百式 (ガンダムシリーズ)

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百式(ひゃくしき、HYAKU-SHIKI)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ」 (MS) の1つ。初出は、1985年放送のテレビアニメ機動戦士Ζガンダム』。

作中の軍事勢力の一つである反地球連邦組織「エゥーゴ」の試作機。元々は可変型ガンダムタイプMSとして設計されていたが、技術不足からこれを断念し、通常のMSとして完成した。全身に施された金色の特殊塗装と肩に描かれた「百」のマーキングが特徴で、高い機動性と運動性を発揮する。

『Ζガンダム』劇中では、「クワトロ・バジーナ」の偽名でエゥーゴに参加している元ジオン公国軍大佐「シャア・アズナブル」が搭乗し、続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』では、主に「ガンダム・チーム」の一員である「ビーチャ・オーレグ」が搭乗する。

メカニックデザインは、永野護のラフ画を基に藤田一己が行った。

当記事では、そのバリエーション機についても記述する。

機体解説[編集]

諸元
百式
HYAKUSHIKI
TYPE-100
型式番号 MSN-00100
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 18.5m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 1,850kW
推力 18,700kg×4(背部)
(総推力)74,800kg
センサー
有効半径
11,200m
武装 60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル(型式番号BR-M-87及びBR-M-87BB)
クレイ・バズーカ(型式番号AE/ZIM.C-BAZ-531)
メガ・バズーカ・ランチャー
トリモチランチャー
搭乗者 (メインパイロット)
クワトロ・バジーナ
ビーチャ・オーレグ
モンド・アガケ
(一時的に搭乗)
ジュドー・アーシタ
アポリー・ベイ(小説版)
その他 姿勢制御バーニア×12

エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」で開発されたアナハイム製ガンダムの1機。

型式番号
型式番号は リック・ディアス(MSA-099 もしくは RMS-099)の次なので100が予定されており、名称もそれに併せ、開発主任のM.ナガノ博士により「百年使えるMS」という願いを込めて百式と名付けられた[1]。しかし結局、型式番号は博士にとっての最初のプロジェクトのためにMSN-001とするべきという意見もあったため、博士の主張によりMSN-00100と付けられた。MSNのNはM.ナガノ博士のイニシャルであり[1]、00100はMSA-100とMSN-001のダブルミーニングということになった。
しかし、5桁の型式番号は扱いにくく、本来の予定や機体名の影響からMSN-100と呼ばれることが多かった。本機は何度か設計変更が行われているため、型式番号については諸説あり、判然としない。「γガンダム」とも呼ばれるリック・ディアスの次に開発されたため、開発コードδが与えられ、百式にδガンダム(デルタガンダム)の名称が当てられるようになった[2]。機体名称に伴い両肩に漢字の「百」がマーキングされた。
対ビーム兵器
グリプス戦役時においてビーム兵器は既に標準装備であったため、MSのビーム対策は装甲による防護から機動性による回避へとシフトしつつあった[3]。そこで百式には機体の軽量化に加え、機動性および運動性の向上によってビームを回避(対応)する、という案が採用された[4]
回避行動、機体の軽量化においてシールドは不要になったため装備されていない[4][注 1]
金色の外装
この機体の最も特徴的なものとして金色の外装があげられる。これは耐ビーム・コーティングとしての効果を持つエマルジョン塗装の一種であり[1]、資源衛星で偶然発見された特殊材料を調合し生成された皮膜剤を用いた「真正コーティング」が施されている[5]。しかし、普通のMSよりは十分に耐えられるものの期待していた性能までは出せず、シミュレーション上で仮想敵のアムロ・レイが搭乗したRX-78-2 ガンダムと戦闘を行った際に同じ場所に3発被弾して敗れている[6][注 2]
この塗装には処理の過程で金属光沢をもたらす薄膜ラミネート処理もなされており、「超強化プラスチック」としても定義付けられるものである[4][注 3]
高い運動性能
リック・ディアスよりも高度なムーバブルフレームと12基の姿勢制御バーニアに加え、バックパックのウイング・バインダーによるAMBACの向上により高い運動性を誇る[8]。百式のバックパックは任意に着脱が可能であり、『機動戦士ガンダムΖΖ』第39話では、バインダーごとバックパックを敵機に向けて射出し、相手の意表をついたこともある。
デュアルアイ
頭部にはImage Directive Encode (IDE) システム(画像管理型符号化装置)と呼ばれるセンサーを採用しており、精密照準時などには赤く発光する走査パターンが見られる[1]。加えて、これと並行する形でガンダムタイプ特有のデュアルアイも内蔵されている[4][注 4]
ピーキーな調整
百式はクワトロ専用機として配備されることを前提としていたため、彼の技量に合わせたピーキーな調整が施され[4]、機体性能を100%引き出すには極めて繊細な操縦技術が必要とされた。『ガンダムMSグラフィカ』では、同一機体であってもクワトロ大尉が搭乗した仕様と大改修を受け第一次ネオ・ジオン抗争に投入された仕様が存在したとされている[5]。後者の仕様は開発主任M・ナガノ博士が関わっていないこともあり、対ビーム・コーティングの皮膜剤の性能低下やピーキーな操縦性の見直しなど、大改修時に幾分デチューンされて性能が落ちたとの記述もある[5][7]。また、『ΖΖ』公式サイトでも「グリプス攻防戦で大破した機体をマイナーチェンジした2号機」と記述されている[9]
派手な金色のビーム・コーティングに関しては、ナガノ博士の強い要望にパイロットであるクワトロ本人が理解を示したことで実施されたという。百式はグリプス戦役終盤に大破するものの、第一次ネオ・ジオン抗争時に再配備され、ガンダム・チームの一角を担っている。

開発経緯[編集]

本機はまず非可変型MSとして設計され、その後可変型MSへの転用を検討、最終的に再び非可変型MSに差し戻された開発経緯を持つ[10]。元々、エゥーゴは試作型のムーバブル・フレームを保有しており[11]、リック・ディアス以後の機体として格闘戦用MSのフレーム設計も行っていた[12]。その後、開発の途中でフレームを可変MSに転用する案が持ち上がる[11]。可変MS「デルタガンダム」として設計されたこの機体は、コンピューターによるシミュレーションの段階で[13]変形時のバインダーの耐久性と駆動部のストレス、ムーバブルフレームの強度の問題が解決できず、可変機としての開発は一度断念され[14][注 5][注 6]、可変機構導入の失敗から通常のMSに設計が戻された[11]。機体自体のポテンシャルが高かったこともあり[1]、その後、ガンダムMk-IIのムーバブルフレームのデータを受けて開発が再度進み[1][注 7]、非変形型のMS百式として完成している[1][注 8]。可変機として設計された名残として、バックパックにフレキシブル・バインダーが装備されている[4]。それ自体が可動肢として作動することで、AMBACや大気圏の整流作用などで機体の運動性を向上させている[17][注 9]。当初の目標であったデルタガンダムは、0090年代にデルタプラスとして再設計、また設計データを流用し百式系列唯一の可変機として開発に成功している[注 10]

