耳をすませば

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耳をすませば
ジャンル 青春恋愛
漫画
作者 柊あおい
出版社 集英社
掲載誌 りぼん
レーベル りぼんマスコットコミックス
発売日 1990年2月
発表期間 1989年8月号 - 1989年11月号
巻数 全1巻
漫画:耳をすませば-幸せな時間
作者 柊あおい
出版社 集英社
掲載誌 りぼんオリジナル
レーベル りぼんマスコットコミックス
発売日 1996年2月
巻数 全1巻
漫画
作者 柊あおい
出版社 集英社
掲載誌 りぼん、りぼんオリジナル
レーベル 集英社文庫
発売日 2005年7月
発表期間 りぼん1989年8月号 - りぼんオリジナル1995年8月号
巻数 全1巻
その他 りぼんマスコットコミックスの2冊を纏めた文庫版
映画
監督 近藤喜文
制作 スタジオジブリ
封切日 1995年7月15日
上映時間 111分
小説
著者 田中雅美(著)
柊あおい(原作)
出版社 集英社
レーベル コバルト文庫
発売日 1995年6月
巻数 全1巻
テンプレート - ノート

耳をすませば』(みみをすませば、英題:Whisper of the Heart)は、柊あおい漫画作品、およびそれを原作とした近藤喜文監督、スタジオジブリ制作のアニメーション映画作品。

原作漫画版とアニメ映画版では設定や展開が異なる。アニメ映画版では、背景美術として東京都多摩市日野市武蔵野市を描写した絵柄が多く見られる。

漫画[編集]

耳をすませば[編集]

りぼん1989年8月号 - 11月号にて連載。1990年、りぼんマスコットコミックスにて単行本化。2005年文庫本コミック版)にて発売。全1巻。「耳をすませば〜幸せな時間〜」同時収録。

読書が大好きな中学1年生の少女、月島雫(つきしま しずく)。雫は図書貸し出しカードに天沢聖司(あまさわ せいじ)という名がたびたびあることに気がつき、顔も知らない彼への思いをめぐらす。そんなある日、電車の車内で出会った猫に導かれ、地球屋という不思議な店に迷い込む。

耳をすませば 幸せな時間[編集]

『りぼんオリジナル』1995年8月号に掲載。1996年りぼんマスコットコミックスにて単行本化。全1巻。『桔梗の咲く頃』同時収録。

中学生最後の夏休み。「受験生」という立場を持てあまし気味の雫はちょっと憂鬱。そんなとき、空から降ってきた不思議な羽を拾う。その本体である翼について調べるうちに「猫の図書館」に行き着く。

映画[編集]

耳をすませば
Whisper of the Heart
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監督 近藤喜文
脚本 宮崎駿
原案 柊あおい
『耳をすませば』
製作 鈴木敏夫
宮崎駿
製作総指揮 徳間康快
宮崎駿
出演者 本名陽子
高橋一生
露口茂
音楽 野見祐二
主題歌 本名陽子/「カントリー・ロード
オリビア・ニュートン=ジョン
Take Me Home,Country Roads
撮影 奥井敦
編集 瀬山武司
製作会社 スタジオジブリ
徳間書店
日本テレビ放送網
博報堂
配給 日本の旗 東宝
公開 日本の旗 1995年7月15日
上映時間 112分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 18.5億円[1]
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1995年7月15日、近藤喜文監督により、宮崎駿が監督したCHAGE&ASKA同名の楽曲のプロモーションフィルムである『On Your Mark』とともに公開された。高畑勲監督の映画作品『火垂るの墓』および『おもひでぽろぽろ』のキャラクターデザイン作画監督をはじめ、1980年代末以降のスタジオジブリ作品の作画で支えてきた近藤にとっては本作が最初の長編映画監督の作品となったが、その後の1998年に病死したため、唯一の作品にもなった。

キャッチコピーは「好きなひとが、できました」(糸井重里による)。

宮崎駿の義父が建てた山小屋には、彼の姪らが昔読んだ少女マンガ雑誌が残されており、宮崎は毎年夏の休暇中にそれらを読むのが習慣だった。1989年の夏、雑誌がボロボロになったため宮崎が農協のスーパーで新しいのを買ったところ、2度目に購入した雑誌に原作漫画の連載2回目が掲載されており、これに興味を持ったのが制作のきっかけとなった[2]。一方『耳をすませば』の文庫本に掲載されている鈴木敏夫の解説によれば、山小屋とは宮崎の義理の父親のアトリエであり、雑誌は宮崎の姪らが昔に読んだものだったという。休暇をともにした鈴木や押井守庵野秀明と宮崎で『耳をすませば』の一部から全体がどんな話なのかを膨らませていったといい、実際に宮崎が原作を全編通して読んだとき「ストーリーが違う」と怒ったという。

原作者の柊あおいは、以前から宮崎のファンであったが、宮崎が本作品の映画化を希望しているという話を担当からの電話で聞いた際、それが信じられず、思わず「冗談でしょ」と返事をしたという[3]

日本の映画では、初めてドルビーデジタルが採用されたことで知られる[4]1994年10月にアメリカ・ドルビー・ラボラトリーの副社長がジブリを訪ね、宮崎に「日本のスピルバーグといったらあなたでしょう。あなたが音をよくしようと思わなければ、日本の映画の音は一向によくならない」と言われ、宮崎は「よし、じゃあ今回はぜひ、そのドルビーデジタルを使ってみよう。それだけじゃなく音作りの面にたっぷり時間をかけて、今までにない、いい音を作っていこう」と答え、日本初のドルビーデジタルが採用された映画となった[4]。ただし、当時ドルビーデジタルに対応した映画館はごく少数しかなかった[4]

