スバル・ジャスティ

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:2代目(通算5代目)モデルの内外装の画像提供をお願いします。2016年11月

ジャスティJUSTY )は、スバルブランドを展開する富士重工業で販売されている小型乗用車である。

概要[編集]

初代はBセグメントの車として発売され、台湾大慶汽車では初代をベースに5ドアセミノッチバックセダンに仕立てた「TUTTO(テュット、金美滿)」も生産・発売されていた。その後は海外専売車となり3代にわたって発売されたあと、日本で約21年11ヶ月ぶりの発売(車名復活)となった2代目(海外を含めると通算5代目)はトールワゴンに転換された。なお、初代は自社生産、2代目と3代目の生産はスズキ、4代目以降の生産はダイハツ工業がそれぞれ担当する。

日本仕様の歴史[編集]

初代(1984年-1994年)[編集]

スバル・ジャスティ(初代)
KA7/KA8型
前期型フロント(豪州仕様)
1986 Subaru Justy (12965577973).jpg
前期型リア(豪州仕様)
1986 Subaru Justy 4WD (6553107375).jpg
内装(北米仕様)
Subaru Justy interior (5104134222).jpg
製造国 3ドア/5ドアハッチバック:
日本の旗 日本群馬県
5ドアセダン:
台湾の旗 台湾
販売期間 1984年2月-1994年12月
乗車定員 5人
ボディタイプ 3ドア/5ドア ハッチバック
5ドアセミノッチバックセダン
(テュット)
エンジン EF型 1L 直列3気筒
EF12型 1.2L 直列3気筒
駆動方式 FF/4WD
変速機 5MT/ECVT
サスペンション 前/後ストラット
全長 3,695mm
全幅 1,535mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,285mm
-自動車のスペック表-
1984年2月
当時の軽自動車スバル・レックスをベースに(ドアは流用)、ボディを拡大して発売開始。エンジンは直3 SOHC 1L(EF10型)で、ボディタイプは3ドアHBと5ドアHBの2タイプ、それぞれにFF(前輪駆動)と4WD(パートタイム四輪駆動)がラインアップされていた。4WD仕様は当時のレックス4WDと同様、シフトノブ内にある赤い4WDスイッチをワンプッシュするだけでFF⇔4WDの切り替えが可能であった。
1985年
『火の玉ボーイ』というキャッチコピーとともに、3気筒 1.2L SOHC9バルブエンジン〔EF12型。1気筒あたり3バルブ(吸気2バルブ、排気1バルブ)仕様〕を追加、シリーズ充実化を図る。
1987年
バンドーネタイプのベルト式変速機ECVTを量産車世界初で採用するも、他社同クラスのAT車よりも高価であったことから、国内での商業的には失敗であった。しかし、アメリカ合衆国では、1987年 - 1989年まで3年連続で燃費ベストカーに選ばれるほど燃費が良かった。
1988年11月
ビッグ・マイナーチェンジを行い、外装デザインが大幅に変更された。エンジンは1.2LのEF12型のみとなり、ECVT+パートタイム4WDの機種が選べるようになった。
1991年6月
ブレーキのノンアスベスト化やパワーステアリングとオーディオの標準装備化などのマイナーチェンジを行った。
1994年12月
販売終了。


2代目(通算5代目)(2016年11月-)[編集]

