本貫

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本貫(ほんがん、ほんかん)は、古代東アジアにおいて戸籍の編成(貫籍)が、それにもとづき行われた土地をいう。転じて、氏族集団の発祥の地を指すようになった。

日本には律令制下の戸籍制度とともにこの概念が導入された。中世以降、武家名字(苗字)の由来となった土地(名字の地, 一所懸命の土地)を「本貫」、「本貫地」(ほんがんち)と呼ぶようになった。

中国簡体字籍贯繁体字籍貫(読み方はどちらも『ジーグアン』))・朝鮮半島朝鮮語: 본관(ポングワン))では、本貫は、個人の戸籍の所在地の意味を離れ、氏族集団(宗族)の始祖の発祥地として使用された。とくに大韓民国では現在も家族制度上大きな意味を持つ。

日本の本貫[編集]

律令制での本貫[編集]

日本では大宝律令制定とともに本貫制が導入された。人々は本貫地の戸籍計帳に載せられて勝手に本貫地を離れることは浮浪として禁じられていた。逃走のは3年、戸口は6年が経過すると戸籍・計帳から除かれて絶貫(本貫を持たない者)となった。その後、逃走者が発見された場合には逃亡先の戸籍に編入させられる「当所編附」、あるいは元の本貫地への強制送還させられる「本貫還附」の措置が取られた(ただし、陸奥国出羽国の本貫者については「本貫還附」が決められていた)。また、養老4年(720年)以後は逃走者の自主的帰還(「走還」)をうながすために走還した者の課役を1年間免除する措置を取った。また、大学寮の学生が退学した場合は本貫に通告すること(学令)、徴発された労役者が帰還前に死亡した場合には本貫に通告すること(賦役令)、本主が死亡した帳内資人は本貫に送還すること(選叙令)、病気になって倒れた防人は本貫に送還すること(軍防令)などの規定が存在した。

鎌倉時代以降の本貫[編集]

平安時代末期以降、などの同姓同士が繁栄したため、鎌倉時代以降互いを区別する場合に姓ではなく、次第に各々が「一所懸命」に守る所領地の地名()を仮名(名字・苗字)とするようになり、名字を冠することは、所領の相続権を意味するようになった。これにともない名字の発祥地である「一所懸命」の地は「本貫」、「本貫の地」と呼ばれ、本貫地に祀られている神が「産土神(うぶすながみ)」と呼ばれたため、本貫と書いて(うぶすな)と訓み、次第に「氏神(うじがみ)」と同意語となり、混合されて神聖視されるようになった。

主な本貫地一覧[編集]

括弧内に掲出したものは何世紀もの統廃合を経た現在の遺称地であり、当時示した範囲と完全に一致することは稀である。

陸奥国
出羽国
上野国
下野国
常陸国
上総国
下総国
武蔵国
相模国
安房国
伊豆国
甲斐国
信濃国
飛騨国
駿河国
遠江国
三河国
尾張国
越前国
越中国
越後国
美濃国
伊勢国
近江国
山城国
大和国
摂津国
河内国
丹波国
但馬国
播磨国
隠岐国
  • 隠岐氏:隠岐国(国名による)
出雲国
伯耆国
安芸国
阿波国
讃岐国
筑前国
筑後国
豊前国
肥前国
肥後国
日向国
薩摩国

中国の本貫[編集]

本来は戸籍が置かれた場所を示し、士大夫階級にとっての本拠地であり、ほぼ出身地を示していた。動乱を経た西晋以降、本貫はその人物の出身地とは乖離して始祖の出自を示す系譜上の意味となり、貴族制社会において同一氏族集団に属することを示した。

華僑華人の間では中国における祖先の出身地を示すものとして本貫の語が用いられる(本籍・原籍とも)。

朝鮮半島の本貫[編集]

本貫
各種表記
ハングル 본관
漢字 本貫
発音 ポングァン
ラテン文字転写: bon-gwan
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朝鮮半島における本貫(ほんかん)は、発祥を同じくする同一父系氏族集団(宗族門中)の発祥地、あるいは宗族そのものをあらわす概念である。

朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代以降、家族制度の重要な要素として社会的・法的な位置を占めた。現在も大韓民国ではとともに「本貫」に法的な規定がある。略して「」(ポン)ともいい、他に「貫郷」(クァンヒャン)などの呼び方がある。

