山本二三

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やまもと にぞう
山本 二三
生年月日 (1953-06-27) 1953年6月27日(69歳)
出生地 日本の旗 日本長崎県五島市
職業
ジャンル テレビアニメアニメ映画
主な作品

テレビアニメ
未来少年コナン』(美術監督)
赤毛のアン』(背景)
ミヨリの森』(監督)


映画
ルパン三世 カリオストロの城』(背景)
じゃりン子チエ(劇場版)』(美術監督)
天空の城ラピュタ』(美術監督)
火垂るの墓』(美術監督)
おもひでぽろぽろ』(背景)
耳をすませば』(背景)
もののけ姫』(美術監督)
パーフェクトブルー』(背景)
千と千尋の神隠し』(背景)
時をかける少女』(美術監督)

天気の子』(気象神社絵画・天井画)
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山本 二三(やまもと にぞう、1953年6月27日 - ) は、日本アニメーション美術監督アニメーション監督長崎県五島市(旧福江市)出身[1]。背景美術会社、絵映舎(かいえいしゃ)代表。京都造形芸術大学アニメディレクションコース客員教授東京アニメーションカレッジ専門学校講師などを務める[2]。五島市ふるさと大使[3]

人物・来歴[編集]

長崎県五島市出身[2]。中学卒業後、岐阜県の高校で建築絵画を学んだのち上京、 東京デザイナー学院(現東京ネットウエイブ)に進学する[1][2]。在学中からアニメーションの美術スタジオで働き始め、背景画の仕事を手掛けるようになる[1][2]。卒業後、東映系の美術スタジオを経て、日本アニメーションに入社。宮崎駿が演出したテレビアニメ『未来少年コナン』で初めて美術監督をつとめる。

テレコム・アニメーションフィルムに移籍し、『ルパン三世 カリオストロの城』で背景、映画『じゃりン子チエ』で美術監督を務める[4]

1985年、宮崎駿に誘われ、『天空の城ラピュタ』の制作に参加するためにスタジオジブリに入る[注 1][5]。その後も高畑勲や宮崎駿の作品の多くに美術監督や背景として参加する[1][2]

2006年、アニメ映画『時をかける少女』で第12回AMD Award'06大賞/総務大臣賞を美術監督として受賞[1]。また『時をかける少女』では、監督の細田守の「『天空の城ラピュタ』のあの雲を表現してほしい」という要望で、作品を印象付ける夏の青空を背景とした特徴的な雲を描いた[1]。以降、その迫力ある独特の雲の描き方が注目され、「二三雲」と呼ばれるようになる[注 2][1]

2007年、フジテレビ土曜プレミアムにて放送された『ミヨリの森』で長編初監督[1]

2011年7月から9月まで、神戸ビエンナーレ2011 プレイベント「日本アニメーション美術の創造者 山本二三展」が開催され、来場者約8万5千人を記録[1]

2018年7月1日、福江島に山本二三美術館が開館した[6]

主な作品[編集]

公式サイトより[7]

テレビアニメ[編集]

アニメ映画[編集]

実写映画[編集]

OVA[編集]

ゲーム[編集]

ミュージック・ビデオ[編集]

著書[編集]

  • 『山本二三画集 フィルムからの言葉』1993年12月初版発行、ISBN 978-4048524629
  • 『山本二三背景画集』2012年3月初版発行、ISBN 978-4331516010

出演[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 雲のシーンがあるので、何か面白いことが出来るのではと思い、参加を決めた。
  2. ^ 描くようになったきっかけは宮崎駿演出の『未来少年コナン』だった。乗り物で空を飛ぶシーンが多い作品だったので、たくさん雲を描いていた。マルチプレーンという車窓の風景のように手前のものが早く動いて見える技術があり、宮崎から「積乱雲を何枚か重ねて雲の流れを表現してくれ」と言われたりした[1]

出典[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]