サラミス (ガンダムシリーズ)

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サラミスSALAMIS)は、『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の兵器。「サラミス級」とクラス名になったのは『モビルスーツバリエーション』の文字設定より[1]

作中の主人公側の勢力である地球連邦軍が運用する宇宙巡洋艦で、一年戦争後モビルスーツ搭載能力の付与などの改修を受けながら、長期に渡り運用され続けている。

本項目では改修型である「サラミス改」「サラミス改級」「フジ級」と、同名艦「サラミス級宇宙警備艇」についても記述する。

概要[編集]

諸元
サラミス
SALAMIS
(括弧内はMS IGLOO版の数値[2]
分類 宇宙巡洋艦
艦級 サラミス級
所属 地球連邦軍
全高 61.3m[3](71.4m)
全長 228m[3](212m)
全幅 68.3m[3](62.2m)
本体重量 (12,100t)
全備重量 22,000t[3]
推進機関 熱核ロケット・エンジン×1[3]
武装 単装メガ粒子砲×6[3]
連装機銃×6
6連装ミサイルランチャー×2
艦首部2連大型ミサイル発射管×8
搭載数 MS×4[3]

宇宙世紀0070年代の軍備増強計画によって、マゼラン級宇宙戦艦と共に大量建造された主力艦艇[4]大艦巨砲主義の性格が色濃いマゼラン級にくらべ、速射性能の高い中口径単装メガ粒子砲とファランクスシステムによって制御される対宙ミサイルにより、汎用戦闘艦としての優れたポテンシャルを持つ。艦底に大気圏突入カプセルを繋留する姿も見られた(テレビ版第5話)。一年戦争より前は恐れられたが、電波を利用した精密誘導に頼るこれらの装備はミノフスキー粒子によって無効化され、苦しい近接防空戦闘を恒常的に強いられることになる。しかしソロモン攻略戦ではマゼラン級戦艦とともに強大な火力を生かしてグワラン艦隊を撃退するほか、弾かれこそするもののビグ・ザムに対して長距離からのメガ粒子砲をかなりの密度で命中させるなど、本領と言える攻撃力の高さを見せる場面もある。

なお、メガ粒子砲を単装で艦体各所に装備しているため、ムサイ級軽巡洋艦より死角は少ないが、方向によっては指向可能な数が劣り、全砲塔を一点へ向ける統制射撃が不可能になっている。ただし、各砲塔の射界は広く取られ、砲身の仰角も90度指向可能[5]である。ア・バオア・クー戦の最終局面では、後方への火力に難があるムサイをやや同航体勢から射撃を浴びせ撃破する本級の姿が描かれている[6]

後期型はルウム戦役の敗北後に、ビンソン計画によって大量に建造される。建造は主に地球上で行われ、ブースターを装着して直接宇宙へと打ち上げられた[7]。打ち上げ時は無防備となるため、敵の攻撃に備えてフレアを散布することもできる。当初モビルスーツの搭載能力はなかったが、一年戦争末期に登場した後期型では艦内部にモビルスーツデッキを増設し、艦底部に設けたハッチからジムを投下することが可能となった。また、それに加えて上下の甲板にモビルスーツを露天繋止し一斉発進する処置も採られた。この方式には整備等の難はあるが、本来の運用定数以上のモビルスーツを戦場に投入できるメリットがある。このタイプでは上甲板の単装メガ粒子砲塔を撤去しているのが特徴である[8]。船体下部の巨大な放熱板は、搭載MSの機体冷却にも有用であった。

サラミス級巡洋艦は、連邦軍の量産型MSジムボールなどとともに数多く投入され、その物量の一翼を担った。一年戦争では多数が撃沈されたが、それでも膨大なサラミス級が生き残っている。その後さまざまな改良と同型新造艦の建造も継続され、本艦型はU.C.123年に至っても現役であり続けた。

劇中での活躍[編集]

テレビ版『機動戦士ガンダム』第1話オープニングで初登場、ジオン艦隊の艦砲斉射でコロニーと共に破壊された(艦名不明。緑色塗装)。テレビ版第4話で同型艦「マダガスカル」が登場し、第5話で「サラミス」の名称が明らかとなる。テレビ版第35話で再登場し、マゼラン級戦艦やホワイトベースと共に宇宙要塞ソロモン攻略戦に参加した。ソロモンの攻略には成功したが、ビグ・ザムの反撃で多数の本級が轟沈した。テレビ版第40話ではニュータイプモビルアーマーエルメスに集中砲火を浴びせ、操縦者ララァ・スンの集中力を拡散させてオールレンジ攻撃を阻止する。しかしシャア専用ゲルググの参戦でエルメスは本来の調子を取り戻し、サラミスは撃沈された。

