ELDEN RING

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ELDEN RING
ジャンル オープンワールド
アクションRPG
対応機種 PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox One
Xbox Series X/S
Microsoft WindowsSteam配信)
開発元 フロム・ソフトウェア
発売元 日本の旗 フロム・ソフトウェア
世界の旗 バンダイナムコエンターテインメント
ディレクター 宮崎英高谷村唯
シナリオ 宮崎英高、ジョージ・R・R・マーティン
音楽 齋藤司、北村友香、宮澤翔衣、富沢泰、工藤吉三
人数 1-4人
発売日 世界の旗 2022年2月25日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI16
売上本数

世界の旗 1750万本[1]

日本の旗 100万本[2]
テンプレートを表示

ELDEN RING』(エルデンリング)は、フロム・ソフトウェアが開発し、2022年2月25日に発売されたオープンワールドアクションRPG [3] [4] [5]海外での販売はバンダイナムコエンターテインメントが担当する。

キャッチコピーは「王となれ」。対応プラットフォームはPlayStation 4PlayStation 5Xbox OneXbox Series X/SWindowsSteam)。

概要[編集]

本作の開発はE3 2019のXbox E3 2019ブリーフィングにて発表された[6]

ディレクターは『DARK SOULS』や『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』等を制作した宮崎英高が務め、世界観の構築には『氷と炎の歌』等の作者であるジョージ・R・R・マーティンが参加している[6][7][8]

本作は『DARK SOULS』シリーズの王道進化を目標とした完全新規のタイトルとして開発がスタートした[8]。そのため歯ごたえのあるゲーム性や立体的かつ複雑なダンジョンといった要素を引き継ぎつつも、各ダンジョンをつなげるシームレスなオープンフィールド、しゃがみ歩きによるステルス、ジャンプ、騎乗動物を使用した移動、攻略性に影響を与える時間や天候の変化等の新たな要素が取り入れられている[7][8]。ゲーム全体の規模としてはフロム・ソフトウェア史上最大の作品である[7][8]

ストーリー[編集]

女王マリカを戴く狭間の地で、何者かの手によりエルデンリングが砕かれた。 女王マリカの子であるデミゴッド達は、砕かれたエルデンリングの破片を手にしたことで、その力に狂い、破砕戦争と呼ばれる戦乱を引き起こした。 戦争は熾烈を極めたが、デミゴッド達の中でも傑出した力を持つマレニアラダーンが最後に戦い、相討ちとなったことで、戦争は勝者無きままに終わりを告げた。 この戦乱を機に、大いなる意志はデミゴッド達を見捨てた。そして、かつて瞳から黄金の祝福を失い、狭間の地を追われた褪せ人と呼ばれる人々に、祝福の導きをもたらした。 褪せ人は祝福に導かれ、霧の海を超えてかつての故郷、狭間の地へ至り、エルデンリングを目指す。エルデの王となるために。

破砕戦争からどれほどの時間が過ぎたのか不明ながら、かつての黄金樹の恵みと繁栄が失われた狭間の地には死と呪いが蔓延り、既に廃墟しか残されていない。 褪せ人の1人である主人公は、謎の少女メリナと協力関係を築き、デミゴッドを倒すことで彼らが持つエルデンリングの破片「大ルーン」を集めるよう、円卓にて提案される。 やがて大ルーンを集めた主人公は黄金樹の麓に到達するが、その中に入ることが叶わず、エルデの王にはなれなかった。そこで主人公は、黄金樹の中に入る方法を探す。 ここから物語は、エルデンリングを修復するか、もしくは世界を滅ぼす狂い火の王になるかの大まかに2つの結末に分岐し、プレイヤーの選択に委ねられる。

システム[編集]

オープンフィールドのマップ[編集]

今作は過去作の「DARK SOULS」シリーズと違い、フィールド同士をシームレスに移動できるオープンフィールドが採用されており、プレイヤーは非常に広大な狭間の地を探索していくことになる。フィールドにいる様々な敵との遭遇や、それぞれの思惑を持つ登場人物たちとの出会い、フィールドからシームレスに繋がる洞窟や地下墓のようなダンジョン、巨大で、複雑かつ立体的なレガシーダンジョンが各地に存在している。
また各地の祝福(チェックポイントのような場所)を選択することで瞬時に移動できるファストトラベルも可能となっている。ただし戦闘中にはマップを開くことはできない。

マップの追加[編集]

従来の「DARK SOULS」シリーズと比較するとフィールドが広大であるため、本作ではマップ(地図)の閲覧が可能になった。自身の現在地や周辺の地形の把握だけでなく、光柱やマーカーを設置することで、地図のカスタマイズができる。地図の拡張は狭間の地の各地に落ちている「地図断片」を手に入れることで行う。ver.1.03のアップデートにおいて、一度遭遇したNPCの名前と位置がマップに表示されるようになった。

祝福[編集]

過去作の「DARK SOULS」シリーズにおける篝火。武器の収納、聖杯瓶の管理などができるチェックポイント。
まだ触れていない祝福は、「導き」と呼ばれる光を放っており、また「導き」は、次に進むべき方向を指す。

聖杯瓶[編集]

過去作の「DARK SOULS」シリーズ同様の回復手段。祝福で休憩することで補充できる。「黄金の種子」によって使用回数を増やし、「聖杯の雫」によって回復量を強化する。
使用回数が決まっており、最大14回まで増やす事が出来る。またHP回復用の「緋雫の聖杯瓶」とFP回復用の「青雫の聖杯瓶」の2種類に回数を振り分ける。

武器[編集]

攻撃用装備品。種類を問わず、左右どちらの手にも装備できる。
ただし、必要ステータス値が設定されており、それに達していないと本来の性能を発揮しない。(使用はできる)スロットにセットしてある装備は簡易に切り替え可能。
両手持ち状態にすることで、攻撃威力が上昇する。また、同種武器を左右に持ち、左手攻撃を出すことで「二刀流モーション」が発生する。
馬上では右手攻撃しかできない。

[編集]

左手に装備、構え中ガードができる。敵の各種攻撃属性に対しカット率が設定されており、率100%であれば正面からの攻撃を、ダメージ無しで受け止めることが可能。ただし敵攻撃威力によりスタミナ消費が発生、残存値を上回る攻撃を受けると体勢を大きく崩されてしまう。
「盾強度」が高いほど、スタミナ消費は少なく済む。
大・中・小の大きさがあり、強度や重量、パリィ難易度に影響する。
右手に装備でバッシュ系の攻撃を行う。

霊馬トレント[編集]

