熱血硬派くにおくん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
熱血硬派くにおくん
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード[AC]
ファミリーコンピュータ[FC]
Wiiニンテンドー3DSWii Uバーチャルコンソール[VC]
PlayStation 4アーケードアーカイブス[PS4]
発売元 [AC,FC]テクノスジャパン
[VC] アークシステムワークス
[PS4] ハムスター
シリーズ くにおくんシリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア [FC] ロムカセット
発売日 [AC] 1986年5月
[FC] 1987年4月17日
[Wii・VC FC] 2008年3月18日
[Wii・VC AC] 2012年3月6日
[3DS・VC FC] 2013年4月3日
[Wii U・VC FC] 2014年1月15日
[PS4] 2014年7月24日
テンプレートを表示

熱血硬派くにおくん』(ねっけつこうはくにおくん)は、テクノスジャパンから1986年5月に販売されたアーケードゲーム。ジャンルはベルトスクロールアクションゲーム
後のジャンル作品と異なり横スクロールの概念は存在していないが、画面内に集団で出現する敵相手に格闘を駆使して立ち回り戦うという基礎的な部分は既に確立されており、同ジャンルの始祖的な作品として認識されている。

海外版は『RENEGADE』とタイトル名が変更され、ほとんどの登場人物のグラフィックも変更されている、発売元はタイトー(国内版のインストカードにタイトーのロゴマークが記載され、海外版のタイトル画面にタイトーアメリカの表記が見られる)。

概要[編集]

一対多人数の格闘を題材にしたアクションゲームの先駆け。1980年代に流行したツッパリを主題としたゲームで、作者である岸本良久の高校時代が反映されている[1]

主人公である正義の不良「くにお」を操り、親友の「ひろし」を襲った不良や暴走族などの悪党たちを相手に闘っていく。時間内に敵を全て倒すとステージクリア。全4ステージのループゲーム。ライフ制で体力が無くなる、ステージから落下する、または時間切れになるとゲームオーバー。残機(標準設定では0機、一定得点でエクステンド)がある場合はステージの最初から再スタートとなる。

当時は珍しかった音声による演出も取り入れられており、コイン投入時の「がんばってね」というボイスも話題になった。『RENEGADE』ではボイスは全て英語になっている。

タイトルの由来はコナミの『新入社員とおるくん』のもじりであり、主人公の名前はテクノスジャパンの社長である瀧邦夫に由来する[1]

操作方法[編集]

1レバーと3ボタン(左攻撃、ジャンプ、右攻撃)で操作。簡単なボタン入力で様々な動きをすることができる。

  • レバーで8方向に移動。右か左方向に2回倒すとダッシュ。ダッシュ中に走っている方向の攻撃ボタンを押すとダッシュパンチ。
  • 自分の向いているほうにはパンチで攻撃。連続して出すことができる。
  • 自分と反対の方向には後ろ蹴りで攻撃。リーチが長い。
  • ジャンプと攻撃ボタンを同時押しすると飛び蹴り。
  • 何回も攻撃を受けて屈みこんだ敵は、接触することで襟を掴むことができる。
    • 襟をつかむと、向いている方向のボタンで出すヒザ蹴りや逆方向のボタンで出す背負い投げで攻撃できる。
  • ダウンした相手に接触すると馬乗り状態になり、パウンドで攻撃することができる。しかし、体力の残っているボスにはすぐ解かれてしまう。
  • 背後からの敵に羽交い絞めされることがあり、その間は無防備となってしまう。敵のいる方向に攻撃ボタンで放すことができ、逆の方向に攻撃ボタンで前蹴りを出せる。

ステージ構成[編集]

