桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜
ジャンル | ボードゲーム |
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対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | インファイト[1] |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
デザイナー | さくまあきら(総監督・ゲームデザイン) |
音楽 |
関口和之 前山田健一(「ヒャダイン」名義) |
美術 |
竹浪秀行(メインキャラクターデザイン) 川島明 万乗大智 かすやたかひろ ふるかわともこ 田森庸介 ありがひとし(ビッグボンビーデザイン) |
シリーズ | 桃太郎電鉄シリーズ |
人数 | 1〜4人 |
発売日 | 2020年11月19日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 | 250万本[2] |
その他 | 初回購入特典としてファミコン版の『スーパー桃太郎電鉄』のダウンロードコードが付属。 |
『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』(ももたろうでんてつ しょうわ へいせい れいわもていばん!)は、2020年11月19日に日本のコナミデジタルエンタテインメント(KDE)より発売された[3]Nintendo Switch用ゲームソフト。「桃太郎電鉄シリーズ」の最新作(第23作)である。
概要[編集]
「桃太郎電鉄」シリーズの通算23作目となる、初のNintendo Switch向けタイトル。2019年9月5日配信の『Nintendo Direct 2019.9.5』にて発表された[4]。
「桃太郎電鉄」シリーズとしては前作『2017』(3DS)以来4年ぶり、据置型ゲーム機としては『2010』(Wii)以来11年ぶりの完全新作となる。発売元はシリーズのオリジナルメーカーハドソンを吸収合併したコナミデジタルエンタテインメント(以後KDE)。KDEから発売されるオリジナルのシリーズ作品としては本作が初である。開発はインファイトが行い、総監督・ゲームデザインはさくまあきら。副監督に桝田省治、統括プロデューサーに岡村憲明が参加[5]。キャラクターデザインにはこれまで「桃太郎シリーズ」の全作品[注釈 1]に携わっていた土居孝幸[注釈 2]に替わり竹浪秀行[注釈 3]を新たに起用。音楽制作スタッフについても『X』以降シリーズに携わってきた池毅[注釈 4]が外れ、前山田健一を新たに起用している[注釈 5][6]。
本ゲームを4年ぶりに復活させた理由について、さくまは「桃鉄の制作から一度退いたものの、物件を入れ忘れたり、イベントを行っていないなどの後悔ばかりが浮かんできたので、もう一度、悔いのない『桃鉄』を作りたいとKDEに申し入れた」と説明している[7]。
ゲームシステムについては、前作『2017』で非実装であったオンライン対戦に対応し[6][注釈 6]、通信プレイ中にほかのプレイヤーとコミュニケーションをとれる機能として「スタンプを送る」が追加された[2]。
早期購入特典として、ハドソンから発売されたシリーズ2作目である『SUPER』(ファミリーコンピュータ版)のダウンロードコードが付属する[3]。移植開発はPCエンジン miniの収録ソフトを手掛けたエムツーが担当した。
本作は、副題を除いた場合にタイトル名が「桃太郎電鉄」のみとなるシリーズ初のタイトルであり[注釈 7]、かつ副題がゲームシステムの目玉を表したものとなっていない初のタイトルである[注釈 8]。
新型コロナウイルスの影響に伴う、巣ごもり需要の追い風に加え、後述のコラボ番組の放映やYouTuberなどによる動画配信もあり、発売から初週で累計販売本数(ダウンロード版を含む)が50万本を達成した[7][8][9]。同年12月には100万本を突破し、シリーズ最大の売り上げとなった[10]。
ゲームモード[編集]
- ひとりで桃鉄
- 人間1人とCOMキャラ2人で対戦する1人用モード。次の3つのゲームをプレイできる。
- いつもの桃鉄
- 1 - 100年から好きな年数を設定してプレイし、総資産を競う。所持金1000万円を持って東京からゲームが開始する。
- 桃鉄10年トライアル!
- 「ひとりで桃鉄」専用のゲーム。COMキャラのエンマと妖鬼妃を相手に10年間プレイし、総資産の全国ランキングに挑戦する。基本ルールは「いつもの桃鉄」と同様だが、一部のイベントが発生しない。成績はNintendo Switch Onlineへ加入することでランキングに登録することができる。本モードは据え置きハード対応の『16』(Wii・Xbox 360)と『2010』以来の搭載となった。
- 桃鉄3年決戦!
- 3年間プレイし、総資産を競う。基本ルールは「いつもの桃鉄」と同様だが、所持金1億円と「急行周遊カード」「ぶっとびカード」を1枚ずつ持って東京からゲームが開始する。また「いつもの桃鉄」とはプラス駅、マイナス駅、目的地到着時の援助金などの金額が異なっており、1年目でも貧乏神がキングボンビーに変身する場合がある。
- みんなで桃鉄
- 1台のSwitch本体とゲームソフトを使用し2 - 4人で対戦するモード。「いつもの桃鉄」「桃鉄3年決戦!」をプレイできる。『2010』『タッグマッチ』と同様、「人間2人+COM2人」や「人間3人+COM1人」の選択も可能。なお、『20周年』から『2017』と同様に人間1人でCOMキャラ3人と対戦したい場合は、このモードでゲームを開始してからゲーム中の「その他」コマンドでプレイヤーの設定を変更する必要がある。
- ちかくで桃鉄
- 近くにいるプレイヤーとローカル通信を利用して2 - 4人で対戦するモード。「いつもの桃鉄」「桃鉄3年決戦!」をプレイできる。人数分のSwitch本体とゲームソフトが必要。フレンド以外とも対戦できる。
- ネットで桃鉄
- インターネットを利用して2 - 4人で対戦するモード。人数分のSwitch本体とゲームソフト、インターネットへ接続できる環境と「Nintendo Switch Online」への加入が必要。つぎの2つのモードで対戦相手を募集でき、いずれも「いつもの桃鉄」「桃鉄3年決戦!」の2つのゲームをプレイ可能。なお、ゲーム開始前のプレイ年数などの設定はメンバーを募集しているリーダー役のプレイヤーが行う。
- フレンドと対戦!
- Switch本体に登録しているフレンド同士でマッチングして対戦する。「部屋番号」を設定し、特定のフレンドのみ募集して対戦することも可能。
- ゲストと対戦!
