兎-野性の闘牌-

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兎-野性の闘牌-(うさぎ やせいのとうはい)は、伊藤誠麻雀漫画である。

アーケード、家庭用ゲーム、パチスロ化もされており、本編同様高い人気を誇る。

漫画[編集]

近代麻雀オリジナルにて1996年に連載開始。2001年からは近代麻雀オリジナル増刊WINNINGという季刊誌に連載を移動するが、2002年は近代麻雀に連載を移動。美麗な絵と、超能力じみた特殊能力を持った個性的なキャラクターが人気となる。しかし作者の筆が遅いため掲載ペースは年に数回で、2005年11.15号以来一年以上掲載されていなかった。近代麻雀オリジナル2007年1月号から兎-裏社会血闘編-として連載が再開されている。

2004年にはビジュアルファンブックというイラスト集も刊行されている。


ストーリー[編集]

いじめられっこの高校生・武田俊が風間巌率いる高校生代打ち集団ZOOに入り、麻雀を通して成長していくストーリー。 同じ高校の知り合いである山口愛がきっかけで麻雀をはじめる。ZOOのメンバーであった彼女に連れられて入園試験をクリアしメンバー入りする。 その後同じテリトリーで代打ちをしている広域指定暴力団:山城組の打ち手たちに山口愛が罠にかけられたことをきっかけとして、新庄直樹・仙道真澄らが率いる「山城の代打ち」と、風間巌の率いる「ZOO」の全面対決が行われる。(〜3巻前半)

その後、新庄直樹が処刑されその娘の香那と共に山城麻雀に挑む「山城麻雀編」(〜7巻前半)、 山城麻雀勝利後、D・D率いる外国人代打ち集団との七夕に関東1都6県で対決する「D・D編」(〜9巻)、 七夕対決で敗北し解散させられたZOOであったが再び結成、力の限界を感じた園長と仙道を残して最終決戦に向かう「裏社会血闘編」へとつづく。

他の麻雀漫画と一線を画する特徴は、それぞれの打ち手がある種の天性の能力を持っており、それらを駆使し麻雀を闘い抜くというところにある。団員のニックネームはその能力から取られている。

登場人物[編集]

ZOOメンバー(コードネーム)[編集]

