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タイヨーエレック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セガサミーホールディングス > サミー > タイヨーエレック
タイヨーエレック株式会社
Taiyo Elec Co., Ltd.
本社が入居する住友不動産大崎ガーデンタワー
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 6429
2011年7月29日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
141-0033
東京都品川区西品川1丁目1番1号
住友不動産大崎ガーデンタワー
北緯35度36分53.8秒 東経139度43分52.2秒 / 北緯35.614944度 東経139.731167度 / 35.614944; 139.731167座標: 北緯35度36分53.8秒 東経139度43分52.2秒 / 北緯35.614944度 東経139.731167度 / 35.614944; 139.731167
設立 1973年7月11日
(太陽電子株式会社)
業種 機械
法人番号 7180001026037 ウィキデータを編集
事業内容 パチンコ機及びパチスロ機の開発・製造・販売等
代表者 代表取締役社長 田中宏孝
資本金 1億円(2016年3月1日現在)
発行済株式総数 2283万3748株
売上高 10億6864万5000円(2018年3月期)
営業利益 9711万3000円(2018年3月期)
純利益 4165万8000円(2018年3月期)
純資産 73億3501万7000円(2018年3月31日現在)
総資産 74億8199万8000円(2018年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 サミー株式会社 100%
外部リンク www.taiyoelec.co.jp ウィキデータを編集
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タイヨーエレック株式会社: TAIYO ELEC Co., Ltd.)は、日本のパチンコパチスロ製造販売会社。サミー株式会社の完全子会社。

なお、東京都港区に本社を置くパチスロメーカーのタイヨー、同じくセガサミーグループのセガトイズの子会社だったタイヨー(旧・太陽工業、2010年解散・清算)とは無関係である。

概要

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元々手打ち台であった「アレンジボール」を電動化したものを「アレパチ」のブランド名で展開し、登録商標(第4496646号)を行っている。その後アレンジボールに対する規制が強化される中、2004年の規則変更によってアレンジボールの発売が禁止されるまで生産を続けた。創業者は佐藤昭治( - 2014年11月21日、享年85歳[1])。

規則変更によってアレンジボールの基軸を失った後は、もっぱらアニメコンピュータゲームタイアップしたパチンコ・パチスロ機を中心にリリースを行っている。特にゲーム版権である『龍が如くシリーズ』のパチンコ・パチスロ化権は当社が持っているが、保有元であるセガの意向により、本編作品の使用許可が下りず、外伝作品のみのタイアップに留めていた。

経営を創業者から娘の佐藤英理子へ引継ぎ、2001年4月11日に大証ジャスダックへ上場。2011年7月27日に上場廃止。

2007年にサミーと資本・業務提携し、2011年にサミーの完全子会社(セガサミーホールディングスから見た場合は孫会社)になった。2017年4月に本社を愛知県名古屋市中村区名駅南から、サミー本社と同じサンシャイン60の29階へ移転。2018年8月に本社を住友不動産大崎ガーデンタワーオフィス棟へ再移転した。

2015年9月、セガサミーグループの遊技機事業に関する構造改革を発表。この構造改革では、タイヨーエレックとしては全従業員の3分の2にあたる約200名の希望退職者の募集などを行った他、2016年3月には瀬戸工場を閉鎖し、生産機能をサミー川越工場へ集約した。2016年には遊技機のマルチブランド戦略を見直し、遊技機のブランドを順次サミーへ統一することを発表[2]。2014年5月から実施しているセガサミーグループにおける構造改革の実施は、2015年4月にゲーム事業やアニメーション事業などのエンタテインメントコンテンツ事業の再編(セガホールディングス〈現:セガグループ〉設立)に次ぐものとなる[3]

これにより、タイヨーエレックとしては自社ブランドでの販売から撤退することとなり(製造は継続)、タイヨーエレックが製造する遊技機のブランドはサミーへ統一された。2017年3月発売の「CRビッグorスモール」がタイヨーエレックブランドとしては最後の機種となったと同時に[4]、2017年9月にサミーから発売された「パチスロ蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-」以降におけるタイヨーエレックが製造した機種に関しては、サミーブランドにて発売するという形となった。

2017年3月まで使用していた旧本社ビルも、2019年12月13日に約29億円で売却された[5]

沿革

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  • 1973年 - 太陽電子株式会社として設立
  • 1996年 - 現社名に変更
  • 2001年 - JASDAQ登録
  • 2005年 - イートレックジャパンと業務提携(2008年に解消)
  • 2007年 - サミーと資本提携
  • 2010年 - 同じサミーグループの銀座から瀬戸工場を取得[6]
  • 2011年 - 8月1日付でセガサミーホールディングス及びサミーと株式交換を行い、サミーの完全子会社となった。これに伴いJASDAQの上場を廃止[7]
  • 2014年 - 本社を名古屋市西区から名古屋市中村区へ移転。
  • 2016年 - 3月1日付で資本金を51億2514万2016円から1億円に減資[8]。瀬戸工場閉鎖。
  • 2017年 - 本社を名古屋市中村区からサンシャイン60へ移転。
  • 2018年 - 5月に本店所在地を西品川にある住友不動産大崎ガーデンタワーオフィス棟へ移転。8月に本社所在地をサンシャイン60から住友不動産大崎ガーデンタワーオフィス棟へ移転[9]

パチンコ機種一覧

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旧要件機(主要機種)

