東京喰種トーキョーグール

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東京喰種トーキョーグール
ジャンル 青年漫画サスペンスホラー
ロー・ファンタジーバトルアクション
漫画:東京喰種トーキョーグール(第1部)
東京喰種トーキョーグール:re(第2部)
作者 石田スイ
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 第1部:2011年41号 - 2014年42号
第2部:2014年46号 - 連載中
発表期間 第1部:2011年9月8日 - 2014年9月18日
第2部:2014年10月16日 - 連載中
巻数 第1部:全14巻
第2部:既刊3巻(2015年6月現在)
話数 第1部:全143話
アニメ:東京喰種トーキョーグール(第1期)
東京喰種トーキョーグール√A(第2期)
原作 石田スイ
監督 森田修平
シリーズ構成 御笠ノ忠次
脚本 御笠ノ忠次
キャラクターデザイン 三輪和宏
音楽 やまだ豊
アニメーション制作 studioぴえろ
製作 東京喰種製作委員会
放送局 TOKYO MX
放送期間 第1期:2014年7月 - 9月
第2期:2015年1月 - 3月
話数 第1期:全12話 / 第2期:全12話
テンプレート - ノート
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東京喰種トーキョーグール』(トーキョーグール、Tokyo Ghoul)は、石田スイによる日本漫画作品。

概要[編集]

石田スイのデビュー作。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達「喰種」(グール)をテーマにした作品。コンセプトはダーク・ファンタジー

集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年41号より連載開始。2014年42号まで連載された後、新編となる『東京喰種トーキョーグール:re』(トーキョーグール アールイー)が、同誌2014年46号より連載開始された[1]

2013年7月と2014年6・12月には十和田シンによる小説版が発売された。また、2013年8月から同年9月までデジタル漫画雑誌『ジャンプLIVE』にて番外編(スピンオフ)コミック『東京喰種トーキョーグール [JACK]』(トーキョーグール ジャック)が連載された。

2014年7月から9月には連続テレビアニメーション版の第1期が放送、2015年1月から3月には第2期『東京喰種トーキョーグール√A』(トーキョーグール ルートエー)と題して放送された。

2015年7月には舞台 『東京喰種トーキョーグール』が上演された。

また、スマートフォン用ゲームアプリ『東京喰種トーキョーグール [carnaval]』、PlayStation Vita用ソフト『東京喰種トーキョーグール [JAIL]』といったコンピュータゲームも発表されている。

物語[編集]

東京喰種トーキョーグール[編集]

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、鉄骨の落下により捕食は免れる。しかしその後、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。

序章
読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートをすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが、直後にリゼの頭上より鉄骨が落下し、2人は病院に搬送される。カネキは一命は取り留めたものの、重傷であり嘉納という医師の判断でリゼの臓器が移植される。
手術後、カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカ芳村に出会い人肉を受け取るが、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤する。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるがトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは、喰種としての生き方を学ぶためあんていくのメンバーとして勤務することになった。
アニメ版は、第1話から第3話として放送。
白鳩(ハト)の出現
カネキがあんていくに勤務して間もない頃、喰種の母娘・笛口リョーコヒナミが訪れる。自分で人を狩れない彼女達は、あんていくに食料を貰いに来ていた。そんな中、喰種対策局(CCG)に所属する人間である亜門真戸がリョーコを追いかけて20区に現れ、彼らによってリョーコはヒナミの目の前で駆逐されてしまう。この事件を受け、トーカはリョーコの仇を討つため、カネキは捜査官に対抗するために行動を起こす。
クインケの材料にするべくヒナミを狙う真戸は、ヒナミを守るために対峙したトーカを追い詰めるが、ヒナミの覚醒とトーカの攻撃で致命傷を負い死亡する。その一方、カネキは亜門と対峙し、辛うじて勝利するも亜門を殺さずに逃避した。カネキは亜門の「この世界は間違っている」という言葉を受け、自らの生き方を模索しつつ、世界を正す方法を探す決意をするのだった。
アニメ版は、第6話から第8話として放送。
月山登場
カネキとトーカがあんていくの勤務と訓練を行いつつ平穏に過ごしていたある日、月山があんていくに現れる。月山はそこで出会ったカネキに興味を持ち、彼との接触を試みる。
カネキはヨモの誘いを受け、イトリが経営するバーを訪れる。そこでカネキは、リゼは事故で死んだのではなく第三者によって殺されたという事実と、人間とグールのハーフである「隻眼の喰種」の存在を知る。カネキはリゼの死の真相を知るため、情報の交換条件として、月山が出入りする喰種のレストランの調査を行うこととなるが、月山に騙され喰種のレストランの「ディナー」として招かれてしまう。そこでカネキが「隻眼の喰種」であることを知った月山は、貴重な存在を独り占めするためカネキを危機から救う。
難を逃れたカネキの下に人間である貴未が恋人のニシキの容態について相談しに来る。貴未はカネキをおびき寄せるために月山に拉致され、カネキとニシキは貴未の救出のため月山と戦う。加勢に来たトーカを交え苦戦の末に月山を倒す。トーカは自分達の正体を知る貴未を口封じのために殺そうとするが、貴未の思わぬ発言に殺害を止め、その場から逃げるように立ち去り一人葛藤する。
アニメ版は、第4話から第6話として放送(喰種のレストランの調査部分はカットされた)。
アオギリの騒乱 / アオギリ編
月山撃退後、カネキはイトリからリゼに関する情報を入手する。その頃アオギリの樹の襲来による11区の支部の無力化に伴い、危険区域に指定された20区に篠原ジューゾーら本局の捜査官が派遣された。
ある日、リゼの知人であった喰種・バンジョーと彼の取り巻き達がリゼを探すためにあんていくに訪れる。同じくリゼを探しに来たアヤトヤモリニコが襲撃してくる。トーカの弟だったアヤトは彼女を圧倒し、仲間と共にカネキを拉致する。アオギリのアジトに囚われたカネキは、アオギリの幹部・タタラに「戦力にならない」とアヤトに下げ渡された後、アヤトの配下になっていたバンジョーとその仲間達と共に脱出を試みるが、失敗に終わる。それが原因で、カネキはヤモリから執拗な拷問を受け続け、生死と狂気の狭間を彷徨うが、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れ、ヤモリを撃破した。また、危険を承知でカネキ救出を行ったトーカとニシキをアヤトの猛攻から助け出し、アヤトを叩きのめした。
アオギリからの脱出後、カネキはあんていくのメンバーと再会するが、敢えてあんていくに戻らず、ある目的のためにバンジョーや、打算的な理由で手を組んだ月山と共に行動を起こそうとしていた。
アニメ版は、第9話から第12話として放送。ヤモリを撃破したシーンで終わった。
それぞれの動き / 新天地6区編
アオギリの騒乱から半年後、捜査官達はその戦いでの功績が認められ昇任する中、亜門は真戸の娘・アキラをパートナーとして迎え、ジューゾーは駆逐したヤモリの赫子を元に制作されたクインケを手に入れていた。
その頃、カネキはリゼの経緯を辿ってたどり着いた6区を拠点にすると、自らを喰種に変えた嘉納の情報を求め、嘉納と繋がりがあるとされるマダムAのいる喰種のレストランを襲撃する。そこでカネキは自分と同じ「リゼ持ち」である半喰種の少女・シロクロに出会い、彼女たちの妨害でマダムAの捕獲に失敗する。
アニメ版2期は1話から8話として放送されるが、カネキがアオギリの樹に参加するなど設定が大きく異なる。
あんていく襲撃
多くの葛藤の末、6区のアジトを解散し“ただの自分”を取り戻すため、あんていくに戻る決意をしたカネキ。だが同じ頃、SSS級駆逐対象“梟"の居場所を突き止めたCCGは、有馬も含めた歴戦のCCG捜査官をあんていく襲撃のために集結させ“10年前の戦い"を彷彿とさせる「梟討伐作戦」を開始してしまう。
アニメ版2期は、9話から12話として放送。

東京喰種トーキョーグール [JACK][編集]

本編開始の12年前。13区の高校に通う不良少年・富良太志は幼馴染達をカボチャの仮面を被った人物に殺傷され、彼自身も殺されそうになるがクラスメイトの転校生・有馬貴将に助けられる。幼馴染の仇討ちを誓った富良は、有馬から仇が喰種という存在で、カボチャの仮面の喰種が“ランタン”と呼ばれていることを聞き、有馬と共にランタンの行方を追う。富良と有馬は順調に喰種を狩る中、ランタンの意外な正体を突き止める。

東京喰種トーキョーグール [JOKER][編集]

第一部終了後、第二部開始までの間、二等捜査官の阿原半兵衛を主人公とし、パートナーである上等捜査官の鈴屋什造との物語が展開する[2]。臆病な半兵衛が骸骨のマスクをした喰種から逃げ惑っているところを什造が倒し、什造から軽い叱責を受ける。CCG13区支部に戻り「スカルマスク」という集団の調査・討伐の報告の最中、「スカルマスク」の犯行の報告があり、現場である暗敷通りへ向かう。死体を見た什造は、無駄のない殺し方からここでの犯行は「スカルマスク」のボスがやったと確信する。半兵衛が捜査中、電車内で身長や行動、香水の匂いがしたなどとプロファイリングしている最中に痴漢の現場に遭遇。助けるべきか否か葛藤している間に什造によって痴漢行為が止められる。この際、什造は"鉄臭い"という理由で痴漢を追いかける。移動中、近くに居たのになぜ止めなかったのかを什造に問われ、半兵衛は臆病であることの原因を語り、一区切りついた時に悲鳴が上がる。現場に駆けつけると、先ほどの痴漢が「スカルマスク」に襲われていた。ボスであることを什造が確認し、宣戦布告をした所で「スカルマスク」のメンバーに囲まれてしまう。腰を抜かしている半兵衛をよそに、什造はクインケ「13'sジェイソン」を使用してメンバーを掃討、ボスにあと一歩というところでわざとらしく「13'sジェイソン」を弾き飛ばされてしまう。ボスの追撃に対して動かない什造に半兵衛が焦り、勇気を振り絞ってボスを背後から一突きの元に葬る。什造になぜ「スカルマスク」が現れるのがわかったのか問うと、電車内でした香水と血の匂いが暗敷の現場の匂いとが一致したためとのこと。ボスのマスクを外すと、そこには電車内で痴漢されていた少女が横たわっていた。

東京喰種トーキョーグール:re[編集]

CCGでは、一等捜査官となったアキラの元に佐々木三等捜査官が新たに着任する[3]。その2年後、物語は動き出す。

登場キャラクター[編集]

本作品の登場人物は特に必要とされる場合を除き、片仮名で呼称されるのが基本である。そのため、漢字の綴りが不明の者も少なくない。
※ 舞台版の演者については、#舞台の節を参照。

主人公[編集]

金木 研(かねき けん)
声 - 花江夏樹小堀友里絵(子供時代)
本作第一部の主人公である青年。12月20日生まれのいて座。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科二年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。喰種のリゼに捕食されかけ瀕死の重傷を負うものの、リゼの頭上より鉄骨が落下してきたことにより九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償として半喰種となり、喰種の世界に関わることになる。喰種化したことで苦悩していたが、あんていくの店長である芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店で働くこととなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自らの生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、幼い頃に亡くした母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリによる執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。
アオギリの本拠地から脱出した後はあんていくに戻らず、バンジョーや月山、ヒナミたちと反アオギリを掲げて行動を共にする。その後、半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。嘉納を追い詰める際、篠原を防戦一方に追い込みSSレート認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、バンジョーを手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、自身の疑問からあんていくで芳村と会話し、その直後のトーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。
CCGによるあんていく襲撃時には、芳村たちの救援に単身あんていくに向かう。途中、円児とカヤを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と遭遇。激戦を繰り広げ、半赫者の力を無意識に覚醒させ亜門の右腕を捥ぎ取るが、自身も彼の[ドウジマ・改]により致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会を果たし、激励を受ける。ここから先の記憶は途切れ、ルートV14にて逃げ延びた数十体の喰種を全滅させた有馬と遭遇。ヒデの助言に従い理性と狂気を総動員した持ち得る能力の全てを駆使しIXAの防御壁を損傷させるほどの奮戦を見せるが、それすら叶わず圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。
半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。この赫子の特徴からCCGにより「ムカデ」の呼称が付けられる。有馬との対決時に左頭部を貫かれた後は、腹部からも赫子を発生させ、手のように変形させて貫通したクインケを自ら抜き取ったりするなど、自在に形状を変化させられるようになった。標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、同族からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応しないなど、半喰種となった後も肉体に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となり、爪は赤黒く変色した。
幼くして父母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデとの交流を心の支えとしていた。読書が趣味で主にミステリーを好んで読んでおり、作家・高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説からの引用で自身の心境が語られている。
『:re』ではハイセの潜在意識で彼に語りかける「前の自分」として登場。力と引き換えに自身と向き合うよう彼に要求しているが、拒絶され続けていた。オークション掃討戦で重体に陥ったハイセの混濁した意識にも現れ、自分を見るよう懇願。覚悟を決めたハイセが向き合った際には白髪の子供の姿で切実な願いを伝える。
佐々木 琲世(ささき はいせ)
本作第二部『:re』の主人公である青年。4月2日生まれのおひつじ座。血液型AB型。愛称は「ハイセ[注 1]。喰種捜査官であり、第一部エピローグ時は三等捜査官、『:re』では一等捜査官。「隻眼の梟討伐作戦」からしばらく後、一等捜査官に昇進したアキラから教育を受けることとなった。髪色は毛先が白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。「有馬貴将を超える捜査官をつくる」という目的から、喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれる4人をメンターとして統率しているが、一筋縄ではいかない問題児の彼らに振り回される日々を送る。冗談好きで自らの苗字をもじった「佐々気」という言葉をよく使うが、単独行動を辞さないクインクス達を助け叱責するなど仲間思いかつ責任感の強い性格でもある。また読書家であり、本で得た知識を捜査で活かすこともできる。
その実、嘉納による喰種化実験の被害者であり、CCGでは通常時は人間として扱われているが、暴走した場合はSSレート喰種「ハイセ」として駆逐されるということが取り決められている。また過去20年間の記憶を失っているが、過去を思い出すことを自身の死と同意義と考え、非常に恐れている。その特異な出自と喰種の即殺を良しとしない穏やかな心柄から彼を敵視する捜査官も存在する。戦闘技術は有馬から直接指導を受けており、「白単翼賞」「金木犀賞」を受勲していることから実力は相当のものであると伺える(白単翼賞はSレート喰種を駆逐する能力があるという証、金木犀賞は年間で100体以上の喰種を討伐した者に与えられる証)。クインケ操作のみならず体術にも優れ、武器を持ったクインクス複数名を素手であしらい、制圧した。カネキと瓜二つの風貌を持ち、匂いもどうやら良く似ている模様。カネキを知る喰種達はハイセを彼と同一人物であると考えており、ロマはハイセを殺して元のカネキの姿に戻そうと画策している。
オークション掃討戦ではクインクスを率いてトオルと合流し、彼女を拉致しようとしていたカナエを退ける。負傷したトオルをウリエに託した後はシラズ、サイコと共に管理棟を目指すが、直後にタキザワの襲撃を受ける。彼の奇襲に辛うじて対処するものの反動で負傷、自身の反撃を受けても余裕を崩さない様と発現した赫眼が片方のみの「隻眼の喰種」であったことから甚大な危険性を察知。加勢しようとするシラズを烈しく叱咤し、サイコを託して管理棟へ先行させた。自身は和修政からの指示もあり単騎でタキザワと対峙するが、SSレート以上の実力を有するタキザワに圧倒され一方的に追い詰められる。止めを刺されかけるも直後現れたヒナミの赫子に守られ、九死に一生を得る。自身の為に全力で闘う彼女を守るため、自身の存在と引き換えにしてでも「カネキケン」に向き合い、力を手にする決意を固めた。しかし、初めて向き合った「カネキケン」は白髪の子供の姿であり、彼もまたハイセという人格に消されてしまうことを恐れていたのだと理解。彼の願いを受け入れ、「カネキケン」を救うために死力を振り絞りタキザワを撃破、自身も彼の赫子で切り裂かれ相討ちとなった。S3班合流後は有馬にヒナミの所有権を申し入れる。
作戦終了後は特別功労者に認定され、上等捜査官に昇進。
使用するクインケは甲赫の[ユキムラ1/3]、喰種としての赫子は鱗赫。戦闘時は極力クインケを使用するが、格上の喰種相手には赫子を巨大な爪状に展開して併用する戦法を取ることもある。赫子を扱っているときには赫眼が左目に発現、自身の内に居る「前の自分」が表層化した際には赫子の形状は自在に変化し、性格や言動も別人のように変貌する。また、表層化するほど「前の自分」の記憶が著しく混在しやすくなり、暴走の危険性も高くなる。

