Ghost of Tsushima

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ゴースト・オブ・ツシマ
Ghost of Tsushima
GOT Logo-Black.png
ジャンル オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー
対応機種 PlayStation 4
開発元 Sucker Punch Productions
運営元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
販売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ディレクター ネイト・フォックス (Nate Fox)
ジェイソン・コーネル (Jason Connell)
音楽 イラン・エシュケリ英語版
梅林茂
美術 ジェイソン・コーネル
ダン・ミリガン (Dan Milligan)
人数 1人
運営開始日 アメリカ合衆国の旗 日本の旗 世界の旗 2020年7月17日[1]
対象年齢 日本の旗CEROZ(18才以上のみ対象)
アメリカ合衆国の旗ESRBM(17歳以上)
コンテンツ
アイコン
暴力
売上本数 世界の旗 500万本
日本の旗41万本[2]
その他 PSN対応(2020年秋予定[3]
テンプレートを表示

Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ頭字語GoT[4])は、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2020年7月17日に発売された、PlayStation 4ゲームソフトである[1]

本作は文永11年(ユリウス暦1274年)の元朝による日本侵攻(文永の役)を題材としている[5]

ストーリー[編集]

本作の物語は、メインストーリーとサイドストーリーとで構成されている。

メインストーリー[編集]

メインストーリーには「仁之道(じんのみち|英:Tales in Jin's Journey [6])」という題名が付けられており、サイドストーリーである「浮世草」および「傳承」と合わせて、3本立ての構成になっている。

導入部[編集]

時は文永11年(ユリウス暦1274年鎌倉時代後期)の二夏(旧暦5月頃)、元朝の将軍コトゥン・ハーンは、日本を征服すべく大船団を率いて対馬国小茂田浜こもだはま)へと押し寄せた。彼ら蒙古軍にとっての対馬攻めは、来るべき本土侵攻を見据えた前哨戦的位置付けにある作戦行動であった。迎え撃つ対馬の武士団はわずか80の寡兵ながら、外寇に抗うべく小茂田に集結した。対馬国の地頭である志村家当主の指揮の下、武士団は蒙古の大軍と激突するも、絶望的兵力差に圧倒され[注 1]、死闘の末、大将・志村主人公の2名を残して全滅してしまう(小茂田浜の戦い)。大将・志村は囚われの身となり、対馬の地は蒙古軍によって踏み荒らされ始めるのであった。

志村のにあたる主人公・境井仁は、志村配下の武将として共に小茂田の戦いで奮戦し、最後の2人となってもなお果敢に敵の首領コトゥンの首を狙ったものの、火槍の強力な火器攻撃に曝され、爆風に吹き飛ばされて気を失い、の追撃まで受けて倒れ込んでしまう。しかし、気を失っている間に女野盗ゆなの手で軍場(いくさば)から助け出され、九死に一生を得る。数日の後、彼が目を覚ました時には既に対馬の半分が蒙古軍に占領されてしまっていた。仁は、蒙古軍の捕虜となった伯父を救出すべく、コトゥンの居城となっていた金田城かねたのき[7])に単身乗り込む。そうして、本丸へと続く大手門橋の上で敵将コトゥンとの勝負に挑むが、あえなく敗れ、橋から突き落とされてしまう。

コトゥンとの一騎討ちで敗北を喫した仁は、の道に則った正攻法では蒙古軍に勝てないことを悟る。志村が謳う「誉れ(ほまれ)」をかなぐり捨てて侍の道に背いてでも民を護り、蒙古から対馬国を取り戻す覚悟を固めた仁は、無辜(むこ)の民を救いつつ、敵軍に抗って戦う者たちを糾合すべく対馬各地を奔走し始める。

守之段[編集]

  • メインタイトルが「GHOST OF TSUSHIMA[8]と表示された後、日本語版「守之段 志村救出」・英語版「ACT I: Rescue Lord Shimura」のサブタイトル[注 2]と共に始まる。「」と「鴨脚樹」も参照のこと。[注 3]
  • この段の冒頭には、青海湖畔の試合場にて志村が若き日の境井仁剣術と武士の心得について指南するという形をとったチュートリアルがある。チュートルアルに続いて、以下の物語がある程度順不同で展開されてゆく[9]
  1. 武士の本懐ぶしのほんかい英:The Warrior's Code
  2. 石川之譚いしかわのたん英:The Tale of Sensei Ishikawa
  3. 砕けた鎚くだけたつち英:The Broken Blacksmith
  4. 牢人は豆酘にいるろうにんはつつにいる英:Blood on the Grass
  5. 政子之譚まさこのたん英:The Tale of Lady Masako
  6. 竜三之譚りゅうぞうのたん英:The Tale of Ryuzo
  7. 鍛冶場に火をかじばにひを英:Hammer and Forge
  8. 鉤縄かぎなわ英:The Iron Hook
  9. 影の武者かげのむしゃ英:Shadow of the Samurai

金田城に囚われた志村を救出するべく、仁は厳原で味方を募り、女野盗ゆなとその弟のたか、酒売りの堅二、弓の名手である石川、安達家の女武芸者である安達政子幼馴染牢人竜三と、その配下の菅笠衆の助力を得ることに成功する。

たかが作成した鉤縄を使って金田城への侵入を果たした仁は、仲間たちと共に金田城の主郭を目指して奮戦するが、その途中、味方であるはずの竜三が蒙古の刺客として現れる。菅笠衆の頭として、部下を飢えさせる訳にいかなかった竜三は、菅笠衆の食を保証する代わりに寝返りを求めたコトゥン・ハーンの誘いに応じ、仁を裏切っていた。

一騎討ちの末に竜三を退けた仁は主郭に突入し、志村の救出に成功、金田城を奪還する。しかしコトゥンは既に金田城を去り、対馬国の要所である志村城の攻略に取り掛かっていた。城に到着したコトゥンは、城門前で人質の1人を生きたまま焼き殺し、門を開けるよう城兵を恫喝する。恫喝に屈した城兵は城門を開き、城はコトゥンに占拠されてしまう。

志村城の落城を知った志村と仁は、志村城奪還のために豊玉へ軍を進める。

破之段[編集]

  • サブタイトルは[注 4]、日本語版「破之段 本城奪還」、英語版「ACT II: Retake Castle Shimura」。以下の物語がある程度順不同で展開されてゆく[9]
  1. 新たなる地の果てへあらたなるちのはてへ英:A New Horizon
  2. 火急の便りかきゅうのたより英:A Message in Fire
  3. 鑓川の壁やりかわのかべ英:The Walls of Yarikawa
  4. 在りし日の亡霊ありしひのぼうれい英:Ghosts from the Past
  5. 鑓川の臆病者やりかわのおくびょうもの英:The Coward of Yarikawa
  6. 鑓川の冥人やりかわのくろうど英:The Ghost of Yarikawa
  7. ばつ英:A Reckoning in Blood
  8. 對馬の行く末つしまのゆくすえ英:The Fate of Tsushima
  9. 闇からの使者やみからのししゃ英:From the Darkness

豊玉へ進んだ仁は、志村城奪還のために更に多くの味方を募り、新たに僧兵典雄と、かつて謀反咎(とがで取り潰された鑓川家残党と民からなる鑓川勢を味方に得る。また、鎌倉幕府に援軍要請の解文(げぶみ)を送り、本土からの援軍を得ることに成功する。

境井家の屋形に戻った仁は父の鎧を受け継ぎ、さらに薬草の専門家である乳母の百合の協力で避けに使っていた鳥兜とりかぶと)の毒を抽出、人間に応用する術を学ぶ。

城攻めの準備が進む中、志村の部隊がコトゥン・ハーンの下知状を入手する。下知状は竜三に宛てられており、志村の戦陣を菅笠衆に襲撃させる命令が記されていた。竜三と菅笠衆が高野山砦にいることを突き止めた仁は、姉に代わって協力を申し出たたかの助力により、砦への潜入に成功。砦内で竜三と対峙した仁は、彼の裏切りを痛烈に非難するも、彼に気を取られていた隙に背後へ忍び寄っていた敵によって気絶させられてしまう。たかと共に縛られた状態で目を覚ました仁であったが、そこにコトゥンが現れ、大元に下るよう対馬の民を説得するよう迫られる。仁が拒否すると、コトゥンはたかの縄を解いて境井家のを持たせ、開放する代わりに仁を殺せと焚き付ける。刀を持たされたたかは、仁ではなくコトゥンに向けて刀を振るうが、敢え無く返り討ちにされ、仁の目の前で斬首される。コトゥンが去った後、自力で縄を解いた仁は、たかを殺された怒りに任せて菅笠衆に斬りかかり、たかを追って砦に来たゆなと共に砦の敵を掃討、菅笠衆を壊滅させる。戦いを終えた仁とゆなはたかの遺体を埋葬し、仇であるコトゥンへの復讐を共に誓う。

本土から援軍が到着し、城攻めの準備が整った志村軍は、満を時して志村城への攻撃を開始する。しかし戦いの最中、不意打ちや毒殺といった手段を駆使して戦う仁の姿を目の当たりにした志村は、侍の道に反する戦い方だと仁を咎め、二人の間にすれ違いが生じ始める。

志村軍は主郭へ続く橋に攻め入るが、蒙古側が今までとは逆に兵を撤退させていることに気付いた仁は何かあると怪しむ。志村はこれを好機と見て一気に橋の上を突き進むが、直後に蒙古側が火薬を満載した馬車を橋に放ち起爆。橋に突撃した部隊は全滅し、志村軍は多くの兵を失うこととなる。

その後、志村と仁は今後の戦の進め方について話し合いを行う。再攻撃を行うには兵が足りず、正攻法で攻めても多くの犠牲を出すだけだと判断した仁は、自らが敵陣に潜入し毒で敵を全滅させる策を申し出る。しかし侍の道に則った戦いに固執する志村は毒殺の策を断固として退け、橋を修復して正面から主郭へ攻め入る方針を堅持。大きな犠牲が出ても武士の道を守り、戦で命を落とすのは武士の誉れであり名誉なこととする志村と、策を練れば避けられる犠牲を誉れや武士の道ために許容する兵の命を軽視した考えを良しとせず、誉れや武士の道を守るより民を救うことを重視してきた仁は衝突。二人の話し合いは物別れに終わり、互いの溝は更に深まってしまう。

毒殺の策を退けられた仁は、このままでは無駄死にするだけの兵を救うため止む無く志村の意に背いて密かに策を実行に移す。夜陰に乗じて蒙古の陣営に忍び込んだ仁は、蒙古の酒に鳥兜とりかぶと)の毒を仕込み、大勢の蒙古兵を毒殺することに成功する。

そのまま志村城の主郭に乗り込んだ仁は、既に城を去っていたコトゥンに代わり仁を待ち構えていた竜三と対峙する。コトゥンから仁の首を取るよう命じられていた竜三であったが、菅笠衆を失った彼には、もはや蒙古に肩入れする理由が無かった。竜三は仁に、再び手を組んで蒙古と戦おうと持ちかけるものの、仁はその申し出を拒絶。代わりに仁は竜三に対し、志村軍に降り処罰を受けるよう促すが、竜三は叔父御に殺されたくないとこれを拒絶。交渉は決裂し、仁は一騎討ちの末に竜三を討つ。

主郭を制した仁は橋を渡って攻め入ってきた志村と合流するが、毒殺という武士にあるまじき戦術で勝利した仁を志村は痛烈に非難する。対する仁も、犠牲を出さず勝利する方法はこれしか無かったと反論する。仁の武士としての誉れを守るため、志村は毒殺の所業をゆなに帰すよう仁を説得するが、仁はその提案を断固として拒絶し、二人の関係は決裂する。仁はゆなに愛刀を託して逃したのち、志村の命により牢に囚われる。

牢に入れられてから数日後、仁は堅二の手によって脱出の機会を得る。初めは脱獄を拒む仁であったが、対馬国の民やゆなにとって冥人は無くてはならない希望だと堅二に諭されたことで脱出を決意。志村の軍に追われ、愛馬を失いながら、仁はゆなが待つ上県へ落ち延びる。

離之段[編集]

  • サブタイトルは[注 5]、日本語版「離之段 敵将打倒」、英語版「ACT III: Kill the Khan」。以下の物語がある程度順不同で展開されてゆく[9]
  1. 誉と灰ほまれとはい英:Honor and Ash
  2. 後門の狼こうもんのおおかみ英:Wolves at the Gates)
  3. 結集けっしゅう英:A Gathering Storm
  4. 地頭の心じとうのこころ英:Heart of the Jito
  5. この碧き空よ永遠にこのあおきそらよとわに英:Eternal Blue Sky
  6. 志村之譚しむらのたん英:The Tale of Lord Shimura

上県へ落ち延び、ゆなと再会を約束した地に辿り着いた仁であったが、そこで蒙古の不意打ちを受け、自らが使用した鳥兜とりかぶと)の毒が塗られた矢を受けてしまう。蒙古は仁が生み出した毒を早くも手中に収め利用していたのであった。毒で生死の境を彷徨った彼は、ゆなに救助され奇跡的に生還する。

ゆなと再会した仁は、上県の地でゆなの古い知り合いである狩人たちの助力を得ることに成功し、厳原豊玉で共に戦った仲間たちとも再会する。

コトゥン・ハーンが上県の港町で本土侵攻の手筈を整えていることを掴んだ仁は、偵察のため、コトゥンの陣に潜入。そこで彼は、鳥兜(とりかぶと)トリカブトの毒が大量に準備されているのを発見する。自分が志村城攻略に用いた方法を、コトゥンが本土侵攻に用いようとしていることを悟った仁は、必ず対馬の地で蒙古を討ち滅ぼさねばならぬと決意を固める。

コトゥンの陣の上空を飛んでいた鳥の群れの動きを観察した仁は、近日中に嵐が来ると予測し、嵐に乗じて蒙古の陣に攻め入りコトゥンを討つ作戦を立てる。仁は作戦決行に先立って志村城内に潜入し、志村宛の文を残す。その内容は、決裂しながらも共に対馬国を守るために戦う武士として、作戦への助力を要請するものであった。

嵐の到来と共に仁と仲間たちは作戦を決行。ゆなと堅二が盗み出した火矢で蒙古の船を制圧しつつ、コトゥンのもとへ切り込む。少し遅れて志村も軍勢を率いて加勢し、蒙古を追い詰める。

蒙古の陣の奥まで切り込んだ仁は、そこでコトゥンと対峙、一騎討ちとなる。金田城の時とは違い、仁はコトゥン・ハーン相手に善戦するものの、僅かな隙をついてコトゥンは仁の顔目掛けて鳥兜(とりかぶと)の毒を撒き、逃走する。

毒をやり過ごした仁はコトゥンを追撃、蒙古の船に乗り込んだところで再びコトゥンと対峙する。部下を引き連れて仁に挑むコトゥンに対し、仁も冥人として凡ゆる手段を用いて応戦する。激戦の末、仁はコトゥン・ハーンを討ち取り、その首を切り落とす。

激戦を制した仁はゆなと共に城岳寺へ帰還するが、そこで彼女から、志村から言伝があったことを知らされる。言伝に従い、青海湖畔の試合場へ向った仁は、そこで志村と再会し、境井家が武士の身分を失ったこと、それに伴い本土から新たな武家が来ることを伝えられる。故郷に別れを告げるべく、仁は志村と連れ立って境井家の墓へ向かうが、その道中、対馬における冥人の人望の高さを鎌倉が憂慮していることを志村から知らされる。

境井家の墓に参った仁は、志村と共に墓前で手を合わせる。志村は、鎌倉が仁に謀反人の烙印を押したこと、そして鎌倉から志村に境井仁の首を取るよう下知があったことを仁に伝える。志村は仁に紙を渡し、そこに辞世をしたためるよう告げる。仁は失われたものに思いを馳せて歌を詠み、志村との思い出を回想した後、愛刀を手にとり、志村との勝負に臨む。

死闘の末、仁は志村を制する。志村は仁に、誉ある最期を遂げたいと頼む。彼の命を守るか、彼の誉を守るか、仁は選択を迫られる。彼が決断を下した時、仁之道の物語は終幕となる。

追之段[編集]

  • サブタイトルは[注 6]、日本語版「追之段」、英語版「ACT IV: Reclaim Tsushima」。メインストーリーが完結した状態で始まる未完の物語。主人公は首領コトゥン・ハーンを失くした蒙古軍の残党狩りをしてゆくことになる。

サイドストーリー[編集]

浮世草」および「傳承」という2つので構成されている。それぞれの段で順不同で展開される物語は以下のとおり[9]

  • 浮世草うきよぐさ英:Tales of Tsushima [10][11]
  1. 石川之譚いしかわのたん英:The Tale of Sensei Ishikawa
  2. 政子之譚まさこのたん英:The Tale of Lady Masako
  3. ゆな之譚ゆなのたん英:The Tale of Yuna
  4. 典雄之譚のりおのたん英:The Tale of Norio
  5. ほか、多数
  • 傳承でんしょう英:Mythic Tales [10][11]
  1. 迅きこと雷の如しはやきこといかずちのごとし英:The Heavenly Strike
  2. 内経の呪いうちつねののろい英:The Curse of Uchitsune
  3. 忠頼の伝説ただよりのでんせつ英:The Legend of Tadayori
  4. 吾作の伝説ごさくのでんせつ英:The Unbreakable Gosaku
  5. 復讐の化身ふくしゅうのけしん英:The Spirit of Yarikawa's Vengeance
  6. 小次郎の六本刀こじろうのろっぽんがたな英:The Six Blades of Kojiro
  7. 消えぬ炎きえぬほのお英:The Undying Flame

登場人物[編集]

  • キャラクター名は、日本語版での名前を示した後、丸括弧内では、読みと、英語版(原語版)における名前を確認できる限りで示す。本作の場合、原語版[10]と日本語版[12]での名称は一致しないものも多い。
  • 声優は、(英)の後に英語版担当者を、(日)の後に日本語版担当者を表記する。
  • 主人公[注 7][13]を始めとして、英語版の担当声優は、キャラクターの3DCGの造形上のモデルにもなっている。

主人公[編集]

境井 仁(さかい じん|英:Jin Sakai〈成年期〉[14], Young Jin〈少年期〉[14][注 8]

声 - (英)ダイスケ・ツジ(Daisuke Tsuji。成年期・少年期ともに担当)[14] / (日)中井和哉[15](成年期)、平野潤也(少年期)[14]
主人公ダークヒーロー)。主な得物は、主力の打刀[注 9]暗殺捕虜の解放時に使う小刀脇差)、遠隔攻撃用の
「戦えぬ者らを護る」ことが少年の頃からの信念であり、小茂田浜の戦いという討ち死に覚悟の戦に臨んで生き残ってしまった自分が今為すべきことも、変わらずそれであるという[16]。蒙古軍から故郷を守るため、の道に反する誉れなき卑怯な戦い方に手を染めることを決心し、冥府から蘇った者「冥人」の名の下、強大兇悪な外敵に挑む[17][18]
境井家の現当主。父・は少年時代に討死、は幼少期に病死している。志村伯父に当たり、父亡き後の自分を気に掛けて一人前の武士へと鍛え上げてくれた伯父を尊崇している。
父が賊に殺された時、直前に手助けを求められていたにも関わらず、恐怖から見殺しにしてしまった過去を持つ。自分が臆病でなければ父を護れたと考えており、ずっと後悔に苛まれている。そのため、物怖じすることへの嫌悪感は極めて強いものがあった。また、尊敬する伯父から「虚に乗ずるは臆病の印」との教えを受けていたため、敵の不意を突く戦い方に強い抵抗感を持っている。そのようなことから、物語序盤ではらしく正々堂々と戦うことに固執していたが、人質を安全に救出するために闇討ちを行わざるを得ない状況が続く。志村が囚われている金田城にようやく辿り着いた仁であったが、敵の首領コトゥン・ハーンに完敗し、伯父の志村が信条とする侍の誉れでは故郷を民を護れないという現実に直面する。これを境に、信念を曲げて「虚に乗ずる」戦い方を繰り広げることで、やがて「冥人」と呼ばれることになる苛烈な武人が誕生した。しかしそのありようは師であり伯父である志村とは何処までも相容れないものであった。
誉れは浜で死にました!英:Honor died on the beach!)」は、冥人としての境井仁の生きざまを最もよく表した台詞。「浜」とは、小茂田浜のこと。
上県郡青海村かみあがたのこおり おうみのむら)に生家である境井屋形がある。
小茂田浜の戦いでは、特に親しかった友人である葛西・松戸・本郷(英:Kasai, Matsudo, Hongo [10])も失っている[19]。特定の思い人はいないとのことで、少なくとも本人は心の中でそのように呟いている[19]。好物は魚と果物、それと、浅藻海苔[20]

主人公を取り巻く重要人物[編集]

志村(しむら|英:Lord Shimura [10][14][21][注 10]

声 - (英)エリック・ステインバーグ / (日)大塚明夫
イベントボス(イベント発生話:『仁之道』〈メインストーリー〉第3段『離之段』の最終幕『志村之譚』[9][22])。
境井仁の伯父。対馬国の地頭であり、対馬五大武家の一つである志村家当主[15][23]
得物は打刀)。紺糸威胴丸具足(伝黒田家家老小河家伝来)の兜と大鎧の兜を交ぜたような形状の、猛々しい変わり兜を愛用する。
武士もののふ)の誉れを重んじ、の道に則って戦い、その結果命を落としても名誉なこととする生粋の武人。父を亡くした若き日の仁を息子のように気に掛け、一人前の侍へと育て上げた。将来的には親子の契りを交わして志村家の跡取りとすることも考えている。
武士とは民の模範にならねばならず、故に武士としての道を守り、誉れを持つべきという信念の持ち主で、侍の道に背く非道な戦いは民を怖れさせ世を乱すだけだと、仁の冥人としての戦い方を認めず、侍の道に則った戦い方をするよう求めている。それでも、残虐非道で名誉を重んじない蒙古を最も知ることになったのは、囚われ寝返るよう言葉巧みに調略を受け続けた志村自身であり、蒙古の大軍から対馬を護るために孤軍奮闘してきた仁には冥人の戦い方しかなかったことには理解を示している。本土からの援軍が見込める戦況となり、志村家の家督を仁に譲ることも鎌倉幕府から許しが下ったからには、今からは誉れある侍の道に立ち戻れと諭す志村であった。しかしそれは、これからが運命の一戦となる蒙古との戦いを前にした仁にとって、受け入れ従ってゆけるような道ではなかった。仁は家督相続を受け入れず、冥人として最後まで蒙古と戦い抜く。志村と仁は、互いに容認しがたい道を選んだ武人として、戦後には対峙せざるを得ない立場に追い込まれていった。
仁は、親しい者には「伯父上(おじうえ)」、公には「志村殿(しむらどの)」と呼んでいる。

ゆな英:Yuna [14][注 11]

声 - (英)スマリー・モンタノ / (日)水野ゆふ
ヒロインパートナー・タイプ)。
勇ましく気の強い女野盗。得物は小刀打刀[注 9]・弓[9][注 12]小茂田浜の戦いで負傷したを軍場(いくさば)から救出した命の恩人。
たった一人の家族である弟たかに、生き甲斐と言ってよいほど過剰な愛情を注ぎ、危ない目に遭わせることを極力嫌うさまは過保護な母親のそれである。
危険を冒してまで仁を軍場から救い出して匿ったのは、蒙古に囚われた弟を取り戻すのに力を貸してもらうためであり、弟を救い出した後は二人で本土に渡って人生をやり直すことを望んでいる。食うや食わずの暮らしに堪えながら、将来のための金を少しずつ溜めてきた[24]。目的を叶えるためなら手段を問わない彼女は、"誉れ"を貴ぶ侍であれと薫陶する志村の対極にある存在で、ゆなと行動を共にすることは、誉れを貴びたかった仁の戦い方に大きな影響を及ぼす。仁のことを外敵を挫くべく冥府から蘇った「冥人」と呼び始め、噂を広めていったのも彼女であった。しかし皮肉にも、弟たかは冥人の勇に憧れを抱くようになり、以前の彼では考えらなかった勇気を奮い立たせて、本土へ旅立つ前に冥人こと仁の戦いへの最後の助力をしようと軽挙に走ってしまい、蒙古軍に捕まって殺害されてしまう。弟が死んだことで本土に渡る理由を無くしてしまったゆなは、仁と共に最後まで蒙古と戦い抜く決意を固める。
生まれは鑓川知行地内。子供の頃は酒乱の母親に苦しめられており、ある日、酒に酔った母が弟(当時6歳)の腕を折ったことを切っ掛けに弟と二人して家を飛び出している[注 13]。その後、黒犬と呼ばれる人売りに騙されて蝮の兄弟に売られ、地獄のような日々を送るが、しばらくしてのち、そこを脱出し、以後は野盗として生計を立てていた。このような人生を歩んできたがゆえに、他人を信用することは滅多に無い。
クエスト完了時に獲得できるトロフィーの名称は「強気の野盗[25]英:The Headstong Thief [26])」

たか英:Taka [14][注 14]

声 - (英)エディ・シン英語版 / (日)山口勝平
ゆなの弟で、鍛治職人。型に嵌らない道具を創り出せる高い技量の持ち主である。直垂風の装束に鉢巻をしている。
得物は打刀鑓川の戦いとその前哨戦白兵戦に加わっている[注 15])。
たった一人の家族である姉を愛し、蒙古の人売りから救い出してくれた境井仁を心から慕っている。ゆなの言うには「虫も殺せない」ほどに気が弱く、姉とは対照的な性格をしている。小松の鍛冶場の防衛戦に際しても、手段を選ばない冥人としての境井仁の戦いぶりを目の当たりにして、思わず「お侍様の戦い方じゃない…(英:I've never seen a samurai fight like that.)」とつぶやいてしまう彼は、大きな力を怖れてしまうか弱い者たちの代名詞として描かれた。しかし、ゆなのように強くありたいとも思っており、加えて、鑓川の戦いでの冥人こと境井仁の勇姿を見るにつけ、自らも武器を手に取って二人の戦いを助けたいと望むようになっていった。軍場(いくさば)では大して役に立たないが(『素質はある』と仁は認めているが、軍場に立たせることをゆなが頑なに嫌がっている)、鍛冶の腕前で本領を発揮し、仁のために鉤縄や「冥人の英:Ghost Armor [27][28])」を作成して戦いを支援することになる。また、鑓川の戦いに際しては、準備段階から武士と庶民の間を取り結ぶ重要な役割を任されて奔走している。そして、この戦に勝利して地域内の蒙古勢を押し返した後、より大規模に対馬の奪還を訴える仁の言葉にも、なお残る怯えのために二の足を踏んでしまう庶民の弱さを理解でき、彼らの背中を押すことができたのは、たかであった。
姉と二人で本土に渡る算段が付いた後、造反者の竜三を討つべく蒙古の砦に潜入しようとする仁に最後の協力を申し出るたかに対して、安全な場所から敵の注意を引き寄せる役ならばと最終的に承諾した仁であった。その後、砦に忍び込んだ仁が何時まで経っても戻らないことから、仁の言い付けに背いて砦へ向かったたかは、蒙古兵に捕まってしまう。竜三の罠に嵌って捕縛されていた仁は、たかまで捕らえられてしまったことに愕然とする。敵の首領コトゥン・ハーンは、縄を解いたたかに仁のを握らせ、仁を殺すよう迫るが、そのようなことをたかができるはずもなく、彼はコトゥンに斬り掛かってあえなく返り討ちにされる。目の前でたかを斬首された仁はゆなの苦悩を思って慟哭した。たかの死によってゆなは本土へ渡る理由が無くなり、引き続き仁と共に対馬の戦いに身を投じる決意を固める。たかの遺作となった「冥人の鎧」は、ゆなから仁の手に渡った。
なお、ゆなと仁が築いたたかの墓からは夥しい数のが舞い上がり、仁を取り巻いたあと対馬の空に四散してゆくが、これは「」と「霊魂」のメタファーであり、亡くなったたかの魂を表している。また、たかが亡くなった後、「たか愛用の鉢巻とそこに留まった1匹の蜻蛉(とんぼ」のロード画[29]が表示されるが、時代劇の演出法の定石に照らせば、この蜻蛉は武士が崇めた「勝虫(かつむし)」であり、それが象徴する「退くに転ぜず」の精神をたかが体現したことを表している。

