スーパーロボット大戦X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
スーパーロボット大戦X
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 PlayStation 4
PlayStation Vita
開発元 B.B.スタジオ
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
プロデューサー 寺田貴信
佐竹伸也
シリーズ スーパーロボット大戦シリーズ
人数 1人
メディア [PS4]BD-ROM
[PSVita]PSVitaカード
[共通]ダウンロード
発売日 2018年3月29日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)[1]
テンプレートを表示

スーパーロボット大戦X』(スーパーロボットたいせんエックス)は、バンダイナムコエンターテインメントより2018年3月29日に発売されたPlayStation 4/PlayStation Vita用ゲームソフト。略称は『スパロボX』。

キャッチコピーは「戦神達の運命は、新たな世界で交差 X-cross- する」。

概要[編集]

さまざまなアニメ・漫画・小説に登場するロボットたちやそのパイロットなど関係者たちが競演するクロスオーバー作品スーパーロボット大戦シリーズ」(スパロボ)の1つ。ロボットたちはSDで描かれるが、カットインなどのイベント時のみ原典作品と同様の頭身で描かれる。

スーパーロボット大戦V』(以下『V』)と同じく続編の発売の予定はなく、ストーリーも本作のみで完結すると明言されている[2]

ストーリー[編集]

イオリ・アイオライト(男性主人公)またはアマリ・アクアマリン(女性主人公)はオート・ウォーロックゼルガードのパイロットとして相棒の魔法生物ホープスと共に、所属していた魔従教団の在り方に疑問を感じて出奔し異世界アル・ワースの術士として旅をしていた。主人公とホープスは異世界から「救世主」として招かれた戦部ワタルを助けることになり行動を共にすることになる。

ドアクダー一味から創界山の平和を取り戻すことを期待されるワタルと行動を共にするうち、「ブルーウォーター」という神秘の宝石を持ち、ネオ・アトランティスという勢力に追われる少女ナディアとジャン、グランディスらと合流する。やがて、キャピタル・アーミィ、レコンギスタ軍と戦う海賊船メガファウナとMS「G-セルフ」を駆るベルリ・ゼナムやオーラマシンを駆るショウ・ザマら異世界の人々と知り合った主人公とホープスは、裏切り者として粛正を図ろうという魔従教団の追っ手(選択しなかった方の主人公)との戦いを経て、異世界の人々と共に魔従教団本部に連行される。しかし、教団と決別して異世界からの人々と共に旅を続ける決意をした主人公は魔従教団が様々な我欲と悪意を抱く人々を匿い援助しているという実態や、やがて暗黒大将軍の予言としてアル・ワースの理の崩壊と共に別宇宙から到来する脅威ムガンについての秘密、更に自身たちに関しても思わぬ真相と遭遇する。

集った戦士たちはエクスクロスを結成し、力を併せてアル・ワース崩壊の脅威に立ち向かっていき、彼らをアル・ワースへと呼び込んだ張本人である魔獣エンデと相対する。人間の負の感情を食料とするエンデはエクスクロスの感情を食らおうとするものの、正の感情を食らったことで弱体化し倒される。

戦いを終えたエクスクロスは解散し、ある者はアル・ワースに残り、またある者は自分たちの世界へと帰っていく。

ゲームシステム[編集]

ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦シリーズのシステムを参照。

Magicカスタマイズ、ドグマ
『V』における「TACカスタマイズ」に相当する。GRADEは6段階あり、TacP(タックポイント)を使い段階を上げられる。各段階のGRADEには3種類の効果があり、そのうち1つを選ぶ。Magicカスタマイズの効果は各ステージにおいて反映される。
また、GRADEの段階を上げるごとに主人公の持つ特殊能力「ドグマ」のコマンドが1つ増える(全6コマンド)。ドグマは使用すると様々な効果を発揮するが、使用できるのは各コマンドごとに1シナリオに一度のみ。
エキスパートモード
シリーズ上級者向けのモード。難易度が常にハードとなり、敵機の改造度もほかのモードよりも高い。また、SRポイント獲得条件が「リトライせずにシナリオをクリア」に固定されている。モードはシナリオ間のインターミッションで変更可能。
合体攻撃
以前までの合体攻撃は該当するユニットを出撃させたうえ隣接させることが条件だったが、本作では1機でも使用できるようになった。ただしその場合は通常の合体攻撃よりも威力は低下する。
母艦
『V』までは各ステージにおいて出撃母艦を選択する方式だったが、本作では基本的にN-ノーチラス号(『ふしぎの海のナディア』)、メガファウナ(『ガンダム Gのレコンギスタ』)、シグナス(『バディ・コンプレックス』)の3艦(最終盤のみ『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』の超銀河ダイグレンが参加)に限定され、母艦選択自体がない。
『聖戦士ダンバイン』のパイロット乗せ換え
『聖戦士ダンバイン』のオーラバトラー間でパイロットの乗せ換えを行う場合、サブパイロットのチャム・ファウは常にショウ・ザマの搭乗機に同乗するが、シルキー・マウはサーバインに固定され、ショウがサーバインに搭乗すれば3人体制に、他のパイロット搭乗時は2人体勢になる。