作中にはいくつかの古楽器が登場する。ヴィオラ・ダ・ガンバリコーダー、コルネット(ツィンク)、リュートなどである[5]。作中の「牢獄でヴァイオリンを作る職人」の挿絵は、宮崎駿の次男である宮崎敬介の作品である。

あらすじ[編集]

月島雫は読書が好きな中学3年。ある日、父の勤める図書館で自分が借りた本の読書カードにいずれも「天沢聖司」という人物の名前があることに気がついたことから、自分の中で存在感が膨らんでいき、どんな人なのか思いを馳せる。夏休み、雫は親友の夕子から相談を受けて学校にやって来たついでに、宿直の高坂先生に頼み込んで図書室を開けてもらいある本を借りるが、その本を寄付したのも「天沢[6]」という名前の人物だった。雫は寄贈者について尋ねてみるが、高坂先生は知らないと答えたうえに、待ちぼうけにされて怒った夕子がやって来たためうやむやになってしまった。その後2人は校庭のベンチに移動すると、雫は依頼されていた「カントリーロード」を和訳した歌詞を渡すが、ありきたり過ぎると納得がいかない。さらに遊び半分で作った「コンクリートロード」という替え歌風の歌詞も見せ笑い合う。そんな夕子の「相談」とは、他のクラスの男子からラブレターをもらったがどうしたらいいのか分からないという内容だった。雫がなぜ返事に詰まっているのか聞いてみると、夕子は雫の男友達でもある野球部の杉村が好きだと告げる。その後、雫と夕子は2人で帰ろうとするが、本を忘れたことに気づいた雫がベンチに引き返すと、見知らぬ男子生徒が雫の本を読んでいた。彼はなぜか雫の名前を知っており、さらに「コンクリートロードはやめたほうがいいと思うよ」と、歌詞を揶揄する言葉を残して去っていく。怒った雫は「やな奴!」と連呼しながら家に帰るとコンクリートロードの歌詞を丸めて捨てる。

またある日、雫はいつものように図書館へと向かう途中、電車の中で不思議な太った猫を見つけ、追いかけているうちにロータリーの前にある小さな古道具屋「地球屋」に辿り着く。雫は店内で猫の男爵の人形「バロン」や古いからくり時計など、さまざまな品物を店主の老人・西司朗に紹介してもらい喜ぶが、12時の時計の音でついでに父親へ弁当を届けるように頼まれていたことを思い出し、慌てて図書館へと戻る。その後、雫が忘れた弁当を届けにやってきたのはまたしてもあの男子生徒で、今度は弁当箱の大きさを揶揄されてふてくされる。

新学期が始まり、雫は昼休みに職員室で年配の先生から本を寄付した「天沢」について聞いてみると、昔学校のPTA会長をしていたこと、彼の末っ子が学校の同じ学年にいることを知る。そのことを夕子たちにからかわれるなか、新しく和訳した「カントリーロード」を見せると高評価を受け喜ばれる。そして皆がコーラス部の後輩たちに歌詞を見せに行くのを図書館に行くからと断り、途中で気が変わって「地球屋」に向かうと、店は閉まっていて男爵の人形もなくなっており、雫は売られてしまったのだと思いがっかりして帰っていく。

その夜、雫のもとに夕子から突然電話がかかってくる。夕子は杉村が、ラブレターを夕子に渡した男子から返事を聞いてくれと頼まれたと言われてショックを受けたことと、泣きはらした顔では学校に行けないから明日は休むと告げる。翌日、夕子が学校を休んだことを訝しんだ杉村は、放課後雫を呼び止めて神社で何があったのか尋ねる。自分は野球部の友達から頼まれただけだと言う杉村のあまりの鈍さに雫は腹を立て、つい夕子は杉村のことが好きなのだと言ってしまう。すると杉村は、自分はずっと雫が好きだったと告白する。動揺した雫は急にそんなことを言われても困ると言って逃げようとするが、はっきり返事が聞きたいという杉村の問いかけに、自分は杉村のことをずっと「友達」としか見たことなかったし、それはこの先も変わらないとだけ告げて自宅に帰り、自分の鈍感さに自己嫌悪に陥ってしまう。

雫はそのまま思いつめたように「地球屋」に向かうが、相変わらず店は閉まっている。店の前で途方に暮れたままあのときの太った猫に話しかけていると、あの男子生徒がやって来る。彼は猫をムーンと呼んでいると話し、雫を店の中に案内した。この店の持ち主は自分の祖父で、店は開いている方が少ないことと、元々は古美術品の修理を請け負っており地下ではヴァイオリン制作の教室を開いていること、そしてあの「バロン」の人形が祖父の宝物であることを教えられる。日が沈むまでバロンを眺めていた雫が地下に降りると、彼は工房でヴァイオリンを作っていた。その様子とできあがったヴァイオリンを見ていた雫が演奏を頼むと、彼から弾く代わりに歌うように言われ、知っている曲を弾いてやるからと弾き始めた「カントリーロード」の演奏に乗せられて、恥ずかしがりながらも自分が和訳した歌詞で歌う。そこへ西老人とその仲間が帰ってきて小さな合奏が始まる。そこで彼の名字が西だと思い込んでいた雫は、彼があの「天沢聖司」だと知る。そのことで軽く言い争いになる2人だったが和解し、雫の家の近くまで見送る途中聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアクレモーナへ留学したいという夢を雫に語る。