テレビ版第42話、43話のア・バオア・クーの戦いでも、ジオン軍守備隊の抵抗やジオングの圧倒的性能、衛星ミサイルによって無数のサラミス級が沈んだ。それでも本級はドロス級空母の撃沈に貢献し、連邦軍の攻勢を支え続けた。グワジン級戦艦に体当たりして双方とも轟沈する描写がある。最終局面では、脱出しようとするキシリア・ザビが乗るザンジバル級機動巡洋艦を砲撃、撃沈する殊勲もあげている[9]

OVA機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、劇中描写こそないもののサイド6近郊にいたマイーア・パゾク中佐指揮するサラミス級二隻がチベ級一隻とムサイ級二隻からなるジオン艦隊を発見し、コロニーの残骸を利用するなどして数の不利を補い、僚艦一隻を失いつつもジオン艦隊の一隻を沈め、投降させた。これによりジオン艦隊が狙っていたコロニーへの核攻撃を阻止している。

OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』では、従来の作品での描写とは大きく異なり、宇宙空間で素早い動きで航行して戦闘を行う様に描かれている。本作を視聴した庵野秀明は艦艇の動きに重量感が足りないと指摘したが、話数を重ねると共に改善されたとも述べている[10]。『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第1話冒頭では、2隻の本級がムサイ級軽巡洋艦1隻と交戦。パプア1隻を撃沈するも、サラミス1隻が撃沈され、1隻が中破して撤退した。後半のルウム戦役ではマゼラン級戦艦と共に大艦隊を形成し、ムサイ主体のジオン軍宇宙艦隊を圧倒した。しかしジオン軍がザクIIを投入すると逆に圧倒され、シャア専用ザクによって少なくとも1隻が撃沈された。本シリーズではその後も多数のサラミス級巡洋艦が登場するが、捕虜となった味方もろとも敵機を撃墜するなど、悪役としての描写が目立った。

OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』第1話冒頭(0079年3月1日)では、ジオン軍地球降下作戦を阻止すべく3隻のサラミス級巡洋艦が突撃を敢行した。だがムサイ級軽巡洋艦3隻に迎撃され、サラミス1隻が撃沈、サラミス2隻が損傷し、阻止作戦も失敗した。

同型艦[編集]

