天空の城ラピュタ

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天空の城ラピュタ
LAPUTA: Castle in the Sky
監督 宮崎駿
脚本 宮崎駿
原作 宮崎駿
製作 高畑勲
製作総指揮 徳間康快
出演者 田中真弓
横沢啓子
初井言榮
寺田農
音楽 久石譲
主題歌 井上杏美君をのせて
撮影 高橋宏固
白神孝始
編集 瀬山武司
制作会社 スタジオジブリ
製作会社 徳間書店
配給 東映
公開 日本の旗 1986年8月2日
上映時間 124分
製作国 日本の旗 日本
興行収入 約11.6億円
配給収入 5億8300万円
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天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)は1986年に制作されたスタジオジブリ初制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品。

上映データ[編集]

公開日
上映時間
1986年(昭和61年) 8月2日 日本 124分04秒22コマ
サイズ カラー ワイド
上映スクリーン数 東映洋画系103館[1]
制作期間 1985年6月15日 1986年7月23日
作画枚数 6万9262枚
使用色数 381色
キャッチコピー ある日、少女が空から降ってきた…
同時上映 名探偵ホームズ」「ミセス・ハドソン人質事件」「ドーバー海峡の大空中戦!」

概要[編集]

監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である[2]。製作は徳間書店高畑勲の映画『柳川堀割物語』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店の鈴木敏夫に相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった[3]。音楽は冒険活劇ということから宇崎竜童に決定していたが、プロデューサーの高畑勲の再考により『風の谷のナウシカ』の久石譲が続投することになった[4]。興行こそ数字的には振るわなかったものの(後述)、配給した東映による観客満足度調査は97.7%と高く[5]、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオ販売は好調であった。

「ラピュタ」という名称は、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国(en:Laputa)」からとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。

あらすじ[編集]

少女シータは、政府の特務機関に捕らえられ飛行船に乗せられていた。彼らの狙いはシータが亡き母から受け継いだ、謎の青い石だった。そこへその石を同じく狙う海賊ドーラ一家の襲撃があり、逃げようとしたシータは誤って飛行船から落ちる。シータは石が放つ不思議な光に包まれて気を失いながらゆっくりと落ちて行き、鉱山で働く少年パズーに助けられる。

パズーはシータが追われていることを知り、彼女を守って共に逃げる。ドーラ一家に追われた二人は谷に落ちるが、石の力によって再び救われる。石に詳しい老人ポムによればそれは昔ラピュタで作られた飛行石だという。ラピュタは空に浮かぶという伝説の城だが、パズーの亡き父はラピュタを見ており、ラピュタへ行くのはパズーの夢だった。不思議なことにシータの家には"ラピュタ"という秘密の名前も受け継がれていた。

老人と別れ、地上に戻った二人は特務機関に捕まり、軍の要塞へ連行される。そこでシータは特務機関を指揮するムスカ大佐から、昔ラピュタから落ちてきた壊れたロボット兵を見せられる。ラピュタは遠い昔に滅びたが、かつて高度な科学力で天空から世界を支配した恐怖の帝国であり、今も空のどこかに浮いているという。飛行石はラピュタの王族が、いつかラピュタに帰るために代々受け継ぐ物だった。ムスカはシータがラピュタ王の末裔だと明かす。ラピュタが平和にとって危険であるとムスカはラピュタ探索への協力を求め、パズーの命を盾とされたシータは、やむなくそれを受け入れる。その夜、シータは昔教わった"困った時のおまじない"を何げなく唱える。彼女は知らなかったが、それはラピュタの封印を解く言葉だった。その言葉によりロボット兵は目覚めて暴れ出し、石は空に光を放ってラピュタの位置を指し示す。

一方ムスカに解放されたパズーは、石を狙っている海賊のドーラに捕まる。パズーはドーラが石を奪いに要塞へ行くことを知り、自分も連れて行くように求める。その方がシータが言うことを聞くと考えたドーラはそれを許し、ロボットによって混乱する要塞から協力してシータを救い出す。しかし、石はムスカの手に渡り、彼は軍と共にラピュタに出発する。パズーとシータもドーラの飛行船に乗せてもらい、ラピュタへと向かう。

だが、ドーラの飛行船は軍に発見され雲間に逃れるも再度遭遇し攻撃されてしまう。ドーラの命令で見張り台を切り離してグライダーとして使用していたパズーとシータは軍の攻撃により繋ぎ止めていたワイヤーが断ち切られ、飛行船とはぐれて嵐に飲み込まれてしまう。雷に打たれたパズーは目前に現れた青白い飛行船に導かれてラピュタに辿り着く。そこには軍に捕まったドーラ一家の姿があった。パズーはドーラを助けるが、シータはムスカに捕まってしまう。ムスカの本当の狙いとは、ラピュタの力を手に入れて世界を支配することだった。ムスカはシータに自分もラピュタ王の末裔だと明かし、飛行石で城の力を操って、軍の兵隊を皆殺しにする。

それを見たシータはムスカから飛行石を奪って逃げ、昔教わった滅びの言葉「バルス」をパズーと共に唱える。すると城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。パズーとシータはグライダーで城から離れ空でドーラ一家と再会して喜び合う。彼らと別れ、二人は灯がともり始めた港町へ、ゆっくりと降りていった[6]

登場人物[編集]

※声の記述は、日本版/ディズニー英語版の順で表記

パズー (Pazu)
声 - 田中真弓/ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
本作の主人公。スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工で、明るく元気いっぱいで正義感と行動力あふれる10代前半の少年[注 1][要出典]。天涯孤独で、両親の残した家で一人暮らしをしている。ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま死んだ父のため、自作の飛行機(オーニソプター)でラピュタの実在を証明することを夢見る。
シータと出会ったことで、飛行石を狙っていたドーラ一家に入り、ラピュタを巡る冒険の旅へと出る。体は頑丈で、親方のゲンコツよりも硬い石頭だと自称するほど。とてつもなく視力が良く、その視力は空中を飛んでいて視界が不安定な状態にありながら数百メートルは離れているであろう位置から塔の上に居るシータに一瞬で気付くほど。日の出と共にトランペットで『ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)』を演奏し、飼っているに餌をやるのが日課。ドーラ一家に迎え入れられた際に、その鳩達を全て逃がしている。
小説版のラストではラピュタでの一件の後、シータとは別々に暮らし、彼女とは文通をしている。
シータ (Princess Sheeta) / リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ
声 - 横沢啓子/アンナ・パキン
本作のヒロイン。はるか北方にあるゴンドアの谷に住んでいる。ラピュタを狙うムスカの特務機関に拉致され、飛行船で運ばれているところ、ドーラ一家の襲撃に遭い、逃げ出そうとして飛行船から転落、パズーに匿われることになる。
10代前半[注 2][要出典]。長い黒髪を二本の三つ編みおさげにし[注 3]、先祖秘伝の飛行石のペンダントを首から提げている。継承名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。かつて、天帝としてラピュタに君臨した王族の宗家たるトエル家の末裔。ラピュタ語でウルは「王」、トエルは「真」を意味し、彼女が真のラピュタ王である事を意味している。
淑やかで心優しい少女だが、一方でムスカを背後からワイン瓶で殴る、ドーラの制止を振り切りパズーと暴風荒ぶ見張り台に残る等、アグレッシブな一面も持つ。山育ちで、視力は良い。彼女も天涯孤独であり、両親や祖母の残した畑やヤクを飼って生活していた。
家事全般が得意。名の由来は、宮崎自身が学生時代に書いた人形劇のヒロインであるシータ(ギリシャ文字のθ)から[7]。構想段階では、シータも海賊の娘であり、風の谷のナウシカ(ワイド漫画版)同様、シータの命によってロボット兵がラピュタを破壊するラストシーンにする予定であった。
小説版のラストではラピュタでの一件の後、パズーとは別々に暮らし、彼とは文通をしている。

