銀と金
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銀と金 | |
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ジャンル | ギャンブル漫画 ピカレスク・ロマン バトル・アクション サスペンス ストーリー漫画 青年漫画 |
漫画 | |
作者 | 福本伸行 |
出版社 | 双葉社 |
掲載誌 | アクションピザッツ |
レーベル | アクションコミックス |
巻数 | 単行本:全11巻 文庫版:全8巻 新装版:全10巻 |
話数 | 全108話 |
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『銀と金』(ぎんときん)は、福本伸行による日本の漫画作品。1992年から1996年まで『アクションピザッツ』(双葉社)に連載された。単行本は全11巻。
概要[編集]
裏社会を生きる男達の、株の仕手戦や政治家との裏取引などの駆け引き、殺人鬼や復讐に身を委ねた男と命を懸けた死闘、さらに福本得意のギャンブル勝負を描いた作品である。
休載という形で連載終了し、現在に至っても再開されていない。物語中ところどころで語られる伏線を残したままで、事実上の打ち切りで未完の作品となった見方が強い。当初は銀二と森田を戦わせる展開で、物語を終わらせる予定だったと作者は語っている[1]。
2005年12月から文庫版が出版されており、全8巻が出版されている。コンビニコミック版では金銭や経済情勢に関わる事象や事件などについてのコラム記事「マネーレポート」が掲載されている。2014年7月28日にコミックスの新装版が発売されている。
2017年1月から、テレビ東京でドラマ化作品が放送(後述)。
登場人物[編集]
銀二のグループ[編集]
- 平井 銀二(ひらい ぎんじ)
- 本作品の主人公。「銀王」の異名を持つ裏社会のフィクサー。愛称は「銀さん」。あらゆる面で卓越した能力と、独自の人生哲学を持つ。森田を「条件」に当てはまる男として裏社会に引き込み、その才能と成長に期待している。悪魔じみた思考で弱者や悪党から金を搾り取るが、「巨悪を征するのはそれより大きな巨悪」という思想を持ち、伊沢を始めとする有力な政治家を使って国の経済界を支配することを最大の野望としている。
- 森田を後継者として成長させていく過程で彼に多大な信頼を抱くようになるが、彼が銀二との別れを決意したことで「自分の中の何かを失った」と思い引退を決意していた。しかし、河野との競馬勝負でのハナ先の勝利が「何者かが自分を引きとめた」と感じ、破滅の時まで戦い続ける事を宣言する。継続を決意したものの、自分が敗れるのは次かその次だと直感し、物語は幕を閉じる。
- ドラマ版においては、森田と別れた後に上記同様に近い内に敗れると感じているが森田が敵として対峙する時まで勝ち続けると告げる。
- 福本初期の短編「銀ヤンマ」に同姓同名の平井銀次というキャラクターが登場し、口調や顔つきは似ているものの全くの別のキャラクターである。
- 森田 鉄雄(もりた てつお)
- 本作品のもう一人の主人公。ただのギャンブル中毒の素寒貧だったが、競馬場で平井銀二に声をかけられたことをきっかけに、悪党たちが金を握る裏世界で生きる決意をする。相手の虚を天才的に見抜いて勝ちぬく鋭さを持つ一方、銀二たちにはない損得抜きの行動原理で動く事もあり、強運の持ち主でもある。銀二の悪党ぶりと金を手にすることの天才的な才能に憧れて、「銀を超える金(キン)と呼ばれる人間になりたい」という志を抱く。
- 数々の戦いの中で、悪党として生き抜く決意や勝つために命を捨てる覚悟を固め成長していくが、神威家を巡る戦いでその境遇故に救い出したいと願った勝広と邦男を救えず、結果的に全ての元凶である秀峰の得となる結果になってしまったことから、「自分たちのすることで得をするのは悪党だけ」と思いつめるに至り、裏の仕事から足を洗うことを決意、銀二と袂を分かつ。