武田俊(たけだしゅん)(兎)
主人公。初登場時高校1年生(後に2年生に進学)。金色に近い茶髪で青い目。作家の母と二人暮らし。容姿を理由にイジメを受けていたが、風間巌、山口愛と麻雀の魅力に惹かれ、ZOOに入園する。
当初は麻雀の初心者だったが、作中で数々の戦いや出会いを通して成長。山城麻雀後は実質ZOOのエースとなる。
物語中盤からD・Dの子であることが発覚。武田とD・Dの血脈の騒動にZOOが巻き込まれたことに負い目を感じながらも、D・Dの一族との決着を着ける為に戦いに挑む。コミックス1巻の表紙。
  • 能力:危険牌察知能力。アタリ牌を止め相手の手を潰す。が、環境に左右されやすい。
  • よく相手の当たり牌を掴む。手牌全てが当たり牌になったことがある。
  • 後述する「運気支配」の男?
  • その能力から、「ペアなわばり」(能力の相性が非常に良い組み合わせを、兎の習性に例えたもの)を持てるパートナーが多い。作中でもユキヒョウとの相性の良さを指摘されている。
山口愛(やまぐちあい)(ユキヒョウ)(声:宇和川恵美
高校生。ヒロイン。通称「ヒョウ」。母と弟妹と再び一緒に暮らすという目的のために金を必死で稼いでいる。武田俊(兎)を不良に五千円で売ってしまうほどの守銭奴。ZOOの代打ち以外ではフリー雀荘で雀ゴロ相手に稼いでいる。D・D軍のボス・ヴィヴィアンに弟たちがさらわれ、助け出すために戦いに挑む。コミックス2巻の表紙。
  • 技巧派。精神的にも並みの高校生を遥かに凌駕する一面を持つが、仙道真澄との対決の際に豪運を見せ付けられ萎縮し、涙を流したことも。
  • ゲームにおいては有効牌がツモリ易くなるが、相手に振りこんでしまうとその効果が無効になる。(裏設定で相手のアタリ牌もツモり易くなる効果がある。能力を失った場合、自力でアガれば復活する。)
風間巌(かざまいわお)(園長)(声:田中一成
ZOOを仕切り、「園長」と呼ばれる男。豪運の持ち主。驚異的な配牌とツモ運に加え守りも堅く、そこらの雑魚を一蹴する実力。
山城麻雀では第一関門にZOO側として仙道と共に参加。仙道の豪運も相まってわずか2局で関門を突破する。最終関門ではZOOの敵として風間優と共に、武田、柏木と対局する。山城麻雀決着後に消息不明となる。
消息不明の間、東雲と名乗り山篭りしていたが、七夕戦後、ZOO解散の危機を救うべく単身D・D軍との闘いに参加。復活したZOOと合流する。D・D軍と再度対戦するZOOメンバーの実力を底上げするために仙道と共に修行を実施。しかし自分の力の限界を悟り、D・D軍との最終決戦には参加せず俊たちに後を託す。強面の外見に似合わず(?)料理が趣味。
  • アーケードゲームではノーコンティニューで勝ち進むと途中で乱入してくる。役満すら連発する豪運が武器。
柏木成駿(かしわぎせいしゅん)(ウルフ)
プロボクサー。レコードは7戦7勝7KO(TKO1)東日本ジュニアライト級新人王。一度傷害事件を起こしボクサーのライセンスを剥奪されたが、新庄直樹の計らいで復帰。山城麻雀時は武田俊と山口愛を巡る恋敵であったが、後にジャッカルといい感じになる場面もある。
山城麻雀後、一度はボクシングに専念しようとするが、バーニーと対峙した際に感じた麻雀での闘いの熱が忘れられず、D・D軍との最後の戦いにも参加する。コミックス6巻の表紙。
  • ゲームではその気迫により、テンパイすると他のプレイヤーの特殊能力を封じる能力を持つ。
加藤優子(かとうゆうこ)(フェネック)
通称「キツネ」。加藤治(タンチョウ)の実妹。登場当初は中学生だったが風間巌に見込まれてZOOに入る。山城麻雀後、中学校を卒業後、武田俊らの通う高校へ入学する。IQ180近い天才児だが芸術センスは皆無に等しい。兄に「飛び級でもする気」かと言われるほど勉強が出来るが、その為に自分以外の人間を見下している事を危惧されている。D・Dをして「こちら側の人間」と言わしめる精神力の持ち主で、危険でミスを許されない闘牌ほど燃え上がる性質を持ち、非情かつシビア。コミックス4巻の表紙。
  • ゲームでは一度上がると次局も好配牌に恵まれる能力を持つ。漫画ではケイト戦や裏社会血闘のZOO予選で、上がるたびに波に乗っている。
山根こずえ(やまねこずえ)(サーバルキャット)
通称「ネコ」。高校生。乗客・乗員37名中36名死亡した交通事故で唯一生き残った奇跡の子。その際両親を失った。一度死を経験しているためか、見た目とは裏腹にD・D軍の本気の脅しにも屈しないほどに強い精神力を持つ。コミックス7巻の表紙。
  • 得意技は速攻の喰いタン。ゲームでも、鳴くほど有効牌をツモりやすいという能力を持つ。
滝沢隆史(たきざわたかし)(シャモア)
滝沢証券という大企業の御曹司。加藤優子(フェネック)がZOOに入るまでは「天才」という称号は彼のものだった。山城麻雀後、大学に進学し、ZOOのプレイング・マネージャーとして経理等に回ってサポートする。無駄に広い物件に独り暮らしを始め、風間優を居候させる。女性に反応した事が無く、優とのキスで自分の本質を知る。お抱え美容師美奈さんに髪型を自由に弄られている。1981年9月18日生まれA型、身長183cm体重74kg、趣味情報収集、特技盗聴器の発見等不穏なテクニック、好きなブランドはアトリエアブ・パーフェクトワールド・soなど。コミックス8巻の表紙。
