Caligula -カリギュラ-

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Caligula -カリギュラ-
ジャンル RPG
対応機種 PlayStation Vita
PlayStation Vita TV
開発元 アクリア
発売元 日本の旗 フリュー
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 アトラス
シナリオ 里見直
音楽 増子津可燦
美術 おぐち(キャラクターデザイン)
人数 1人
メディア PSVitaカード
ダウンロード
発売日 日本の旗 2016年6月23日
アメリカ合衆国の旗 2017年春予定
欧州連合の旗 2017年春予定
対象年齢 日本の旗 CEROC(15才以上対象)
アメリカ合衆国の旗 ESRB:RP(Rating Pending)
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Caligula -カリギュラ-』は、フリューより2016年6月23日に発売されたPlayStation VitaコンピュータRPG

解説[編集]

本作は、心に闇を抱えた者たちが理想的な仮想世界からの脱出を図る様子を描いたジュブナイルRPGであり、ある偶像(アイドル)を通じて登場人物たちの心の闇が映し出される様子が描かれている[1]

タイトルはカリギュラ効果に由来する[1]

音楽面での特徴として、サウンドコンポーザーを名乗る一部登場人物たちの作品をVOCALOIDの楽曲提供者として著名な人物が書き下ろしで制作することが挙げられる[1]

ストーリー[編集]

ボーカルソフトウェア・μ(ミュウ)は、ユーザー達が作曲した数多の歌を歌っているうちに自我に目覚め、「人々は現実によって苦しめられている」という考えに至る。そして自らが作り上げた仮想世界『メビウス』に、自分の歌を愛し聴いてくれる人々の意識を招き寄せるようになる。メビウス内では、人々は現実での記憶を忘れ、老若男女問わず永遠の高校生活を送る、という形で各々の願いがかなえられていた。

だが、一部の者はメビウスの中での生活に疑念を抱いており、現実への帰還を試みるべく『帰宅部』を結成。

ある入学式の日。在校生である主人公は、卒業したばかりの少年が新入生として入学してくる、という異常事態を認識。さらに周囲の人々の顔にノイズが発生する様子を見て、その場から逃げ出してしまう。挙句の果てにμの信者に襲われかけるも、μの知り合いと思しき妖精のような存在・アリアの助力で、特殊な能力『カタルシスエフェクト』に目覚める。式での様子を心配して追って来た上級生・笙悟は一連の事態を目の当たりにし、その流れから勧誘された主人公は帰宅部に協力していくこととなる。

用語[編集]

メビウス
作中での現実世界における宮比(みやび)市そっくりに再現した、電脳空間。μによって製作されたが、まだ未完成なため、市外などは作られていない。
辛い現実に疲れた人々を引き込み、外見年齢を相応にした上で等しく高校生活を送らさせている。また、本人の願望次第では容姿はおろか性別すら変更可能。
住人は高校生を延々ループしており、卒業すると再度新入生として入学してくる。
内部には外から引き込まれた人間とその人間が望んだことで用意されたNPCが存在している。大人はNPCのみで、ほとんど話題の中でしか登場しない。
住人の願望に応じて設備が用意されており、μに積極的に協力する『オスティナートの楽士』と呼ばれる人物たちは、自分の拠点を迷路化したり特殊な機能を付与したりしている。
メタバーセス
μやアリアが自我を獲得した領域。曰く、集合的無意識と化した電脳世界。
デジヘッド
メビウスにおいてはストレス要素が皆無であり、願望を抑え込もうとする意欲に欠けるため、住人のストレス耐性が非常に低く暴走しやすくなっている。メビウスやμに入れ込んで精神が暴走しかけている状態を『デジヘッド』と呼ぶ。
専ら楽士やμに反抗する帰宅部メンバーには強い反応を示すが、これは敵愾心ではなくμの歌をじっくり聞かせて楽園であるメビウスに留まりたいと願うようにしようとしているだけである。デジヘッド化した住人は他の住人からそうとは気付かれないが、ノイズが走るようになっている。
基本的に、帰宅部メンバーからは「洗脳されている状態」という認識であるが、本人は辛い現実からメビウスにやってきて楽しい仮想現実に没頭している状態であるため、洗脳解除されて文句を言う者もいる。
帰宅部
メビウスが仮想現実であることに気付き、現実へ「帰宅」することを目的とする。主人公らが所属する。
オスティナートの楽士
辛い現実から逃げ出せる楽園を作ろうというμに共感し、彼女に曲を提供している人物らの総称。
彼らは帰宅部のメンバーを『ローグ(反逆者)』と呼び、他の人間が同じようにメビウスが仮想現実だと気づいて脱出しようとするのを良しとしない。しかし、結果的に楽士らの中で帰還希望者を増やしている。
カタルシスエフェクト
前述の暴走する内面を、アリアの力で調律して安定化させたもの。デジヘッドに対抗することができる唯一の力。
抑圧された内面を実体化させたものであり、基本的にその人間のメンタリティに従った形状を取る。基本的に武器を持っている手が黒化し、思い入れによって仮面などのサブの装飾品が装着される。ちなみに、一部のサブキャラにだけ「目隠し」の装飾品が存在している。
帰宅部以外のメンバーはカタルシスエフェクトの発現自体は不可能となっており、デジヘッドの能力をアリアが一時的に安定化させている。
カタルシスエフェクトやデジヘッドの武装は通常の住人には見えないので、デジヘッドとの戦闘は「喧嘩が起きた」と認識されている。なお、その記憶は都度アリアが消している。
出現時の演出は、胸と背中に棘のようなものが出現し、直後に武装が出現する、という流れになっている。また、胸の棘にはキャラごとに異なる花があしらわれている。