その翌日、聖司は学校で「2か月間西老人の知り合いの工房で見習いをする」という条件でイタリア留学の許しを親に得たと雫に話す。同時に前々から図書カードで雫のことを知っていたと言う。確固たる夢に向かって進んでいく聖司と目標のない自分を比べて劣等感を覚える雫だったが、夕子に相談して自分も実力を確かめるためにずっと前からやりたかった「物語」を書こうと決心する。そして、人形のバロンを主人公にした物語を書きたいので許可を得たいと言う雫に、西老人は物語ができあがったら最初に読ませて欲しいという条件で許可する。その後、図書館で調べ物をしながら執筆を始める雫に会いにきた聖司は、「明日行く」と告げる。そして、雫に見送られた翌日、聖司はイタリアに旅立つ。

しかし、雫は物語の執筆に没頭したせいで中間試験の成績を落として姉に説教され、母親からも、なにも「受験」という大事なときに、勉強を後回しにしてまでやることではないのではと咎められる。そんな中、雫が図書館で没頭している姿を見ていた父親だけは「人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにも出来ないからね。」と念を押したうえで、雫のやりたいようにやらせようと言う。やがて物語を書き終えた雫は、最初に読ませて欲しいという約束通り西老人に渡して読んでもらう。それは到底納得のいかない、まとまりのまったくない作品で、雫自身もそれを認めていた。泣き崩れた雫を見てすべてを察した西老人は、くじけそうになるなか作品を書き終えたことを讃え、バロンにまつわる物語を話す。それは偶然にも雫が書いた物語と酷似していた。

翌朝、雫がアパートの窓を開けて何気なく下を見ると、1日早く帰国した聖司が手を振っていた。雫は見せたいものがあると言う聖司の漕ぐ自転車の後ろに乗って街を見渡せる高台に行き、2人で夜明けを眺める。聖司は西老人から雫の物語の話を聞いて何も知らなかったことを謝るが、雫は自分の才能に挑戦して良かったことと、先へ進むためにまずは高校へ進学して勉強に励むことを目標にすると決める。それを聞いた聖司は、自分が一人前のバイオリン職人になったら結婚してくれないかと言い、雫は小さく頷いて「嬉しい、そうなれたらいいと思ってた」と答える。そして、聖司は「大好きだ!」と言って雫を抱きしめるのであった。

登場人物[編集]

