機動戦士ガンダム ラストホライズン
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機動戦士ガンダム ラスト・ホライズン | |
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ジャンル | ガンダム |
漫画 | |
作者 | 漫画:寺田ケンイチ シナリオ:吉野弘幸 原案:矢立肇・富野由悠季 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | グランドジャンプむちゃ |
レーベル | ヤングジャンプ コミックスGJ |
発表号 | 2022年5月号 - |
発表期間 | 2022年4月26日 - |
巻数 | 既刊1巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『機動戦士ガンダム ラストホライズン』(きどうせんしガンダム ラストホライズン、英語: MOBILE SUIT GUNDAM RUST HORIZON)は、寺田ケンイチによる日本の漫画作品。シナリオ:吉野弘幸、原案:矢立肇・富野由悠季。集英社の漫画雑誌『グランドジャンプむちゃ』にて2022年5月号[1]から連載中。
概要[編集]
集英社としては初めての、ガンダムシリーズ第1作『機動戦士ガンダム』の舞台である「一年戦争」を本格的に描いたミリタリー作品である[注釈 1]。
主人公は民間上がりの地球連邦軍の小隊長レオ・バルナークであるが、連邦軍の象徴とも称されるモビルスーツ (MS) 「ガンダム」が敵勢力であるジオン公国軍の機体として登場するのが特徴である。また、第1話のラストで本作のクライマックスの一部が描かれている。
あらすじ[編集]
宇宙世紀0079年、ジオン公国地球攻撃軍司令ガルマ・ザビ大佐が北米戦線にて戦死してまもない頃、ナナオらが所属する同地の連邦軍の小隊に、新隊長として民間上がりのレオ・バルナーク中佐が赴任する。商社勤務の経歴をも活かしたレオの奇抜な作戦により、小隊は次々と困難な任務を遂行してゆく。
そして同年12月。小隊は戦火にさらされるケープ・ケネディ宇宙港にて、ガルマの恋人であったイセリナ・エッシェンバッハの遺体が保存されている「棺」を運ぶ。公国軍のテオ・グランは、イセリナの胎内に宿るガルマの子供を求め、小隊を追い詰める。そのとき、小隊の前に公国軍の漆黒のガンダム「RUST(ラスト)」が立ちはだかる。
登場人物[編集]
地球連邦軍の人物[編集]
- レオ・バルナーク
- 本作の主人公で31歳、階級は中佐。商社に勤務していたが、レビル将軍の姪と結婚して婿に入り(そのため、陰では「ムコ殿(ドノ)」と呼ばれる)、戦時任用で中佐に任官される。なお、体力測定もMS適性もD判定であったとのこと。
- ズゥ・グランディ
- 陸戦型ジムのパイロットで、階級は少佐。軍人の誇りである階級章にまったくこだわらないレオを気に入る。
- フェルド・ロー
- 陸戦型ジムのパイロットで、階級は少尉。やり方が滅茶苦茶なレオに反感を抱く。
- クレイ
- 61式戦車の操縦手担当で、階級は大尉。
- ナナオ
- 61式戦車の砲手担当。年齢は若いが、開戦後に両親の反対を押し切って連邦軍に志願する。第1話のみ語り部を務める(それ以降はレオ)。軍人らしくなく掴みどころのないレオに困惑するが、悪い印象は持っていない。
- バートラム
- 連邦軍マッカラン基地の副司令で、階級は中佐。司令であるロワール大佐が不在のため、基地の全権を担う。同じ階級であるレオをよく思っておらず、嫌がらせをおこなう。
- エリザベス・クラウ
- マッカラン基地の軍医の女性で、愛称はリジー。フェルドからは「エリザベート女史」「冷血女」と呼ばれている。
- 普段は眼鏡をかけ、髪をアップにしているが、素顔は美人。ラスベガスのバーにてレオから娼婦と間違われ、(作戦のために)ホテルに誘われる。
- エリナ・モーウェン
- マッカラン基地の主計課に所属する女性で、階級は大尉。レオに嫌がらせをおこなうバートラムに呆れている。
- ネイト
- 小隊に赴任するレオを乗せたサラミスの大気圏突入カプセルのパイロットで、階級は大尉。攻撃を受けて墜落し、腹部に重傷を負う。レオはネイトに自分の軍服を着せるが、これは敵の捜索目標の士官である自分に成りすませば、捕まっても殺されず手当てもされるであろうことを見越してのことである。
ジオン公国軍の人物[編集]
以下の人物はリンク先を参照。
民間人[編集]
以下の人物はリンク先を参照。
- アリッサ
- 月のフォン・ブラウンに住むレオの娘。病気のため、普段は車椅子で移動する。
- ベラム
- ラスベガスの街を仕切るギャングの頭目。レオたちに物資を調達する条件として、街に水と電力を供給しているダムを占拠するならず者および公国軍脱走兵の排除を依頼する。
登場兵器[編集]
地球連邦軍の兵器[編集]
以下の兵器はリンク先を参照。
ジオン公国軍の兵器[編集]
以下の兵器はリンク先を参照。
RUST(ラスト)[編集]
キャリフォルニアベースにて、鹵獲した連邦軍所属機と奪取したホワイトベース隊への補充部品などから組み上げられた機体。仮想敵機(アグレッサー)としての運用が想定されており、"RUST" の名称はコード・ネームである。カラーリングは漆黒を基調としており、頭部はガンダム・タイプ、額部はブレード・アンテナが左側に3本のみ、バルカン砲が右側のみとなっているのが特徴。パイロットはレミア・ララン少尉。
書誌情報[編集]
- 2022年12月24日発売[集 1][4]、ISBN 978-4-08-892553-0
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “北米を舞台にもう1つの一年戦争語る「ガンダム」新連載がグラジャンむちゃで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月26日) 2022年12月25日閲覧。
- ^ “『機動戦士ガンダム ラストホライズン』特集”. グランドジャンプ公式サイト. 集英社. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “Vジャンプ 3月号 発売中!フュージョン戦記ガンダムバトレイヴの漫画が連載スタート!”. GUNDAM.INFO (バンダイナムコフィルムワークス). (2008年1月22日) 2022年12月25日閲覧。
- ^ “北米を舞台に描くもう一つの一年戦争、「機動戦士ガンダム ラストホライズン」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年12月19日) 2022年12月25日閲覧。
集英社BOOK NAVI[編集]
以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ^ “機動戦士ガンダム ラストホライズン 1”. 集英社. 2022年12月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- 機動戦士ガンダム ラストホライズン - 集英社