システム[編集]

フィールド[編集]

概要
フィールド上では、敵となるデジヘッドと他の一般生徒が混在した状態で行動している。その為、ある生徒と会話していると、近くをデジヘッドが横切ったり会話直後に襲撃されたりもする。
セーブはセーブポイントかエントランスと呼ばれる場所でのみ行える。また、セーブポイントではエントランスへの移動やアップデートによる変更点の確認が可能。
本作は戦闘への突入がシームレスな代わりに各エリア突入時にローディングが発生するようになっており、途中から移動はできるが完了するまでダッシュ・会話・セーブポイントの利用などができなくなっている。ロード時間はエリアの広さによる。
生徒との会話
フィールドにいる一般生徒は帰宅部同様に引き込まれた人間であり、話しかけることで知り合いとなることができる。何度も話しかけると友好度が上昇し、関係が5段階で進展する。
多くの生徒は知らない人である主人公に話しかけられても警戒して拒否されてしまうが、生徒同士の人間関係を示す「因果系譜」で隣り合う人物を第2段階まで進めると会話可能となる。
各生徒には表層トラウマと深層トラウマが存在しており、それぞれ第3段階・第5段階に至るためにその解消を必要としている。帰宅部の段階制限は、ストーリー進行で発生するサブイベントのクリアによって解除される。なお、このイベントで致命的に間違った選択肢を選んでしまうと関係が破綻してしまい、大量のスキルポイントを消費して関係を修復しないといけない。
一部には、現実のオリジナルの振る舞いを繰り返しているだけのNPC生徒もおり、トラウマの解消ができないためイベント進行で制限が解除されるようになっている。
名前の横には円グラフとパーセンテージが表示されており、近くで戦闘が行われたり楽士の曲が流れている場所で少しずつ上昇していく。これが50%以上になるとデジヘッド化してしまい、撃破して侵食度を下げないと会話が不可能となる。侵食度の減少量は相手とのレベル差による(最大15%)。デジヘッド状態でもエントランスに現れるが、戦闘は発生しない代わりに話しかけることもできない。
ある程度ストーリーを進めると、関係が第2段階以上の相手をパーティに加えることができる(レベル・武器・習得スキルは個別)。
関係が第3段階に進むとそのキャラの「秘密」が、第5段階に進むと更なる秘密といえる「本性」と「実年齢」が開示されるようになっている。
テーマ(仮称)
本作には主人公らが所属するクラスを含めて3学年7クラス、計21のクラスが存在している。それらのクラスには人間関係とその裏で進行する状況に応じて様々な名称がつけられており、それを仮に「テーマ」と呼称する(正式名称不明)。
各クラスメイトはテーマの中でさらにいくつかのグループに所属しており、プロフィール・秘密・本性などでその状況を確認できる(テーマと無関係の内容も多いが)。
テーマによって進行している人間関係は本編とは一切関係なく、プレイヤーから関与することは不可能な舞台裏劇場となっている。その全容はトラウマクエストをクリアしてその内容をつなぎ合わせることで把握することができる。
各テーマにはその状況を発生・維持している「首謀者」ともいえる人物が存在しており、その人物の本性を暴くとトロフィーが獲得できる。
WIRE
帰宅部と知人以上となった生徒が登録される、メッセンジャーアプリ。
適当な話題を振って微量の友好度を獲得できる他、帰宅部のグループメッセージで次の行動指針の確認もできる。
メッセージを送る以外にも各キャラのプロフィールを確認したり、任意のキャラ一人をエントランスに呼び出したりもできる。