石川 定信(いしかわ さだのぶ|英:Sensei Ishikawa [10][14], Sadanobu Ishikawa [30][注 16]

声 - (英)フランソワ・チャウ / (日)千葉繁
長尾忠頼の再来とも称される高名な弓取り。得物はのみ(大小は差しているが、使っている描写は無い)。したがって、完全な遠隔攻撃型。生まれ故郷は厳原郡日吉村日吉の湯が湧く山地にある山の頂上に簡素な家と弓道場名義:石川の道場;Sensei Ishikawa's Dojo)を構えつつ隠遁生活を送っている。
若き日の境井仁が父の葬儀に臨む回想シーンで初めて登場する。
対馬屈指の剛の者でありながら、小茂田浜の戦いには駆け付けなかった。玉砕も同然であった係る戦の生存者の一人である仁にとって、これは不愉快なことに違いなかったが、助力を請わんがために言葉を呑み込んでいる[注 17]。駆け付けられなかった理由として石川が言うのには、弟子に出奔され、命を狙われ、それを迎え撃つために道場で待機していたという、首を傾げざるを得ない話であった。仁と共に巴の足取りを追う石川は、巴が蒙古に寝返ったことを知る。また、石川は教えを授けながら軍場(いくさば)を共にするうち、仁を認めるようになり、斯くして境井仁は石川の新たな弟子となった。実は10年前、仁は石川に弟子入りを志願して門前払いされている。その石川がのちに取った弟子が巴であったが、理由を先生の曰く、境井仁は「有望」、巴は「神童」とのことであった。
過去の事件に心を囚われ続けている。以前は対馬五大武家の一つである長尾家で弓の指南役を務めていたが、当時の弟子である長尾博基謀反を起こしたことで指導者としての責を問われ、役を降ろされている。長らく反目し合っていた志村家配下の境井家当主である境井仁と鑓川の残存勢力が蒙古に対して共闘した鑓川の戦いの後には、石川は鑓川に入って武士や里人に武芸を指南するようになった。
若かりし頃は尊大で傲慢な性格であったと自ら語るが、齢を重ねても性格は相変わらずと仁に酷評されてしまう現在である。サイコパスとも思える振る舞いが時に見られる[注 18]。弓の道を究めることにのみ人生を捧げ、人とも向き合わず、子も生さなかったことを、実のところ後悔している。
「お主(おぬし)」と呼ぶ安達政子以外の大抵の人には「石川先生」と呼ばれている。決め台詞は「一矢一殺(英:one arrow, one death)」で、前の弟子であった巴も弓技を颯爽と決めるべき場面でこの文句を口にする。
クエスト完了時に獲得できるトロフィーの名称は「頑固な弓取[25]英:The Unbending Archer [26])」

安達 政子(あだち まさこ|英:Lady Masako [10], Masako Adachi [21][14][注 19]

声 - (英)ローレン・トム / (日)安藤麻吹
イベントボス。
安達家当主・安達晴信の妻。石川の曰く、対馬随一の女武芸者[24]。得物は打刀)と弓[9]。以前は違ったであろうが、理不尽な事件が起こって以降現在の攻撃の特徴は、無謀なほどの突撃型で狂戦士[注 20]
夫である当主・晴信は小茂田浜の戦いで戦死した。という名の姉がいる。花と政子の実家は会話の中にしか出て来ず、その名も明らかでないが、武家ではないと思われる[注 21]
若き日の境井仁が父の葬儀に臨む回想シーンで初めて登場する。
小茂田浜の戦いで夫と2人の息子(長男・繁里、次男・繁成)が討死したのみならず、男衆が出払った屋形の留守居を務めていた女子供をに襲われ、息子の嫁達や姉、幼い孫たちまでもがことごとく惨殺されるという悲劇に見舞われている(仮称:安達屋形の変)。以前は優しい言葉で争いを諫めることもあったようであるが、掛け替えのない家族を安達家の血筋を護り切れなかった彼女は、復讐心から苛烈な性格に変わってしまった。彼女の心の内は家族を殺害した賊に対する恨みで煮え滾っており、それは蒙古への敵意にも増して強いものがある。男衆は軍場(いくさば)で侍として散っていったのであり、卑劣な手段で無抵抗な家族を虐殺されたのとはわけが違う。彼女のなかでは家族の意趣討ちが蒙古との戦い以上の最優先事項であり、血眼になって犯人を探している。その復讐心の強さゆえに一時は目が曇り、黄金寺の僧である純信を襲撃に加担した仇の一人と誤解して問い詰め、止めようとした仁と斬り合いになってしまう一幕もあった(イベントボスでもあるのはそのため)。しかし、復讐に協力してくれる仁には深く恩義も感じており、仁が主導する蒙古との戦いにも協力を惜しまない。鑓川の戦いの後は、石川と同じく鑓川に入って武士や里人に武芸を指南するようになった。
旧知の仲で遠慮が無いということもあるが、求道者然としていて物言いの高圧的な石川定信に対して、さらなる高みから明け透けに批判することができる強者で、何にしても、「石川先生」と「政子殿」は、武芸も人格も、いずれ劣らぬ"強キャラ"である。
政子之譚」の第5幕「母」で戦から数日後の小茂田浜を仁と共に訪れた時には、2人の息子を始めとする安達家郎党の遺体と対面し、復讐鬼とは違った母親の顔を覗かせており、縁者たちの遺体と対面する仁にも心優しい年長者としての言葉を投げ掛けている。今は亡き境井仁の母親とは知り合いで、生前には茶を楽しんだりしていた。
決め台詞ではないが、「安達家の仇!(英:For Clan Adachi! [10][31]」「息子たちの仇!」など、そのときどきの復讐の対象に合わせた鬼気迫る雄叫びを挙げながら敵に斬り掛かってゆくのが、、政子殿の戦闘スタイル。
クエスト完了時に獲得できるトロフィーの名称は「復讐鬼[25]英:The Vengeful Warrior [26])」

竜三(りゅうぞう|英:Ryuzo [14][21][注 22]

声 - (英)レオナルド・ウー (Leonard Wu) / (日)多田野曜平
トリックスター。イベントボス。
幼馴染で、現在は牢人。得物は[9]打刀)。菅笠をかぶっている(種類は、深編笠の形の浪人笠[注 23])。
仁と再会した初登場時は下島の南西部に位置する豆酘(つつ)におり、菅笠衆かしら)として手下の牢人たちを飢えから救うべく奔走していた。当初は蒙古が掠奪した食料の横取りを図りながら地頭からの褒美も当てにして、兵站潰しを兼ねた仁の攪乱戦に協力していたが、食料も褒美も得られず仕舞いで終わり、竜三と菅笠衆の困窮は深まっていった。その後、大勢の菅笠衆が蒙古の捕虜になりながらも予想外の厚遇を受けたあたりから、彼らの様子は可笑しくなったと思われる。と言うのも、仁が次に会った時、竜三と菅笠衆は蒙古の首領コトゥン・ハーンに与していたからである。菅笠衆の食の保証を条件にコトゥンから寝返るよう誘われた竜三は、手下を飢えさせないことを第一に考え、裏切りの道を選んでしまっていた。竜三は、蒙古側に付いてからも、殺さず説き伏せるようコトゥンに提案するなど仁のことを気に掛けてはいた。しかし、蒙古に抵抗し続けるのではなく、降伏して仲間になってしまったほうが幸せに暮らせる[注 24]などといった世迷言を口にするまでになっていた。それは、有用と見做された一部の者のみが助命され、あるいは厚遇を享受し、不要と断じられた“残り”には消耗戦で消えゆく先兵の役割か見せしめのための惨たらしい皆殺しの運命しか用意されておらず、生き残ったとしても本土の日本人との戦いの先棒を担がされる選択でしかないというのにである。
北に拠点を移すべくコトゥンが志村城を攻略しようとした時、蒙古軍を入城させるよう脅すのににした対馬の民を焼き殺すという蛮行で降伏を迫ったが、その際、コトゥンは竜三の手で火を点けるよう指図する。松明の火が民を焼く火に変わった時、竜三の引き返す道は消え失せてしまった。このあたりの展開は、史実としてのモンゴル帝国が広くユーラシアで行ってきた「恐怖戦略」[32]を本作なりに表現した部分[注 25]でもあり、恐怖を植え付けることで戦うことなく自軍に取り込む彼らのやり方[32]を少し異なる形で再現して見せている。
菅笠衆の大半が仁とゆなに討たれた後、志村城を取り戻そうと戦う(志村城の戦い)仁の前にまたしても竜三が現れ、両者は対峙する。竜三は手を組もうと仁を誘うが拒絶され、反対に仁から投降を促されるもこれを撥ね付ける。辛い決闘の末、竜三は討たれた。
竜三と仁は、物語開始時の二夏前に長尾家の刀比べ(英:Lord Nagao's tournament)で手合わせしており、竜三はそこで己の剣技を武家に売り込んで郎党に迎えられることを目論んでいたが、仁に敗れたことにより、士官の夢は露と消えている。「あの時(仁が)手心を加えてくれていれば」などといった旨の愚痴を、出自からして恵まれている仁への複雑な思いと共に、再会した時の竜三が吐露する場面もあった。有力武家の御曹司で友人でもある仁に口利きしてもらってになる手もあったが、竜三はその道を選ばなかった。その理由を「会えなくなってしまったから」とも言っているが、それが本当の理由でないことも匂わせている。そのようなことで牢人となった竜三は、菅笠衆の当時の頭に誘われて仲間入りし、小茂田浜の戦いの際は彼らと共に参戦している。しかし、大勢いた仲間の半数を頭と共にこの戦で亡くし、抱えきれないほどの喪失感を味わっていたようである。頭が亡くなった後、その座を引き継いだ竜三は、ただただ仲間を守らんがために必死であった。本編の初登場シーンは、それから数日後の話となっている。
竜三についての記述は「本作の日本人と食肉」にもあり。

堅二(けんじ|英:Kenji [14][注 26]

声 - (英)ジェームズ・ヒロユキ・リャオ / (日)佐藤せつじ
酒造販売(杜氏酒売り[注 27]で生計を立てている、厳原里人職人商人)。ゆなおよびたかとは幼馴染(※ということで、元々は鑓川城下あたりの里人)。本作随一の三枚目。どんな時でも三度笠を被り、柄杓ひしゃく)と小さな酒樽、むしろ)など、出先で接待に使うような商売道具を背負梯子[注 28]でしょっている。
お調子者で口が良く回り、胡散臭い商売にも手を出しているらしく、たびたびを巻き込む形で災難に見舞われる。仁と初めて顔を合わせた際は、ゆなに「島一番の"山師詐欺師)"(英:the best swindler on the island)」と紹介されてもいる。首を刎ねると脅されて[10]酒を届けさせられていた蒙古の兵どもには、「阿呆」と馬鹿にされていた。また、堅二の浅知恵のせいで蒙古の捕囚となったあと辛くも生還した村の仲間には、「馬鹿で間抜けで呑んだくれの駄目男」などと、散々な言われ方をしている。一方で、心を入れ替えて生まれ変わり、人の役に立ちたいという思いを秘めてもおり、機転が利くところを仁に見込まれてからは、自分の荷車破城槌[注 29]に改造したり武器の調達に奔走したりと、戦に直接加わりこそしないものの、積極的に協力するようになる。上述の浅知恵にしても、やり方が不味かっただけで、善意から野良仕事を手助けしてやっていた農家を蒙古兵の搾取から救ってやろうと思っての行動であった。とは言え、仁に叱責され仲間から糞味噌になじられて反省したような顔を見せても、話が終わった途端に平然と酒を呑み始めるような、懲りない男である。
たかのことはその優しさと心根の強さを尊敬していただけに、蒙古に殺されてしまったことは、堅二をして気鬱にならざるを得ない悲劇であり大きな喪失であった。以来、堅二はたかの遺志を受け継いで自身の担える役回りを精力的に果たしてゆく。武士にあるまじき所業を咎(とがとして投獄された仁に、幕府と志村に背いてでも逃げなければ次に繋がらないと訴え、仁の道を切り拓けるよう手筈を整えたのは堅二であった。
一人称は「あっし」。仁のことは「境井様」「あなた」と呼ぶ。荷車を牽く愛馬の名前は「みよ」で、蒙古兵に接収されようとした時にはまるで恋人を連れ去られるが如き悲しみようであった。序盤は何かにつけて蒙古兵の形態模写を会話に入れてくる。

典雄(のりお|英:Norio [14][注 30]

声 - (英)アール・T・キム (Earl T. Kim) / (日)かぬか光明
上県郡の北西部にある杉寺で兄・円浄と共に修行を積んでいた僧兵得度を済ませていないため、本名を名乗っている。「仁之道」(メインストーリー)「破之段」の第1幕「新たなる地の果てへ」の最後の場面で初めて登場する。
襲来した蒙古との戦(小茂田浜の戦い)に参戦すべく仲間の僧兵たちと共に小茂田へ向けて南下している途中、嵐に遭って立ち往生したためにとある村で休んでいたところ、蒙古の襲撃を受けて捕虜となった。その後、蒙古の手に落ちた赤島篝火台あかしまのかがりびだい)へ送られ、暗く狭い土牢に押し込められて地獄の日々に堪えていた。金田城の戦いの後、志村境井仁は赤島の奪還にも成功し、ようやく典雄は救出された。しかし、それまでに仲間は処刑されてしまっていて、典雄一人が生き長らえていた。心に深い疵を負った典雄は仏の道と怒りとの間で葛藤しながらも、生き残った者の責任として故郷と民を蒙古から守るべく奮闘する。多くの仲間を失いながら生き残り、生き残ってしまったことを意味あるものにしようともがいているのは仁も同じであり、二人は共感し合える仲間となった。修行を積んではいても典雄はまだまだ人生の焦点が定まらない若輩であり、仁には助言してやれるところが多々あった。若者らしく血気盛んで前のめりなところも目立ち、仁から幾度となく「落ち着け」とたしなめられている。
身の丈を超える長さの薙刀を得物としており、その刃には今は亡き兄・円浄の言葉が刻まれている。典雄は兄に倣って僧兵になったと語っており、尊敬する兄のことを少しでも悪く言われた時に限っては、精神修養が足りないと思えるほどに怒りを露にする。それは、目上の僧で薬師として有名な法心が相手でも変わらない。僧兵に対して批判的な法心には、その件では日頃から悪感情を抱いており、自分の薙刀は「少ない犠牲で多くを救う」のだと、自分たちは「怨みからではなく平和を願って戦う」のだと、自らに言い聞かせるように口にする。しかしながら、若き僧が抱えてしまった怨みの感情がどれほど抑えがたいものであったかは、いざ仇を目の前にしたその時になって、典雄自らが思い知ることになる。鬼畜にふさわしい最期を百戸長ハーチュに遂げさせた後、重い苦悩を背負ったひとりの僧兵のこれからが始まる。
クエスト完了時に獲得できるトロフィーの名称は「僧兵[25]英:The Warrior Monk [26])」
なお、「のりお」という人名の「お」には現代読みのような響きがあるが、実際にはむしろ古くからある格式高い読みである。史実でのこの時代の「典雄」の読みは、公家が使う伝統的な読みで「のりお」、武家が始めた新しい読みなら「のりかつ」が通例[注 31]

百合(ゆり|英:Yuriko [10][14][注 32]

声 - (英)カレン・ヒューイ (Karen Huie) / (日)田畑ゆり
境井仁乳母。母親が薬草の専門家で、百合もその技術を受け継いでいる[33]
若き日の仁が父の葬儀に臨む回想シーンで初めて登場する。仁が境井家前当主・(境井家の鎧|英:Sakai Clan Armor [27][28])を取りに故郷・青海屋形へ帰還したところで再会し、蒙古に対抗できる武器を求める仁の依頼で毒(鳥兜の致死毒と彼岸花の混乱毒。cf. #毒殺)の製法を教える。仁はこれを吹き針と組み合わせて毒針攻撃に使うようになる。
高齢である百合の言動には痴呆の症状が数多く見られ、仁と先代(仁の父親)を時々取り違えて昔語りをする。仁と共に想い出の地を巡ることになると、そうこうするうちに仁をすっかり先代と思い込んで語り掛けるようになり、仁もそれに合わせて受け答えするようにした。仁は、その遣り取りを通して、幼子であった頃の自身や、厳しさが思い出される父の親としての素顔、志村の厳格さに父が意外にもやや批判的であったこと、そして、若く多感な頃の百合と妻を亡くして悲しみに暮れる先代の密やかな想い出などを知ることになる。死期を悟っていた百合は、弱った体で無理をして一族が眠る墓所まで辿り着くと、仁の隣で静かに息を引き取るのであった。
百合についての記述は「本作の日本人と食肉」にもあり。

蒙古勢[編集]

蒙古(もうこ)

日本に攻め込んだのは、モンゴル人(モンゴル民族、蒙古)が打ち立てた中国王朝であるが組織した軍団であった。元朝はユーラシア大陸に覇を唱えたモンゴル帝国の後裔の一国で、本編の舞台となっている時代には中国本土北部とモンゴル高原を中心領域としていた。ただし、英語版では元朝(英:Yuan dynasty)とその母体となったモンゴル帝国(英:Mongol Empire)を区別しておらず、一貫して後者で表されている。史実における当時のハーンクビライであった。
作中の軍隊を構成する民族は史実と大きく異なり、全兵士がモンゴル人(モンゴル民族)という形、あるいは、そのように見える形になっている。
「元朝」のモンゴル人による自称は、作中では「大元(だいげん)」である。史実では、「大元」も含めて様々にあるなか、"日本国王"(天皇)に対して用いたのは「大蒙古国」であった。作中の日本側の人々はほぼ一様に「蒙古[注 33]」「蒙古ども」と呼んでおり、軍兵のことは「蒙古[注 33]」「蒙古兵」「蒙古の兵ども」などと呼んでいる。
本作のゲームシステム上の表記は、英語版は「モンゴル帝国」を意味する Mongol Empire [34]、日本語は「蒙古」あるいは「モンゴル帝国」になっている。

蒙古兵(もうこへい)[注 34]

本作の戦闘における兵種は、遠隔兵種の弓兵きゅうへい)と近接兵種で構成されており、後者は、盾兵(じゅんぺい)、剣兵(けんぺい)、槍兵(そうへい)、剛兵(ごうへい)、火器兵(仮称)などと区別されている。盾兵は刀と盾を持っている。ランク上位の盾兵は焔の剣を使ってくる。テムゲなど登場する百戸長はすべて盾兵。剣兵は刀剣だけを持っており、ランク上位は二刀流である。槍兵は長物を持っており、のほかに方天戟を得物とする者もいる。剛兵は巨躯を誇る兵士で、柄の長いなど重量のある鈍器を振り回す。火器兵はもっぱらてつはうなどの火器を使って攻撃してくる。ランク1の火器兵はてつはう専門であるが、ランク上位の兵は大筒を得物としている。
蒙古の弓兵は、矢を放つ直前にモンゴル語で "доошооラテン文字表記:dooshoo日本語音写例:ドーショー[35]、ドーシェオ)" と叫ぶ。これは "down[36]意:下がって)"「下へ」という意味の語で[37]、間違って味方が当たらないよう当てないよう「(矢を放つから頭を)下へ!」と知らせているわけである。日本人の耳には、これが、手段や対応に窮した時の言葉である「どうしよう」に聴こえる[38]。また、不審者として主人公をすぐ近くで発見した際には "Чи харсан уу?〈Chi harav uu?〉"(空耳チンハルオ)と呼び掛けてくることが多い。本来この言葉は「おまえ(※Чи〈Chi〉= 目下のおまえ)、見たか?」の意であるが、本作で使われているシチュエーションは「敵ではないかと疑い始めた時」や「敵と気付いた瞬間」であり、「おまえ…何者だ?」(※蒙古の鎧着用時に頻発する)や「おまえっ、何者だ!!」などといったニュアンスと考えられる。ほかにも、蒙古兵は戦闘兵科や任務を背景とした掛け声のバリエーションをいくつも持っており、一部の例外を除いてそれらはモンゴル語である[39]
蒙古兵のいる所、モンゴル民族の喉歌ホーミー」の歌声が聞こえていることが多い。

コトゥン・ハーン英:Khotun Khan [14][21][注 35][注 36]

声 - (英)パトリック・ギャラガー / (日)磯部勉[40][15]
ラストボス
蒙古軍を率いるモンゴル人武将。得物は大刀。架空の人物であるが、元朝皇帝クビライ従兄弟でチンギス・ハーン(チンギス・カン)の皇孫という設定である。日本語版での漢字表記は「兀云汗[41]中国語表記は「赫通汗」。
対馬侵攻を企てた首謀者[33]。降伏した者には平和を約束する一方で、逆らい続ける者には容赦なく牙を剥く、残虐な侵略者である[33]。武芸だけでなく智略にも秀でており、対馬国侵攻に先立って現地の言語・文化・習俗を学んでいたため、侍の行動原理を知悉している。しかし、志村が評すには「切れ者の獣」で「誇りなど微塵も持っていない」とのこと[42]
侍は誉を重んじるが故に、その戦い方は愚直で与しやすいと評している。実際、小茂田での戦でも先陣を切って乗り込み勝負を申し出た武士に不意に油をかけて火をつけ、驚いた所を仕留める等誉れや武士としての道を逆手に利用している様子が見て取れる。一方で冥人については、誉に囚われず凡ゆる手段を駆使する戦い振りを「底知れず、恐ろしい」と評し、警戒しているが同時に民に慕われる冥人なら民を説得できるとして、降れば有用な存在とも見ている。
占領した土地の知識、技術を吸収してきたモンゴルの軍人らしく仁の作った毒をすぐに再現し、毒矢として戦いに利用したり仁が城の蒙古軍を毒殺したことが民に広まると、対馬の民を毒殺して毒を使った冥人と結びつけることで冥人が民を毒で殺している、との噂を広めて民が仁を恐れるよう仕向けて反目させるなど、非常に狡猾である。
コトゥン・ハーンは架空の人物であるが、名前の似たモンゴル人武将クドゥン(忽敦)が実在し、文永の役において日本侵攻を指揮していた。

テムゲ英:General Temuge [21]

声 - (日)坂口候一
中ボス。蒙古軍の百戸長兵種は盾兵。鑓川侵攻を担当する部隊の指揮官[43]。「仁之道」(メインストーリー)「破之段」で登場し、「鑓川の冥人」で直接対決することになる。
城壁を巡らせた鑓川の町包囲戦を仕掛けて降伏勧告を発し、応じないと見るや投石機を投入して猛攻撃を加え、民を容赦なく虐殺するなど、蒙古が(広くアジアで)定石としてきた戦略を忠実に履行することで、鑓川攻略を押し進めた。百戸長を務めるにふさわしい才覚を首領コトゥン・ハーンも認めており、名将と呼んでいるが、斬り刻んだ人の数を自慢する残虐非道な男である。そのようなテムゲを鑓川の戦いで討ち取った境井仁は、"冥人"として覚醒し、テムゲを討ち取られた蒙古の雑兵どもには"冥人"への怖れが植え付けられる。この戦を境にして、対馬側の抵抗は仁たちの孤独な戦いではなくなってゆく。
「己(おのれ)の血で畑を潤せ!(英:Your blood well soak the island!)」が決闘での決め台詞。「冥人の恩賞をいただく!」とうそぶくテムゲに対する境井仁の返しは、英語版(原語版)が "Careful Temuge, You can't get Khotun's reward if you're dead.(意:用心しろテムゲ、死んではコトゥンの恩賞を得られぬぞ!)"、日本語版は「黙れテムゲ!己が得るのは六文銭だ!」となっている。なお、六文銭は冥銭の一種で、死んであの世へ向かう者だけが「三途川の渡し賃」として必要とする物である。

アルタン英:General Altan [21][30]

声 - (日)江川央生
中ボス。蒙古軍の百戸長。兵種は盾兵。豊玉地方の大綱(おおつな)一帯を制圧している部隊の指揮官である[43]。「浮世草」の「ゆな之譚」で登場。
自らは姿を隠して得体の知れない怖ろしさを醸し出す一方で、民の多くを串刺しにして晒すなどといった方法で、蒙古お得意の「恐怖戦略」を推し進めている[注 25]境井仁との勝負では、「俺は平和のために人を殺す(英:I kill in service of the Great Peace.)[注 37]」とうそぶき、「大きな平和を実現するための小さな悲劇は避けられず、少ない犠牲で速やかに平定することがせめてもの慈悲だ。」と言わんばかりの鬼畜ぶりを露わにする。そのような自分とは違って、境井仁は、いたずらに戦いを長引かせているだけの結果的の「人殺し」にすぎない、あるいは、速やかに平定されてしまえば助かる民が出るやも知れぬものを余さず死地に追いやる「人殺し」ではないか、とまで(そういった論旨の言葉を)言い放つ。
人売りである黒犬および蝮の兄弟と手を組み、民を下人として扱っていた。蝮の兄弟と黒犬が冥人の手で立て続けに葬られたことで自ら冥人こと境井仁を討つべく姿を現し、勝負に臨む。アルタンの場合、本人が倒れた直後、取り巻きの兵たちが一斉に襲ってくる点でほかとは異なる。

ハーチュ英:General Kharchu[44]

蒙古軍の百戸長。「浮世草」の「典雄之譚」終幕で登場。
典雄の仲間であった杉寺僧兵たちを惨殺し、円浄を凄惨な拷問にかけた張本人。怒り狂った典雄に砦を襲撃され、因果応報を体現するがごとくに斬り刻まれ、生きたまま焼き殺された。境井仁が駆けつけるより早く典雄が決着を付けたため、逸話がある百戸長の中では唯一中ボスではない(勝負〈決闘〉のイベントが発生しない)。

ドグシン英:General Dogshin [21][30]

中ボス。蒙古軍の百戸長。兵種は盾兵。上県最北部に位置する、城岳郡(じょうがくのこおり)の野営を指揮している[43]
コトゥン・ハーン専用の鎧の一部を保管しており、倒すことによって奪える。奪った鎧はバルトゥの野営にあるものなど余所にある残りの部分と合わせることで「蒙古の鎧」として完全な形になり、主人公仕様に仕立て直すことで着用できるようになる。
蒙古の鎧英:Mongol Commander's Armor)
この鎧はコトゥン・ハーンが腕の良い対馬の甲冑師を脅して作らせたもので、甲冑師は作った後で隙を見て逃亡し、バラバラに分解したうえで村々(河内の漁村[注 38]、佐護の村[注 39]、森前の酒蔵など)に隠したが、蒙古に見付かって殺され、鎧の一部は回収されてしまっていた。蒙古兵の鎧だけあって、これを着ていると蒙古兵に敵と気付かれるのがかなり遅れるため、蒙古兵の会話に割って入れるほど近付けたり、不自然なことをしない限りは蒙古兵のふりをして敵陣内を動き回ったりできる。地位の低い兵がこちらの存在に気付くと正対して姿勢を正す。怪しんだ兵の真正面に立ち、声を掛けられ、顔を何度も覗き込まれ、それでようやく敵と気付いたところを闇討ちで斬首する、などといった戦闘も可能。日本人の集まりの中でも平気なのはシステム上の御愛嬌。

バルトゥ英:General Baltu [21][30]

中ボス。蒙古軍の百戸長。兵種は盾兵。上県の中部に位置する、琴郡(ことのこおり)の野営を指揮している[43]
島の職人に作らせたコトゥン・ハーン専用の鎧の一部を確保しており、倒すことによって奪える。

ヌガイ英:General Nugai [10]

蒙古軍の百戸長。有明郡(ありあけのこおり)および豆酘郡(つつのこおり)の野営を指揮している[43]。蒙古の兵略図にその名がある[43]。名前でしか登場しない。

バタール英:General Bataar [10]

蒙古軍の百戸長。浅藻郡(あざものこおり)および小松郡(こまつのこおり)の野営を指揮している[43]。蒙古の兵略図にその名がある[43]。名前でしか登場しない。

ドガー英:Warlord Dogar [21][30]

中ボス。蒙古軍の隊長。兵種は盾兵。「浮世草」の一幕「小川道場の敵を一掃しろ(英:Leberate Ogawa Dojo)」で登場する。
厳原郡(いづはらのこおり)の与一の丘に近い、小川道場を占拠している。

