citrus (漫画)

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citrus
ジャンル 百合恋愛学園
漫画
作者 サブロウタ
出版社 一迅社
掲載誌 コミック百合姫
レーベル 百合姫コミックス
発表号 2013年1月号 -
発表期間 2012年11月18日 -
巻数 既刊6巻(2016年12月現在)
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プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

citrus』(シトラス)は、サブロウタによる日本の百合恋愛漫画作品。一迅社の『コミック百合姫』にて2013年1月号より連載中。単行本は2016年12月現在、既刊6巻。

ストーリー[編集]

見た目はギャルなのに一度も恋をしたことのないJK・柚子は親の再婚により女子高へ編入する。彼氏ができないと初日から絶望に打ちひしがれる柚子の前に現れたのは生徒会長の芽衣。芽衣は校則に従わない柚子を厳しく叱責する。最悪の出会いを果たした2人だが、実はこの芽衣こそ親の再婚相手の娘だった。義理の姉妹となった2人は同じ屋根の下での生活をスタートさせる。クールな芽衣に翻弄されながらも次第に柚子は芽衣を意識し始め、芽衣の心の悩みを知っていく。

ギャルと生徒会長…正反対のJK2人が互いに反発しながら惹かれ合う純愛ストーリー。

登場人物[編集]

声優PVおよびドラマCD(第4巻特装版)のもの。

主要人物[編集]

藍原 柚子(あいはら ゆず)
声 - 竹達彩奈
本作の主人公。誕生日は8月8日。母の再婚で秋から物語の舞台である学院に転入してきた。1年A組に所属。
長い髪を茶髪に染めている。見た目は派手であるが一度も恋をしたことのない純情ギャル。旧友には転校先で彼氏を作ると宣言し、服装もバッチリ決めて意気込んでいたが、女子高へ編入が決まり絶望する。ギャルスタイルを変えるつもりはなく、同じ高校からの加入組でステルスギャルの谷口はるみとはすぐ意気投合する反面、他のクラスメートと馴染むのには苦労している。
校則違反の件で叱ってきた芽衣に反発するなどしたが、後に芽衣が再婚相手の娘であり、一緒に暮らす義理の妹であることを知る。心を開かない芽衣に対して雨宮との行為を追及して上手に出ようとするが、唐突にキスで圧倒され狼狽する。その際芽衣の様子に違和感を覚え、そのことを境に芽衣を意識するようになる。
性格は明るく破天荒であり、常識やルールは気にしない。併せて行動力があり、時には突拍子もないことをやってのけることがある。辛い状況に陥っても立ち直りも早い。一見すると普段も考えなしに行動しているように見えるが、一途に想っている人のために行動できる優しさを備えている。研究熱心な面があり、芽衣と仲良くなる方法を常に探究している。
料理もきっちり行い、ケーキ作りにも取り組むほか、裁縫も得意である。
藍原 芽衣(あいはら めい)
声 - 津田美波
本作のもう一人の主人公でヒロイン。誕生日は9月13日。学院の理事長の孫であり、1年生ながら生徒会長を務め、学院の時期後継者と言われている。
長い黒髪が特徴的で常にクールな雰囲気で感情を表に出さない。学力テストで1位となるほど成績優秀な上に、容姿端麗で人望があり常にクラスメートに囲まれている。生徒会長としても役員からの信頼は厚い。
柚子とは最悪の出会いを果たすものの、柚子が一緒に暮らす義理の姉と判明しても特に嫌がる素振りすら見せず、当初は柚子が眼中にないような態度を取っていた。実際は、父との離別により学院の未来を案じ、自分の意志を抑えてまで学院のことで躍起になっていたため、柚子どころではなかった。自分の意志を抑えていたことを柚子に見抜かれ、当初は柚子に反発したが、急病の祖父を助けてくれたことを境に柚子に心を開き始める。
厳格な家庭で育ったため規範意識は強く、義姉の柚子に対しても容赦しない。常に冷静で何を考えているのか掴めないが、事態をすんなりと受け入れる懐の深さがあり、好きでない人にキスをするなど大胆な面もある。一方で悩みを打ち明けず1人で抱え込んでしまう癖があり、そのことを姫子に心配されている。年相応の趣味を持ち、クマのキャラやぬいぐるみが好きである。
完璧才女に見えるが、私生活では不器用な面があり、料理や裁縫は苦手な模様。
谷口 はるみ(たにぐち はるみ)
声 - 藤井ゆきよ(ドラマCD)
柚子の同級生で、学院には高校から入学した。1年A組所属。通称「はるみん」。
長い髪をストレート二つ結びにしたおさげが特徴的。本人曰くステルスギャルで、普段は厳しい校則に従い大人しくしているが、私生活では柚子同様に派手な衣装に身を包む。
厳格な校則で育ったエスカレーター組の生徒とは馬が合わず、初めは馴染むのに苦労していた。そのため同じ高校から入ってきた柚子とは意気投合し、何かと柚子に学院生活上のアドバイスを送っている。学内では柚子の貴重な友人であり、学校帰りや休日でも柚子と一緒にいることが多い。また芽衣との関係に悩む柚子の相談に乗るなど度々柚子の心の支えになっている。
性格はお茶目なところがあり、柚子との買い物の際は奇抜な格好をするなどのギャグを見せている。ただ内実は、物事を慎重に見極め行動する賢さを備えていると評される。
家族には姉がいる。実はかなりの巨乳の持ち主。