ボール搭載型サラミス級巡洋艦
宇宙暦0079年10月に存在が確認された一種の航空巡洋艦。モビルポッド「ボール」を運用するため、上甲板と艦体側面のメガ粒子砲、ミサイルランチャーを撤去し、上甲板にボール用プラットホーム6基を増設している[11]。単艦、または少数艦で哨戒任務についた。本級とボールの存在によってルナツー周辺はジオン軍にとって危険な宙域となり、護衛なしの輸送船団は即座に撃沈されかねない状況と化していた[12]
マダガスカル
ルナツー基地所属のサラミス級。艦長はリード中尉。同基地より大気圏突入へ臨むホワイトベースの護衛として随伴した。リードはサラミスが搭載した大気圏突入カプセルに乗り、ホワイトベースを先導する任務についた。その後のマダガスカルはカミラ少尉が指揮を執り、ルナツーに帰還している。
サフラン
第一連合艦隊の第十二分隊に所属。ソーラ・レイの照射により、十二分隊で唯一生き残った。
小説版ではルナツー基地に所属。マゼラン級戦艦ハルを旗艦とする第十三独立戦隊(司令官:ワッケイン大佐)に所属し、テキサスコロニー近郊の戦いに参戦。テキサスコロニー内部で撃沈したペガサス、ザンジバルから脱出した乗組員を救助した。
シスコ
第一連合艦隊に所属。ソーラ・レイの攻撃を受けて被弾したと報告が入るが、自力航行は可能であった模様。
小説版ではサフランとともに第十三独立戦隊に所属、崩壊するテキサスコロニーからの脱出者を救助した。
キプロス、グレーデン
小説版に登場。ペガサスジュニアを旗艦とする第一二七独立戦隊の僚艦。グレーデンはコレヒドール宙域の激戦で轟沈。キプロスは言及がないものの、ア・バオア・クーを脱出するペガサスジュニアにサラミス級二隻が随伴しているため、戦後まで生き残ったものと思われる。
トリチゲン
小説版に登場。テキサスにてガンダムが大破したためコアファイターで脱出し、サイド6にまで流れ着いたアムロ・レイを回収したサラミス級。その後、月のフロントバック基地(占領したグラナダをファーストステップと改名し、その反対側に作った拠点)までアムロを送り届けた。
ハンプトン
宇宙世紀0081年、小惑星帯機動艦隊9番艦として、ジオン公国残党が潜む小惑星アクシズ制圧に出動。同年12月、小惑星帯機動艦隊が小惑星アクシズ宙域でジオン公国残党へ降伏した時に艦隊を離脱、地球圏へ向け逃亡。逃亡中の宇宙世紀0082年12月、ジオン公国残党を乗せ高速で航行中のザンジバル級巡洋艦インゴルシュタットと船体が接触、爆発[13]。艦内では食料不足が起こっており、艦長以下の全乗員が痩せこけた姿で登場する。食料を浮かせるために自決する兵が出ながらも秩序は維持していた。
マリアナ
ソロモン攻略戦に参加。同艦所属の第120ジム中隊の一員にトッシュ・クレイがいた[14]
ポートビル
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場。
船体前半部にMSデッキを備え、MS6機搭載。後述するサラミス改級のような両舷の艦橋構造物を連装メガ粒子砲とする改装はされておらず、そのまま残されており、サブエンジンの増設もされていない。
MSを搭載せずに完熟航行中のアルビオンの僚艦として航行中、シーマ艦隊に捕捉される。シーマ艦隊は、アルビオンを貨物船、本艦をその護衛と誤認し、略奪を企てる。シーマ自ら率いるMS隊の襲撃により艦載MSを失うと、自ら盾となりアルビオンを宙域より離脱させ、消息を絶つ。

ネルソン級MS軽空母[編集]

MSV-R』によって設定されたサラミス級をベースに開発された軽空母。MS母艦として艦体の左右にカタパルト兼コンテナユニットを接続し、整備・補給・発進等の母艦機能を上昇させている。

なお、『機動戦士ガンダム』の企画書において、「地球連邦国軍備要覧」の中に「ネルソン・タイプ空母」の名が見られる[15]。。

サラミス改[編集]

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するサラミスの改良型[16]。設定ではサラミス改とされているが、同級艦が複数存在するので一つの級別と見なせる。だが、後述するサラミス改級との混同を避けるために、一部ゲーム作品では「サラミス(0083)」との表記も見られる[17]。小説版では防空型と述べられている。

全長198m。両舷および艦底に連装メガ粒子砲を装備。機関部の単装メガ粒子砲の配置を変更し死角を減らし、各方向への指向数を大幅に増加し対宙機銃も増強、補助ノズル4基を装着している。上方前部主砲は単装砲のままだが、その後方にVLSらしきハッチが8つ確認できる。ただし本格的なモビルスーツ運用能力は持たされていない。そのため、熟練したパイロットの操るモビルスーツなどが他艦による直掩を突破して接近した際には容易に撃沈されている。ザンジバル級機動巡洋艦の後期型との反航遭遇戦では、戦術運動や錬度で劣っていたとはいえ強力な前方火力で応戦する姿が見られ、デラーズ・フリートを追撃していた巡洋艦戦隊の指揮官もその砲戦能力に期待をかけている場面もある。

劇中での活躍(サラミス改)[編集]

『0083』第5話冒頭で初登場。宇宙へ脱出したアナベル・ガトーガンダム試作2号機を捕捉すべく地球軌道上から3隻投入されるが、ガンダム2号機を収容するために地球軌道へ侵入したムサイ級巡洋艦後期生産型艦2隻(そのうち1隻は「ペールギュント」)の反撃を受け、砲戦となる。ドラッツェ6機と連携したムサイ2隻の砲撃により、サラミス改は全艦撃沈された。

