陸戦型ガンダム

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陸戦型ガンダム(りくせんがたガンダム、Gundam Ground Type)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ」の一つ。初出は、1996年に発表されたOVA機動戦士ガンダム 第08MS小隊』。

機動戦士ガンダム』に登場する地球連邦軍の試作機「RX-78 ガンダム」の規格落ち部品を基に少数生産された機体で、用途を陸戦に限定することでRX-78とほぼ同等の性能を得ているという設定である。ほかのガンダムタイプにはあまり見られない「量産型」としての設定も特徴で、初期は「量産型ガンダム」と呼ばれていた(詳細は後述)。『第08MS小隊』劇中では、主人公シロー・アマダ率いる第08小隊所属の3機が登場し、のちにシロー機は現地改修型である「ガンダムEz8」へと改造される。のちの漫画やゲームなどのメディアミックス作品にも、主要人物の乗機として描かれている。

メカニックデザインは大河原邦男

本項目では、ブルーディスティニーシリーズなどの派生機の概要も記述する。

機体解説[編集]

諸元
陸戦型ガンダム
Gundam Ground Type
型式番号 RX-79[G] (RX-79(G))
頭頂高 18.0m
本体重量 52.8t
全備重量 73.0t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
出力 1,350kW
推力 52,000kg
センサー
有効半径
5,900m
武装 ビーム・サーベル×2
胸部バルカン砲
マルチランチャー
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
ショート・シールド
バズーカ
ミサイルランチャー
ネットガン
ガンダム・ハンマー 他
搭乗者 シロー・アマダ
カレン・ジョシュワ
テリー・サンダースJr.
ミケル・ニノリッチ

一年戦争時、地球連邦軍はV作戦を発動し、その試作機であるRX-78をロールアウトした。当初はこの試作機の完成後、その運用データをベースとした量産機を生産する予定であったが、地球におけるジオン軍の占領地域拡大を踏まえ、早期の有効戦力を欲した事から試験的な量産機の開発もスタートする事となった[1]。一方で、試作機であるRX-78-2 ガンダムに代表されるRX-78は生産性を度外視した非常に高性能な機体であったため、その性能を発揮するための各パーツの品質管理は厳しいものとなり、要求スペックに満たない規格落ち部品・使われなかった不採用部品が大量に発生することとなった[1]。これを受けて、RX-78のパーツの追試を考慮し、転用したMS全般の量産試験を兼ねた機体としてRX-79の開発はスタートする[1]

これらの理由から、RX-79は連邦軍における量産MS計画初期の機体として扱われる[2]。宇宙戦闘用の装備はすべて取り外し、完全な陸戦用の機体として再設計された[3]。戦時急造された本機だが、内蔵されたデバイスの多くは新規設計となっており、陸戦型ジムと共通規格である[2]。同時にジェネレーター[1]や通信機器等はRX-78からの型落ち品を流用[2]。また、MSを地上で運用する必要から、地上運用に必要な各種装備や整備のための無数のアクセスハッチ、内部空間などを設計に盛り込まれている[2]

陸戦型ガンダムは試作品の試験落ち部品の有効活用を兼ねていたため、主力戦闘部隊向けの兵器でありながら僅か20機程度という極端に小規模な少数量産にとどまった[1]。そのため補修用部品はパーツそのものの希少性から不足しており、機体を修復する際は十分なパーツが入手できない事態も発生した[4]。正規品での補修ができない状況も多数見受けられたが、性能は劣るものの構造が共通している陸戦型ジムの補修パーツや撃破したザクなどジオン製MSの部品を含めたジャンク品を流用して修理されることも多く、多くの現地改修型を生み出す要因ともなった。後述の、中破した機体を改修したシロー機のEz8もその1つである。また、カレン機はアッガイとの戦闘で失った機体頭部を丸ごと陸戦型ジムの物に代えていた。友軍からはジム頭と呼ばれていた。

構造と性能[編集]

コスト削減による構造の簡素化のため、コア・ブロック・システムは省略されているが、ガンダムのものとほぼ同等の性能を持つ高出力ジェネレーターを持ち、装甲もルナ・チタニウム合金で作られる[注 1]など、極めて高い性能を獲得。重力下での戦闘力ならば、RX-78に匹敵するスペックを誇る[2][注 2]
ただし、規格落ちした余剰パーツにより生産が行われた点を考慮し、機体性能にばらつきを出さぬよう、リミッターを設置することにより均一化が図られた[1]。よって同じパーツにより建造されたガンダムに対して、そのリミッターの存在からやや性能が抑えられていたようである。このリミッターは任意に解除(MAXモード)することが可能であるが、機体にかかる負荷の大きさから使用できる時間は限定される。陸戦型ガンダムは20機が、地球連邦軍地上軍(陸軍。E.F.G.F.)下のもと[6]、主に地球上での激戦区のひとつである東南アジア方面軍のイーサン・ライヤー配下の機械化大隊(通称コジマ大隊)に配備された。
本機はその運用目的から陸戦、特に密林、山岳地帯や砂漠での使用に特化した数々の装備が存在する。RX-78では頭部両側面にバルカン砲が装備されていたが本機では廃され、代わりに頭部左側に潜望鏡を内蔵したシュノーケルダクト、右側には通信用アンテナを装備する。コア・ブロック・システムの廃止のためコクピットは腹部から胸部に移され、河川での運用も考慮されてコクピットハッチは上面に配された。運用が重力下に限定されているため、パイロットの搭乗用に昇降リフトを設置し、夜間の運用も考慮されバックパックにサーチライトが設置されている。原型機から空間機動用の装備は取り外されているものの、これらの陸上および実戦部隊向けの装備や改修を施した結果、純粋な試験機であるRX-78タイプに比べ、10t近く重量は増加している。
砂漠地帯での戦闘も十分考えられたため、胸部エアインテーク用防塵フィルター等のオプションパーツが用意され、関節部やマニピュレーターに防護カバーを装着させ防塵化された仕様も存在する[7]。各種オプション装着のため、機体各部に取り付けアタッチメント及び、取り付け作業用の足場なども装備されている。