プレイヤーと共に広大なフィールドを駆ける角の生えた馬。ゲーム内ではメリナと出会い、彼女から譲り受けることで使用可能になる。アイテム「霊馬の指笛」を使用することで呼び出すことができ、走行速度が高く、2段ジャンプも可能と運動性能に優れ、プレイヤーの探索を助ける存在になっている。霊気流と呼ばれる、風がたまっている場所では大ジャンプ及びノーダメージの着地が可能。
トレントにもHPが設定されており、敵の攻撃などで消耗し、死亡してしまう。死亡したトレントは、聖杯瓶によって復活させることができる。

アイテム製作[編集]

フィールドの各所で拾える素材アイテムを組み合わせることで、火炎壺や投げ矢、松脂といった消費アイテムの製作が可能になった。エレの教会にいるNPC「放浪商人カーレ」から「ツール鞄」というアイテムを購入することで機能が解放される。製作できるアイテムのラインナップは「製法書」というアイテムを獲得することで増えていく。

遺灰[編集]

本作は過去作に存在したサインによる他のプレイヤーやNPCの召喚だけでなく、アイテム「霊呼びの鈴」、「遺灰」をFPを消費して使用することで「遺灰」に対応したNPCを召喚し、共闘することができるようになった。また「遺灰」は、調霊師ローデリカに依頼することによって強化できる。

戦技の付け替え[編集]

「DARK SOULSⅢ」からの追加要素であった武器ごとに設定されている特殊なモーションを繰り出すことのできる戦技システムは本作にも引き継がれており、それに加え、アイテム「戦灰」により、武器の種類による制限はあるものの戦技の付け替えが可能になっている。
戦技には装備により優先度がある。左手武器<右手武器<盾となっており、二刀流では右手戦技しか使えない。盾戦技を装備中は武器戦技は使用できない。
盾を使いながら武器戦技を使うには、盾に「戦技無し」の戦灰をつけなくてはならない。
同様に左手戦技の使用は、右手を「戦技無し」の状態にする必要がある。使用可能な戦技は、常に一つということであり、それは画面上で表示されている。

登場人物[編集]

主人公の周辺人物[編集]

主人公
褪せ人のひとり。自らが戦士であった事も、戦い方も忘れてしまっていたが徐々に戦う術を思い出して、狭間の地へと旅立つ。
放浪騎士、剣士、勇者、盗賊、星見、預言者、侍、囚人、密使、素寒貧の10種類から出自を選ぶことができるがストーリーに反映されることはない。
またタイプAとタイプB(乳房が膨らんでいる)の二つの体型から一つを選び、自由に顔を髪型を選択できる。またこれらの外見的特徴は、ゲーム中に自由に作り直す事が可能となっている。
本来、褪せ人には、巫女が付き従うハズだが主人公が「王を待つ断崖」で目覚めた時、巫女は殺されていた。
メリナ
主人公と共に旅をする少女。霊体として現れる。左眼が何らかの印で封じられており、かつて「母」から授かったはずの使命を探すため、黄金樹の元を目指している。
敵に倒され(あるいは崖から転落して)力尽きた主人公を霊馬トレントと共に発見し蘇生する。その後、狭間の地の祝福で休息している主人公の元に再度現れ、「エルデンリングを求める旅に力を貸す代わりに、黄金樹の元に連れて行って欲しい」と取引を持ち掛け、主人公の旅に同道することとなる。その後、特定の祝福では『メリナと話す』という選択肢が発生し、メリナと会話することができる。
二本指の巫女ではないが、ルーンを力に変え、主人公を円卓へと導くことができる。システム的には、メリナと契約しないとレベルアップができない。
トレント
メリナが乗る霊馬。後に主人公に譲渡され、狭間の地を旅する相棒となる。他のNPCと違い、主人公がどんな行動や選択肢を選んだとしても、敵対したりいなくなったりすることがない。
ボック
亜人のボック。主人公に助けられ、その恩義に報いようとする亜人。母親から裁縫の技術を教わっており「衣装の調整」を依頼できる。
自分の姿に酷い劣等感があるらしく、同じ亜人仲間からも惨い扱いを受けて来たためか常に気にしている。
アレクサンダー
「鉄拳のアレクサンダー」。戦士の壺。
豪放だが間抜けな性格で、事ある毎に道に迷ったり、穴に嵌っている。ラダーン祭りに参加することを目的としている。
後に主人公とは、生死を賭けた戦いを挑むことになる。
ケネス・ハイト
リムグレイブの正統、領主の嫡男であり、ハイト砦の主。血に狂った騎士長に奪われた自身の砦の奪還を主人公に依頼する。リムグレイブの正統を託せる正しく、強き王を探している。
魔術師セレン
通称、「塊の魔女」。リムグレイブ宿場跡の地下室で出会う魔術師の女性。レアルカリア魔術学院から追放された異端の魔女。主人公と師弟関係を結び、魔術を教えてくれる。
魔女狩りに命を狙われている。
ユラ
血の指の狩人、ユラ。褪せ人を襲う血の指たちを狙う褪せ人。特に「純紫の血指、エレオノーラ」という褪せ人を探している。
主人公の助力を得て、ついにエレオノーラに挑むも逆に殺害されてしまう。
シャブリリ
血の指の狩人、ユラの死体に憑りついて、不吉な言動を繰り返す正体不明の存在。主人公に狂い火を求めるように提案する。
かつて讒言(ざんげん、事実を捻じ曲げ人を悪く言う事)の罰として人々に両目を潰された後、その目に狂い火の病を宿した最初の人物で歴史上もっとも憎悪されたとされる。
ハイータ
灯を探すハイータ。指の巫女を目指している盲目の少女。衣類が血に汚れている。
それを食べれば遠くの灯が見えると話し、「シャブリリのブドウ」と呼ばれるアイテムを欲しがっている。
金仮面卿
輝ける金仮面卿。黄金律原理主義の厳格なる探求者。褪せ人に祝福が戻ることを予言した大学者でもある。まったく喋ることがないが、僅かに動く指先が黄金律についての考察を綴っているらしい。
ただひたすらに黄金律の探求を極めるため、各地を放浪しながら思索を続けるが終盤である名前が導き出され、その原因と黄金律の繋がりが見えず困惑するがプレイヤーの協力により、最後のピースを導き出す。
最終的に黄金律の不確実性とは視座の揺らぎ、即ち意思や感情を持つ神にあると悟る。エンディングに関わる重要人物のひとり。
グラング
獣の司祭、グラング。「死の根」を集めている謎の人物。全身が毛に覆われており、フードを目深に被っている。
主人公に「死の根」を集めるように依頼し、その報酬を約束する。死を狩る者、Dとは同志である。
D
死に見えた者、D(デヴィン)。「シーフラの水道橋」で出会うことになるが会話できる状態ではない。
双子の兄がいるという。
小壺
壺村に住む壺。見た目では、やや分かり辛いがどうやらまだ子供であるらしい。
鉄拳のアレクサンダーと親しい間柄で将来は、戦士の壺になるという。
ディアロスを慕っており、彼の死と共に「血潮で語る」というホスローのモットーを継承する。

