ムサイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ムサイ (MUSAI [1]) は、「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の兵器。初出は、1979年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。「ムサイ級」とクラス名になったのは『モビルスーツバリエーション』の文字設定より[2]

作中の敵勢力であるジオン公国軍が運用する宇宙軽巡洋艦[注 1]、主力戦闘艦として多数建造されている。

本記事では、ジオン公国の残党であるネオ・ジオン軍が運用する後継艦「エンドラ」「ムサカ」についても記述する。

概要[編集]

諸元
ムサイ
(括弧内はMS IGLOO版の数値[3]
分類 宇宙軽巡洋艦
艦級 ムサイ級
所属 ジオン公国軍
全高 79.4m[4] (76.9m)
全長 234m[5] / 197m[4] (234m)
全幅 98.4m[4] (103.2m)
本体重量 (13,000t)
全備重量 13,000t[5] / 32,954t[4] (26,200t)
推進機関 熱核ロケット・エンジン×2[5]
最高速度 マッハ7.14[4] (不明)
武装 連装メガ粒子砲×3[5]
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10 (×16)[6]
搭載数 MS×6
(艦載機×4 コムサイ内貨物として×2)[5]

モビルスーツ (MS) の運用を前提に開発された軽巡洋艦。艦の形状は主艦体後上方に支柱が伸び、その最上部に艦橋を備え、そこから左右下に伸びた板状の支柱の先にそれぞれ1基ずつの熱核融合ロケットエンジンを備える。艦橋の直下にはMSデッキが備えられ、艦後方に向けてMSを射出できる。またその側面には左右3か所ずつの補給ハッチがあり、パプア級補給艦からコンベアパイプによる物資の直接搬入が可能である。艦首下部にはコムサイと呼ばれる大気圏突入カプセルを搭載している。

標準的な艦はMSをデッキに4機、コムサイに2機の収納が可能。ただしコムサイは切り離さないと収納ハッチの開閉ができないため、通常こちら側には搭載されない。MSは戦闘空域近くまでムサイに運搬されることで推進剤を節約でき、また帰還後に(MSは宇宙空間では放熱が困難なため)艦内に設置された冷却装置によって、蓄熱した機体を強制冷却し、戦術兵器であるMSの円滑な運用を支援する。

主砲はメガ粒子砲で長砲身かつ軽巡としては大口径のものを採用、これを連装砲として3基6門を装備した事でMS運用能力の有無のみならず砲戦能力でもサラミス級を大きく凌駕していた。[注 2]誘導兵器は対艦/対施設用として145型大型ミサイルを、艦隊防空用としてCクラス小型ミサイルを搭載。主砲である連装メガ粒子砲塔三基や各種ミサイルランチャーを艦体と艦橋の間に配置しており、単装の砲塔を前後に振り分けている連邦軍のサラミス級とは対照的な配置である。これは前方に全火力を集中できる反面、死角の多い設計であり、また対空砲を持たないため、ミノフスキー粒子散布下における敵MSの接近に対し、ほぼ無力であった[注 3]

THE ORIGIN版[編集]

諸元
ムサイ級軽巡洋艦
初期量産型
(THE ORIGIN版)
全高 95.6m[7]
全長 230.1m[7]
全幅 137.1m[7]

漫画・アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』におけるムサイは、当初から後方への対空機銃を2基備えている。MSの搭載能力は原作版と同様最大6機とされるが[7]、漫画版でのシャアファルメルは1個小隊(2個分隊6機)とシャア専用機の計7機のザクを搭載している。初期型とマイナーチェンジをおこなった後期型に分けられるが、武装や艦橋のアンテナの形状が異なる以外は同仕様である[8]

独立戦争開戦に向けて民間宇宙貨客船アルカナクラスとして密かに多数が建造されており、開戦時にはこれに艤装をほどこして戦線に投入している[7]。貨客船としては、上下反転して運用される。

デザイン[編集]

メカニックデザイン大河原邦男

基本レイアウトはアメリカのテレビシリーズ『スタートレック』に登場する宇宙船「エンタープライズ」の翻案である[要出典]。企画当初は宇宙艦ということで上下反転した設定だったが、演出における安定性を考慮して現在の形となった[9][注 4]

ムック『ガンダムセンチュリー』ではその形状から、エンジンブロックの間に巨大な降下カプセルであるHRSL(のちの映像作品などにも登場するHLVに相当)を搭載することを前提に設計された、と設定している。のちのOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』のエンドロールのバックの地球降下作戦の映像ではこれを踏襲し、ムサイがHLVを運搬するシーンが描かれた。

目次へ移動する

コムサイ[編集]

諸元
コムサイ
所属 ジオン公国軍
全高 26.4m[11]
全長 37.4m[11]
全幅 29.4m[11]
全備重量 46.6t[11]
推進機関 熱核ロケット・エンジン×2[12]
最高速度 マッハ0.71[11]
武装 バルカン砲×2[11]

ムサイの艦首下部に搭載される大気圏突入カプセルであるが、大気圏内でもそれなりの機動性を有するリフティングボディ機である。ムサイに収容されている段階では上下逆さまで、射出後に180度回転して姿勢を変更する[注 5]。ガイドレールをつかってムサイから射出されることで発射初速を得るため、姿勢制御以外の推進剤の消費なしで地球降下が可能である。ただ、気密キャビンは衝撃波の内側に入るよう上部中よりに取り付けられているため、着陸時に必要な前下方の直接視認ができない。なお、大気圏離脱は後述のコムサイIIは可能とされるが、本機が可能かどうかは不明(作中で描かれたことはない)。