概要[編集]

朝鮮のは約250であり、五大姓と呼ばれるなどの一部の姓に人口が集中しているため、「本貫と姓」の組み合わせによって一つの宗族が弁別される。

たとえば金姓の場合、金海伽耶(駕洛国)王族系と新羅王族系など起源の異なる宗族がある。本貫は同姓の中で異なる宗族集団を区別するための有効な手段であった。金海を本貫とする伽耶王族系の金氏の宗族集団を金海金氏という。同様に、新羅王族系の金氏を代表する慶州金氏の本貫は慶州である。

大きな姓は複数の本貫で分かれており、最大の金姓には285の本貫(宗族集団)が含まれている[1]。逆に、中小規模の姓には単一の本貫で構成されるものもある。

なお、各氏族の持つ由緒によっては、姓や本貫を異にしていても同一の宗族と見なされる場合もわずかだがあり[2]、逆に本貫より小さなグループ(派)によって宗族集団を区別する例もある(後述の金海金氏など)。

韓洪九によると、朝鮮の姓氏の数えて約40パーセントから50パーセントの姓氏帰化人の姓氏である[3]。同じく金光林によると、朝鮮の姓氏の半分は外国人起源であり、大半は中国人に起源に持つ[4]

岸本美緒宮嶋博史によると、朝鮮の一族には、中国から帰化した帰化族が相当存在しており、代表的なものでは慶州偰氏延安李氏南陽洪氏海州呉氏安東張氏豊川任氏咸従魚氏居昌愼氏原州邊氏などであり、なかでも延安李氏南陽洪氏豊川任氏は、李氏朝鮮時代屈指の名家であり、これらの帰化族の朝鮮への移民時期は、伝承的な性格の場合と、移民時期・移民者が明確な場合とに分類でき、特に元代、なかでも元代から支配されていた時代に移民しているが、しかし李氏朝鮮時代には見られなくなり、高麗時代までは移民を容易に受け入れていた極めて弛緩した社会であったという[5]

沿革[編集]

宗族を示す「本貫」の制度は、高麗時代に郡県制の下で地方の有力豪族たちの間で行われるようになった。朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代には族譜の整備が進むとともに社会的な家族制度の構成要素として重視されるようになり、同姓同本(姓と本貫が同一)の男女の通婚は認められなくなった(同姓同本不婚)。

血統としての本貫は、李氏朝鮮後期から末期にかけて族譜の売買が行なわれたことで混乱してしまった。

日本による統治下、家族制度については「旧慣」を残しており、朝鮮戸籍令に基づく戸籍に「本貫」が記載され、朝鮮民事令で同姓同本の結婚が法的に認められなかった。これらの法的な規定は、大韓民国の戸籍や民法にも継承された。

韓国では、法的に同姓同本の結婚を禁止する民法第809条第1項英語版の規定は、1997年憲法裁判所で違憲と判断された。この判決後、同姓同本の事実婚の夫婦が表に出、法律上の夫婦の便宜を受けることができるようになった[6]

朝鮮民主主義人民共和国では、宗族制度とともに本貫は廃止されている。

本貫の編成[編集]

本貫(本貫地)は、氏族の始祖やその子孫(中興の祖中始祖と呼ぶ場合もある)が住み着いた土地や封じられた場所である。宗族の中では始祖から何代目と数えることが多い。

本貫(宗族集団)の中には、複数の始祖を持つものも存在する。始祖の違いや中始祖が異なる場合○○流と流派をつけて区別する。また同本貫でも明らかに異なる場合は別本貫として扱ったり本貫を変えるケースがある。たとえば、金海金氏の場合、金官伽耶王族を祖とする本貫と、沙也可などを祖とする賜姓金海金氏、新羅王族の末裔を称して金海を本貫にした金氏(後に金寧金氏と改称した)が存在した。また、安東金氏にも新羅王族の末裔を称する金氏(旧安東金氏)と高麗建国の功臣を祖とする新安東金氏がある。同じ本貫の場合、名前を付ける場合に行列字などを用いて、同じ代同士は同じ漢字を使って命名するケースも多い。