喰種[編集]

あんていく[編集]

霧嶋 董香(きりしま とうか)
声 - 雨宮天
本作のヒロイン。清巳高等学校普通科二年生。7月1日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「トーカ」。右眼を前髪で隠している。あんていくでアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、CCGからは「ラビット」の呼称が付けられている。親友である依子の手料理を度々口にしているため、ほとんどの場面で戦闘能力を十全に発揮できず、それに加えて赫包の発達度もあまり高くないため、赫子は左肩からしか出せない(右にも赫包はあるが、対月山戦でカネキを口にした後でさえ、少しだけ赫子が出る程度)。また、戦闘能力が十分に発揮できる状態の場合は、左目の周りに花弁状のあざのようなものが3つ発生する。表向きはぶっきらぼうな態度と言動をとるものの、普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せる。反面、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺害するなど凶暴な一面を持っており、カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いている。物語序盤は苛烈な態度をとっていたが、次第に彼の優しさに触れ仲間として認識するようになる。既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが物語の数年前にアヤトが家出をし音信不通となり、後に敵対関係となる。家族を失ったヒナミを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしに戻った。その後カネキの通っていた上井大学の理学部を目指して受験勉強をしていた。カネキが芳村に面会した際に再会、カネキを激しく叱咤し、そのことが彼が6区での組織を解散を決意するきっかけになる。
CCGによるあんていく襲撃をテレビで知り、芳村らの救援に向かおうとするが四方に止められてしまう。その後、討伐戦の後に取り壊されるあんていくを見ながら、カネキがいつか帰ってくることを信じ、四方とともに20区を脱出した。
『:re』では四方を対外的に兄とし、彼と二人で喫茶店「:re」を営んでいる。そして薫りに惹かれて店を訪れたハイセと邂逅する。
芳村(よしむら)
声 - 菅生隆之楠大典(功善時代)
あんていくの店長である初老の男性。羽赫の赫者。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持つ。SSSレートと同等の実力を持つ羽赫の赫者であり、肩のショットガンとブレード、ランス状の赫子による遠近の双方で隙の無い戦いを見せる。
かつては「功善(くぜん)」という名で、孤独感に苛まれながらもある組織の掃除屋として人間や同族すらも屠ってきた極めて強大な喰種であった。しかし正体を知りながらも自らと愛を育んだ人間の女性・憂那との出会いと死を経て、人間と喰種の共存について考え始めている。「あんていく」という店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っている。
隻眼の梟が我が子であることを確信しており、アオギリ戦ではCCGから庇うために自らが隻眼の梟に成り代わっていた。しかし、篠原と黒磐のビデオ検証により10年前とアオギリ戦とでは隻眼の梟とマスクの形が微妙に異なることに気づかれた(最も顕著な点は口の形)。アキラをはじめ、この事情を知る一部の捜査官からは「(不殺の)梟」と区別されて呼ばれる。
CCGがカネキとあんていく周辺を嗅ぎまわっていることを察し、あんていく襲撃の日にCCGを迎え撃つ。多勢にも関わらず圧倒的な力で捜査官たちを倒していくが、法寺に致命傷を受け敗北する。しかし、直後に現れた本物の隻眼の梟によって連れ去られる。
『:re』ではリゼと同じように、嘉納によって赫包の培養器の中に入れられている。
西尾 錦(にしお にしき)
声 - 浅沼晋太郎、阿久津秀寿(子供時代)
眼鏡をかけた茶髪の青年。上井大学薬学部薬学科二年生。2月4日生まれのみずがめ座。血液型O型。尾赫。愛称は「ニシキ」。カネキの大学の先輩。本来は情に厚いが神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つ。親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いていた。
喰場に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。月山に拉致された恋人の貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから、人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。以降、不器用ながらもカネキとトーカを気にかけている。
あんていく襲撃時には、芳村たちを救出しに行こうとするカネキと言葉を交わし、月山とともに見送った。
『:re』では左目元に傷ができ、推定Sレート以上の喰種「オロチ」と呼称される。以前よりも赫子が巨大化、ハイセの赫子で破壊されても即座に再生でき、相性の悪いシラズの羽赫の射撃をものともしないなど、戦闘能力、耐久力共に格段に上昇している。理由は不明だが、喰種を狩ることを繰り返している。
古間 円児(こま えんじ)
声 - 勝杏里
あんていくの男性従業員。尾赫。気さくな性格で、コーヒーの淹れ方では定評を持つ。事あるごとに「魔猿」の二つ名をひけらかしているが、カヤをはじめとする従業員からは適当にあしらわれている。
かつては、各区の優秀な捜査官を殺しまわっていた猿面集団のリーダーで「魔猿(まえん)」と呼ばれていた。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。
あんていく襲撃時には、「魔猿」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、捜査官の田中丸との戦闘で負傷するもカネキによって救出される。その後の行方は不明。
入見 カヤ(いりみ カヤ)
声 - 大浦冬華
あんていくの女性従業員。羽赫。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて正確に把握する。
かつては、 「ブラックドーベル」という喰種集団の首領で「黒狗(くろいぬ)」と呼ばれており、鉢川の上司や同期を殺害したことから彼の怨みを買った。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。
あんていく襲撃時には、「黒狗」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、因縁の相手である鉢川と戦闘中に、逃げ遅れた老婆を庇って負傷するも、カネキによって救出される。その後の行方は不明。
四方 蓮示(よも れんじ)
声 - 中村悠一
店長の右腕的な男性。7月9日生まれのかに座。血液型A型。羽赫。愛称は「ヨモ」。店の業務に関わることはなく、情報収集や自殺者の遺体集めといった実務を担当している。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。トーカやカネキに格闘の手ほどきをしており、二人がかりでも軽くあしらうほど技量が高い。作中ではほとんど描写されていないが、多くの強力な喰種から警戒されるほどの実力をもつ。ウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人であるが、ウタとは4区を混乱に陥れるほどの敵対関係にあった。幼少期に姉を有馬に殺されており、ウタとその仲間とともに有馬に復讐しようとするが返り討ちとなる。その際に店長に助けられたことで行動を共にするようになった。カネキの事を親族以外では唯一「研」とファーストネームで呼ぶ。
嘉納のラボでカネキの前に現れ、意味深な言葉を残しリゼを連れ去る。あんていく襲撃時には、あんていくに向かおうとしたトーカを悟し、ともに20区を脱出した。
『:re』ではトーカと二人で喫茶店「:re」を営んでいる。

「20区」の喰種[編集]

神代 利世(かみしろ りぜ)
声 - 花澤香菜
本作のキーパーソンとなる女性。鱗赫。愛称は「リゼ」。カネキが喰種の世界に足を踏み入れる原因を作った張本人。趣味は読書で日頃はお淑やかで理知的に振る舞っているが、本質は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしているためCCGからは「大喰い」と呼ばれており、他の喰種からも恐れられている。レートは明言されていないが、篠原の発言や優れた戦闘能力からSレート以上と推定される。無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまい、粛正に動いた有力喰種たちをも殺害してしまったために11区の喰種社会は混乱し、アオギリの樹を呼び寄せる遠因を作った。20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていたが、カネキを襲った工事現場にて落下してきた鉄骨が自身を直撃したことにより死亡したとされていた。搬送された病院で赫包を摘出され、それを移植されたカネキは半喰種となる。同姓である神代叉栄とは何らかの関係があると思われる。
実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていた。そしてそもそもの発端である事故とされていた鉄骨落下も人為的に起こされたと複数の喰種たちが示唆している。カネキと嘉納の前に突如現れたヨモによって連れ去られ、現在はコンテナに監禁されている。無力化のため最低限の食事しか与えられず、極度の飢餓状態にされており、食糧以外は認識出来ない。
笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)
声 - 諸星すみれ
あんていくを度々訪れる少女。5月21日生まれのふたご座。血液型AB型。甲赫および鱗赫。愛称は「ヒナミ」。登場以前に父親を殺されており(アニメ版では6話で殺されている。)、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。真戸に母親を殺されてからは一時あんていくに身を隠し、ほとぼりが冷めてからはトーカの家で暮らしていた。アオギリの騒乱後はカネキについていくことを選び彼らと行動を共にしている。
両親はともに喰種捜査官に殺されたが、憎しみよりも寂しさを強く感じる心優しい性格。故に本来戦いには向かないが、真戸との戦闘では喰種としての能力の高さを見せた。腕力や身体能力は突出していないが五感が鋭く、特に聴覚と嗅覚に優れる。アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキと行動を共にしてからは敵の進行方向や速度を把握、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともある。
『:re』ではアオギリの樹の一員として行動しており、とても大人びた雰囲気を持っている。トルソーへアオギリの樹からの伝言を伝え、自身も彼へ忠告を与えた。アオギリ内では「ヨツメ」と呼ばれており、部隊の指揮を執ることもある。オークション掃討戦では脱出の手筈を整えていたが、ハイセの声を聞き彼を救うために任務を放棄してタキザワと対峙。鱗赫のみを4本同時に展開し彼の羽赫の掃射を迎撃、一度はタキザワを吹き飛ばし右手を切断するほどの戦闘能力を見せるが、半赫者としての力を解放し暴走状態となったタキザワには敵わず圧倒され窮地に陥る。自身を救う為にタキザワに立ち向かうハイセの中にカネキの存在を見出した。二人の戦闘後は0番隊に囲まれ、現れた有馬の存在に死を覚悟するが、ハイセの申し出により見逃され、コクリアに収監される。
笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)
声 - 折笠富美子
ヒナミの母親。花弁のような形状の攻防一体の甲赫を持つ。登場以前に夫を失い、あんていくから食糧を受け取る生活をしていた。捜査官に喰種と見抜かれてしまい、辛うじてヒナミを逃がすも戦闘慣れしておらず真戸によって殺され、クインケの材料にされる。
吉田 カズオ(よしだ カズオ)
声 - 丹沢晃之
フィットネスクラブに勤務する41歳の男性。普段は捕食を除いてごく普通の生活を送っており、芳村よりリゼの喰場を譲り受けるが、所有権を主張するニシキに殺害される。
なお、本編での登場は少ないが巻末のおまけ漫画では頻繁に登場している。小説[日々]では彼が主役の話がある。
桃池 育馬(ももち いくま)
[日々][空白]に登場。ミュージシャンを目指してギターを片手に田舎から上京してきた男性。愛称は「イクマ」。上京初めの頃は母の仕送りだけで生活していた。仕送りが底をつき、崖で食料調達をしていた際、ヨモと遭遇。その後、月山に襲われて怪我をしたところをあんていくに助けてもらうも、あまりに稼ぐことが出来ずに餓えていた。最終的にはあんていくに助けてもらい、喰場も確保できるようになった。今も20区でミュージシャンを目指して励んでいる。
カイン
[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会に顔を出すオカルト研究家の男性。捕食と口封じのためヒデとオカルト研究会のメンバーに襲いかかるが、ヒデの策略で返り討ちにされた。

月山家の関係者[編集]

月山 習(つきやま しゅう)
声 - 宮野真守
20区に暮らす青年。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科四年生。3月3日生まれのうお座。血液型A型。甲赫。「隻眼の喰種」であるカネキに食材として異常な執着を持っている。貴未を人質に取りカネキを捕食しようとするが、本人とニシキ、トーカを相手に戦う羽目になり敗れる。その後、アオギリに拉致されたカネキを救出するために下心を持ちながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を築いた。カネキ救出後、カネキとは打算を多く含む協力者となる。反アオギリでは自分を「主(カネキ)の剣」と称し、月山家の力と後述の堀チエからの情報で積極的にカネキをサポートしている。反アオギリ解散後も下心はあるが、協力する姿勢を見せている。
捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど食事にはこだわりを持っており、CCGからは「美食家(グルメ)」と呼ばれている。その実力は他のグールや捜査官にも一目置かれている、ゆえに駆逐対象として捜査官を20区に引き寄せてしまうため、トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼとは知り合いであったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。喰種のレストランの会員でもありレストランでは「MM」と呼ばれている。赫子は右肩甲骨から発現、右腕を螺旋状に覆うように展開し、剣に似た形状に変形する。愛用のマスクは三日月を模している。ファッションなどのコーディネートも好み、カネキに初対面でモデルと思わせた端正な美形である。言葉の端々にフランス語英語を混ぜることが多い。
あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに行くカネキを赫子を用いて全力で止めようとするが敗北。行かないように懇願するも、カネキからは謝罪と「止めようとしてくれてありがとう」という言葉をかけられ、号泣しながら見送った。
『:re』では人間、共食いを繰り返す悪食家と化す。しかし近親婚に由来するRc細胞に干渉されやすい体質が災いして赫者になれず、赫子のコントロールができなくなってしまった。それ故に大量の人間と喰種が犠牲となり、日に日に強くなる赫子に反して理性を失いかけている。姿は赫者に近いが形状は安定していない。
小説版では政財界に多大な影響を及ぼす由緒ある名家の子息であることが明かされており、眉目秀麗な財閥の御曹司として女子達の人気を集めていた。
カナエ=フォン・ロゼヴァルト
『:re』から登場した月山家の使用人。18歳。愛称は「叶(カナエ)」。鱗赫。ドイツ人の喰種で言葉の端々にドイツ語が混ざる。壊滅したドイツの喰種一族、ロゼヴァルト家と同姓であることからその生き残りと推察できる。月山に心酔しており、カネキの駆逐によって自宅に引きこもってしまった月山のために、カネキと同一人物と睨むハイセの私物を堀を介して集めていた。カナエ自身はハイセ及びカネキに対しては月山の心を惑わせる者として良い感情を抱いていない。憔悴し続ける月山の身を案じ、良質な食材を手に入れるべく人間オークションに参加。CCG突入の混乱に乗じて囮として出品されていたトオルを捕縛するが、同じくトオルを狙うトルソーに襲撃されるものの逆襲し一方的に痛めつけ、再びトオルを追跡。再度捕獲を試みるがハイセとウリエ、シラズの連携に敗れ、松前の救援を受けて戦線を離脱する。
オークション掃討戦後は観母、松前とともに脱出。
月山 観母(つきやま みるも)
『:re』から登場した喰種。月山習の父親で息子を「習くん」と呼んでいる。息子を案じ、食材を求めて単独で人間オークションに参加した。周囲から「クロックムッシュ」と呼ばれており、派手なスーツが特徴。ビッグマダムに並ぶ富豪喰種の一人。
松前(まつまえ)
『:re』から登場。月山家の従者の一人。赫子を切り離すことで壁を作る能力を持つ。

アオギリの樹[編集]