貨物室は、後部に気密通路付ハッチ、上部に片持ちハッチ、下部に観音開きハッチと3方向の開口部があり、空中での貨物投下[注 6]を含め、どのような姿勢でも荷物の搬出入ができる。ザクを2機搭載できる貨物室の左右に軌道エンジンと制御エンジンブロック、武装であるマシンガンブロックおよび小デルタ型の水平安定板と延長保持された垂直安定板がつく構造である。機能のわりにコンパクトで、ガウ攻撃空母に収容できるサイズである[注 7]。機首には内装式のバルカン砲2門が搭載されている。

テレビ版第7話ではシャア・アズナブル少佐が搭乗してアムロ・レイコア・ファイターと空戦を繰り広げているほか、ランバ・ラル隊の護衛機として、機動巡洋艦ザンジバルに2機のコムサイが随伴している。

OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』では、第2話においてヒルドルブの評価試験のため衛星軌道上から降下。ヒルドルブをアリゾナの半砂漠地帯にてパラシュート付パレットで投下し、セモベンテ隊との交戦を記録した。

漫画・アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、衛星軌道上から爆薬を積載して大気圏に突入し、大気圏突破直後(漫画版では地上で補給中)の連邦軍強襲揚陸艦スパルタンへ特攻を仕掛けるが、アトラスガンダムのビーム・サーベルで両断される。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、パプアからファルメルへの補給の際に、ザク4機を搭載可能な大型のコムサイ(W・コム)が引き渡される。これは3機のザクが出撃するにもかかわらず、2機しか収容できないコムサイでは木馬降下妨害作戦に参加するパイロットが納得しないだろうという理由によるものである。ムサイに接続した際の不釣合な外観からドレンには不評で、「ママコ(継子)ムサイ」と呼ばれている」。


目次へ移動する

同型艦[編集]

2019年現在、ネームシップの“ムサイ”と特定できる艦は登場していない。以下は、劇中・作中で艦名が判明している艦である。これ以外にも、艦名不詳のものが多数登場している。

機動戦士ガンダム[編集]

ファルメル[編集]

Falmel[13] / Falmer[14]

物語序盤のシャア・アズナブル少佐の乗艦(艦籍番号:CC-102[13])。「旗艦型ムサイ級軽巡洋艦」とする資料もある[13]

通常のムサイの艦橋が平たい箱型なのに対し、ヘルメット状の特異な形状で、その内装も大きく異なる。もともとはドズル・ザビ中将のルウム戦役時の座乗艦であるが、同戦役での功績によりシャアが譲り受けている[15]

ゲリラ戦を終了し帰還する際に、サイド7に入港する敵新鋭艦ホワイトベースを発見、その後MSを受領して出港する同艦を追撃する。大気圏に突入する同艦に対してはコムサイで追撃しており、本艦のその後は不明。

アニメ版では艦長は不明だが、小説版ではハマン・トラッム大尉が務めている。

艦名は、テレビ放映から10年以上経った1991年に発行された『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』が初出であり、劇中では乗艦するシャアや副官のドレン少尉も単に「ムサイ」と呼称している。放送中の1979年8月に発行された『アニメック』第6号では「巡洋艦ムサイ(シャア専用)」とされ、1981年2月にプラモデルで発売された際の商品名「シャア専用ムサイ」が広く浸透した。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、単行本(通常版)第1-4巻の巻頭掲載の一年戦争緒戦に登場するムサイの艦橋はすべて本艦と同型になっている。また、第5巻でのガルマの国葬の際にドズルの「ワルキューレ」がサイド3ズム・シティに入港する際にも同型艦が確認できる。しかしその後の過去編以降では通常型も登場するようになる。本艦は、ドズルがルウム戦役直後に、V作戦の本拠地探索の任務を命じたシャアのために新規に用意させたものとされている。通常のムサイに改造が施されているものの、「ワルキューレ」ほどには改造されていないとされる。ドレン(同作品では中尉)がシャアから艦長代理を拝命し、サイド3宙域で試験航海をおこなう。その際に連邦軍の不審なサラミス級巡洋艦を発見、シャアが乗り込み臨検するが、脱走したレビル将軍が乗っていると分かると見逃している。

キャメル・パトロール艦隊[編集]

ドレンが指揮する、ムサイ級3隻からなる小艦隊。いずれの艦も、本来は3基ある主砲塔が2基しかなく(作画ミスではなく、すべてのシーンで2砲塔となっている)、一年戦争末期に生産された簡略型といわれる[16]。漫画『THE ORIGIN』では3隻とも通常の3砲塔型となり、旗艦キャメルのみ艦橋上部にアンテナが2本追加されている。

3艦合計でリック・ドムを6機搭載する。元上官であるシャアの要請により、衛星軌道上でホワイトベースに艦隊戦を挑むが、トクメル→スワメル→キャメルの順に撃沈される。

キャメル (Camel[17])
ドレンが座乗する艦隊旗艦(艦籍番号:CC-45[17])。3砲塔の通常型を本艦とする資料もある[17]
テレビ版では艦橋をガンダムビーム・サーベルで切断された直後、投擲されたビーム・ジャベリンが2基のエンジンを貫き轟沈。劇場版では艦橋とエンジンをビーム・ライフルで射抜かれ轟沈。
トクメル
キャメルの右翼に展開(ホワイトベースからは左翼)。ホワイトベースの砲撃により、砲塔に被弾。続いて本体に直撃し轟沈。
スワメル
キャメルの左翼に展開。ゼロ方向(上方)からのガンダムのビーム・ライフルにより艦橋、エンジン、砲塔を射抜かれ轟沈。