月島 雫(つきしま しずく)
- 本名陽子
主人公で、向原中学校3年生(漫画版では中学1年生)。14歳。一人称は「私」。性格は明るく友達も多いものの、家ではおとなしい。少々面倒くさがりな所がある[7]
恋愛に鈍く、夕子が杉村を好きなのにと彼を責めるが、杉村が好きなのは自身だと気づかなかった。
読書好きで、特に妖精魔法などが出てくる幻想文学やファンタジー関係の小説を好んで読む。図書館や学校の図書室に頻繁に赴き、夏休みには本を20冊も読んでいる。
夏休みに、図書館で読んだ本の図書カードに「天沢聖司」という名を見つけて想いを巡らせる。その後、天沢聖司本人とは知らずに出会った当初は反発して「やな奴!」と連呼するが、徐々に彼に惹かれていく。聖司と自分の違いから「自分を試す」という決心をし、映画と同じタイトルの物語を書き始める。
受験生として受験勉強をしなければならない時期に物語の執筆に没頭し、授業をろくに聞かない日が続いたため、試験で本来の成績順位から100番も落とすことになり[8]、それが元で姉と大喧嘩を起こす[9]
猫の恩返し』は、彼女の書いた物語という設定である。
天沢 聖司(あまさわ せいじ)
声 - 高橋一生
向原中学校3年生で、西司朗の孫。15歳。一人称は「俺」。才色兼備な美少年。読書が好き。
雫のことは以前から図書カードで知っており、雫に負けないために何冊も本を読んでいた。
ヴァイオリン演奏が得意で、将来はヴァイオリン職人(原作では画家)になるという夢を抱いている。そのために中学卒業後はイタリアへ修行に出るつもりである。
徐々に雫が好きになり、最終的にはプロポーズしている[10]
作中、聖司が読んでいる本に『霧のむこうのふしぎな町』という作品があるが、これはのちに宮崎がアニメ化しようとしたが叶わず、『千と千尋の神隠し』という形で作品化した柏葉幸子著の実在する本である。
ムーン
雫が図書館に行く時に同じ電車に乗り込んでいた猫。「ムーン」という名前は聖司がつけた。あっちこっちと渡り歩いているため、各地でいろいろな名前をつけられているらしく、「ムーン」の名もそのうちの一つで本名というわけではない。
作中で登場した異名は「お玉[11]」「ムタ[12]」の2つが登場した。このうち「ムタ」の名は姉妹作『猫の恩返し』にて「ルナルド・ムーン」を本名としたうえでの普段の通称名として継承されるかたちで登場している。
月島 靖也(つきしま せいや)
声 - 立花隆
雫の父。45歳。黒縁眼鏡をかけている。
市立図書館勤務(原作では県立。アニメ映画版の貸出カードには原作と同じく「県立」と記載されている。)。図書館司書として働いているが、本業は郷土史家である。
月島 朝子(つきしま あさこ)
声 - 室井滋
雫の母。43歳。
社会人学生として、大学院(修士課程)に通っている(原作では専業主婦)。現実主義者であり、雫と似ている。
月島 汐(つきしま しほ)
声 - 山下容莉枝
雫の姉。18歳。大学一年生(原作では高校生)。母が常に家にいるわけではないため、家事もこなすしっかり者。美人で、スポーツ好きで活発的。寝ている雫を起こすときに「雫、いい加減に起きな」とよく言う。後半では家を出て一人暮らしを始める。
原作と映画では、性格がかなり異なっている(映画版の性格は原作の母の性格に近い)。
フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵
声 - 露口茂
西司朗がドイツからもらってきた猫の人形。通称は男爵の英語表記である「バロン」。雫が書いた物語の主人公。連れだった貴婦人の猫の人形がいたが、戦争のさなか行方不明になってしまった。
猫の恩返し』にも再登場する。
西 司朗(にし しろう)
声 - 小林桂樹
地球屋の主人で、聖司の祖父。80歳。
戦前、ドイツ留学中にバロンと出会う。バロンを譲ってもらうため3日間頼み続けるが、修理に出している貴婦人の猫の人形が戻っていないため無理だと主人はなかなか首を振らなかった。そこへたまたま近くにいた「ルイーゼ」という女性[13]が、自分が修理が終わった貴婦人の方を買い取り、必ず二人をひきあわせるからと名乗り出たことでバロンを譲ってもらった。だが、その直後に戦争が始まったため、彼女も貴婦人の人形も行方が分からなくなってしまった。その後雫の物語の中で、哀愁にいたバロンに幸せを与えてくれたことを喜び礼を言う。
優しい性格で、雫と聖司のよき理解者。雫らと「カントリー・ロード」を演奏した際、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾いていた。
料理がうまく、雫にふるまった際にも絶賛された。
北(きた)
声 - 鈴木敏夫
西の友人。雫らと「カントリー・ロード」を演奏した際、リュートを弾いていた。70歳。
南(みなみ)
声 - 井上直久
西の友人。雫らと「カントリー・ロード」を演奏した際、タンバリンを叩いたり、コルネットやリコーダーを吹いていた。60歳。
作中の、バロンが登場する雫の小説のなかの世界のデザイン(背景)は井上直久が担当している。雫の小説のストーリーは井上直久によるものではないが、この世界の設定は彼が描く「イバラード」の世界観にほぼ準じている。
高坂先生(こうさかせんせい)
声 - 高山みなみ
向原中学校の保健室の先生で、三つ編みで眼鏡をかけている。生徒に慕われている。男勝りな口調で性格もサバサバしている。
原田 夕子(はらだ ゆうこ)
声 - 佳山麻衣子
雫の親友。向原中学校3年生。14歳。そばかすを気にしている。優しくておとなしい性格で、立ち直りが早い。杉村が好きだが、肝心の杉村に女心を理解してもらえず、泣いてしまった。
原作者は、彼女をアン・シャーリーをイメージして描いている。
杉村(すぎむら)
声 - 中島義実
雫の男友達。向原中学校3年生で野球部所属。14歳。恋愛には鈍い。
雫からは「万年球拾い」と言われているが、レギュラー選手であり、少なくとも地区予選で三回戦の突破に貢献するだけの実力を持つ。夕子が自分のことを好きだという本心を知らずに、夕子にラブレターをあげた男子からラブレターの返事を聞いてくれと頼まれ、そのことを夕子に漏らしたため仲は険悪になってしまった。雫のことが前から好きだった。終盤に告白するが断られる。「友達以上の関係にはなれない」と言われ引き下がった。聖司に対する嫉妬心などは描かれていないが、聖司が雫のクラスを訊ねてきたときにクラス中が「月島に男(恋人)がいた」と大騒ぎになるなか、杉村のみ複雑な表情を浮かべるシーンがあり[14]、雫への告白が失敗したあとはしばらく引きずっていた様子[15]
エンドロールの流れから、最終的には夕子とうまくいっている模様。
メインキャラクターの一人だが、下の名前は設定されていない。
原田夕子の父
声 - 中村晴彦
夕子の父。夕子とけんかしており、その後仲直りしたような描写は作中にはない。なお、アニメ映画版の声優は関西テレビフジテレビ系列で放送されていた視聴者参加オークション番組「とんねるずのハンマープライス」において出演権利を落札した一般人で、50万円で落札されたが、セリフは「おかえり」の一言のみであった。
絹代(きぬよ)
声 - 飯塚雅弓
雫の友達。向原中学校3年生。愛称「きぬちゃん」。聖司とは、1年生のときに同じクラスだった。
ナオ
声 - 千葉舞
雫の友達。向原中学校3年生。眼鏡をかけている。

そのほか、アニメ映画版では、先生役に岸部シロー笛吹雅子(数学担当の教師)、作中のテレビの野球放送で解説者として江川卓、実況アナウンサーとして小川光明が出演している。

スタッフ[編集]