- ソフト発売後のアップデートVer 1.1.0で追加。メンバーを募集するプレイヤーが10桁までのパスワードを設定して部屋を開き、対戦相手を募集できる。フレンド以外のプレイヤーともマッチングして対戦が可能。
前作からの変更点[編集]
主な変更点[編集]
- 発売元が前作の任天堂から、オリジナルメーカーのハドソンを吸収合併したKDEになった。同社から発売されるオリジナルの作品としては本作が初。
- 開発元がヴァルハラゲームスタジオ(前作までのディレクターである川田忠之など、ハドソンでシリーズ作品を開発していたスタッフが在籍した)から株式会社インファイト(開発全般)[1]に変更された。川田が2019年に設立した株式会社MOMOも一部を受託開発している[11](川田は本作ではスペシャリストとしてクレジット)。
- 前作でも変更されていなかった「桃太郎」と「貧乏神」を含めてキャラクターデザインが再び変更され、これまでキャラクターデザイナー(イラスト担当)として桃太郎シリーズの全作品[注釈 1]に関わってきた土居孝幸[注釈 2]が制作から外れた。
- キャラクターデザイン担当として新たに竹浪秀行が起用された[注釈 9]。また、ゲストデザイナーとして川島明、万乗大智、田森庸介、かすやたかひろ、ふるかわともこが前作より続投し、名産怪獣や歴史ヒーロー、一部イベントのキャラクターのデザインを担当。さらに「ビッグボンビー」のデザイナーとしてありがひとしが参加[12]。
- 『X』以降シリーズに携わってきた池毅[注釈 4]が音楽制作から外れた[注釈 5]ため、タイトル曲「それいけ!桃鉄」やメニュー画面BGM「緑の地球を守れ!」、ハリケーンボンビーBGM[注釈 10] 「破壊のハリケーンボンビー」、ナマハーゲンや指定うんちのBGM「東北ラッセラー!」、順位発表BGM「桃鉄よ永遠なれ!」、カード使用時ジングル「カードを放て!」、人間プレイヤー絶好調BGM「絶好調よいつまでも」[注釈 11]、ボンビラス星BGM「最凶のボンビラス星」、トピックスなどのBGM「楽しい出来事」など、池が作曲した定番となったBGMが新規のもの・既存のものに変更されている。また、新規イベントに使用されるBGMにも過去作のものを使用しているものもある[注釈 12]。
- 音楽制作スタッフとして前山田健一を新たに起用している[6]。
- 『11』から統一されていた、据置機向けタイトルにおけるメッセージウィンドウなどのユーザインタフェースのデザインが変更された。
- 『11』からマップや貧乏神などに使用されているCG描写である、トゥーンシェーディングによる描写が全面的に廃止された。
- スタッフロールのスペシャルサンクスから「桃鉄研究所のみなさん[注釈 13]」が削除された。
- 「いけるかな」コマンド(効果自体は『16』から『WORLD』の「いけますよ!」と同一)と『WORLD』『2017』に登場の「空いてます」「買えるかな」コマンドが融合された形となった(行ける駅が光ったうえで、今ある持ち金で買える物件やカードが売っている物件駅やカード売り場駅の上には「¥」マークが記され、さらに独占できる物件駅では¥マークがピカピカ光って回る)。
- 月初めのカレンダー表示が簡易表示のみとなり、カレンダーイラストが廃止された。携帯電話・DS・3DS向けタイトルでのみ同様の仕様が取られていたが、据置機向けタイトルとしては月初めのカレンダーイラストが表示されないのは『初代』以来[注釈 14]。
- カード袋が「急行系」「便利系」に分かれておらず、1人につき同時に8枚までカードを所持できる。『7』より進行系(後に急行系)・便利系にグループ分けされてからも、携帯電話及びDS・3DS 向けタイトルでのみ同様の仕様がとられていたが、据置機向けタイトルとしては『HAPPY』以来のカード袋の統合(分類廃止)となった。
- 旧作にあった通信対戦するモードの名称である「ワイヤレスで対戦!」「Wi-Fiで対戦!」の表記が「ちかくで桃鉄」「ネットで桃鉄」の表記に改称された[注釈 15]。
- 『2017』には搭載されなかったオンライン対戦機能が本作で復活したが、当初は『20周年』『2010』『WORLD』とは違い、見知らぬプレイヤーとのオンライン対戦には非対応だった。Ver 1.1.0以降ではパスワードを設定する事で対戦可能な「ゲストと対戦!」モードが追加された。
- 『2010』にオンラインフレンド対戦限定で存在した、1台のゲーム機に3人まで登録できる機能[注釈 16]が廃止され、オンライン対戦を行うのに人数分のゲーム機本体とソフトが必要になった。
- 『16 GOLD』(Xbox 360)以来のHD解像度対応タイトルとなった。
- 「桃鉄10年トライアル!」の対戦相手がエンマと妖鬼妃に変更された(『16』『2010』ではあしゅらと風神)。
- サイコロを降って移動中でも画面左下に目的地までの残りマス数が表示されるようになった。また、目的地までの残りマス数が1から6だと数字が黄色文字で表示されるようになった。
- 「いつもの桃鉄」モードに限り、決算時の「発展の記録」のグラフが表示されなくなった。Ver 1.1.0以降で過去作と同じくグラフが表示されるように変更された。
- 銀河鉄道の銀河駅でもらえるお金がプラス駅でもらえる金額の5倍になった(前作までは3倍)。
- 1つの物件駅に用意されている物件数が初期の作品と同じ最大8件に戻された。
- COMキャラ「さくま」が絶好調になると、マイナス駅・カード駅・ナイスカード駅が変化するようになった[注釈 17]。
- 貧乏神が航路を移動する際は笹舟を使用するようになった(土居のデザインでは浮き輪を使用していた)。また、キングボンビーが航路を移動する際は水車を(土居のデザインでは肩まで海に浸かったまま歩く)、空路を移動する際は神輿を使用している(土居のデザイン及び『2017』ではマントを使用)。
- 貧乏神が取り付いているプレイヤーが操作中に、貧乏神がプレイヤーがいる地域によって様々な違う行動を取るようになった(例えば、北海道では寒さで震える、長崎ではカステラを食べるなど)。
- 今作では「損害保険カード」と「保険会社」の物件が登場しないが、災害イベントの発生確率がかなり下げられた。
- 「ダビングカード」で「ゴールドカード」の複製が可能になった。
- 前作に登場したCOMキャラのうち「天邪鬼」と「ラッ鬼」が削除され、代わりに「雷神」と「エンマ」が復活した。特に雷神は『X』から『12』以来の登場であり、性格も『11』『12』の特徴を引き継ぎ、攻撃系カードを多用する。階級は『X』『12』と同じく七段。絶好調になるとサイコロが年数に応じて2 - 4個になり、カミナリ攻撃で他のプレイヤーから持ち金を奪う。なお、雷神が絶好調の時のBGMは新曲の「雷神絶好調/お金もらう攻撃」(前山田健一作曲)。