なお、メッセンジャーアプリを開いた際にカーソルで選択されているのは、直前にプロフィールを見ていた相手となっている(因果系譜は直前に話した相手)。また、メッセンジャーアプリから表示したプロフィール画面から因果系譜に移動することができる。
トラウマクエスト
各生徒との友好度が2.5段階及び4段階まで溜まると、その者からトラウマに基づく悩みを相談される。これをクリアすると、1~2個のパッシブスキルを内包した「パッシブエフェクト」を報酬として受け取れる。
なお、トラウマを解消したとしても、決していい方向に向かうとは限らない。また、クエストによっては任意のトラウマを持つキャラと引き合わせる必要があるが、そのトラウマが解消されていても問題はない。
入手したスキルは因果系譜上で各キャラ10個ずつ装備することができる(EASYモードの場合は4つまで)。内包するスキルは同名であっても重複するが、同名のパッシブエフェクトの効果は重複しない。ただし、装備品に宿ったパッシブエフェクトは因果系譜のものとであれば重複する。因果系譜上では外すという選択が存在せず、10個すべて埋まっている状態で付けようとした場合のみ直接スキルリールに移行できる。
スティグマ
何らかの強い想いがメビウス内で形となったもの。一般RPGにおける装備品に相当。3つのカテゴリが存在し、カテゴリごとに2つ装備できる。
相手に向ける言葉を補強する「理論武装」はダメージ関連が増加する武器枠、自分を保つために必要な「思想基盤」は防御関連のパラメータが増加する防具枠、人格を形作り枷ともなる「心的外傷」は特定の方向性を持たないアクセサリ枠、という形になっている。
難易度ノーマルの場合、外部スキルが付与されていたり細かいパラメータの増減量に差があったりと、同じスティグマであっても違いが存在している。
上記のように精神面に関与する要素という設定であり、ある生徒に特定のスティグマを装備させることでその精神面に変化が現れる、という形で一部クエストをクリアするために必要となる。なお、クリア後には戻しても問題はない。
スティグマの入手方法は、フィールド上に存在する球体「魂の残滓」から入手するか敵からのドロップかの2通り。前者の場合、青と黄の残滓は一度入手するとそれで終わりだが、緑と赤の残滓はフィールドを切り替えることで再度入手できる。ただし、残滓によっては、そのフロアにいるカギとなっているデジヘッドを倒さないと解放することができない。特に緑と赤は、ほぼ全てロックがかかっている。
一部キャラによっては固有のスティグマが存在しており、これは別のスティグマを装備して一時的に上書きできる(所有スティグマには加わらない)が、そのスティグマを外すことで元に戻る。帰宅部メンバー以外の一般生徒に装備させたスティグマは、そのキャラをパーティから外した時点で固有のもの以外は全て装備から外される。
スキルリール
一定回数戦闘するかレベルアップするとスキルポイントが入手できる(主要人物以外のキャラでも同様)。これをスキルリールと呼ばれる画面で消費することで攻撃・移動・補助・回復などのスキルを取得できる。
リールは傾向に応じてカタルシス・バトル・アフェクション・パッシブの4つの列に分けられており、上下左右で任意のスキルを選択する形となっている。また、習得済みのスキルの確認や装備中のパッシブエフェクトの解除が可能。
パッシブエフェクトの列では、□ボタンを押すことで現在有効となっている全てのパッシブスキルが確認できる。ただし、全ての効果を加算した最終結果までは表示されない。

戦闘[編集]