霧嶋 絢都(きりしま あやと)
声 - 梶裕貴高垣彩陽(子供時代)
アオギリの幹部。トーカの弟。7月4日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「アヤト」。姉とよく似た美形と評されている。孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。
トーカとは人間との関わり方について相違があり決別した後、都内各地で暴れ回っていた時にタタラと出会い、アオギリの樹に参加。数年後にあんていくの襲撃でトーカと再会するも、既に敵対関係にまで悪化していたが、今でも姉への屈折した愛情を抱いており、それをカネキに見抜かれていた。トーカの赫子を喰らって戦闘不能に追いやった後、トーカを救出したカネキと戦い、身体の骨の半分を折られ、文字通り「半殺し」にされた。カネキにやられた傷が癒えた後もアオギリの樹で活動しており、「黒ラビット」として捜査官狩りや、嘉納の捜索をしていた。
羽赫特有の遠距離攻撃を中心に攻め立てる、羽根状の赫子を盾にしながら飛びかかり、そのまま赫子を開いて敵を切り裂くなど多様な攻撃方法を持つが、本人いわく最も得意なのは近接戦である。
『:re』ではSSレートの喰種「ラビット」と呼ばれており、過去のトーカによる捜査官殺しもCCGではラビット=アヤトによる犯行となっている。また独自にハイセのことも追っている。オークション掃討戦ではマダムの警護を担当していたが、囮として潜入していたジューゾーと対峙。潜入任務の為に装備が整っていなかったジューゾーを退け、マダムの護衛に戻ろうとするが、窮地に陥っていたナキを見捨てることが出来ず救援に向かう。
結果マダムは討伐され、オークション護衛任務は失敗。施設内に取り残されたヒナミの救出に向かおうとするが圧倒的不利な状況下でのその判断の無謀さをナキに諌められ、撤退する。SSレートの評価に違わず戦闘のバリエーションは増え、芳村と同様に赫子をブレード状に固定しての接近戦も可能としている。
アオギリでは古参のメンバーとなり周囲から相談を受ける中間管理職的な役割も担っており、その苦労をヒナミに漏らしている。
ヤモリ
声 - 西凜太朗
アオギリの幹部。3月15日生まれのうお座。血液型O型。鱗赫の半赫者。本名は「大守 八雲(おおもり やくも)」。拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。極めて高い格闘センスを持ち、愛用のホッケーマスクと出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。過去に母親を亡くしたことと、喰種収容所で受けた残虐な拷問によって今の人格になったと述懐している。カネキに執拗な拷問を行うが、覚醒したカネキの反撃に遭い瀕死の重傷を負う結果となり、直後に遭遇したジューゾーを捕食しようとしたが返り討ちにあい死亡し、その赫包は彼のクインケにされた。
上述の通り性格は醜悪であるが、ニコとナキとは親しい関係にあり、ナキにはそれなりの気遣いを行っていた。そのためナキからは「神兄貴」と呼ばれ慕われていた。
[JACK]にも登場する。本編登場時とは違い黒髪で、彼も拷問により白髪になった模様。
タタラ
声 - 遊佐浩二
アオギリの幹部。鉄のマスクで口元を隠している。隻眼の王の側近で、他の幹部より上位の中心的な立場にいる。時折中国語を話す。リゼ持ちであるカネキを拉致してアオギリに迎え入れようとするが、戦力にならないと判断しアヤトに下げ渡す。CCGを11区に陽動させた後、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
20区梟討伐戦に突如出現した際に滝澤の持つクインケが「フェイの赫子」から作られたものであることを見抜き、彼に対しては「お前...法寺の部下か」と発言していることから、赤舌連との関係性が示唆される。
エト
声 - 坂本真綾
全身に包帯を巻いた外見をしている。羽赫の赫者。CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。高い戦闘能力を持ち、バンジョーに全く気付かれずに彼の肋骨を切断した。
その正体はCCGよりSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている隻眼の喰種「隻眼の梟」であり、アオギリの樹のリーダー「隻眼の王」。功善(芳村)と憂那の間に生まれた半喰種で、右目にのみ赫眼が発現する。赫者としての姿は十年前当時は偽装していた芳村のオリジナルの姿であったが、現在は元が人間の形をしていた喰種であるということが疑わしいほどに巨大化した赫子で覆われ、怪獣と形容してもいい単眼異形の姿を持つ。
あんていく襲撃の最中に突如出現し、多数の捜査官を戦闘不能に追い込んだ。その後芳村を飲み込み、嘉納の元へと連れ去った。
高槻 泉(たかつき せん)
エトのミステリー小説家としての姿。小柄な体型ではねた長髪の女性。作品の評価は高い。金木曰く綺麗な女の人であり、作品ではなく本人が好きというファンもいるほどの有名人である。サイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教えた。CCGに単身乗り込み、捜査官も知らないようなCCGの極秘情報を亜門に提供している。
著書は処女作の「拝啓カフカ」、カネキとリゼが出会うきっかけとなった「黒山羊の卵」、「小夜時雨」「虹のモノクロ」「なつにっき」「ルサンチメンズ」などがある。
ノロ
アオギリの幹部。鼻と巨大な口の描かれたマスクを付けた巨大な容姿をしている。隻眼の王の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。分類不明の環形動物のような赫子をもつ。極めて高い再生能力をもち、胴体を輪切りにされても傷口から湧きだした無数の赫子によって修復され、戦闘時には大口を開けた一本の巨大な赫子で敵を丸囓りにする。常に時計を持ち歩いており、タイマーが鳴ると戦闘を中断していずこかへ姿を消す。
瓶兄弟(びんきょうだい)
声 - 藤原祐規(兄)、荒井聡太(弟)
アオギリに所属する兄弟。両者とも尾赫。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。隻眼の王に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門の手にかかり死亡。赫包は後に、亜門が梟討伐作戦でカネキと戦った際に使用されたクインケ「ドウジマ・改」の材料として使われ、カネキに致命傷を負わせた。
鯱(しゃち)
声 - 梁田清之
元6区のリーダー。尾赫。本名は「神代 叉栄(かみしろ またさか)」。23区の喰種収容所に収容されていたSSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後は6区に戻らず、アオギリのメンバーとして嘉納を探している。その際にカネキと対決し、彼を完全敗北に追い込んだ。屈強な体格をした硬派な人物で、漢字交じりの独特な口調で話す。青年期から人間の道場で修業を積んだ武道の達人でもある。赫子はシャチの尾のような形状をしており、これを利用することで常識をはるかに超えた動作が可能。幼い頃のリゼを知っている模様。
ナキ
声 - 下野紘
元13区の喰種。1月28日生まれのみずがめ座。血液型B型。甲赫。23区の喰種収容所に収容されていたSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。涙脆い性格でヤモリに心酔しており、「神兄貴」と呼んで慕っている。喰種収容所に収容されていたのもヤモリをかばったためである。頭はあまりよくないが、仲間を身を挺して守るなど真っ直ぐな信念を持つ。
『:re』ではアヤトやミザと行動を共にすることが多いようだ。ヤモリを慕うその姿勢は変わっておらず度々言動にその片鱗を見せる。
オークション掃討戦ではアキラと交戦、彼女の顔や名前は覚えていないものの、過去に交戦経験があることは知っている模様。フエグチを自在に操るまでに熟達したアキラに深手を負わされ、自身を守ろうとするガギ、グゲとその他多くの部下を失ったことに逆上、号泣しながら奮戦するが追い詰められたところをアヤトに助けられた。
冴木 空男(さえき からお)
『:re』から登場。タクシー運転手をしながら捕食をしている男性の喰種。Aレート。鱗赫。傷のある女性の胴体に執着することから「トルソー」と呼ばれる。アオギリの樹から雇われ、タクシー車内での会話を録音しそれを渡していた。クインクス達と交戦するもオロチの乱入で一命をとりとめ、アオギリへ入ることを決意。捜査のためにタクシーに乗り込んだトオルに特に変質的に執心している。人間オークションに出品された彼女を見た際には激しく取り乱し、自身も競りに参加せんとする。しかし、直後にジューゾーの奇襲とそれを合図にしたCCGによる掃討戦が開始、オークションは中断。当初はヒナミと共に逃走を図るもカナエに捕縛されかけるトオルを発見、カナエを襲撃するが返り討ちに逢う。その後は自力でアオギリ本隊に合流し退却するが、最後までトオルの身を案じていた。
ミザ
『:re』から登場。高い位置で髪をまとめた小柄な女性の喰種。Sレート。尾赫。三本に分かれた赫子の形状から「三枚刃」の異名を持つ。ナキの扱いには手を焼いており、言い争いが絶えないが、アキラとの交戦で劣勢を強いられた彼に撤退を指示、自身は援護に回り、ビッグマダムの護衛を放棄しナキの救援に駆けつけたアヤトの判断を「嫌いじゃない」と評するなどの仲間想いな一面が窺える。かつては瓶兄弟と縄張り争いをしていた。
バンジョー一味[編集]
万丈 数壱(ばんじょう かずいち)
声 - 伊藤健太郎
反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。10月11日生まれのてんびん座。血液型AB型。羽赫。愛称は「バンジョー」。頑丈さだけが取り柄で、戦闘能力は極めて低い。リゼの招いた混乱によって崩壊状態にあった11区の喰種社会を糾合するが、侵略してきたアオギリの樹に制圧される。11区の元リーダーとして不器用ながらも仲間想いで責任感もあり、カネキや反アオギリのメンバーから慕われている。そのため自分の弱さを嘆いている。大半の仲間を亡くしながらもアオギリから脱出した後、助けられた恩からカネキの行動に協力する。嘉納を追い詰める際、エトに肋骨をくり貫かれ瀕死に陥ったが、それがきっかけで小さいが羽赫の赫子を出せるようになり、その後、暴走したカネキに腹を貫かれた際も赫子による肉体修復が行われている。
自分の名前しか書けなかったが、カネキに文字の読み書きを教えてもらっている。リゼの自由奔放な性格に惹かれ、彼女に想いを寄せていた。
イチミ、ジロ、サンテ
声 - 宮崎秋人(イチミ)、上田麗奈(ジロ)、 荒井聡太(サンテ)
バンジョーの取り巻き。ジロのみ女性。全員ガスマスクをつけている。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。その後は助けられた恩からカネキの行動に協力する。マスクを外している場面も多いが、素顔が良くわからないように描写される。
ウス
反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。
モク、テツ
反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した直後、ヤモリに惨殺された。
コウト
反アオギリのメンバー。母親を守るために反アオギリに所属している。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。
ケイ
反アオギリのメンバー。コウトの母親。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。
シュウ、ハル
声 - 青山耕平(シュウ)、小堀友里絵(ハル)
アニメ版にのみ登場。バンジョーの部下。カネキ救出のために動いていたが、ヤモリに捕らえられる。カネキにどちらを殺すか選択させるという拷問に利用される。シュウはハルを助けるためカネキに自分を選ぶよう懇願するが、カネキがどちらも選べなかった結果、両名ともヤモリに殺された。恋人同士だった模様。

道化師(ピエロ)[編集]

ウタ
声 - 櫻井孝宏
4区で「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。12月2日生まれのいて座。血液型B型。マイペースな性格で、ピアスタトゥー[注 2]の出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装うが、攻撃的な外見とは裏腹に対応は穏やかである。常に赫眼状態のため外出時はサングラスを着用している。かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた。CCGでの呼称は「ノーフェイス」。アオギリ戦ではあんていくのメンバーの仮面とマントを用意し、カネキ救出に参加した。
『:re』では人間オークションのオークショニアとして登場。ジューゾーに攻撃を受けるが意にも介さず立ち上がり、また平子の一撃を顔面に受けても平然と再生するという底知れない実力を垣間見せた。マスクは以前使用していたものとは異なり、四つの穴と嘴のように突き出た形状のものを着用している。
イトリ
声 - 高垣彩陽
14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。くだけた性格であり巨乳の持ち主。情報網が広く、喰種の裏情報に通じている。鉄骨事故の情報に興味を持つカネキと情報提供の交換条件として喰種のレストランの調査を依頼した。その後もカネキに情報提供の協力を行っている。
ニコ
声 - 津田健次郎
同性愛者の男性(オカマ)。11月2日生まれのさそり座。血液型A型。嗅覚や聴覚が鋭く、きわめて高い再生力を有している。ヤモリに惹かれて一時的にアオギリの樹に参加していた。残忍な性格で、ヤモリの生き方を「クール」だと絶賛しているが、子供殺しを強く諫め、死体を弔うなど母性的な一面を持つ。イトリのことを旧友と呼んでいる。
帆糸 ロマ(ほいと ロマ)
声 - 三森すずこ
あんていくの女性従業員。皿を割ったり、喰種に人用の調味料を提供したりとそそっかしい。カネキに憧れて隣の19区から来たが、そのカネキへの憧れも「苦しみ悶える姿が美しい」という歪んだ美意識の持ち主。あんていく襲撃時にあんていくの元を離れ、以降はピエロとして活動する。
『:re』ではウタとともに人間オークションに参加。傷を負った腹部から複数の赫子を出現させ、身軽な動きで捜査官を翻弄した。
宗太(そうた)
声 - 杉山大
喰種のレストランの会員で「PG」と呼ばれる男性。月山とも面識があり、亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。カネキとリゼが遭遇した鉄骨落下事故に関与した。
ガンボ
『:re』に登場。ウタ、ロマとともに人間オークションに参加した巨漢の喰種。武臣のクインケを素手で破壊し捕食しようとするが、人間の水準を上回る武臣の格闘能力により首を折られ死亡した。

嘉納の関係者[編集]

マダムA
声 - 浅野まゆみ
喰種のレストランの会員。5月15日生まれのおうし座。血液型A型。本名は「阿倍 麻衣子(あべ まいこ)」。金髪はウィッグであり、本来の髪はぼさぼさの黒髪。飼い人のタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。実は嘉納と関係があり、タロちゃんは彼から提供された人工喰種の失敗作だった。
安久 黒奈(やすひさ クロナ)
声 - 悠木碧
カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の姉。鱗赫。喰種化後の呼称は「クロ」。縦縞のマスクに黒いフードという出で立ちをしており、赫眼は左目に現れる。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、慕っている。安久七生という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来妹と共に優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で重傷を負った。その後の消息は不明だが、『:re』ではオークション掃討戦終結後、ある喰種の口からその名前が語られる。
安久 奈白(やすひさ ナシロ)
声 - 戸松遥
カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の妹。鱗赫。喰種化後の呼称は「シロ」。横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしており、赫眼は右目に現れる。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、慕っている。安久七生という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来姉と共に優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で致命傷を負った。その後の消息は不明だが、『:re』ではオークション掃討戦終結後、ある喰種の口からその名前が語られる。

その他の喰種[編集]

ドナート・ポルポラ
声 - 井上和彦
23区の喰種収容所に収容されているロシア系喰種。SSレート。CCGでの呼称は「神父」。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んでいた。孤児院の小児を好んで喰っていたが亜門だけは喰わずにいた。過去には捜査官殺害、複数の捕食殺害に関与していた。コクリアに収監されているが、CCGからは喰種のプロファイラーとして生かされている。亜門やハイセには(他と比較すれば多少は)好意的に接するが、他の捜査官に対しては辛辣な説教を行うことが多い。『:re』にも登場し、ハイセに彼の記憶の扉を開く鍵として自身が興味を抱くある喰種の存在を示唆する。
御手洗(みたらい)
喰種のレストランの会員で「TR」と呼ばれる男性。食通家として知り合った小鉢を食材として解体ショーに誘い込んだ。
芥子(カイコ)
芳村がかつて所属していた喰種組織「V(ヴィー)」の一員。CCGに狙われる芳村を救う代償として隻眼の梟を差し出すよう要求するが、拒絶される。
笛口 アサキ(ふえぐち アサキ)[注 3]
声 - 鳥海浩輔
ヒナミの父親。鱗赫。原作では既に真戸によって駆逐されており、本編には赫子しか登場しない[注 4]
アニメ版では喰種を診る医者として登場。過去にジェイソンの仕事を手伝っていた時期があったが所帯を持ったことを期に手を引いていた。しかし再びジェイソンから拷問用の器具を作る仕事を半ば強制的に依頼され、身の危険を察知し妻と娘をあんていくに預ける。最終的にはジェイソンが彼に接触するとの情報を掴んだ真戸と亜門が彼の家を急襲。ジェイソンは取り逃がしたが、真戸により殺される。その赫子は真戸のクインケとなり、妻であるリョーコの殺傷に用いられた。
霧嶋 新(きりしま あらた)
声 - 内田夕夜
トーカとアヤトの父親。1月1日生まれのやぎ座。血液型A型。甲赫の赫者。温厚な性格で人を襲うこともなく、人間との共存を図る生き方をしていた。人間の死体を拾って喰べることからCCGでは「骸拾い(ムクロひろい)」と呼ばれていた。死体を拾っている途中で篠原、真戸の捜査により見つかり討伐されたがその後の生死は不明。ヒトの死体を拾う傍ら、大量の共喰いを行っていたようで、そのため完全な赫者である。なお、赫子は鎧を着込んだような姿に展開する。『:re』において彼の名前が有馬貴将の口から出ている。
ニシキの姉
声 - 内山夕実
少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。人間であるアルバイト先の店長と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに駆逐された。このことがニシキが当初人間を憎悪する要因となった。
村松 キエ(むらまつ キエ)
声 - 土井美加
亜門がCCGに入局した頃に活動していた17区の連続殺人鬼の老婆。1年で50件以上の捕食殺害を起こしており、目撃情報による継ぎ接ぎだらけの丸い顔から「アップルヘッド」と呼ばれている。亜門に襲いかかったところを真戸に駆逐された。活動当時はマスクだと思われていた顔が駆逐後に素顔と判明した。
ビッグマダム
声 - 斉藤貴美子
肥満体の男性(ニューハーフ)の喰種。SSレート。他の喰種への影響力も加味され制定されたレートではあるが、マダム界をのし上がってきた実力は本物。幼少期の鈴屋玲を飼いビトとして愛玩し同時に解体屋「什造」として育成していた。長年に渡る様々な残虐行為を彼に加え、遂には玲の少女のような魅力を永遠のものにしようと彼の睾丸をハンマーで打ち砕いている。後にCCGの介入により逃亡。その後も活動を続けていたようで、『:re』では鈴屋班を構成員に含めた討伐作戦が編まれる。オークションに出品されたトオルを自身の飼いビトとして落札するが直後に開始された討伐戦により彼女を見失い、護衛と共に地下大倉庫まで避難。トオルに発見され、彼女からの報告を受け自身を討伐せんと向かってきたウリエに一撃で重傷を負わせる。その後の交戦でも余裕を崩さず終始優位に立ち、フレームを解放し暴走状態に陥ったウリエの反撃を受けるも、巨大な赫子で叩きのめした。彼を捕食し、トオルを連れ去ろうとするもジューゾー及び彼の元へ集結した鈴屋班に追い詰められ、重傷を負う。ジューゾーに命乞いをするが、自身に対する想いを告げ、それでも捜査官としての姿勢を崩さない彼に逆上。打って変わって怨嗟と侮蔑の言葉を投げかけるが、鈴屋班員の一斉攻撃を受け駆逐された。
ナッツクラッカー
『:re』から登場。お歯黒をした女性の喰種。推定Aレート以上。甲赫および尾赫。強い偏食性を持った喰種で男性の睾丸を粉砕し啜る趣味がある。喰種の富裕層「マダム」から依頼され人身売買の斡旋を行っている。
二種の赫子を使い分け、上等捜査官含む班を単身で壊滅させたことからSレートに格上げとなる。尾赫は分離させトラップとして使用することが出来るが、その発動は接近したものに対し自動で攻撃を行うものであり対象の判別までは出来ず、それを解析したシラズの策により自滅、動きを止められた後にサイコの一撃で重傷を負い、シラズによってとどめを刺される。偏食や金銭に執着するのは幼少の頃から美しいものに憧れ、自分もそうなりたいという想いに起因していた。複数種の赫子を持つことからその赫包はキメラクインケとなり、シラズが所有することとなった。
フロッピー
『:re』から登場。フロッピーの通称で呼ばれる、槍状の武器を持つ白装束の喰種。屈強な体格から男性と思われるが、人相は伏せられており、詳細は不明。クインケ鋼移送車襲撃に失敗、オークション掃討戦にも敗北し、分散して逃走していたアオギリの数グループを襲撃、多数の構成員を殺害。襲撃を受けた構成員の屍骸をCCGが調査した結果、共喰いの痕跡が見つかっている。アオギリと敵対しており、アヤトはエトからマダムの護衛を任せられると同時に、もしオークション会場にフロッピーが現れた際には迎撃をするように命じられていたことから、相応の実力を有すると予想される。また、それに対しアヤトは表向きは了承するものの、元はアオギリが蒔いた種であるとして内心毒づいていた。安久姉妹と面識があるらしく、アオギリへの襲撃時にその名を呟いた。武器の形状や佇まいからドナートがハイセに対して存在を示唆した喰種と同一である可能性が高い。ヒナミの発言から、CCGもその存在を把握、追跡している模様。
ジェイル
[JAIL]に登場。詳細不明。