参戦作品[編集]

一覧[編集]

★マークはシリーズ初参戦、●は機体のみ参戦。

解説[編集]

全23作品のうち新規参戦作品は5作品であり、それらはバンダイナムコエンターテインメント側によって選ばれたものが多い[2]。機体のみ参戦する作品のうち、『聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine』・『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』はキャラクターも登場する。このほか、上記のリストには記載されていないが、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』のサイバスターとそのパイロットのマサキ・アンドーのほか、『V』に引き続きダイナミック企画オリジナル機体のマジンエンペラーGが登場する。

『マジンカイザー(オリジナル版)』は、OVA作品ではなく『スーパーロボット大戦F 完結編』に登場した機体のマジンカイザーそのものを指す。プロデューサー・寺田貴信によれば、『V』でマジンカイザーとマジンエンペラーGを共演させられなかったことは心残りだったといい、本作品で実現させた[2]。一方、『V』で甲児の搭乗機だった『真マジンガーZERO vs暗黒大将軍』のマジンガーZEROは基本的に敵側の機体であり、特定の条件を満たした場合に限り最終シナリオで甲児が搭乗可能となる。

『V』ではロボットの登場しない『宇宙戦艦ヤマト2199』を参戦させたことが好評を得たため、引き続き新しい流れを取り入れることとなり、同じくロボットの登場しない『ふしぎの海のナディア』が参戦することとなった[2][3]

『V』でスーパーロボット大戦オリジナル機体のヒュッケバイングルンガストの登場が好評を得たため、本作品の世界観に合ったオリジナル機体のサイバスターを登場させることとなった[2]。サイバスターは初回特典を適用した場合第2話終了後に、しない場合第34話以降加入する。このサイバスターは「スーパーロボット大戦OGシリーズ」や「魔装機神シリーズ」とのストーリー上の関連性はない[2]。なお、デザインは『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』でのものとなっている[2]

『ふしぎの海のナディア』は1889年が舞台、『バディ・コンプレックス』は70年後の未来が舞台であり、各作品と時間軸の整合性が取りにくい作品であるため、大半のキャラクターを別世界に飛ばすという判断がなされた。また『魔神英雄伝ワタル』はコメディタッチの作品であるため、シリアス色の強い作品とどう融合させるかが課題となった。結果的にこれらのことから本作オリジナルの異世界「アル・ワース」が設定された[4]

パッケージ登場機体[編集]

通常版
  • ダンバイン(聖戦士ダンバイン)
  • ウイングガンダムゼロ(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)
  • G-セルフ(大気圏用パック装備型)(ガンダム Gのレコンギスタ)
  • 龍神丸(魔神英雄伝ワタル)
  • マイトガイン(勇者特急マイトガイン)
  • 蜃気楼(コードギアス 反逆のルルーシュ R2)
  • ルクシオン(バディ・コンプレックス)
  • マジンカイザー(マジンカイザー〈オリジナル版〉)
  • グレンラガン(天元突破グレンラガン)
  • Ν-ノーチラス号(ふしぎの海のナディア)
プレミアムアニメソング&サウンドエディション
  • ビルバイン(聖戦士ダンバイン)
  • Hi-νガンダム(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン)
  • G-セルフ(パーフェクトパック装備型)(ガンダム Gのレコンギスタ)
  • 龍王丸(魔神英雄伝ワタル)
  • グレートマイトガイン(勇者特急マイトガイン)
  • 紅蓮聖天八極式(コードギアス 反逆のルルーシュ R2)
  • ルクシオンネクスト(バディ・コンプレックス)
  • マジンカイザー(マジンカイザー〈オリジナル版〉)
  • 天元突破グレンラガン(劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇)
  • Ν-ノーチラス号(ふしぎの海のナディア)

オリジナルキャラクター[編集]

イオリ・アイオライト
声 - 新井良平
男性主人公。
デザインは高河ゆん
アマリ・アクアマリン
声 - 佐藤聡美
女性主人公。
デザインは高河ゆん。
ホープス
声 - 野田圭一
主人公に従う魔法生物。黒いオウムに似た姿をしている。
デザインは中島和恵。
セルリック・オブシディアン
声 - 真殿光昭
魔従教団の法師。
デザインは八房龍之助
キールディン・エンデ
魔従教団の導師で、教団の事実上のトップ。
エンデ
声 - 田中秀幸
アル・ワースを創造したとされる「智の神」。

オリジナルメカ[編集]