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  • 1982年 - スロットル2号アレンジフィーバー
  • 1989年 - ワイワイワイ(アレパチ)
  • 1992年 - スーパーアレパチ、ファンタジー7(業界初の再始動機能)
  • 1994年 - 生駒記念(権利物)
  • 1995年 - CRそれゆけ浜ちゃん2
  • 1997年 - CR海底天国7(当時業界最大の10.4インチ液晶搭載)
  • 1999年 - CRおかっぴき銭形くん
  • 2000年 - CRそれ打て浜ちゃん2
  • 2001年 - CRひとみの料理教室2
  • 2002年 - CRアレパッチン
  • 2004年 - CR魔法のプリンセス ミンキーモモ、CRアレパチ連発おはな

現行基準機

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機種名 発売年月 備考
CR清水アキラって、うん!?いいかもしんない!! 2005年2月 初の新基準機
CRシンデレラボーイ 2005年4月
CRトップガン 2005年7月
CR演歌の歌姫八代亜紀 2006年1月 初の甘デジスペック発売
CR五右衛門 2006年4月
CR大陸物語 2006年6月
CR超神の剣 2006年9月
CRスタートレック 2006年11月 新枠「ラルース」採用
CR機動新撰組萌えよ剣 2007年1月
CRマーベルヒーローズ 2007年3月
CRハムナプトラ 2007年5月
CRそれゆけエリちゃん 2007年8月 権利物タイプ、甘デジ専用機種
CRキングコング 2007年10月 1933年製作の映画を元にしている
CR奥さまは魔女 2007年12月 甘デジ専用機種
CR伝説の巫女 2008年1月
CRギャラクシーエンジェル 2008年3月
CRサムライチャンプルー 2008年5月
CRエルビスプレスリー 2008年8月
CR匠の道 2008年10月
CRペルソナ3 2009年2月
CR八代亜紀 心の故郷帰りませんか 2009年3月
CR機動新撰組萌えよ剣 疾風怒濤編 2009年5月 新枠「ALDIO」初採用
CR BLOOD+ 2009年10月
CRゴールドラッシュ 2009年12月
CRひかる源氏 2010年1月
CR真・本能寺の変〜夢幻の如く〜 2010年4月
CRシンデレラボーイ2 2010年5月
CRフルメタル・パニック! TSR 2010年9月
CRサムライチャンプルー2 2011年1月
CRブラックラグーン 2011年6月
CR超古代文明モアイ 2011年7月
CRプロゴルファー猿 2011年9月
CRピカバナ 2011年10月
CR龍が如く 見参! 2011年12月 新枠「kaleido」初採用
CR御伽屋HANZO 2012年6月
CRカメレオン 2012年8月
CR兎-野性の闘牌- 2012年11月
CR米米CLUB 大収穫祭 2013年1月
CR火曜サスペンス劇場 2013年5月 ベースとなったのは小京都ミステリー
CR秘密戦隊ゴレンジャー 2013年8月
CRサムライチャンプルー3 2013年11月
CR機動新撰組萌えよ剣3 2014年5月
CRブラックラグーン2 2014年6月
CR龍が如く 見参! 天照祇園編 2014年10月 新枠「T-FLARE」初採用
CRどっキュンリゾート ハワイへん 2014年12月
CR嘘喰い 2015年3月
CRガメラ 2015年6月 1種2種混合機
CRビッグドリーム 2015年8月 7セグ搭載機種
CRペルソナ4 the PACHINKO 2015年9月 同社最後の旧MAXマシン
CR火曜サスペンス劇場 真相の扉〜22の過ち〜 2016年11月 同社での新基準型適合機第1号
CRハチワンダイバー 2017年1月
CR逃亡者おりん3 2017年2月
CRビッグorスモール 2017年3月 タイヨーエレックブランド最後の機種

パチスロ機種一覧

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4号機

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  • 2002年 - 火山
  • 2003年 - シュリ-30
  • 2004年 - キング オブ ザ マハラジャ

5号機

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機種名 発売年月 備考
お江戸大捜査線 2007年3月 初の5号機
マーベルヒーローズ 2007年7月
パチスロ伝説の巫女 2008年1月
熱血硬派くにおくん 2008年5月
パチスロ機動新撰組萌えよ剣 2008年9月
真・女神転生 2009年8月 本機よりサミー製筐体を使用[10]
パチスロBLOOD+ 2010年2月
パチスロリングにかけろ1〜黄金の日本Jr.編〜 2010年9月
パチスロあっぱれ剣士道 2011年1月
パチスロ銀と金 2011年8月
パチスロぷよぷよ! 2011年12月 マルハン専用機種
パチスロToHeart2 2012年2月
パチスロフルメタル・パニック!TSR 2012年4月
パチスロドカベン 2012年10月
パチスロあしたのジョー2 2013年4月
パチスロカメレオン 2013年9月
パチスロ仮面ライダーUNLIMITED 2014年1月
パチスロ御伽屋HANZO 2014年5月
パチスロバーチャファイター 2014年8月
パチスロ龍が如く OF THE END 2015年11月
パチスロ銀と金2 2015年11月

5.5号機・5.9号機

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機種名 発売年月 備考
パチスロBLOOD+ 二人の女王 2016年9月
パチスロ火曜サスペンス劇場 2016年11月
パチスロ蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 2017年9月 サミーブランドで販売
パチスロ蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Mental Model Ver. 2018年8月 5.9号機、サミーブランドで販売

脚注

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外部リンク

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