YM3526

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Yamaha YM3526

YM3526(FM Operator type - L、OPL)は1984年日本楽器製造(現・ヤマハ)が開発したFM音源チップである。 また、本チップより派生した上位チップを含めて「OPLシリーズ」と呼称される。 非常に多くのバリエーションが派生し、以後のほとんどのローエンド向けFM音源の基礎となった。

概要[編集]

2オペレータ、同時発音数最大9音のFM音源に加え、プログラマブルタイマーを2系統内蔵する。 キャプテンシステムおよび文字多重放送受信端末向けとして開発されたため、標準端末仕様のサウンド要件(メロディ6和音+リズム5音)を満たすためのモードがある。

ADSRパラメータは同時期のYM2203(OPN)と比べて簡略化されており、持続音モードと減衰音モードを選択することで、前者ではサスティン・レイトがゼロに固定され、後者ではリリース・レイトが約7(マスタークロックに3.58MHzを印加した場合の相当値)に固定される。レジスタ上のリリース・レイトは、前者ではリリース・レイト、後者ではサスティン・レイトとして機能する。

エンベロープパラメータは発音中に任意に設定可能であるため、キーON時に減衰音モードとしてサスティン・レイトを指定し、キーOFF時に持続音モードに変更してリリース・レイトを指定することで、YM2151(OPM)やYM2203(OPN)と同じようなエンベロープの生成が可能である。

発売後、ほどなくして完全上位互換のYM3812(OPL2)が発売されて製造が中止されたため、オリジナルのOPLの使用例は多くない。

搭載されたパーソナルコンピュータおよび周辺機器[編集]

  • FM Sound Expander コモドール64用のFM音源カートリッジ。後にOPL2に換装する改造が流行した。

使用されたアーケードゲーム[編集]

  • テラクレスタ 前述の事情によりOPLが早々に生産中止となったため、OPNで代替されたバージョンが存在する。
  • バブルボブル ごく初期のロットにYM3526が搭載され、後にYM3812にリプレースされた。

派生品[編集]

  • Y8950(MSX-AUDIO) キャプテン端末仕様ではオプションだったADPCMを追加したもの。
  • YM3812(OPL2) 変調の原波形を4種類から選べるようにした上位互換チップ。爆発的に普及した。
  • YMF262(OPL3) OPL2を2つ分内蔵し、さらに2チャンネルを束ねて4オペレータとして使用するモードが追加された。PC向けにさらに爆発的に普及し、多くのバリエーションを生んだ。