- ドラマ版では「誠京麻雀」戦後、銀二との対決を求める為に独立し、原作と異なり引退はせず3年後に銀二と再会し勝負に挑む所でドラマ版が終わる。
- 安田 巌(やすだ いわお)
- 警視庁OB。ポーカー戦で外ウマに乗った。メンバーの中でも特に森田を信用している描写が多い。
- 巽 有三(たつみ ゆうぞう)
- 元新聞記者。かつての経験を生かし、情報収集によって銀二をサポートする。常にサングラスを掛けており、素顔を晒した事はない。
- 船田 正志(ふなだ まさし)
- 東京地検特捜部に所属していた元検事(ヤメケン、あるいはモトケン)で、経歴を元に企業を相手にしているブローカー。劇中で登場シーンが少なく、ほとんど発言する事も無かった。
- 川松 良平(かわまつ りょうへい)
- 競馬勝負から仲間に加わった若者。森田と同じくギャンブルに染まっており、400万もの借金を背負っていた。彼と標的の河野洋一の四男がよく似ていたことで、銀二は秘策を思いつき、作戦を実行に移す。
- 銀二には「森田ほどの器量は無い」「今回(競馬勝負)限り」と言われていたが、クライマックスの描写を見る限り正式に銀二の仲間に加わった様子だった。
その他[編集]
- 土門 猛(どもん たける)
- 帝日銀行頭取。銀二たちに癒着の現場を押さえられる。その癒着は娘の結婚相手である国会議員海堂を支援したいという親切心からだった。当初は敵対するも銀二に説得され、以降は互いに信頼を置きあい有力な協力者となる。
- 基本的には人当たりのいい人物であり、森田の策で所有していたセザンヌの名画を奪われた後も銀二の説得もあり目を瞑り、最終的に咎めることはなかった。また、森田がセザンヌで得た金を報酬として差し出されると、森田の力量を金で受け取るのはもったいないとし、いつか借りを返して欲しいと断った。しかし、最終的には森田が先に裏稼業から引退してしまっている。
- 伊沢 敦志(いざわ あつし)
- 自由民政党(モデルは自由民主党)最大派閥・竹本会のナンバー2。銀二たちを救うため森田から力添えを頼まれ、最後にうまく騙されたものの、その堂々とした態度に感心し、銀二たちと協力し合う。離党し、55年体制を崩壊へと導いた後、選挙制度改正を利用して銀二さえも手玉に取る計算高さを宇見せた。
- 梅谷 哲(うめや てつ)
- ホテルや不動産事業を全国展開する丸宝総業グループのトップ。
- 不細工な顔にコンプレックスを持っており、それゆえに「金を持たなサル」と自覚し金の力を信じて成り上がった。しかし株の仕手戦で資産のほとんどをつぎ込み、破産しかけた時に、銀二が助け舟を出して役を降りた。銀二が捕まった後には、以前に縁があった伊沢を森田に紹介した。
- 森田の実力と運を信頼しており、仕手戦の後もたびたび彼に仕事を紹介したり、ポーカー勝負の直前の会合にも駆けつけた。
- 有賀 研二(ありが けんじ)
- 関東一円の1都6県で7件の連続殺人事件を起こし、生きたまま体を切り刻むなどの凶悪さで世間を震撼させた殺人犯。逃亡中に偶然暴力団組員が捕らえ、警察と取引される事になっていたが、軟禁中に隙を見て武器を奪い、逃亡を図る。しかし森田に「弱者しか相手にできない」と指摘された。逃亡したと見せかけて森田の背後から襲い掛かったが、銀二が駆けつけ取り押さえられる。
- 中条 明夫(なかじょう あきお)
- 画商を営んでいるが、不景気の煽りで経営はうまくいっていない。若い頃はある美術館で観たセザンヌに心打たれ、画家を目指した純朴な青年だったが、長年商売で暗部を覗いたため、その心は歪んでしまっていた。森田の仕掛けた勝負「金の橋」では、最後は自分自身の心に負け、破滅。心神耗弱状態となり、川田の操り人形となってしまった。
- なお、本名は作中で描写されている名刺にて判明。また、コンビニコミック版の登場人物紹介の項目にも記されている。実写版では「中島」という名字に変更されている。
- 川田 三成(かわた みつなり)