- 「ヘリポート駅」「物件飛びカード」「☆飛びカード」源義経の「八艘飛び」といった、複数の候補から移動先を選ぶ際、各移動先から目的地までの残りマス数が表示されるようになった。
- 「期間延長カード」や「オール6カード」といった一部のカードを強化するカードを使う場合、対象にならないカードが赤色の文字で表示されるようになった。
- 「地方へ!カード」が1回だけ使用できるカードに変更。従来の「地方へ!カード」の効果を持つカードは「地方へ!周遊カード」という、1枚で複数回使えることが分かる名称に変更された。
- 『16』を最後に廃止されていた「社長」以外の「役職」が、本作では「桃鉄10年トライアル!」のノルマの達成特典の形で復活している。ただし、いずれも「二段」から「鉄人」までがノルマに応じて解放される形となっており、役職と言うよりは段位を表したものとなっている[注釈 18]。また、このシステムは「いつもの桃鉄」「桃鉄3年決戦!」には適用されない。
- 鉄道省駅で販売されている鉄道路線の価格が再び跳ね上がり、一番安価な「中国四国鉄道」でも1兆円に値上がりした。
- ボンビラス駅で引かされる「副賞」のルーレットの中に「ハズレ」が追加され、運が良ければ副賞を受け取らずに済むようになった。また有益なカードが副賞のルーレットに混ざるようになったが、絶対入手できない仕様になっている[注釈 19]。
イベントに関する変更点[編集]
- 本作に登場する「スリの銀次」の変装パターンは全て魚介類及び加工品となっている。変装パターンが全て人間以外となっているのはシリーズで初[注釈 20]。
- 『7』から登場していたラリーカードが廃止され、「八大〇〇を探せ!」イベントに変更。55年目と75年目の4月に全ての社長にスタンプカードが配られ、10年以内に対象の全駅を制覇すると、早い順に達成年の目的地到着金の5倍または10倍の報酬金が入手できるイベントとなった。今作のテーマは「八大うどん(55年目)」と「八大滝(75年目)」。
- ショッカーO野が開催するゲームイベントでは「出雲国引きレース」と「伊香保温泉石段駆け上がりレース」が登場。
- マップ上に「レインボー新幹線」が線路の点検のために現れることがある。レインボー新幹線は全員のターンが終わった後にサイコロを4 - 5個降って移動する。レインボー新幹線のいるマスに自分からぴったり重なると、次のターンに「超・絶好調」になれる(レインボー新幹線が自分のいるマスにぴったり止まっても超・絶好調にはなれない)。すでに絶好調だったとしても超・絶好調になれる。超・絶好調になると通常の絶好調の効果に加えて、カードを使わなくてもサイコロが8個に増える[注釈 21]。現れてから8か月ほど経つとレインボー新幹線はいなくなり、いなくなると全員の超・絶好調は終了する。
- 「テッテケテー」のイベントでは、サイコロを1個ふって5か6が出れば目的地のそばへ連れて行ってくれるようになった(『2017』では6のみ)。
- 北浜の「あったらいいな製薬」を所有していると「ボムシュレッダー」を開発するイベントが発生。発生すると、以後この物件を所有するプレイヤーは「時限爆弾カード」を入手しても即座に消去できるようになる(「時限爆弾カード」を入手すると過去作に登場した「すずめの涙カード」の時限爆弾カード処理と同じ効果が自動的に発動する)。
- 千駄ヶ谷の「ラグビー場」を所有していると40年目以降の10月にラグビーW杯イベントが開催されるイベントが、1試合中2回まで発生する。プロ野球日本シリーズイベントと同様にミニゲームを行うが、それとは違い負けてもプレイヤーに臨時収入が発生し、勝った場合は追加で臨時収入が手に入る。
- 65年目の7月に東京五輪が開催されるイベントが発生する。開催されると東京、埼玉、神奈川、千葉、福島に物件を所有しているプレイヤーに莫大な臨時収入が発生する。
- 70年目の4月に大阪万博が開催されるイベントが発生する。開催されると11月の万博終了時に愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岡山に物件を所有しているプレイヤーに莫大な臨時収入が発生する。
- 「リニア周遊カード」は前作までは歴史ヒーローの伊達政宗の効果によってのみ新規に入手できたが、今作では低確率でナイスカード駅やスーパーカード駅、80年目以降のカード売り場駅の高輪ゲートウェイ駅、特定のイベントでも手に入れられるようになった。
- 「食品日本一」イベントでの審査員が「クーネル・サンダース」から「マル・マルイ」に変更された。また、新たなイベントとして「ラーメン日本一」が登場した。11月に一定確率で発生し、ラーメン日本一に選ばれたラーメン屋の物件を所有しているプレイヤーは11月から翌年2月月初まで臨時収入を得られる。
マップに関する変更点[編集]
- 「ワープ駅」と「ぶっとび駅」が廃止され「ヘリポート駅」が初登場。ヘリポート駅に止まると他の11個のヘリポート駅からランダムで選ばれた4個のヘリポート駅のいずれかを選んでそこに飛ぶことができ、ワープ駅やぶっとび駅と同様にその場にとどまることもできる。ワープ駅とは異なり、使用しても持ち金が0円にならない。また、持ち金がマイナスのときにヘリポート駅に止まると、他のヘリポート駅に飛ぶ・その場にとどまるにかかわらず、持ち金が強制的に0円になる。
- 前作で専用デザインとなっていた県庁所在地の物件駅が、通常の物件駅のデザインと同一となった。
- 四万十川駅、カード売り場の中村駅、ナイスカード駅の宿毛駅が高知駅 - 宇和島駅ルートから独立した。その関係で物件駅の土佐清水駅が初登場。
- 北海道に1989年4月30日に廃線された標津線が新たに追加された。その関係で物件駅の羅臼、斜里、中標津、別海が初登場。
- 本州と四国を結ぶルートとして瀬戸内しまなみ海道が新たに追加された。その関係で物件駅の生口島と大三島が初登場。代わりに、大分港 - 八幡浜港間の九州と四国を結ぶ航路が廃止された。
- 9年目の4月に、鉄道省駅の下にあるカード駅がカード売り場駅の「高輪ゲートウェイ駅」に変化する[注釈 22][13]。
今作で初登場のカード[編集]
- ロイヤルEXカード
- 『2017』に登場した「グランクラスカード」が改名されたもの。効果も同じで、サイコロを6個ふって出た目の合計移動でき、何回か使える。