浮世草の登場人物[編集]

石川之譚[編集]

(ともえ|英:Tomoe [14][注 40]

声 - (英)マイリー・ヤマモト (Miley Yamamoto) / (日)佐古真弓
弓取りとして天賦の才をもつ、年若い女。得物はのみ。幼い頃から、音に聞く石川定信の弟子をしていた。生まれは百姓(石川の曰く、母親は卯麦谷の商人の子で、父親の素性は不明)。
その才に惚れ込んだ石川によって少女の頃から弓術を伝授され、長じては跡取りになることを望まれていた。しかし、裏では師匠に隠れてと行動を共にし、金を稼いでいた。やがて悪事を知るところとなった石川は巴を成敗しようとし、それからというもの、巴は石川に恨みを抱くようになった。石川と袂を分かった後、巴は蒙古軍に捕らえられたが、石川直伝の弓術を高く評価されて蒙古側に引き入れられ、自らの弓技を蒙古の弓兵に教授する任に就くようになる。自分を追っている石川と境井仁の動きには気付いており、彼らの前に姿を見せる際には狐面で顔を隠していた。しかし、石川と仁による弓の訓練場の破壊が幾たびも繰り返されるうちに蒙古軍の中での巴の立場は悪くなってゆき、信頼回復に努めるも、最後には捨てられてしまう。その後の巴は、「まつ」という偽名を使いながらも、素顔で石川と仁に接触する。巴にはどこか男を惹きつける魅力があり、十分に警戒していたはずの仁でさえ、しばらく行動を共にしたことで半ば打ち解けたように女を誘う男の態度を執っている[注 41]。石川が巴を許すことなどあり得ず、仁が完全に心を許すことも無いが、それでも卯麦谷を襲撃する蒙古勢を撃退するためには共闘するほかに無く、石川らと巴は協力し合って戦った。巴は蒙古に対して意趣返しを果たしたことになる。その直後、石川らが戦の始末に手を取られているわずかな隙を巴は逃さず、本土へ渡る船を出し、石川らが追って来られない所までまんまと遠ざかっていた。矢を射かけようとする石川の足元に、巴の残した文が落ちていた。そこには、これまでに受けた教えへの礼と、石川との訣別を告げる言葉が記されていた。永らく巴に心を囚われてきた石川と、石川に付き合う形から入って巴の足取りを追い続けてきた境井仁と、彼女を見送った水辺に二人して、いい歳をした男たちが何も言わずにしばらく佇んでいた。
袂を分かった石川と巴であるが、弓術の探求者という点では相変わらずの同士と見えて、「先生さっき二人掛けの技を使ったでしょう」だの、「おまえは型を少し変えたな」「ここをこのように工夫してみました」「よう考えたのお」だの、卯麦谷の戦いの最中には技術談議が止まらなかった。
本土に渡ったら生き直し、京の都で小さな宿を営むのが夢であると、仁に語っている。でも習って、雅に着飾った人々から下男(げなん[注 42]に金を巻き上げさせる仕事をしたいと言っていた。
巴の物語は、特に前半のうちは視覚的イメージが示されることなく進み、しかも、彼女に関する石川の発言には誤魔化しと矛盾があるために、聴くほどに実像から遠のく作りになっている。神秘的な仮面である狐面がこの人物のために用意されているのは、本作において最もミステリアスキャラクターであることを明示する視覚表現である。

政子之譚[編集]

曽元(そうげん[45]英:Sogen [10][14]

声 - (英)アート・バトラー (Artt Butler) / (日)花輪英司
安達家屋形の襲撃(仮称:安達屋形の変)に斥候として加担した安達政子にとっての仇(かたき)の一人。
黄金寺の僧でありながら流民たちを邪険に扱い、と通じてすらいる。蒙古に噂が流れ始めた昨年の秋の初めに[注 43]上県から突然やってきており、の計画した陰謀のために差し向けられたと思われる。安達政子が生き残ったことを知った曽元は焦りから尻尾を出し、と政子に跡を付けられて根城を知られ、二人に実行犯たちを全員討たれて追い詰められる。それでもなお黒幕の名は明かさず、自分たちの行いを正当化する言を吐き、激昂した政子に滅多斬りにされて死亡した。

貞夫(さだお|英:Sadao [30]

安達家知行地である久田村(くたのむら英:Kuta Farmstead [10])の村長(むらおさ)。
安達家の屋形の襲撃(仮称:安達屋形の変)に加担した犯人の一人(実行犯)。安達政子の夫・晴信から村長に任じられており、安達家襲撃は恩を仇で返す所業であった。以前から悪事を働いており、米を盗んでは飢えた民に売り捌き、久田村が凶作となって騒乱が起きた時には、を雇って抗う村人を殺させたことすらあったという卑劣漢。貞夫が米の窃盗と密売を働いていると知った政子に咎められ、逆恨みするようになった。
弟の八郎と妻のひなに対しては、一応の情はあった模様。仲間からも怖れられており、彼らの会話の中に過去の出来事として登場する「久田の皆殺し(英:Kuta Masserce [10])」は、下手を打ったか裏切ったかした者たちへの制裁であったらしい。
八郎が持っていた地図から、隠れ家にしていた有明の篝火台ありあけのかがりびだい)を突き止められ、政子と境井仁に仲間の賊を壊滅させられた末、政子の手で殺された。

ひな英:Hina [10][30]

貞夫の妻。
安達家の屋形の襲撃(仮称:安達屋形の変)の容疑者として安達政子境井仁の囚われ人となるも、夫の無実を信じているひなは、政子の厳しい尋問にも貞夫の居場所を吐かなかった。政子たちが隙を見せたのに乗じて義弟の八郎が救出に駆け付けるが、夫が潔白なら逃げる必要は無いとのことで動こうとせず、連れ戻したい八郎と揉めた挙句に悲鳴を挙げてしまい、政子たちに気付かれることを怖れた八郎が物の弾みで殺してしまった。実のところ、脱出の機会を与えたのは政子で、ひなを釣り餌にして犯人をおびき寄せて捕らえるつもりであったのが、要らぬ犠牲者を出しただけであった。仁に咎め立てされた政子は、せめてものこととしてひなの墓を建てて葬っている。

八郎(はちろう|英:Hachi [10][30]

貞夫の弟。流民の野営に食料を届けるふりをして、貞夫や仲間の賊に食料や文を流している子悪党。
安達政子境井仁の囚われ人となってしまった義姉ひなを取り戻そうと安達家の屋形に忍び込むが、夫の無実を信じて動こうとしないひなと揉めた挙句、ひなを殺害してしまう。目的を果たせないまま屋形から逃げ出した八郎は、出くわした蒙古兵に斬られ、致命傷を負った。政子は今際の際の八郎を問い詰めるが、最期まで兄の居場所を吐くことなく八郎は逝った。しかし、八郎の懐には貞夫の潜伏先を記した地図が遺されていた。

大村(おおむら|英:Omura [10][30]

かつて安達家に出入りしていた百姓・大村の息子。
安達家の屋形の襲撃(仮称:安達屋形の変)に加担した犯人の一人(間接正犯)。20年ほど前、父が盗みを働いた挙句に開き直る態度を見せたことで安達家を追い出されている。父が死んだ後も彼はそのことで安達家を逆恨みしている。彼自身も盗人であり、脛に傷持つ者がたむろする卯麦谷においてすら爪弾きにされている。弟である吉平の反対にも耳を貸さず、襲撃の実行犯たちに武具を流し、さらには襲撃の事実を知っていることをネタにを脅迫してすらいた。結果、報酬を受け取りに行った先で、安達政子が手を下す前に吉平ともども花の手下に殺された。

吉平

大村の弟。
安達家の屋形の襲撃の事実は知っていたが、乗り気ではなく、安達家の子供までもが殺されたことに後ろめたさを覚えていた。それでも兄に押し切られ、共に報酬を受け取りに行った先で、大村ともども花の手下に殺されてしまった。

梶原(かじわら|英:Kajiwara [10][30]

安達家襲撃に加担した政子の仇の一人。
かつては安達家の屋形の下男であり、有能ではあったが短気で、自分の妻と娘に暴力を振るっていた。妻子も一度は安達家に匿われたが、結局は梶原のもとに戻ってしまった。
屋形を追い出された後は漁師となり、表向きは善良に振る舞っていたが本性は変わらず、政子を逆恨みしていたところを花につけ込まれて陰謀に加わり、安達家の屋形に刺客を送る手引きをした。
仁と政子が追い詰めた時には小屋を蒙古兵に襲われ、その際に自らの手で妻子を殺めて逃げ出しており、家族に対する暴虐は仁すら怒らせた。最期は恨み言を並べ立てた末に、政子に斬り捨てられた。

(まい|英:Mai [10][14]

声 - (英)マイリー・ヤマモト (Miley Yamamoto)
安達家の元侍女。盗みを働いたことを晴信に咎められ、解雇された過去を持つ。政子とは深い絆で結ばれており、晴信は死罪を望んでいたところを政子が説得して暇を出すに留めていた。
政子に恨みも持ちながら未だ絆を忘れてはおらず、そこを花に文を通じてそそのかされ、襲撃後の安達家から家宝の笛を盗んだ。
最後には政子と和解し、家宝の笛を返して去った。

(はな|英:Hana [10][30]

声 - (日)緑川博子
安達政子の姉で、上県本貫地をもつ池田家に嫁いでいる(池田 花)。池田家は菊池家郎党
安達家の屋形の襲撃(仮称:安達屋形の変)の黒幕である。襲撃のあった日に実家である安達屋形を訪れており、運悪く巻き込まれる形で賊に殺されたと思われていた。しかし実は生きており、身元不明の百姓女の遺体に自分の服を着せたうえで顔を潰すという方法で己の死を偽装していた。
花が犯行に及んだのは、ひとえに妹・政子への強い怨みが原因であり、蒙古襲来を機に復讐を実行に移したというのが真相であった。しかしそれは、政子にとってはあまりにも不条理で理不尽なものであった。
事は花も政子も乙女であった頃にまで遡る。彼女たちの一家[注 44]に襲われた際、救援に駆け付けてくれた衆の中に安達晴信がいた。花はこの若武者に一目惚れしたが、その後、晴信が妻に迎えたのは妹・政子のほうであった。当時の政子はすでに凄腕の女武芸者であり、救援を待つまでもなく刀を振るって賊を片付けてしまっていた。その勇姿に晴信が見染めたのであった。政子は花の失恋を知っていたため、傷心の姉にも幸せになってもらおうと心を砕き、評判のよい池田家当主に嫁げるよう後押しした。しかし花は、これらの成り行きと政子の善意をすべて悪意で受け止め、政子に対する怨みを一方的に募らせていたというのである。政子は想い人を自分から奪い、あまつさえ実家から遠ざけて寒さ厳しい北の地へ追いやった。嫁ぎ先の夫も酒に溺れる粗暴な男で、日々ふるわれる暴力に耐え続ける辛い人生であったという。それらの不幸をすべて政子のせいと決め付け、思いをすり替えることでなんとか生き長らえてきた、心の弱く醜い女であった。
政子のほうからすれば、意図せず姉の想い人を奪う形になったことを気にしており、優しいと評判であった池田家当主との婚姻に助力したり世話を焼いていたのである。しかし嫁ぎ先の男の正体は先述のとおりの悪人であった。良かれと思ってやったことで、全く気付かないまま姉を地獄へ送り込んでしまっていたわけであるが、世間の誰にも気付かれることなく良人の仮面をかぶっている悪人を見抜けなかったからおまえが元凶だと責められるのは、政子としては辛い。そしてなんと言っても、それが安達家の人々を皆殺しにする動機であるなど、とうてい受け容れられる道理が無かった。
なお、池田家当主が花について記した文によれば、「冬に暖房代わりに抱くくらいしか使えない」「それも酒を飲まねば抱くことなどできない」「跡継ぎも産まない役立たず」と酷評されており、夫婦仲は最悪であったと見られる。
怨みつらみに明け暮れた花の人生は、菊池家の屋形にいたところを政子と境井仁に踏み込まれたことで最期を迎える。花を追い詰めた政子は、叩き斬ってきたそれまでの仇どもとは違い、自決するよう短刀を手渡して促した。花は、妹への呪いの言葉を吐いた後、自刃して果てた。
政子が生き残ったせいで安達家屋形を奪い損ねた花は、主家である菊池家の戦える者が小茂田浜の戦いで全員が討ち死にしてしまったことをよいことに、それならばと菊池屋形を乗っ取ってしまい、偽装目的で流民を仮住まいにしていた。

ゆな之譚[編集]

いち英:Ichi [30]

豊玉地方の大綱宿屋(いちの宿|英:Ichi's Inn [46])を切り盛りしている女。第1幕「ゆな之譚(英:The Tale of Yuna)」と第4幕「意趣返し(英:Message In Blood)」に登場する。
ゆなたかと同じ時期に蝮の兄弟下人として扱き使われていた、少し年上の姉的存在であった。ゆなは、いちから生きる術を教わったと言う。
三兄弟の集落を脱出できたのはいちが提案したからであったが、3人で逃げようとしていた時、ゆなは、後ろを走るいちがつまづいて悲鳴を挙げたのに振り返らずに走り去っていた。それ以来、ゆなは、いちを見殺しにしたも同然だと自分を責めており、また、いちのほうもゆなを許してはいなかった。
今は蒙古の百戸長アルタンの部隊に大綱一円が占領されてしまっており、民は彼らに逆らえない状況にある。とは言え、人売りどもを退治してアルタンの釣り餌にするという案を出したのは、いちであった。境井仁とゆなが人売りどもとアルタンを討伐した後、一応は労いの言葉を吐くいちであったが、最後まで二人には否定的態度を変えることなく、冥人の戦い方についても、「次に殺されるのは自分の番かも知れないと思っている奴だっている」と辛辣な一言を残して去ってゆく。仁にしてみれば、冥人の戦いの真意をどうしても分かってくれず、いたずらに怖れたり恨みに思ったりする人々が出てきてしまうことは覚悟していても、その現実を真正面から見せられた形になった。また、人売りどもを成敗してアルタンの釣り餌にした一件の後だけに、知らず知らずのうちに外道に堕ちてはいないかと心配になり、改めて己を見詰め直す機会になった。ゆなの励まし方は、「外道に堕ちてても、あんたには正義がある」というものであった。

蝮の兄弟(まむしのきょうだい|英:Mamushi brothers [10][30]

人売りの三兄弟。吉蔵(きちぞう|英:Kichizo [30])、万蔵(まんぞう|英:Manzo [30])、太蔵(たいぞう|英:Taizo [30])。第2幕「穏やかな死(英:Silent Death)」で登場。
扱き使っている下人たちに残虐の限りを尽くしている。鑓川の町から逃げてきた直後の幼いころのゆなたかも、かくまってもらえると信じてやってきた大綱で彼らに騙されて捕らえられており、理不尽な仕打ちによって虫けらのように殺されていった人々を目にし、自分たちも酷く虐げられていた。そのせいでゆな達は三兄弟の根城である集落に近付けないほどの心的外傷(トラウマ)を植え付けられている。ゆなは、吉蔵からは暴力を振るわれ、万蔵と太蔵についてはそれぞれ「臭い息」と「手付き」を悪い思い出として挙げているので、いかがわしいことをされていたと察しが付く。
昔から変わらず、大綱の近くにある集落を根城にしており、境井仁が「まるで砦だ」と言うほど用心深く壁を巡らせて、中で行われていることを覆い隠している。しかも今では蒙古の百戸長アルタンの手下になっており、根城には蒙古の守衛が常駐していた。逃亡を図った者の死骸を串刺しにして根城の周辺一帯に晒しておくなど、蒙古流の残酷な見せしめの方法も彼らは憶えてしまっていた。日ごろ強気なゆなも、記憶の中で地獄そのものであった根城の中にはどうして踏み込めなかった。そこで、さらなる悪事を企てている彼らのことを冥人の手で成敗してくれるよう、ゆなは仁に請い願う。これまで重ねてきた悪行に見合った最期を彼らに迎えさせてやってくれと、絞り出すように震える声で彼女は言った。三兄弟の所業に比べればあまりに慈悲深い突然の死であったが、闇に乗じた冥人の技で三兄弟は次々と屠られてゆく。そしてその後、アルタンを釣り出す餌とすべく3つの生首はまとめて串刺しにされ、蒙古の者どもの前に晒された[注 45]
クエストの性格上、「裏切り者の首」3点をアイテムとして持ち歩かなければならず、なかなかにホラーテイストな物語となっている。

黒犬(くろいぬ|英:The Black Wolf [10][30][注 46]

昔から蝮の兄弟と手を組んで人売りをやってきた悪漢。路頭に迷っていた幼い頃のゆなたかを騙して捕らえ、下人として扱き使う怖ろしい蝮の兄弟に売り付けた者。第3幕「黒犬(英:The Black Wolf)」で登場。
見るからに良い身なりをした、裏社会の長者という感じ。
三兄弟と同様、今では蒙古の百戸長アルタンの手下になっている。今は大綱より西へ進んだ先にある入り江近くに設けられた蒙古の野営地にいる。蝮の兄弟が冥人に始末されたと知った黒犬は、船で逃走を図る。しかし、冥人こと境井仁ゆなに追い付かれ、詰め寄られる。窮した黒犬は、ゆなが心の奥に仕舞い込んでいた弟たかへの負い目を口にすることで、逃れる隙を見付けようとする。ゆなはそれに構わず、報復の刃で黒犬を貫いた。ややあって、ゆなは黒犬が最後に発した言葉の意味を打ち明ける。攫われようとしていた時に、弟が先に眠らされ、自分はまだ起きていて抗うことができたのに、黒犬が怖くて動かれず、ただ見ているしかなかったということであった。仁は、黒犬を成敗したことで、その時のたかのような護られるべき子を救うことができたはずだと、寄り添う言葉を口にし、ゆなを慰めた。

典雄之譚[編集]

円浄(えんじょう|英:Enjo [30]

典雄の兄。杉寺僧兵で、同寺の守り手(英:Guardian[10])を務めていた。境井仁も以前から知っている人物で、彼は円浄を「猛き僧」と評している。
典雄によれば、仲間の僧兵たちと共に蒙古に囚われていた時、典雄が処刑されそうになったの庇い、弟に代わって処刑されたという。しかし実は生きており、蒙古占領下の杉寺で拷問を受けて四肢を切り落とされた姿で発見される。その後、典雄の身の安全と引き換えに、法心という優れた薬師がいることや杉寺の情報を蒙古に流していたことを告白し、殺して欲しいと典雄に頼んだ後、頼みを受け容れた弟の手によってこの世を去る。
円浄は住職の黄明を父親のように慕っていた。典雄は兄・円浄に倣って僧兵になったと言う。

法心(ほうしん|英:Hochi [10][30]

声 - (日)佐々木睦
杉寺にして、赤島随一の薬師でもある。
暴力を嫌い、武具を持つことすら否定するため、僧兵である円浄典雄らとは意見を異にしており、やや折り合いの悪いところもある。特に、精神修養の足りていない典雄などは、蒙古に捕まった法心が口さがない態度で敵兵の怒りを買って殺されてはいまいかと心配してみせるが、漏れ出ているのは法心に対する彼自身の感情である。
薬師としての腕前と志は高く、佐渡国時疫のあった際には、見捨てられた病人たちを進んで手当てした。また、苦しむ者ならば敵すら救うことを厭わない。
赤島にいたところを名高い薬師と知って探していた蒙古に捕らえられた法心は、占領下の杉寺へ連行されようとしていたが、典雄と境井仁が追い付いて彼を救出した。杉寺の僧たちがまだ健在と信じている法心は、蒙古兵だけでなく彼らを治療するためにも杉寺へ行くべきと考え、大人しく捕らえられていた。結局、法心は赤島へ戻ることになったが、蒙古は部隊を整えて再び赤島に迫ってきた。あくまで非暴力を旨とする法心は金田城まで退くべきと主張するが、典雄と仁は首を縦に振らなかった。それならばと、法心も退く道は選ばず、赤島の村に留まって薬師の役目を果たすことになった。村の民を護りつつ蒙古勢を迎え撃つ戦いが始まる。典雄と法心が民と共に寺に籠り、仁が外で戦っていたが、仁が食い止めていた兵たちとは別の部隊が寺を襲った。典雄は果敢に戦ったものの、法心は敵に後ろを取られた典雄を庇って身を投げ出し、矢を受けて落命してしまった。その勇敢さは、仁をして「お主らは並の武士より勇ましい」と言わしめるものであった。

黄明(こうめい)

杉寺住職。機知に富んだ知恵者で人格者。「浮世草」の「典雄之譚」第5幕「血濡れの経典」に登場。
かつて僧たちの間で大きな諍いがあった際には、自らが姿を隠すことで双方に反省の時を与え、矛を収めさせている。僧兵の円浄と非暴力を旨とする法心が口喧嘩をした時には、黄明は昼夜を問わず石に怒鳴って見せて諭し、二人は己を恥じて仲直りしたという。そのようなことから、蒙古に捕まっても連中を巧く丸め込むのではないかと、救出を図る典雄境井仁は一縷の望みを抱いていた。
豊玉一帯にはびこる蒙古に抗うため、櫛寺での抵抗戦に加勢に出ていたが、典雄と境井仁が駆け付ける前に防衛線は破られ、櫛寺の僧たちと同様、黄明も敗走を余儀なくされていた。典雄と仁は蒙古に追われる黄明の行方を探りながら抵抗戦を続けたが、生きながら焼き殺されたと思しき僧の無残な遺体を見付けるなど、悪い予感しかしなかった。結果として、典雄たちは蒙古の追手に先んじることができず、黄明を殺害されてしまう。黄明はしかし、遺される者たちを思って事切れる前に自らの血で法華経の文言を巻物に記していた。僧たちの心の支えであった黄明は亡くなったが、最後の言葉は、挫けることなく為すべきことに精進する力を改めて授けることになった。

傳承の登場人物[編集]

傳承」は「伝承」の旧字体表記で、琵琶法師が伝承する数々の物語を核として展開するの名称である。英語版(原語版)では "Mythic Tales"[34]。全クエストを完了して獲得できるトロフィーの名称は「語り部(英:Teller of Tales)」

琵琶法師(びわほうし|英:Yamato [10][30]

声 - (日)羽佐間道夫
年老いた一人の琵琶法師英:The Musician [10][30])であり、対馬国の伝承を担っている。英語版(原語版)では個人名を "Yamato" と名乗る音楽家というキャラクター設定になっている一方で、日本語版では職種名のほうが用いられ、個人名は無い。彼が口伝する物語を追うことで、強力な武具や技能を習得できる。主人公・境井仁は行く先々で琵琶法師と再会することになるが、琵琶法師はそのわけを「お互い、民が求める地へ行くようで。」と説明している。
盲目である琵琶法師は、実際を反映して移動する動きが鈍い。しかし、The Musician "Yamato" の場合、盲目という特徴について説明されている節が無いため、英語話者で予備知識の無い人にはその理由は伝わっていない。
  • 長尾 忠頼(ながお ただより|英:Tadayori Nagano [30][注 47]
琵琶法師が語り伝える武士。一幕「忠頼の伝説」に登場する、伝説英雄
幾百年かの昔、高名な弓取りを数多輩出してきた長尾家の人で、対馬にその名を馳せる忠頼公は、弓矢八幡(ゆみやはちまん)の覚えもめでたく弓取りの装束を賜るほどの傑物であった。浅藻浦の民を海賊どもが皆殺しにしようとした時、忠頼公はただ一人これを迎え撃ち、矢でことごとくを討ち滅ぼした。なかには斬り掛かってくる者もあったが、八幡神の装束が賊の刃を通すことは無かったという。忠頼公が身罷られた後、公の装束(忠頼の装束|英:Tadayori's Armor [28])は行方知れずとなってしまったが、末裔が隠し持ち、対馬を守る強者の訪ね来るを待っているという。公にゆかりの「紫の冠」という地名が言い伝えられており、そこは浅藻の北にあって忠頼公が好んだ紫色のの花が咲き乱れているとのことである。
手掛かりを握っている末裔というのは、公ゆかりの庵(忠頼の庵)で暮らす、その人であった。
琵琶法師が語り伝える武士。一幕「内経の呪い」に登場する、伝説の英雄。
その昔、随一の弓取りと謳われた、本土の弓の達人である。翼もつ悪霊が現れたとき、退治するよう内裏より命じられた内経は、見事これを討ち果たすも、消え失せる間際の悪霊から、人が悪霊に見えてしまう呪いをかけられてしまう。呪われた内経は目の前の悪霊を次々に射殺していったが、それらの正体はみな人であった。大勢の人を殺めてしまった内経はその咎(とがで死罪になるはずであったが、みかど)の恩情で死一等を減じられ、対馬へ島流しとなった。内経の死後も遺された弓は、再び悪鬼の現れた時に手にする者を待っているとも、手にする者を呪うとも言い伝えられている。
この「内経の長弓うちつねのちょうきゅう)」を、今は天狗が守っている。「内経ゆかりの地」も参照のこと。
琵琶法師が語り伝える武士。一幕「迅きこと雷の如し」に登場する、伝説の英雄。
対馬に人が移り住むようになった頃の話、異様ないかづち)と大風(おおかぜ)が島を襲った。やがて雷を受けた土からの姿をした邪悪なる3匹の雷の妖怪英:lightning beasts)が現れ出ると、里にて暴れ回り、破壊の限りを尽くすようになった。その者らはあまりにも素早く、常人には到底防ぐことができなかったため、対馬第一の早業の武者と謳われた剣豪・茂範が人々をして唯一の頼みとなった。茂範が繰り出す奥義「紫電一閃(英:Heavenly Strike [47])」は、何人も見ることができない早業の剣技であった。ただ一人で妖怪どもに立ち向かう茂範は、小松ヶ浜へおびき寄せ、砂に足を取られて動きを鈍らせた彼らと渡り合う。闘いは砂が灰になるほどに激しいものであったが、勝機を見出した茂範は紫電一閃を繰り出し、妖怪どもを一息に撫で斬りにした。最後の1匹は爆ぜるようにして果てた。妖怪どもが退治されると、雨雲は捌けて青空が戻り、島には何事も無かったかのような穏やかな日々が訪れた。その後の茂範は隠遁して人と会うことも稀となったが、類いの無い武勇と技を示す者にのみ紫電一閃の奥義を伝えたという。大風の再び来る時、刀を茂範の庵に捧げよ。秘伝の奥義は子孫が手掛かりを握っている。
  • 鑓川 時頼(やりかわ ときより|英:Tokiasa Yarikawa [30][注 50]
琵琶法師が語り伝える武士。一幕「復讐の化身」に登場する、伝説の主人公。
今は亡き鑓川家当主。対馬無類の剣士を代々輩出してきた鑓川家でも歴代屈指の剣豪であった。15年前[48]、旧領を取り戻そうと地頭志村家に対して謀反を起こし、志村家に多大な犠牲者を出したが、志村配下の境井家当主・境井正(あるいは、境井家郎党)によって討ち取られている。
志村家と鑓川家が対立する原因を作った人物であるが、死後も民からは慕われ続けており、敵討の願掛けをすると叶えてくれるともいわれている。鑓川家惣領にのみ伝えられる秘儀「憤怒の舞(ふんぬのまい|英:Dance of Wrath [47])」は如何なる守りも貫く剣術で、時頼は第一の達人といわれた。当世では「鑓川の怨霊」と名乗る者が「憤怒の舞」で鑓川の民を護りつつ志村家と境井家への復讐の時を窺っている。
琵琶法師が語り伝える人物。一幕「吾作の伝説」に登場する、伝説の英雄。
二百年と五十年の昔を生きていた[注 52]赤島百姓。吾作が生きていた頃、賊(英語版では "THe Red Hand Bandits")が徒党を組んで赤島一帯を荒らし回っていた。その時分、赤島の名も無き百姓であった吾作は、武士(もののふ)の亡霊の声を聞き、武士の骸(むくろが造りの見事な大鎧を身に着けているのを見付けた。あまりの麗しさに惹かれてそれを掠め取った吾作であったが、ややあって彼の家にも赤島の賊が攻め寄せてきた。黙って全てを奪われるのを由としなかった吾作は、大鎧を身に纏い、抗おうとしたものの、そこは百姓の悲しさで、いざとなると怖ろしさにすくみ上って身動きが執れなくなってしまった。すると、吾作の勇を憐れんでか、大鎧に憑きし武士の霊が百姓の身に乗り移り、斯くして怖れ知らずの武人と化した吾作は賊どもを一網打尽にしてしまった。吾作の死後、一円の村々の者たちは大鎧を秘蔵して錠前を掛け、青井・飯島・久田(くた)・小清水・大浜・矢形(やがた[注 53]の6か村が鍵を1本ずつ持ち合って堅く守ることにした。対馬に再び外寇のある今、吾作の霊が大鎧(吾作の鎧|英:Gosaku's Armor [27][28])の使い手を赤島の丘で待っているという。