武装・装備[編集]

陸戦型ガンダムは、連邦軍のMS運用経験がわずかな段階で戦線に投入された[注 3]。連邦軍にとってMSの本格運用は試行錯誤の連続であり、陸戦型ガンダムにも状況にあわせて数種類の武器が用意された。

ビーム・ライフル
型式番号:BLASH XBR-M-79E[8] / P.B.R-0079/A12 S-000011[2]、同S-0000204[9]
陸戦型ガンダムは高出力ジェネレーターを採用した結果、ビーム・ライフルを使用できた。本機のビームライフルは、RX-78のビームライフルとは形状が異なる。当時のビーム・ライフルはまだ量産体制が整っていなかったことから配備が遅れ、劇中では第6話「熱砂戦線」から第08小隊に配備されている。陸戦型ガンダムの他に、陸戦型ジムにも配備された。望遠モードならば10km離れた場所からの狙撃も可能だが、精度は極めて低く、命中には経験と腕が必要だった[10]シロー・アマダ少尉機のビームライフルは第6話でアプサラスIIが発射したビームに切断され、爆発。9話で補充されたが、小隊の弾薬の消耗を均一化させるため、シロー機 (Ez8) は10話で再び100mmマシンガンを装備している。
本格的量産に向けた改装型や、同系統の試作型も存在する。
100mmマシンガン
型式番号:YHI YF-MG100[8] / NF GMG-Type.37/100mm[2]
劇中序盤から終盤まで陸戦型ガンダムの主武装として活躍した連邦軍の主力実体弾兵器。本機だけでなく、陸戦型ジムも装備している[11]。予備マガジンは腰部に装着することができる。小型で取り回しが良い上に、陸戦型ザクIIの胴体を貫通する威力があった[12]。劇中でも、陸戦型ガンダムは100mmマシンガンで多数のザクIIを撃破している。航空機にも有効であり、カレン・ジョシュワ機は第3話で戦闘ヘリを、第4話でドップを100mmマシンガンで撃墜した。同話ではシロー機も本銃でノリス・パッカード大佐操縦のドップに損傷を負わせている。
映像作品の他に、『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』でのブルーディスティニー1号機や、『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』でのホワイト・ディンゴ隊に配備されるジムガンキャノン量産型ジム・スナイパーIIが装備している。
180mmキャノン
型式番号:YHI FH-X180[8] / NFHI GMCa-type.09/180mm[2]
180mmキャノンは長距離支援用であり、僚機との連携により後方から射撃を行う。この武装は非常に大きいため移動時にはマガジンを含め4つのユニットに分解し携行することが可能であった。対MS用成形炸裂弾、徹甲弾、ナパーム弾を任務に応じて使用可能[2]。第4話でサンダース機がアプサラスに2発を命中させたが、アプサラスは無傷だった。第10話「震える山」でもサンダース機が装備しているが、グフカスタムの砲撃で失われた。
バルカン砲
本機はガンダムが頭部に装備していたバルカン砲を左胸部に移し、その下部にはマルチランチャーを装備する。容積に余裕のある胴体部にバルカン砲を装備することで装弾数の大幅な増加を可能としたが、上下左右に旋回できる頭部から胴体部に移しているため照準がつけづらくなり、移動目標への追従性も低下している[13]。コックピット真横に火器を装備することによる、搭乗員の保護という点においても問題を残していた。第2話で、シロー機が水中にいたノリス・パッカード操縦の陸戦型ザクIIに発砲、中破させた。第6話ではシロー機が至近距離からアプサラスに発砲し制御不能にするほどの損害を与えた。マルチランチャーには、発射後の弾頭からネットを展開し敵機を絡め身動きを封じるネットガンや、閃光弾が装填されている[14]
ビーム・サーベル
型式番号:X.B.Sa-G-03[2]
陸戦型ガンダムは脚部(ふくらはぎにあたる部分)の内蔵型サーベルラックにビーム・サーベルを装備する。RX-78と同じ連邦軍標準タイプのビームサーベルであり、外観に細かな差異がある他は基本的に同じ物である。サーベルラックは脚部装甲に内臓される形へ変更されたが、これは地上用故に姿勢制御スラスターや燃料タンクが省略されスペースが空いたことと、防塵対策を兼ねた措置である[15]
ロケットランチャー[注 4]
型式番号:YHI ERRL-TYPE.Doc-04/380mm[8] / NFHI RPHB-type.Doc-04/380mm[9]
陸戦型ジムとの共通武装。密林での取り回しも考慮され、砲身が短いものとなっている。『第08MS小隊』劇中では第3話でサンダース機が装備し、マサドが操縦する戦闘ヘリを撃墜した。
ミサイルランチャー
型式番号:YHI 6ML-79MM[8]
陸戦型ジムとの共通武装。ヤシマ重工製[8]。装弾数6発の追尾性能の高い装備で、カレン機が第3話などで装備した。ミサイルランチャーは陸戦強襲型ガンタンクにも2発分装備されている。
ロングレンジビームライフル
型式番号:BLASH XBR-X-79YK[8]
ブラッシュ社製[8]。主に陸戦型ジムのために配備された装備だが、陸戦型ガンダムでも使用可能[16]
シールド
型式番号RGM・S-Sh-WF/S-00109[2]
シールドはガンダムのものに比べ、取り回しを考慮した小型のものを装備している。RX-78のように、シールドを背中にマウントすることも可能[17]。兄弟機ともいえる陸戦型ジムでも採用された。シールド先端は攻撃にも使用できる他、塹壕を掘ることもできた。物語終盤には増加装甲が施された改良型シールドが新たに配備される。第3話では戦闘ヘリが発射したミサイルの直撃に、第9話ではマゼラアタックの175mm砲の直撃に耐えた。一方で、ガウ攻撃空母の対空機銃でカレン機のシールドが粉砕されている。
ゲーム媒体などでは、OPの1シーンの再現としてよくシールドを地面に刺しその上に180mmキャノンを乗せて撃っている[注 5]。模型ではOPラストの片膝立ちでキャノンを撃っているシーンにシールドを追加したポーズや[注 6]、離れた位置にあるシールドとキャノンを固定させる棒状パーツを使用することで再現している。
尚このタイプのシールドは『機動戦士ガンダムUC』OVA版のepisode 4のトリントン基地攻防戦においてジムIIが使用しているのが確認できる。
改良型シールド
型式番号:RGM・S-Sh-WF/S-00116・Ap-A[9]
従来型のシールドにアップリケ・アーマー[18](リアクティブ・アーマーとする説もあり)を施したもの[18]
ネットガン
弾頭を発射した後にネットを展開する装備。敵機の捕獲等に用いられる[19]
ガンダムハンマー
第2話冒頭や11話でアプサラスIIIの攻撃を受けるガンダムハンマーを装備した本機の姿も確認できる。
ウェポンラック[19]
本機の背部にはウェポンコンテナやパラシュートパックといった様々な装備を取り付けるウェポンラックが存在する。尚、ラックには折り畳み式のサーチライトを備える[19]。装備取り付け用のフォークリフト[2]は展開・収納や高低の調節が可能[注 7]
ウェポンコンテナ[19]
ウェポンラックに装着可能な予備兵装用のコンテナ。コンテナ内部には前述のユニット化した180mmキャノンやロケットランチャー、ミサイルランチャーなどの大型火器を作戦に応じて分解し収納、携行が可能。地上戦では補給線が延び切ることも多く、MS単独で運用する際に役立った。
Bコンテナ
コミックス版オリジナル装備。前述の100mmマシンガンのマガジンの自動給弾装置がついており、小隊単位での戦闘の火力支援となる。モビルスーツのアームを動かさずともコンテナに内蔵されたアームにより自動で給弾されるので、給弾のタイムロスを減らすことができた。
パラシュートパック
陸戦型ガンダム専用に開発された空挺用パック[18]。ウェポンラックには下部にスペーサーを噛ませて取り付ける[16]。上段のパラシュート収納部と下段のロケット部の二段構成となっており、ロケット部の中央はコンテナとなる[16]。パラシュートの展開・降下時にはパックごと分離し、MS本体の肩部に備えたスリングバーを介してベルトで懸架される[注 8]
ニー・アーマー[20]
打撃による格闘戦と、しゃがんだ際の地面への設置性を考慮してスパイクが装備された[15][注 9]。尚、陸戦型ジムにも機構を簡略化した物が装備されている。
頭部装備
本機では頭部からバルカン砲が撤去されたため、頭部左側には索敵用のシュノーケル・カメラが取り付けられた[19]。バンダイより1996年4月に発売されたプラモデルキット「RX-79 ガンダム VS MS-06J ザクII」付属の陸戦型ガンダムには交換装備として頭部右側用の「遠距離通信用パック」や、頭部左側用の「増加バルカンポッド」等も存在した。
その他装備
また、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』ではブルパップマシンガンを使用することができる。胸部マルチランチャーは原作には見られない性能の武装となっている。
HGUC『陸戦型ガンダム 地上戦セット』パッケージCGではジム頭が陸戦用ジムのレール・キャノンの色違いを装備している。