- 詐欺師。中条のクラブで法外な料金をふっかけられそうになっていた森田に対し、手を差し伸べる。その後、報酬を折半する約束で森田の計画に乗り、スペインのシンジケートから贋作を仕入れるなどの手助けをした。分け前を貰った後、再び森田の前に現れ、某企業の株価に関する情報を漏らすが、直後その企業に起こったある事件が川田自身による犯罪であったために森田の怒りを買い、道を決定的に違える。しかし、最後に見せた涙に森田は川田の良心の呵責を感じ取っていた。
- 伊藤 美緒(いとう みお)
- 森田が通っていた喫茶店のウェイトレス。西条との勝負のきっかけとなった。森田を気に入っており決着後は交際を申し込むが断られる。
- 西条 進也(さいじょう しんや)
- 一流企業の西条建設社長の次男。不動産会社社長の長男・有田と薬品会社社長の長男・岡部とつるみ、ポーカーでイカサマを使って若い女性と勝負し、金と身体をほしいままにしていた。初めて自分よりも力を持つ森田に出会い、復讐を誓って周到に準備を進め対決に挑む。しかし金のプレッシャーに負け、さらに森田の西条たちの裏を取った巧妙なトリックの前に破れる。その後残った金を元にして蔵前と麻雀で勝負するが、今度は逆に自分の手と共に破滅していった。描写を見る限りでは敗北で背負った負債は父親に肩代わりしてもらった様子。
- 蔵前 仁(くらまえ ひとし)
- 一代でのし上がった巨大グループ「誠京」の会長で、巨万の富を持つ老人。
- 政治家を招いたギャンブルパーティーを開き、客が勝てば支払い、負けても低金利の借用書で済ませた上、政策などで見返りをよこした者からは請求しないという方法で政治権力と癒着する。
- その一方、支払いのできない人間には「飼育」と称して、文字通り「死ぬまで」檻に閉じ込め、食事とアダルトビデオ以外は与えず時計すらも視界にない結果人間としての現代社会での尊厳を崩壊させていく様子を酒を嗜みながら眺めるのが何よりの愉悦という、狂気の思考を持っている。森田・銀二と特殊麻雀「誠京麻雀」で対決し、怪物じみたギャンブルの腕と豊富な資金で序盤は圧倒するが、最後は銀二が考え出した一発逆転の手段を森田が成功させ生み出した圧力の前に屈した。
- その資産は3兆円を超えると説明されていたが、あくまで企業としての資産であり、彼本人が自由にできる資金は限界でも1500億円との事。
- 神威 秀峰(かむい ひでみね)
- 神威家の七代目家長。85歳。自身と神威家のためなら息子たちを殺すことも厭わない狂気を持つ。一族に伝わる前時代的なしきたりにより、兄弟同士で争うように強いてきた。結果凄惨な復讐劇を生んだ。
- 名前の由来は当時福本のアシスタントであった佐藤秀峰から[2]。
- 神威 勝輝(かむい かつてる)
- 神威家の長男で衆議院議員。兄弟たちを競わせ争わされてきた家長権に辟易し秀峰共々葬り去ろうとする。勝広曰く「秀峰と瓜二つの芯からの悪党」。他の兄弟たちとは違い、狡猾なリーダー格。森田の考えたトリックによって背後から不意をつかれ敗北した。
- 神威 勝信(かむい かつのぶ)
- 神威家の次男でG県の県知事。気が弱く、自分の保身しか考えていない。勝輝や勝幸と違い、その精神はまだ常人の域にある。兄たちの中で彼のみ、過去に勝広をいじめていた描写が登場していない。勝広も勝信個人に明確な敵意は見せておらず、最後まで殺さずに事件の後始末をさせる計画になっていた。
- 神威 勝幸(かむい かつゆき)
- 神威家の三男で一大家電メーカー「カムイ」社長。大学受験に失敗した際、勝広と共に家出をしたことがあることから勝広からは兄弟の中の生き残りにしてやると言われていたが、家出が終わった後に勝広を冷たくあしらっていたため実際には憎まれていた。背を向けた勝広の隙を突いて襲いかかったが射殺される。
- 神威 勝広(かむい かつひろ)
- 神威家の四男。出来が悪く家庭内で20数年に渡り異様なまでの差別を受けてきた。邦男と共に秀峰と兄達への復讐を企てる。
- ショットガンや小銃などでフル装備して松井組の組員を皆殺しにし、一時は神威家や森田たちを捕らえる。しかし、森田の抵抗に遭って左腕を負傷、さらに直後に森田を殺そうとした際に邦男が森田を背後から抑えたことで銃弾が邦男に当たる可能性を考え撃てずにいた隙を突かれ、秀峰に喉を刺され死亡する。
