スーパーロボット大戦BX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
スーパーロボット大戦BX
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 ニンテンドー3DS
開発元 エーアイ
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
プロデューサー 寺田貴信
宇田歩
塚中健介
シリーズ スーパーロボット大戦シリーズ
人数 1人
メディア 3DSカード
ダウンロード
発売日 2015年8月20日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 122,168本[1]
テンプレートを表示

スーパーロボット大戦BX』(スーパーロボットたいせんビーエックス)は、バンダイナムコエンターテインメントより2015年8月20日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト[2]。キャッチコピーは「世代を超える、鋼の意思」。

SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。ニンテンドー3DS用タイトルとしては2作目となる。ニンテンドー3DSで発売された1作目『スーパーロボット大戦UX』(以下『UX』)と、系列が同じということでタイトルを似せているが[3]、ストーリーに関連は無く独立した作品である[4]。タイトルの「BX」は「未知のものを照らす光」という意味の造語[4]。いくつかあった候補の中から、最終的に響きのいい「BX」に決めたという[3]

Newニンテンドー3DSに対応しており、戦闘アニメーションをニンテンドー3DSより高速フレームレートで鑑賞できる他、『UX』よりも画面の解像度が向上している[4]

参戦作品[編集]

一覧[編集]

★はシリーズ初参戦作品。

解説[編集]

全16作品。そのうち新規作品は5作品。なお『聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine』は、機体のみの登場[5]

全4部で構成される『機動戦士ガンダムAGE』は、第3部のキオ編以降を扱う[4]。また『SDガンダム外伝』は、『UX』で登場した『SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』が好評だったことを踏まえての参戦となる[4]。『機動戦士ガンダムUC』は、任天堂携帯ゲーム機シリーズでは『スーパーロボット大戦D』以来12年ぶりとなる宇宙世紀を舞台とした作品である。

『マジンカイザーSKL』には、マジンカイザーSKLの武装「インフェルノギガブラスター」など、漫画『マジンカイザーSKLヴァーサス』の要素も含んでいる。またダイナミックプロの監修の元[3]『真マジンガー 衝撃! Z編』からは、暗黒大将軍が本格的に登場する[† 2]

パッケージ登場機体[編集]

システム[編集]

ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦シリーズのシステムを参照。基本的に『UX』のシステムを踏襲しているが、よりブラッシュアップしたものを採用している。

パートナーバトルシステム
スーパーロボット大戦K』から採用された2体のユニットを一つのパートナーユニット(PU)として編成できるシステム。今作ではPUを組んだユニットはマップ上でも表現されるようになり、ひとつのマスの左上にメインとなるユニットが大きく表示され、右下にサブのユニットが小さく表示されてPUを確認しやすくなっている。
戦術指揮
『UX』で採用されたものと同様、インターミッション画面で任意の指揮官を指定することで指揮官に応じた特殊能力を全ユニットに付加できる。今作では「タクティクスサポートポイント」(略称:TSP)を溜めることでステージ中の指揮効果が段階的に強化されるようになっている。例えば、フリット・アスノの持つ「反撃時の攻撃力上昇」はステージ開始当初は5%の強化だが、TSPが一定量溜まると10%、15%と強化される。TSPは敵を撃墜したり、ターン経過することで溜まる。
バトルレコード
本作のやり込み具合を表すPlayStationのトロフィーやXboxの実績のようなシステム。ステージクリア時に条件を満たしたレコードと「部隊ポイント」を獲得できる。詳しい条件やバトルレコードの一覧はインターミッションから閲覧できる。
部隊ポイント
ステージクリアやバトルレコードの達成などの条件で獲得できるポイント。一定量溜まると資金やスキルアイテムなどの報酬を獲得できる。
インスパイアシステム
味方ユニットに隣接することでパイロットの能力に補正が得られるシステム。どの能力に補正が得られるかは隣接するユニットにより決まっており、隣接するユニットのレベル分の能力上昇を得られる。『スーパーロボット大戦A』で採用された誰とでも発生する信頼補正を参考に考案された[3]