劇中での活躍[編集]

『第08MS小隊』冒頭で密林の中に本機の頭部が転がっており、すでに戦闘に参加し重大な損傷を負った機体があることがわかる。第2話では、第08小隊の他に、ガンダムハンマー(フレイル型のモーニングスター)を装備した第06小隊の機体も登場。これより本格的に戦闘シーンが増え、陸戦型ザクIIを多数撃破したほか、トーチカ陣地などを攻略した。第6話のみサンダース軍曹の機体にミケル・ミノリッチ伍長が搭乗し、アプサラス捕獲作戦に参加した。作戦にあたって小隊全機に貴重なビームライフルが支給されたがアプサラスへの命中は事前に察知され回避されてしまった。その後作戦は失敗し、射撃を担当したミケル機を助ける為、アプサラスに取り付いたシロー機がバルカン砲を至近距離から発砲し、相打ちにするも中破している。以後ビームライフルが本機の標準装備となり、第8話では10km離れた場所から敵MSへの長距離狙撃を成功させた。
物語終盤、本機はジオン軍の猛烈な抵抗により苦戦する光景が増えた。シロー機はEz8に改修、カレン機はアッガイの奇襲で頭部を破壊され陸戦型ジムの頭部に交換、サンダース機もマゼラアタックの175mm砲を脚部に被弾し損傷している。なお唯一決定的な損傷がなかったサンダース機は、ブレードアンテナがグレーの塗装に変更されている。第10話のジオン軍ラサ秘密基地攻略戦では、カレン機がドムに追い詰められ、護衛目標の量産型ガンタンクに逆に助けられる醜態を演じた。直後の戦闘では、08小隊そのものがノリス大佐搭乗のグフカスタムに翻弄されてしまい、どうにかノリス機は撃破したものの、相討ちの形で量産型ガンタンク3機を全て撃破された。

