マツダ・CX-3

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マツダ・CX-3
DKEFW/DKEAW/DK5FW/DK5AW型
フロント
Mazda CX-3.jpg
XD リア
Mazda CX-3 XD (DK5FW) rear.JPG
コクピット
Mazda CX-3 interior.jpg
製造国 日本の旗 日本
タイ王国の旗 タイ
販売期間 2015年 -
設計統括 冨山道雄
デザイン 松田陽一
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
エンジン PE-VPS型 2.0L 直4 DOHC
PE-VPR型 2.0L 直4 DOHC
S5-DPTS型 1.5L 直4 DOHC 直噴ディーゼルターボ
S5-DPTR型 1.5L 直4 DOHC 直噴ディーゼルターボ
駆動方式 FF / 4WD
変速機 6速MT / 6速AT
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:トーションビーム式
全長 4,275mm
全幅 1,765mm
全高 1,550mm
ホイールベース 2,570mm
車両重量 1,240-1,340kg
最小回転半径 5.3m
-自動車のスペック表-

CX-3(シーエックス・スリー)はマツダが製造・販売するクロスオーバーSUV型の乗用車である。

概要[編集]

SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した新世代車種の第5弾として投入され、クロスオーバーSUVではCX-5に次いでの採用となる。

エンジンは1.5LディーゼルエンジンSKYACTIV-D 1.5」と2.0LガソリンエンジンSKYACTIV-G 2.0」の2種類が用意される。日本では販売当初は「SKYACTIV-D 1.5」のみの設定であったが、2017年7月27日からは「SKYACTIV-G 2.0」が新たに設定された。「SKYACTIV-G 2.0」搭載車が設定されるまでは、日本国内で乗用車として販売されている唯一のディーゼルエンジン専用車種であった。

メカニズム
日本仕様車では前述のとおり1.5Lディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 1.5」と、2.0Lガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.0」が設定されており、クリーンディーゼル車は4代目デミオの「XD」系グレードに搭載されているS5-DPTS型が、ガソリン車はPE-VPS型がそれぞれ搭載されるが、「PROACTIVE」系と「L Package」系のAT車にメーカーオプション設定されている減速エネルギー回生システム「i-ELOOP(アイ・イーループ)」を選択した場合、クリーンディーゼル車はS5-DPTR型、ガソリン車はPE-VPR型がそれぞれ搭載される。ガソリン車は「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得する。
グレード
グレードはガソリン車の「20S」とクリーンディーゼル車の「XD」があり、それぞれに、標準仕様・「PROACTIVE(プロアクティブ)」・「L Package」が用意されている。いずれのグレードにも、駆動方式は2WD(FF)と4WD(i-ACTIV AWD)が設定され、トランスミッションは6MT(SKYACTIV-MT、クリーンディーゼル車のみの設定)と6AT(SKYACTIV-DRIVE)が用意される。
  • 「20S」・「XD」はLEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム:オートレベリング[光軸調整]機構付)、G-Vectoring Control、18インチアルミホイール(切削加工)、7インチWXGAセンターディスプレイ、フルオートエアコン(花粉除去フィルター付)及び、「i-ACTIVSENCE(アイ・アクティブセンス)」の危険認知支援技術であるブラインド・スポット・モニタリング(BSM)&リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)、車線逸脱警報システム(LDWS)、ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)、衝突回避支援・被害軽減技術として、アドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンスドSCBS)&AT誤発進抑制技術[前進時](クリーンディーゼル・MT車はアドバンスドSCBSのみ)、スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)&AT誤発進抑制制御[後退時](クリーンディーゼル・MT車はSCBS Rのみ)、リアパーキングセンサー(センター/コーナー)を装備した標準グレード。4WD車は専用装備として、ヘッドランプウォッシャー、ヒーテッドドアミラー、リアフォグランプ、大型ウォッシャータンク&ウォッシャー液残量警告灯が追加され、リアの車名エンブレムの下にAWDオーナメントが装着される。
  • 「20S PROACTIVE」・「XD PROACTIVE」はアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(カラー)を追加し、フロントドアアームレストをレッドステッチ付の合成皮革・ダークレッド仕様に変更されるほか、「i-ACTIVSENCE」についても危険認知支援技術である交通標識認識システム(TSR)、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)、ドライバー・アテンション・アラート(DAA)を追加した上位グレード。なお、「XD PROACTIVE」は「20S PROACTIVE」ではオプション設定となる、「i-ACTIVSENCE」の運転支援技術であるマツダ・レーザー・クルーズ・コントロール(MRCC)と衝突回避支援・被害軽減技術であるスマート・ブレーキ・サポートが追加で装備される。
  • 「20S L Package」・「XD L Package」はLEDフロントフォグランプ、ステアリングヒーター、運転席10Wayパワーシート&シートメモリー(アクティブ・ドライビング・ディスプレイ連動)を追加した最上位グレード。「20S L Package」は「i-ACTIVSENCE」の運転支援技術であるマツダ・レーザー・クルーズ・コントロール(MRCC)と衝突回避支援・被害軽減技術であるスマート・ブレーキ・サポートが追加で装備される。