クワメル[編集]

コンスコン機動艦隊所属。2砲塔型。テレビ版では、ペルガミノの浮きドックを使用するために中立のサイド6領空(戦闘行為は厳禁)を出たホワイトベースを艦隊で襲撃するが、中央に位置していた本艦は集中砲火を受け轟沈。劇場版では、サイド6から出港するホワイトベースを追撃するため、反対側にいた艦隊は領空を通過するが、領空を出たホワイトベースはまだ領空内にいる艦隊に砲撃を仕掛け、突出していた本艦は応戦できぬまま轟沈。

バロメル[編集]

マ・クベ率いるソロモン救援艦隊の1隻としてグラナダを出港。グワジン級戦艦に座乗しゼナおよびミネバ・ザビを救出したマ・クベはデラミン准将を艦長とするチベ級重巡洋艦に移乗し、本隊をグラナダへ返しムサイ級2隻を随伴させて別行動をとる。本艦はそのムサイ級のうちの1隻であり、テキサスコロニー宙域においてマ・クベがガンダムとの一騎討ちに出たあと、艦隊でホワイトベースと交戦するもブリッジを損傷。物陰に隠れバロム大佐が座乗するチベ級の合流を待つが、同艦が連邦軍ワッケイン大佐座乗のマゼラン級と交戦となったため、現宙域を急速離脱し援護に向かう。その隙をついたセイラ・マスGファイターによりムサイ級は2隻とも撃沈される。

MS IGLOOシリーズ[編集]

ドイツに、各艦と同じ名称を持つ州、都市が存在している。

シュレスヴィヒ[編集]

OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第1話に登場。

ルウム戦役で第32戦隊に所属していた。本艦の爆沈により同戦隊の単縦陣が崩れている。また劇中、最初に連邦軍艦隊の砲撃による被撃沈が確認できるムサイ級巡洋艦である。

ケンプテン[編集]

第91パトロール艦隊所属。僚艦1隻と共にア・バオア・クー戦においてEフィールドを横断するヨーツンヘイムを先導、護衛する任に就いた。Eフィールドの目標地点手前にて敵艦隊と遭遇、僚艦が艦橋右基部にメガ粒子砲の直撃を受け撃沈されるが、本艦と護衛目標であるヨーツンヘイムは共に敵艦隊の間隙をぬうことに成功し目標地点に到達、オッゴ10小隊のヨーツンヘイム発艦を見届けた。だが、その直後に現れた新たな敵艦隊からの2発のミサイルが直撃し、撃沈されている[18]

ノルトハウゼン[編集]

ア・バオア・クー戦においてEフィールドをヨーツンヘイムと共に防衛していたという説と、NフィールドからEフィールドを抜け、本国のサイド3へ撤退中の親衛艦隊の1隻もしくは別の所属の艦だったとする説がある。その際、損傷した熱核融合炉が臨界点を突破し暴走[注 8]、爆沈している[18]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN[編集]

ワルキューレ[編集]

諸元
ワルキューレ
Valkyrie[19]
艦級 ムサイ改型艦隊指揮艦[7]
全高 156.7m[7]
全長 302.3m[7]
全幅 299.7m[7]

ジオン公国宇宙攻撃艦隊総司令であるドズル・ザビ中将の座乗艦としてルウム戦役で活躍。外観はムサイ級に似ているが、そのサイズは通常型と比較して約30パーセント以上も巨大であり、戦艦クラスに匹敵する[7]。2連装メガ粒子砲も大型化されており、攻撃能力はかなり高い[7]

漫画『THE ORIGIN』での初登場は、ガルマ・ザビ大佐の国葬の際で、ドズルが座乗しサイド3首都バンチ「ズム・シティ」に入港している。

漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では、宇宙世紀0079年9月に連邦軍が「アンタレス作戦」によりソロモンを襲撃した際に、艦首にドズル専用ザクII(改良型)を乗せて出撃、ジャイアント・ウォーハンマーを射出する。また、漫画『THE ORIGIN』に準じてガルマの国葬の際にもドズルが座乗し、ソロモンとサイド3を往復している。ただし、同作品でドズルは一週間戦争では「ファルメル」、ルウム戦役ではグワジン級「グワラン」に座乗している。

レトヴィザン / キール / ザトペック / イオージマ[編集]

Iwo Jima[19]

全艦ルウム戦役に参加。レトヴィザン、キール、ザトペックは開戦直後に被弾し、イオージマは主力部隊が転進するまでの時間を稼ぐために奮闘する。アニメ版ではイオージマはワルキューレの盾となり轟沈。

映像作品以外[編集]