(かえで|英:Kaede [21][注 54][注 55]

イベントボス(クエスト名:忠頼の伝説)。
かつて対馬にその名を馳せた弓取り長尾忠頼が隠れ家としていた名義:忠頼の庵)で暮らしている末裔。女武芸者で、勝負における得物は(打刀)[注 9]
対馬の侍はみな蒙古との戦で死んだと聞いていた楓は、忠頼の装束を求めて長尾家墓所を探っていた境井仁墓荒らしの太刀泥棒と誤解し、問答無用で斬り掛かってくる。仁は訳を話そうとするも、楓は耳を貸そうとしないため、不本意ながら斬り合いに及んでしまう。元より討ち倒すつもりの無かった仁であるが、楓は彼の剣技に追い詰められて負けを認めた。斬り結ぶうちに賊であるはずがないと気付いたようで、楓は己の早合点を詫びた後、求めに応じて忠頼の装束の隠し場所の手掛かりを仁に教える。先達て話に聞いていたとおり装束は行方知れずではあるが、古文書に「忠頼公は浅藻浦永久とわ)に見守る」という一文があるとのことであった。仁は浅藻浦の村の裏山に当たりを付ける。
仁が浅藻浦の村の裏山へ行ってみると、忠頼公の嫡男が遺した巻物を見付けていた蒙古が、解読させようと琵琶法師を捕らえて先に辿り着いていた。彼らを蹴散らした仁は、蒙古のお蔭で知ることになった法師から在処を教えられ、ようやく忠頼の装束を手に入れることができた。

天狗(てんぐ|英:Tengu Demon [21][注 56]

イベントボス(クエスト名:内経の呪い)。得物は(打刀)。
日吉の山中で内経の長弓を守っている烏天狗(からすてんぐ)、あるいは、天狗に身をやつしている修験者[注 57]
内経の長弓を探し求めて日吉の地を駆け回る境井仁に対して、天狗は何度も警告を発してくるが、荒天の中、仁は在処に辿り着き、遂に天狗と対峙することになる。天狗との勝負は、無数のからす)が渦のようになって辺りを飛び回る禍々しい異空間で繰り広げられる。闘いのさなか、「呪いが怖ろしくないのか」と問うてくる天狗に対して「蒙古を倒すことが先決」と仁は答えると、天狗は納得したうえで「首を洗っておくがよい」と言い残す。

鑓川の怨霊(やりかわ の おんりょう|英:Spirit of Yarikawa's Vengeance [10][21][注 58]

イベントボス(クエスト名:復讐の化身)。得物は(打刀)。
赤い花咲くヒガンバナと、白い花咲くシロバナマンジュシャゲの写真
ヒガンバナとシロバナマンジュシャゲ
志村家境井家に深い怨みを持っている鑓川の縁者。本鑓川の跡地近くにある森の中の「金剛の庭[注 59]にて、復讐の時を待っていた。
自らの正体を「死者の灰を巻き上げる風」であると語る、修験者陰陽師の姿[注 60]をした何者かであり、仁は対決する前に「を生き延びた武士の娘か」と正体について問うているが、それには答えを返していない。確かなのは、怨霊などではなく、怨念に凝り固まった人間であること。月影が辺りを照らし、異様な数のが飛び交い、白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげヒガンバナ雑種)が咲き狂う金剛の庭で、戦いは繰り広げられる[注 61]金剛力士の像や大小様々な仏の像大仏はなぜかアンコール・トムバイヨンの四面像風で巨木の根と一体化している)が見守り[注 61]、生者とも亡者ともつかない不気味な者どもが見届人であるかのように取り巻く中、仁はこの者の太刀筋を見切って「憤怒の舞」を会得する。

古賀 泰平(こが やすひら|英:Yasuhira Koga [21]

イベントボス(クエスト名:迅きこと雷の如し)。得物は(打刀)。
15年前に取り潰されるまでは鑓川家郎党であった武士。民からその名を耳にした境井仁が「知っている」と即答するほどの剣客である。
鑓川家が無くなった後は他国に渡っていたが、蒙古が襲来した頃、対馬に戻ってきていた。鑓川家を取り潰した地頭・志村を討つべく、伝説の武士・茂範の奥義である大技「紫電一閃」を会得するため、対馬の民や蒙古兵も関係無く殺戮を繰り返している。茂範の子孫にあたる初老の男をついに探し出した古賀は、半殺しに追い込むことで奥義を獲得したうえで、用済みになった子孫の男をその場で斬り殺した。茂範の奥義を狼藉者に渡してはならじと古賀の行方を追っていた境井仁は、男が殺されたすぐ後にその場に辿り着き、斯くして古賀と対決することになる。激しい雷雨の中、仁は古賀の技を見切って奥義「紫電一閃」を会得し、とどめにその技を使って古賀を倒す。倒した次の瞬間、一筋の稲妻が古賀の体を貫いた。犠牲者の墓を築き、対馬を守るためにのみこの奥義を使うと誓う仁であった。

小次郎(こじろう|英:Kojiro [21][30]

イベントボス(クエスト名:小次郎の六本刀)。得物は(打刀)。脇差は差していない。
灯籠流し(動画)
琵琶法師が語る牢人。甚だ所業の悪い剣の達人で、成敗しようとした者をことごとく返り討ちにしてきた小次郎は、遂には人に非ざる剣の鬼に成り果てたと法師は言う[24]。今という時には、蒙古に寝返った菅笠衆に与して"甘美"な人斬りを続けており、ただ一つの願いは冥人と手合わせすることであるという。
冥人こと境井仁がそれと気付かぬうちから、小次郎は民の命を餌に5名の手先を使って挑戦状を叩き付けていた。勝負を付ける場は小次郎が隠れ家としている「青海寺の洞(おうみでらのほら」。仁の生まれ故郷・青海の地で奴は待っていた。蝙蝠こうもり)が飛び交い、大きな磨崖仏が見守る洞内は闇に近く、足元は水に浸っており、水面に浮かべた灯籠流しの灯りだけが二人の剣客の命の遣り取りを照らし出す[注 62]。「ようやくお前が俺を殺してくれるのか」というのが小次郎の煽り。
幾千もの人を殺めてきた[24]彼の鎧装束「剣聖の装束(英:Kensei's Armor)」は修羅の呪いの力を宿しているという[24][27]

小次郎の六本刀(こじろう の ろっぽんがたな|英:The Six Blades of Kojiro [49]

各人がそれぞれに個別のイベントボスである(クエスト名:小次郎の六本刀)。いずれも得物は刀(打刀)。いずれも脇差を差していない。
小次郎と小次郎の手先となった菅笠衆の実力者5名の総称としての二つ名。以下は菅笠衆の5名で、豊玉の各地で民を殺め続けることで仁をおびき寄せ、一対一の勝負を挑んでくる。
  • 保政(やすまさ|英:Yasumasa [21][30]
角笠(つのがさ。扁平な三角笠。※境井仁が竜三に被らされていたのと同じタイプの菅笠)を被り、藤色襟巻をしている。「侍など本物の武人ではなく、武勲を抜け抜けと横取りする野盗も同然の者だ」との考えを持っている。泥湿地の中に作った試合場で勝負を付ける(勝負名:赤島沼の戦い)。勝負では「城育ちの軟弱者め!所詮この程度か!」と煽ってくる。
  • 廣常(ひろつね|英:Hirotsune [21][30]
三度笠を被っている。彼岸花の咲き乱れる畑の中で勝負を付ける(勝負名:彼岸花畑の戦い)。勝負では「(境井仁は無類の剣客だという)竜三の話、偽りではないか」と煽ってくる。
  • 清親(きよちか|英:Kiyochika [21][30]
格好よく綾藺笠あやいがさ)を被っており、他の菅笠衆と違って上から下まで身なりが整っている。全ては銭金のためにやっていると言ってはばからない悪党。それでいて境井仁あるいは冥人の存在は認めている様子で、己の生きざまを理解してもらえないことを残念に思っている口ぶりである。滝壺近くの川の中で勝負を付ける(勝負名:飛泉の勝負)。
  • 智次(ともつぐ|英:Tomotsugu [21][30]
浪人笠名義:深編笠)を被っている。言葉遣いが非常に丁寧で、約束事は必ず守るという、社会性の高さが感じられる人物だけに、何かよほどの事情があって転落してしまったことが窺われる。境井仁も初手から他の菅笠衆とは違う対応をしている。海釣りをしながら待っていた浜辺で勝負を付ける(勝負名:大波浜の戦い)。勝負で口汚く煽ってくることは無く、仁からの「今引けば生きて返してやる」との提案を「僭越ながら」と丁重に断ってくる。仁は倒した後に「来世ではまことの武人となれ」との言葉を贈っている。
  • 兼知(かねとも|英:Kanemoto [21][30]
曲線の柔らかな角笠(名義:陣笠)を被り、鼠色の襟巻をしている。仁が「人の道から外れた畜生」とまで罵る悪漢。「斬り殺したくて堪らない」「(お前が)早く来れば(ほかの)誰も斬らなくて済んだのだ」などと戯言(たわごと)は吐く殺人狂。紅葉の赤と黄色に染まった試合場で勝負を付ける(勝負名:紅葉の下の戦い)。

城岳山の道場主(じょうがくざん の どうじょうぬし)(英:Bettomaru [21][30][注 63]

イベントボス(クエスト名:消えぬ炎)。得物は打刀)。
上県にある城岳山の山頂に道場を持ち、「焔の剣ほむらのつるぎ英:Way of the Flame [47])」を伝承している一族の末裔。
「焔の剣」はかつて広く伝えられていたが、蒙古の者までが知ることとなり、彼らがが対馬の民に対して振るうという皮肉な結果になっていた。城岳山の麓で琵琶法師から炎の太刀の語りを聞かされた境井仁は、道場に赴いて自らも「焔の剣」を会得し、蒙古に対抗することになる。
英語版(原語版)では "Bettomaru(別当丸)" という個人名になっているが、日本語版では「城岳山の道場主」と呼んで、個人名が無くなっている。

その他の人物[編集]

境井 正(さかい ただし[50]英:Kazumasa Sakai [30]

声 - (日)隈本吉成
境井家の先代当主で、境井仁の父。
15年前に起こった[48]鑓川の乱では、境井正(あるいは、境井家郎党)が、首謀者である鑓川時頼を討伐している。
彼が当主であった頃の対馬はが蔓延っており、そこに武士が正義と秩序をもたらしたと、仁はゆなに語り、「(そのとき)我が父も平和のために命を捨てた」と言っている[51]。また、志村は正の死について、武士(もののふ)が息子を護るために戦って死んだのだから無念は無いと言っている。仁にとって父親の死に際しての自身の行動は、悔恨の情を拭いきれない辛い思い出になっている。作中で完全には説明されないために推定の要素が差し挟まれてしまうが、別々の時点での台詞と当該シーンの映像とを合わせて考えれば、次のような経緯であったかと思われる。
対馬に蔓延る賊どもと対峙して多くを成敗してきた境井正であったが、我が子・仁の身に魔の手が伸びた時、間に割って入って子を庇いながら闘うも、非力の者を護りながらの不利のために斬り付けられて深手を負ってしまった。倒れて動けない父は隠れている仁に少しの加勢を願うが、まだ若輩であった仁は怖気づいて少しも動けず、彼の見ている前で父は背後から賊に留めを差され、絶命してしまった。それからというもの、仁は「自分が意気地なしだったせいで父上を見殺しにしてしまった」と己を責め続けることになり、伯父の志村は正の名誉をおもんぱかりつつ、不憫な仁を慰めてやるのであった。
本作ではの向きがフィールド上のナビゲーションとして機能するが、仁はそれを亡き父の導きと捉えている。この件は「誘い風」に詳しい。

境井仁の母(さかいじん の はは|英:Lady Sakai [30]

境井正の妻で、仁の母[30]志村の姉妹[30]
夫・正が討死するよりかなり前、仁が幼少の頃に病気で亡くなっている。正が仁の乳母である百合と恋仲になるのは、当然その後の話。
本作では黄金色の導き鳥がたびたび出現して探索ポイントの案内をする[30]が、仁はそれを亡き母の導きと捉えている(ゲームシステムの紹介をそのような物語上の描写で説明している)。

純信(じゅんしん|英:Junshin [30]

声 - (日)根本泰彦
メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
黄金寺住職。寺に流民たちを受け入れて助けており、この寺のほかにも有明の野営の取りまとめ役も務めている。
善良な男であるが、曽元八郎梶原の正体は見抜けずにいた。さらには、彼を利用しようとが来訪したため、一度は安達政子安達屋形襲撃への関与を疑われる不運に見舞われた。

安達 晴信(あだち はるのぶ|英:Harunobu Adachi [10][注 64]

声 - (英)フョードル・チン英語版 / (日)花輪英司
安達家当主であり、安達政子の夫。導入部で「彼(か)の安達義信が五代の末裔」と名乗っている。
対馬武士団の武将として小茂田浜の戦いに2人の息子(長男は繁里〈しげさと|英:Shigesato [10]〉といい、『安達家の鎧』[52]の元の持ち主。次男は繁成〈しげなり|英:Shigenari [10]〉)とともに出陣している。大将・志村の命を受けて単騎で蒙古の陣営に赴いた晴信は、誉れを尊び武士の道を守る戦いとして蒙古の武将に一騎討ちを申し込むが、蒙古の首領コトゥン・ハーンは大将以外の武将には敬意を示さない様子で、晴信に対して一言も無く、非道にもいきなり鎧の上から体に油を掛け、松明の火を投げ付けた。虚を突かれて火達磨になった晴信は一太刀で討ち取られてしまう。晴信の衝撃的な非業の死は、これから始まるのが誉れ無き蒙古との戦いであると、大将・志村と主人公の境井仁、そしてゲームプレイヤーに思い知らせるものとなっている。蒙古に誉れは通用しない。獣(けだもの)の如き未知の大敵との戦いが幕を開ける。

菅笠衆(すげがさしゅう|英:Straw Hats [10][53]

菅笠を被った牢人の集団。得物は打刀)。
小茂田浜の戦いに参加し、対馬武士団と共に蒙古軍に立ち向かうものの敗北。当時の頭と仲間の半数を失うという痛手を被る。その後は竜三が頭の座を引き継ぐが、深刻な食料不足に悩まされており、厳原で蒙古軍の輸送部隊を襲い、物資を奪って糊口を凌ぐ日々を送っていた。竜三の手引きで一度は境井仁と共闘して蒙古の陣営を襲撃した菅笠衆であったが、竜三が菅笠衆の食の保証を条件に蒙古側へ寝返ったことで、破之段以降は対馬の敵に成り果て、民を襲うまでになった。その後、高野山砦の戦いで構成員のほとんどを失い(イベント名:罰)、さらに志村城で頭の竜三が仁に討たれたことで集団は壊滅する。
菅笠衆とう集団が壊滅した後も、個々の牢人は各地で暗躍しており、フィールド上で出遭って戦うことになる。彼らは他のや蒙古兵と違って仁の顔を知っているため、出遭った時には「あいつだ!間違いない!」などと言って斬り掛かってくる。とつるんでいる者や、少人数で徒党を組んでいる者がいる。

長尾 博基(ながお ひろのり|英:Hironori Nagao [30]

作中では既に故人で、生前は長尾家に仕えるで、石川定信の弟子であった。
と戦って討死した人物とされているが、それは主家の名誉を守るための作り話である。実際は兵を率いて長尾家に謀反を起こし、成敗されはしたものの、家中の精鋭たちを道連れにしている。石川が弓術指南役を解かれたというのは、この時に責を負ったが、主家の温情をもって指南役の解任のみに済まされたというのが真相であった。長尾博基が謀反を起こしたのは師である己の尊大な振る舞いに影響されてのことであったろうと、石川は見ている。

鑓川 氏政(やりかわ うじまさ|英:Ujimasa[注 46]

声 - (日)柴本浩行
メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
鑓川の乱を起こした時頼の末の息子。鑓川家が今も武門として残されていれば当主の座にあった人で、鑓川の里長(さとおさ英:steward [10])という立場にある。「鑓川長者」とも呼ばれている[54]。武家としての地位を失った後も、鑓川の地を裏で牛耳っている。「破之段」の「鑓川の壁」で初めて登場し、「鑓川の冥人」の時点でほぼモブキャラクター化している。
鑓川城下が蒙古軍のテムゲ部隊に包囲され、降伏するか逆らって地獄を見るかの二者択一を迫られる事態になっても尚、「(城下の)守りは破られることはないし、蒙古は本土を目標にしているからいずれ去る。」と意に介さぬばかりか、「(境井殿は鑓川を)蒙古の餌としたいのだろう」などと言って、境井仁からの助力の申し出も拒んだ。鑓川清親なる縁戚の者からの「他の有力武家と蒙古の潰し合いに乗じて、再び豊玉に号令して挙兵し、対馬一国に覇を唱える好機」との愚見を真に受けてもいた[54]冥人として蒙古と戦う境井仁への賛同が鑓川の武士や里人の中で篤いものとなるに連れて、氏政は立場を失くしていき、冥人こと境井仁が主導して鑓川勢が決起した鑓川の戦いでは一人の参戦者になってしまっていた[注 65]

大黒(だいこく|英:Daikoku [30]

声 - (日)志賀麻登佳
メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
鑓川氏政配下の武士で、凄腕の弓取り。得物は弓。頭は丸坊主
蒙古のテムゲ部隊に包囲されながら楽観的すぎる鑓川氏政に背いて鑓川城下の外に出て戦っている弓取りが幾人もおり、大黒はそのうちの一人。「破之段」の「鑓川の臆病者」で初めて登場し、その後はモブキャラクター化する。
境井仁ら(仁、ゆなたか)は、目の前の人質奪還作戦への加勢を大黒から請われて共闘し、局地戦に勝利した。大黒は、冥人こと境井仁の戦いぶりに感服して「稀に見る剛の者」と絶賛し、彼の側からテムゲの囲いを破る戦への助力を請うてきた。全ては鑓川氏政次第という仁の返しに、大黒は執り成しを約束してくれた。鑓川勢が冥人(境井仁)と共闘してテムゲ部隊を押し返した鑓川の戦いでは、鑓川勢の代表的な立ち位置で参戦している。その後の鑓川勢は蒙古に対する抵抗戦に積極的に参加してゆくため、大黒もそこに加わっている。

男鹿 定宗(おが さだむね|英:Sadamune Oga [30]

メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
鎌倉殿に側仕えする御家人である男鹿家当主。対馬国地頭志村の援軍要請を受けて鎌倉幕府から派遣された援兵部隊を率いる武士。「破之段」の「對馬の行く末」で初めて登場する。
当初は境井仁にも丁重に接し、我らが援軍として加わったからには誉れある戦い方をと忠告しながらも、冥人の戦い方は蒙古を打ち破るためのやむを得ない選択肢で、勝利を収めるまでの間の手段だという仁の考えに理解を示していた。しかし、志村城を取り戻す戦いの最中に単身城の奥深くまで忍び込み、蒙古兵の飲む酒に毒を仕込んで大量に殺害した冥人の所業を知るに到っては、志村や本土の他の侍たちと同様、武士としてあるまじき、受け容れがたい行いとの、大変に厳しい評価に変わっていた。蒙古の大軍に対して寡兵で持ちこたえてきたことへの一定の評価はし続けているが、もはや冥人こと境井仁への軽蔑の念のほうが大きくなった。そのようなことでは、たとえ勝利を収めたとしても、まともでは生きて行かれない国が残ってしまうだけだということである。男鹿と言葉を交わす百姓らにしても、志村が兼ねてより危惧していたとおりの、蒙古の向こうを張るが如き残虐な冥人への怖れが徐々に広まりつつあった。また、城を攻略しながら蒙古の首領コトゥン・ハーンを討ち損ねて逃走を許したうえに、家督を継がせるはずの甥っ子の手綱も握れないのかと、志村をも侮るようになった。男鹿配下の侍も、志村の指揮する正面突破の消耗戦を嫌厭している。定宗は、このまま挽回できないようなら、我が男鹿家が志村家に替わって指揮を執り、戦を終わらせてもよいとまで嘯いている。

権次郎(ごんじろう|英:Sonjiro [10]

長尾家下男げなん。召使の男)をしていた(あるいは、している)百姓。かつて世話になった(※どう世話になったかは描かれていない)境井仁に恩義を感じており、仲間たちと協力して島の各地から集めた仁の役に立ちそうな支援物資を、黄金寺の境内にある神木の下の末社(通称:贈物の社、英:Gift Altar〈贈物の祭壇〉)で取り置いてくれる。各地の仁が足り寄りそうな場所に物資が置いてあるのもこの人物の差配による(という設定になっている)。

卯麦御前(うむぎごぜん|英:Lady Sanjo [10]

声 - (日)庄司まり
メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
野盗ならず者たちの隠れ里である卯麦谷の里長(さとおさ)を務める女。「仁之道」「破之段」の一幕「火急の便り」に登場。

五郎(ごろう|英:Goro [10]

声 - (日)渡辺穣
メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
卯麦谷で暮らす呑んだくれの悪人ながら、海をよく知る腕の良い船頭でもある。日本語版では境井仁が「仲立ち」と呼んでいるので、諸事の仲立ち(仲介者)を生業にしているといったことであろう。英語版(原語版)での仁は "smuggler密輸業者)" と呼んでいるが、後述する前科との絡みで、今も禁制品を取り扱っているという可能性は低い。しかしながら、英語版の志村は "pirate海賊)" と呼んでいる。「仁之道」「破之段」の一幕「火急の便り」に登場。
禁制の唐からぎぬ)を売買した咎(とがで捕らえられた折に温情で放免されたことから地頭・志村に借りがありながら、小茂田浜の戦いで志村が死ななかったために借りがチャラにならなかったと惜しむようなことを言うクズであるが、恩を返せと境井仁に迫られ、蒙古の裏を掻いて志村のために本土の鎌倉幕府への援軍要請の解文げぶみ)を託した船を出すことになる。志村は「あやつほど海を知る者はおらん」と評している。志村と直々に会えば会ったで、実は五郎もそれなりの恩義は感じていたようで、厳しい戦いの中に身を置く志村を心配して見せる。赤島の三戸岳砦(みとだけとりで)近くから出航する五郎の船を蒙古の船団が阻もうとする戦局では、鹵獲した火槍を仁が存分に活用して蒙古船を攻撃し[注 29]、敵の囲いを破って五郎のための航路を抉じ開けるという、シューティングゲーム風の派手なミッションが用意されている。なお、幕府への使者は小太郎と太郎(英:Kotaro and Jiro [10])という侍。

くめ

卯麦谷で母親と暮らしている百姓娘。「浮世草」の一幕「賊は何も知らぬ」に登場[55]
母親のために金を稼ごうと思ったくめであったが、結果的にに与する羽目になり、脅されて略奪の片棒を担ぐことになった[55]

ゆきお英:Yukio [30]

メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
小松の鍛冶場における、鍛冶職人としてのたかの助手(すけて)。たかは境井仁の求めに応じた道具作りを始めようとしたが、ゆきおの妻と妹が蒙古に捕まってしまい、それと知らずに彼女らを呼びに行ったゆきおまでもが捕まった。彼らを仁が救い出すと(※たかの師匠の鍛冶屋たちも捕まってしまうため、そちらも助けた後で)、城を攻略するのに役立つ鉤縄をたかが作り出す環境がようやく整う。

丈志(たけし)

メインストーリーのクリア条件付きキャラクター。
上県の佐護郡(さごのこおり)にいる腕の良い狩人かりうど)で、佐護山(さごやま)一帯の狩人の。ゆなの曰くありげな古い知り合いで、戦慣れしている男。「離之段」の一幕「後門の狼」で登場する。
冬の間、凍える山の中でなく砦の中で暮らせることを条件に、上ノ岳砦を攻略しようとするの戦いに6人ほどの仲間と共に加勢する。この一戦(上ノ岳砦の戦い)では、途中から鑓川勢や石川先生たち(石川定信安達政子典雄ゆな堅二)と合流することになり、それでようやく狩人たちも仁が噂の「冥人」であると気付く。また、その反応で「冥人」の名が今や対馬に隈無く知れ渡っていることが分かる。ただ、「山より大きい」と聞いていたらしく、噂に随分と尾ひれが付いているようであった。

薬師(くすし|英:Hanaoka [10][34]

厳原郡にある豆酘の宿(つつのやど)に泊まっていた薬師。英語版では Hanaoka(花岡)という個人名で呼ばれているが、日本語版は職種名だけで個人名が無い。「浮世草」の一幕「癒やしの手(英:A Healer's Touch)」に登場。

肉屋の権(にくや の ごん)

ならず者堅二の取引相手。堅二から売られた安酒の値段で揉め事を起こし、酒の元であるならず者の血まみれ太郎を殺してしまうなど、非常に凶暴な男。裏では蒙古と通じており、堅二を利用して境井仁を誘い出そうとする。

甚六(じんろく|英:Jinroku [21][注 66]

イベントボス[56]。「浮世草」の一幕「名誉の裏には(英:The Other Sede of Honor)」で登場する。
厳原郡にある樫根の湯(かしねのゆ)の近くに女ばかりが住んでいる村があった。そこに居座っている小物感たっぷりの胡散臭い百姓が甚六である。この男は、自らを名にし追うで数々の武功を挙げてきた剛の者であると騙って吹聴しており、村の女衆(おなごしゅう[注 67])は皆この"お侍・甚六様(英:Lord Jinroku [10][56])"に仕えているのだという。女衆の一人からを聞き付けてやってきた本物の侍の境井仁を前にしてさえ、いたはずのない小茂田浜の戦いを「(お互い)大変でしたね」と振り返ってみせるが、そのようなが仁に通用するわけがない。女衆には「自分がいなければ今ごろ全島が蒙古に乗っ取られていただろう」などと大言壮語を吐いていたらしい。今は武具を民に譲って大事な馬だけを残したなど、怪しいにも程がある(それに、鎧も刀はまだ身に着けている)。馬を見れば、駄馬であった。を調べると、先の戦で討ち死にした旧知の侍(樋口殿)の物ではないか。さては今着ている緋威鎧(ひおどしのよろい)も軍場(いくさば)から掠め取ってきたものであろう(志村家郎党の精鋭たちと同じ鎧兜を身に着けている)。あまりに酷いので問い詰めようとする仁であったが、甚六は鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)で無謀にも仁に勝負を申し出る。しかし、本作の魅力の一つである黒澤映画ばりの決闘シーンの鬼気迫る雰囲気に堪えられなかったか、フェーズが少し進んだだけで甚六は根を上げて降参した。武士(もののふ)の名誉を傷付け、女衆を騙していたことを叱責した後、仁は逃げ出すのを許してやったが、甚六は去り際に「俺が何したって言うんだ!」と捨て台詞一つ残して消えていった。一方、甚六が侍でなかったことを女衆に伝えようとした仁であったが、実は端から皆にはバレていて、女衆は退屈凌ぎに泳がして楽しんでいるだけであった。

(きく|英:Kii [10][30]

浅藻浦で造り酒屋(酒を醸造して卸す店。|英:Kii's sake brewery [10]意:キイ酒造〉)を営む女。菊の酒蔵が造る酒(日本酒)は対馬随一と謳われる「菊の酒(きくのさけ英:Kii's sake [10])」である。「浮世草」の一幕「酒の味(英:The Value of Sake)」で登場する。
酒は蒙古に奪われてしまい、酒樽は空っぽになっている。境井仁も菊の酒のことを「島の誇り」と讃え、蒙古にもその味が分かるようだと話すが、菊は気に食わないようで、馬の小便なんかで酒を造っている奴らに分かるものかと怒る。小便ではなく「乳だと聞いた」と、何故か馬乳酒の擁護に回る境井仁。蒙古兵を撃退した仁は、皆して黄金寺に避難するよう菊に勧めた。