本貫や族譜には、朝鮮王朝時代の両班が自らの家系の正統性や優秀性を証明する目的があった。それゆえ、韓国における本貫の始祖として求められるのは、新羅王族系、伽耶王族系(中始祖が統一新羅に貢献した功臣)、新羅豪族・貴族系、高麗の功臣及び中国の著名な学者や武将などの渡来系が大半を占める。たとえば、新羅王族の慶州金氏の系列では56代敬順王(新羅最後の王)の3男と4男の子孫が慶州金氏であり、長男の血統は絶え、次男が羅州金氏、5男が義城金氏、6男が洪州金氏、7男が彦陽金氏、8男が三陟金氏、9男が蔚山金氏と分かれている。4男の血統は更に細かく分かれ、旧安東金氏、金寧金氏などの大族を抱えている。また、54代景明王の子孫も長男の密陽朴氏を始めとして10以上の本貫に分かれている。

反面百済系は、旌善全氏天安全氏の系列、高句麗系は晋州姜氏ぐらいと極端に少なく、渤海系に至っては永順太氏密陽大氏のみである。また、中国国内を本貫とする氏族(曲阜孔氏等)や、日本国内を本貫とする氏族(島間網切氏等)も存在する。

朝鮮の主要な本貫[編集]

人口数順の本貫一覧(2015年データ)[7][8]
本貫 人数 姓氏 同姓人口の過半 備考
金海金氏 4,456,700 金官伽耶(駕洛国)の王族をルーツとする氏族。伽耶初代王首露王の子孫と称する。同名の本貫に文禄・慶長の役時の日本の降将沙也可金忠善)を始祖とするものがあるが別本貫扱いになる。区別する場合は前者を駕洛、後者を友鹿と呼ぶ場合がある。
密陽朴氏 3,103,942 新羅景明王の長男の朴彦忱をルーツとする氏族。新羅初代王朴赫居世を始祖と称する。密城朴氏とは同一系列。
全州李氏 2,631,643 新羅の高官李翰を始祖と称する。公式的には李氏朝鮮の初代李成桂はこの氏族の出とされている。
慶州金氏 1,800,853 新羅王族をルーツとする氏族。金姓新羅王の祖の金閼智を始祖と称する。
慶州李氏朝鮮語版 1,391,867 新羅初期の豪族をルーツとする。始祖を李謁平と称し、新羅建国時の6村(新羅六部)の一つ及梁部の村長をしていた。
晋州姜氏 968,109 高句麗系。晋陽姜氏とは同一系列。
慶州崔氏朝鮮語版 945,005 慶州李氏と同じく、新羅建国時の新羅六部の一つ沙梁部の村長だった蘇伐都利崔淵源)を始祖と称する。
光山金氏 926,316
坡平尹氏朝鮮語版 770,932 坡州尹氏とは同一系列。
清州韓氏 752,689 始祖は、箕子朝鮮の最後の王準王の3人の子のうちの韓蘭
安東権氏朝鮮語版 696,317
仁同張氏 666,652
平山申氏朝鮮語版 563,375
順興安氏朝鮮語版 520,384
安東金氏 519,719
南陽洪氏 487,488 高麗の功臣洪殷悦が始祖。新羅の善徳女王時代にから渡来した。
東萊鄭氏朝鮮語版 474,506 智伯虎の子孫で、高麗の安逸戸長である鄭絵文が始祖(鄭絵文の先系は昔脱解王時、高句麗系の多婆那国人の説がある)。
海州呉氏 462,704 始祖は高麗から渡来した呉仁裕
全州崔氏朝鮮語版 458,191
南平文氏朝鮮語版 445,946
達城徐氏 407,431
昌寧曹氏朝鮮語版 366,798 昌寧曹氏の表記を「창녕조씨」としたもの。
水原白氏 354,428 新羅太宗期に唐から渡来した白宇経を祖とする。 
慶州鄭氏朝鮮語版 350,587 新羅建国時の新羅六部の一つ、本彼部の村長だった智伯虎を始祖と称する。儒理王のときに鄭姓を賜姓されたとしている。第42代子孫である鄭珍厚を中祖として本貫を慶州鄭氏とした。智伯虎を先祖とする鄭氏の本家格である。
漢陽趙氏朝鮮語版 332,580 始祖は高麗時代の趙之寿。中国からの渡来人。趙光祖などを輩出。
済州高氏 310,542
南原梁氏朝鮮語版 307,724
密陽孫氏朝鮮語版 306,895
礪山宋氏 294,788
金寧金氏朝鮮語版 290,092 金寧金氏の表記を「김녕김씨」としたもの。
金寧金氏朝鮮語版 287,701 金寧金氏の表記を「금녕김씨」としたもの。
義城金氏朝鮮語版 287,469