アハメル
漫画『機動戦士ガンダム バニシングマシン』に登場。グリプス戦役中に活動していたジオン残党が用いている艦で、エンジンブロックの間にビグロを露天繋止している。
ゼダンの門とされる以前のア・バオア・クーを視察するジャミトフ・ハイマンを乗せた艦隊を襲撃するが、戦闘に介入したパプテマス・シロッコメッサーラの攻撃を受けて撃沈されている。
ウォルメル / スネイル
漫画『ゼロの旧ザク』に登場。チベ級チェーホフを旗艦とするソロモン敗残艦隊の随伴艦。暗礁(デブリ)空域でミサイル攻撃を受け、旗艦を除き撃沈される。
他にヘクト艦長(階級不明)指揮下の2砲塔型ムサイ(艦名不詳)が、主人公ニルス・テオレル軍曹が乗る最初の母艦として登場し、サラミスに撃沈されている。全艦宇宙攻撃軍所属。
キンメル
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。グワラン艦隊所属。同艦隊所属艦の多くはソロモン会戦時に沈没または消息不明となっており、本艦もデータ上は撃沈となっていた。
副艦長:アンギラ・ロレンゾ少尉、パイロット:カース・コングレイ
ハボック / ホーカム
小説『モビルスーツコレクション・ノベルスACT.7 閃光の源』に登場。MS-06R-3を使用した公国軍初のビームライフル試射実験を行った実験艦隊の所属艦。ハボックは実験中に連邦軍MS部隊の襲撃により撃沈される。
ブルメル
漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』に登場。主人公フレデリック・ブラウン他パイロット候補生をグラナダへ送り届けた。
ブレイブ
雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場。
「ペズンの反乱」終盤、月面都市エアーズの攻防戦において連邦軍に破れ脱出したトッシュ・クレイニューディサイズの生き残りに対し、トワニング提督率いるネオ・ジオン先遣艦隊から試作MAゾディ・アックと共に譲渡された。
ゾディ・アックの運用母艦として改造されており、武装は取り外されている。運搬の際は左右のエンジンブロックの間にゾディ・アックの機首を挟むような形で曳航する。
ネオ・ジオンにおける艦名は明らかでないが、ニューディサイズに譲渡された際に作戦上の識別のため、エアーズ攻防戦で戦死したかつての首領ブレイブ・コッドの名をとり命名された。
地球攻撃作戦を前にゾディ・アックの慣熱航宙を行っている途中、追撃してきた地球連邦軍α任務部隊旗艦ペガサスIIIに遭遇しゾディ・アックを発進させる。その後の戦いでニューディサイズ側の将兵は大半が戦死または投降しているが、本艦の消息は不明となっている。
ヘル=ホーク
漫画『アウターガンダム』に登場。同作ではムサイのデザインにアレンジが加えられているが、ヘル=ホークは同作における標準的なムサイよりも重装備であり、グラナダ所属のムサイよりも堅牢という旨の台詞があるほか、艦の上面にあるメガ粒子砲塔2基のほかに、艦底にもさらに2基の砲塔を有している。
艦長アド・ガーンズバックの指揮の下でソロモン戦に参加し、グラハム・チェンバレン指揮下のサラミス級と一騎討ちを行う。その後は一年戦争終戦まで残存し、艦長以下の乗員もろとも太陽系開発機構(SSDO)自衛警察軍(スペースポール)へと移籍。宇宙世紀0099年を舞台とする続編『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』にも、宇宙警察機構所属艦としてガーンズバック指揮下の「ヘルホーク」が登場している。
メイルメル
漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』に登場。
ジオンの敗残兵とその家族が身を潜めながら暮らしており、連邦軍に察知されないためにサイド7近域のデブリ帯に潜伏している。

目次へ移動する

後期生産型[編集]

諸元
ムサイ級巡洋艦(後期型)[20]
艦級 ムサイ級
所属 ジオン公国軍
デラーズ・フリート / アクシズ
全高 69m[21]
全長 234m[21] / 248m[20]
全幅 162m[21]
重量 26,200t[21]
推進機関 熱核ロケット・エンジン[21]
武装 連装メガ粒子砲×5[21]
120mm連装機関砲×10[21]
搭載数 MS×4[21](最大6[20]
(コムサイII除く)

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するムサイ級の後期生産型[20]

艦首底部・艦橋後部に連装主砲塔が増設され計5基となり、120ミリ連装機関砲10基も追加され死角を減らしている。しかし主砲の増設によりジェネレーターの負担が増大したため、艦体左右に3枚ずつ放熱板が設置されている[22]。ブリッジの外観はファルメルに似ている。MSデッキは左右に独立して設置され、それぞれ前後方向にカタパルトとハッチを有しており、4機一斉発進が可能となっている[23]。また両デッキを繋ぐ中央の区画は整備スペースとなっている[21]

デザインは河森正治

コムサイII[編集]

後期生産型専用のコムサイ。機体形状が見直され、コクピットもポップアップ式に改良され下方視界が大きく向上している。また、機体上部左右に3銃身の60ミリガトリング砲[21]を備えた引き込み式の旋回銃座が各1基設けられている。さらに専用のブースターを後部に接続することで、大気圏離脱が可能となっている。

第2話では、「DC14コムサイ」と呼ばれる機体が、アナベル・ガトー大尉が奪取したガンダム試作2号機を宇宙に上げるため、ブースター装備で大気圏突入しオーストラリア大陸を目指す。しかし追撃するガンダム試作1号機に捕捉され、試作2号機を収容して発進直後に試作1号機により撃墜される。なお試作2号機は無事に脱出している。

同型艦(後期生産型)[編集]

デラーズ・フリートは、シーマ艦隊も含め16-17隻の同型艦を保有、またアクシズ先遣艦隊にも8隻の同型艦が配備されている[24]。なお、シーマ艦隊の所属艦はムサイ伝統の緑ではなく、赤茶色で塗装されている。

ペール・ギュント[編集]

Peer Gynt[21]