空中海賊「ドーラ一家」[編集]

ドーラ (Captain Dola)
声 - 初井言榮/クロリス・リーチマン
空中海賊「ドーラ一家」の女頭領にして、飛行船タイガーモス号の船長。50代。肥満体型というより筋肉質でお尻の部分は特に大きい。頭脳明晰かつ決断力に富み、三人の息子や子分たち以上の健脚で、「女は度胸だ」と危険にも果敢に飛び込む胆力の持ち主。当初は高価と踏んだ飛行石のみを追い求めていたが、パズーの証言や政府の動きからラピュタ実在を確信し、軍に先んじてラピュタの財宝を手に入れることを目論む。飛行石を稼働させる鍵となるシータと、彼女を助けたパズーを追い回すが、後に2人をタイガーモス号に仲間として受け入れ、よき理解者となる。パズーからは「おばさん」、シータからは「おば様」と呼ばれている。パズーに対しては、当初は「船長とお呼び」と言っていたが、後に訂正しなくなっている。亡き夫は天才的な発明家だったらしく、現在海賊内で使われている道具の殆どは夫の遺品。元々、亡夫は誘拐同然に連れて来られて海賊稼業に入ったという。劇中では、軍が飛行戦艦を呼び寄せる無線暗号を「ANGO」というタイトルの本で解読しており、「暗号を変えてもわかるんだよ」と素早く解読していた。「東洋の計算機」と称してそろばんを使いこなして航法計算をしている。映画本編では、タイガーモス号の私室に掲げた若かりし頃の肖像画を見ることができる。
シータを見て「若い頃の自分に似ている」と言い、息子や子分たちに「信じられない」といった発言をされたが、若かりし頃の肖像画は、表情やポーズは女空賊らしい気の強そうで堂々とした雰囲気だが、顔は確かに美人でシータにそっくりである。
モトロとは互いに悪態を言い合える仲であり、共にチェスをするなど他の船員よりも深い信頼関係にあるが、恋愛感情は互いに無い模様。発言から現在も亡き夫一筋というような様子が伺える。
シータと再会した際に母親のように豊満な胸で抱きしめ、ムスカによって髪を切り落とされたシータに「可哀想に。髪は女の命だ」と女性にしかわからない悲しみを受け入れていた。
シャルル (Charles)
声 - 神山卓三/マイケル・マクシェーン
ドーラの長男で、30歳。豊かな髭をたくわえた大男で、ダッフィーと力比べを繰り広げた。胸筋を膨らませてシャツの前を吹き飛ばすことができる。プディングが好き。兄弟は3人とも名前が公式に設定されているが、劇中において名前がアナウンスされるのは彼とルイのみである(ドーラに低く飛ぶように指示された時にシャルルの名前が、シータの服をパズーの家で発見した時にルイの名前が判明する)。兄弟の名前の由来はフランス王から。三人とも母親ドーラには頭が上がらないマザコンでもある。
ルイ (Louis)
声 - 安原義人/マンディ・パティンキン
ドーラの次男で、25歳。ちょび髭を生やしている。ドーラ一家の中で真っ先にシータに惚れた。ミンス・ミートパイが好き。
アンリ (Henri)
声 - 亀山助清/アンディ・ディック
ドーラの三男で、20歳。タイガーモス号の操縦を務めており、あまり表に出ない。帽子を被っていると目が隠れる。三兄弟の中で唯一髭が無く、頬にそばかすがある。シータに好物をリクエストする際、迷った末「なんでも食う!」と言った。
ハラ・モトロ
声 - 槐柳二
タイガーモス号のベテラン技師。通称じっちゃん。ドーラからは「クソジジイ」呼ばわりされることも。ドーラの父の代からいる部下。ドーラとは古くからの友人であり船内では唯一ドーラと対等な口が聞ける人物でもあり信頼は厚い。ドーラのチェスの相手でもある。助手を欲しがっている所にあてがわれたパズーを可愛がっている。
EDでは「老技師」とクレジットされている。
カ、キ、ク、ケ、コ
タイガーモス号で働くドーラの部下たち。ポルトガル人のカ、エジプト人のキ、中国人のク、日本人のケ、セネガル人のコの5名がいる。ルイより先に調理室でイモの皮むきをして、最初にシチューのおかわりをしたのはコ、シャルルに似て髭が豊かで右頬に傷痕があるのがカ、右目に眼帯を付けているのがキ、調理室ですりこ木を廻しているのがケ、「ルイ、女の子の服だ」と叫んだのがクである。
キはオートモービルの運転やタイガーモス号のブリッジで無線機を操作しているなど、機械類に強いという描写がある。また、コは普段は口元を隠しているが、素顔が描かれているシーンがある[注 4]
アニメ版では名前は出てこなかったが、小説版にて名前が出る。なお、ケはジブリの作品群史上最初に登場する日本人キャラである。

政府・軍の関係者[編集]