製作総指揮 徳間康快
製作 氏家齊一郎東海林隆
製作補 山下辰巳
企画 漆戸靖治間部耕苹宮川智雄
原作 柊あおい
絵コンテ 宮崎駿近藤喜文
音楽 野見祐二
作画監督 高坂希太郎
原画 石井邦幸、二木真希子安藤雅司小西賢一賀川愛、粟田務、稲村武志吉田健一、遠藤正明、森友典子、野田武広、芳尾英明、河口俊夫、大谷敦子、松瀬勝、笹木信作、箕輪博子、斎藤昌哉、山田憲一
井上博之、篠原征子、百瀬義行大塚伸治
テレコム・アニメーションフィルム
田中敦子、矢野雄一郎、青山浩行滝口禎一、横堀久雄
動画チェック 大村まゆみ、手島晶子、中込利恵
動画 舘野仁美、藤村理枝、北島由美子、柴田和子、中村勝利、柴田絵理子、小野田和由、倉田美鈴、桑名郁朗、沢九里、鈴木麻紀子、鈴木まり子、松尾真理子、山森英司、菊地華、鶴岡耕次郎、横山和美
アレクサンドラ・ヴァイラウフ、東誠子、山浦由加里、西戸スミエ、槇田喜代子、長嶋陽子、末田久子、コマサ、新留理恵、富沢恵子、坂野方子、松下敦子、岩柳恵美子、近藤梨恵、常木志伸
椎名律子、宮林英子、片山雄一、山本まゆみ、太田久美子、伊藤由美子、真野鈴子、安達晶彦、古屋浩美
テレコム・アニメーションフィルム
高橋夏子、藤森まや、矢沢真由、浜田陽子、松崎正、式部美代子、木村豪、鈴木貴大、菅谷直子、小高雅子、板垣伸、平井和子、高谷博子、与沢桂子、丹治寛幸
作画協力 アニメトロトロ、OH!プロダクションスタジオコックピット、グループどんぐり、スタジオたくらんけ
美術監督 本篇 黒田聡
バロンのくれた物語 井上直久
「イバラード博物誌」(架空社)より
背景 男鹿和雄久村佳津武重洋二田村盛揮、山川晃、伊奈涼子、太田清美、長縄恭子、平原さやか、田中直哉、春日井直美、福留嘉一、山本二三
「牢獄でヴァイオリンを作る職人」
木口木版制作
宮崎敬介
特殊効果 谷藤薫児
色彩設計 保田道世
色指定 小野暁子、大城美奈子
仕上 井関真代、森奈緒美、守屋加奈子、熱田尚美、田口知、片山由里子
IMスタジオ
伊勢田美千代、成田照美、高山恭代、福間栄子 柴田美知子、谷田陽子、原慶子、中畑ひとみ、古沢和美、殖木さゆり、森田薫、鍋谷恒、前原きぬよ、池上道子、尾崎みと、小林一夫
スタジオキリー
高橋直美、森沢千代美、宮本智恵美、藤田淳子、柚木脇達己、新井常隆、渡辺信子、水上泰子、秦野君子、尾原ヨシ子、石黒静、常富聡子
トレース・スタジオM
渡辺芙美子、醍醐玲子、吉田さよ子、前野泉、本橋恵美子、相原明子、金内順子、杉山和歌子
スタジオアド
沢目まゆみ、渋沢静江、小島登美子、芳野紀代子
スタジオOZ
田中奈緒美、篠田十紀、細谷明美、磯崎昭彦
デジタル合成制作 DIGITAL IMAGE CREATING ROOM FLAMINGO
越智武彦
日本テレビ編成局美術センターCG制作部
菅野嘉則
DIGITAL FILM SERVICES BY CINESITE
技術協力 ムラオ
スタック
斉藤芳郎
太陽色彩
北村繁治
撮影監督 奥井敦
撮影 籔田順二、高橋わたる、古城環
音響制作 スタジオムーン
稲城和美、今井康之
音響監督 浅梨なおこ
整音 井上秀司
整音助手 浅倉務、高木創
音響効果 伊藤道廣
音響効果助手 石野貴久 堀内智浩
音楽制作 メイル
音楽プロデューサー 長野道徳、高木智右
音楽ミキサー 大野映彦
キャスティング BE WITCH
山中歌子
録音スタジオ 東京テレビセンター
SR・Dリレコ 西尾昇、阿部耕二
タイトル 真野薫、道川昭
編集 瀬山武司
編集助手 水田経子、内田恵
監督助手 大塚雅彦、伊藤裕之
制作担当 高橋望
制作チーフ 川端俊之
制作デスク 田中千義、西桐共昭
制作進行 有富興二、大塚浩二、長澤美奈子
制作総務 山本珠実、山田尚美
キャラクター商品開発 今井知己、浅野宏一
出版担当 野崎透
宣伝プロデューサー 矢部勝
宣伝 東宝
西野尾貞明、原田理恵子
メイジャー
脇坂守一、岡村尚人、山形里香、和田幸子、藤居菜絵子、小柳道代、原美恵子、渡辺美佳
学校取材 小金井市立小金井第一中学校
バイオリン取材 小茶位幸信バイオリン・ギター工房
「耳をすませば」
製作委員会
徳間書店
金子彰、西沢正彦、鈴木正誼、筒井亮子、青戸康一、伊藤純子
日本テレビ
保坂武孝、高橋博、藤本鈴子、立柗典子
博報堂
大野茂、澤田初日子、齊藤久臣、藤巻直哉、西田富士雄
スタジオジブリ
古林繁、柳沢因、荒井章吉、野中晋輔、一村晃夫、洞口朋紀
製作担当 奥田誠治、鈴木伸子
特別協力 読売新聞
現像 IMAGICA
タイミング 平林弘明
オプチカル 関口正晴
アニメーション制作 スタジオジブリ
プロデューサー 菊川幸夫、武井英彦
チーフプロデューサー 森江宏
エグゼクティブプロデューサー 大塚勤、萩原敏雄鈴木敏夫
製作プロデューサー
脚本
宮崎駿
監督 近藤喜文
配給 東宝