円卓[編集]

大祝福を取り巻く謎の異空間。かつてエルデの王を目指した褪せ人の組織。 しかし今や目的意識の乏しい者ばかりとなっている。

鍛冶師ヒューグ
褪せ人ではなく、円卓に囚われた混種。武器を強化したり、戦灰の複製、アイテムの売却などを頼むことができる。
「神を殺す武器」を作るようにマリカに使命を与えられたことが仄めかされているが、彼の過去は、はっきりと分からない。
調霊師ローデリカ
リムグレイブで出会った褪せ人。戦いに怖気づき、目的を失っていたところを主人公によって円卓に連れて来られた。
保護される形で円卓へ来たものの、自分のすべき事を見出せずにいたが調霊の才能を見出されヒューグを師として手ほどきを受ける。
ヒューグから調霊を教えられると主人公の持っている「遺灰」を強化する依頼ができる。
ギデオン・オーフニール
円卓の古株であり長年にわたって様々な情報を集め、大ルーンを持つデミゴッド達の素性や居場所を知る、通称「百智卿」。円卓のリーダーを自負し、彼を支持する褪せ人もいる。「ここは避難所ではない」と腐し、やる気のない褪せ人を疎ましく感じている。
かつてエルデの王に就く機会を得たが失敗。それ以来、エルデの王となるために必要な知識を求めている。
主人公の実力を認め助言や術を与えるが、王座のためなら手段を選ばない節があり黄金樹を焼く事すらも躊躇しない。
ネフェリ・ルー
ギデオンの養女。蛮族の娘でギデオンをエルデの王に就けたいと願っている。
しかしその純粋な理想ゆえに手段を選ばぬギデオンと決別してしまい、一時はショックで心が折れてしまう。
主人公の選択次第で立ち直り、共闘するようになる。
エンシャ
王骸のエンシャ。ギデオンの忠実な側近。まったく喋ることがない。
魔術師ロジェール
ストームヴィル城にて出会うことになる魔術師。デミゴッド最初の死者、黄金のゴッドウィンが殺害された陰謀の夜について調べている。ボス「忌み鬼、マルギット」前の通路には彼の召喚サインがあり、共闘することができる。
D
死を狩る者、D(ダリアン)。「死の根」を探し、「死に生きる者(一種のアンデッド)」を駆除するために活動している。かつてロジェールとは、同志だったが今は、志を別っている。
双子の弟がいるという。
ディアロス
名家ホスロー家の出身で兄は、ユーノ・ホスロー。従者ラニアが火山館に殺害されたと知り、彼らを欺き復讐のために仲間入りするが過酷さに耐え切れず、脱退してしまう。
壺村の壺師となって戦いから逃れようとするが密猟者たちに襲撃され、命を落とす。
糞喰い
忌まわしき糞喰い。円卓の奥の部屋に待機している死刑囚。殺した相手を生まれ変わっても消えることのない忌み呪いをかけるという恐ろしい男。
エンディングに関わる重要人物のひとり。
フィア
死衾の乙女、フィア。高貴な人物が死んだ時、乙女と同衾させるという風習を持つ土地からやって来た褪せ人で貴人と共に棺に入れられたが祝福に導かれ、狭間の地にやって来た。
エンディングに関わる重要人物のひとり。
聖職者コリン
後に記録者コリンとも。異端として首輪を着けられた聖職者で狭間の地にやって来た。主人公に祈祷を教えてくれる。
黄金律の探求のため金仮面卿という褪せ人を探しており、エンディングに関わる重要人物のひとり。
二本指(円卓)
狭間の地のあちこちにいる二本指、その数少ない生き残りで円卓の指導者。しかし彼の言葉は、褪せ人には理解できずエンヤが仲介する。
女王マリカとデミゴッド達を見放した大いなる意志の代弁者で、彼らを亡き者として新しい王を迎えるため褪せ人を導く。
しかし黄金樹に到達した主人公が、その黄金樹に拒絶されエルデの王に就けなかったという予想外の異常事態に判断ができなくなって前後不覚に陥る。
エンヤ
指読みのエンヤ。二本指の言葉を仲介する役目を持っており主人公をサポートする老婆。
二本指が大いなる意志と交信するために何万日かかるか分からないと判断し、王になるためならと原初の大罪とされる黄金樹を焼く行為にも目をつぶり、主人公に独断専行を認める。

女王マリカの周辺人物[編集]

狭間の地の神であるマリカの関係者。 破砕戦争の前に起こった陰謀の夜以来、マリカを含め、このデミゴッドたちは、姿を見せていない。

マリカ
永遠の女王。エルデンリングの宿主で幻視の器であり、「神」と呼ばれる存在。「巨人戦争」を経て黄金樹の時代を宣言し、死のルーンを封印した。
最初の夫は、ゴッドフレイだったが彼を追放してラダゴンを二人目の夫に迎える。デミゴッドたちの母親である。
信仰を深めるため黄金樹と二本指、大いなる意志の探求を行った。そして陰謀の夜、黄金のゴッドウィンが殺害された事を切っ掛けに狂ったとされる。
ラダゴン
レナラの夫であり、またマリカの二人目の夫。赤髪の戦王と称される英雄。ラダーン、ライカード、ラニ、ミケラ、マレニアの父親。
もともと赤毛ではなかったらしく巨人たちの呪いだと信じている。第2次リエーニエ戦役でカーリアの女王、レナラと戦ったが恋に落ち、結ばれる。しかしマリカがゴッドフレイを追放するとレナラを捨て、二人目の夫となった。
圧倒的な力を持つ武人でありながら、レナラとマリカの下で祈祷と魔術を習得しており文武両道の完璧たるを求めたとされる。
その正体は、謎が多く出自も良く分かっていない。王都ローデイルの石像にその秘密があるという。
エルデの獣
エルデンリングの持つ姿のひとつ。大いなる意志が狭間の地に送った獣。
自らの宿主である幻視の器が害された時、この姿をとる。何者かに砕かれたためか、胸に大きな亀裂が走っている。
マリケス
黒き剣のマリケス。マリカの従者であり、「神々の死」と恐れられる狼と人間を合わせたような剣士、影従の獣。
マリカから死のルーンを管理するように命じられたが陰謀の夜に死のルーンが盗まれ、ゴッドウィンが殺害されたことに責任を感じている。
アレクトー
黒き刃の長。陰謀の夜に死のルーンを使い、ゴッドウィンを殺害した黒き刃の刺客たちの長。ティシーの母親。
マリカに近しい稀人であったといわれるが謎に包まれている。

黄金の一族[編集]