文太(ぶんた|英:Banta [10][注 68]

有明と日吉を繋いでいる大きな吊り橋が今まさに蒙古に襲撃されている。折悪しくその橋を渡ろうとしていたために橋の半ばで身動きがとれなくなってしまった百姓の少年が文太である[注 69]浮世草の一幕「家族橋(英:Incident at Hiyoshi Pass)」に登場。
文太の伯叔父から事情に聞いた境井仁は、蒙古を撃退して少年を救出する。河岸段丘になっている両岸には敵の弓兵が何人も張り付いているので、最良の策では、高低差のある地形を活かして真上から飛び込む形での闇討ちの連続、もしくは、それと弓戦の組み合わせによる戦闘になる。
ここでの蒙古兵は、英語版では掛け声以外の言葉がすべて英語になっている。その内容はすべて文太へのいたぶりの言葉であることから、プレイヤーに意味が伝わるのを重視してのものと考えられる。

五明(ごみょう)

家族の借金を理由に脅されて野盗・五郎八(ごろはち)の一味に与していた男。得物は(打刀)。鑓川の町の北で発生する「浮世草」の一幕「貸しと借り」に登場する。
言うことを聞いて何年も仕えてきたにもかかわらず、家に帰ったら家族は皆殺され、家財も盗まれていたことから、怒り狂って賊どもを何人も血祭りに上げていた。それでも気が収まらず、根城にいる連中も皆殺しにしてやりたいので手を貸してほしいと、境井仁に協力を請う。斯くして仁と五明は大所帯の野盗・五郎八一味の根城に攻め込むと、今や敵となった手強い菅笠衆までもが奴らに与していた[注 70]。一味を殲滅させた仁であったが、深手を負った五明は「死んでもこいつらとはいたくない」と言い遺して逝った。

平太郎(へいたろう)

本鑓川の跡地近くの村で暮らす百姓男。蒙古の間者になって暗躍していると村の衆に誤解され、激しい憎悪を向けられてしまっている。その実は、相思相愛であった男を蒙古に殺されてしまった男性同性愛者であり、蒙古の野営の近く(殺された現場か最寄りであろう場所)に築いた思い人の墓へ人知れず通っているのであった。思い人には妻子がいるため、村の衆への上手い言い訳が見付からず、打ち明けられなかったのだという。事情を知った境井仁は詰問するのをやめ、村に戻るのをあきらめて有明の野営にでも身を寄せるよう勧め、平太郎を逃がしてやった。

浅藻勢の女武芸者

浅藻浦の近くで会う、腕だけは良い駆け出しの女武芸者。「浮世草」の一幕「對馬のために(英:For Tsushima)」で登場。
蒙古に抗う者が集まってできたという一団「浅藻勢」の一員。英語版ではただの "Guardian(守り手)" で、個人名は無い。
との会話を終えるが早いか、まだ遠くに見えているだけの敵の群れに突っ込んで行ってしまうようなせっかちな性格で、境井仁ことプレイヤーは押っ取り刀(おっとりがたな)で加勢する羽目になり、普段の戦闘スタイルを乱されてしまうため、雑兵相手に思わぬ苦戦を強いられることになる。「おまえのせいで死にかけたぞ」と言いたいところであるが、またしても新たな敵を見付けて突っ込んでゆく向こう見ずな若者である。まずは心の未熟を見詰め直せと仁に諭され、女武芸者は故郷へ帰ってゆく。攻略ガイドでは、上記のような近接戦闘には参加せず、弓を使って支援することを奨めている。

業者英:Vendors [57][注 71]

フィールド上の決まった場所には、商業的な取引ができるNPCが多数いる。彼らは何らかの業者で、商人あきうど[24])か職人である。下島における彼らの主要な参集地になっている黄金寺には、取引するために序盤のうちから何回も行き来することになる。
商人には万屋よろずや英:Merchant〈商人〉)が、職人には、弓師(ゆみし英:Bowyer)[注 72]、罠師(わなし英:Trapper)、刀鍛冶かたなかじ英:Swordsmith)、甲冑師かっちゅうし英:Armorer〈武具屋〉)、黒染屋(くろぞめや英:Black dye merchant)、白染屋(しろぞめや英:White dye merchant)がいる。
(物品が近くにある時のダウジング効果[注 73]や、マップ上の霧が晴れやすいなど)探索で真価を発揮する「旅人の装束(英:Traveler's Attire [28])」は、プレイヤーキャラクター(主人公)が任意で選んだ旅先で最初に出会う万屋から、対馬のために戦ってくれているお侍・境井仁への贈り物として受け取ることができる。

行善(ぎょうぜん|英:Gyozen

声 - (日)西村知道
「冥人奇譚」語り部。対馬の各地で冥人()と蒙古との戦いを語るが、それはだいぶ脚色された超自然的な物語になっている。

動植物[編集]

本作の日本人と食肉
本作では日本人食肉を利用するシーンはほとんど描かれない。竜三とその仲間(菅笠衆)などは飢えが寝返りの理由にまでなっていながら、野生獣を狩って食べようという台詞も出てこない。例外は、元気の無い百合に滋養のあるものをと境井仁が猪狩り(ししがり)をするシーンと、河内の漁村で1頭の[注 74][59]水揚げされているシーンのみである。ただし、史実としての鎌倉時代の日本人はそこまでは肉食禁忌としていないので、この描写は多分にフィクションである。
本作のモンゴル人と食肉
モンゴル民族(モンゴル人、蒙古)が食肉を利用するシーンは、当然ながら本作でも数多く描かれている。蒙古軍は大きな枝肉を多数備蓄しているようであるが、何の肉かについては描写されていない。モンゴル人本来の主食であるは、軍隊の遠征向きでないこともあって、生きた形では登場しない。翻って言えば、枝肉は羊肉であってもおかしくはない。ただ、大きさからして羊肉ではあり得ないものも描かれており、それらは(現地調達を除いて)馬肉以外に考えられない。の丸焼きには焼き具合を見る当番が就いていて、闇討ちをする主人公の格好の餌食になる。
脚を折って使い物にならなくなった愛馬を潰してその肉を兵たちに与えたという首領コトゥン・ハーンの話が出てくるが、過酷な軍務を遂行中の兵が状況に応じて乗っていた馬の血をすすったり潰して食肉にしたりして命を繋ぐのは、確かに伝えられている史実である。ただし、徒や疎かに思ってそのような行為に走っているわけではない。モンゴルの遊牧民にとって馬は極めて重要な存在であり、それが軍隊の本格的な遠征ともなると、足の遅い羊など連れ回してはいられないため、高速で自走し非常食にもなってくれる馬が貴重なのである。むしろ、生きている馬とその霊魂を敬いつつ、血の一滴たりとも無駄にせず活かしきるのが彼らの流儀であり、無駄にすれば馬の亡霊に祟られても致し方なし、ということになる。このあたりは、作中でアイテムとして入手できる「蒙古の品」の一つ「馬の頭骨」でも詳説されている。

(うま|英:Horse [60][注 75]

軍馬と汎用の使役馬が登場する。主人公たちが乗り回すのは軍馬で、蒙古軍でも将軍クラスと騎兵が軍馬に乗っている。主人公・仁が乗る軍馬は、英語版では "Jin's horse" の名で解説などがされている[60]。また、酒売りの堅二や悪漢の八郎などは荷車を使っている。
軍馬は、平時や戦闘時に敵兵やプレイヤーキャラクター(主人公)から攻撃されると大きな反応を見せて遁走するが、システム上、ダメージを受けたり警戒するようになったりはしない(物語の展開上で受けるダメージは別)。戦闘モード中に軍馬が傷付く描写は非常に多いが、斬り付けられたり射撃されたり爆風で倒れたり火達磨になったりした馬が、設定上で死んでいるのかどうかは不明。
特定の軍馬はプレイヤーキャラクターの愛馬として用意されており、毛色と名前はそれぞれに3つか4つの中から選ぶことができる。この愛馬には、物語が終盤に差し掛かる「離之段」の第1幕「誉と灰」で非常に印象的なエピソードが用意されている。愛馬はプレイヤーキャラクターが乗って操ることのできる唯一の乗り物になっているが、それは表の設定であり、実際は愛馬と似て非なる馬や馬屋で選ばなかった馬に似た馬(※それらは迷子もしくは野良の馬)が愛馬のそばをうろついていることがあり、「別の馬と気付かずにしばらく乗り回していた」あるいは「別の馬に乗っていたのに最後まで気付かないまま、本来の馬に自然に乗り換える」という、仕掛けられたハプニングに遭遇することがある。愛馬とこの種の乗れる馬は、騎兵戦[61]騎射攻撃が可能で、騎乗中の愛馬から飛び上がって敵兵に体当たり攻撃をする[62][61]特殊な技能も習得できる。頻度は少ないものの、騎兵戦と騎射は蒙古兵も仕掛けてくる。愛馬は、オープンワールドの範囲内なら何時でも何処でも呼び出せる。プレイヤーキャラクターがを垂直に下りた後、後ろを振り返ると、地道に下りてくる愛馬が見られることもある。プレイヤーキャラクターが走っている時にも呼び出すことができ、駆け乗ることが可能。現実にはあり得ないが、氷の上も走れる。乗馬中に攻撃されると(遠距離でも近距離でも)落馬する。少し無茶な高低差を乗り越えようとすると無様な格好で馬ごと前のめりにこける。なお、乗れる馬は、走っている時のひづめ)の音(効果音)が地面の種類ごとに異なる。
作中冒頭の戦闘シーンで主人公が乗っていた最初の愛馬は、主人ともども火槍の攻撃を受けた際に戦死しているが、「政子之譚」の第5幕「母」にて、戦から数日後の小茂田浜安達政子と共に訪れた主人公が骸を見付けて心を傷めている。
史実では、対馬の武士団は日本在来種でポニーより少し大きめの対州馬を、モンゴル兵はポニーの一種であるモウコウマ(蒙古馬)を用いていたが、他のフィクション作品と同様、本作は見栄えを重視してそれらの品種より遥かに大きく立派に見えるサラブレッドのような馬だけが登場している。

(いぬ|英:Dog [60]

全身黒ずくめの大型犬が蒙古軍の軍用犬として登場し、兵士と同じように主人公たちに攻撃してくる。嗅覚に優れており、蒙古兵より先にプレイヤーキャラクター(主人公)の居場所を嗅ぎ付けて襲ってくる[33]。動きが素早いうえに複数頭で襲ってくる場合がほとんどで、序盤の主人公にとっては敵兵以上に厄介な存在となり得る。噛み付かれると動きをかなり封じられてしまうため、別の犬や兵からの攻撃を食らいやすくなってしまう。一撃で殺されることもあるに比べれば攻撃力は小さいが、攻撃回数が多く体力もそこそこにある数頭の犬の攻撃は、序盤の主人公を容易く窮地に追い込む。仕留めると「獣の」を入手できる。
作中でアイテムとして入手できる「蒙古の品」の一つに「バンホール(牧羊犬)」があり、モンゴル遊牧民牧羊犬でモンゴル帝国の隆盛に伴って軍用犬としても利用された「モンゴリアン・バンホール[注 76]を紹介している。ここではバンホールの毛色を標準的でない黒一色で描いていることもあり、作中の黒ずくめの軍用犬はこの犬種をモデルにしていると考えられる。

(たか|英:Eagle [60]

蒙古軍が軍用で飼っている猛禽が登場する[33]。英語版では eagle[60]、日本語版では鷹[33]になっている。上空から監視しており、主人公を見付けると啼いて近くの兵に報せる[33]。蒙古兵の体に留まることがある。犬と同じく攻撃して倒すことができ、何かに留まっているところを投擲武器(くない弓矢、爆弾の類い[62])で狙い撃ちするのが有効。また、煙玉を使えばこちらの姿を見失わせることが可能[33]。彼らが襲ってくることは無く、戦闘終了後も周りを飛び回っていることがあるが、無害。仕留めなければ戦闘モードが解除されない犬とは、そこが違う。
作中でアイテムとして入手できる「蒙古の品」の一つに「鷹の籠」があり、モンゴルの鷹匠が用いるイヌワシ(犬鷲)について解説されている。

(うし|英:Bull [60]

短角系の使役牛が、常に人の傍らにいる形で暮らしているほか、迷子になっている牛[63]もわずかにいる。牛ということになっているが、ビジュアルだけを見れば、短くて太い角が大きく後方へ傾いていて水牛の要素が入ったような姿をしている。英語版では bull牡牛[60]になっている。コミュニケーションを取れるわけではないが、他の四肢動物と同じくプレイヤーキャラクター(主人公)が体を押し付けるとその場から移動する。野営している島民に飼われている牛が焚火のそばにいると、場合によっては炎の中に突っ込んでしまい、火達磨になって死んでしまうというサプライズが起こる。

黄金色の導き鳥(こがねいろ の みちびきどり|英:Golden Songbird [60][注 77]

同、生態画
同、生態画
動物と決め付けるには特殊すぎる鳥として作中の世界に存在し、様々な探索ポイントへの案内役としてフィールド上で頻繁に出現する小鳥。神秘的存在という意味では狐と同類であるが、狐と違ってこの鳥の英語版の名称は単数形であり、1羽しかいない設定になっていることが窺い知れる。
境井仁は、初めて目撃した時「黄色のうぐいす)だ。あんな鳥は初めて見た。後を追ってみよう。」と言っている。モデルになった現実の鳥は、対馬では稀に飛来する旅鳥(渡りの途中、春・秋に定期的に姿を見せる渡り鳥)として知られる高麗鶯(こうらいうぐいす分類学上は仁の言った「鶯」ではないが、のレベルで近縁の鳥である(ウグイス科コウライウグイス科の違い)。
仁の乳母である百合は、父の葬儀の日の若き仁に向けて「お父上は風となり導いてくださり、お母上は鳥となり見守ってくださいます(原文ママ)」という言葉を贈り、誘い風が亡き父の導き、そして、黄金色の鳥が亡き母の導きであることを、詩的に匂わせている。仁自身にはそれと分かる台詞や描写こそ無いものの、彼がそのように考えていることが分かるストーリー展開になっている。主人公は、飛んでいる導き鳥の後を追って目的地を探すイベントを数多くこなすことになる。
「旅人の宿場」には、以前から知っているこの鳥の後を追って探索してみたいと言っている百姓がいて、「鳴き声を聞くと平和だった時を思い出す」「このような時でなければあの鳥を追って何処に誘ってくれるものか知りたいものです」と話していることから、元寇の前から存在し、仁以外の人にも見えていることが分かる。また、仁はこの男とのやりとりのなかで、今は亡き母がこの鳥のことを「何よりも対馬のことを知っておる生き物だとおっしゃっていた」と語っている。
なお、ゲームプレイ中に主人公・境井仁を屋外で数十分から数時間ばかり放置していると、この鳥が掌に舞い降りてくれる“ことがある”[64]。穏やかな顔になった仁はしばらく愛でた後、空に向けて鳥を放って見送る[64]。別れた後の仁は真剣顔に戻る。開発者によれば、これは待機モーション中にプログラム再生される非常に珍しいモーションとのこと[64]
稲荷の狛狐(像の実例)
稲荷の狛狐(像の実例)

(きつね|英:Foxes [60][注 78][注 79]

導き鳥以上に動物とは考えがたい特別な存在として作中の世界に出没する。稲荷神神使にような役回りで現れ、探索ポイントとしてフィールド内に点在する稲荷の祠へと主人公を導く[65]。英語版の名称は複数形で、何頭もいると考えられる。見た目は同じ狐でも、明らかに神使が混ざっていると思われる。一つの探索ポイントをクリアした後、通常の動物として案内している狐は撫でることも追い掛け回すことも可能で、後を追った場合、追っている間はずっとフィールド内を歩き回っている。その一方で、狐に案内されて辿り着いた主人公が参拝を済ませた直後、直前まで祠の脇に1尊だけあった狛狐(こまぎつね)の石像が左右一対になっている。案内してくれた1頭が神使であったという演出のように見えるが、狛狐の石像が1から2に増えても生身の狐が残っていて触れる祠も多く、なぜ像が増えるのかは謎である。
また、「浮世草」の一幕「神の安らぎ」では、稲荷の祠が壊されているのを見付けた主人公が、何匹もでつないでゆく狐の導きにより、毛皮を目当てに組織的な狐狩りをする蒙古の野営地へ連れて行かれ、不埒な者どもを退治することになる。
なお、実際の対馬島の動物相本州九州よりもユーラシア大陸のそれに近く、狐は存在しない[66][67][注 80]。作中の狐は日本列島の狐という設定であるから、そのモデルはアカギツネ(赤狐)の亜種であるホンドギツネ(本土狐)とキタキツネ(北狐)のいずれかであり、棲息域を考えればホンドキツネのほうである。

(くま|英:Bear [60][注 81]

フィールド上に棲息しているほか、蒙古が陣営や船内で檻に飼っていることがある。狩ることができ、弓の強化材になる「獣の皮」を入手できる。本作に登場する動物の中で最も大きな攻撃力を誇り、序盤の主人公なら一撃を食らっただけで致命傷を負う。熊は蒙古兵にとっても厄介な動物で、熊に襲われた彼らの部隊が壊滅したり、野営を襲われて死闘を演じている場面に出くわすこともある。蒙古が捕らえた熊を檻に閉じ込めている場合、熊を解放して蒙古兵を襲わせるという戦略を執ることもでき、上手くすれば熊が雑兵を一掃してくれる。ただ、中途半端な高所には平気で登ってくるので、屋根などに避難しないと自分も襲われかねない。
現実世界の現代では、対馬に熊は棲息していない[66]。しかしながら、日本列島の長い歴史を踏まえたうえでの近代以降現代の九州および本州西域ということでは、ニホンツキノワグマ(日本月輪熊)がわずかに残存していたのが、九州では割と最近になって絶滅したと見られている[68]。これは土地開発による棲息域の分断などが主な原因であり[68]原生林が密に分布していた鎌倉時代当時の対馬島に熊が棲息していなかった論拠にはならない。このようなことで、元寇の時代の対馬で暮らす熊というのは、フィクションであるとは限らない。
モデルになっている熊の種類は、見た目はニホンツキノワグマ(日本月輪熊)で、体格と攻撃力はより大きいヒグマ(羆)と考えられる。

(いのしし|英:Boar [60]

フィールド上に棲息している。作中では「猪(しし)」と呼んでいる[69]。猪も人間を攻撃してくるが、熊ほどの脅威にはならない。狩ることができ、弓の強化材料になる「獣の皮」を入手できる。蒙古兵が野営で丸焼きにしているのも確認できる(主人公やNPCがそれを奪って食べ物にすることなどはできない)。ただし、現実のモンゴル料理は今も昔も「蒸す」と「茹でる」を基本としており、「焼く」という発想は無い[70]。強制イベントとして、元気の無い百合に滋養のあるものをと主人公が猪狩り(ししがり)をするシーンがある。
ホンシュウジカ(雌)。画像は厳島(宮島)の鹿であるが、分類学上はツシマジカと同じ種類。
ホンシュウジカ(雌)/ 画像は厳島(宮島)の鹿であるが、分類学上はツシマジカと同じ種類。

鹿(しか|英:Deer [60]

フィールド上に棲息している。狩ることができ、「獣の皮」を入手できはするものの、鹿を神使と見做して崇めてきた対馬でこの獣をみだりに殺す行為は白眼視されても仕方がない[33]
曽元が主人公たち追跡者の気配に気付きながら横切った鹿と勘違いしたことを除き、ストーリーにはほとんど絡んでこない。ただ、数多くが山野を走り回っているので、主人公の特に馬での移動中や戦闘モード中に「目の前を横切る」「ぶつかってくる」という形で干渉してくることがある。
現実世界の対馬に棲息するのは、ニホンジカ(日本鹿)の1亜種であるホンシュウジカ(本州鹿。以前はツシマジカ〈対馬鹿〉の名でホンシュウジカの近縁とされていたが、現在では別名と見做すのが主流[66])である[66]。ただ、分類学的知見はともかくとして、印象としては、本土のものより少し小柄で、毛色はやや黒っぽい[66]。なお、本作がツシマジカの再現までしているという情報は無い。

(はち|英:Hornet[10], Bees[60]

蒙古兵は野営地や占領した村の近くで蜜蜂を飼育しており、対馬の里人が飼育していたものを利用していると考えられる。ほかにも、種類の分からない刺蜂(養蜂されている蜜蜂(みつばち)、野生の蜜蜂、その以外の野生の刺蜂の可能性がある)が木の上や地面に巣を作っていることがある(※中山砦にある蜂の巣は英語版の作中で "hornet nests" と呼んでいるので、雀蜂〈すずめばち〉と思われる)。怒らせた蜂に人が近寄れば誰であろうと刺されてダメージを受けるので、これを適時に弓矢で射ることは戦術的に意味がある。戦闘終了後も飛び回っていて刺してくるのは難点。

(ちょう|英:Butterflies [60]

対馬中で昼に飛んでいるのを見掛ける。種類はアゲハチョウの一種であるアオスジアゲハ(青条揚羽)。
蝶は「」と「霊魂」のメタファーであり、死者の魂を表す。ゆなが築いたたかの墓からは夥しい数のアオスジアゲハが舞い上がった。蝶が飛び回れる季節の続く間は、このようにして蝶と化した人の魂が生者の世界に留まっているのかも知れない(そういうスピリチュアルファンタジーを描写している)。蛍も同様。

(ほたる|英:Fireflies [60]

対馬中で夜に飛んでいるのを見掛ける。
蛍も「死」と「霊魂」のメタファーであり、対馬に至る所で蛍が飛び交っていることは、それだけ多くの命が失われていることを暗示する。鑓川の怨霊境井仁を待ち構えている「金剛の庭」には、不気味なほどの数の蛍が集まっていた。
現実の対馬島では、マドボタルの1で国内では同島にしか棲息しないアキマドボタル(秋窓蛍、学名Pyrocoelia rufa)が繁栄している。大陸系の蛍で、全島域に分布し、個体数も多い。秋9月の下旬に雄だけが飛び交い(雌は退化していて飛ぶことができない)、明るく発光する。
その他の動物
[60][注 74][59][注 82][注 83]蝙蝠こうもり[71]

数種類の湿原で見られる丹頂[60]沼地にいて近付くと飛び立って雁行するの群れ、泉港で群れをなして飛んでいるほか、海に近い神社への道すがら留まっているのをよく見かける[60]、死骸を漁る[72]、珍しい[73]、ほか)、[60][注 84][注 85][60][60]、数種類の昆虫蟋蟀〈こおろぎ[注 86]たかの勝虫[29]アキアカネなどの蜻蛉〈とんぼ[60])が登場する[74]

(すすき)[注 87]

作中の台詞や解説で特に言及されてはいない。しかし、公式サイトが謳うところによれば、本作では「風を受けて揺れるススキや静寂に包まれた神社など、日本各地の気候や地形を取り込んで作り込まれたフィールドがプレイヤーを待つ」とのことであり、ススキが需要な表現媒体になっているのが分かる[75]
メインタイトルの表示されるシーンが一面の薄原(すすきはら)であったりと[注 88]、本作ではいかにも日本的な風景として非常に印象的な描かれ方をしている。また、敵の目から逃れる際に身を隠せる薄原が利用されたり、主人公と交戦する敵兵の種類・数・位置などが背の高い薄に紛れて見えづらかったり、交戦中の敵兵がこちらの居場所を見失ってしまうと闇討ちができるようになるなど、物語の展開や戦闘モードでもその存在が活かされている。このような叢(くさむら)の利用方法は、この種のゲームでは珍しくない設定であるが、薄原であることで日本的な演出となっている。

(かえで)

本作の台詞や解説で特に言及されてはいない。
守之段」冒頭のチュートルアルになっている、志村が若き日の境井仁剣術の稽古を付けるシーンが、最初の印象的描写であるが、紅葉した楓の巨木と真っ赤な絨毯を敷き詰めたかのように地面を埋め尽くした赤い葉が、極めて日本的な風景として演出されており、その後も作中の多くのシーンで紅葉した楓が描かれている。秘湯の風景もその一つ。
対馬での分布を考えれば、種類はイロハモミジ(いろは紅葉)。

鴨脚樹(いちょう)

本作の台詞や解説で特に言及されてはいない[注 89]
メインタイトルが表示されるシーンの中景が黄色く紅葉した鴨脚樹の森になっているのを始めとして、本作では日本を感じさせる風景として印象的な描かれ方をしている。史実として鴨脚樹が原産地・中国から日本へ伝えられたのは、仏教寺院薬種の採取を目的として植樹され始めたのが最初であり[76]、その時期については古墳時代から室町時代まで諸説あってはっきりしない[76]。本作の時代設定である鎌倉時代のそれも京の都平安京)から遠く離れた辺境地に鴨脚樹の鬱蒼とした森が形成されていたとは考えにくいが、史実はともかく、鮮やかな黄色に色づく鴨脚樹の紅葉は極東アジアらしいの彩りの象徴として描かれている。なお、黄金寺の森が鴨脚樹だらけになっているのは、時代的にも目的からも理に適っている。
その他の植物
まつ)やさくら)も要所要所で効果的に描かれている。なお、本作では季節感よりビジュアルのほうが明らかに重視されており、秋の紅葉と春の桜花が同じ場面で共存している(例:チュートルアルの舞台)。
兵具の強化材としてゲームシステムに組み込まれているほかに竹林(例:日吉の竹林)としても存在するたけ)、彼岸花ひがんばな)の赤白2品種(ヒガンバナとシロバナマンジュシャゲ)[77]、日本原産で有名な紫陽花あじさい[78]、湿地に咲く水芭蕉みずばしょう[注 90]毒殺のエピソードでクローズアップされる鳥兜とりかぶと)なども目立っている。

用語[編集]

冥人(くろうど|英:The Ghost [79][34][80]

主人公・境井仁二つ名。蒙古を討つべく冥府より蘇りし伝説の武者と語られる。
元々は、仁の相棒であるゆなが、蒙古から解放した村の里人に向けて思い付きで口走ったものであったが、仁が各地を解放するなど活躍するに連れてが広まり、対馬の住人だけでなく、本土の武士や、蒙古の首領コトゥン・ハーンと百戸長たち、果ては蒙古の雑兵にまで認知されるようになっていった。対馬の民の多くからは蒙古に打ち勝つ希望として支持されるが、蒙古顔負けの非道な戦術に怖れを抱く者の声も聞かれるようになる。闇討ち毒殺という武士の道に背く戦術を執るがゆえに、誉れを旨とする武士は嫌悪蔑みの念を本音として隠し持っている。
が「物の怪のごとき背の丈」と聞いていたり、丈志が「山より大きい」と耳にしていたりと、噂は尾ひれを付けて広まっているもよう。

誉れ(ほまれ)