年表[編集]

  • 2014年
  • 2015年
    • 1月9日 - 「東京オートサロン2015 with NAPAC」に参考出品。日本国内で初公開された[3]
    • 2月27日 - 日本で公式発表し、同日より販売開始[4]
    • 10月26日 - タイ王国の生産拠点であるオートアライアンス(タイランド)で生産開始記念式典を実施。CX-3においては初の海外生産拠点となる[5]。尚、タイ生産分はタイをはじめとする東南アジア各国、オセアニアに輸出される。
    • 12月24日 - 一部改良[6]。従来は「イノベーションパッケージ」の一つとしてオプション設定されていた「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を標準装備化し、フロントドアガラスの厚みを増すことで車外騒音の室内への透過を抑えた。さらに、前後ダンパーの内部構造、フロントスタビライザーの構造、電動パワーステアリングの制御を改良したほか、エンジンのトルク応答を緻密にコントロールする「DE精密過給制御」を行い、軽負荷領域におけるアクセル操作に対するクルマの反応をよりダイレクトになるように設定した。内装では、「XD Touring L Package」において、パーフォレーションレザーや「ラックススエード」をシートに使用した黒革内装仕様を追加設定した。
  • 2016年
    • 5月27日 - 平成27年度JNCAP自動車アセスメントにおいて、同年度の最高得点で「新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を受賞[7]
    • 10月14日 - 商品改良モデル及び特別仕様車「XD Noble Brown」を発表(11月24日販売開始、販売開始に先駆けて発表日より予約開始)[8]
      • アクセラの2016年7月商品改良モデルで採用した「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」を全車に標準装備したほか、サスペンションや電動パワーステアリングのチューニングを行い、燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御することでノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を全車に標準装備。さらに、リフトゲートのガラスの板厚をアップし、遮音・吸音材の追加採用により、風騒音やロードノイズを抑制した。
      • 「XD」を除く全車に装備されている「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」を改良し、上部に走行環境情報、下部に車両情報を集約・区分するとともに、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化。併せて、メーター表示の字体を見直し、左右液晶ディスプレイを高コントラスト化した。一部グレードに標準装備又はオプション設定されている運転席10Wayパワーシート&シートメモリーにはシートポジションと連動してアクティブ・ドライビング・ディスプレイの角度や明るさ、ナビの表示設定などを登録できる機能を追加し、ステアリングホイールを新型に変更した。さらに、ドアロックに連動してドアミラーを自動格納・展開する機能を加え、一部グレードにはステアリングヒーターを採用した。
      • 安全装備では、歩行者の検知も可能にし、作動速度域を拡大した「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」を全車に標準装備し、後退時の衝突被害軽減をサポートする「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)」を一部グレードに新設定(標準装備又はメーカーセットオプション設定)した。
      • ボディカラーはグレー系の「メテオグレーマイカ」を「マシーングレープレミアムメタリック(オプションカラー)」に、青系の「ダイナミックブルーマイカ」を「エターナルブルーマイカ」に、オプション設定となるホワイト系の「クリスタルホワイトパールマイカ」を「スノーフレイクホワイトパールマイカ」にそれぞれ入れ替え、外観はLEDヘッドランプと18インチアルミホイールを「XD」にも装備した。
      • グレード体系が一部変更となり、「XD Touring」を「XD PROACTIVE」に、「XD Touring L Package」を「XD L Package」にそれぞれ改名した。
      • 特別仕様車「XD Noble Brown」は、「XD L Package」のAT車(i-ELOOP非装備仕様)をベースに、ブラウンを基調にグレーのアクセントと金属加飾を組み合わせ、シート素材に高級革のナッパレザーとセーレンのスエード調人工皮革「グランリュクス」を採用。アルミホイールは高輝度ダーク塗装を施した。ボディカラーは「チタニウムフラッシュマイカ」を除く7色が設定される。
    • 12月15日 - クロスオーバーSUV需要に対する車両供給体制強化のため、山口県防府市にある防府第1工場での生産を開始[9]
  • 2017年
    • 3月28日 - タイ自動車ジャーナリスト協会が主催する「タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞したことを発表した[10]
    • 6月2日 - 日本市場に導入されるガソリン車において、3つの走行モード(市街地・郊外・高速道路)で構成された国際的な試験方法であるWLTCモードの認可を取得したことを発表した[11]
    • 6月28日 - 一部改良並びにガソリン車の追加を発表(クリーンディーゼル車は翌6月29日販売開始、ガソリン車は翌6月29日より予約を開始し、7月27日に販売開始)[12]
      • デミオに続いて、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の標準装備化が行われ、既に標準装備済みのアドバンストSCBS、アダプティブ・LED・ヘッドライト(「PROACTIVE」系・「L Package」系に装備)に加え、従来はグレード別設定であった車線逸脱警報システム(LDWS)、SCBS R、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)、リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)、リアパーキングセンサー(センター/コーナー)を全車に拡大して標準装備化し、AT車にはAT誤発進抑制制御[前進時/後退時]を、「20S」と「XD」にはハイビーム・コントロール・システム(HBC)をそれぞれ標準装備した。
      • ボディカラーは従来の「ソウルレッドプレミアムメタリック(オプションカラー)」と入れ替えで、2代目CX-5設定色である「ソウルレッドクリスタルメタリック(オプションカラー)」を採用した。
      • 特別仕様車「XD Noble Brown」はベースグレードの改良を受けて継続販売し、新たにガソリン車の「20S Noble Brown」を追加設定した。

