ザニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ザニー (ZANNY) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ」 (MS) の一つ。初出は、ピピンアットマーク用ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』。

機体解説[編集]

諸元
ザニー
ZANNY
型式番号 RRf-06
所属 地球連邦軍
生産形態 試作機
全高 18.0m
重量 48.3t
装甲材質 超高張力鋼+チタン系合金
出力 980kW
推力 45,000kg
武装 60mmバルカン×2
120mmキャノン砲

地球連邦軍により試作された最初期のMSである。

この機体の誕生には2つの説がある。

  1. 自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる[1]
  2. V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し、完成させたもの。そのため、動力パイプ等にザクとの共通点が見られる[2]

どちらの説にせよ、豊富な予算を使い開発されたRXタイプと違って予算不足や連邦軍のMSに関する技術不足もあり、中途半端な設計となってしまっている。操作性が悪いうえに故障率も高く試験中に大破し、演習中に作動不良を発生させた機体もあったとされる[2]。しかしながら、連邦のMSはこのザニーがあったからこそ生まれたとも言える(ザニーの設計技術はジムに応用されたという設定がある[要出典])。

武装は、頭部に60mmバルカン砲2門、携行武装として120mm低反動キャノン砲を有する。120mm低反動キャノン砲は、ボールガンタンクのものの改修版である(むしろザニーと共に開発された砲がボールやガンタンクに使われた)。なお、対MS戦闘はあまり考慮されておらず白兵戦装備はなく、ザクがベースとなっているため出力の問題からビーム兵器の使用もできない。

機体自体はザクと同程度の性能を有していたと言われるが、上記の理由により正式採用はされなかった。だが、初期の連邦軍のMSパイロットの育成には役立っている。

作中での活躍[編集]

ゲーム[編集]

GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079
ザニーの初出は本作である。実際のゲームにおいては、追加増援ユニットとしてゲーム内スコア数値や進行度合いによって補充され、プレイヤーの選択次第で実戦に投入される。
SDガンダム GGENERATION』シリーズ
初期生産可能ユニットとして登場。
ガンダムネットワークオペレーション』シリーズ
地球連邦軍の初期生産可能ユニットとして登場。

漫画[編集]

機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles 完全版』
ジャブローの連邦軍基地内で、MSの操縦訓練に使用されている(訓練兵の中にマット・ヒーリィを含む)。
機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
連邦軍の練習機として登場。後の「不死身の第四小隊」となるサウス・バニング、ベルナルド・モンシアらが本機で訓練を行っている。

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』におけるザニー[編集]

漫画・アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、地球連邦軍の軍閥である「南洋同盟」によって運用されている(型式番号:RRf-06)。

一年戦争の終結直後に掃海艇に搭載され、ボール(作業用)とともに宇宙で戦闘の犠牲者や破棄された機体の回収を担当する。また、地上では戦力として多数配備されている。なお、アニメ版では以下の通り名称や設定などが変更されている。

ダーレ[編集]

DAHLE[3]

アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場(型式番号:SRf-06)。

経済力や軍事技術に乏しい南洋同盟が、大量に回収した破棄MSのパーツをつぎはぎする形で開発した汎用MS[3]。武装はグレネード・ランチャー付きマシンガンやザク・バズーカ、近接戦闘用にビーム・サーベルやヒート・ホークを携行する。シールドは連邦軍の標準モデル(ジムと同型)を装備。性能は決して高くなく、パイロットの練度も低いが、死をもいとわない僧侶の搭乗により、時には歴戦のパイロットを圧倒することもある。塗装は、トリントン基地のジム改などと同様のデザート・ピンクとダーク・ブルーを基調とする。

脚注[編集]

  1. ^ ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』取扱説明書参照。
  2. ^ a b ガンダムエース』誌2007年3月号「GAME'S MSV」参照。
  3. ^ a b 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、72-73頁。

関連項目[編集]