オリジナルキャラクター[編集]

ヨウタ・ヒイラギ(柊 陽太)
声:松岡禎丞
主人公。17歳。快活な性格の青年で日本を守るスーパーロボット軍団や地球連邦軍に尊敬の念を抱いている。突如襲撃してきたデストルークに対し、亡き父親との「家族を守る」という最後の約束を守るためファルセイバーと融合する。融合者としての適正は低く、当初はファルセイバーにも二度と融合しないと言われたが、持ち前の正義感と約束を守る信念で戦うことを決意し、次第にファルセイバーと友情で結ばれていく。
名前(ヨウタ)、および愛称はプレイヤーが任意設定できる[3]
ユキ・ヒイラギ(柊 結希)
声:中原麻衣
ヒロイン。推定14歳。半年前に保護され、ヒイラギ家にやってきた記憶喪失の少女。表向きはヨウタに遠い親戚と説明されている。
記憶喪失であることを感じさせない明るくまっすぐな性格で、落ち込んでいる人を見るとマリから教えてもらった「ご飯を食べれば元気が出る」と励ます優しさも持っている。結構天然で好奇心旺盛。ニューヤークでは露店のホットドックを食べて気に入り、その後も行く先々で店に立ち寄っては食べている。
記憶喪失の影響か、世情や一般常識に疎いので的外れな反応をすることも少なくない。一方で周囲の人間が悲しむことを嫌っているような一面もあり、その原因に自分が関係しそうであれば感情を抑圧する傾向にあることが、ヨウタから指摘されている。遺跡や古代文明に対しては並々ならぬ関心を示し、積極的に学ぼうとするため、その知識の量も非常に卓越したものである。
身につけていた「運命の石」を大切にしているが、デストルークが襲撃してきた際にその石からファルセイバーが実体化した。当初はヨウタから守られる対象であったが、やがて強い決意のもとでファルセイバーに融合し、共に戦うようになる。なお、この「運命の石」は誰にも触れさせないほどに大切にしており、ヨウタもその例外ではなかったのだが、後には「ヨウタになら、持っていてもらってもよかった」と語っている。
その正体は有史以前の大戦で滅んだ超古代文明の生き残りであり、ファルセイバーが失った力の源となる四つのエネルギーの一つ「記憶の至宝」を受け継いだ存在。本編開始の半年ほど前、とある遺跡で遺失物調査中だったヨウタの父・マコトによって発見された。デストルークの先遣隊が作中世界に出現したことを感知して覚醒し、マコトと共にファルセイバーに融合して戦っていたが、後のデストルークの大攻勢によってファルセイバーは実体化を維持出来なくなり、マコトは死亡。唯一無事だったユキも融合状態の魂に損傷を受けてしまっており、これが原因で記憶を失っていた。
ケドラの記憶の世界でグリッターファルセイバーの傍らに居た自身の姿を目撃したことで薄々自分の素性に気付いていたらしく、後に数万年前の戦いを知る氷竜達や、マコトによって発見されて以降のことを知る義母・マリから話を聞いた時も冷静に受け止めていた。
その出自故に「境界の力」を手に入れようと企むバルギアスに狙われ、終盤に最後の守護点が解放されたことで「境界の力」を奪われる。肉体を「境界の力」によって置換していた彼女はこの時点で肉体を失い、魂のみの存在となってファルセイバーとの融合を解除出来なくなってしまう。
最終決戦後の結末はルート次第で異なるが、いずれにしても最終的には肉体を取り戻し、ヨウタと共に元の世界に帰還している。
マリ・ヒイラギ(柊 真理)
骨董屋を営むヨウタの母親。38歳。半年前にユキを連れて来て一緒に住み始める。ヨウタには秘密にしているが、実はWSOの隊員であり、ヨウタたちがブライティクスに参加してからは陰ながら支援を行う[3]
マコト・ヒイラギ(柊 誠)
ヨウタの父で軍人だった。享年40歳。半年前にファルセイバーと出会い、GGGと協力してデストルークと戦っていたが、GGGとパスダーとの決戦の最中に現れたデストルークの大部隊に一人立ち向かい、自らの命と引き換えにこれを撃退した。そのため最後の任務に赴く前にした約束がヨウタとの最期の会話となった[3]