マリカとゴッドフレイの間に生まれたデミゴッドたち、あるいはその子孫と関係者。

ゴッドフレイ(ホーラ・ルー)
初代エルデの王である、筋骨隆々とした白髪の武人。ゴッドフレイという名はエルデの王としての名であり、一人の戦士に立ち戻った時にはホーラ・ルーを名乗っている。
黄金樹の敵を戦に次ぐ戦で次々と破り、巨人戦争でも勝利を収め黄金樹の時代を確立したが戦うべき相手がいなくなった時、その瞳は色褪せて戦士達と共に狭間の地を去った。
祝福を無くして褪せ人となってからは、長きに渡って狭間の地を離れていたが、褪せ人に祝福の導きが与えられたことで再び狭間の地に舞い戻ってきた。
セローシュ
宰相の獣。甲冑をまとったライオンのような動物で常にゴッドフレイの背に負われている相棒。
ゴッドフレイのシンボルともなっており、ラダーンが「赤獅子」と呼ばれるのもセローシュを背負うゴッドフレイに憧れたことに由来する。
ゴドリック
ストームヴィル城の城主で、ゴッドフレイの遠い子孫である老人。「接ぎ木のゴドリック」と呼ばれており、モーゴットからは「黄金のゴドリック」とも呼ばれた。
接ぎ木と呼ばれる術で自身の体に褪せ人達の手足を移植しており、全身から無数の手足が伸びる異形の姿をしている。
デミゴッドの一人ではあるが、ゴッドフレイから遠く離れた子孫であるため、他のデミゴッドと比べると力は弱いとされている。それ故に力を求め、接ぎを見出した。
かつてマレニアと戦ったが散々に打ち負かされ、その様子は石碑に刻まれている。
ゴストーク
「門衛ゴストーク」。ストームヴィル城の門番。ゴドリックの家来だが彼を嫌っており、主人公を手引きする。
死体漁りの悪癖があり、戦場をうろついている。また主人公を罠にかけようとすることもある。
エドガー
モーン城主。ゴドリックの配下だが下僕だった混種たちが反乱を起こし、城を奪われ、娘イレーナまで殺される。
それ以来、復讐者となって狭間の地を彷徨っているところ、主人公と再会し、襲い掛かって来る。
イレーナ
モーン城主、エドガーの娘。生まれつき目が悪い。父に生きて城を脱出して欲しい思いから主人公に手紙を託す。
しかし何者かによって殺害されてしまう。
モーゴット
デミゴッドの一人で、王都ローデイルの主。「忌み王」の異名を持ち、ギデオンからは「祝福のモーゴット」とも呼ばれた。
忌み鬼マルギットの正体であり、エルデの玉座を狙う者達を「野心の火に焼かれた略奪者」と呼んで敵視している。
黄金の一族から生まれたものの、嫌悪され人知れず葬られる忌み子と呼ばれる存在であった。しかしそんな出自など関係なくただ忠実に玉座とローデイルを守り続け、破砕戦争から今に至るまで城壁を破られた事はない。
モーグとは双子の関係である。
ゴッドウィン
デミゴッドの一人。「黄金のゴッドウィン」と呼ばれている。
「古竜戦役」で活躍した英雄で古竜フォルサクスを友とした。
陰謀の夜に死のルーンを奪った黒き刃の刺客たちによって殺害され、デミゴッドで最初の死者となった。今や黄金樹の根に巣食い、「死の根」を生じて狭間の地のあちこちに広がっている。
古竜フォルサクス
「古竜戦役」でゴッドウィンと戦い友誼を結んだ古竜。
陰謀の夜にゴッドウィンが殺されてより、彼の内側で死と戦い続けていた。

カーリア王家[編集]

女王レナラを中心とする勢力。 レナラと離婚したラダゴンがマリカと結婚した時、外戚としてデミゴッドの地位を与えられた。

レナラ
「満月の女王」。ラダゴンの一人目の妻であり、ラダーン、ライカード、ラニの母親。カーリア王家の祖であり、若かりし頃はその魔術でレアルカリア学院中を魅了し、英雄と祭り上げられていた。
第2次リエーニエ戦役でラダゴンと戦い、恋に落ちて結ばれたがゴッドフレイがマリカによって追放されるとラダゴンは、彼女を捨ててしまう。
ラダゴンと別れてからは生まれ直しの魔術に固執し、沢山の子供を生み出しているがその術は不完全で生まれた子供は薄弱で、短命だった。
現在は心を失い、レアルカリア学院の大書庫で元夫ラダゴンから贈られた琥珀のタマゴを抱きながら過ごしている。彼女自身はデミゴッドではないが、彼女が抱く琥珀のタマゴに大ルーンが宿っている。
主人公のステータスを振り直す「生まれ直し」を依頼できる。
ラダーン
デミゴッドの一人であり、レナラとラダゴンの息子。マレニアと並び最も武勇に秀でたデミゴッドとして知られ、「将軍ラダーン」あるいは「星砕きの英雄」、「赤獅子」など数々の勇名で呼ばれている。
燃えるような赤髪であり、かつて空から降る星を迎え撃ちこれを砕いて律を止めたと言われ、これが星砕きの綽名の元となっている。
星砕きの大剣と呼ばれる二振りの大剣と大弓を得物とし、重力の魔法を操る。自らの巨体にそぐわない痩せ馬にまたがって移動している。この馬はラダーンの相棒であり、痩せ衰えても尚共に歩むために重力の魔法を体得して、自らを軽くしてまで乗り続けている。
破砕戦争でマレニアと対峙し、相討ちとなる。その際に彼女が放った赤き腐敗に蝕まれたことで、正気を失ってしまっている。
ラダーン本人のみならず、その配下の兵士も指折りの精鋭ぞろいとして知られた。
ジェーレン
奇矯騎士ジェーレン。また赤獅子城の城主であり、異端の魔術師を狙う魔女狩りでもある。
腐敗に侵され、正気を失ってさまよい続けるラダーンに戦の果てに命を落とす武人として名誉ある死を飾るため、ラダーン祭りを催し、褪せ人たちを赤獅子城に集めている。
ピディ
カーリアの城館に置かれている召使い。住む者もいないカーリアの城館を守るため、傀儡の世話を命じられ、ずっとその仕事を続けらせられている。

火山館[編集]