人間[編集]

喰種対策局[編集]

幹部[編集]
和修 常吉(わしゅう つねよし)
声 - 堀勝之祐
総議長。和修 吉時の父親、和修 政の祖父。アカデミーを卒業していない有馬やジューゾーを特例で喰種捜査官として入局させた人物。和修家はCCGに大きな影響力を持ち、批判するだけで潰されるといわれている。丸手によるとSSSレートの喰種を討伐したことがあるらしい。
和修 吉時(わしゅう よしとき)
声 - 咲野俊介
本局局長。和修 常吉の息子、和修 政の父親。丸手と親交がある。式典で亜門やジューゾーに昇任の辞令書を手渡した。梟討伐作戦では作戦総指揮を務める。
『:re』では本局局長に加え、クインクス計画の総責任者を務める。
特等捜査官[編集]
有馬 貴将(ありま きしょう)
声 - 浪川大輔
1区および24区担当の男性捜査官。12月20日生まれのいて座。(これは第一部の主人公である金木研と同日である)総議長に見出され特例でアカデミーを経ずに三等捜査官に就任し、異例の早さで特等捜査官まで昇進した逸材。多くの逸話を持っており、二等捜査官時代に隻眼の梟を撃退し、その名を馳せた。両手でそれぞれ異なるクインケを自在に扱い、装備の整わない状態でSSSレート喰種を圧倒するなど、別次元とも言える戦闘能力を持つことから「CCGの死神」とも呼ばれる。また、彼が率いる「有馬班」に所属していた捜査官は総じて高い能力を持つ。少年期から捜査官として活躍していた天才肌であるが、面識のある者からは「天然」と評されている。梟討伐作戦では0番隊の隊長を務める。ルートV14にて地下に逃げた多数の喰種を討伐し、カネキを圧倒的実力で叩き伏せた。その後地上に上がり隻眼の梟を単独で撃退に成功する。
[JACK]の主人公。学生時代、ランタンを追うため13区の学校に転校していた。
クインケは優れた防御性能を持ち遠隔起動も可能な甲赫[IXA(イグザ)]と、雷のような赫子を発生させる羽赫[ナルカミ]。学生時代はギターケースに入れた甲赫[ユキムラ1/3]を使っていた。
『:re』でも特等捜査官として活躍している。ハイセとは仲が良く、本を借りたり机の上で手合わせをしたりする。オークション掃討戦と同時に行われたクインケ鋼移送車護衛任務に就き、タタラ率いるアオギリの樹を撃退後はオークション会場へ合流。重傷を負って動けず0番隊に包囲されていたヒナミに歩み寄るが、ハイセの申し出を受けてそれを黙認し、ヒナミを見逃す。
篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)
声 - 仲野裕
20区担当の男性捜査官。ジューゾーのパートナー。人当たりのよい性格の人物で、ジューゾーの問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。ジューゾーをパートナーにした当初は彼の奇行に手を焼いていたが、後に互いに信頼関係を築くようになる。真戸呉緒の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。トーカとアヤトの父であるアラタを生け捕りにした人物。堅実確実に結果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。梟討伐作戦では第一隊の副隊長として芳村と戦うが、その直後に現れた隻眼の梟に出会い頭に吹き飛ばされ、さらにブレード状の赫子が右足を切断および腹部を貫通。大量出血のため脳への深刻なダメージを負い、植物状態となる。
『:re』においても意識の波を彷徨い続けているが、半兵衛やクインクスらが彼の見舞いに訪れる。その際、現役時代の武勲が半兵衛の口から語られる。また、その教えや指導法は最後の部下となったジューゾーが受け継いでいる模様。
クインケは尾赫[オニヤマダ壱]→[オニヤマダ]と、甲赫[アラタproto]→[アラタβ0.8]→[アラタ]。
黒磐 巌(くろいわ いわお)
声 - 大友龍三郎
13区担当の男性捜査官。黒磐 武臣の父親。実戦経験豊富なベテラン捜査官で梟と二度対戦しており、隻眼の梟に致命傷を負わせるほどの実力を持つ。「うむ」が口癖。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。梟討伐作戦では第一番隊の隊長として芳村と戦い手傷を負わせるが、その代償として左腕を失った。
クインケは鱗赫[クロイワSpecial]と、甲赫[アラタproto]→[アラタ]。
田中丸 望元(たなかまる もうがん)
声 - 小山剛志
2区担当の男性捜査官。2区の支部長として、捜査官の職務と2区の統括役を兼任している。「ンン…ボーイ」が口癖。戦闘時にはクインケ名を叫ぶことが多く、戦いを喜劇として捉えている。梟討伐作戦では第二隊の隊長を務め、古間と交戦する。
クインケは衝撃波のような赫子を発生させ、モードの変更で遠近両用で対応できる羽赫[ハイアーマインド(高次元精神領域)]もしくは[天使の羽ばたき(エンジェルビート)]。
安浦 清子(あうら きよこ)
声 - 赤﨑千夏
1区担当の女性捜査官。初の女性特等捜査官で、多くの女性捜査官からの羨望を集めている。真戸呉緒の亡き妻、微とは同期であった。
丸手 斎(まるで いつき)
声 - うえだゆうじ
対策Ⅱ課所属の男性捜査官。嫌味な性格で、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。クインケを「オモチャ」と称し嫌っているが、喰種にアサルトライフルで正確な射撃を行うなど戦士としての実力は確かである模様。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の指揮官を務めるが、23区の喰種収容所の襲撃を予測しなかった。梟討伐作戦では副指揮を務める。
[JACK]にも登場しており、ランタンに襲われた富良から事情聴取をした。
灰崎 深目(はいさき しんめ)
対策Ⅱ課所属の男性捜査官。コクリア監獄長。アオギリの樹のコクリア襲撃による前任者の失態を経て副監獄長から昇進した。過去には尋問官を務めている。
鈴屋 什造(すずや じゅうぞう)
声 - 釘宮理恵
20区担当の男性捜査官。6月8日生まれのふたご座。血液型AB型。愛称は「ジューゾー」。初登場時は三等捜査官で、篠原のパートナー。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任し、アオギリの騒乱から半年後に二等捜査官に昇進。中性的な容姿をしており、カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。極めて高い身体能力と動体視力を持ち、Bレートのクインケで重傷を負っていたとはいえSレートの喰種を駆逐し、クロナとナシロを同時に相手取って余裕を崩さず勝利している。普段は無邪気で人懐っこい性格であるが、常識感とモラルが欠如しており、気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねると障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な面を持っている。痛覚が鈍く、それに伴って人体を物体のように表現することがあり、クロナとナシロ戦で自身の腹部が切れた際には、痛がる素振りも見せずに「あら、破けちゃった」とつぶやき、相手が喰種と化しているとはいえ、元アカデミーメイトを「壊す」と発言している。梟討伐作戦では芳村に手傷を与えようとするが、隙を突かれて右足を切断される。隻眼の梟によって篠原を弄ばれた際に、かつて篠原が語っていた言葉の意味を理解・欠落していた感情を取り戻し、作戦終了後は植物状態となった篠原の前で再び捜査官として働くことを誓った。
捜査官になる前の本名は「鈴屋 玲(すずや れい)」。幼少期にビッグマダムと呼ばれる喰種の飼いビトとして過ごし、サーカスでの曲芸や解体屋を行っていた。その一方で執拗な虐待をされており、その影響で痛覚が鈍くなった。また、「可愛いままでいてほしい」と願うビッグマダムの歪んだ愛情を受け、睾丸を潰されている。アカデミー候補生時代にクロナ、ナシロと同じ施設に居たため彼女らとは面識があり、交戦中には「同窓会のようですねえ」と発言している。
クインケはナイフ状の尾赫[サソリ1/56]×56[注 5] と、大鎌型鱗赫[13's(ジューゾー's)ジェイソン]。
『:re』では准特等捜査官に昇進し、13区の班長を務めており、白かった髪色も黒くなっている。ハイセ曰く「ちょっとズレてるけど仕事熱心」。同い年のハイセをフォローしたり、悩みを抱えるトオルを篠原の教えも使い諭し導くなど、人間的に大きく成長している。戦闘面では潜入任務のために装備が整っていない状況でSSレートのアヤトと渡り合い、喰種からも脅威の存在としてその名を知られている。失った右脚は[サソリ1/56]に近いナイフ形のクインケ(2巻までの時点では正式名称不明。[注 6])を収納可能な義足で補っている。
アヤトとの交戦後は逃走を図る大量の喰種を発見・尾行し、地下大倉庫にてウリエ、トオルと合流する。通信機を紛失し、また功績を横取りされまいとウリエがついた嘘により増援要請は不可能と判断。喰種達が外部へ避難し始めたことから数本の[サソリ]のみでウリエと共に数百体の標的を相手に戦闘を開始、装備の不足した状態ながら多数の喰種を討伐した。後に[13'sジェイソン]を携え駆けつけた鈴屋班と合流。ウリエとトオルの窮地に現れ、ビッグマダムと対峙、班員らと共に彼を追い詰め、自身の一撃で深手を負わせた。マダムの命乞いを受け、共に過ごした幼少期を想起しながら彼に対する想いを伝える。激昂した彼の最期を見届け、育ての父に別れを告げた。作戦後は鈴屋班各員と共に特別功労者に認定され、特等捜査官に昇任。
法寺 項介(ほうじ こうすけ)
声 - 速水奨
20区担当の男性捜査官。滝澤のパートナー。目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格だが、時折辛辣になることもある。13区のピエロマスク掃討戦だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残す程の実力者である。真戸呉緒の二代目パートナーだった。梟討伐作戦では第一隊の班長を務め、芳村に致命傷となる一撃を与えた。あんていく掃討戦の際には特別功労賞を得ている。
『:re』では特等捜査官に昇進。オークション掃討戦ではS3班の一員として合流し、指揮を執った。
クインケは羽赫[ホロウ]と甲赫[赤舌(チーシャ)]。
宇井 郡(うい こおり)
声 - 織田圭祐
4区担当の男性捜査官。一人称が「私」の中性的な青年。准特等だが、4区の指揮権と特等会議への参加権を持っている。元・有馬班のホープ。梟討伐作戦では第0隊の副隊長を務める。隻眼の梟が奇襲を掛けて来た時は唯一人攻撃を回避し反撃に転じており、非常に高い戦闘力を持つ。あんていく掃討戦の際には特別功労賞を得ている。
『:re』では、S1班の班長となり特等捜査官として活躍している。
ロゼヴァルト家関連勢力捜査では指揮官となる。
クインケは甲赫[タルヒ]。
和修 政(わしゅう まつり)
『:re』から登場。対策Ⅱ課所属の男性捜査官。和修 吉時の息子、和修 常吉の孫。18歳でドイツのアカデミーに入学し、卒業後は捜査官として喰種一族ロゼヴァルト家の壊滅など多大な成果を挙げる。温和な性格の父親とは違い無駄を嫌う合理的思考の持ち主であり、成果を挙げるためならば犠牲を厭わない。オークション掃討戦では指揮官となり、ハイセの分析や判断を認めてトオルの撤退を承諾しウリエに同行を命じるが、この命令は実際は功を焦ったウリエがマダム達を探し当てるであろうことを見越しての判断だった。タキザワ襲来後はハイセにS3班到着までの時間稼ぎとして単騎で対応するよう指示。結果として多大な被害を出しながらもビッグマダムを含む多数の喰種を駆逐した掃討戦は成功し、作戦後は特別功労者に認定され、特等捜査官に昇任。
瓜江(うりえ)
故人。瓜江 久生の父親。隻眼の梟に殺される。
准特等捜査官[編集]
真戸 暁(まど あきら)
声 - 瀬戸麻沙美
20区担当の女性捜査官。真戸 呉緒と真戸 微の娘。6月6日生まれのふたご座。血液型A型。愛称は「アキラ」。初登場時は二等捜査官で、上等捜査官に昇進した亜門のパートナーとなる。アカデミーでは政道と同期で首席卒業。上司といえども労力の無駄として敬語は使わない等、傲慢な面を見せる。理屈っぽい話し方や喰種をクインケの素材として見ていたりするなど父親との共通点が多い。クインケ操作に優れるが、開発局にたびたび出入りし、クインケの設計にも携わっている。[ドウジマ・改]の構成、改良案を考案したのも彼女であり、地行からは研究者としての能力も絶賛される。女性らしく体重を気にする一面があり、夜の九時以降は食事をしないよう心がけているが、グラス一杯の酒を飲んだだけで泥酔してしまうほどアルコールに弱い。「マリスステラ」という猫を飼っている。梟討伐作戦では第一隊の班長補佐を務め、作戦終了後はキメラクインケの実用性が認められたことで一等捜査官に昇進。有馬からメンターとしてハイセの教育を任される。
クインケは鞭状の尾赫と剣状の甲赫を融合させたキメラクインケ[アマツ]。
『:re』では上等捜査官に昇進し、ハイセを含めた真戸班を編成しているが、周囲からは変わり者と見られていた父や、特殊な存在であるハイセ、Q'sといった曲者揃いに関わっているため、一部からは「CCGの恥」とされている。使用クインケが鱗赫の[フエグチ](呉緒が用いていた[フエグチ壱]と同一)になり、一振りでナキに一撃を加えつつ複数の喰種を討伐した。一年がかりで身につけた[フエグチ]の操術は非常に秀逸でナキの不意を突き重傷を負わせ、相性で劣る尾赫のミザとも互角以上に渡り合った。会場全体に放送されたハイセの悲鳴とタキザワの音声を聞き、和修政にハイセの状況を問い質すもその問いは無視される。作戦終盤にてハイセの許へ駆けつけ、変わり果てた滝澤と束の間の再会を果たす。作戦終了後は特別功労者に認定され、准特等捜査官に昇任。
千之 睦(ちの むつみ)
23区担当の男性捜査官。眼鏡をかけた中年男性で愛称は「チノムツ」。田井中のパートナー。梟討伐作戦において第四隊の隊長を務める。タタラと交戦後消息を絶ち、CCGには死亡と判断された。
クインケは尾赫[サユリ壱]。
有根(ありね)
7区担当の男性捜査官。ピエロマスク掃討戦で法寺と並ぶ成果を収めるほどの人物。黒ウサギのマスクを被ったアヤトにクインケを展開する暇もなく殺された。
鉢川 忠(はちかわ ちゅう)
声 - 三宅健太
梟討伐作戦から登場した男性捜査官。眼鏡をかけ、コートの襟で口元を隠している。喰種との交戦の影響か、唇の肉が無く歯茎がむき出しになっている。「先の短いババアを生かすより、黒狗(カヤ)を殺すほうが利益になる」など、ルールに縛られない自由性と独自の倫理観を持ち、かつその倫理観のまま民間人を平然と戦闘に巻き込むなど周囲を省みない性格。梟討伐作戦において第三隊の隊長を務め、カヤと交戦する。過去にカヤに師や同期を殺されており、復讐の機会を待っていた。
『:re』でも穂木と共に登場した。
キジマ 式(きじま しき)
『:re』から登場した男性捜査官。
過去に喰種「ジェイル」に襲撃を受け、右耳・右目付近の肉・鼻・右足を奪われた為、右目付近には皮膚の移植痕が残り、右足は義足。
元・コクリア尋問官で「削ぎ師キジマ」の異名を持つ。ロゼヴァルト家関連勢力捜査に参加する。
クインケは捕縛用尾赫の[テトロ]。
真戸 微(まど かすか)
故人。真戸 呉緒の妻、真戸 暁の母親。安浦特等の同期で、28歳で准特等となり教官職まで務めた人物。丸手[注 7]を班長としたチームで24区の捜査中に隻眼の梟と遭遇し、チームのメンバーを逃がすために殿(しんがり)を務め殉職する。
上等捜査官[編集]
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)
声 - 小西克幸吉永拓斗(子供時代)
20区担当の男性捜査官。 CCG側の狂言回しを務める人物。4月7日生まれのおひつじ座。血液型A型。極度の甘党で、辛いものが苦手。初登場時は一等捜査官で、真戸呉緒の最後のパートナー。アカデミーを主席で卒業したエリートで、喰種が歪めた世界は間違っていると考えており、この世界を変えるという信念の元に活動している。ワイシャツの襟もとに小さな十字架を下げている。基本は涙もろく正義感にあふれた好青年ではあるが、使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。かつては孤児である自身の育ての親だった喰種のドナートには複雑な感情を向けている。真戸を追っている最中にカネキに足止めを食らい、追い詰められるも見逃されたことから「ドナートが自身を見逃した理由」を求めるために「眼帯の喰種」として行方を追っている。アオギリの騒乱から半年後、上等捜査官に昇進し、真戸の娘のアキラとコンビを組む。ドナートに育てられた経緯と、半赫者で暫定SSレートのカネキを捕獲・駆逐せずに見逃したことから、エトと嘉納に興味を抱かれる。
身長191cm、体重94kgの偉丈夫で、常にトレーニングで体を鍛えている。力の無い喰種が相手であればクインケ無しでもある程度対処できるほどの格闘能力を持つため重量級の甲赫のクインケを得意とする。装備の整った状態での戦闘能力も非常に高く、他の捜査官から感嘆と共に「特等並」と称えられるほど。
クインケは棍棒状の甲赫[ドウジマ1/2]→二刀に分割する能力を持った大剣状の甲赫[クラ][注 8]
梟討伐作戦では第四隊の班長を務め、カネキと再び対峙する。クラを破壊され地行が渡した[アラタ・弐<proto>]と[ドウジマ・改]で戦うが、カネキの一撃で右腕を失う。その後、救援に駆けつけた滝澤やチノムツ率いる第四隊と合流したものの、突如現れたタタラとノロの襲撃を受け、滝澤が左腕を喰われる様に激昂。重傷を押して立ち向かうも、その後の消息は不明。後に提出された報告書にて特別功労者に認定されるが、同時に死亡扱いとなった。
『:re』では名前のみ登場、オークション掃討戦での武臣の功績を耳にした捜査官から彼と同じく素手で喰種を討伐した逸材としてその名が挙げられた。
真戸 呉緒(まど くれお)
声 - 大川透
20区担当の男性捜査官。1月24日生まれのみずがめ座。血液型A型。亜門のパートナー。不気味な雰囲気を漂わす中年男性で、常に手袋をはめている。喰種の駆逐を使命とし、妻の仇である隻眼の喰種への復讐を目指していた。少々風変りではあるものの礼儀正しく、部下への気遣いと思いやりや、家族への愛情も深い人物。しかし、喰種が相手になると右目は丸く開かれ、左目は半眼になり、心身へ苦痛を与えるサディストに変貌する。クインケの収集に執着しており、職場内でも変わり者と見られていた。カネキを喰種として目を付け検査ゲートに連れ込むなど非常に勘が鋭く、「捜査で最終的に頼れるのは自身の勘」を信条としている。亜門に捜査官としての基礎を教えた人物でもあり、プロ意識も高い。
亜門の熱意や能力を高く評価し、上層部に対し彼の上等捜査官への昇進を幾度も陳情していた。笛口家全員をクインケにすべくヒナミを追いかけるがヒナミの赫子による反撃に遭い、トーカに止めを刺されて殉職した。