敵勢力[編集]

ディボーティー
声:伊藤美紀
謎の機械生命体バルギアスに側近として従うデストルークの女幹部。紺色の髪に、青白い肌が特徴的な容姿の女性。バルギアスの目指す「全ての世界を闘争によって支配する」という目的達成の為に、自ら駒となって行動する。元はバルギアスと同じ世界の出身であり、優秀な科学者。
自身を筆頭に、バルギアスの圧倒的な力と在り様に心惹かれた者達を集め、バルギアスを担ぎ上げる形でデストルークを組織した。バルギアス自身はデストルークそのものにはあまり興味を持っていない為、彼女が実質のトップであり采配を取っている。任務に失敗した部下に対しては、容赦なく制裁を加える冷酷な性格をしている。優れた頭脳と技術力を持ち、自らの専用機クレセディアなどデストルークの兵器は全て彼女により制作されている[3]
デストルークの目的達成において最大の障害であるファルセイバーを倒す為に、かつてファルセイバーがミケーネ帝国との戦いで失った四つの至宝の一つである「力の至宝」が変貌した機動槍「ブリューナク」を回収し、そこから「デストルークの守護者」としてブルーヴィクター、更にそのデータを基に新たな戦力、そして守護点の破壊を目的にした兵士ブルーディスターを造りだした。
境界によってこちら側に来る事が出来ないバルギアスを完全な形で地球圏に呼び込む為、境界を維持する四つの守護点の破壊を目指し暗躍する。四つのうち火星の極冠遺跡近辺の守護点をブルーディスターの自爆によって破壊する。他の守護点はELSの母星、惑星アーストの無重力の谷、そして地球の東京タワー付近に存在していたが、そのうち二つは星自体の滅亡と呪術師ビグザムによって破壊され、最後に東京の守護点を自らの命と引き換えに破壊し、戰死した、遂にバルギアスを呼び込む事に成功する。
ジスペル
声:草尾毅
ブライティクスとバルギアスの決戦の最中に現れた神を自称する男。バルギアス曰く「無界の存在」。
滅びの道を歩む生命を救済し、進化を促す事を目的としているが、その手段の一つとして異世界同士の戦争を起こした黒幕。境界によってその存在を縛られており、700年後のバイストン・ウェルからサーバインとズワウスを呼び寄せて自らの力を与え、分身としたそれらをオウストラル島と惑星アーストに送り込み、境界の外と繋がるアンカーとしていた。
最終決戦において、バルギアス・ドラグーンが空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たるシンデュスを召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒し、奪われていた境界の力をユキの体に戻して生き返らせている。
幾億年もの間、「異世界同士の争いによる進化」を目指したが、幾度も試行を重ねてもその進化が停滞して宇宙は何も感じない虚無へと到達してしまうことに絶望している。その結末を回避する為に、一度今在る全ての生命を滅ぼそうと考え、それを阻止しようとするブライティクスの前に立ち塞がる。
滅びを選んだのは、彼が他者との協力によって更なる手段を模索しようとしなかったこと、それ故に行き詰まり追い詰められていた事の証左でもあった事をナトーラとセリックに看破されている。同時に、このような独りよがりの人物であった事こそが、古代人が彼を境界の力で封じた理由であるとユキには指摘されていた。
終始己を神と称し、圧倒的な力と自身の知る虚無の終末を突き付けることでブライティクスを挫こうとしてくるが、ヨウタ達に神であることそのものに疑いを持たれ、否定される。結局のところ、彼は神ではなく超常の境地に到達した人間に過ぎず、人間の力によって打ち破られ、神ではなかったことを認めて消滅した。