武装[編集]

固定武装として頭部に60mmバルカン砲を2門、腰部にビームサーベル(出力0.4MW)を2基装備している。携行武装としては、主にビームライフル(標準出力2.8MW)や300mmクレイバズーカを用いている。これらの武装はエゥーゴのMSで統一されており、リック・ディアスやネモディジェなどと共通の規格である。

メガ・バズーカ・ランチャー
百式の特徴的な武装。本兵装は百式とほぼ同じ全長のメガ粒子砲であり、本兵装自体にもスラスターが設置されている。
クワトロの要請などにより必要に応じてアーガマのカタパルトデッキから巡航形態で射出され、射撃の際には砲身と左足を掛けるステップアームが伸び、左右の手を掛ける部分が開いて百式本体に固定され、射撃形態をとる。
劇中では、百式の発進後に本兵装が射出されると百式がステップアーム部分に手を掛け、発射時まで担ぐようにしながら戦闘宙域へ向かうシーンが多かった。小説版では本兵装の推力と百式の推力を合わせることで、Ζガンダムの推力と同等になるとされる。絶大な破壊力を持つ一撃必殺の兵器として見られがちだが、実際にはドゴス・ギアのカタパルトを貫通できなかったり、作中でも「大きい目標は1発で致命傷とはいかない」と明言されている。また、発射に必要なエネルギーをチャージするのに時間がかかる上、莫大なエネルギーを必要として随伴機(レストアされたゲルググ)による再チャージを用いても連射が不可能という、極端に扱いが難しい兵器だった。ただし、劇場版ではメタスと連結させることで数回発射している。
最終決戦では、アクシズ軍先陣のガザC部隊を一撃で全滅に追い込んだ。この攻撃でジオン熟練将兵を壊滅させたことが、第一次ネオ・ジオン抗争でのネオ・ジオンの活動に多大な影響を与えた。しかし、ガザC部隊を全滅させた直後に本兵装はハマーン・カーンによって破壊された。第一次ネオ・ジオン抗争では百式が再投入されたものの、本兵装は再投入されなかった。
OVA版『機動戦士ガンダムUC』にも登場。銃架が取り付けられており、ネェル・アーガマの甲板に設置された状態で、コンロイ・ハーゲンセン搭乗のジェガン(エコーズ仕様機)が使用した。
本兵装は宇宙空間でのみ使用され、大気圏内や地上では使用されない。ただし、ゲーム作品では百式の標準兵装として設定され、随伴機を必要とせずに大気圏内や地上でも使用可能となっている。

劇中での活躍[編集]

『機動戦士Ζガンダム』第9話から、クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)大尉の新しい乗機として登場。劇中序盤で一度だけ搭乗したガンダムMk-IIを除き、シャアの搭乗機の中では唯一のガンダムタイプMSでもある。

一般モビルスーツとは段違いに優れた機体性能と、クワトロの高い操縦技術もあり、物語前半ではアーガマの主力として活躍する。ギャプランアッシマーなど、次々と投入されるティターンズの新型機に押されることもあったが、同じくエゥーゴのエースであるカミーユ・ビダンの操縦するガンダムMk-IIやΖガンダムなどと連携してこれらを退け、グリプス戦役を戦い抜く。最終決戦では、メールシュトローム作戦の際にメガ・バズーカ・ランチャーで、キュベレイに追従していたアクシズのガザC部隊を殲滅。その後、パプテマス・シロッコジ・Oやハマーン・カーンのニュータイプ専用機キュベレイとの交戦に突入する。機体性能や搭載武装で圧倒的に上回る最新鋭モビルスーツ両機を一度に相手としながらも、粘り強い戦いでコロニーレーザーの防衛に成功する。最終的にはキュベレイとの戦闘で機体が大破するものの、周囲へ展開されたファンネルによる至近距離からの一斉射撃をすべて回避するなど、非ニュータイプ機ながらもクワトロ本人の技量による離れ業を見せる。テレビ版のラストシーンでは、両脚部を失い大破した百式がコクピットのハッチを開いた状態で宇宙を漂流しているカットが映し出され、その最後を飾る。

『機動戦士ガンダムΖΖ』では、戦力不足のアーガマへ再び配備される。この機体は後のネェル・アーガマ艦長代理ビーチャ・オーレグがメインパイロットを務め、ガンダム・チームの一翼を担って第一次ネオ・ジオン抗争を戦い抜く。この時点ではすでに旧式の機体で、また最大の武器であったメガバズーカランチャーも配備されなかったが、ジュドー・アーシタが搭乗した際にはオウギュスト・ギダンの率いるドライセン部隊を退けるなど、ネオ・ジオンの新型MSとも互角に戦う。最終決戦時にはネェル・アーガマの防衛に就き、無傷で終戦を迎える。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の小説版『ハイ・ストリーマー』では、第一次ネオ・ジオン抗争終戦後に地球連邦政府がほかのガンダムタイプと共にどこかへ秘匿したと設定されている。そのため、アムロ・レイブライト・ノアへΖガンダムや百式をロンド・ベルの主力装備として望むも入手できないことを嘆く描写があり、このことがアムロ専用機νガンダムの建造へ至る遠因となる。

デザイン[編集]

もともと藤田一己はネモをベースとした百式を考えていたが、監督の富野由悠季が「これをクリンナップして使ってくれ」と永野護の描いたラフを手渡したため、永野のデザインを基にした現在の百式となった。永野によると「完成した百式のデザインは100パーセント藤田君のもの」とのこと[18]。しかしながら「M・ナガノ博士」の設定にも見られるように永野がデザインにかかわったことがクローズアップされる傾向にある。「M・ナガノ博士」の設定は当時永野の描いた漫画を売り込みたかった角川書店の創作で、角川書店の出版物から使われ始めた。実際に永野が描いたのは百式の基になったMSのラフ(新ガンダム案)だけで、百式という名称も金色のボディカラーも富野によるアイデアである。永野のラフは「月刊アニメック1985年10月号」に掲載されている。学研ムック「機動戦士ゼータガンダム完全収録」にもよく似たMSのラフが載っているがこちらは背中のバインダーがなく、シールドを装備していたりで、多少印象が異なる。