クインケは鱗赫[フエグチ壱]や甲赫[フエグチ弐]、甲赫[クラ]、羽赫[ライ]等、多数所持していた。この内、[クラ]は亜門に、[フエグチ壱]はアキラの手に渡る。
平子 丈(ひらこ たけ)
声 - 近藤孝行
21区担当の男性捜査官。5月14日生まれのおうし座。血液型A型。階級は上等ながら、その実力は准特等を凌いでいる。有馬とコンビを組んでいた時は彼の天才的な能力と言動に振り回されていた。梟討伐作戦では第三隊の班長を務め、カヤと交戦した。カヤ曰く「なんの特徴もないクセに何故か強いタイプ」「村人その2のような顔」。
クインケは鱗赫[ナゴミ1/3]。過去に甲赫[ユキムラ1/3]を使用していたこともあった。
『:re』では上等捜査官に留まっているものの、平子班の班長として准特等率いる班を返り討ちにしたオロチの捜査を担当しており、上層部からも実力は認められている模様。オークション掃討戦ではかつて交戦経験のあるウタと再び対峙、左腕に深手を負う。作戦後に有馬班へ異動。
田井中 寛和(たいなか ひろかず)
23区担当の男性捜査官。チノムツのパートナー。クインケは尾赫[ロク1/3]。
富良 太志(ふら たいし)
声 - 木村良平
7区担当の男性捜査官。有馬の友人。喰種レストラン突入チームにも参加している。梟討伐作戦では第二隊に所属し、喰種と交戦した。
ロゼヴァルト家関連勢力捜査では宇井特等の補佐に付く。
[JACK]の準主人公。校内で恐れられる不良だった。幼い頃は野球少年だった名残か、喰種探しの際に武器として釘バットを持ち歩いていた。
児張(にはる)
7区担当の男性捜査官。有根と共に黒ウサギのマスクの喰種に殺される。
磯山 重司(いそやま じゅうじ)
嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で車谷と共に行動している。クインケは尾赫[シャク]。
下口 (しもくち)
『:re』から登場。下口班の班長を務める男性捜査官。たらこ唇が特徴。トルソーの捜査を担当していた。トルソーの住居捜索中にラビット(アヤト)の襲撃を受け、自身は生き延びたものの部下を全員失った。
伊東 倉元(いとう くらもと)
声 - 高橋伸也
梟討伐作戦から登場した男性捜査官。11月11日生まれのさそり座。血液型O型。糸目の青年。平子班の一員であり、鉢川、平子、穂木とともにカヤと交戦。カヤからは「そこそこのパワーと機転が利く」と分析されている。
『:re』では引き続き平子班の一員。同階級である佐々木にはフランクに接するが、佐々木が喰種として暴走した際には躊躇せずに攻撃し食い止めている。
オークション掃討戦ではピエロマスクと交戦。クインケを破壊された武臣を援護しようとするがロマの赫子に阻まれる。ウタと平子の交戦を目撃した際には戦力差を懸念し、平子の身を案じていた。
作戦終了後に上等捜査官に昇任し、平子班を引き継いで伊藤班の班長となる。
クインケは槍状の甲赫[センザ]。
伊丙 入(いへい はいる)
『:re』から登場。宇井特等のパートナーを務める女性捜査官。
過去に有馬班として梟掃討戦に参加。瓜江達とは同学年だが三期先輩。有馬に憧れを抱き、褒められたい一心で励んでいるが報われない。
極めて優れた動体視力と反応速度を持ち、対峙した松前を驚愕させた。ハイセに密かな対抗心を抱き呼び捨てにしている。
半井 恵仁(なからい けいじん)
男性捜査官。オークション掃討戦後に上等捜査官に昇任。
林村 直人(はやしむら なおと)
男性捜査官。オークション掃討戦ではシラズ・サイコと連携して、ナッツクラッカーを討伐する。作戦後に上等捜査官に昇任。
クインケは尾赫[セニング]。
一等捜査官[編集]
黒磐 武臣(くろいわ たけおみ)
『:re』から登場した男性捜査官。9月6日生まれのおとめ座。血液型B型。黒磐 巌の息子で、ウリエの同期。若いながらもSSレート喰種の攻撃に対応する技量を持ち、倉元からは「特等の遺伝子」「ブジン」などと呼ばれている。ハイセに憧れており、任務とはいえ刃を向けたことを悔いて謝罪を望んだり、彼のクインケ操術を「水のように流麗」と絶賛し手ほどきを受けたいと素直に告げるなど、無骨実直な性格は父親譲り。
オークション掃討戦ではピエロらと交戦。ガンボに[ツナギ]を折られ捕食されかけるが、素手で拘束を解き、彼の首の骨を折り討伐する。クインケなしで喰種の駆逐を成し遂げた功績は瞬く間に他の捜査官に広まったが、ハイセには「喰種の首を捻じ切った」と誇張して伝わってしまっていた。
掃討戦後に一等捜査官に昇任。クインケは尾赫[ツナギ〈hard〉]。
馬淵 活也(まぶち かつや)
声 - 高橋伸也
対策Ⅱ課所属の男性捜査官。丸手の部下であり、軽口を挟んで丸手にたしなめられていることもある。またモニターを見ている時に涎を垂らす癖がある。戦況分析が得意らしく、梟討伐作戦では後方で各部隊の戦力配分の変更等を指示した。
車谷 東吾(くるまたに とうご)
嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。クインケは羽赫[アブラガマ]。
穂木 あゆむ(ほぎ あゆむ)
梟討伐作戦から登場した女性捜査官。幼い子供のような体躯をしており、長く伸ばした頭髪で頭部全体を隠している。鉢川、平子、伊東とともにカヤと交戦。俊敏で正確な攻撃を得意とする。
『:re』でも鉢川と共に登場した。
二等捜査官[編集]
滝澤 政道(たきざわ せいどう)
声 - 立花慎之介
20区担当の男性捜査官。9月10日生まれのおとめ座。血液型A型。法寺のパートナー。アカデミーでは次席卒業。有馬と亜門に憧れており、スクラップ記事などを集めている。同期で首席卒業のアキラや異例のスピードで自身と同じ階級に昇進したジューゾーには劣等感を感じており、特にジューゾーを疎んでいる。梟討伐作戦ではアキラと同じく第一隊に所属、 彼女と共に喰種と交戦した。亜門の窮地を察するも班長補佐の任を負うために現場から動けないアキラに代わり、命令違反を承知の上で彼の救援に向かった。亜門および第四隊との合流には成功するものの、突如現れたタタラによって第四隊は壊滅。自身も亜門の制止を振り切り果敢に立ち向かうが、ノロに左腕を喰われる。その後提出された報告書では死亡扱いとなった。
クインケは法寺から譲り受けた小型のクロスボウ状の羽赫[ドゥヒ]。
『:re』では半喰種となり、アオギリのメンバー「オウル成功体タキザワ」として登場。エトの指示を受けオークション掃討戦に参戦した。赫眼は左目に発現し、喰われた左腕は再生している。白髪となり、爪と唇は黒く変色。人としての理性を完全に喪失しており、人間の捕食に抵抗はなく、逡巡も一切見られない。対峙した相手を食物として捉え、捜査官の殺害を嬉々として行うなど、残虐かつ狂気的な言動が目立つ。喰種としての赫子は羽赫で、戦闘時には左肩から芳村のようにブレード状に固定された赫子を展開。接近戦、遠距離攻撃双方に特化するが、基礎的な身体能力も並の喰種を遥かに上回る為、赫子に頼らず近接格闘で相手を圧倒する場面も多い。オークション掃討戦では准特等捜査官を一瞬の隙を突いて殺害し、捕食。その場に居合わせた多数の捜査官も徒手空拳のみでほぼ全員を殺害、准特等率いる班を壊滅させたが、班員の中にはかつてOBとしてアカデミーに講義に訪れた自身からクインケの指導を受けていた者もいた。痛覚が鈍化しており、鱗赫の直撃を受けても平然と戦闘を続行できる。欠損した四肢を瞬時に再生するほどの治癒能力と合わさってその耐久性は驚異的なものとなっている。上記の特徴から攻防両面において絶大な能力を発揮し、暫定SSレート以上と認定。管理棟へ向かうクインクス班を急襲し、一撃でハイセを負傷させた。自身の脅威を察知し、戦闘初期から赫子を展開した彼を容易に圧倒、重体に陥らせた上で一方的に蹂躙した。ハイセの悲鳴を聞きつけ救出に駆けつけたヒナミに圧されるが半赫者としての力を解放。形勢逆転するものの、力を制御出来ず狂乱状態に陥る。意を決したハイセと死闘を繰り広げ、赫子の刃で彼を切り裂くが自身も威力を増した鱗赫で貫かれ戦闘不能となり、結果相討ちとなった。後にアキラと遭遇、変貌しきった自身を見て絶句する彼女の姿を認識し、赫眼を隠すようにして撤退した。前述の通り現在の容貌、性格から以前の面影はほとんど見受けられないが、捜査官であったことや面識のあった人物の記憶は未だ失われておらず、それを裏付ける描写が多くなされる。[注 9]
オークション掃討戦終結後はCCG陣営に甚大な被害をもたらした「謎の喰種」として捜査官の脳裏に刻まれることとなった。
五里 美郷(ごり みさと)
声 - 上田麗奈
13区担当の女性捜査官。背が高く不愛想な印象の女性。亜門に憧れているが、その裏返しとして彼に対して攻撃的に接してしまう。梟討伐作戦では第一隊に所属し、喰種と交戦した。作戦後に亜門が死亡扱いとなった際には涙を流し、彼の訃報を聞いても冷静さを失わないアキラに憤りを露わにする。
クインケは羽赫[エメリオ]。
阿原 半兵衛(あばら はんべえ)
本編では『:re』から登場。13区所属鈴屋班の構成員。長身長髪の男性捜査官。ジューゾーのパートナーであり、常に右腕的存在でありたいと考えている。本編登場以前に[JOKER]に登場している。 [JOKER]では喰種相手に逃げ回る己の臆病さを情けなく思っていたが、ジューゾーの言動に勇気をもらい、捜査官としての一歩を踏み出す。
『:re』ではオークション掃討戦に参加、地下大倉庫にて先行してオークションに潜入していたジューゾーと合流。他の班員らと共にビッグマダムを追い詰め、赫子を切断する活躍を見せた。作戦終了後は特別功労者に認定され、一等捜査官に昇進。
局員捜査官[編集]
中島 康智(なかじま やすのり)
声 - 大黒和広
20区所属の男性捜査官。後輩の草場とパートナーを組んでいたが、彼の殉職後は亜門とコンビを組むことになる。
草場 一平(くさば いっぺい)
声 - 村田太志
20区所属の男性捜査官。三等捜査官で中島とコンビを組んでいた。亜門の正義感に触れ尊敬していたが、トーカに襲撃されて殉職する。
累沢 (るいさわ)
声 - 小堀友里絵
20区所属の女性捜査官。情報部所属でカネキとトーカが情報提供を偽装した際に彼らを担当した。人当たりのいい軽い性格であるが、カネキらにヒナミのような幼い「喰種」でも駆逐は当然と言うなど、捜査官としての使命感は亜門らと共通している。
旧田(ふるた)
『:re』から登場した男性捜査官。キジマ准特等のパートナー。
ロゼヴァルト家関連勢力捜査に参加する。
戸影 豪正(とかげ ごうまさ)
『:re』から登場。[注 10] 戦闘教練担当の第二アカデミー教官。
元・コクリア尋問官。過去に【13区のジェイソン】尋問中に逆襲され、顔面左側を負傷する。ジェイソンをして「ネジがぶっとんだ」と言わしめるほどの嗜虐的な性格であり、コクリアを離れ教官職に就いた後もアカデミー敷地内で度々小動物を惨殺していた。
クインクス「Q's」[編集]
瓜江 久生(うりえ くき)
一等捜査官。男性。2月12日生まれ。19歳。血液型O型。クインクス班元班長。愛称は「ウリエ」。初登場時は二等捜査官。
クインケは本来のものが壊れたため[ツナギ〈plain〉]を使用している。赫子は甲赫。アカデミーを特待で卒業している。赫眼は左目に発現する。
感情表現の乏しい黒髪ショートの青年で、泣きほくろが特徴的。外出時にはヘッドレスイヤホンを付けている。毒舌家であり、台詞には()付きで本心で思っていることが描かれている。洞察力に優れ、トルソーがタクシー運転手である可能性が高いことを捜査初期から看破していた。過去に特等捜査官であった父親が部下を撤退させるために「隻眼の梟」と一人で対峙した結果殉職したことから、「隻眼の梟」を倒すために父親が所属していたS3班に昇進することに執着しており、特に同期の武臣に対しては自分と同じく特等捜査官であった父を持つ二世同士として、強い嫉妬心を抱いている。対オロチ戦では、仲間を顧みず戦闘を続行しようとしたことを咎められハイセから班長を外される。サイコの存在は班の活動と統制を乱す要因になると考えており、シラズが班長となった後は内部崩壊を狙い彼女を焚きつけるが、シラズの努力により目論見が外れる。ハイセの了承を得られなかったフレーム解放施術申請を和修吉時局長に直訴し、その場に居合わせた有馬の同意を得たことで他のクインクス班がフレーム2であるのに対し、フレーム4にまで段階を引き上げた。オークション掃討戦では功績を得るために独断でマダム達を探し当て、トオル、ジューゾーとともに多数駆逐。単身ビッグマダムに挑むが一蹴され捕食されかかるが、半ば暴走状態で離脱。巨大化した赫子で再び突撃するも通用せず吹き飛ばされた。自我を失っていた為、誤ってトオルにまで攻撃してしまうが、それをきっかけにして彼女の赫子が発現。自身に語りかけるトオルの声を聞き、冷静さを取り戻すと同時に「六月透」が女性であることを知る。作戦後は特別功労者に認定され、木犀賞を受勲。一等捜査官に昇任する。
不知 吟士(しらず ぎんし)
二等捜査官。男性。3月8日生まれ。19歳。血液型A型。クインクス班現班長。愛称は「シラズ」。初登場時は三等捜査官。大型二輪、普通免許を所有している。赫子は羽赫でミサイルのような形状をしている。赫眼は右目に発現する。
金髪で三白眼、鮫のような歯を持つ青年。バイクを移動手段として使っており、捜査対象の追跡にも用いられる。良く言えば「素直」、悪く言えば「バカ」であり、ウリエの嘘を間に受けるなど抜けた一面があるが、クインクス班の中で一番の仲間思いであり、トルソー戦ではトオルを庇って班長であるウリエに撤退を進言するなど、任務の遂行よりも仲間の安全を優先する傾向にある。その仲間思いの一面をハイセに評価され、クインクス班の新班長に任命される。
オークション掃討戦では先行して潜入することとなったトオルに対して軽口を叩きつつも内心では彼女の身を案じていた。作戦開始後はハイセ、ウリエと共に喰種と交戦、カナエの襲撃を受けたトオルの元へ駆けつけた。連携してカナエを追い詰めるも松前の介入と彼女の分離赫子に阻まれ逃走を許してしまうが、トオルの救出には成功。撤退の許可を得たトオルや彼女に同行することとなったウリエと別れ、ハイセやサイコと共に管理棟を目指す。途中負傷した林村と邂逅、合流するがその直後、タキザワによる奇襲を受ける。負傷したハイセに加勢しようとするものの、タキザワの脅威を察知した彼からは烈しく拒絶され、林村らと共に管理棟へ向かうよう命令される。和修政からも通信でハイセに対して単騎でタキザワと対峙し、彼を惹きつける命が下されるもこれに強く反発。憤りを露わにするも、林村から諌められ、ハイセからサイコを託されたことで現場を離脱。管理棟では林村・サイコと連携してナッツクラッカーと交戦。分離赫子の特性を見抜き、聴覚をソナーとして仕掛けられた箇所を正確に把握。林村や自身の攻撃でナッツクラッカーをトラップまで誘導、自滅させ討伐に成功した。作戦後に特別功労者に認定され、二等捜査官に昇任。
クインケはウリエと同じ[ツナギ〈plain〉]、オークション掃討戦後にはナッツクラッカーから作られたキメラクインケを支給される。
六月 透(むつき とおる)
一等捜査官。12月14日生まれ。19歳。血液型AB型。愛称は「トオル」。初登場時は三等捜査官。クインケはナイフ状の鱗赫[アブクソル]と鱗赫[イフラフト]。赫子は尾赫。両利き。
線の細い容姿をしており、褐色の肌、右眼の眼帯が特徴の女性。気が小さく血を見るのが嫌い。一人称は「俺」。候補生時代、所属していたアカデミーにハイセが講義に訪れていた為、彼のことを当時のまま「先生」と呼び慕っている。両親と兄を喰種に殺されており、アカデミーに保護された過去がある。その時に「女としての存在」である自分を嫌悪していることを告白し、本人の希望もあって、「女性」としてではなく「男性」として生きていくことになった。赫眼を制御出来ておらず右目に常時発現しており、眼帯で隠している。またクインクス班内で最もRc値が低い為か筋力や俊敏性の強化は見られず、赫子を出すこともできない。
オークション掃討戦ではジューゾーとともに囮役を務める。しかしジューゾーとは途中で別離、所持していた通信機も故障してしまい、外部への連絡は不可能となる。その上、オークションに出品された際、夥しい数の喰種の前で「隻眼」を暴かれたことから半ばパニック状態に陥る。ビッグマダムに飼いビトとして落札されるが、直後のジューゾーの奇襲でオークションは中断。混乱に乗じて逃走するが、月山へ供する食材として目を付けたカナエの襲撃を受ける。トルソーの不意討ちによって一度は窮地を脱するが、カナエの赫子によって負傷、彼の追撃を受ける。駆けつけたハイセ率いるクインクス班によって今度こそ救出され、ウリエと共に撤退の指示を受けたが、功績への執着を捨てきれないウリエの嘘により地下大倉庫へ誘導され、大量の喰種を発見。同時にジューゾーとも合流し、彼らと共に喰種達との戦闘を開始する。途中、駆逐対象であるビッグマダムを発見。ウリエに報告し、居場所を伝えたが、単身立ち向かった彼は圧倒され捕食されかける。自身も彼の援護に向かうもマダムの護衛に一蹴され、重傷を負った上 、暴走したウリエからも誤って攻撃された。しかし、それを機に尾赫の赫子が覚醒。彼を包み込むように展開させ、冷静に説得、正気を取り戻させた。作戦後は特別功労者に認定され、二階級特進で一等捜査官に昇任。
米林 才子(よねばやし さいこ)
二等捜査官。女性。9月4日生まれ。20歳。血液型B型。愛称は「サイコ」。初登場時は三等捜査官。クインケはハンマー状の甲赫[ぼくさつ2号]。赫子は鱗赫。タイピング検定1級を所持。
ダウナーな雰囲気とツインテールが特徴的な、やや肥満気味の女性。学費が安いという理由でCCGアカデミーに通っていたため、彼女自身に喰種捜査官になる気は無かった。しかし、アカデミージュニアを対象に行われたクインクス施術適性テストにて候補者の中で最高の適性を示し、施術を受ければ多額の補償金が出ることを知った母の一存で自身の意思とは無関係に捜査官になったという過去を持つ。面倒見の良いハイセを「ママン」と呼び、彼に懐いている。捜査官ながら半ニート状態で、ゲームをしながらお菓子を食べるという自堕落な生活を送っている。また、アニメ、漫画、イラスト、フィギュア収集、ネットサーフィン、地下アイドルなどのサブカル系趣味を持つオタクでもある。ウリエの班長命令を違う意味で解釈したことで、ウリエの警告(実は嘘)を受け、危機感を感じ始めている。
ナッツクラッカー調査以降は寝坊しながらもシラズに同行されて任務に参加するようになり、オークション掃討戦では初の実戦を経験する。ナッツクラッカーとの戦闘では状況に合わせた即時対応が出来ずあたふたするだけだったが、シラズの策により動きを止められたナッツクラッカーに対し赫子を用いた一撃で戦闘不能に至らしめる。ナッツクラッカー討伐に伴い、管理棟の制圧にも成功。同室モニターから管理棟付近のハイセが蹂躙される様を目撃、彼の元へ向かうが、現場の凄惨さに恐怖し、その場から動けず立ち竦むばかりだった。意を決してタキザワに立ち向かうハイセを涙ながらに制止するが振り切られ、後の死闘とその決着を見届けた。作戦後は特別功労者に認定され、二等捜査官に昇任。