主題歌[編集]

オープニングテーマ[編集]

「Take Me Home, Country Roads」
作詞・作曲 - ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート/ 歌 - オリビア・ニュートン=ジョン
※オリビアもまたカバー歌手であり、原曲の歌手はジョン・デンバー自身。

エンディングテーマ[編集]

カントリー・ロード
日本語訳詞 - 鈴木麻実子 / 補作詞 - 宮崎駿 / 編曲 - 野見祐二 / 歌 - 本名陽子
上記の曲に日本語詞をつけたもの。劇中では雫が訳詞した設定で、聖司のヴァイオリンの伴奏で歌っている。さらに後半部分では、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、コルネット、リコーダー、プサルテリウム等の古楽器が伴奏に加わっている。サントラにヴァイオリンバージョンとして収録されている。

賞歴[編集]

  • 第13回ゴールデングロス賞・最優秀金賞、マネーメイキング監督賞
  • 日本映画復興賞・日本映画奨励賞
  • 全国映連賞・新人監督賞
  • 児童福祉文化賞
  • 中央児童福祉審議会特別推薦文化財

売上記録[編集]

(日本国内)

内容 記録 補足
配給収入 18.5億円[16] 84日間
観客動員数 208万8967人[16] 84日間
VHS(ブエナビスタ) 40万本[17]

テレビ放送の視聴率[編集]

回数 放送日 視聴率 備考
1 1996年10月11日(金) 18.5%
2 1998年10月23日(金) 17.9%
3 2000年11月10日(金) 19.6%
4 2002年07月19日(金) 20.5% [18]
5 2004年03月12日(金) 18.9%
6 2006年03月10日(金) 15.2%
7 2008年02月22日(金) 15.1%
8 2010年07月09日(金) 16.7%
9 2013年07月05日(金) 13.3%
10 2017年01月27日(金) 14.5%
11 2019年01月11日(金) 11.4% [19]

備考[編集]

原作と映画の相違点[編集]

  • 原作では雫たちの学年は中学1年だが、映画では中学3年。
  • 聖司が打ち込んでいるのは原作では絵画、映画ではバイオリン製作である。
  • 雫と聖司の出会いのシーンで原作では読んでいる本の内容を馬鹿にしているが、映画では本に挟んであった雫の考えた「コンクリート・ロード」(カントリー・ロードの替え歌)の歌詞を馬鹿にしている。
  • 原作では聖司の兄である航司が登場している。映画の最初に汐が雫にポストカードを渡すシーンがあるが、原作では汐は彼と交際している設定であり、ポストカードを受け取って嬉しそうにしている。
  • 汐は原作では高校生だが、映画では大学生である。
  • 汐は原作ではおっとりした性格だが、映画では気の強い性格をしている。
  • 月島姉妹の母は映画では社会人大学生で現実主義者だが、原作では専業主婦で気の強い性格をしている(映画の汐の性格に近い)。
  • 原作では月島家は一軒家に住んでいるが、映画では集合住宅(団地)に住んでいる。
  • 原作のムーンは黒猫でルナという姉猫も登場しているが、黒猫は『魔女の宅急便』のジジと被り、「同じことは2度やらない」という宮崎の主義もあった[20]。ルナという名前も当時放送されていた『美少女戦士セーラームーン』に登場する黒猫「ルナ」をイメージするため、あえて変更した。
  • 原作では某県であるが、映画では東京都である。また、原作では学校の設置者が緑町による「町立」だが、映画では某市による「市立」である。

図書館協会からの抗議[編集]

作中で雫は図書カードに書かれた名前から、聖司に興味を持つといった描写がされているが、この貸出方式(ニューアーク方式)はプライバシー保護の観点から、公開当時および作中の時代[21]にはすでに都内の公立図書館において使用されていないものであった。日本図書館協会は抗議を行い、DVD化の際にはテロップが挿入されている[22]

街並みのモチーフ[編集]