肩の漢字については元のデザイン画にはなかったが、スポンサーとの打ち合わせの際、口頭で説明しながら富野が描き入れたものである[19]

全身金色の機体というコンセプトは、当時サンライズで赤の塗料が大量に余っていたためガルバルディβマラサイといった敵側の量産型MSが赤系に設定され、またリック・ディアスの色彩をすべてクワトロ機と同じにすることになったことで、赤の優越性が薄らいだため、赤よりも目立つ色を、ということで設定されたものである[要出典]。。

なお、講談社刊小説版『Ζ』単行本第2巻の表紙には、永野デザインによる別の百式が描かれている(ジオン軍風の角があり、カラフルな色彩に彩られるほか、肩には「100」のアラビア数字が書かれている)ほか、『月刊ニュータイプ』誌1993年12月号にも「タイプ100」として全く別の機体が永野によって描き下ろされている(大日本帝国海軍の艦上戦闘機、「零戦21型」を模した明灰白色と黄橙色に彩られ、メガ粒子砲とプルトンドライブ・エンジンを搭載したジオン軍連隊長機との設定)。

ゲーム『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Ζガンダム』におけるティターンズ(ジオン・アクシズ)カラーやゲーム『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における2Pカラーの百式はシャア専用を髣髴とさせる赤色となっている。また、ゲーム『サンライズ英雄譚2』では赤色に塗装したシャア・アズナブル専用機が登場した。

『ガンダムMSグラフィカ』に掲載された百式の開発途上のカラーバリエーション候補には赤色が含まれている[20]

漫画『機動戦士ガンダム U.C.戦記 追憶のシャア・アズナブル』ではアストナージ・メドッソに百式を赤くするかどうか聞かれる場面がある。その後はあるシミュレーションを経て色をそのままにしておくことに決めている。

バリエーション[編集]

デルタガンダム[編集]

諸元
デルタガンダム
DELTA GUNDAM
型式番号 MSN-001
頭頂高 不明[21][22]
重量 不明[21][22]
装甲材質 不明[21]
出力 不明[21]
武装 60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル(ビーム・ガン兼用)×2
ビーム・ライフル
シールド

デルタガンダムと呼ばれる機体は資料によってさまざまなものが存在する。

  1. アニメ作品『機動戦士Ζガンダム』の企画段階でガンダムMk-IIの競作機として考案され、不採用となったもの
  2. 書籍『ガンダム・センチネル』73頁など本項の主題である百式そのものをデルタガンダムとする説
  3. 『ガンダムUC』の連載開始より少し前に発刊された書籍『ガンダムMSグラフィカ』に登場する機体

ここでは3について解説する。

書籍『ガンダムMSグラフィカ』に登場し、現在は『UC-MSV』に分類されている可変MS。ゲーム『機動戦士ガンダムUC』などに登場する。

百式が開発当初のプランのまま、可変MSとして完成した姿。シミュレーション上の存在であり、実機の生産記録は存在せず、詳細なスペックも公開されていない。

変形時のフレーム強度に問題があったため、プランは変形機構をオミットされ、百式となった。フレーム剛性が足りず、冶金技術や構造解析技術・最適化が不十分だったとされている[23]。開発に携わった技術者は想定数値はΖガンダムと比較しても遜色ないと証言している[21][24]。設計データの完成度が高く、後のデルタ系MS開発に活用された[21][22]

メインのセンサーはデュアルセンサーのツインアイ[23]。ボディには百式同様の耐ビーム・コーティング特性を持つエマルジョン塗装が施されている[25]

シールドはウェイブライダー形態時に機首となる。先端部分にセンサーユニットが内蔵されており、防御兵装というより可変MSにおける変形用サブユニットという考え方の基に設計されている[21][24]。収納されるビーム・サーベルはウェイブライダー形態時にビーム・ガンとしても機能し、後にΖガンダムにも機能が引き継がれている[21]

ビーム・ライフルは可変MS向けに設計されたロングタイプで出力・射程共に優れており、同型のものがガンダムMk-IIの発展機にも採用されている[21][24]

デルタプラスのコクピットの戦闘シミュレーターに、このデルタガンダムのデータが仮想敵機としてインストールされており、パイロットAIのデータはクワトロ・バジーナが設定されている[26]

デザイン
デザインはカトキハジメ。
頭部前面とシールドはプロトΖガンダムのそれに酷似している。その他は百式として完成した物とほぼ共通の外観を持ちながら、Ζプラスに似るウェイブライダー形態への変形が可能となっている。ビーム・ライフルはガンダムMk-IIIのものと同型。
デルタプラスと変形機構はほぼ同一だが、バックパックの有無とリアスカートの構造が違うため、スラスターの位置が少し変化している。
カトキは「シールドなどにプロトΖガンダムの要素などを盛り込み、この時代の雰囲気を取り入れている」「δプラスとの関係は、Ζガンダムに対するΖプラスみたいなものと考えている」とコメントしている[27]
サンライズによると以前から商品化の要望が高かったが、『ガンダムMSグラフィカ』当時はカトキによる完全な設定画が無く、ゲーム化のタイミングで明確に設定化するために改めて『UC-MSV』に分類されている[28]
作品ごとの設定
初出である『ガンダムMSグラフィカ』作中ではアナハイム社のアーカイブにその姿は無く、兵器マニアのファンサイトで検索された画像(CGモデル)として登場。画像の時期は不明。
後にデルタプラスが設定され、原型であるデルタガンダムの設定も確かなものとなっていく。ただし、黄金色の機体の目撃証言があるという資料が見られるものの[29]、実機の存在を明示する設定は存在しない。
『HGUC デルタガンダム』の説明書、それを元にした『機動戦士ガンダムUC MSV 楔』第4話ではリディ・マーセナスがシミュレーションを行った際のデータとして登場。パイロットはクワトロ・バジーナ。
ゲーム『機動戦士ガンダムUC』でも同様にクワトロ・バジーナがパイロットのシミュレーション上のデータとして登場する。
漫画『機動戦士ガンダムUC テスタメント』の『デルタの鼓動』では、百式開発以前のシミュレーション中に登場。外観は現在のものと同一である。仮想の地球上でハイザック、ジムIIの部隊と戦闘するが、変形時にムーバブルフレームの破損が生じている。以降は百式として完成し、その技術が百式改系列やデルタプラスへと繋がる描写がある[注 11]

デルタガンダム弐号機[編集]