スバル・ジャスティ(2代目)
M900F/M910F型
製造国 日本の旗 日本大阪府
販売期間 2016年11月21日-
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア トールワゴン
エンジン 1KR-FE型 1L 直列3気筒
1KR-VET型1L 直列3気筒ターボ
駆動方式 FF/AWD
変速機 CVT
サスペンション 前:
マクファーソンストラット
後:
トーションビーム
(FF)
3リンク/ライブアクスル
(AWD)
全長 3,700 mm(標準)/3,715 mm(カスタム)
全幅 1,670 mm
全高 1,735 mm
ホイールベース 2,490 mm
車両重量 1,070 - 1,130 kg
製造事業者 ダイハツ工業
姉妹車 ダイハツ・トール
トヨタ・ルーミー
トヨタ・タンク
先代 スバル・トレジア
※事実上。ただし販売終了から5ヵ月の空白期間あり
-自動車のスペック表-
2016年11月9日
日本国内ではおよそ22年(正確には21年11か月)ぶりとなるフルモデルチェンジを発表(11月21日販売開始)[1]。ただし、先代ジャスティとはコンセプトが全く異なるため車名以外の関連性はない。また、プラットフォームは後述の4代目と同じくトヨタ・ダイハツ・プジョーシトロエングループが共同開発したAセグメント用プラットフォームが採用されているため、ダイハツ・ブーン/トヨタ・パッソの事実上の系譜(M#00x系)としての見方もある。
日本国内向け2代目は、同日にトヨタグループダイハツ工業が発表・発売したトールワゴン(厳密にはスーパーハイトワゴン扱い)のトールOEMとなり、同日にトヨタ自動車で販売を開始し、日本国内向け2代目ジャスティ同様にトールのOEMとなるルーミー並びにタンクとは兄弟車(実質的に4兄弟)の関係となる。エンジンは初代同様1.0 L 直3だが、DOHC12バルブ化され、12.5の高圧縮比を実現したダイハツ製のエンジンとなり、自然吸気仕様の1KR-FE型とターボ仕様の1KR-VET型となった。
グレード体系は、「L スマートアシスト[2]」、「G スマートアシスト[3]」、「GS スマートアシスト[4]」、「カスタム R スマートアシスト[5]」、「カスタム RS スマートアシスト[6]」の5グレードを設定しており、トール、ルーミー、タンクに設定されているスマートアシスト II(以下、スマアシ II[7])非装備グレード(「X」・「G」・「カスタムG」相当)はジャスティでは未設定となり、スマアシ IIは全車標準装備となる。
外観のフロントフェイスはトヨタ自動車向けの姉妹車のデザインをベースにCIエンブレムを変更したものとなっており、標準車にはルーミーのデザインが、カスタムにはタンクのデザインがそれぞれ用いられている。また、ボディカラーはカスタム専用の2トーンカラーのうち、「ブライトシルバーメタリック×フレッシュグリーンメタリック」と「ブライトシルバーメタリック×ファインブルーマイカメタリック」の2色はジャスティでは未設定となる。
装備内容は「L スマートアシスト」・「G スマートアシスト」の2WD車を除いてトール・ルーミー・タンクと違いがあり、「L スマートアシスト」・「G スマートアシスト」のAWD車はコンフォートパッケージ[8]と寒冷地仕様を、「GS スマートアシスト」はLEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム・オートレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)とLEDフォグランプ(LEDライナー付)を、カスタムはパノラミックビューモニター&ナビアップグレードパッケージ、イルミネーションパッケージ[9]、コンフォートパッケージ[8]の3点(「カスタム R スマートアシスト」のAWD車は寒冷地仕様を追加した4点)が標準装備されており、その分、値段が上乗せされている。また、メーカーオプションの内容を絞り込んでいるスバル方式のオプションパッケージ体系を採用しているため、メーカーオプションの自由度がトール・ルーミー・タンクに比べ制限される。

海外仕様の歴史[編集]

()内は日本仕様との合算

初代(通算2代目)(1994年-2003年)[編集]

2代目ジャスティ
4WD

1994年にフルモデルチェンジ。日本ではリッターカー市場から撤退したため欧州仕様のみとなった。欧州仕様ではスズキハンガリー工場で生産された「スイフト」(当時の日本ではカルタスと名乗っていた)のOEM供給を受けた。ただし3ドア・5ドアのハッチバックのみ。

2代目(通算3代目)(2003年-2007年)[編集]

3代目ジャスティ

2003年には当時同じGM傘下であったスズキ・イグニスの欧州仕様車のOEMとなり、車名にも「G3X」がついた。

3代目(通算4代目)(2007年-2011年)[編集]