- 連帯保証人カード
- このカードを持ったプレイヤーの持ち金がマイナスになった時自動で効果が発動し、持ち金が0円までしか減らず、残りの借金を他のプレイヤー1人に1回だけ肩代わりしてもらうことができる。肩代わりしてもらう相手は自分で決められず、ランダムに選ばれる。
- 6大都市カード
- 札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡(博多)のいずれかを選んでぶっとべるカード。何回か使える。
- 1が出るまでカード
- 入手すると、翌月からターンの最初にサイコロを1個振って1が出るまで通常行動ができなくなる。1が出るとこのカードは消滅し、通常行動が可能になる。使ったり捨てたりすることはできない。
- 指定うんち!カード
- 従来の「指定うんちカード」が改名されたカード。効果も従来の「指定うんちカード」と同じで、好きなマスにうんちを1個落とすことができる。ただし、カード使用時のBGMは前述の通り変更されている。
- スペシャルズカード
- 「スペシャルカード」の効果が何回か使える、「スペシャルカード」の周遊系カード(『2010』『タッグマッチ』に登場する「スペシャルセット3」(スペシャルカード3回分の効果)とは異なる)。
- 孤軍奮闘カード
- 他のプレイヤーに加勢している「歴史ヒーロー」全員の活動を3年間停止できるカード。
今作で初登場のキャラクター[編集]
ボンビー[編集]
- ビッグボンビー
- 小豆色の体に、頭に地球儀を乗せたキャラクター。取りついているプレイヤーの借金をサイコロの目だけ倍にする(例えば持ち金が-5000万円で出目が4だったとき、-5000万円×4で持ち金が-2億円となる)。出目が1だった場合は持ち金に変化はない。取り憑いているプレイヤーの持ち金がプラスの場合は強制的に貧乏神に戻る。持ち金にしか影響を与えないゲストボンビーはビッグボンビーが初めてである[注釈 23] 。テーマ曲は「奈落のビッグボンビー」(関口和之作曲)。関口がゲストボンビーの曲を担当するのは『15』のギーガボンビー以来であり、新ゲストボンビーの曲を担当するのは『G』のピヨピーのテーマ曲以来。
- キングボンビーJr.ポコン
- キングボンビーの息子。キングボンビーからハリケーンの舞を伝授してもらっている。『12』から『WORLD』に登場していた「ハリケーンボンビー」や、『2017』のキングボンビーの物件飛ばしモードのように、取りついているプレイヤーの物件をハリケーンで吹き飛ばし、吹き飛ばした物件の所有権を白紙に戻す。舌足らずなセリフが特徴で、ハリケーンボンビーとは違い登場回数が浅いうちは1回に吹き飛ばす物件の数は1 - 2件と少ないが[注釈 24] 、登場した回数が増えるにつれて吹き飛ばす物件数が増えてセリフも変更される。稀にまだためらいがあるといって何もしないことがある。BGMはキングボンビーの「悪夢のキングボンビー」の流用。他のボンビーのBGMの流用は『DX』『HAPPY』に登場していた「コマルン」のテーマ「パクパクコマルン」をミニボンビーに流用していた事例以来である[注釈 25]。
- デストロイ号
- キングボンビーの最凶形態。『7』『jr.』『15』に登場した「ギーガボンビー」のようにキングボンビーから派生して登場するのではなく、貧乏神が変身するシーンでキングボンビーが出た後にフェイントをかけて登場するため、実質には貧乏神の変身パターンの1つである。キングボンビーがそのまま汽車になった姿。今流行の豪華列車を使って自分も鉄道経営をしようと言いつつ、取り憑いているプレイヤーの汽車をくわえて行動する。この時、プレイヤーの駒が汽車ではないものに変化していた場合[注釈 26]、その駒の特殊効果は失われ、通常の汽車に戻る。サイコロを3 - 5個振り、出た目の数だけ強制移動させられ、さらに通った物件駅や通ったマス周辺の物件駅にある物件を燃やす(鉄道省駅は燃やさない)。燃えた物件の所有権は白紙に戻る。被害の大きさには「全物件が壊滅」「甚大な被害」「一部に被害」「軽微な被害」の4段階あり、それぞれ所有権が白紙になる物件数が違う。デストロイ号の悪行によって進んだ場合は他のプレイヤーがいるマスを通ったり他のプレイヤーにピッタリ重なったりしてもなすりつけは起こらないほか、目的地に入っても到着扱いにはならない。デストロイ号は取り憑いているプレイヤーの物件駅を狙うとは限らず、対象駅の物件を所有者を問わず無差別に燃やすため、状況によっては他のプレイヤーの被害の方が大きくなる可能性もある。ちなみに、デストロイ号に変身後5年間は再度デストロイ号に変身することはなく、さらに変身後2年間はキングボンビーにも変身しない。なお、貧乏神の変身形態で「ボンビー」という言葉が付かないのは『G』に登場したピヨピー以来である[注釈 27][注釈 28]。
- なお、副監督である桝田のTwitterによれば、32年目以降はこの形態には変身しないよう設定されていることが明かされている[14]。BGMは「悪魔のデストロイ号」(前山田健一作曲)。今作よりスタッフとして参加した前山田が手掛けた唯一のボンビー系BGMとなっている。
名産怪獣[編集]
本作に登場する「名産怪獣」のデザインは全て田森庸介が担当をしている(正確には前作『2017』で初登場した名産怪獣は同じデザインが使用されており、『タッグマッチ』以前より続投している怪獣はデザインが変更されている)。
- 分け目怪獣セキガハーラ
- 岐阜駅の左隣の赤マスに止まると一定確率で出現。関ヶ原の戦いにちなみ、「東軍」「西軍」どちらにつくか聞かれ、東軍についたなら東の、西軍についたなら西のいずれかの物件駅へ飛ばされる。飛ばされる距離はランダム。
- 提灯怪獣トラフグラ
- 下関駅に止まると出現。サイコロを1個振って1を出すと所持金とカードを全部失う。
- 森の怪獣バッサイダー
- 新宮駅が目的地ではない時に農林物件を6つ以上持っていると一定確率で出現。サイコロを2個から3個振って出た目の合計数の農林物件を失う。
- 魅了怪獣メロメロン
- 8年目以降にカードを4枚以上所持した状態で夕張駅に止まると出現。所持しているデビル系カード以外の全カードを他の社長に配ってしまう。
- 知床怪獣クリオネンネー
- 12月から2月の間に網走 - 斜里間のカード駅に止まると一定確率で出現。止まった社長を3か月から6か月の間冬眠させて行動不能にする。
今作で初登場の楽曲[編集]
- 関口和之作曲
-
- 奈落のビッグボンビー
- 萌える秋
- へい!おまちNo.1
- うれしい臨時収入!