愛称の変遷[編集]

本機RX-79[G]は、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公メカであるが、その設定は従来の一年戦争の設定に矛盾するものであった。従来はRX-78の量産型は=RGM-79 ジム、地球連邦のMSが就役するのはジャブロー戦役以降であったものが、本作ではガルマ・ザビ戦死直後に連邦軍MS、しかもジム以外のRX-78の量産型が存在することになったためである。このため、サンライズの井上幸一が辻褄合わせをおこなった(詳細は機動戦士ガンダム 第08MS小隊の項を参照)。その間主人公メカたるRX-79[G]の愛称が確定せず、各種メディアでさまざまな呼称が使われた。
最も初期の発表では「量産型ガンダム」とされていたが、メディアワークスの出版物では「先行量産型」「ガンダム地上戦装備」、ホビージャパンの関連本では「量産試作型ガンダム」という名前が長らく使用される。そして、バンダイから発売されたプラモデル「1/144 RX-79ガンダム VS. MS-06JザクII」という商品にて、陸戦型のガンダムと紹介され、その頃から「陸戦型ガンダム」と言う名前が使われ始めた。ファンの間では「陸ガン」とも呼称されている。

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ガンダムEz8[編集]

諸元
ガンダムEz8(イージーエイト/イーズィーエイト)
Gundam Ez8
型式番号 RX-79[G]Ez-8 (RX-79(G)Ez-8)
頭頂高 18.0m
本体重量 51.5t
全備重量 71.7t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
超硬スチール合金(ザクIIの部品を流用) 他
出力 1,380kW
推力 52,000kg
センサー
有効半径
5,900m
武装 ビーム・サーベル×2
35mm頭部バルカン砲×2
12.7mm対歩兵用旋回式バルカン
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
シールド 他
搭乗者 シロー・アマダ

アプサラスIIとの戦闘により中破した極東方面軍コジマ大隊第08MS小隊長シロー・アマダ少尉の機体を大規模改修したもの。陸戦型ガンダム自体が品質検査に適合しなかった余剰パーツで建造された機体であったため、戦線での補修用パーツの供給は十分でなく、改修には陸戦型ジムのパーツや現地調達の各種ジャンクパーツなどが利用された[9]。本機はそのような現地改修機の一つである[18]。その際は破損部の補修だけでなく、戦闘データやシロー・アマダ少尉意向をも反映し、より地上戦に適した改装が行われている[18]。なお、Ez8は「Extra-Zero-8」(08小隊特別機)の略である[18]

機体の改修作業は2週間ほどで完了した[21]。頭部V型アンテナを廃止し、ロッドアンテナを採用。この部位も他の兵器の流用となる[9]。陸戦型ガンダム同様に肩部アーマーにはスリングバー[9]を設けている。ここにパラシュートパック用のベルトを取り付け可能[注 8]なだけでなく、展開式に改造されたため、僚機を肩車する事も可能としている[21]。改修により材質のグレードが低下している箇所もあるが、装甲形状の単純化により軽量化と対弾性、整備性の向上が図られている[18]。固定武装として、脚部にビームサーベルを装備している点には変更はないが、それ以外の武装の変更が行われている。携行武装は陸戦型ガンダムの改修機ということもあり、同機の兵装はすべて使用可能であった。

武装
35mm頭部バルカン砲
Ez-8では陸戦型ガンダムが装備していたシュノーケルユニット等がオミットされた事から、新たに装備された[9]。頭部側面には排莢口を設ける[16]
12.7mm対歩兵用旋回式バルカン
陸戦型ガンダムにおける胸部バルカンやマルチランチャーは対人用として威力が過剰であった事から装備された[9]。陸戦型ガンダムの胸部に装備された火器と比べ射角が広く[9]、併設されたセンサーによって照準を行う。
尚、同装備が搭載される胸部装甲板には撃破したザクIIのシールド2枚を利用し、繋ぎ合わせたものを使用している[22]。その装甲板は開閉式となり、整備性を高めている[16]


劇中での活躍
シローの乗機としてジオン公国軍秘密基地攻略作戦に参加し、グフカスタムアプサラスIIIを撃破するが機体は大破、シローも行方不明となっている。
名称の由来
Ez8は「Extra-Zero-8」(08小隊特別機)の略である。機体名の由来は第二次世界大戦期のアメリカ戦車・M4シャーマンの後期生産型であるM4A3E8、通称イージーエイト。また敵の器材を材料にした増加装甲を使うアイディアはT26E4スーパー・パーシングからであることを、デザイナーが雑誌『B-CLUB』のコラムで語っている。
備考
デザイナーは山根公利。また、本機のパイロットであるシローを演じた声優檜山修之は、一番好きなMSにEz8を挙げている。

ガンダムEz8(コア・ブースター装備)[編集]

小説版『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する、Ez8の下半身をコア・ブースターに変更して飛行可能にした機体。アプサラスからアイナを救出するために現場で応急改造され、シローによって片道使用された。武装は盾とマシンガンを装備しているが、空中での回避能力はないに等しい。飛べるかどうかさえわからない機体である上、コア・ブースター自体もどこから調達してきたのかは不明(撃墜機を回収したらしい)。