本級はデラーズ紛争全編を通じて翻弄され続けた。コンペイ島を警備中の本級はガンダム試作2号機を捕捉して迎撃するも撃墜に失敗し、核攻撃を許した。これにより、観艦式に参加していた再建したばかりの連邦軍宇宙艦隊は2/3が消滅あるいは大破した。さらに、追撃部隊に所属していた本級はアクシズ製最新モビルアーマーのノイエ・ジールによって、次々に撃沈されていった。最終話では、数々の激戦とソーラーシステムIIの照射で満身創痍になっていたノイエ・ジールへ大量のミサイルを浴びせてガトーを特攻に追い込むが、スペースコロニーはすでに地球へ落ちた後だった。

同型艦(サラミス改)[編集]

ユイリン
『0083』第5話中盤で、ナッシュビルと共に登場。奪取されたガンダム試作2号機を追う強襲揚陸艦アルビオンと合流した。ほどなくして、デラーズ・フリートに合流したばかりのシーマ艦隊に襲われる。ザンジバル級機動巡洋艦リリー・マルレーンの砲撃を受け、真っ先に轟沈した。
ナッシュビル
ユイリンと共にアルビオンと合流したサラミス改級巡洋艦。リリー・マルレーンとの遭遇戦の最中、アルビオンMS隊を突破してきたシーマ・ガラハウ中佐と部下のゲルググ・マリーネに襲われる。本艦はシーマ機に取り付かれ、艦橋を大型ビームライフルで撃たれる。ビームが融合炉の誘爆を招き、轟沈した。
サウスダコタ
同級艦5隻により編成された巡洋艦戦隊の旗艦。当戦隊は余分の推進剤を偶々増載していたためデラーズフリート追撃戦にて高速航行で追撃を続け、月-地球上の中間空域で敵を主砲射程内に収める寸前に至る。しかし、砲戦開始直前にノイエ・ジールの攻撃を受け艦橋を大破、次いで反応炉が爆発して轟沈。なお、直後に周囲で輪形陣を組んでいた4隻も撃沈された[18]
モンテレー
宇宙世紀0083年、第六外周艦隊旗艦としてコンペイ島より離れた距離を航行していたため核攻撃による損害を受けなかった戦艦ツーロン他とともにデラーズ・フリートに奪取されたコロニーを追撃するが、推力低下により戦列を離れる[19]
マダガスカル
本作ではサラミス改として登場。第一軌道艦隊臨時旗艦としてバスク・オムが座乗した。デラーズ・フリートとの乱戦下に於いても撃沈を免れ、終盤には撃沈されたソーラーシステムIIコントロール艦に代わって第2撃を制御、先鋒隊の味方ごと焦点周辺のデラーズフリート部隊を薙ぎ払う非道ぶりを発揮した[18]

サラミス改級[編集]

アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場したサラミス級の近代化改修型。最も目を惹くのはMSとの連携を前提に船体前半部に設けられたMSデッキで[20]、デッキ後部にハッチ兼用のエレベータ、船体上部にカタパルトが設けられたことである。これは正面切った砲戦を前提に避弾経始を重視して極端に薄い艦首から艦橋辺りまで徐々に膨らむ船体構造を持つマゼラン級に対し、艦首が箱型構造となっていたことが幸いしたといえる。その代償として艦首の単装メガ粒子砲1基および、両舷の6連ミサイルランチャーは撤去されているが、左右両舷の艦橋構造物が廃された跡に戦艦級の連装メガ粒子砲が増設され、結果的に砲力は増大している。

他に船体中央部(ブリッジ前方)の特徴的なY字構造上の大型連装対空砲はブリッジ左右の連装対空砲に換装されている。加えてブリッジ構造物周辺に合計8基の単装対空砲が増設されており、対空砲は連装6基単装8基合計20門を数える。なお、多くは既存艦の改装だが、この設計に基づいて新たに新造された艦も存在する模様。

これらの装備増強で生じた質量増大で加速能力が低下することを防ぐために、メインエンジンの左右に各1基のサブエンジンが増設され、増えた排熱対策に船体下部を膨らませて冷却装置を搭載している。結果、ここに至り本艦級の完成度は非常に高いものになった。なお、連装主砲・単装副砲は共にアレキサンドリア級と同一のデザインを有する。