黄金樹に反逆するライカードの勢力。

ライカード
デミゴッドの一人で、ゲルミアの火山館の主。かつて「法務官ライカード」と呼ばれており厳格な人物だったが今は、「冒涜の君主」と呼ばれる。
エルデの王を巡って互いを競い合わせるように仕向ける黄金樹の意思に疑問を感じ、冒涜の蛇に自分を食わせて黄金樹に反旗を翻したと言われる。
その冒涜の行いによって破砕戦争ではライカード打倒のために連合軍が組まれる程に敵視され、自らの部下も離反して熾烈な戦いが繰り広げられた。
褪せ人を食らい、自らの一部として取り込むことを「家族」と称する。
タニス
ライカードの妻。もとは旅の踊り子だった。
ライカードが冒涜の蛇に自らを食わせた時、彼の部下のほとんどが離脱してしまったが、その時に彼の傍に残った一人である。
ラーヤ
招き手ラーヤ。酷く姿勢の悪い少女で主人公を火山館に勧誘する。
その正体は、蛇人ゾラーヤスだが心根の優しい娘である。
ベルナール
主人公に戦技を教えてくれる戦士。戦士たちの生き様を語る戦灰を集めることを好む。
ライカードが倒されると一人、その目的を引き継いだ。
パッチ
フーテンのパッチ。リムグレイブでおいはぎ集団を率いているところで出会うことになる。
後に火山館に参加し、主人公に対して先輩として振る舞おうとする。

モーグウィン王朝[編集]

血の君主モーグが開闢する新しい王朝。

モーグ
デミゴッドの一人で、「血の君主」の異名を持つ。
ミケラを神とし、自身はその伴侶として王となるという野心を燃やしている。そのために聖樹に宿ろうとしていたミケラを誘拐し、モーグウィン王朝内に設えた繭に捕えていた。
主人公からモーグのことを聞かされたギデオンは、「王朝復古をうそぶく誇大妄想家」と蔑んだ。
モーゴットとは双子の関係である。
ミケラ
デミゴッドの一人であり、マレニアの双子の兄。神人の一人。「聖樹のミケラ」とも呼ばれ、また永遠に幼いままであるとされる。
聖樹に宿ろうとしていたが、完全に宿る前にモーグによって誘拐され、現在はモーグウィン王朝に囚われている。
ヴァレー
白面のヴァレー。慇懃無礼な中年男。
かつては円卓のメンバーだったようだが現状を「残りカス」と話している。また主人公に「二本指からは愛を感じない」と説き、モーグウィン王朝への参加を勧誘する。

ラニの周辺人物[編集]

月の王女、ラニの関係者。 星の世紀と呼ばれる新しい時代に向かう方法を探っている。

ラニ
月の王女。レナラとラダゴンの娘でありデミゴッドの一人で、また神人だったが死のルーンを使って元の肉体を捨て、現在では人形となっている。
「星の世紀」と呼ぶ、マリカの開いた「黄金樹の時代」に代わって律を人々の手から遠ざける方法を探っており、いずれ全てを裏切り、捨てると宣言している。また二本指と敵対する関係にある。
主人公に協力を求め、エンディングよっては主人公は彼女の伴侶となる。
ブライヴ
半狼ブライヴ。かつて二本指からラニに与えられた影従の獣。狼と人間を合わせた姿を持つ剣士。
本来であれば二本指に逆らったラニと敵対するはずだったが、高い忠誠心でその意志に逆らい、彼女と共にあることを選んだ。
ラニの命により、主人公とノクローンの謎を追っていたが、封牢に閉じ込められた後、最終的には二本指の意思に屈してしまう。それでも強靭な精神力と忠誠心で半ば正気を失いつつも、ラニに向けて放たれた刺客と悉く退けた。
イジー
軍師であり鍛冶師。ラニの相談役のような存在であり、幼い頃から彼女とブライヴを見守って来たトロール。ラニが「星の世紀」に至るための方法を考えている。
二本指の意思はイジーをも犯そうとしているが、特殊な兜装備で拒んでいる。
魔術教授セルブス
カーリア王家に仕える魔術教授でラニの家臣のひとり。やや不遜な振る舞いが目立ち、人間を傀儡にして愛好するという奇特な趣味を隠し持つ人物。ラニの配下であるが信頼されてはいない。
実は、ラニを傀儡にしようと企んでいる。
ダリウィル
猟犬騎士ダリウィル。ブライヴが探している裏切り者で封牢に逃げ込んでいる。
後に「裏切り者の後始末」という口実でイジーは、ブライヴを誘い出し、封牢に封印した。

マレニアの周辺人物[編集]

エオニアの戦いでラダーンと引き分けてからマレニアは、姿を隠している。

マレニア
デミゴッドの一人であり、ミケラの双子の妹。ミケラと同じく神人。生まれた時からその身体に朱き腐敗を宿している。
右腕と両足に義肢を装着しており、右腕の義肢は得物である刀を装着可能となっている。
自らを「ミケラの刃」と呼び、自身の二つ名となっている。その他、義肢を用いる姿から「欠け身のマレニア」の異名も持つ。
将軍ラダーンと肩を並べる実力の持ち主であり、これまでに一度として戦いに敗れたことがない。破砕戦争ではラダーンと相討ちとなり、その際に赤き腐敗を放ったことでケイリッドは腐敗に覆われ、ラダーンは正気を失う結果となった。
ミリセント
突如、主人公に襲い掛かって来る剣士。朱き腐敗に冒されている。
後に賢者ゴーリーの依頼を受けた主人公に腐敗を治療され、主人公の恩義に報いようとする。
次第に自らとマレニアの関係性に気付き、マレニアを探す。
ゴーリー
賢者ゴーリー。主人公にミリセントの腐敗を治療するように依頼する謎の老人。
意味深長な言葉を繰り返し、彼女の育ての親らしいが直接、姿を見せようとしない。
ミリセントの姉妹
長姉メアリー、次姉モーリーン、三姉エイミー、末妹ポリアンナの四人。
理由は、不明ながら突如、ミリセントに襲い掛かって来る。
マレーマレー
日陰の城主でマレー家の当主。ちなみにマレー(Marais)は、沼地、湿地帯という意味である。
マレー家は、処刑人の一族であり、男子は、皆、病につかれるという。彼は、自分と同じく生まれながらの宿痾に苦しむマレニアに心惹かれていたらしい。

用語[編集]

[編集]