ムスカ (Colonel Muska) / ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
声 - 寺田農/マーク・ハミル
政府から派遣された特務機関(情報部)の諜報員であり、階級は大佐、年齢は28歳。視力が悪く、度の入ったサングラスをかけている。また、軍や特務機関の制式銃らしき中折れ式リボルバー拳銃を愛用している[注 5][要出典]。表向きは慇懃な口調で紳士的に振舞うが、目的の為には手段を選ばず、部下や味方も次々と見捨てて行動する冷血漢である。ラピュタの存在を知ってからは城の持つ強大な力に魅せられ、新たな王としてラピュタに君臨し、地上を支配しようと企む恐るべき野心家である。
ラピュタ名(継承名)は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」。ラピュタ王族の分家であるパロ家の末裔(地上に降りた際に王家は二つに分かれたとムスカは述べている)。彼の家系は飛行石を受け継いだシータの家系とは別に、貴重な古文書を所有しており、劇中では古文書の写しを入れた手帳を持ち歩いている。ラピュタ全体を一時統制下に置き古代ラピュタ帝国の復活を宣言するが、パズーとシータが唱えた「滅びの言葉」によってラピュタは崩壊し、その際に飛行石から発せられた強烈な光線で目を潰され視力を失ったまま、崩壊するラピュタと運命を共にした。
当初ムスカ役の声優は根津甚八に依頼されていたが、本人に断られ、同時期にTV放映されていた『ブレードランナー』において、ロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)の吹き替えを演じていた寺田農に依頼された[8]
モウロ将軍
声 - 永井一郎/ジム・カミングス
ラピュタ探索の指揮をとる軍人で、小説版によると、政府軍のティディス要塞の司令官で、階級は中将。行政管轄権も掌握している(※要塞そのものが僻地に位置する為、現状に強い不満を抱いている)が、無線通信をドーラに傍受されて飛行客船を襲われたり、ムスカに出し抜かれて主導権を奪われたり等、軍人としてはいま一つ頼りない所がある。
作戦行動時は自ら先頭に立って突き進むタイプで、部下からの信頼はそれなりに厚い様子。また諜報機関に属し、政府の密命を盾に作戦に介入するムスカを快く思っていない。ムスカの情報によってラピュタを発見し、実際に上陸には成功したものの、財宝に目が眩んでいる隙に本性を表わしたムスカに裏切られ、その罠に嵌められて部下共々、ラピュタから海に放り出され死亡する。
作中では専ら「閣下」と呼ばれ、EDでは「将軍」としかクレジットされておらず、「モウロ」の名は設定資料上でしか出てこない。
黒眼鏡(特務機関員)
声 - 大塚芳忠菅原正志
ムスカに忠実に従う部下。飛行船では3人、シータを捕えたティディス要塞では4人が登場し、ラピュタまで同行したのは2人であったが、ラピュタの黒い半球状の構造体の内部でムスカに置き去りにされる。その後、ムスカが構造体を稼働させた際に巻き込まれ、大きく弾き飛ばされてしまった。

スラッグ渓谷[編集]

ポム
声 - 常田富士男/リチャード・ダイサード
ドーラ一家と軍から逃れる為に廃坑内を彷徨っていた、パズーとシータの元に現れた風変わりな老人。パズーとは古くから面識があり、深く慕われている。鉱物に精通し、鉱石の状態変化を「石たちの声」と呼び、廃坑の中を一人散策することを楽しんでいる。飛行石についての情報や「石が騒いでいるのは上空にラピュタが来ているから」と云った言い伝えを、パズーとシータに提供し出口を案内してくれた。モデルは森康二近藤喜文[9]
ダッフィー
声 - 糸博/ジョン・ホスティター
鉱山夫で、パズーの親方。性格は荒っぽいが、パズーを何かと気にかける仁義に篤い男。海賊相手にも怯むこと無く立ち向かうが、妻には頭が上がらない様子。ドーラ一家の力自慢シャルルと互角の殴り合いを演じた。
おかみさん
声 - 鷲尾真知子
ダッフィーの妻。度胸があり肝も据わっている。パズーを息子のように可愛がっている様子。
マッジ (Madge)
声 - TARAKO
ダッフィー夫妻の娘。パズーとも仲が良いらしく、パズーの家に遊びに行くこともある。ティディス要塞から帰ってきたパズーを最初に発見した。
軽便鉄道の機関士
声 - 西村知道/マット・K・ミラー
軽便鉄道を運転し、ドーラ一家や軍隊に追われるパズーとシータを助ける老機関士。パズーとは以前からの知り合いで、運転している機関車も相当の老朽車輌。パズーとシータを銃で狙った特務機関員と兵士達を機関車の排気で妨害する。

その他[編集]

シータの祖母
声 - 鈴木れい子
故人。幼いシータにおまじないとして、ラピュタに纏わる様々な呪文を教えた[注 6]
パズーの両親
共に故人。父は冒険飛行家で、かつて探検中に「竜の巣」の雲の切れ間から、伝説の「天空の城ラピュタ」を発見し、ラピュタの一部を自ら写真に収めた。しかし人々からは、ラピュタの存在を全く信じてもらえず、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなる。小説版では新たな飛行船の製作のためのスポンサー探しに出た際に事故死したと記載がある。なお、彼がラピュタを発見した際に乗っていた飛行船には同乗者がいた[注 7]。また、母についての詳しい説明はパズーの口からはないが、パズーの小屋に遺影が掲げられている。

ラピュタの設定[編集]

約700年以上前に存在した古代国家。国章は「翼のある町」[10]。ラピュタの民は飛行石の結晶化技術を有し、圧倒的な超科学技術で天空から全地上を支配していた恐怖の帝国であった[11]。ラピュタ王は代々天帝と称され、王家に伝わる飛行石の結晶と「黒い石」と呼ばれる石版を用いてラピュタ城の機能を制御していた。贅沢の限りを尽くし、人類の夢を体現したラピュタ人は、約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病に蝕まれ、止むを得ず地上へ降りることを決断した[10]

パンフレットでは上記とは異なる説明がなされている。空中都市の描写のあるジョナサン・スウィフトの著書『ガリヴァー旅行記 第三章 ラピュータ』のモデルは、プラトンの失われた地理誌『天空の書』に記された「ラピュタリチス」である[12][注 8]。ラピュタリチスは、かつて地上で大技術文明が栄えた時に戦争を嫌い、天空へと逃れた一族によって築かれた広い領土を持つ浮島である[12]。だが、あまりに高度に発達した文明生活の末に、ラピュタ人は生命力を失い、人口は減少し、紀元前500年頃に突如発生した奇病により、その後滅亡した[12]。一部の人々は地上へ降り、姿を隠しながら生き延びたと伝えられているが詳細は不明[12]

作中では帝国そのものではなく、ラピュタ帝国の聖都であり、ラピュタ人が飛行石を用いて建造したとされる空中都市のみを指す場合が多い。ラピュタ人が地上へ降りた後、聖都は飛行石の力で天空に留まり、長らく無人のままで上空を回遊していた。ラピュタ人はラピュタに再び人が近づくことの無いよう「竜の巣」と呼ばれる巨大な低気圧の渦を作り出し、城に接近することを困難にした。王家の証である飛行石の首飾りを持つ者が望んで近づくと、竜の巣は自然に消滅し、ラピュタは白日の下にその姿を現す。偏西風と共に移動しており[12]。城の内部には雲を発生させる塔や、風を起こす道具などが設置されている[注 9]。その為、決して地上からは見ることができない[12]

本来は天空の城に相応しい外観をしているが、本編でのラピュタは神殿や下部が崩落して原型が無い[14]。宮殿が無人化した後も、王の帰還を待つロボットたちにより守られ続けたが、永い間に大部分は損壊して、今はその一部のみが空中を漂っている[注 10]。階層ごとに、住まう人々の身分が分けられている。頂点に神殿、その下の第一界が聖なる光と天帝の住居、その下の第二界が騎士の住居と十二神将の塔、第三界はエデンの園、第四界は人民の住居、最下部には聖都が地上にあった頃に使用されていた閉鎖された巨大な門がある[14]。ラピュタ下部の黒い半球状の構造体の中には、王族のみが入れるという中枢部が存在する[14]