延日鄭氏朝鮮語版 284,290 智伯虎の子孫で、新羅の諫議大夫である鄭宗殷が始祖。迎日鄭氏、烏川鄭氏ともいう。知奏事公派、監務公派、良粛公派に分かれる。
咸安趙氏 282,890 始祖は趙鼎五代十国後唐から新羅に渡来。
羅州林氏朝鮮語版 277,699
昌原黄氏 271,986 始祖は黄石奇黄忠俊黄亮沖後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した黄洛の末裔。
青松沈氏朝鮮語版 240,768
文化柳氏朝鮮語版 237,314 文化柳氏の表記を「문화유씨」としたもの。始祖は高麗建国の功臣柳車達。中国からの渡来人。
江陵劉氏 236,871 始祖は劉承備劉邦を祖とする。宋から高麗文宗36年に亡命。漢陽劉氏とは同一系列。
恩津宋氏 226,050
平沢林氏 225,872 始祖は林彦修林世春紂王時代の比干を起源とする。彭城林氏とは同一系列。
星州李氏朝鮮語版 203,703
海州崔氏朝鮮語版 201,625
利川徐氏 199,792 始祖は徐神逸新羅孝恭王の時代に唐から渡来。
晋州鄭氏朝鮮語版 197,242 晋陽鄭氏とは同一系列。
晋陽姜氏朝鮮語版 193,217 高句麗系。晋州姜氏とは同一系列。
丹陽禹氏 191,287 始祖は禹玄。中国から高麗に渡来し、1014年科挙に合格。
河東鄭氏朝鮮語版 187,152 同じ本貫ながら、智伯虎の子孫である鄭道正を始祖とする派と、鄭遜位を始祖とする派、鄭膺を始祖とする派がある。
延安車氏朝鮮語版 184,731
昌寧成氏朝鮮語版 182,377
広州李氏朝鮮語版 181,377
江陵金氏朝鮮語版 179,593
天安全氏朝鮮語版 176,239
月城李氏朝鮮語版 173,127
長水黄氏 170,988 始祖は黄瓊後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した黄洛の末裔。
平海黄氏 168,374 始祖は黄温仁後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した黄洛の末裔。
旌善全氏朝鮮語版 166,965
玄風郭氏 166,608 始祖は郭鏡。宋の弘農出身。1133年に高麗に渡来。
全義李氏朝鮮語版 164,189
延安李氏 164,036 始祖は李茂。唐の高宗期の百済侵略時の唐の将軍。後に新羅に帰化。
咸陽朴氏朝鮮語版 163,610
宜寧南氏 162,729
潘南朴氏 160,964
晋州河氏朝鮮語版 160,307
驪興閔氏 159,522 始祖は閔称道。孔子の弟子の閔子騫の子孫。京畿道驪州に土着し、李氏朝鮮の王后多数を輩出。
韓山李氏朝鮮語版 156,861
潭陽田氏朝鮮語版 155,018
陽川許氏 149,505
新安朱氏 148,207 始祖は朱潜朱熹の子孫。南宋朱潜がモンゴル侵入時に高麗に亡命
江陵崔氏朝鮮語版 145,335
豊川任氏 143,881 始祖は任温。中国紹興府慈渓県人。1275年忠烈王妃が入妃するに伴って渡来。
忠州池氏 148,144 始祖は池鏡960年から高麗に渡来。
済州梁氏 142,211
寧越厳氏 139,681 始祖厳林義新羅景徳王時代の中国からの渡来人。霊山辛氏寧越辛氏始祖と共に渡来。
杞渓兪氏朝鮮語版 139,073
善山金氏 138,819 新羅王族をルーツとする氏族。新羅王族の金宣弓を始祖とする。一善金氏とは同一系列。
咸平李氏朝鮮語版 138,550
永川李氏朝鮮語版 135,612
金海許氏 134,068 金官伽耶の首露王の子孫とし、金海金氏と同本貫扱いとする。これは、首露王と王妃許氏の間に10人の息子がおり、そのうち2人に許姓を名乗らせたということから来ている。
高霊申氏朝鮮語版 129,718
晋陽鄭氏朝鮮語版 127,279 晋州鄭氏とは同一系列。
原州元氏 126,677
羅州丁氏朝鮮語版 125,088
豊壌趙氏 124,262
陜川李氏朝鮮語版 121,416
星山李氏朝鮮語版 113,087
清風金氏朝鮮語版 110,815
驪陽陳氏 110,403 始祖は陳寵厚。高麗時代の官僚。宋の徽宗期の渡来人陳琇を祖とする。