支配体制(Order)、この場合は神が世界を律する力。主にエルデンリングに関連する。

ルーン
経験値と通貨の概念を併せ持つ。「DARK SOULS」シリーズにおけるソウルに相当する。
本作では、世界を律する力の一部という位置づけであり、特殊なルーンが存在する。
エルデンリング
現在、幻視の器である女王マリカが宿す巨大なルーン。かつて大いなる意志によって狭間の地に送られたとされる。
摂理のような力であり、他者の生命や流れる星すら支配できるといわれ、マリカは、この力で死を管理し、デミゴッドたちは、不死の存在になっている。
ただし、何者かに砕かれてからは、正常な機能を損ない、デミゴッドたちも不死ではなくなっている。
ラダゴンが修復を試みたが、破片が大ルーンとして狭間の地のあちこちに散らばったため、完全に修復できなくなっている。このため大ルーンを複数回収して黄金樹に入り、マリカに接触することが本作の目的となる。
大ルーン
エルデンリングの破片。大半がエルデンリングが砕かれた時、狭間の地に散らばり、デミゴッドたちが手にしたルーンで一際大きく、特別な力を宿す。
例外としてラダゴンがレナラに送った琥珀のタマゴに封じられた「産まれなき者の大ルーン」が存在する。
最低でも2つ入手することでエンディングに到達できる。
死のルーン
マリカの掲げる黄金律の持つ因果性、回帰性の性質を応用した力。すなわち生命から死を取り除くことにある。
かつて宵眼の女王の率いる神肌の使徒たちとの戦いでマリカは、死のルーンを封印し、マリケスに管理を任せた。
このため狭間の地の生命は、死ぬと黄金樹に帰る還樹という過程を踏む。しかしこの性質が壊れることで死に生きる者たちが生じた。
また陰謀の夜で盗まれ、ラニによってデミゴッドを殺す呪物を作るために利用された。
さらに主人公の手によって完全に解き放たれ、マリカ、黄金樹を含めて狭間の地の全ての生命は、不死性を失った。
修復ルーン
砕かれたエルデンリングを修復できる特別なルーン(律)。
特定のエンディングに必要なアイテムであり、死王子忌み呪い完全律の3つが存在する。
黄金律
イエス・キリストの黄金律とは無関係の作中用語。
現在、エルデンリングを所有する女王マリカの掲げる律(支配体制)。
大いなる意志、二本指、黄金樹を信仰の柱とし、因果性と回帰性を原理として不死や永遠の繁栄をテーマとしている。
巨人たちの持つ滅びの火、神肌などの敵対者の駆逐、そして死のルーンの封印などによって体現されていた。
ただし、マリカは、全ての敵を排除することを目的としていた訳ではなく、黄金律に属さない者は、傍流として存続を認められている。
かつてエルデンリングが正常に機能していた時代、亜人や混種、トロールなどと人間は、共存していたようである。
大いなる意志
狭間の地を遠くから見守る存在で、二本指たちと介して意志を伝えると考えられている。
何者かによってエルデンリングを砕かれた罪としてマリカを黄金樹の内に幽閉した。
また破砕戦争を引き起こしたデミゴッドたちを見捨て、褪せ人たちにエルデの王になることを望んでいる。
二本指
人の指のような姿をした生物。大いなる意志を代弁する存在であり、指の巫女を介して人々に言葉を伝える。
現在、狭間の地の各地にある神授搭やあちこちに死体があり、主人公が直接、会うことのできる生きている二本指は、円卓の二本指だけである。
他者の精神に干渉するような能力があるらしく、ラニの家臣たちは、二本指の影響を恐れている。
かつては三本指と共にあったが、大いなる意志により分かたれたと言う。
黄金樹
狭間の地、アルター高原の王都ローデイルにそびえる巨大な樹木。また各地に小黄金樹がある。
自らの根源であるエルデンリングが砕かれ、危機を感じて各地に種子を撒いている。
かつては、生命の坩堝である混沌に近い存在だった。
狭間の地の生命は、死ぬと還樹と呼ばれる過程を踏み、黄金樹の根に帰る。ただし、現在はそれが狂って、死に生きる者たちを生じている。
黄金律原理主義
聖性の力を理力によって引き出し、行使する祈祷、その学問。知力と信仰の双方を重視する。
かつて女王マリカが提唱し、祝福を強化する目的で始まった。これまでの信仰を「幼い日々」とし、ラダゴン、ミケラなどによって探求された。
特に死に生きる者たちに効果的だが、これが絶対悪を作り出す思想の体現だと金仮面卿は、考えた。
聖樹
聖樹のミケラが作り出した巨大な樹木。ミケラの血を受けた聖なる若木であり、新しい黄金樹、新しい律に関わるものと推察される。
名も無き者、弱き者こそミケラは、祝福する。しかしモーグにミケラが連れ去られ、放置されてる。
夜の律
暗月の魔女、ラニの掲げる新たな律。次の時代、「星の世紀」を支配する律である。
大いなる意志や二本指と敵対するラニの目的で、それは、全てを捨て、全てを裏切り、神と律を人々から遠ざけることだという。
このためラニがエルデンリングを宿す次の神となって人々から姿を隠し、孤独な道を歩むことを意味した。
忌み呪い
忌まわしき糞喰いが見出した律。全ての生命が呪われて生まれ変わり続けるという。
多くの人々を殺し、穢し続けた糞喰いが黄金樹さえも穢すという方法で達成する。
昏き者の律
死王子ゴッドウィンと死衾の乙女、フィアによって見出される律。死に生きる理を律の一部として組み込むこと。
生を回帰する黄金律に対し、死を回帰させるものですべての者が死に生きる者となる。
完全律
輝ける金仮面卿が見出した律。絶対に揺らぐことのない完全な視座をテーマとする。
黄金律の瑕疵は、感情を持つ揺らぎのある神マリカにあると考え、エルデンリングの宿主の自由意思を封じることで達成される。
狂い火の王
かつてシャブリリと三本指が見出した狂い火をエルデの王が宿し、世界を焼き尽くすこと。
それは、大いなる意志によって生み出されたことが苦しみの原因と捉え、生まれることを否定するものである。
生命が誕生する以前、すなわち混沌に戻り、これ以上、誰も生まれ変わらない、生まれることのない世界となる。
輝石の魔術
レアルカリア魔術学院で研究・教育がなされる魔術体系。狭間の地の外でも広く使用されているらしい。
かつては、黄金樹や生命を冒涜する異端として黄金樹と敵対した。
マリカが女王となって黄金樹の時代となると火は、禁忌の象徴となった。
黒炎、狂い火、滅びの火など特別な火だけではなく、聖職にある者、黄金樹に仕える者は、火そのものを禁忌としている。
しかし破砕戦争では、調香師たちによって火薬が用いられるようになった。

種族[編集]