  • 効率重視で破壊力こそないものの、アベレージは高い方で、大局を見抜く目も持っていると自負している。
  • ゲームではフェネックと同じ「運気爆発」の能力の他、手の中で不要な牌を表示させる能力を持つ。
佐々木彰久(ささきあきひさ)(ニホンザル)(声:天田真人
通称「サル」。高校生。ゲームでのキャッチフレーズは「染め抜かれた美学」。山根こずえ(サーバルキャット)に熱烈なアタックを仕掛け悉く玉砕しているが諦めないタフな男。滝沢隆史(シャモア)の従兄弟。周囲の実力に遅れをとっていたが、重傷を負ってなおイメージトレーニングをするネコの姿を見て一皮剥け、最後の戦いにも参加する。コミックス9巻の表紙。
  • 一色手に情熱をかける。ゲームでも、鳴くほどにツモが一色に偏るという能力を持つ。
  • 能力を過信して無茶染めに走ることが多く、放銃してしまうことも多い。原作ではZOO最弱の男といわれている。
久坂明(くさかあきら)(ジャッカル)(声:宇和川恵美
高校生。道場に所属している格闘家でもある。柏木成駿(ウルフ)にお熱である。身長153cm。コミックス3巻の表紙。過去に山口愛(ユキヒョウ)に助けられたことがあり、恩義を感じている。太田道場と呼ばれる空手道場にて100人抜きの荒行を達成している(100人抜きの91人目の相手は『太田師範』と呼ばれていたが作者の別作品「舞弥」に登場した小川綺と思われる)。
  • 配牌にドラはごっそり、カンすればモロ乗り、リーチで裏もごっそりのドラ娘。
馬場券悟(ばばけんご)(チャップマン)
通称「馬券」。ZOOの前身を風間巌と共に作り上げた。普段は寡黙だが熱い男。しゃべりすぎると燃え尽きて真っ白になる。カナの保護者的存在。
  • 「自然に任せて抗わなければ四局に一度手は入る」が持論。
  • 配牌を見て最高形を決めて打つ。想定した手役に無関係な牌は先に切る。
  • 不眠時間が60時間を越えて、妖精が見えるようになっても普通に打てる。
  • ゲームでも、配牌から上がりの最終形を見る能力を持つ。キャッチフレーズは「見据え切る未来」
加藤治(かとうおさむ)(タンチョウ)
加藤優子(フェネック)の兄。高校生。バドミントン部所属。年下の彼女がいる。妹と比べると良くも悪くも普通の人間で活躍の場は少なく、妹に「使えない奴」「クズ」扱いされることも。しかし前述の「年下の彼女」がD・D軍の襲撃に巻き込まれたことで怒りを爆発させ、成長して最終決戦に参加、ZOO内での予選で優子と香那の2人を抑え、1位を取った。
  • 端牌で手牌構成するのが好き。コミックス10巻の表紙。
  • 髪を解くとブリンカー効果で麻雀に集中する。
  • ゲームでは、単騎・辺張・嵌張といった1面待ちを牌がなくなっていない限り一発でツモる能力を持つ。
田島涼(たじまりょう)(アライグマ)
高校生。バドミントン部所属でタンチョウと親しい。とことん真っ直ぐに突き止める超健康優良児。クンフーをやっており、与那嶺を殴り飛ばし、ロドリゲスも「指名」する腕前を持つ。
  • ゲームでは字牌を捨てるとその後は字牌を引かなくなる、というタンヤオ系を作りやすい能力を持っているが、作中では特に彼の能力を見せるような活躍の描写はない。
仙道真澄(せんどうますみ)
元山城組の打ち手。ユキヒョウを罠にかけ、それを利用してZOOと山城組の代打ちとの抗争へと発展させるがZOOに破れる。打ち手グループが解散後、新庄直樹の死を知ってZOOとつるむようになり、山城麻雀でも活躍。風間巌が失踪後、ZOOの指揮を執る。園長クラスの豪運を持つが、防御面で弱い。園長と共にD・D軍との最終決戦には参加せず俊たちに後を託す。
昔は今のような丸坊主ではなかったが、園長との戦いを機に五分刈りとなった。その容姿と筋肉質な体型からZOOのメンバー達にゴリラ呼ばわりされた事がある。
  • 得意技はフリテンの四暗刻。
  • ゲームでは園長と同じく好配牌、好ツモが能力。
新庄香那(しんじょうかな)(声:高橋裕子
新庄直樹の娘で中学生。年齢の割りに大人びた外見の少女。新庄の引退試合で得た形見の品をネックレスにしていつも身に付けている。ZOOに所属してはいないが、裏社会での最後の戦いとして強敵たちと戦うためにDD軍との戦いにも参加する。身長146cm。コミックス5巻の表紙。
  • 親番に向けてピークを持っていき、親番で爆発力を発揮して連荘に持っていく。D・D戦では父親以上の能力に開眼する。親番が来る前に俊の差込みを拒否し、自身の力でD・D軍を倒す程の成長を遂げ「親」からの自立を果たす。
風間優(かざまゆう)
風間巌の父親が違う弟で、武田俊の腹違い(母親違い)の兄。俊と顔が似ている。D・Dの子の一人だが、劣性。山城麻雀後解放され自由となった。が、戸籍も家もないため、シャモアの提案で彼の家に転がり込む。ZOOに所属したつもりはないが、D・Dらとの戦いに否応なく巻き込まれていくことになる。過去、巌がZOOを結成する際に、巌、新庄、仙道と対局。結果は巌のトップに終わったが、巌、新庄を手玉に取り、場を掌握。山城雷蔵から若くしてその才能を見入られる。
  • 能力:全ての牌が透けて見える。が、集中力が欠けてくると見えなくなる。
  • 七夕祭り後、高熱が続きD・Dの血統としての能力“先読み”が開眼される。
  • ゲームでは、危険牌を察知する能力と次のツモが見える能力を持つ。が、トップになると油断から能力が消える。