ゼルガード
魔従教団が開発したオート・ウォーロック。搭乗者不在のまま放置されていたが、主人公が教団を脱走する際に持ち出されている。
デザインは浅井真紀
ディーンベル
魔従教団の汎用型オート・ウォーロック。
ワース・ディーンベル
セルリックが搭乗するディーンベルの強化型。
デザインは八房龍之助。

主題歌[編集]

オープニングテーマ:鋼のWarriors
歌:JAM Project
エンディングテーマ:The Oath~夜明けの誓い~
歌:JAM Project

期間限定生産版収録曲[編集]

本作の期間限定生産版「プレミアムアニメソング&サウンドエディション」では、各ユニットの出自作品で用いられていた原曲が収録(全35曲。ゲーム用に尺を調整した盤)されており、それをBGMとして戦闘時に流すことが可能となっている。

  1. カムヒア!ダイターン3 - 藤原誠(『無敵鋼人ダイターン3』主題歌)
  2. ダンバイン とぶ - MIO(『聖戦士ダンバイン』主題歌)
  3. 宇宙を駆ける〜ゼータの発動 - 三枝成彰:作曲(『機動戦士Ζガンダム』サウンドトラックより)
  4. サイレント・ヴォイス - ひろえ純(『機動戦士ガンダムΖΖ』2nd主題歌)
  5. 一千万年銀河 - ひろえ純(『機動戦士ガンダムΖΖ』2ndエンディング曲)
  6. BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて) - TM NETWORK(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』主題歌)
  7. ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜 - 森口博子(『機動戦士ガンダムF91』主題歌)
  8. 君を見つめて -The time I'm seeing you- - 森口博子(『機動戦士ガンダムF91』イメージ曲)
  9. JUST COMMUNICATION - TWO-MIX(『新機動戦記ガンダムW』1st主題歌)
  10. WHITE REFLECTION - TWO-MIX(『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』エンディング曲)
  11. LAST IMPRESSION - TWO-MIX(『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz特別版』 主題歌)
  12. BLAZING - GARNiDELiA(『ガンダム Gのレコンギスタ』1st主題歌)
  13. ふたりのまほう - May J.(『ガンダム Gのレコンギスタ』2nd主題歌)
  14. Gの閃光 - ハセガワダイスケ(『ガンダム Gのレコンギスタ』エンディング曲)
  15. STEP - a・chi-a・chi(『魔神英雄伝ワタル』主題歌)
  16. a・chi-a・chi アドベンチャー - a・chi-a・chi(『魔神英雄伝ワタル』エンディング曲)
  17. 嵐の勇者(ヒーロー) - 岡柚瑠(『勇者特急マイトガイン』主題歌)
  18. Black diamond - PURPLE(『勇者特急マイトガイン』2ndエンディング曲)
  19. COLORS - FLOW(『コードギアス 反逆のルルーシュ』1st主題歌)
  20. WORLD END - FLOW(『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』2nd主題歌)
  21. O2 - ORANGE RANGE(『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』1st主題歌)
  22. UNISONIA - TRUE(『バディ・コンプレックス』主題歌)
  23. あの空に還る未来で - ChouCho(『バディ・コンプレックス』エンディング曲)
  24. TWIN BIRD - TRUE(『バディ・コンプレックス 完結編 -あの空に還る未来で-』挿入歌)
  25. 禁断のレジスタンス - 水樹奈々(『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』主題歌)
  26. ヴィルキス~覚醒~ - 志方あきこ(『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』サウンドトラックより)
  27. マジンカイザー - 水木一郎(『マジンカイザー(オリジナル版)』主題歌)
  28. 守護神-The guardian - JAM Project(『真マジンガー 衝撃!Z編』2nd主題歌)
  29. 強き者よ - SKE48(『真マジンガー 衝撃!Z編』2ndエンディング曲)
  30. 空色デイズ - 中川翔子(『天元突破グレンラガン』主題歌)
  31. 涙の種、笑顔の花 - 中川翔子(『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』主題歌)
  32. ブルーウォーター - 森川美穂(『ふしぎの海のナディア』主題歌)
  33. Neo Atiantis - (『ふしぎの海のナディア』サウンドトラックより)
  34. Yes, I will... - 森川美穂(『ふしぎの海のナディア』エンディング曲)
  35. 熱風!疾風!サイバスター - JAM Project(『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』主題歌)

出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ SPEC”. スーパーロボット大戦X 公式サイト. バンダイナムコエンターテインメント. 2018年2月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 週刊ファミ通 2017年12月28日号』Gzブレイン、18-19頁。
  3. ^ ただし、ネオ・アトランティスの主戦力にロボット兵器である「ガラッパ3号」が登場している。
  4. ^ Gzブレイン『スーパーロボット大戦X パーフェクトバイブル』、2018年、475-477頁。

外部リンク[編集]