日本語としての語義は、「誇りとするに足る事柄」「よいという評判を得ること」「名誉」など[81]
本作では、これを、地頭・志村を始めとする鎌倉時代武士のおおかたが「武士(もののふぶし)たる者が何を置いても貴ぶべきもの」と考えているという架空の世界観を構築したうえで、その対極にある暴虐非道な蒙古と、蒙古の向こうを張って悪逆な手立てをも厭わぬ冥人・境井仁という、大きく分けて2極、あるいは三つ巴の相関図を形作っている。
誉れと史実 ─鎌倉武士は戦闘種族─
元寇を描いた絵巻物より。鎌倉武士が重装騎兵密集突撃戦術と騎射を行っている。
鎌倉武士が得意とした重装騎兵密集突撃戦術と騎射
ただし、鎌倉時代の武士がこのような価値観を持っていたというのは、ほぼ完全なるファンタジーであり、日本の歴史上でこのような価値観が武士の間に生まれるのは、中央(京都)でさえ朱子学の理念がようやく萌芽した鎌倉時代後期あるいは末期のことで、それも応仁の乱以降の下剋上の時代におおかた忘れ去られ、一般化が始まるのは幕府が統治政策の一環として熱心に広め始める江戸時代初期のことである。実際の鎌倉時代の武士、とりわけ幕府に仕えて全国に影響を及ぼした「鎌倉武士」というものは、マハンの理論に基づく地政学がいうところの「ランドパワー(内陸性社会集団に潜在する能力)」の日本国における典型であって、同じ部類の代表例に挙げられるモンゴル帝国と似通った行動原理を持つ人々であった。本作に関係する特徴だけを抜粋すれば、秩序より力の行使を優先する傾向が強く、自由な行動を許容しても比較的混乱を来さない社会集団である。元寇の実態として、元軍を追い詰めたのは、一つには重装騎兵集団の秩序立った密集突撃戦術ではあるが、それ以上に大きいのは"蛮族"ぶりと"戦闘種族"らしさをここぞとばかりに発揮した命知らずの闇討ちであった(また、古代・中世の日本人禁忌を適用するに能わずと断じた外国人を人間扱いしておらず、交戦後の蒙古はむろん禁忌適用外であり、如何なる卑劣な所業も実行者が名誉を損なうものではなかった)。
要するに、「誉れを旨とする鎌倉武士(あるいは、鎌倉時代の武士)」などというものは実在したわけではなく、"samurai" の肯定的イメージの描写を期待する欧米のファンを満足させつつ、葛藤しながら我が道を信じて戦い続けるダークヒーローの物語を成立させるための素晴らしいアイディアであるというのが、歴史と娯楽を踏まえたうえでの本作の理解と言える。歴史通からの「史実と懸け離れすぎている」といった旨の批判もSNSなどで少なからず見られるが、現代的価値観に適うヒーローアンチヒーローもいない蛮族的戦闘種族同士の削り合いとその陰で顧みられることの無い民の悲惨を時代考証厳守で描いたエンターテインメントなど成立し得ない。

/勲し(いさおし|英:Legacy[10]

「勲」とは「名誉ある功績」のことで、軍事において用いられる例が多い語。本作以外では当て字で「勲業(いさおし)」と記される例も多い(※神話の訳文[82]などに多い)。本作では、蒙古の首領コトゥン・ハーンと地頭・志村が勲について語っており、死んでしまえば勲など消えて無くなると言うコトゥンに対して、「死しても遺るのが勲だ(英:Legacy is more than a name.)」と志村は言い返している。

勝負(しょうぶ|英:Duel [80]

本作では、一対一の決闘を、英語版(原語版)で "duel意:決闘、対決)"、日本語版で「勝負」と呼んでいる。ボス戦は、ラストボスであるコトゥン・ハーンとの闘い以外の全ての闘いがこの形式で行われる。対峙する2名以外の何者もその場に寄せ付けない状態での対決を指している。

一騎討ち(いっちうち|英:Standoff [80]

本作では、互いに存在を確かめ合った戦闘従事者2名が一対一の状態で対峙したのち、決闘の状態に移行する、そのような戦闘の形式を、英語版(原語版)で "standoff意:見合った状態)"、日本語版で「一騎討ち」と呼んでいる。すぐ後に二の矢・三の矢が控えている状態での一の矢との対決を指している。
主人公の掛け声は、英語版では、"Stand and fight!"、"Show me your skill!"、"Face me!"、"I'm right here!"、"Come here and fight!"、"Come and fight!"、"Fight me!"、"Send your best warrior!"、"Draw your blades!" など、バリエーションが豊富。
実際の一騎討ち
史実における元々の意味は、「敵味方1騎ずつの騎兵の討ち合い」であり[83]、本作ではこの意味での一騎討ちは行われない。この原義から転じて広義では「一対一の勝負」を意味しており[83]、本作での「勝負 (duel)」がこれに当たる。「一騎討ち」という語は源平合戦(治承・寿永の乱)の時に生まれたともいわれており[84]、元寇の時代には存在したと考えられる。ただ、狭義(原義)の「一騎討ち」には「名誉」という概念が大きく関係しており、両者ともに身分が高いか[85]名高くなければ「一騎討ち」と呼ばれないし、それらの条件を満たしていても実力や身分に大きな差がある場合は、これもその名で呼ばれることが無い。
要するに、狭義(原義)のほうであれば、本作に「一騎討ち」は一つも無く、広義のほうであれば、相手が地頭であろうがであろうが、duelの形を執るなら「一騎討ち」である。そして、standoffに当たるものは一騎討ちでも何でもない。

闇討ち(やみうち)[86]

日本語としては、元々は「に紛れての奇襲」を意味し、転じて「不意の襲撃」をも指すようになった語である[87]
本作では、女野盗のゆな冥人としての境井仁がこれを行っている。とりわけ冥人は闇討ちを行う代名詞的存在となってゆく。
障子越しの闇討ち(英:Shoji Assassination [47])は、障子に映る敵を反対側から不意討ちする暗殺術と設定されており、「守之段」最終幕「影の武者」で志村を救出する直前の境井仁が習得する流れになっている。これは紙でできたパーティションがある文化圏に独特の闇討ちであり、時代劇の影響を強く受けたという本作の特徴をよく表している。また、戦闘モードで薄原が戦場になった場合、互いに見失いやすくなるため、寡戦の不利を逆手にとって闇討ちができるようになる。
史実との違いについては「誉れと史実」を参照のこと。

毒殺(どくさつ)

毒物・毒薬を使って殺すこと。
トリカブト トリカブト
トリカブト
本作では、寡兵で蒙古軍に対抗する戦術の一つとして、百合が日頃から使っていたという除けの毒を使って攻撃にすることを思い付いた冥人こと境井仁が、百合に頼んで人を殺せるほど強力な毒を作らせ、毒針による攻撃を始めたのが嚆矢であった。それがやがては、敵陣の宴の酒に毒薬を混入して大量に殺すまでになる。すると、蒙古側も主原料である鳥兜(とりかぶとの花と製法を突き止め、今度は対馬の非戦闘員である里人に向けてより大規模に毒を使うようになり、さらには、対馬に自生する鳥兜を蒙古が組織的に採集して回っていることが判明する。彼らは来るべき本土侵攻の際に対馬で使っているより遥かに多くの毒を使うつもりで準備していることが分かってきた。また、対馬の民が「冥人の毒」と呼ぶようになっていたこの毒を手に入れた絹売りの荒太郎(あらたろう)なる者が商売敵のとめに一服盛って殺害したという話が噂になる[88]など、民の間にも広まりつつあるようで、地頭・志村が危惧していたとおりの由々しき事態となった。仁は最初に手を染めた自らの責任を痛感しており、係る毒のことを幾たびも「俺の毒」と呼んでいる。大量の鳥兜の花を載せた蒙古の船が本土へ向かおうとする。断じて対馬から出してはいけない。
なお、本作では主人公が蒙古に対して毒による攻撃を始め、やがて蒙古側もそれを始めたという展開になっているが、史実におけるこの時代に、毒(毒矢)による攻撃を行った可能性があるのは蒙古側である。なぜなら、『元朝秘史』のなかに「(元軍は)毒矢を使う」との旨の記述があるためで、とは言え、竹崎季長三井資長福田兼重を始めとする数多くの日本の武将が元寇で矢傷を負っていながら、毒矢を受けた形跡は一例も見られない。
また、本作では彼岸花ひがんばな)の花を主原料にした混乱系の毒物も作って毒針攻撃に使っており、敵兵を同士討ちさせられる強力な武器となっている。ただ、現実にはこの草花が含有する有毒物質に混乱系の作用は無いし、小動物を殺す程度の毒性があるだけである。

刀剣(とうけん|英:Sword [80]

本作は、この時代の日本製の刀を「太刀たち)」と呼んでいる。しかし、グラフィックを見る限り、その形状は明らかに打刀うちがたな)である。本作に太刀は一振りも登場しないが、登場する日本製の刀(短刀は除く)は「太刀」と呼んでいる。
一方で、史実としての鎌倉時代後期の日本の刀剣が如何なるものであったかと言えば、まだ太刀の時代であって、打刀は登場していなかった。したがって、舞台としている時代の日本刀の名称としては「太刀」こそが正しいのである。しかしながら、太刀というのは乗馬した状態で振るうのに特化した刀剣の形状であり、戦のほとんどが徒戦(かちいくさ。徒歩で行う戦い、歩兵戦)である本作の戦闘従事者には、刀身の反りが大きすぎてやや不向きな刀と言える。主な戦が徒戦となった室町時代後期に、時代の要請に応える形で発達してくるのが打刀であって、本作で描かれる動きに最適の刀であることから、形状のほうは打刀が採用されているものと考えられる。
なお、史実では平安時代後期から鎌倉時代にかけては日本刀が技術的の最高到達点にあったといわれている。これは、玉鋼の品質が最高の状態を維持していた時代と重なる。
また、作中では日本製の刀剣のみならず、蒙古の刀も「太刀(たち)」と呼んでいる(コトゥン・ハーン大刀も)。しかし当然にこれは便宜上の名称であり、実際にはそのような呼び方はしない。

(かた|英:Stance [80]

本作は、日本刀剣術を攻撃手段の要とした戦闘システムを採用しており、剣術には「型」という概念が存在する[89]
史実における剣術の流派は、伝説の域を出ないものの、古墳時代中期(440年頃か)に鹿島神宮常陸国鹿島郡鹿島〈現・茨城県鹿嶋市宮中〉に所在)の神官たちが編み出した技といわれる関東七流(鹿島七流)が最古とされている[90][91]。これらは(諸刃で真っすぐな刀剣)の流派。その後、平安時代末期(1160年頃)には鞍馬寺鬼一法眼が僧8名に秘伝を授けたことに始まるという京八流が登場している[90][92][93]。こちらは(片刃で湾曲した刀剣)の流派。また、鎌倉時代に著された『平家物語』には、具体的な技名として「蜘蛛手」「角縄」「十文字」「蜻蛉返り」「水車」の5つが記載されている[94]。このようなことであり、元寇があった鎌倉時代後期には既に「型(かた)」が存在していたと考えられる。

血振るい(ちぶるい)[95]

刀で人などを斬った後、その血を振るい落とすこと[96]。また、その形(かた)。21世紀には血振り(ちぶり)とも呼ばれるようになった。本作では実際にある所作をよく再現しており、映像的な見せ場の一つになっているほか、プレイヤーが操作できる所作にもなっている。形はいくつも現存しているが、本作では操作可能な1種類、映像で見せる1種類(の布地で挟んで血を拭う)がある。

武士(ぶし)

本作では、主人に仕える「(さむらい)」と、主人を持たない「牢人(ろうにん)」が登場する。「もののふ」を「武士」とも記し、作中でも「武士(もののふ)」と記されるが、史実での「もののふ」は武士階級が登場する以前の古代からあった「物部(もののふ)」が「専門的戦闘員」を指す語に変化したものであり、武勇を強調する古風な表現になっていることから、本作でも武士が好んで使っている。また、「武人(ぶじん)」も「専門的戦闘員」のことで、こちらも時おり使われている。
なお、英語版(原語版)では、武士/物部(もののふ)・武士(ぶし)・侍(さむらい)は "samurai(サムライ)"、牢人は "ronin(ローニン)"、もっと広義の「戦士」は "warriorウォリアー)" と呼んでいる。「武人(ぶじん)」については曖昧。作中で蒙古兵が話すモンゴル語においても然り。また、日本語の「お侍」「お侍さま」に当たる表現としては "my Lord(マイ・ロード〈意訳御前ごぜん]、閣下〉)" が使われてる。
元寇があった時代の侍には、「御家人(ごけにん)」と「非御家人」がいた。ただし、「非御家人」については作中で説明されていない。前者は鎌倉殿鎌倉幕府棟梁)の直属の家臣と認められて本領安堵されている侍で、後者はそれ以外の雑多な侍を指す。令制国の統治を任せられた御家人は「国御家人(くにごけにん)」といい、本作では地頭志村対馬国の国御家人である。もう一人、幕府から援軍として派遣されてきた男鹿定宗も御家人であるが、国御家人ではない。
非御家人は鎌倉殿の臣下ではないため、下知に従う義理は無いものの、本領安堵もされていないため、自領は一所懸命に自分たちだけで守るほかにない(幕府の援軍は望めない)。また、御家人と戦を起こすことは鎌倉殿に謀反するに等しい。

弓取り/弓取(ゆみとり|英:Archer [97]

本作の日本語版ではこの語を「弓術に優れた者」「弓矢を主な得物とする者」あたりの意味で用いている。「射手(弓を射る人)」「弓兵(弓を射る兵)」「武士」「国持ちの武家」等々の意味では用いられない。[98]
なお、蒙古の弓兵のことを、石川は「弓兵(きゅうへい)」[99]丈志は「射手(いて)」[100]と呼んでいる。

牢人(ろうにん|英:Ronin [30]

仕官していない武士のことで、本作には「菅笠衆」を名乗る牢人集団が物語上の重要な群像として登場するほか、少人数で徒党を組んでいる牢人や、とつるんでいる牢人が存在する。
日本語版字幕では一貫して「牢人」と表記されている。封建時代における「牢人」とは、主人を失って秩禄の無くなった武士のことで、いわば「牢籠人」の略称である[101][102]。それがいつの頃からか、音通から「浪人」と書くようにもなることで「他国他郷を流浪する者や無者」を意味する「浮浪人[103]の略称である「浪人」[104]と混同されてゆく[103][104]。本作の設定年代が属する鎌倉時代は、「牢人」と「浮浪人」の混同がまだ起きていなかった平安時代のすぐ後の時代である。本作が「牢人」という表記を用いているのは、こういった時代背景を踏まえたうえでのものと考えられる。
こと武芸に関しては並々ならぬ自負心を抱く者ばかりで、敵に回ったときの境井仁への対抗意識は強いものがある。仁との戦闘モードで彼らが発する言葉は、「その程度の腕で勝てるのか?」と武芸にこだわったものや、「さてと、終わらせるとするか」、「逃げなくていいのか?」などと上位に立とうという意思が垣間見えるものがある点で、蒙古兵や賊との違いが鮮明になっている。また、「細切れにしてやろう!」など、煽るのにも具体的な物言いが多い。
牢人は例外なくはかま)を履いている。実際の武術でも袴は足さばきを相手に気取られにくいという利点があることで知られ、本作でも、敵キャラクターの足さばきを戦闘の際に見てプレイしている人には、(史実同様)その技が彼らには通用しない。もっとも、欧米人にとって袴を描くのは難易度が高いと見えて、本作でもやはりベルボトムをさらに幅広にしたようなお化けズボンに見える旧来の描写がけっこう踏襲されてしまっている。これでは実際の袴と違って、足元や両脚の状況を相手に気取られてしまい、袴である意味が薄れてしまう。

(ぞく|英:Bandits [30]

作中で特に定義されているものではないが、様々な事由と手口で私腹を肥やすなどを目的にして犯罪行為に走る者が数多く存在しており、それらを「賊」と総称している。安達屋形を襲った連中について、境井仁が、英語版で "Not bandits."、日本語版で「野盗ではない」と推理していることから分かるとおり、英語版と日本語版の含意する範囲はかなり違っている[105]
蒙古の雑兵集団と同じように、徒党を組んだ賊はプレイヤーキャラクター(主人公)にとって成敗すべき敵であり、蒙古勢と同様に一騎討ちもできる。こういった賊どもは蒙古と与しているわけではないため、蒙古の部隊と賊の群れが斬り合っている場面に出くわすことがある。また、ただの牢人や闇落ちすた後の菅笠衆が賊に与していることもある。
蒙古兵の物を流用しているか真似て作ったかで蒙古様式のを持つ者もいる[31]が、総じて彼らは衣服も兵具もみすぼらしく[注 91]、蒙古兵ほどの強靭さは持ち合わせていない。また、蒙古兵と違って割と簡単に戦意を喪失する集団もおり、1人を倒しただけで残りが逃げてしまうことさえある。
彼らは日本人であるため、「矢を撃ってくる奴がいる。居場所を突き止めてやる。」、「必ず捕まえてやる!」、「殺してやる!」、仲間たちに向けて「矢が来るぞ!頭を下げろ!」、仲間たちに向けて射手が「避けろ!」「伏せろ!」、仲間を倒されて「よくも!」など、会話や掛け声には日本語を使っている。こういった言葉からは、蒙古兵も同じシチュエーションで同じような反応をしてくる場合は同じような意味の言葉を吐いているであろうことを推定できる。

(たみ)[注 92]

対馬の民衆。同じ日本人でも、神官武士ではなく、や罪人でも、流民でも、下人でもない、民衆として生きている人々のこと。地域に住んでいる民は「里人(さとびと)」という。人里のなかでも特に「村」に住んでいるのは「村人(むらびと)」。富裕者である「長者(ちょうじゃ)」も民には違いなく、準備稿では特に描き分けなどはされていない。しかし、完成作では結果的にビジュアル面で描き分けられている。例えば、日吉の湯の主人は普通の長者、世が世であれば名門武家の当主であった鑓川氏政まげ)を結っている長者、黒犬は裏社会に巣食う長者である。

流民(るみん|英:Refugees [10]

「流民」とは「故郷を離れてさまよい歩く人々」のことであるが、英語名を見れば分かるとおり、本作では「難民」すなわち「天災・戦禍などによって止むを得ず居住地を離れた人々」の意味でこの語を使っている。したがって、「流民の野営(英:refugee camp [10])」は「難民キャンプ」のこと、「流民の仮住まい」は「難民のための仮設避難所」のことである。

下人(げにん|英:Slaves [10]

鎌倉時代以前の「下人(しもうど、しもびと、げにん)」とは「家内隷属民」を主とする「隷属民」のこと。英語版(原語版)では、広義の語である "slave(奴隷)" が使われている。ただし、蒙古に捕らわれて奴隷の境遇に堕とされた者も、作中で対馬の民が「下人」と呼んでいる。[注 93]

人売り(ひとうり|英:Slavers [10]

下人を販売(人身売買)する業者。英語版(原語版)の用語は「奴隷商人」の意。

誘い風(さそいかぜ|英:Guiding Wind [80]

本作ではの向きがフィールド上のナビゲーションとして機能する。主人公・境井仁はそれを亡き父の導きと捉えている。
仁の乳母である百合は、父の葬儀の日の若き仁に向けて「お父上は風となり導いてくださり、お母上は鳥となり見守ってくださいます(原文ママ)」という言葉を贈り、誘い風が亡き父の導き、そして、黄金色の導き鳥が亡き母の導きであることを、詩的に匂わせている。その時点での仁は何も気付いていないが、金田城大手門橋でのコトゥン・ハーンとの一騎討ちに敗れた後、父の葬儀の日の回想が終わり、海岸で打ちひしがれている仁が父の形見打刀)の家紋を見詰めた時、誘い風が海風うなかぜ[注 94]となって吹き始め、仁自身にもプレイヤーにもそれと分かる描写がされている。これ以降、仁とプレイヤーはフィールドの風が吹く場所では何時でも誘い風に目的地(イベント上で次に行くべき地点や、その他の探索地点)を尋ねることができるようになる。
視覚表現としては、白いが幾筋もの帯になって一定方向へ移流するという形を採用している。開発者は、より分かりやい矢印による表現も検討したが、世界観を壊さない現在のシステムを採用した。開発者は、元寇の際に嵐が元軍に大きな打撃を与えたという伝説をモチーフにしつつ[107]黒澤映画で風を使った巧みな演出がされていることにも触発され[107]、この発想に到ったと語っている。

てつはう/鉄炮(てつはう)

古式の手榴弾である震天雷英語版cf. zh)のこと。蒙古軍の火器であるが、本作では反対に主人公が使う蒙古由来の武器になっている。
史実については「元寇#てつはう」と「鉄砲#てつはう」を参照のこと。

大筒(おおづつ)

本作では、もっぱら蒙古軍が用いる。火器の担当で体格の大きな兵士(ランク上位の火器兵)が手持ちの火器として使ってくるほか、軍船の側面には大砲のように数多くの大筒が設置されている。日本人の側が使う場面は無い。
史実における元寇の時代には存在しない。

火槍(ひやり|英:Hwacha [108][注 29]

本作の蒙古軍が用いる、極めて強力な火器。速射可能な多段式・自動装填式であるうえに、火力と有効射程の大きさが尋常でない、オーバーテクノロジーと言うほかない火矢(投射武器)である。軍船甲板など高所に固定する形(少なくとも作中では動かせない形)で設置されている。初戦(物語冒頭のムービー)で主人公を馬ごと吹き飛ばしたのはこの兵器であるが、物語の展開上はむしろ対馬側(主人公、ほか)が鹵獲して蒙古勢に対して使うことで戦況を大きく好転させる場面がいくつもある(五郎を出航させる作戦時が代表例)。
火車 (hwacha) 火車 (hwacha)
火車 (hwacha)
言うまでもなく、この武器はフィクションであり、この時代には似た火器も実在しない。実在が確認されているてつはうはこれより遥かに非力な武器でしかない。
モデルとなっているのは、倭寇に悩まされていた高麗1350年(当時の日本は南北朝時代)に開発した火矢を雛形として、李氏朝鮮の武将である李韜と崔海山中国語版1409年(当時の日本は南北朝時代収束直後の室町時代中期)に開発した火車英:Hwacha日本語音写例:ファチャ〉)である(あるいはその改良型)。■右の画像を参照。

お辞儀(おじぎ)

本作のノンプレイヤーキャラクター (NPC) は、非常に模範的な「日本式のお辞儀」をする。主人公であるプレイヤーキャラクター (PC) も例外ではなく、作中のムービーのみならず、コマンド入力による「日本式のお辞儀」が可能で、これをクリア条件にした参拝のクエストも用意されている。主人公は小笠原流礼法などの流れを汲んで昭和初期に成立・普及した「昭和の国民礼法におけるお辞儀」を見事に励行し[注 95]、対馬の民もみな作法を心得ている感じで描かれている。蒙古の首領コトゥン・ハーンまでもが、「お前たちの国を治めるための下調べは怠りなく済ませてあるのだ」という政治的主張を含んでいるのであろうか、捕虜にした地頭(対馬国の為政者)・志村との初顔合わせの際にはこの昭和の国民礼法に則った立礼(りゅうれい)をして見せている。
もっとも、現実世界では「昭和の国民礼法」は1941年(昭和16年)以降にしか存在しない。元寇の時代には、武家には武家のもっと複雑なお辞儀が普及していた。

月代(さかやき)

成年男性が前額部から頭上にかけてのを剃り上げたこと。また、その部分をいう。
堅二や、仁が蒙古から初めて救った民である百姓男のように、本作には武士でもないのに月代を剃り上げている男性キャラクターが結構な数で登場するが、この習慣庶民に広がったのは江戸時代に入ってからである。武士にしても、鎌倉時代にはまだ広くは普及していなかった。綺麗に剃り上げている石川先生などは、そのまま史実に当てはめれば、辺境地にありながら京の都平安京)の流行りを逸早く採り入れている洒落者か、時代を先取りしすぎて周りに変人扱いされている未来人である。

(ふんどし|英:Fundoshi [28]

本作では、温泉(秘湯)イベントのコンプリートを条件に入手・着用できる"秘密の鎧(英:Secret Armor)"として登場する[109]ネタ扱いの"鎧"装備で、入手した後は通称「ふんどし侍」(ふんどし一丁の侍)として対馬を徘徊できるようになる[注 96]。見た目は変質者じみているが、足音がしなくなって闇討ちが容易になる利点[109]は大きく、例えば、蒙古の一小隊の誰にも気付かれないうちに隊の最奥まで踏み込んで隊長を闇討ちすることも可能。

対馬五大武家(つしま ごだい ぶけ)[注 97]

現在の対馬国を治めている主要な5つの武家の総称。元は六大であったが、鑓川家の脱落で五大になった。
対馬国随一の威勢を誇る武家であり、鎌倉殿国御家人、すなわち、対馬国で唯一の鎌倉将軍の家柄。対馬の国御家人役の立場にあり、すなわち、鎌倉殿より地頭(徴税・警察・裁判の責任者)を任ぜられている。
当主は最重要人物の一人であるが、個人名は明かされておらず(あるいは、設定されておらず)、ただ「志村」とだけ呼ばれている。
家紋[111][112]は、組角(くみかく)系統か中陰松皮菱(ちゅうかげまつかわびし[113]に丸に二つ引(まるにふたつひき[114]の要素を交ぜたような架空の意匠
色彩設定上のイメージカラーは赤。
  • 境井家(さかい け|英:Clan Sakai [30][110]
志村家以外の有力武家と同様、非御家人の一族。すなわち、鎌倉殿(鎌倉幕府の棟梁)に仕えているわけではなく、本領や本宅を幕府から安堵されてもいない武家の一つ。
先代当主は境井正。現当主は先代の子で主人公の境井仁。境井家の墓には先祖七代が眠ると志村が語っていることから、仁は八代目に当たると推定できる。
家紋[112]は、丸に三つ鱗まるにみつうろこ[115]から鱗の数を1つ減らして並びを縦一列に変えて一部を重ねた架空の意匠である[116][117]。また、本作のタイトル・ロゴの "GHOST" のうち "O" の文字が境井家の家紋のデザインになっている[8]
  • 安達家(あだち け|英:Clan Adachi [30][110]
現当主は小茂田浜の戦いで蒙古の首領コトゥン・ハーンに惨殺された安達晴信。2人の息子(繁里と繁成)もこの戦で討死した。同じ頃、自領の屋形も賊の襲撃を受けており、安達政子を除く全員が殺害されてしまった。小茂田浜の戦いで戦死した安達家郎党の最期の様子は、政子が境井仁と共に軍場(いくさば)を訪れた「政子之譚」の第5幕「母」で描かれている。
家紋[118][注 64]は、実在する意匠である、三つ軸違い銀杏(みつじくちがいいちょう[119][120]
色彩設定上のイメージカラーは青緑
  • 長尾家(ながお け|英:Clan Nagao [30][110]
赤子の時分から弓術の鍛錬を始めるという一族で[121]、弓の名手を大勢輩出することで知られる。琵琶法師が語り伝える長尾忠頼は、この一族が生んだ数百年前の英雄である。主人公・境井仁の弓術の師となる石川定信は、かつて長尾家で弓術指南役を務めていた。また、仁が言うには、少し前のこと、どもと独りで戦っていて囲まれてしまった時、長尾家郎党弓取りたちが賊どもに矢を撃ち掛けて追い払ってくれたことがあったという。賊も長尾家郎党の弓の腕前を知っていると見えて、一目散に逃げだしたとのことである[121]
家紋[122][112][123]は、総陰丸に違い矢(そうかげまるにちがいや[124][125]
色彩設定上のイメージカラーは黄色。
  • 菊池家(きくち け|英:Clan Kikuchi [30][110]
対馬五大武家の一つに数えられていたが、安達家と同様、戦える者は小茂田浜の戦いで全員が討ち死にしてしまった[注 98]安達家の屋形を奪い損ねた(池田花)は、主家である菊池家の屋形を乗っ取り、偽装目的で流民の仮住まいにしている。
家紋[126][112]は、「真上向き月に星[127]」に似た丸の意匠を三つ盛にした架空の意匠。

鑓川家(やりかわ け|英:Clan Yarikawa [30][110]

かつて対馬国に存在した武家。精強な兵を抱える有力な武家であったが、時頼の代に志村家に対して謀反を起こし、成敗された。武家としての鑓川家は解体されたものの、地元では今なお強い影響力を有している。現在の名のある武士としては、鑓川氏政大黒がいる。
破之段」の一幕「火急の便り」で志村が「(赤島の)三戸岳砦(みとだけとりで)は我が父が鑓川家から奪ったものだ」と言っているように、鑓川家と志村家の領地争いは今も名残として見ることができる。
家紋[128][112]は、三つ割の花紋の系統[129]に似た架空の意匠で、四つ花の実在しない意匠の紋を、四つ割の丸の意匠と組み合わせたもの[130]

池田家(いけだ け|英:Clan Ikeda [10]

上県に本領を有する武家の一族で、菊池家郎党安達政子の姉である(池田花)の嫁ぎ先。
家紋[112]は、陰銀杏(かげいちょう)の下に相対の軸違い銀杏(じくちがいいちょう)2つを配した架空の銀杏紋。

男鹿家(おが け|英:Clan Oga [30][110]