山城組メンバー[編集]

山城雷蔵(やましろらいぞう)
広域指定暴力団山城連合会長。消防・警察委員会の委員長ポストを押さえた都政与党を宗教法人の力で裏から操る政治権力を備えた組織の長。禿頭で甘い物好きの老人。男色家。風間兄弟・田中・鈴木は雷蔵の稚児として育てられた。誕生日は8月29日
  • 普通の人間の花牌リンシャンでの引きを「10」とすると、自分は「100」と豪語する。
  • 花牌がないアーケード版では、花牌のかわりにカンで有効牌を引き入れる能力。
新庄直樹(しんじょうなおき)
山城組の裏プロの代打ち。裏プロの6年間無敗。風間巌に麻雀を教えた。元プロボクサー。妻一美、娘香那がいる。競馬は苦手だが単勝は得意。家族を巻き込んでしまい裏プロを引退したが、ZOO対山城の代打ち戦で再び牌を持った。組織抜けのため、山城麻雀に挑んだが、山城雷蔵・ゴン・イチローに敗北し処刑された。
  • 自分の親番(ゲームでは常にラス親である)での爆発力を誇り、連荘が得意。
  • 「自信5割不安5割合わせて俺」
  • 彼と娘・香那を主人公とした外伝の話もある。
  • ゲームでのキャッチフレーズは「終わらない悪夢」
上杉達也(うえすぎたつや)
仙道率いる山城組代打ちとZOOの勝負に参加した打ち手。予選で新庄直樹と組み兎、フェネック組と対戦するが予選落ちする。
  • ゲームでは「未完の凡才」というキャッチフレーズを与えられている。プレイヤーとそのパートナーが親の時は早アガリして場を流し、自分が親の時は連荘しないようにしており、新庄の能力を支えている。
鈴木一郎(すずきいちろう)
通称「イチロー」。山城会長の懐刀の一人。顔に似合わずベタな名前の茶髪の男。自分に酔いすぎる悪い癖があるらしい。ゲイ。第四関門では口紅をした。山城に人身売買で買われた過去を持つ。山城麻雀後、山城から解放され自由の身となる。そして園長と仙道の引退試合の相手を買って出る。
  • 「麻雀はデジタルゲーム」が持論で確実にあがる戦法を好む、その為チャップマンからでく人形呼ばわりされたが、徹頭徹尾自分の闘い方を貫き、チャップマンを認めさせた。
田中権左ェ門(たなかごんざえもん)(声:稲田徹
通称「ゴン」。山城会長の懐刀の一人。髭の濃い男。喫煙者バイセクシャル。山城に人身売買で買われた過去を持つ。山城麻雀後、山城から解放され自由の身となる。その後一郎同様。園長と仙道の引退試合の相手を買って出る。
  • スロースターターだが、一度火がつけば全ての局で役満手が入るようになる。火がつくまではイチローにサポートしてもらうことが多い。
与那峰友次(よなみねゆうじ)
32歳既婚。小二になる娘が一人いる。
  • 体力だけは異常にある。
  • 麻雀の打ち手としては二流。
ケイト・キャンベル
山城組の殺し屋。60余年で不敗の山城に勝利し、その条件として雇われた。綺麗な英語らしい。
風間優
山城麻雀最終関門の対戦者。風間巌の弟。今まで山城麻雀で最終関門に至った者はいないらしく、初めての出番。東雲学園で兄と共に育ち、山城に人身売買で買われた過去を持つ。山城に逆らったが、その能力を買われ殺されずずっと監禁されていた。
風間巌
山城麻雀最終関門の対戦者。東雲学園で弟と共に育ち、山城に人身売買で買われた過去を持つ。最終関門で挑戦者に勝つことで山城から解放されるため、山城側として登場するが決着後山城と共に処刑場行きのエレベーターに乗り消息不明となる。