狭間の地に生きる種族、あるいはグループ。

褪せ人
かつて狭間の地の最初の王、ゴッドフレイに率いられた王の戦士たち、その末裔。女王マリカによって遠い昔に祝福を奪われ、狭間の地から追放された。このため不吉な存在として忌み嫌われている。
マリカやデミゴッドたちが大いなる意志によって見捨てられたため、祝福の導きに従い狭間の地に戻ってくることになった。
勇者
褪せ人の素性のひとつ。蛮地の王の末裔とされる。
狭間の地を追放され、蛮族の王となったホーラ・ルーと王の戦士たちが現地で儲けた子供たちと思しい。NPCにもネフェリ・ルーがいる。
ただし、特にストーリーに反映されることはない。
褪せ人の素性のひとつ。葦の地と呼ばれる隔絶した異国からやってきた戦闘者を指す。
かの地では悲惨な内戦と文化的な断絶が長く続いた経緯から、刀などの独特な武器を使用する。
NPCにも翁などがいる。ただし、特にストーリーに反映されることはない。
狭間の地においては、エルデンリングを宿す幻視の器のことを指す。
現在は、マリカがこの地位についているものの、生まれた時から神だった訳ではない。
またマリカが最初の神ではなかったらしく神の遺体が存在する。
エルデの王
本ゲームの目的。女王マリカの配偶者を指す。
現在は、王配ラダゴンがこの座にある。かつては、最初のエルデの王、ゴッドフレイがこの座にあったが追放されている。
デミゴッド
半神。女王マリカとエルデの王、ゴッドフレイあるいはラダゴンとの間に産まれた子供たち、もしくはその外戚にあたるカーリア王家の子。
エルデンリングが砕かれた時、その破片である大ルーンを手にし、互いにこれを奪い合う破砕戦争を引き起こした。
破砕戦争で多くが死に、円卓のメンバーに加わる条件に「デミゴッドを倒す」が挙げられていることから過去には、大勢いたと考えられる。
また霊廟と呼ばれるデミゴッドの墓がある。
神人
宵眼の女王、ラニ、ミケラ、マレニアなど、ごく少数の登場人物が該当するカテゴリー。
新たな律を掲げ、次の時代を作る資格を有する指に選ばれた神の後継者候補である。
影従の獣
神の従者たる特別な獣。人間と狼を合わせたような姿をしている。二本指が選んだ神人に贈られるとされる。
マリカの影従の獣、マリケス、ラニの影従の獣、ブライヴが登場しているがミケラとマレニアの影従の獣は、登場していない。
亜人
猿人を思わせる種族。小柄な者から巨大な個体まで見られる。
黄金律が正常に機能した時代は、人間と交流があったようだが今は、ただのモンスターとなっている。
衣類や武器を作る程度の技術や知能はあるらしい。またレアルカリア魔術学院との交流から魔術を扱う者もいる。
トロール
かつて巨人と共にあったが「巨人戦争」で巨人たちを裏切ってマリカとゴッドフレイに降った。
これが巨人たちの敗北に結びついたとされる。
混種
俗にいうキメラ
混種に殺されると混種に生まれ変わるという迷信がある。このため、蔑まれている。
かつて原初の黄金樹は、生命の坩堝であり、こういった混じり合った生物が誕生していたことが仄めかされている。
忌み子
角の生えた奇形の人間。
狭間の地では、差別されており、王家に忌み子が生まれると王都の地下に捨てられ、ひっそりと墓が立てられた。
またその存在を許すまいと生まれた忌み子を殺して回る、忌み潰しという習慣まで作られている。
猟犬騎士
猟犬としての訓練を積んだ人間の騎士。執念深い追跡者(ハウンド)として知られる。
人語を介さず、各々が主を選んで使え、そして決して裏切らないという。
ラニ配下の猟犬騎士ダリウィルは、それでも二本指の干渉を受け、主を裏切っている。
しろがね人
人工的に作り出されたことが仄めかされる種族であり、蔑まれている。水銀のような体液をしている。
第1世代と第2世代があり、第1世代は、足が一本しかなく狼に乗って生活していたらしい。第2世代は、潰れたカエルのような顔をしている。
神肌の使徒
かつて宵眼の女王に率いられた勢力。人間の皮を剥いで作った衣装をまとっている。
未だに狭間の地のあちこちで生き残りが活動しているが目的は、不明である。
祖霊の民
黄金樹の外、黄金律に属することを拒んだ生命たち。文明と金属を否定する角の民。
トナカイのような外見をしており、毛皮の衣服に棍棒と原始的な出で立ちだが強力な魔法を扱う。
祖霊信仰とは、死から芽吹く生、生から芽吹く命。死から力を得ることを教義としている。
敵や他のNPCを倒すことで自らのHPを回復するという能力を持っている。
マリカは、敵対する者を滅ぼしたものの、祖霊信仰が律の外で傍流として生きることを容認している。
蟲人
マレニアの朱き腐敗から生まれたとされる異形の種族。人間の背丈を越える大きさのカマキリのような見た目をしている。
人間に劣らぬ高い知力を有し、独特の感性を持っているらしい。
蛇人
冒涜の蛇、ゲルミアの火山館に関係する冒涜的な儀式で生じた種族。
狭間の地のあちこちで見られる壺に手足が生えたような姿をしている生物。
中には死体が詰まっているらしい。特に戦士の壺と呼ばれる者たちは、中に戦士の遺体を詰め、戦いを求める。
稀人
英語版では、Numenとされる。マリカや黒き刃の刺客たちが、この種族に該当し、全員が女である。
狭間の地の外部からやって来たことが仄めかされているが、その他は何も分からない。

組織・集団[編集]

主人公が所属することのできない敵専用の組織・集団。

坩堝の騎士
ゴッドフレイに仕えた16人の騎士でオルドビスを筆頭とする。
原初の黄金樹に近い力を宿し、翼、尻尾、角などを生やすことができるが、そのために蔑まれることになる。
ゴッドフレイが狭間の地から追放されてからは、各地に散らばってしまった。
ゴドリック兵
接ぎ木のゴドリックの配下。都落ちの敗残兵。
かつて王都からゴドリックと共にリムグレイブに落ち延びて来た軍勢で大半が失地騎士と流刑兵で構成されている。
また彼らの主同様、接ぎ木によって手足を接ぎ足された接ぎ木の貴公子も見える。
黄金樹の恵みが失われ、蔓延した死と呪いによって狂ってしまっているが今もゴドリックの住まう城とその周囲を守っている。
レアルカリア魔術学院
湖のリエーニエを支配する強大な勢力であり、魔術の学術機関。
単なる学術機関という概念に収まらず、学院の長は、リエーニエの支配者となっている。
かつて輝石の研究は、黄金樹を冒涜するものとして王都ローデイルと敵対したがラダゴンとレナラの結婚を機に和解している。
ただし、源流、産まれ直しなど生命を冒涜する研究は、次第に禁忌とされるようになった。
輝石の魔術を修めた者はその証として、人面の被り物をする。
カッコウの騎士団
レアルカリア魔術学院の配下となる騎士団。しかし彼らは、学院の忠実な僕ではなかった。
生まれ直しや源流等の禁忌を犯したカーリア王家に反旗を翻し、レナラを大書庫に幽閉し、その居城へと侵攻したが強力な魔術の前に悉く退けられている。リエーニエの実質的な支配権を掌握している。
赤獅子の軍団
将軍ラダーン配下の軍勢。
そのすべてが手練れとされる勇兵たち。エオニアの戦いで赤い腐敗がケイリッドを冒してからは、既に帰る場所は無いとその紋章をはぎ取って自らも腐敗に侵され、正気を失いながらも腐敗が広がらないように火を放って焼き払い、戦い続けている。
貴腐騎士団
ミケラの刃、マレニア配下の軍勢。
狭間の地、最強を自負し、彼らの主君同様、不敗を誇る。しかしまた同時に主の腐敗によって全身を冒されている。
ローデイル騎士
忌み王モーゴット配下の軍勢。黄金樹の守護者たらんとし、その証として戦いではまず盾を構え守りの戦を行った。
そのため守りを重視する戦法を採る。かつて起きた陰謀の夜の再来を恐れており、目に見えぬ存在を見るための松明等を生み出して備えている。
調香師
かつては王都ローデイルに伝わる技術だったが破砕戦争で調香師たちが従軍し、広く知られることとなった。本来は聖職の癒し手であったが、毒や黄金樹に仕える者は、触れてはならない火さえ扱うようになってしまった。
また、一部は堕落し、壺の密猟者と結んで悪事を働いている。
放浪の民
かつて大商隊として繁栄した。しかし異教の嫌疑を受け、王都の地下に生き埋めにされてしまう。この悲劇を恨んで彼らは、狂い火の病を呼び、自ら病人となった。
同じ一族だが、各地で商人として活動している者たちは攻撃しない限り敵対せず、主人公達褪せ人を相手に商いをしてアイテムを販売している。
聖樹騎士
無垢なる黄金、聖樹のミケラ配下の軍勢。
主の帰りを待って聖樹を守る役目を担っている。