艦長はヴィリィ・グラードルアナベル・ガトーの搭乗艦。星の屑作戦の終盤でコウ・ウラキの駆るGP03のビーム・サーベルで艦橋を破壊される。

漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、サイド3・11バンチの同志からMSを受領している。

ニーベルング[編集]

シーマ艦隊所属。シーマ・ガラハウ中佐とグリーン・ワイアット大将の裏取引に伴い、大将の乗艦である戦艦バーミンガムと接触する。が、その現場をサウス・バニング大尉率いるアルビオン隊に目撃されたため、「ニーベルングと偶然接触し、交戦した」といつわるために砲撃をおこない、撃沈される。なお、バニングは本艦乗員の死体から「星の屑作戦実施要綱」を入手する。

目次へ移動する

最終生産型[編集]

諸元
ムサイ級軽巡洋艦(最終生産型)[25]
艦級 ムサイ級 / ジークフリート級[24]
所属 ジオン公国軍
全長 234m[25]
全幅 162m[25]
武装 連装メガ粒子砲×2

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するムサイ級の最終生産試作型[26]。1番艦の名称から「ジークフリート級」とも呼ばれる[24]

基本構造は通常型と変わらないが、全体的に鋭角的なデザインに改装されている。従来型より航続距離および機動性が向上しているが[27]、後期生産型のような武装の強化はなく、むしろ主砲は2門に減っている。コムサイも接続されている[28]。一年戦争末期に再設計され[29]、わずかな数が試験的に建造されている[25]

デザインは出渕裕

コムサイS[編集]

ゲーム『ギレンの野望』シリーズ(『ジオンの系譜』以降)に登場。最終生産型専用のコムサイで、本体に合わせて曲面を主体とした形状となっている。名称はゲーム内のユニット名より(ムサイ級最終生産型が「ムサイS」)。機関砲を装備している。

同型艦(最終生産型)[編集]

ジークフリート[編集]

Siegfried[28]

最終生産型の1番艦[29]。艦体および艦橋に名称と "101" の番号が記されている。ルビコン計画の一環としてサイド6リボー・コロニーへの核攻撃を行うフォン・ヘルシング大佐のチベ級ティベ型重巡洋艦グラーフ・ツェッペリンの護衛に就く。

ヴァルキューレ[編集]

Valkyries[28]

最終生産型の2番艦[25]。こちらには "102" の番号が記されている。ジークフリートとともにグラーフ・ツェッペリンを護衛。なお、ヘルシング艦隊は往路途上で連邦軍と遭遇してムサイ級1隻を失い、核攻撃を行うことなく投降しているが、どちらが沈められたかは不明。

映像作品以外(最終生産型)[編集]

ヴィムメル / ウーメル / ケルメル
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。宇宙世紀0083年3月11日、地球連邦軍艦隊が侵攻しようとしていたジオン公国残党のヴァールシカ基地へ救援に向かう。

目次へ移動する

ムサイ改[編集]

諸元
ムサイ改
MUSAI REFITTED[25]
MUSAI MODIFIED[30]
ADVANCED MUSAI[31]
艦級 ムサイ(改)級[32]
所属 ジオン共和国軍
全長 234m[25]
全幅 162m[25] / 103.2m[31]
武装 連装メガ粒子砲×3[30]
単装副砲×2[30]
大型ミサイル・ランチャー×2[30]

機動戦士Ζガンダム』に登場。一年戦争後、ジオン共和国の保有する主力艦艇としてムサイ級に近代化改修を施した物で、基本構造は大差は無く、単装対空砲が2基追加された他は、熱核反応炉や放熱機構に改良が成されている程度となっている。

グリプス戦役時には一時共和国軍がティターンズの指揮下に入ったため、チベ改級などと共にアポロ作戦などに参加している。当時の艦載機はハイザック

デザインは藤田一己

同型艦(ムサイ改)[編集]

小説『機動戦士ガンダムUC』では、宇宙世紀0096年にジオン共和国軍第45演習艦隊でチベ級練習艦2隻の遠洋航海訓練の護衛を務める3隻が登場するが、うち2隻が離脱し、L1ジャンクション宙域でのネェル・アーガマとの戦闘に参加している。なお、アニメ版では同宙域の戦闘は描かれていない。

グルトップ
ネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲を受け轟沈。艦長はホーギー、MS小隊長はハイザック・カスタムに搭乗するギリガン・ユースタス大尉。ほかにハイザックを3機搭載する。
アニメ版『UC』の続編に当たる映画『機動戦士ガンダムNT』にも同名艦が登場するが、チベ級である。
ドローミ
ネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲を受け轟沈。
ビフレスト
ネェル・アーガマとの戦闘には参加せず。

目次へ移動する

エンドラ[編集]

諸元
エンドラ
ENDRA[25]
分類 宇宙巡洋艦
艦級 エンドラ級[32] / ムサイ級[32]
所属 アクシズ(ネオ・ジオン軍)
新生ネオ・ジオン軍
「袖付き」
全長 410m[33]
重量 68,584t[33]
武装 単装メガ粒子砲×5[34]
連装メガ粒子副砲×1[34]
小型2連装ビーム砲[33]
ミサイル・ランチャー[33]
搭載数 MS×6[35]

機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、アクシズ(ネオ・ジオン)の宇宙巡洋艦。ムサイ級の発展型であり[36]、そのためムサイ級に分類されることもある[32][37]

