佐野史郎

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さの しろう
佐野 史郎
佐野 史郎
2015年、第28回東京国際映画祭にて
(左から2人目)
本名 佐野 史郎
生年月日 1955年3月4日(61歳)
出生地 日本の旗 日本山梨県山梨市
(出身地:島根県松江市
民族 日本人
身長 176cm
血液型 B型
職業 俳優映画監督ミュージシャン
ジャンル テレビドラマ映画演劇
活動期間 1975年 -
活動内容 1975年シェイクスピア・シアター入団
1986年映画デビュー
配偶者 石川真希女優
所属劇団 シェイクスピア・シアター(1975年 - 1980年
状況劇場(1980年 - 1984年
事務所 アベベネクスト
公式サイト 橘井堂
主な作品
映画
夢みるように眠りたい
毎日が夏休み』『カラオケ
ゴジラ2000 ミレニアム
テレビドラマ
ずっとあなたが好きだった
ダブル・キッチン
誰にも言えない
フードファイト
特命リサーチ200X
世にも奇妙な物語』シリーズ

佐野 史郎(さの しろう、1955年3月4日 - )は、日本俳優映画監督島根県松江市出身。趣味はエレキギター。

来歴[編集]

医師である父親がインターン勤務で山梨にいた関係で山梨市に生まれる。佐野家は島根県松江市で代々続く医家。

生後間もなく東京都世田谷区に移り、のち練馬区に転居。7歳の時に父親が松江の実家(医院)を継ぐため郷里の島根県松江市に引っ越す。島根大学教育学部附属中学校を経て島根県立松江南高等学校卒業。上京後、美學校の中村宏油彩画工房で絵を学ぶ。

1975年、劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加。1980年唐十郎主宰の「状況劇場」に移り、1984年まで在籍。1986年林海象監督の一般公開デビュー作となる『夢みるように眠りたい』の主役で映画に初主演した。

1992年、『ずっとあなたが好きだった』の桂田冬彦(冬彦さん)を演じたことで広く知られるようになり、「冬彦さん」と言えばマザコン男性を意味するようになるほどのブームを生んだ。

正統派演技から、知的ながらもどこか狂気を宿した演技、軽い感じのコミカルな演技まで幅広く得意とする。

世にも奇妙な物語』シリーズには初期の頃から出演しており、実質準レギュラー的存在である。

1995年からは竹内銃一郎と隔年活動の演劇ユニット「JIS企画」を組んで、本多劇場をメインとして活動していたが2004年から活動を休止している。

人物[編集]

生まれ育った松江時代に、小泉八雲の怪談話に強く関心を持つようになった。それ以来八雲に関する本の執筆やトークショー・テレビ番組出演、一人娘に「八雲」と名づけるほどの八雲ファンである。また妖怪を通じて漫画家の水木しげるや、その水木の弟子を自称する京極夏彦らと交流があり、2005年公開の映画『妖怪大戦争』では水木・京極と共演した。妖怪以外にもゴジラ[1]ドラキュラ[2]の他、クトゥルフ神話などのゴシックホラーファンとしても有名である。「ゴジラに出演して欲しい俳優」のアンケートで1位[3]になったことや、ゴジラシリーズ(『ゴジラ2000 ミレニアム』など)の出演経験もある。極度のラヴクラフティアン(作家 H・P・ラヴクラフト愛好家)としては、1992年にTBSの番組「ギミアブレイク」にて「インスマスを覆う影」に主演したことがある。その際に劇中に出てきた架空の魔道書「ネクロノミコン」は佐野が自作した物を撮影に使ったとされる。

趣味はスキューバダイビング。またロックミュージックニューミュージックに精通し、「タイムスリップ」、「Sanch」などのロックバンドを組んだり、「はっぴいえんど」研究も行っている。松任谷由実のデビュー当時からのファンで、上京後には渋谷ジャンジャンなどの各コンサート会場へ出掛けるなど、ユーミンの追っかけをしていたという。ユーミンに当時の話をしたところ嫌がられた(笑)とレコードマップのインタビュー等で話している。ビートルズも学生時代からのファンだったそう。 Sanchとしては、2005年フジ・ロック・フェスティバルへ出演している。BOWWOW山本恭司とは高校の同級生にあたり、当時から親交があった。高校時は「題名のないバンド」というバンドを組んでいた。

ブレイクする以前には『さんまのまんま』のセット準備のバイトをしたことがある、と本人が番組に出演した際に語っている。また、『夢みるように眠りたい』でヴェネツィア映画祭に招待され、帰国した翌日に同番組のセット設営の仕事が入っており、セットを組みながら「俺、一体何やっているんだろう?」と疑問に思ったこともあったという。

家族・親族[編集]

出演作品[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

オリジナルビデオ[編集]

舞台[編集]

  • 葵上(1990年、作/三島由紀夫・演出/茂山千之丞)
  • 榎本武揚(1991年、作/安部公房・演出/竹内銃一郎)
  • 東京大仏心中(1992年、作・演出/竹内銃一郎)
  • 月ノ光(1995年、作・演出/竹内銃一郎)
  • チュニジアの歌姫(1997年、作・演出/竹内銃一郎)
  • 漱石とヘルン(1997年、作・演出/坂手洋二)
  • マラカス(1998年、作・演出/唐十郎)
  • ラストワルツ(1999年、作・演出/竹内銃一郎)
  • 月ノ光(2000年、作・演出/竹内銃一郎)
  • 春(2001年、作・演出/山崎哲)
  • 今宵かぎりは…(2002年、作・演出/竹内銃一郎)
  • マダラ姫(2004年、作・演出/竹内銃一郎)
  • いとこ同志(2007年、作・演出/坂手洋二)
  • 僕と僕(2007年、作・演出/山崎哲)
  • シャケと軍手(2008年、作・演/山崎哲)
  • おもいのまま(2011年、作/中島新・演出・美術・音楽デザイン/飴屋法水)
  • 安部公房の冒険(2014年、作/松枝佳紀、演出/荒戸源次郎