歴史・社会[編集]

ストーリーに関係する伝承

狭間の地
霧の海の先にあるという本ゲームの舞台。
褪せ人たちの故郷であり、祝福に導かれ、主人公もこの地にやって来た。
戦争
狭間の地では、数々の戦いがあった。それらは、各地にある剣の碑に記されている。
ただし、年代などが記載されていないため、それらが何時起こったのかは、断片的な情報から類推するしかない。
「巨人戦争」は、マリカとゴッドフレイが巨人たちを滅ぼし、滅びの火を封じた最も古い時期の戦いだと推察できる。
「ゴッドフレイ最後の戦い」のあと、ゴッドフレイが追放され、ラダゴンが二人目のエルデの王に就いた。
「ローデイル防衛戦」、「黄金のゴドリック、屈辱の戦」は、破砕戦争の初期~中期に起こり、「エオニアの戦い」でラダーンとマレニアが最後に戦った。
滅びの火
巨人たち、火の時代の遺物。黄金樹を焼く方法で主人公がエンディングに到達する手段となる。
ただし、マリカによって封印されており、この力を解き放つには、火種が必要となる。この火種の役割を果たせるのは、メリナと狂い火の2つであることが明らかになっている。
狭間の地のあちこちにいる火の監視者たちは、この火に近づく者を妨害する勤めを負っている。
宵眼の女王
神人の一人で黒炎の力を持つ。かつてマリカと敵対し、神肌を率いたがマリケスに滅ぼされた。
神肌との戦いが死のルーンを封印する切っ掛けとなったらしく、デミゴッドたちは、不死の存在になっていた。
狂い火の病
狭間の地の歴史でもっとも憎悪された男、シャブリリが見出した。
後に放浪の民が異教の嫌疑を受け、王都の地下に生き埋めにされた時、世を呪い、この病を呪詛で呼び起こしてしまう。

評価[編集]

メディアレビュー[編集]

レビュー集積サイトMetacriticにて、本作のPlayStation 5版が96、Xbox Series X版が96、PC版が94を記録し、いずれも極めて高いメタスコアとなった[9][10][11]。このうちPlayStation 5版とXbox Series X版に関しては、2022年現在、それぞれのプラットフォームで発売された全てのソフトの中で最も高い点数である。

受賞[編集]

漫画[編集]

ELDEN RING 黄金樹への道[編集]

KADOKAWAのwebコミック配信サイト「ComicWalker」、「COMIC Hu」にて2022年9月4日に発表され連載している漫画作品。
作画は飛田ニキイチ、原作はフロム・ソフトウェア[15]

出典[編集]

  1. ^ Elden Ring sales surpass 17.5m” (英語). Eurogamer.net (2022年11月15日). 2022年12月3日閲覧。
  2. ^ 『エルデンリング』世界累計1200万本を突破! 日本国内の累計出荷は100万本を突破”. ファミ通.com (2022年3月16日). 2022年12月3日閲覧。
  3. ^ https://jp.ign.com/elden-ring/36259/news/elden-ring%3famp=1
  4. ^ https://www.eurogamer.net/amp/2021-11-04-watch-todays-elden-ring-gameplay-reveal-here
  5. ^ https://www.pcgamer.com/amp/elden-ring-everything-we-know/
  6. ^ a b フロム・ソフトウェア 宮崎英高氏新作『ELDEN RING』発表。『ゲーム・オブ・スローンズ』原作ジョージ・R・R・マーティン氏とのタッグ【E3 2019】”. ファミ通.com. 2021年6月18日閲覧。
  7. ^ a b c 『エルデンリング』フロム・ソフトウェア完全新作、宮崎英高氏インタビュー翻訳版を全文公開!【E3 2019】”. ファミ通.com. 2021年6月18日閲覧。
  8. ^ a b c d 『エルデンリング』国内独占インタビュー。フロム・ソフトウェア最大規模となる新しいダークファンタジーをディレクター宮崎英高氏が語る【E3 2021】”. ファミ通.com. 2021年6月18日閲覧。
  9. ^ Elden Ring” (英語). Metacritic. 2022年9月18日閲覧。
  10. ^ Elden Ring” (英語). Metacritic. 2022年9月18日閲覧。
  11. ^ Elden Ring” (英語). Metacritic. 2022年9月18日閲覧。
  12. ^ 受賞作品 年間作品部門”. 日本ゲーム大賞. 2022年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月16日閲覧。
  13. ^ 日本ゲーム大賞2022、大賞は『エルデンリング』! 同作でディレクターを務めた宮崎英高氏は経済産業大臣賞を受賞【TGS2022】”. ファミ通. 2022年9月16日閲覧。
  14. ^ 『日本ゲーム大賞2022』大賞は『ELDEN RING』 優秀賞10作品も発表”. オリコン. 2022年9月16日閲覧。
  15. ^ エルデンリングのギャグ漫画「ELDEN RING 黄金樹への道」が連載開始。「邪剣さんはすぐブレる」の飛田ニキイチ氏が描く,褪夫の旅”. 4Gamer.NET (2022年9月4日). 2022年9月5日閲覧。

外部リンク[編集]