仲人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

仲人(なこうど)は、日本において、人同士の間に入り、人間関係を仲立ちする役割の人。特に男女の間で結婚の仲立ちをする人を指すことが多い。江戸時代では、相手探し・見合いの段取り・結婚までを世話し、依頼した人の持参金の一割を礼金として受け取っていた。

仲人の役割[編集]

仲人は「月下氷人」とも呼ばれる(縁結びの神“月下老”と“氷上人”を組み合わせた造語)。かつては「仲人は親も同然」という格言があるほど、仲人の影響力は強いものであったが、人間関係や時代背景の変化とともに仲人を設定する結婚式は減少傾向にあり、さらに平成不況による職場環境の激変(終身雇用体制の崩壊)を背景に1990年代後半を境として激減し、仲人を立てる結婚式は首都圏では1%だけとなり、最も多い九州地方でも10.8%に過ぎなくなった(ゼクシィ調査 2004年9月13日発表)。また仲人を立てる場合であっても形だけの仲人を設定するケースが大半である。形だけとは言え、婚約・結納・結婚式(結婚披露宴)などの重要イベントでは臨席と挨拶が求められるので、伝統的なしきたりについて相応の知識を仕入れておくのが一般的である。また婚姻届においては証人となることもある。

仲人に選ばれる人[編集]

既婚の男女で、家庭生活がうまく行っている夫婦が選ばれる。主に、学校や職場の先輩、恩師、地域の実力者、親戚など、結婚する男女と多少なりとも関係のある人物に依頼する場合と、全く関係のない「プロ」の仲人に依頼する場合がある。


結婚契約[編集]

結婚とは法律上、契約の一種である。日本国においては法律婚主義を採用し、お互いの結婚の意思の合致と、婚姻障害事由の不存在(実質的要件)と、公的婚姻届(戸籍法に基づく届出)の行政手続き(形式的要件)が揃う事が必要である。行政書士が婚姻届、結婚契約書(財産の管理方法などを予め定める事により、お互いの財産の争いを予防できるとする夫婦別財産制度の規定を設けるなど)の作成を業として行っており、官公署に提出する書類及び、権利義務、事実証明の書類の作成は行政書士の独占業務とされている(行政書士法第1条の2)。