オリジナルメカ[編集]

諸元
ファルセイバー
分類 次元の守人
所属 ブライティクス
開発 不明
全長 24.1m
重量 60.4t
武装 ペンタクルショット
ファルブレード
必殺技 セイバーナックル
ファルブレイズ
エリアルスパーク
乗員人数 1人⇒2人
搭乗者 マコト・ヒイラギ⇒ヨウタ・ヒイラギ⇒ヨウタ・ヒイラギ
ユキ・ヒイラギ
ファルセイバー
声:てらそままさき
ヨウタ達の前に現れた謎の機動兵器。自らの意志を持っている。
過去の経緯や目的については記憶を失っているが、ユキを護らねばならないという使命だけは覚えている。デストルークの襲撃に際し、かつてのパートナーであるマコトの息子・ヨウタを新たな融合者として選び、戦いに身を投じることとなった。
融合者であるヨウタとユキの意志力とイメージによって失った戦闘能力を補完しており、精神力次第では無類の力を発揮する。
その正体は「次元の守人」と呼ばれる存在であるが、力の源である四つの至宝のうち敵を討つ「力の至宝」、使命を維持する「記憶の至宝」、動力となる「生命の至宝」を失っており、中核の「心の至宝」の力のみで実体化しているため真の力は発揮できていない。また、動力に当たる「生命の至宝」がないために融合者を必要としている。
ヨウタとユキと共に三人四脚で徐々に力を取り戻していったが、オービットベース防衛戦においてバルギアスを撃退すべく全身全霊のエリアルスパークを放ったのが仇となり、反動ダメージの超過により「心の至宝」が砕け散ったことで消滅してしまった[3]
武装
ペンタクルショット
左手のクリスタルにエネルギーを集約し、弾丸として放つ。
ファルブレード
腰に装着されている剣。通常は柄だけで、境界の力により刀身を形成する。当初は発動に必要な出力が足りなかったことと、ファルセイバーが存在を忘れていたことで使用されなかった。
必殺技
セイバーナックル
右手のクリスタルにエネルギーを集約させて殴りつける。
ファルブレイズ
両肩の装甲を展開、魔法陣を形成して炎の渦を発射する。
エリアルスパーク
ファルブレードに境界の力を集約して突き刺し、胸部からのビームで吹き飛ばしたところに突撃してもう一度突き刺し、横一文字に斬り捨てる。
諸元
グリッターファルセイバー
分類 次元の守人
所属 ブライティクス
開発 不明
全長 31.0m
重量 149.0t
武装 グリッターキャノン
グリッターメイス
グリッターバスター
グリッターファルブレード
必殺技 グリッターウェーブ
エリアルスパーク
エリアルフェアスパーク
乗員人数 2人
搭乗者 ヨウタ・ヒイラギ
ユキ・ヒイラギ
グリッターファルセイバー
声:てらそままさき
ファルセイバーの真の姿。バルギアスとの戦いで砕け散った「心の至宝」がザ・パワーの力によって復元されたことにより復活したファルセイバーが、オウストラル島の遺跡に変化していた「生命の至宝」を得ることで力を取り戻し、ブルーヴィクターと合体することでこの姿となった。
ファルセイバーは本来この姿なのだが、過去のデストルークとの戦いで至宝のうち三つを失い本来の力が発揮できていなかった。この時代においては、力の至宝がブルーヴィクターという別の存在へと造りなおされていたため、「輝煌合体」のキーワードで合体することでこの姿となる。ブルーヴィクターの人格は「力の至宝」に宿っていたファルセイバーの残留思念をディボーティーが練り直したものであり全く別個の存在となっているため、合体しても統合されることはない(本人の推測では二度と統合されないらしい)。
ブルーヴィクターが実質的にもう一人の次元の守人としての資格を持つため、ミケーネ帝国と戦っていた当時よりもさらに強大な力を持つが、復活した時点では「記憶の至宝」が休眠しているため真の全力は発揮できていなかった。
ミケーネ帝国との戦いにおいてはゼウス神やゼノン、エルドランと共にハーデス神と戦っていたが、勝利の代償に致命傷を負ってしまった。その際、ザ・パワーの力でESウィンドウを突き抜け、過去に飛ばされていた超竜神の意志が、現代での仲間であるファルセイバーの救済を願ったことにより、本来消滅するはずだったところを、四つの至宝のうち三つを失うレベルで済んでいた。