碧珍李氏朝鮮語版 109,267
綾城具氏 108,209
順天朴氏朝鮮語版 105,208
草渓鄭氏朝鮮語版 104,155
潁陽千氏 100,014
霊山辛氏 98,759 始祖は新羅の景徳王時代に中国から渡来した辛鏡寧越厳氏始祖と共に渡来。
大丘徐氏朝鮮語版 97,866
羅州羅氏 96,018 羅州羅氏の表記を「나주나씨」としたもの。始祖は羅富。中国豫章から高麗に渡来。正義大夫監門衛上将軍を歴任し羅州に住む。
延安金氏朝鮮語版 93,382
三陟金氏朝鮮語版 92,671
商山金氏朝鮮語版 91,558
清道金氏朝鮮語版 91,293
務安朴氏朝鮮語版 90,785
文化柳氏朝鮮語版 90,313 文化柳氏の表記を「문화류씨」としたもの。始祖は高麗建国の功臣柳車達。中国からの渡来人。
耽津崔氏朝鮮語版 89,943
曲阜孔氏 89,331
固城李氏 88,587
月城金氏朝鮮語版 87,268
原州李氏朝鮮語版 85,562
寧越辛氏 84,905
平康蔡氏朝鮮語版 84,877
驪州李氏朝鮮語版 84,389
仁川李氏 83,855
星州裴氏朝鮮語版 83,620
月城崔氏朝鮮語版 82,843
英陽南氏 82,272
平昌李氏朝鮮語版 80,607
温陽方氏 80,445
竹山安氏 77,026
扶安林氏朝鮮語版 76,154
白川趙氏 75,978
長興高氏朝鮮語版 75,517
同福呉氏 72,394
宝城呉氏 71,162
晋州柳氏朝鮮語版 68,901 晋州柳氏の表記を「진주유씨」としたもの。
慶州孫氏朝鮮語版 68,486 新羅建国時の新羅六部の一つ、漸梁部の村長だった仇礼馬を始祖と称する。
醴泉林氏朝鮮語版 66,492
海南尹氏朝鮮語版 66,394
迎日鄭氏朝鮮語版 65,991 延日鄭氏とは同一系列。
晋陽河氏朝鮮語版 65,836
漆原尹氏朝鮮語版 65,098
星山裴氏朝鮮語版 65,052
密城朴氏 64,142 新羅景明王の長男の朴彦忱をルーツとする氏族。新羅初代王朴赫居世を始祖と称する。密陽朴氏とは同一系列。
竹山朴氏朝鮮語版 63,179
順天金氏朝鮮語版 62,916
綾州具氏朝鮮語版 62,574
全州柳氏朝鮮語版 62,189 全州柳氏の表記を「전주유씨」としたもの。
光州盧氏 61,809 唐から新羅に渡来した盧垓の息子盧穂光山伯に封じられたのを祖とする。光山盧氏とは同一系列。
交河盧氏 61,747 翰林学士盧穂が新羅に渡来。その次男盧塢が、新羅の交河伯に封じられたのを祖とする。
隋城崔氏朝鮮語版 61,231
江陵咸氏朝鮮語版 59,705
徳水李氏朝鮮語版 58,513
坡州廉氏 57,531
全州金氏 56,989 新羅末期の第56代敬順王の第4王子金殷説の8世孫の金台瑞蒙古侵攻によって全州に移住し始祖となる。
延州玄氏朝鮮語版 56,047
陽城李氏朝鮮語版 55,246
載寧李氏朝鮮語版 54,166
草渓卞氏 53,860
玉川趙氏朝鮮語版 53,406
金海裴氏朝鮮語版 53,222
星州都氏 53,066
信川康氏 52,945
彦陽金氏朝鮮語版 52,652
真城李氏朝鮮語版 52,538
高興柳氏朝鮮語版 52,221 高興柳氏の表記を「고흥유씨」としたもの。
錦城羅氏 51,966
朔寧崔氏朝鮮語版 51,525
居昌慎氏 51,153
羅州金氏朝鮮語版 51,060
平壌趙氏朝鮮語版 50,480
扶安金氏朝鮮語版 48,961
晋州蘇氏 48,836
盆城裴氏朝鮮語版 48,427
広州安氏朝鮮語版 48,033
原州辺氏 47,804
沃川全氏朝鮮語版 47,681
完山李氏朝鮮語版 46,443
清州鄭氏朝鮮語版 46,419
一善金氏 46,009 新羅王族をルーツとする氏族。新羅王族の金宣弓を始祖とする。善山金氏とは同一系列。
秋渓秋氏朝鮮語版 45,766
豊川盧氏 45,200
海州鄭氏朝鮮語版 45,101
霊光丁氏朝鮮語版 44,964
豊山洪氏朝鮮語版 44,594
丹陽張氏朝鮮語版 44,334
高霊朴氏 43,774
仁川蔡氏朝鮮語版 43,387