中枢部には飛行石の巨大な結晶体が浮かんでおり、その部屋にある「黒い石」に飛行石の首飾りを翳す事で、ラピュタの各機能を起動・制御出来る。球体部分の底部からは七基の石柱が展開し、膨大なエネルギーを集束することで、プラズマと共に巨大な爆発を生む光弾を発射することが出来る[16]。ムスカはこれを「ラピュタの雷(いかずち)」と称し、これこそが『旧約聖書』のソドムとゴモラを焼き払ったという「天の火」や「ラーマヤーナ」の「インドラの矢」だとも述べている。核エネルギーをも凌ぐ古代技術であり、その痕跡は主にインド地方などの上記の「ラーマヤナ」や「マハーバーラタ」の伝説に見られるという[12]。内部には多数のロボットも格納されており、発射口から投下して出撃させる。

ラピュタが木々に覆われているのは、宮崎自身の趣味であると同時に、飛行石が植物を成長させる力を持つ宇宙の聖なる根源であるからで、シータが一人で生きてこれたのも飛行石によって畑がよく実ったからだという[注 11]

最後はパズーとシータの「滅びの呪文」(バルス)により崩壊し、上層部の内で大樹に支えられた部分と巨大飛行石のみを残して、更に高い高度へと飛び去って行った。テレビ放映後、エンディングを見た子供達から「(大気の無い)宇宙でキツネリス達はどうなるの?」という疑問が寄せられたが、ラピュタは宇宙空間までは上昇しておらず、空気の存在する高度で飛び続けていると説明された。ラストのスタッフロールシーンでも地上が俯瞰できる空中に留まっている。

用語[編集]

オートモービル
ドーラ一家の車。序盤に登場。エクステリアがフォード・モデルTに類似している。
軽便鉄道
スラッグ渓谷を走る軽便鉄道鉱山鉄道)。蒸気機関は機関車内部にあり、蒸気動車を短くしたようなフォルムである。貨車無蓋車)を3両連結している。
諸元
全長(m) 312
全高(m) 82
全幅(m) 84
巡航速度 58ノット(約107km/h)
最高速 98ノット(約181km/h)
航続距離(km) 16000 (無風巡航時)
乗員数 360人
ゴリアテ
軍がラピュタ探索に使用した大型の飛行戦艦。劇中の字幕には「飛行戦艦」ではなく、「飛行船艦」と表示されている。また絵本では「空飛ぶ要塞」とも呼ばれている。見た目は硬式飛行船を通り越した装甲飛行船といった構造で、艦体各部のプロペラによって推進力を得ており、全体に主砲(小説版では125mm榴弾砲)や速射砲対空砲等の重火器を多数備え、強風下でも安定して飛行可能である。直撃すればロボット兵を破壊出来るだけの強力な火力を持つ他、艦底部に複数のロケット艇を搭載している。ムスカとモウロ将軍一行が乗り、飛行石の示す道を辿ってラピュタへと向かった。途中ドーラ一家の母船タイガーモス号を攻撃して大破させたが、ラピュタ到着後、軍を離反したムスカの策略でラピュタと直接交戦する羽目となり、最終的にラピュタ底部から発射されたロボットの大群により撃沈された。
名前の由来は、『旧約聖書』に登場するペリシテ人の巨人「ゴリアテ」。小説によると、後に軍は「不慮の事故の為に長期改修を余儀なくされた」という名目で時間を稼ぎつつ、密かに同型艦の建造に着手したとされている。
装甲列車
軍がシータ捜索のためにスラッグ鉱山に出動させた列車。3両編成で2両目が機関車。1両目と3両目が戦闘車で、砲塔とサーチライトを装備している。なお、老機関士に蒸気を掛けられた特務機関員と将校が降車したのは1両目。
タイガーモス号
ドーラ一家が根城にしている空中母船。
飛行客船
冒頭に登場。ムスカ一行がシータと共に乗船していたが、ドーラ一家に襲撃される。「ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ」には、硬式飛行船をモチーフにしているが、物語の展開上、ブリッジを上にした事が触れられている。
飛行石
時に青白く発光する、深い青色をした石。飛行石を岩盤から採掘し、結晶化する技術を有していたラピュタ人は、この飛行石の結晶を利用した高度な科学技術を誇っていた。飛行石自体は地下の岩盤に多く含まれており、特段珍しい物では無いが、直に空気に触れると、ただの石に変わってしまう為、特性を保持したまま飛行石を採掘する方法は作中の時代では失われている。ラピュタ人の作った飛行石の結晶は特定の人物や呪文に反応し様々に作動する仕組みを備えており、その名の示す通り物体を浮遊させる力もその一つである。ムスカの持つ古文書にはラピュタの伝承が記録されていたが、飛行石の結晶化の技術や呪文に関しては記されてはいなかった。
飛行船
パズーの父と同乗者が搭乗した飛行船。序盤に登場。実在のアンリ・ジファール軟式飛行船サントス・デュモン半硬式飛行船に類似している。
諸元
全長(m) 2.040
全高(m) 1.220
全幅(m) 7.200(翼展開時)
時速(km/h) 0-111(0-60ノット[注 12]
最高速(km/h) 182(下部ブースター使用時)
航続距離(km) 218(無風巡航時)
フラップター
電流で駆動する人工筋肉を用いて4枚の薄膜状の羽根を高速で動かし、浮上、飛行を行うオーニソプター(はばたき飛行機)。
タイガーモス号と同様に海賊ドーラの亡き夫の発明品であり、ドーラ一家の活動には欠かせない飛行機械。機体前面は流線型の金属板で被覆されている。機体後部はオープンデッキとなっており、そこに1人もしくは2人の乗員がフック付きの結束バンドで身体を機体に繋いで搭乗する。
羽根の可変ピッチと体重移動により、上昇、下降、前進、左右転回、ホバリング等の動作を自在に行う。また、急旋回時には機体側面からパルス噴射の火炎が噴出する。羽根が高速で羽ばたいている為、極端に高度を下げ過ぎたり、建物や樹木等に接近し過ぎると、羽根が接触、破損して墜落する危険性がある。機体底部には加速用の格納式ブースターが搭載されており、これを利用して緊急時等に急加速が可能。ブースター点火の際には、羽ばたきが完全停止する。煙幕を放出する機能もある。映画本編では、発電用エンジンをクランクで回して起動させる描写がある。エンジンを停止してバッテリーを稼働させることで、最高速で約6分間の無音飛行が可能である。
タイガーモス号には翼を畳んだ状態で数機を搭載出来る。また機体を前後に連結した状態でも飛行出来る。
フラップターの登場場面には、久石譲がデビュー当時の作風であるミニマル・ミュージックの手法に基づいた音楽を手がけた(サントラ所収「ロボット兵(復活〜救出) 」)。
ラピュタの王家
地上に降りた際にトエル家とパロ家の二つに分かれた。シータはトエル家の末裔、ムスカはパロ家の末裔である。トエルはラピュタ語で「真」を意味し、トエル家の末裔であるシータこそが真のラピュタ王、即ち天帝である事を意味している[17]。パロ家もラピュタの王族であるが、こちらは支族(分家)とされている。パロ家も地上へ降りた当初はゴンドアの谷で生活していたが、産業革命を機にそれまでの農耕生活を捨て、積極的にラピュタの探求を行うようになった[18]
竜の巣
航行において危険地帯とされる巨大な雲の集合体。雲の内部はその名の通り、まるで竜のように激しく轟く雷の巣窟。外部とは逆方向に風が吹いており、その気流が風の壁となって侵入者を阻む。堅牢な戦艦をも容易に破壊する一方で、逆風に靡くことの出来るパズーの父の飛行船や、パズーとシータの乗っていた凧は、逆風による破壊を免れて無事に竜の巣を通り抜けることが出来た。その正体は、封印されたラピュタを守るべく人工的に生み出された低気圧の渦。パズーの父は偶然竜の巣の中に侵入し、ラピュタを目撃したのであった。
ロケット艇
政府が海賊に対抗して開発した中型飛行艇。ロケットのパルス噴射により飛行し、極めて高い機動力を持つ。劇中ではシータとパズーを拉致する際に使用された。武装の有無は不明だが、機首に機関砲らしきものを2門搭載している。なお、ゴリアテの下部にも複数搭載されている。
ロボット兵
Superman 2 Mechanical Monsters 1941
ラピュタ城内に多数配備されている自律式の半有機体ロボット。身長344cm、体重238kg。戦闘、看護、園丁など、胸の紋章と色彩で区別された多種類のロボットが存在していたとされる。戦闘用ロボットは赤茶、園丁用ロボットは緑掛かった色をしている。劇中では、材質が金属なのか粘土なのかも現代科学では分からないと表現されているが、設定資料には「形状記憶弾性ハイセラミック製」と記されており、柔軟かつ必要に応じて自在に変形するとされている[19]。顔部中央にある二つのランプは音声装置とセンサーとを兼ね、飛行石を持つ者の命令に従属し、彼らを衛護するプログラムが組み込まれている[20]。戦闘用ロボットは両腕の骨組みの突起物の間に翼膜を形成して飛行することが出来、顔部には大小2門の攻撃用のビーム砲が搭載されており、一国の軍事拠点を単独で壊滅させるほどの高い戦闘力を保有する。
現在のラピュタでは、機能停止したロボットが野晒し同然のままで朽ち果てているが、ムスカは城内各所に保管されていた無傷のロボットを解き放った。
ロボットの一体が機能停止状態で天空から落下して来たことが、政府がラピュタの調査に着手するきっかけとなった。機能を停止して、既に「死んだ状態」と思われていたが、要塞に囚われていたシータが何気なしに呟いた「守りの言葉」に反応して再起動し、自ら保管庫から動き出す。石壁や砲台の装甲すら溶断する強力なビーム砲で、要塞をたちまち火の海に包んだ。拳銃は勿論のこと、小銃機関銃の連射にも耐え、信管を抜かれた要塞砲榴弾の直撃を受け、装甲が大きく変形した状態でも稼働し続ける耐久性があるが、ゴリアテの長砲身砲からの砲撃により破壊された。
フライシャー・スタジオ製作『スーパーマン』第2話「The Mechanical Monsters」(1941年)に登場した現金強奪ロボットがモデルとされる。また、宮崎が「照樹務」名で脚本と演出を担当したTVアニメ『ルパン三世』第155話「さらば愛しきルパンよ」に本作より先に登場しているが、首からプロペラが展開して飛行する方式になっていたり、双頭になった陸戦専用機が登場するなど細部が異なる。『ルパン』への登場はフライシャー版『スーパーマン』に対するオマージュとしてであった。宮崎は「気に入っていて一度テレビ(新・ルパン三世・最終話)で使ったんですが、どうも心残りがありまして今回もう一度、使ってみたんです」[21]と発言している。