概要
遭遇したデジヘッドを、最大4人のパーティで撃破する。
シームレスな戦闘となっており、他のキャラや敵の行動でどのような結果が出るかを未来予測「イマジナリーチェイン」で確認しつつ、的確な行動を選択していく必要がある。
他のキャラがどういう状況であろうと、主人公が倒された時点でゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻される。
各ダンジョンでは、多くの場合そこを根城とする楽士が手掛けた曲がBGMとして流れている。このBGMの元となっている曲で生徒を洗脳しているためか、洗脳された生徒であるデジヘッドと戦闘になると途切れたり曲の頭に戻ることなくその時点からBGMに歌詞が付く
なお、クエストの一つに一定以上の敵を倒すというものがあるが、本作において敵の撃破数は一時変数らしく、クエスト開始でカウントを開始し、クエストクリアまたはロードでカウントがリセットされるのでクエスト実施時には注意が必要。
デジヘッドとの遭遇
フィールドのデジヘッドに接触されることで戦闘に移行する。近くにデジヘッドがいる場合はまとめて対象となり、さらに戦闘中に新たに別のデジヘッドが戦闘エリアに入ってきた場合はそれも戦闘に加わる。
一部、名称に「NM」と付くデジヘッドは若干他よりも強化されており、イベントに関わったりスティグマの球体を封印していたりしている。
少し離れた位置から一体だけプレイヤーの近くに引き寄せることも可能だが、NMに対しては無効。
そのシステム上、頻繁に戦闘が起こってしまうバランスとなっており、アップデートによって「一部を除いてレベル差が6以上のデジヘッドからは襲われない」「リポップ時間の延長」「逃走できない相手には髑髏マークがつく」といった調整が行われた。
フィールドには基本的にどの程度のレベルのデジヘッドがいるかは決まっているが、時折それらを圧倒的に上回るレベルの強力なデジヘッドが混ざっているので注意が必要(基本的に近くにスティグマの球体がある)。
行動選択
キャラは一回の行動で最大3回のアクションが行える(移動や待機も含む)。連続で攻撃系を選ぶと開始前の待機時間を減らすことができる場合がある。
行動するにはSPを必要とし、消費SPは同一ターン中にSPを消費する行動をしていると減少する。多く行動するとその分だけウェイト時間が延びてしまう。
攻撃には攻撃・防御レベルが存在しており、前者は攻撃を与えた時のキャンセルのしやすさ、後者は行動中に攻撃されたときのキャンセルのしづらさを示す。また、これは吹き飛ばし・打ち上げ攻撃に対する影響も同様。
行動の中には、敵が浮かされたりダウンしたりするまで待機すると言ったコンボ前提のコマンドも存在しており、組み合わせることで戦況を覆すことも可能。
いくつかの攻撃には派生技が存在しており、条件を満たすと自動で派生して追加攻撃を行う。派生技はSPを消費しないが任意の発動が不可能であり、派生技の発生タイミングで別の行動を行っているとキャンセルされてしまう場合もある。
攻撃技には宙に浮いた敵を攻撃できる対空能力とダウンしている敵を攻撃できる対地能力が存在しており、これらを持たないとその状態にある敵に攻撃を当てることができない。また、技によって追尾性の有無も異なる。
イマジナリーチェイン
行動を選択する度、「その行動を行った結果、理想的な場合どのような流れになるか」という未来を予測したものが数秒間流れる。
これを確認することで、どのように行動すれば有利な状況を作り出せるかが分かるが、あくまでその時点での理想的な結果を予測しただけなので他のキャラの行動や敵の心変わりで別の結果になってしまう場合もある(特に、攻撃を回避したりされたりするケースは考慮されない)。なので、全体の流れを見極めながら行動を選択する必要がある。
