三上真司
みかみ しんじ 三上 真司 | |
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生誕 |
1965年8月11日(59歳) 日本・山口県岩国市 |
出身校 | 同志社大学商学部 |
職業 | ゲームクリエイター、ゲームデザイナー、実業家 |
肩書き | 元Tango Gameworks代表、元カプコン第4開発部部長 |
三上 真司(みかみ しんじ、1965年8月11日 - )は、ゲームデザイナー。山口県岩国市出身。
人物
[編集]1990年、同志社大学商学部卒。大学在学中は中国拳法に打ち込む。卒業後、カプコンに入社。『カプコンクイズ ハテナ?の大冒険』、『アラジン』などを開発。
1990年に発売された「アドベンチャークイズ2 ハテナ?の大冒険」開発の際に、当初予算が500万円に対して最終的に880万円掛かっていた。
1996年にはディレクターとして『バイオハザード』を送り出し、その世界的な大ヒットから『バイオハザードの生みの親』として注目されることが多いが、本人はそう呼ばれることを嫌っている[1]。
その後、『バイオハザード』シリーズ、『ディノクライシス』シリーズ、『デビルメイクライ』などをプロデュースする。また、『逆転裁判』1から3の製作総指揮をとった。『バイオハザード4』では自らディレクターも務めた(途中、チーフディレクターに変わる。それについては、『バイオハザード』シリーズ 供給媒体に関する経緯を参照)。
2004年7月1日にカプコンの子会社であるクローバースタジオに移籍し、『GOD HAND』のディレクターを務めるが、2005年の11月には親会社のカプコンを退社してフリーの立場で同作品を完成させる。同年12月に有限会社Straight Storyを起業。カプコン退社後もソフトウェア開発の契約は個別に結んでいる。2007年2月、SEEDS株式会社のちのプラチナゲームズ株式会社とのプロジェクトを個別契約を結び開発している。
2010年3月1日に株式会社Tango設立。10月28日にゼニマックスグループ傘下に入り、Tango Gameworksに改名。2010年に自らが運営する公式サイトでミニゲーム『HARAKIRI』を公開した。
Tango Gameworks在籍時は『サイコブレイク』『サイコブレイク2』『Ghostwire: Tokyo』『Hi-Fi Rush』を手掛けた。
2023年2月23日、ベセスダ・ソフトワークスの公式Twitterアカウントが、三上真司が今後数か月以内にTango Gameworksを離れることが決定したと発表した[2]。
主な作品
[編集]- カプコンクイズ ハテナ?の大冒険(1990年12月21日、カプコン、GB)プランナー
- ロジャー・ラビット(1991年12月31日、カプコンUSA、GB)[3]
- アラジン(1993年11月26日、カプコン、SFC)
- グーフィーとマックス 海賊島の大冒険(1994年7月22日、カプコン、SFC)ゲームデザイナー
- バイオハザード(1996年3月22日、カプコン、PS)ディレクター
- バイオハザード2(1998年1月29日、カプコン、PS)プロデューサー
- ディノクライシス(1999年7月1日、カプコン、PS)プロデューサー・ディレクター
- バイオハザード3 LAST ESCAPE(1999年9月22日、カプコン、PS)プロデューサー
- バイオハザード CODE:Veronica(2000年2月3日、カプコン、DC)プロデューサー
- ディノクライシス2(2000年9月13日、カプコン、PS)エグゼクティブプロデューサー
- ふしぎ刑事(2000年10月26日、カプコン、PS)プロデューサー
- 鬼武者(2001年1月25日、カプコン、PS2)製作協力
- ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica(2001年7月、カプコン、AC)スーパーバイザー
- デビルメイクライ(2001年8月23日、カプコン、PS2)エグゼクティブプロデューサー
- 逆転裁判(2001年10月12日、カプコン、GBA)製作総指揮
- バイオハザード(2002年3月22日、カプコン、GC)ディレクター
- BIOHAZARD GAIDEN(2002年03月29日、カプコン、GBC)アドバイザー
- 鉄騎(2002年9月12日、カプコン、XB)ゼネラルプロデューサー
- 逆転裁判2(2002年10月18日、カプコン、GBA)製作総指揮
- バイオハザード0(2002年11月21日、カプコン、GC)エグゼクティブアドバイザー
- P.N.03(2003年3月27日、カプコン、GC)ディレクター
- ビューティフル ジョー(2003年6月26日、カプコン、GC)エグゼクティブプロデューサー
- ディノクライシス3(2003年6月26日、カプコン、XB)エグゼクティブプロデューサー
- 逆転裁判3(2004年1月23日、カプコン、GBA)製作総指揮
- バイオハザード4(2005年1月27日、カプコン、GC)シナリオ・ディレクター
- killer7(2005年6月9日、カプコン、GC・PS2)プロデューサー
- GOD HAND(2006年9月14日、カプコン、PS2)ディレクター
- VANQUISH(2010年10月21日、セガ、PS3・X360・PC)ディレクター
- HARAKIRI(公式サイト、ミニゲーム)、ディレクター、モーションアクター、ゲームデザイナー
- シャドウ・オブ・ザ・ダムド(2011年9月22日、エレクトロニック・アーツ、PS3・X360)クリエイティブプロデューサー
- PSYCHOBREAK / The Evil Within(2014年、ベセスダ・ソフトワークス、PS3・PS4・X360・XONE・PC)ディレクター
- PSYCHOBREAK: ザ・アサインメント(2015年、ベセスダ・ソフトワークス、PS3・PS4・X360・XONE・PC)エグゼクティブ・プロデューサー
- PSYCHOBREAK: ザ・コンセクエンス(2015年、ベセスダ・ソフトワークス、PS3・PS4・X360・XONE・PC)エグゼクティブ・プロデューサー
- PSYCHOBREAK: ザ・エクセキューショナー(2015年、ベセスダ・ソフトワークス、PS3・PS4・X360・XONE・PC)エグゼクティブ・プロデューサー
- Fallout 4(2015年、ベセスダ・ソフトワークス、PS4・XONE・PC)出演——高橋
- PSYCHOBREAK2 / The Evil Within 2 (2017年10月13日、ベセスダ・ソフトワークス、PS4・XONE・PC) エグゼクティブ・プロデューサー
- Ghostwire: Tokyo(2022年3月25日、ベセスダ・ソフトワークス、PS5/PC)エグゼクティブ・プロデューサー[4]
- Hi-Fi Rush(2023年1月26日、ベセスダ・ソフトワークス、PC/Xbox Series X|S)エグゼクティブ・プロデューサー
※移植作品を含まず
脚注
[編集]- ^ 週刊見習いディレクター中村193のリアルTango第1回 Archived 2015年2月13日, at the Wayback Machine. Tango Gameworks、2010年10月28日付。
- ^ ミル☆吉村 (2023年2月23日). “三上真司氏がTango Gameworksを離れることが正式発表。ベセスダ公式が認める”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage)
- ^ 日本未発売作品
- ^ “『Ghostwire: Tokyo』三上真司氏インタビュー。「10年に1本は記憶に残るゲームを作りたい、そして本作がその1本になるかもしれない」と語る真意を訊く | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2022年3月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 三上真司 (@shinji_mikami) - X(旧Twitter)
- Tango Gameworks