声の出演[編集]

役名 日本語版 英語版
海外初公開版 BVHE版
パズー 田中真弓 バーバラ・グッドソン ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
シータ よこざわけい子 ララ・コディ アンナ・パキン
ドーラ 初井言榮 レイチェル・ヴァノウン クロリス・リーチマン
ムスカ 寺田農 ジェフ・ウインクレス マーク・ハミル
モウロ将軍 永井一郎 メイク・レイノルズ ジム・カミングス
ポムじいさん 常田富士男 エドワード・マニックス リチャード・ダイサート
シャルル 神山卓三 バリー・スティグラー マイケル・マクシェーン
ルイ 安原義人 デイヴ・マロウ マンディ・パティンキン
アンリ 亀山助清 エディー・フライヤーソーン アンディ・ディック
ハラ・モトロ 槐柳二 マット・K・ミラー
親方 糸博 クリフトン・ウェルズ ジョン・ホステッター
おかみさん 鷲尾真知子 ララ・コーディ トレス・マクニール
マッジ TARAKO バルバラ・グッドソーン デビ・デリーベリー
シータの祖母 鈴木れい子
軽便鉄道の機関士 西村知道 マット・K・ミラー
黒眼鏡(A) 大塚芳忠
黒眼鏡(B) 菅原正志
エジプト人の子分 大滝進矢
中国人の子分 平井隆博
日本人の子分 峰恵研
セネガル人の子分 菅原正志
青い服の婦人 林原めぐみ スーザン・ヒックマン
役名表記なし 福士秀樹
古田信幸
田中和実
関俊彦
コーリー・バートン
ジョン・ディマジオ
スコット・メンヴィル
エディ・フライアーソン
アンドリュー・フィルポット
マイケル・ソリッチ

スタッフ[編集]

主題歌・イメージソング[編集]

君をのせて[22]
作詞 - 宮崎駿 / 作曲 - 久石譲 / 編曲 - 富澤裕 / 歌 - 井上杏美(あずみ)徳間ジャパン
後に「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」などの主題歌、挿入歌を担当することになる井上のジブリデビュー作。
また、2002年のDVD発売時に合わせ、石井竜也がアンサーソングとなる歌詞違いの『君をつれて』を発表すると共に、『君をのせて』のカバーもしている。
イメージソング - 『もしも空を飛べたら』
作詞 - 松本隆 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 鷺巣詩郎 / 歌 - 小幡洋子徳間ジャパン(アニメージュレコード)[注 13]
本編では未使用。公開当時、味の素から発売されていた炭酸入り清涼飲料水「ラピュタ」[注 14]のCMソングであった。
劇中曲 - 『ハトと少年』[23]
劇中でパズーが演奏するトランペット曲。数原晋が演奏。
2010年4月、STS-131ミッションが行われていた国際宇宙ステーション(ISS)において、同曲がウェイクアップコールとしてNASAジョンソン宇宙センターミッションコントロールセン­ターより流された。搭乗していた山崎直子宇宙飛行士のために選曲されたものである[24]。 

賞歴[編集]

  • 文化庁優秀映画
  • 第41回(1986年)毎日映画コンクール 大藤信郎賞[25]
  • 1986年(第15回)ぴあテン 映画部門第1位
  • シティロード 読者選出ベストテン 邦画第1位
  • おおさか映画祭 日本映画ベストテン第1位
  • 日本映画復興特別賞(高畑勲・宮崎駿)
  • 映画芸術 日本映画第1位
  • キネマ旬報 86年度ベスト・テン 日本映画第8位/読者選出日本映画第2位[26]
  • 第9回(1986年)月刊アニメージュ アニメグランプリ 作品賞
  • アビック・ビデオアワード'87 アニメーション賞
  • 第4回日本アニメフェスティバル 日本アニメ大賞・アトム賞 美術部門最優秀賞
  • 中央児童福祉審議会特別推薦