スバル・ジャスティ
(3代目/通算4代目)
M300F型
欧州仕様 3代目(通算4代目)ジャスティ
Subaru Justy Trend 1.0 Silver.JPG
製造国 日本の旗 日本大阪府
販売期間 2007年-2011年
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン 1KR-FE型 1.0L 直3 DOHC DVVT
駆動方式 FF
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:
マクファーソンストラット
後:
トーションビーム
全長 3,600mm
全幅 1,665mm
全高 1,535mm
ホイールベース 2,440mm
車両重量 900-930kg
姉妹車 ダイハツ・ブーン
(初代)
ダイハツ・シリオン
(2代目)
トヨタ・パッソ
(初代)
プロドゥア・マイヴィ
(初代)
製造事業者 ダイハツ工業
後継 スバル・トレジア
-自動車のスペック表-

2007年2月26日、富士重工業は同社の筆頭株主・トヨタ自動車の傘下であるダイハツ工業よりブーン(欧州名シリオン)のOEM供給を受け、新型ジャスティとして欧州で発売すると発表。同年秋より発売を開始した。エクステリアに関してはフロントバンパーがオリジナルに差し替えられている点とエンブレム類を除けばほぼ同じである。エンジンは1Lの1KR-FE型3気筒のみで、スポーティな「アクティブ」とベーシックな「トレンド」の2グレード構成。シリオン同様5MTの設定もある。年間約6,000台を大阪のダイハツ本社(池田)工場にて生産。型式はM300Fトレジアを実質後継車とする形で生産・販売終了。

後継車の模索[編集]

富士重工はジャスティの後継車種を開発するに当たって、資本関係上日産・パルサーを製造していた縁から、2代目日産・マーチ(K11型)を日産と共同開発またはOEM生産供給を模索した時期があった。しかし1989年発売のスバル・レガシィが思いのほかヒットし、スバル・インプレッサという中排気量車への集中投資の必要性が生じたことから開発は断念された。

その他[編集]

初代モデルのエンジンは、日本国内向けでは1,000cc、1,200ccともにEFCと呼ばれた電子制御キャブレターによる燃料供給システムだけであった。 しかし、アメリカ合衆国カリフォルニアの排ガス規制に対応するため、1989年には1,200ccエンジンに燃料噴射システムを備えたモデルを生産している。 このモデルは、O2センサー、プレッシャセンサー、吸気温センサー、スロットルセンサー、8bitのCPUを備えたコントロールユニット等で制御されるDジェトロニックシステムで、富士重工内ではEMPI(Electric Multi-point Injection)と呼ばれていた。 その翌年の1990年、このモデルはドイツ・スイス・オーストリア向け仕様としても輸出されているが、アメリカ向けにはキャタライザが2個であったのに対し、ヨーロッパ向けにはキャタライザは1個であった。

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ “スバル 新型「ジャスティ」を発表~衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」を全車標準装備~” (プレスリリース), 富士重工業株式会社, (2016年11月9日), http://www.fhi.co.jp/press/news/2016_11_09_3171/ 2016年11月9日閲覧。 
  2. ^ トール「X"SA II"」及びルーミー・タンク「X"S"」相当
  3. ^ トール「G"SA II"」及びルーミー・タンク「G"S"」相当
  4. ^ トール「Gターボ"SA II"」及びルーミー・タンク「G-T」相当
  5. ^ トール「カスタムG"SA II"」及びルーミー・タンク「カスタムG"S"」相当
  6. ^ トール「カスタムGターボ"SA II"」及びルーミー・タンク「カスタムG-T」相当
  7. ^ スバル車として「スマアシ II」の略称が使用されるのはジャスティが初である。
  8. ^ a b シートヒーター(運転席/助手席)、シートバックテーブル(ショッピングフック・ボトルホルダー2個付、運転席/助手席)。「L スマートアシスト」はフロントセンターアームレスト(運転席)、シートリフター(運転席)、シートアンダートレイ(助手席)も追加。
  9. ^ フットイルミ(運転席・助手席)、インパネアッパートレイイルミ(助手席)、センターフロアトレイイルミ)

外部リンク[編集]