- 豪速球の星[注釈 29]
- ニョキニョキ!
- ニッポン・スバラシイネー!
- ハロー・カム・オン
- 八大JAPAN達成!
- いまから絶好調!
- カードをつかえ!
- ショッカーO野/こっち来い!
- 令和も桃鉄!
- ボンビラス星へようこそ!
- やってきました、ショッカーO野!
- さくま鉄人絶好調/さらに!さらに!さらに
- ジンベイザメの見た夢
- 寒い町の悲劇
- 詫び&サビー
- 夜のミリオンダラー
- 19回目のレインボー
- 青い空と白い雲
- 前山田健一作曲
-
- 泣け!ナマハーゲン
- 悪魔のデストロイ号
- ピーチ・エレクトリック・パレード
- トンチキ3年決戦!
- 妖鬼妃絶好調/お手やわらかに!
- 餓鬼絶好調/食品物件は買えないよ!
- 雷神絶好調/お金もらう攻撃
- えんま絶好調/集まれ鬼属
- 激闘の末に!
登場駅[編集]
- 凡例
- (初):今作で初登場の駅
- (変):これまでの作品[注釈 30]では別の種類の駅だった駅
- (再):過去の作品[注釈 30]に登場したが一度廃止され、今作で復活した駅
- (途):イベントなどで途中から出現する駅
物件駅(339駅)[編集]
太字:目的地候補の駅
北海道(53駅)[編集]
- 稚内
- 礼文
- 利尻
- 浜頓別
- 天塩
- 名寄
- 興部
- 紋別(初)
- 留萌
- 和寒
- 北見
- 羅臼(初)
- 増毛
- 旭川
- 上川
- 遠軽(初)
- 美幌(初)
- 網走
- 斜里(初)
- 美瑛
- 富良野
- 陸別(初)
- 足寄(初)
- 阿寒
- 摩周(初)
- 中標津(初)
- 別海(初)
- 釧路
- 厚岸
- 根室
- 芽室(初)
- 帯広
- 池田
- 中札内
- 夕張
- 砂川
- 札幌
- ススキノ
- 定山渓(初)
- 小樽
- 余市
- ニセコ
- 長万部
- 洞爺湖
- 登別
- 苫小牧
- 室蘭
- 襟裳
- 八雲
- 森
- 江差
- 函館
- 松前
東北(41駅)[編集]
- 竜飛
- 大間
- むつ
- 菜の花
- 五所川原
- 金木(初)
- 弘前
- 青森
- 黒石
- 三沢
- 八戸
- 田子
- 三戸
- 盛岡
- 久慈
- 花巻
- 遠野
- 釜石
- 平泉
- 大船渡
- 気仙沼
- 鳴子
- 登米
- 石巻
- 女川
- 仙台
- 松島
- 名取
- 秋田
- 角館
- 横手
- 酒田
- 鶴岡
- 天童
- 山形
- 米沢
- 福島
- 喜多方
- 会津若松
- 郡山
- いわき
関東(49駅)[編集]
- 北茨城(初)
- ひたちなか(初)
- 笠間
- 水戸
- 土浦
- 那須
- 宇都宮
- 栃木
- 草津
- 沼田
- 高崎
- 前橋
- 桐生
- 深谷
- さいたま
- 熊谷(初)
- 秩父(初)
- 幕張
- 佐原
- 船橋
- 千葉
- 銚子
- 鴨川
- 館山
- 上野
- 大久保
- 八王子
- 秋葉原
- 浅草
- 新宿
- 後楽園
- 東京
- 日本橋
- 品川(初)
- 千駄ヶ谷(初)
- 銀座
- 原宿
- 渋谷
- お台場
- 伊豆大島
- 八丈島(変)
- 川崎
- 箱根
- 小田原
- 中華街(初)
- 横浜
- 湯河原
- 鎌倉
- 横須賀
中部(56駅)[編集]
近畿(42駅)[編集]
- 四日市
- 伊賀
- 津
- 松阪
- 伊勢
- 鳥羽
- 長浜
- 彦根
- 近江八幡
- 大津
- 舞鶴
- 嵐山
- 京都
- 祇園
- 吹田
- 大阪
- 門真
- 天保山
- なんば
- 北浜
- 京橋
- 天王寺
- 鶴橋
- 堺
- 岸和田
- 城崎
- 出石
- 福知山
- 姫路
- 三田
- 有馬(初)
- 明石
- 赤穂
- 神戸
- 淡路島
- 奈良
- 橿原
- 五條
- 和歌山
- 新宮
- 御坊
- 白浜
中国(28駅)[編集]
- 鳥取
- 境港
- 出雲
- 大根島
- 松江
- 安来
- 石見銀山
- 浜田(変)
- 津和野
- 蒜山
- 倉敷
- 岡山
- 日生
- 宮島
- 広島
- 尾道(再)[注釈 33]
- 呉
- 鞆の浦(初)
- 福山
- 生口島(初)
- 仙崎
- 萩
- 湯田温泉
- 下関
- 山口
- 宇部
- 柳井
- 岩国(初)
四国(16駅)[編集]
- 徳島
- 鳴門
- 坂出
- 高松
- さぬき
- 大三島(初)
- 今治
- 四国中央
- 松山
- 道後
- 宇和島
- 四万十川
- 土佐清水(初)
- 高知
- 須崎
- 安芸
九州(41駅)[編集]
- 門司港
- 小倉
- 飯塚
- 博多
- 中洲(初)
- 糸島(初)
- 太宰府
- 秋月
- 久留米
- 佐賀
- 鳥栖
- 小城
- 唐津
- 有田
- 伊万里
- 長崎
- 茂木
- 諫早
- 佐世保
- 対馬
- 壱岐
- 五島
- 熊本
- 八代
- 水俣
- 人吉
- 天草
- 大分
- 別府
- 中津
- 湯布院
- 日田
- 竹田
- 宮崎
- 西都
- 都城
- 鹿児島
- 桜島
- 知覧
- 枕崎
- 鹿屋
沖縄、薩南諸島(12駅)[編集]
- 那覇
- 大宜味
- 本部
- 名護
- 金武
- うるま(変)
- 屋久島
- 種子島
- 奄美大島
- 久米島
- 宮古島
- 石垣島
海外・その他(1駅)[編集]
- ホノルル
カード売り場駅(31駅)[編集]
北海道(5駅)[編集]
- 士別
- 知床
- 弟子屈
- 岩見沢
- 浦河
東北(3駅)[編集]
- 恐山
- 宮古
- 新庄
関東(5駅)[編集]
- 日光
- 大網
- 大月
- 高輪ゲートウェイ(途)[注釈 34]
- 三宅島
中部(4駅)[編集]
- 八尾
- 珠洲
- 佐久間
- 木曽
近畿(3駅)[編集]
- 綾部
- マキノ
- 尾鷲
中国(1駅)[編集]
- 益田(初)
四国(2駅)[編集]
- 新居浜
- 中村
九州(6駅)[編集]
- 牛深
- 高千穂
- 日向
- 飫肥
- 指宿
- 佐多
沖縄、薩南諸島(2駅)[編集]
- 赤嶺
- 糸満
ナイスカード駅(10駅)[編集]
関東(5駅)[編集]
- 市原
- 富津
- 千倉
- 和田浦
- 茂原
四国(3駅)[編集]
- 大州(変)
- 内子
- 宿毛
九州(2駅)[編集]
- 津久見
- 臼杵
ヘリポート駅(12駅)[編集]
北海道(4駅)[編集]
- 猿払(変)
- 浜中(変)
- 千歳(変)
- 銭函(変)
関東(1駅)[編集]
- 高萩(変)
中国(2駅)[編集]
- 倉吉(変)
- 江津(変)
四国(2駅)[編集]
- 伊予(初)
- 室戸(変)
九州(2駅)[編集]
- 三角(変)
- 日南(変)
沖縄、薩南諸島(1駅)[編集]
- 首里(変)
ダビング駅(6駅)[編集]
北海道(2駅)[編集]
- 日高
- 静内
沖縄、薩南諸島(4駅)[編集]
- 宜野湾
- 豊見城
- 南城
- 八重瀬
宝くじ駅(6駅)[編集]
北海道(2駅)[編集]
- 宗谷(変)(再)[注釈 35]