ガンダムEz8改[編集]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場する機体。この作品でのEz8は、シロー機とは別の不調な陸戦型ガンダムをニナ・パープルトンが改修し、アルフ・カムラの提案でシローの搭乗機となった経緯を持つ。そのEz8を戦場が宇宙に移る際、宇宙用に再び改修を施したものである。なお武装の180mmキャノンが200mmキャノンに変更されている。

続編のゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート2』では設定が変更されており、一年戦争時からシローが乗っていた機体を、グリプス戦役期の技術を導入して改修し性能の底上げを図ったものとなっている。外観こそ変わらないものの、内部メカが時代相応のものに変更されたため、性能は当時のMSにも後れは取っていない。宇宙戦用の機体であるが、『ギャザービート2』以降は汎用機になっている。

ガンダムEz8 ハイモビリティカスタム[編集]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場するEz8改の改造プラン機の1つ。型式番号はRX-79Ez-8/HMC。

ジャンクパーツの中から組み上げた「ベクタードスラスター」と呼ばれる高機動モジュールを装備した機動力重視の機体である。元々陸戦型の機体だったEz8を高機動宙間戦闘に対応させるべく大幅な改修が行われており、装甲と火力を犠牲に高い機動力を実現した。特に脚部装甲は大幅に削除されており、重力下での運用はまったく考慮されていない。武装はビームスプレーガンIIとビームサーベルのみに限定される。

ガンダムEz8 ヘビーアームドカスタム[編集]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場するEz8改の改造プラン機の1つ。型式番号はRX-79Ez-8/HAC。

サラミス級宇宙巡洋艦の主砲を転用した大口径ビーム砲「サラミス砲」を2門装備する火力重視の機体である。バックパックの兵装コンテナはサラミス砲へエネルギーを供給するコンデンサーなどの機器を内蔵したモジュールへと改造されているほか、脚部にはボールのマニピュレーターが移植されている。これにより砲身のぶれを抑え、高い精度で砲撃を行うことができるようになっている。当機は宇宙戦用であるが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION ADVANCE』から汎用機に変更されている。サラミス砲以外の武装は100mmマシンガンとビーム・サーベル。

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ブルーディスティニー[編集]

諸元
ブルーディスティニー
Blue Destiny
型式番号 RX-79BD-1(1号機)
RX-79BD-2(2号機)
RX-79BD-3(3号機)
RX-79BD-3Re(3号機改 ジムヘッド)
全高 18.5m
本体重量 52.8t
全備重量 73.0t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
出力 不明
推力 不明
センサー
有効半径
不明
武装 ビーム・サーベル×2
頭部バルカン砲×2
胸部バルカン砲×2
腹部有線ミサイルランチャー×2
100mmマシンガン
シールド
ビームライフル
搭乗者 ユウ・カジマ(1号機、3号機)
ニムバス・シュターゼン(2号機)
マリオン・ウェルチ(3号機改 ジムヘッド)
スーチー・オコンネル(Ω)

ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』に登場する機体。

地球連邦軍に亡命した元フラナガン機関所属の研究者、クルスト・モーゼスが開発したニュータイプ殲滅システム「EXAMシステム」を搭載した実験機群。名称の通り、製造された機体はクルスト個人の趣味により青く塗装されているのが特徴(3号機のみ例外)。

陸戦型ガンダムをベースに大幅な改修が加えられている。一般のジムの17%増しのジェネレーター出力に加え、各関節部にマグネット・コーティングを試験的に施し運動性を20%向上させている、ホバー走行が可能など、一年戦争当時のMSとしては破格の機動性能を得るに至っている。火力面においても、陸戦型ガンダムの標準装備である胸部機関砲を1門から2門に増備し、腹部両脇には有線式ミサイルを追加装備している。その戦闘能力はEXAMシステムと相まって、単機でMS中隊を壊滅させるほどである。

なお、陸戦型ガンダムベースの機体ではあるが、バックパックと脚部バーニアを換装することで宇宙空間でも戦闘可能。

媒体によって各機体の使用しているシールドがバラバラだった時期が長かったが近年では1号機が陸戦型ガンダムの使用しているものに似た形状の物、2号機はジムコマンドなどが使用する曲線状のシールドに似た形状の物、3号機はRX-78ガンダムやジムの使用するシールドに似た形状の物を装備していることが多くなっている。

1号機[編集]

当初は、陸戦型ジムベースにEXAMシステムを組み込んだ専用の頭部ユニットを搭載した試験機(形式番号:RGM-79BD-1)として開発されたが、陸戦型ジムベースの機体ではシステムの要求する動きに耐えられず目標値に達することができなかったため(小説版によれば、1分も経たずにオーバーヒートした)、RX-79陸戦型ガンダムをベースに新規開発した機体に移植された。その際形式もRX-79BD-1に変更された。本来はこの際にEXAMのデータも移植される予定であったが技術的に困難を伴ったため(HGUC化の際に千葉智宏によって整理された設定では、EXAMシステムが頭部ハードウェアも含み、クルスト博士によって調整されているとされた)、当初EXAMを組み込み試験ベースとして使用されていたジムの頭部が、そのまま陸戦型ガンダムに移植されている。当初は「ジム・ブルーディスティニー」とも呼ばれていたが、2号機、3号機が登場したことで、この名前で呼ばれることは少なくなった。