D・D軍[編集]

デイヴィット・ディヴィス
通称D・D。徒手空拳で一個小隊を殲滅させるほどの力を持つ彼の人体破壊は芸術の域。全てにおいて優れているが、恐怖を感じないという唯一の欠点を持つ。自身の優れた遺伝子をより強く残すため、世界中を渡り歩き子を作った。武田俊、風間優、クリス・スミス、ケイト・キャンベル、カルロス・ロドリゲス、アマンダラ・カマンダラ、バーニー・バーニー、ルーシー・リー、ヴィヴィアンの父。劣性だが大統領や主席の子供もいるらしい。
ヴィヴィアン
D・D軍のボス。小学生だがD・Dの最高傑作にして兄弟で最年少の妹。山口愛(ユキヒョウ)の弟妹カイクイを誘拐した。
ケイト・キャンベル
D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。殺し屋。ボスの命令で滝沢を苦しめるため滝沢証券を買収する。
クリス・スミス
D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。快楽殺人者で人体解体が得意。D・Dに優性を認められてはいるが最低レベル。兄弟の中で最弱と言われている。七夕祭りで唯一人敗北し、D・Dに切られ、国際手配書が復活させられICPOから追われる身に。俊を守るために変装して後をつけた。
カルロス・ロドリゲス
D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。通称「ロド」。"クラッシャー"として日本の裏でプロレスをやっている。壊し屋。風間巌と俊との対決に敗北したことから奮起し、本腰を入れて麻雀に打ち込む。ボスの命令で田島涼(アライグマ)、加藤優子(フェネック)、加藤治(タンチョウ)とその彼女美春を襲撃する。
  • ツモ力に物を言わせゴリゴリと押してくる豪運の持ち主。小技も使う。
アマンダラ・カマンダラ
D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。通称「アマンダ」。ファッションモデルの職業柄顔に関してはかなり気を使っている。あまりの強運の持ち主で周りの弱運者がその歪みに引きずり込まれ、不幸な目に遭うため“魔女”と呼ばれる。自分が手を下したわけではないが四人殺している。アライグマとタンチョウとの再戦で手作りを覚え、麻雀の楽しさを覚える。ボスの命令で山根こずえ(サーバルキャット)を襲撃。当初は特にこずえに対し暴力を振るう気は無かったが、うっかりこずえが彼女の顔に怪我を負わせ逆上し、病院送りにする。
バーニー・バーニー
D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。医者。負けるということは麻薬のようだと感じ、麻雀の世界に踏み込んだことを楽しんでいる。ボスの命令で久坂明(ジャッカル)と柏木成駿(ウルフ)を襲撃し、柏木の土俵であるボクシングで勝つ。
ルーシー・リー
22歳。D・Dの子で優性の絶対強運の能力者。普段はクールビューティな風貌でドライな性格ながら、高所恐怖症の為高いところが苦手(一応ヘリの操縦は出来る)。
与那峰友次(よなみねゆうじ)
33歳バツイチ。山城麻雀後、気絶していたところをケイトに助けられた。今では彼女に忠誠を誓い、よきパートナーとなっている(?)。ボスの命令で武田俊(兎)を襲撃するが、後を付けていたクリス・スミスにより撃退される。兎やジャッカルなど、ZOOのメンバーからは相変わらず名前を覚えられていない。最終決戦では司会進行役を行うが、ハイテンションぷりにZOO、D・D双方のメンバーに不評。
  • コンビ打ちとして成長した。
ドンタコス・東山(ドンタコス ひがしやま)
クリス・スミスのパートナーだが、顎を外され左肩を外され左腕を折られ、散々な目に遭っている。

その他[編集]