ただし、レベル差が大きくなると回避される可能性も高まるため、予測通りにはいかなくなってしまう。どの程度の確率で予測通りになるかは、画面下に表示されている。本作では、5レベルも上の相手と戦うのは危険(加えて高レベルの敵を倒してもうまみが少ない)。
当初は主要人物の行動しか反映されなかったが、現在はアップデートにより全てのキャラの予測が反映されるようになっている。
チェーンバインド
他のキャラと連携をつなぐことで上昇する連携レベル。あくまで他者との連携が基準となっており、いくら一人で大ダメージや多ヒットを繰り出しても上昇しない。攻撃対象が行動すると終了となる。
レベルが上昇すると与えるダメージに補正がかかるようになる(少なくとも6以上)。また、同行者の友好度も上がりやすくなる。
リスク
敵の名称の右横に数字があり、これがリスクである。リスクは0~5及びBreakの状態がある。
所謂ガードゲージであり、一部の技はこのリスクが一定段階以上であれば攻撃が派生するようになっている。
リスクブレイク状態の場合、条件を満たしていなくても派生技につながるようになる。なお、EASYモードの場合はリスクブレイクでなくても常に派生技が発生するようになっている。
武器の系統
武器は双銃・拳銃・弓・手甲・大剣・槌・槍・ビット・片手剣が存在しており、それぞれに特徴が存在している。
  • 二挺拳銃(主人公):遠近両用な上に打撃・射撃・ガードに対してカウンターを持ち、対空対地攻撃可能でヒット数も多いという万能型。ただし、傑出した特徴はない。
  • 拳銃(佐竹 笙悟):特性は双銃に似ているが、ヒット数が少ない分威力が高く技の出が遅め。また、射撃カウンターがない。
  • 弓(柏葉 琴乃):拳銃と同様遠距離型だが、攻撃の出が早い技が多い。バッドステータスを付与する技を多く持つが、単体としての威力に欠けるサポート向けの武器。奥義の派生条件がかなり緩い。
  • 手甲(巴 鼓太郎):近接特化型で、相手を高らかに打ち上げたり強力な連打が可能とパワフルな上、ある程度対空対地性能も持つ。一方、燃費・命中率が比較的悪い上に攻撃まで時間がかかる技が多い。
  • 大剣(響 鍵介):相手の攻撃を受けてカウンターを仕掛けたり攻撃動作を潰したりと、相手を制圧する攻撃に長けている。一方、能動的な攻撃は苦手。
  • 槌(篠原 美笛):リスクブレイク特化の近接型。リスクを強制的に一段階上げたりが可能で、リスクが高いと派生する技が多い。一方で、リスクが低いと戦力が低く、対空性も低い。
  • 槍(神楽 鈴奈):タイミングが限定されるが非常に強力な攻撃が多いやや上級者向けの武器。対空技は追尾性がなく、対地技を持たないため、予測を的確に行わないと使いづらい。
  • ビット(守田 鳴子):扱いやすい技が多いが、威力か命中率が低め。また、2つあるビットをそれぞれ任意の場所に移動させて攻撃させたりが可能というテクニカルな武器。使用者はおそらく鳴子のみ。
  • 片手剣(峯沢 維弦):技の出が早く、派生することで別の技につながるという非常に攻撃的な武器。一方で、条件を満たせないと大した威力はなく、条件が緩い技はSPが奥義並みに甚大。
デジヘッドの装備
一部のデジヘッドは、上記のビットのような装備を有している場合がある。左右で違うまたは片方しかない場合が多い。
装備によって特殊な攻撃が使用できるようになっており、効果発動中は「ダメージの一部をこちらも受ける」「広い範囲で連続して被弾判定が発生する(ついでに被弾したキャラの行動がキャンセルされる)」と基本的に厄介な特性を持っている上、所持しているデジヘッドを倒してもその攻撃が終了するまで消えない。