当初の試験では暴走を繰り返し、搭乗パイロットはそれによるあまりの過負荷に耐えられず死亡した。パイロットを失い暴走した機体は作戦終了後の友軍部隊を襲撃し、居合わせた「モルモット隊」と交戦し損傷した。この際、機体は完全破壊に至らず、撤退している。アルフ・カムラ技術士官はEXAMシステムにリミッターをかけ、これにより1号機のEXAMシステムは通常50%しか機能しなくなる[23]。その上で実験部隊である「モルモット隊」に配属され、ユウ・カジマの乗機となった。機体そのものが「蒼い死神」の異名を持っている。

EXAMシステムを起動した本機は、ジオン公国軍制圧下のキャリフォルニア・ベース付近に存在したジオンミサイル基地を、単機にて数分で壊滅させるという活躍を見せ、友軍部隊に対するミサイル攻撃を阻止。その後キャリフォルニア・ベース攻略作戦に援軍として参加した最中、ジオン公国軍パイロットニムバス・シュターゼン大尉の駆るイフリート改と交戦、これを退けるも、破損し行動不能と見えたイフリート改の腕部グレネードランチャーから放たれた一弾により、EXAMシステムを積んだ頭部を破壊される(『サイドストーリーズ』版ではニムバスの部下の一人の捨て身攻撃によって破壊)。小説版ではイフリート改を乗り捨て、ニムバスに奪取されたブルー2号機のビームサーベルで頭部を貫かれた。その後の行方は不明。

模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』でバックパックと脚部バーニアを換装した宇宙戦仕様の設定画が起こされた。色指定もゲームの設定画とは若干異なる。劇中のガンプラはビームライフルを使用している[注 10]

ガンダムエースで再コミック化された「ザ・ブルー・ディスティニー[24]」では、頭部右側にシステムのモニタリングのためのアンテナ一体型ユニットが付加され、またEXAM発動時には赤い発光だけでなくバックパックや脚部スラスター・肩アーマーが展開、頭部バイザーが下がるというギミックが付け加えられている。[25]

2号機[編集]

1号機と異なり当初から陸戦型ガンダムをベースに製造されたため、頭部はガンダムタイプとなっている。宇宙空間での運用を想定し、バックパック及び脚部バーニアの換装が行われている。携行武装として陸戦型ガンダムのものと同型のビームライフルとジム・コマンド系のものと同型の曲面型シールドを装備する。「ギレンの野望」などの一部のゲームでは陸戦型ガンダムと同型の物を使用した。2号機のEXAMシステムにはリミッターが設定されておらず、パイロットへの負担、暴走の危険性が非常に高い[26]。HGUC解説によると1号機からの仕様変更を受けた改良型。

ジオン軍特殊部隊によって強奪され、ニムバスの乗機となる。元々は全身が蒼い塗装だったが、イフリート改と同様、ニムバスのパーソナルマーキングとして両肩が赤く塗装された。その後、サイド5宙域でユウのブルーディスティニー3号機と交戦。死闘の果てに相討ちとなり、爆発寸前に3号機を大破させる。直後に本機も爆散し、パイロットのニムバスと運命を共にした。

ブルーディスティニー・Ω[編集]

漫画『機動戦士ガンダム カタナ』に登場する機体。機体色は灰色[27]

シン・フェデラルが、精神感応AIシステム「妖刀」を開発するためにEXAMシステムの解析を目的としてブルーディスティニー2号機をベースに開発した機体だったが、肝心のEXAMシステムのデータが殆どなかったため[注 11]に、一部が独自の理論となった「NEO EXAMシステム」を開発して搭載している。

サイド7にあるシン・フェデラル所有のサブコロニー内に保管されていたが、同施設内でのドルメル・ドゥーエに移植された精神感応AI「妖刀」の起動テスト中に共鳴し、波動に巻き込まれたジオン軍残党のスーチー・オコンネルを乗せて暴走する。

3号機[編集]

本来は1、2号機のパーツ取り用の予備機だったが、強奪された2号機の追撃任務を受け急遽実戦投入された。常時稼動の前にクルスト博士が死亡したため、機体カラーは陸戦型ガンダムと同系のホワイト、ダークブルーとなっている。また、後に本機も宇宙用に改装されている。EXAMシステムには1号機と同様の時限リミッターが設定されており、システムは通常50%しか機能していない[23]

損傷した1号機に代わり、ユウ・カジマの乗機となる。地球上での数回の任務の後、ジオン公国軍のEXAMシステム実験施設コロニー調査任務に投入され、直後に発生したコロニー外部宇宙空間での戦闘で、ジオン軍に奪取されていた2号機と交戦、死闘の末に相討ちとなり大破した(この時の相討ちの仕方には諸説あり、自爆寸前の2号機に組み付かれ大破、爆発寸前の2号機に頭部へバルカンを撃ち込まれ頭部、続いて稼動限界のためか全身も大破、など)。 これによってジオン軍のイフリート改を含むEXAM搭載機はすべて失われ、EXAM計画は闇に葬られた。

本機のビームライフルは1、2号機と異なり陸戦型ガンダムのXBR-M-79Eの改装型であり、本格的量産に向けたデバイスなどが試験的に実装されている。

3号機改[編集]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場する3号機の改修機。登場させるにはイベントを発生させなければ良いのだが、その場合マリオン・ウェルチを仲間にすることができなくなるため、プレイヤーの好みに左右される機体である。

3号機改(ジムヘッド)[編集]