学校
劇中で雫が通っている学校は小金井市立小金井第一中学校がモデルである[23]。原作では「緑町立向い原中学校」となっているが、小金井市には実際に「緑町」という地名が実在する。また、スタジオジブリの制作スタジオがあるのも小金井市(地域は梶野町)である。ただし、原作は映画よりも古く、スタジオジブリによる映画化を意図して作られたものではないため、スタジオジブリの制作スタジオがある小金井市に緑町が実在するというのはまったくの偶然である。なお後述の通り、雫の居住先は集合住宅であるが、モデルとなる建物の位置関係から考えると多摩市立東愛宕中学校が通学先にあたる。
町並み・駅周辺
当作は公式設定で正式に東京都多摩市が舞台となっており、街並みなども東京都多摩市の京王線聖蹟桜ヶ丘駅周辺をモデルにしている[24]。たとえば、杉の宮駅のプラットフォームに「多摩診療所」の看板が掲げられているほか、学校のゴミ箱に「多摩市」の記載がある。また、ハガキを投函するときに郵便ポストの左側の差出口に「都内」とあるので東京都内であることも判明しており、鈴木家[25]の車のナンバープレートが多摩ナンバーになっている。作中に登場する電車は京王線の鋼製車両のようなデザインをしており、作中で雫とムーンが電車を降りる「京玉線 杉宮駅」は京王線聖蹟桜ヶ丘駅と酷似している。雫がムーンを追いかけているうちにロータリーにたどり着くが、これも実在し、このロータリーから聖蹟桜ヶ丘駅までの街並みが作中でよく登場する。このことから、聖蹟桜ヶ丘駅西口広場の交番横には中央商店会により「耳をすませばモデル地案内マップ」が設置されている[26]。また、案内マップの横には2012年4月から地球屋を象ったモニュメント「青春のポスト」が設置されており、ポストの内部は地球屋の店内を演出した創りになっている[27]。このポストは郵便ポストではないため通常の郵便物を投函することはできないが、願掛けとして夢や目標を書いたカードを投函することが可能である[28]。聖蹟桜ヶ丘駅周辺を舞台としていることから、桜ヶ丘商店会連合会によってスタンプラリーが行われている[29]。また、雫が冒頭での買い物や夕子との待ち合わせの際に向原駅前のFamilyMartを利用するシーンがあるが、モデルとなる聖蹟桜ヶ丘駅前には駅から徒歩100メートルほどのところに「聖蹟桜ヶ丘店」の店名でファミリーマートが実在する。
自宅
雫の住む団地は愛宕2丁目に実在する集合住宅をモデルとしている。映画の冒頭で雫がファミリーマートで牛乳を買ってくるシーンがあり、そのときの移動手段が徒歩であることから、住まいはファミリーマートのごく近くと考えられる[30]。しかし、実際の愛宕2丁目はファミリーマート(モデルである「ファミリーマート 聖蹟桜ヶ丘店」)から約3キロメートルほど離れており、ちょっとした買い物をするのに徒歩で移動する範囲としてはいささか遠すぎる距離である。
ロータリー周辺
劇中に登場する「地球屋」はアンティークショップであるが、ロータリー付近にアンティークショップは元々実在しない。「地球屋」のモデルは「桜ヶ丘 邪宗門」という喫茶店である[31]が、同店は2012年10月に店主の逝去に伴って廃業となり、現存しない。「桜ヶ丘 邪宗門」をモデルとする説には否定的な意見もあるが、一方で雫がムーンを見失った直後に映る背景に「桜ヶ丘 邪宗門」らしき建物が映っている。実際のロータリー付近には「ノア」という洋菓子店がある。店内には当作のファンが自由に書き込みできる「耳すま想い出ノート[32]」というファンノートが設置されており、バロンの置人形もある。以上のことから「ノア」が地球屋のモデルであると誤解されることが多いが、「ノア」は地球屋のモデルというわけではない。「耳すま想い出ノート」は「ノア」の店主が始めた企画ではなく、元は当作のファンによる有志で始められたものであり、聖司が雫にプロポーズした場所のモデルとなるところに設置されていた。しかし、心ないファンによって場所(いわゆる「聖地」)が荒らされたり、ノートを持ち去るなどの悪質な行動が後を絶たず、事態を重くみた自治体によってフェンスが設置されたため、立ち入りできなくなってしまった。そこでノートの設置場所を移設することになり、新たな設置場所を求めていたときに設置を快諾したのが「ノア」の店主である。以降は「ノア」の店内に常設され、現在に至っている。ノアは現在、ジブリから許可を得て当作にちなんだ菓子類を販売する権利を得ている。また、ノアの店内では常に映画の主題歌である『カントリーロード』や『ロータリークッキー[33]』が流れている。実際に当作のロータリーにはファンが訪れる店が3軒ある。「ノア」は古くからファンノートを置いてある店で、クッキーやケーキは耳すま用が数多くある。「和桜」はお店の夫妻が天沢聖司と月島雫に似ており、ファンから愛され、土日の昼間は喫茶店で健康茶やアルコール、鍋焼きうどん(予約制)があってファンとの交流の場となっており、平日と土日の夜は日本料理店となっている。「アトリエタッセル」は雫の母親である朝子にそっくりのオーナーが経営している。気さくなオーナーのファンも数多く訪れ、コーヒーやケーキがおいしく、雑貨が人気で多くのファンが買いにくる。

関連商品[編集]

作品本編に関するもの[編集]

映像ソフト
出版
  • 映画『耳をすませば』より 「バロンのくれた物語」の物語(スタジオジブリ・徳間書店、1995年6月30日)絶版
  • アニメージュ特別編集ガイドブック 耳をすませば(ロマンアルバム)(徳間書店、1995年8月25日)絶版
  • 耳をすませば(徳間アニメ絵本)(徳間書店、1995年8月31日)ISBN 4-19-860347-2
  • 耳をすませば―フィルムコミック(1)(徳間書店アニメージュコミックス、1995年9月20日)ISBN 4-19-770035-0
    • 耳をすませば―フィルムコミック(2)(1995年9月20日)ISBN 4-19-770036-9
    • 耳をすませば―フィルムコミック(3)(1995年10月20日)ISBN 4-19-770038-5
    • 耳をすませば―フィルムコミック(4)(1995年10月20日)ISBN 4-19-770039-3
  • 耳をすませば(ジス・イズ・アニメーション)(小学館、1995年10月1日)絶版
  • スタジオジブリ作品関連資料集V(スタジオジブリ・徳間書店、1997年2月28日)ISBN 4-19-860660-9
  • 耳をすませば(スタジオジブリ絵コンテ全集10)(スタジオジブリ・徳間書店、2001年12月)ISBN 4-19-861463-6
  • 耳をすませば(シネマ・コミック9)(スタジオジブリ・文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉、2015年4月)ISBN 4-16-812108-9
  • 耳をすませば(ジブリの教科書9)(スタジオジブリ・文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉、2015年4月)ISBN 4-16-812008-2
音楽
  • 耳をすませば イメージアルバム 徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版CD/2004年9月29日)TKCA-72745(オリジナル盤/1995年2月25日))
  • 耳をすませば サウンドトラック 徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版CD/2004年9月29日)TKCA-72746(オリジナル盤/1995年7月10日))
  • 映画「耳をすませば」より 地球屋にて〜西老人の語ってくれたこと〜 徳間ジャパンコミュニケーションズ(1996年1月25日)TKCA-70810