- 吉住 邦男(よしずみ くにお)
- 周囲には秘密にされていた、上記の兄弟とは腹違いの神威家の五男。脳に軽度の障害を持っていたため、幼い頃から監禁・虐待され学校にも行けず、現在は下男のような暮らしをしている。母親と勝広以外には愛情を受けてこなかった。
- 心優しい性格だが、母親以外に唯一自分に優しくしてくれた勝広を慕い、共に神威家への復讐を決意する。勝広が殺された後は怒りで痛みを忘れ、素手でその場を制圧、さらに神威親子を窓から落として殺そうとするが、森田の説得に一瞬心が揺らいだ間に秀峰に喉を撃たれた後、「差別された」と残し、息を引き取った。
- 田中 沙織(たなか さおり)
- 病院に監禁された秀峰の担当看護婦。秀峰救出作戦での森田の相棒となり、その主導権を握るが、裏では神威兄弟と手を組んでおり、秀峰を誘い出す役だった。それを見破った森田に用が済んだら消される事を告げられ、目を覚ましてからは森田のサポートにまわり、最終的に生き残った。事件後に森田の入院先を見舞っており、引退を決意した森田を励ましていた。
- 岡部 幸範(おかべ ゆきのり)
- 前人未到の2000勝の勝ち星をあげる日本最強騎手。金と権力にものを言わせる河野に反感を抱いているが、当初は河野との無謀としか見えない勝負を止めようとする。銀二の説得に共鳴し銀二側の陣営に味方する。モデルは岡部幸雄。
- 河野 洋一(こうの よういち)
- 本作のラストボス。民政党(モデルは自民党)の総裁で、農産族のボス。次の内閣総理大臣の座を狙い、銀二との競馬勝負に乗る。自身が牛耳る競馬界での権力で全てにおいて勝負を有利に進めていくが、銀二の策略により敗北した。モデルは河野洋平。
用語[編集]
- 金の橋
- 森田と中条が行ったギャンブル勝負。中条が本物のセザンヌの絵(「ジャ・ド・ブッファンの眺め」)・プロが描いた贋作・三流の画家が描いた贋作の3枚の内の本物を当てるというもの。持ってきた金を使って絵までの距離を買うことが出来る。
- 部屋を薄暗くし、3枚の絵のうち1枚は隠す。
- 最初は5メートル離れた位置から100万円につき1cm近づける。中条が用意した資金は4億円。その札束を並べて上に乗り進んでいき、床に足を着いたら失格。特例として、一時的にではあるが5000万を支払って照明を斜め上から当てることが認められた。
- 誠京麻雀
- 蔵前が行っている特殊麻雀。基本的なルールは通常通りだが、蔵前の思想から多額の金を投資出来る者が有利になっている。イカサマは原則的に(後述)禁止されているが、コンビ打ちはある程度黙認されている。
- 開始時に蔵前が指定した金額を借り、それを賭ける。これは挑戦者が一生かかっても払えない額、いわばその人物の「買い取り金額」をあらかじめ指定してあるため、負けた場合は生殺与奪の全てを蔵前に握られることになる。(西条は15億+持ち込み11億、銀二達は銀二400億、巽・安田40億ずつ、森田20億の計500億)
- 場代として牌をツモるごとに供託金を支払い、卓の下に設置された箱へ入れていく(箱が一杯になれば、現金の代わりに同額分のチップを入れる)。供託金は一局ごとに100万から始まり、親はツモ順が巡って来た時に倍々に上げられる権利を持つ。供託金を払いたくない場合は「降り」を宣言し、その局の投資を止められるが、以後は全てツモ切りしなければならないため、他者へ放銃する危険性が高くなる。なお、親は降りても場代のアップ権は維持される。
- ドラマ版では、西条との勝負は後ろを巡回するカートに金を投げ入れる方式で、銀二との勝負では直接金をやり取りせず、手持ちの資金や供託金が会場の「血液モニター」にリアルタイムで表示される方式になっている。
- ツモった牌が気に入らなければ、場代の3倍を支払って隣の牌をツモり直せる。隣の牌から元の牌への変更と降りた後は不可。
- 役満を振り込んだ場合、変動相場制の役満祝儀が発生する(場代が400万・供託金が12億の場合は0.4×12億で4億8000万円)。相手側にツモられた場合も祝儀を支払うという台詞があるが、どの程度支払うのかはっきりしていない。