宇宙世紀0070年代後半より地球連邦軍宇宙艦隊の中核として大量建造がなされた本級は、その優れた汎用性により早くにその姿を消したマゼラン級とは対照的に、極めて長期にわたって運用されることとなった。 宇宙世紀0150年代になってもミノフスキー・クラフトの搭載等、大規模改修が行われつつも艦級を改められる事も無く、多数が第一線で運用され続けていることが『Vガンダム』劇中にて確認することができる。

劇中での活躍(サラミス改級)[編集]

『機動戦士Ζガンダム』
連邦軍、ティターンズエゥーゴが運用した。劇中で名称が登場する艦は、「ボスニア」「モンブラン」「サチワヌ」「ブルネイ」「シチリア」など。艦体色は、連邦軍とティターンズがニュートラルグレー&マルーンのツートン、もしくはスミレ色とディープブルーとマルーンのトリコロールを使用し、エゥーゴ所属艦はディープグリーンとリーフグリーンのツートン。
機動戦士ガンダムΖΖ
最終回でブライト・ノアが指揮を執る連邦軍・エゥーゴ合同艦隊として複数隻の連邦軍標準色の艦がアクシズでの戦闘終結後に登場した。
ガンダム・センチネル
編成表が設定されており、数多くの同型艦が登場した(「エクゼター」「モガミ」「ストラスプール」「ユリシーズ」「レパルス」「カンバーランド」「スティキスホルム」「キャンベラ」「アトランタ」「プリンツ・オイゲン」「ヴォルゴグラード」「トレント」「アオバ」「ダンケルク」「カシマ」「ブラジリア」「ストックホルム」)。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ルナツー駐留艦隊や、ロンド・ベルの援軍として駆けつけた八八艦隊などで同型艦が登場する。
機動戦士ガンダムF91
宇宙世紀123年にフロンティア4コロニーに繋留されているサラミス改級がクロスボーン・バンガードの偵察部隊により港口で攻撃され、艦橋が破壊されている。
機動戦士Vガンダム
ミノフスキークラフトが装備され、リーンホース離水時に牽引や、ムバラク艦隊所属艦として大気圏内及び成層圏での戦闘に参加した。ムバラク艦隊所属艦は連邦軍標準色だが、リガ・ミリティアのバグレ隊所属艦隊は土色に塗装されている。

同型艦(サラミス改級)[編集]

サチワヌ
ティターンズ所属、後にエゥーゴ所属。ガンダムMk-IIを巡り、重巡洋艦アレキサンドリア、巡洋艦ボスニアと共にエゥーゴ所属強襲巡洋艦アーガマを追跡。グラナダ入港中、エゥーゴに奪われる[21][22]
シチリア
エゥーゴ所属。ジャブロー侵攻作戦開始時、MSを発艦させている途中にパプテマス・シロッコが搭乗するメッサーラの攻撃を受け、撃沈される[23][22]
ハイフォン
OVA 『GUNDAM EVOLVE ../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM』に登場。エゥーゴ所属。戦艦スタウトおよびサラミス改級2隻[24]とともにチャクラ研究所防衛に当たるが、ゲミヌスの攻撃によって撃沈される。
ブルネイ
ティターンズ所属。ガンダムMk-IIを巡り、重巡洋艦アレキサンドリア、巡洋艦サチワヌ、ボスニアと共にエゥーゴ所属強襲巡洋艦アーガマを追跡。途中、他の3艦とわかれ、バスク・オム大佐を乗せグリプスに向かう[25]。エゥーゴによるジャブロー侵攻作戦を阻止する戦闘に参加している[26]
ヘラート
漫画 『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場。ティターンズ所属。重巡洋艦ベオグラード及びサラミス改級1隻[24]と共に海賊マリー一派の殲滅に向かうが、海賊の母艦であるパゾクをぶつけられ沈む。
ボスニア
地球連邦軍ルナツー所属[27] 。艦長はチャン・ヤー少佐、MS隊長はライラ・ミラ・ライラ大尉。エゥーゴによるガンダムMk-II強奪後にティターンズ指揮下に入り、重巡洋艦アレキサンドリア、巡洋艦サチワヌと共に、エゥーゴ所属強襲巡洋艦アーガマを追跡[28]。エゥーゴによるジャブロー侵攻作戦を阻止する戦闘に参加している[26]
モンブラン
エゥーゴ所属。アーガマがレコア・ロンド少尉を地球へ降下させる際に行動を共にする。そのときにティターンズ所属のジェリド・メサ中尉(ハイザックに搭乗)率いるMS隊の攻撃を受け沈む[29][22]。艦長はエムブラとされる[30]

