ペイルライダー (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ペイルライダー (PALE RIDER) は、ゲーム及び漫画作品『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場する架空の有人式人型ロボット兵器。デザインは瀧川虚至[1]

本項目では改良機トーリスリッターなど、派生機の概要も記述する。

機体解説[編集]

諸元
ペイルライダー
PALE RIDER
型式番号 RX-80PR
所属 地球連邦軍→ジオン残党軍
頭頂高 18.0m
本体重量 43.7t
全備重量 56.7t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
出力 1570kw
推力 103200kg
武装 ビーム・サーベル×2
頭部バルカン砲×2
腕部ビーム・スポットガン×2
90mmマシンガン
180mmキャノン
ハイパー・ビーム・ライフル
ジャイアント・ガトリングガン
脚部3連ミサイル・ポッド×2
陸戦用強化シールド
シールド
以上はクロエ搭乗時が使用
ジャイアント・バズ
ビーム・ナギナタ×2
ザク・マシンガン後期型
MMP-80マシンガン
大型ビーム・マシンガン
脚部6連装ミサイルポッド×2
以上はヴィンセント搭乗時が使用
搭乗者 クロエ・クローチェ
ヴィンセント・グライスナー(漫画版)

連邦軍のレビル派の高官、グレイヴによって立案されたMS開発計画「ペイルライダー計画」の中心機体。

当初は一年戦争時点での最新技術を導入した次世代MSとして開発が進められていたものの、莫大なコストによって試作機が4機完成した時点で量産化は断念される。しかし、グレイヴは自らの政治基盤を固めるためにそれらの機体を回収して各機にヨハネの黙示録の四騎士の名称を与え、そのうち3機を連邦軍の非正規部隊に与えてデータを採取し、本機にはそれらから得られたデータをフィードバックさせたうえ、クルスト・モーゼスとアルフ・カムラに圧力をかけEXAMシステムのデータの引き渡しを要求し、オーガスタ研究所にてそれを基に完成させた「HADES」を搭載し完成した[2]

バックパックと腕部ビームガンはガンダム4号機5号機のものを流用し、脚部ブースターはジム・スナイパーIIをベースにさらに高出力化し、サイドに増加スラスターを装備している。

各種ハードポイントによって、陸戦・空間戦を問わない機体となっている。陸戦重装型は90mmブルパップマシンガンと180mmキャノンを、空間戦仕様はハイパー・ビームライフルとジャイアント・ガトリングガンを装備する。

本機に搭載されている「HADES」 (Hyper Animosity Detect Estimate System) はEXAMシステムをベースとして開発された特殊システムであり、MSの各種リミッターを強制解放して機体能力を100パーセント解放するとともに、教育型コンピュータの流用で最適解をパイロットに伝達もしくは強制的に割り込んで実行する戦闘補助システムをコアとしている。不完全ながらサイコミュ波の受信による敵思考の先読みも模索されていたが、HADESの起動によってかかるパイロットへの負担には普通のパイロットでは到底耐え切れず、専用の強化処置を施したパイロットが必要と判断された。システムの発動時には頭部カメラが赤く発光し、各部排気口が強制排気により赤熱化するほどの出力となる。

劇中での活躍[編集]

ジャブロー攻防戦で交戦していた連邦軍・ジオン軍双方の特殊部隊の前に突如立ちふさがり、驚異的な性能を見せつけた。その後のア・バオア・クー攻防戦では、ジオン軍の「マルコシアス隊」と交戦するも、隊そのものと相打ちという形でジオン軍に鹵獲された。鹵獲された機体は、後に「トーリスリッター」と呼ばれる機体へ改修されている。

漫画版ではトーリスリッターへ改修される前のU.C.0080年にヴィンセントが搭乗しており、破損箇所をゲルググシリーズのパーツで応急修理している。腰部にゲルググのビーム・ナギナタ、携行武装としてゲルググJの大型ビーム・マシンガン、ドムのジャイアント・バズ、脚部にイフリート改の6連装ミサイルポッドを装備している。連邦に残ったペイルライダー計画最後の機体であるデュラハンを破壊するため、ヴィンセントはHADESを起動させてバーニア出力を限界以上に上げて本機を自爆させて巻き込もうとするが、HADESがバックパックの爆発直前に独自の判断で切り離したので本体部分とヴィンセントは無事だが、左腕、両脚、バックパックは喪失した。

同時期に開発された試作機[編集]

RX-80RR レッドライダー
ペイルライダー開発のデータ取得目的で、ジオンの脱走兵で構成される「アグレッサー部隊」に配備された。機体カラーは赤と白。
RX-80WR ホワイトライダー
RX-80BR ブラックライダー
上記の2機の配備先は現時点では不明。