復活した暗黒大将軍との戦いにおいて、ユキが記憶を取り戻し「記憶の至宝」が覚醒したことでかつての状態へと戻り、さらにヨウタ・ユキ・ブルーヴィクターの3人分の意志力を加えることで絶大な力を発揮するようになった。
境界の力の本体は古代人唯一の生き残りであるユキへと継承されており、現在は境界の力そのものである彼女を守護することを使命としている[3]
武装
グリッターキャノン
両腕に内蔵されたキャノン砲。
グリッターファルブレード
ファルブレードの真の姿。この状態では装着されておらず、使用時に転送される。
グリッターシールド
防御用の巨大な盾。本体の前面を丸ごと覆うほどのサイズがある。
グリッターメイス
グリッターファルブレードの柄を逆手に持ち、柄頭にエネルギーによる打撃部を形成して敵を粉砕する。鎖で繋がっているためフレイルとしても使用可能。
グリッターバスター
シールドを召喚して魔法陣を展開、最大出力のビームで消滅させる。
必殺技
グリッターウェーブ
胸部から放つ光線。当てた後、多数のエネルギーの剣を突き刺して立体魔法陣へ変換し、敵を拘束する。
エリアルスパーク
ファルセイバー時のものと同様。
エリアルフェアスパーク
エリアルスパークの本来の形。刀身形成までは同様だが、グリッターウェーブで敵を拘束し、そこに渾身の一撃を叩き込んで消滅させる。
諸元
ブルーヴィクター
分類 次元の守人
所属 デストルーク⇒ブライティクス
開発 ディボーティー
全長 26.3m
重量 88.6t
武装 力の至宝
必殺技 ヴィクターショット
フレイムスラスト
リライアブルスロウ
エクスプローシブピアース
乗員人数 0人⇒2人⇒0人
搭乗者 なし⇒ヨウタ・ヒイラギ
ユキ・ヒイラギ⇒自律行動
ブルーヴィクター
声:置鮎龍太郎
「デストルークの守護者」を名乗り、ファルセイバーを狙う謎の機体。ファルセイバー同様自律機動兵器で、槍の投擲による射撃戦を得意とする。
長きに渡りデストルークを護ってきたと自称していたが、その正体はファルセイバーから欠落した四つの至宝の一つ「力の至宝」を核に、ディボーティーによって強引に実体化させられたかりそめの機動兵器。人格や記憶は全て造られたものであり、ストーリー中盤にそれに勘付いて離反。
だが、デストルークでの調整を欠いたために機能が限界に達しており、行き倒れていたところをジェイアークと闘士ダブルゼータに回収され、しばらくそこで修復されていたが、合体原種のコロニー襲撃を機に再出撃。直前の戦闘でファルセイバーを失ったヨウタと共鳴・融合することで命を取り戻し、次元の守護者として戦い始めることになった。
人格の元になったのは「力の至宝」たる槍に残留していたファルセイバーの思念であり、それを基にした人格と力を持つため、本来存在しないもう一人の次元の守人の資格を持つ。
ケルト神話に登場する槍・ブリューナクがモデルであり、本来は「ブリューヴィクター」と表記すべきだが、発音しにくいため現在の名前になったことがプロデューサーの宇田歩によって明かされている[3]
武装
力の至宝
ファルセイバーが失った至宝の一つ。槍の形をしている。
必殺技
ヴィクターショット
槍を転送して先端を展開、銃砲として連続射撃を行う。
フレイムスラスト
槍を真ん中で分割して二刀に変形、炎を纏った斬撃で斬り捨てる。
リライアブルスロウ
転送した槍を投擲し、軌道を遠隔操作して正確に敵を貫く。
エクスプローシブピアース
次元の守人となった際に編み出した大技。肩の追加装甲を離脱・接続してカタパルトとし、そこに転送した槍を接続・射出して敵を貫き破壊する。
バルギアス
諸元
バルギアス
分類 機械生命体
所属 デストルーク
全長 35.0m
重量 260.5t
武装 ヘルフレイム
ヘルビーム
ギバスソード
必殺技 ギバスブレイク
声:中田譲治