- 五稜郭
関東(1駅)[編集]
- 木更津
中部(1駅)[編集]
- 下呂
九州(2駅)[編集]
- 佐伯
- 日之影
周遊駅(5駅)[編集]
北海道(1駅)[編集]
- せたな
近畿(4駅)[編集]
- 太地
- 那智
- 紀伊姫
- 串本
カードバンク駅(1駅)[編集]
九州(1駅)[編集]
- 行橋(途)[注釈 36]
空港駅(7駅)[編集]
- 帯広空港
- 成田空港
- 中部空港
- 関西空港
- 宮崎空港
- 那覇空港
- ホノルル空港
フェリー乗り場駅(25駅)[編集]
北海道(4駅)[編集]
- 稚内港
- 鴛泊港
- 香深港
- 手宮港
関東(4駅)[編集]
- 竹芝港
- 元町港
- 三池港
- 底土港
中部(2駅)[編集]
- 新潟港
- 両津港
近畿(1駅)[編集]
- 岸壁港
九州(7駅)[編集]
- 厳原港
- 郷ノ浦港
- 呼子港
- 博多港
- 福江港
- 長崎港
- 枕崎港
沖縄、薩南諸島(7駅)[編集]
- 西之表港
- 宮之浦港
- 名瀬港
- 那覇港
- 兼城港
- 平良港
- 石垣港
不具合・アップデートによるゲーム内容の調整[編集]
- 発売日に行われたVer 1.0.2アップデートで「宝くじ駅」の当選確率と「シンデレラカード」の入手確率が調整された。
- Ver 1.0.2において、「桃鉄3年決戦!」で「絶好調カード」を利用すると、最後まで絶好調のままゲームが進行する不具合が存在した。発売元であるKDEは公式サイトで修正されるまでの間は、「桃鉄3年決戦!」では「絶好調カード」を利用しないか、「いつもの桃鉄」のみをプレイすることを対処方法として挙げている。12月1日に配信されたVer 1.0.4のアップデートによって修正された[15][16]。また、同アップデートでは他にも以下のような不具合が修正されている。
- 桃鉄3年決戦!で「最下位カード」を使用して絶好調になると、最後まで絶好調のままゲームが進行する不具合
- プレイヤーの持ち金が一定以上の状態で、「たいらのまさカード」を使用すると持ち金が正しい値にならない不具合
- 「大阪万博」「東京オリンピック」「ラーメン日本一」イベントの臨時収入が正しく反映されないことがある不具合
- Ver 1.0.4において、「桃鉄10年トライアル!」のスコアが正しく集計されない不具合が存在した。公式サイトにて、次回アップデートによる修正が行われるまでの間は、他のモードでプレイすることを対処方法として挙げている[17]。12月24日に配信されたVer 1.1.0で修正されている[16]。また、同アップデートでは他にも以下のような不具合が修正されている。
- プレイヤーの持ち金ウィンドウが正しく表示されないことがある不具合
- 「地方へ!周遊カード」の売却価格が適切に設定されていなかった不具合
- アカベコンとナマハーゲンが同じ月に出現した場合、ナマハーゲンが正しく表示されない不具合
- プレイヤーの持ち金が一定以上の状態で、歴史ヒーローの福沢諭吉のイベントが発生すると持ち金が正しい値にならない不具合
その他[編集]
動画配信[編集]
- 本作はプレイ動画の配信が公式に認められることが桝田のTwitterにて明らかにされ、発売前日となる2020年11月18日に動画投稿のガイドラインが公式サイトにて公開された[18][19][20]。FacebookやYouTube、ニコニコ動画など、KDEが指定した動画共有サービスへのプレイ動画の投稿や配信、同サービスを利用した収益化が可能になった[19][21]。KDEでは原則としてタイトルや収益の有無を問わず個人に対する配信許可は行わないとしていたため[18][22]、KDEから発売されているゲームソフトとしては初めて公に個人に対する動画配信の許可が認められているタイトルとなる[18][注釈 37]。
- 『USA』から『20周年』、『2017』から本作で、CMキャラクターを務めるお笑いタレントの陣内智則が本作の発売を記念し、本作をネタにしたコント動画をYouTubeに投稿している[23]。陣内は過去にも『USA』をネタにしたコントを制作し、テレビ番組「桃の陣!」(『LIVE★桃の陣!』2004年11月23日放送)内で披露しており、ネタの中には今回のコント動画にも流用されているものもある[注釈 38]。
コラボイベント・番組[編集]
- 楽天が本ゲームの発売を記念したコラボイベント「桃鉄×楽天 全国を巡る大物産展」を2020年11月19日から同年12月25日まで開催した[24]。
- 東北新幹線が全線開業10周年記念として、JR東日本とコラボイベント「JR東日本×桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~スタンプラリー in 東北」を2020年11月20日から2021年2月28日にかけて開催される予定である[25]。
- MBSテレビがKDEによる監修の元、本ゲームの「桃鉄3年決戦!」において、サイコロの出た目に従い、実際にプレーヤーが全国各地の駅に移動するテレビ番組『日本一周!リアル桃鉄』を2020年12月21日深夜にTBS系列にて放送した[26][27]。
関連書籍[編集]
- 桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜 公式ガイドブック(ファミ通書籍編集部、KADOKAWA Game Linkage、2020年11月19日)ISBN 978-4047335073
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ a b 『桃太郎伝説シリーズ』『桃太郎電鉄シリーズ』『桃太郎活劇』『桃太郎道中記』など。
- ^ a b 『2017』では桃太郎と貧乏神のみを担当。
- ^ セガから発売された『ぷよぷよフィーバー』や、KDEより発売された『スーパーボンバーマン R』などを担当。なお『ぷよぷよフィーバー』『スーパーボンバーマン R』及び本作のいずれも、オリジナルメーカーの倒産または吸収合併後に初めて権利の保有元から発売された家庭用シリーズ作品で、キャラクターデザインの大幅な変更が意識的に行われている。
- ^ a b 『X』から『2017』まで使用されていたタイトル用楽曲「それいけ!桃鉄」や『15』のギーガボンビーを除くほとんどのゲストボンビー曲など多数の楽曲を担当した。
- ^ a b 公式サイトの作曲に関するクレジットが「関口和之 ヒャダイン(前山田健一)」のみとなっている。
- ^ オンライン対戦の実装自体は『20周年』『2010』などで既に行われており、シリーズにおいて初の試みではない。
- ^ シリーズ1作目である『桃太郎電鉄』は副題が無い。また本作以前のシリーズ作品で本作のように『桃太郎電鉄(副題)』という構成になっているタイトルは無い。
- ^ これまでの作品の副題は「ブラックボンビー出現!の巻 (『11』)」や「たちあがれ日本!! (『2017』)」など各作品の特色を表したものとなっていた。