民間人[編集]

永近 英良(ながちか ひでよし)
声 - 豊永利行上田麗奈(子供時代)
カネキの親友。上井大学に通う男子学生。愛称は「ヒデ」。カネキが人間としての感情を持つ中で柱となっている人物。カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広くなぜか周囲に喰種が多い。小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。あんていくの常連客で、トーカに興味を抱いている。陽気でおおざっぱな性格であるが他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持ち、真戸の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いている。
喰種の事件に興味を持ち、新聞の切り抜きを集めたり、ヤモリに発信機を付け、アオギリの樹のアジトの場所を特定するなどして独自に捜査を行っていた。CCGにアルバイトとして働いており局員補佐として採用されたが、アオギリのアジトの情報を匿名でCCGに提供をしたことが丸手に知られ、彼の判断で捜査官補佐となる。梟討伐作戦では丸手の補佐として参加する。地下道で半赫者となったカネキと再会し、カネキが喰種であることに気づいていたことを明かし、もう一度だけ戦うよう励ました。その後の行方は不明となっている。
小坂 依子(こさか よりこ)
声 - 赤﨑千夏
トーカの親友。清巳高校の女子生徒。トーカのことを常に心配しているが、彼女の正体には気付いていない。調理師を目指しており、たびたび料理をトーカに食べさせている。
西野 貴未(にしの きみ)
声 - 小堀友里絵
ニシキの恋人。上井大学医学部医学科二年生。10月1日生まれのてんびん座。血液型O型。家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。ニシキが喰種であることを知っており、必要があればニシキの食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。
嘉納 明博(かのう あきひろ)
声 - 乃村健次
嘉納総合病院の医師で教授を務めている初老の男性。瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが東京郊外の地下のラボに潜伏していた。元CCG解剖医で、回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っていた。カネキやシロ・クロを半喰種化させた張本人で、アオギリの樹の目的に必要な重要人物とされている。後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒にアオギリの樹へ行くよう説くが拒否され単身アオギリへと向かう。
『:re』ではオークション掃討戦から登場、エトに半喰種となった滝澤の実戦投入を提案する。
田口(たぐち)
声 - 上田麗奈
入院していたカネキの担当をしていた看護師。嘉納の裏の顔を知っていたためにアオギリの樹に拉致される。タタラに拷問され殺されたと思われる。
小倉 久志(おぐら ひさし)
喰種研究家。他人を小ばかにした性格の男性。度々テレビに出演しており、喰種関連の著書も出版している。しかし、篠原特等から「喰種の研究者ではなく、自分なりに掻き集めた情報を吹聴するだけの『喰種フリーク』であり、市井の人々に誤解を与える困った人」と評されている。
小鉢(こばち)
グルメ雑誌の編集者の男性。御手洗に騙され喰種のレストランに連れ込まれた。ハプニングレストランだと信じていたため、最初に食材としてタロちゃんに解体されるまでほぼ無抵抗だった。
亜美(あみ)
肥満体の女性。宗太に騙され喰種のレストランに連れて込まれた。本人曰くかつてインターハイにまで出たこともあるランナーだったらしい。身を挺して庇おうとしたカネキを足蹴にして囮にしようとするが、結局自分が狙われてしまう。しぶとく逃げ回るも捕えられ、食材としてタロちゃんに熱した鉄板に押し付けられた。
タロちゃん
声 - 武虎
喰種のレストランで参加者たちを解体しようとした解体屋(スクラッパー)。マダムAの「飼いビト」。本名不明。人間を手づかみできるほどの巨体であるが、知能は高くない。幼児語を使い、マダムAを「まま」と呼ぶ。ショーの最中にカネキを独り占めしたくなった月山に食材として殺害される。
実はリゼの赫包の移植によって変貌した人間であり、嘉納によって人為的に作られ存在でもある。上記の彼の他にも複数存在している。
巻末のおまけ漫画ではカズオと共に頻繁に登場している。
カネキの母
声 - 高橋理恵子
夫を早くに亡くし、女手一つでカネキを育てていたが、姉からの金の無心に応じ続けていたこともあり過労死した。生前、カネキに自己犠牲を尊ぶように教えた。
浅岡(あさおか)
カネキの伯母。妹であったカネキの母が亡くなった後、間接的に死なせた償いからカネキを引き取るが、カネキの成績が息子を越えたことをきっかけに敵愾心を向けるようになり、彼に対して心理的虐待やネグレクトをするようになった。
佐藤(さとう)
中年の女性。霧嶋一家と滝澤一家が暮らしていた住宅街の近所に住んでおり、トーカとアヤトからは「佐藤のおばちゃん」と呼ばれていた。霧嶋一家とは友好的な関係を築いていたが、CCGから一家の正体を知らされ、駆逐に協力した。その後は喰種に殺害された模様。
安久 七生(やすひさ ななお)
資産家で、クロナとナシロの父親。喰種に殺害されている。
川上 雫(かわかみ しずく)
声 - 上田麗奈
CCGアカデミー候補生であった少女。ジューゾーやクロナ、ナシロと同じ施設で局員捜査官を目指していたが、身体が弱かったため病死した。
憂那(うきな)
声 - 寿美菜子
かつて「功善」と名乗っていた頃の芳村が出会った女性。正体を知りながらも功善と愛を育み、エトを産むため妊娠中に人間の肉を食らうほど彼を愛していた。しかし彼女の正体は功善の所属していた組織を追うジャーナリストであり(功善が組織に所属していたことは知らなかった)、それに気づいた組織の命令を受けた功善の手で殺害された。最期の時ですら功善を恨まず、それどころか「自分が死ぬことでまた功善が一人になることが心配」と気にかけていた。ちなみにこの言葉は自分達に子供などいないという、組織への最後の抵抗ともとれる。
掘 ちえ(ほり ちえ)
本編では『:re』から登場。童顔の小柄な女性。愛称は「ホリチエ」。飄々とした変わり者で、写真をとるのが好きなマニアでもある。クインクスの瓜江と不知に接触し、琲世の私物と引き換えにトルソーに関係する情報を渡した。学生時代、月山と同じ高校に通っており、食事風景を撮影しているところを見つかってしまい、彼と共に行動するようになる。月山が喰種だと知っても全く驚かなかった。
本編登場以前に小説[日々][空白]に登場している。
小説のみ登場
木山(きやま)
[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の部長。気さくな性格をしたのっぽの男性。ヒデがカネキの異変に勘づいた頃に知り合い、強制的にヒデをオカルト研究会に勧誘した。独自に喰種の調査を行っている。カインに襲われるが、ヒデに助けられた。
三晃(さんこう)
[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の一員。陰気な性格をした長髪の女性。木山と共に行動しており、喰種疑惑のある人物のリストを作成していた。カインの襲撃に遭うが、ヒデに助けられた。
眉原 (まゆはら)
[日々]に登場。トーカと依子のクラスメイト。女子グループのリーダー格であり、自分よりも家庭的な依子が気に入らず絡んでいたが、ある一件を境に堪忍袋の緒が切れたトーカに顔スレスレに拳を叩きこまれ、怯えて地面に倒れ込む。