デストルークの王とされる機械生命体。赤い建築物のような巨体や口元を覆う装甲が特徴で、鋭い眼光と圧倒的な力で周囲を威圧する。その出自などは全く以って不明。目的は世界の境界を破壊し、全ての世界を支配して闘争の世を作り出すこと。皇帝ワルーサなど他次元の存在とは顔見知りのようで、少なくとも3万年以上の時を生きている。戦闘力は圧倒的の一言で、炎の力と専用の大剣「ギバスソード」であらゆるものを焼き尽くし、破壊する。
当初はその強大すぎる力ゆえに別空間から出て来ることが出来ず、デストルークはバルギアスを地球圏に呼び込むことを当面の目的として行動していた。最終的に「記憶の至宝」を受け継いだ存在であるユキから境界の力を奪い取り、最終決戦においてバルギアス・ドラグーンと化す。
実はバルギアスが境界の力を求めていたのは、異世界同士の戦争を起こした黒幕にして「無界の存在」たる仕掛け人を倒す為であった。全異世界の支配も遙か太古に発生した戦争の仕掛け人であるジスペルを引きずり出す為であり、それも世界を救う為ではなく、単に仕掛け人に端を発する戦乱を収め、この宇宙に生きる生命体が創り出す世界を求めたからである。結果、再び世界が戦乱に包まれ、全異世界が荒廃したとしても構わないと考えている。
ジスペルが現れた際の決戦においてバルギアス・ドラグーンの姿で挑むが、境界の力をもってしてもまったく敵わず、あっさりと返り討ちに遭い死亡した。通常ルートの最終話では、ブライティクスとの死闘の末、ファルセイバーとヨウタにトドメを刺され、自身の敗北を認め死亡した。
ヘルフレイム
方向指定型のMAP兵器。炎で眼前を焼き払う。
ヘルビーム
目から炎の光線を発射して敵を貫く。
ギバスソード
虚空から専用の剣を取り出し、炎を纏わせて粉砕する
ギバスブレイク
ギバスソードを振り下ろし、炎の衝撃波で真っ向両断する。
バルギアス・ドラグーン
諸元
バルギアス・ドラグーン
分類 機械生命体
所属 デストルーク
全長 98.8m
重量 1850000.0t
武装 カオスフレイム
カオスビーム
グランドギバスソード
必殺技 ギバスカラミティ
声:中田譲治
バルギアスが境界の力を取り込み変貌した姿。体色の黒い部分が増え、頭と胸のパーツが龍の顔に変化し尻尾が生えるなど生物的なフォルムとなった[3]
カオスフレイム
紫色の獄炎を口から発射する。
カオスビーム
目から紫色の炎の光線を発射して敵を貫く。
グランドギバスソード
虚空から専用の剣を取り出し、背中の翼を展開。刀身に紫色のエネルギーを纏わせ、衝撃波として敵に放つ。続けざまに相手に突っ込み、剣による凄まじい斬撃を浴びせ、長い尻尾で相手を空中から地面に叩き付ける。
ギバスカラミティ
胸部の龍の口から、極太の破壊光線を発射し、大爆発と共に敵を消滅させる。
クレセディア
諸元
クレセディア
分類 人型
所属 デストルーク
開発 ディボーティー
全長 29.8m
重量 372.0t
武装 バル・ブリット
マルチ・レーザー・クラスター
グランドギバスソード
防御装備 ルナティック・ガーダー
必殺技 クレセディア・イクリプス
乗員人数 1人
搭乗者 ディボーティー
デストルークの幹部であるディボーティーが、自身の専用機として持てる技術を駆使して造り上げた人型機動兵器。
細身の本体に巨大な円柱形のスラスターが装着された黒一色の姿をしており、このバックパックを使用して戦闘を行う。このスラスターは「パターン・イクリプス」発動時には巨大な一対の腕に変形する。これはクレセディアをバルギアスと並び立つに相応しい機体とすべく、バルギアスの腕をモチーフに開発されたものである。
最大の特徴として、ディボーティーの住んでいた惑星に大災害をもたらした(なお、この一件を結果的に収めたのがバルギアスである)オーパーツを改装した「イクリプスジェネレーター」をサブ機関として組み込んでいる。これは普段はリミッターをかけた状態で運用されているが、解除するとジェネレーターが起動し、別世界のエネルギーを引き出すことが可能となる。最終的には「境界」を形成する超エネルギーに似た力の発生・運用を可能にしている。
