海賊旗

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海賊旗

海賊旗(かいぞくき)は海賊として船の乗組員を同定するために掲げられた旗。欧米では「ジョリー・ロジャー(Jolly Roger)」とも呼ばれる。

デザイン[編集]

一般に広く知られているのは、黒地に頭蓋骨と、交差した2本の大腿骨(髑髏と骨参照)というデザインである。しかし様々なデザインが存在し、どれも主に黒地の旗に髑髏を用いて考案されている。

ジョン・ラカム等は骨の代わりにカットラスを交差させたデザインを用いていたほか、黒髭砂時計を持った骸骨をモチーフにしていた。

語源[編集]

「ジョリー・ロジャー」の語源は正確にはわかっていない。遡れる限りでの初出は1724年に出版されたチャールズ・ジョンソンの『海賊史』である。その中でジョンソンは1721年バーソロミュー・ロバーツ1723年フランシス・スプリッグスという海賊がそれぞれの旗を「ジョリー・ロジャー」と名づけたと引用している。ただし、両者の旗とも髑髏のデザインではなかったとされる。リチャード・ホーキンスが1724年に海賊に捕らわれた際、彼らが髑髏の旗を掲げており、それを「ジョリー・ロジャー」と呼んでいたと記している。

有力な説の一つにフランス語の「joli rouge(きれいな赤)」という言葉を、エリザベス朝時代に乞食や「学者もどき」、転じて英仏海峡で活動した私掠船を指したスラング「ロジャー」とかけて海賊旗になまらせたのではというものがある。

もう一つの説は、「joli rouge」がテンプル騎士団の船団が用いていた四角と十字架の組み合わせのデザインに由来するというものであるが、この説には信憑性がほとんどない。

また、タミル人の海賊の名前「アリ・ラジャ(Ali Raja)」がなまって広まったのではとも言われている。

さらに、悪魔の古い異名「オールド・ロジャー(Old Rojer)」から、という説もある。この場合の「Jolly(ご機嫌な)」は、髑髏の口元が微笑しているように見えることからついた、とされる。

慣例[編集]

テロ対策訓練で海賊旗を掲げテロリスト船を演じるびざん型巡視船「かりば」。

現在の日本では、海上保安庁水上警察のテロ取締訓練に登場する「テロリスト」役の船が海賊旗を掲げる。

関連項目[編集]