目次へ移動する

ペイルライダー・キャバルリー[編集]

諸元
ペイルライダー・キャバルリー
PALE RIDER CAVALRY
型式番号 RX-80PR2
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
武装 ビーム・サーベル×2
頭部バルカン砲×2
ハイパー・ビーム・ライフル
複合ビームランチャー「シェキナー」
(ジャイアント・ガトリングガン)
(メガ・ビーム・ランチャー)
(マイクロミサイルランチャー)
シールド
搭乗者 トラヴィス・カークランド

漫画版『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場するペイルライダーの量産検討機。

パイロットにかかる負担軽減のため、HADESにはリミッターが付けられ、開発コスト削減のため、ペイルライダーにあった各種ハードポイントや一部武装はオミットされるが、その代替として上下に銃身を持つ複合ビームランチャー「シェキナー」が装備されている。 グレイヴ抹殺の為に宇宙へ上がったスレイヴ・レイス隊によって奪取され、トラヴィスの乗機として使用された。

ペイルライダー・デュラハン[編集]

RX-80PR-3
漫画『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場。パイロットはペイルライダー計画のHADES被験体の一人であるフィル・デール。
PR計画の量産試作機の内の1機。戦後にHADES奪還を目的とするペイルライダー追撃任務で投入され、ヴィンセント達を何度か襲撃する。最後の戦闘でペイルライダー(ヴィンセント搭乗機)に組敷かれて共に湖に沈み、ペイルライダーのバックパック爆発によって大破した。
HADESが搭載されていない事を除けば恐らくキャバルリーとの差は無い。武装はハイパー・バズーカ、ジーライン・アサルトアーマーのヒート・ランス、ジム・ガードカスタムのガーディアンシールド。

ペイルライダーDII[編集]

RX-80PR-4
WEB企画『アナハイム・ラボトリー・ログ』に登場。ペイルライダー・デュラハンを改修した機体。改修はオーガスタ研が担当している。
U.C.0084にティターンズが次期主力機を検討している段階でデータ収集のために運用されており、同年9月、アレキサンドリア級重巡洋艦アル・ギザ所属の第7小隊に配備された。
パーツはデュラハンのファーストロット損失に伴い、新たにセカンドロットとしてティターンズが用意させたもの。組み立ての際にリニアシートの導入、センサー類・アビオニクスの刷新、スラスター類の強化など数々の近代化改修を施し、性能向上が図られている。また、シェキナーも用意されている。
機体は多くのティターンズ機に共通する濃紺色で塗装されている。


目次へ移動する

トーリスリッター[編集]

諸元
トーリスリッター
TODES RITTER
型式番号 AMX-018[HADES]
頭頂高 22.8m
重量 56.8t
装甲材質 ガンダリウム合金
チタン・セラミック複合材
出力 3400kw
推力 123600kg
武装 ハイパー・ビーム・サーベル×2
ビーム・サーベル×2
頭部バルカン砲×2
胸部マシンキャノン×2
ハイパー・ナックルバスター
トライブレード・インコム×6
メガ粒子砲付シールド
搭乗者 クロエ・クローチェ

一年戦争末期にジオン残党が鹵獲したペイルライダーを、アナハイム・エレクトロニクスとの協力で10年間をかけて改修した機体。

HADESは解析不能なブラックボックス化しており、性能を落とさないために搭載している本体部分には一切手を付けず、それ以外の部分を継ぎ接ぎのように強化改修した。HADESの性能を最大限に生かすべく、ドライセンのトライブレードの機能を足したインコム、両肩の隠し腕などHADESが独自制御できる機能を追加した。ただし携行武装は既存機からの流用でガ・ゾウムのハイパー・ナックルバスター、バウのメガ粒子砲付シールドを流用している。

改修に伴い型式番号もネオ・ジオン系列の番号に変更され、名称もヨハネの黙示録の四騎士のペイルライダーから「死の騎士」へと変更された。

目次へ移動する

RX-80[編集]

模型情報」誌上で連載されたメカニックデザイン企画『F.M.S.』(福地モビルスーツステーション)に登場。型式番号がペイルライダーと重複している。

一年戦争終結の直前にフラノ在住の少年が「新型ガンダム」を空想し、CGを用いて描いたという設定の機体であり、実機や実際の開発計画が存在するとされるものではない。また、少年の友人も同じように「GFX-1」という新型ガンダムを空想している。

目次へ移動する

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

関連項目[編集]