前部にMSデッキがあり、6機のMSを搭載可能[35]。艦首にはMS用カタパルトを2基装備し、それぞれ左右斜め前方にMSを射出する。ブリッジ後部に大気圏突入カプセル「コムサイ」を装備するが[35]バリュートを用いて艦ごと大気圏突入することも可能。大気圏内での飛行も可能であるが、ミノフスキー・クラフトの搭載は不明。なお、ブリッジは一般用のほか[35]、1本のアンテナを装備し外観も異なるタイプがある。

主兵装は単装メガ粒子砲5基、連装メガ粒子副砲1基[34]。このうち副砲はMSデッキの後部に配されており、正面に向けて撃つと後部ブロックに当たってしまうため、左右に旋回して発砲する。ほかに装備位置は不明だが、スペックに小型2連装ビーム砲やミサイル・ランチャーが記載されている資料もある[33]

ネームシップはマシュマー・セロが艦長となり[36]サイド1コロニー「シャングリラ」制圧の任に就くが失敗、以降も失態続きでマシュマーは更迭される。以降はキャラ・スーンが指揮をとるが、コロニー「ムーンムーン」へ入港中にキャラがエゥーゴの捕虜となり、ΖΖガンダムの攻撃により被弾したガザCが港に停泊中の本艦に激突、轟沈する。ゴットン・ゴーら残された乗員はミンドラに移乗している。艦体色は緑で、ブリッジはアンテナ装備型。

同型艦(エンドラ)[編集]

本艦はネオ・ジオン軍の主力艦であり[38]、多くの同型艦が建造・就役している。また、グリプス戦役の終盤であるテレビ版『機動戦士Ζガンダム』第46-47話や映画『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』にも数隻が登場している。

標準の艦体色は緑だが、異なる塗装が施された艦もいくつかあり、『ΖΖ』第18話ではアクシズの港に停泊する朱色と赤紫で塗り分けられた名称不明の艦(ブリッジは一般用)や、第45話では朱色一色の艦(ブリッジは不明)も登場している。

機動戦士ガンダムUC』では宇宙世紀0096年にも「袖付き」によって運用されており、OVA版のep7では2隻のうち1隻がネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲の直撃を受けて轟沈(ブリッジは一般用)、もう1隻は中破し後退している(台詞にのみ登場)。

漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』では、火星のジオン残党組織「ジオンマーズ」製の艦が登場。基本設計はアクシズ製と同じだが[39]、ロケット・エンジンの配置などムサイ級により近い外観となっている。また、「戦艦」に分類されている[39]。チェスター艦隊の主力として(数は「1ダース強」とされる[39] )アクシズの加勢に向かい、その後地球からの移民を乗せた輸送船団を護衛する形で火星に帰還する。

ミンドラ[編集]

Mindra[25]

艦体色は黄橙色で、ブリッジはアンテナ装備型。グレミー・トトが指揮をとり、「エンドラ」援護のためコロニー「ムーンムーン」に向かうが間に合わず、同艦の生存者を乗せてアクシズへ帰還する。地球降下作戦の際にはグレミーがサンドラに移乗したため、ラカン・ダカランが指揮官となる。降下後はオウギュスト・ギダンが指揮をとっているが、それ以前にも彼は本艦の指揮官を務めていたことがあるらしい[注 9]。オウギュストがサンドラに移乗して以降は不明。

サンドラ[編集]

Sandra[25]

艦体色は青で、ブリッジはアンテナ装備型。地球降下作戦の際にグレミー・トトがミンドラから移乗して指揮官となる。冷凍睡眠装置を搭載しており、プルツーらプルシリーズをコールド・スリープさせている区画がある。降下後にサイコガンダムMk-IIを受領し(その際、艦後部に臨時収容デッキが設けられている[40])、アーガマ襲撃のためコロニー落着直後のダブリンに赴く。その後宇宙に戻り、アクシズ防衛の任に就くが、グレミーが謀反を起こしアクシズを制圧、グレミーがグワンバンに移乗したあとはラカン・ダカランが指揮官となり、反乱軍としてハマーン・カーンの正規軍と交戦する。

『ジ・アニメ』1986年9月号掲載の「第1回「ガンダムΖΖ」ここまで書いていいのかな?」では、上記以前にラカンが指揮をとり、サイド1コロニー「アルカディア」を38時間で制圧する。のちに漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』でも取り上げられ、艦載機にドライセンドムが確認できる。

エンドラII[編集]

Endra II

強化人間となって復帰したマシュマー・セロに与えられた艦。艦体色やブリッジは初代「エンドラ」と同様だが、武装が強化されたともいわれる[38]サイド3宙域でネェル・アーガマやグレミー・トト反乱軍と交戦する

映像作品以外(エンドラ)[編集]