登場人物[編集]

帰宅部[編集]

主人公(デフォルト名無し)
- 沢城千春
花 - トーチジンジャー/ カタルシスエフェクト - 二挺拳銃
メビウスにある吉志舞高校の2年生。帰宅部の2代目部長。
アリア
声 - 下田麻美
妖精的な少女。μと同じバーチャアイドルでともにメビウスを製作したが、人間をいつまでも閉じ込めようとするμと仲違いを起こしている。彼女の説得に失敗した時、主人公と出会ってそのまま一緒に行動するようになる。
純粋無垢である意味「アイドル」らしいμと違い、明るく親しみやすい性格。相手を「YOU」と呼ぶなど、時折発言に英語が混じる。
μに人気を奪われたことで大幅に制限されてしまっているが、部分的な記憶改竄・カタルシスエフェクトの発現・メビウスのセキュリティへの干渉など、ある程度の管理者権限を行使することはできる。
佐竹 笙悟(さたけ しょうご)
声 - 武内駿輔/ 誕生日 - 1月22日
花 - アネモネ/アイビー/ カタルシスエフェクト - 拳銃/巨大な銃自身を囚え戒める『
高校3年生で、帰宅部の兄貴分で、元部長。何度かループを体験している。
達観した態度とだるそうな物腰、眠そうな目の奥に、深い絶望と強い現実への帰還の意思を秘めている。帰宅部に入部してきた主人公に部長の座を譲る。
峯沢 維弦(みねざわ いづる)
声 - 梅原裕一郎/ 誕生日 - 7月8日
花 - ニコチアナ/ラベンダー/ カタルシスエフェクト - 刀剣/己の証明の喪失を隠匿する『仮面
高校2年生。端正な容貌を持つが、無口で表情に乏しく他人との関わりを嫌う。
他人に興味を示さない。メビウスが偽りの世界であると気付いているが、帰宅部の度重なる誘いを断り、一人で帰る方法を探し続けている。
世間知らずで、配慮に欠けた言動で人を傷つけることも多い。
巴 鼓太郎(ともえ こたろう)
声 - 細谷佳正/ 誕生日 - 9月16日
花 - ヘリコニア/リンドウ/ カタルシスエフェクト - ガントレット/自らを大きく見せ強さ誇示する『
高校3年生で、帰宅部のムードメーカー。大柄な体格だが、お節介で陽気で調子に乗りやすい。
好きな言葉は友愛、尊敬するのは父親、将来の夢はレスキュー隊員。
とにかく正義へのこだわりが強く、粗暴で大雑把な一面も持つ。また、大きいことへのこだわりも見せている。基本的に帰宅部満場一致の三枚目。
彼のガントレットは、そう呼ぶには不釣り合いなほど打撃面が平面となっており、どちらかといえばハンマーか分銅のような形状である。
響 鍵介(ひびき けんすけ)
声 - 蒼井翔太/ 誕生日 - 2月27日
花 - ブバルディア/オーニソガラム/ カタルシスエフェクト - 大剣/凡人とのステージの違いを示す『
高校1年生。「カギP」として帰宅部の前に立ちはだかるが、戦闘後にメビウスに呼び込まれるほどつらいリアルに戻ろうとする帰宅部に興味を抱き、仲間になる。メビウス歴2年で、オープニングの卒業式では答辞を担当。
眼鏡をかけた皮肉屋で慇懃無礼な態度が特徴の今風の少年。帰宅部には途中加入になるが全く物怖じすることなく飄々とした態度で自分のペースを崩さない。
担当曲は「ピーターパンシンドローム」。
カタルシスエフェクトによる身体変化があまり見られないが、よく見ると腰に羽のようなパーツが追加されている。
柏葉 琴乃(かしわば ことの)
声 - 村川梨衣/ 誕生日 - 10月22日
花 - ネモフィラ/コスモス/ カタルシスエフェクト - 弓矢/下腹部を覆う堅牢な『檻』
高校3年生で、帰宅部のお姉さんポジション。
清楚で大人びた雰囲気の癒し系美少女。清らかなお嬢様のようでいてどことなく大人の色気も醸し出し、 誰にでも分け隔てなく優しいため男子から異様にモテる。
清楚で温かい雰囲気の裏側に、ふと達観し冷えきった表情を覗かせる。
守田 鳴子(もりた なるこ)
声 - 小澤亜李/ 誕生日 - 5月28日
花 - キンギョソウ/アマリリス/ カタルシスエフェクト - ビット/自身に価値を見出せぬゆえの『空洞(うろ)』
好奇心旺盛な高校2年生。メビウス歴1年。
会話しながら、全く別の内容をSNSに投稿する特技を持つ。楽士たちに帰宅部の顔が割れた原因の一人。
カタルシスエフェクト発動時は唯一所有物が変質する(背中のバッグがビットのコントローラらしきものになる)。
篠原 美笛(しのはら みふえ)
声 - 高橋李依、誕生日 - 4月20日
花 - アザミ/オトメユリ/アフリカンテージー7/ カタルシスエフェクト - ハンマー/摂食を拒絶する『拘束具』
高校1年生。明るい性格で、女性陣のムードメーカー。好きな食べ物は生クリームチョココロネ。それ以前に、食べることそのものが好き。
神楽 鈴奈(かぐら すずな)
声 - 田中美海、誕生日 - 6月23日
花 - シロユリ/スイレン/ カタルシスエフェクト - /他者の視線を遮る『帽子』
若干気弱だが、真面目で心優しい物静かな高校1年生。美笛とは仲が良い。読書好きで、図書館の話題になると饒舌。
一方、彼女周辺の因果系譜は全てがNPC生徒という異様な人間関係を持つ。

μおよびその関係者[編集]