諸元
デルタガンダム弐号機
DELTA GUNDAM Ⅱ
型式番号 MSN-001-2
頭頂高 19.6m
本体重量 32.5t
全備重量 65.5t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,190kW
推力 100,400kg
センサー
有効半径
11,200m
武装 60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル(ビーム・ガン兼用)×2
ビーム・ライフル
シールド
搭乗者 シャア・アズナブル

ガンダムフロント東京」内の有料上映ブース「DOME-G」用に設定された機体。

シャア・アズナブル用に赤く塗装された弐号機(2号機)。全身の対ビーム・コーティングや、ウイング・バインダーの軽量化などの改修が加えられている。同じデルタタイプ(百式)の他に、Ζガンダムおよびリック・ディアス系統の機体とも高いパーツの互換性を持ち、可変機でありながら整備性にも優れている。

宇宙世紀0087年11月にアナハイム社がカラバに行ったプレゼンテーションにおいて登場。プレゼンテーション内では、即納できず調整に若干の時間が必要である旨の説明がされている。デルタガンダムと同じくシミュレーション上の機体で、実際に製造された可能性は低いと見られている[23]

デルタプラス[編集]

諸元
デルタプラス
DELTA PLUS
δ PLUS
型式番号 MSN-001A1
所属 地球連邦軍(ロンド・ベル
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.6m
本体重量 27.2t
全備重量 60.8t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,360kW
推力 92,400kg
センサー
有効半径
16,200m
武装 60mmバルカン砲×2
ビーム・サーベル(ビーム・ガン兼用)×2
ビーム・ライフル
シールド
シールド・ビーム・ガン(ビーム・キャノン)
2連装グレネード・ランチャー(シールド付属)
ロング・メガ・バスター他
搭乗者 リディ・マーセナス
ピコ・アルティドール

機動戦士ガンダムUC』に登場する可変MS。

非変形タイプの百式改系列の量産機とは異なり、設計をδ(デルタ)計画案本来の可変タイプ(デルタガンダム)まで差し戻し、Ζ系MSの技術も反映し、量産を前提に再設計した試作機である。

完成は宇宙世紀0090年[30]。デルタガンダムの量産試作機として少数が生産されたと言われている[31]。『デルタの鼓動』では0092年にロンド・ベル隊が配備を申請したものの却下されていたことが語られている。

デルタガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能となっている。この巡航形態では単独での大気圏突入と1G重力下での飛行が可能。機首となるシールドも同様にセンサーなどの機器が内蔵されており、Ζプラスと同様に変形用サブユニットとしての意味合いが強い[32]

武装は標準的なビーム・サーベルやビーム・ライフルを持つ。ビーム・ライフルはウェイブライダー形態時はウイング・バインダーのハードポイントにマウントできる設計になっている[33]。ビーム・サーベルはシールドに収納され、直接2本のビーム刃を発振させることが可能[29][34]。また、ウェイブライダー形態時にビーム・ガンとしても機能する。シールドには2連装グレネード・ランチャーも収納されているほか、先端の中央部分に固定式のシールド・ビーム・ガン(ビーム・キャノン[29][34])が装備されている。ほかに小説版ではフルアーマー百式改用に開発されたロング・メガ・バスターも使用している。

カメラアイについては、劇中にて百式同様カメラシールドに走査ラインが発光し、その下のデュアルアイが赤く浮かび上がる演出がある。その際カメラシールドに隠れたデュアルアイの構造を確認できる。

量産を前提としたものだが、現時点では試作段階に過ぎず、宇宙世紀0096年、ネオ・ジオンとの交戦により消耗したロンド・ベル隊のネェル・アーガマに戦力補填として実戦配備されているといった状況である。メインスラスターが背中にないMSとしては珍しい設計である、未だ試作品ゆえに編成の組み込みづらい規格外の機体として、同様に規格外のため単艦運用されるケースの多いネェル・アーガマに回されたというのが実情のようである。本来は本機専用のビーム・ライフルも用意されていたが、ロンド・ベル配備時はEパックの規格問題から既に配備済みであるリゼルのビーム・ライフルを流用し使用している(同じく高出力照射モードの使用やビーム刃の形成が可能)[34]。アニメ版ではエピソード4でユニコーンガンダムから奪い取る形でビーム・マグナムも使用した(しかし射撃の際の負荷で携持した右腕部を損傷している)。

なお、アニメ化以降の複数の資料で、開発意図は定かでないがバイオセンサーが搭載されているとの記述が追加されている[35]。こうした資料では、本機が量産を想定したものである旨の記述がなくなっているものもある。漫画『機動戦士ガンダムUC MSV 楔』ではバイオセンサーについて説明されており、リディが戦闘シミュレーションを行った際に、この時点での稼働レベルは低かったものの反応している。

デザイン
デザインはデルタガンダムと同様にカトキハジメ。
原作の設定画では手持ち武装としてフルアーマー百式改のものと同じロング・メガ・バスターが描かれている。カトキは「当初は武器の打ち合わせが十分でなく、最初の画稿ではF.A.百式の銃を持たせた」とコメントしており、原作ではこのまま標準装備になっている[36]
機体カラーはグレー。これは同じくカトキがデザインを行ったΖプラス(戦闘機を意識したグレー)を意識してのものであるという。なお、同じグレーでもメディアによりバラつきがある。原作では緑がかったグレーだが、ガンプラのHGUCは紫がかったグレーであり、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』では青みがかったものとなっている。
劇中での活躍
リディ・マーセナスの第2の専用機として登場、パラオ攻防戦やダカール防衛戦に参加する。また戦闘よりむしろリディの移動手段として多用され、大気圏突入も行っている。リディがバンシィに乗り換えて以降の消息は不明。
アニメ版においては基本的に原作に沿った流れではあるが、原作の話を短縮、変更した影響で本機の戦闘シーンが大幅にカットされてしまっている。またガルダ攻防戦において、バンシィからの攻撃を受けた際の顛末が異なり、原作では自力飛行可能な中破程度の損傷だったものが、アニメ版ではアームド・アーマーVNでの攻撃により袈裟懸けに切られた上、片足を踏み潰されるなど、最終的に大破させられている。その後の詳細は不明。
『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』ではダカールでバンシィからの攻撃で中破し、リディはバイアラン・カスタム2号機に乗り換えている。
『機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』第0話ではガンダムデルタカイの仮想敵としてロング・メガ・バスターを装備した状態で登場。パイロットはピコ・アルティドール大尉。試験戦闘にて左腕の上腕から下を消失している。その後、宙賊のMS部隊が現れた際はデルタカイを支援した。
『機動戦士ガンダムUC MSV 楔』第4話にて『HGUC デルタガンダム』の説明書を元にしたエピソードが描かれている。リディがデルタプラスに機種転換する際に戦闘シミュレーション用のプログラムデータが見つかり、仮想敵機として設定されていたデルタガンダムと戦う。『アクロス・ザ・スカイ』と設定がリンクしており、整備履歴によると過去にデルタプラスの左腕のアームユニットが交換されている。また、意図的に削除されていたデータを復元した結果、交戦した機体の中に「MSN-001X」の型式番号が含まれていた。

