% [注釈 6] THE Alliance
6 オーシャン ネットワーク エクスプレス (ONE) 日本の旗 日本 1,515,708 207 6.0% [注釈 7] THE Alliance
7 Evergreen Marine Corporation(長栄海運) 中華民国の旗 台湾 1,504,564 200 5.9% [注釈 8] Ocean Alliance
8 HMM Co. Ltd. 大韓民国の旗 韓国 820,320 76 3.2% THE Alliance
9 Yang Ming Marine Transport Corporation(陽明海運) 中華民国の旗 台湾 666,164 93 2.6% THE Alliance
10 Zim Integrated Shipping Services イスラエルの旗 イスラエル 463,277 127 1.8%
11 Wan Hai Lines (萬海航運) 中華民国の旗 台湾 412,204 147 1.6%
12 Pacific International Lines シンガポールの旗 シンガポール 284,370 89 1.1% [注釈 9]
13 Korea Marine Transport Corporation(高麗海運) 大韓民国の旗 韓国 156,995 68 0.6%
14 IRISL Group イランの旗 イラン 149,042 32 0.6% [注釈 10]
15 Unifeeder デンマークの旗 デンマーク 143,949 96 0.6%
16 X-Press Feeders シンガポールの旗 シンガポール 142,939 93 0.6% [注釈 11]
17 Shandong International Transportation Corporation 中華人民共和国の旗 中国 142,650 97 0.6%
18 TS Lines 中華民国の旗 台湾 108,860 53 0.4%
19 Zhonggu Logistics Corporation 中華人民共和国の旗 中国 108,844 95 0.4%
20 Sinokor Merchant Marine 大韓民国の旗 韓国 107,003 74 0.4%
21 Antong Holdings (QASC) 中華人民共和国の旗 中国 91,934 95 0.4%
22 Sea Lead Shipping シンガポールの旗 シンガポール 87,180 23 0.3%
23 China United Lines 中華人民共和国の旗 中国 85,253 32 0.3%
24 Regional Container Lines タイ王国の旗 タイ 73,133 40 0.3%
25 Matson アメリカ合衆国の旗 アメリカ 68,563 29 0.3%
26 SM Line 大韓民国の旗 韓国 65,277 13 0.3%
27 Global Feeder Shipping LLC アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 62,390 20 0.2%
28 Emirates Shipping Line アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 56,541 12 0.2%
29 Arkas Container Transport トルコの旗 トルコ 53,049 32 0.2%
30 Swire Shipping 中華人民共和国の旗 中国 47,248 25 0.2%

造船業界[編集]

7,000TEU以上の大型コンテナ船は、以下の造船所で建造されてきた。

コンテナ船の積載量[編集]

en:List of largest container ships」および「de:Entwicklung der Schiffsgröße」も参照

同型船については原則1番船を記載。

コンテナ積載可能TEUによる世界のコンテナ船の大きさ順位(8,400 TEU以上)
建造年 船名 全長(m) 全幅(m) 最大TEU 総トン数 船主・用船先 建造所 備考
2023 MSC Irina 399.93 61.33 24,346 236,184 MSC 揚子江船業集団
2023 OOCL Felixstowe 399.99 61.30 24,188 235,341 OOCL 大連中遠海運川崎船舶工程
2023 ONE INNOVATION 399.95 61.40 24,136 235,311 ONE 今治造船JMU
2021 Ever Ace 399.97 61.52 23,992 235,579 Evergreen SHI
2020 HMM Algeciras 399.9 61 23,964 228,283 HMM DSME
2019 MSC Gülsün 399.9 61.5 23,756 232,618 MSC SHI
2017 OOCL Hong Kong 399.9 58.8 21,413 210,890 OOCL SHI
2017 MOL Triumph 400.0 58.8 20,170 199,000 商船三井 SHI / 今治造船
2016 NYK BLUE JAY 364.2 50.6 14,026 144,285 日本郵船 JMU
2015 Millau Bridge 365.9 51.2 13,870 150,709 川崎汽船 今治造船
2013 Mærsk Mc-Kinney Møller 399.0 59.0 18,270 194,849 A.P. モラー・マースク DSME マースク・トリプルE級
2012 CMA CGM マルコ・ポーロ 396.0 53.6 16,020 175,343 CMA CGM DSME
2006 エマ・マースク 397.7 56.4 14,500 151,687 Maersk Line オデンセ造船所 マースク・E級
2006 Georg Mærsk 367.3 42.8 10,150 097,933 Maersk Line オデンセ造船所
2006 CSCL Le Havre 336.7 45.6 09,580 107,200 Danaos Shipping
2006 COSCO Guangzhou 350.6 42.8 09,383 109,149 COSCO HHI
2006 CMA CGM Fidelio 350.0 42.8 09,415 099,500 CMA CGM
2003 Arnold Mærsk 352.6 42.8 09,310 093,496 Maersk Line
2006 NYK Vega 338.2 45.6 09,200 097,825 日本郵船 HHI / IHIMU
2006 MSC Esthi 336.7 45.6 09,178 099,500 MSC
2006 MSC Madeleine 348.5 42.8 09,100 107,551 MSC
2006 ハンバー・ブリッジ 336.0 45.8 09,040 099,500 川崎汽船 IHIMU