鎌倉殿に側仕えする御家人の一族。本領は本州にある(※常識的には坂東武者)。当主は男鹿定宗
対馬国地頭志村の援軍要請を受けて鎌倉幕府から派遣された援兵部隊を構成する。蒙古の首領コトゥン・ハーンは、男鹿の援兵など物の数ではなく、本土侵攻に向けての計画の妨げにならないと考えている[131]が、衰退した鑓川に比べて男鹿家郎党は洗練されており、蒙古勢と対等に渡り合うだけの技量がある。
鎌倉殿と対馬の国御家人・志村の下知に背いて逃亡を図った境井仁に対しては、郎党が躊躇なく(馬を狙って[24])矢を射掛けている。
色彩設定上のイメージカラーは青紫

舞台[編集]

鎌倉時代後期の対馬島全土を再現したオープンワールドが、本作の舞台である。島内の地形は本作独自のものであるが、島の形は実際の対馬島とおおよそ同じ。また、実在する地名も多数登場する。

ただし、「上県の郡」などとある地名の表記は史実と食い違う。この時代の地名の読みは固有名詞要素の後に助詞」を差し挟むのが通例ではあるが、その音を文字にはしない。「かみあがたのこおり」は「上県郡」と記すのであるが、本作はこれでは読みづらいと考えたか、不要な「の」をあえて書き込んだ形を採用している[注 99]。そこで本項の姿勢であるが、史実どおりの表記を選択しており、本項が「…」「…」などと記す地名は、作中では「…の郡」「…の村」と表記されている。

対馬国(つしまのくに|英:Tsushima Province

日本の令制国の一つで、対馬島を主島とする。作中のタイトルなどデザインされた場面では「對馬國」と旧字体表記されている。日本語版字幕では新字体表記。

対馬島(つしまじま、つしまとう|英:Tsushima [34]

対馬国の主島。ただし「対馬島」という名称は作中では用いられず、「対馬」が「対馬国」と「対馬島」の両方の意味で用いられている。陸続きになっている上島(かみしま)と下島(しもしま)からなる。物語は下島から始まり、進展するに連れて上島にも行けるようになる。
実際の対馬島であるが、現在は瀬戸(水道)によって南北に2分されている[132][133]。ただ、このようになったのは江戸時代初期の寛文12年(1671年)に大船越(おおふなこし)という名の瀬戸が掘削されて以降の話で、それ以前には1つの島であった[132][134]。「上島」「下島」という名称はさらにのち、軍艦を通す目的で万関瀬戸(まんぜきせ。万関水道)が造成された1900年(明治33年)になってようやく登場する[132][134]。実のところ、「上島」「下島」という名称は本作に登場しないのであるが、こういった歴史を踏まえたうえで使っていないということも考えられる。
地質学的観点から言えば、実際の対馬島は大部分が「対州層群(たいしゅうそうぐん)」と呼ばれる黒い泥岩を主とした新生代第三紀系の海成層で形成されており[132][133]、本作で描かれているのとある程度は同じく起伏に富んだ地形を成している(ホルンフェルスが広く分布する下島は特に急峻な地形が多いことで知られる[132][135])。ただし、本作で描かれるなどの地形は黒い泥岩を主とした第三紀系というより石灰岩を主とした白い中生代白亜紀系に見える。海岸部だけを見ればドーバー海峡に面してイングランド南端の海岸部に連なる白亜の断崖に似た風景になっており、日本人にはやや違和感のあるものとなっている。志村城の風景はその典型で、アルビオンの崖(グレートブリテン島の白亜の崖)のような台地の上に安土桃山時代城郭が聳え立ち、紅葉が彩りを添えている。

厳原(いづはら|英:Izuhara [46]

下島の中東部を形成する地域。厳原郡いづはらのこおり)が敷かれている。"序章"と「守之段」の舞台であり、本作で最初に探索できる地域。
豊玉との境に金田城があり、この城を蒙古軍から取り戻すのが最初の目標となる。
地名等のモデルとなった地域は、長崎県対馬市厳原町[gm 3](旧・下県郡厳原町〈厳原城下〉。近世における対馬国下県郡対馬府中cf. 対馬府中藩[厳原藩]〉)。

豊玉(とよたま|英:Toyotama [46]

上島の南部にある一地域。「破之段」の舞台であり、「守之段」クリア後に探索できるようになる。
志村家の居城である志村城や、境井家屋形もこの地域にある。蒙古軍から志村城を取り戻すのが「破之段」の目標となる。
地名等のモデルとなった地域は、長崎県対馬市豊玉町[gm 4](旧・下県郡豊玉町。近世における対馬国下県郡鑓川村・卯麦村・大綱村ほか)。

上県(かみあがた|英:Kamiagata [46]

上島の北部にある一地域。上県郡かみあがたのこおり)が敷かれている。「離之段」の舞台であり、「破之段」クリア後に探索できるようになる。また、物語が「離之段」に入ると、しばらくの間、厳原豊玉へは行けなくなる。
蒙古軍の本土進攻を阻止し、首領のコトゥン・ハーンを討つのが「離之段」の目標となる。

青海村(おうみのむら|英:Omi Village [46][注 100]

上県郡に所在する村で、主人公・境井仁の生家である境井屋形英:Clan Sakai's estate [10])もここにある。
地名等のモデルとなった地域は、長崎県対馬市峰町青海[gm 5](旧・上県郡峰町青海。近世における対馬国上県郡青海村)。

青海湖(おうみこ|英:Omi Lake [46]

青海村の近くにある湖。この湖の畔にあるのが、最初にチュートリアルの場面として登場する試合場(稽古場)である(仮称:青海湖畔の試合場[注 101]。若き日の仁が父のように慕ってきた伯父の志村に剣術と武士の心得について指南してもらっていた想い出の場所であり、生き方を違えてしまった二人が最後の答えを出す場所でもある。始まりの時にも終わりの時にも、なぜかこの試合場は美しい秋の紅葉に包まれており、仁と志村が向かい合う舞台になっている。
試合場(しあいば)
本作の世界には、地面に埋め込む塊状の建材や、地面に突き立てた棒など、何らかの材で円形の区域を作り、その内側で武芸の試合や稽古をする習慣があるらしく、そういった類の施設が各地に点在している。多くは常設されているものであるが、境井仁と保政が闘った赤島沼の中の試合場などは湿地に棒を突き立てただけのもので、必ずしも常設とは限らない。境井仁はこの種の施設を「試合場(しあいば)」と呼んでいるが、「稽古場(けいこば)」と呼ぶ人もいる[136]

小茂田浜(こもだはま|英:Komoda Beach [137]

本作の導入部で展開される「小茂田浜の戦い」の軍場(いくさば)となった海浜。佐須浦(さすうら)にある。
小茂田浜とは、現実世界における元寇の最初の戦いとなった「小茂田浜の戦い」が繰り広げられた「佐須浦(さすうら)」にある小さな浜である。また、小茂田は現在の長崎県対馬市厳原町小茂田[gm 6](旧・下県郡佐須村小茂田、近世における対馬国下県郡佐須郷小茂田村、中世における対馬国佐須郡小茂田)のことで、古戦場跡は「小茂田浜元寇古戦場跡」の名で史跡になっている[gm 7]

小茂田村(こもだのむら|英:Komoda Town [46]

小茂田浜の近くにある村。小茂田浜の戦いで倒れた主人公・仁は、ゆなによって救い出されてこの村に運び込まれていた。鎧とを取り戻した仁は、村を蹂躙する蒙古の兵どもに戦いを挑み、初めて対馬の民を救出する。また、長く乗り回すことになる軍馬を得ている(cf. #馬)。

金田城(かねたのき[7]英:Castle Kaneda [46][注 102]

本作のラストボスである敵将コトゥン・ハーンが居城としている。
日本語版での発音などから、浅茅湾を望む金田城(かなたのき、かねたのき|現代読み:かねだじょう)が、基本的なモデルになっていると考えられる。ただし、史実の金田城が朝鮮式の古代山城であるのに対して、本作の金田城は立派な天守を備えた安土桃山時代城郭建築の様相を呈しており、フィクションの要素が色濃い。所在地も少し異なり、作中の金田城は上島と下島の境目あたりに位置している。なお、鎌倉時代には無かった「天守」という語は、本作では用いられず、単に「本丸」のことを日本の中世考古学用語に則って「主郭」と呼んでいる[138]

日吉(ひよし|英:Hiyoshi [46]

厳原郡にある地域の一つ。
  • 日吉村(ひよしのむら|英:Hiyoshi Village [46]
日吉にある村。石川定信の生まれ故郷。村域には日吉の湯があるほか、湯所の近くには「日吉の稽古台」もある。
日吉村にある大きな温泉で、立派な建物を備える湯宿の充実した温泉郷になっている。商取引できる人々(商人、弓師、罠師)もいる。
日吉の湯が湧く山地にある山の頂上には石川定信が簡素な家と弓道場(名義:石川の道場)を構えつつ隠遁生活を送っており、彼を探そうとすると自然な流れで温泉を見付けることになる。

中山砦(なかやまとりで|英:Fort Nakayama [46]

蒙古の手に落ちている小さな境井仁石川先生の指導の下で兵術も学びながら初の弓戦に臨む。「守之段」の「石川之譚」序盤に登場。

浅藻浦(あざもうら|英:Azamo Bay [46][注 105]

対馬最南端の町。蒙古に占領され、町の半分は火を掛けられて焦土と化している。ゆなの弟たかが囚われており、堅二の荷車に隠れて潜入したとゆながたかを救出する。その後、多くの捕虜が残っている町に仁が再び攻め込み、蒙古勢を一掃することに成功する。
現実世界の長崎県対馬市厳原町浅藻[gm 8]周辺の浅藻浦がモデル。ただし、現在の「浅藻浦」は入り江の地名、近世以前の「浅藻浦」は集落などの陸域も水域も含めた地域名。

紫の冠(むらさきのかんむり|The Violet Crown [10]

伝説の英雄・長尾忠頼にゆかりの地と伝えられており、そこは浅藻の北にあって忠頼公が好んだ紫色の花が咲き乱れているとのことである。

内経ゆかりの地 [注 106]

伝説の英雄・内経にゆかりの地には、青い花(英語版では青い紫陽花)が咲き誇っているという。日吉の山中がその地であり、主人公は花の青を頼りに日吉を探索することになる。手掛かりの一つとして、この地に繋がる日吉の海岸を題材とした浮世絵[注 107]も入手する。

小松の鍛冶場(こまつのかじば|英:Komatsu Forge [46][注 108]

厳原地方の小松こまつ)にある、対馬随一の鍛冶場。「守之段」の一幕「鍛冶場に火を」で舞台となる。
ゆなたかが小松に入った頃にはまだ蒙古の手が伸びてきていなかったが、遅れて境井仁が到着した時には蒙古からの攻撃を受けている最中で、すでに多くの民が殺されたり連れ去られたりしていた。独り戦っていたゆなと合流した仁は蒙古兵を撃退する。襲ってきたのはそれでも斥候を兼ねた部隊でしかなく、近く本隊がやってくることが予想された。しかし、小松から逃げることを提案するゆなに仁は同意せず、優れた鍛冶場と鍛冶職人が揃っているこの地を抵抗戦の拠点にする覚悟を示す。それを聞いたゆなも、逃げながらの戦いをやめることにした。鍛冶場は敵もおいそれとは壊すわけに行かないもの。その利点を活かしつつ、仁とゆなは押し寄せる蒙古の本隊を見事に跳ね除け、拠点を守り抜いて見せる。手段を選ばぬ仁の戦いぶりは、たかを始めとする戦えない者たちの目には怖ろしいものに映ったが、ゆなには、この恐怖の対象を“蒙古を討ち滅ぼすために冥府から蘇った伝説の武者”という怖ろしいながらもすがれるものに言い換える機転があった。ここ小松から、「冥人」の噂が広まり始める。

志村城(しむらのき|英:Castle Shimura [46][注 109]

対馬の北と南(上島と下島)を結ぶ要衝に築かれた城[33]。この城を制した者が対馬を制すといわれている[33]
志村家が先祖代々本拠としてきた城で[140]、地頭・志村の居城。父を亡くなってからというもの、伯父・志村に息子のように世話になってきた境井仁にとっては、勝手知ったる我が庭でもある。一角から滝が流れる、白亜台地に見えるメサ地形の上に壮麗で巨大な城郭が築かれており、紅葉の赤が城周りを彩っている。さすがに、対馬の実在する地形や当時の城郭をモデルにしたものではない。
北に拠点を移したコトゥン・ハーンが新たな居城とした。入城するのには、にした対馬の民に火を点けて焼き殺すことで降伏を迫るという蛮行で城門を開かせている。その際、コトゥンは竜三の手で火を点けさせている。

黄金寺(こがねでら|英:Golden Temple [46][注 110][注 111]

下島の中央部に位置する、厳原地方の有明郡ありあけのこおり)にある大きなで、蒙古が襲来している今は流民の仮住まい(避難所)の役割も果たしている。壮麗な五重塔が建っており、境内は数多くの鴨脚樹に包まれている[58]業者(弓師、刀鍛冶甲冑師)が境内で店を営んでおり、物品の売買や改良、情報の収集、支援物資の受け渡しなど、様々な行動の拠点となる。支援物資を受け取れるのは「贈物の社」と通称されている末社で、百姓の権次郎が仕切っている。境井仁が蒙古から初めて救った民は乳飲み子を抱えた小茂田の百姓男であったが、無事に辿り着いて境内の一角にいるのを確かめられる。
「黄金寺 闇をも照らす日を浴びて 一本の木のただ生え出ずる」は、プレイヤーの任意を交えて境井仁が詠む短歌名義:和歌)の一例[141]

有明の野営(ありあけのやえい)

厳原地方の有明郡にある、流民のための野営。黄金寺の住職である純信が取り仕切っている。

鑓川(やりかわ|英:Yarikawa [46]

精強な兵を抱える旧鑓川家本貫であった地。豊玉地方に属す。本鑓川の跡地(もとやりかわのあとち|英:Ruins of Old Yarikawa [46])にはかつて鑓川城(やりかわのき)があったと思われる。城壁に守られた城下町は今も健在で、鑓川の町英:Yarikawa Stronghold [46]意:鑓川〉)と呼ばれている。本鑓川の跡地の近くにある森の中には「金剛の庭(こんごうのにわ)」がある。
謀反の咎(とが)を受けて取り潰されたとは言え、鑓川は今なお大きな勢力である。旧怨を修めて冥人とともに鑓川の戦いに勝利したのは、槍川の残党のみならず、この地のすべての民であった。鑓川の戦いの後に弓術の指南役で当地に入った石川先生は言う。鑓川の勇猛さはかつて対馬全島の支えであった。彼らが蒙古討伐に立ち上がったのは大きいと。百姓にしても、戦う腕こそ無いが、肝が据わっているとのことである。武勇で音に聞こえた鑓川の気風は敵に回すと厄介であるが、蒙古と戦うには実に頼もしい力となっていった。

赤島(あかしま|英:Akashima [46][注 112]

龍燈鬼立像の写真
龍燈鬼立像
下島と上島をつなぐ狭隘部(きょうあいぶ)を形成する地域。豊玉地方に属する。の生産地。
この地には吾作の伝説が残る。杉寺の僧である法心典雄は身を呈して赤島村あかしまのむら英:Akashima Village [46])の民を蒙古から救おうとしていた。船頭・五郎鎌倉幕府への援軍要請の解文(げぶみ)を託された侍を船に乗せて赤島から出航しようとする。
現実世界の対馬島の下島と上島の間に狭隘部は存在せず、リアス式海岸地形が南北を分割している。赤島のモデルとなっている地域は、対馬島の中東部に位置するリアス式海岸地形の中にある大きな島である。行政区画における対馬市美津島町鴨居瀬赤島[gm 9](旧・下県郡の赤島一帯)。
赤島村にある寺の門前には、大きな灯籠を頭に載せつつ体に巻き付いたの尾を掴んで仁王立ちしている邪鬼の像が建っているが、これは興福寺所蔵の国宝「木造龍燈鬼立像(もくぞう りゅうとうき りゅうぞう)」[142][143]をモデルとしている。この像は慶派正統の奈良仏師康弁運慶の三男)の手で鎌倉時代前期の建保3年(1215年)に造像されたもので[142][143]、つまりは、蒙古襲来の59年前に大和国で生み出された仏教美術史上の傑作である。オリジナルは像高約78センチメートル木彫であるが、本作の像は等身大で、素材は青銅に見える。「浮世草」の「典雄之譚」第1幕「最後の僧兵」のタイトル画に登場している。また、赤島村の路傍には、東南アジアアンコール遺跡ボロブドゥール寺院遺跡群などの回廊壁面に見られるクメール美術による直立した仏像群とマネキン人形を足して二で割ったような女性形の奇妙な仏像群[注 113]が、六地蔵のように祀られている。

大綱(おおつな|英:Otsuna [10]

豊玉地方にある地域。
黒犬が縄張りにしており、蝮の兄弟が根城にしている村が近くにある。したがって、幼いころに彼らの下人にされていたゆなたかにとっては、かつて囚われていた悪夢のような土地である。蒙古が襲来した今では大綱一円が百戸長アルタンの部隊によって占領されてしまっており、黒犬も蝮の兄弟もアルタンの手下になっている。アルタンは蒙古の「恐怖戦略」を最も露骨な形で示す方策を執っており、多くの民を惨殺して縛り首や串刺しにして晒し物にする悪行は、この人非人の鬼畜ぶりの象徴となった。冥人の技からは逃れようがないことを蒙古どもに思い知らしめながら、この土地を解放せねばならない。
大綱のモデルになっているのは、対馬市豊玉町大綱[gm 10](旧・上県郡豊玉町大綱。近世における対馬国上県郡大綱村、中世における対馬国仁位郡大綱)である。

卯麦谷(うむぎだに|英:Umugi Cove [46]

豊玉地方にある小さな野盗ならず者たちの隠れ里になっている。卯麦御前という女が里長(さとおさ)を務めており、彼女が言うには、卯麦谷ではここ何年も争う事は起こっていないとのことである。
地頭・志村鎌倉幕府への援軍要請を出す際に頼った船頭・五郎はここに住む重要人物。そのほかにも幾つかの出来事がここを舞台としているか、もしくは深い関わりをもっている。
卯麦谷のモデルになっているのは、対馬市豊玉町卯麦[gm 11](旧・上県郡豊玉町卯麦。近世における対馬国上県郡卯麦村、中世における対馬国仁位郡卯麦)である。

高野山砦(こうやさんとりで|英:Fort Koyasan [46]

豊玉地方にあるで、蒙古の手に落ちている。蒙古に寝返った竜三菅笠衆が久原(くばら)に敷かれた志村の戦陣(英:Lord Shimura's Camp)を襲撃するとの報せが入り、境井仁は先手を打って討伐に向かう。ところが、情報は蒙古の首領コトゥン・ハーンと仁を話し合わせて仲間に引き入れようと目論む竜三があえて流したものであった。罠に嵌められた仁は捕縛され、そこから大きな悲劇が始まった。助けに来て捕まってしまったたかをコトゥンに殺された仁は、激しい怒りと悲しみのなか、幾人もの菅笠衆に取り囲まれる厳しい戦いを辛くも切り抜ける。そこに駆け付けたゆなは、愛する弟たかの死を報らされ、彼の亡骸に取り縋る。仁とゆなの怒りの矛先は尚も残る菅笠衆と大勢の蒙古兵に向かっていった。菅笠衆はこの戦いでほとんどの構成員を失った。イベント名は「罰」。

櫛寺(くしでら|英:Kushi Temple [46]

上島の中部に位置する櫛郡(くしのこおり)にある大きな寺。「典雄之譚」第4幕「苦難の始め」以降、典雄の物語の舞台の一つとなる。
知恵の詰まった貴重な書物などを寺宝として数多く守り伝えてきた寺であり、それらもろとも寺を焼き払おうとした蒙古に典雄は憤っている。蒙古に抗戦していると聞いていたが、先に駆け付けていた典雄に続いて境井仁が着いた時には、寺は蒙古に抗い切れず、住職以下多くの僧は避難し、本尊は奪われてしまっていた。典雄の言うには、この寺の本尊は「大昔に空から落ちてきた星を彫ったもの」で「島に二つと無い宝」とのことで、つまりは隕石でできているらしい。杉寺の住職・黄明が今際の際に書き遺した法華経の文言は、挫けかけていた櫛寺の僧たちの心にも響き、蒙古を押し返す力になった。抗い続ける櫛寺を蒙古は見せしめにしようと攻勢を掛けてくる。

杉寺(すぎでら|英:Cedar Temple [46][注 114]

上県の北西部にある寺。住職黄明僧兵円浄典雄兄弟や、僧で薬師法心はこの寺の者。

(こと)

上県の中北部にある地域の一つ。ここには樹齢千年を超えるであろう巨大なご神木があり、境井仁は先行するゆなとここで合流する手筈になっていたが、駆け付けた時には村と運命をともにしており、戦火に焼け落ちて基部だけがなおも焼け続けている無残な姿を晒していた[注 115]
地域のモデルになっているのは、対馬市上対馬町琴[gm 12](旧・上県郡上対馬町琴。近世における対馬国上県郡琴村)である。ここには樹齢約1500年という日本最古のイチョウが鎮座しており、「対馬琴のイチョウ」名義で長崎県の天然記念物にも指定されている。

城岳寺(じょうがくじ|英:Jogaku Temple [46]

上県にある大きな寺で、遠くからも見える五重塔本堂を始め、大小様々な堂宇が立ち並ぶ。ゆなと共に戦い、蒙古の手から寺を奪還した境井仁は、上島で最初の戦陣を当地に張った。

上ノ岳砦(かみのだけとりで|英:Fort Kaminodake [46]

上島の佐護郡(さごのこおり)にある大きな砦で、蒙古が陣取っている。「離之段」「後門の狼」で登場。
境井仁は、佐護山(さごやま)の狩人・丈志ら7名の協力を取り付け、拠点を奪還すべく攻め込む。この一戦(上ノ岳砦の戦い)では、途中から鑓川勢や石川先生たち(石川定信安達政子典雄ゆな堅二)と合流することになり、上島で初の多人数による攻略戦が展開される。

泉港(いずみのみなと|英:Port Izumi [46][注 116]

作中では「泉の港」と表記。上県上県郡の北東部にある大きなで、泉港の戦いが繰り広げられる。
現実世界の長崎県対馬市上対馬町泉[gm 13]の港がモデル。泉湾に面する。

篝火台/かがり火台(かがりびだい|英:Lighthouses [144][46]

当時の灯台である「篝火を焚く」が、対馬の航海上の要衝に配置されている。計8基(厳原地方に4基、豊玉地方に1基、上県地方に3基)[144]。大陸との貿易や外交の重要拠点の一つであった対馬には立派な篝火台がいくつもあり、それらを蒙古の手から取り戻して灯を灯すことは外寇に抗おうとする人々の希望に繋がり、蒙古への抵抗の証ともなる。そのため、軍事的要衝としても複数の場面で物語の舞台になる。

温泉(おんせん|英:Hot springs [145][139][注 117]

温泉が各地に点在している(厳原地方に9か所、豊玉地方に6か所、上県地方に3か所)[145][9]。厳原にある「日吉の湯」だけは広大な湯場と立派な湯宿を備えた温泉郷になっているが、ほかは全て知る人ぞ知るといった感じで湯宿も無い「秘湯」である。
稲荷の祠(実例)
稲荷の祠(実例)

神社(じんじゃ|英:Shinto Shrines [146], Shrines [46][注 118][注 119]

神社が各地に点在している(厳原地方に7か所、豊玉地方に6か所、上県地方に3か所)[146][9]

稲荷の祠(いなりのほこら|英:Fox Dens [10][65], Inari shrines [65][46][注 120]

稲荷神が各地に点在している(厳原地方に9か所、豊玉地方に6か所、上県地方に3か所)[65]。フィールド上にいるが導び手となってくれる。英語版では、作品でも攻略法の解説でも、噂を耳にして狐を追っている段階での「狐の巣」が第一の名称になっており、「稲荷の社」は第二の名称という扱いになっているもよう。

稽古台(けいこだい|英:Bamboo Strikes [33][147]

剣術の稽古台として、青竹試し斬りができる設備。各地に点在している(厳原地方に7か所、豊玉地方に6か所、上県地方に3か所)[147]

誉れの石碑(ほまれのせきひ|英:Pillar of Honor [148]

対馬国の初代地頭によって島中に立てられた石碑であり、対馬に平和と秩序をもたらした武士を祀っている。計23基(厳原地方に7か所、豊玉地方に9か所、上県地方に7か所)。
和歌の詠み処[注 121]
本作には、短歌名義:日本語版は和歌、英語版はHaiku[149][注 122])を詠むのに適した場所(英:Haiku Locations)が各地に用意されている。場所を表す名称は特に無く、日本語版の場合はマップ上に「日吉の歌」など「(…地名…)の歌」という形で表示される。計19か所(厳原地方に8か所、豊玉地方に8か所、上県地方に3か所)[149]

墓所(はかどころ)

本作では一貫して「はかどころ(墓所)」という用語が登場する。現代日本の法律(墓埋法)上の定義を念頭に置きながら区別すれば、「墓所(はかどころ、はかしょ、ぼしょ、むしょ)」というのは、墓地ぼち)の中のこれと定められて整備された区域を指す[150]。境井家の墓所は青海村の墓地の一角にある。

出来事[編集]

小茂田浜の戦い(こもだはま の たたかい|英:Battle of Komoda Beach [137][注 123]

本作の冒頭で展開される、蒙古軍と対馬武士団による夜戦。本作でも史実でも小茂田浜で行われている。作中の日本語版の台詞では「小茂田の戦い」とも呼ばれている。地頭志村の指揮の下、絶望的兵力差のなかで果敢に戦った武士団であったが、玉砕するようにして壊滅した。生き残ったのは、蒙古の囚われ人となった志村と、女野盗ゆなに救出された主人公・境井仁の2名のみであった。ゆなを相棒とした境井仁の、蒙古に対する抵抗戦が始まる。
この戦いでは、安達政子の夫・晴信と2人の息子(繁里と繁成)や家人たち、武士団に加勢した菅笠衆の多くも戦死している。「政子之譚」の第5幕「母」では政子と仁が数日後に訪れ、安達家郎党を中心にした多くの戦死者の最期を確かめて回ることになる。名のある主要人物では、志村、境井仁、安達晴信、安達繁里、安達繁成、竜三、および、のちに小次郎の六本刀に与する菅笠衆の5名が参戦していた。
名誉ある戦いを旨とするとその対極にある暴虐非道な蒙古が効果的に対比され、物語がこの二極の対立構造のなかで展開することを、係る元寇初戦の描写で明確に表している。

安達屋形の変(あだちやかた の へん|英:Adachi massacre [10][137]直訳:安達虐殺〉)[注 124]

作中で固有の名称が用いられているわけではない(※歴史用語の慣習に基づく便宜上の名称)。
安達家の戦える男衆が小茂田浜の戦いで蒙古の大軍を相手に死を覚悟した戦いに臨んでいたのと時を同じくして、男衆が出払った屋形英:Clan Adachi's estate [10])で留守居を務めていた女子供を襲った惨殺事件。何者かによる卑劣かつ無慈悲な犯行で、精強な女武芸者安達政子のただ一人を残して皆殺しにされてしまった。年配の政子しか生き残れなかった時点で安達家は滅ぼされたに等しく、斯くして政子は血眼になって下手人を探し回る復讐の鬼と化した。
なお、屋形の窓に人形が引っ掛かっているが、これは当時の一般的な玩具であり、「子供を逃がそうとした」というの推理の根拠になっている。子供の死体は直接表現できないため、物によって暗喩されている。

金田城の戦い(かねたのき の たたかい|英:Battle of Castle Kaneda [137]

地頭・志村金田城の奪還戦。参戦した名のある主要人物としては、境井仁、石川先生たち(石川定信安達政子ゆな)、そして、解放後の志村がいる。また、竜三菅笠衆が蒙古に寝返ったことが判明し、仁は心ならずも竜三との一騎討ち(決闘)を強いられる。

鑓川の乱(やりかわ の らん|英:Yarikawa Rebellion [137]