ガンダムデルタカイ[編集]

諸元
ガンダムデルタカイ
GUNDAM DELTA KAI
ガンダムデルタカイ陸戦仕様
GUNDAM DELTA KAI Ground Type
型式番号 MSN-001X
MSN-001X[G](陸戦仕様)
所属 地球連邦軍
生産形態 試作機
頭頂高 19.6m
本体重量 28.0t / 27.6t(陸戦仕様)
全備重量 68.6t / 52.2t(陸戦仕様)
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 3,520kW
推力 101,500kg
センサー
有効半径
16,200m
武装 ビーム・サーベル(ビーム・キャノン)×2
60mmバルカン砲
シールド
(空間戦仕様)
ロング・メガ・バスター
プロト・フィン・ファンネル×2
ビーム・マグナム
(陸戦仕様)
レールガン付ビーム・ライフル
(オプション)
ハイ・メガ・キャノン
メガ・マシン・キャノン
炸裂ボルト
搭乗者 ブレイア・リュード
イング・リュード

ゲーム『機動戦士ガンダムUC』(ダウンロード・コンテンツ)、および漫画『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』に登場する可変MS。

ペーパープランに過ぎなかったデルタガンダムのデータと、デルタプラスの開発データをフィードバックして完成した、デルタ系最終機である。頭部の形状はこれまでのデルタ系MSと比較して明確にガンダムタイプを意識している[37]

追加実装された特殊装備を技術実証するための試作機で、機体特性が一変するモビルスーツ形態とウェイブライダー形態において示される各種兵装の機能変化やそれに対する効果的な改良点を見出すことを目的としている[38]

陸戦仕様は両肩、両膝、両足首より下が換装され、重量もわずかに軽減されている。足首より下は陸戦用百式改と同様にホバー・ユニットとなっている[39]

プロト・フィン・ファンネルはνガンダムのジェネレーター内蔵式のフィン・ファンネルのプロトタイプで、ユニット自体に展開機能はないが、開放型バレルから高出力のビーム散弾を発射する[38]。陸戦仕様では装備されない。

本機におけるシールドは防御装備としては機能しておらず、各種兵装の収納スペースやウェイブライダー形態時に機首となる変形用サブユニットとしての役割しかなく、便宜上の呼称でしかない[38]。収納されるビーム・サーベルはウェイブライダー形態時にビーム・キャノンとしても機能する。シールドのサブ・ウェポン・ラックには以下の3種類のオプション兵装の中から1つだけ選択して換装することができ、ウェイブライダー形態では機首の下側に装備される。ハイ・メガ・キャノンはΖΖガンダムの頭部ハイ・メガ・キャノンのデータを参考にして作られており、出力はおよそ45%に抑えられているものの、ある程度の連射が可能になっている[38]。メガ・マシン・キャノンはサナリィで開発された新型対空実弾兵器を連装流用している[40]。炸裂ボルトはフルアーマー百式改の同名装備を攻撃用途に特化させたもので、内部に組み込まれたキャパシタにより、爆破衝撃に加えて高圧電流による複合破壊効果を与える[40]

ほかに武装は連邦軍MSに標準装備されている頭部60mmバルカン砲と、空間戦ではデルタプラスから引き続きロング・メガ・バスター、陸戦装備では陸戦用百式改のレールガン付ビーム・ライフルを携行する。

特殊装備を有効的に扱えるように、適性のない一般兵にもニュータイプ能力を付与し人為的に強化人間を作り出すとされる新型サイコミュシステム「ナイトロ」を搭載している。搭乗者が強化人間化していくプロセスにおいて、機体各部の駆動部から青い閃光が噴き出す。このシステムにより機体追従性が向上したほか、複雑な火器管制やオールレンジ兵器であるファンネルの運用も可能となった一方で、強制的に強化人間化してしまうため搭乗者の精神状態に影響を及ぼす可能性も指摘されている[38]

塗装は白を基調に青と黄色が配されている。陸戦仕様は黄色の部分およびシールドがグレーに変更され、白もアイボリーに近くなっている。

デザイン
デザインはこれまでのデルタ系MSと同様にカトキハジメ。
ゲームにおける連邦側の主役級の機体として設定協力の関西リョウジと共に考案され[28]、配色は地味な単色系が多い『ガンダムUC』の中にもカラフルなトリコロールの機体もあって然るべきという考えにより決められた[41]
関西の想定では武装はロング・メガ・バスターと炸裂ボルトのみだったが、カトキの「プレイヤーがアクションゲームをより楽しめるよう、武装を選べるギミックがもっとあった方がいい」という提案によりプロト・フィン・ファンネルや換装ギミックが追加された[41]
作中での活躍
ゲーム『機動戦士ガンダムUC』のダウンロード・コンテンツでは、宇宙世紀0094年に氏名不詳の連邦兵士がテスト・パイロットを務め、デルタプラスを敵機とする実戦テストに勝利する。試験終了直後に宙賊のMS部隊が現れ、デルタプラスと共にこれを撃破するが、この間にパイロットはナイトロの影響で性格が豹変してしまう。戦闘後は彼の情報や戦闘データが削除されている。以上は漫画『アクロス・ザ・スカイ』では第0話としてコミカライズされている。
『アクロス・ザ・スカイ』本編では地球で実戦テストが行われており、陸戦仕様でマリアナ基地の立入禁止区画ボイド・クリフで整備されている。基地所属のイング・リュードが秘密裏にテストパイロットを担当するが、地球連邦軍の教導隊「レイヴン」の謀反により、イングおよび関連装備ごと強奪される。このとき最終的にイングの意志で投降したと見られており、その後もレイヴン隊の一員となるが、ナイトロへの適性はあるものの徐々にその精神的影響を受ける。
ティターンズ残党が立てこもるオーストラリアの「デビルズ・ネスト」攻略の際にはシールドにハイ・メガ・キャノンを装備して出撃。戦闘中にイングが意識を失い、兄でフレスベルク隊所属のブレイア・リュードが操縦を替わるが、ナイトロに対して弟以上どころが、ナイトロによる精神的影響をまったく受けないほどの適性を示す。弟の死後、フレスベルク隊とともに再びレイヴン隊と行動をともにする。
続編である『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』では通常仕様に戻され、レイヴン隊とともに宇宙に身を隠すが、ザナドゥの探知を契機に再び行動を開始。プロト・フィン・ファンネルは未装備。ロック・ホーカー大佐麾下のナイトロ隊と決戦する「袖付き」・連邦軍混成部隊への加勢の際にはユニコーンガンダムのビーム・マグナムを携行、シールドに収納式の打突用アキュートを装備し、ホーカーが搭乗するザナドゥのバックパックを撃破、ナイトロに関わる一連の事件に終止符を打つ。