- その他にも、相応の金を出した上で相手の合意を得ればある程度の不正は認められる。ただし既に捨ててある牌や見えている牌を拾ってくるような決定的なイカサマは当然認められない。ルール上支払う額が明確になっているのは二度ヅモのみであり、それ以外は相手との交渉が必要である。
- 半荘ごとにトップを取った者が場の供託金を総取りし、挑戦者が借りた金額と同額を得るか、どちらかの資金が尽きるまで続行する。途中退場や棄権は一切認められない。
- 神威家
- G県の中枢N市S市Y市を事実上統治するほどの隆盛を誇る名家。一族の全ての絶対的権利を一人のみが継承する「家長権」という家則がある。
- 300億サシ競馬
- 銀二と河野が行った勝負。
- 両陣営が6頭ずつ馬および付随する調教師や騎手などを用意し、一着馬を出した陣営を勝ちとする。
- 単純に一番早くゴールした馬を一着とする。公式の降着・失格や不正は一切不問。
既刊一覧[編集]
- アクションコミックスピザッツ(双葉社) 全11巻
- 1992年7月17日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (1) ISBN 4575818100
- 1993年1月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (2) ISBN 4575818453
- 1993年4月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (3) ISBN 457581864X
- 1993年9月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (4) ISBN 4575818984
- 1993年12月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (5) ISBN 4575819182
- 1994年6月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (6) ISBN 4575819646
- 1994年11月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (7) ISBN 4575820105
- 1995年5月1日発売 銀と金 恐怖の財テク地獄変 (8) ISBN 4575820571
- 1995年12月1日発売 銀と金 ハイリスク・ハイリターン!! (9) ISBN 4575821098
- 1996年3月1日発売 銀と金 ハイリスク・ハイリターン!! (10) ISBN 4575821306
- 1996年7月11日発売 銀と金 ハイリスク・ハイリターン!! (11) ISBN 4575821632
- 6Coinsアクションオリジナル(双葉社、コンビニコミック) 全5巻
- 銀と金 闇の錬金術師 ISBN 4575991201
- 銀と金 だましのテクニック ISBN 4575991236
- 銀と金 逆転への爆薬 ISBN 4575991279
- 銀と金 土壇場の陽動作戦 ISBN 4575991317
- 銀と金 未曾有の賭け競馬 ISBN 457599135X
- 双葉文庫名作シリーズ 全8巻
- 2005年12月1日発売 ISBN 4575725773
- 2005年12月1日発売 ISBN 4575725781
- 2006年1月1日発売 ISBN 4575725811
- 2006年1月1日発売 ISBN 457572582X
- 2006年2月1日発売 ISBN 4575725846
- 2006年2月1日発売 ISBN 4575725854
- 2006年3月1日発売 ISBN 4575725870
- 2006年3月1日発売 ISBN 4575725889
- アクションコミックス (双葉社、新装版) 全10巻