用語[編集]

喰種(グール)[編集]

食性が人間のみに限定された肉食亜人種。反社会的な食性から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されている。通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であるなど限りなく人間に近い種として描かれている。身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。個体差はあるが成体ではヒトの4 - 7倍の筋力を持つとされる。小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、大怪我を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時には赫眼という状態になり、身体から赫子が発現するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法でもこれらの確認を以て喰種と判断すると定められている。

赫眼(かくがん)
喰種が特殊能力を使う際に眼球を赤く変化させた状態の呼称。一般的には両眼が変化するが、ハイブリッドは片眼のみが変化する。また個体によっては常時赫眼状態の喰種もいる。
Rc細胞
喰種に特殊能力を与える架空の細胞。微量だが人間の体内に存在しており、喰種は人肉又は喰種の肉の摂取によってこれを蓄積する。Rc因子が定義されており、医学検査の項目にRc値が定められている。Rc値が一定以上の数値になると喰種と判断される。
赫包(かくほう)
喰種の体内にあるRc細胞を貯めこむ嚢胞。喰種は人肉を摂ることで血中にRc細胞を蓄え、最終的にはこの赫包に蓄えられる。蓄えられた細胞は意識的、あるいは精神の昂ぶりによって皮膚を突き破り放出される。これが赫子である。個体によっては複数の赫包を持つ。
赫包は喰種の持つ赫子の種類によって場所が異なる。羽赫は肩まわり、甲赫は肩甲骨の下、鱗赫は腰のあたり、尾赫は尾てい骨付近にあり、喰種の相性は、上から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫の順に並べて、赫包の位置が一つ上の種に強く一つ下の種に弱いという形になっている。
赫子(かぐね)
喰種の身体より発生する捕食器官。Rc細胞によって構成されており、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く。血液のように流れ、歯よりも頑丈なその特徴から捜査官からは「液状の筋肉」と例えられる。特性によって分類されており、強力な喰種ほど多く発生させる。基本的に一種類の発生に限定されるが、稀に複数種を持つ喰種が存在する。
治癒能力が高い喰種ではあるが、赫子によって受けた傷は治癒が遅れがちになる。特に相性の悪い赫子から受けた傷は特別に有効な毒となり更に治癒が遅れる。
羽赫(うかく)
肩まわりからRc細胞が羽のように放出される赫子で、ガス状に出現する例が一般的。攻撃時には直接叩きつけたり固形化し遠距離射撃する例が確認されている。主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。Rc細胞を常に放出して戦うため持続時間が短く短期決戦型と見られている。
甲赫(こうかく)
肩甲骨の下あたりから現れる金属質の赫子。高密度のRc細胞の凝縮で赫子の中で随一の頑丈さを誇るが、重量のせいでスピードで劣り扱いづらい。
鱗赫(りんかく)
腰まわりから触手のような形状を持って現れる赫子。鱗のような独特の表面が生み出す一撃の威力はずば抜ける。柔軟性に優れ再生も早いがRc細胞同士の結合力が弱く他の赫子に比べると脆い。主に打撃や刺突で攻撃する。
尾赫(びかく)
尾てい骨あたりから爬虫類の尾のような形状を持って現れる万能型の赫子。総合能力が高く攻守共に水準以上でスピードもあり、特に弱点はないが、攻撃において決め手に欠けることが欠点。
Rc細胞壁
Rc細胞によって造られた肉の壁。養分を与え続けていれば自己増殖、自己再生を繰り返す性質を持つ。クインケ同様、人工的に生み出された技術だがこちらは喰種由来のもの。24区で使用されている他、嘉納の研究室にも使用されていた。
食性と嗜好
水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみであり、一度の摂食で数週間の活動ができる。常人が摂食する食品を喰種が口に含むと味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食することを躊躇しなくなる。経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。なお、歯の生え揃っていない(捕食器官が未発達な)赤ん坊の場合は同種の母乳を飲むことで栄養を摂取できる。
精神的な特徴
生来の意識や感情は人間と変わらず、同じ社会性をもっているため、日常は人間社会に溶け込んで生活している。しかし、人間しか食べられない喰種としての苛烈な環境から、強弱はあるが心に闇をもつ傾向にある。大半は人間に対して複雑な感情を抱いたり、喰種である自分に苦しんだりする程度であるが、人間を単なる食べ物と考えるようになった喰種は気軽に捕食を行い、無秩序に起こす捕食殺人事件は社会問題に発展し、喰種対策局から注目を浴びることになる。反面、健全な人格を備えた喰種も少なからずおり、人間が店舗で食材を買うように自殺者などを加工した食肉を入手して、人と変わらぬ生活を営んでいる。
生活や文化
社会から追われる身分のため定住は極めて困難であり、頻繁に移り住む者も珍しくない。また同じ理由で姓名を頻繁に変えることも珍しくないが、親からつけられた名前は綴りを変えつつも同じ読み仮名を使い続ける者が多いとされている。幼少の頃から人間を装う訓練を受けるが、その中でも普通の食品を美味しそうに食べて、体内で消化される前に嘔吐する訓練が基本とされている。
喰場(くいば)
喰種が人間を捕食をする場所。人通りのない裏路地などが好まれる。喰種にとってのテリトリーであり、他の喰種が無断で使用すればテリトリー荒らしとみなされて殺し合いに発展する場合がある。20区ではあんていくが管理しており、実力行使による奪い合いを避ける努力がなされている。
マスク
喰種が捕食行動の際に着用する仮面。身元を隠し日常生活を守るために使用する。喰種捜査官に遭遇する可能性がある場合は必須とされている。一般的には口元を露出させたドミノマスクが基本であるが、あんていくのメンバーは口元まで覆っているタイプを着用しているものが多い。本来の目的と矛盾した個性的なマスクが好まれており、喰種対策局でもマスクの目撃証言を元に捜査対象の呼称を付ける例も多く見られる。
飼いビト(かいビト)
人間を食料品のように考える喰種が同居する人間に対して使う呼称。
組織
喰種は社会的に存在が許されない立場から様々な目的で組織を形成し、人間とは異なる独自の社会を作り上げている。
あんていく
20区に暮らす喰種たちが集まる喫茶店。詳細は東京の20区を参照。
アオギリの樹
11区を中心として活動する、「隻眼の王」を中心とする大規模な喰種集団。非常に好戦的であり、「力によって弱い喰種や人間を支配する」という思想を持つ。上位メンバーには喰種捜査官が束になっても適わない強者も複数含まれる。CCGを11区に陽動させ、タタラ、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。『re』ではその勢力をどんどん増しており、一般市民にまで脅威が伝わっているほど。
喰種のレストラン(グールのれすとらん)
喰種専用の会員制レストラン。喰種の中でも特に深い闇に落ちた者たちが利用しており、人体を調理して提供している。生きた人間を惨殺する解体ショーを開催しており、解体したての食材を料理して会員たちに提供している。騙して連れてきた人間をシャワーや身だしなみを整えさせたのちに供するため、供されかけたカネキは「注文の多い料理店のようだ」と表現した。
解体屋(スクラッパー)
喰種のレストランで行われる解体ショーの解体役。什造も保護されるまでその役目を担っていた。
道化師(ピエロ)
ピエロマスクの喰種集団。構成人数、活動区域、目的は一切不明。享楽主義者の集団で普段は団体行動をとらないが、ひとたび招集があれば無類の組織力を発揮する。過去にCCGによる掃討作戦が取られたが、有馬がいてなお厳しい状況であったとされる。リゼ殺害をはじめとする様々な事件の裏で暗躍する。
亜種
隻眼の喰種(せきがんのグール)
人間と喰種のハイブリッドの総称。主に交雑によって生まれる雑種が一般的だが、カネキのように人間への外科手術によって後天的に変化した個体も出現している。母親が喰種であれば母体が胎児を吸収してしまうので生まれることはなく、人間であれば母親の摂取した通常の食べ物からの栄養を胎児が摂取できずに餓死してしまうので誕生する確率は無いに等しい。雑種強勢により極めて強大な力を持つといわれている。片目だけに赫眼が発現することから、隻眼(せきがん)とも呼称されている。喰種の社会ではその希少さと高い能力から都市伝説と考えられており、特殊な背景から人・喰種を区別なく捕食するため不吉な存在として忌避されている。
赫者(かくじゃ)
共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種から人肉とは比べ物にならない大量のRc細胞を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。作中では芳村、隻眼の梟、アラタが該当する。
半赫者(はんかくじゃ)
赫者への変態途上にある喰種の呼称。作中ではヤモリとカネキが該当する。

喰種対策局(グールたいさくきょく)[編集]

喰種対策法を背景に活動する国の行政機関[4]。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。

喰種対策法(グールたいさくほう)
人命を脅かし反社会的な行動をとる喰種に対処するために作られた法律。同法では喰種を第I種特別警戒対象と定め「あらゆる法はその個人を保護しない」としている。
喰種捜査官(グールそうさかん)
喰種対策局に所属し、喰種の捜査および駆逐を主任務とする国家公務員。作中では特定犯罪の取り締まりに従事する特別司法警察職員のように描かれており、銃器やクインケの所持も許されている。喰種たちからは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられている。
階級は上位から「特等捜査官」「准特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の6階級に分かれており、上位3階級を「上位捜査官」、下位3階級を「下位捜査官」と呼ぶ。捜査官たちは名前の下に官名をつけて呼び合っており、上位捜査官と下位捜査官がコンビでチームを組んで活動している。その他、各区に勤務し事務処理やバックアップを担当する局員捜査官が存在する。
白翼賞
特定レートの喰種を駆逐、あるいはその能力があると判断された捜査官に贈られる賞。Sレートなら「白単翼賞」、SSレートなら「白双翼賞」、SSSレートなら「白龍翼賞」となっており、贈られるバッジも上の賞ほど翼の意匠が増える。
レート
CCGが喰種の脅威度を示すためにつけるランク。組織的な脅威度なども含めて認定されるが、基本的にはレートが高いほどより強力な喰種となる。~(より)がつく場合はそのレートよりさらに上昇する可能性があることを示す。
クインケ
喰種捜査官に支給される赫子を利用した対喰種用の武器。通常はアタッシェケースに収められており、戦闘時に展開変形して使用する。駆逐した喰種の赫包を加工して制作し、電気信号によって赫子を発生させる。その非人道的な製法から存在は公にされていない。能力や性能は元になった喰種に準ずる。赫子と異なり形状は固定されているが、試作品の中には限定的な形態変化が成功しているものがある。名称は材料となった喰種の名称を受け継ぐのが通例であるが黒磐や彼の流れをくむ捜査官は独自に命名している。
羽赫(うかく)
主に射撃武器として加工されているものが多く、エネルギーの消費は激しいが遠隔攻撃が可能なため俊敏性に優れた捜査官に好まれている。
甲赫(こうかく)
重く硬い特性から剣や金棒のような近接武器に加工されるのが一般的で、肉体派の捜査官に好まれている。
鱗赫(りんかく)
ギミックの組み込まれた特殊な武器が多く、操作に熟練を求められることから技巧派の捜査官に好まれている。
尾赫(びかく)
特に欠点もない代わりに優れた点もないが扱いやすいために主に新人捜査官に支給される。
キメラクインケ
異種の赫子を組み合わせた特殊なクインケ。複数種の喰種に対して有効打となり得るが、技術的に結合が難しく試作品が存在するのみ。その中でも人為的に赫子を結合させたものがほとんどであるが、複数種の赫子を持つ喰種から作られる天然のキメラクインケもごく稀に存在する。
Qバレット
赫子をコーティングした対喰種用の銃弾。クインケを支給されない局員捜査官が使用。表面上をコーティングしているに過ぎないため、クインケに比べて威力は心もとない。
クインクス
嘉納による喰種化被害者であるハイセを元にCCGが作り出した喰種の能力を直接その身に得た喰種捜査官。赫包を直接的に入れられたカネキとは違い、クインケとして加工した赫包を体内にインプラントしている。体内の赫包には5段階のフレームが設けられ稼働率を調整することが可能。それゆえ嘉納による人造喰種であったカネキは食性が完全に喰種のものと化していたが、クインクスの場合は食性が人間のままとなっている。しかしRc値は通常の人間より高く、これが過剰に上昇すると食性が喰種のものとなる危険性がある。

東京[編集]

現実の東京と似ているが、裏路地には人肉を狙う喰種が潜み、地下には「地下道」と呼ばれる喰種によって築かれた広大な迷宮が広がる危険な都市である。区部は24区までが確認されており、区名は実世界でいうところの市町村コードで呼ばれている[5]

1区
千代田区に相当。喰種が多く暮らすが、喰場の奪い合いが日常的に行われている危険な地区。
喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)
各地にある喰種対策局の本部、内部では通称「本局」と呼ばれている。
2区
中央区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
3区
港区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
4区
新宿区に相当。1 - 3区と変わらぬ危険な地区であるが、かつてウタとヨモが抗争を繰り広げていた頃よりは落ち着いている。
HySy ArtMask Studio
マスクアーティストのウタが開いているオーダーメイドのマスク店。主に喰種が使うマスクを制作しているが、人間の客も訪れている。
5区
文京区に相当。喰種捜査官を育成するアカデミーがある。
6区
台東区に相当。アオギリの騒乱後、リゼの足跡を辿ったカネキ達が拠点としている。かつてシャチが仕切っていた区である。
7区
墨田区に相当。喰種レストランがある。最近、捜査官狩りが横行しているようだ。
11区
大田区に相当。比較的に安定した地区であったが、かつてリゼが無差別に暴食を繰り返した影響で喰種対策局の活動が活発化し、喰種社会は混乱を極めている。その後、さらにアオギリの樹が進出し、喰種捜査官を全滅させた。そのため対策局では緊急対策をとっている。
13区
渋谷区に相当。喰種にとっては血の気が多くて怖い地区とされている。『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の舞台でもある。
14区
中野区に相当。共喰いが流行しており、衰弱していたニシキが襲われたことがある。
Helter Skelter
イトリが経営するバー。喰種の社交場を兼ねており、様々な情報が集まっている。
20区
練馬区に相当。作品の主な舞台となる地区で、主人公たちが暮らし、あんていくもここに存在する。あんていくが取り仕切っているため争いも少なく、喰種にとっては穏やかで暮らしやすい地区とされていた。
喰種対策局からは、捕食件数は他の区より低いものの、以前から単体で強力な喰種が多いことから指定危険区とされていた。「大喰い」「美食家」「ラビット」などが危険視されている。
あんていく
芳村が経営している喫茶店の名称で、20区に暮らす喰種の自治組織、もしくは互助組織としての側面も持っている。知らずに利用している人間もいるが、暗黙の了解で客の捕食は控えられている。個人主義的な喰種からはよく思われていないが、喰場の管理や捕食の隠蔽、自殺者を利用した食材加工と分配などといった積極的な活動によって20区の喰種は目立たたなくなっており、その甲斐あって20区は喰種対策局からも放置気味であった。
芳村が「梟」と判明したことで「隻眼の梟討伐作戦」のためにCCGに襲撃され、結果として解体されることとなった。
喰種対策局20区支部(グールたいさくきょく20くしぶ)
20区の喰種駆除を担当する支部。喰種の活動がおとなしい地区であったため活動も緩やかであったが、リゼ(大喰い)の大量捕食殺人事件で状況が変わり、トーカ(ラビット)の捜査官狩りで捜査官が命を落としたことで激変した。本局から重点地区と指定され、優秀な捜査官が派遣されている。
上井大学(かみいだいがく)
カネキやヒデ、ニシキ、キミなどが通っている大学。学部は文系から理系まであり、ニシキの通う薬学部は難関だといわれている。原作のキャンパスは青山学院大学の青山キャンパスがモデル。※原作とアニメではキャンパスの描写が大きく異なる。
清巳高等学校(きよみこうとうがっこう)
トーカや依子が通っている共学の高校。生徒は男女ともにブレザーを着用。
23区
江戸川区に相当。喰種収容所(コクリア)がある。
24区
正式な区名ではなく、東京の地下に広がる喰種が掘り拡げた大迷宮の最深部にあり大量の喰種が潜んでいると考えられている場所。CCGでも存在を掴みかねており、探索が続けられている。喰種にとっては糞溜めと評されるほどに過酷な環境ではあるが、追われている喰種が隠れるには最適な場所だと考えられている。

書誌情報[編集]

漫画本編[編集]