小説[編集]

柊あおいの漫画を田中雅美が小説化したもので、1995年6月集英社コバルト文庫より出版されている。なお、現在は絶版になっており、新刊書店に注文を依頼しても出版社から取り寄せることは出来ない。また、映画の公開に因んで執筆されたものであるため、内容は原作版と映画版が混在したような作風である(登場人物とその身分、目指すもの(夢など)の設定は原作版をベースとし、ストーリーの展開は映画版をベースとしている)。

脚注[編集]

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  1. ^ 1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  2. ^ 『映画『耳をすませば』より 「バロンのくれた物語」の物語―ひとつのシークエンスが完成するまで―』徳間書店、ジブリ THE ARTシリーズ、1995年、3-5頁。ISBN 4-19-860317-0
  3. ^ 『耳をすませば 幸せな時間』集英社、りぼんマスコットコミックス、1996年、115頁。
  4. ^ a b c 耳すまNET's ~耳をすませばHP~ 中級者のための“耳をすませば”講座
  5. ^ 耳をすませば サウンドトラック ライナーノーツより
  6. ^ ただし「沢」は旧型表記の「澤」と書かれている。
  7. ^ 親から頼まれていた米磨ぎをしていない、旅行から帰ってきたばかりの姉・汐から朝食を食べたまま散らかしっぱなしの所を片付けるように言われて渋々片付け始める、汐からお父さんに弁当を届けるように命じられて面倒くさがる、お母さんから帰りに牛乳を買ってくるように命じられて面倒くさがる、など。
  8. ^ 276名中153番。本来なら50番前後の順位。
  9. ^ 国語に関しては82点を獲得している。
  10. ^ 宮崎駿の「告白よりインパクトがあり、思い切った方がよい」という判断から[要出典]
  11. ^ 他の家で「お玉」と呼ばれていた旨が聖司によって解説された時に登場した名前。
  12. ^ 原田夕子の自宅近くに住む幼女が独自に名付けていた名前。
  13. ^ 雫の物語の中で、バロンの許嫁だった猫の令嬢の人形の名前として登場している。
  14. ^ フィルムブック第3巻45ページ 1〜2コマ目
  15. ^ 結果として、杉村の登場シーンはこれが最後となる。
  16. ^ a b 叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年、184頁。ISBN 4-8459-0687-2
  17. ^ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、47頁。ISBN 4-8222-2554-2
  18. ^ この回の放送は『猫の恩返し』の公開を前日に控えた記念放送であり、当作が『猫の恩返し』の関連作品であることから注目度が高く、結果として過去最高視聴率となった。
  19. ^ “耳をすませば:2年ぶり11回目の放送も視聴率は11.4% 声優に若き日の高橋一生”. MANTANWEB. (2019年1月15日). https://mantan-web.jp/article/20190115dog00m200002000c.html 2019年1月15日閲覧。 
  20. ^ 劇場版パンフレットより。
  21. ^ 雫の部屋に1994年10月のカレンダーが掛けてあり、雫が赤字で×や取り消し線などを書き込むシーンがある。
  22. ^ 大平睦美「学校図書館の現状: 私立K中学高等学校における図書館の変遷から」『大阪大学教育学年報』第14号、2009年3月、2015年6月21日閲覧。
  23. ^ エンディングテロップより。
  24. ^ 『スタジオジブリ絵コンテ全集10 耳をすませば/On Your Mark』徳間書店、2001年に収録の月報、5頁。
  25. ^ ムーンが尻尾を揺らして犬をからかっていた家の緑色の車。
  26. ^ 桜ヶ丘商店会連合会事務局
  27. ^ せいせきガイド 2013年9月
  28. ^ 投函したメッセージカードは管理者によって保存される。
  29. ^ スタンプラリーは3箇所を巡ることになっており、3箇所のうち2箇所は特に当作と関係のある場所となっている。1箇所目は冒頭での買い物や夕子との待ち合わせシーンで登場したFamilyMartのモデル「FamilyMart 聖蹟桜ヶ丘店」、2個所目は「せいせきSC・A館京王ストア2階エレベーター前」、3箇所目は「耳すま想い出ノート」が設置されている「ノア」である。
  30. ^ ただし、聖司との2人乗り以外では劇中で雫が自転車に乗車するシーンは存在しないため、自転車に乗れない設定である可能性もある。
  31. ^ 東京都・聖蹟桜ヶ丘で「耳をすませば」のあの丘・坂を巡ってみた--写真33枚 マイナビニュース 2014年10月28日閲覧
  32. ^ タイトルは他にも「耳すま思い出ノート」「耳ノート」「耳すまノート」などと表記・題される場合があり、一貫していない。
  33. ^ ちなみに『ロータリークッキー』の歌詞中には「耳をすませば」というフレーズが在る。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]