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2013年順位。1位上海3362 TEU、2位シンガポール3224、3位深圳2328、4位香港2235、5位釜山1769、6位寧波1735、7位青島1552、8位広州1531、7位ドバイ1364、8位天津1301、9位ロッテルダム1162、10位大連1086、11位ポート・クラン(マレーシア)1035、12位高雄994、13位ハンブルク930。28位東京486、横浜289
  2. ^ 傘下に WEC Lines
  3. ^ 傘下に P&O Nedlloyd, Safmarine, SeaLand , Hamburg Süd
  4. ^ 傘下に APL, Neptune Orient Lines, ANL, Comanav, CNC Line, Mercosul Line, and Containerships
  5. ^ 傘下に COSCO Shipping Lines (COSCO), China Shipping Container Lines (China Shipping Group), OOCL (東方海外貨櫃航運公司), Shanghai Pan Asia Shipping, New Golden Sea Shipping, Coheung
  6. ^ 傘下に United Arab Shipping Company, CSAV , NileDutch
  7. ^ 傘下に 日本郵船,商船三井, 川崎汽船
  8. ^ 傘下に Italia Marittima , Uniglory Marine
  9. ^ 傘下に Advance Container Line (ACL), Pacific Direct Line (PDL), Mariana Express Lines Ltd. (MELL)
  10. ^ 傘下に Islamic Republic of Iran Shipping Lines, HDS Lines, Valfajre Eight Shipping Company, Khazar Shipping Company
  11. ^ 傘下に Consortium and X-Press Container Line

出典[編集]

  1. ^ a b 池田勝, 「古今(こきん)用語撰」『らん:纜』 1992年 17巻 p.43-46, doi:10.14856/ran.17.0_43、2020年6月19日閲覧。
  2. ^ [Top 50 World Container Ports World Shipping Council]2018年8月30日閲覧
  3. ^ 1995年順位 1位香港1254、2位シンガポール1185、3位ロッテルダム479、4位高雄523、5位釜山450、6位ハンブルク289、7位横浜276
  4. ^ 「海上物流、主役は中国」日本経済新聞2015年4月27日朝刊9面。出典は「世界のコンテナ輸送と就航状況 2014年版」(日本郵船編。日本海運集会所発行)
  5. ^ a b c d e 渡辺逸郎著 「コンテナ船の話」 成山堂書店 18年12月18日初版発行 ISBN 4-425-71371-0
  6. ^ 全長400m 世界最大級コンテナ船が明石海峡に”. 神戸新聞NEXT (2019年3月18日). 2019年6月16日閲覧。
  7. ^ Table 3.1. Container freight markets and rates”. Review of Maritime Transport. 国際連合貿易開発会議. p. 58 (2015年10月14日). 2015年10月閲覧。
  8. ^ PublicTop100”. alphaliner.axsmarine.com. 2022年4月14日閲覧。
  9. ^ 今治造船株式会社 会社概要”. IMABARI SHIPBUILDING CO.,LTD.. 2023年8月17日閲覧。
  10. ^ 韓進重工、世界最大級のコンテナ船を竣工”. nna.ASIA (2018年1月29日). 2018年11月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]