高い機動性とトリッキーな武装を併せ持った高速機であるが、誘導砲台を使用した広域殲滅や電子戦もこなす万能機。さらに特殊な粒子を制御する能力があり、これを利用した幻惑システム「プリズミック・ハレーション」を搭載している。
これらの技術はオーパーツのみならず、ディボーティーの驚異的な頭脳と技術力によって実装されたもので、彼女にとって一世一代の傑作と言える機体に仕上がっている。
最終的にはブライティクスに敗れるが、ディボーティーの命と引き換えに、東京に隠されていた最後の守護点を爆発を利用して破壊した。
バル・ブリット
腕部の発射口からレーザーを発射する。
マルチ・レーザー・クラスター
バックパックに装備されている円錐形のユニット。4基あり、さらにそれぞれ無数のレーザー発振ユニットを搭載している。これを射出・散布することで上空からレーザーの雨を降らせ一帯を焦土と化す。
クレセディア・フェザー
接近戦用のダガー。シールドに収納。
ルナティック・ガーダー
左腕に装備しているシールド。
クレセディア・イクリプス
イクリプスモードにシステムを変更し、ブースターユニットを巨大な腕へと変形させて敵を捕獲、フェザーで真っ二つに切り裂き、プリズミック・ハレーションで姿を消す。
ブルーディスター
諸元
ブルーディスター
分類 量產型
所属 デストルーク
開発 ディボーティー
全長 26.3 m
重量 88.6 t
武装
必殺技 ディスターブリット
フレイムスラスト
リライアブルスロウ
声:置鮎龍太郎
ディボーティーが造ったブルーヴィクターのコピー。多数製造されており、機械的に喋る。
ブリューナクのレプリカ。機構もそのまま再現されているが、至宝としての力は存在しない。召喚するときには紫色の閃光に包まれる。
ディスターブリット
槍の先端を展開、銃砲に変形させて連射する。
フレイムスラスト
召喚した槍を二本の剣に分割、炎を纏わせて切り裂く。
リライアブルスロウ
槍を投擲して攻撃。
セイクリフィス
諸元
セイクリフィス
分類 量産型
所属 デストルーク
開発 ディボーティー
全長 20.6m
重量 64.7t
武装 バルショック
ブラッティスマッシャー
搭乗者 デストルーク兵士
デストルークの兵士が搭乗する機動兵器。ディボーティーにより作られた。生産性と耐久性に優れ、搭乗者の生還率も高い[3]
バルショック
左腕部の発射口からレーザーを発射する。
ブラッティスマッシャー
胸部のカバーが展開、機体前方にエネルギーの球体を作り出し、そこからビームを発射する。
シンデュス
諸元
シンデュス
分類 依り代
全長 120.0m
重量 125.0t
武装 錬磨の光
進滅の導き
ジスペルが操る巨大戦闘用外骨格。ジスペル曰く「寄り代」。時空を制御する能力を持っており、攻撃や防御に使用する他、生物を進化させることも可能。背中の巨大な輪に取り付けられた三つの宝玉はそれぞれ「過去」「現在」「未来」を意味し、手に持った鍵によりその力を行使できる[3]
時計のような光背ユニットを装着し、鎧を纏った機械仕掛けの女神のような姿となっている。右腕一本、左腕は肘の部分で二本、合計三本の腕を持つ異形であり、脚部は二本足であるが足首から先が存在せず、浮遊している。右手には鍵型の剣を持っており、これを足元の空間に差し込むことで光背ユニットを操作し攻撃を行う。
また、時空制御能力を持っており生半可な攻撃は通用せず、この応用により回避能力も巨体に見合わぬ高さであり、さらに相手を問わず的確な攻撃を可能とする。
武装
錬磨の光
鍵を空間に差し込んで回し、解放した力を左手から放って敵を消滅させる。
進滅の導き
鍵を空間に差し込んで回し、力を解放。まず、光背ユニットのリングを右上のクリスタルに合わせ、標的の上下に魔法陣を展開して重圧で潰し動きを止める。次に、リングを左下のクリスタルに合わせ、錬磨の光によって追撃。最後にリングを頭上のクリスタルに合わせ、鍵をより深く差し込んで回し、天空から巨大な剣を召喚して敵を破壊する。

