マツダ・ラピュタ

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マツダ・ラピュタ
前期型
Mazda Laputa.jpg
後期型
Mazda Laputa 2000.jpg
乗車定員 4人
ボディタイプ 3/5ドア ハッチバック
(実質的にはクロスオーバーSUV
エンジン F6A型 直3 SOHC 658cc
K6A型 直3 DOHC 658cc
変速機 4AT/5MT
駆動方式 FF/4WD
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,435mm-1,550mm
ホイールベース 2,360mm
車両重量 760kg-830kg
別名 OEM元:スズキ・Kei
-自動車のスペック表-

ラピュタLaputa)は、マツダが販売していた軽自動車スズキ・KeiOEM供給を受けて販売していた。

概要[編集]

スズキ・Keiのマツダ仕様である。セダンSUVの間の新しいジャンルの軽自動車として登場した。セダンより高めの全高と大径タイヤが特徴。最低地上高を高くし悪路走破性を高めている。

ほとんどの立体駐車場を苦にしないセミトールスタイルに、視界の良いヒップポイントを採用したパッケージをもっている。

搭載するエンジンは直3DOHC-VVTと同ターボ(いずれもK6A型エンジン)、それに直3SOHCターボ(F6A型エンジン)の3種類。VVTエンジンは平成12年度「優-低排出ガス」、ターボエンジンは「良-低排出ガス」認定を取得している。

ターボグレード(S-turbo,X-turbo)のベース車でもある、E-limitedは、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」・「平成22年度燃費基準+5%」に認定され、グリーン税制対象車に指定されていた。

歴史[編集]

当初は5ドア専用のスタンダードグレード「G」、装備充実グレードの「X」、DOHCターボエンジンを搭載したスポーティグレード「S」の3グレード展開で、トランスミッションは「X」の3ドア車のみ3ATで、その他のグレード・仕様は4AT、「X」は5MTも設定されていた。また、販売開始当初はターボエンジン車のみのラインナップで、外観はKeiからエンブレム類を変更した程度だった。
シート地や内装デザインを変更したほか、「X」に設定の5MT車にはクラッチスタートシステムを新たに装備。「S」の2WD車はDレンジで停車の際、自動的にニュートラルの状態に近づけて無駄な燃料消費を抑えるNS(ニュートラルスリップ)制御を新たに採用。全車にはチャイルドシート固定機構付きリアシートベルトを装備した。また、グレード体系を整理し、3ドアは「X」のみに集約して4ATのみの設定となった。
  • 2000年2月1日:特別仕様車「Xポッパー」を発売(本仕様車は先にKeiで発売された「Xリミテッド」に相当する)[3]
アルミホイールを専用デザインに変更し、LEDハイマウントストップランプ内蔵ルーフエンドスポイラー、マフラーカッター、AM/FMラジオ付CDプレーヤー&カセットステレオを装備したほか、シートとドアトリムは起毛タイプに、メーターパネルはスポーティデザインに、ドアハンドル(インサイド・サイドとも)、ATセレクターノブ、パーキングブレーキボタンにメッキを採用した。
  • 2000年6月30日:特別仕様車「Fun2(ファンファン)エディション」発売[4]
「G」の5ドア車をベースに、ドアミラーとドアハンドルをボディカラー同色に変更し、シートとドアトリムに紺色の専用生地を採用。さらに、4WD車にはヒーテッドドアミラーも装備した。
マツダ車の特徴である逆五角形のフロントグリル「ファイブポイントグリル」と大型マルチリフレクターヘッドランプの採用によりフロントデザインを刷新。また、ラインナップを5ドアのみとしてグレード体系も刷新され、ブルーの大径スピードメーター採用した「XE(Kei「E」相当)」と助手席側シートアンダートレイ、CDプレーヤー、ボディ同色の電動格納式リモコンドアミラーを追加した「XG(同「G」相当)」、専用ローダウンサスペンションの採用やマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、アンダースポイラー(フロント・リア・サイド)、ハイマウントストップランプ内蔵ルーフエンドスポイラー、15インチアルミホイール、シルバーメーター(タコメーター付スピードメーター)を採用した「SF(同「スポーツF」相当)」とダークティンテッドガラス(リアドア、リアクォーター、バックドア)や本革巻きステアリングホイールを追加したDOHCターボ仕様の「S(同「スポーツ」相当)」の4グレードとなり、「XE」の2WD車はラピュタでは初となるDOHC NAエンジンを採用した。
4WD・4AT車を廃止してNA・2WD車専用グレードとなった「XE」は「優-低排出ガス車(★★)」、ターボ車全グレードは「良-低排出ガス(★)」認定をそれぞれ取得したほか、時速64km/hオフセット衝突に対応した軽量衝撃吸収ボディを採用。インパネデザインやメーターを変更して「XE」・「XG」はシルバーメーターとなり、シートバックの大きさやシート地を変更。また、「XE」を除く全車に運転席シートリフターとダークティンテッドガラスを、4WD車に運転席シートヒーターを、「XG」に2DINサイズのCDプレイヤー&AM/FMラジオ付きカセットオーディオをそれぞれ標準装備した。グレード体系も一部変更し、「SF」を廃止する替わりに、ターボ車の廉価仕様「XEエクストラ(Kei「21世紀記念スペシャル EX」相当)」を追加した。
キーレスエントリーのアンサーバック方式をハザードランプ点滅式に変更し、ボディカラーに新色を追加。また、「XEエクストラ」はSOHCターボエンジンからDOHC Mターボエンジンに置換した(Keiでの「N-1」に相当する仕様になった)ほか、オーディオは「XE」がAM/FMチューナー付カセットデッキ、「XEエクストラ」がAM/FMチューナー付CDプレーヤー、「S」がAM/FMチューナー付MD/CDカセットステレオとなり、さらに、「S」にはバケットシートとブルーリフレクターヘッドランプも装備した。なお、この一部改良により「XG」を廃止した。
  • 2002年4月17日:「XE」の4AT車を一部改良し、「超-低排出ガス(★★★)」認定を取得した[8]
  • 2002年7月5日:特別仕様車「XEリミテッド」を発売(本仕様車は先にKeiで発売されていた「Eリミテッド」に相当する)[9]
「XE」をベースに、電動格納式リモコンドアミラー、ダークティンテッドガラス(リアドア・クォーター・バックドア)、タコメーターを追加しながらベース車よりも税抜4万円値下げした。また、上級グレードの「XEエクストラ」に採用されているDOHC Mターボエンジンを搭載した4WD車も設定される。
「S」は4輪ディスクブレーキ(前輪はベンチレーテッドディスクブレーキ)、リミテッドスリップデフ(2WD・5MT車のみ)、レカロ社との共同開発による専用バケットシート、大型ルーフエンドスポイラーを追加し、15インチアルミホイールを新デザインに変更して「S-Turbo(Keiワークス相当)」に、「XEエクストラ」はメーターをブラック調に変更し、4WD車にはデアイサーを追加して「X-Turbo」にそれぞれ改名するとともに、同年7月に発売された「XEリミテッド」もメーターとフルホイールキャップのデザインを変更し、4AT車は燃費を向上、5MT車は「超-低排出ガス(★★★)」認定を取得して「E Limited」に改名、NA・2WD専用グレードとしてカタロググレード化した。なお、「XE」は「E Limited」への統合の為廃止した。
シート表皮色(グレーに変更、「S-Turbo」を除く)、オーディオデザイン、フロントヘッドレストやドアトリムの形状の変更を行ったことで、「E Limited」はAM/FMラジオ付CDプレーヤーとなり、室内幅が40mm拡大した。また、ボディカラーの追加と一部入れ替えを行った。なお、「X-Turbo」は5MT車を廃止し、4AT車のみとなった。
  • 2004年4月:「E Limited」を仕様変更し、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得した。
  • 2005年12月:カタログ落ちの為、販売終了。