今から15年前の出来事[48]。武勇に優れた鑓川家が、隆盛を誇った時頼の代に、地頭を務める志村家に対して起こした謀反。敗れた鑓川家は取り潰されたが、今の世にも鑓川武士は一大勢力として残存し、里人からも支持を失っていない。志村家とその一派である境井家への怨讐の念は澱(おり)のように溜まって底が見えない。

鑓川の戦い(やりかわ の たたかい|英:Siege of Yarikawa [137], Defense of Yarikawa [151][注 125]

志村家および境井家への旧怨を水に流して共通の敵である蒙古軍を相手に共闘すべきとの境井仁の申し出を受け容れた旧・鑓川家の残存勢力と鑓川の百姓など里人たちが、境井仁の指揮の下、蒙古の鑓川城下包囲部隊(テムゲの部隊)に対して起こした抵抗戦。この戦の最中、蒙古の百戸長テムゲを屠った仁は、対馬の人々が希求して止まない"冥人"へと覚醒する(ゲームシステム上は、プレイヤーキャラクター境井仁が『冥人の型』を習得する。演出面では黒澤映画へのオマージュが前面に押し出されている)。百戸長を務めるテムゲが境井仁の前に敗れ去ったことの蒙古にもたらす影響は大きく、兵士の口から「冥人(英:The Ghost)」の名(当該のシーンではモンゴル語の台詞であり、日本語では『』、英語では "Ghost" と訳されている)が怖れを伴って漏れ聞こえるようになる。名のある主要人物では、境井仁、鑓川勢(鑓川氏政大黒)、ゆなたかが参戦。

志村城の戦い(しむらのき の たたかい|英:Siege of Castle Shimura [137][注 109]

志村城の奪還戦。地頭・志村の指揮の下、鑓川勢石川先生たちも加勢するなかで行われた。この戦いの最中、冥人こと境井仁は蒙古兵を大量に毒殺しており、戦後、武士にあるまじき所業を咎(とがとして志村に投獄されている(直後に脱走し、蒙古を追う)。参戦した名のある主要人物としては、志村、境井仁、男鹿定宗、鑓川勢、石川先生たち(石川定信安達政子典雄ゆな堅二)がいる。

泉港の戦い(いずみのみなと の たたかい|英:Battle of Port Izumi [137][注 116]

泉港で繰り広げられる。

開発[編集]

対馬国が元軍に侵略され、わずか80騎の武士団が対抗した史実を基に、サムライをテーマにした作品が製作したかったこと、この時代に焦点を当てた作品が珍しく競合が少ないことから開発がすすめられた[152]。史実を基にしているが登場人物や詳細な物語はフィクションであり、そこに伝承や後世語り継がれている当時の出来事を紐づけて時代背景を描いている[152]。例としてオープンマップとして使用された当時の対馬国も、そのまま使用するとひたすら森と山の中になってしまい、忠実性よりもゲームとして遊べるものにするため草原など歩ける部分を増やしている[152]

目的地までの視覚的なガイダンスとして「風」を使用。これは「嵐が元軍を襲って大きな打撃を与えたという」という伝承をモチーフにし、さらに黒澤映画の時代劇で風が効果的に使われているところに着想を得ている[152]。またカメラワークや演出法などは黒澤映画を参考にしており、黒澤明への敬意をこめて“Kurosawa Mode(黒澤モード)”が搭載されている[153]。Kurosawa Modeはモノクロ基調になるほか、フィルム粒子表現などを取り入れ、1950年から60年代の黒澤演出を再現したものとなっている[154]

ディレクターのネイト・フォックスは日本刀の切れ味による威力を表現するため、敵の体力ではなく攻撃頻度による難易度の変化づけを取り入れたとPS.Blogの中で述べている[5]。 また、同社の『INFAMOUS』のように主人公の生き方によって進む道が異なるシステムは取り入れられていない[5]

音楽[編集]

事故死などフィールド上での死亡判定の効果音は、死に纏わる悲哀を感じさせる琵琶の爪弾きである。

アップデート[編集]

2020年7月28日配信[157]。最高難易度モード「万死(ばんし|英:level Lethal)」が追加された[157]。アクションが苦手な人向けの補助機能「戦闘負荷の軽減英:Lower Intensity Combat)」も追加された[156][157]
  • 無料アップデートVer.1.06 [158]
2020年8月5日配信。「旅人の装束」の機能が向上する。ほか。
  • 無料大型アップデートVer.1.1 [159]
2020年10月5日告知。同年10月17日配信。オンライン協力型マルチプレイモード「Legends/冥人奇譚」が実装される。

年表[編集]

  • 2020年
    • 7月 - 英語圏ポリコレ勢力による、「日本の文化を侮辱する、欧米人による問題作」であり、「文化の盗用である」との本作への批判の声が高まる。
    • 7月15日 - Kotakuが、日本国内では批判的意見ではなくむしろ高い評価ばかりが目立つという事実を英語圏で報道し、ポリコレ騒動に一石を投じる[162][163][注 126]
    • 7月17日 - ゲームソフト『Ghost of Tsushima』の発売
    • 7月28日 - アップデートVer.1.05の配信[156][157]。最高難易度モード「万死」のほか、アクションが苦手な人向けの補助機能「戦闘負荷の軽減」も追加された[156][157]
    • 8月5日 - 無料アップデートVer.1.06の配信[158]。「旅人の装束」の機能が向上する[158]。ほか。
    • 8月11日 - 英語圏のウェブサイト "ART STATION MAGAZINE" にて、設定画やコンセプトアートなどを多数公開[164][165]
    • 10月17日 - 無料大型アップデートVer.1.1の配信。オンライン協力型マルチプレイモード「Legends/冥人奇譚」が実装される[159]

評価[編集]

評価
集計結果
媒体結果
Metacritic83/100 [166]
レビュー結果
媒体結果
デストラクトイド9.5/10 [167]
ゲーム・インフォーマー9.5/10 [168]
Game Revolution4/5stars [169]
GameSpot7/10 [170]
GamesRadar+4.5/5stars [171]
IGN9/10 [172]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 史実について、火器を用いるなど鎌倉武士にとって未知の戦術に苦しめられたと解説されることも多いが、実用性は疑わしく、また、戦術が未知であったのは蒙古側も同様で、連携の執れた重装騎兵集団が密集してチャージ(突撃)する鎌倉武士の戦術は蒙古軍にとって未知であり、脅威であった。また、合理的な集団戦術を執る蒙古兵に対して鎌倉武士が古臭い一騎討ちを挑んで負かされたというのは、八幡神利益を強調したい神社方による作り話である。
  2. ^ アートワーク:ArtBlast lxG8OG
  3. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (12 August 2020). "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■メインタイトルの表示シーン (1)
    @tsushima_mania. "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■メインタイトルの表示シーン (2)
  4. ^ アートワーク:ArtBlast 28BbYg
  5. ^ アートワーク:ArtBlast Vg29an
  6. ^ アートワーク:ArtBlast 8eByZm
  7. ^ 画像検索キーワード[ Daisuke Tsuji ]
  8. ^ アートワーク:パッケージ画 ArtBlast OovNwv / 壊れた鎧 ArtBlast oAJRZq / ArtBlast J9rVEm / 旅人の装束 ArtBlast R3KV6A / ArtBlast q90b9n / 剣聖の装束 ArtBlast 18NrDo / 冥人の鎧 ArtBlast d8yo4x / 冥人 ArtBlast 48NPL2 / ArtBlast 3dEkN2 / ArtBlast XnJ2ma / 冥人の隠れ家 ArtBlast Oovz3b / ArtBlast v2b3z6 / 境井家の鎧と吾作の鎧 ArtBlast AqZRWm / 境井家の鎧 ArtBlast XnJNww / ArtBlast xJ3ygR / 境井家の面頬 ArtBlast 3dE4e2 / 境井家の面頬ほか ArtBlast w6r3eX / 忠頼の装束 ArtBlast w6r3wZ / ArtBlast v2b0y6 / 牢人 ArtBlast ELzmm8 / ArtBlast WKXJlN / 少年時代 ArtBlast Vg2VKZ / ArtBlast 8eBaDG / ArtBlast 0naZPE / ArtBlast xJ3vOY / ArtBlast 48NvW8
  9. ^ a b c アートワーク:刀 ArtBlast Kr3Vox
  10. ^ アートワーク:志村 ArtBlast Uncle Shimura / 鎧姿 ArtBlast J9rg9n / 頭部 ArtBlast q9JvJe / 志村殿と仁 ArtBlast bKgxbm
  11. ^ アートワーク:ゆな ArtBlast lxGqPa / ArtBlast GavgG1 / 仁とゆな ArtBlast Yuna-face / 小茂田からの脱出 ArtBlast 3dE4Qg
  12. ^ 刀は作中の画面を見て追加した。短刀には見えない得物を使っている。「小刀」はエンディング後のシーンで台詞がある。
  13. ^ テムゲの部隊に包囲されようとしている鑓川城下へ戻る際、「逃げ出したのは鑓川の乱より前」と話している。乱は15年前に起きているので、現在のたかの年齢は15+6より上ということになる。
  14. ^ アートワーク:たか ArtBlast WKXVyv
  15. ^ 前哨戦のほうでは、「戦の経験が無いたかが危ない目に遭わないよう見守ってやって」と前もって頼んでいたのに、戦のさなか、仁がちゃんと見てくれていなかったと、戦闘終了後にゆなが怒っている。
  16. ^ アートワーク:石川先生 ArtBlast 5XWG3P / ArtBlast 0nl6We
  17. ^ ただし、石川がいない幾つかの場面で「先生が加勢してくださっておれば」と、盛んに残念がっている。
  18. ^ 最も顕著な例は、「石川之譚」の4「弓と道と」において、蒙古の部隊を叩く目的で生まれ故郷の日吉村を住民の命もろとも釣り餌にしようと本気で考えていたところ。その策の冷酷さを仁に指摘されるとすぐさま撤回しているので、大局観をもって止むを得ず発案したのではなく、「戦略上有意義だから」程度の理由(『その価値はあるであろう!』と強く主張している)で発案していることが分かる。
  19. ^ アートワーク:政子 ArtBlast 0nlW9w / ArtBlast 481dbl / ArtBlast Masako-face / 曽元を追う ArtBlast D5LKke / 息子たちとの悲しい再会 ArtBlast Vg29GN / 仁と政子殿 ArtBlast 3dE4ro / 菊池屋形の戦い ArtBlast xJ3xdO / 同左 ArtBlast nYJbJo
  20. ^ 政子之譚」の第5幕「母」では、イベントとして発生する一騎討ちの場面で、それより一足早く斬り込んでいた政子殿が先頭にいた敵兵1人を既に倒してしまい、さっさと画面の外へ出て行くため、敵の2人目が一騎討ちの相手に変わってしまう。
  21. ^ 確認できる場面:「政子之譚」終幕「姉妹」にて、仁が「なぜ妹のあなたが武家に嫁ぐことになられた?」と政子に尋ねている言及している。
  22. ^ アートワーク:竜三 ArtBlast Ryuzo / ArtBlast yk42W8 / 仁×竜三 ArtBlast ELzmXq
  23. ^ 視界を確保するために編み目を前方だけ崩してある。竜三の物語の後半になると、大きな斬撃痕が入っている。
  24. ^ 実際には、当時は「降伏」という概念が無く、仲間になるか滅ぼされるかという捉え方であった[32]
  25. ^ a b アートワーク:大綱の縛り首の木 ArtBlast 18NYnG
  26. ^ アートワーク:堅二 ArtBlast 68Loyw / ArtBlast J9rg00
  27. ^ 造り酒屋(酒を醸造して卸す店)であると違い、小売のみで卸売はしていないもよう。
  28. ^ 背負梯子(せおいばしご)とは、荷物を背負う時に用いる運搬用具。背負子(しょいこ)、背負板(しょいた)等々、数多くの別名がある。
  29. ^ a b c アートワーク:蒙古の兵器 ArtBlast rAly8m
  30. ^ アートワーク:典雄 ArtBlast oAJY5O / ArtBlast Po6gg4 / ArtBlast Norio-face
  31. ^ 参考:中科巨都雄( - こつお。平安時代の公家)、紀長谷雄( - はせお。同左)、伊伎月雄( - つきお。同左)、滋野貞雄( - さだお。同左)、伴勝雄( - かつお。同左)、伴須賀雄( - すがお。同左)、伴春雄( - はるお。同左)、源義雄( - よしかつ。平安時代の武家)、小笠原長雄( - ながかつ。戦国時代の武家)、明石行雄( - ゆきかつ。同左)、粟屋景雄( - かげかつ。同左)、香川勝雄( - かつたか。同左)、布施公雄( - きみお。同左)、壬生綱雄( - つなたけ。同左)、織田信雄( - のぶかつ。安土桃山時代の武家)、島津久雄( - ひさたか。江戸時代の武家)、大石良雄( - よしお/よしたか。同左)、瀬名貞雄( - さだお。同左)、南部利雄( - としかつ。同左)。
  32. ^ アートワーク:百合 ArtBlast GavGlB
  33. ^ a b 「冥人の型」覚醒直後の主人公の台詞「ひとりとして蒙古を生きて返すな!」などは、モンゴル勢の意味にもモンゴル兵の意味にもなっている。
  34. ^ アートワーク:隊長 ArtBlast 18Nrz2 / 盾兵1 ArtBlast 0nlkxY / 盾兵2 ArtBlast 68Lol6 / 盾兵3 ArtBlast lxGbme / 剛兵1 ArtBlast rAlykO / 剛兵3,2,弓兵3 ArtBlast 18NrvL / 弓兵 ArtBlast mDAm9v / 火器兵(てつはう兵)ArtBlast ZGlVn1
  35. ^ 英語版での発音の日本語音写は「コトゥーン・カーン」
  36. ^ アートワーク:コトゥン・ハーン ArtBlast 68Lo45 / ArtBlast ZGlDmR / ArtBlast aY0938 / 大刀 ArtBlast J9rgGn
  37. ^ 英語版(原語版)では普通名詞の「平和」ではなく「偉大なる世界平和」になっている。この点が重要であり、日本語版では意味が伝わりきらない。史実として確かに実現させてはいる「パクス・モンゴリカ」を念頭にこの台詞の論旨を紐解けば、次のような主張である。「偉大なるモンゴルによる世界平和(パクス・モンゴリカ)を実現するため、目下の小事を成し遂げることが私に与えられた役割であるが、それを阻む者は皆殺す。」
  38. ^ モデルになった地域は、対馬市上対馬町河内[gm 1](旧・上県郡上対馬町河内、近世における対馬国上県郡河内村)。
  39. ^ モデルになった地域は、対馬市上県町佐護[gm 2](旧・上県郡上県町佐護、近世における対馬国上県郡佐護村)。
  40. ^ アートワーク:若い女武芸者(巴と楓を含む)ArtBlast 9m8PBa / 巴 ArtBlast zOxwLw
  41. ^ 巴と一緒にいる時の仁は軽口を連発している。物の怪のようだと噂されている冥人と違って「(仁は)男前だから人に決まっている」と褒めそやす巴に、まんざらでもない仁は、「うまく化けられたようだ」と軽妙な冗談で返している。また、それぞれの馬で石川のもとへ向かう道中、「吹雪が激しくなってきたから離れないように」と注意する巴に対し、「それならば俺の後ろに乗ってはどうだ」と誘ったにもかかわらず、軽くいなされてしまい、「気にするな!急げ!」と取り繕う仁がいた。
  42. ^ ここでの「下男(げなん)」は、本作で数多く登場する「下人(げにん。家内隷属民)」の立場にある男性のことではなく、「召使の男」「雑用をする男」、もしくは「身分の低い男」のこと。実際にはこの時代の語ではなく、もう少し後の時代に生まれてくる語で、さらにのちの「年季奉公をする男」の意味とも違う。
  43. ^ 作中では「秋の初め」「蒙古の噂が流れ始めた頃」としか言っていないが、この物語の始まりに当たる蒙古襲来は「今年」の「二夏」すなわち「旧暦の5月頃」の出来事であるから、「秋の初め」は今年のことではあり得ない。
  44. ^ 花・政子姉妹の実家のことであるが、その名は作中に登場しない。
  45. ^ モンゴルお得意の「恐怖戦略」のためのプロパガンダと後世の脚色の要素が多分に含まれるものの、モンゴル軍が殺した敵の生首を晒し物にしたというのは史料にいくつも見られる記述である。激しく抵抗したホラズムの都市オトラルは、都市城塞を跡形も無く破壊され、市民はブハラ包囲戦に使う「人間の盾」を確保したのち、残りは皆殺しにされているが、落とした首を成年男性・成年女性・子供に分けて山と積み上げたという怖ろしい話も、噂を流布するために実際には小規模であったとしても恐怖戦略の一環で本当にやりかねない。
  46. ^ a b アートワーク:長者 ArtBlast g2R4ne
  47. ^ アートワーク:ArtBlast OovVBy
  48. ^ アートワーク:ArtBlast nYJe2X / ArtBlast rAl5ZG
  49. ^ アートワーク:ArtBlast 8eBn5q / ArtBlast d8yxgA
  50. ^ アートワーク:ArtBlast 3dE4JD
  51. ^ アートワーク:ArtBlast Kr3VBG / ArtBlast bKg3aE
  52. ^ 単純計算では、1274(文永の役発生年)- 250 = 1024治安4年)= 平安時代前期後半。
  53. ^ アートワーク:矢形村 ArtBlast QrKkWd / ArtBlast 8eByvO
  54. ^ アートワーク:ArtBlast ZGlVVm
  55. ^ 英語圏と日本語圏のマスメディアの記事では「」のコンセプトアートであるとしているものもあるが、ファイル名は "kaede" であるし、オフィシャルは境井仁と楓の勝負のシーンと関連付けて発表しており、細部を見ても明らかに楓を描いている。
  56. ^ アートワーク:ArtBlast 3dEmwm
  57. ^ 一騎討ちの時には「天狗」名義になっているが、探索中の仁に対して何度も警告を発してくる時は名義が「僧」になっている。ただし、天狗と僧は繋がらないので、本項では「僧」を天狗と切っても切れない関係にある「修験者」に書き換えている。一騎討ちシーンは取り巻く現象が超常的であり、天狗は妖怪と思えるが、警告してくるシーンでは「僧」扱いで、仁も「天狗のを被っている」との発言をしている。一騎討ちのムービーでの天狗も明らかに面を被っており、人間の後頭部が見えている。しかし、人間なら残るはずの倒した後の死体が見当たらない。
  58. ^ アートワーク:ArtBlast lxGOqe
  59. ^ アートワーク:ArtBlast 18NYEo
  60. ^ 役小角鬼一法眼のような姿。
  61. ^ a b エヌの世界 [@tsushima_mania] (8 August 2020). "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■金剛の庭(全景)
    @tsushima_mania. "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■同左(観音菩薩像)
    @tsushima_mania. "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■同左(四面仏像)
  62. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (8 August 2020). "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■青海寺の洞
  63. ^ アートワーク:ArtBlast w6r3gO / ArtBlast L34v45
  64. ^ a b アートワーク:安達晴信 ArtBlast NxqVvq / 鎧 ArtBlast d8yGqX / 顔 ArtBlast Adachi-face
  65. ^ 最初に会った時と同じ大紋直垂のままで武装している様子は無い(冥人の覚醒シーンではすぐ近くにいる)。
  66. ^ a b アートワーク:志村党の精鋭 ArtBlast 9m8gWy
  67. ^ 作中では「おんなしゅう」と呼んでいるが、それではここでの「女衆」とは異なる意味になってしまう。
  68. ^ 発音も文字も Buntaではなく Banta。
  69. ^ 英語版・日本語版ともに「少年 (boy)」ということになっているが、いざ助けてみると、中年か老け顔の青年にしか見えない。※本作には、おくるみにくるまれた赤ちゃんを例外として、子供の姿が全く描かれていない。
  70. ^ 五明は野党の頭(かしら)を「五郎八」だと言っているが、戦闘中に聞こえる五郎八の台詞には「菅笠衆」の台詞である旨の字幕が表示される。菅笠衆が悪に堕ちたのは最近のことなので、それでは「何年も仕えてきた」という五明の言と矛盾する。このような事情があり、本項では、五明の言を重視して「菅笠衆は最近になって与した」「菅笠衆は五郎八ではない」と解釈して記述した。ただ、作中で描写されていないだけで「菅笠衆の中には何年も前に離脱した造反者がいる」という設定が裏にあるなら、五明の言と矛盾しない。
  71. ^ アートワーク:様々な業者 ArtBlast L34VqA / 黒染屋 ArtBlast xJ3baX
  72. ^ 弓師の紋所[58]は「丸に矢尻付き違い矢紋(まるにやじりつきちがいやもん)」。
  73. ^ コントローラーが振動する。
  74. ^ a b 形と大きさから見て、種類はセミクジラ
  75. ^ アートワーク:ArtBlast R3KVly
  76. ^ 画像検索用キーワード[ Mongolian Bankhar ]
  77. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "コウライウグイス?" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■黄金色の導き鳥
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  79. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "お辞儀" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■稲荷の祠を参拝
  80. ^ ただし、この記述と係る出典は現代の対馬島に限った解説であり、元寇の時代の対馬島がどうであったとは別の話である。これを反証する狐についての資料は見当たらず、そうであるからと言って当時も現代と同様であったとは言えない。例えば、日本列島系のツシマジカも古くから対馬島に棲息している。
  81. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "待て~。" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■熊
  82. ^ アートワーク:ArtBlast d8yxa3 / ArtBlast AqZKQq
  83. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "河内村の鯨" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■捕鯨
  84. ^ 連岩神社に参拝すると大量発生する。フィールド上の水田にもいる可能性がある。
  85. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (6 August 2020). "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■連岩神社の蛙像
  86. ^ アイテムとして登場する。秋には虫の音も聞こえる。
  87. ^ アートワーク:ArtBlast kDN1ln
  88. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "草原を駆ける" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■薄原を駆ける
  89. ^ 本項での漢字表記は、江戸時代になってからの用字である「銀杏」ではなく、代以降に中国より伝えられた「鴨脚樹」を用いる[76]。ただし、史実としては、そもそも「いちょう」という名称は「鴨脚」の中国語音が江戸時代の日本語転訛した形で入ったものであって、鎌倉時代には存在しなかった[76]
  90. ^ アートワーク:ArtBlast LQ5Rr / & ArtBlast J9rzPR
  91. ^ 槍持ち(ランク1)の得物は、竹槍
  92. ^ アートワーク:民 ArtBlast XnJVwD / 小作人 ArtBlast xJ341E / 村の男(長者)ArtBlast g2R4ne / 村の女 ArtBlast AqZWLz / 前垂れをしている村の女 ArtBlast AqoJQo / 裳袴を履いている村の女 ArtBlast ELYxYA
  93. ^ アートワーク:戦争捕虜 ArtBlast NxqYG5 / ArtBlast rAl1Q5
  94. ^ 海風とは、海陸風の一種で、昼間に海から陸に向って吹く風のこと[106]。現代読みは「かいふう」と「うみかぜ」であるが、当時の読みを尊重する本作の作風に合わせて、古形の「うなかぜ」を表記した。
  95. ^ 頭防具や面頬を着用したままで神社仏閣に参っているのは甚だ礼儀に反するが、ゲームシステムの都合上、どうしようもない。それを言いだしなら、そもそも主人公は土足で所かまわず乗り込んでいる。
  96. ^ 検索キーワード[ "ghost of" fundoshi ][ ゴーストオブツシマ ふんどし侍 ]
  97. ^ アートワーク:武家当主の武者姿 ArtBlast v2b5Ov / 武家郎党の武者姿 ArtBlast mDALev / 志村党精鋭の武者姿 ArtBlast 9m8gWy
  98. ^ 確認できる場面:「政子之譚」終幕「姉妹」にて、仁が「菊池家も小茂田で滅んでおります」と言及している。戦える者が全滅したからといってそのまま家名が断絶するとは限らないが、それに続く政子の話では、が屋敷を乗っ取ってしまっているので、留守居の者も全員殺されたか追い出されたかしていると思われる。
  99. ^ ただし、音でも文字でも「の」を欠いている箇所があり、統一されていない。例えば「青海の村(おうみのむら)」「青海村(おうみのむら)」「青海村(おうみむら)」は全て作中に登場する。
  100. ^ アートワーク:ArtBlast q9Jw4e
  101. ^ アートワーク:ArtBlast 9m828Q
  102. ^ アートワーク:ArtBlast mDALXe / ArtBlast 8eBa4R / ArtBlast XnJ91L
  103. ^ アートワーク:ArtBlast oAJYwk / ArtBlast XnJVZw / ArtBlast d8yDwA / ArtBlast GavGnd
  104. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (8 August 2020). "(無題)" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■日吉の湯に天蓋ふんどし
  105. ^ アートワーク:ArtBlast 28Bb8y / ArtBlast q9JR9z
  106. ^ アートワーク:ArtBlast kDN1a2
  107. ^ この絵は確かに浮世絵であるが、史実では、大和絵から発展するかたちで江戸時代初期になって成立する絵画分野である。
  108. ^ アートワーク:ArtBlast ELzKwe / ArtBlast J9rzDa / ArtBlast WKX9PD
  109. ^ a b アートワーク:ArtBlast nYJbDK / ArtBlast J9rzZR
  110. ^ アートワーク:ArtBlast Po6kX4 / ArtBlast 9m82EQ / ArtBlast 48NeXY
  111. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "黄金寺。" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■黄金寺の仁王像
  112. ^ アートワーク:ArtBlast LQ5Rr / ArtBlast Po6kE8 / ArtBlast 9m825R / ArtBlast oAJP6k / ArtBlast J9rzPR
  113. ^ 首から上は仏陀の造形でありながら、胴体は艶めかしい女体をかたどっている。
  114. ^ アートワーク:ArtBlast J1ond
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  120. ^ アートワーク:ArtBlast B1kQ1z
  121. ^ エヌの世界 [@tsushima_mania] (30 July 2020). "思うこと・・・。" (ツイート). Twitterより2020年10月7日閲覧■和歌の詠み処
  122. ^ 作品に関係なく詩歌として正しくは、短歌和歌)が詠まれている。作中での名義は、英語版が "haiku(俳句)"、日本語版は「和歌」になっているので、作品の解説としては間違ったことを言っているわけではない。しかしそもそも、短歌は和歌であるが、俳句は和歌ではない。
  123. ^ アートワーク:ArtBlast bKgxyn / ArtBlast R3KVvv / ArtBlast w6r3mg / ArtBlast QrKVJl
  124. ^ アートワーク:安達屋形 ArtBlast QrKkRE
  125. ^ 前者は攻め方視点の名称(鑓川の包囲戦)、後者は守り方視点の名称(鑓川の防衛戦)。
  126. ^ それでも、ポリコレを叫ぶ者のなかの強硬な者の反応は、「日本人は当事者にもかかわらず問題に気付いていない」、「この問題が理解できない日本人は人種差別主義者である」などというものである。
Googleマップ
  1. ^ 上対馬町河内(地図 - Google マップ
  2. ^ 上県町佐護(地図 - Google マップ
  3. ^ 対馬市厳原(地図 - Google マップ
  4. ^ 対馬市豊玉町(地図 - Google マップ)、豊玉町鑓川(地図 - Google マップ)、豊玉町卯麦(地図 - Google マップ)、ほか
  5. ^ 対馬市峰町青海(地図 - Google マップ
  6. ^ 厳原町小茂田(地図 - Google マップ
  7. ^ 元寇の古戦場 小茂田(地図 - Google マップ
  8. ^ 厳原町浅藻(地図 - Google マップ
  9. ^ 鴨居瀬赤島(地図 - Google マップ
  10. ^ 豊玉町大綱(地図 - Google マップ
  11. ^ 豊玉町卯麦(地図 - Google マップ
  12. ^ 上対馬町琴(地図 - Google マップ
  13. ^ 上対馬町泉(地図 - Google マップ

出典[編集]

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参考文献[編集]

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ISBN 4-309-02264-2ISBN 978-4-309-02264-2NCID BB1534570XOCLC 871234034国立国会図書館書誌ID:025245271
ISBN 4-00-320601-0ISBN 978-4-00-320601-0NCID BN01799270OCLC 834482379

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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