出典[編集]

  1. ^ a b “マツダ、ロサンゼルスオートショーにて新型コンパクトクロスオーバーSUV「マツダ CX-3」を世界初公開” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2014年10月28日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2014/201410/141028a.html 2015年2月28日閲覧。 
  2. ^ “マツダ、新型コンパクトクロスオーバーSUV「マツダ CX-3」を世界初公開” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2014年11月19日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2014/201411/141119a.html 2015年2月28日閲覧。 
  3. ^ “東京オートサロン2015に新型「マツダ CX-3」、新型「マツダ ロードスター」を参考出品” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2014年12月18日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2014/201412/141218a.html 2015年2月28日閲覧。 
  4. ^ “新型「マツダ CX-3」を発売” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2015年2月27日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2015/201502/150227b.html 2015年2月28日閲覧。 
  5. ^ “マツダ、タイで新型「CX-3」の生産開始記念式典を実施” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2015年10月26日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2015/201510/151026b.html 2016年12月17日閲覧。 
  6. ^ “「マツダ CX-3」を商品改良” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2015年12月24日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2015/201512/151224d.html 2015年12月24日閲覧。 
  7. ^ “「マツダ CX-3」、JNCAPファイブスター賞を平成27年度最高得点で受賞” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2016年5月27日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201605/160527a.html 2016年12月17日閲覧。 
  8. ^ “「マツダ CX-3」の商品改良車を発表” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2016年10月14日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201610/161014a.html 
  9. ^ “マツダ、防府工場で「CX-3」の生産を開始” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2016年12月16日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201612/161216a.html 2016年12月17日閲覧。 
  10. ^ “「CX-3」が「タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2017年3月28日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2017/201703/170328a.html 2017年6月27日閲覧。 
  11. ^ “「マツダ CX-3」がWLTCモード走行試験の認可を取得” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2017年6月2日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2017/201706/170602a.html 2017年6月27日閲覧。 
  12. ^ “「マツダ CX-3」にガソリンエンジン車を追加” (プレスリリース), マツダ株式会社, (2017年6月28日), http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2017/201706/170628a.html 2017年6月28日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]