- 2014年7月28日発売 ISBN 978-4575844603
- 2014年7月28日発売 ISBN 978-4575844610
- 2014年8月28日発売 ISBN 978-4575844757
- 2014年9月27日発売 ISBN 978-4575844955
- 2014年10月28日発売 ISBN 978-4575845167
- 2014年11月28日発売 ISBN 978-4575845419
- 2014年12月27日発売 ISBN 978-4575845556
- 2015年1月27日発売 ISBN 978-4575845679
- 2015年2月27日発売 ISBN 978-4575845815
- 2015年3月27日発売 ISBN 978-4575846010
オリジナルビデオ[編集]
中条きよしの平井銀二役によるオリジナルビデオも販売された。 1巻 - 5巻で森田鉄雄役が豊原功補、6巻 - 7巻で川松良平役が金子賢。 尚、第4巻では原作にあった描写に矛盾が生じている為、一部の展開が変更された。
- 闇金の帝王 銀と金 (1993年9月22日)
- 闇金の帝王 銀と金2 (1994年1月28日)
- 闇金の帝王 銀と金3 (1994年4月28日)
- 闇金の帝王 銀と金4 地獄の裏麻雀 (1995年6月2日)
- 闇金の帝王 銀と金5 相続殺人 (1996年4月5日)
- 闇金の帝王 銀と金6 戦慄の罠 (1997年1月1日)
- 闇金の帝王 銀と金7 裏競馬地獄 (1997年3月28日)
パチンコ・パチスロ[編集]
テレビドラマ[編集]
銀と金 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 福本伸行 |
脚本 |
山岡潤平 根本ノンジ |
監督 |
古厩智之 中前勇児 |
出演者 |
池松壮亮 リリー・フランキー マキタスポーツ 臼田あさ美 村上淳 |
オープニング | amazarashi「ヒーロー」 |
製作 | |
製作総指揮 | 大映テレビ |
プロデューサー |
松本拓 倉地雄大 北川俊樹 |
制作 | テレビ東京 |
放送 | |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 |
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放送期間 | 2017年1月8日 - 3月26日 |
放送時間 |
日曜 0:20 - 0:50 (土曜 24:20 - 24:50) |
放送枠 | 土曜ドラマ24 |
放送分 | 30分 |
回数 | 12 |
公式サイト |
同名タイトルのテレビドラマが、2017年1月8日より3月26日まで、テレビ東京系のドラマ枠「土曜ドラマ24」で、毎週日曜の0:20 - 0:50(土曜深夜)に放送された。主演は池松壮亮[3]。
全12話のうち、第1話から3話は「株の仕手戦編」、第4話から6話は「セザンヌ編」、第7話から9話は「ポーカー編」、第10話から12話は「麻雀編」の4部構成となる[4]。
また、Amazonプライム・ビデオ限定で1話を7日から先行配信、テレビ東京では放送されなかった第13話「連続殺人鬼・有賀編」を同年3月26日より配信[5]。
原作とドラマにおいて時代背景が大きく異なり、一部の設定などが時代に合わせ変更となっている。
キャスト[編集]
主な登場人物[編集]
銀二の仲間[編集]
その他[編集]
- 土門 猛 - 大石吾朗(帝日銀行頭取)
- 伊沢 敦士 - 嶋田久作(自由民政党のナンバー2)[4]
- 海堂 正行 - 丸山智己(自由民政党議員)[4]
- 梅谷 哲 - ダンカン(ホテル経営者。仕手戦の本尊)[4]
- 三上 紗英 - 齋藤めぐみ(BAR FULLERの店員)
ゲスト[編集]
1話 - 3話
- 内村 健二 - 中村公隆(帝日銀行員)
- 丸石 修 - 羽場裕一(丸双不動産社長)
- 山村 奏輔 - 桜木健一(日本旭会)
- キャバ嬢 - 佐々木もよこ