ここまでの出典[27]

興行・売上記録[編集]

1986年の劇場公開時の観客動員数は77万人、配給収入は5.8億円であり、セールス的には観客動員、収入共にジブリワースト記録である。春・夏・ゴールデンウィーク向け子ども映画としてはドラえもんや動物映画もの、東映まんがまつりなどを下回った[28]。もっとも、スタジオジブリ自身はまずまずの成績を収めたと評価しており、次回作の製作を決定するには十分であったとされる[29]

(日本国内)

内容 記録 補足
興行収入 約11.6億円[30] 推測[30]
配給収入 5.83億円[29][30]
全国動員 77万4271人[29][30]
『イメージアルバム〜空から降ってきた少女〜』 2万枚出荷(1986年発売のLP)[31]
4万本出荷(1986年発売のCA)[31]
6万枚出荷(1986年発売のCD)[31]
3万枚出荷(1993年発売の再発CD)[31]
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[31]
『サウンドトラック〜飛行石の謎〜』 3万枚出荷(1986年発売のLP)[31]
6万本出荷(1986年発売のCA)[31]
15万枚出荷(1986年発売のCD)[31]
13万枚出荷(1993年発売の再発CD)[31]
1万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[31]
『ドラマ編〜光よ甦れ!〜』 1万枚出荷(1986年発売のLP)[31]
2万本出荷(1986年発売のCA)[31]
2万枚出荷(1986年発売のCD)[31]
1万枚出荷(1993年発売の再発CD)[31]
『シンフォニー編〜大樹』 1万枚出荷(1986年発売のLP)[31]
2万本出荷(1986年発売のCA)[31]
4万枚出荷(1986年発売のCD)[31]
2万枚出荷(1993年発売の再発CD)[31]
0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[31]
『ハイテックシリーズ』 2万本出荷(1989年発売のCA)[31]
6万枚出荷(1989年発売のCD)[31]
0.5万枚出荷(2004年発売の再発CD)[31]
『CASTLE IN THE SKY〜天空の城ラピュタ
USAヴァージョンサウンドトラック〜』
3万枚(2002年発売のCD)[31]
挿入歌
『君をのせて』
7万枚出荷(1988年発売のシングルCD)[31]
0.5万枚出荷(2004年発売の再発シングルCD)[31]
VHS・ベータ(徳間版) 8万本出荷[32] 1989年7月時点
VHS(ブエナビスタ版) 100万本出荷[32] 2003年6月現在
DVD(ブエナビスタ、2枚組・特典付) 53.2万枚出荷[32] 2003年6月現在

テレビ放送[編集]

『名探偵ホームズ』を放送していたテレビ朝日と競った日本テレビが放映権を獲得し[33]1988年4月2日に、日テレ開局35周年記念として『土曜特別ロードショー』で初放送され12.2%の視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。以下略)。22.6%の高視聴率を獲得した1989年7月21日の『金曜ロードショー』からは同枠で繰り返し放映される人気ソフトとなっている[32]。これ以降、日本テレビはスタジオジブリと提携を深め、宮崎が関わった映画作品は日本テレビで放映されるようになる。2011年12月9日には、劇場公開時のフィルム風合いを再現したニューマスター版が通常より40分拡大して初放送された。

視聴率[編集]

  • 数値はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。
回数 放送日 視聴率 備考
1 1988年04月02日(土) 12.2% [注 15][注 16]
2 1989年07月21日(金) 22.6%[34] [注 17]
3 1991年05月03日(金) 17.1%
4 1993年03月26日(金) 20.4%
5 1995年03月24日(金) 19.9%
6 1997年03月07日(金) 20.6%
7 1998年12月25日(金) 20.6%
8 2001年02月23日(金) 22.2%
9 2003年03月14日(金) 22.2%
10 2004年12月24日(金) 16.9%
11 2007年06月15日(金) 19.9%
12 2009年11月20日(金) 15.4%
13 2011年12月09日(金) 15.9%[34]
14 2013年08月02日(金) 18.5%[34]
15 2016年01月15日(金) 17.9%[34]

制作背景・影響[編集]

舞台設定[編集]

物語の舞台は企画段階では「立憲君主国。ただし国王は登場しない」とされており、後に宮崎駿は舞台をイギリスのつもりで設定したと語っている[35]。宮崎は製作が始まる前の1985年5月にイギリスウェールズをロケハンで訪れており、そこで見た風景が本作に活かされた。後に押井守鈴木敏夫らと同地を再訪している。また登場する小火器(拳銃、小銃、重機関銃)もイギリスの兵器をモチーフにしている。

年代は劇中で明示されていないが、パズーの父親が撮ったラピュタの写真には「1868.7」と作品世界の暦による年代らしき数字が印字されている[注 18]

名前の由来[編集]

空に浮かぶ島の名前「ラピュタ」は、スウィフト『ガリヴァー旅行記』からで、当初は「ラプュタ」であった。言いにくいので気に入らなかったが、企画書の説得力が増すという理由のみでつけられた。宮崎はガリヴァー旅行記のダイジェスト版しか読んだことがなく、内容も大して面白いと思わず、ラピュタという名前も覚えてなかった[36]

パズーの名前の由来は、学生時代に考えた船乗りの名前の一つで、「未来少年コナン」で使用されずに唯一残っていたという理由で使用された。シータの名前は、学生時代に創作していた人形劇「サイン・コサイン・シータ」(精神病院が舞台で、少年アルファ何号と、少女シータ何号の物語)からの転用とされる[37]。物語自体は小学生の頃に考えたもの[38]

発表前の仮タイトルは、「少年パズー・飛行石の謎」で、サブタイトルは「空中城の虜」「空とぶ宝島」「飛行帝国」「空中魔城」「戦国魔城」などの案があった[39][40]

設定の由来[編集]

「廃れてしまった古の機械文明」が作った「空中に浮かぶ島」、「飛行船に乗る海賊」であるドーラ一家という物語のモチーフは、幻の作品である『ラーマヤナ』(インドとの合作。一度滅亡した文明や、古代核兵器などの設定)と、『リトル・ニモ』(東京ムービー)の企画に参加していた際に、宮崎がイメージしていたものが投影されている。

ドーラの原形は宮崎駿の母親[41][要高次出典]。パズーの乗るグライダーは映画『地獄の天使』のツェッペリン飛行船の観測ゴンドラの影響。飛行石のモチーフは、福島鉄次の『沙漠の魔王』から[40]

架空の言語「ラピュタ語」は出まかせであるが、ケルト語などに影響を受けている[42]

「ふしぎの海のナディア」との関連[編集]