プロモーション[編集]

初回封入特典レベルアップキャンペーン
5月28日から行われた参加型キャンペーン。公式サイトに設置された「気力ボタン」をクリックすることで気力ゲージが上がり、一定値を超える度に初回封入特典が豪華になるというもの。一人につき1日1回押すことができる。
気力値による解放内容は以下の通り。最終的に気力170を突破したため、すべての特典が付属した。
  • 気力100:ニンテンドー3DSテーマ
  • 気力120:上記+キャンペーンマップ
  • 気力140:上記2つ+スキルパーツ
  • 気力150:上記3つ+ツメスパ
  • 気力170(MAX):上記4つ+FCソフト『第2次スーパーロボット大戦』のニンテンドー3DS移植版のダウンロードコード
気力再充実キャンペーン
10月2日から同月19日まで行われた上記と同様のキャンペーン。今回は「Facebook シェアボタン」「Twitter RT数」「mixi イイネ!ボタン」とも連動し、気力ゲージが上がる。最終的に気力MAXとなったため、キャンペーン終了後にすべて配信された。
  • 気力180:ツメスパ1つ
  • 気力190:ツメスパ2つ
  • 気力200(MAX):ツメスパ3つ

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ ゲーム内での表記は『New Story of Aura Battler DUNBINE』。
  2. ^ 原作では第1話と第2話の冒頭と、最終話ラストシーンに登場したのみだった。

出典[編集]

  1. ^ 週刊ファミ通 2016年1月28日号』 KADOKAWA2016年、8頁。
  2. ^ 『スーパーロボット大戦BX』ニンテンドー3DSで最新作が登場!!”. エンターブレイン (2015年5月23日). 2015年5月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『スーパーロボット大戦BX パーフェクトバイブル』 株式会社KADOKWA・DWANGO、396-415頁。
  4. ^ a b c d e 週刊ファミ通 2015年6月4日号』28-31頁。
  5. ^ スーパーロボット大戦BX!”. スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 (2015年5月21日). 2018年5月19日閲覧。

外部リンク[編集]