ステージ1
花園高校の不良達と駅のホームで闘う。ボスはりき。敵をステージの右端にあるホームの下に落とすと一発で倒せる(リングアウトの概念があるため、自分も落ちると一機失う)。
FC版では、電車内での戦いのシーンが追加され、りきと戦う場所は新宿駅のホームになっている。『RENEGADE』ではステージが地下鉄のホームに変更されている。
ステージ2
暴走族と湾岸地帯で闘う。ボスはしんじ。1面と同じく、敵を左端の海に落とすと一発で倒せる(1面のホームの下と同じく、自分も落ちると一機失う)。
FC版ではバイクでのチェイスシーンが追加されている。『RENEGADE』では敵がデスメタル風の人物に変わっている。
ステージ3
スケ番グループとディスコ店近辺で闘う。ボスはみすず。近接すると同時にくにおを掴んで身動きを封じ、往復ビンタ攻撃→放り投げるのコンボで1度に数メモリ分の体力を奪っていく強敵。
FC版ではルート選択があり、みすずと闘わなくてもステージをクリアできる。『RENEGADE』では背景の文字が英語に変更されており、敵の衣装が女子プロレスラー風の大柄な女性に変わっている。
ステージ4
暴力団の事務所の外と中で闘う。ボスはさぶ。ちなみにこの面の雑魚が所持するドス(ナイフ)、さぶの所持する拳銃は喰らうと体力の残量に関わらず即死となる。
FC版では建物の中が迷路になっており、正しいルートを進む必要がある。また、FC版では暴力団の雑魚が登場しないかわりに、1度倒したボスが復活し、複数で襲い掛かってくる。『RENEGADE』ではステージとボスは変わらないが、雑魚が黒人ギャング風に変わっている。

移植版[編集]

ファミコン版
1987年4月17日にはファミリーコンピュータ用ソフトとして移植されている。
ハード制約上、画面内に現れる敵の数の最大数の減少などの簡略化が施されているが、バイクによるチェイスシーン、最終面でのルート分岐など家庭用オリジナルの要素も加えられている。
Wiiニンテンドー3DSWii Uバーチャルコンソールアークシステムワークスから配信中。
PlayStation 2版
ハムスターより、PlayStation 2用ソフトオレたちゲーセン族のラインナップとして2006年1月26日に発売された。問題点が多く存在し、移植度は低い。
セガ・マスターシステム版
日本国外のみ1993年セガから発売、ナツメ開発。
NES版を元に移植されており、また、ラスボスの『さぶ』がLUCASという別人に変更されている。
ニンテンドー3DS版
2011年12月15日アークシステムワークスより『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』が発売。アーケード版を2頭身キャラでリメイクしているほか、ストーリーモードやバトルロイヤル等を追加。
Wii版
Wiiバーチャルコンソールで、2008年3月18日からファミコン版(配信元:アークシステムワークス)が、2012年3月6日よりアーケード版(配信元:D4エンタープライズ)が配信されている。
Windows版
D4エンタープライズが運営する『プロジェクトEGG』にて、ファミコン版・アーケード版だけでなく、海外アーケード版『RENEGADE』も配信されている。いずれもミリオン名義。
携帯版
ウェブドゥジャパンなどによりゲームサイトからコンテンツが配信されアプリがダウンロードできる他、クルーズがソーシャルゲームをモバゲータウンに提供している。
PlayStation 4版
PlayStation 4アーケードアーカイブスで、2014年7月24日からアーケード版(配信元:ハムスター)が配信されている。また、2015年12月22日より海外版『RENEGADE』を、キャンペーン対象者に対して無料配信している。

実写版[編集]

シリーズ全体を原案としたドラマが『熱血硬派くにおくん』のタイトルで、新作『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』の発売と時期を合わせた2013年9月からNOTTVで放送され、間を空けずにDVDリリースされた。全13話。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

放送リスト[2][編集]

話数 サブタイトル 脚本 監督 放送日
1 くにお登場篇 光石富士朗 山本浩貴 久米伸明 光石富士朗 2013年9月13日
2 みすず&闇の組織登場篇 2013年9月20日
3 熱血ドッジボール篇 光石富士朗 山本浩貴 久米伸明
三輪江一
榊英雄 2013年9月27日
4 熱血サッカ―篇 光石富士朗 山本浩貴 久米伸明 山本浩貴 2013年10月4日
5 さぶ・死闘篇 光石富士朗 山本浩貴 久米伸明
三輪江一
榊英雄 2013年10月11日
6 死亡遊戯篇 光石富士朗 山本浩貴 久米伸明 光石富士朗 2013年10月18日
7 コートにかけろ!熱血ストリートバスケ篇 大塩哲史 田中智章 2013年10月25日
8 拳の居場所 伝説の鉄板鞄篇 田中智章 佐藤太 2013年11月1日
9 反逆のみすず!お前の血は何色だ? 関東獅子連合 前篇 眞島浩一 2013年11月8日
10 くにおの拳、みさこの拳 関東獅子連合 後篇 2013年11月15日
11 燃えろ商店街! 熱血運動会 前篇 大塩哲史 工藤伸一 2013年11月22日
12 愛のストリートファイト! 熱血運動会 後篇 2013年11月29日
13 白ランよ永遠に…篇 memories forever 佐藤太 2013年12月6日

脚注[編集]

外部リンク[編集]