インドラ (Indra)
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』に登場。艦長はフェアトン・ラーフ・アルギスで、艦体色は彼のパーソナル・カラーである銀色。ブリッジは一般用。サイド1コロニー「ブリガドーン」を376時間で無血平定する。その後、エゥーゴやティターンズ残党からMSパイロットを引き抜き、ニューヤーク攻略戦やアクシズ防衛戦に参加する。艦載機はカプール、ドライセン、ハイザックなど。
パンドラ / シンドラ
漫画『ジオンの幻陽』に登場。ブリッジは一般用。ニューヤーク攻略戦からインドラの僚艦となり、アクシズ防衛戦にも参加。艦載機はバウドップIIオッゴなど。
ミランドラ
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場。新生ネオ・ジオン軍の親衛隊所属で、艦長はアルトネージ少佐。ブリッジは一般用だが、2本のアンテナが追加されている。宇宙世紀0090年にチベ級ティベ型「ティカル」とともにザンジバル改級「キマイラ」と交戦するも撤退し、コロニー「スウィートウォーター」に帰還する。艦載機はバウ。
ランドラ
「第1回「ガンダムΖΖ」ここまで書いていいのかな?」の文字設定が初出。キャラ・スーンが指揮官となり、サイド1コロニー「エルドラド」を19時間で制圧する。漫画『ジオンの幻陽』でも取り上げられ、艦載機にR・ジャジャガザEなどが確認できる。外観は不明。なお、『ΖΖ』第45話では、キャラは緑色のエンドラ級(ブリッジはアンテナ装備型)から出撃している。
リエンドラ
漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場。ネオ・ジオン軍の残存艦のひとつで、宇宙世紀0089年のサイド2コロニー「オリンポス」近傍でのエゥーゴとの2度目の戦闘に参加、ハマーン・カーンを名乗る人物が母艦として座乗する。
レジェンドラ (Legendra)
ガンダムエース』2003年9-10月号掲載の松田未来の漫画「皇女陛下のレジェンドラ号」に登場。艦長はベルグ・スレイで、ブリッジは一般用。サイド1コロニー「エリュシオン」の無血平定を図るが、駐留する連邦軍の警備隊がクーデターを起こし戦闘となる。市民の盾となり損傷を受けつつも鎮圧に成功するが、乗員および市民に犠牲者を出したため撤退する。その後の消息は不明とされる。

目次へ移動する

ムサカ[編集]

諸元
ムサカ
MUSAKA[25] / MOUSSAKA[41]
分類 軽巡洋艦[42]
艦級 M級[41] / ムサカ級[43] / ムサイ級[42]
所属 新生ネオ・ジオン / 「袖付き
全長 160m[41]
武装 連装メガ粒子砲X4[43]
ミサイル発射管X6[43]
対空機銃X12[41]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場。ムサイ級の発展型であり[44]、そのためムサイ級に分類されることもある[42][45](「M級」とする資料もある[41])。

エンジン・ユニットはムサイのように支柱を介さず、直接艦体側面に接続する形となっており、コムサイも接続されていない。電撃作戦の展開が可能なようにエンジンの出力を向上したため[43]、艦底左右に翼状の折りたたみ式の放熱フィンをもつ[46]。艦首の三角形断面の両側面に斜めに2つのMSカタパルトをもつ。主砲は前方2基、後方1基、艦底1基装備するが、旗艦であるレウルーラの副砲クラスの威力しかない[46]

塗装はムサイからの伝統の緑ではなく、レウルーラ同様の赤で、艦体側面には何番艦であるかを示す識別用のラインが書かれている。

ネームシップ(5番艦)はルナツーに偽装投降する囮艦隊の旗艦を務める。最終局面ではアクシズに肉薄するロンド・ベル艦隊に突撃するが、以降の消息は不明(小説版では最後の核ミサイルで轟沈)。

漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では宇宙世紀0090年に開発中の新型巡洋艦として本級の設計図が登場する。"NEW M-SIZE CRIUSER" と記されており、ホルスト・ハーネスによれば「名前はまだ無い」。その後、竣工した1隻(識別用のラインは記されていない)にシャアが座乗し、試験航海を兼ねて単艦でコンペイトウ宙域の視察に向かっている。艦長はロレンソで、シャアのフィッター・エンジニアのアルレット・アルマージュやフィッター・パイロットのダントン・ハイレッグも乗艦している。

同型艦(ムサカ)[編集]

ネオ・ジオン艦隊の主力艦であり、同型艦が11番艦まで確認されているが[46]、13番艦まで建造されたといわれる[43]。劇中で明確に判別できるのはネームシップのムサカのほか、ルナツーの核兵器を搭載してアクシズに繋留されていた4番艦がある。この艦は小惑星アクシズと一緒に降下し低高度で起爆して核の冬を起こすと同時に地球を放射能汚染する予定であったが、νガンダムによって撃沈されている。その他の艦も、何番艦であるかは識別用のラインで判別できる。

小説版『機動戦士ガンダムUC』では、宇宙世紀0096年までに数隻が就役しており9隻が「袖付き」所属のテニスン大佐率いるテニスン艦隊に編入され、2隻が「袖付き」旗艦レウルーラに随伴している。ほかにも1隻がパラオ攻略戦中に宇宙港内で沈んでいる。MSは最大6機搭載可能で、テニスン艦隊の艦載機はガザD、ガ・ゾウム、ズサ、ギラ・ドーガギラ・ズール[47]。艦体色は緑[48]

ムサック
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場。地球に落下しようとするアクシズのテール・ノズルを狙うνガンダムのハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの砲撃の盾となり、轟沈。何番艦かは不明。
ガロム、グスコー、シャルネ
小説版『機動戦士ガンダムUC』に登場。いずれもテニスン艦隊所属。ガロムは同艦隊旗艦で、艦長はテニスン大佐ではない人物が務める。グスコーの艦長はガジュマル中佐。

目次へ移動する

RFムサイ[編集]

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。名称は『SDガンダム GGENERATION WORLD』より。

オールズモビルが運用する宇宙巡洋艦。『フォーミュラー戦記0122』ではゲーム本編には登場せず、シャルル艦隊の3隻がグラフィックで確認できるのみである。外観はムサイ級最終生産型に近い。