漫画『ガンダムEXA』に登場する機体。

アナハイム社の技術員が大破した2号機と3号機を回収し、戦後に技術研究のために修復した。陸戦型ガンダムのパーツが入手できなかったため、頭部が1号機と同じジム系統のものに変えられている。EXAMシステムは不完全なものしか搭載されていないが、システムの元になったニュータイプ少女マリオン・ウェルチが搭乗することでEXAMシステム発動時とほぼ同様の性能を発揮し、関節部分が発光し、頭部、脚部、バックパックのパーツが展開する。

なお、EXAで描かれたのは世界外部からの干渉によってブルーディスティニー1号機とEZ8の接触(上記の『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』と同様の展開)が発生した、本来とは異なる歪められた世界である。

0号機[編集]

『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』のリメイク漫画版『ザ・ブルーディスティニー』に登場する機体。型式番号はRGM-79BD-0。

原典である『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』にて設定上存在する、EXAMシステムを初めて搭載した陸戦型GMベースの試作機を、『ザ・ブルーディスティニー』の連載にあわせ、ブルーディスティニーをデザインした大河原邦男により新規にデザインされた。なお、0号機という名称はリメイク漫画版の独自設定である。

外観は、後に1号機に搭載されることになる特徴的な頭部はそのままだが、胴体部のエアインテークが大きく、四肢や腰部に同様な排気ダクトが設置され、さらにバックパックから胸部かけて冷却用と思しきパイプが伸びているなど、オーバーヒートによる対策と思しき改装が全身に亘ってなされている。頭部にバルカンを搭載しているがダミーも同然で実質的に非武装機。ブルーの名を冠する機体ではあるが、元より実戦投入などは考慮されていないため、同じく部品取りとして制作された号機と同じ白基調のカラーリングである。

頭部が1号機に移植された後も胴体部分は現在も残されている。

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スレイヴ・レイス[編集]

諸元
スレイヴ・レイス
SLAVE WRAITH
型式番号 RX-79[G]SW
全高 18m
本体重量 53t
全備重量 不明
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
出力 1,350kW
推力 53,000kg
センサー
有効半径
不明
武装 ビームライフル
100mmマシンガン
ロケットランチャー
胸部バルカン砲
マルチランチャー
ショート・シールド
ビーム・サーベル
搭乗者 トラヴィス・カークランド

ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場。

陸戦型ガンダムをベースに強化改修したカスタム機体。主にセンサー、光学カメラ、通信機器が最新のものになっており、それに伴って頭部形状が変化している。バックパックも高出力型に換装され、装甲にも開発中の試作装備を施されている[28]

名称は、同機が配備された部隊「スレイヴ・レイス」(犯罪者の罪状抹消を条件に連邦軍高官の1人が民間軍事会社のごとく結成した特殊部隊)に由来する。本来は別部隊に配備される予定であったが、同隊に所属するドリス・ブラントの書類偽造によってレイス隊へ配備され、隊長のトラヴィス・カークランドの乗機として運用された。

フルアーマー・スレイヴ・レイス[編集]

漫画『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場。型式番号はRX-79[G]WR。

ペイルライダーとの戦闘で損傷したスレイヴ・レイスを修復し、改修した機体。 ウェラブル・アーマーを機体各所に装着して防御力を高め、背部にバーニア、ミサイルランチャー、鹵獲したグフカスタム用のガトリングガンを搭載した改造ウェポンラックを装備したほか、2連装マシンガン、脚部ミサイルポッドなどを搭載し、重装甲重武装の機体に生まれ変わっている。

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NT用量産型ガンダム[編集]

読者参加型ゲーム『機動戦士ガンダム G-STRATEGY』に登場。型式番号はRX-79(G)NT。

陸戦型ガンダムをベースに開発されたニュータイプ専用機。宇宙空間での運用も可能であり、機体のレスポンス向上のため関節部に改良が加えられているほか、活動可能時間の制約が厳しい試作型の脳波コントロール装置も搭載されている。武装は陸戦型ガンダムが用いるものの一部のほかにミサイルランチャーを装備することができるが、オールレンジ攻撃を可能とする武装は持たない。

陸戦型ガンダム(サンダーボルト版)[編集]

諸元
陸戦型ガンダム
形式番号 RX-79[G]
武装 ビーム・ライフル×1
ビーム・サーベル×2
ビーム・ジャベリン×1
シールド×1
搭乗者 モニカ・エル・ビアンキ[注 12]

漫画、アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第2部、および外伝『砂鼠のショーン』に登場。

『第08MS小隊』で登場した機体と異なり、頭部がガンダムタイプであること以外はジム(サンダーボルト版)そのもの[29]であり、コックピットも胸部ではなくジムと同様腹部に設置されている。また、額のブレードアンテナの代わりに地球連邦のエンブレムをつけていることが特長。一年戦争後の地球が舞台の第2部においてスパルタン隊の主力MSとして配備されており、同隊の隊員からは「顔だけの偽物が増えた」と機能がジムと変わらない本機のことを皮肉られている。しかし、バックパックのスラスターはジムのものより大型であるほか、足部がホバークラフトとなっているなど、ジムに比べて重力下における機動性は高い機体とされる。『砂鼠のショーン』に登場する機体は、カラーリングが赤茶基調で、頭部形状も異なり、四肢など機体各所に防塵処置がなされている。

なお、第1部のア・バオア・クーへの強行突入部隊に頭部形状が同一の量産型ガンダムが登場するが、こちらはジムの機体そのままに頭部のみを換装した「ガンダム・ヘッド」と呼ばれる機体で、あくまでもジムのバリエーション機である。

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局地型ガンダム[編集]

メカニックデザイン企画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MOBILE SUIT DESCOVERY』(MSD)に登場。