烏川鄭氏朝鮮語版 43,341 延日鄭氏とは同一系列。
兆陽林氏朝鮮語版 42,844
蔚山金氏朝鮮語版 42,746
南原尹氏朝鮮語版 42,423
宝城宣氏 41,876
忠州石氏 41,802
咸安李氏朝鮮語版 41,064
光山盧氏 40,520 唐から新羅に渡来した盧垓の息子盧穂光山伯に封じられたのを祖とする。光州盧氏とは同一系列。
光山李氏朝鮮語版 40,177
安東張氏 39,939
新平李氏朝鮮語版 39,872
達城裴氏朝鮮語版 39,353
和順崔氏朝鮮語版 38,604
大邱裴氏朝鮮語版 38,589
長沢高氏朝鮮語版 38,539
清州楊氏 38,161
羅州鄭氏朝鮮語版 37,888
霊光金氏朝鮮語版 37,885
草渓崔氏朝鮮語版 37,527
興徳張氏朝鮮語版 37,423
清州李氏朝鮮語版 37,377
瑞興金氏朝鮮語版 36,402
龍仁李氏朝鮮語版 36,306
咸陽呉氏 35,846
淳昌薛氏朝鮮語版 35,825
咸陽呂氏 34,835
興海裴氏朝鮮語版 34,259
忠州朴氏朝鮮語版 34,226
淳昌趙氏朝鮮語版 34,069
谷山延氏 33,891
鵝洲申氏朝鮮語版 33,710
清州金氏朝鮮語版 33,681
珍原朴氏朝鮮語版 33,630
鎮川宋氏朝鮮語版 32,690
長興任氏 32,198
海平尹氏朝鮮語版 32,091
長興馬氏 31,886
咸平魯氏 31,724
昌原丁氏朝鮮語版 31,687
寧海朴氏 31,552
道康金氏朝鮮語版 31,496
公州李氏朝鮮語版 30,908
龍宮全氏朝鮮語版 30,142
金寧金氏朝鮮語版 29,855 金寧金氏の表記を「김영김씨」としたもの。
温陽鄭氏朝鮮語版 29,761
楊州趙氏朝鮮語版 29,631
谷山康氏朝鮮語版 29,107
新昌表氏 28,894
咸昌金氏朝鮮語版 28,343
広州金氏朝鮮語版 28,156
長興魏氏 27,862 新羅の善徳女王の時代に唐から来た八学士の一人魏鏡を始祖とする。
居昌劉氏 27,756
南陽房氏 27,454
幸州奇氏 27,379
奉化鄭氏朝鮮語版 27,088
軍威呉氏 26,949
蔚山朴氏朝鮮語版 26,571
月城朴氏朝鮮語版 26,565
蔚珍張氏朝鮮語版 26,374
紆州黄氏朝鮮語版 25,335
尚州朴氏朝鮮語版 25,238
真宝李氏朝鮮語版 25,036
永山金氏朝鮮語版 24,941
結城張氏朝鮮語版 24,921
全州全氏朝鮮語版 24,886
徳水張氏 24,185
慶山全氏朝鮮語版 23,923
牛峰李氏朝鮮語版 23,902
蔚珍林氏朝鮮語版 23,782
延安明氏 23,313
奉化琴氏 23,301
尚州周氏 22,909
古阜李氏朝鮮語版 22,891
開城金氏朝鮮語版 22,793
興陽李氏朝鮮語版 22,784
開城王氏 22,452 高麗太祖王建の曾祖父で高麗王国祖として追封された元徳大王を始祖とする高麗王の氏族。李氏朝鮮樹立後の大虐殺を受けその数が激減した。
晋州金氏朝鮮語版 22,308
慶州朴氏朝鮮語版 22,262
海平吉氏 22,187
興城張氏朝鮮語版 21,973
安城李氏朝鮮語版 21,948
月城孫氏朝鮮語版 21,714
永川崔氏 21,431
沃川陸氏 21,410
水原金氏朝鮮語版 21,060
牙山蔣氏 21,015
遂安李氏朝鮮語版 20,763
喬桐印氏 20,737
咸悦南宮氏 20,715 南宮
清州郭氏朝鮮語版 20,713
綾州朱氏朝鮮語版 20,625
河陽許氏 20,608
咸平牟氏 20,543
漆原諸氏 20,095
冶城宋氏朝鮮語版 20,020
新昌孟氏 19,971
羽渓李氏朝鮮語版 19,585
春川朴氏朝鮮語版 19,389
金堤趙氏朝鮮語版 19,249
宜寧玉氏 19,095
潭陽鞠氏 19,089
潭陽李氏朝鮮語版 19,001
高敞呉氏 18,856
密陽卞氏 18,750
瑞山鄭氏 18,614
霊城丁氏朝鮮語版 18,592
咸豊李氏朝鮮語版 18,552
清安李氏 18,270