フジ級[編集]

劇場アトラクション『GUNDAM THE RIDE』に登場するサラミス級を改装した輸送艦。一年戦争時、ア・バオア・クー攻略戦で難民を移送する輸送艦として同級のスルガが登場する(艦長はヘンケン・ベッケナー)。名称の由来は同アトラクションのあった富士急ハイランドから。

サラミス級宇宙警備艇[編集]

機動戦士ガンダムUC』に登場。宇宙世紀初頭に連邦が配備していた艦艇であり、0070年代の宇宙巡洋艦とはまったく異なる兵器だが、サラミスの名はここから受け継がれたものと思われる。全長70m、船体はトラス構造の骨組みでできており、船首に操艇指揮所がある。船尾にロケットエンジンを4基、船体下部に全長とほぼ等しいサイズの太陽電池パネルを搭載する。武装は船首下部にある高出力レーザー砲と、遠隔操作式レーザー衛星24基。その他にも戦闘機係留が可能な型や、レールガンを装備した型などがある。宇宙世紀0001に行われた改暦セレモニーでは、軌道上に浮かぶ地球連邦首相官邸ラプラスを警護するため、サラミス級宇宙警備艇36隻が展開された。

『機動戦士ガンダムUC』に登場するよりも前に、デザイン自体は「先代スルガの姿」として『GUNDAM THE RIDE』のアトラクションに展示およびパンフレットに記載されていたが、映像本編には登場せず、映像作品に登場したのは『機動戦士ガンダムUC』が初である。

脚注[編集]

  1. ^ 『講談社ポケット百科シリーズ33 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月、168頁。ただし『機動戦士ガンダム超百科』立風書房、1980年3月、66頁では既に「サラミス」をサラミス・タイプの1番艦としている。
  2. ^ 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 完全設定資料集』エンターブレイン、2007年5月、151頁。
  3. ^ a b c d e f g 『ファンタスティックコレクション・スペシャル 機動戦士ガンダム・マニュアル』(大河原邦男・松崎健一監修、朝日ソノラマ、1981年3月)
  4. ^ 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』27頁より。
  5. ^ 第41話で左舷より襲撃を受けた際、舷側の砲の砲身を90度向けている。劇場版ガンダムⅢでも同様の描写がある他、前部上甲板の砲が後ろ上方を横切るザンジバルを砲撃している。
  6. ^ OVA『MS IGLOO -黙示録0079-』第3話、終盤の戦闘より。
  7. ^ OVA『MS IGLOO -黙示録0079-』第1話より。
  8. ^ 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』77頁より。
  9. ^ 劇場版のみ。テレビ版ではマゼラン級戦艦の砲撃による。
  10. ^ MS IGLOO 公式サイト「スペシャル-インタビュー-庵野秀明」
  11. ^ 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』47頁より。
  12. ^ OVA『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話、冒頭のボール小隊の発言より。
  13. ^ 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』より。
  14. ^ 雑誌企画『ガンダム・センチネル』より。
  15. ^ 『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』洋泉社、1999年4月、74頁。
  16. ^ 機動戦士ガンダム0083 web「MS-地球連邦軍-サラミス改」
  17. ^ SDガンダム GGENERATION』シリーズより。
  18. ^ a b 小説『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』下巻より。
  19. ^ OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第11話より。
  20. ^ MS一個小隊3機、ないし4機(ルナツー所属ボスニアは4機のガルバルディβを運用している。2機一個分隊、4機一個小隊編成?Ζガンダム第三話から。二層式で階下は物資倉庫となっている)
  21. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』9話。
  22. ^ a b c 劇場版『機動戦士Ζガンダム』では、本エピソードはカットされている。
  23. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第11話。
  24. ^ a b 艦名の設定無し。
  25. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第5話。
  26. ^ a b 劇場版では、ジェリドらの発艦前に、MS隊の発艦を終了させたことが語られる。
  27. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第3話での発言より。
  28. ^ 劇場版『機動戦士Ζガンダム』では、アーガマ追跡のエピソードは省略されている。
  29. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第6話。
  30. ^ 漫画『機動戦士Ζガンダム Define』より。

関連項目[編集]