親族[編集]

藍原 翔(あいはら しょう)
芽衣の父。柚子の母の再婚相手である。若い時は藍原家の一員として厳格な雰囲気を持ち、芽衣の憧れの存在だった。
理事長である父に反発し、物語の5年前に学院から離別する。そのことが芽衣の心に暗い影を落とすこととなった。海外で学校を作り藍原家から離れた生き方を模索しており、再婚後も頻繁に海外に赴いている。帰国当初、自分のために学院を守ってきた芽衣に自分の意志を告げ、芽衣を絶望させる。ただ、柚子の慰めもあって芽衣は翔に理解を示し、芽衣自身の意志で学院を継ぐ決意を見せている。
再婚相手の連れ子である柚子とはすぐ打ち解けるなど、芽衣同様に物事の受け入れは早い。芽衣のことを気に掛けていたが、愛情の示し方は不器用である。
柚子の母
柚子の実母。柚子の実父とは死別しており、女手一つで柚子を育ててきた。娘との関係は悪くない模様。
交際相手の男性はどれも一癖あるらしく、再婚相手の翔もその例に漏れなかったため柚子からは呆れられている。
一癖ある男性も許容し、芽衣もすんなりと家族として迎え入れるなど、良く言えばおおらかな性格と言える。ただ年頃の娘2人にダブルベッドを用意するなど、世間の感性からやや離れている面も見られる。

藍原学園[編集]

芽衣の祖父が理事長として経営しており、理事長が入院中は芽衣が理事執務を代行している。 名称は長らく不明だったが、はるみの姉の発言で明らかとなっている。翔や芽衣は「学院」と呼んでいる。女子校であり、芽衣の祖父の厳格な方針の下校則が厳しい。エスカレーター式の学校で小学校と中学校が併設されている。 作品に専ら登場するのは高校で、柚子達は作品開始当初で1年生にあたる。