開城高氏朝鮮語版 18,247
檜山黄氏朝鮮語版 18,216
羅州呉氏 18,152
河浜李氏朝鮮語版 17,965
宜寧余氏 17,780
礼安李氏朝鮮語版 17,748
八渓鄭氏 17,366
南原楊氏朝鮮語版 17,332
朗州崔氏朝鮮語版 17,205
扶余徐氏朝鮮語版 17,145
江華魯氏 17,068
三陟沈氏朝鮮語版 17,034
安山金氏朝鮮語版 16,990
晋州柳氏朝鮮語版 16,964 晋州柳氏の表記を「진주류씨」としたもの。
長水李氏朝鮮語版 16,940
安東孫氏 16,922
全州柳氏朝鮮語版 16,501 全州柳氏の表記を「전주류씨」としたもの。
鶴城李氏朝鮮語版 16,460
盆城金氏朝鮮語版 16,282
錦山金氏朝鮮語版 16,234
羅州羅氏 16,223 羅州羅氏の表記を「나주라씨」としたもの。始祖は羅富。中国豫章から高麗に渡来。正義大夫監門衛上将軍を歴任し羅州に住む。
鉄城李氏朝鮮語版 16,181
星州玄氏 15,995
洪州李氏朝鮮語版 15,968
光山卓氏 15,901
江陵朴氏朝鮮語版 15,866
楊根咸氏朝鮮語版 15,815
咸従魚氏 15,746
木川張氏朝鮮語版 15,740
忠州崔氏 15,705
高霊金氏朝鮮語版 15,611
光州鄭氏朝鮮語版 15,607
礼安金氏朝鮮語版 15,600
康津安氏朝鮮語版 15,585
求礼張氏朝鮮語版 15,571
懐徳宋氏朝鮮語版 15,515
平海孫氏朝鮮語版 15,488
平海丘氏 15,297
缶林洪氏朝鮮語版 15,230
玉山張氏朝鮮語版 15,173
高興柳氏朝鮮語版 15,138 高興柳氏の表記を「고흥류씨」としたもの。
興海崔氏朝鮮語版 14,792
水原崔氏朝鮮語版 14,687
幸州殷氏 14,665
茂松尹氏 14,572
金寧金氏朝鮮語版 14,494 金寧金氏の表記を「금영김씨」としたもの。
洪川龍氏 14,483
錦城呉氏朝鮮語版 14,458
扶寧金氏朝鮮語版 14,386
綾城朱氏朝鮮語版 14,362
蔚山李氏朝鮮語版 14,322
豊山金氏朝鮮語版 14,311
林川趙氏 14,258
善山林氏 13,726
星州呂氏 13,467
新平宋氏朝鮮語版 13,916
固城金氏朝鮮語版 13,735
善山吉氏朝鮮語版 13,636
牙山李氏朝鮮語版 13,552
青海李氏 13,397
江華崔氏朝鮮語版 13,372
昌原具氏朝鮮語版 13,339
順天張氏 13,317
原州金氏朝鮮語版 13,215
玉山全氏朝鮮語版 13,113
延安宋氏朝鮮語版 13,098
豊基秦氏 12,974
昌寧曹氏朝鮮語版 12,924 昌寧曹氏の表記を「창영조씨」としたもの。
義興芮氏 12,802
龍宮金氏朝鮮語版 12,569
錦城丁氏 12,527
清州慶氏朝鮮語版 12,474
茂松庾氏 12,459
安岳李氏 12,319
豊山柳氏朝鮮語版 12,153 豊山柳氏の表記を「풍산유씨」としたもの。
慶州裴氏朝鮮語版 12,118 新羅建国時の新羅六部の一つ、漢祇部の村長だった祇沱を始祖と称する。中祖とする裴玄慶は高麗の開国公臣である。
加平李氏朝鮮語版 11,936
瑞山柳氏朝鮮語版 11,833
公山李氏 11,684
楽安呉氏 11,562
恩津林氏朝鮮語版 11,451
鉄原崔氏朝鮮語版 11,403
豊山沈氏 11,187
通川崔氏朝鮮語版 11,178
昌原兪氏朝鮮語版 11,088
南陽宋氏 11,041
海豊金氏朝鮮語版 10,934
長淵盧氏 10,907
藍浦白氏朝鮮語版 10,907
固城南氏 10,801
竹山全氏 10,757
豊山柳氏朝鮮語版 10,664 豊山柳氏の表記を「풍산류씨」としたもの。
峡川李氏 10,672
忠州金氏朝鮮語版 10,582
耽津安氏朝鮮語版 10,513
咸寧金氏朝鮮語版 10,406
光州潘氏朝鮮語版 10,254
三陟陳氏朝鮮語版 10,252
済州夫氏 10,222
一直孫氏 10,210
長城徐氏朝鮮語版 10,137
永川皇甫氏 10,001 皇甫