海市(かいし)・水鶏(くいな)
山口愛の弟と妹。小学生。双子(二卵性)だと思われる。ヴィヴィアンの同級生。
福永遼一(ふくながりょういち)
クレバーさで売り出し中の裏プロ。漢字をよく間違えて使用して取り巻きに突っ込まれる。かつて新庄直樹に三人がかりで勝負を挑んだが、敗れる。腕の方はそれなりにあるらしくZoo解散後も裏プロとして登場するも兎に殴られ倒立した。
新庄一美(しんじょうかずみ)
新庄直樹の妻で香那の母。
緑(みどり)
新庄香那の同級生で友達。強い空手家の兄(作者の別作品「舞弥」の登場人物ではないかと思われる)がいる。ブラコン。苗字不明。
山田太郎(やまだたろう)
新庄香那の同級生。香那に想いを寄せる純情少年。
安里秀仁(あさとしゅうじん)
「沖縄にその人あり」といわしめる通称“鉄の王子”。身長156cm。安里五兄弟の中で最強。作中屈指の強豪3人を相手に、南一局だけでハコ5つ分負けてまったく挫けず、ある意味侮れんと評価された。
美春(みはる)
加藤治(タンチョウ)の年下の彼女。カルロス・ロドリゲスの襲撃に巻き込まれ、命こそ問題は無いが後遺症を背負う可能性があるほどの怪我を負わされる事となる。

兎の基本ルール[編集]

  • 東南戦25000点持ち30000点返し
  • 喰いタンあり・先付け(後付け)あり
  • 同点の場合同順位(上家優先なし)
  • 表ドラの他に裏ドラ・カンドラ・カン裏あり(ドラは全て表示牌の次牌)
  • 途中流局一切なし(九種九牌・四風連打・四人リーチ等)
  • ダブロン・トリプルロンは全て頭ハネ
  • 二翻縛りなし
  • フリテンリーチあり・リーチ後見逃しあり(全てツモアガリのみ)
  • 役満は純粋な複合のみダブル等を認める(国士13面、四暗刻単騎等は不採用)

山城麻雀特別ルール[編集]

  • 挑戦者に賭け金の10倍返しと組抜けの面
  • 山城に買われて10年を越えた者に対する恩赦の復権で、最終関門で挑戦者を倒す事で自由を得、山城から解放される

なお、挑戦者が山城麻雀に敗北した時点で山城の手により処刑される。未だかつて達成者はいない。

第1関門
挑戦者:風間巌・仙道真澄
通過条件:山城側の二人を同時にトビにする。
ルール:東南戦25000点持ち。東南戦が終了or一人しかトビに出来ない場合、半荘続行。ZOO側でトビが出たり続行不可能となった場合敗北。
第2関門
対戦者:鈴木一郎・田中権左ェ門
挑戦者:山口愛(ユキヒョウ)・久坂明(ジャッカル)
通過条件:10万点以上のトップ。
ルール:東南戦アリアリ25000点持ち30000点返し。10万点に満たないor山城側でトビが出た場合、半荘続行。リーチ禁止。ZOO側でトビが出たり続行不可能となった場合敗北。
第3関門
対戦者:ケイト・与那峰友次
挑戦者:加藤優子(フェネック)・滝沢隆史(シャモア)
通過条件:アリアリの東南戦50000点持ちでトビを出さずに2連続トップ。
ルール:どちら側でもトビが出るorトップが連続で取れない場合、半荘続行。点数計算は青天井。ZOO側で続行不可能となった場合敗北。
第4関門
対戦者:山城雷蔵・鈴木一郎
挑戦者:新庄香那・馬場券悟(チャップマン)
通過条件:半荘5回戦で3回トップ。
ルール:東南戦25000点持ち30000点返しアリアリでトビは終了。ドラとして花牌が入っていて、花牌リンシャンツモはツモ+2翻、花牌4枚を集めてアガった場合ドラ4を倍のドラ8として計算。
最終関門
対戦者:風間優・風間巌
挑戦者:武田俊(兎)・柏木成駿(ウルフ)
通過条件:半荘4回戦でポイントトータルトップを出したチームが勝利。
ルール:東南戦25000点持ち30000点返しウマがワン・スリー。アリアリのノーマルルール。トータルラスは無条件で処刑される。

七夕祭り[編集]