目次に戻る

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ テレビ版第4話で、連邦軍のワッケイン少佐が「ムサイごとき軽巡洋艦」と発言している。
  2. ^ EX ムサイ 1/1700 外箱の解説より。
  3. ^ 肉薄したGファイター1機によってあっさりと撃沈されたこともある。またソロモン戦では、接近するGファイターを迎撃するのに主砲を乱射した結果、正面にいた味方のムサイを撃沈した艦もいる。IGLOO第3話の模擬戦において直上を取ったヅダ小隊を迎撃するムサイは艦をロールさせ仰角の不足を半ば強引に補っていたため、主砲も両用砲としての運用を本来は想定されていなかった様である。
  4. ^ 大河原も放送終了直後のインタビューで同様の発言をしている[10]
  5. ^ テレビ版第5話より。
  6. ^ OVA『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第2話に登場する「コムサイ280」が、空中で後部ハッチよりモビルタンクヒルドルブを投下している。
  7. ^ 当初の設定では作画ミスとの指摘もあったため、後にガウ自体のサイズ(小説版による初期設定で全長、全幅共に50m)がコムサイに合わせて大型に改訂されている[要出典]
  8. ^ 劇中のセリフでは「臨界点、沈みます」のみ。もっとも、現実の核融合炉は、原理的に暴走による爆発は起こさない。
  9. ^ 『ΖΖ』第32話のオウギュストの死に際の台詞は、「俺はミンドラを俺の手に戻した」である。

出典[編集]

  1. ^ 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』683頁。
  2. ^ 『講談社ポケット百科シリーズ35 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション3 連邦軍編』1984年7月、159頁。
  3. ^ 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 完全設定資料集』エンターブレイン、2007年5月、124頁。
  4. ^ a b c d e 『TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック1』講談社、1981年3月、124頁。
  5. ^ a b c d e 大河原邦男・松崎健一監修、『ファンタスティックコレクション・スペシャル 機動戦士ガンダム・マニュアル』朝日ソノラマ、1981年3月。
  6. ^ IGLOO公式ホームページの3Dモデル、及びEXムサイ 1/1700 模型外観より。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 「MECHANICAL - 第1話 U.C.0079」『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト。
  8. ^ 『アニメーション「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」キャラクター&メカニカルワークス 上巻』KADOKAWA、2018年3月、94頁。
  9. ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイヴ』メディアワークス、1999年6月、69頁。
  10. ^ 『機動戦士ガンダム・記録全集2』日本サンライズ、1980年5月、211頁。
  11. ^ a b c d e f 『テレビマガジン』1981年2月号付録『機動戦士ガンダム大事典』上巻(講談社)
  12. ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイブ』メディアワークス、1999年6月、170頁。
  13. ^ a b c 「060 旗艦型ムサイ級軽巡洋艦ファルメル」『機動戦士ガンダム MSVコレクションファイル[宇宙編]』講談社、1999年11月。
  14. ^ OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』劇中のファルメルのモニター表示より。
  15. ^ 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』53頁。
  16. ^ ガンダムセンチュリー』47頁。
  17. ^ a b c 「059 ムサイ級軽巡洋艦キャメル」『機動戦士ガンダム MSVコレクションファイル[宇宙編]』講談社、1999年11月。
  18. ^ a b OVA『MS IGLOO -黙示録0079-』第3話に登場。
  19. ^ a b 「MECHANICAL - Episode 1 U.C.0079(英語版)」『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト。
  20. ^ a b c d 『ニュータイプ100%コレクション20 機動戦士ガンダム0083「作戦計画書」』角川書店、1993年11月。
  21. ^ a b c d e f g h i j k 『ケイブンシャの大百科別冊 機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー 略奪編』1991年12月、60頁。
  22. ^ 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.2 一年戦争編(後)』角川書店、1999年9月、129頁。
  23. ^ 『機動戦士ガンダム 一年戦争全史【上】』学習研究社、2007年3月、90頁。
  24. ^ a b c 『コミックボンボンスペシャル84 機動戦士ガンダム0083 MS WARS』講談社、1992年11月、142-143頁。
  25. ^ a b c d e f g h i j k l 『ガンダムメカニクス6』ホビージャパン、2000年6月。
  26. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑』バンダイ、1991年8月、85頁。
  27. ^ 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、73頁。
  28. ^ a b c 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 VOL.1』バンダイ、1989年7月、117頁。
  29. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑 PART.1 一年戦争編』バンダイ、1989年2月、76頁。
  30. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、21頁。
  31. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』KADOKAWA、2010年8月、130頁。
  32. ^ a b c d 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1989年3月、70-71頁。
  33. ^ a b c d e 「MOBILE SUIT GUNDAM ΖΖ SPECIAL BOOK」『アニメディア』1986年6月号第1付録、学習研究社、22頁。
  34. ^ a b c 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機 大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、22頁。
  35. ^ a b c d 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、58頁。
  36. ^ a b 別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.1』学習研究社、1986年10月、103頁。
  37. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、33頁。
  38. ^ a b 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、16頁。
  39. ^ a b c 「第2章 双極のアルカディア2-2」32頁、「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  40. ^ 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、63頁。
  41. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機 大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、23頁。
  42. ^ a b c 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、34頁。
  43. ^ a b c d e 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、62-63頁。
  44. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑】』バンダイ、1991年8月、81頁。
  45. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑】』バンダイ、1991年8月、30頁。
  46. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション10 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』角川書店、1988年5月、63頁。
  47. ^ 小説『機動戦士ガンダムUC』第9巻より。
  48. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』KADOKAWA、2010年8月、139頁。

関連項目[編集]