- キャバ嬢 - 利麗
- 海棠の愛人- 小泉麻耶
- その他 - 八十田勇一、水野智則、嶋崎靖、鈴木理学、水原ゆき、森田京之介
坂本充広、三浦清光、山下メイ、高橋保行、本田祥康、中山大輔 藤田清二
4話 - 6話
7話 - 9話
- 西条 達也 - 大東駿介(西条建設の御曹司)[4]
- 伊藤 美緒 - 高月彩良[4]
- 袋井 芳郎 - 林泰文
- 岡部 真人 - 大倉士門
- 有田 新一 - 坂口涼太郎
- 近藤 由香理 - 我妻三輪子
- 桐島 - 聡太郎(ディーラー)
- 三島 明穂 - 岸明日香(三輪浜商事OL)
- 蔵前 仁 - 柄本明[4]
- 西島 - 益山貴司
- その他 - 藤井奈々、湯山大一郎、別紙慶一、細川慎二、飯尾久香、菅谷詩織、福本伸行、日向丈、牛尾元昭
スタッフ[編集]
- 原作 - 福本伸行[3]
- 監督 - 古厩智之、中前勇児[3]
- 脚本 - 山岡潤平、根本ノンジ[3]
- 音楽 - 諸橋邦行
- 主題歌 - amazarashi「ヒーロー」(ソニーミュージックアソシエイテッドレコーズ)
- 制作協力 - 大映テレビ
- 製作著作 - テレビ東京
放送日程[編集]
各話 | 放送日 | ラテ欄[7] | 脚本 | 監督 |
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第 | 1話1月 | 7日最悪のマネーゲーム | 山岡潤平 | 古厩智之 |
第 | 2話1月14日 | 悪VS悪の心理戦始まる | ||
第 | 3話1月21日 | 外道政治家との心理戦 | ||
第 | 4話1月28日 | 7億騙し合いVS闇画商 | 根本ノンジ | 中前勇児 |
第 | 5話2月 | 4日6億の札束の橋を渡れ | ||
第 | 6話2月11日 | 決着! 7億の騙し合い | ||
第 | 7話2月18日 | 15億命賭けのポーカー | 山岡潤平 | 古厩智之 |
第 | 8話2月25日 | 地獄の青天井ポーカー | ||
第 | 9話3月 | 4日決着! 地獄のポーカー | ||
第10話 | 3月11日 | 1ツモ1憶 最凶の麻雀 | 根本ノンジ | |
第11話 | 3月18日 | 6000億麻雀 奇跡の一手 | ||
最終話 | 3月25日 | 決着!! 6000億麻雀 | ||
特別配信 | 3月26日 | 連続殺人鬼・有賀編 |
テレビ東京系 土曜ドラマ24 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
潜入捜査アイドル・刑事ダンス
(2016年10月9日 - 12月25日) |
銀と金
(2017年1月8日 - 3月26日) |
マッサージ探偵ジョー
(2017年4月9日 - 7月2日) |
脚注[編集]
- ^ 「オトナファミ」2008年 5/3号
- ^ 僕の好きな漫画11「銀と金」佐藤秀峰
- ^ a b c d “池松壮亮主演で福本伸行の「銀と金」ドラマ化、青年が裏社会へ足踏み入れる”. 映画ナタリー. (2016年11月17日) 2016年11月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g “池松壮亮、主演ドラマの刺客解禁に「楽しみしかない」”. Smartザテレビジョン. (2016年12月27日) 2016年12月27日閲覧。
- ^ “ドラマ「銀と金」に福本伸行が出演!配信限定で「連続殺人鬼・有賀編」も”. コミックナタリー. (2017年1月6日) 2017年1月7日閲覧。
- ^ a b c “ドラマ「銀と金」平井銀二役はリリー・フランキー、福本伸行の指名で決定”. コミックナタリー. (2016年12月6日) 2016年12月6日閲覧。
- ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。
外部リンク[編集]
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