- ^ 統括プロデューサーの岡村が直近で手掛けた『スーパーボンバーマン R』のキャラクターデザインを担当したことが由縁であり、従来の桃太郎シリーズとは関連がない。
- ^ 『2017』のみキングボンビーの物件飛ばしモード時のBGMとして使用された。
- ^ 全てのCOMキャラ絶好調BGMが、元々の作曲担当が関口であるか池であるかに関わらず一新されている(池作曲の餓鬼のパーフェクトBGM「完全なる餓鬼」も含む)。ただし、関口作曲の人間プレイヤーの絶不調や餓鬼のスランプBGM「大恐慌エレジー」はこれまでと同じである。
- ^ 後述のラグビーW杯イベントに使用される「マイ・ジェット」(関口和之作曲、『USA』『WORLD』における空路BGM)など。
- ^ さくまあきらのホームページにおける、新作のアイデアや要望を募集するコーナー「桃鉄研究所」の採用者。「桃鉄研究所」は2010年3月24日を最後に更新されていない。
- ^ 『SUPER』から続く現行ルールでの据置機向けタイトルとしては本作が初ということになる。
- ^ 統括プロデューサーの岡村が直近で手掛けた『スーパーボンバーマン R』(桃太郎シリーズとは関連がない)でも「ちかくでバトル」「ネットでバトル」の表記が使用されている。
- ^ 1台のWiiに3人まで登録できるため、Wii A(3人)とWii B(1人)というように、最低でも2台のWiiと2本のゲームソフトがあれば4人でのオンラインフレンド対戦が可能であった。
- ^ 『15』ではさくまが絶好調になるとカード駅がナイスカード駅になる(『15』ではスーパーカード駅は登場していないので、ナイスカード駅は変化しない)が、マイナス駅は変化しない。また、『16』から『2017』ではマイナス駅はプラス駅になるが、カード駅やナイスカード駅は変化しない。
- ^ ただし、「鉄人」などのように『16』以前の作品で採用された役職(段位)も一部存在する。
- ^ 『11』『15』に登場するブラックボンビーの悪行によって出現するブラック駅(止まると損害系カードを高確率で引かされる駅)でも、損害系カードの中に有益なカードが混ざっているが、こちらは低確率ながらも入手は可能。
- ^ これまでの作品にも「ひよこっち」(『たまごっち』のパロディ)など人間以外に変装するパターンもあったが、1つの作品において変装パターンが全て人外なのは初。
- ^ 『WORLD』『2017』にも「超・絶好調カード」というカードがあり、使うと超・絶好調になれるが、効果は通常の絶好調の2倍の期間絶好調になれるというものであり、今作の超・絶好調とは異なる。
- ^ ゲーム開発当初は「高輪G駅」という名前だったが、JR東日本から許諾を受けて「高輪ゲートウェイ駅」の名前でゲーム内に登場することになった。
- ^ 『20周年』『WORLD』に登場した「ロシアンボンビー」も見かけ上は持ち金にしか影響を与えないが、「-○億円カード」(使用して書かれた金額を払うまで消えない、1年以内に払わないと10倍の金額を強制的に取られる)をプレイヤーに押し付ける形で悪行を行い、カード袋がいっぱいの時は他のカードを捨てなければならないため、カードにも影響を与えるといえる。
- ^ 巻き添えを受けた他のプレイヤーに対してはこの法則は該当しない。
- ^ 同曲はコマルンが登場しなくなってからは、「戻るな!ミニボンビー」に改名され、使用され続けている。
- ^ 牛歩カードによって牛の姿にされていた場合や、さつまいも怪獣プープーの姿になっていた場合など。
- ^ さくま曰く、ビヨピーはキャラクターとしてはボンビーではないという。なお、ピヨピーは後の作品で名産怪獣となっている。
- ^ 他に『DX』『HAPPY』に登場していた「コマルン」がある。
- ^ 『HAPPY』から『G』にて使用された同名の曲(宮路一昭作曲)とは異なる。
- ^ a b 携帯版、地方編を除く。
- ^ 『2017』では新湊だった。
- ^ 『G』以来。
- ^ 『SUPER』から『DX』以来。
- ^ 前述の通り、9年目の4月に登場。
- ^ 『2010』から『タッグマッチ』以来。
- ^ 16年目の4月に登場。
- ^ 名目上は今作が「唯一の特例」とされているが、過去にはKDEタイトルの動画配信のケースが存在しており、『スーパーボンバーマン R』では、実在のゲーム実況動画配信者(エグゼビア・ウッズ)が2018年6月のアップデートでキャラクター化されて登場しており、「同作品を含め、ゲームの動画配信を行う」という設定が公式的に付与されていた。
- ^ COMキャラクターのさくま鉄人を選択しようとしたら、イラスト(『USA』の場合は土居、本作の場合は竹浪によるもの)が表示されず、代わりにさくまの実際の写真が表示される、など。
出典[編集]
- ^ a b “開発実績”. 株式会社インファイト. 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b “桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト”. 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト. 2021年2月27日閲覧。
- ^ a b “Switch『桃太郎電鉄』11月19日発売決定! 早期購入でファミコン版『桃鉄』がついてくる【Nintendo Direct mini】”. ファミ通.com (2020年7月20日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “『桃太郎電鉄』最新作がNintendo Switchで2020年に発売決定!【Nintendo Direct 2019.9.5】”. ファミ通.com (2019年9月5日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “『桃鉄』新作の謎に迫る、さくまあきら氏&桝田省治氏インタビュー。開発の経緯から新要素までを訊く”. ファミ通.com (2019年9月21日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ a b c “『桃太郎電鉄 昭和、平成、令和も定番!』ステージイベントリポート。ゲームシステムは“定番”の名の通り、大幅な変更はなし【TGS2019】”. ファミ通.com (2019年9月13日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ a b さくまあきら; 桝田省治 (2021年2月25日). さくまあきら、“復帰作”でシリーズ最大の売上「もう一度、悔いのない『桃鉄』を作りたかった」. インタビュアー:武井保之. オリコン. pp. 1-2. ORICON NEWS. 2021年2月25日閲覧。