脚注[編集]

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  1. ^ 丹羽「親族(門中)」、『韓国百科』p.79
  2. ^ 金海金氏金海許氏仁川李氏は別姓であるが、始祖を同じ金官伽耶の首露王としているため同本貫として扱われ、結婚が認められなかった。
  3. ^ 韓洪九 (2006). 21세기에는 바꿔야 할 거짓말 Lie should be changed in the 21st century. 한겨레출판사 ハンギョレ. ISBN 8984311979. http://book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788984311978 
  4. ^ 金光林 (2014). A Comparison of the Korean and Japanese Approaches to Foreign Family Names. Journal of Cultural Interaction in East Asia Vol.5 東アジア文化交渉学会. http://www.sciea.org/wp-content/uploads/2014/05/03_JIN.pdf 
  5. ^ 岸本美緒宮嶋博史 『明清と李朝の時代 「世界の歴史12」』中央公論社、1998年。ISBN 978-4124034127 p17
  6. ^ 現在、韓国では8親等内の親戚の結婚は法的に認められない。
  7. ^ 본관분포”. sgis.kostat.go.kr. 2022年7月7日閲覧。
  8. ^ 문서뷰어”. kostat.go.kr. 2022年7月7日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『朝鮮を知る事典』(平凡社、1986年)、「本貫」の項(伊藤亜人執筆)
  • 秋月望・丹羽泉編著『韓国百科』(大修館書店、1996年)、「親族(門中)」(丹羽泉執筆)

関連項目[編集]