百式改[編集]

諸元
百式改
HYAKUSHIKI-KAI
型式番号 MSR-100
(MSR-100S,MSR-00100S,MSN-100S)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 63.6t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 2,015kW
推力 78,500kg
センサー
有効半径
11,500m
武装 ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル
ビーム・ガトリングガン
パルスレーザー砲
グレネード・ランチャー
メガ・バズーカ・ランチャー
搭乗者 シャア・アズナブル

メカニックデザイン企画『Ζ-MSV』において設定されたエゥーゴの試作MS。百式の改良型。

百式において不明だったカメラアイは、『B-CLUB』3号において、目はペイントのダミーであるとされていたが、『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』では、バイザーの下をツインアイとして描かれている[42]。また、背面のウイング・バインダー2基は、大型の高機動デバイス1基に変更された。両肩には「百改」と書かれている。その他の外見的な特徴としては、後頭部にあたる部分が大型化・延伸されている点である。

固定武装として頭部にパルスレーザー、肩部にビームガンおよびガトリングガンを新たに装備し、火力・オプション兵装ともに充実している。近年では肩部にパルスレーザー、携行武器としてビーム・ガトリングガンを持つとする設定も多い。また、各種ゲームに登場する際は百式の物と同型のメガ・バズーカ・ランチャーも使用する。

型式番号は当初MSR-100S (MSR-00100S) とされていたが、一部にMSR-100MSN-100Sとする表記も見受けられた。元々量産型百式改と変わらない番号だったため、近年ではMSR-100とする表記が増えている。「百一式」という名称で『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する予定だったとする話もある。なお、MSRナンバーはナガノ博士が外れた後のチームによるものであるという説もある[43]

また、大日本絵画発刊の書籍『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』にも百式改(型式番号:MSN-00100)というMSの模型作例が掲載されているが、これは『Ζ-MSV』の百式改とはまったくの別物である。こちらの百式改はダカール演説の後にカラバによって改造された百式という想定の機体で、ライフルの出力増強やプロペラントタンクの大容量化が行われており、機体色は赤に変更されている。

劇中での活躍
ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』では、宇宙世紀0090年の段階で連邦地上軍と編成されて間もない頃のロンド・ベルにそれぞれ配備されている。この時点でのロンド・ベル旗艦はエゥーゴから引き継がれたネェル・アーガマが就役していたが、そこに1機が搭載されていた。ストーリーの進行次第ではシャアがこの機体を奪取し搭乗する展開が用意されている。
アニメ『機動戦士Ζガンダム』のアナザーストーリーである近藤和久の漫画『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』では、ティターンズにて中隊長を務めるシャアがこの機体を駆ってジオン残党狩りを行なっている。

フルアーマー百式改[編集]

諸元
フルアーマー百式改
FULL ARMOR HYAKUSHIKI-KAI
型式番号 FA-100S
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 72.8t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 2,015kw
推力 113,000kg
センサー
有効半径
12,500m
武装 ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル
ビーム・パルサーガン×2
腰部2連装ミサイルポッド
脚部2連装ミサイルポッド
メガ粒子砲
ビーム・キャノン×2
炸裂ボルト
ロング・メガ・バスター
搭乗者 クリフ・フレミング

メカニックデザイン企画『M-MSV』(大河原邦男コレクション)に登場するMS。百式改に増加装甲を装備した機体であり、軽量化を追求し機動力・運動性を重視した原型機の百式とは大きく印象が異なっている。

高い火力と十分な装甲を得たが、やや運動性が低下している。固定武装として新たにメガ粒子砲、ビーム・キャノン、炸裂ボルトなどを装備。胸部から肩に向けて取り付けられたリフレクターパネルには「百改」と書かれている。

バックパック上部のビーム・キャノンはリフレクターパネルを前側に展開した後に砲身を倒しスライドさせて使用する。

腕部の炸裂ボルトは本来は増設ユニットのパージ用として装備されており、使用時に発生する衝撃力を近接攻撃としても応用している[40]

劇中での活躍
漫画『シークレットフォーミュラ フルアーマー百式改』(雑誌『SDクラブ』に連載)では、月面の工業都市イプシロンのアナハイム第38工場にて調整され、同じくイプシロンで建造されていたアイリッシュ級戦艦クークスタウンの竣工に合わせて配備される予定だった。情報漏洩により宇宙世紀0087年11月22日に予定されていた就役が20日に前倒しになるが、同日、イプシロン内の別工場で調整されていたティターンズ特務部隊所属の量産型サイコガンダムによって第38工場が襲撃に遭い、クークスタウンから派遣されたリック・ディアスと共に損傷してしまう。その後、応急処置が施され、別の場所で量産型サイコガンダムに襲撃されていたクークスタウンを救援に向かい、辛くも撃破した。パイロットはクークスタウン所属のクリフ・フレミング中尉。
漫画『機動戦士ガンダム 悪夢の戦場』(雑誌『SDクラブ』に連載)では、宇宙世紀0088年に月の裏側でテストを行っていた姿が描かれている。同機は飛行中に行方不明となるが、その後所属不明のプロトタイプサイコガンダム大型化試作機による無人コントロール下に置かれ姿を現し、同様にテスト飛行を行っていたプロトタイプΖΖガンダムと交戦した。なお、前述の作品に登場する機体と同一機かは不明。

量産型百式改[編集]

諸元
量産型百式改
M.P.T HYAKUSHIKI-KAI
型式番号 MSR-100S (MSR-00100S)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 量産機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
重量 42.5t
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル
ビーム・ガトリングガン
搭乗者 マーティン・マータフ

メカニックデザイン企画『Ζ-MSV』に分類されるMS。

百式改の量産型・デチューン型。固定武装とウイング・バインダーは廃止され、バックパックはガンダムMk-IIやジムIIIと類似の一般的なものに変更され、武装も標準的なものに簡素化された。頭部と肩部は百式改、それ以外は百式と同一形状になっており、「百改」の文字は百式改と同様に両肩にある。

劇中での活躍
『機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』ではマリアナ基地でガンダムデルタカイとの技術比較検証用に配備され、後にフレスベルグ隊のマーティン・マータフ大尉の機体として実戦運用された。