庵野秀明によると、宮崎は以前にアニメ番組の企画として『未来少年コナン2』という位置付けの「主人公の少年・少女が謎のペンダントをめぐり潜水艦で世界中を旅する。そしてそれを狙う悪役一派がいる」という案をNHKに提出したが、採用されなかった。この案が後に本作と『ふしぎの海のナディア』になったという[43]

都市伝説[編集]

『ラピュタのエンディング映像には続きがあり、テレビ放映の際に目撃した』などの都市伝説があったが、スタジオジブリは否定するコメントを出しており、小説版の後日談と資料集のイラストなどが混同して噂が広まったのではないかとしている[44][45]。また、テレビ放送で流された簡易版エンディング(本編の静止画、イメージボードのイラストなどにスタッフロールを乗せたもの)がその噂の元であるとする検証サイトもある。

インターネットでの影響[編集]

地上波でテレビ放送される際に、2ちゃんねる等の実況板等において終盤の山場の台詞「バルス」に合わせた大量書き込みが行われ[46][47]、高負荷によるサーバダウンがたびたび発生している[注 19]。2009年11月20日放映時にはTwitterでも同様に終盤の台詞がツイートされたものの、利用者がまだ少なかった事もありサーバダウンが発生することはなかったが[48][49]、利用者が大幅に増加した2011年12月9日放映時はTPS(1秒間あたりのツイート数)が従来の世界記録を大幅に更新する25,088TPSに達した[50][51]。2013年8月2日にも放映されたが、放送一週間前には前回放映時の影響から「Twitter公式アカウントが『バルス』投稿の自粛をお願いする」コラージュ画像が出回り話題を呼んだ。なお当日は大量のツイートが散見されたがトラブルは発生せず、前回を大幅に上回る143,199TPSを達成した[52]。2016年1月15日の放送時には公式に「バルス」の放映される瞬間を予想する企画も行われた[53]。結果は約55,000TPSと記録更新はならなかったものの、TPM(1分間あたりのツイート数)が345,397TPMを記録[54]。また、タニタ公式ツイッターが滅びの呪文「タニタ」[55]の秒間ツイート数で勝負し、勝利時は「破滅の呪文『タニタ』セット限定販売」「ラピュタパンを作る」「『君をのせて』体重計作成」、敗北時は社名を1日「バルス」に変更すると宣言[56]。結果は惨敗に終わり、公式ツイッターのアカウント名が「株式会社バルス」に変更された[57]

ジブリ美術館[編集]

三鷹の森ジブリ美術館では本作に登場するロボットの模型が常設展示されており、2002年には「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」が開かれた。

日本国外版[編集]

英語版[編集]

英語版は2種類存在する。最初の英語版はストリームライン・ピクチャーズ (en:Streamline Pictures) がLaputa: The Flying Islandの名で1989年にイギリスで公開し、日本のDVDにも収録されているもの。2つ目は2003年にディズニーが配給し、ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント)よりDVDが発売されているCastle in the Sky。最初の版はパズーの声を女性声優が演じたが、ディズニー版Castle in the Skyでは男性声優がパズーを演じた。ムスカを演じているのはスター・ウォーズ旧3部作の主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル。このDVDには後述のフランス版も収録されている。

タイトルが変更されているのは、ラピュタの命名の元となったスウィフトの『ガリヴァー旅行記』第三章の飛行島ラピュータ(Laputa)は、スペイン語のLa puta(売春婦)をもじって命名されたものであり、スペイン語圏およびヒスパニックの多いアメリカ合衆国では不適切なため。

日本のDVDにも収録されている英語版は、配給元のストリームライン・ピクチャーズにより翻訳されたものではない。ストリームライン・ピクチャーズのフレッド・パットンによれば最初は全日空の国際線の機内上映のために製作されたもので、ストリームラインはそれを日本から渡されたとのことで、実際に誰が翻訳、吹き替えを行ったのかは不明とされる[58]。日本語版ではドーラが40秒、ムスカが3分間待つところは共に1分間となっている。

ディズニー版のCastle in the Skyには久石譲本人による、オリジナル版と異なる音楽が使用されている。基本となるメロディの大部分は同じだが、アメリカ側の希望により久石が大幅にアレンジを行って録音し直された[59]。オープニング曲は飛行石が輝く場面とシンクロするようになっており、またエンディング曲は、日本語オリジナル版の上にピアノの演奏がミックスされている。CDは徳間ジャパンより発売されている。

ブルーレイに収録されている英語版はディズニー版の『Castle in the Sky』で、特典映像の一つとして収録されている。スタッフロールはすべて英語表記。なお、エンディングのキャスト紹介は、日本版が「パズー→シータ」なのに対し、この英語版は「シータ→パズー」の順になっている。

フランス語版[編集]

フランスでブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントより発売されているDVD(フランス語版タイトルはLe Château dans le Ciel、映画公開は2003年1月15日)はフランス語、日本語のほか「Castle in the Sky」の英語音声も収録されている。同じDVDに収録されている日本語オリジナル版および、そのオリジナル版と同じ音楽を用いたフランス語版の音声は、音楽の音程がオリジナルより約半音高くなっている。これは秒間24コマのフィルムから秒間25コマのPAL方式にテレシネする際、1コマ分の4%早くなる為。英語版の字幕は英語版音声を忠実に書き起こしたものと日本語版からの翻訳重視のものが2種類収録されているが、フランス語版の字幕は1種類のみで、フランス語版の音声と字幕では内容が異なる。フランス語版DVDはリージョン2(日本と共通)、映像方式はNTSC/PALコンパチブルで、日本の家庭用DVDプレーヤーでも再生可能。

関連商品[編集]

作品本編に関するもの[編集]

映像ソフト
  • 天空の城ラピュタVHS - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(1998年9月18日)
  • 天空の城ラピュタ DVD - ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2002年10月4日)
  • 天空の城ラピュタ Blu-ray Disc - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント(2010年12月22日)
    • Blu-ray Disc(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売
出版
  • 天空の城ラピュタ―フィルムコミック(1)(1986年9月30日)ISBN 4-19-776593-2
  • 天空の城ラピュタ―フィルムコミック(2)(1986年9月30日)ISBN 4-19-776594-0
  • 天空の城ラピュタ―フィルムコミック(3)(1986年10月20日)ISBN 4-19-776602-5
  • 天空の城ラピュタ―フィルムコミック(4)(1986年10月20日)ISBN 4-19-776603-3
  • ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ(1986年11月30日)ISBN 4-19-816610-2
  • 天空の城ラピュタ(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)ISBN 4-19-703626-4
  • スタジオジブリ作品関連資料集 型録I(1996年6月30日)ISBN 4-19-860525-4
  • 天空の城ラピュタ(スタジオジブリ絵コンテ全集2)(2001年6月30日)ISBN 4-19-861377-X
  • 天空の城ラピュタ(ロマンアルバム)(2001年9月10日)ISBN 4-19-720156-7
  • 天空の城ラピュタGUIDE BOOK復刻版(ロマンアルバム)(2010年12月15日)ISBN 4-19-720320-9。以上は全て徳間書店
  • ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ(文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉)(2013年5月10日)ISBN 978-4-16-812001-5
  • シネマコミック2 天空の城ラピュタ(文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉)(2013年5月10日)ISBN 978-4-16-812101-2
音楽
  • 天空の城ラピュタ イメージアルバム 空から降ってきた少女 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72720
  • 天空の城ラピュタ サウンドトラック 飛行石の謎 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72721
  • 天空の城ラピュタ シンフォニー編〜大樹 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72722
  • 天空の城ラピュタ ハイテックシリーズ 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2004年8月25日)TKCA-72723
  • (挿入歌)君をのせて(CD) 井上杏美、C/W「合唱 君をのせて」「君をのせて(カラオケ)」徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版CD/2004年10月27日)TKCA-72755(オリジナル盤8cmCD/1988年3月25日)
  • スタジオジブリ 宮崎駿&久石譲 サントラBOX [Box set, Limited Edition] (CD) 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2014年7月16日)

