日本ゲーム大賞

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日本ゲーム大賞(にっぽんゲームたいしょう)とはその年の優れたコンシューマーゲーム作品に授与されるである。社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が開催している。

1996年に「CESA大賞」として初めて開催。第4回(1999年)から一度「日本ゲーム大賞」という名称に変更された。第6回(2001年-2002年)からは対象期間を翌年3月まで(つまり第7回以降は4月から1年間)に変更し、「CESA GAME AWARDS」という名称で開催。そして第10回(2006年度)から再び「日本ゲーム大賞」となった。第12回(2008年度)からはJAPAN国際コンテンツフェスティバルのオフィシャルイベントとして開催される。

選考委員長は養老孟司が務めている。

賞の概要[編集]

2009年までは日本ゲーム大賞には「年間作品部門」(GAME AWARDS)、「フューチャー部門」(GAME AWARDS FUTURE)、「アマチュア部門」(GAME AWARDS AMATEUR)という3つの表彰カテゴリーが存在した。2010年からは「ゲームデザイナーズ大賞」(GAME DESIGNERS)が新設され、4つの表彰カテゴリーになった。

賞創設当初は「GAME AWARDS(旧・CESA大賞)」およびその細部門のみだったが、後に「GAME AWARDS FUTURE」、「GAME AWARDS INDIES」が加わり、以降不定期に賞の再検討、統合・改称などが成されている。

年間作品部門(GAME AWARDS)[編集]

対象期間内に日本国内で発売された家庭用ゲーム機(据え置き型、携帯型他)対応の作品、パソコン対応の作品等、全てのコンピュータエンターテインメント作品(※)を選考対象とし、「CESA GAME AWARDS選考委員会」による審査、および一般投票の結果や販売本数を踏まえて選考する。その結果、最高の評価を得た作品に「最優秀賞」、優秀であると評価された作品に「優秀賞」が贈られる。

なお過去においては上記以外にも、日本国外において高評価を得た2作品(日本国内の企業作品、日本国外の企業作品それぞれ1作品)に「グローバル賞」が、対象期間中に日本で最も多く販売された作品には「ベストセールス賞」がそれぞれ贈呈された。さらに、選考委員会によって推薦された作品および人物がいた場合は「特別賞」が贈られている。

(※)正会員以外にも、特別賛助会員である任天堂や、CESA非会員による作品も対象。ただし、CESA倫理規定に則るものでないアダルトゲーム及び関連作品は対象外。

ゲームデザイナーズ大賞(GAME DESIGNERS)[編集]

2010年ゲーム大賞より新設。従来の審査方式では販売本数の多いゲームが有利になり、売り上げランキングと大差ない内容になってしまいがちだった反省から、桜井政博の提唱により設立された。桜井政博を審査委員長とし、飯田和敏イシイジロウ上田文人神谷英樹菊池正義河野一二三巧舟外山圭一郎藤澤仁三上真司という11人のゲームデザイナーがゲーム製作者の視点から独創性、斬新性を重視した審査を行う。

桜井は観衆が知らないゲームのデモムービーを流して賞を授けるだけでは意味が無いとの考えから、授賞式では会場で受賞作のゲームを実際にプレイした[1]

フューチャー部門(GAME AWARDS FUTURE)[編集]

第6回から新設された表彰カテゴリー。対象期間内に開催された東京ゲームショウにおいて発表、あるいは出展・展示された未発売作品を選考対象とし、東京ゲームショウ内で実施される一般投票において評価が高かった作品に授与される。

ちなみに、任天堂など東京ゲームショウに出展していないメーカーは選考の対象外となる。

アマチュア部門(GAME AWARDS AMATEUR)[編集]

2007年ゲーム大賞より新設。第8回から新設された表彰カテゴリー“インディーズ部門(GAME AWARDS INDIES)”に“CESA スチューデントゲーム大賞(CESA STUDENTS GAME AWARDS)”を統合して実施される。
日本国内在住のアマチュア法人・団体・個人に応募資格があり、それらが制作した製品化されていない応募作品が選考対象となる。選考委員会が審査し、大賞(1作品)、優秀賞(該当数)、佳作(該当数)が贈られる予定。統合前に比べて“アマチュアが作ったゲームへ与えられる賞”という側面が強まっている。

なお旧インディーズ部門の応募資格はプロ・アマを問わず、最も高い評価を受けた1作品に「最優秀賞」、優秀と評価された作品に「優秀賞」が与えられていた。

問題点[編集]

フューチャー部門に関しては先述の通り東京ゲームショウに出展していないメーカーは選考の対象外となるので、E3ではどう考えても賞を受けるようなタイトルが受賞しないことがあったり、逆に質が高いと思えない作品が大賞等高位の賞に選ばれたりすることがあるため、雑誌等により批判にさらされることがある。 また一般投票の比率等選考基準に不透明さが残るため、特定の雑誌の評価がそのまま反映されていると言う意見も多い。[要出典]

上記の「ゲームデザイナーズ大賞」でも述べたように、選考は「投票を多く得た作品」すなわち多数決で決定されるため、必然的に市場において知名度が高い作品が有利であり、ゲームの質よりも売上本数やメーカー・シリーズとしての知名度が高い作品が高位に来る傾向が強い。近年では、『モンスターハンターポータブル 2nd』が2007年に最優秀賞を受賞したも拘らず、2008年にもその追加ディスク・アップグレード版である『2ndG』が再び最優秀賞をとった、などがその例である。これに関しては主催側も「ネームバリュー偏重となり、最も大事な独自性が評価軸に乗らない」「毎年やるせなさが残る」と問題視しており、少人数の審議で採決を取るデザイナーズ大賞設立もこれが影響している[1]

受賞作品[編集]

全ての受賞作品を挙げると多数になるため、ここでは「年間作品部門」(GAME AWARDS)カテゴリーにおいてもっとも高い評価を受けた作品を挙げる。作品名の後ろの括弧内は発売元(受賞当時)、発売されたプラットフォーム

CESA大賞 '96[編集]

CESA大賞 '97[編集]

第3回 CESA大賞[編集]

第4回 日本ゲーム大賞[編集]

第5回 日本ゲーム大賞[編集]

第6回 CESA GAME AWARDS[編集]

第7回 CESA GAME AWARDS[編集]

第8回 CESA GAME AWARDS[編集]

第9回 CESA GAME AWARDS[編集]

日本ゲーム大賞2006[編集]

日本ゲーム大賞2007[編集]

日本ゲーム大賞2008[編集]

日本ゲーム大賞2009[編集]

日本ゲーム大賞2010[編集]

日本ゲーム大賞2011[編集]

日本ゲーム大賞2012[編集]

日本ゲーム大賞2013[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b 週刊ファミ通』 2010年10月14日号 230頁に掲載の桜井のコラム『桜井政博のゲームについて思うこと』VOL.350

外部リンク[編集]