車名の由来[編集]

  • ガリヴァー旅行記に登場する浮島の「ラピュータ(スペイン語で売春婦の意)」に由来する。

パーツを共用する車種[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新型「ラピュタ」を発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年3月24日(2015年6月5日閲覧)
  2. ^ 軽乗用車4車種をマイナーチェンジ - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年10月15日(2015年6月5日閲覧)
  3. ^ 軽乗用車「AZ-ワゴン」「ラピュタ」、特別限定車「ポッパー(POPPER)」を発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年2月1日(2015年6月5日閲覧)
  4. ^ 軽乗用車3車種の特別仕様車「Fun2(ファンファン)エディション」を発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年6月30日(2015年6月5日閲覧)
  5. ^ 軽乗用車「ラピュタ」をマイナーチェンジ - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年10月27日(2015年6月5日閲覧)
  6. ^ 「ラピュタ」の環境・安全性能を強化、内装をリフレッシュ - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年4月24日(2015年6月5日閲覧)
  7. ^ 軽乗用車3車種の装備を充実 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年11月21日(2015年6月5日閲覧)
  8. ^ キャロルを商品改良し、「超-低排出ガス」車を設定 −同時にスピアーノ、AZ-ワゴン、ラピュタの一部機種も「超-低排出ガス」認定を取得− - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年4月17日(2015年6月5日閲覧)
  9. ^ 軽自動車「ラピュタ」に特別仕様車「XEリミテッド」を新設定 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年7月5日(2015年6月5日閲覧)
  10. ^ 「マツダ ラピュタ」を一部改良し発売 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年11月19日(2015年6月5日閲覧)
  11. ^ 「マツダラピュタ」を一部商品改良 - マツダ株式会社 ニュースリリース 2003年9月25日(2015年6月5日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]