タイアップ商品[編集]

  • 清涼飲料水「ライトフルーツソーダ 天空の城ラピュタ」(味の素
1986年6月から販売された(味はレモン&ライム・シトラスミックスの2種類)。CMは契約上アニメ映像を使用できないため、パズーとシータの格好をした少年少女と実寸大のフラップターを使用した実写映像となっており、島本須美松田洋治がナレーションを行ない、CMソングとして上記のイメージソングが使用された[27]

小説版[編集]

著者:亀岡修、イラスト:宮崎駿によるノベライズ版が、徳間書店アニメージュ』誌に連載され、後にアニメージュ文庫として出版された。全2巻。

映画では描かれていない飛行客船襲撃よりも前のエピソードや、映画のラストの半年後を舞台としたエピローグが書かれており、その他細かい設定や、登場人物の心情描写の補完がなされている。

なお、2002年に映画がDVD化された際、10000セット限定販売の『「天空の城ラピュタ」DVDコレクターズ・エディション』には、この小説前後篇を1冊に再構成しハードカバー化した『「天空の城ラピュタ」DVDコレクターズ・エディション版』が付属している[注 20][注 21]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 初期設定では13歳と設定されていたが、この年齢設定は後に廃止されている。
  2. ^ 初期設定では12歳と設定されていたが、この年齢設定は後に廃止されている。
  3. ^ このおさげは、後にムスカの銃で切られてショートカットになる。
  4. ^ パズーとドーラ一家がティディス要塞に向け出発する際のシーン。私服を着ているためわずかだが素顔が映る。
  5. ^ これは監督が好む銃であり、後に制作した『紅の豚』や『ハウルの動く城』にも登場している。
  6. ^ このシーンでは、シータが祖母に抱きついて啜り泣いているのみだが、後に発売されたブルーレイ版により、可愛がっていたウサギが見つからなかったことが理由であると判明。これは、特典映像の「オリジナル脚本」の中で確認できる。
  7. ^ 舵輪を握って操船していたのは、パズーの父である。
  8. ^ プラトンの著書に『天空の書』なる書籍は存在しない(プラトンの項を参照)
  9. ^ これらは物語が進行しないので省略された[13]
  10. ^ 劇中では大きすぎるという理由で城のみが描かれた[13][15]
  11. ^ 表向きには、たまたま木が生えただけで、理屈はどうでもいいという[13]
  12. ^ 時速の0km/hはホバリングができることを意味している。
  13. ^ 徳間ジャパンにかつて存在したアニメ系楽曲のレーベル。1986年発売当時は同レーベルよりリリースされた。
  14. ^ オーニソプターに乗って空を飛ぶパズーの実写イメージ映像が使われていた。
  15. ^ 「土曜特別ロードショー」枠で放送。
  16. ^ 宮崎本人が解説としてゲスト出演。
  17. ^ この回から「金曜ロードショー」枠での放送となり、現在に至る。
  18. ^ ムスカの所持する銃エンフィールドNo.2が実際に開発されたのは西暦1927年。
  19. ^ ゴリアテが撃沈された際のムスカの台詞「見ろ、人がゴミのようだ!」の時点でサーバーが落ちることが多い[48][49]
  20. ^ 同梱書籍である為、価格やISBNコードの記載はない。
  21. ^ ハードカバー版は当初、単体発売が予定されており、DVDパッケージに同梱された関連商品の紹介チラシにも記載されていたが、DVD発売時点では発行中止が決定されており、訂正の注意書きも同梱されていた。

出典[編集]

  1. ^ 尾形英夫 『『あの旗を撃て 『アニメージュ』血風録』』 オークラ出版2004年、239頁。ISBN 978-4-77-550480-2
  2. ^ 切通理作 『宮崎駿の<世界>』 筑摩書房・ちくま新書、2001年、27頁。ISBN 4480059083
  3. ^ 宮崎駿 『『天空の城ラピュタ』企画原案」『出発点 1979〜1996』』 徳間書店1996年、394-395頁。ISBN 978-4-19-860541-4
  4. ^ 鈴木敏夫宮崎・久石コンビはこうして生まれた」(「久石譲in武道館」チラシより) セブンネットショッピングスタジオジブリ専門店
  5. ^ 尾形英夫 『宮崎アニメは、なぜ当たる スピルバーグを超えた理由』 朝日新聞出版2008年、39頁。ISBN 978-4-02-273221-7
  6. ^ 宮崎駿 『「天空の城ラピュタ」劇場パンフレット』 スタジオジブリ、1986年、14-15頁。 
  7. ^ 天空の城ラピュタGUIDEBOOK復刻版84ページより。
  8. ^ 叶精二 2006, p. 98
  9. ^ 『THE ART OF LAPUTA』より
  10. ^ a b ジブリ・ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」p.108
  11. ^ 「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットのストーリー解説
  12. ^ a b c d e f g 宮崎駿 『「天空の城ラピュタ」劇場パンフレット - 企画制作メモ』 スタジオジブリ、1986年、4-5頁。 
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  41. ^ ニコニコ映画実況 ~天空の城ラピュタ~ みんなで一緒にジブリ作品を見よう<テレビ実況生放送> - 2013/08/02 20:40開始 - ニコニコ生放送 53:28鈴木敏夫「あのーね、ドーラって自分のお母さんがモデルなんですよねぇ。やっぱり性格。であのー二人の息子を相手にね、色々やってるでしょう。あれも自分のお母さん。で実はねこの映画作ってる時にね亡くなっちゃったんですよね。だからもう、ほんとど真ん中でね、葬式があったりして。で宮さんてねお母さん孝行だったから、ま辛い思いしたと思いますけれどでも、ドーラをモデルにして、そうやって映画の中で描けた事は喜んでましたよね」
  42. ^ 「ロマンアルバム 映画天空のラピュタGUIDEBOOK 復刻版」(徳間書店、p.84、宮﨑駿の発言)
  43. ^ 『ふしぎの海のナディア絵コンテ全集』第1巻「ナディア懴悔話〜第1回「ナディア誕生秘話」
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参考文献[編集]

  • 叶精二 『宮崎駿全書』 フィルムアート社、2006年ISBN 4845906872

関連項目[編集]

外部リンク[編集]