ラジオ[編集]

ドキュメンタリー[編集]

  • ハイビジョンスペシャル 煙はるかに 世界SL紀行 第4回南国満載庶民列車~ミャンマー~(2001年4月26日、NHK-BShi
  • あの歌がきこえる(2006年4月、NHK総合、ナビゲーター)
  • わたしが子どもだったころ 〜佐野史郎〜(2007年11月、NHK-BShi
  • 生中継!伝統・ホーランエンヤ(2009年5月16日、山陰放送、ゲスト出演)
  • 古代ロマン歴史の源流・出雲(山陰放送) - ナビゲーター
    • 古代ロマン歴史の源流・出雲〜出雲大社の謎にせまる〜(2009年7月)
    • 古代ロマン歴史の源流・出雲〜荒ぶる神スサノオ伝説にせまる〜(2010年10月10日)
    • 古代ロマン歴史の源流・出雲〜古事記に秘められた謎を探る〜(2011年10月9日)
    • 古代ロマン歴史の源流・出雲〜古事記が語りかける現代人へのメッセージ〜(2012年10月7日)
    • 目には見えない宝もの〜古代ロマン歴史の源流・出雲〜(2013年8月31日)
  • 緊急警告!!2012年人類破滅!?ノストラダムス最後の大予言SP(2009年12月22日、日本テレビ、ゲスト出演)
  • 極める!「佐野史郎のなぞの石学」(2010年6月〜7月、NHK教育
  • 妖しき文豪怪談の魅力 (2010年8月12日、NHK総合、進行)
  • 巨大戦艦大和〜乗組員たちが見つめた生と死〜(2012年8月11日、NHK BSプレミアム、朗読)
  • 音で怪獣を描いた男〜ゴジラVS伊福部昭〜(2014年7月6日、NHK BSプレミアム)
  • 八雲の帰郷〜佐野史郎&山本恭司ギリシャ朗読ライブ〜(2014年10月、山陰放送、JNN中四国ブロック・BS-TBS)
  • 木曜スペシャル「探訪!京都巡礼団〜結界に守られし都の秘密〜」#7 (BS日テレ、2014年7月3日) - レギュラー出演
  • 木曜スペシャル「探訪!京都巡礼団2〜朝廷 vs 武家 権力者が信じた秘密の力〜」#18 (BS日テレ、2014年12月4日) - レギュラー出演
  • 水木しげる93歳の探*検記〜妖怪と暮らした出雲国〜(2015年9月、山陰放送、JNN中四国ブロック(9月5日)・BS-TBS(9月6日))
  • 「ゲゲゲの鬼太郎誕生の秘密」反戦の漫画家・水木しげる(2016年1月13日BS朝日)

バラエティ[編集]

テレビアニメ[編集]

劇場アニメ[編集]

吹き替え[編集]

朗読[編集]

CM[編集]

MV[編集]

ゲームソフト[編集]

著書[編集]

  • ふたりだけの秘密―あるいは、自転車・写真機・警報器(筑摩書房 ISBN 4-48080336X)小説 1996年
  • こんなところで僕は何をしてるんだろう(角川書店 ISBN 4-048834991)エッセイ1998年
  • 曇天の穴(学研M文庫「クトゥルー怪異録」収録 学研 ISBN 4-05-900007-8)小説 2000年
  • 怪奇俳優の演技手帖(岩波アクティブ新書 ISBN 4-007001286)演技論集2004年

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ゴジラマガジン Vol.4(勁文社 1994年)のインタビューで、ゴジラ映画にこれから出て欲しい俳優第1位になったことに対して「どんな賞をいただくよりもいちばん嬉しいかもしれない」と語り、(編集部の)“予想を遙かに上回る熱烈なゴジラファン”と紹介された。
  2. ^ ゴジラマガジン Vol.4のインタビューでは、(フランケンシュタインも好きだが)「ぼくはやっぱりドラキュラ派だから」と語っている。
  3. ^ これからゴジラ映画に出演して欲しい俳優トップ4 - ゴジラマガジン Vol.3(勁文社 1993年)
  4. ^ 「司法記者」出版記念対談/郷原信郎×佐野史郎 橘井堂2011年12月12日号
  5. ^ 時任三郎&田中圭、父子役で共演 警察小説『所轄魂』ドラマ化”. ORICON (2015年8月22日). 2015年8月22日閲覧。
  6. ^ 矢野聖人が臼田あさ美らと潜入捜査、人間観察ドラマで初主演”. livedoor ニュース (2015年10月21日). 2015年10月28日閲覧。
  7. ^ “WOWOW『沈まぬ太陽』第2部 長塚京三、陣内孝則ら豪華俳優陣が出演”. ORICON STYLE. (2016年5月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2071301/full/ 2016年5月8日閲覧。 
  8. ^ 秋元才加の力強い肉体と目力 「牙狼」10周年記念作品の「媚空」特報映像が完成”. シネマトゥデイ (2015年6月26日). 2015年7月6日閲覧。
  9. ^ 俳優・佐野史郎が嫁ぐ娘を想い見せた“本気涙” 注目女性シンガーMVに出演”. ORICON (2015年6月10日). 2015年6月10日閲覧。

外部リンク[編集]