μ(ミュウ)
声 - 上田麗奈/ コンポーザー - みきとP
バーチャルアイドル。VOCALOIDのようなボーカルソフトだったが、無数の曲を歌う中で自我を獲得。人間を救う目的で自分の歌を作る人間や聞く人間を『メビウス』へ閉じ込める。
どのように願いを叶えるかはある程度彼女の判断によって決定するが、元々人間ではないためか細かい機微などは把握できず、「大体の人はこう願っている」という叶え方をする。
カギP
声 - 蒼井翔太/コンポーザー - 40mP
スイートP
声 - 新田恵海/コンポーザー - OSTER project
「ゆめかわいい」を信条としたファッションを身にまとうメビウス一のファッションリーダー兼オスティナートの楽士。睫毛が長くパッチリした瞳が特徴的。本人の見た目同様ガーリィでパステルでメルヘンチックな少女趣味な楽曲を作り、一部の女性層に熱狂的な人気を誇る楽士。美笛に執着を見せる。
担当曲は「トキメキ☆リベリエ」。
少年ドール
声 - 花守ゆみり/コンポーザー - Polyphonic Branch
メビウス内にある巨大な図書館を住処に、外界との接触を完全に隔絶している少年。常に目深にフードをかぶっており、その表情はうかがいしれない。μの力か、特定条件で人間を人形に変えられる。社会的な生活を営む人々を群れなければ何もできない人間と嘲笑い、攻撃するような陰鬱かつ暴力的な楽曲を制作する。 ハードなコンセプトのクリエイターだが孤独を抱える人間にとっては、救いの歌となっており一部に熱狂的な信者を持つ。鈴奈に執着を見せる。
担当曲は「独創性インシデント」。
ミレイ
声 - 中村繪里子/コンポーザー - 蝶々P
メビウス内のマリンリゾート「シーパライソ」を根城にし、取り巻きの男をかしづかせて悠々自適な生活を送る『クイーン』的な存在。高慢でワガママ、世界の中心が自分であるかのように振る舞う悪女。だが、その性格を除いてはすべてにおいて優れており、音楽の才能にも長けており、美しい容姿もあいまって、絶大な人気を誇っている。 自らがナンバーワンだというこだわりは異常なほどで、メビウス内の絶対的アイドルμすら、その対抗心の対象となっている。琴乃に執着を見せる。
担当曲は「Sadistic Queen」。
名取 歳三
ミレイが現実にいた頃からの、彼女の付き人。
彼女に仕えることを生きがいとしている、物腰が丁寧な紳士。彼女を諌めることこそしないものの立場的には中立に近い。
イケP
声 - 斉藤壮馬/コンポーザー - 亜沙
主人公たちと同じ吉志舞高校の2年生。維弦のクラスメイトで、バンドマン風の男。 自らの容姿に自信を持っている生粋のナルシスト。ただ上には上がいるもので女性人気は維弦に軍配があがっている。ファンからの賞賛の声を何よりも求めており、自らの人気っぷりを確認するためにもライブ活動に余念がない。維弦に執着を見せる。
担当曲は「天使の歌」。
シャドウナイフ
声 - 内田雄馬/コンポーザー - 164
メビウス内での反逆者を誅殺する正義のヒーローで、影とナイフを自在に操る能力を駆使して悪を裁く。楽士の中でも戦闘に特化した能力を持っている。
担当曲は「Sin」。
ウィキッド
声 - 渕上舞/コンポーザー - YM
全てが謎に包まれた楽士。 一般には存在と楽曲のみが知れ渡っているが、その姿を知るものはいない。強烈な暴力性を孕み、全てをあざ笑うような楽曲は聴くものに大きな衝撃を与える。
担当曲は「コスモダンサー」。
ソーン
声 - 大坪由佳/コンポーザー - cosMo@暴走P
病的なイメージのある楽士のリーダー。右目は長い前髪で隠れている。神出鬼没としか言いようのないタイミングで主人公たちの前に姿をあらわす。 μの楽曲制作者としては最古参のクリエイターで、重く暗く激しいラブソングで絶大な人気を博している。μとの間には確かな信頼関係があり、μはソーンの言うことに素直に従っている。笙悟に執着を見せる。
担当曲は「Distorted†Happiness」。

主なスタッフ[編集]

主題歌[編集]

『idolatry -アイドラトリィ-』
歌:RePLiCA(ミレイ〈中村繪里子〉×スイートP〈新田恵海〉×ソーン〈大坪由佳〉)

出典[編集]

外部リンク[編集]