- ^ “Switch『桃鉄』が初週で販売本数50万本を突破。ダウンロード版を含んだ累計で、前作3DS『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』を超える”. ファミ通.com (2020年11月25日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ 平田紀之 (2021年1月3日). 久保信博: “展望2021:活況のゲーム業界、「巣ごもり」後に試されるソニー・任天堂”. ロイター通信. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “2020年12月ソフト・ハード売上ランキング速報。『桃鉄』が2ヵ月連続で1位、Switchの累計販売台数が1700万台に到達”. ファミ通.com (2021年1月7日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “受託開発”. 株式会社MOMO (2020年1月29日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ ありがひとしの [@ariga_megamix] (19 November 2020). "【お仕事】 Nintendo Switch用ソフト 『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』(KONAMI) に登場する「ビッグボンビー」をデザインさせていただきました! ビッ!ビッ!ビッ! ビッグボンビー!" (ツイート). Twitterより2021年2月5日閲覧。
- ^ さくま あきら [@isetta_23] (3 August 2020). "新作『桃太郎電鉄』で、高輪G駅で登場する予定だった駅が、そのまま高輪(たかなわ)ゲートウェイ駅で、登場することになった。架空の駅のはずなんだけどね。本当の駅名をつかえるのは、うれしい。" (ツイート). Twitterより2021年2月5日閲覧。
- ^ 桝田省治 [@ShojiMasuda] (21 November 2020). "と思って、32年目以降は変身しないように、デストロイ号によ~く言い聞かせておきました。上級者の皆さまにとっては全物件独占なんて50年もあれば朝飯前のはず。デストロイ号がどれだけ暴走しようと、覇者の歴史においてはただの前座にすぎません。楽しんでください。#令和桃鉄" (ツイート). Twitterより2021年2月5日閲覧。
- ^ “【お知らせ】「桃鉄3年決戦!」で確認されている不具合について”. 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト. コナミデジタルエンタテインメント (2020年12月1日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ a b “アップデート情報”. 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト. コナミデジタルエンタテインメント (2020年12月1日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “【お知らせ】「桃鉄10年トライアル!」で確認されている不具合について”. 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト. コナミデジタルエンタテインメント (2020年12月4日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ a b c “「桃太郎電鉄」最新作、KONAMIとしては異例の“配信OK”タイトルに 「唯一の特例」「社内調整がたいへんだった」と開発者が明かす”. ねとらぼ (2020年11月8日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ a b “プレー動画投稿応援キャンペーン”. 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト (2020年11月18日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “アスキーゲーム:ルールを守れば収益化もOK!『桃鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』プレイ動画の投稿応援キャンペーンが開催決定”. ASCII.jp (2020年11月18日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “「桃太郎電鉄」新作、コナミとしては異例の「動画投稿し放題」 ゲーム実況に関するガイドラインを公開”. ねとらぼ (2020年11月18日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “ゲーム実況の無許諾配信とどう向き合う? 弁護士「メーカーの利益を尊重すべし」”. 弁護士ドットコム (2020年8月29日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ 陣内智則 (2020年11月21日). 陣内智則【コント 桃太郎電鉄〜昭和 平成 令和も定番〜】 (YouTube配信) 2021年2月5日閲覧。
- ^ 楽天株式会社 (2020年11月5日). “楽天、「楽天市場」で「桃太郎電鉄」最新作とのコラボレーション企画「桃鉄×楽天 全国を巡る大物産展」を実施”. PR TIMES. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “JR東日本、桃太郎電鉄とコラボ。東北を舞台にデジタルスタンプラリー実施”. トラベル Watch. インプレス (2020年11月4日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “『桃鉄』現実世界で“完全再現” 芸人2人が総移動距離9000キロの激戦”. ORICON NEWS (2020年12月14日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “「桃太郎電鉄」を現実世界で再現!? TV番組「日本一周!リアル桃鉄」12月21日放送決定!”. GAME Watch (2020年12月14日). 2021年2月5日閲覧。
外部リンク[編集]
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