陸戦用百式改[編集]

諸元
陸戦用百式改
HYAKUSHIKI-KAI GROUND TYPE
型式番号 MSK-100S
所属 カラバ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 量産機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 63.6t
装甲材質 ガンダリウムγ
出力 2,015kw
推力 70,800kg
センサー
有効半径
10,840m
武装 ビーム・サーベル×2
レールガン付ビーム・ライフル
頭部60mmバルカン砲
ハンド・グレネード
グレネード・ランチャー
3連装ミサイルポッド
中距離ビーム・キャノン
搭乗者 スパルナ・キャリバン

メカニックデザイン企画『M-MSV』(大河原邦男コレクション)に登場するMS。一部資料には、「陸戦型百式改」と表記している場合がある。

カラバ所属のMSで、百式改を陸戦用に換装したもの。各所に防塵、防湿処理がなされ、森林や市街地などの他に短時間であれば水中でも運用が可能だったという。なお、金色ではなくグリーン系の塗装が施されている。両肩の「百改」は百式改と同様。

劇中での活躍
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、宇宙世紀0088年8月、ネオ・ジオンによる地球侵攻作戦において北米ニューヤーク基地防衛に使用された。なお、この機体はオプション武装の3連ミサイルポッドとビーム・キャノンを装備した重装型タイプである。パイロットはスパルナ・キャリバン大尉。

零式[編集]

零式(ぜろしき)は、漫画『機動戦士Ζガンダム Define』に登場するMS。クワトロ・バジーナの搭乗機(後にアムロ・レイ専用機も造られた)であり、『Ζガンダム』本編での百式に相当する機体。型式番号はMSZ-000。開発者は、かつてテム・レイの助手としてガンダムの開発にかかわっていたエドヴァルド・レイブン。

シャア専用機を意識して真紅に塗装された全身のうち、左足付け根のアーマー部分には「零」の文字が塗装されている。また、肩アーマーや背中のバインダーはリック・ディアスに近く、胴体や腰フロントアーマーは百式に近い、いわばリック・ディアスと百式の中間的な形状であり、頭部フロントマスクは後に開発されるΖガンダムに似た意匠となっている。これは、『Define』の作者である北爪宏幸が、アナハイム社が開発したはずの百式にティターンズが開発したガンダムMk-IIとの共通点が存在することに、以前から違和感を持っていたためである[44]

2012年末掲載の作者インタビューでは、何度か改装を繰り返すことで進化する構想が明かされており、第3段階目で金色のコーティングを施した「百式」となる予定が述べられていた[45]。その通りに、ジャブローでの戦いで背部のバインダーとバックパックを破壊された零式は、修復を兼ねて地上戦仕様の零式弐型(ぜろしきにがた)へと改装された[注 12]

アムロ機は、弐型に準じた仕様だが、ガンダム風のトリコロールカラーの塗装がされ、ビーム・キャノン2門が増設されている。背部にはウイング・バインダーが設定され、MS単独での飛行も可能となっている。

零式試作機[編集]

マイアニメ」1986年5月号に掲載された雑誌企画『THE EVOLUTION OF GUNDAM ガンダム進化論 ΖΖへの道』で設定されたMS(型式番号不詳)。

ナガノ博士(文中での表記はナガノ主任)によって百式やメタス以前に試作された機体で、装甲は白兵戦に必要な程度の最小限のものに止め、ジェネレーター出力の強化と間接モーターの高速化を計るとともに、間接モーターを用いて機体形状の相対関係を白兵戦に適したものから高速戦に適した機動的なものへと短時間のうちに移行させることを可能にしていた[注 13]。両肩には「零」の文字が書かれている。この機体によって培われた技術が、百式を始めとするΖ計画機に受け継がれたとされている。

元は永野護によって『機動戦士Ζガンダム』向けに作成された没デザインの一つ。機体名は上述の零式と重複しているが、設定上の関連性が存在するかは不明。

エプシィガンダム[編集]

月刊モデルグラフィックス別冊『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』に登場するMS(型式番号不詳)。

百式同様の可変試作機のフレームを新型推進システム開発用の素体として転用したMS。ロールアウトは百式と前後し、ε(エプシロン)ガンダムとして承認され、やはり非可変の機体として調整されている。外観的特徴に百式との共通点が多く、いわば兄弟機とも言える機体である。装甲材にガンダリウムεを採用している。

忍者百式[編集]

諸元
忍者百式
型式番号 JF-100(TYPE-M)
所属 木星海賊
全高 19.2m
本体重量 33.6t
全備重量 72.6t
出力 4,860kw
武装 クサリガマ「フウマ」
ツイン・ビーム・サーベル「ヴァジュラ」
リアクティブ=クロウ

SD戦国伝』シリーズとは別に、宇宙世紀の世界観上で展開された雑誌『コミックボンボン』のオリジナルストーリー『プロジェクトMUSHA』(1989年6月号掲載)に登場するMS。

木星の宇宙海賊掃討を目的として始動した連邦軍の「プロジェクトMUSHA」の機体群(武者νガンダム、武者ΖΖガンダム)に対抗すべく、宇宙海賊側がアナハイム社のデータをもとに百式改を母体にして開発した機体である。偵察や破壊活動を専門に行う隠密行動用の機体である。超小型ジェネレーターを内蔵したダミーを6基装備し、ミノフスキー粒子の散布と併用することで「分身の術」を行う。この他、ハンブラビの装備「海ヘビ」を改良した鎖鎌状の装備「フウマ」などを武器として使用。

百式J(イェーガー)[編集]

ゲーム『ガンダムブレイカー3』に登場するカスタムガンプラ

舞台となる年から8年前に行われたガンプラバトルにおいてウィルが使用したもの。塗装は銀色を基調としており、両肩には「百狩」と記されている。

百一式[編集]

雑誌上のパロディ企画『機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ』に登場するMS(型式番号不詳)。