漫画・アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の世界観において、陸戦型ガンダムや水中型ガンダムの原型となった機体。

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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当初、連邦軍は開発中の量産MSを、ルナ・チタニウム装甲標準装備として計画していたのだが、コスト・生産性の面で問題があり、結局ジムシリーズはチタン・セラミック装甲に改められた。
  2. ^ 劇中でも本機に搭乗して陸戦型ザクIIを撃破したサンダース軍曹は、本機とジムとのパワーの差に驚いている[5]
  3. ^ 『MSIGLOO-一年戦争秘録-』第2話で登場したセモベンテ隊のように、鹵獲したザクを使用した連邦軍MS部隊が0079年4月の段階で存在した。連邦軍にとってMSの部隊運用は初めてではない。
  4. ^ 「ハイパー・バズーカ(地上用)」とする記述も存在する[9]
  5. ^ 実際には遠近法で乗せて撃っているように見えるだけであり、明らかに機体とシールドのサイズが異なっている。前記のシーンを陸戦型ガンダムは膝をつかない中腰に近い状態で、砲門はやや下向きになっており、動画で見るとおいていないことが一目瞭然である。
  6. ^ プラモデルHGUC No.79 RX-79[G] 陸戦型ガンダム』ではシールドを直立させられるバイポットや、『MG No.27 RX-79[G] 陸戦型ガンダム』ではシールドと180mmキャノンを接続固定できる治具が付属する。
  7. ^ 設定画稿を参照[19]
  8. ^ a b 設定画稿を参照[16]
  9. ^ 『第08MS小隊』に登場した陸戦型ザクIIは、右肩のシールドにもスパイクを装着している。
  10. ^ HGUCの設定でのみ、1号機はビームライフルを運用できないとある。
  11. ^ ただしHGUCでの設定によると、クルスト博士以外には複製はおろかエミュレーターすらも制作不可能としている。
  12. ^ 外伝『砂鼠のショーン』で搭乗。

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e f 「電撃データコレクション 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝2」メディアワークス、1999年5月、52-56頁 (ISBN 978-4840212205)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l プラモデルキット「1/100 MG RX-79(G)陸戦型ガンダム」組立説明書参照
  3. ^ 「アナザーセンチュリークロニクル 機動戦士ガンダム 一年戦争全史 下巻」学研、2007年4月、74頁 (ISBN 978-4-05-604614-4)
  4. ^ 双葉社「モビルスーツ全集5 ガンダム&V作戦BOOK」双葉社、2012年5月、40-42頁 (ISBN 978-4575464658)
  5. ^ 『第08MS小隊』第2話
  6. ^ 「1/35 UCハードグラフ 地球連邦軍 陸軍MS小隊ブリーフィングセット」
  7. ^ メディアワークス「電撃データコレクション 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝2」(ISBN 978-4840212205) 15頁参照
  8. ^ a b c d e f g h 『マスターアーカイヴ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、92-98頁。(ISBN 978-4797371239)
  9. ^ a b c d e f g h i j プラモデルキット「MG 1/100 ガンダムイージーエイト」組立説明書参照
  10. ^ 『第08MS小隊』第8話
  11. ^ 『MSIGLOO2-重力戦線-』第3話、オデッサ作戦では100mmマシンガンを装備した陸戦型ジムが激戦を繰り広げた。
  12. ^ 『第08MS小隊』第2話より。第10話で戦ったグフカスタムのシールドには弾かれている。
  13. ^ 『第08MS小隊』第10話、カレン機とグフカスタムの戦闘など。
  14. ^ 『第08MS小隊』第2話。シロー機が水中で使用。
  15. ^ a b 『マスターアーカイヴ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、74頁。(ISBN 978-4797371239)
  16. ^ a b c d e f 『NEO COMICS 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 フィルムコミック 8 軍務と理想』辰巳出版、1998年9月、102-105頁。(ISBN 4-88641-334-X)
  17. ^ 『第08MS小隊』第6話、アプサラス戦におけるカレン搭乗機。
  18. ^ a b c d e f g プラモデル『HG RX-79[G] ガンダムイージーエイト』説明書、バンダイ、1998年2月。
  19. ^ a b c d e f 「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 オフィシャルアーカイブス」一迅社、2014年1月、38-39頁 (ISBN 978-4758013499)
  20. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー RX-79[G] 陸戦型ガンダム」バンダイ 2007年6月 組立説明書参照
  21. ^ a b 学研アニメV」1998年4月号 40-41頁 山根公利による解説参照
  22. ^ 「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 オフィシャルアーカイブス」一迅社、2014年1月、99頁 (ISBN 978-4758013499)
  23. ^ a b ゲーム『機動戦士ガンダム外伝3 裁かれし者』ステージ3、アルフの台詞より。
  24. ^ 月刊ガンダムエース2015年11月号より。シナリオ:千葉智宏(スタジオオルフェ)、メカニックデザイン:大河原邦男・NAOKI、漫画:たいち庸
  25. ^ 月刊ガンダムエース2015年11月号38頁。これはモノクロページが主になるコミックでEXAM発動時の変化を読者が認識しやすくするための配慮でもある。モニタリング用のユニットはモルモット部隊に配属されてから追加される装備である。
  26. ^ ゲーム『機動戦士ガンダム外伝3 裁かれし者』ステージ4、アルフの台詞より。
  27. ^ HG 1/144 ブルーディスティニー2号機 オメガカラー(プレミアムバンダイ)
  28. ^ 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリング
  29. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第5集限定版付録冊子『MSイラストレーション』38頁より。

関連項目[編集]