特記のない限り著者は石田スイ、発行は全て集英社ヤングジャンプ・コミックスより。

番外編[編集]

  • 『東京喰種トーキョーグール [JACK]』、2013年10月18日発売[注 12]

小説[編集]

その他[編集]

  • 『東京喰種トーキョーグール [zakki]』[注 13]、2014年10月17日発売[集 21]

読切[編集]

連載版の原型となった作品。「第113回MANGAグランプリ」で準優秀賞を受賞し、『ミラクルジャンプ』のNo.2(2011年4/12号)に読み切り作品として掲載された。単行本には未掲載ではあるが、それらの要素は2巻から3巻にかけて再構成され、演出や台詞、テーマなども人物や場所を変えつつ再現されている。

ストーリーは、喰種の喫茶店員カネキと彼の正体を暴こうと来店する喰種捜査官の篠原を中心に繰り広げられる捜査劇で、正体を見ぬかれたカネキが篠原を捕食して決着をつけるなどピカレスク要素の強い作品であった。

登場人物は連載版と共通しているが、設定は著しく異なっていた。カネキは生来の喰種ではあるが食人本能に苦悩しているなど本作のトーカに近い描かれ方をしており、篠原は喰種を憎悪するなど真戸に近い人物として描かれていた。トーカもまた後輩店員として登場するが、天真爛漫に捕食殺人を繰り返すなどリゼに近い描かれ方をしていた。

テレビアニメ[編集]

2014年7月より9月までTOKYO MX他にて第1期が放送され、2015年1月より3月まで第2期『東京喰種トーキョーグール√A』(トーキョーグール ルートエー)が放送された。2期は原作者の石田がストーリー原案を手がけ、金木が「アオギリの樹」に参加するという漫画とは異なる「もう一つの東京喰種」が描かれた。

スタッフ[編集]

  • 原作・オリジナルストーリーネーム(第2期) - 石田スイ (集英社週刊ヤングジャンプ」連載)
  • エグゼクティブプロデューサー - 中山晴喜、小野寺廉、本間道幸
  • 監督 - 森田修平
  • シリーズ構成・脚本 - 御笠ノ忠次
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 三輪和宏
  • 銃器デザイン - 柳瀬敬之
  • プロップデザイン - 関川成人
  • スタイルコンセプト - いさお
  • セットデザイン・美術設定 - 山田勝哉、曽野由大、Ryota-H
  • 美術監督 - 永井桂介、武藤正敏(第1期)
  • 色彩設計 - 濱岡幸治
  • 撮影監督 - 佐藤勝史
  • 編集 - 柳圭介
  • 音響監督 - 原口昇
  • 音楽 - やまだ豊
  • 音楽プロデューサー - 飯干紗妃(第1期) → 本多洋一(第2期)、千田耕平、Koyo Sonae
  • 音楽制作 - CURRENT,INC
  • プロデューサー - 丸山創 団野喜人 曽我秀忠 萩野賢
  • アニメーションプロデューサー - 堀田哲史
  • アニメーション制作 - studioぴえろ
  • 製作 - 東京喰種製作委員会 (マーベラスTCエンタテインメント、ぴえろ)

主題歌[編集]

曲名後の( )内は、テレビ放送版で標準的な使用をされた放送回の話数。

第1期
オープニングテーマ「unravel」(第2話 - 第11話)
作詞・作曲・編曲 - TK / 歌 - TK from 凛として時雨
テレビ放送版は、オープニング曲パートの無い第1話と最終話(第12話)ではエンディングテーマとして使用。BD・DVD版は、第1話でもオープニング曲パートで使用。
第2期第12話では挿入歌として使用。
エンディングテーマ「聖者たち」(第2話 - 第11話)
作詞 - Hirofumi Hatano / 作曲・編曲・歌 - People In The Box
テレビ放送版は、第1話と最終話(第12話)では不使用。BD・DVD版は、第1話でもエンディング曲パートで使用。
第2話 - 第11話にエンディングアニメーションは無く、原作者の石田スイによって描かれた静止画がスライドショー形式で流された。
第2期
オープニングテーマ「無能」(第1話 - 第11話)
作詞・作曲 - 高橋國光 / 歌 - österreich (Guest Vocal:鎌野愛(ハイスイノナサ))
第12話では不使用。
エンディングテーマ「季節は次々死んでいく
作詞・作曲 - 秋田ひろむ / 歌 - amazarashi
挿入歌
全作曲・編曲 - やまだ豊
「ON MY OWN」(第1話)
作詞・歌 - Katherine Liner
「GLASSY SKY」(第2話、第5話、第8話)
作詞 - 胡麻本りさ、NORIO JOSEPH AONO / 歌 - ドナ・バーク[9]
「Wanderers」(第4話)
作詞 - 胡麻本りさ、NORIO JOSEPH AONO / 歌 - ルシュカ[10][11]
「Alone」(第7話)
作詞 - 胡麻本りさ、NORIO JOSEPH AONO / 歌 - JULIA SHORTREED
「Colour My World」(第8話)
作詞 - JULIA SHORTREED、HENRI OHARA / 歌 - JULIA SHORTREED

各話リスト[編集]

第1期
話数 サブタイトル 絵コンテ・演出 作画監督
第1話 悲劇 森田修平 三輪和宏
第2話 孵化 松尾慎 牙威格斗、阿部晃瑳詩
第3話 白鳩 嶌田惣一 今木宏明
第4話 晩餐 松林唯人 斉藤雅和
第5話 残痕 京極義昭 和田高明
第6話 驟雨 嶌田惣一 栗原学
第7話 幽囚 松林唯人 津幡佳明、矢吹智美
永川桃子
第8話 円環 松尾慎 清水厚貴
第9話 鳥籠 京極義昭 和田高明、金奉徳
第10話 青桐 松林唯人 丸藤広貴
佐藤寿子(原画)
第11話 衝天 松尾慎 今木宏明、栗原学
第12話 喰種 森田修平 清水厚貴、矢吹智美
第2期
話数 サブタイトル 絵コンテ・演出 作画監督
第1話 新洸 松尾慎 今木宏明、栗原学
第2話 舞花 松林唯人 永川桃子、渡部裕子
第3話 吊人 京極義昭 西野文那
第4話 深層 古川順康 小池裕樹、矢吹智美
第5話 裂目 末田宜史 今木宏明、栗原学
渡辺敬介
第6話 千路 松林唯人 金二星、許亨準
第7話 透過 嶌田惣一 永川桃子、渡部裕子
第8話 旧九 古川順康 清水厚貴
第9話 街望 京極義昭 近藤優次、松本朋之
小池裕樹、矢吹智美
和田高明
第10話 終雨 松尾慎 田中比呂人、鈴木陽子
窪詔之、夘野一郎
遠藤正明、遠藤裕一
松崎正
第11話 溢花 嶌田惣一 清水厚貴、永川桃子
栗原学
第12話 森田修平 今木宏明

放送局[編集]

テレビ放送
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
東京都 TOKYO MX 2014年7月4日 - 9月19日 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) 独立局
愛知県 テレビ愛知 2014年7月5日 - 9月20日 土曜 3:05 - 3:35(金曜深夜) テレビ東京系列
福岡県 TVQ九州放送 2014年7月6日 - 9月21日 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜)
大阪府 テレビ大阪 日曜 2:35 - 3:05(土曜深夜)
日本全域 AT-X 2014年7月7日 - 9月22日 月曜 23:00 - 23:30 CS放送 リピート放送あり
Dlife 2014年7月12日 - 9月27日 土曜 2:00 - 2:30(金曜深夜) BS放送 2012年の開局以来、初の深夜アニメ放送作品
石川県 北陸放送 2014年10月9日 - 2015年1月14日 木曜 1:43 - 2:13(水曜深夜) TBS系列
第2期
東京都 TOKYO MX 2015年1月9日 - 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) 独立局
愛知県 テレビ愛知 2015年1月10日 - 土曜 3:05 - 3:35(金曜深夜) テレビ東京系列
福岡県 TVQ九州放送 2015年1月11日 - 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜)
大阪府 テレビ大阪 日曜 2:35 - 3:05(土曜深夜)
日本全域 AT-X 2015年1月12日 - 月曜 23:00 - 23:30 CS放送 リピート放送あり
Dlife 2015年1月17日 - 土曜 2:00 - 2:30(金曜深夜) BS放送
石川県 北陸放送 2015年1月21日 - 木曜 1:43 - 2:13(水曜深夜) TBS系列
インターネット放送
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
日本全域 GyaO! 2014年7月6日 - 9月21日 日曜 12:00 更新 ネット配信
バンダイチャンネル 2014年7月8日 - 9月23日 火曜 12:00 更新
ニコニコ生放送 2014年7月10日 - 9月25日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜)
ニコニコチャンネル 木曜 0:30(水曜深夜) 更新
第2期
日本全域 GyaO! 2015年1月11日 - 日曜 12:00 更新 ネット配信
バンダイチャンネル 2015年1月13日 - 火曜 0:00(月曜深夜) 更新
ニコニコチャンネル 2015年1月15日 - 木曜 0:00(水曜深夜) 更新

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
第1期
1 2014年9月26日 第1話 - 第3話 TCBD-0385 TCED-2340
2 2014年10月31日 第4話 - 第6話 TCBD-0386 TCED-2341
3 2014年11月28日 第7話 - 第9話 TCBD-0387 TCED-2342
4 2014年12月26日 第10話 - 第12話 TCBD-0388 TCED-2343
第2期
1 2015年3月27日 第1話 - 第2話 TCBD-0444 TCED-2586
2 2015年4月24日 第3話 - 第4話 TCBD-0445 TCED-2587
3 2015年5月29日 第5話 - 第6話 TCBD-0446 TCED-2588
4 2015年6月26日 第7話 - 第8話 TCBD-0447 TCED-2589
5 2015年7月31日予定 第9話 - 第10話 TCBD-0448 TCED-2590
6 2015年8月28日予定 第11話 - 第12話 TCBD-0449 TCED-2591

webラジオ[編集]

ラジオ『東京喰種トーキョーグール』-グルラジ-
2014年7月9日から2015年4月8日まで音泉にて配信されたWebラジオ番組。毎月第2、4水曜日更新。パーソナリティは花江夏樹(金木研 役)、豊永利行(永近英良 役)。
ゲスト
  • 第4回:宮野真守(月山習 役)
  • 第6回:浅沼晋太郎(西尾錦 役)
  • 第7回:小西克幸(亜門鋼太朗 役) / 大川透(真戸呉緒 役)
  • 第15回:小西克幸 / 瀬戸麻沙美(真戸暁 役)
  • 第17回:宮野真守 / 梶裕貴(霧嶋絢都 役)

舞台[編集]

2015年7月、舞台 『東京喰種トーキョーグール』と題し、AiiA 2.5 Theater Tokyo京都劇場で上演[12][13]

DVD、Blu-rayは、2015年11月27日に発売[13]

キャスト(舞台)[編集]

スタッフ(舞台)[編集]

ゲーム[編集]

東京喰種トーキョーグール [carnaval]
スマートフォン用ゲームアプリとして、バンダイナムコエンターテインメントより配信中。ジャンルは引っ張りアクション。
東京喰種トーキョーグール [JAIL]
PlayStation Vita用ソフトとして、バンダイナムコエンターテインメントより2015年10月1日発売予定。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ハイセ(heiβe)はドイツ語で「〜という名前である」という動詞で、「佐々木という名前である」=「名無し」を意味し、作中でもカナエが言及している。
  2. ^ 首のタトゥーはラテン語で彫られており、「私はあなたと共に生きてはいけない」「私はあなたなしでは生きていけない」という意味合いを持つ。
  3. ^ 名前はアニメのキャストにて判明した。
  4. ^ 厳密に言うと2巻収録#013[白鳩]と3巻のおまけに登場するが、本編の捜査資料にある写真とおまけに出てくる後ろ姿は似ていないため参考にならない。
  5. ^ 1本は支給品だが、残り55本は「くすねてきた」もの。
  6. ^ オークション潜入前に六月に指導していた際に用いているサソリ1/56とは刃・柄とも形状が異なる。
  7. ^ 当時はI課に居た。
  8. ^ [ドウジマ1/2]がカネキに壊されてしまったため、アオギリのアジトへ突入の際は真戸の遺品である[クラ]を使用した。
  9. ^ シラズ達を庇い、管理棟へ先行させるため単騎で対峙したハイセを「上司の鑑」と称し、その姿に捜査官時代の上司を重ねていた。また、ハイセに対する述懐や前述の撤退間際の行動から心身共に変わり果てた今もなおアキラへのコンプレックスが残っていることが伺える。
  10. ^ 存在自体は第一部からヤモリ、ジューゾーの回想で何度か描写されていたが、正確な容姿と役職が明らかになったのは『:re』から。
  11. ^ 番外編『東京喰種トーキョーグール [JOKER]』収録。
  12. ^ 電子書籍版でのみ販売されている。
  13. ^ カラーイラスト集。

出典[編集]

  1. ^ 『東京喰種』、新連載&アニメ2期正式発表”. ORICON STYLE. オリコン (2014年10月11日). 2014年11月30日閲覧。
  2. ^ 週刊少年ジャンプ2014年31号掲載、東京喰種トーキョーグール:re 3巻収録。
  3. ^ 「東京喰種」2大発表 原作続編は新たな主人公 アニメ2期はオリジナル原案”. 2014年10月12日閲覧。
  4. ^ 単行本5巻189ページの警察官の台詞。
  5. ^ 「東京喰種」、『週刊ヤングジャンプ』2012年44号、集英社、2012年9月27日
  6. ^ 7月19日(金)発売『東京喰種 [日々]』の新刊情報ページを更新!小説版の表紙を公開!”. JUMP j BOOKS. 2014年4月18日閲覧。
  7. ^ 6月19日(木)発売!ノベライズ第2弾『東京喰種[空白]』のカバーイラストを公開!!”. JUMP j BOOKS. 2014年5月28日閲覧。
  8. ^ 『東京喰種[昔日]』本日発売!本編開始以前の物語を、書き下ろし&イラストを加えたファン必読の1冊です!!”. JUMP j BOOKS. 2014年12月19日閲覧。
  9. ^ Donna Burke” (en). Facebook (2015年2月25日). 2015年3月22日閲覧。
  10. ^ ルシュカ 在 Twitter” (en). Twitter (2015年2月26日). 2015年3月22日閲覧。
  11. ^ CD『東京喰種トーキョーグール オリジナルサウンドトラック』劇伴歌唱|ルシュカの祭典”. ルシュカ (2015年1月10日). 2015年3月22日閲覧。
  12. ^ 人気漫画『東京喰種』、今夏に舞台化! 金木研役は小越勇輝”. オリコン (2015年3月26日). 2015年3月26日閲覧。
  13. ^ a b 舞台「東京喰種」開幕!小越勇輝「2.5次元とは違う形の何かを届けたい」”. コミックナタリー (2015年7月2日). 2015年7月3日閲覧。
  14. ^ ねじまきカギュー×東京喰種のコラボマンガ、新刊発売記念で”. コミックナタリー. 2013年4月25日閲覧。

集英社BOOK NAVI[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 東京喰種トーキョーグール/1|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  2. ^ 東京喰種トーキョーグール/2|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  3. ^ 東京喰種トーキョーグール/3|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  4. ^ 東京喰種トーキョーグール/4|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  5. ^ 東京喰種トーキョーグール/5|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  6. ^ 東京喰種トーキョーグール/6|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  7. ^ 東京喰種トーキョーグール/7|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  8. ^ 東京喰種トーキョーグール/8|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  9. ^ 東京喰種トーキョーグール/9|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年10月18日閲覧。
  10. ^ 東京喰種トーキョーグール/10|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年1月17日閲覧。
  11. ^ 東京喰種トーキョーグール/11|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年4月18日閲覧。
  12. ^ 東京喰種トーキョーグール/12|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年6月19日閲覧。
  13. ^ 東京喰種トーキョーグール/13|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年8月20日閲覧。
  14. ^ 東京喰種トーキョーグール/14|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年10月17日閲覧。
  15. ^ 東京喰種トーキョーグール:re/1 |石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年12月19日閲覧。
  16. ^ 東京喰種トーキョーグール:re/2 |石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2015年3月19日閲覧。
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  20. ^ 東京喰種トーキョーグール/[昔日]| 十和田 シン/石田 スイ| JUMP jBOOKS”. 2014年12月19日閲覧。
  21. ^ 東京喰種トーキョーグール[zakki]| 石田 スイ| ヤングジャンプコミックス”. 2014年10月17日閲覧。

外部リンク[編集]