桃木野 姫子(ももきの ひめこ)
声 - 久保ユリカ(ドラマCD)
芽衣の幼馴染で1年生ながら生徒会副会長を務める。
お嬢様口調と巻状のツインテールが特徴的。柚子からは初め「ネジ巻き子」と呼ばれた。はるみから「副会長」と呼ばれる。
芽衣とは10年以上の付き合いがあり、かつては芽衣のことを「メイメイ」と呼ぶなどして芽衣の親友を自負している。柚子については風紀を乱す存在として、また芽衣を巡るライバルとして快く思っておらず、何かと柚子と張り合っている。芽衣のことを常に気に掛けており、芽衣を悲しませないよう柚子に忠告している。
執念深い性格を見せ、芽衣と遠出する柚子を追いかける行動力を見せる。芽衣に負けず劣らずの令嬢で、私服は高価なものを着る。
「ぷっち」という名の愛犬を飼っている。また、柚子やはるみと一緒にいる時間が増えたため、いつの間にか休日に一緒に遊びに行く仲となっている。
生徒会の役員
ショートカットのボブヘアーとメガネが特徴的で、はるみから「メガネ先輩」と呼ばれている。
転入初日の柚子に校則違反の注意をしたが、その後も校則を守らない柚子に対して姫子同様に手を焼いている。上級生ではあるが、後輩ながら会長を務める芽衣、同じく副会長を務める姫子には敬意を持って接する。高校から入学した柚子やはるみのことを気に掛けているらしく、はるみの心境の変化を見てとっている。
丸田 (まるた)
柚子達の通う学院の理事長。翔の父親で、芽衣の祖父。眼鏡と整った髭が特徴。
厳格な校則を敷き、校門チェックには自ら立ち会うこともあり、学院の生徒から恐れられている。
校則違反だらけの柚子を快く思わず、柚子から芽衣引き離そうとした。芽衣を連れ戻しに来た柚子が不純行為をしていると思い退学処分を決意したが、急病に倒れたところを柚子に助けられ思いとどまる。
息子の翔とは対立していたこともあって翔が再婚したことを把握していなかった。そのため当初は柚子のことも知らなかった。
雨宮(あめみや)
学院の教諭であり柚子の担任。
芽衣の婚約者であり、理事長の後継者候補。校内で芽衣にキスするなど、一見不純だが交際は順調のように見えた。しかし実は己の出世のため芽衣を利用しているだけであった。芽衣をかばおうとした柚子にそのことを知られ、前述の行為を全校生徒の前で暴露され、やむなく学院を去ることとなった。
富士 峰子(ふじ みねこ)
学院の教諭で生活指導担当。校則違反を犯した生徒を呼び出しては直接説教を行っている。説教が行われる部屋は「峰子の部屋」と呼ばれ、学院の生徒からは恐れられている。

その他[編集]

水沢 まつり(みずさわ まつり)
声 - 堀野紗也加
柚子の幼馴染で中学2年生。肩に掛かる程度の髪を明るく染めている。
小さい頃は柚子の近所に住み、柚子が引っ越した後も柚子に会いに遠くからはるばるやってきた。両親が共働きのためいつも1人でいたため、一緒に遊んでくれた柚子のことを姉のように慕っており、柚子もまつりのことを妹のように可愛がっている。そのため、柚子の義妹となった芽衣のことを快く思わず、あらゆる策を尽くして芽衣を柚子から引き離そうとした。
世の中を斜に見ており、「からっぽな人ばかり」と評しては柚子以外の人に対しては冷徹に接する。バイトと称して成人男性を弄ぶようなことをして金を得ており、柚子から注意されている。そのような性格からか、はるみから何かと警戒されている。ただ、本心は人から愛情を求めることにあり、芽衣からは自分と似ていると評された。
ゲームセンターでよく遊んでいるためかゲーム自体はかなりの腕前である。

書誌情報[編集]

  1. 2013年8月1日初版発行 ISBN 978-4-7580-7264-9 2013年1月-7月連載分+描き下ろし収録[1]
  2. 2014年4月1日初版発行 ISBN 978-4-7580-7297-7 2013年9月-2014年3月連載分+描き下ろし収録[2]
  3. 2014年12月1日初版発行 ISBN 978-4-7580-7372-1 2014年5月-11月連載分+描き下ろし収録[3]
  4. 2015年8月1日初版発行 ISBN 978-4-7580-7449-0 2015年1月-7月連載分+描き下ろし収録[4]
  5. 2016年5月18日発売 ISBN 978-4-7580-7540-4
  6. 2016年12月17日発売 ISBN 978-4-7580-7624-1

テレビアニメ[編集]

2016年11月に、アニメ化企画が進行中であることが明らかとなった[5]。放送時期は未定。

脚注[編集]

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  1. ^ 単行本1巻155ページより。
  2. ^ 単行本2巻155ページより。
  3. ^ 単行本3巻155ページより。
  4. ^ 単行本4巻155ページより。
  5. ^ “サブロウタの姉妹百合「citrus」アニメ化企画進行中”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年11月15日). http://natalie.mu/comic/news/209352 2016年11月15日閲覧。 

外部リンク[編集]