D・Dらにより、武田俊の能力を試すために7月7日7つの都県にて開幕された前哨戦。ZOO側が7戦中4戦以上負けたら解散となる。
半荘1回でコンビの合計を競う。ルールはアリアリノーマルルールのワンスリー。
ZOO側(雀力/喧嘩力/合計)の数値は仙道真澄による独断。尚、誤表記は仙道の誤字。
D・D側のD・D軍以外の面子には元山城組の人間が使われている。
群馬
対戦者:アマンダラ・カマンダラ/?
挑戦者:仙道(10/10/20)/ユキヒョウ(8/1/9)
埼玉
対戦者:ルーシー・リー/沖もしくは関根順造(デジキューブ版「兎」(以下「青兎」ステージ10に登場)
挑戦者:シャモア(8/7/15)/サル(5/5/10)
千葉
対戦者:デイヴィット・デイヴィス/上杉達也
挑戦者:タンチョウ(7/6/13)/キツネ(8/4/12)
茨城
対戦者:ケイト・キャンベル/与那峰有次
挑戦者:アライグマ(6/7/13)/ジャッカル(6/9/15)
山梨
対戦者:バーニー・バーニー/千葉
挑戦者:カナ(9/0/9)/成しゅん(成駿)(7/9/16)
東京
対戦者:カルロス・ロドリゲス/南井克美?(青兎ステージ3登場)
挑戦者:ユウ(9/5/14)/チャップマン(7/7/14)
神奈川
対戦者:クリス・スミス/ドンタコス・東山
挑戦者:ウサギ(8/5/13)/ネコ(7/5/12)

[編集]

豪運とは、作者伊藤誠の造語[1]。強運の上を表す用語だと思われる。風間巌や仙道真澄などが持つ。

D・Dによると大きく分けて5種類ある。

絶対強運
他者に関係なく単純に運が強い。
絶対弱運
他者に関係なく単純に運が弱い。
相対強運
相手の運量に比例して運を吸い取り力を増す。また、持続型相対強運というSクラスにあたるタイプがある。このタイプに運を吸われた相手は吸われた運を取り戻すのに時間がかかる。
相対弱運
運を滅殺される。
変動性相対運(所謂凡夫
大多数の人間。

上記5タイプとは別種の能力として運気支配がある。運の吸収・放出を操る才能を持つ者のこと。

既刊一覧[編集]

  1. 1997年2月17日 ISBN 9784812451229
  2. 1997年11月17日 ISBN 9784812451571
  3. 1998年9月28日 ISBN 9784812452226
  4. 1999年12月16日 ISBN 9784812453421
  5. 2000年12月7日 ISBN 9784812454589
  6. 2002年4月17日 ISBN 9784812456361
  7. 2003年2月17日 ISBN 9784812457658
  8. 2003年11月17日 ISBN 9784812458884
  9. 2005年12月7日 ISBN 9784812464021
  10. 2008年1月17日 ISBN 9784812467848
  11. 2009年1月17日 ISBN 9784812470299
  12. 2010年5月17日 ISBN 9784812472729
  13. 2011年6月17日 ISBN 9784812475928
  14. 2012年8月17日 ISBN 9784812479629
  15. 2013年9月17日 ISBN 9784812484104
兎-野性の闘牌- ビジュアルファンブック 2004年7月27日 ISBN 9784812459188

ゲーム[編集]

アーケード[編集]

  • 兎-野性の闘牌-

タイトー販売・童開発。自分の分身となるキャラクター・相方となるキャラクターを選択し、敵キャラクターのコンビと対戦する。各キャラクターは対局中に一定の条件下で能力が発動する。勝敗はトップ賞やウマを含めたコンビの合計点で決まる。

  • 兎-野性の闘牌- 山城麻雀編
  • 兎-野性の闘牌- オンライン
  • 兎-野性の闘牌- オンライン DDの血統(ロケテストのみ)

家庭用[編集]

プレイステーション2用ソフト

  • 兎-野性の闘牌-
  • 兎-野性の闘牌- THE ARCADE
  • SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.22 スタイリッシュ麻雀 〜兎-野生の闘牌- & 兎-野生の闘牌 THE ARCADE- ダブルパック〜
  • 兎-野性の闘牌- 山城麻雀編
  • 兎-野性の闘牌- 山城麻雀編 THE ARCADE

脚注[編集]

  1. ^ 本作以前に『幻に賭けろ』(原作:土井泰昭 作画:嶺岸信明)で使われている。

外部リンク[編集]