新生エゥーゴとスーパー・ジオンに続く第三勢力を率いるシャア・アズナブルの専用機とされる。文字設定のみでデザインなどは存在しない。

また、書籍『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』には、これとは別に永野護による「百壱式」という可変MSの画稿が掲載されているが、これは「永野版Ζガンダム」と言うべきもので、デザイン以外の設定はΖガンダムと同様である。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 劇場版第三部『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』では、戦闘中に拾得した戦艦の装甲片をシールド代わりに使用していたり、ティターンズの量産型MSハイザック用のシールドを代用している
  2. ^ クワトロ大尉が搭乗し大破した百式を大改修した際にコーティングが全面的に皮膜され直されており、掲載された両者のCGモデルは色合いが大分異なっている[7]
  3. ^ この装甲は1985年の放送当時の1/100スケールや1/144スケールで発売された本機のプラモ解説書には、「金色のプラスチック・カラーコーティング」と記述されていた。劇中でも対ビーム用塗装が明言されているフルアーマーΖΖガンダムや、大気圏に突入するといった特性から入念に耐熱処理がされているΖガンダムと比べて特にビームや熱に強い演出はされていない。しかし、小説版『機動戦士Ζガンダム』では「超強化プラスチックの装甲」と記載されている。また、HGUC説明書などでは耐ビーム機能があるが、その効果は一般の塗装と大差ないともされている。。一方で、後年に発売されたプラモデルキット[1]や書籍[5]においてはエマルジョンの一種とした記述も存在する。
  4. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』のキュベレイによってカメラシールドが破損させられた場面や、劇場版第一部『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』などにはデュアルアイが描かれた場面が存在する
  5. ^ 『アナハイムジャーナル』など。『アナハイムジャーナル』では、Ζガンダムの開発時にはジェネレーターの位置を脚部に変更することで問題を解決したとしている。
  6. ^ その際の型式番号はMSN-001X1である[15]
  7. ^ 異説もあり、『アナハイムジャーナル』の記述ではガンダムMk-IIの奪取が百式の完成とほぼ同時期であり、百式にデータは反映されていない。
  8. ^ 可変機として完成させることも可能であったという[16]
  9. ^ 後に開発されたΖプラスA1型にも同様のウイング・バインダーが採用され、その有用性が伺える
  10. ^ また、マスターグレード百式2.0の独自ギミックとして、可変機(デルタガンダム)として開発されていた名残として脚部変形ギミックがある
  11. ^ このエピソードはデルタガンダム自身による回想のような体裁となっており、関係する人物や機体も登場している。
  12. ^ 同時に「零」の文字が両肩に移動している。
  13. ^ デルタガンダムなどのような戦闘機型への変形であるかは文中に記されていない。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「マスターグレード MSN-00100 百式」バンダイ 2001年3月 説明書参照
  2. ^ 大日本絵画『ガンダムウォーズII MISSION ΖΖ』18頁。
  3. ^ 「パーフェクトグレード RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ)」バンダイ 2001年11月 説明書参照
  4. ^ a b c d e f 「マスターグレード MSN-00100 百式 Ver.2.0」バンダイ 2015年5月 説明書参照
  5. ^ a b c d ソフトバンククリエイティブ『ガンダムMSグラフィカ』、2006年12月31日発行、「HYAKUSHIKI」P.18-19
  6. ^ ソフトバンククリエイティブ『ガンダムMSグラフィカ』、2006年12月31日発行、「HYAKUSHIKI」P.28-29
  7. ^ a b ソフトバンククリエイティブ『ガンダムMSグラフィカ』、2006年12月31日発行、「HYAKUSHIKI」P.24-25
  8. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー MSN-00100 百式」バンダイ 1999年10月 組立説明書参照
  9. ^ 百式 - 機動戦士ガンダムΖΖ 公式サイト
  10. ^ 「マスターアーカイブ モビルスーツ MSZ-006 Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2012年12月 22頁 (ISBN 978-4797370959)
  11. ^ a b c 「ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編」バンダイ 38頁、42頁。(ISBN 978-4891890186)
  12. ^ 「1/100 百式」バンダイ 1985年 説明書
  13. ^ 「プロジェクトファイル Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2016年9月 16-17頁。(ISBN 978-4797386998)
  14. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー 1/144 デルタガンダム」バンダイ 2012年3月 説明書参照
  15. ^ ガンダムパーフェクトファイル36号
  16. ^ 『ガンダムMSグラフィカ』
  17. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー MSN-00100 百式 - REVIVE」バンダイ 2016年8月 組立説明書参照
  18. ^ 月刊アニメック1985年10月号。
  19. ^ 学研ムック『機動戦士Ζガンダム 完全収録』87頁。
  20. ^ ソフトバンククリエイティブ『ガンダムMSグラフィカ』、2006年12月31日発行、「HYAKUSHIKI」P.17
  21. ^ a b c d e f g h i プラモデル『HGUC デルタガンダム』取扱説明書より。
  22. ^ a b c UC-MSV”. サンライズ. 2016年11月1日閲覧。
  23. ^ a b c 双葉社MOOK グレートメカニック・スペシャル『モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』、2016年3月9日発行、P.78-79
  24. ^ a b c 角川コミックス・エース『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』、2013年3月9日発行、P.75-78
  25. ^ プラモデル『HGUC デルタガンダム』取扱説明書、『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』P.75-78 他。
  26. ^ プラモデル『HGUC デルタガンダム』取扱説明書、ゲーム『機動戦士ガンダムUC』 他。
  27. ^ 角川コミックス・エース『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』、2010年8月26日発行、P.70-71
  28. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川書店、2013年3月、156-157頁。
  29. ^ a b c プラモデル『HGUC デルタプラス』取扱説明書より。
  30. ^ プラモデル『MG デルタプラス』取扱説明書など。
  31. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』P.70-71、プラモデル『HGUC デルタプラス』取扱説明書 他。
  32. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』P.66-69、プラモデル『HGUC デルタプラス』取扱説明書 他。
  33. ^ 双葉社MOOK グレートメカニック・スペシャル『モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』、2016年3月9日発行、P.74-75
  34. ^ a b c 角川コミックス・エース『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』、2013年3月9日発行、P.23-28
  35. ^ プラモデル『MG デルタプラス』取扱説明書、デアゴスティーニ・ジャパン『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル031』デルタプラス/リディ・マーセナス 他。
  36. ^ 角川コミックス・エース『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』、2010年8月26日発行、P.66-69
  37. ^ 『グレートメカニック・スペシャル モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』双葉社、2016年3月、77頁。
  38. ^ a b c d e プラモデル『HGUC MSN-001X ガンダムデルタカイ』説明書、バンダイ、2012年12月。
  39. ^ 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part2』角川書店、2016年7月、80頁。
  40. ^ a b c 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川書店、2013年3月、129-132頁。
  41. ^ a b PS3「機動戦士ガンダムUC」特集【第2回】”. GUNDAM.INFO (2012年3月15日). 2016年11月16日閲覧。
  42. ^ 『ガンダムエース2013年12月号』613頁。
  43. ^ 『データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編II]』21頁。
  44. ^ 『ガンダムエース』2013年2月号32頁。
  45. ^ 『ガンダムエース』2013年1月号66頁。

関連項目[編集]